JR東日本はこのほど、同社の新幹線(東北・上越・山形・秋田・長野新幹線)と一緒に写った思い出写真の募集を開始した。今年は3月22日に秋田新幹線が開業15周年を迎えたのを皮切りに、6月23日に東北新幹線開業30周年(大宮~盛岡間)、7月1日に山形新幹線開業20周年(福島~山形間)、10月1日に長野新幹線開業15周年、11月15日に上越新幹線開業30周年(大宮~新潟間)と、各新幹線が節目の年を迎える。これを受けて、「お客さまとともに歩んできた歴史を、新幹線の未来に活かしたい」(JR東日本)との思いを込め、同社の新幹線と一緒に写った思い出写真を募集することに。採用された写真は、同社が今後展開するポスターなどの広告に使われる。採用者には謝礼として、グランクラスのシート革を使用したオリジナルフォトフレームが贈呈されるという。応募の際はプリント写真または写真のカラーコピーに加え、応募票(専用ホームページまたは専用チラシなどで入手可能)も必要に。写真は何点でも応募可能だが、応募写真1点につき、応募票1枚を貼付しなければならない。応募期間は4月20日(当日消印有効)まで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月28日函館市はこのほど、路面電車車両内でのWi-Fi(Wi2 300)サービス提供を開始した。北海道新幹線新函館開業対策推進機構およびワイヤ・アンド・ワイヤレス社と共同で、「Hakodate City Wi-Fi」の名称で路面電車のほか主要観光施設等にもサービスを展開する。路面電車全車両へのWi-Fiサービス導入は全国初という。路面電車停留所への導入も検討している。函館市は国内外から年間400万人以上が訪れる国内有数の観光地であり、2015年には北海道新幹線の新函館(仮称)開業を迎える。このため同市では、Wi-Fi利用環境の拡大によって、スマートフォンやタブレットPCなどの情報端末を手にした旅行客へ情報提供体制を強化したい考え。主要観光施設等にも5月末までに順次導入を済ませる。導入施設には利用方法が記載されたパンフレットを設置し、周知を図る。なお、「Hakodate City Wi-Fi」導入場所では、KDDIが展開する「au Wi-Fi SPOT」サービスも利用可能だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月27日京阪電気鉄道は4月14日、新型車両13000系の営業運行開始に合わせ、デビュー記念の「宇治線歴代車両メダルセット」を2,500セット限定で発売する。このメダルセットは、直径30mmの真ちゅう製のメダルに、宇治線を代表する歴代3車種の車両正面をデザインしたもの。戦後の資材不足に対応した「運輸省規格型」車両として製造され、晩年は宇治線を中心に活躍した1300型、現在も宇治線の主力車両として活躍中の2600系、新型車両の13000系を3枚のメダルの表面にそれぞれ描いた。裏側にはシリアルナンバーも刻印された。同商品の価格は1,000円。発売日の4月14日には、正午より宇治駅改札外コンコース特設会場にて、同商品を含む京阪電車オリジナルグッズ等の販売が行われる。その他の発売場所は、京阪電鉄中之島、淀屋橋、天満橋、京橋、守口市、寝屋川市、香里園、枚方市、樟葉、中書島、丹波橋、祇園四条、三条、浜大津の各駅(いずれも午前9時より)。京阪百貨店守口店6階玩具売場、京急百貨店5階おもちゃうりば(いずれも午前10時より)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月24日郵便局東京支社は28日、JR東京駅を発着する新幹線を題材にしたフレーム切手セットを発売する。80円切手10枚のシートとJRのきっぷが入るオリジナルクリアケース1枚がセットに。「駆けぬける新幹線」の名称で、中央区、千代田区の郵便局と西新橋局にて、計5,000セットを販売する予定。切手シートの上部にはE5系「はやぶさ」「はやて」「やまびこ」を大きくデザイン。その下に勢ぞろいした新幹線車両の写真を配置している。切手にはE1系からE5系までの現在営業運転中の新幹線車両と、2013年春に営業運転開始予定のE6系、および「イーストアイ」の愛称で知られる検測車E926形が1枚ずつにデザインされている。価格は1セット1,500円。なお、4月5日からは「郵便局のネットショップ」でも同商品を取り扱うとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月24日JR東日本はこのほど、東北の「花」をテーマにしたラッピング新幹線の運行を発表した。東北新幹線E2系車両4編成と秋田新幹線E3系4編成に「さくらラッピング」が施され、山形新幹線E3系2編成が「花回廊エクスプレス」として運転される。「さくらラッピング」は、秋田新幹線(1997年3月22日開業)の開業15周年と、東北新幹線(1982年6月23日)の開業30周年に合わせ、春の訪れを告げる車両として登場。ラッピングを施したE3系「こまち」は18日より順次運転を開始しており、「はやて」などに使用されるE2系のラッピング車両も28日より順次登場する。ともに5月中旬頃まで運転される予定。山形新幹線も7月1日、福島~山形間の開業から20周年を迎える。E3系車両による「花回廊エクスプレス」は、4月1日より開催の「やまがた花回廊キャンペーン」に合わせて登場するもので、山形県内で咲く花をラッピング。今月22日より順次運行し、おおむね4カ月程度運転される。今回のラッピング新幹線の運行に、JR東日本は、「東北各地で美しく、力強く咲き誇るさくらをはじめ、春の花をモチーフとした新幹線により、東北の観光復興に向け、新幹線のたびを楽しく演出します」と発表している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月19日16日に引退した新幹線300系は、東海道新幹線の歴史を変えた車両だった。東海道新幹線は開業以来、速達型の「ひかり」と各駅停車の「こだま」の2種類を運行していたが、300系は3番目の種別「のぞみ」を運行するために作られた。最高時速270kmを達成し、ちょうど20年前の1992年3月14日に営業運転を開始した。その一番列車「のぞみ301号」は、新幹線史上唯一の停車駅パターンとなっていた。なんと名古屋駅と京都駅を通過していたのだ。東京駅6時0分発、新横浜駅6時15分着・6時16分発、新大阪駅8時30分着。当時、「ひかり」さえ一部の列車しか停まらなかった新横浜駅に停まる一方、名古屋駅と京都駅は通過した。この扱いに名古屋の人々は激怒したという。この扱いは約5年8カ月も続き、1997年11月に「のぞみ301号」は廃止された。鉄道路線に新型車両を投入する理由は、おもに「古くなって廃止する車両を置き換えるため」だ。しかし300系は単なる新旧交代が目的ではなかった。新幹線そのものの商品力を高めるため、もっと速く走らせる必要があったのだ。その第1の理由は航空業界の規制緩和だった。国はアメリカの航空規制緩和を受けて、まず国際線、次に国内線の規制緩和に着手。全日空に国際線就航を認める一方、新しい航空会社の新規参入も認める方針を決めた。競争を促すために運賃の価格競争を認めた結果、東京~大阪間の航空運賃が下がった。もちろん飛行機と新幹線では座席数に圧倒的な違いがあり、飛行機が安くなったところで新幹線の客をすべて奪われるわけではない。しかしビジネスにおいては、5~10%程度の乗客減少も大きなダメージとなる。JR東海はこの勝負に受けて立つ必要があった。そこで立案された計画が、「ひかり」より速い「スーパーひかり」こと「のぞみ」の運行だ。300系は「のぞみ」として、飛行機と勝負する使命を背負って走り始めた。300系が実現した時速270kmは、車両の性能だけでは実現しなかった。高速で安定した走行を実現するため、線路のカーブの傾きなどが改良された。300系を走らせるために、東海道新幹線は路線ごとリフォームされたわけだ。300系は2階建て新幹線100系や、奇抜な先頭車形状の700系に比べると、デザイン的には印象が薄いという声もある。だが、東海道新幹線の歴史のなかで、300系がもたらした影響はとてつもなく大きい。「のぞみ301号」が名古屋駅と京都駅を通過した理由は、飛行機に対抗する都合上、新大阪駅にどうしても朝8時30分に到着したかったからだ。新大阪に8時30分に到着すれば、大阪のたいていの企業には9時に到着できる。つまり、「朝イチの会議に間に合いますよ」とビジネスマンにアピールしたかったのだ。新幹線は保線や沿線環境の条件から、営業運転は朝6時以降。東京駅を6時に出発して、新大阪駅に8時30分に着くためには、名古屋駅、京都駅停車では間に合わなかった。ただし、不思議なことに同じ時間帯の上り「のぞみ302号」は名古屋駅と京都駅に停車していた。しかも新大阪駅6時ちょうど発、東京駅8時30分着だ。なぜ下り列車は名古屋駅と京都駅を通過し、上り列車は停車できたのだろう? 理由としては、名古屋・京都・新大阪の駅間が短く、実質的に旅客需要がなかったとも考えられる。もうひとつの理由として、当時の東海道新幹線は早朝の東京寄りの区間で減速する必要があったという。新横浜駅停車は所要時間に影響がなかったものの、徐行の遅れを回復するため、その先で停車駅を減らす必要があった。前述の通り、1997年11月に「のぞみ301号」は廃止されている。東京駅6時0分発を引き継いだ「のぞみ1号」は、京都駅、名古屋駅に停まっても8時30分に新大阪駅に到着できた。ただ、このときの「のぞみ1号」は300系ではなかった。東京に乗り入れを開始したばかりの、当時のJR西日本の最新型車両500系だった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月17日JR東海は16日、初代「のぞみ」として活躍した300系車両の最終運転を行い、東京駅と新大阪駅で引退セレモニーを実施した。同日にはJR西日本も、100系と300系の最終運転を行っている。300系は1992年、東海道新幹線「のぞみ」で営業運転を開始。翌年には山陽新幹線でも運転を開始し、約20年間にわたり活躍してきた。同車両の引退が発表された後、今年2月からJR東海所有の300系には引退記念のヘッドマークとサイドステッカーによる車体装飾も行われた。東海道新幹線における300系の最終列車は、16日に運転された東京発新大阪行の臨時「のぞみ329号」(「ありがとう300系」のぞみ号)。10時47分の発車前には、引退セレモニーとして「ありがとう300系」出発式も行われた。引退する300系の姿を一目見ようと、東海道新幹線のホームには鉄道ファンをはじめ1,000人以上が集まったという。一方、山陽新幹線では300系による新大阪発博多行の臨時「のぞみ609号」、100系による岡山発博多行の臨時「ひかり445号」が運転され、これが両形式の最終列車となった。どちらもきっぷは2月16日に発売された後、わずか数分で完売となったという。岡山駅では、引退を迎える100系と300系が同一ホームに並ぶ光景も見られた。100系と300系の引退により、17日以降、東海道新幹線を走行する車両は当分の間、N700系と700系のみに。山陽新幹線もN700系、700系、500系での運転となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月17日JR東日本は6日、東急車輛製造(以下、東急車輛)の鉄道車両製造事業などを承継した鉄道車両新会社の商号を、「株式会社 総合車両製作所」(英語名「Japan Transport Engineering Company」)、略称「J-TREC」(ジェイトレック)とすることを発表した。東急車輛は東京急行電鉄の完全子会社で、鉄道車両製造事業のほか、立体駐車装置事業や特装自動車事業も展開してきた。しかし今年4月1日付で会社分割(吸収分割)を行い、鉄道車両製造事業などは新たに設立された鉄道車両新会社へ承継されることに。さらに4月2日付をもって、新会社の全株式がJR東日本に譲渡される(詳細は本誌既報の通り)。このほど新たな商号が決定したことで、鉄道車両メーカーとして長年にわたり親しまれた東急車輛の名は消滅することになる。新会社・総合車両製作所の本店所在地は、現在の東急車輛本社・横浜製作所と同じ横浜市金沢区大川。鉄道車両をはじめ、鉄道用品(分岐器など)やコンテナなどの製造・修理・販売がおもな事業内容となる。資本金は1億円で、JR東日本の100%子会社に。代表取締役社長には、現東日本旅客鉄道(JR東日本)常務取締役鉄道事業本部副本部長、宮下直人氏が就任する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月07日セイコースポーツライフ株式会社は、新幹線の6つの路線を仮想でウォーキングできる歩数計「新幹線」を3月20日に発売する。JR各社の許諾済商品で、全路線の総歩行距離は2,773.8km。色はホワイトのみで、価格はオープン価格。路線踏破を目標にし楽しみながら歩く習慣を付けてもらうのが狙い。次の停車駅までの距離が随時表示され、また途中駅に到着するとコーヒーやサンドイッチなどのアイコンが登場する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月03日JR東日本は3月17日より、東北・上越新幹線開業30周年記念展を鉄道博物館(さいたま市)にて開催する。新幹線開業前後の出来事を、写真やパネル、記念品などを中心に展示するとのこと。東北新幹線は1982(昭和57)年6月23日に大宮~盛岡間が開業。同年11月15日には上越新幹線大宮~新潟間も開業した。当初は大宮駅からの暫定開業だったため、東北本線上野~大宮間では「新幹線リレー号」が運転され、「リレーガール」が乗り換え案内を行ったという。今回の記念展では、建設工事から車両開発、開業までの道のり、東北地方や新潟県をはじめとする沿線住民の期待感、そして熱気にあふれた開業当時の状況までを紹介。開業時から活躍する200系車両の雪害対策映像も展示されるとのこと。東北・上越新幹線開業30周年記念展は、鉄道博物館2階スペシャルギャラリー1で開催され、会期は3月17日~7月1日。鉄道博物館の入館料は一般1,000円、小中高生500円、幼児(3歳以上未就学児)200円で、同記念展は入館料のみで観覧できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月07日9月9日より東京スター銀行は、アリコジャパンの医療保険商品を東京スター銀行のコールセンターを通じて販売するということだ。コールセンターで受付・書面でやり取りで来店不要東京スター銀行を通じて販売される商品は、新終身医療保険 「やさしくそなえる医療保険〔生涯安心タイプ〕」、 終身医療保険(引受基準緩和型) 「ずっとあなたと」、終身ガン保険 「かしこいあなたのガン保険」である。東京スター銀行のコールセンターを通じて保険商品の提案が行われ、郵送で申し込みを受け付けるシステムで、消費者は来店の必要が無く、書面のやりとりのみで契約までの手続きを行うことが出来る。「保険」の「通信販売」で市場拡大を図る両社アリコジャパンは、これまで培った保険の通信販売ノウハウを金融機関とのサービス提携に活用し新たな市場開拓へつなげ、東京スター銀行はアリコジャパンより通信販売ノウハウを習得して、非対面販売の強化、および保険商品の販売チャネル拡大を図るという。
2010年09月13日大江戸線でパニック!?8月1日(土)より、都営大江戸線で、都営地下鉄としては史上初となる映画のビジュアルをフルラッピングした車両が登場し、話題を集めている。これは、ニューヨークの地下鉄を舞台にしたサスペンス・アクション『サブウェイ 123激突』とのコラボレーションとして実現したもの。従来の大江戸線とは全く異なる青と黒を主体にした色調で、映画のタイトルと共に主演のデンゼル・ワシントンとジョン・トラヴォルタの姿が大きく描かれている。今回のコラボレーションについて、本作の宣伝プロデューサーは「地下鉄を舞台にしている映画なので、ぜひ地下鉄とコラボレーションしたいと考えました。中でも本編で描かれているのがニューヨーク市の地下鉄ということで、日本では東京都の管轄である都営地下鉄で、なおかつ駅数、利用者数が一番多い大江戸線でラッピングライナーを走行させたいと打診しました」と語る。映画は、トラヴォルタ演じる“ライダー”をリーダーとする武装ギャングが地下鉄をハイジャックするという設定。ハイジャックという内容だけに、コラボレーションの実現に向けた交渉は難航するかと思われていたが「交通局の担当の方に映画をご覧いただいたところ、地下鉄職員が乗客を守る懸命な姿が描かれていたため企画が実現したようだ」とのこと。車体のデザインについては「映画では、地下鉄職員のガーバー(デンゼル・ワシントン)が乗客を守るために自分の身を犠牲にして犯人と闘うのですが、その緊張感を地下鉄の車体そのものに表現しました」と語る。こちらのラッピングライナーは8月いっぱい走行する。普段とは違う、見慣れない車両に思わず立ち止まって写真を撮ったり、駅員に運行スケジュールを問い合わせる乗客も続出。夏休みシーズンということもあり、この期間限定車両目当ての鉄道ファンも数多く訪れそうだ。『サブウェイ 123激突』は9月4日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。■関連作品:サブウェイ 123激突 2009年9月4日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開■関連記事:ハリウッド2大スターが激突!『サブウェイ 123激突』試写会に10組20名様をご招待ジョン・トラヴォルタ、息子を亡くした悲しみは癒えず。主演作プレミアを欠席ひげにタトゥーですっかり悪人顔、トラヴォルタがデンゼルとの共演作で悪役に挑戦
2009年08月03日