展覧会「アンティーク着物万華鏡 ―大正~昭和の乙女に学ぶ着こなしー」が、2019年7月5日(金)から9月29日(日)まで、東京の弥生美術館・竹久夢二美術館にて開催される。戦前の日本では普段着として親しまれていた着物。現代の人にとって、着物はルールが難しそうなど、敬遠する人が多くなっている。しかし本来、着物の着付け方やコーディネートは厳密なルールに縛られる必要はなく、自由に楽しんでいいもの。「アンティーク着物万華鏡 ―大正~昭和の乙女に学ぶ着こなしー」では、着物が日常生活で広く着用されていた戦前の時代にフォーカス。着物の着付けやコーディネートに加え、文学作品から当時の着物事情を紹介していく。戦前の美人画をアンティーク着物で再現大正から昭和初期、雑誌の表紙や口絵で活躍した抒情画家たちはファッションリーダー的な存在であった。会場では、そんな感性豊かな画家たちが描いた美しい着物姿の女性の画を多数紹介する。さらに、その中から数点をアンティーク着物によって再現。合わせて、スタイリストによる別コーディネートも展示することで、多彩な着物の着こなしを学ぶことができる。文学作品から当時の着物事情を紐解くまた、大正から昭和の初期にかけて活躍した小説家の文学作品を展示し、当時の着物事情を紹介。時代の風俗を丹念に描写した作品に記された情報をもとに、小説家たちが描いたヒロインの着物姿を再現する。流行や風俗を敏感にとらえて作品に織り込んだ作家で知られる菊池寛。女性の着物姿からも、当時のモダンな雰囲気が反映されている。文豪・徳田秋聲の愛用品を初公開加えて、文豪として知られる徳田秋聲が着用したマントや鞄、ステッキなどの愛用品を初公開。さらに、かんざしや着物の帯締めに通す帯留めといった着物のアクセサリー100点以上も初めて展示される。長襦袢を紹介する初の展覧会もまた、期間中、併設される弥生美術館3階では「長襦袢の魅力 ~着物の下の遊び心~」を同時開催。現代で言う下着の役割を果たしていた“襦袢”の魅力を紹介する初の展覧会となるので、合わせて観覧してみてはいかがだろうか。【詳細】アンティーク着物万華鏡 ―大正~昭和の乙女に学ぶ着こなしー会期:2019年7月5日(金)~9月29日(日)会場:弥生美術館・竹久夢二美術館住所:・弥生美術館 文京区弥生 2-4-3・竹久夢二美術館 文京区弥生 2-4-2TEL:・弥生美術館 03-3812-0012・竹久夢二美術館 03-5689-0462開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜日(ただし、7月15日(月)、8月12日(月)、9月16日(月)、9月23(月)は開館、7月16日(火)、9月17日(火)、9月23(火)休館)入館料:一般900円、大学・高校生800円、小・中学生400円※団体20人以上各100円引き※二館併せて観覧可能
2019年05月25日ウーマンエキサイトのスペシャルサポーター「ママリーダーズ」のメンバー、株式会社ハグカム 代表取締役の道村弥生さんを紹介します。■道村 弥生さん道村 弥生 プロフィール株式会社ハグカム 代表取締役。明治大学商学部卒業後、2007年に株式会社サイバーエージェントへ新卒入社。インフルエンサーマーケテイングやスマホゲームアプリの子会社経営を経験後、人事本部にて新卒採用や組織活性化などに従事。多くの学生と合う中で、幼少期の原体験がその後の人生に大きな影響を与えていると実感する。その後、Ameba総合プロデュース室で数十個のコミュニティサービスの事業戦略・品質管理・プロジェクト管理を横断でプロデュース。2015年にサイバーエージェントより独立し、株式会社ハグカムを設立。<子どもの「できた!」を育む。>をビジョンに掲げ、いつでもどこでも子どもにとって恩師のような先生に出会えるオンラインスクール事業を展開。現在は、英会話レッスンを中心とした「GLOBAL CROWN(グローバルクラウン)」を運営。生年月日 : 1984年3月11日子ども : 娘(2017.9)居住地 : 東京都HP: 株式会社ハグカム Facebook: 道村弥生 Instagram: @chimu841 座右の銘 : 思考は現実化する
2018年07月10日展覧会「セーラー服と女学生 ―イラストと服飾資料で解き明かす、その秘密―」が、東京・弥生美術館にて2018年6月24日(日)まで開催される。「セーラー服と女学生 ―イラストと服飾資料で解き明かす、その秘密―」では、イギリス海軍の水兵服に由来し、マリンルックとして19世紀末から20世紀初頭の欧米で流行したセーラー服を特集。本来は年齢・性別を問わない衣装であるはずのセーラー服が、なぜ日本では女学生の服として定着したのかを、イラストや実物資料から紐解いていく。「京都・平安女学院のセーラー服姿」は、1920年に制定された日本初のセーラー女学生を写真に収めた写真。場内には、当時の平安女学院のセーラー服を複製したものや、1921年制定の福岡女学院のセーラー服を展示する。その他、東洋英和女学院や、女優・薬師丸ひろ子の出身校でもある都立八潮高校など、多数の学校から実物のセーラー服が集結。様々な学校の個性的なセーラー服を一度に見ることができるとともに、その学校に代々伝わる特別なリボン・タイの結び方も紹介する。中原淳一の『ひまわり』の表紙イラストや松本かつぢの作品「君の瞳はつぶらにて」など、レトロで可憐な少女絵から、江津匡士、森伸之、中村佑介といった作家達による、現代の女学生をリアルにとらえたイラストまで、セーラー服姿の女学生を様々な角度から表現した作品を紹介。中でも、中村佑介の原画は20点を一挙に公開。学生時代の作品から最新作に至るまで、多彩な“セーラー服の女の子”を発見できる。また、世界のセーラー服ブームを牽引した人気漫画『美少女戦士セーラームーン』も登場。ファン必見の貴重な原画を特別に公開する。【詳細】セーラー服と女学生 ―イラストと服飾資料で解き明かす、その秘密―会期:2018年3月29日(木)~6月24日(日)会場:弥生美術館 1階~2階会場住所:東京都文京区弥生2-4-3TEL:03-3812-0012開館時間:10:00~17:00(入館は16:30 まで)休館日:毎週月曜日 ただし、GW期間を含む4月24日(火)~5月6日(日)は無休で開館同時開催:弥生美術館3階会場「高畠華宵展」・竹久夢二美術館「竹久夢二 暮らしを彩る小さな美―大正ロマンのかわいいデザインー」入館料:一般 900(800)円 大高生 800(700)円 中小生 400(300)円※竹久夢二美術館と併せての料金。()内は20名様以上の団体割引料金。■武内直子『美少女戦士セーラームーン』中間展示替え第1期:3月29日(木)~4月28日(土) 第2期:4月29日(日)~5月27日(日) 第3期 5月29日(火)~6月24日(日)合計3点の原画作品を順次公開。原画展示を行わない期間は、複製原画を展示。■ギャラリートーク日時:4月21日(土)、5月13日(日)、6月16日(土) 各日14:00~ 約45分間※予約不要・無料(要入館料)
2018年04月10日「命短し恋せよ乙女」展~マツオヒロミ×大正恋愛事件簿〜が、東京・弥生美術館で開催される。会期は、2017年7月1日(土)から9月24日(日)まで。明治末から大正時代は、様々な恋愛事件が頻発した時代であった。日本という国自体がめまぐるしく変化していた時代。当時のスキャンダルは、女性としての生き方や結婚観をも揺るがすものであり、1人の女性の人生をかけたものだった。そんな恋愛事件には、現代のゴシップには無い独特のロマンを孕んでいる。「命短し恋せよ乙女」展は、明治末から大正時代にかけての”恋愛事件”にフォーカスを当てた。当時世間を賑わせた事件を取り上げ、その事件にまつわる当時の写真や手紙、新聞記事など約200点を紹介する。また、数々の恋愛遍歴を持つ竹久夢二の恋人の1人である小説家・山田順子のマツオヒロミによるイメージ画を展示。当時の女性風俗特有の情緒を残しながらも、現代の鮮やかなイメージに蘇らせた画風は多くの人から人気を得ている。さらに、思想家・平塚らいてうが夫に宛てて送った手紙も初公開。フェミニストの闘士としての姿とは裏腹に、彼女の穏やかな愛情が垣間見える。本展に関連した書籍『命みじかし恋せよ乙女大正恋愛事件簿』の刊行された。大正の文豪たちのスキャンダラスな恋を資料から読み解いていく。姦通罪で投獄された「北原白秋」、 姪と禁じられた恋をした「島崎藤村」、 人妻と心中した「有島武郎」等々強烈な個性をもった文豪たちの恋について知ることができる。また、マツオヒロミの描き下ろしイラストも3点収録される。【詳細】「命短し恋せよ乙女」展~マツオヒロミ×大正恋愛事件簿〜会期:2017年7月1日(土)〜9月24日(日)会場:弥生美術館住所:東京都文京区弥生2-4-3開館時間:10:00〜17:00 (最終入館:16:30)休館日:月曜日(ただし 7月17日(月・祝)開、翌18日(火)休、8月14日(月)臨時開館、9月18日(月・祝)開、翌19日(火)休料金:一般900円/大高生800円/中小生400円※隣接する竹久夢二美術館と二館併せての料金。※畠華宵の常設ルーム見学料金も含む。■書籍詳細『命みじかし恋せよ乙女大正恋愛事件簿』発売日:2017年6月26日(月)編著:中村 圭子価格:1,800円+税
2017年07月06日弥生は2月22日、クラウド請求管理サービス「Misoca(ミソカ)」を開発・運営するMisocaの発行済み株式を100%取得することを発表した。Misocaは、見積書・納品書・請求書の作成、配信・発行などをWeb上で行えるクラウド請求管理サービス「Misoca」を2011年より展開している。シンプルでわかりやすいインタフェースや、請求書を1通からオンラインで送付できる利便性から、フリーランスや中小企業を中心に好評を得ている。現在、8万8000以上の登録事業者を有しており、取扱い請求金額は月間102億円。今回のMisocaのグループ会社化により、見積から請求、回収、会計までクラウドサービスの業務領域を拡充し、ユーザーの各業務のスムーズな連携を実現する。今後は両社のノウハ ウを活用し、事業者間取引の新たなプラットフォームの提供やFintechサービスの開発を進めていく方針だ。
2016年02月22日弥生は1月29日、平成27年分の確定申告書の受付開始となる2月16日までに「やよいの青色申告 オンライン」と「やよいの白色申告 オンライン」を機能強化することを発表した。具体的には、不動産所得の申告と消費税申告に対応した機能を追加するという。不動産所得の申告対応により、事業所得と不動産所得を兼業している個人事業主も「やよいの青色申告 オンライン」「やよいの白色申告 オンライン」で申告できるようになる。不動産所得用の決算書として、白色申告者には収支内訳書、青色申告者には青色申告決算書が作成される。消費税申告の対応では、既に搭載されていた消費税の取引入力に加えて、消費税申告書の作成・出力と、各種付表の作成・出力が可能になるという。また、同社はスマートフォンで「やよいの青色申告 オンライン」「やよいの白色申告 オンライン」の取引入力が可能となる、スマートフォンアプリ(iPhoneアプリ)を1月22日に公開。Androidアプリの公開は2月下旬の予定となっている。同アプリを利用するには、あらかじめ「やよいの青色申告 オンライン」または「やよいの白色申告 オンライン」からサービス契約が必要。ただし、同アプリからの不動産所得の取引入力は未対応。
2016年01月30日業務ソフトウェア「弥生シリーズ」を提供する弥生は1月19日、同社が掲げる「会計業務 3.0」の推進施策に関する記者発表会を開催した。電子帳簿保存法の改正によって見直しされたスキャナ保存制度への対応について、同社の代表取締役社長を務める岡本浩一郎氏が説明した。同社では、外部取引データを会計(仕訳)データに自動で変換する「YAYOI SMART CONNECT」を2014年7月から提供してきた。これにより、銀行やクレジットの明細、請求書データなどを、弥生会計のラインアップ(弥生会計 16、弥生会計 オンライン、やよいの青色申告 16、やよいの青色申告 オンライン、やよいの白色申告 オンライン)に取り込むことが可能となった。これまで、転記や集計といった会計業務は自動化されていたものの、証憑整理や伝票入力などは手で行う必要があったが、「YAYOI SMART CONNECT」によって、証憑整理から伝票入力、転記、集計までを自動化することができるようになり、これを同社では「会計業務 3.0」としている。今回さらに、外部取引データの取込に加えて、レシート・領収書の「スキャンデータ取込」機能が追加された。同機能は、レシート・領収書をスキャナで読み取った画像からOCR(光学文字認識)処理によって自動で取引データを生成し、仕訳データに自動変換するというもの。「店名がロゴの場合、OCRで読み込むことができないが、その場合は電話番号から店舗情報を参照して、反映させる処理をしている」(岡本氏)今年の1月から緩和されたスキャナ保存制度では、電子署名や関連帳簿の電子保存が不要となり、金額制限もなくなったため、これまで制度に対応させることが難しかった小規模企業でも、活用しやすい状況となった。同制度に対応すると、これまで必要とされてきた領収書の原本保存を行う必要がなくなる。こうした状況下、同社ではスキャナ保存制度の要件に必要な、「タイムスタンプの付与」、「証憑の検索機能」、「承認機能」も2月から搭載するという。また、同社はスキャナ保存制度の申請・運用を支援するサービスも提供することで、小規模企業の手間や負担を軽減するとしている。申請・運用支援サービスでは、所轄税務署長へ提出する申請書や、適正事務処理要件を満たす社内規定などのテンプレートが無料ダウンロードにて提供される。さらに、同社はPFUのスキャナ「ScanSnap iX100」を無償でレンタル提供するキャンペーンも実施する。このキャンペーンによって、初期費用0円でスキャナ保存に対応することができる。同キャンペーンの対象者は、「あんしん保守サポート」のトータルプランに加入しているユーザーと、新しく同社製品を購入する起業家および会計事務所からの紹介者となっている。申込期間は2016年12月31日まで。そのほかキャンペーン特典として、協賛企業各社からのサービスも提供される。運用費用の面でも、「あんしん保守サポート」の加入者および弥生オンライン製品の利用者は、従量課金での有償提供が一般的だというタイムスタンプも無償で提供される。「厳密に言うと、『あんしん保守サポート』のサポート料金や、オンライン製品の利用料金は必要となるが、それ以外に発生する費用はない。また、『あんしん保守サポート』やオンライン製品の初年度無償のキャンペーンも行っているため、うまい組み合わせをすると、本当に無料で、われわれのサービスが使え、スキャナがレンタルでき、タイムスタンプを利用することができる」(岡本氏)今後同社は、春にはPFUの「ScanSnap Cloud」に対応、秋には銀行APIからの直接取込への対応を予定している。また、現在さらに進められている規制緩和にあわせて、スマートフォン撮影対応にも対応していくとしている。
2016年01月19日弥生は1月15日、法人起業検討者を対象とした、起業の直前直後に役立つ情報をまとめたWebサイト「弥生の起業家応援プロジェクト」を公開した。同サイトでは、起業の準備・手続きから起業直後の経理・業務管理までの情報が紹介されている。コンテンツは大きくわけて「起業の基礎知識」「起業と経理」「起業に役立つ製品・サービス」の3つが用意されている。「起業の基礎知識」では、起業前後に必要な情報にフォーカスし、法人設立の検討時に役立つ「会社設立のメリット・デメリット」や「設立費用、法人設立後に必要な届出書類」、起業後にすぐ決めておくと後々のお金の管理が楽になるという「請求・支払の期日 決め方の原則」や「現金と預金の管理方法」などが紹介されている。「起業と経理」では、主に起業後の経理にフォーカスし、起業家アンケートから割り出した、「業界ごとの売上に対する理想比率」や「黒字化経営企業の経営状態」が紹介されており、業界ごとの健全経営を把握することができるという。また、日々の経理の流れや決算の説明も紹介されている。「起業に役立つ製品・サービス」では、起業時に、個人事業主としてスタートするか、最初から法人として会社を設立すべきか迷う場合に、事業の売上と経費、希望する年収などを入力することで、概算の税金(法人税・所得税)がわかる「かんたん税金計算シミュレーション」が用意されている。これにより、個人事業主と法人で納める税金の差額や売上の多寡による変動額を把握することができるようになっている。
2016年01月15日弥生は12月14日、「弥生給与 16」「やよいの給与計算 16」をNTTデータのマイナンバーの収集・保管サービス「データ管理の達人」と連携することを発表した。またあわせて、クラウドストレージ「弥生ドライブ」の安全管理措置への対応など、スモールビジネスのマイナンバー収集・保管のサポートを強化する。「データ管理の達人」は、マイナンバーなどのマスターデータを一元的に登録・編集する機能を持つソフトウェア。「弥生給与 16」「やよい給与計算 16」と連携することで、マイナンバーの収集・保管・利用・提供・廃棄までをセキュアな環境で実現することができるようになる。「データ管理の達人」のサービス提供開始時期は2016年1月4日予定で、弥生製品との連携開始は2016年4月予定となっている。価格(税別)は、4万9800円/年(Professional Edition ダウンロード版)。
2015年12月14日業務ソフト「弥生シリーズ」を提供する弥生は10月13日、デスクトップアプリケーションの最新バージョン「弥生 16 シリーズ」のラインアップ(「弥生会計 16」「弥生給与 16」「弥生販売 16」「やよいの青色申告 16」「やよいの給与計算 16」「やよいの見積・納品・請求書 16」「やよいの顧客管理 16」)を10月30日に一斉発売することを発表した。給与製品の最新バージョン「弥生給与 16」「やよいの給与計算 16」では、データの暗号化、権限管理といった、マイナンバー制度における安全管理措置に対応している。同社が運用・提供しているクラウドストレージ「弥生ドライブ」でも、年内に安全管理措置について強化される予定となっており、これにより「弥生ドライブ」を利用して会計事務所とマイナンバーを含むデータのやり取りを行ったり、自社のデータ保存をクラウドで行うことができるようになる。また今回、法定調書合計表および扶養控除等(異動)申告書の新様式にも対応している。給与所得の源泉徴収票も、新様式が確定しだい対応する予定だという。両製品は、CSAJ(一般社団法人コンピュータソフトウェア協会)の「マイナンバー対応ソフトウェア認証」を取得しており、個人番号を直接扱う業務アプリケーションが対応すべき必須項目について、ソフト機能として実装されていることを評価機関が認証している。サービス面に関しては、7月より提供を開始している「あんしん保守サポート」にて、カスタマーセンターによるマイナンバー相談の提供や、マイナンバー制度に必要な基本方針や取扱規程、委託契約書のテンプレートのダウンロード提供など、事業者のマイナンバー制度への対応を支援するサービスが用意されている。「弥生 16 シリーズ」では、そのほかにも各種機能追加/改善が行われている。法令改正に関する情報や、製品のアップデートに関する情報をタイムリーに表示するメッセージセンターでは、製品や弥生ドライブの起動が可能となった。「弥生会計 16」「やよいの青色申告 16」では、かんたん取引入力が刷新され、弥生会計 オンラインの「かんたん」をデスクトップアプリケーションに逆輸入し利用できるようになった。また、弥生製品と外部アプリケーション/サービスを連携し、データを自動取込・自動仕訳する、「YAYOI SMART CONNECT」も今後機能強化される予定となっている。11月には法人銀行口座の自動取込およびまとめ仕訳を、12月にはOCR取込および電子帳簿保存法改正への対応が予定されている。法人銀行口座の自動取込では、1,125行の金融機関(うち法人口座47行)の明細やクレジットカードなどの取引データを、自動取込、自動仕訳できる予定となっている。まとめ仕訳については、交通費などの複数の取引を、ひとつの取引にまとめて仕訳データとして登録することが可能となる。OCR取込では、スキャナやスマートデバイスで証憑類を読み取り、取引データを生成することができる予定となっている。電子帳簿保存法改正への対応に関しては、電子帳簿保存法の概要、申請のメリット・デメリットおよび申請書の記載方法がわかるWebコンテンツや、申請に必要な適正事務処理要件を満たす社内規定のテンプレートが提供される予定だ。同社の代表取締役社長 岡本浩一郎氏は、同社の今後のミッションについて次のように語った。「昔は会計業務は全て手作業だった。取引が発生してから証憑を整理し、手で伝票を起こし、転記、そろばんや電卓などで集計して試算表/決算書を作成していた。会計ソフトによって、転記や集計などの後工程が自動化されるようになったが、まだ前工程は手作業で行っている。"会計業務 3.0"の世界では、取引が発生すると証憑は電子化され、自動で仕訳、転記、集計、と一気通貫で試算表/決算書が作成できるようになる。テクノロジーの進化や規制緩和を活用し、われわれは会計業務を進化させていきたい」「弥生 16 シリーズ」を購入し、所定の条件を満たしたユーザーには、「あんしん保守サポート」が最大15カ月間無償で提供されるキャンペーンや、「やよいの青色申告/白色申告」オンラインについては、セルプランが初年度無償になるキャンペーンが実施される。
2015年10月14日クラビスは7月13日、同社が運営するクラウド経費精算アプリ「STREAMED(ストリームド)」が、弥生が提供する「YAYOI SMART CONNECT(弥生スマートコネクト)」を通じた「弥生シリーズ」との連携を開始した。STREAMEDはクラウド経費精算アプリで、スマートフォンのカメラやスキャナで領収書の画像を取り込むだけで、オペレーターがデータ化するサービスを提供。オペレーターが目で見て作業するため、手書きの領収書であっても正確にデータ化できるという。また、領収書をスキャンすると仕訳データが作成できるため、個人事業主の確定申告や、中小企業の経費精算、会計事務所の記帳代行などで利用されているという。一方、YAYOI SMART CONNECTは、外部アプリケーション・サービスと連携し、銀行明細やクレジットカード、電子マネーなどのさまざまな取引データを自動取り込み、自動仕訳し、「弥生シリーズ」へと取り込むサービス。今回の連携により、STREAMEDで撮影して自動データ化した領収書の仕訳をYAYOI SMART CONNECTを通じて、「弥生シリーズ」へ取り込めるようになった。なお、YAYOI SMART CONNECTへの連携は、月額300円(税別)から始められるSTREAMEDの有料プランでの提供となる。
2015年07月14日森本美由紀の初の展覧会「ファッション・イラストレーター 森本美由紀 展 ーカジュアルからモードまでー スタイル画を描いた30年の軌跡」が、9月27日まで弥生美術館にて開催中だ。森本美由紀は、日本のファッション・イラストレーションの第一人者・長沢節に師事し、19歳でデビュー。『mc Sister』、『Olive』、『25ans』、『VOGUE』などの雑誌でファッショナブルなスタイル画を手掛けて人気を博し、近年まで第一線で活躍した。90年代には、音楽グループ「ピチカート・ファイヴ」とのコラボレーションから“渋谷系”ブームのアイコンともなり、00年代には気鋭のアートディレクター達とのコラボレーションにも精力的に取り組み様々な作品を発表した。本展では、13年に54歳の若さで急逝した森本が、出生の地・岡山県津山のアトリエに保存していた原画など約500点を一挙公開。初公開となる原画や、「ユニクロ(UNIQLO)」Tシャツ、松屋銀座の広告などアートディレクター達とのコラボレーション作品も紹介し、デビュー期から近年まで、30年にわたる森本の活動の軌跡をたどる。会期中には、イラストレーターの穂積和夫をゲストに迎えたギャラリー・トーク(8月9日)、森本と所縁のあるゲストらを迎えたトークショー「森本美由紀ナイト!」(8月29日、9月5日)、ゲリラ開催のギャラリー・トーク「午後3時のゲリラ・トーク」などのイベントが多数開催される予定だ。【イベント情報】「ファッション・イラストレーター 森本美由紀 展ーカジュアルからモードまでー スタイル画を描いた30年の軌跡」会 場:弥生美術館住 所:東京都文京区弥生2-4-3会 期:9月27日まで時 間:10:00~17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜日(※ただし7月20日・9月21日は開館)、7月21日入場料:一般900円、大・高生800円、中・小生400円
2015年07月13日弥生は、平成26年分(2015年3月16日期限)の確定申告を行う予定の個人事業主(事業所得)を対象に、クラウド会計ソフトに関する調査を行い、その調査結果を発表した。なお、同社は、2015年1月にも同様の調査を行っている。調査期間は3月20~23日、対象は20歳以上の男女で、回収サンプル数は16,074。調査結果によると、前回調査同様、今回の調査でも、申告方法は「(会計ソフトを)利用していない」が7割強(74.3%)を占め、「(会計ソフトを)利用している」は3割弱に留まった。会計ソフトの利用形態別調査では、「クラウドアプリケーション」を利用している比率が5.8%から7.7%と前回よりも微増という結果になった。クラウド会計ソフトの認知率は「知っている」が4割近く(38.5%)、「知らない」が6割という結果となり、クラウド会計ソフトの認知は、前回の調査よりも上昇。また、クラウド会計ソフトを知っていると答えた方に、今後の利用意向を聞いてみると、「利用したい(24.2%)」と「どちらかといえば利用したい(32.4%)」を合わせた「利用意向あり」が、前回の47%を上回り、半数を超え56.6%となった。クラウド会計ソフトの利用をメーカー別でみると「弥生(29.5%)」、「freee(20.7%)」、「マネーフォワード(9.1%)」の順となり、前回の調査と順位の変化はないものの、今回の調査結果では、上位2社と3位以降との差に少し開きが見えてきた。会計ソフト利用者の業種別利用状況は、「サービス業」が最も多く、3割前後を占め、デスクトップとクラウドでの業種の差はみられなかった。一方、年代別利用状況では、デスクトップアプリケーション利用者は「50代(34.6%)」、「40代(32.4%)」、「60代(20.6%)」の順となり、クラウドアプリケーションでは「40代(32.9%)」、「50代(28.8%)」、「30代(23.2%)」の順となり、クラウドアプリケーションの方が全体的に若い年代の利用者が多い結果となった。クラウド会計ソフトの利用のきっかけは、「自社で決算・申告を行う(32.0%)」、「業務の効率化(29.5%)」が3割前後を占め、「帳簿の作成や印刷(18.8%)」「起業(16.3%)」、「費用の削減(14.4%)」が続いている。現在利用しているクラウド会計ソフトの選定理由は、「確定申告の作成が簡単そう(33.9%)」、「無料(29.2%)」、「記帳から確定申告まで全部できる(29.2%)」の上位3つが3割前後を占めた。決め手は「無料(16.3%)」が最も高く、次いで「確定申告の作成が簡単そう(10.3%)」となっている。
2015年04月17日弥生は2月16日、個人事業主の確定申告を応援するキャンペーンを拡大し、「"確定申告お疲れさまでした"キャンペーン」と「クラウド申告ソフト初年度無償キャンペーン(平成27年度分申告)」を3月2日より新たに開始すると発表した。同社では、昨年の10月より、「クラウド申告ソフト初年度無償キャンペーン(平成26年度分申告)」を展開し、「やよいの青色申告 オンライン」および「やよいの白色申告 オンライン」に新規に加入した人に向け、すべての機能を利用できるセルフプランの1年分の料金を無料に、サポート付のベーシックプランを初年度1年間料金を半額にするキャンペーンを展開してきた。基本的に、「クラウド申告ソフト初年度無償キャンペーン(平成27年度分申告)」は、これをさらに来年の3月15日まで延長するもの。なお、「やよいの青色申告 オンライン」の通常価格はセルフプランが8,000円/年、ベーシックプランが12,000円、「やよいの白色申告 オンライン」の通常価格はセルフプランが4,500円/年、ベーシックプランが8,000円(いずれも税別)となっている。「"確定申告お疲れさまでした"キャンペーン」は、「やよいの青色申告 オンライン」、「やよいの白色申告 オンライン」「やよいの青色申告 15」および「弥生会計 15」の利用中のユーザーが、アンケートに回答するとホッと一息できる癒し商品を抽選でプレゼントするというもの。期間は2015年3月2日~2015年4月10日。詳細は3月2日にキャンペーンサイトで発表される。
2015年02月16日弥生は2月16日、同社が提供するクラウド申告サービス「やよいの青色申告 オンライン」および「やよいの白色申告 オンライン」が、同日より、e-Tax(国税電子申告・納税システム)に対応すると発表した。「やよいの青色申告 オンライン」および「やよいの白色申告 オンライン」のデータを、国税庁のe-Taxに取り込むための申告・申請データとして出力できる。このデータを、国税庁のe-Taxソフト(WEB版)に取り込み、送信することで、電子申告を行うことができる。これにより、確定申告書の作成から提出まで、すべての作業をインターネット上で完結でき、税務署へ確定申告書の持込や郵送が不要になる。なお、利用の際には、あらかじめ開始届出書を提出し、利用者識別番号などを取得する必要がある。
2015年02月16日マネーツリーと弥生は29日、弥生が提供する「弥生シリーズ」の会計ソフトラインアップと、マネーツリーが提供する資産管理アプリ「Moneytree」が連携を開始したと発表した。連携対象ソフトは、「弥生会計」「やよいの青色申告」「やよいの青色申告 オンライン」「やよいの白色申告 オンライン」の4製品で、「YAYOI SMART CONNECT(弥生スマートコネクト)」を通じて「Moneytree」と連携する。これにより、「Moneytree」が対応している全国1,300以上の金融機関などの取引データを、各会計ソフトへ会計データとして取り込むことが可能となり、日々のお金の管理から確定申告までをカバーできるようになったという。「Moneytree」は、手入力不要の資産管理アプリ。一度登録するだけで、銀行・クレジットカード・電子マネー・ポイントカードの残高や利用額が自動的に更新され、収支の状況を把握できる。2013年4月のリリース以降、約70万ダウンロードを達成。料金は無料。「弥生会計」と「やよいの青色申告」は、帳簿付けから決算資料まで簡単に作成できる会計ソフト。一方の「やよいの青色申告 オンライン」と「やよいの白色申告 オンライン」は、「取引の入力」「確定申告書の作成」の2ステップで帳簿と確定申告書を作成可能なクラウド会計ソフト。
2015年01月30日弥生は、「弥生会計」「やよいの青色申告」が、「YAYOI SMART CONNECT」と連携を開始し、外部アプリケ―ション/サービスから取引データを自動で取り込み、自動で仕訳する機能が追加されたと発表した。アグリゲーションサービスの「Zaim」、「MoneyLook」と「Twitter」連携が可能となり、銀行明細やクレジットカード、電子マネーなどの様々な取引データを自動取込、自動仕訳し、会計データへと変換する。これにより、利用者は、日々の取引入力の手間を削減できる。
2014年12月24日スタンドファームは11月26日、請求書管理サービス「Misoca(ミソカ)」と弥生のクラウドサービス「YAYOISMART CONNECT(弥生スマートコネクト)」の連携を発表した。Misocaは、オンライン上で無料で見積り・納品・請求書の発行ができるなど、請求業務の効率化を図れるクラウドサービス。現在、個人事業主や中小企業を中心に2万5000社以上が利用している。YAYOI SMART CONNECTと連携させることで、自動的に請求データを売掛金として会計データに取り込めるようになる。請求管理した内容が直接会計データとして取り込まれるため、人の手作業による転記の必要がなく、記帳漏れを防げる。なお、スタンドファームは、10月にSMBCベンチャーキャピタルとインキュベイトファンド(既存株主)を割当先とした総額7000万円の第三者割当増資を実施している。調達した資金を新たなサービスの開発に当てるとしている。
2014年11月26日個人事業主や中小企業向け業務ソフトを手掛ける弥生は2014年10月、青色申告ソフトをサービスとして提供する「やよいの青色申告 オンライン」を発表した。これは他社が提供する「freee」や「MFクラウド確定申告」といった、広義では“クラウド会計ソフト”と呼ばれる製品と同じく、個人事業主をターゲットとした確定申告用のソフトだ。弥生といえば長年、パッケージ版の業務ソフトを提供していることで知られる。既存のパッケージ版ソフト「やよいの青色申告」を利用しているユーザーからは、やよいの青色申告 オンラインを発表後に「これまでのデータをクラウド版に移行できるのか?」といった問い合わせが寄せられているという。今回、弥生の岡本浩一郎代表取締役社長に話を聞く機会を得たので、「やよいの青色申告 オンライン」はどのようなユーザーが使うといいのか、特徴や既存製品との連携、今後のロードマップなどについて聞いた。○パッケージ版とクラウド版は現状ではターゲット層が異なる――「やよいの青色申告 オンライン」は、どのような人が使うと便利なのでしょうか?岡本浩一郎代表取締役社長(以下、岡本社長):2014年10月のスタート時点で最もターゲット(サポートしたい)としているのは、これまで青色申告ではなく白色申告をしてきた人たちです(※次回の確定申告からは、白色申告者でも記帳が義務化され、その手間は何倍にもなると予測される)。当然この先、パッケージ版の青色申告ソフトを使っているユーザーがクラウド版を使いたい要望はあると思いますので、パッケージ版からクラウド版への移行も2016年の確定申告シーズン以降に対応を予定しています。現時点では、あくまで白色申告をしていた人、もっと言えば業務ソフトをこれまで使っていなかった人を中心に、確定申告の初心者でも使ってもらえる会計ソフトを意識してスタートしています。――具体的にはどのような点が初心者向けなのでしょうか?岡本社長:すごく分かりやすい部分でいうと、例えば消費税申告。パッケージ版ではもちろん対応していますが、クラウド版はあえて対応していません。想定しているユーザー層(これまで白色申告だった人)を考えると、消費税申告をしない人が非常に多いからです。余計な機能を付けるよりも、できるだけ「シンプル」に機能を実装しています。――パッケージ版を使っていた人からすれば、クラウド版ではできない機能があるので、積極的には推奨されないということですね。岡本社長:今後11月、12月と機能追加を予定していますが、10月のリリースのタイミングではかなり機能を絞りました。会計ソフトでは当然ある「残高試算表」の機能もあえて付けていません。会計簿記の概念にのっとって入力する仕分けの入力機能についても同様で、準備はしていますが、リリースはしていません。初めて業務ソフトを使う方に、「難しそう」と思われるよりは、まずシンプルに使い始めてもらって、「これなら使える」と思ってもらえた段階で機能を追加し、使いたい人だけその機能を使ってもらいたいと思います。――すでにパッケージ版「やよいの青色申告」を使っているユーザーにはどのようなメッセージを伝えていますか?岡本社長:弥生のパッケージ版青色申告ソフトを利用中の方は、2015年1~3月に関してはぜひそのまま利用して頂きたいですね。パッケージ版は確定申告の経験がある人向け、クラウド版はまったくの初心者向け。現時点では非常に対照的なソフトとなっているからです。○他社製品との一番の違いは「実際に使える」こと――昨今、クラウド会計と呼ばれる製品が他社からも出ていますが、それら製品と比較しての弥生製品の強みは何でしょうか?岡本社長:確定申告ソフトとして実際に使える、ということです。弥生では今回、「やよいの青色申告 オンライン」をクラウド会計とは呼ばず、クラウド申告ソフトと呼んでいます。申告ソフトということで、決算書や申告書の作成がいかにつまずくことなくできるかを意識しているからです。会計ソフトでつちかった長年の経験により、分からない会計用語に関してはユーザーがすぐにその場で理解できるヘルプ機能も充実していますし、入力項目に関してはユーザーがその場で項目を自分で判断して入れてもらうだけでなく、基本的にソフトで判断できるものはソフトで判断したうえで、最小限、必要なものを入力してもらうようになっています。そうした使い勝手の部分は圧倒的に他社と異なると自負しています。あとは申告ソフトでは必須といえる控除額の自動計算機能も標準搭載している点も他社との差別化ポイントといえるでしょう。あとは銀行・クレジットカードの自動取り込み機能です。個人事業主の方からよく聞かれる悩みで「事業のお金と個人のお金がすぐにバラバラになってしまう」というものがあります。それこそ、個人用の口座を自動取り込みで設定し、全部取り込むと大変なことになりますよね。個人事業主は、事業用のお金と個人用のお金を意識して別で扱う必要があります。「やよいの青色申告 オンライン」であれば、実務にのっとって、個人用と事業用のお金を分けて扱い、実務用だけ選んで取り込むことができます。――最後に、今後のロードマップを教えてください。岡本社長:まず、オンライン(クラウド版)については、新規市場を開拓するという意味でも引き続き機能強化を図っていきます。一方で従来のパッケージ製品についても、外部との連携サービス「YAYOI SMART CONNECT」に対応し、「Zaim」「MoneyLook」「Twitter」「Airレジ」「Misoca」といった各種クラウドサービスとの連携を実現するなど、クラウドの利便性を附加しています。クラウドストレージ「弥生ドライブ」については、2014年11月時点で11万ユーザーを超えるなど、急速な勢いで利用が進んでいます。そういった意味ではクラウドはクラウド、パッケージはパッケージと分けてというよりは、弥生は当然パッケージも提供していきますし、クラウドの利便性も提供していきます。将来的には、クラウドとパッケージ(デスクトップ)をあまり意識せずに、社内にいるときにはパッケージ版を、出先ではクラウド版を使うといった利用シーンも構想にはあります。これは技術的なハードルもあるので、2~3年先の話にはなると思います。――ありがとうございました。○弥生のクラウドへの本気度は今後も続くマイナビニュースが2014年8月に行ったインタビューで、「来季は弥生のクラウドに対する本気度を実感していただけると思います」と話していた岡本社長。インタビュー中、あらためてクラウドに対する同社の戦略を聞くと「実績でいうとまだまだ現在進行形。青色申告という意味では来年の確定申告のシーズンで大幅に伸びるとは思います。弥生の青色申告は弥生会計と並んで弥生の代名詞的な存在なので、それがクラウドで利用できるのは、ユーザーから見ても非常に分かりやすい、第一歩になりました」と話していた。
2014年11月18日弥生は11月13日、オリックスによる株式の取得を通じ、オリックスのグループ会社となると発表した。年内をめどに、オリックスはMBKパートナーズが組成した投資目的会社が保有する弥生株式の99.9%を取得する予定。弥生は、会計ソフト「弥生会計」や確定申告ソフト「やよいの青色申告」をはじめとする各種業務ソフトウェアの開発・販売および導入後のサポート・サービスを提供している。同社は、業務ソフトウェアメーカーから、小規模事業者が事業を立ち上げ、継続するうえで直面する課題や悩みにこたえる「事業コンシェルジュ」への進化の途上にあるという。今回の買収により、弥生のサービスおよびITにおける専門性に、オリックスが有する金融およびサービスのノウハウを組み合わせることで、「事業コンシェルジュ」への進化のスピードを加速し、小規模事業者にさらなる価値を提供できるものと考えているとしている。一方、オリックスは今回の買収を戦略的投資と位置づけ、これまでの顧客基盤に加え、日本の企業の8割以上を占める小規模事業者という新たな顧客層に向けたサービス事業を展開していく構え。なお、弥生の経営方針に変化はなく、代表取締役社長である岡本浩一郎氏は引き続き、弥生の経営に従事する。
2014年11月13日オリックスは13日、業務ソフトウェアサービス会社で知られる弥生の買収を発表した。年内を目処に弥生の全株式を取得する。買収額は、弥生の借り入れ分や、取得株式分などを含めた総額で約800億円強。弥生は、会計ソフト「弥生会計」や確定申告ソフト「やよいの青色申告」など、各種業務ソフトウェアの開発・販売および導入後のサポートなどを提供するソフトウェア会社。オリックスはこの買収を戦略的投資と位置づけ、125万社以上の登録ユーザーを有する弥生の顧客基盤を活かし、小規模事業者に向けたサービス事業を展開していく。一方弥生は自社が提供するサービスおよびIT専門性に、オリックスの金融、サービスのノウハウを組み合わせることで、自社サービスの進化を加速させるとする。なお、弥生の代表取締役社長である岡本浩一郎氏は、引き続き弥生の経営を担当する。
2014年11月13日弥生は、10月23日、クラウドストレージ「弥生ドライブ」の利用社が10万を超えたと発表した。「弥生ドライブ」は、弥生が運用・提供するクラウド上のストレージで、2013年10月にサービス開始。同社では、「弥生ドライブ」を通じて「データ共有サービス」と「データバックアップサービス」を提供している。「弥生ドライブ」を利用すると、会計事務所が顧問先と会計データをやり取りでき、「弥生ドライブ」上のデータを選択・直接起動して編集できる機能が、「弥生 15 シリーズ」より「弥生会計」と「やよいの青色申告」に加えて、「弥生給与」「やよいの給与計算」「やよいの見積・納品・請求書」「やよいの顧客管理」でも使用できる。なお、「弥生ドライブ」を利用できるのは、会計事務所(弥生PAP会員:20GB)とあんしん保守サポート加入者(無料導入サポート含む:2GB)。
2014年10月23日弥生のクラウド版会計ソフトは、簿記や会計に関する専門知識がなくても、簡単に帳簿と確定申告書を作成できる――。弥生は10月16日、「やよいの青色申告 オンライン」の提供開始を発表。岡本浩一郎代表取締役社長が、同ソフトの特徴である「かんたん」「やさしい」をアピールした。パッケージ版の会計ソフトで金額ベース、本数ベースともに50%以上の市場シェアを誇る弥生(※)が、クラウド(SaaS)版への着手を発表したのは2009年のこと。2014年1月に「やよいの白色申告 オンライン」をリリース、そして今回、「やよいの青色申告 オンライン」は満を持しての投入になる。主なターゲット層は、個人事業主だ。(※)量販店および有力オンラインストアにおけるシェアを基にした調査と弥生集計により算出2014年は白色申告の記帳が義務化され、次回の確定申告からは個人事業主でも帳票の作成が必須となった。これまでの確定申告と比較して、その負担は何倍にもなると予測される。「やよいの青色申告 オンライン」は、そうした個人事業主の手助けとなるソフト。弥生では(確定申告で)同じ手間をかけるのなら、65万円の特別控除が受けられる青色申告を推奨しており、これまで記帳の手間をかけずに済むことなどを理由に白色申告を選択していたユーザーは、ぜひ「やよいの青色申告 オンライン」を使って簡単にできる確定申告に挑戦してほしいとしている。「やよいの白色申告 オンライン」のデータはそのまま移行できるので、既に同ソフトを利用しているユーザーも安心して使える。○Macでも使える「やよいの青色申告 オンライン」の特徴は、「記帳も確定申告も、同ソフト1つでできる」「簿記/会計の知識がなくても青色申告ができる」「シンプルなデザインと機能で直感的に使える」「Windows/Mac OS対応」の4点。機能面では、学習機能付きで取引データの自動取り込み/仕訳ができる「スマート取引取込」、シンプルなUI(ユーザーインタフェースで)迷わず使える「かんたん取引入力」、表示された手順にしたがって進めていける「確定申告書の作成」、青色申告に必要な帳簿を自動で集計・作成する「帳簿・レポートの集計」機能を搭載している。銀行明細やクレジットカードなどの取引データは、業務用と個人用に分けて登録が可能。自動仕訳の学習機能を搭載するので、使えば使うほど仕訳精度が向上する仕組みだ。また、難しい会計用語や具体例を画面内で解説文を表示するサポート機能も搭載するので、画面の案内に沿って進めていくだけで決戦書や申告書を作成できるとしている。○外部サービスとの連携も2014年7月に開始した外部アプリケーションとの連携サービス「YAYOI SMART CONNECT(弥生スマートコネクト)」にも対応している。既に家計簿アプリ「Zaim」や資産管理サービス「MoneyLook」などと連携。今後POSや電子請求書、ECサイト、決済サービスとの連携を計画している。○安心保守サポートにも対応サポート面にも力を入れている。弥生は、パッケージ版で提供している「あんしん保守サポート」をクラウド版会計ソフトのユーザーにも拡大し、製品操作サポートに加えて仕訳や確定申告などの専門的な業務相談にも電話/メールで対応する。従来の製品保守サービスや業務ヘルプデスク、業務支援サービスなどに加えて、製品の活用例を紹介するサービスも拡充していく方針だ。○初年度無償キャンペーンを実施料金プランは、すべての機能が使えるセルフプランが年額8000円(税抜)、サポート付きのベーシックプランが年額1万2000円(税抜)。最大2カ月の無料プランも用意している。なお、2015年3月16日申し込み分まではセルフプランが初年度0円、ベーシックプランが初年度6000円となるキャンペーンを実施中だ。2014年10月以前に「やよいの白色申告 オンライン」を利用中のユーザーも同キャンペーンに申し込める。
2014年10月16日弥生は10月16日、クラウド版の会計ソフト「やよいの青色申告 オンライン」を発表した。WindowsおよびMac OSに対応している。すべての機能が使えるセルフプランが年額8000円(税抜)、サポート付きのベーシックプランが年額1万2000円(税抜)。2015年3月16日申し込み分まではセルフプランが初年度0円、ベーシックプランが初年度6000円となるキャンペーンを実施する。やよいの青色申告 オンラインは、弥生が2014年1月にサービスを開始した「やよいの白色申告 オンライン」をベースに開発された会計ソフト。簿記や会計に関する専門知識がなくても、簡単に帳簿と確定申告書を作成できる「簡単」「やさしい」が特徴だという。2014年7月に開始した弥生と外部アプリケーションとの連携サービス「YAYOI SMART CONNECT(弥生スマートコネクト)」にも対応しており、銀行明細やクレジットカード、電子マネーなどの取引データを自動で取り込み、自動仕訳ができる。保守サポートが充実しており、製品サポートに加えて、仕訳や確定申告などの専門的な業務相談にも電話やメールで対応する。なお、弥生は10月16日に説明会を開催し、製品戦略や業務ソフトの最新版「弥生 15 シリーズ」を発表。そちらは追ってリポートする。
2014年10月16日