世界の秀作アニメーションを一堂に集めた映画祭「世界の秀作アニメーション 2022 春編」の開催が決定。国内未公開作、限定公開作を含む海外アニメーションのラインアップ15作品が発表された。昨年秋にも開催され好評を博した本映画祭。今年は、戦争や紛争の悲惨さを独自の表現で描いたアニメーション『カブールのツバメ』『FUNAN フナン』『トゥルーノース』『ブレッドウィナー』『ジュゼップ戦場の画家』などを、いま見るべき作品としてセレクト。『FUNAN フナン』また、未公開作『ミューン 月の守護者の伝説/フランス語版』を先行公開、限定公開のみで劇場上映を切望されていた『浜辺のルイーズ』『明るいほうへ』などもラインナップ。『浜辺のルイーズ』『ミューン 月の守護者の伝説』には3種類のバージョンがあり、フランス語版(フランス語音声+日本語字幕版)では主人公の1人ソホーンの声をオマール・シーが担当、国際版(英語音声+日本語字幕版)は4月中旬より東京都写真美術館ホールにて公開、以降全国順次公開。日本語吹替え版(日本語音声+字幕なし)は大橋彩香(ミューン役)、小野友樹(ソホーン役)、武藤志織(グリム役)が主要キャストを務め、3月11日(金)19時より東京アニメーションアワードフェスティバルにて完成披露上映、4月中旬より東京都写真美術館ホールにて公開、以降全国順次公開が決定している。『ミューン 月の守護者の伝説』「世界の秀作アニメーション 2022 春編」は3月23日(水)~4月3日(日)東京都写真美術館1Fホールにて開催(※3月28日は休館のため休映)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホフマニアダ ホフマンの物語 2019年4月2日公開ロング・ウェイ・ノース地球のてっぺん 2019年9月7日より東京都写真美術館ほか全国にて順次公開© 2015 SACREBLEU PRODUCTIONS / MAYBE MOVIES / 2 MINUTES / FRANCE 3 CINEMA / NØRLUM / Riskit Inc.ブレッドウィナー 2019年12月20日よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開ウルフウォーカー 2020年10月30日よりYEBISU GARSEN CINEMAほか全国にて公開© WolfWalkers 2020マロナの幻想的な物語り 2020年8月29日より渋谷・ユーロスペースほか全国にて公開© Aparte Film, Sacrebleu Productions, Mind’s MeetFUNAN フナン 2020年12月25日よりYEBISU GARDEN CINEMA、シネ・リーブル池袋ほかにて公開Les Films d’Ici - Bac Cinéma - Lunanime - ithinkasia - WebSpider Productions - Epuar - Gaoshan - Amopix - Cinefeel 4 - Special Touch Studios © 2018ジュゼップ戦場の画家 2021年8月13日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©️Les Films d’Ici Méditerranée - France 3 Cinéma - Imagic Telecom - Les Films du Poisson Rouge - Lunanime - Promenons nous-dans les bois - Tchack - Les Fées Spéciales - In Efecto - Le Mémorial du Camp de Rivesaltes - Les Films d’Ici - Upside Films 2020CALAMITY カラミティ 2021年9月23日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2020 Maybe Movies ,Nørlum ,2 Minutes ,France 3 Cinémaトゥルーノース 2021年6月4日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2020 sumimasenシチリアを征服したクマ王国の物語 2022年1月14日より新宿武蔵野館・アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開©2019 PRIMA LINEA PRODUCTIONS - PATHÉ FILMS - FRANCE 3 CINÉMA - INDIGO FILM
2022年03月06日ワールドグループの(株)アルカスインターナショナルが展開するレディースブランド「クチュール ブローチ」は、アメリカのアニメーション「BETTY BOOP™️」をアイコンにしたルームウェアとバッグ発売します。春らしさ溢れる優しい色使いで「クチュール ブローチ」が得意とするリボン使いを随所にちりばめたデザインを取り揃えます。ぜひ「クチュール ブローチ」公式サイトでご覧下さい。オンラインストアはこちらから BETTY BOOP™️コラボ バッグ¥4,400(税込)キャンバス地を使用したハート型のバッグ。Betty Boop™️のロゴと、「Couture Brooch」のロゴが片面ずつプリントされたキャッチーなデザイン。アウトポケット付き。BETTY BOOP™️コラボワンピース¥8,250(税込)大小のハート総柄にレースとリボンが施されたネグリジェ。コットン100%の柔らかい肌触りで着心地が良く、前の中心部は生地が2枚重ねされていて、素肌の透け防止にも配慮。BETTY BOOP™️コラボ プリントTシャツ¥5,000「Couture Brooch」のリボンドレスを着た、7TEES(セブンティーズ)シリーズのヴィンテージテイストのBettyちゃんをフロントにプリント。ロングTシャツで、コットン100%のさらりとした素材で快適に。袖にフリルを施した「Couture Brooch」らしさ溢れるデザイン。BETTY BOOP™️コラボ プリントプルオーバー¥5,000(税込)Bettyちゃんの総柄のロングプルオーバーは、ベーシックな型でルームウェアにぴったり。同柄のショートパンツやロングパンツとのセットアップで着用でき、柔らかな肌触りで快適なお家時間を過ごせます。BETTY BOOP™️コラボ ショートパンツ¥5,000(税込)Bettyちゃんと「Couture Brooch」ロゴ総柄の裏毛ショートパンツ。ウエストのサテンリボンをポイントに、単品はもちろんルームウェアとして同柄トップスとセットアップでの着用もオススメです。BETTY BOOP™️コラボ ロングパンツ¥6,000(税込)ルームウェアとして同柄トップスとセットアップ可能な、Bettyちゃんと「Couture Brooch」ロゴ総柄の裏毛ロングパンツ。ウエストのサテンリボンでフェミニンに。『Charming Couture』チャーミングクチュールをKeywordに、女性が永遠に愛してやまない繊細な世界観を創造するブランド。上品でどこか懐かしさのあるアイテムをセレクト。自分らしさをさらにクラスアップしてくれるウエアとファッショングッズをメインに展開。身に着けるだけでやさしく、HAPPYな気分にさせてくれるスタイルを提案いたします。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月25日日本アニメーション株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:石川和子) の公式ECサイト「日本アニメーションオンラインショップ」(運営:東洋レコーディング株式会社)のリニューアルを実施いたしました。2022年2月4日(金)よりリニューアルオープンいたします。今回のサイトリニューアルにより、取り扱う作品やグッズを大幅に拡大しました。同サイトでは「ちびまる子ちゃん」・「ラスカル」・「うっかりペネロペ」・「コジコジ」・「ロミオの青い空」などの当社を代表する作品のキャラクターグッズの購入が可能になります。また今後は当社がライセンス管理を行う「未来少年コナン」・「ラブオールプレー」(2022年4月放送開始予定)等のアニメーションのグッズも取り扱っていく予定です。日本アニメーションオンラインショップ: ※「日本アニメーションオンラインショップ」のリニューアルに伴い、「RASCALSHOPオンライン」の営業は2022年3月31日(木)に終了いたします。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月04日不朽の名作「アンネの日記」を“空想の友達”キティーの視点で描くアニメーション『アンネ・フランクと旅する日記』より、場面写真が解禁された。アニメーション映画として初めてアカデミー賞〈外国語映画賞〉にノミネートされ、ゴールデングローブ賞を受賞した『戦場でワルツを』のアリ・フォルマンが監督した本作。「アンネの日記」を基にイマジネーションと遊び心に満ちた現代のパートを新たに創出、ふたりの少女の姿を等身大に瑞々しく描いていく。今回解禁された場面写真には、第二次世界大戦中のナチス・ドイツ占領下の中を生きるアンネ・フランクと、時空を超えて現代のアムステルダムにやってきたアンネの“空想の友達”キティーの姿が写し出されている。現代のキティーは、ライダースジャケットにキャップと今風の服を身にまとい、凍った川をスケートで走り滑る。学校で人気者のアンネは大勢のクラスメイトを引き連れて、まるでパレードのように街を歩く。アリ・フォルマン監督は、多くの戦争映画が用いる色彩設計とは真逆のことを試みたという。「現代のアムステルダムをモノクロームの色調で、アンネの目を通して見た過去は豊かでビビッド、そしてカラフルに描くこと。それがこの映画のガイドラインになった。僕らは制限することなく、色をたくさん使用した。とりわけ、アンネの空想や夢を表現するシーンはね」と本作の世界観の構築を明かす。ほかにも、アンネがペーターと隠れ家で過ごす様子や、ペーターと同じ名前を持つ少年と出会ったキティーが一緒に旅をする様子など、対照的な描写が切り取られている。また、ナチスが支配するおどろおどろしい街の様子もアニメーションだからこそできる表現手法。鎧をまとった悪の権化SS装甲集団の威圧感などは当時の人々の恐怖をそのまま体感させられる。少女たちの視点から綴られる物語は、いま世界で何が起きているかを大人たちが考える足がかりにもなることだろう。「すべての人が尊重される」という祈りにも似たアンネの願いに思いを馳せる、必見のアニメーションだ。『アンネ・フランクと旅する日記』は3月11日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンネ・フランクと旅する日記 2022年3月11日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© ANNE FRANK FONDS BASEL, SWITZERLAND
2022年01月19日11月5日(金)から、空港現地とオンラインのハイブリットで開催されている「第8回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」では、8日(月)、本年のコンペティション授賞式を新千歳空港ポルトムホールで行いました。94の国と地域から応募された2,243作品から、一次審査によって92作品がコンペティションに選出され、長編・短編アニメーションのグランプリを含む14の受賞作品を決定しました。コンペティション短編部門グランプリ作品『Easter Eggs』ニコラス ケペンズ(Nicolas Keppens)氏コンペティション短編部門グランプリは、ベルギーの作家 ニコラス ケペンズ(Nicolas Keppens)氏の『Easter Eggs』が受賞しました。国際審査員を務めた山村 浩二 氏は「選び抜いた色の構成で見せる画面は、絵としての美しさを保ちつつ、それが描かれたものであることを観客に意識させることで、批評的客観性を持って、映画と対峙させる力を持っている。情けない日常、取り立ててドラマを持たないようなささやかな出来事を、大変洗練された上品な演出とビジュアルによって、映画的な幻想のレベルに押し上げた。」と評しました。受賞について、ケペンズ氏はビデオメッセージで、自身の作品づくりに日本映画からの影響を大きく受けていることに触れ「新千歳空港国際アニメーション映画祭は本当に素晴らしい映画祭と聞いているので、次はぜひ直接伺いたい」とコメントしました。日本グランプリ『Replacements』ジョナサン ハガード(Jonathan Hagard)氏日本グランプリには、日本在住のジョナサン ハガード(Jonathan Hagard)氏の『Replacements』が受賞。この作品は360度映像で構成させるVR作品であり、本映画祭でVR作品がグランプリを受賞するのは初となります。これまで作品応募にGIF・VR作品の枠を設けてきた本映画祭ならではの授賞となり、新しいメディアによる新しい物語の語り方として評価されました。ジョナサン氏は制作背景について「祖母が住んでいたジャカルタの記憶をもとに、一時代を作品で残したかった。最初はVRで作るつもりはなかったが、一つの家族だけでなく風景や社会の移り変わりを描くにあたって、その全てが大切であり、作品に中心となるものを必要としない全天球のVRを使った。また、VRは自らがアクターとなって、時間旅行をすることもできる。」と語る本作 。国際審査員のシュ ゲンドウ(朱彦潼)氏は、「観客の位置は変わらないが、周りの環境は徐々に変化し、最終的に全部置き換えられる。作者は時代ごとの特徴をよく調べ、建物から小道具まで丁寧に描き、時代の変化や人々への影響をさりげなく示した。背景の変化によって、ここに住む家族や隣人たちは何を経験したのか、この国が何を経験したのか、常に連想させる。写実的なタッチで淡々とした日常、過去への郷愁、そして時代と対抗できない小さな個人であることの無力さを表した。」と述べました。コンペティション長編部門グランプリ『シチリアを征服したクマ王国の物語』ロレンツォ・マトッティ(Lorenzo Mattotti)氏コンペティション長編部門グランプリを受賞したのは、フランス・イタリアの作家、ロレンツォ・マトッティ(Lorenzo Mattotti)氏の『シチリアを征服したクマ王国の物語』です。“面白くて、悲しい”クマ王国の物語や、クマから人間に向けられるまなざしを通じて、多様な文化の中で他者を受け入れることの⼤切さを伝える本作について、審査員を務めたアニメーション作家 水江 未来 氏は、「私たちは一つの大きな物語の中を生きているわけではなく、一人一人に物語が独立していて、それらが交差して響き合って存在しているのだと思います。しかし、私たちが人類の歴史を振り返るとき、国ごとに集約された大きな一つの物語になってしまいます。私たちは、その集約された大きな物語を丁寧にほどきながら、そこに存在する物語の一本一本の糸を見出していくことで、多角的に歴史に向き合い、そして、初めて他者を理解することが出来るのだと思います。」と評しました。本作は、2022年1月より全国映画館にて順次公開を予定しています。審査員特別賞『幾多の北』山村 浩二 氏そして、審査員特別賞には、山村 浩二 氏による初の長編作品 『幾多の北』が選ばれました。「“長編”の重要な要素であるはずのストーリー性からの逸脱という挑戦が、その新しいあり方を提示している。」と審査員の細川 麻沙美氏から評されました。(ほか、各賞についての審査員によるコメント全文は、本映画祭の公式サイトでご覧いただけます)オンライン開催がスタート。「オンライン上映チケット」は、11月9日(火)より発売(〜19日まで)昨年に引き続き、空港実地・オンラインのハイブリット開催になった本映画祭。授賞式の総評で、審査委員長を務めた山村 浩二 氏は、限定的ではあるものの対面での作品審査や、劇場でプログラムを鑑賞することの素晴らしさを噛み締めながら「“物語”というキーワードが今改めて浮き上がってきているのではないか。物語は人それぞれ、さまざまなレベルで思い浮かべることであり、また私たちはなんらかの物語を必要としていて、届ける手段としてアニメーションは大変に有効だということを感じた。物語という時間軸をもった芸術であるからこその醍醐味を、色々な技法、アプローチで見せてもらった。光と影を通じて物語を考えさせた作品と作家にリスペクトを」と締めました。第8回新千歳空港国際アニメーション映画祭 授賞式本年映画祭のオンライン開催は2021年11月9日(火)から11月19日(金)まで、アワード受賞作を含むコンペティション ノミネート作品やこの4日間で開催された無料・有料トークライブの見逃し配信(アーカイブ)など、100以上のアニメーション作品やプログラムが視聴期間中見放題(一部は13日、14日で終了)となります。※長編作品・日本グランプリ作品を除きます詳細は、映画祭公式サイト( をご確認ください。※日本グランプリ『Replacements』は空港開催限定第8回 新千歳空港国際アニメーション映画祭 : 第8回新千歳空港国際アニメーション映画祭 受賞者一覧コンペティション短編部門グランプリ『Easter Eggs』/Nicolas Keppens/0:13:53/ベルギー<ストーリー>中華料理店はもぬけの殻。ピンさんもいない。エキゾチックな鳥の檻が大きく開いている。何が起こったのか誰も知らない。二人の友人、ジェイソンとケビンは、これは鳥を捕まえて大金で売る絶好のチャンスだと考える。しかし、それは、それほど簡単なことではない...。日本グランプリ[VR] 『Replacements』/Jonathan Hagard/0:12:00/日本<ストーリー>ジャワの家族とその近所を、日常的に観察する。世代を重ね、入れ替えを繰り返している様子が描かれていく。ルーツ、時間、変化についてのVRストーリー。新人賞 『The Fourth Wall』/Mahboobeh Kalaee/ 0:09:50/イラン<ストーリー>家、家族、関係、欲望、願い……すべてはキッチンに集約されている。吃音の少年はそこで一人、想像力を働かせて遊ぶ。『The Fourth Wall』Mahboobeh Kalaee審査員特別賞審査員特別賞(山村浩二)『Hide』/Daniel Gray/0:11:00/フランス審査員特別賞(岩井澤健治)『骨噛み』/矢野ほなみ/0:09:45/日本審査員特別賞(朱彦潼)『Steakhouse』/Špela Čadež0:09:30/スロベニア『Hide』『骨噛み』『Steakhouse』スペシャルメンション(山村 浩二)『Orders』『Orders』/Aleix Pitarch/0:29:46/スペイン<ストーリー>2004年4月、金曜日、ピークタイム。ここはアメリカのどこか。電話が鳴っている。電話の向こうの声が話す――「盗難の報告が入った」。ベストミュージックアニメーション賞『Czarodzielnica』/Klaudia Ptasińska/0:04:10/ポーランド<ストーリー>森の中の家に、生き生きしたダイナミックな自然が侵入し、静かな夜に不安な雰囲気をもたらす。月明かりは、家族の秘密を照らすのか?コンペティション長編部門グランプリ 『シチリアを征服したクマ王国の物語』/ロレンツォ・マトッティ/1:21:48/フランス、イタリア<ストーリー>とおいむかしのこと、いただきが氷でとざされた高い山に住むクマたちの王レオンスの息子トニオがハンター達によって捕えられてしまう。王は我が子を救出するべく、厳しい冬の飢えと寒さからクマ達を引き連れ、人間が住む平地を目指し山を降りていく。行く手に待ち受けるのは残忍な大公や、化け猫、人食い⻤。ゆうれいもいれば魔法使いもいる。突き進むレオンス王は戦いの末、その国の王として、クマと人間が共存する太平の世を迎えた。クマと人間の共存はやがて――。(2022年1月14日、全国順次公開)審査員特別賞 『幾多の北』山村浩二/1:04:00/日本、フランス<ストーリー>北はどこの北も淋しい 此処はどこも北なのだ これから話すのは、私が北で出会った人々の記録だ ただ記憶は断片的で、まったく要領を得ない 今はこれが徒労ではないかと焦り始めている 胸の鈍い痛みが 少しずつ形を変えては 時折世界の実存を認識させられる学生部門学生グランプリ『Butterfly Jam』/Shih-Yen Huang/0:06:19/フランス、台湾<ストーリー>若い女性が、父親について、そして父親が世話をしなかったペットとの関係を語る。家族がバラバラになっていくなか、動物たちは次々と死んでいく。『Butterfly Jam』Shih-Yen Huang審査員特別賞『Love is Just a Death Away』/Bára Anna Stejskalová/0:11:30/チェコ共和国<ストーリー>朽ち果てた土地でも愛を見つけることができることについての、優しい物語。『Love is Just a Death Away』Bára Anna Stejskalováキッズ賞『クツの中の石』『クツの中の石』/Eric Montchaud0:11:30/フランス観客賞『Two Sisters』『Two Sisters』/Anna Budanova/0:14:10/フランス他各賞サッポロビール賞 『わたしのトーチカ』/ 石舘 波子 / 0:14:57 /日本DNP 大日本印刷賞 『古代戦殻ジェノサイダー第22話OPED次回予告(再放送)+CM集』/細川 晃佑 / 0:05:20/日本北洋銀行賞 『或る日 (2020, 2021)』/大前 奨平/0:00:38/日本、ポルトガル北海道銀行賞 『骨噛み』/矢野ほなみ/0:09:45/日本北海道コカ・コーラ賞『駐車場でアメを食べたね』/関口 和希/0:06:15/日本外務大臣賞 『Flowing Home』/Sandra Desmazieres/0:14:25/フランス、カナダ北海道知事賞 『おうふくにくふうお』/阿部 優花/0:04:00/日本観光庁長官賞 『はやく学校に戻りたい』/Angel David Hurtado Orozco/0:04:05/コロンビア新千歳空港賞 『Statues Game』/Hong Xiao/0:05:03/中国 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年11月09日コピーライツアジア株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:島 哲雄)は、2021年9月20日より、パディントンのアニメーションシリーズ日本語版を、動画配信サービスへ配給する事を決定いたしました。パディントン メイン1956年にイギリスの作家、マイケル・ボンド氏によって、児童文学として生み出された「くまのパディントン」。60年以上にわたり、世界中100か国以上の国々で読み継がれ、愛され続けています。日本でも、小説や絵本の出版、映画、かわいらしいグッズの展開等で、多くの方々に親しまれてきました。2020年には、新しくテレビアニメーションのシリーズが始まり、アメリカやイギリス他、世界各国で展開され、大きな話題となっています。そして今回、このアニメーションシリーズの日本語版を日本国内で配信することが決定いたしました。世界中の皆様に愛されている「パディントン」のアニメーションシリーズを、ご家族皆様でお楽しみください。<作品名>「パディントンのぼうけん」<配信スケジュール>2021年9月20日(月)より順次配信開始<動画配信サービス>Amazon Prime Video、FODプレミアム、GYAO!ストア、Google Play、クランクイン!ビデオ、J:COM、TSUTAYA TV、DMM.com、Netflix、ひかりTV、ビデオマーケット、VIDEX.jp、Hulu、music.jp、ムービーフルplus、U-NEXT、Rakuten TV他 (五十音順)<主役キャスト>パディントン役 羽多野 渉<権利表記>(C) MARMALADE FILMS LIMITED - MASCARET FILMS SAS 2019. Paddington Bear(TM), Paddington(TM) and PB(TM) are trademarks of Paddington and Company Limited. 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月01日日本の7つのアニメーションスタジオが、「スター・ウォーズ」シリーズの新しいオリジナル短編アニメーション集「スター・ウォーズ:ビジョンズ」に参加。9月22日よりDisney+(ディズニープラス)にて独占配信されることが、特別映像とともに北米最大のアニメイベント「AnimeExpo2021」にて発表された。「スター・ウォーズ:ビジョンズ」は“STAR WARSのルーツ”と呼ばれる日本との新たな共同プロジェクト。「スター・ウォーズ」“生みの親”であるジョージ・ルーカスは、日本の神話や黒澤明監督の映画作品をはじめ日本文化から影響を受けたことを公言、その影響は現在の全ての作品にも注がれ、「スター・ウォーズ」が描くテーマやストーリー、キャラクターなどには日本文化との繋がりが脈々と受け継がれている。今回は、そんな「スター・ウォーズ」が日本のアニメーションスタジオとタッグを組み、日本のアニメクリエイターたちならではの”ビジョン”を通して描くオリジナル短編アニメーションを制作する。参加するのは、テレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズのオープニング映像やテレビアニメ「ポプテピピック」、映画『ニンジャバットマン』が世界的にも高く評価された「神風動画」。「メイドインアビス」「少女・ 歌劇 レヴュースタァライト」「盾の勇者の成り上がり」と次々に話題作のアニメーションを制作する「キネマシトラス」。映画『夜明け告げるルーのうた』やテレビアニメ「映像研には手を出すな!」など世界から高く評価されている「サイエンスSARU」。「ゴールデンカムイ」「刻刻」など話題作を制作する、2015年設立の新進気鋭スタジオ「ジェノスタジオ」。第42回日本アカデミー賞長編アニメーション作品賞を受賞した映画『ペンギン・ハイウェイ』などを生んだ「スタジオコロリド」。テレビアニメ「キルラキル」や映画『プロメア』など、日本のみならず海外のファンからも熱狂的に支持されている「TRIGGER(トリガー)」。「攻殻機動隊」シリーズや「テニスの王子様」シリーズ、「PSYCHO-PASS サイコパ ス」シリーズ、「ハイキュー!!」「東のエデン」などで高く評価されている「プロダクションIG」。「スター・ウォーズ」の大ファンを要する7つの日本のアニメスタジオは、それぞれの“ビジョン”で全9作の新たな銀河の物語を紡いでいく。「スター・ウォーズ:ビジョンズ」は9月22日(水)よりDisney+(ディズニープラス)にて独占配信開始。(text:cinemacafe.net)
2021年07月04日ディズニー・アニメーション短編アニメーション映画『あの頃をもう一度』が、2021年3月5日(金)の『ラーヤと龍の王国』公開に合わせて、同時上映される。5年ぶりの新作は、感動のダンスファンタジーディズニー・アニメーション・スタジオ制作の劇場用短編映画として、『インナー・ワーキング』(『モアナと伝説の海』と同時上映)以来5年ぶりの新作となる『あの頃をもう一度』。ファン待望となる物語は、若者でにぎわう都会の街を舞台に、一組の老夫婦がダンスや音楽を通し人生の喜びや輝きを表現する、感動のダンスファンタジーだ。不思議な雨に導かれるようにして、街でダンスを楽しむ二人は、やがてその喜びが彼らを若い頃の姿へと変えていく――。雨に濡れる幻想的な街を背景に迎える、2人の結末とは…?!『ベイマックス』のザック・パリッシュが監督に監督は、『ベイマックス』でヘッド・オブ・アニメーションを務めた、ザック・パリッシュ。また物語をリードする夫婦のダンスパフォーマンスは、BTSの振り付けをはじめ、数々の受賞歴を持つ夫婦ダンサーのケオネ&マドリッドが担当する。【詳細】『あの頃をもう一度』公開日:2021年3月5日(金)『ラーヤと龍の王国』と同時上映。※ディズニープラスでの配信開始は、6月を予定。監督: ザック・パリッシュ製作:ブラッド・シモンセン制作指揮監督:ジェニファー・リー配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン© 2021 Disney. All Rights Reserved.
2021年02月26日井上雄彦の名作「SLAM DUNK」がアニメーション映画化されることが決定した。1990年42号から1996年27号まで、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載された、高校バスケを題材にした漫画「SLAM DUNK」。国内におけるシリーズ累計発行部数は1億2000万部以上となり、手に汗握る試合の描写やバスケットボールに青春を懸ける登場人物たちが中高生の共感を呼び、圧倒的な支持を受けた。1993年にはTVアニメ化、またゲームなども制作され、いまもなお人気を博している。そんな本作が、今回アニメーション映画化されることが決定。井上さんは自身のTwitterにて「映画になります!」と伝えている。なお、映画化に関する詳しい情報はまだ明らかになっていないが、“新しいアニメーション映画”を製作中とのこと。ティザーサイトと公式ツイッターがオープンしている。(cinemacafe.net)■関連作品:SLAM DUNK スラムダンク
2021年01月07日アニメーション映画『AKIRA』が、2020年12月4日(金)より全国7箇所の「ドルビーシネマ」対応映画館で劇場公開される。大友克洋の名作漫画/アニメーション『AKIRA』1982年から1990年にかけて『週刊ヤングマガジン』に連載された『AKIRA』は、大友克洋によるSF漫画の金字塔。新型爆弾によって消滅した東京に変わる日本の新首都として繁栄を極めた「ネオ東京」を舞台に、暴走族のリーダーで自称“健康優良不良少年”の主人公・金田と、事故をきっかけに目覚めた超能力で破壊の限りを尽くすもう一人の主人公・鉄雄、そして物語の核となる超能力者の少年・アキラを中心に巻き起こる壮大な物語を描いた、SF漫画の金字塔だ。これを原作に大友が自ら監督ししたのが、原作における3巻前後までの展開の後に独自の結末へと続く(※当時未だ原作が完結していなかったため)アニメーション映画『AKIRA』(1988)。当時の日本映画としては異例の総制作費10億円という巨額が投じられた同作は、大友自らが描いた絵コンテをベースに、原作の世界観を表現するための様々なこだわりが詰め込まれており、公開から30年が経った今でも多くのファンを持つ名作アニメーションとして知られている。全国7箇所の「ドルビーシネマ」で劇場公開作品の舞台となった2020年が間も無く終わりつつある年の瀬、この伝説的なアニメーション映画が最新のシアターシステム「ドルビーシネマ」(※1)で劇場に復活。上映に当たっては、マスターポジフィルムから4Kスキャンされた映像を「ドルビービジョン」HDR映像にリマスターすることで、これまでは表現が不可能だったコントラスト・輝度・色域でその映像を再構築。従来のフォーマットでは、潰れてしまっていた明るい光や暗部の深いディテールが表現されているという。予測不可能なストーリー展開、大友の原作を再現すべく綿密に描きこまれた各カット、後世に語り継がれるダイナミックな演出とアクションシーンを、最先端の映画上映システムで堪能出来る。※1「ドルビーシネマ」とは映画館やPC、ゲーム向けにオーディオテクノロジーを開発するドルビーラボラトリーズ社が開発した「ドルビーシネマ」は、最先端の映像技術「ドルビービジョン(Dolby Vision)」と、立体音響技術「ドルビーアトモス(Dolby Atmos)」を駆使することで、これまでにない高品質の没入感映画鑑賞が体験出来るシアターシステム。この2つの技術を最大限に活かすために、劇場内からはスクリーン以外の要素を可能な限り排除しており、映画への高い没入感が楽しめるという。上映情報アニメーション映画『AKIRA』ドルビーシネマ公開日:2020年12月4日(金)原作・監督:大友克洋上映劇場:・[東京都]丸ノ内ピカデリー・[神奈川県]T・ジョイ横浜・[埼玉県]MOVIX さいたま・[愛知県]ミッドランドスクエアシネマ・[京都府]MOVIX 京都・[大阪府]梅田ブルク 7・[福岡県]T・ジョイ博多©1988 マッシュルーム/アキラ製作委員会Dolby、ドルビー、Dolby Atmos、Dolby Cinema、Dolby Vision、およびダブル D 記号は、アメリカ合衆国と/またはその 他の国におけるドルビーラボラトリーズの商標または登録商標です。
2020年11月21日野間児童文芸賞を受賞した柏葉幸子の「岬のマヨイガ」がアニメーション映画化決定。ティザービジュアルとティザーPVも公開された。居場所を失った17歳の少女。彼女が辿り着いたのは、どこか懐かしさと共に温かみを感じさせる、海の見える古民家“マヨイガ”。それは、“訪れた人をもてなす家”という、岩手県に伝わるふしぎな伝説。血のつながりがない新しい家族たちとのふしぎだけどあたたかい共同生活が、新しい居場所“岬のマヨイガ”でいま始まる――。本作は、「モンスター・ホテル」シリーズや「ファンファン・ファーマシィー」の柏葉さんが、2016年に野間児童文芸賞を受賞した小説を、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の吉田玲子が脚本を担当し、「サクラダリセット」の川面真也が監督を務め映画化。「はたらく細胞」などを手掛ける「david production」が制作を担当する。公開されたPVでは、物語の舞台・岩手の緑豊かな自然や古民家、凛とした表情の少女、そして3足の靴が映し出されていく。なお、ナレーションは岩手県出身のフジテレビアナウンサー・久慈暁子が担当した。同時に到着した海と緑のコントラストが美しいティザービジュアルには、岬にひとり佇む少女とともに、「子狐岬、4SLDK、平屋一戸建て」と、ここから始まる少女のふしぎな新生活に期待高まるコピーが添えられている。原作者の柏葉さんは「遠野物語のマヨイガは、山で道に迷った人をマヨイガが幸せにするというお話です。本家のマヨイガのように、『岬のマヨイガ』も、出会った人を幸せにしてくれるはずです。明るい幸せな思いで心が満たされる。そんな素敵なアニメーション映画にしてくださると確信し、感謝しております」とコメント。川面監督は「おいしいごはんと、隣にいる人の笑顔。いい香りのお茶と、楽しい会話。家族という言葉に縛られない、あたたかなつながり。『岬のマヨイガ』はその心地よさを必要とする人たちが出会う家です。疲弊した心に弾力をつけて、自立へと踏み出す場所です。ぜひ劇場で柔らかな風景と音楽に包まれて、彼女たちと一緒にマヨイガへと足を踏み入れてみてください」とメッセージを寄せ、脚本の吉田さんは「迷いながらも、ここから始めたい……ここに戻ってきたいと思える、家のような作品になればと思っております」と語っている。『岬のマヨイガ』は2021年公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:岬のマヨイガ 2021年公開予定Ⓒ柏葉幸子・講談社/2021「岬のマヨイガ」製作委員会
2020年11月05日高畑勲監督が称賛し、フランスでの劇場公開から3年越しで昨年、日本でも公開された傑作アニメーション『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』のBlu-ray&DVDが12月2日(水)よりリリースされることが決定した。本作は、19世紀のロシアを舞台に、貴族の子女サーシャが行方不明の祖父を探すため、北極圏を目指す冒険物語。アヌシー国際アニメーション映画祭にて観客賞、TAAF(東京アニメアワードフェスティバル)でグランプリほか、国際的なアワードで多数の賞を受賞し、各界の著名人が称賛した注目作だ。本作の視覚的な世界観は時間をかけてつくられたそうで、レミ・シャイエ監督の絵は本来かなり写実的だが、アニメーションの制約に応えるべく単純化させる必要があったため、監督は人物の感情描写に注力することにし、あえて衣服のシワやボタン、靴紐といった多くの線を無くし単純化を極めた。また、船やそりといった乗り物はCGでモデリングしてからベタ塗り、そのほかに関しても、デッサン画家が描いた線をアニメーターがベタ塗りして描き直し、単色ベタ塗りにするという手法を採用。彼らはパソコン上で作業したため、監督は“本作は、ペーパーゼロの作品だ”と紹介している。そしてこだわりは登場する船にもあり、本作で象徴的に描かれている、サーシャが乗り込むノルゲ号の外観に関してはいくつもの案が次々と出された。監督はまず、シャクルトンのエンデュアランス号での遠征を撮影したフランク・ハーレイの写真を参考にしたが、アニメ化するには人数が多すぎる問題が。そこで船好きのアニメーターに声をかけ、スウェーデンのトレ・クロノール号の図面から蒸気推進を搭載したマストが2本の帆船を思いついたのだという。さらに、劇中の多くの音源が実際のルクーブランス号の船上で収録。船員の様々な日常の動作、所作を撮影し、本作の音の世界観を形成するに役立つ音源(ドアの開閉や揚げ板に響く音、船体やロープの軋む音、帆が立てるバタバタとそよぐ音など)を収録と、こだわりがたくさん詰まった作品となっている。『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』Blu-ray&DVDは12月2日(水)リリース、DVDレンタル同時開始。(cinemacafe.net)■関連作品:ロング・ウェイ・ノース地球のてっぺん 2019年9月7日より東京都写真美術館ほか全国にて順次公開© 2015 SACREBLEU PRODUCTIONS / MAYBE MOVIES / 2 MINUTES / FRANCE 3 CINEMA / NØRLUM / Riskit Inc.
2020年09月18日ここ数年、ハリウッド以外の海外長編アニメーションの公開が相次いでいる。昨年は『失くした体』や『ディリリとパリの時間旅行』などのヨーロッパ、『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)』や『幸福路のチー』などのアジアの作品などが公開され、いずれもそのクオリティの高さが話題に。それぞれに独特の作風を持ち、しっかりとファンの心を掴みながらヒット作を生み出している。そして今秋も、アカデミー賞常連のカートゥーン・サルーン『ウルフウォーカー』や、スタジオライカのストップモーション・アニメ『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』などの注目作が続々公開される。『マロナの幻想的な物語り』『ロング・ウェイ・ノース地球のてっぺん』(2015)のプロデューサー、ロン・ディエンスがルーマニアの女性監督アンカ・ダミアンとタッグを組んだ、愛とアートがいっぱい詰まった“ワンコ・アニメーション”。“幸せはほんのちっぽけなこととるに足らないことひと皿のミルク昼寝骨をかくす場所そして、大切な人との時間-”。自分にとって、ともすると忘れがちな大事なことをハート型の鼻を持つミックス犬・マロナの生涯を通じて再認識させてくれる作品。ユーロスペースほか全国にて順次公開中。『新しい街 ヴィル・ヌーヴ』短編小説の名手レイモンド・カーヴァーの名作短編『シェフの家』から影響を受け作られた、誰も見たことのない全編墨絵の長編ポエティック・アニメーション。元夫婦の男女――過去に縛られた男と未来を見つめる女――が辿る、挫折と再生の物語を語る。全編が墨絵の手描きで描かれた美しく私的な映像は、劇中での印象的な詩の朗読と絡み合い、個人の小さな運命と独立国家の運命とを共鳴させていく。シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。『ウルフウォーカー』製作した長編全てがアカデミー賞にノミネート、新作を公開するたびに観客を夢中にさせ、虜にしてきたアニメーションスタジオ「カートゥーン・サルーン」が放つ最新作。これまでもアイルランドの歴史や神話を題材に、創造性あふれる作品世界を色彩豊かな2Dアニメーションで作り上げており、『ブレンダンとケルズの秘密』(09)、『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』(14)に続くケルト三部作の完結編ともいうべき作品。早くもアカデミー長編アニメ映画賞最有力候補とも目されている。今秋、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』『コララインとボタンの魔女』『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』などを生み出し、ストップモーション・アニメとして史上初のゴールデン・グローブ賞アニメーション映画賞を受賞した「スタジオライカ」の最新作。自分勝手で風変わりな英国紳士が、もっと変わった生きた化石を“秘密の相棒”にして、人類のミッシング・リンク(失われた環)の謎に迫る冒険物語。11月13日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒 2020年11月13日より新宿バルト9ほか全国にて公開©2019 SHANGRILA FILMS LLC. All Rights Reservedウルフウォーカー 2020年秋、YEBISU GARSEN CINEMAほか全国にて公開© WolfWalkers 2020
2020年09月14日11月13日(金)に公開されるアニメーション映画『日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ-』の本予告が公開された。小松左京の大ヒット小説『日本沈没』を初めてアニメ化し、突然の大震災に襲われる日本の姿を描いた本作。『夜は短し歩けよ乙女』『DEVILMAN crybaby』で知られる湯浅政明監督が挑んだ『日本沈没2020』は今年7月にNetflixで配信され、世間の注目を浴びた。配信版では、“国が失われゆく人々のアイデンティティ”という1973年に刊行された原作のテーマを残しながらも、2020年現在の日本を舞台に、ごく普通の家族の目線で未曾有の事態を描く設定を採用。アニメならではのファンタジー性と冷静な視点を交えた本作は、コロナ禍の今にも繋がる内容で連日更新される国内視聴ランキングのNo.1を記録した。そして、全10話の配信版のストーリーを湯浅監督の手による編集で再構築し、1本の映画作品にテーマを凝縮して描き出した『日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ-』が11月13日に公開される。配信版の予告では、大災害に巻き込まれる主人公の武藤家を中心としたサバイバルが描かれていたが、劇場編集版の公開に向けて新たに編集された今回の予告では、湯浅監督が本作を通じて真に描きたかったという“祖国が沈んだ後の日本人の心”というテーマを凝縮した映像となっている。日本が沈んだ後の物語に焦点を当て、前半では危機に直面した衝撃的な日本の姿や、目を覆いたくなる“恐怖と脅威”の数々を目の当たりに。後半にかけては一転、絶望的な状況の中、それでも立ち上がり、再生に向かって進もうとする人々の姿から“生きる”という力強いメッセージが伝わってくる。配信時、ハードな内容ゆえにSNSを中心に議論が巻き起こった本作。今回の予告の中にも視聴者の様々なコメントがちりばめられ、最後に「貴方はこの作品をどう受け止めるか?自分の目で確かめて欲しい」と問いかけてくる。湯浅監督が「意図した所へたどり着かない視聴者の方も多く見受けられました」と語る『日本沈没2020』の劇場編集版を自身の目で確かめてほしい。『日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ-』本予告『日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ-』11月13日(金)全国ロードショー
2020年08月27日ウィル・スミスが主演し、「スパイダーマン」シリーズのトム・ホランドが共演したデンジェラス・スパイ・アクション・アニメーション『スパイ in デンジャー』(原題:Spies In Disguise)が日本でも公開されることが決定した。どんな危険なミッションもクールにこなす世界最強で、最高にスタイリッシュなスパイのランス・スターリング。彼は、ある任務で押収した最新鋭の武器を横流ししたという汚名を着せられ、情報局から追われることに。真相を追ううちにランスは、世界の平和を脅かす恐ろしい陰謀を知る。この緊急事態に同じく情報局をクビになったばかりの若き発明家ウォルター・ベケットを頼り、彼が開発した“透明になる薬”を飲むのだが、手違いでランスはハトの姿に変身してしまう…。昨年12月に全米公開を迎えた本作は、ルーカス・マーテルによる「ピジョン・インポッシブル」を原案とした映画。本作が長編映画監督デビューとなるトロイ・クアネ、ニック・ブルーノが監督を務めた。本作には、豪華キャストたちが声の出演をしており、数々の危機に立ち向かい超難関ミッションに挑む世界トップクラスのスパイ、ランス・スターリングをウィルが演じ、さらに本作のストーリーやキャラクター設定など、企画段階から参加。そして、ランスとタッグを組むこととなる若き発明家、ウォルター役を『スパイダーマン』『アベンジャーズ』シリーズなどでスパイダーマンを演じたトムが声をあてる。ウォルターはスパイには欠かせないガジェットの数々を開発するが、奇抜なアイディアが時にランスを困惑させることも…。ほかにも、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのネビュラ役などで知られるカレン・ギラン、『ダークナイト ライジング』『キャプテン・マーベル』のベン・メンデルソーン、「HEROES」シリーズなどのマシ・オカらが本作を一層盛り上げる。『スパイ in デンジャー』は5月22日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2020年02月18日第92回アカデミー賞授賞式が2月10日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、長編アニメーション映画賞はディズニー/ピクサー作品の『トイ・ストーリー4』が受賞した。SNS上では「大人が楽しめる」「今までより深い」と話題となった本作。シリーズ史上初の手作りおもちゃ“フォーキー”の登場や、ウッディのかつての仲間で陶器人形のおもちゃボー・ピープが『トイ・ストーリー2』以来の再登場となったこと、バイクスタントマンのおもちゃ、デューク・カブーンの声をキアヌ・リーブスが務めたことも話題となった。壇上に上がったジョシュ・クーリー監督は、「本当に感謝しています。光栄です。家族こどもたちにこの賞を捧げたいと思います」と喜びをコメント。前哨戦で注目されていたNetflix作品『クロース』や『失した体』、「スタジオライカ」のストップモーションアニメ『Missing Link』(原題)、人気シリーズの完結編『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』という強力なライバルを抑えての受賞となった。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トイ・ストーリー4 2019年7月12日より全国にて公開©2018 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2020年02月10日アニメーション映画『二ノ国』が先週末から公開をスタートした。本作は『レイトン』シリーズなどを手がける日野晃博、スタジオジブリ出身の百瀬義行監督、日本を代表する音楽家のひとり久石譲がタッグを組んだ大作で、現実(一ノ国)と魔法の世界“二ノ国”の間を行き来しながら壮大な冒険が描かれる。かつて『二の国』と題したゲームソフトが発売され人気を博したが、ゲームを手がけた日野、百瀬、久石が再び集結して完全オリジナルの物語を描いたのが映画『二ノ国』だ。同じ高校に通うユウと、ハル、そしてハルの恋人でもあるコトナは親友として穏やかな日々を送っていたが、ある日、ユウとハルは現実ではない不思議な世界“二ノ国”に迷いこみ、そこでコトナにそっくりのアーシャ姫に出会う。どうやら、一ノ国と二ノ国の間には不思議な関係があり、どちらかで尽きてしまうはずの命を救うと、もう一方の世界が代償を支払うことになるという。そこでふたりはアーシャ姫に呪いがかけられていることを知る。もし、アーシャ姫を助ければ、一ノ国のコトナが代償として命を失うことになるだろう。姫に惹かれたユウと、恋人を守りたいハルは対立する。親友だったふたりが下した決断とは?本作で製作総指揮と原案、脚本を手がけた日野が率いるレベルファイブは『妖怪ウォッチ』『イナズマイレブン』『ダンボール戦機』などゲーム、アニメ、コミックなどを多角的に計画・展開して、作品をより深く、長く楽しめるように活動しているスタジオだが、今回の映画はゲームと同時期に計画されたものではなく、本作のために改めて執筆された物語を描いている。そこで描かれるのは、剣や魔法、愛らしい生き物が登場し、息をのむほど美しい世界が広がるファンタジックな世界だが、主人公たちは現実の世界(一ノ国)との間を行き来することで、“遠い世界の危機”ではなく、自分たちにとって切実な問題や試練に立ち向かうことになる。幅広い年齢層が楽しめるように創作しつつ、絵空事ではないメッセージを盛り込む……レベルファイブがこれまで手がけてきたゲーム、アニメと同様の魅力が本作にもつまっている。なお、山崎賢人が主人公ユウの声を演じるほか、新田真剣佑、永野芽郁、ムロツヨシ、伊武雅刀、宮野真守、津田健次郎、坂本真綾、梶裕貴、山寺宏一ら豪華キャストが集結しているのも注目だ。『二ノ国』公開中
2019年08月26日数多くの革新的な作品を発表し、日本のアニメーションに多大なる影響を与えたアニメーション監督・高畑勲。その高畑初の回顧展『高畑勲展―日本のアニメーションに遺したもの』が、7月2日(火)から10月6日(日)まで、東京国立近代美術館で開催される。アクションやファンタジーではなく、日常生活に寄り添った、豊かな人間ドラマとしてのアニメーションを確立した高畑。本展では、半世紀を超える高畑の創作の秘密を、その演出術に着目し4つの章から紐解いていく。【チケット情報はこちら】まず第1章は「出発点:アニメーション映画への情熱」。ここで注目すべきは、初の演出(監督)作品となった『太陽の王子 ホルスの大冒険』だろう。高畑は絵を描かないアニメーション監督であり、作画監督や脚本家など、各スタッフと対話を重ねることで、これまでにない作品世界を構築。それは登場人物の香盤表や作画担当表といった、高畑による緻密な資料群からも伺うことが出来る。また本章には、遺作となった『かぐや姫の物語』に通じる貴重な資料「ぼくらのかぐや姫」も展示。第2章は「日常生活のよろこび:アニメーションの新たな表現領域を開拓」。ここでは子供を主人公に、子供が楽しめる作品づくりを目指した高畑の、テレビの名作シリーズを中心に紹介する。『アルプスの少女ハイジ』では、かの有名なオープニング映像のラフ原画を展示。現地をロケハンし描かれたという、美しい背景美術にも目を奪われる。また宮崎駿が手がけた『パンダコパンダ』のレイアウトは、本展開催直前に発見された非常に貴重なものだ。第3章「日本文化への眼差し:過去と現在との対話」では、『火垂るの墓』や『平成狸合戦ぽんぽこ』などが登場。大阪を舞台にした『じゃりン子チエ』以降、日本の風土や庶民の生活を、リアリティーをもって描くことに情熱を注いでいった高畑。膨大なイメージボードや背景などから、その強い想いを感じることが出来る。最後の第4章「スケッチの躍動:新たなアニメーションへの挑戦」では、水彩画風という新たなアニメーション表現を摸索した、高畑の飽くなき探求心に驚かされる。特に完成まで8年を要した『かぐや姫の物語』では、線画による1枚1枚の原画が、残像効果までも計算して描かれているというから、さらに驚きだ。また高畑はかつて、ジャック・プレヴェールの詩を翻訳、それに奈良美智が絵をつけた詩画集『鳥への挨拶』を発表。本展にはその詩画集が出力された色校正用の紙の上から、奈良が新たにドローイングを加えたオリジナル作品、≪鳥への挨拶≫24点も出品されている。取材・文:野上瑠美子
2019年07月05日「第42回日本アカデミー賞」授賞式が3月1日(金)に開催され、『未来のミライ』が最優秀アニメーション作品賞に輝いた。この日、細田守監督の姿はなかったが、齋藤優一郎プロデューサーと声優を務めた上白石萌歌、黒木華、役所広司が壇上にあがり、受賞の喜びを分かち合っていた。優秀アニメーション作品賞には、そのほか、『ドラゴンボール超(スーパー) ブロリー』、『ペンギン・ハイウェイ』、『名探偵コナン ゼロの執行人』、『若おかみは小学生!』と、様々なジャンルの作品がひしめき合っていた。『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』などを手掛けた細田監督による本作は、4歳の甘えん坊の男の子・くんちゃん(上白石さん)が、未来からやってきたセーラー服姿の少女・ミライちゃん(黒木さん)とともに、時空を超え、家族のルーツに出会う不思議な旅が描かれた。齋藤Pは、「小さな4歳の男の子を主人公にした映画、というチャレンジングな作品でした。新しいチャレンジに一緒に挑戦していただいた、ここにいらっしゃる才能あふれる役者の皆さん、優秀なスタッフのみんな、改めて心から感謝したいと思います」と、深々とお辞儀をした。感激の表情で立っていた上白石さんは、「すごくびっくりしています。私の中で大事な存在の作品なんです」と鼻をすすりながら感想を伝えた。初めての声優のチャレンジとなったが、上白石さんは「初めてで4歳の男の子という大きな壁があったんですけど、自分のすべてを、命を吹き込めた大切な作品が、こんな名誉ある賞をいただけたことがすごくうれしく思います」と、愛を込めて細田監督へのお祝いの言葉に変えていた。黒木さんは、「細田さんと仕事をするたびに、いろいろな世界に連れて行ってもらえて、自分自身ワクワクします。今回、この映画と自分の未来にも思いを馳せました。こんなかわいいお兄ちゃん(上白石さん)と檀上に立てることが、すごくうれしいです」と上白石さんに向けて微笑んでいた。(cinamacafe.net)■関連作品:未来のミライ 2018年7月20日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018 スタジオ地図
2019年03月01日「東映アニメーションミュージアム」が、2018年7月28日(土)より東京・練馬区にオープンする。「東映アニメーションミュージアム」は、2014年9月に惜しまれながら休館となった「東映アニメーションギャラリー」をリニューアルした新施設。施設内には、作品の詳細な情報や映像が流れる巨大なタッチモニターや、作品の原画やセル画などの貴重な製作資料を展示。東映アニメーションが世に送り出してきた作品の数々を、より深く知ることができる。オープンより、企画展「プリキュアあそべるひろば」をイベントスペースにて開催。大きなパズルやおもちゃ体験コーナー、フォトスポットなど、子供が楽しめるコンテンツが用意されている。また、東映アニメーションのキャラクターグッズを販売するミュージアムショップでは、イベントスペースの企画展と連動したグッズなども展開。なお、ミュージアムは入場無料となっている。【詳細】東映アニメーションミュージアムオープン日:2018年7月28日(土)場所:東映アニメーション・大泉スタジオ施設内住所:東京都練馬区東大泉2-10-5開館時間:10:00~17:00(16:30最終入館)定休日:水曜日、その他不定休 ※2018年8月15日(水)は開館入館料:無料
2018年07月29日ディズニー/ピクサー長編アニメーション第20作目という記念すべき作品『インクレディブル・ファミリー』。8月1日(水)の日本公開より一足早い6月15日(金)に全米で公開された本作が、『アナと雪の女王』『トイ・ストーリー3』『ファイディング・ドリー』を超えて、アニメーション史上全米興収歴代No.1を記録したことが分かった。6月15日(金)から17日(日)の3日間、全米4,410劇場で公開された本作は、約201億9614万円と大ヒットスタートを切り、世界的大ヒットとなった『ファインディング・ドリー』の成績を上回る全米歴代アニメーション作品No.1の週末オープニング記録を樹立。また全米累計興収は、公開からわずか24日間で556億8886万円を突破(7月8日時点)し、『アナと雪の女王』(443億159万円)や『トイ・ストーリー3』(458億7879円)を抜き、アニメーション歴代1位の興行収入を誇っていた『ファインディング・ドリー』(537億5997万円)を抜き、早くも20億円も上回る記録を達成。全米ではアニメーション作品歴代1位として初の5億ドル超えも果たした。また作品への評価も高く、「観る者を楽しませてくれ、心からゾクゾクさせてくれる」(ヴァニティ・フェア誌)、「純粋に実際的な視点から言えば、この映画はおそらく史上最高のアニメーション・アクション映画ではないだろうか」(米フォーブス誌)、「この夏必見の映画!」(ヒューストン誌)などと大絶賛。観れば誰もがスカッとした気分になる爽快アクションが満載な上に、子育ての難しさをユーモアも交えながら丁寧に描いた本作は、子どもだけでなく大人も楽しめる作品になっており、それが大ヒットの要因になっているようだ。本作の日本公開は8月だが、全米公開に合わせて日本最速試写会が行われ、「最高だった!」「目が離せなかった!」と絶賛の声のほか、「とりあえずジャック・ジャックーーーーーって叫びたくなる!! もうジャック・ジャック大好き!」「本当かわいい…大好きなジャックジャック大活躍で嬉しい」と、能力未知数の赤ちゃん、ジャック・ジャックの活躍に魅了される人々も。この夏は、ジャック・ジャック旋風が吹き荒れる予感?『インクレディブル・ファミリー』は8月1日(水)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:インクレディブル・ファミリー 2018年8月1日より全国にて公開© 2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2018年07月10日日本を代表するアニメーション監督のひとりである高畑勲氏が4月5日、都内の病院で亡くなった。82歳だった。1935年三重県伊勢市生まれ。東京大学仏文科卒業後、東映動画(現在の東映アニメーション)に入社し、85年に宮崎駿監督らと「スタジオジブリ」を設立した。■日本のアニメを変えた繊細な“日常描写”記念すべき長編デビュー作『太陽の王子 ホルスの大冒険』から50年。最高傑作の呼び声高い『火垂るの墓』からちょうど30年である。その偉大な功績をふり返り、検証するのに多くの時間と労力が必要なのは言うまでもない。それでも高畑作品の魅力として、まず頭に浮かぶのは、日本のアニメーション全体にも大きな影響を与えた、繊細な日常描写だ。そこに生まれ、そこで暮らす人々の営みを的確に捉え、丁寧に演出することで、キャラクターの内面を浮かび上がらせ、生きざまを輝かせる…。そんな高畑マジックは、70年代に生み出した「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」「赤毛のアン」といった名作テレビアニメに始まり、それに続く劇場作品でも健在。91年公開の『おもひでぽろぽろ』は、高畑監督の日常描写が特に光る秀作である。■盟友・宮崎駿監督との作風の違いは?東映動画の後輩だった宮崎駿監督との長年にわたる盟友関係も広く知られるが、両巨匠の作風には大きな違いがある。その最たるものが、登場人物に対する視点ではないだろうか。ひと言で表せば、宮崎作品のキャラクターは非常にエモーショナルであり、宮崎監督自身もそんな彼らの喜怒哀楽に寄り添いながら、物語を盛り上げていく。一方、高畑監督は登場人物に一定の距離を置くことで、彼らの感情に見え隠れする「儚さや滑稽さ」を作品に映し出した。代表作である『平成狸合戦ぽんぽこ』は文明批判を込めたメッセージ色の強い作品だが、化学(ばけがく)を駆使し、自然を破壊する人間たちに戦いを挑むタヌキたちの姿には、どこか悲哀や皮肉も受け取れる。仮に同じ題材を宮崎監督が描いたら、「人間vs.自然」の対立構造がもっと強調された、まったく違う映画になったはず。また、結果的に遺作となった『かぐや姫の物語』で見せた、詩的な躍動感と夢見心地な浮遊感も、高畑作品ならでは。同作は第87回アカデミー賞で、長編アニメ賞候補となった。盟友でありライバルだった高畑監督の旅立ち…。果たして、長編アニメからの引退宣言を撤回し、新作の製作を進めている宮崎監督の胸には、どんな思いが去来していることだろう?高畑監督が残した功績を足早にふり返ったが、改めてご冥福をお祈りしつつ、今日は『太陽の王子 ホルスの大冒険』をじっくり見直したいと思う。何度見ても、胸が踊るなあ、この作品は。(text:Ryo Uchida)(text:Ryo Uchida)
2018年04月06日『火垂るの墓』や「アルプスの少女ハイジ」など多数の名作を生み出したアニメーション作家で監督の高畑勲が、4月5日、82歳で亡くなった。14年ぶりとなった長編映画『かぐや姫の物語』は米アカデミー賞にもノミネートされるなど国内外で絶賛されたこともあり、海外でも悲しみの声が広がっている。1935年、三重県・伊勢出身の高畑さんは、東京大学文学部仏文科に在学中、フランス初の長編アニメーション映画『やぶにらみの暴君』(1952年、後に『王と鳥』として公開)に影響を受け、アニメーションに関心を持つようになったという。日本では1955年に公開された同作は、高畑監督のみならず、盟友・宮崎駿監督にも大きな影響を与えたことで知られ、『王と鳥』はスタジオジブリ提供によって2006年に日本公開されている。高畑監督は、宮崎監督とともにTVアニメ「ルパン三世」や「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」「赤毛のアン」などの作品を手がけ、『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』にもプロデューサーとして参加。1985年、スタジオジブリの創立に関わった。野坂昭如・原作で太平洋戦争に翻弄された兄妹の悲劇をアニメーションで如実に表現した『火垂るの墓』(1988)は、モスクワ児童青少年国際映画祭でグランプリを獲得するなど海外での評価が高いことで知られる。手描き風アニメーションや水墨画のような表現で注目を集めた『かぐや姫の物語』(2015年)も高い評価を受け、第87回アカデミー賞長編アニメーション部門にノミネート。2009年にも、スイス・ロカルノ国際映画祭でも映画界への長年の貢献が評価され「名誉豹賞」を受賞。2015年には、世界最大級のアニメーション映画祭として知られるフランスのアヌシー国際アニメ映画祭「名誉クリスタル賞」を受賞し、フランス芸術文化勲章のオフィシエを受けている。翌年には“アニメ界のアカデミー賞”アニー賞でも、功労賞にあたる「ウィンザー・マッケイ賞」を受賞するなど、海外の映画・アニメ専門家からも尊敬を受けていた。訃報を受け、米誌「The Playlist」では「スタジオジブリの共同創設者で、アニメーションのパイオニア」と高畑監督を紹介。先日、『かぐや姫の物語』を21世紀の最も優れた日本映画(The Best Japanese Films of the 21st Century)の1本に選んだばかりの「IndieWire」誌は、『火垂るの墓』をはじめ『おもひでぽろぽろ』(1991)、『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994)などを代表作として上げている。より詳しく、1960年初期から映画とテレビの双方で活躍し、アニメーターであり、脚本家であり、製作者であったこと、最後にその名がクレジットされたのは『レッドタートル ある島の物語』(アーティスティックプロデューサー)であったことにも言及。とりわけ、『火垂るの墓』については「最も偉大で(--そして最も悲しい)アニメーション映画であり、彼の最も有名で最も尊敬された仕事として刻まれる」とコメント、映画批評家として知られた故ロジャー・イーバートが遺した言葉「これまで作られた最も優れた戦争映画のあらゆるリストに加えられるべき作品」も引用している。SNSには、『火垂るの墓』の画像とともに「信じられない」「レジェンドだった」など、ショックと悲しみを伝える声が後を絶たない。フランスのアニメチャンネルとして知られる「Catsuka」ではTwitterで追悼の意を示し、2014年に行われた監督のインタビューがオンラインでも見られることを告知、さらに『火垂るの墓』を再放送すると伝えている。またフランス大使館からも【大使の言葉】と題しローラン・ピック駐日フランス大使から追悼のコメントが発表された。(text:cinemacafe.net)
2018年04月06日「第41回日本アカデミー賞」授賞式が3月2日(金)に開催され、『夜は短し歩けよ乙女』が最優秀アニメーション作品賞に輝いた。そのほか、『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』、『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』、『メアリと魔女の花』、『名探偵コナン から紅の恋歌』と強敵が並ぶ中での受賞となり、会場はどよめきも起こった。『夜は短し歩けよ乙女』は森見登美彦の同名小説をアニメ映画化した作品で、本作と『夜明け告げるルーのうた』の2作品が劇場公開されるなど、近年勢いを増す湯浅政明が監督を務めた。黒髪の乙女に焦がれる先輩(声・星野源)は、「なるべく かのじょの めにとまる」の頭文字を取ったナカメ作戦を実行し、春の先斗町、夏の古本市、秋の文化祭と乙女と外堀を埋めることに全精力を注ぎ、冬には、ひと騒動が起こる。声の出演には、星野さん以外にも、神谷浩史、秋山竜次(ロバート)など個性的な出演陣が名を連ねている。カナダ・オタワで開催されたオタワ国際アニメーション映画祭の長編部門でグランプリを受賞するなど、海外でも高い評価されている湯浅監督。『夜は短し歩けよ乙女』でも湯浅監督ならではの躍動感あふれる演出が発揮され、世界観をポップに描いている。受賞に喜んだ湯浅監督は、「森見先生の楽しくてかわいらしい作品を映画化できて、とても楽しく作っていました。アニメーションは本当にたくさんの人が作品を作っていて、いろいろな人が頑張っています。声を出す方も大変なことがあると思います。どうもありがとうございました!」と製作陣にもねぎらいの言葉を送った。(cinamacafe.net)■関連作品:夜は短し歩けよ乙女 2017年4月7日より全国にて公開© 森見登美彦・KADOKAWA/ナカメの会
2018年03月02日映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』の公開を記念して、松屋銀座では11月28日から12月11日まで「MOOMIN パペット・アニメーション展」を開催。展覧会メインビジュアル本展では、撮影で実際に使用された日本初展示のパペット、セットの模型や当時の関連資料などを展示。また、劇中スチールで映画の名場面を紹介するコーナーや、トーベ・ヤンソンの原作と映画のワンシーンを比較展示するコーナーも設けるなど、知られざるムーミンのパペット・アニメーションの世界が楽しめる。この他、本展のために作られた「マグカップ」(税込1,620円)、「オリジナルスマートフォンリング」(税込1,782円)、「ミニボトル入りビスケット」(税込1,404円)の展覧会オリジナルグッズを始め、「ムーミン×シュタイフ コラボレーションぬいぐるみ」(税込4万1,040円)の先行販売商品など、300種類以上のムーミングッズを販売する。劇中場面「ムーミン谷とウィンターワンダーランド」より© Filmkompaniet / AnimoonMoomin Characters ™12月2日から公開の映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』は、『ムーミン谷の夏まつり』、『ムーミン谷の彗星』に続く、パペット・アニメーションシリーズの最新作。本シリーズは、1978年から1982年の制作時にトーベ・ヤンソン自ら監修し、「大好きな作品」と語っていた短編のテレビシリーズを再編集、デジタル・リマスター化により劇場版長編映画として完成したもの。シリーズとしては初の冬のムーミン谷を舞台に、通常は冬眠をして冬を過ごすムーミンたちが、初めて迎えるクリスマスを描く。なお、本展の前売り券はヤフーパスマーケット、ローソン、セブンイレブン、ファミリーマートにて11月27日まで発売中。共通前売鑑賞券「映画 ムーミン谷とウィンターワンダーランド×MOOMIN パペット・ アニメーション展」(オリジナルポストカード特典付き/1,800円)は、チケットぴあにて販売。【展覧会情報】映画「ムーミン谷とウィンターワンダーランド」公開記念 MOOMIN パペット・アニメーション展会期:11月28日~12月11日会場:松屋銀座8階イベントスクエア住所:東京都中央区銀座3-6-1時間:10:00~20:00(入場は閉場の30分前まで、最終日は17時閉場)料金:一般500円 小中学生300円
2017年11月14日東京・京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターにて、日本アニメーションを紹介する「映画の教室 2017 素材から観る日本アニメーション」が、2017年6月28日(水)から7月26日(水)までの毎週水曜日、全5回開催される。日本でアニメーション映画が誕生したとされる1917年から100年を迎えた2017年。今回の「映画の教室」では、今や日本を代表する文化に成長したアニメーション映画を、切り紙、人形、セル画といった、映画を作る“素材”に注目した構成で紹介する。6月28日(水)に行われる第1回目のテーマは「切り紙・影絵アニメーション」。カラーセロファンによる艶やかな影絵アニメを制作した大藤信郎の作品など、全6作品を上映する。カンヌ国際映画祭でピカソやコクトーが絶賛したという大藤作の『くじら』や、切り紙アニメの傑作『月の宮の王女様』など、注目作品が揃う。7月5日(水)の第2回目では、ティム・バートンにも影響を与えたとされる持永只仁などの人形アニメーション(パペットアニメ)作品を上映。翌週の第3回目は、1958年に公開された日本初の長編カラーアニメーション映画『白蛇伝』を上映する。7月19日(水)の第4回目もセルアニメーションにフォーカス。虫プロが倒産する前の最後の作品となった実験的映画『哀しみのベラドンナ』を上映する。「アニメロマネスク」として発表された、文学性の高い大人向けの作品だ。最終回は、テーマを「さまざまな素材と手法」として、古いものは1924年から、新しいものでは2002年の『頭山』までの全8作品が紹介される。切り紙と実写を合成した大藤信郎の『煙り草物語』や、写真や紙芝居風の手法を用いた虫プロの作品など、様々な素材やスタイルが交差するラインナップだ。各回とも、上映に加えて研究員による約15分の解説がつく。定員制となっており、19時20分から(発券は当日19時から)開始する。なお、本上映会は10月11日(水)より別のテーマで後期の開催も予定されている。【詳細】「映画の教室 2017 素材から観る日本アニメーション」開催日:2017年6月28日(水)、7月5日(水)、12日(水)、19日(水)、26日(水) ※全5回・毎週水曜日開始時間:19:20~ ※終了時間は各回異なる。約15分間の研究員の解説付き。開場・発券:当日19:00~ ※発券は地下1階受付。※定員制(151名)※混雑時も19:20まで席を確保できる「映画の教室」会員証(300円)を発売。会場:東京国立近代美術館 フィルムセンター 小ホール住所:東京都中央区京橋3-7-6 料金:一般 520円、高校・大学生・シニア 310円、小・中学生 100円、障がい者と付添者1名・キャンパスメンバーは無料※定員に達し次第締め切り。発券は1人1枚まで。※学生・シニア・障がい者・キャンパスメンバーなどは証明できるものを提示。<スケジュール>■6月28日(水)「切り紙・影絵アニメーション」約64分上映作品:『黒ニャゴ』[デジタル復元版](3分・千代紙映画社)、『くじら(KUJIRA)』[デジタル復元版](9分・大藤スタジオ)、『幽霊船(YUUREI SEN)』[デジタル復元版](11分・大藤スタジオ)、『お蝶夫人の幻想』(12分・朝日映画)、『お花のおひめさま』(18分・日本教育映画株式会社)、『新版 月の宮の王女様』[サクラグラフ版](11分・横浜シネマ商会)■7月5日(水)「人形アニメーション」約61分上映作品:『ペンギンぼうや ルルとキキ』(16分・人形映画製作所)、『道成寺』(19分・川本プロダクション)、『おこんじょうるり』(26分・桜映画社=エコー社)■7月12日(水)「セルアニメーション:東映動画」約79分上映作品:『白蛇伝』(79分・東映動画)■7月19日(水)「セルアニメーション:虫プロ 」約80分上映作品:『la sorcière 哀しみのベラドンナ』(80分・虫プロダクション)■7月26日(水)「さまざまな素材と手法」約53分上映作品:『煙り草物語』(3分・自由映画研究所)、『AN EXPRESSION(表現)』(3分)、『PROPAGATE(開花)』(4分)、『人間動物園』(2分・久里実験漫画工房)、『めもりい』(6分・虫プロダクション)、『創世記』(4分・虫プロダクション)、『りすのパナシ』(21分・電通=電通映画社)、『頭山 Mt.HEAD』(10分・Yamamura Animation)※記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがある。
2017年04月25日ジバンシィ バイ リカルド ティッシ(Givenchy by Riccardo Tisci)は、「スターアニメーション」コレクションの新作を2017年春夏コレクションより展開する。象徴となるのは、クリエイティヴ・ディレクターのリカルド・ティッシが愛する「スター」のモチーフ。メンズ・ウィメンズそれぞれから「スター」モチーフのバッグや小物がラインナップする。メンズラインからは、キャップとバックパック等が展開。並んだホワイト「スター」は、ブラックの上で映えアグレッシブな印象。バックパックのポケット中央で品よく輝く、ブランドロゴもポイントだ。さらに、同デザインのジップカードホルダーも揃う。こちらは外側にクレジットカード等を収納できるスペースも設けられ、機能的。自分へのご褒美としても、また大切な人への贈り物としても喜ばれそう。一方ウィメンズは、人気シリーズ「パンドラ」から大胆にホワイト「スター」をのせたバッグ、ポーチ、ウォレット等が登場する。メンズアイテム同様に、ブラックの下地の上で瞬く「スター」が印象的だ。【アイテム詳細】ジバンシィ バイ リカルド ティッシ「スターアニメーション」発売時期:発売中■メンズ・Cap 46,000円・Classic Iconic 226,000円・Zipped card holder 60,000円■ウィメンズ・Backpack nano 140,000円・Pandora mini 160,000円・Pandora medium pouch 62,000円・Pandora zip around wallet 72,000円・Pandora tri-fold wallet 52,000円 【問い合わせ先】ジバンシィ表参道店TEL:03-3404-0360
2016年12月29日ディオール(Dior)が、6月に発売されたファインジュエリー コレクション「ローズ デ ヴァン(Rose des Vents)」の世界観を表現したアニメーションを公開した。「ローズ デ ヴァン」は、フランス語で風向きをあらわあす風配図を意味するもの。同コレクションでは、旅のシンボルである風配図とムッシュ・ディオールが持ち歩いていたラッキースター、彼がこよなく愛した薔薇を重ね合わせたモチーフの「メダリオン」を使ったジュエリーが展開されている。今回は、同コレクションの世界観を手描きのアニメーションで表現。ディオール ファイン ジュエリーのクリエイターであるヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌによって、水中の旅の中で貴重な海賊の財宝である「メダリオン」を見つけるというストーリーが描かれている。動画引用元: (ディオールオフィシャルYouTube:
2016年12月26日現在『シン・ゴジラ』が公開中のゴジラシリーズ。そんなゴジラが新たな領域となるアニメーション映画『GODZILLA』の製作が決定した。長谷川博己が主演する『シン・ゴジラ』は、公開20日間で累計観客動員数268万人、累計興行収入38億円を突破し、早くも2014年夏に公開されたハリウッド版第2作目『GODZILLA ゴジラ』の最終興収32億円上回り、さらには8月1日にはシリーズ第1作の『ゴジラ』(1954年)から『シン・ゴジラ』までの国内計29作品の累計観客動員数が1億人を突破し、邦画実写シリーズ作品で史上初の快挙を達成している。そんな話題が絶えない“ゴジラ”だが、このほど決定したアニメーション映画『GODZILLA』では、これまで29本製作された国産ゴジラ映画や2本製作されたハリウッド映画とも一線を画す、“誰も見たことのないゴジラ”が誕生するという。TVアニメーションとしては、これまでに米国にてハンナ・バーベラ・プロダクションが1978年にアニメ・シリーズ「GODZILLA」を製作・放送、1998年にローランド・エメリッヒ監督によるハリウッド版第1作目「GODZILLA」の続編が「Godzilla: The Series」として製作・放送されていたが、アニメーション映画としては今回が世界初の挑戦となる。今回、新たな“ゴジラ”を創り出すために、日本アニメーション界一級のクリエイターが集結。監督には『名探偵コナン 純黒の悪夢』の静野孔文と、「亜人」の劇場版アニメからTVアニメまで総監督として一貫したクオリティを引き出した、CG作品の名手・瀬下寛之を迎えたW監督体制。そして、ストーリー原案・脚本はTVアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」で第15回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞した虚淵玄(ニトロプラス)が担当することも決定。静野監督と瀬下監督は本作について「ゴジラが大好きな人も、まったく知らない人も楽しめるアニメならではの壮大なスケールのエンターテイメントを目指しています。ご期待ください」(静野監督)、「壮大な世界観と人間ドラマを目指します」(瀬下監督)とそれぞれ意気込みを語る。虚淵さんは「ゴジラというタイトルに関わらせていただけるのは、日本に生まれたクリエイターとして最高の名誉であると思っています」と喜び、「ここまで支えてくださった大勢の方々に感謝を捧げるとともに、そのご期待に添えるよう全力を尽くす所存です」とコメントしている。今回の発表に併せて、タイトルロゴとティザービジュアルも初公開。これまでの“ゴジラ”とは全く違うビジュアルイメージになっている。また、今後2019年にはレジャンダリーピクチャーズ制作第2弾(ハリウッド版第3作目)『GODZILLA ゴジラ2』(仮題)、さらに2020年には『ゴジラVSコング(仮題)/Godzilla vs. Kong』の全米公開が控えており、全世界的にゴジラムーブメントが継続していく中で、世界初、日本発のアニメーション映画『GODZILLA』がそのバトンを繋ぐ担い手となっていく。『GODZILLA』は2017年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年08月19日Cygamesは、アニメーションの企画・制作を専門的に行う子会社「CygamesPictures(サイゲームスピクチャーズ)を設立したことを発表した。設立日は4月5日。所在地は東京都・三鷹市。Cygamesでは主要事業であるソーシャルゲームの開発・運営のほか、2014年秋のTVアニメ「神撃のバハムート GENESIS」の放送や、2015年3月のアニメ事業部設立など、アニメ事業にも注力しており、よりクオリティーの高い作品を制作することを目的としてアニメの企画・製作だけでなく、アニメーションを制作するプロダクション部門も内製化した子会社の設立に至ったという。また、同社では組織強化のための採用活動と若手スタッフの育成にも努めていくとし、現在、アニメーション制作スタジオの立ち上げに参画し、同社ゲームタイトルのアニメ化やオリジナルアニメ作品の制作に関わる、制作デスク/設定制作/制作進行、作画スタッフ、撮影、美術といった人材を募集している。必須の経験・能力、雇用形態、給与、勤務地、勤務時間など詳しい募集要項、およびエントリーは、同社の採用ページにて参照・申し込みが可能となっている。
2016年04月06日