阿部サダヲ主演『殿、利息でござる!』にフィギュアスケーターの羽生結弦選手が出演するなど、いまや映画にTVCM、バラエティ番組と多くのメディアで注目を浴びるフィギュアスケート。その今シーズン最後の大舞台「世界フィギュアスケート選手権2016」が3月31日(木)より遂に開幕!フジテレにて地上波独占5夜連続放送されるにあたり、2010年バンクーバー五輪銅メダリストの高橋大輔がゲスト出演することが分かった。アメリカ・ボストンにて開催される「世界フィギュアスケート選手権2016」。2年後に迫った平昌オリンピックのメダル争いをも占う今大会の見所は、昨年惜しくも銀メダルに終わった羽生選手の“世界王者奪還”。そして今シーズンからシニアデビューを果たした伸びしろたっぷりの宇野昌磨選手と、今シーズン大躍進の本郷理華選手の台頭。さらに、1年の休養を経て復帰を果たした浅田真央選手の“女王・完全復活”だ。豪華メンバーがそろい踏みの日本勢に加えて、フィギュア大国ロシアやアメリカなど強豪国をはじめ、オリンピックメダリストはもちろん、各国のトップスケーターもこぞって本大会に出場!世界一の舞台で繰り広げる“世界一”美しく厳しい戦いに期待が高まる。そして、本大会をフジテレビでは地上波独占5夜連続で放送。本番組には、解説として荒川静香が参加するほか、2010年バンクーバー五輪銅メダリストの高橋選手がゲストとして出演することが決定。さらに、高橋選手は来年度(2016/2017シーズン)からは“フジテレビ・フィギュアスケート中継の顔”として、「ナビゲーター」に就任することも決定!ファン待望のフィギュアスケート中継が実現する。高橋さんは「世界最高峰の戦いに参戦する日本代表選手を、中継を通じ応援できることを楽しみにしています。日本代表の皆さんが自分の力を発揮できるよう願っています。来シーズンからは“ナビゲーター”として皆様にもっとフィギュアスケートを楽しんでいただけるよう努めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!」と意気込みをコメント。現役選手たちが繰り広げる熱い戦いはもちろん、引退後初めて立場を変えてフィギュアスケート中継の舞台に戻ってくる高橋選手の活躍にも注目だ。「世界フィギュアスケート選手権2016」は3月31日(木)19時より5夜連続にて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年03月09日本郷奏多を主演に、累計出荷80万本の大ヒット人気ゲームを舞台化した「ダンガンロンパ THE STAGE 2016~希望の学園と絶望の高校生」の制作会見が2月26日(金)、都内で行われ、本郷さんをはじめ、共演する岡本玲、中村優一、神田沙也加らが出席した。超高校級のエリートのみが入学できる私立「希望ヶ峰学園」を舞台に、“超高校級の幸運”を持った平凡な主人公・苗木誠(本郷さん)をはじめ、突如学園に閉じ込められた個性豊かなキャラクターたちが、生徒同士の殺し合いを強要され、学級裁判で真犯人を突き止める推理ミステリー・アクション。本郷さんは2014年の初演以来の再登板で、「前回、とても好評をいただき、僕自身も手応えを感じたので、再演できてうれしいです。今回は演出も変わる部分があるので、前回とは違う魅力をお見せできれば」と意気込みのコメント。自身が演じる役柄について「実は誠は誰よりも芯が強くて、心が熱い。周りを引っ張っていける誠を演じたい」と話していた。初演以来の続投となるヒロイン役の岡本さんは「今年は4都市での公演で、ますます気合いが入っている」と武者震い。一方、“超高校級の御曹司”十神白夜役で初参戦の中村さんは「ドSで俺様なキャラクター。自分とは正反対なので、ぜひ楽しみにしていただければ」とアピールした。また、初演、昨年上演の「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE~さよなら絶望学園~」に続き“超高校流のギャル”を演じる神田さんは「前回が映像出演だったので、久しぶりに生身で帰ってきて、不安や気負いもあるが、そこはギャル役なので(笑)、『いまから腕が鳴る』くらいの強気で臨みたい。年齢的にも最後の制服だと思うので」と抱負を語った。会見ではオーディションを勝ち抜いた元・「アイドリング!!!」の後藤郁が、“超高校流のアイドル”舞園さやかを演じることが発表された。後藤さんは2014年の同グループ卒業以降、芸能活動を休止しており、同舞台で芸能活動復帰を果たす。「ダンガンロンパ THE STAGE 2016~希望の学園と絶望の高校生」は6月16日(木)より、東京・名古屋・大阪・神奈川の4都市にて上演。(text:cinemacafe.net)
2016年02月26日乃木坂46きってのファッションラバー伊藤万理華さん。彼女がリスペクトするデザイナーにミキオサカベ(MIKIO SAKABE)デザイナーの坂部三樹郎さんと、ジェニー ファックス(Jenny Fax)デザイナーのシュエ・ジェンファンさんのアトリエに伊藤さんが潜入。伊藤さんが子供の頃から習っていたというバレエをテーマにした今回のコラボレーションについてトリプルトーク。■小さい頃は写真が嫌いで「何で笑わなくちゃいけないの」って思ってた(伊藤)ーー今回は伊藤さんが実際に習っていたバレエをテーマに服作りをされていると伺いました。どのようにコラボレーションされたのですか?ジェンファン:何回か万理華さんと打ち合わせをしましたね。最初に万理華さんと打ち合わせをした時に、記憶に残っているバレエの衣装について聞いたので、後日その衣装で撮った写真を万理華さんから借りました。伊藤:ジェンファンさんの作品は、テーマが「少女の記憶」だから、今回も実際に私がバレエの発表会の時の写真や、バレエの演目を日記みたいにメモした紙をお渡ししました。それに、そのメモに日付を入れた方がいいというジェンファンさんからもリクエストにもすごく納得出来ました。ジェンファン:このバレエの衣装を着ている小さい頃の伊藤さんの写真や、演目のメモはトートッグに使いたいなと思っています。ーーところで、小さい頃の伊藤さんはどんな子供だったんですか?伊藤:うーん、わがままで、天邪鬼でこだわりが強くて…。あとは、写真を撮られるのがすごく嫌いでしたね。カメラに映ることが嫌いだったから、昔の写真で笑っているのがない。何で笑わなくちゃいけないんだって思ってました(笑)。ジェンファンさんは、どんな子供時代でしたか?ジェンファン:私は、兄と私、双子の妹の4人兄弟で、そんなにお金もなかったから、欲しい服も買えなかった。それに、反抗期も結構あって30歳まで反抗期だったかな(笑)基本、嫌いなものが多いんですよ。坂部:反抗期30歳までだったんでしょ。今、 36歳だから大丈夫じゃん(笑)ジェンファン:でも、子供の頃お金がなかったからこそ、今のクリエーションに繋がっている部分はあります。坂部:ジェンファンのクリエーションは、基本過去の記憶から作るタイプ。だから、今のトレンドとかはまったく考えないんです。だから、幼少期の出来事や記憶がすごく大事。ジェンファン:大人になってファッションの仕事をしている大人のジェンファンの中にも、子供の頃のジェンファンがいて、意地悪だったりいじめだったり悪いことをしている感覚があります。例えば、ショーの時にモデルの子に意地悪をして、衣装にパンツしか渡さないとか。そういう感じのいじめをいつもやっちゃいます。伊藤:私も性格が悪いなって思う時ありますよ、いじめっこっていうか。でも、ネガティブな思いを作品という形で、ポジティブに可愛く表現出来るってすごいなと思います。■乃木坂46に入って、いつも自分にしかない武器を探してる(伊藤)ーー「自分にしかない武器を探したい」という伊藤さんの言葉が印象的でした伊藤:やっぱり「自分にしかない武器になる何かを探したい」っていう気持ちはいつもあります。乃木坂46に入った頃もあったし、今もあります。アイドルの仕事は楽しいし、満足しているけど、乃木坂46は今37人いるんですね。今でこそ、グループ自体の認知度は上がってきているけれど、結成当時はそれこそ「自分の得意なことはこれです!」っていうキーワードがないと、誰にもくいついてきてもらえなかったんです。ーーだからこそ、ファッションが好きだっていうことを発信し続けてきたんですね。伊藤:最近になってやっと、私がファッションやクリエイティブなものが好きだっていうことを伝えることが出来てきた気がします。でも、ここまで4年かかりました。自分の好きなことを発信出来るブログの存在は大きかったですね。乃木坂46のブログが開設された頃から、ずっと自分の私服をアップしたり、自分の武器はこれだ!と思えることを発信する場なので。ーー今回のコラボレーションをどんな視点で見てもらいたいですか?坂部:アイドルである乃木坂46のイメージよりも、伊藤さん本人のイメージから連想するもので服作りしていけたらと思っています。逆に言えば、ファンの人達が持っている典型的な伊藤さんのイメージを僕達が超えることは出来ないんです。だから、僕達は本人とお会いした時の印象や雰囲気を大切にしたもの作りをしたいですね。僕がファッションの中で一番大事だと考えているのは、フレッシュさ。フレッシュであることが、ファッションがアートや建築などと最も異なる点だからです。そして、フレッシュさというのは、生き物にしか存在しないものですよね。だから、僕達は“いけているファッション”で、“いけている人を作らなくちゃいけない”んですね。いつも着る本人がもっと新鮮になって、生命力に溢れるためにはどうしたらいいのか考えています。今回もそこを見せたいですね。ーークリエイティブなものに惹かれるという伊藤さんですが、憧れているアーティストの方はいますか?伊藤:本当に多趣味な上に、飽きっぽいので何かこれ一つっていう好きなものはないんです。「これ」って一つ選ぶことは出来ないけど、いつもアンテナをはっています。坂部:多趣味なのって、ファッションデザイナーに本当に向いているんだよ。ファッションはアートと違って新しいものを生み出すタームが早いから、どんどん更新することが出来る人の方が上手くんです。だから、アイドルもあって、ファッションもある。どっちもあること、両方あることがいいんじゃいかな。前編「乃木坂46きってのファッションラバー伊藤万理華×坂部三樹郎・ジェンファン「アイドルってファッションと似てる」--1/2【INTERVIEW】」に戻る。【イベント情報】乃木坂46とイセタンガールが、女の子のお稽古をテーマにコラボレーション。白石麻衣(料理)、西野七瀬(アート)、生田絵梨花(ピアノ)、桜井玲香(ピアノ)、若月佑美(バレエ)、伊藤万理華(バレエ)とそれそれのリアルなお稽古体験をファッションアイテムで表現。彼女達のリアルな声が採用されたファッションアイテムに注目したい。タイトル:乃木坂46×イセタン ガール「おけいこガール」期間:16年3月2日~8日場所:伊勢丹新宿店本館2階=イセタン ガール
2016年02月25日乃木坂46きってのファッションラバー伊藤万理華さん。彼女がリスペクトするデザイナー、ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)デザイナーの坂部三樹郎さんと、ジェニー ファックス(Jenny Fax)デザイナーのシュエ・ジェンファンさんのアトリエに伊藤さんが潜入。「ファッションの魅力とは何なのか?」「アイドルとファッションの共通項」などファッション談義を繰り広げる。伊藤さんが二人のアトリエを訪問するのには理由がある。3月2日から8日まで、乃木坂46とイセタンガールがコラボレーションし女の子のお稽古をテーマにしたイベント「おけいこガール」が開催される。その中で、伊藤さんも幼い頃から乃木坂46に入るまで習っていたバレエをテーマに、MIKIO SAKABEとJenny Faxとコラボレーションすることになったのだ。■コラボ相手に運命を感じました!(伊藤)伊藤:私自身、坂部さんとジェンファンさんとコラボレーション出来ること自体に驚いてます。私は乃木坂46というアイドルが職業だけど、アイドルがあまりやらないような新しいコラボが出来るのがすごく嬉しいです。そのコラボ相手が、坂部さんやジェンファンさんなのは運命的だなって思いました!坂部:パルコミュージアムで13年秋に開催した「絶命展」や、その後の「絶・絶命展」にも来てくれていたって聞いて、一気に親近感が湧きました。伊藤:ちょうどその頃位からかな?乃木坂46もファッション的に攻めていたんだと思います。坂部:でも乃木坂46は、bodysong.やNORIKONAKAZATOの中里周子やリトゥンアフターワーズの山縣良和が関わっている作品があったり、気になる存在ではありました。AKB48に対して乃木坂46は、おそらく正統派という位置付けなんだろうなと思ってて。でも、意外と衣装やミュージックビデオでもツイストしている部分があって、メンバーそれぞれに、いろんな方向性や可能性があるんだという印象が残っていました。そのひっかりがストンと落ちないからこそ、気になる存在だったのが乃木坂46です。伊藤:今回の伊勢丹とのコラボレーションで嬉しかったのは、衣装でデザイナーの方とご一緒するのではなく、販売するお洋服でデザイナーの方とコラボレーション出来たこと。乃木坂46にとっても、こういった形でのコラボレーションですごく良かったなと思っています。■乃木坂46に受かったのは奇跡だと思ってる(伊藤)坂部:そもそも、どうして乃木坂46に入ることになったの?伊藤:正直にいうとアイドルを目指していた訳じゃなかったんです。ただ今は、アイドルのお仕事もすごく楽しいんですけど。実は、乃木坂46はアイドル志望の子は少なかったと思います。坂部:えっ、それどういうこと?まったく意味がわからないんだけど。伊藤:なんでみんなが乃木坂46に出会ったかというとAKB48の公式ライバルを作るってことに惹かれたからなんだと思います。今でも、オーディションに受かったのは奇跡的だと思ってますけど(笑)私も一期生のオーディションで入る時、「新しいチームだし、なんだか楽しそうだな」っていう気持ちで乃木坂46に入りました。私自身、ずっと外れたものが好きだったし。坂部:王道に対する違う何かが乃木坂46っていうことだね。伊藤:乃木坂46のコンセプトは最初から決まっていた訳ではなかったと思います。だから、乃木坂46はいろんなことにチャレンジ出来るんだと思っています。「こういうメンバーが揃ったから清楚なイメージだね」とか。その積み重ねが、だんだん乃木坂46のスタイルになっていったんだと思ってます。■アイドルって、ちょっとファッションに似てる(坂部)坂部:アイドルって、ちょっとファッションに似ているんです。ファッションは洋服が見られるけど、人間そのものが見られるのがアイドル。人間としての魅力がその子にあるのはもちろんだけど、アイドル像もその時代ごとに変わっていきますよね。だから、「アイドルはこう」っていい切れるものはなくて、時代と共に崩れつつ進化していく。だからこそ、今の日本のアイドルカルチャーがあるのかなと。みんながイメージするアイドルが出てくるんじゃなくて、新しい人間が世に出来ていくような感覚がファッションとすごく似ているなと思います。ーー確かに正統派のアイドルっていうアイドルよりも、まだ見たことのなかったタイプのアイドルが次々に出てきていますね。坂部:ファッションショーでも、洋服がいいだけだと盛り上がりに欠けてしまうんです。そこに見たことのない人がモデルとして存在することで盛り上がる。やっぱり、人は人を見た時に一番熱狂するんですよね。だから、ファッションにおいても「次世代に生きる人の姿」をクリエーションで見せていかなくてはと思っています。だから、「人としての像を考える」という意味では、ファッションもアイドルも連動しているんです。伊藤:乃木坂46も関わるスタッフさんがクリエイティブなものが好きな人が集まっているから、曲もいわゆるアイドルっぽくない楽曲だったり、ミュージックビデオの撮り方にもすごく拘っているんですよね。結果として、それが乃木坂46の武器になっていると思っています。そういうクリエーターさんたちと乃木坂46の取組みの一つに「ファッション」というカテゴリーもあるというイメージでいます。■ファッションに出会ったのは、自分の武器を探していたから(伊藤)伊藤:坂部さんが山縣さんとディレクションされた「絶命展」、実は何度も見に行ってるんです。最初に見たのは高校3年生の時でした。その頃は乃木坂46に受かっていたし、自分の武器を探したくて、ファッションや趣味にすごく意欲的だった時期なんです。だから、展覧会も自分で調べて積極的に見ていました。そんな中で、そのタイトルとビジュアルが気になって「絶命展」を渋谷のパルコに友達と見に行きました。坂部:よく「絶命展」を見つけたね。伊藤:その頃の自分って、グループの中で自分がどうしたらいいか本当に悩んでいて。そんな中で出会った「絶命展」だったから、見つけられてラッキーだったと今でも思っています。「絶命展」では生身の人間を展示していたりとか、正直本当に意味がわからなくて。「これを説明して」っていわれても説明出来ないものしかなくて…。でも、そういうもの求めていた自分の思いと展示が合致して、勝手に舞い上がっていました。すごく理想的なものを見つけた!と思ったんです。ーーアイドルに求められるもの、期待されるものに対して、自分の何を見せていくかすごく悩む気持ちわかります。普通の女の子よりも、周囲からの期待が大きいというか、たくさんの目がある中で前に立たなくてはいけないから。伊藤:だから、その模索していた時期に「絶命展」を見られて良かったんです。その頃から、ファッションをはじめ、自分の好きなものを発信する場としてなくてはならない存在であるブログの内容が濃くなってきたんですよね。だから、「絶命展」に出会えてお礼をいいたいです。後編、乃木坂46きってのファッションラバー伊藤万理華×坂部三樹郎・ジェンファン「少女の記憶とファッション」に続く。
2016年02月25日3月26日に公開される映画『仮面ライダー1号』の詳細が発表され、俳優の藤岡弘、が本郷猛/仮面ライダー1号を演じることが明らかになった。本作は、1971年4月に放送開始された特撮TVドラマ「仮面ライダー」シリーズ第1作『仮面ライダー1号』から45周年を記念して製作された作品。1月1日には、仮面ライダー1号の新デザイン画が公開され、果たして誰が演じるのかが話題になっていた。藤岡が本郷猛/仮面ライダー1号として主演を果たすのは、1972年に公開された映画『仮面ライダー対じごく大使』から実に44年ぶり。現在69歳である藤岡は「まさか45年を経て主演ができるなんて思わなかったな。お話を聞いたときは血が騒ぎましたね」と振り返るとともに、「当時見ていた人を失望させたくないですからね。自分としては、一生懸命頑張らせていただきました。映画では生のアクションも見ものだと思いますよ。いろんなものが進化してパワーアップしているからね」と見どころを語った。白倉伸一郎プロデューサーは、「本来『仮面ライダー』という番組は本郷猛を主演として最後までまっとうするのが本来あるべき姿であったのですが、当時怪我という事情がありそれが果たせなかった。テレビでは成しえなかった本郷猛の単独主演を全うして欲しかったという思いがあり、今まで一度もなかった『仮面ライダー』を映画で見たいと思ったんです」と企画立案についてコメントしている。映画には、現在毎週日曜朝8時より全国テレビ朝日系にて放送中の特撮ドラマ『仮面ライダーゴースト』に登場する天空寺タケル/仮面ライダーゴーストやその仲間たちも出演。海外で長年悪と戦い続けてきた本郷猛との出会いも描かれる。なお、今回主演の発表に合わせ、仮面ライダー1号の実写新ビジュアルと、本郷猛の新たな愛機・ネオサイクロンの姿が公開された。(C)「仮面ライダー1号」製作委員会(C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映
2016年01月28日フィギュアスケートは、技術と芸術が融合した競技。勝負はもちろんだけど、技、音楽、衣装etc。トータルでわかると、もっともっと楽しめる。そこで、生観戦歴豊富な3人がちょっとマニアックな観戦術を指南します!今回教えてくれたのは、浅田真央選手を熱烈応援。試合前には本人より緊張する!?美容エディターで、ソチでラジオノワ選手と撮った写真が家宝という平 輝乃さん。showroom SESSIONプレス、自称・データオタク、主要大会の後はISUのサイトで必ず採点表をチェックするという最勝久美子さん。踊れる選手を愛するカメラマン、中国大会を生観戦し、フェルナンデス選手のフラメンコに感動し急速に愛が深まっている柴田文子さんのお三方です。■ジャンプの見分け方を知るより、お手本みたいな演技を見よう。最勝:ジャンプは成功したかどうかだけでなく、美しさも見てほしいですよね。種類を見分けるのも上手い選手の演技を見るのが一番。平:ポイントは、高さ、飛距離、跳ぶ前後の流れね。難度によって基礎点というのが決められていて、これらがいいと、さらにGOEといわれる出来栄え点がつく。代表的なところでは、羽生選手のトリプルアクセル(3回転半)ジャンプ。高さといい、流れるようなランディングといい、まさにお手本のよう。中国大会で浅田選手が跳んだトリプルアクセルも、素晴らしい高さで、GOEがついてた。最勝:飛距離のすごさなら、中国のエンカン選手も負けていないけれど……出場できるかなぁ。柴田:4回転はじめ、サルコウジャンプなら、ハビエル・フェルナンデス選手。無駄な力を使わずにすっと跳び上がって、なめらか~にランディングする。美しいです。最勝:ルッツジャンプは誰かな?ルッツこそ、覚えるには“これぞお手本”という選手の演技を見るのが一番なんだけど。平:女子の3回転の連続ジャンプは、3回転ルッツからの3回転トウループが、たぶん、今は一番難度が高いと思うので。ゴールド選手やワグナー選手、ロシアのエリザベータ・トゥクタミシェワ選手、日本でも宮原知子選手がプログラムに入れていましたよね。最勝:後ろ向きに滑ってくるから、エラーをつけようがないぐらい、これでもかと外側のエッジに重心をかけてくる選手は、見ていて気持ちがいい。女子はそこまで倒せないから、やっぱり男子かな。柴田:金選手の4回転ルッツは?世界初の4回転ルッツ3回転トウループの連続ジャンプで、GOEがついていたくらいだから。平:スピンやステップを見るなら、アメリカのジェイソン・ブラウン選手!と言いたいけれど、残念ながらケガでファイナル進出は叶わず。ちなみに、スピンは、回転が速く、ずっと同じ位置で回れているかどうかがチェックポイント。最勝:ブラウン選手は、柔軟性があって、男子ができないような独創的なスピン、脚が180度開くバレエジャンプなどを持っていて、それだけで魅せられる選手だから、覚えておいて損はない。柴田:でもね、フィギュアスケートは、ジャンプやスピン、ステップが上手いだけじゃダメなんです。平:技を評価する技術点に加えて、演技構成点というのがあるから。柴田技と技のつなぎとか、音楽がちゃんと表現できているかとか。そして、スケーティングスキルね。平:今回、グランプリシリーズを見ていて、改めてすごいなと思ったのは、パトリック・チャン選手のスケーティングの上手さ!1年ぶりに観たら、もうね、別格でした。エッジは深い(傾いている)ほどいいんですけど、足元を見ているとこれが倒れそうなぐらい深い。柴田:そして、ひと蹴りで、なめらかにすーっと伸びて。平:他の選手の3倍は進む。休んで肩の力が抜けたのか、スピードも以前より出ている気がする。最勝:ジャンプの前後でも、難しいステップをしても、そのスピードが落ちないんですよね。“帰ってきてくれて、ありがとう!”っていう感じ。柴田:こういうスケーティングの上手さが堪能できて、かつ、ジャンプも決まって。パッケージでいいものが見られた時、お茶の間でも“ブラボー”ってなるんです。■観客を沸かせるのは、選手にピタリとハマった振り付け。最勝:プログラムは選曲ももちろんだけど、振付師も大事!柴田:私が、今季、最も感動したのは、フェルナンデス選手のショート『マラゲーニャ』。最勝:フラメンコを振り付けさせたら右に出る者はいないという、アントニオ・ナハロ氏の!柴田:やっぱり、スペイン人がフラメンコを踊ると違う。しかも、SPの『マラゲーニャ』では髭をはやしていて、爽やかなフランク・シナトラのフリーではその髭を剃ってくるという小技も憎い。最勝:私はベタだけど、ローリー・ニコル振り付けの浅田選手のショート『素敵なあなた』。彼女の雰囲気に合った明るいジャズナンバーで。復帰作としては大成功。平:フリーも同じニコルさん振り付けの『蝶々夫人』。羽生選手のフリー『SEIMEI』と、和のプログラムというのが面白い。ファイナルには進出できなかったけど、村上佳菜子選手も和もので。柴田:本郷理華選手の『リバーダンス』も好き。途中のステップあたりから、グングン盛り上がってきて、中国大会では皆、大喜び。最勝:いまや、海外選手のプログラムも数々振り付けている宮本賢二さんの振り付け。今季は、フェルナンデス選手のエキシビションも手がけています。柴田:今季のフェルナンデス選手は、衣装もすごくいいと思う。平:女子の衣装はアメリカがいつもきれい。今季もワグナーのフリー『ムーランルージュ』の純白の衣装や、ゴールドのフリー『火の鳥』の真っ赤な衣装は見る価値あり。ロシアのトゥクタミシェワ選手はいつも黒い衣装でポニーテールなので来季は変えてほしいな。柴田:せっかく昨季からボーカル入りの曲が解禁になったのに、今季は歌入りのいいプログラムがなかったので、それも来季に期待。■チェックポイントは、キス&クライと氷上と看板!?柴田:フィギュアスケートを生で観戦していて、いちばん驚くのは、スケーティングのスピード。平:ほんとにそう。テレビだと、そんなに違いがわからないけど、生で観ると歴然。テレビでもリンクの看板を見ていると少しわかる。最勝:あとは、氷の音。上手い人は、滑っている時の音が静か。平:滑っている選手の気持ちや気迫が、観客にグッと迫ってくる時もあって。そういう時は、自然と会場に一体感が生まれるんです。最勝:ファイナルには進出できなかったけど、ブラウン選手なんかは、まさにそう。4回転がなくても、ステップやスピンで観客を惹きつけられるので、よくスタンディングオベーションが起こります。平:さらに難しいジャンプも決まって、ノーミスという時は、観客の歓声も作品の一部になって、テレビ越しに感動が伝わるという。柴田:中国大会の時の、本郷選手のフリーは、まさにそうでした。終わった瞬間、周りが立ち上がって、“ブラボー”“ブラボー”で。最勝:いい演技をした選手には、拍手をしながら“ブラボー”って声をかけるんですけど、私たちにはハードルが高いので、普通にリンクに花束を投げ込んでいます。会場で売っていますから。平:それが習慣なんですけど、中国はぬいぐるみ。花は売ってない。柴田:テレビをつけて氷の上が賑やかだったら、神演技の証。最勝:その後、点数が出るまでの時間は、キス&クライで得点を待つ選手の様子を観察するのがお約束。テレビではその時リプレイを流すから、これは生だけの楽しみ。◇伊藤みどりさんから浅田選手へ継がれた技。前向きに跳び上がり、後ろ向きで着氷する難しい3回転半のジャンプ。現在、女子で跳んでいるのは浅田選手とトゥクタミシェワ選手ぐらい。◇スペイン開催で、コレは盛り上がる。コミカル系が多かったフェルナンデス選手。が、今回は男の色気漂うフラメンコプロ。カスタネットを叩く仕草をする手の表情も素敵。◇いつの頃からか、花がぬいぐるみに!?いい演技の後に花を投げ込む習慣は、日本発祥説も。会場内で買う花束は花びらなどが散らないように包装。最近はぬいぐるみが急増。※『anan』2015年12月16日号より。写真・YUTAKA/アフロスポーツロイター/アフロAP/アフロ新華社/アフロ毎日新聞社/アフロ青木紘二/アフロムツ・カワモリ/アフロTasos Katopodis-ISU/Getty ImagesLintao Zhang-ISU/Getty Imagesイラスト・別府麻衣文・齋藤優子
2015年12月12日コンバース トウキョウがファセッタズムの落合宏理を起用したメンズのニューライン「CONVERSE TOKYO ONE」を16SSよりスタートする。コンバースを代表する“一つ星”ワンスターをシンボルマークに、スタジアムジャンパー、ベースボールジャケット、トレーナー、デニムなどデビューコレクションは、ファセッタズムの得意とするストリートテイストを生かした、本人のワードローブを思わせるアイテムが中心。東京の“儚さ”や“ノイズ感”、“歪み”“孤独感”などがテーマとなっており、渋谷から撮影された東京の街のフォトプリントを全体に施したジャケットや、星をあしらったシャツ、ダメージ加工のデニムやレザーなど、凝ったミクスチャー感は落合ワールド全開。以前からコンバースを愛用し、コレクションではシューズのコラボの実績もあるだけに、全体のコレクションのなかで存在感を見せた。また、東京を代表するアーティストやクリエイターとコラボした雑貨のコレクション「コンバース トウキョウ コラボレーション」でもファセッタズムとのコラボは展開されており、それ以外にイラストレーターのチョコムー、シンガー/DJのユリヤ、ミルクボーイ、面ファスナーを使ったバッグでブレイクしたニュウニュウ、アクセサリーのナナナナを起用して、iPhoneケースやバッグ、ポーチなどを展開。今年9月にオープンした青山店などで販売される。
2015年12月10日博多華丸さんが全国の漁港を訪ね、“もらい酒”をいただきながら、素敵な人や食べ物と出会う番組・『博多華丸のもらい酒みなと旅』。“旅とグルメ”。まさにテレビ東京らしい番組です。30歳の若きプロデューサー、三宅優樹さんにお話を伺いました。「もともと僕が華丸さんをとても好きで、さらに華丸さんは、テレ東のファン層にとても人気がある芸人さん。なのでぜひ一緒に何かやりたいと思っていました。華丸さんはすこぶるお酒好きなので、テレ東の看板である“旅”とミックスし、日本全国の港を旅しながらお酒を飲むという企画を先輩からやってみないかと言われまして。でも実際ロケに行くと、思ったほど漁師さんって飲んでないんです(笑)」漁師さんのご自宅におじゃまする展開も。超美食は登場しないけれど、その地域だけの料理やおもてなしが垣間見られ、味わい深い30分。「僕らの世代は、旅番組を見てネットで調べ、実際行くこともできますが、いろんな事情で旅に出られない人もいっぱいいると思う。そんな人たちがこの番組を見て、旅をしている疑似体験をしてくれたら、と思っています。でも興味を持ってくれた人は、ぜひ漁港に行ってほしいですね。一般の人でも競りに参加できる漁港とかもあるんですよ。特に漁師さんって女の子に優しいから、アンアン読者が行ったらすごいおもてなしを受けるんじゃないかな(笑)」実は、もともとは旅番組ではなく、バラエティ番組志望でテレビ東京に入ったという三宅さん。「でも旅番組の制作に携わるうちに、演者さんの素の表情を撮れることや、事前にいろいろ調べていても、現場ではハプニングが起こったりなど、旅番組が持つ“想定外の面白さ”に魅了されてしまいました。ありがたいことに、この番組は僕にとっての“初プロデュース作品”なので、毎回違う展開を見せられるよう頑張ります!」◇information 出演は他に、須黒清華アナ。毎週日曜26:05~、テレビ東京系で放送中。12/29(火)の11:15~13:00に、早くも特番が放送予定。富山県に乗り込みます。人気急上昇中ですよ~。※『anan』2015年12月9日号より。
2015年12月02日心温まる映画館の物語『シネマの天使』の初日舞台挨拶が11月7日(土)、ヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、出演する藤原令子、本郷奏多、及川奈央、石田えりらが出席した。『シネマの天使』は、広島県福山市にあった日本最古級の映画館「シネフク大黒座」の閉館を映像に残したいという思いから誕生した作品。大黒座で働く人々と観客が閉館に向かうドラマを、切なくも美しく描き出す。撮影が決まってから撮影までも非常に短かったことを明かした藤原さんは、「私が話を聞いたのが1週間前くらいだったので、ドタバタして大丈夫かなと思いましたが、できあがった作品を見て皆さんがすごくて、さすが~すごいですな、と思いました」と、共演した役者たちへの賛辞を送った。本郷さんも、「本当に取り壊す直前に撮影していたので、日を重ねるうちに手すりが曲がったり、壁がはがれたり、みるみる映画館の姿が変わっていって…アスベスト使ってないかな、大丈夫かなと思いながら撮影しました(笑)」と観客らを笑わせた後、はたとした様子で「今、元気なのでよかったです。とても素敵な温かい作品に仕上がってます」とにっこり作品をPRした。11月5日が本郷さん、11月9日が石田さんの誕生日ということで、出演者の粋な計らいで、この日は二人にサプライズでバラの花束が贈呈された。大黒座の122 年の歴史にちなみ122本のバラの花束を受け取った本郷さんは「わー、美女からもらっちゃった」と興奮した。石田さんは「あまり年は聞いてほしくないんですけど、55歳になりました!気持ちはまだこれから未来に向かっていく感じです」と、お祝いの余韻をかみしめていた。ほか、岡崎二朗、佳村さちか、國武綾、那波隆史、時川英之監督が登壇した。『シネマの天使』は公開中。(cinamacafe.net)■関連作品:シネマの天使 2015年10月31日より広島にて先行公開、11月7日より全国にて公開(C) 2015 シネマの天使製作委員会
2015年11月07日映画『GANTZ』『進撃の巨人 前・後編』などで知られる俳優の本郷奏多が3日(火・祝)、都内書店で「本郷奏多 カレンダー2016」の発売記念握手会を行った。若手実力派俳優として頭角を現す一方、主食はグミとポテトチップス、外出せずベッドで10時間過ごすなど一風変わった私生活にも注目が集まっている。本郷は「変人ぶりが独り歩きして、大丈夫かな?とは思うけれど、世間に広く認知してもらえたのは嬉しい」としながらも「初めて会った人から“グミしか食べない人でしょ?”と言われる。楽屋にもグミやポテトチップスが用意される事が多くなった」と予想外の広がりに驚いていた。それでも「嘘は言っていないので、まあそれもいいんじゃないかと。キャラ作りをどうしようかと悩むより、好きに生きた方が楽しいので」と前向き。好きなグミの種類について聞かれると「グミのCMを狙っているので、特定の商品名は言えないですね。出演オファーを頂けたグミが好きです」としたたかだった。カレンダーの撮影を担当したのは、本郷の学生時代の同級生のカメラマンだそうで「お互い、いつかプロとして仕事をしようと話していたので、夢が形になった。気心知れた仲だからこそ出せた表情もある」と約束実現に嬉しそう。お気に入りカットは連続ドラマ「アカギ」主演で髪の毛を白髪にした際の姿が写ったもので「自分の髪の毛の色を抜いたのは初めての事だったので、形に残したかった。今年だからこそ撮れた姿で、非常にカッコいい」と自画自賛していた。(text:cinemacafe.net)
2015年11月03日実写映画化された『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』のアルミン役やBSスカパードラマ「アカギ」主演などで、今年も大活躍を見せた本郷奏多が、10月29日(木)に2016年版カレンダーを発売することが決定。現在ではもう見られない“アカギ”の銀髪姿から、凛々しい浴衣など最新カットが収められていることが分かった。映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』や、ドラマ「アカギ」、舞台「ガンガンロンパ THE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~」など、今年も大活躍を見せた本郷さん。繊細で穏やかな青年から、ダークでクールなキャラクターまで演じ分ける若き実力派俳優が、カレンダーではさらに新しい姿を見せている。カレンダーは、プールサイドにて撮影したさわやかな夏服、日本庭園での浴衣姿、クールなテニスウェア、レアなパンクロックスタイルなど全8スタイルを収め、全32ページの壁掛けも可能なブックスタイルのもの。話題作に次々と出演し、いま注目度上昇中の本郷さんは、「かっこいい写真、ゆるい写真と、色々バリエーションがありますし、カット数も多いので、非常に楽しめる出来になっているんじゃないかと思います。あとは(ドラマの役のために染めていた)銀髪の姿が写真に残っているのはこのカレンダーだけ。もう髪の色を戻したので今年ならではの見どころのひとつだと思います」と、自信をのぞかせながらコメント。「カメラマンは大学時代からの友人、木暮和音さんにお願いしました。かなりカメラマンとしての技術は高いなとずっと思っていたので、安心して任せられましたし、気心がしれているから全体的にやわらかく撮れたと思います」と語っている。まもなく25歳を迎える本郷さん。映画やドラマではなかなか見られない等身大の姿は、保存版となりそうだ。「本郷奏多 カレンダー2016」は10月29日(木)より発売。(text:cinemacafe.net)
2015年10月21日俳優の本郷奏多(24)らが13日、都内で行われた映画『シネマの天使』(10月31日広島先行公開/11月7日全国公開)の完成披露試写会に出席し、舞台あいさつを行った。映画『進撃の巨人』のアルミン役、『テニスの王子様』の越前リョーマ役、『GANTZ』の西丈一郎役、ドラマ『アカギ』(BSスカパー!)の赤木しげる役など、これまで数々の難役をこなしてきたことでも知られる本郷。『シネマの天使』で演じたのは「映画監督を目指すバーテンダー」で、ここ最近と比較すると個性が薄い役どころのように思えるが、本郷にとっては特別な作品になったという。本作の舞台となったのは、1892年に開館、2014年8月に閉館した広島・福山の映画館「シネフク大黒座」。取り壊しが決まった劇場の雄姿を残したいという劇場関係者の思いが実り、閉館から取り壊しまでの約半月で撮影が行われた。物語はそこで働く新入社員・明日香(藤原令子)を中心に展開し、本郷演じるバーテンダー・アキラをはじめ、閉館を迎えるまでの日々の中でさまざまな登場人物の思いが交錯していく。「この映画の主役は大黒座」と断言する本郷。「実際に歴史のある本当にあったものを使っているからこそメッセージ性がある」と分析し、劇場内の壁に書き込まれたメッセージなど「実際に足を運ばれていた方々の思いが乗っている作品」と語る。「すごくいい作品に久々に出させていただいたなと思います」と感慨にふけると、「いや、違いますよ! 温かい作品に久しぶり出たなという、そういう感じです」と慌てて付け加えた。さらに、司会者から「映画館の思い出」を聞かれると、「僕自身あまり映画を観ないから……舞台あいさつで来る回数が圧倒的に多いのであまり思い入れはありません」と正直に答えるが、「われわれ(俳優)は出る立場」とした上で、「作品の中で生きている人たちがみんな映画館を愛して必要としていて、こういうふうに思ってくれている人もたくさんいるんだなと」と再認識したという。「もともと自分がしている仕事にそんなに誇りを持てていませんでした。基本的に社会の歯車を回していないところで働いている人間なので」というのがこれまで抱いていた職業観だった。劇場に足を運んでいる人々の思いに触れ、「でもそういうふうに思ってくれている人たちがいるんだなと思ってすごくよかったなと。これからもがんばっていきたいです」と決意を新たにしていた。この日は、同作で主演を務めた藤原令子をはじめ、主要キャストのミッキー・カーチス、阿藤快、メガホンを取った時川英之監督も出席。登壇者全員で広島名物のもみじ饅頭を実食し、大ヒットを祈願した。
2015年10月13日フラスコやビーカー、試験管など、理科学系の実験グッズをインテリアに取り入れるのが今の流行。とはいっても、ナチュラルで温かみのある北欧インテリアとの相性はどうでしょう? ここでは、様々なテイストのガラス小物を上手に取り入れた参考例を紹介します!○科学系の実験グッズやアンティークのガラス小物でオシャレに!最近は雑貨屋さんでも手に入るフラスコやビーカー。花を飾ったり日用雑貨を入れたり、使い道はいろいろ。スタイリッシュな雰囲気になるので、ぜひ試したいもの。まずはRoomClipの人気ユーザー Igako7121さんの小物使いを見せてもらいましょう。ゴージャス&シックなドライフラワーをフラスコに入れて、今っぽさを出す。フラスコやビーカーは東急ハンズで購入したとか。「食器洗いブラシをビーカーに入れたら、期待以上にカッコよかったので気に入っています」(Igako7121さん)。洗剤もオシャレなパッケージのものを選んでいるとか。ビンテージっぽい計量付きボトルにコーヒー豆を詰め替え。「見た目がオシャレで、口が狭くなっているからドバッと豆が出なくて、使い勝手もいいです」とIgako7121さん。アンティークの薬ビンやボトルにドライフラワーを入れて、遊び心をプラス。ビンは蚤の市で購入したもの。古道具屋さんやフリーマーケットなどで空き瓶を探してみるのもいいですね。使用後のビンもオシャレに再利用してみて。○お伺いしたお宅は……Igako7121 さん部屋のインテリア実例共有サイト「RoomClip」フォロワー数2,000を超え、数々の雑誌でも紹介されている人気ユーザー。東京都在住。蚤の市や雑貨ショップをチェックし、お気に入りの雑貨を集めています。ナチュラルな北欧のインテリアに興味を持つようになってから、洗剤や掃除用のスプレーなど日用品まで自然素材にこだわるようになったとか。執筆:ウチダモモコ雑誌やムック、サイトでインテリアや美容、料理など女性のライフスタイル全般について記事を執筆。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年10月05日アーティスト・藤田理麻の新作絵画展「Maya~幻想と魔法~」が、10月28日から11月3日まで伊勢丹新宿店本館5階のアートギャラリーにて開催される。藤田理麻は、ニューヨークと東京を中心に個展活動を行うアメリカ在住のアーティスト。01年には貧しい国々の子どもたちのために、絵本を制作して贈る機関「Books for Children」を設立するなどの活動も行っている。今回、開催される絵画展「Maya~幻想と魔法~」にある“マヤ”は、サンスクリット語で“魔法”や“幻想”を意味する言葉。同展では、すべての人間の心にある“他者への思いやり”という魔法のような力を信じたいと語る藤田理麻が生み出す、“マヤ”をじっくりと体感することが出来る。なお、会期中は毎日14時より、藤田理麻本人が来場。10月31日の14時から14時半まではサイン会を、11月1日、3日の14時から15時まではスライドトーク&サイン会を開催する。【イベント情報】「Maya~幻想と魔法~」会場:伊勢丹新宿店本館5階のアートギャラリー住所:東京都新宿区新宿3-14-1会期:10月28日~11月3日新宿店営業時間:10:30~20:00(最終日の絵画展は18:00終了)
2015年10月02日俳優の向井理が8月11日に、都内で行われた主演作『S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』の完成披露試写会に出席し、「命を削りながら作った作品を、皆さんにご覧いただけるのは感無量。成長した一號(いちご)を見てもらえるはず」と感激しきり。「あわよくば、皆さんのお力を借りて、また新しい『S』を作れれば」と続編にも意欲を燃やした。その他の画像向井演じる主人公・神御蔵一號(かみくら・いちご)をはじめ、犯人の“確保”を目的とした警察特殊急襲捜査班(通称:NPS)の隊員たちが、凶悪犯罪に立ち向かうテレビドラマの劇場版。要求なきバスジャック事件、核燃料を積んだ巨大貨物船の乗っ取りという重大事件に立ち向かう彼らの奮闘を軸に、新たな“S”にあたる海上保安庁の特殊部隊との共闘、国際テロリスト・傷をもつ因縁の男“M”の暗躍を描く。完成披露試写会には向井をはじめ、綾野剛、新垣結衣、吹石一恵、青木崇高、池内博之、平山浩行、高橋努、大森南朋、平野俊一監督が出席。一號のライバルで警視庁特殊部隊(通称:SAT)の天才スナイパー、蘇我伊織(そが・いおり)を演じる綾野は、「映画をきっかけに、理との関係性もより深まったし、役柄としても作品としても、素直に長い付き合いになりそう」と向井同様、さらなる本作の広がりに期待を寄せた。ドラマから引き続きメガホンをとる平野監督は、「向井くんの気合い、迫力、オーラに圧倒された。シビレましたね。話しかけられないほどの気迫で、周りを引っ張ってくれた」と謝意を述べ、「ここにいる皆さんが最高のパフォーマンスを見せてくれて、熱量の高い映画になっている」と胸を張った。『S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』8月29日(土)全国東宝系にてロードショー取材・文・写真:内田 涼
2015年08月11日俳優の三浦春馬、本郷奏多らが1日、都内で行われた映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』(2015年8月1日前編、9月19日後編公開)の初日舞台あいさつに出席した。MCから公開初日を迎えた気持ちを聞かれた三浦は、「(昨夜)変な汗をかいて、一回起きました」と告白。続けて「でも、晴れやかな気持ちで今日を迎えることができました。夏休み序盤でお忙しい方もいらっしゃる中、お越しいただきありがとうございます」と主演らしく堂々と感謝の気持ちを伝えた。イベント中には、「駆逐したいもの」「越えたい壁」をお題にクロストークも。それぞれが回答する中、独特な答えで最も会場を沸かせたのはアルミン役の本郷だった。「ずっと考えていたんですが、思いつきませんでした」とギブアップした本郷は、「なので、謎かけをします!」と宣言。劇中でも、三浦演じるエレンやアルミンの面倒を見るソウダ役のピエール瀧が「大丈夫?」と心配すると、本郷は「じゃあ、ピエールさんがお題をください」と指名した。「おれを巻き込まないでくれよ~」と嫌がるピエール瀧だったが、しぶしぶ「じゃあ『巨人』でいこう」とお題を発表。すると本郷は一考して「整いました!」と、誇らしげに声を上げた。出演者からも「おお~!」と期待する歓声が上がり、注目が集まる中、本郷は「あっ、『整いました』というのは、答えが思いついた時に言わなきゃいけないんですね。じゃあまだ整ってないや」と天然ぶりを炸裂。そして、「やったことがないことはやるもんじゃないですね」と反省し、「こういう適当な自分を駆逐したい」と落ち込んでいた。しかし、一連のやりとりを聞いていた三浦が「うまいね! 今の(流れ)がうまい!」と本郷を絶賛。ピエール瀧が「全然うまくなかったよ!」と否定するのも退け、本郷は「手応えは"アルミン"です!」と自身の役柄にかけたダジャレで締めくくり、会場の笑いを誘った。この日は3人のほか、水原希子、石原さとみ、長谷川博己、三浦貴大、桜庭ななみ、松尾諭、樋口真嗣監督らが出席。イベントの終盤には、超大型の巨人着ぐるみと共にフォトセッションも行われた。コミックの累計発行部数が5,000万部を突破し、漫画誌『別冊少年マガジン』(講談社)で連載中の同名漫画を実写映画化する本作は、原作者・諫山創氏の監修のもと、樋口監督をはじめとした日本映画界、アニメ界、特撮界が誇る各分野最高峰のスタッフが集結して制作。巨人のいる世界とその世界にあらがう若者たちの姿を立体機動のアクションと共に描き、原作の物語やキャラクターをベースに、映画版として新たなキャラクター、新たな強敵を盛り込んだストーリーを構築している。国内では332館、427スクリーンでの上映が決定しており、日本以外にも83の国と地域で上映されるという。
2015年08月02日昨シーズンのフィギュアスケートは、シニア移行1年目の本郷理華選手のグランプリ(GP)ファイナル出場や、宮原知子選手の世界選手権銀メダル獲得など、特に女子において若い選手の台頭が目立ちました。一方の男子でも、ジュニアの宇野昌磨選手が全日本選手権で羽生結弦選手に次ぐ2位に入る躍進を見せるなど、メキメキと成長をとげているスケーターがいます。今回は若手の注目女子スケーターを紹介した前回に続き、シニアのGPシリーズにまだ出たことのない男子の注目選手を紹介します。○一つひとつの要素で加点が取れる宇野まずは宇野選手です。伊藤みどりさんや浅田真央選手をはじめとする多くの名選手を育て上げた山田満知子コーチに師事し、幼少の頃から浅田選手が気にかけるだけの才能をリンク上で見せていました。ノービスでも注目されていたため、すでにご存じの方も多いかもしれません。以前から表現力には定評がありましたが、そこに昨シーズンから習得したトリプルアクセルや4回転ジャンプも加わり、ジュニアGPファイナルや世界ジュニア選手権でも優勝を飾りました。また全日本選手権で2位になったことにより、四大陸選手権の代表にも選出。初のシニアの国際大会にも出場し、多くの経験値を得ました。4回転などのような難しい種類のジャンプの習得は、大きな得点源となります。ただ、宇野選手の武器は、一つひとつの要素に加点がされる機会が多いことだと私は思っています。スピンの入り方も独創的で、ジャンプにも流れがあり、プログラムの随所に工夫がされているなと感じています。今シーズンからGPシリーズに参戦し、シニアに本格的に移行となります。シニアの選手の中でどこまで上位に食い込んでいってくれるのか、非常に楽しみです。○山本草太や佐藤洸彬にも注目ジュニアGPファイナルや世界ジュニア選手権で、宇野選手と共に表彰台に立った山本草太選手も注目です。山本選手も昨シーズン飛躍的に活躍し、知名度が上がった選手ではないでしょうか。今年で高校生になりますが、すでにトリプルアクセルを習得し、試合での「魅せる演技」には迷いがありません。「自分がこうなりたい」という理想像をしっかりと持っているように感じます。宇野選手がシニアに上がることにより、山本選手はこれまで以上にジュニアの選手に追われる立場になります。それでも今の山本選手を見ていると、追ってくる選手をより高いレベルまで引っ張っていってくれる存在になるのではないかと思います。独特の世界観を持っており、表現することを楽しんでいるように演技をするのは佐藤洸彬選手です。昨シーズンにトリプルアクセルを確実に習得したことにより、見事に世界ジュニア選手権の代表に選ばれました。今シーズンからはジュニアの年齢を卒業したことにより、シニアに移行となります。岩手県出身で、リンク事情に悩まされた経験もあると聞いたことがあります。コツコツと努力して手に入れた成果を生かして、2015-2016シーズンも活躍してほしいです。○2人のライバルによる新しい風に期待そして最後に、今年からジュニアに上がる選手にもスポットを当てたいと思います。光る才能を持った選手は数多くいるのですが、その中でもぜひ注目していただきたいのは、同い年の三宅星南選手と島田高志郎選手です。2人とも長沢琴枝コーチに師事しており、近いところで切磋琢磨(せっさたくま)し、共に高いレベルまで来た選手です。難易度の高いジャンプや表現力など、お互いの持ち味は似通っており、あまり差もありません。一方で、「普段の練習からお互いを意識し合っているのだな」ということを見ている側はひしひしと感じます。2人とも踊ることや表現をすることに恥ずかしさを感じていない点も、その魅力だと思います。新鋭の氷上での熱いライバル物語が、ジュニアの世界に新しい風を運んでくれるのではないかと期待しています。男子のジュニアで勝つためには、トリプルアクセルが必須となってきました。どの段階で習得するのかが一つのカギとなりますが、その過程をぜひ見守りながら観戦をしてみてください。写真と本文は関係ありません○筆者プロフィール: 澤田亜紀(さわだ あき)1988年10月7日、大阪府大阪市生まれ。関西大学文学部卒業。5歳でスケートを始め、ジュニアGP大会では、優勝1回を含め、6度表彰台に立った。また2004年の全日本選手権4位、2007年の四大陸選手権4位という成績を残している。2011年に現役を引退し、現在は母校・関西大学を拠点に、コーチとして活動している。
2015年07月17日福本伸行原作の人気コミックを本郷奏多、津川雅彦をキャストに迎え、BSスカパー! にてドラマ化する「アカギ~闇に降り立った天才~」。このたび本日の初回放送終了後に、本作が米Crunchyroll社より世界へ向けて配信されることが明らかとなった。連載17年に及ぶ、累計発行部数1,000万部の現代麻雀漫画の金字塔のドラマ化となる本作では、主人公・赤木しげる役を本郷さん、宿敵・鷲巣巌役を津川さんが演じる。ドラマ版では、原作でいまも連載中の日本の闇の王・鷲巣巌との死闘「鷲巣麻雀」を描き出す。そしてこのたびドラマ「アカギ」が世界に向け配信されることが決定!ストリーミング配信を行う米Crunchyroll社により約150の国と地域に配信されることとなる。すでにアニメ「アカギ」が同サービスによって配信されており、作品に対する認知度と人気は獲得済み。ドラマ「アカギ」では、主人公を務める本郷さんの迫真の演技や、鷲津役の津川さんの鬼気迫る熱演などアニメとは一味違った魅力を世界に届けていく。このたびの決定を受け、赤木役の本郷さんは「麻雀を題材にした作品が、海を越えて多数の国で配信されることになるとは思ってもいなかったので驚いています。どのような反応が返ってくるのかいまから楽しみにしています!」と喜びとともに、海外での反響への期待を口にした。生死を賭けた究極の心理描写と駆け引きの応酬が繰り広げられるドラマ「アカギ」。海外で本作はどのように受け入れられるのか?注目が高まる。「アカギ」は7月17日(金)BSスカパー! にて21時より放送。(text:cinemacafe.net)
2015年07月17日映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』に出演する本郷奏多が7月7日(火)、東京ドームで行われたプロ野球の「巨人VSヤクルト」の試合で試合前の始球式に登板。見事にストライクを投げ込んだ。諌山創の大人気漫画の実写版として注目を集める本作と読売ジャイアンツの“巨人”つながりによるまさかのコラボレーションが実現!映画の中では主人公のエレンと共に巨人に戦いを挑むアルミンを演じている本郷さんだが、この日は巨人軍のユニフォーム(背中には“ARMIN”と映画の公開日である8月1日にちなんで“0801”の番号!)に身を包み、東京ドームのマウンドに立った。巨人軍のスターティングメンバーが守備について盛り立てる中、本郷さんは黒いグローブを手にマウンドへ。ワインドアップからキャッチャーの相川亮二選手が構えるミットめがけて投げられたボールは右バッターの外角に決まりストライク!一見、華奢な本郷さんの見事な投球に、スタンドはどよめき、拍手と歓声がわき起こった。始球式の後、報道陣の取材に応じた本郷さんは、無事にストライクを投げ込んだことでホッとした表情。「ちゃんと(ストライクが)入る速さで投げました。たくさんの観客のみなさんとプロの選手に囲まれて緊張しましたが、よかったです」と語り、自己採点を求められると「100点でいいと思います!」と満足げにうなずいた。普段、大学時代の友人たちと結成した草野球チーム「ポメラニアンズ」でプレイしているそう。ポジションは「監督(笑)。普段はバッティングピッチャーで、あだ名は“バッティングセンター”です。早くも遅くもない球を投げてます」と自虐的に語るが、それだけにストライクを投げ込む自信はあったよう。本番前には東京ドームのブルペンで投球練習も行い「TVで見て知っている選手や原(辰徳)監督も見られて嬉しかったです。まさかポメラニアンズから東京ドームのマウンドに立てる人間が出るとは…(笑)」と笑いを誘っていた。前篇『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』は8月1日(土)より公開。後篇『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』は9月19日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:進撃の巨人 2013年秋、全国にて公開(C) 諫山 創/講談社 & 映画「進撃の巨人」製作委員会
2015年07月07日BSスカパー!のオリジナルドラマ『アカギ』の製作発表会見が23日、都内で行われ、キャストの本郷奏多、津川雅彦、田中要次、神保悟志、原作者の福本伸行、主題歌を担当する湘南乃風のSHOCK EYEが出席した。7月17日にスタートする同ドラマは、連載17年に及ぶ福本の漫画『アカギ~闇に降り立った天才~』を実写化した作品。現金の代わりに自分の血液を賭ける"鷲巣麻雀"を舞台に、裏社会を震撼させた伝説の雀士・赤木しげる(本郷)と巨万の富を持つ闇の王・鷲巣巌(津川)のバトルを描く内容で、ドラマは全10話で放送する。役作りのため白髪に脱色し、盲牌防止の手袋を着けて登場した主演の本郷は、「素晴らしい原作、キャストで撮影を進めていて、毎日手応えを感じてる。間違いなく見応えのある作品になる」と胸を張ってアピール。また、今夏公開の映画『進撃の巨人』をはじめ、原作ものに出演することが多い本田は、「ファン以上に原作を愛することが大事」と熱い想いを語りながら、「諸先輩方に囲まれた撮影だけど、みなさん優しくてすごく楽しい」と笑顔を見せた。続けて、見どころについて、「とにかく津川さんのお芝居が素晴らしい。テンションがむちゃくちゃ怖くて迫力がある」と"採血"シーンを紹介した本田に、津川は、「あり得ないことを本当らしくやるのが我々の仕事だけど、実際にはヤバいですよね」と苦笑い。また、一晩のバトルを全10話で描く本作だが、「朝から晩までずっと夜のシーンで気持ちが混沌としてる。『24』を凌いでるんじゃないか」とこぼす田中に、福本が、「一晩描くのに17年かかってるから。まだかかりそうですけど」と応じて笑いを誘っていた。
2015年06月24日今年4月に博多華丸・大吉さんがMCを務める『華丸大吉の2020』がスタートした。THE MANZAI 2014の優勝番組で、毎回芸人やアイドルなど多彩なゲストと2020年に収録しているという設定で妄想トークを繰り広げる。今回、お二人に今の心境を伺った。***――妄想トークは、台本で決まっていないんですね。大吉:その場でなんとなく、思いついたことを言い合ってるだけですね。おじさんの戯言です。華丸:15分番組だから、戯れてればなんとかなるんです、編集で!――『THE MANZAI 2014』優勝ご褒美の冠番組ですが、内容について事前にリクエストは?大吉:僕らの優勝は、みなさんの記憶からすっかりなくなっていると思いますけど、あのときに、結果的に埋もれてしまった芸人たちが、ちょっとでも表に出られる番組になれば、とは伝えました。僕らは場馴れしてるから緊張はしなかったんですよ。でも、若手はフジテレビに来るだけで固まってしまうんで、フジテレビに来る口実になるような番組を、と。――そんな若手の緊張をほぐすために、何か心がけていることは?大吉:とくにはないですね。ダウンタウンさんの前でスベるのとは、わけが違いますからね。華丸:僕らなら、全然大丈夫!――若手への思いやりもそうですし、収録を見ていても、ゲストへのまなざしが温かくて、女性人気が高いのも納得だったんですが、実感は?華丸・大吉:(同時に)ないです。――「癒される」って声も聞きます。華丸:パグ犬みたいなもん?大吉:飼うのは嫌だけど見てはいたい、人んちの犬ですね。――では、2020年、華丸・大吉はどうなってるんでしょう?大吉:病気してるかなあ。’18、’19年あたりに、リアルに倒れるんじゃないかと予測してます。華丸:東京オリンピックは福岡で観る予定だったんですけどねえ。福岡に15年いて、’20年で東京にも15年。ちょうどよくないですか?でも、そうもいかん感じになってるんで、需要があれば東京にいます。大吉:需要、どうかな。みなさんも思ってるでしょうけど、我々がもてはやされる時代はそうそう続かない。華丸:明太子同様、僕らにも賞味期限がありますので、お早めに!◇はかたはなまる・だいきち共に福岡県出身。今年で結成25 周年を迎える。現在、『ヒルナンデス!』(日テレ)、『華大の知りたい!サタデー』(BSフジ)などにレギュラー出演中。◇博多華丸・大吉さんが、芸人やアイドルなど多彩なゲストと2020年に収録している設定でトークを繰り広げる。ちなみに、衣装の白スーツは「2020年、流行ってる」(大吉)らしい。毎週金曜24:40~、フジテレビ系列にて放送中。※『anan』2015年6月24日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・小泉咲子
2015年06月22日俳優の本郷奏多が、7月17日にスタートするBSスカパー!オリジナル連続ドラマ『アカギ』(毎週金曜21:00~)に主演することが9日、明らかになった。同作は、福本伸行の原作で、コミックスの累計発行部数が1,000万部を記録し、現在も連載中という現代麻雀漫画の金字塔。現金の代わりに自らの血液を賭けて行われる究極のゲーム「鷲巣麻雀」に挑む主人公・アカギの、時に悪魔的ともいえる天才的な頭脳と駆け引きを描いていく。この常軌を逸したクールな役柄となる主人公・赤木しげる役に、本郷を抜てき。13歳の素人にして「プロ代打ち」を負かすほどの麻雀の腕を持つ天才を演じる。そして、宿敵となる鷲巣巌役に津川雅彦を起用。「鷲巣麻雀」を考案して何人もの若者を犠牲にしてきた、影のフィクサーという役柄だ。このほか、アカギに鷲巣との対戦を依頼する不良刑事・安岡役に神保悟志。その立会人であるヤクザ・仰木武司役に、田中要次が出演する。今作は、実写のドラマでありながら、CGを駆使した心理描写を加えて、待ち牌(はい)などの表現を描くことで、原作の世界観を再現。湘南乃風による主題歌『DON’T BE AFRAID』も、ドラマを大いに盛り上げる。9月からは4Kチャンネルでの放送も予定されており、迫力の映像に期待がかかる。(C)福本伸行/竹書房
2015年06月09日BSスカパー! にてドラマ化することが決定した福本伸行原作の人気漫画「アカギ~闇に降り立った天才~」。この度、本作のキャストが発表、主人公・赤木しげる役に本郷奏多、宿敵・鷲巣巌役として津川雅彦が抜擢されたことが明らかになった。かつて、“伝説の雀士”といわれた1人の男がいた。その男の名は「赤木しげる」。初めて打った麻雀でその異才を発揮し、ヤクザの代打ちを打ち負かし、その後も次々と実力者たち相手に勝ち続け、裏社会を震撼させてきた…。そしていつしか彼は、若くして伝説となっていた。―――昭和40年、ある夏の日。赤木は、知人の不良刑事・安岡からの依頼で、“巨万の富と権力を蓄えた日本の闇の王”「鷲巣巌」と対戦することになる。立会人である稲田組若頭・仰木が見守る中で血と金を奪いあう死闘…鷲巣麻雀が始まる。狂ってなければ生き残れない、赤木の生き血と鷲巣の全財産を賭けた鷲巣麻雀。今夜、伝説の一夜の幕が上がる…。藤原竜也主演で映画化された『カイジ』などで知られる人気漫画家・福本伸行の原作「アカギ~闇に降り立った天才~」(竹書房「近代麻雀コミックス」刊)。7月からの連続ドラマでも漫画やアニメの実写化が決定される中、地上波では実写化されてこなかった「アカギ」。最新CGを駆使して、福本伸行作品の魅力でもある独特な心理描写を始め、待ち牌などの表現を描く。天才・赤木しげる役には、実写版『進撃の巨人』でアルミン役を好演する本郷奏多を抜擢。常軌を逸したクールな役柄を演じる。宿敵となる鷲巣巌役には津川雅彦を起用。思わず息を飲んでしまう存在感がドラマに緊迫感をより一層持たせる。ほかにも、仰木武司役を田中要次、安岡役を神保悟志が集結。さらに、主題歌は「湘南乃風」の「DON’T BE AFRAID」に決定し、鋭さと勢いのあるトラックがドラマを引き立てる。実写化によるリアルな緊迫感に、CGによる心理描写を加え、原作の世界観を再現されるのか?放送を楽しみに待ちたい。「アカギ」は、7月17日(金)より毎週金曜21時~BSスカパー! にて放送(第1話は無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2015年06月09日宮城県出身の有名人といえば、 ソチオリンピック金メダルで世界にもファンが多い「羽生結弦」選手! また、2月に行われたフィギュアスケート四大陸選手権で女子シングル3位入賞を果たした「本郷理華」選手もまた、宮城県出身だ。この両名の名字にも宮城県の特徴が現れているとか。まずは宮城県に多い名字ランキングを見てみよう。○1位の「佐藤」は東北でも常連「宮城県の名字ランキングベスト30」の第1位は、県内におよそ16万4,000人みられる「佐藤」さん。「佐藤」さんは全国人数およそ205万5,000人と日本に最も多い名字であり、東北地方では青森県を除く5県(宮城県、岩手県、秋田県、山形県、福島県)で1位となっている。宮城県出身の有名人には、プロ野球東京ヤクルトスワローズの「佐藤由規(よしのり)」(登録名は由規)選手などがいる。2位はおよそ9万7,000人いる「高橋」さんで、宮城県出身者では歌手の「高橋ジョージ」さんが有名。3位はおよそ7万3,000人が宮城県に住んでいる「鈴木」さんで、宮城県出身の有名人には女優の「鈴木京香」さんがいる。4位の「佐々木」さんは、岩手県では2位、青森県と秋田県においては3位となっている東北地方に多い名字。「源頼朝」が 奥州藤原氏と戦った際、「佐々木」氏族が従軍したことにより東北地方に多いという説もある。また、「阿部」さんが全国で唯一、ベスト5にランクインした。○「八乙女」は100人中50人が宮城県民全国順位が30位以下で宮城県において30位以内となった名字は、6位「千葉」さん(全国順位86位)、8位「菅原」さん(全国順位82位)、11位「遠藤」さん(全国順位38位)、12位「三浦」さん(全国順位46位)、13位「小野寺」さん(全国順位217位)、15位「菊地」さん(全国順位96位)、16位「今野」さん(全国順位277位)、18位「及川」さん(全国順位269位)、19位「熊谷」さん(全国順位148位)。20位以下では、21位「後藤」さん(全国順位31位)、22位「村上」さん(全国順位35位)、23位「小野」さん(全国順位53位)、24位「早坂」さん(全国順位548位)、25位「菅野」さん(全国順位163位)、26位「大友」さん(全国順位520位)、28位「相沢」さん(全国順位501位)、30位「庄子」さん(全国順位1,321位)がある。「庄子」さんは全国人数およそ1万3,600人のうち、70%以上にあたるおよそ9,900人が宮城県に集中している。ベスト30にランクインした名字では、サッカー日本代表の「今野泰幸(こんのやすゆき)」選手などが有名。ちなみに「今野」さんのルーツは、現在の福島県、宮城県、岩手県、青森県を含む4県の太平洋側である陸奥国気仙郡司、金氏だとの説がある。宮城県出身の有名人には、Hey! Say! JUMPの「八乙女光(やおとめひかる)」さんがいる。「八乙女」さんは全国人数およそ100人の珍しい名字であり、そのうちおよそ50人が宮城県に住んでいる。そして、羽生選手のような「羽生」姓の人は全国におよそ1万100人おり、宮城県には東北地方で最も多いおよそ400人の「羽生」さんが住んでいる。同じく宮城県出身の本郷選手と同じ「本郷」さんは全国人数およそ1万7,800人で、宮城県には全国最多のおよそ2,300人が住んでいる。○「宮城」のルーツは関東!?宮城県にみられる珍しい名字は、「四十九院(つるしいん)」さん(全国人数およそ50人)、「薩日内(さっぴない)」さん(およそ100人)、「角力山(すもうやま)」さん(およそ100人)、「留守(るす)」さん(およそ200人)、「鶉橋(うずらはし)」さん(およそ400人)、「名生(みょう)」さん(およそ600人)、「郷右近(ごううこん)」さん(およそ700人)、「大学(だいがく)」さん(およそ700人)などがある。県名と同じ「宮城」さんの全国人数はおよそ5万1,700人。そのうちおよそ1,000人が宮城県に住んでいる。ルーツは宮城県ではなく、現在の東京都、埼玉県広域、神奈川県北部である武蔵国足立郡宮城と言われている。宮城県の名字ランキングのベスト3は全国ランキングのベスト3と同じ名字。しかし、30位圏内をみると、ランキングの50%以上を占める17の名字が全国ランキングでは30位以下の名字となっている。特に「熊谷」さん、「小野寺」さん、「今野」さん、「相沢」さん、「大友」さん、「早坂」さん、「庄子」さんは都道府県別の人数において宮城県が最多という特徴がある。※ランキングは、月間400万アクセスの「名字由来 net」アプリと「名字由来 net(Web)」の名字データベースから、電話帳データをもとに宮城県・全国で実世帯が確認できるもののみを集計し、人数の多い順に抽出。100人未満四捨五入により算出している。本文と写真は関係ありません○筆者プロフィール: 名字由来 net(リクルーティング スタジオ)月間400万アクセスの「名字由来net(アプリ・Web)」や月間200万アクセスの「無料 赤ちゃん名づけ」アプリなど名字・名前・家系図に特化したサービスをアプリとWebで提供している。「名字由来net」はApp Store総合第1位200万DL、「無料 赤ちゃん名づけ」はApp Store、Googleplayジャンル第1位の実績。名字情報を活かした人気シミュレーションゲームアプリ「戦国村を作ろう!」、「世界村を作ろう!」に引き続き、2015年3月には「幕末村を作ろう!」をリリースした。また、調査・作成した家系図デジタルデータを半永久的に保管・管理できる「家系図作成サービス(生涯データサポート)」をスタート。さらに、2015年から日本初の「簡易武士調査」サービスを開始した。
2015年04月14日フィギュアスケート世界選手権の男女フリーが3月28日、中国・上海にて行われた。男子は羽生結弦選手が、女子は宮原知子選手がそれぞれ総合で銀メダルとなり、日本人選手の最上位となった。他の日本人選手たちもそれぞれ奮闘したが、男子は来季の出場枠が2007年以来の「2」に減少することが確定するという結果となってしまった。四大陸選手権4位などの成績を収め、現在はコーチとして活動する元フィギュアスケート選手の澤田亜紀さんの目に、出場選手らの演技はどう映ったのだろうか。小塚崇彦選手、無良崇人選手、宮原選手、本郷理華選手、村上佳菜子選手の演技について解説してもらった。○男子編小塚選手今回で7度目の世界選手権出場となり、2010-2011シーズンでは銀メダルも獲得している小塚選手。ショートプログラム(SP)はまさかの19位スタートとなったが、フリーはシーズンベストの152.54をマークし、トータル222.69で総合12位となった。澤田さんは、フリーでは小塚選手の長所が出ていたのではないかと指摘する。「SPでは本人にとって予想外のミスが相次ぎ、フリーでは1番滑走での演技となりました。開始冒頭にミスはあったものの、それを引きずらず、曲の後半に向けてどんどん気持ちと曲が一体になっていくような演技に見えました。小塚選手の持ち味である滑らかなスケーティングもよく伸びており、ジャンプ以外の部分でも魅せてくれたなという印象です」。無良選手無良選手は今シーズンにグランプリファイナルに初出場するなど、確実に成長の跡を残した。そのシーズン終盤に迎えた世界選手権は、総合16位と不本意な形で終わってしまった。「無良選手が得意としていたトリプルアクセルがSPで決まらず、フリーでも同じミスが1度ありました。前日の悪いイメージが身体に残っているのかなと感じましたが、フリーの後半では高く大きなトリプルアクセルを着氷し、そこからは不安要素なく滑っていた印象です」。○女子編宮原選手昨年末の全日本選手権で初優勝し、休養中の浅田真央選手に代わる「新女王」として世界選手権に臨んだ宮原選手。SPではパーソナルベストのの67.02をマークして、自ら誕生日を祝福。SP3位で挑んだフリーでは、冒頭の3回転ルッツ-2回転トゥーループ-2回転ループを流れるように決める。1度の転倒はあったものの、銀盤の妖精のように美しくしなやかなスケートを披露した。初出場で堂々の銀メダルという、147センチの17歳がやってのけた大きな偉業に、澤田さんは「努力が報われた結果」と話す。「SPをノーミスで終え、フリーでは1カ所手をつく場面も見られましたが、大きなミスもなく、宮原選手が出せる力はすべて出したのではないかと思います。以前出場した世界ジュニア選手権では、ジャンプの回転不足により、点数が伸び悩むということがありました。その判定を宮原選手自身が真摯(しんし)に受け止め、日々コツコツ努力してきたことが、今回の結果に表れているのではないかと思います」。さらに澤田さんは、表情の変化にも注目している。「顔の表情も、曲調に合わせて変えていたのが印象的でした。表情は試合のときだけではなかなか表現できないので、日々の練習時から努力してできあがったものではないでしょうか。ジャンプの内容としては、全日本選手権と同様、ダブルアクセル+3回転トゥーループが後半に2つ入っています。ジャンプの基礎点が1.1倍になるところで成功したことにより、大きな得点源となっていますね。着氷姿勢も美しく、加点がもらえる結果となりました。来シーズンは、ぜひともより大きな成果を期待したいです」。本郷選手長年にわたり日本の女子フィギュアスケート界を支えてきた鈴木明子さんの師・長久保裕コーチの指導の下、今シーズンに入って一気に頭角を現してきた本郷選手。今大会でもSPとフリーでパーソナルベストを出すなど、試合を重ねる度に成長していく姿に、澤田さんも期待を寄せる。「世界選手権初出場でしたが、堂々とした演技で、本郷選手が今出せるものをすべて出せたのではないかと思います。長い手足を生かしたダイナミックな演技で、ジャンプなどのエレメンツにも目立ったミスもなく、いいシーズンの締めくくりではなかったでしょうか。試合に出るごとに点数も伸びていき、今回もシーズンベスト更新という形になりました。GPファイナルにも出場し、シニアの中で戦っていく自信がついたシーズンでもあったと思うので、来シーズンはより飛躍的な活躍を期待したいです」。村上選手宮原選手ら若手の台頭もあり、20歳にして女子最年長での出場となった村上選手。SPは65.48点で4位と、表彰台を狙える位置で発進。フリーでは、後半に予定していた3回転サルコウが1回転になってしまうミスなどもあり、トータル7位で5回目の世界選手権を終えた。「全日本選手権で(高い質の演技を見せたものの、得点が伸び悩むという)つらい経験をしてから、本当に長い3カ月間だったと思います。SPではトゥーループの3回転+3回転を成功させましたが、高さと幅が以前よりも大きくなったように感じました」。また澤田さんは、技術面での変化も感じている。「(3回転トゥーループ以外の)他のジャンプでも、高さや回転のピッチなどが良いものになっていると感じました。一度身体で覚えてしまっているものを修正していく過程は本当に難しく、多少の不安もよぎるのではないかと思います。フリーではいくつかミスもありました。ただ、村上選手が取り組んできたことは、間違っていないのだと証明できた試合になったのではないかと思います」。○出場枠減を、より厳しい競争へとつなげる今大会の結果により、男子は来季の世界選手権の出場枠が1つ減ってしまった。世界選手権の出場枠は、3人が出場する国の場合、そのうち上位2人の合計順位が「13」以下ならば次回シーズンも3枠を維持できる。女子は来シーズンも3人が出場できるが、男子は羽生選手が「2」で、その次に成績の良い小塚選手が「12」。合計「14」となるため、来季は2人しか出場できなくなる。ただ、過ぎたことを悲観しているヒマはない。「男子の出場枠が減ってしまいましたが、過去には1枠しかなかったこともありますし、女子の出場枠も少なかったことがあります。減ったことは残念に思いますが、その限られた出場枠に入るべく、全員が練習を積み上げるため、日本チーム全体のレベルアップができるというメリットもあるのではないでしょうか」と澤田さんも話す。○新世代の選手たちの飛躍に期待フィギュアスケートの2014-2015シーズンは、「高橋大輔さんや浅田選手が試合に出ない」「ソチ五輪5位などの実績を持つ町田樹さんが、全日本選手権で突如引退」といったことなどもあり、物寂しさを感じたファンも少なくないだろう。ただそんな中でも、男子では全日本選手権2位の宇野昌磨選手、女子では今大会の宮原選手や本郷選手に代表されるような若い力も出てきている。芽生えて間もない選手たちがオフに練習を重ね、来シーズンに大きな花を咲かせてくれることが、今から楽しみだ。写真と本文は関係ありません○取材協力: 澤田亜紀(さわだ あき)1988年10月7日、大阪府大阪市生まれ。関西大学文学部卒業。5歳でスケートを始め、ジュニアGP大会では、優勝1回を含め、6度表彰台に立った。また2004年の全日本選手権4位、2007年の四大陸選手権4位という成績を残している。2011年に現役を引退し、現在は母校・関西大学を拠点に、コーチとして活動している。
2015年03月30日フィギュアスケート世界選手権の女子ショートプログラムが3月26日、中国・上海にて行われた。昨年末の全日本選手権で優勝を飾った宮原知子選手は、67.02点をマークして日本人女子の最上位となる3位でのスタートとなった。村上佳菜子選手は65.48点で同4位、本郷理華選手は62.17点で同5位となっている。宮原選手は、冒頭の3回転ルッツ-3回転トゥーループの連続ジャンプをきれいに成功させる。ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの「魔笛」の調べに乗り、後半も3回転フリップとダブルアクセルを危なげなく決め、自己ベストの67.02をマーク。17歳の誕生日を自ら祝う形になった。ソチ五輪などの大舞台での経験も豊富な村上選手は、冒頭に自身の武器である3回転トゥーループ-3回転トゥーループを決めた勢いそのままに、トータル65.48にきっちりとまとめてきた。演技構成点の30.17は宮原選手(29.83)を上回っている。グランプリファイナル出場、四大陸選手権3位と着実に実力を伸ばしてきている本郷選手。3つのジャンプをしっかりと成功させ、表彰台が狙える位置につけた。首位は、77.62点というハイスコアをマークしたエリザベータ・トゥクタミシェワ選手(ロシア)、2位は69.51点のエレーナ・ラジオノワ選手(ロシア)とロシア勢が上位に並ぶ。なお、フリーは28日に行われる予定。写真と本文は関係ありません
2015年03月26日本郷商店会は10日から3月27日まで、NPO法人「街ing本郷」協力のもと、商店街振興イベント「本郷百貨店」を開催する。○街全体が百貨店同イベントは「街全体で百貨店」をコンセプトに、商店街の活性化と持続性ある販売増加を目的に開催。「商店街で働く人たち」にスポットをあて、街や商売に対する想いをショートストーリーに仕立てて発信する。それによって商店街への来訪や再訪を促し、「人と街が軸となる場」になることを目指すという。参加するのは、同商店会に加盟する5つの商店街の総勢180店舗。同地域には個人商店が多く、平面的な広がりをもって街全体に点在する。同イベントでは各店舗を"テナント"と考え「フロアマップは街の地図、取扱品は街で販売している物やサービス」としている。「百貨店のオリジナルカタログ」を標榜するフリーペーパーを作成し配布する。内容は、加盟各店で働く人たちに対する独自のインタビューで、街や商売に対するそれぞれの想いを収録。28店舗を3号に分けて掲載し、第1号は10日に、第2号は2月の第1週、第3号は3月の第1週に配布する。また、イベントを多面的に展開するために、レシートラリーやトークイベントの開催。共通デザインの買い物袋や包装紙の利用。ポスターや街頭フラッグの設置。ホームページやSNSでの情報発信を行う。※情報は掲載時のもの
2015年01月09日昨年12月26日から28日にかけて開催されたフィギュアスケートの全日本選手権。女子では、ここ8年で6度も同大会で優勝したエース・浅田真央選手が不在だったため、誰が勝っても初優勝という中で迎えた試合だった。○新女王に輝いたのは宮原知子群雄割拠の戦いを制し、新女王となったのは関西大学高等部の宮原知子選手。その宮原選手をはじめ、ジュニア選手の勢いが目立った大会は、元選手の目にどのように映ったのだろうか。四大陸選手権4位などの成績を収め、現在は関西大学を拠点にコーチとして活動する元フィギュアスケート選手の澤田亜紀さんに主だった選手を解説してもらった。宮原知子悲願の優勝を果たした宮原選手は、確実性を重視しつつ、持ち前のスタミナをいかした戦略が見事にはまったという。「ショートプログラム(SP)では、3回転-3回転のジャンプコンビネーションがアンダーローテーション(回転不足)判定となり、ジャンプの点数が少し低くなっていました。しかし、フリーでは3回転-3回転を回避し、後半にダブルアクセル-3回転トゥーループのジャンプコンビネーションを2本入れるという作戦に切り替えていました」。体力の落ちる後半に、3回転をセカンドジャンプに入れることはかなりの高難度となる。ただ、宮原選手がそれを非常に簡単そうにこなした点に、澤田さんは注目している。「普段あらゆる場面を想定して練習していることや、『練習の鬼』と呼ばれるほどの練習量が、この結果に結び付いたのではないかと思います。シーズン後半は、日本のエースとして戦うこととなります。練習してきたことが結果につながったことを自信に、シーズン後半も戦い抜いてほしいと思っています」。本郷理華12月のグランプリファイナルに繰り上げで出場した本郷選手。大舞台での経験を糧に、全日本選手権でも2位と活躍した。「持って生まれた長い手足を生かし、ダイナミックな演技を見せてくれました。SPで1位になったことで、フリー直前は緊張をしている様子でした、それでも、フリーでは本郷選手が今、できること行っていた印象です。フリーの選曲『カルメン』も本郷選手に非常に合っており、主人公・カルメンになりきり、見ている側に気迫が伝わるかのような演技でした。グランプリファイナルに出場したことで意識などが変わったのか、『より攻めの姿勢が見えたな』というのが私の印象です」。樋口新葉中学2年生ながら、シニア顔負けの演技を披露して3位に輝いた新星・樋口選手。岡島功治コーチに師事し、今シーズン頭角を現した14歳は、一気にスターダムを駆けのぼる可能性を秘めていそうだ。「ジュニアグランプリファイナルでメダルを獲得した樋口選手は、全日本ジュニア優勝者として推薦での出場になりましたが、SP・フリー共に3位という、素晴らしい結果を残しました。SPでは樋口選手の持ち味を生かしたスピードのある演技を、フリーでは最初のジャンプこそ失敗しましたが、残りの要素をきっちりと行っていました。最終グループでの演技で緊張した面持ちでしたが、ジュニア1年目でこの経験をできたことは、今後を考えると非常に大きかったと思います。フリー終了後には演技内容に満足していなかった様子でしたが、3月の世界ジュニア選手権で悔しさを晴らしてほしいです」。村上佳菜子女子の参加選手の中で唯一五輪の舞台を経験して、年齢的にも次代を担う役が期待されている村上佳菜子選手。だが、SPでは自身の得点源でもある3回転トゥーループの連続ジャンプが回転不足とジャッジされるなど、思ったように得点を伸ばせなかった。「村上選手は、今シーズンは苦しい戦いが続いています。全日本では素晴らしい演技でしたが、結果につながらず、悔しい思いをしたことと思います。昨シーズンに上位にいた選手が出場していないことで、『勝たないといけない』というプレッシャーもあったのかもしれません。プレッシャーをかけすぎると身体が思うように動かなくなり、タイミングもずれてしまうこともあります」と澤田さんは指摘する。長年共に戦ってきた先輩・鈴木明子さんが昨シーズンに引退。さらに本来のエース・浅田選手も休養している今シーズンは、村上選手に女子のエースとしての期待がかかっている。そんな目に見えない重圧とも戦っているかもしれない村上選手に、澤田さんは光明を見出している。「技術点は伸び悩みましたが、演技構成点だけで見れば、フリーでは2位です。『オペラ座の怪人』の曲を使いたいと、コツコツ努力していることはきちんと結果に出てきています。シーズン後半はこの悔しさをバネに、飛躍的な活躍を期待したいです」。○若い世代の台頭が目立つ女子女子に関して言えば、ジュニアの活躍に注目が集まる結果となった今大会。だが、その潮流は世界でも同様のことが言え、特にフィギュア大国・ロシアではその傾向が顕著だ。昨年12月のグランプリファイナルでは、女子は参加6選手中で4選手がロシア勢だった。優勝を飾ったエリザベータ・トゥクタミシェワ選手は、17歳とは思えないほどの妖艶(ようえん)な表現を見せた。そのほか、ソチ五輪で一気に知名度が高まった5位のユリア・リプニツカヤ選手(16歳)、2位のエレーナ・ラジオノワ選手(16歳)、4位のアンナ・ポゴリラヤ選手(16歳)のいずれも10代半ばだ。若い世代がどんどん力をつけ、結果も伴いだしている。シーズン後半は、そんなフレッシュな世代たちが火花を散らせる「ライバル物語」に注目してみるのもいいのではないだろうか。○取材協力: 澤田亜紀(さわだ あき)1988年10月7日、大阪府大阪市生まれ。関西大学文学部卒業。5歳でスケートを始め、ジュニアGP大会では、優勝1回を含め、6度表彰台に立った。また2004年の全日本選手権4位、2007年の四大陸選手権4位という成績を残している。2011年に現役を引退し、現在は母校・関西大学を拠点に、コーチとして活動している。
2015年01月09日本郷奏多を主演に、「NON STYLE」の石田明が演出を手掛けることで話題の舞台「ダンガンロンパ THE STAGE ~希望の学園と絶望の高校生~」。10月28日(火)にマスコミを招待しての公開舞台稽古が東京・日本青年館で行われ、本郷さんらキャスト陣が舞台上に勢揃いした。本作は累計60万本以上の売上げを誇り、昨年にはTVアニメ化もされた大ヒットゲーム「ダンガンロンパ」を舞台化。あらゆる分野の“超一流高校生”を集める政府公認の特権的な学園私立希望ヶ峰学園を舞台に、入学してきた15名の超高校級生徒たちが次々に起こる殺人事件を、“学級裁判”で解決していく学園ミステリー・アクションだ。本郷さんは本作では、主人公の“超高校級の幸運”をもつ苗木誠を演じており、その容姿端麗な美貌で本作のテーマのひとつでもある“2.5次元化”を見事に体現していた。この日は、舞台の最初~最後までを通しての稽古とあって出演陣が勢揃い。『アナと雪の女王』での真っ直ぐなヒロインを演じていた神田沙也加は、本作では一転、“超高校級のギャル”江ノ島盾子に扮しており、劇中の衣装もミニスカートに金髪の盛り髪ツインテールと、本郷さん同様にゲームから抜け出してきたようなビジュアルで登場した。そのほかにも、物語の鍵を握る霧切響子役(超高校級の???)の岡本玲を始め、十神白夜役(超高校級の御曹司)の小澤亮太、腐川冬子役(超高校級の文学少女)の大沢ひかる、Wキャストで演じる朝日奈葵役(超高校級のスイマー)の藤江れいな(NMB48)と大島なぎさ、同じくWキャストで演じる不二咲千尋役(超高校級のプログラマー)の石田晴香(AKB48)と奥仲麻琴(PASSPO☆)、葉隠康比呂役(超高校級の占い師)の松風雅也、大和田紋土役(超高校級の暴走族)の八神蓮、石丸清多夏役(超高校級の風紀委員)の高木万平、セレスティア・ルーデンベルク役(超高校級のギャンブラー)の池端レイナ、山田一二三役(超高校級の同人作家)の向清太朗(天津)、大神さくら役(超高校級の格闘家)の山口ゆきえ(カーニバル)、桑田怜恩役(超高校級の野球選手)の宮下雄也(RUN&GUN)、舞園さやか役(超高校級のアイドル)の田中日奈子と、演出の石田さんを含め総勢18名が集結した。話題作とあってこの日は報道陣や招待客が殺到し、会場は満員状態。舞台稽古を前に、キャスト陣がそれぞれの劇中衣装に身を包み報道陣の前に姿を現すと、一斉にフラッシュが炸裂した。この熱気に、座長を務めた本郷さんは「我々一同、原作を勉強しながら皆で一つの作品を一生懸命に作り上げてきました。すごくいい所に着地できたかなと思います。ひとつの舞台として観て頂いても見ごたえのある作品にというのと、(原作の)イメージを大切に、と両立したものが出来たと思います。今日は我々のフルパワーで演じさせて頂きます」と公演に向けた意気込みを語っていた。一方、演出を務めた石田さんは、この日は“お笑いは封印”と言わんばかりの少し緊張した面持ちで登場。「色んなことをイチから学ばせて頂いて、それがまた芸人として活かせればと思っています。2008年の『M-1グランプリ』優勝して以来の、自分が成長できた一年になったことは間違いないです!」と、充実した表情を浮かべながら真摯に語っていた。舞台「ダンガンロンパ THE STAGE ~希望の学園と絶望の高校生~」は10月29日(水)~11月3日(月・祝)まで日本青年館・大ホールにて上演。(text:cinemacafe.net)
2014年10月29日「今回ほど、自分自身と役の境目がなかったことはないですね」。映画『小野寺の弟・小野寺の姉』で演じた進という役柄について、向井理はそう語る。朝ドラから漫画原作の映画までタイプの異なる幅広い役をこなし、自然に役に溶け込むがゆえ、どの役からもなかなか彼自身の“素”が見えないが、本人の言葉を信じるなら、本作で見せている姿が、まさにプライベートでの向井理そのものということになる。その他の写真両親の死後、2人で生きてきた姉のより子と弟の進が反発し合いながらも互いの幸せを願い奔走する姿、各々の不器用な恋愛模様を絡めつつ描き出す本作。向井にとって特別な作品となったようだ。原作は本作で長編初監督を務めた西田征史自身による小説。映画に先立ち昨年、映画と同じく向井と片桐はいり主演、西田演出による舞台版が上演されたが、5年ほど前から映画化を含めた企画が決定していたとあって「やっと来た、という思いだった」と明かす。舞台版が姉弟に降りかかる非日常的な事件を描いたのに対し、映画で描かれるのは他愛のない日常。それを踏まえ、向井が意識したのは「より子との距離感」だった。「2人が一緒にいて話しているシーンはもちろんですが、セリフなしでより子を見ている進の表情からより子の人物像が見えてきたり、一人でいる時でも何となく互いへの愛情が見えてくる、そんな雰囲気を出せればと思ってました」。とはいえ冒頭の発言でも分かるように、役を作りこむといった作業は一切なく、西田からも細かい注文も片桐と姉弟関係について話し込むということも全くなかった。「何も考えてなかったというのが正直なところです(笑)。舞台の上で少し緊張してスタンバイしている僕らの姿や、撮影の合間にベラベラと話している様子を見て、西田さんには僕らが本当に姉弟に見えたそうです。作りこんで役に寄せるのではなく、自然に築いてきた関係をそのまま映像に乗せたという感じでした」。2010年の『ゲゲゲの女房』への出演と前後して巻き起こった“熱狂”から数年。いまなお人気は衰えることを知らないが、周囲の喧騒をよそに当人は「僕自身はデビューしてから何も変わってないというのが正直な思い」と冷静そのもの。ただ、本作の西田然り、同じ監督・演出家と2度目、3度目となる仕事が増えてきたことに喜びと責任を感じている。「一度呼ばれて、次もまたその次の作品でも呼ばれるものを常に提示していきたいです」。『小野寺の弟・小野寺の姉』10月25日(土)新宿ピカデリーほか全国公開取材・文・写真:黒豆直樹
2014年10月23日