南海電鉄は新世界・通天閣の開業100周年を記念して、人気漫画『キン肉マン』の作者、ゆでたまご氏ゆかりの地を巡る「キン肉マンスタンプラリー」を開始した。「ゆでたまご」は嶋田隆司氏と中井義則氏の共同ペンネームで、2人はともに大阪出身。中井氏は新世界近くで生まれ育ったことが縁となり、新世界・通天閣100周年の公式キャラクターにキン肉マンが採用された。スタンプラリーでは、通天閣、住吉大社、阪堺電車恵美須町電停、粉浜駅、浜寺公園駅の5カ所をめぐる。5カ所すべてのスタンプを集めると、もれなくオリジナルグッズが、さらにゆでたまご氏直筆のサイン入り色紙が10人に当たる抽選への応募用紙がもらえる。スタンプを集める際、「堺・住吉まん福チケット」を使用していると、南海電鉄クリアファイルも同時にもらえるとのこと。スタンプラリーの実施機関は11月30日までで、8月31日までを1期、9月1日以降を2期と設定している。各ポイントに設置されるキン肉マンの人気超人たちを描いたスタンプは全10種類で、1期と2期それぞれに5種類ずつを使用する。全スタンプを制覇するともらえるオリジナルグッズも1期と2期で異なり、1期はキン肉マンオリジナルうちわ、2期はキン肉マンオリジナルメモ帳となっている。これに合わせて29日より、南海線と高野線の列車(一般車両・各1編成)において、『キン肉マン』のキャラクターをデザインしたヘッドマークを掲出して運行する。オリジナルヘッドマークは全4種類で、掲出期間は8月31日まで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月05日神戸電鉄は7月5~16日、七夕に合わせ、粟生線の主要駅に「七夕・笹竹飾り」を設置する。この企画は神戸電鉄粟生線活性化協議会による活性化への取組みとして実施される。粟生線は鈴蘭台駅から粟生駅(JR加古川線、北条鉄道と接続)を結ぶ29.2kmの路線で、神戸市西区、三木市、小野市から神戸市街地への中心的な公共交通機関としての役割を担ってきた。しかし、これらの地域の道路網が整備されたこと、マイカーの普及、少子高齢化などの影響により、乗車人員の減少が続き、2008年度の年間輸送人員は729万人と、ピーク時(1992年度の1,420万人)の半分近くまで落ち込んだ。年間10億円以上の赤字が10年以上続いている状況だという。2009年、沿線自治体を中心に、神戸電鉄粟生線活性化協議会を立ち上げ、利用者の増加をめざしてさまざまな活性化策を実施している。「七夕・笹竹飾り」もその一環で、沿線の幼稚園と保育園から約1,400人の子供たちの協力を得て、願い事が書かれた短冊や七夕飾りで装飾した笹竹を設置する。設置対象駅は粟生線の西鈴蘭台駅、木幡駅、栄駅、押部谷駅、緑が丘駅、志染駅、恵比須駅、小野駅の計8駅。「将来の地域社会を支える子供たちの元気な願いを込めて、季節感と風情のある粟生線を演出し、地域の皆様から親しまれ、より多くのご利用をいただける鉄道をめざして努めてまいります」(神戸電鉄)としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月29日神戸市で公共交通機関を運営する神戸電鉄、北神急行電鉄、神戸市交通局は30日、映画館共通入場券と電車乗車券をセットにした「格安え~がなクーポン」を発売する。3社局共通の同クーポンでは、神戸ハーバーランド内の「シネモザイク」とミント神戸内の「OSシネマズミント神戸」の2館で使用できる映画館入場券に、各駅から三宮駅(阪急・阪神・市営地下鉄)までの往復乗車券が付く。利用路線の違いにより、神鉄・高速版 / 神鉄・北神・地下鉄版 / 北神版 / 神戸市営地下鉄版の4タイプが発売される。乗車券の有効区間は、「神鉄・高速版」は神戸電鉄各駅から新開地駅経由で阪急・阪神三宮駅まで、「神鉄・北神・地下鉄版」は有馬線の鈴蘭台駅から有馬温泉駅間の各駅、ならびに三田線および公園都市線の各駅から北神急行電鉄谷上駅経由で神戸市営地下鉄三宮駅まで、「北神版」は北神急行電鉄谷上駅から神戸市営地下鉄三宮駅まで、「神戸市営地下鉄版」は神戸市営地下鉄各駅から同三宮駅までとなっている。発売額は大人1セット1,600~2,200円。8月31日までの発売期間中、利用当日1日限り有効。神鉄・高速版および神鉄・北神・地下鉄版は神戸電鉄主要駅窓口と駅売店ほか、北神急行版は北神急行谷上駅で、神戸市営地下鉄版は地下鉄各駅窓口と駅売店ほかで販売する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月27日叡山電鉄は7月14日より、出町商店街(京都市)のマスコットキャラクター「加茂川マコト」を使ったクイズラリーを開催する。夏休み期間中、出町柳駅の駅長を務めていたはずの加茂川マコトが突然姿を消したとの設定で、叡電各駅と出町商店街に設置された7カ所のヒントを探し出し、マコトの居場所を探し当てる参加型イベント。「えいでんでGo! Go!! 暗号を解読して加茂川マコトちゃんをさがせ!!」と名付け、9月2日まで実施する。同イベントに参加するには、クイズラリー応募券の付いた1日乗車券「マコトきっぷ」(大人1,000円、小人500円)の購入が必要に。ポイントを巡って解読したキーワードを応募用紙に書き、出町柳駅に設置された回収ボックスに投函するか郵送で応募すると、抽選でオリジナルデザインのミニマグネットステッカーが30名に当たる。なお、クイズラリー期間中は加茂川まことをデザインしたヘッドマークが叡山電鉄の車両に掲出され、ミニマグネットステッカーと共通のデザインとなっている。加茂川マコトは昨年12月に誕生した萌えキャラ。「酢でしめたろかぁ!」が決めゼリフの中学3年生で、ボーイッシュな女の子という設定。クイズラリー期間中、駅長バージョンの等身大パネルが出町柳駅に設置されるほか、扇子、手ぬぐい、がま口財布などのオリジナルグッズも販売される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月20日京浜急行電鉄は18日より、6月の環境月間に合わせて「京急環境電車」の運行を開始する。LED照明を採用した新1000形ステンレス車両を使用し、同車両では初となるラッピングが施される。新1000形は旧1000形の後継車両として製造され、2007年製造の車両より同社初のステンレス車体を採用。今春導入された新造車両では、客室内照明に節電効果の高いLED照明を採用しており、従来の蛍光灯と比べて消費電力を約3割削減、1年間で約2.7トンのCO2削減が図られるという。18日より運転開始する「京急環境電車」では、LED照明を採用した新1000形ステンレス車両(6両編成)の車体正面やドア横、側面窓下に、「ノルエコ」(電車に乗るだけでエコ)をPRするロゴをラッピング。京急電鉄マスコットキャラクター「けいきゅん」も随所に登場するという。同電車は7月28日まで運転予定で、おもに京急線内で普通電車として運行される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月18日パン パシフィック 横浜ベイホテル東急2階のラウンジ「ソマーハウス」では、ナイトタイムデザートブッフェ「スィートジャーニー」にて、毎年好評を博している「アイスクリームタワー」の提供を開始する。提供期間は、7月5日~8月31日の毎週木曜日・金曜日限定。「アイスクリームタワー」は、夏を代表する、「スィートジャーニー」のオリジナルスイーツ。バニラ・チョコレート・キャラメルなどのアイスクリームに、マンゴー・ラズベリー・ピーチなどのシャーベット、全12種類のフレーバー(日により変更あり)が層になった円筒形のタワーで、表面をメレンゲでコーティングし、バーナーで焼き色をつけて出来上がりとなる。目の前で製作する過程を目で楽しむことができる。「アイスクリームタワー」は、「スィートジャーニー」に初めて登場してから今年で5年目を数え、夏の定番としてすっかり定着した。時間は19時30分~22時30分。料金は、ひとり3,150円(税込み・サービス料別。6~12歳は1,995円)で、要予約。同店は、「今年も多くのお客様で賑わう夏の横浜で、皆様に“涼”をお届けいたします」と話している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月12日東京急行電鉄、西武鉄道、相鉄グループはこのほど、2012年度の設備投資計画を発表した。東急と西武は相互直通運転開始に向けた改良工事が進められるほか、車両更新も実施。相鉄でもJR東日本および東急との相互直通運転に向けた準備が進められる。東急電鉄の鉄軌道事業設備投資計画の総額は483億円。うち141億円が鉄道ネットワーク拡充に投資される。東横線と副都心線との相互直通運転開始は本年度中に実現する予定で、これに合わせて特急・通勤特急・急行が10両編成での運転に。現在は渋谷~代官山間地下化工事に加え、中目黒駅、学芸大学駅、自由が丘駅、田園調布駅、多摩川駅、武蔵小杉駅、日吉駅、綱島駅、菊名駅でホーム延伸工事が行われている。また、安全対策とサービス向上への取組みとして、東横線の30両を「人と環境に優しい車両」がコンセプトの5000系に更新。これにより、東急線全車両の約半数が環境配慮型車両となる。東急電鉄はその他、大規模な地震に備えた駅・高架橋・トンネルの耐震補強工事、大井町線下神明駅や緑が丘駅の改良工事などが進められる。東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転開始にともない、西武池袋線飯能駅から横浜高速鉄道みなとみらい線元町・中華街駅までの電車も運転されることに。西武鉄道ではこれに向けた保安設備や車両改修などの工事を引き続き進める。相互直通運転を行う電車に使用する6000系では、車両のドア上に「スマイルビジョン」(液晶の車内情報配信装置)の設置を進めており、本年度は3編成に設置予定。また、池袋線で進められてきた石神井公園駅までの高架複々線化事業は本年度中に完成する予定で、今後は引き続き石神井公園~大泉学園間の高架化工事が進められる。西武鉄道はサービス向上に向けた設備投資も進め、老朽車両の代替として、「スマイルトレイン」30000系通勤車両を30両(8両3編成と2両3編成)新造する。池袋線と新宿線のターミナル・所沢駅の駅舎改良工事も、来春にはすべての工事が完了。新宿線中井~野方間と東村山駅付近の連続立体交差事業も推進される。西武鉄道の鉄道事業設備投資の総額は190億円。相鉄グループもJR東日本との相互直通運転に備え、相模鉄道本線瀬谷駅にて待避線新設工事を推進。ATS-Pやデジタル列車無線の整備工事も実施する。東急電鉄の相互直通運転に関しても、着工に必要な手続きを進めるとのこと。安定輸送とサービス向上を図るべく、11000系車両が10両新造される。相鉄グループの鉄道・自動車設備投資計画の総額は61億円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月16日和歌山市や南海電鉄などで構成される加太駅100周年記念事業実行委員会は、加太線の利用促進に向けたアイデアの公募を開始した。南海電鉄の紀ノ川駅から加太駅までを結ぶ加太線の開業100年を記念する「加太駅100周年記念事業」の一環。観光振興や地域の魅力向上や交流人口の拡大を目指して、加太線各駅の利用者増加と沿線活性化につながるアイデアを広く求めるもの。同委員会が例示しているアイデアは、「定期的な鉄道利用の促進を図るための運動や取組みについて」「便利に安心して鉄道を利用するための駅や車両等に関する環境整備について」「地域内外からの利用者の増加につながるイベント等の案」「加太線や加太駅に関連したグッズの開発等の案」など。アイデアは1人何件でも応募することができ、同委員会による審査の結果、優れたアイデアと認められたものの中から最優秀賞(1名)・優秀賞・佳作(いずれも若干名)を選出し、副賞を贈る。6月8日必着。受賞したアイデアは同委員会が発行する刊行物およびウェブサイト等にて公表し、活用するとのこと。応募用紙は和歌山市公式サイトよりダウンロードできる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月13日京成電鉄、日本航空(JAL)、成田国際空港の3社は11日より、合同で「JAL 成田=ボストン線就航記念キャンペーン」を実施する。JALのボストン線は、アジア初の路線として4月22日に運航開始。成田空港では初のB787定期便就航で、最新鋭機(B787-8)と最新車両(京成スカイライナー)での快適な旅を楽しんでほしいとのこと。キャンペーンでは、クイズにハガキで応募し正解した人の中から、抽選で33人に各種賞品をプレゼント。往復航空券(1組2名)やスカイライナー券引換券(5組10名)など、JALや成田空港にちなんだ賞品を用意している。また、キャンペーン期間中、ボストン発成田行JAL便に搭乗し、成田空港から京成線を利用した場合、乗客全員に紅茶のティーバッグを無料で配布するという。キャンペーンへの応募は、京成本線・成田スカイアクセス、新京成線、北総線の各駅に設置された専用応募用紙に、クイズの答えや希望の賞、その他必要事項を記入して郵便にて行う。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月10日「東急プラザ 表参道原宿」が18日、都内の表参道・原宿エリアにオープンする。アパレルや雑貨のみならず、ライフスタイルまで含めた旬のファッションを提案していくという。「東急プラザ 表参道原宿」では、”「ここでしか」「ここだから」をカタチに”というコンセプトの下、日本のファッション・カルチャーシーンから初出店・新業態をそろえた全27店舗で構成されている。その中から、メンズを中心に注目のショップをいくつか紹介していこう。まずは日本初上陸となる人気カジュアルブランド「アメリカンイーグルアウトフィッターズ」。明治通り沿いに入口があり、メンズフロアは地下1階。広々とした店内にアメリカンカジュアルをそろえた。「アメリカンイーグルアウトフィッターズ」のおすすめは、同店舗とニューヨークでしか展開していないというTシャツ。日本では「ここでしか入手できない」というレア商品だ。他にも、500万本売り上げたという実績があるデニムパンツも豊富で、とくにスリムストレートジーンズが人気だという。また、グラフィックTシャツは2枚目が半額になるというキャンペーンを行っている。同じく1階の入口から展開する「トミーヒルフィガー」は、世界最大級のグローバル旗艦店としての出店。3フロアから構成されており、1階のメンズコーナーではテーラードのセミオーダーサービスを展開。この表参道原宿店のみの取り扱いとなる。「トミーヒルフィガー」らしいジャケットやシャツの着こなしを試してみてほしい。ゴルフウエアもそろえており、ビジネスシーン以外のオフの着こなしも可能に。地下ではデニムのみを扱い、ボトムスはもちろん、トップスもアメリカンカジュアルに必須の商品を多数用意している。旗艦店として新業態・初出店となる「The SHEL’TTER TOKYO」にも注目したい。メンズラインの展開はないものの、センスのいいブランドをそろえたセレクトショップは、見ているだけで刺激になる。ポップアップスペース「OMOHARA STATION」では、日本初上陸のリバーシブルデニムブランド「BLUELAB」を展開。ストレッチ素材を使ったデニムパンツは、なんとリバーシブルになっており、表裏で違った表情を持った2通りの着こなしができるという、画期的なボトムスだ。たとえば、表は黒いシンプルなデザイン、裏はヘビ柄という商品もあり、まったく正反対の着こなしができる。このデザインはメンズでは取り扱いがないものの、「スキニーなパンツが好きな男性なら、レディスでも着こなせるはず」とスタッフもおすすめする商品だ。「OMOHARA STATION」には「OMOHARA CAFE」を併設。片手で食べられるスイーツ「OMOHARAドック」や、「OMOHARA STATION」で展開するブランドとのコラボドリンクなどを展開していく。メンズで注目したいのが、「ZUCCA」や「Ne-Net」を展開するA-netが出店する「HUMOR SHOP」。ここはもともとネットショップだが、今回はリアルショップとして初出店となる。ネットショップで扱うブランドの商品をここでも扱い、ネットとリアルの両方でショップを展開することにより、実現できるサービスを提供していく。ブランドを横断したコーディネートができるのも楽しい。もちろん「Ne-Net」の人気キャラ「にゃー」のコーナーも展開しており、メンズサイズもそろえている。AR(拡張現実)技術を使った新世代のフィッティングサービス「AR Fitting by A-Net」は、実際に店舗に行って体験してほしいサービスだ。雑貨では、日本のマンガ文化をコンセプトにした「Tokyo’s Tokyo」が面白い。2009年、羽田空港にオープンし、新しい東京土産を提案した「Tokyo’s Tokyo」のブランド・テイストをそのまま活かし、別の視点での「東京らしさ」を突き詰めた新しいカルチャーエッセンスを持つショップとして展開している。店の棚はマンガの「コマ割」を表現。ひとつひとつの棚に、ひとつのマンガに関連したグッズを集めた「編集系」のショップとなっている。日本独自の文化である「マンガ」を、ひとつテーマとして展開する注目して行きたい雑貨ショップの登場だ。「APP Store Bank」は、iPhoneやiPadなどのモバイルユーザー向けのショップ。店内で展開する商品の90%がiPhoneケースで占められており、自分にぴったりのケースを探すことができる。他にもイヤホンやスピーカーなどのアイテムを用意。1,680円で保護フィルムフィルムを貼り付けてもらえる独自のサービスもあるとのこと。ショッピングの後は、6階フロアで展開する「STARBUCKS COFFEE」で休憩するのもいい。広い店内は環境に配慮したつくりになっており、木目を多く使いゆったりとした空間に。店舗に併設されたテラスで食事を取ることもできる。表参道原宿店ではベーカリーを店内で焼いており、できたてのパンやパイなども注文できる。ランチにおすすめのワンプレートも展開している。表参道・原宿エリアの新スポットとしてオープンする「東急プラザ 表参道原宿」。ラフォーレ原宿や竹下通りの店舗などとはまた違った客層の取り込みに期待できそうだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月18日東急不動産および東急不動産SCマネジメントはこのほど、日本のファッション・カルチャーの歴史に大きな影響を与えてきた神宮前交差点に、情報発信拠点となることをめざし、「東急プラザ 表参道原宿」を18日午前11時にオープンすると発表した。「東急プラザ 表参道原宿」は、”「ここでしか」「ここだから」をカタチに”という開発コンセプトのもと、日本初上陸となる「アメリカンイーグル アウトフィッターズ」や、世界最大級のグローバル旗艦店としてアジア初上陸となる「トミー ヒルフィガー」、バロックジャパンリミテッドの世界へ向けた旗艦店として新業態・初出店となる「The SHEL’TTER TOKYO」など、日本のファッション・カルチャー発信地に相応しい初出店・新業態全27店舗を取りそろえる。記念すべきオープンにあたり、コンセプトにふさわしい趣向を凝らした限定商品やノベルティを各店舗にて用意。また、原宿発セレクトショップの草分けである「BEAMS」との多角的コラボレーションを行う4店舗を始め、ポップアップスペース「OMOHARA STATION」にて展開する日本初上陸のリバーシブルデニムブランド「BLEULAB」では、「表参道原宿」限定カラーを発売する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月11日十和田観光電鉄線と長野電鉄屋代線が31日で廃止される。この2つの路線には、「東急線を走った電車が移籍し、活躍してきた」という共通点がある。東急線の電車は地方鉄道に大人気で、他にも弘南鉄道、福島交通、上田電鉄など全国に分布する。じつは、東急の「中古車」は地方鉄道にぴったりなある条件を備えているという。その人気の理由とは……。日本の電車の多くは「20m車」「18m車」に分類される。これは車体の長さを示し、例外として新幹線のような25m車や、18m車より少し短い17m車などがある。しかし大手私鉄はほとんどが20m車を採用している。理由はもちろん、大量の通勤通学輸送に対応するためだ。一方、地方私鉄はひとまわり小さい18m車が多い。このサイズのルーツは、第2次大戦後に運輸省(当時)が制定した「運輸省規格形電車」にある。戦後の鉄道復興のために、電車の部品や図面を共通化してコストを下げようという意図があり、車体の長さは15mと17.5mの2種類が定められた。多くの私鉄がこの規格のうち17.5m車を採用し、やがて18mとなった。大手私鉄はこの規格に対応した線路設備を持っていたし、もっと短い電車を使っていた鉄道会社も、ホームの位置やカーブ付近の設備の位置を移動するなどして18m車に対応させた。その後、大手私鉄は旅客の急増に対応するため、さらに大きな20m車を導入し、線路設備を改良した。だが地方鉄道では20m車への対応が行われず、18m車のままだった。こうなると、大手私鉄の中古車が欲しくても、20m車は導入できない。そんな中、大手私鉄でも18m規格が残された路線があった。それが東急目蒲線や池上線、地下鉄日比谷線、京王井の頭線などだ。地方で活躍する東急の電車の多くが、目蒲線や池上線、東横線の地下鉄日比谷線乗り入れ用として活躍した電車たちである。同様に京王井の頭線3000系も、大手私鉄の18m車として地方鉄道に人気がある。なお、京急電鉄や京成電鉄も18m車だし、地下鉄にも18m車は多い。しかし、京急電鉄や京成電鉄は線路の新幹線と同じ1,435mmと広く、台車を交換しないと導入できない。東急電鉄は1,067mmで、日本で最も普及した幅だから、地方鉄道でもそのまま導入できる。地下鉄車両のうち18m以下の車両だと、元日比谷線の3000系が長野電鉄で活躍する例がある。地下鉄でも銀座線などは、電気を第3軌条から受け取る仕組みだから、地方鉄道で導入するには大改造が必要でコストが高くつく。ただし、日立電鉄(現在は廃止)や銚子電鉄などの事例がある。鋼鉄製の電車よりもステンレス車のほうが丈夫で長持ち。ステンレス車といえば東急電鉄が先駆者で、早くから自社で積極的に導入した。だから引退する車両もステンレス車が多くなった。保守費用が少なく長持ちするとなれば、経営の厳しい地方鉄道にはありがたい存在。長野電鉄や伊豆急行、秩父鉄道では、東急のステンレス製20m車も導入されている。東急電鉄は大手私鉄として大量に車両を保有し、サービスアップのために新車の導入も多い。新車がどんどん登場すれば、当然ながら引退する車両も多くなる。東急電鉄が主要路線に20m車を導入し始めると、ステンレスの18m車は目蒲線や池上線に移籍した。とはいえ、これらの路線は短いから、すべてを引き受けられない。そういう電車たちが地方鉄道に引き取られていった。これらの理由のほかにも、西武鉄道から系列会社の伊豆箱根鉄道や近江鉄道へ譲渡されるパターンや、電車の改造を得意とする京王電鉄の子会社が、線路幅の違う会社にも元京王線5000系を提供するパターンもある。十和田観光電鉄の場合はとくに東急からの譲渡車が多く、本誌連載「昭和の残像 鉄道懐古写真」第49回で紹介した東急3000系電車も、モハ3600形として活躍してきた。こうした電車たちは、十和田観光電鉄の廃止後にどうなってしまうのか。次の活躍場所が見つかればいいのだが……。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月31日長野県の須高(すこう)ケーブルテレビとテクノロジーネットワークスは31日より、今月いっぱいで廃線となる長野電鉄屋代線の記録映像を活用したオリジナル動画サイトを公開する。「さよなら、長野電鉄屋代線 ~故郷の記憶~」の名称で、公開期間は2013年3月31日までの1年間。今年で開通90周年を迎える屋代線は、長野県須坂市の須坂駅から長野県千曲市の屋代駅までの24.4㎞を千曲川沿いに走行する老舗ローカル線。沿線周辺には真田十万石の城下町の史跡をはじめ、武家屋敷、寺院といった歴史的町並みや、善光寺平の田園風景など多くの観光スポットが点在するが、年間乗車客数は最盛期の6分の1まで減少しており、廃止が決まった。このほど公開される動画サイトでは、須高ケーブルテレビが撮影してきた屋代線の記録映像を再編集したオリジナル動画が31日の最終ダイヤ発車時刻より、運転席から撮影した映像などのアーカイブ映像が4月1日より、それぞれ視聴できる予定だ。現在はプレサイトとして屋代線紹介動画などを公開しており、3月28日から4月1日まで須坂駅の屋代線ホームをライブ中継するとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月27日小田急電鉄は24~25日、海老名電車基地にてロマンスカーHiSE(10000形)とRSE(20000形)、通勤車両5000形のさよならイベント「The Last Greeting ~想いは、引き継がれる。~」を開催した。ロマンスカーHiSEは1987年にデビューしたフルハイデッカー車両で、翌年にはブルーリボン賞を受賞。ロマンスカーRSEは1991年にデビューし、小田急線からJR御殿場線へ直通する特急「あさぎり」に使用された。5000形は1969年の就役から40年以上にわたり、同社を代表する通勤車両として活躍してきた。3車種とも今月16日をもって引退となった。このほど行われたイベントでは、海老名駅そばの海老名電車基地に3車種が集結。多くの来場者がその外観を写真に収めたほか、車内も公開され、長い列ができていた。会場では、Facebookにて募集した写真をもとに作られた「みんなの想い出フォトライブラリー」が展示されたほか、3車種へのメッセージ寄せ書きコーナーも。鉄道グッズ販売コーナーも開設され、記念商品や小田急グッズショップ「TRAINS」の鉄道グッズが販売された。なお、HiSEとRSEの引退により、小田急ロマンスカーはMSE(60000形)、VSE(50000形)、EXE(30000形)、LSE(7000形)の4車種での運行に。RSEとJR東海の371系を使用し、新宿~沼津間で運転された特急「あさぎり」は、17日より新宿~御殿場間の運転となり、車両もMSEに統一されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月26日JR東日本は6日、東急車輛製造(以下、東急車輛)の鉄道車両製造事業などを承継した鉄道車両新会社の商号を、「株式会社 総合車両製作所」(英語名「Japan Transport Engineering Company」)、略称「J-TREC」(ジェイトレック)とすることを発表した。東急車輛は東京急行電鉄の完全子会社で、鉄道車両製造事業のほか、立体駐車装置事業や特装自動車事業も展開してきた。しかし今年4月1日付で会社分割(吸収分割)を行い、鉄道車両製造事業などは新たに設立された鉄道車両新会社へ承継されることに。さらに4月2日付をもって、新会社の全株式がJR東日本に譲渡される(詳細は本誌既報の通り)。このほど新たな商号が決定したことで、鉄道車両メーカーとして長年にわたり親しまれた東急車輛の名は消滅することになる。新会社・総合車両製作所の本店所在地は、現在の東急車輛本社・横浜製作所と同じ横浜市金沢区大川。鉄道車両をはじめ、鉄道用品(分岐器など)やコンテナなどの製造・修理・販売がおもな事業内容となる。資本金は1億円で、JR東日本の100%子会社に。代表取締役社長には、現東日本旅客鉄道(JR東日本)常務取締役鉄道事業本部副本部長、宮下直人氏が就任する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月07日映像・ホームページ制作を手がけるステイションはこのほど、今年3月31日限りで廃止される長野電鉄屋代線の風景などを集めた短編映像集『駅物語 長野電鉄 屋代線・木島線』を発売した。廃止間近の屋代線(須坂~屋代間)には、松代駅、綿内駅、信濃川田駅など木造駅舎が残る駅が多い。同DVDでは屋代線全13駅のほか、2002年に廃止された木島線(信州中野~木島間)全8駅の現役時代の映像も収められ、1駅1編3分でまとめた映像作品集となった。昨年11月26日に屋代線で行われたイベントの様子も収められ、松代駅のホームに2000系D編成と、2100系「スノーモンキー」が並ぶ姿も見られる。『駅物語 長野電鉄 屋代線・木島線』は全国の書店にて販売されるほか、「駅」をテーマにした動画配信サイト「駅物語」でインターネット販売も実施。収録時間は66分で、価格は3,990円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月20日東京急行電鉄、東京メトロ、東京都交通局、埼玉高速鉄道はこのほど、3月17日のダイヤ改正の概要を発表した。東横線を除く東急各線でダイヤ改正が行われ、田園都市線と目黒線に乗り入れる地下鉄各線、埼玉高速鉄道線でもダイヤが変更される。東急田園都市線では、平日早朝に上り急行列車(中央林間駅を6時10分発車。押上駅まで運転)を1本増発し、オフピーク通勤の利便性向上を図る。朝ラッシュのピーク時に運転される準急も、運行時間帯を前後約10分拡大(渋谷着7時42分~9時5分)。また、平日朝に東京メトロ半蔵門線へ乗り入れる列車のうち、半蔵門行6本などが押上駅まで延長運転される。土休日は朝に上り急行列車1本と下り各駅停車1本を増発するほか、夕方に渋谷駅始発の下り急行2本(渋谷発17時26分、18時26分)を新設。夜間も下り・上り1本ずつ急行を増発する。東急大井町線では、平日早朝に田園都市線からの急行(長津田駅を6時9分発車。大井町駅まで運転)を1本増発。土休日の10~16時台には、長津田~大井町間の直通急行列車を毎時2本増発する。現在、一部列車を除き二子新地駅と高津駅を通過して溝の口駅まで運転される各駅停車も、ダイヤ改正後は日中を中心に二子新地駅・高津駅に停車する列車の本数を増やす。相互直通運転を行う東急目黒線と東京メトロ南北線、埼玉高速鉄道線でも、平日の夜間・深夜に列車の増発や運転区間の延長などが行われる。都営三田線(東急目黒線と相互直通運転を実施)でも、朝の時間帯に始発・終着駅が変更となる列車があるとのこと。東急電鉄ではその他、池上線や東急多摩川線、世田谷線などでも列車の増発や他路線との接続向上が図られる。東京メトロ千代田線では北千住~箱根湯本間の特急ロマンスカーが平日にも運転されるほか、平日夕方のラッシュ時に北綾瀬~綾瀬間の区間列車が増発され、現在の約15分間隔から約7分30秒間隔での運転となる。都営大江戸線でもダイヤ改正が行われ、平日・土休日の10~16時台は6分間隔での運転に。都庁前~清澄白河間で深夜24時台に列車が1往復増発される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月17日東急電鉄で活躍した8090系の一部車両が秩父鉄道へ譲渡され、7500系として活躍中です。1月24日にも、7506ほか3連が長年活躍した東急から旅立ち、秩父鉄道へ輸送されたとのこと。秩父鉄道7500系の増備は、これで6本目となります。そこで今回は、東急8090系が新製直後、東急線上に初めて姿を現したときの写真をはじめ、東急電鉄の懐かしく珍しい写真を計9点、紹介したいと思います。8090系は1980年、従来車両より車体重量を28トンも軽減した日本初の軽量ステンレスカーとして登場。従来のステンレスカーと比較すると、車体側面のコルゲート(波型の外板)がなくなり、赤帯2本をまとい、車体断面は上部に向けて絞られた形になるなど、外見が大きく変化しました。ここで紹介する写真は、いずれも8090系の落成直後、東急線上に初登場したときの写真です。8090系の1本目は東急車輛で落成し、中央線八王子駅まで7両で輸送された後、分割された4両が横浜線長津田駅に到着しました(残り3両の輸送は、同年12月19日)。東急線内を回送する場面では、デハ3450形が前後2両ずつ新型車両を挟み込み、プッシュプル方式での回送となり、長津田駅から大岡山駅、田園調布駅を経由して元住吉検車区へ。まさに”珍”編成での走行でした。この回送シーンは、撮影先で知り合った鉄道ファン(当連載第3回「雪の日に狙った”白いスロープ”」にも登場)から情報をもらい、撮影したものです。インターネットなどない時代、連絡先を交換しながら情報をやり取りしていたのも、懐かしい思い出です。続いて紹介するのは、新玉川線(現在の田園都市線渋谷~二子玉川間)乗り入れ工事中の二子玉川園(現・二子玉川)駅の写真です。駅の溝の口側では、ホームを削り、橋梁上に上下の仮線を設置する工事が行われていました。工事自体が荒技的ゆえ、線形も奇妙なものになっていました。その後、本線を直線に改修し、ホームを延長拡幅して、新玉川線開通の準備が整いました。最後に紹介するのは珍しい貨車。高架・複々線化される前の東横線新丸子駅の側線には、東急で唯一3軸ボギー台車を履いた貨車、チキ3095の姿がありました。チキ3095は元々、鉄道院新橋工場で1914(大正3)年に製造された木造客車で、国鉄時代の1951年に払い下げを受け、長物車に改造したものです。東急の電車・貨車において初の20m車(電車は8000系が初)で、レール輸送の長物車として活躍しましたが、1976年に廃車となっています。今回紹介した中でも、”珍”工事と”珍”貨車の写真は、当連載を開始した後にネガを見直し、発見したものです。まさか30数年ぶりに陽の目を見ることになるとは、思いもしませんでした。
2012年02月05日東急文化村は10月11日に会見を開き、2012年7月に渋谷駅前にオープンする新劇場「東急シアターオーブ」のオープニングラインナップを発表した。会見には、同社の渡辺取締役社長と同仁田専務取締役が登壇した。こけら落としは、『ウエスト・サイド・ストーリー』のブロードウェイ版が48年振りに来日。同作品の生みの親のひとりである脚本家のアーサー・ローレンツが、こだわりを持って初演版の舞台を復活させた最新プロダクションで、これが日本に初上陸となる。公演は2012年7月18日(水)から8月5日(日)で、この公演の初日が開業記念日となる。また、オープニング第2弾として、ロックンロール・ミュージカル『ミリオン・ダラー・カルテット』(公演期間2012年9月上旬から中旬予定)の上演も決定した。この公演は、2010年にブロードウェイで大ヒットを記録し、トニー賞を受賞。1956年の米・テネシー州メンフィスに、ロックンロールの四天王と呼ばれた4人(ジョニー・キャッシュ、ジェリー・リー・ルイス、カール・パーキンス、エルヴィス・プレスリー)が偶然集結し、一夜限りの奇跡のセッションを行った真実の物語が舞台化されたもの。仁田専務はこの2作品を選んだ理由として「言わばこの2作は対極にあるような作品。『ウエスト・サイド・ストーリー』は観る、感じることを、『ミリオン・ダラー・カルテット』は聴いていただくことに重点を置いている。この2作で、自分達の考えている劇場というものが表現できればと思う」とコメントした。なお、この日は現時点で発表できる8本が紹介された。宝塚歌劇版や日本人キャスト版で好評を博した『ミュージカルロミオ&ジュリエット』の本場フランス版の初上陸や、人気の劇団☆新感線の舞台、ウィーン版ミュージカル『エリザベート』20周年記念スペシャルガラコンサート、宝塚卒業生を中心とした『エリザベートスペシャルガラ・コンサート』、ダンス・エンタテインメント『バーン・ザ・フロア』の最新版、ホセ・カレーラスのコンサートが予定されている。渡辺社長は「渋谷を日本一住みたい、働きたい、訪れたい街にしたい。渋谷には楽しい文化が集積している。その文化の核をなすのが、来年オープンする『オーブ』でありたい」と語った。
2011年10月12日