紫外線量や汗など頭皮のトラブル原因が増える夏は、頭皮のべたつきやかゆみなどに悩まされやすいもの。夏の頭皮トラブルを防ぐには、頭皮の清潔を心がけるのが何より大切です。頭皮トラブルの原因と対策方法をチェック!夏の頭皮に起こりやすいトラブルとは出典:byBirthギラギラした太陽が降り注ぐ夏は、頭皮トラブルを引き起こしやすくなります。増加した紫外線のダメージや、気温の上昇に伴う汗や皮脂の分泌量UPで、頭皮環境が悪化するためです。まず、夏に起こりやすい頭皮トラブルについて理解しておきましょう。べたつき頭皮は、顔の2倍の皮脂腺があると言われていて、特にべたつきやすいゾーンです。べたつきは、シャンプーで汗や皮脂を取り除いて清潔に保つのが大切です。しかし、さっぱりさせたいから、べたついて気持ち悪いからと必要以上にゴシゴシ洗ったり、強い洗浄力のシャンプーを使うと、よりべたつきが悪化することも。皮脂は肌を乾燥から守る役割があります。頭皮も肌の一部。したがって、皮脂を落としすぎると、肌を乾燥させないように皮脂の分泌が増えてしまうのです。したがって、べたつき解消には、洗いすぎに注意した頭皮ケアがポイントになります。1日に何度もシャンプーをするのはNGです。毛穴詰まり皮脂の過剰分泌は毛穴を詰まらせる原因になります。頭皮の毛穴がつまると、すこやかな髪が育ちにくくなり、髪の痩せ細りや切れ毛の原因になります。また、毛穴詰まりがあると、髪の根元がペタンと倒れやすくなります。べたつきと合わせて、「シャンプーをしていない人」に見えしまうことも。ベタツキ同様、洗いすぎに注意して正しくシャンプーをするのが改善のカギです。フケ頭皮の角質が古くなって、はがれ落ちたものがフケです。人間の皮膚は、新しく生まれ変わるターンオーバー機能を持っています。絶えず新しい細胞が生まれ、古くなった細胞は肌なら垢として、頭皮ならフケとして、はがれ落ちます。したがって、だれでもフケは出ているのですが、通常は毎日のシャンプーで洗い流されるため、フケが目立つことはありません。すこやかな頭皮は、皮脂と常在菌のバランスがとれています。しかし、夏は多く分泌された皮脂をエサに常在菌が増えすぎたり、過度なシャンプーによって頭皮が乾燥したりと、頭皮バランスが崩れてしまいます。すると、ターンオーバーが乱れて、フケが目立つようになるのです。頭皮ケアシャンプーや、頭皮マッサージなど、頭皮そのもののコンディションを整えるケアが必要です。ニオイ夏の頭皮のニオイの原因は、いくつかあります。過剰に分泌された皮脂が酸化皮脂をエサに雑菌が繁殖して生じる汗を常在菌が分解して生じる夏は皮脂や汗が増えるため、複数の要因が重なってイヤなニオイを発生させてしまうのです。頭皮環境を整えることと、頭皮を清潔に保つのが大切です。赤みやかゆみ紫外線は、頭皮の表面だけでなく、内部にまでダメージを与えます。頭皮の乾燥やターンオーバーの乱れを引き起こして、赤みやかゆみが出やすくなります。また、毛穴詰まりやフケがあるのにケアをしないでいると、頭皮が炎症を起こして赤みやかゆみを引き起こすことも。UVカット効果がある帽子や日傘で頭皮への紫外線ダメージを防ぐほか、頭皮をすこやかに保つことが必要になります。夏の頭皮をすこやかに保つには正しくシャンプーを出典:byBirth夏の頭皮トラブル解消には、頭皮環境を整えるのが欠かせません。頭皮環境を整えるには、正しい方法でシャンプーをするのがマスト。毎日のシャンプーのやり方を見直して、夏のダメージに負けないすこやかな頭皮を目指しましょう。正しいシャンプーのやり方出典:byBirthブラッシングで髪の汚れを落としてからシャンプーをします。シャンプーする際は、38℃くらいのぬるま湯が基本。熱いお湯は、皮脂を落としすぎてしまいます。すると、頭皮の乾燥や皮脂の過剰分泌を招くので注意しましょう。それでは、正しいシャンプーのやり方を確認しておきましょう。ぬるま湯で3分ほど予洗いして、頭皮の汚れを落とす手にシャンプーを適量とって、泡立ててから頭皮にのせる髪の毛ではなく、頭皮を洗う。洗う際は、指の腹を使ってやさしくぬるま湯で3分~5分ほどしっかりすすぐコンディショナーやリンスを使うぬるま湯ですすぐどんなに汗や皮脂が出ていても、シャンプーは1日1回を目安にしましょう。どうしても気になるときは、シャンプー剤を使わずに、ぬるま湯だけで洗うのがベターです。シャンプーにまつわるNG集出典:byBirth正しくシャンプーをするためにも、NGポイントをおさえておきましょう。ブラッシングをしないブラッシングは髪についたホコリなどの汚れを取り除いて、シャンプーの泡立ちを良くする役割があります。また、頭皮についた汚れや皮脂を浮かせて、落としやすくします。ブラッシングも、シャンプーの一環と心得ましょう。予洗いが不十分シャンプー前に、髪をちょっとぬらしてすぐにシャンプー剤を頭につけてるのはNG。予洗いをきちんと行うと、頭皮や髪の汚れの7割程度を落とせます。シャンプーの泡立ちも良くなるので、きちんと予洗いをしてからシャンプー剤を使いましょう。トリートメントを頭皮につけるトリートメントを髪の根元からたっぷり使って、頭皮にまでついていませんか?トリートメントは髪の毛のケアアイテムです。頭皮につくと刺激になってかゆみがでたり、毛穴を詰まらせたりと良いことはありません。トリートメントは毛先を中心に使ってください。ドライヤーを使わない暑い夏はドライヤーの熱を不快に感じて、洗い髪をそのまま放置してしまう人も多いのではないでしょうか。しかし、お風呂から出たら、なるべく早くドライヤーで頭皮を乾かしましょう。頭皮をぬれたままにしておくと、雑菌が繁殖してニオイやかゆみなどのトラブルを引き起こしかねません。紫外線ダメージから頭皮を守る出典:byBirth皮脂は、紫外線を浴びると酸化します。酸化した皮脂は、べたつき、頭皮への刺激、ニオイなどのトラブルを引き起こします。また、紫外線は頭皮だけでなく、髪にもダメージを与えてパサつきや切れ毛の原因に。紫外線が強い夏は、日傘や帽子、髪に使えるUVスプレーなどで頭皮や髪へのダメージを防ぎましょう。暑さで頭皮の汗や皮脂がたくさん出るときは出典:byBirth夏はどうしても汗や皮脂で不快になりがち。汗が気になるときは、保冷材などで首筋を冷やすと汗の分泌をおさえられます。日中、頭皮のべたつきを感じたときは、濡れたタオルでやさしく頭皮を拭くのもおすすめです。また、ミントやハッカなど爽快感を与えてくれる成分が配合された頭皮ローションで、頭皮マッサージをすれば、頭皮も気持ちもリフレッシュできますよ。頭皮トラブルが起こりやすい夏は、正しいシャンプー、UV対策、頭皮ケアアイテムを活用して乗り切りましょう!
2019年06月07日いよいよ、夏本番!汗が気になる季節になりましたね。この時季になると、日によって頭皮の状態が異なる“気まぐれ頭皮”に悩まされる方も多いのではないでしょうか?かゆみに、ニオイ、ベタつきなど、夏は頭皮トラブルが頻発しやすくなります。実は、この気まぐれ頭皮の原因は、夏にやりがちな「あの行動」が関係しているらしいのです。夏は頭皮異常目撃者が激増する!?アンファー株式会社アンファー株式会社が、25~34歳男女500名を対象に行った「頭皮」に関する意識・実態調査では、「夏は他の季節よりも、“頭皮異常”の女性が増えやすい」と思っている人が、男性は78%、女性では90%に上ることがわかりました。実際に「夏、女性の“頭皮異常”を目撃したことがある」人も約7割と高い結果でした。具体的なシーンについて、次のような声が寄せられています。「かゆみ」・電車に乗ったとき、自分の向かいに座っていた女性が帽子をとって、しきりに頭皮を掻いていた(28歳・女性)・ゴムを外して髪をほどいた女性が、汗ばんだ頭皮を掻いていた(29歳・女性)「ニオイ」・ライブ会場で、目の前にいる人の頭皮のニオイが気になることがある(32歳・女性)・合コン中、エアコンから流れてきた風にのって頭皮のニオイがした(28歳・男性)「ベタつき」・夕方になると知人の髪の毛が脂ぎっていた(30歳・女性)・仕事終わりの女性の髪がベタッとしてた(27歳・男性)女性同士はもちろん、男性も女性の頭皮異常を敏感に感じていることがわかりますね。さらに、頭皮異常の女性たちの印象については、さらに辛辣な意見が。「不潔である」「不快に感じる」「かわいそう」「モテなさそう」などの印象を抱くと、多数の人が回答しています。モテなそうって……。また、頭皮異常の女性の好感度についても約9割が下がると回答しており、程度については平均で5割ダウンするとの結果でした。頭皮異常のせいで好感度を5割も下げてしまうなんて、残念すぎますよね。気まぐれ頭皮の3大原因とは?調査では、アラサー女性の約7割が、夏に頭皮の悩みやトラブルを感じた経験があり、他の季節と比べて、頭皮の状態が日に不安定になる“気まぐれ頭皮”になりやすいと感じている人も約9割に上りました。気まぐれ頭皮のやっかいなところは、毎日ではなく、日によって状態が変化すること。調査でも、「かゆみを感じる」ことが「毎日ある」女性は9%であるのに対して、「たまにある」と回答した女性は66%という結果でした。この気まぐれ頭皮の原因には、夏にやりがちな3つの行動が大きく関係しています。1.アップヘアやハット&キャップ1つ目は、夏のアップヘアやハット&キャップの使用です。暑い季節をスッキリヘアで乗り切る上で、どちらも欠かせない習慣ですが、長時間のまとめ髪やハットの着用が頭皮のムレを引き起こす原因になっているんです。頭皮がムレて雑菌が増殖することで、かゆみを招きやすくなるのだそう。調査でも、「髪をアップにしたり、帽子(キャップ・ハットなど)をかぶっているときに、頭がかゆくなった経験がある」人は7割近くに上っています。2.屋外イベント2つ目は、屋外イベントなどで頭皮が直射日光を浴びることです。夏は、海やフェスなどの屋外でのイベントに参加する機会が増えると思いますが、直射日光を浴びると皮脂が出やすくなり、皮脂が酸化するとニオイの元に。調査でも、「屋外イベントに参加した後に頭皮のニオイが気になった経験がある」人は約7割と、こちらも高い結果でした。3.1日に複数回のシャンプーそして、3つ目は、1日に複数回シャンプーすることです。汗をかく季節は、頭皮もしっかり洗ってスッキリ保ちたいところですが、頭皮の洗いすぎがベタつきを招きやすくなるので要注意です。特に洗浄力の高いシャンプーで1日に何度も洗うと、頭皮が乾燥するので、かえって過剰に皮脂を分泌してベタつき感が増す原因になります。調査でも、「シャンプーの直後はスッキリしていたのに、ドライヤーの後にはベタつきを感じた経験がある」人が3人に1人という結果でした。どれも、夏だからこそ、やりがちな行動ですよね。気まぐれ頭皮を自覚したら、まずは日ごろの行動を振り返ってみることをおすすめします。どうしたら気まぐれ頭皮を解消できる?女性の約8割が気まぐれ頭皮を自覚しているものの、日々の頭皮ケアができている人は、わずか1割ほど。頭皮トラブルが気になっていても、何をすれば良いのかわからない人は多いようです。まずは、気まぐれ頭皮の原因になる習慣を見直すことが大切です。さらに、頭皮ケアができるヘアケア製品を使うことで、頭皮を健康な状態に保ちやすくなります。暑い夏を爽やかヘアで過ごすためにも、さっそく頭皮ケアを始めましょう。参考:アンファー株式会社
2018年07月03日我慢できずに、つい手が伸びてかいてしまう頭皮のかゆみ。毎日シャンプーをしているのにかゆみがおさまらない場合、かゆみを止めるために医薬品を活用したり、皮膚科を受診するという手段があります。しかし、日々のケアが必要な頭皮に起こることは、日常的に行っているケア方法を確認することも重要です。ただし、かゆみや痛みなどが激しい場合、またその他の異常を感じる場合は、皮膚病の可能性があるので、すぐに皮膚科を受診しましょう。頭皮のかゆみに対する市販薬はいくつかありますが、かゆみの原因に合っていないものを使用すると、かえって頭皮のかゆみやフケを悪化させる可能性も考えられます。まずは頭皮のかゆみの原因をおさえ、市販薬や皮膚科で処方される薬の種類を解説します。あわせて、洗髪方法やシャンプー剤の見直しといった日常の正しいセルフケアも押さえておきましょう。頭皮のフケやかゆみが起こる原因とは頭皮にかゆみやフケといったトラブルが起きる原因は、頭皮の乾燥や皮脂の過剰分泌、病気などさまざまです。原因次第では、頭皮のかゆみを改善するために皮膚科を受診するほうがよい場合もあるため、まずはどのようなことが頭皮のかゆみの原因となるのか解説します。頭皮の乾燥頭皮は皮脂の分泌が盛んで乾燥しにくいイメージがあるかもしれません。しかし、頭皮も顔や腕などの肌と同じく乾燥する場合があります。頭皮が乾燥しているときには、パラパラ、かさかさしたフケが出て、かゆみが出やすくなります。毎日丁寧に髪を洗っているのにこのようなフケがおさまらない場合、頭皮が乾燥している可能性が考えられるでしょう。頭皮が乾燥する原因のひとつとして、頭皮の洗いすぎがあげられます。フケを気にするあまり必要以上にシャンプー(洗髪)すると、肌を保護するのに必要な油分(皮脂)まで落としてしまうのです。皮脂は本来、肌を刺激から守るバリアの役割を担っています。その皮脂が不十分になることで、頭皮が外部からの刺激に敏感になり、かゆみを感じやすくなるのです。なお、シャンプーのしすぎのほかに、加齢や紫外線の影響など、さまざまなことが頭皮の乾燥を招く原因としてあげられます。皮脂の過剰分泌や汚れの付着頭皮の皮脂が過剰に分泌されることが原因で、かゆみが起こる場合もあります。どのような人の頭皮に存在している常在菌の一種の「マラセチア」というカビが皮脂をエサに増殖することで、頭皮にかゆみを感じるようになるのです。また、このようなときにはベタベタした脂っぽいフケが出るのも特徴的です。また、何日も洗髪できない日が続いたり、すすぎ残しが頭皮に残ったりして頭皮が清潔ではない状態も、同じく頭皮のかゆみやベタベタしたフケといった頭皮トラブルの原因となります。なんらかの病気による頭皮のかゆみなんらかの病気によって頭皮のかゆみが生じる場合もあります。頭皮にかゆみを起こす可能性がある病気として、主に以下のものがあげられます。接触性皮膚炎肌に合わないシャンプーや整髪料が刺激となったり、アレルギー反応を引き起こしたりして頭皮にかゆみが出ます。原因となっているシャンプーなどを使い続ける限り、症状も続く可能性があります。アトピー性皮膚炎アトピー性皮膚炎の方は肌のバリア機能の働きが弱く、刺激の強いシャンプーや紫外線、雑菌などの外からの刺激でかゆみを引き起こしやすい傾向があります。かゆみが強く、かきむしって細菌に感染してしまうケースも見られます。頭ジラミ頭ジラミとは頭皮に寄生する虫のことです。昔の病気という印象を持っている方も多いかもしれませんが、国立感染症研究所によると、1994年度以降は頭ジラミの発症件数が増加傾向を示しているとされています。[1]このように、病気が頭皮のかゆみを引き起こしている可能性も考えられます。頭皮のかゆみを感じたら、「ただかゆいだけだから」と放置せず、皮膚科を受診しましょう。フケやかゆみに効くとされる薬の種類頭皮のかゆみやフケといった頭皮トラブルがある場合、効果を期待できる薬はその原因によって異なります。ここでは、頭皮のかゆみやフケに効果が期待できる市販薬の種類のほか、皮膚科を受診したときに処方される薬について解説します。頭皮のかゆみやフケに効果が期待できる市販薬市販薬の中で頭皮のかゆみやフケへの効果を期待できる薬は主に2種類です。抗ヒスタミン系の塗り薬ステロイドの塗り薬それぞれに期待できる効果や注意点を簡単に解説します。抗ヒスタミン系の塗り薬抗ヒスタミン系の塗り薬は、ヒスタミンというかゆみのもととなる物質の作用を阻害するほか、ヒスタミンが生成されるのを抑えることで、かゆみにアプローチする薬です。頭皮のかゆみやフケの根本的な対策というよりは、思わず掻いて傷をつけたり、皮膚の炎症を悪化させたりすることを防ぐために使用するものと考えられます。また、保湿作用もあるため、乾燥による頭皮のかゆみへのアプローチもできます。抗ヒスタミン薬の成分として、ジフェンヒドラミン塩酸塩などがあげられます。ステロイドの塗り薬ステロイドには、炎症を抑える作用や湿疹をしずめる作用があります。ステロイドは、強さによって5段階のランクがあります。市販されているのは3番目に強い「ストロング(Strong)」、それより弱い「ミディアム(Medium)」、一番弱い「ウィーク(Weak)」の3種類です。ステロイドと聞くと「副作用」のイメージが強い方もいるかもしれません。確かにステロイドには長期的な使用などによって副作用が出る可能性があります。しかし、皮膚の状態に合ったランクのステロイドを使用することで、肌の炎症が1週間ほどでよくなります。そうなったら、ステロイドの塗り薬をやめましょう。ただし、市販のステロイドを1週間ほど使用しても症状が改善しない場合は、ステロイドの使用をやめて皮膚科に相談してください。頭皮のかゆみやフケで処方される薬頭皮のかゆみやフケで皮膚科を受診すると、以下のような薬が処方されます。抗真菌薬ステロイドそれぞれについて簡単に解説します。抗真菌薬真菌(カビ)の繁殖を抑制する作用のある薬です。フケやかゆみの原因となるマラセチアなどのカビの繁殖を抑えることで、かゆみやフケに対するアプローチを行います。ケトコナゾールといった成分があげられます。ステロイド病院では、症状に合わせて「ストロンゲスト(Strongest)」や「ベリーストロング(Very Strong)」といった強いステロイドが処方されることもあります。強ければ強いほど皮膚への刺激も強くなるため、塗る場所や塗り方、使用期間などを医師にしっかり確認して使うことが大切です。皮膚科では、頭皮のかゆみやフケの原因を見極め、それに応じた薬の処方などの治療を行ってくれます。原因に応じた対策をとらないと症状や頭皮環境が悪化することも考えられます。頭皮のかゆみやフケに対して自己判断で市販薬を使い続けたりせず、1週間ほどで改善しなければ皮膚科にかかるようにしましょう。頭皮のかゆみ対策となる洗髪方法・シャンプー剤の選び方頭皮の乾燥や汚れの付着のほか、過剰な皮脂が頭皮のかゆみの原因となっている場合、シャンプーの選び方や洗い方を工夫することで改善する可能性も考えられます。ただし、頭皮が乾燥しているのに皮脂が過剰な場合のケアを行ったり、頭皮のベタつきが気になる方が洗浄力のマイルドなシャンプーを使用したりすると、かえって悪化する原因にもなりますので、注意が必要です。自己流のケアを少し続けてもかゆみが改善しない場合や悪化する場合には、皮膚科で相談することをおすすめします。まずは、正しいシャンプーの仕方を解説します。正しいシャンプー(洗髪)の方法頭皮が乾燥している場合も、皮脂が過剰になっている場合も、シャンプーの仕方や髪の乾かし方を見直すことで改善する可能性があります。正しいシャンプーの仕方のポイントを以下にまとめました。まずはお湯だけでしっかりと洗い流す(予洗い)ガシガシと強くこすったり、爪を立てたりしないしっかりシャンプーを泡立て、泡を頭皮になじませる指の腹を使い、力を入れすぎないように洗う下から上へ向けて手を動かして洗うすすぎはぬるめのお湯ですすぎ残しがないよう入念に行う全体的に、頭皮に必要以上に力をかけないようにしながら、頭皮をやさしくマッサージするイメージでシャンプーをしましょう。また、髪を乾かすときにも気をつけたいポイントがあります。タオルドライは頭皮をやさしく押さえて水分を吸い取るドライヤーで8割くらいまで乾かす自然乾燥に頼ってしまうと、頭皮に雑菌が繁殖しやすくなります。しかし、しっかりと乾かしてしまうと頭皮が乾燥してしまう可能性もあるため、8割くらい乾かすイメージがちょうどよいでしょう。乾燥による頭皮のかゆみ対策シャンプー選び頭皮の乾燥がかゆみの原因になっていると思われる方で、1日に複数回シャンプーをしている場合は1日1回以下にとどめましょう。また、使用するシャンプー剤を見直す場合は、配合されている界面活性剤に注目します。シャンプーに含まれる界面活性剤は、大まかに以下の3つに分かれます。高級アルコール系シャンプー洗浄力が比較的強めです。成分表示の前の方に「ラウリル硫酸Na(ナトリウム)」「ラウレス硫酸」といった記載がある場合は高級アルコール系シャンプーです。石けんシャンプー石けん素地を使用したシャンプーで、洗浄力が高く皮脂もしっかり落とします。肌への刺激は少なめですが、洗い残しが頭皮に残るとかえって頭皮トラブルの原因となる場合もあります。アミノ酸系シャンプー3つのタイプの中でも洗浄力がマイルドなため、一般的に肌の敏感な方でも使いやすいシャンプーといわれています。「ココイル」「グルタミン酸」「メチルアラニン」「メチルタウリン」などがつく成分が成分表示の前方にあれば、アミノ酸系のシャンプーと言えるでしょう。頭皮の乾燥が気になる方には、アミノ酸系のシャンプーがおすすめです。洗浄力がマイルドで必要な皮脂まで落とさずに洗えることから、頭皮が乾燥しにくいためです。皮脂の過剰分泌による頭皮のかゆみのシャンプー選び皮脂の過剰分泌などが頭皮のかゆみの原因となっている場合、乾燥している場合とは異なるシャンプーの選び方のポイントがあります。ベタベタした脂性フケの場合は、フケやかゆみの原因菌の増殖を抑えたり、炎症を抑えたりする効果が期待される医薬部外品のシャンプーを試してみるのがおすすめです。なお、脂性フケの改善には食生活の見直しも期待できます。揚げ物やスナック菓子といった脂質の多い食べ物を多くとっていると、皮脂の分泌が活発になる傾向があるため、思い当たる場合は量を控えることをおすすめします。まとめ頭皮のかゆみやフケに対して、薬によるアプローチ方法は大きく2つに分けられます。頭皮のかゆみなどを起こしている原因へのアプローチかゆみなどの症状に対するアプローチ市販薬の場合、2つ目の症状に対するアプローチはできますが、原因へのアプローチは難しい部分があります。市販薬を使って1週間ほど様子を見ても頭皮のかゆみが改善しない場合は、早めに病院を受診しましょう。また、薬以外のアプローチ方法として、生活習慣の見直しがあげられます。シャンプーを変え、洗髪方法を見直すとともに、食事の内容もふり返ってみると頭皮の環境が改善されるかもしれません。今回解説した髪の洗い方やシャンプー選びを実践してみてください。参考文献[1]"シラミ症とは" 国立感染症研究所. 監修:芳賀菜未香
2017年12月20日ベルメゾンが行った調査によると、混雑路線を通勤に使っている50%以上の人が、ヒートインナーを着用している際に“かゆみやムレ”を感じていることが判明した。ヒートインナー着用時の“かゆみやムレ”について調査を実施調査では、混雑路線を朝週5日以上使用している人に対して「ヒートインナーを着ている際に、肌にかゆみやムレを感じたことがありますか?」と質問。この結果、かゆみを感じたことがある人は「よくある」「たまにある」合わせて51.6%、ムレを感じたことがある人も合計65.9%と、かゆみ・ムレともに半数以上という高い数値となった。また、「過去に、ヒートインナーに対して不満を感じたことはありますか?」という質問では不満の第1位に「室内で汗をかく」、第2位に「ムレやすい」が続いた。冬は温度差による“暖房汗”で体調不良になることも池袋西口ふくろう皮膚科クリニック院長・藤本智子氏によると、「冬でも会社や電車の暖房などで暑くなり汗をかくことがあり、暖房によってかいた汗のまま外にでると冷気にあたり、体温が下がることで、風邪をひいてしまうこともある」そう。外から保湿をしたり、からだを洗うときに擦りすぎないようにしたり、綿や絹のような肌にとっていい天然素材のインナーを選んだりすることがとても重要だそうだ。かゆくなりにくく、ムレにくい『Hotcott®(ホットコット)』ベルメゾンが展開している綿混発熱インナー『Hotcott®(ホットコット)』は、綿混紡率95%以上ながら、綿に吸湿発熱機能を持たせることであたたかく、綿の特性である水分率の高さや吸放湿性により“かゆみやムレ”を軽減。綿の特性により“かゆくなりにくく、ムレにくい”デリケートな冬の肌に最適なヒートインナーとなっている。冬場になるとかゆみやムレに悩まされているという方、今年の冬は肌に優しいインナーを取り入れてみるのはいかがだろうか。【参考】※『Hotcott®(ホットコット)』特設サイト※『Hotcott®(ホットコット)』web限定CM
2017年10月19日頭皮のかゆみスッキリ!『SONOBADE 薬用スカルプミスト』株式会社リベルタは、頭皮のかゆみを感じた時にシュッとひと吹きするだけで、かゆみやフケを抑えてスッキリさせる『SONOBADE 薬用スカルプミスト』を、2017年4月21日(金)に新発売すると発表した。11種類の植物エキス配合!潤いを与えてかゆみ・フケを防ぐ『SONOBADE 薬用スカルプミスト』は、カンブリエキスや冬虫夏草エキス、ショウキョウチンキなど「11種類の植物エキス」配合により、頭皮に潤いを与えてかさつきを防ぐ。さらに「グリチルリチン酸2K」が頭皮の荒れを抑えて、「ジフェンヒドラミン塩酸塩」がかゆみ・フケを防ぎ、ふんわりフローラルの香りで頭皮の不快感をスッキリさせてくれる。商品価格は1,512円(税込)。一部バラエティショップ、リベルタのECサイト、ECモールで販売予定となっている。かゆみを我慢できずに頭皮をかきむしってしまうと、髪の毛や肩にフケがついてしまうこともあり、不潔な印象を与えてしまう可能性があるが、同商品はシュッとひと吹きでかゆみを抑えることができ、オシャレなミニボトルなので持ち歩きにも適した商品だ。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社リベルタプレスリリース(DreamNews)
2017年04月15日強い乾燥は落ち着いたものの、まだまだ乾燥が気になる春ですね。もちろん、肌もですが、“頭皮”も気になすよね。頭皮の乾燥はかゆみを引き起こす場合もありますので、できることならしっかりとしたケアを取り入れたいもの。今回は、春に使いたいオススメの頭皮ケアをご紹介します。オススメの頭皮ケアアイテム①ケラスターゼ/オーラボタニカ エッセンシャル7,344円(税込)出典:@cosmeより自然由来成分99%です。ケラスターゼ初のヘア・ボディ用オイルで、この一本でヘア・スカルプ・ボディに、うるおいとなめらかさを与えるマルチオイルなのです。べたつかず肌に素早く浸透し、うるおいとなめらかさをもたらします。香りは「オーラボタニカ」のためだけにケラスターゼが生み出した「ラグジュアリー アロマティック」。アロマに包まれて優雅な気分へといざないます。オススメの頭皮ケアアイテム②エイチ アンド エス/モイスチャーシリーズ地肌ケアマッサージクリームオープン価格出典:@cosmeより地肌の有効成分マイクロZPT(ジンクピリチオン液)をコンディショナーの1.5倍配合しています。ポイントは、マッサージクリームをつかって、地肌をほぐずようにマッサージ。h&s独自の有効成分が、地肌の表面だけでなく、毛穴に潜む地肌トラブルにはたらき、すっきり健やかな地肌へ導きます。地肌のべたつき・かゆみ・フケを防ぎ、さらさらな髪へ。弱酸性・植物由来成分。シャンプーの後、適量を手に取り、地肌をやさしくマッサージしながら地肌全体になじませた後、洗い流してください。オススメの頭皮ケアアイテム③ダヴィネス/オーセンティック オイル4,212円(税込)出典:@cosmeより天然の恵み100%のオーガニックオイルです。毛先のダメージを修復し、肌の潤いを保つことができますよ。フェイス・ボディオイルとしてもマルチに使えます。レモン、ベルガモット、マンダリン、ユーカリ、ゼラニウム、シダーウッドローズ、ネロリ、オレンジブロッサムの香り。オススメの頭皮ケアアイテム④モーガンズ/ディープモイストオイル2,700円(税込)出典:@cosmeよりさらっと浸透する保湿感と、しなやかな肌に仕上げる天然成分100%で作られたナチュラルピュアオイルです。エコサート認証の原料を使用した希少なアルガンオイルと、12種類のエッセンシャルオイルと3種類のキャリーオイルを贅沢に配合しています。浸透度が高く、丁寧なマッサージで保湿感あふれるみずみずしい頭皮や肌へ導きます。オススメの頭皮ケアアイテム⑤インフィニティ/黒髪育毛エッセンス5,400円(税込)出典:@cosmeより髪と頭皮のエイジングケアで抜け毛・薄毛を防ぎ、ハリ・コシのある美しい髪を育む薬用発毛促進剤です。植物成分の保湿効果で、いきいきとした髪と頭皮環境を保ちます。根本からハリをだし、ふんわりとしたスタイリングのしやすい状態に整えます。ほどよい清涼感で頭皮と髪にすーっとなじみ、リラックスしながらお手入れができます。オススメの頭皮ケアアイテム⑥haru/黒髪スカルプ・プロ3,888円(税込)出典:@cosmeより100%天然由来のノンシリコンシャンプーです。天然の洗浄成分が汚れた頭皮をスッキリ洗浄してくれ、植物性ヒアルロン酸・コラーゲンタンパク質・キャピキシル・ミネラルを頭皮に補給してくれるのです。頭皮環境を整え、白髪・抜け毛をケアし、ハリ・コシのある髪へ導きます。リンス・コンディショナー不要。オススメの頭皮ケアアイテム⑦ラサーナ/海藻海泥シャンプー1,728円(税込)出典:@cosmeより毛穴の汚れを吸着・除去し、頭皮の環境改善してくれます。ミネラルをたっぷり配合しており、毛穴の約10分の1の超微粒子・海泥が毛穴の奥の汚れを吸着・除去。ヤシ油脂肪酸とアミノ酸由来の、人と地球に優しい洗浄成分をバランスよく配合することで泡質、粘性を最適にし洗浄時のダメージを軽減、美髪に導きます。これまでの古代海泥に加え、ホホバ種子油、海浜植物エキスを配合し、頭皮ケアが強化されています。オススメの頭皮ケアアイテム⑧大島椿/大島椿(ツバキ油)1,188円(税込)出典:@cosmeより1927年に誕生した椿油100%のヘアオイルです。髪につやとうるおいを与え、紫外線(UVB)や乾燥などによるダメージから髪を守り、枝毛やパサつきを抑えます。また、キューティクルの損傷を防ぎ、強くしなやかなハリを与えます。頭皮に使えば毛穴の奥の汚れをとりやすくし、うるおいのある健やかな頭皮に。クレンジングなど、肌にも使えますよ!春はまだまだ乾燥が気になる時期でもあります。それによって、頭皮が敏感になりがちです。しっかり頭皮ケアを、日常に取り入れてみてくださいね。
2017年04月12日質問:最近、身体がかゆくてかゆくてたまりません。市販のかゆみ止めの薬を塗ってはいるのですが、あまりよくなった実感はありません。最近、身体がかゆくてかゆくてたまりません。気がつくとボリボリと手が届くところをかいています。市販のかゆみ止めの薬を塗ってはいるのですが、あまりよくなった実感はありません。なるべく爪をたててかかないように手袋をはめています。初めてのことなので少しとまどっております。冬の乾燥している季節のせいなのでしょうか?岐阜県:moimoimayaさん(46)回答:全身の「かゆみ」の原因についてお答えします。――背後に病気が隠れていることも全身のかゆみに悩まされている、ということで、大変ですね。年齢とともに、肌のバリアが衰えて、乾燥しやすくなります。お風呂からあがったら、すぐに保湿剤を塗りこんでいますか?薬局で売っているワセリンでも十分効きますので、試してみましょう。しかし、かゆみの背後に病気が隠れていて、ご相談者さまのように全身のかゆみに悩まされることがあります。代表的な病気を見ていきましょう。■原発性胆汁性肝硬変(げんぱつせいたんじゅうせいかんこうへん)黄疸(おうだん:皮膚が黄色くなる、目の白い部分が黄色くなる)が見られる場合、症状が進めば進むほどかゆみが強くなり、我慢できないほどのかゆみになります。黄疸は肝臓内に胆汁が停滞することによって起こる病気で、今のところ詳しい原因は不明です。中年以降の女性に圧倒的に多い病気となります。もし、黄疸が認められるようであれば、すぐに内科を受診しましょう。■糖尿病水分をよく取るようになった、尿の量が増えた、体重が勝手に減ってきた、全身がだるい、といったことはないでしょうか。血糖が高い状態が続いて脱水状態になり、また、発汗も異常になり、皮膚が乾燥して、かゆみが起きます。上記の症状が当てはまるようでしたら、内科を受診しましょう。■慢性腎不全吐き気、嘔吐、集中力低下、けいれんがある場合、腎臓の機能が落ちている可能性があります。汗腺が萎縮し、発汗量が低下するため、かゆみが起きると考えられています。内科を早急に受診しましょう。<医師の診察を受けましょう>ほかにも、薬による肝障害でもかゆみが出てくる場合があります。薬を飲んだ1~4週間以内に発熱、黄疸、発疹が見られます。何か気づくことがあれば、すぐに薬の服用を止めて、病院を受診してください。また、かゆみに発疹を伴うようでしたら、じんましん、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎などが考えられます。皮膚科を受診しましょう。基本的に、かゆみが長い期間治まらない場合や、我慢できないほど強いかゆみがある場合は、主治医に相談するか皮膚科で診察を受けましょう。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日みんな悩んでた!目もとトラブル資生堂の調査によると、目の周りは肌トラブルが起きやすく、3人に2人が「かゆみ」、2人に1人が「あれてカサカサする」という症状を抱えているという。またその頻度も「毎日」または「1週間に1、2回程度」と日常的である人が多いのだとか。目の周りの皮膚はほかと比べて非常に薄く、頬の1/3ほどの厚さしかないことため、乾燥や花粉など外部からの刺激にも反応しやすく炎症が起きやすい。ノンステロイドで治す!こうして目の周りの肌トラブルに悩む女性たちのために、ノンステロイドの皮膚治療薬クリーム「イハダ プリスクリードi(第2類医薬品)」が発売された。抗炎症成分「ウフェナマート」と「グリチルレチン酸」をダブルで配合しており、目もとのかゆみ、かぶれ、赤みに効果があるという。かゆみ抑制成分「ジフェンヒドラミン」も配合され、肌内部の炎症を抑え、かゆみを抑制し、目もとのかゆみ、かぶれ、赤みを治療してくれる。もっと綺麗な目もとになろう目もとにも広げやすいテクスチャーで、ベタつかず、テカらないのもポイント。こだわりのアイメイクには、やっぱり健康な目もとが重要。目の中に薬が入らないよう注意しながら、この使い心地を実感してみて。【イハダ プリスクリードi】<第2類医薬品>容量6g価格900円(税込972円)(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社資生堂プレスリリース
2016年09月05日屋外に一歩でるだけで、汗がにじむこの季節。暑さだけでもきついのに、生理がはじまるとなおさらぐったりしてしまいそうです。そのうえ、センシティブな部分がムレやすく、この時期の生理にはかゆみをともなう女性は、少なくないかもしれません。今回は、夏のデリケートな期間を快適に過ごすためのポイントをご紹介します。ライフスタイルに合わせて使い分けてどうしてもムレやすくなる夏シーズンは、ナプキンを通気性のよいものにチェンジしてみましょう。最近では、肌にやさしい素材、湿気をのがすタイプの商品、デリケートゾーンにはさむようにして使うタイプなど、機能性が高いナプキンがたくさんあります。また、より肌へのやさしさにこだわりたいなら、「布ナプキン」も選択肢にいれてみてはいかがでしょう。布ならではの通気性のよさで湿気がこもりにくく、肌への負担も少なめです。筆者の周囲からは、布ナプキンにかえたら、生理中のトラブルや冷えもやわらいだとの声が多く聞かれ、筆者もからだの変化を実感しているひとりです。からだにやさしい一方で、こまめなとりかえや、洗濯などの手間がかかりますので、ワーママは少ない日や休日にトライするのがおすすめです。その日の経血量や、ライフスタイルに合わせて生理用品を使い分けてみても、よいかもしれません。 日頃のちょっとした心がけでできる、かゆみ対策4つのポイント毎日の生活のなかで、トラブルがおこりにくい肌へ整えておくことも大切です。ここではセンシティブな部分のかゆみ対策として、心がけておきたい4つのポイントをご紹介します。 ■下着を洗うときは洗剤の量を減らす目にはみえませんが、洗濯用洗剤が下着などに残っていることも案外多く、その刺激がかゆみの原因になることもあります。肌に直接ふれる下着などの洗濯では、粉末なら規定量の1/2、液体洗剤なら1/2~1/3程度を目安に洗剤の量を減らしてみるとよいでしょう。 ■生理前、生理中の「甘いもの」は控えめに生理前や生理中に、なんだか甘いものがむしょうにほしくなる女性もいるかもしれませんが、できれば控えめが吉です。糖分の撮りすぎは尿の成分へも影響するため、とくに生理中の場合はかゆみのもととなる雑菌が繁殖しやすい環境になることがあります。■せっけんでごしごし洗わない清潔を保つために、せっけんやボディーソープでしっかり洗いたくなりますが、デリケートゾーンにはもともと自浄作用(自然に、きれいを保とうとする力)がそなわっています。せっけんなどで洗いすぎると、必要な皮脂やよいはたらきをする菌なども取り除いてしまうため、お湯でやさしく洗い流すくらいが◎です。■アンダーヘアはカットする程度生理をより快適に過ごしたいなどの理由から、ハイジニーナやブラジリアンワックスなどで、アンダーヘアの脱毛を検討しているママが増えています。毛のお手入れで雑菌の繁殖を減らせる意味では、かゆみ対策のひとつの手段といえそうですが、じつは、アンダーヘアにはセンシティブな部分に雑菌が侵入するのをガードする役割があるため、お手入れをすることでかえって雑菌などが入りやすくなってしまうことも。ちくちくしない長さにカットする程度が、トラブルにつながりにくい適度なお手入れ方法です。女性にとって、生理は健康のバロメータでもあります。日々の生活の工夫でトラブルがおこりにくいからだに整えて、生理と上手におつきあいしていけるとよいですね。
2016年09月01日毎月の生理、負担を軽減したい…そう思っている人は少なくないはず。実はいま、かゆみもかぶれもナシ!の「月経カップ」なるアイテムが登場しているんです。最近よく耳にする、“月経カップ”。膣内に入れて経血を受けるカップで、欧米では20年以上前から使われているのだとか。米国の「スクーンカップ」の輸入代理店、スクーンジャパンの広報・浅井さとこさん曰く、「もれる心配もかゆみもなく快適で、日本でも1~2年前から利用者が増えています。不快なにおいもなく、夏も爽快ですよ」。使い方のコツなどを、Q&Aで教えてもらった。Q.痛くない?A.つけていることを忘れるほど、違和感がありません。スクーンカップは素材もソフトで、挿入時や取り出す時も、痛くないのが特徴です。Q.もれないの?A.正しく装着すればもれることはまずありません。が、慣れないうちは薄手のナプキンの併用をおすすめします。Q.1回の装着でどれくらいの時間もつ?A.最大で8時間から12時間、連続して使えます。多い日は3~4時間で中身を捨てることをおすすめしています。Q.中身を捨てたあとはどうするの?A.流水で洗うか、トイレの個室に洗面台がない場合は赤ちゃん用のお尻拭きなどできれいに拭いて、再び挿入して使います。トイレに流せるお尻拭きならゴミも出ません。以下では具体的な使い方をご紹介。1.きれいな手でスクーンカップを持ち、カップの側面を軽く潰す。2.そこから、上から見た時にUの字になるように折り曲げる。3.トイレに座った姿勢で、折り曲げたスクーンカップを挿入する。◇ソフトで使いやすい、医療用シリコン100%の月経カップ。カラーバリエーションも豊富で、選ぶのが楽しい!コットンのポーチ付き。スクーンカップ バランス¥5,173(スクーンジャパン)※『anan』2016年4月13日号より。イラスト・伊藤ハムスター取材、文・新田草子
2016年04月12日花粉に黄砂…環境による影響を受けやすいのが、春。くしゃみや目のかゆみが止まらないー!という方も多いのでは?芽吹きの時期はこうしたさまざまな影響を受けながら、からだのSOSが肌トラブルとなって出てくることも。今回はそんな“春バテ”とこれからの対処法についてご紹介していきます。ニキビやシミ予備軍との出会いの時期4月は入学・入社と新しい出会いも多い時期ですが、からだの中でもこうした出会いが続きます。たとえば、寒さと暖かさが行ったり来たりすることで起こるホルモンバランスの乱れが頬と出会いシミに変わったり、新しい環境に慣れるまでのストレスがアゴと出会ってニキビにつながったり。出てきた症状だけみると、落ち込むこともありますが、実はこうした肌のトラブルはからだの内側から始まっていることも多いのです。では、“春バテ”とは?暑さにからだが追いつかず、体調が思わしくないように感じるのが“夏バテ”。寒さと暖かさとを行ったり来たり、こうした気温の変化が心とからだのバランスが崩しやすいこの時期を“春バテ”と呼びます。とすればもちろん、秋バテも冬バテもあるのですが、どうしてこういったことが起こるのでしょうか?気温の変化を直接受けとめるからだの機能寒いときってとにかく「暖めよう!」とストーブをつけますが、からだも同じように“交感神経”というストーブのスイッチをONにしています。でも、暖かくなってくると、ストーブをつけなくても過ごせるので、こうした時はスイッチOFFで省エネ、“副交感神経”が優位な状態へと変わります。春のはじまりはこのスイッチのON・OFFがパチパチパチーっと一日おきくらいに起こる上に、生活のリズムが変わったりするので、この2つの神経が疲れちゃうんですよね。早め早めの対処が鍵さらに、徐々に紫外線の量がふえてくるのもこの時期。首に湿疹が出はじめるといった方も多いようですので、こうしたトラブルが出たら専門の医師に相談してくださいね。肌トラブルとして外に出てきた症状は、からだの内側からのSOS、外から治そうとするだけでなく、思い当たりそうな原因を取りのぞくだけで変化をしていくことも多いのです。なんとなく気分がのらないな、という時は美容サロンなどでプロの力に頼ってみると、バランスを取り戻しやすくなりますので、上手に活用しましょう。大きなからだの変化につながる前に、早め早めの対処をして、気分よく春をすごしていきましょう~♪
2016年04月09日妊娠すると、ホルモンバランスは変化し、肌は水分不足となります。これが原因で、肌にかゆみが起きることがあります。妊娠初期、妊娠中期、妊娠後期まで全ての期間にあてはまります。また、妊娠中は子宮内へ水分を貯め込むために、身体のあちこちから水分が奪われるために乾燥とかゆみが起きます。対策として、意識して水分を摂取するようにしましょう。また、妊娠中期や妊娠後期になると、妊娠線になる予兆として、妊娠線ができかけた部分にかゆみを感じることがあります。妊娠線は、肉割れともいわれ、急激に身体がサイズアップするとき、一番上の表皮がそれに耐えきれずに亀裂を起こしてしまう現象です。ひと晩で妊娠線が出てしまった!という人もいます。妊娠線は一度作ってしまったら、産後も白く跡になって残ってしまいます。妊娠したら早めにケアを開始し、肌を柔軟に整えて予防しましょう。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠初期に感じる肌のかゆみは、ホルモンバランスの変化と乾燥が原因です。妊娠初期に増加するプロゲステロンというホルモンが、肌不調の原因となります。また、肌の乾燥は、子宮に水分を貯め込もうとする働きで、身体のあちこちから水分が奪われることで起こります。妊娠中は肌が敏感になったり、これまでと肌のコンディションが変わりがちなので、低刺激の石鹸をよく泡立てて、泡で包み込むように洗いましょう。ゴシゴシ洗いは厳禁です。入浴後の保湿ケアも乾燥対策には有効です。妊娠線ケアクリームは、おなか以外にも使えるものが大半で、香りや成分も妊婦さんに合わせて作られているので、試してみるとよいでしょう。また、シミのできやすい時期なので日焼けにも注意しましょう。みんなどうだった? 妊娠初期の「かゆみ」の体験談・もともと冷え症なので、カイロを活用しています。冬の下着を上下とも着こみ、保温対策をとって体を冷やさないように気を使っています。お風呂に浸かれる日はゆっくりお風呂に入っています。また、乾燥肌なので、妊娠初期の段階で普通のボディーローション類ではかゆみや乾燥が気になる状態になってしまいました。保湿性の高いクリームに切り替え、潤いを維持できるようにお手入れしています。それでも、乾燥でかゆみがあるのでかゆみ止めを塗ったりしています。・乾燥する季節と妊娠によるホルモンバランスの乱れが相まって、腕のかゆみがひどく、赤くはれた。かゆみをがまんすれば、と思いしばらく我慢していたが、かきあとがひどくなり、ようやく健診の際に相談した。皮膚科を紹介してもらい薬をぬりだしたら数日でかゆみが治まり、かゆみをがまんするストレスがなくなった。こんなことだったら、つわりで気分が悪い上、かゆみを我慢しているのではなく、早く皮膚科に受診したらよかったと思った。産院で気になることは早めに相談できるような先生との関係を築けたら良いと思う。・妊娠初期の四ヶ月頃から湿疹があり、治まったとおもいきや、ものすごいかゆみがあるようになった。綿100パーセントのものでもごく一部しか着れず、縫い目が気になるので服を裏返しで着ていた。クリームやオイルを使っていたが、ジェルタイプのものを全身に使うようにした。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日デリケートゾーンの代表的な悩みである「かゆみ」。かゆみは日常的に不快感をともない非常に気になります。そして生理中に気になりやすいためか、かゆみの原因=ムレと決めこんでしまいがち。しかし本当はその逆で、実は乾燥が原因の場合もあるのです。■かゆみの原因としてよく聞く「ムレ」あなたはデリケートゾーンのかゆみと聞いたらなにを原因として思いうかべますか?ピルボックス ジャパン株式会社が行った「デリケートゾーンのかゆみに関する調査」によると、6割以上の女性は「ムレ」が原因なのでは、と考えているそう。次に多く挙がるのが、「生理用ナプキンやおりものシート」そして「下着や衣服のこすれ」「汗」「経血」と続きます。挙げられた原因のほとんどが、ムレにつながるもの。それほどまでにかゆみの原因はムレであるという意識が根づいているのです。■実は逆に「乾燥」が原因の場合もかゆみの原因といえばムレという認識が広がっているわりに、かゆみが気になる実際のタイミングはとくにムレたときではなく、原因不明と答える女性が多いようす。かゆみの原因が、「不明」と答えた女性は、「生理中」と答えた女性よりも、わずかに多い結果となっています。デリケートゾーンのかゆみの原因のなかには、「乾燥」が原因の人がいるかもしれません。ムレばかりがフォーカスされがちですが、実は真逆で乾燥が原因のかゆみも存在するのです。たとえば冬場なんかに体が乾燥してかゆくなることはよく知られています。なのに、デリケートゾーンとなると半数以上の女性に知られていないというから驚きです。デリケートゾーンの保湿ケアはわずか5.9%の女性しかしておらず、保湿したいと考えている女性を含めても13.8%にとどまっています。■デリケートゾーンの乾燥対策乾燥対策として取りいれやすいのは、デリケートゾーン専用のソープを使うことです。デリケートゾーンの大部分は粘膜。肌を洗うボディソープで洗ってしまうと刺激が強く乾燥してしまうケースがあります。その場合デリケートゾーンを洗うのに適したpHや成分のソープを使うことによって、乾燥が軽減されるでしょう。今回はデリケートゾーンの乾燥について取りあげましたが、もちろんムレが原因のかゆみもあります。ムレが原因とわかっている場合には、保湿をする必要はないでしょう。とくにムレている感じはないのに、かゆみがある場合には保湿を心がけてみましょう。体のなかでも特にやさしいケアが必要なデリケートゾーン、かゆみやかぶれで悩まないよう日々のケアを心がけてくださいね。(Y. NISHIKAWA フォークラス)
2016年03月05日まだまだ体が小さいからこそ、子どもの体調の変化はすぐにキャッチしてあげたいもの。とくに汗をたくさんかくこの時期は汗蒸れや下着のこすれなどによってデリケートゾーンのかゆみを訴える子どもたちがいます。そのときは慌てずに、まず患部を見てみます。赤く腫れているようなこともなければ、単に汚れているだけということが多いので、まずは流水で清潔にしてあげましょう。せっけんでゴシゴシ洗うというよりは、たっぷりぬるめのお湯で洗います(お湯の温度が高すぎるとかゆみを増大させることがあります)。その後、家の中にいる間はオムツや下着をはかずに過ごします。年齢によってはちょっと恥ずかしいかもしれませんが、通気性の良さと、解放感で、不思議とかゆみを忘れてしまうというケースも。病院は何科を受診すればいい?それでもまだかゆい、あるいは赤く腫れている場合は、小児科を受診します。通院先を悩んでしまうか人も多いかもしれませんが、小学生以下の小さなお子さんの場合、通い慣れた小児科で大丈夫。症状によっては、抗生物質やかゆみどめが処方されます。単なるかゆみだけではない時気を付けなければならないのは、「かゆい」から「痛い」と訴えに変わった時です。また、女の子は下着に色のついた付着物がある場合、内部が炎症している可能性も。男の子の場合は股間が腫れていたり、膿がたまっている場合はすぐに受診しましょう。1人で身体を洗えるようになっても、子どもが陰部を清潔に保つのは難しいものです。スキンシップもかねて、大人が時々洗ってあげてください。普段から、「いつもきれいにしておこうね。かゆかったり痛かったり、ほかにもここに何かあった時には教えてね」と言ってあげると、小さなころから「デリケートで大切な部分」を意識するきっかけになりますよ。(宮谷島香)
2015年08月26日サンコーは2日、蚊などの虫に刺されて発生したかゆみを抑える「虫さされヒーラー」を発売した。直販サイト「サンコーレアモノショップ」での販売価格は税込2,480円。虫さされヒーラーは、先端を虫さされ患部に押し当て、かゆみを低減させる製品。電源を入れると先端の温度が約50度まで上がる。蚊に刺されると、アレルギー反応により血流量が上がってかゆみを感じるようになるが、患部に熱を加えると血流量が下がりかゆみが治まるという。本体に小型のLEDライトを備えている。電源は単3形乾電池×3。本体サイズはW25×H140×D40mmで、重量は38g。
2015年07月07日30日まで銀座本店で展開中気温も上昇し、本格的に春の気分。華やぐ雰囲気はうれしいけれど、それとともに目のかゆみや鼻水、くしゃみが……と、花粉症に悩まされている人も多いだろう。スギ花粉ばかりでなく、ヒノキ花粉もシーズンに入りつつある。こうした花粉のアレルギーは、先のようないわゆる花粉症諸症状だけでなく、肌荒れを引き起こしてしまうことも少なくない。ただでさえ敏感になりやすい春の肌だ。スキンケアには悩みも多い季節である。そうした悩みにこたえようと、東京・銀座の銀座コア2階にある「ドクターシーラボ銀座本店」が、3月30日まで「肌あれ相談窓口」を設けている。(公式サイトトップより参考画像)肌トラブル改善法やメイクアドバイスもドクターシーラボの調査では、花粉症時期に肌荒れで悩んでいる人は、約9割にものぼるのだとか。なかでも、かゆみや乾燥、粉ふき、化粧ノリの悪さなどに悩んでいる人が多いそうだ。展開中の「肌あれ相談窓口」では、来店者にマスクをプレゼントしているほか、セルフ利用のメイク直しコーナーも完備。リクエストすれば、今自分の抱えている肌トラブルの改善方法や、肌荒れ時の上手なメイク法を、プロのビューティーカウンセラーがアドバイスしてくれる。春の肌悩みを抱えている人には、ありがたいサービス。一度足を運んで相談してみては。元の記事を読む
2013年03月25日自分の頭のフケやかゆみ臭いを気になる方ってけっこう多いんです。汗をかきやすい時期ですし、特に春から夏にかけての悩みとして挙げられるこちらの頭皮の問題。男性だけではなく、女性にも多い悩みなのですよ。フケやかゆみが気になると、どうしてもいつも以上に力を入れてシャンプーをしてしまいがち。これは洗い方に気を付けないと逆効果なのですよ。ポイントは頭皮を刺激せずに、何より清潔保つというシンプルなことです。これが一番大切なのです。以下の3つのポイントに注意しましょう。01.低刺激性のシャンプーや、リンス、石鹸などを使い指の腹を使って丁寧に頭皮を洗う。02.髪の毛を乾かす時は、頭皮にドライヤーの風を当てすぎないように注意しましょう。03.バランスの良い和食中心の食生活を心がける。また皮脂の分泌の多い部分に発症する脂漏性皮膚炎の可能性もあるので、脂っぽいフケや皮膚の赤みが気になる方は要注意ですよ。特に唐辛子や、辛子、わさびなどを好む人に発症しやすいと言われ、皮脂の過酸化を促進させてしまうそう。またビタミンB2、ビタミンB6の欠乏も原因の一つです。刺激性の食物をさけて、ビタミンB2,ビタミンB6を 十分に摂取することも大事です。このようなケアを意識して、地道に生活習慣を改善することが大切になってきます。それでも気になるようであれば、専門の皮膚科受診してみてもらいましょうね。(平野宏枝)
2012年05月14日