公開初日を迎えた映画『散歩する侵略者』の舞台あいさつが9日、東京・新宿ピカデリーで行われ、長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己、高杉真宙、恒松祐里、黒沢清監督が出席した。公開初日を迎えたこの日は、主演の長澤らキャスト陣と黒沢監督が勢揃いして舞台あいさつ。劇中では常に怒っている主人公の加瀬鳴海役を演じた長澤は「ずっと怒ってましたね(笑)。怒るという感情の中に、鳴海のすべてが注ぎ込まれていたので、人間らしい役を演じられて勉強になりました」と新たな役柄を演じて刺激を受けた様子。そんな長澤について黒沢監督は「『こんな風に』とお願いすると、普通は『はい!』とか『嫌だ』とか言われるんですけど、長澤さんは『あっ、はい』と言うんです。虚無的な顔をされて、それがうれしいやら困ったやら。でも必ずやってくれる頼もしい女優さんでした」と褒めると、長澤は「『あっ』と『はい』の間に多分考えているんですよ。はっきりしているんだかしてないんだかという感じですね(笑)」と苦笑した。松田や高杉と同じく、劇中で侵略者を演じた女子高生役の恒松は、本作で初めてのアクションシーンに挑戦。ロケの前には2カ月間アクションの練習をしたそうで、その成果もあって本番では共演したアンジャッシュの児嶋一哉に蹴りを入れるなど、ド派手なアクションを披露した。「児嶋さんは意外と身長が高くてそこに一発で首を蹴るのが難しかったですね」と身長差に苦労した様子だったが、「一発で決まった?」という質問には「はい! 練習の成果があって一発で決まりました。今回の女の子は普通より力が強いので、みんながバンバンやられて気持ちよかったです(笑)」と笑顔を見せた。劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの人気舞台『散歩する侵略者』を黒沢清監督が映画化した本作。 数日間の行方不明の後、夫が"侵略者"に乗っ取られて帰ってくる、という大胆なアイディアをもと、日常が異変に巻き込まれていく世界を描く。夫の異変に戸惑いながらも夫婦の再生のために奔走する主人公の加瀬鳴海を長澤まさみ、侵略者に乗っ取られた夫の加瀬真治を松田龍平、一家惨殺事件の取材中に侵略者と出会うジャーナリストの桜井を長谷川博己が演じたほか、恒松祐里が女子高生の立花あきら役を熱演している。
2017年09月09日日清食品は8月21日、「日清麺なしラーメン 豚骨豆腐スープ」「日清麺なしラーメン担々豆腐スープ」(各170円・税別)を全国で発売する。同商品は、食事で糖質を意識する消費者が増えている中、麺は使わずに、濃厚なラーメンスープと独自開発した大きくなめらかな食感の豆腐を組み合わせた商品。糖質を意識しつつも、こってりした食事を食べたくなる人にぴったりとのこと。麺が入っていないため、カロリー・糖質とも低く抑えることが可能になった。「日清麺なしラーメン 豚骨豆腐スープ」は、旨味のある濃厚豚骨スープに大きくなめらかな食感の豆腐、味付豚ミンチ、ネギを組み合わせた。糖質3.6g、熱量67kcal。「日清麺なしラーメン 担々豆腐スープ」は、ごまの旨みが特長の濃厚な旨辛担々スープで、具材には大きくなめらかな食感の豆腐とミンチ肉、ネギを使用した。糖質3.2g、熱量76kcal。8月22日からは、Twitterプレゼントキャンペーンを実施する。Twitterアカウントから、 日清麺なしラーメン公式アカウントをフォローし、"#意志が弱い人向け"を含んだ公式アカウントの投稿をリツイートした人の中から、抽選で100名に両商品を各1ケース(6食入)ずつプレゼントする。キャンペーン期間は9月1日まで。
2017年08月21日「松田聖子さんの夫であるK先生の研究が今、世界的に注目を集めているんです」(大学関係者) 7月、シンガポールへと向かった松田聖子(55)。コンサート直前に転倒して車いすでの移動を余儀なくされていた彼女。空港で車いすを押して寄り添っていたのは、慶應義塾大学医学部准教授のK氏(54)だった。そんな献身夫のK氏が今、実は研究者として画期的な治療に取り組んでいるという。 「大学病院の歯科・口腔外科診療科で副部長であるK先生の専門分野は、インプラント再建治療です。インプラント手術の成功率は極めて高くなっていますが、神経損傷などの併発症も起きる可能性があります。専門医としてこれまで神経再生の研究をしてきたK先生が注目したのは、iPS細胞。K先生は『iPS細胞を使って、損傷した神経細胞を再建できないか』と考えたのです」(医学部関係者) iPS細胞は、京都大学の山中伸弥教授(54)が作成した“万能細胞”。山中教授はこの研究成果が認められ、12年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。この細胞はさまざまな組織や臓器の細胞へとほぼ無限に成長する能力をもつため、再生医療の分野で期待されている。 「下歯槽神経の麻痺は、下あごの骨を削ってインプラントの埋め込みをする際に多く起きています。K先生は京都大学からiPS細胞の提供を受け、この抹消神経の再生にの研究へ本格的に取り組み始めました。15年4月から18年3月まで、科研費(科学研究費助成事業)から約500万円の助成金を交付されることになっているそうです」(前出・医学部関係者) そんなK氏の研究努力は、少しずつ実を結び始めていた。 「K先生は『当初の計画以上に進展している』という前向きな中間報告書を出していて、院内でもかなり期待も高まっています。彼はiPSを神経堤細胞へと誘導するステップと、そこから下歯槽神経に分化する方法の構築までは、すでに成功しています。次のステップとしてはより実践段階へ。来年3月までに損傷した歯槽神経に移植治療を実行し、そこから末梢神経組織が再生されるのかを解析していくことになるでしょう」(前出・医学部関係者) 夫婦で高め合っている聖子とK氏。結婚から丸5年。夫の“開花”に聖子も感無量なことだろう――。
2017年08月01日日清食品が美容サプリメント市場に参入日清食品株式会社は19日、美容サプリメント「モイストフュージョン」を、通販サイト限定で発売する。「美しく健康なカラダは賢い食生活から」という意味を持つ「美健賢食」を企業理念に掲げる、同社の健康食品ブランド「日清食品ウェルネス」が、新たな挑戦として美容サプリメントを開発した。ダブルの美容成分を配合同社初となる美容サプリメント「モイストフュージョン」は、美容にとって重要な成分でありながら、加齢と共に減少していく「セラミド」と「ヒアルロン酸Na」を配合している。「モイストフュージョン」2粒を摂取することで、セラミドは1,200マイクログラム、「ヒアルロン酸Na」を125ミリグラム摂取することができる。なおセラミドは、日本人に馴染みの深い米由来の「グルコシルセラミド」を採用。ヒアルロン酸Naについては、体内への吸収が良い「低分子ヒアルロン酸Na」が採用されている。こだわりの配合はほかにもさらに、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとして知られる「亜鉛」も配合。こちらも2粒で3.6ミリグラム摂取できるという。1袋60粒入り(約30日分)で、税抜き5,500円。同社の通販サイトのみでの取り扱いとなる。(画像はプレスリリースより)【参考】※日清食品株式会社プレスリリース
2017年07月05日リリー・フランキーと清野菜名が、実話を基にした型破りな究極の愛の物語に体当たりの演技で挑む『パーフェクト・レボリューション』。この度、本作のポスタービジュアルと場面写真が公開された。泣いてもいい、笑われてもいい。障害なんて2人で超える。革命は起こせる――。クマは幼少期に脳性麻痺を患い、手足を思うようにかせず車椅子生活をしている。ただし彼はセックスが大好き。身体障害者にとっての性への理解を訴えるために活している。そんな彼がある日、美少女・ミツと出会う。障害者であるにもかかわらず生き生きとしているクマに、ミツは「あなたとわたしみたいなのが幸せになれたら、それってすごいことだと思わない?」「それを世界に証明するの!」。どんな不可能も可能にする、ハチャメチャだけど純粋な、クマとミツの“最強のふたり”のラブストーリーがいま始まる――!脳性麻痺を抱えつつ、障害者の性への理解を訴える活動家・熊篠慶彦の実話に基づく物語を映画化した本作。重度の身体障害があり、車いす生活を送りながら障害者への誤解を解くために活動を行う主人公のクマをリリーさん、そんな彼と恋に落ちる人格障害を抱えた風俗嬢の美少女・ミツを清野さんが演じるほか、小池栄子、岡山天音、余貴美子らが出演している。このほど到着したポスタービジュアルでは、クマとミツ2人のキスシーンと、初めて出会った瞬間が切り取られ、「無謀だなんて、誰が決めた?」 「泣いてもいい、笑われてもいい。障害なんて二人で超える。革命は起こせる。」というコピーが、クマとミツ“最強のふたり”のラブストーリーを予感させる一枚となっている。また同時に公開された場面写真では、リリーさんが幼い頃に患った脳性麻痺の影響で手足を思うようにかせず、車椅子生活を送りながらも障害者の性への理解を訴えつづける活家・クマを、繊細な表情とリアルな感情で見事に表現。そして、長年にわたってクマをサポートしてきた介護士・恵理役の小池さん、恵理とクマの関係を遠くから見つめる恵理の夫・悟役の岡山さん、ミツの病状を理解して彼女の親代わりに世話する占い師・晶子役の余さん、クマを密かに楽しませる書店員役の石川恋らも写し出されている。『パーフェクト・レボリューション』は9月29日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年06月29日第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、世界中の注目を集めた黒沢清監督作『散歩する侵略者』。長澤まさみと松田龍平は夫婦役で共演したことでも話題の本作が、この度北米をはじめ、フランス、オランダ、ベルギー、オーストラリア、ニュージーランド、中国、台湾、韓国など合計21か国での世界公開が決定。さらに本作の予告編も公開された。数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫・加瀬真治(松田龍平)は、毎日散歩に出かけて行く。一体何をしているのか…?同じ頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に一人、ある事実に気づく。やがて町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」――真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変える。些細な出来事が、想像もしない展開へ。彼らが見たものとは、そしてたどり着く結末とは…?本作は、『岸辺の旅』で第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞し、国内外で常に注目を集め、『クリーピー 偽りの隣人』でもその手腕を発揮した黒沢監督が、劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの人気舞台「散歩する侵略者」を映画化。主人公・加瀬鳴海役を長澤さん、「侵略者」に乗っ取られた夫・加瀬真治役を松田さんが演じるほか、一家惨殺事件の取材中に「侵略者」に出会い、半信半疑ながらも巻き込まれていくジャーナリスト・桜井役に長谷川博己、桜井が密着取材を申し入れる若き「侵略者」たち、天野役に高杉真宙、立花あきら役に恒松祐里。そのほか前田敦子、満島真之介、児嶋一哉、光石研、東出昌大、小泉今日子、笹野高史ら豪華キャストが集結している。到着した予告編では、数日間の行方不明の後、別人のようになって帰って来た夫と戸惑う妻という日常の風景が、「本当は宇宙人なんだ」と、突然“侵略者”を名乗る夫の告白で大きな異変へと発展していく様子が描かれる。その斬新なストーリーは、衝撃のサスペンスから切ない愛のドラマへ――。「愛か?滅亡か?」全く先が読めない展開にますます期待が高まる。さらに、侵略者に密着取材を申し込むジャーナリスト・桜井や、小泉さん、笹野さんら初出し映像も盛り込まれている。『散歩する侵略者』は9月9日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:散歩する侵略者 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017『散歩する侵略者』製作委員会
2017年06月23日俳優・松田龍平が、エルメネジルド ゼニア(Ermenegildo Zegna)のスーツを纏い、第70回カンヌ国際映画祭に登場した。松田が身に着けたのは、エルメネジルド ゼニアのスーツとタキシード。スーツは、爽やかなブルートーンのグレンチェック柄で、エルメネジルド ゼニア クチュールのウールシルク素材で仕立てたものだ。シャツはピュア コットン素材を選び、足元はダークグリーンのローファーで抜け感を出した。軽やかな着こなしだが、スーツとシャツを同じブルートーンで統一することで、洗練された印象に映る。一方、レッドカーペットには、シックなタキシード姿で現れた。エルメネジルド ゼニアのコレクションから、1つボタンのタキシードを選び、それに合わせて、コットン地のタキシードシャツ、ボウタイなど、すべてエルメネジルド ゼニアのアイテムでまとめている。落ち着きのあるコーディネートだが、レザーシューズのパテントカーフ素材が上質な光沢感を放ち、程よいアクセントを加えている。なお、松田龍平は、2017年9月9日(土)より全国公開となる映画『散歩する侵略者』に出演。黒沢清監督のサスペンス作品で、女優・長澤まさみと夫婦役を演じる。今回の第70回カンヌ国際映画祭では、映画『散歩する侵略者』の記者会見とプレミア上映を行った。【問い合わせ先】ゼニア カスタマーサービスTEL:03-5114-5300
2017年05月25日女優の清野菜名が、16日から全国で放送される「アクエリアス クリアウォーター」の新テレビCM「渇き・スッキリ」編でアクロバティックな宙返りを披露している。特技はアクション・バク転という清野は、中学時代には陸上の全国大会に出場した運動神経の持ち主で、普段からアクションの稽古やランニングを行う様子をSNS等でも公開している筋金入りのアクティブな女性。同CMは、ジムでのボクササイズやアクションの稽古で汗を流し、渇いた喉をすっきり潤す清野の、とある一日を切り取ったアクティブなストーリーを通じて商品を訴求していくもので、アクロバティックな宙返りも披露している。撮影は3月末に都内および千葉県の某所で実施。アクションの練習シーンから撮影を開始し、マットに片膝立ちの状態から前方にくるっと一回転して立ち上がる動きと、伸身にひねりを加えた前宙、抱え込みの前宙という3種類のアクションに挑戦した。躍動感あふれるアクロバティックな演技に、現場では「カッコイイ」という声が上がり、スタッフの視線を釘付けに。全てのアクションにOKが出ると、清野は「イエーッ!!」と拳を高く突き上げたという。本格的なアクションを習得するため、専門の養成所で訓練を受けていた17歳の頃、毎日のようにボクシングの練習をしていたという清野。ボクササイズのシーンではその経験をいかんなく発揮し、およそ3分間で300発以上のパンチを繰り出した。清野は、アクションに目覚めたきっかけについて、「『バイオハザード』のミラ・ジョヴォヴィッチの女性らしさと、女性ならではのカッコよさに憧れて、アクションを習い始めました」と説明。「ハリウッド映画にアクション女優として出たいというのが、ずっと持ち続けている一番の目標です」と話している。
2017年05月11日先日開催された「AnimeJapan 2017」にて、松田凌が金木研役で出演することが発表された舞台「東京喰種トーキョーグール」。この度、松田さんが扮する金木研のキャラクタービジュアルが公開された。東京に潜む「絶望」。それは、人々に「死」以上の恐怖を与える怪人――“喰種”(グール)。彼らはヒトに紛れ、ヒトを狩り、その死肉を喰らう。食物連鎖の頂点に君臨する“喰種”に怯えながら、人間たちはこの「間違った世界」を生きていた。読書好きの大学生・金木研(カネキ)は、行きつけの喫茶店「あんていく」にて、リゼという少女に出会う。年齢や境遇、読書の趣味も同じということで、急接近する2人だが…。僕は小説の主人公でも何でもない…だけど…もし仮に僕を主役にひとつ作品を書くとすれば ――それはきっと、“悲劇”だ。「赫子」(かぐね)と呼ばれる捕食器官を用いて人間を襲い、その殺傷能力の高さから「化け物」と恐れられる“喰種”だが、彼らが生きる方法は、ヒトを喰う以外に存在しない。カネキは、この歪んだ世界に疑問と葛藤を抱きながら、逃れようのない負の連鎖に巻き込まれていく…。原作「東京喰種トーキョーグール」は、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)にて2011年から2014年まで連載され、続編にあたる「東京喰種トーキョーグール:re」が2014年10月より連載中の石田スイによるダーク・ファンタジー作品。コミックスの累計発行部数は2,200万部を突破、2014年、2015年にはアニメ化。2017年夏には窪田正孝を主演に迎えて実写映画化もされるなど、幅広い年代で圧倒的な支持を受けている。2015年7月に東京・京都にて上演された舞台版は、小越勇輝が金木研役を務め、その世界観の再現度が高く評価された。そして今回は、オーディションにより、金木研役を「仮面ライダー鎧武/ガイム」「男水!」の松田さんが務めることが決定。そのほか、西尾錦役の鈴木勝吾、ウタ役の村田充、四方蓮示役の吉田友一が続投する。舞台「東京喰種トーキョーグール」は6月29日(木)~7月4日(火)シアター1010(東京)、7月8日(土)~9日(日)梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪)にて上演。(cinemacafe.net)
2017年03月30日長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己、さらに高杉真宙が出演する黒沢清監督の最新作『散歩する侵略者』。本作に、先のNHK大河ドラマ「真田丸」で話題を呼び、今後も話題作が多数控える恒松祐里の出演が決定。黒沢監督からも絶賛のコメントが到着した。数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫・加瀬真治(松田龍平)は毎日散歩に出かけて行く。同じころ、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に1人、ある事実に気づく。やがて町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向に。「地球を侵略しに来た」と、真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変える…。本作は、国内外で圧倒的な支持を集める黒沢監督が、気鋭の劇作家・前川知大率いる「劇団イキウメ」の人気舞台を長澤さん、松田さん、長谷川さんら日本映画界を代表する豪華キャスト陣で映画化。そこに今回、加わることになった恒松さんは、NHK連続テレビ小説「まれ」、映画『くちびるに歌を』などで注目を浴び、「真田丸」で主人公・真田信繁(堺雅人)の娘すえを好演して話題に。今年は公開中の『ハルチカ』、間もなく3月25日からは『サクラダリセット』の公開が控える、ネクストブレイクの1人として注目の逸材だ。演じるのは、外見はどこにでもいるあどけない普通の女子高生、しかし、その正体は“侵略者”という立花あきら役だ。恒松さんは、10年以上のバレエで培った身体能力を発揮し、本格アクションシーンに初挑戦。クランクイン前からハードなトレーニングを重ね、撮影現場ではすさまじい殺陣アクションを披露。想像を超える恒松さんの身体能力に、スタッフ・キャスト一同が感嘆するひと幕もあったという。また、アクションだけでなく、微妙な表情や芝居を求められる“侵略者”という難役を軽々と演じてみせる彼女に、黒沢監督も「末恐ろしい女優」とその才能を絶賛。どこか狂気を感じさせながら、楽しげに男たちを叩きのめすという“笑顔×狂気×ハードアクション”のニューヒロインを演じる恒松さんに、期待していて。■恒松祐里立花あきらは、外見は女子高生で中身や考え方は“侵略者”という設定なので、電車の中などで人間観察をしながら、「人間ってこういうものなのかな」って面白がる感覚があきらっぽいのではないか、と思って役作りをしました。一番苦労したのはアクションシーンですが、どう見せたらかっこいいか、というだけではなく、黒沢監督から「“人間ってこういう感じなんだ、へえー”みたいな感じのアクションで」と言われ、そういうあきらの「度を超えた」無邪気な好奇心を表現しながらアクションをするというのが、とても難しかったです。■黒沢清監督まだ若いのに、もう芸歴10年以上になるんでしょうか。まったく躊躇せず、この難役をスラスラと演じていました。しかも、そこにいるだけでパッと華がある。大女優の素質があるんでしょう。将来が楽しみです。『散歩する侵略者』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月21日俳優・松田龍平(33)が3月12日、自身のインスタグラムに妻の太田莉菜(29)の写真を投稿したことがはやくも話題になっている。 松田夫妻といえば、2月に別居が発覚したばかり。太田が若手俳優と不倫関係に陥り、松田と愛娘を捨てて家を飛び出したという別居に至るまでの経緯が『女性セブン』に報じられている。一部では松田が離婚の意志を固めた、という噂もささやかれているのだが――。 「松田さんは今でも『きっと戻ってきてくれる』と信じてやまないそうです。世間では不倫の末に家を出ていった太田さんがバッシングされていますが、彼は『ちゃんと繋ぎ止められなかった自分も悪かった』と周囲に漏らしているんだとか。太田さんが不倫していたことが事実なら、彼は本当に寛容ですよね」 インスタグラムでは、彼はこんなコメントとともに愛妻の写真をアップしている。 《僕の大切な人であり、逞しい母です。#太田莉菜》 さまざまな疑惑を払拭する投稿だけに、投稿からわずか数時間で「いいね!」は2万件超。コメント欄には松田にむけた応援メッセージが殺到している。 《へんな噂なんて気にしないでくださいね!素敵です!》《この写真のチョイスからして大切さが伝わってきます》《本当に素敵な心の持ち主。いつもときめかせてもらっていますよー応援しています》《素敵な夫婦》《相思相愛、いつまでもリスペクトしあえる夫婦であってほしい》 夫婦の幸せを祈るばかり――。
2017年03月12日俳優の大泉洋、松田龍平、北川景子が1日、映画『探偵はBARにいる3』(2017年冬公開)の製作発表会見に登場した。同作はミステリー作家・東直己の「ススキノ探偵シリーズ」を実写化。2011年、2013年に映画化し、シリーズ第3弾となる。札幌・ススキノを舞台に、探偵・大泉と、その相棒・松田が様々な事件に関わっていく。今回のヒロインとして、北川が新たに加わることとなった。4年ぶりとなる新作に、松田が「大泉さんが忙しいから」と言い訳すると、大泉は「あなたこそ、連ドラ(TBS系ドラマ『カルテット』)やってるよね今?」と抗議。大泉は「なんで連ドラ受けるの!?決まってましたよねこっち」と責めたが、松田は「とにかくうれしいです。ありがとうございます」とかわしていた。2月中旬からの撮影に、大泉はなおも「本当に心配なのは松田くんのスケジュール」と不安げな様子に。「(『カルテット』が)『トリオ』っていうタイトルに変わるんじゃないか、なんとか残りの3人でやってもらうしかない」とドラマについて心配しながら、「アクションとかもあるので、『バイオリン弾いてんじゃねーよ』と私は思っちゃいますけど」と、訴えていた。大泉の心配に「大丈夫です」と主張していた松田だが、『3』の脚本の印象を聞かれると「ちょっとまだ読んでなくて……ドラマが忙しくて」と爆弾発言。大泉は「嘘でしょ!?」と驚愕し、「絶対言わないほうがいいよ! すごくないですか、この役者!!」と会場に訴えた。松田が「全体的になんとなく読んで。シンプルに面白さを凝縮した……」と言いつくろうと、大泉が「読んでないんでしょ!!読んでないのにやめてよ!!」と激しくつっこんだ。松田がさらに「『探偵』の面白さの原点回帰ですかね」と強引にまとめると、大泉は「なんで言おうとする!? 読んでないのに!!」と驚いた。オフマイクで「やばいやばい」と言う松田に、大泉は「まだありますから、じっくり読んでいただいて。面白いんですよ今回も」とフォロー。松田も「面白いんですよね」と読んだ体で頷いていた。
2017年02月01日長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己といった日本映画界を代表する豪華キャストを迎え、黒沢清監督が劇作家・前川知大率いる「劇団イキウメ」の人気舞台を映画化する『散歩する侵略者』。このほど、本作の追加キャストに、『PとJK』『ReLIFE リライフ』『逆光の頃』『トリガール!』など話題作が続々と控える若手人気俳優、高杉真宙の出演が決定した。数日間の行方不明の後、不仲だった夫・加瀬真治(松田龍平)がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫は毎日散歩に出かけて行く。いったい、彼は何をしているのか?同じころ、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に、ある事実に気づく。やがて、町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へ――。「地球を侵略しに来た」と真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変える。些細な出来事が、想像もしない展開へ。彼らが見たものとは、そしてたどり着く結末とは?『岸辺の旅』でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞し、米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーの会員にもなった黒沢監督が、サスペンス、アクション、コメディ、そしてラブストーリーと、ひとつのジャンルには収まらない新たなエンターテインメントに挑戦する本作。この度、夫婦役を演じる長澤さん&松田さん、ジャーナリスト・桜井役の長谷川さんという豪華キャストに加え、高杉さんが参戦。演じるのは、長谷川さん演じる桜井が一家惨殺事件の取材先で出会う謎の若者・天野役。2人が出会い、行動を共にすることで物語は思わぬ方向へと進展していくキーパーソンとなる。この天野は実は、松田さん演じる“侵略者”に乗っ取られた男・真治の仲間である、第2の“侵略者”。かつてない複雑なキャラクターにして物語の牽引役を、高杉さんは黒沢監督の演出のもとでのびやかに熱演、長谷川さんとの共演シーンでも、一歩も引けを取らない圧倒的存在感を見せている。今年、新成人となった高杉さんが、明るく、さわやかな少年のイメージから一転、新境地を開拓したといえる本作。高杉さんは、「黒沢監督とご一緒できること、また長澤まさみさん、松田龍平さん、長谷川博己さんと演技者として尊敬する先輩の方々とご一緒できる…と、本当に嬉しかったです」と、その喜びを口にする。「(演じる)天野は“侵略者”ですが、見た目は僕のまま…普通の人間なので、どうしたらそれが観る方に伝わるのか、どこまで伝えるべきなのか…というのが難しかったです」と語り、「意外と人間らしいと言いますか、信念もあり、演じていて惹かれていくキャラクターでした」と説明する。共演シーンが多かった長谷川さんについては、「長谷川さんはひたすらカッコいい方。大人の落ち着きがあって、おしゃれで…。僕はまだ映画にそこまで詳しくないので『長谷川さんに教えていただきたいなぁ』と思ってお聞きしたら、お薦めの作品をたくさん教えてくださいました。とてもわかりやすく教えていただき、自分もいろいろな経験を積んで、長谷川さんのように周囲の人に教えてあげられるような男性になりたいなと憧れますね」と明かしてくれた。そんな高杉さんを、黒沢監督は「ほれぼれする美しい顔だちとスリムな体型をしてらっしゃるのですが、それに似合わず、正真正銘の演技派俳優なので驚きました」と絶賛、「現場ではいつも泥臭いほど真剣に、この難しい役どころに取り組んでいて頼もしかったです」とコメントを寄せている。「どんな役も演じられる、十年後、二十年後が楽しみな俳優」と黒沢監督も認める高杉さん。今年、本作でさらなる話題を呼ぶことになりそうだ。『散歩する侵略者』は9月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月28日映画『散歩する侵略者』が2017年9月9日(土)に公開される。本作は黒沢清監督が、劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの舞台「散歩する侵略者」を映画化したもの。数日間の行方不明の後、夫が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくるという大胆なストーリーだ。突然、別人のようになって帰ってきた夫に「地球を侵略しに来た」と告白され翻弄される妻・加瀬鳴海には長澤まさみ、侵略者に体を乗っ取られた男であり、加瀬鳴海の夫・真治役には、松田龍平が抜擢された。両者は今回が初共演にして、初の夫婦役となる。さらに「侵略者」と行動を共にすることになるジャーナリスト・桜井役には映画『シン・ゴジラ』で名演を見せた長谷川博己。正義感溢れる内閣官房副長官から一転、クールさと熱さを併せ持つ、人間臭いアウトローなジャーナリストという真逆の役どころとなる。そのほか、鳴海の妹役に前田敦子、『無限の住人』『忍びの国』など話題作への出演が続く満島真之介、TBS連続ドラマ「あなたのことはそれほど」で“怪演”ぶりをみせた東出昌大らの出演も決定。日本映画界の「今」を象徴するオールスターキャストが集結する。■ストーリー数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫・加瀬真治(松田龍平)は毎日散歩に出かけて行く。一体何をしているのか...? 同じ頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に一人、ある事実に気づく。やがて町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」—真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変える。些細な出来事が、想像もしない展開へ。彼らが見たものとは、そしてたどり着く結末とは?【作品詳細】映画『散歩する侵略者』公開日:2017年9月9日(土)全国ロードーショー監督:黒沢清出演:長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己、前田敦子、高杉真宙、恒松祐里、満島真之介、東出昌大、小泉今日子ほか原作:前川知大「散歩する侵略者」配給:松竹 日活©2017『散歩する侵略者』製作委員会
2016年12月09日今年、米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーの会員となった黒沢清監督のもと、長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己といった実力派俳優が初共演を果たし、前川知大率いる「劇団イキウメ」の人気舞台「散歩する侵略者」を映画化することが決定した。数日間の行方不明の後、不仲だった夫・加瀬真治(松田龍平)がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。その夫は毎日散歩に出かけて行く。いったい何をしているのか…?同じころ、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に1人、ある事実に気づく。やがて、町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へ。「地球を侵略しに来た」――真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変えたとき、彼らが見たものとは?そして、たどり着く結末とは…?NHK大河ドラマ「真田丸」や映画『アイアムアヒーロー』への挑戦、『君の名は。』への声の出演など、幅広い活躍を見せる長澤さんが、脚本を読み、出演を熱望したという本作。演じるのは、突然、別人のようになって帰ってきた夫に「地球を侵略しに来た」と告白され翻弄される主人公・加瀬鳴海。難役でありながら、女性が憧れる強い女性像を体現する。また、長澤さんと初共演にして、初の夫婦役を演じるのは、『モヒカン故郷へ帰る』『ぼくのおじさん』から異色時代劇『殿、利息でござる!』などでも、抜群の存在感と演技力で見せた松田さん。「彼以外には考えられなかった」という黒沢監督や製作陣からの熱烈なオファーに応え、“侵略者に体を乗っ取られた男”という前代未聞の役柄を絶妙なリアリティをもって演じている。そして、町で発生する一家惨殺事件を追ううちに“侵略者”と行動をともにすることになるジャーナリスト・桜井役には、大ヒット作『シン・ゴジラ』での名演も記憶に新しい長谷川博己。正義感あふれる内閣官房副長官から一転、クールさと熱さを併せ持つ人間臭いアウトローなジャーナリストという真逆の役どころで、新たな魅力を見せている。彼ら3人とも、黒沢監督とは念願の初顔合わせ。『岸辺の旅』でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞し、海外進出作『ダゲレオタイプの女』も注目を集めた黒沢監督が次に選んだのは、神木隆之介×門脇麦で映画化もされた「太陽」など、数多くの人気作品で知られる劇作家・前川知大率いる「劇団イキウメ」の代表作。同舞台は、2005年に初演、2007年、2011年と再演を重ね、初演後には前川氏自身の手により小説化され、雑誌「ダ・ヴィンチ」にて連載、単行本化もされている。この舞台のアイデアに感銘を受けた黒沢監督は、長年の構想期間を経て、サスペンス、アクション、コメディ、そして究極のラブストーリーと、既成のジャンルには収まりきらない、規格外の映画として重奏的に構築。ずっと仕事をしたかった人たちをキャスティングしたという豪華出演陣を迎え、まだ未発表ながら、さらなる主役級の俳優陣が多数出演することになるという。想像を超えた事態に直面し、立ち向かう夫婦の喜怒哀楽を息のあったコンビネーションで見せる長澤さん、松田さん。そして、“侵略者”に絡んでいく長谷川さんが見せる“化学反応”に、いまから期待していて。<以下、コメント>■長澤まさみ出演オファーをいただいたときは、私でいいのかなと思うほど本当に嬉しかったです。普遍的な日常の中で、気づかないうちに静かに何かが動き出している…というような、現実味のあるフィクションが好きなので、脚本はのめり込んで一気に読みました。女性として、鳴海の気持ちに共感しながら、真治のことを家族として大切に思えるようにしようと思って演じました。真治役の松田龍平さんは、そんな思いを常に受け止めてくれて、とても助けられました。黒沢監督は、細かく丁寧にお芝居をつけてくださるのですが、怒ってばかりの役だったので、いい意味で、こんなに大変でつらい現場は久しぶりだなと思いました。毎日ふらふらになりました。作品の中で描かれているようなことが、現実の世界でも起こっているかもしれないというドキドキを、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。■松田龍平脚本を読んだ段階では、「侵略者」に体を乗っ取られた男という真治の設定が想像しきれなくて、逆に何もこだわらずに撮影に臨みました。黒沢清監督と初めてご一緒できることも嬉しかったですが、黒沢監督にヒントをもらいながら、役を埋めていきました。「侵略者」がやってくる、というシンプルでわかりやすい話なのに、いろんな視点で楽しむことができるのがこの作品の魅力だと思います。鳴海と真治という、壊れかけた夫婦の関係性、真治が鳴海の心を取り戻していく話でもありますし、一方で「侵略」のあり方を描いていく話でもある。自分の身の回りのことに置き換えて観られると思います。笑える要素もあるし、アクション映画か?というような部分もあるし、自分が出演していないところでも楽しみなシーンがたくさんあります。さまざまな面白さのある、幅の広い映画になるのではないかと思います。■長谷川博己黒沢清監督作品に出演できたことをとてもうれしく思います。「侵略者」と行動をともにしていくジャーナリスト桜井役です。黒沢監督の作品は多く拝見していますが、撮影前に「(監督の)いままでの作品のことはすべて忘れてください」と仰っておられました。何か新しいことに挑戦されようとする監督の意思に心躍りました。ラブストーリーでもあれば、男同士の友情を描くノワール映画的な要素もあります。ジャンルを飛び越えた、すごい映画になるんじゃないかと楽しみにしています。■原作:前川知大そもそも自分は黒沢清監督の映画が大好きで、かなりの影響を受けています。その僕が演劇として生み出したこの物語を、映画にするのが黒沢監督というのは僕的に最高の巡り合わせでした。そこに集まった俳優陣も素晴らしく、もう期待しかありません。ある夫婦の話でありながら、世界に対する侵略者の話でもあります。映画ならではのスケール感で描かれることに興奮しています。■監督:黒沢清「イキウメ」の舞台では、決まって世界は二重三重にかさなり合っている。その絶妙な配置をどうやって映画化するか、最初それは至難のワザに思えた。私を含めてスタッフたちはみな試行錯誤しながら、現実世界の中に様々なこちら側とあちら側の境界線を用意した。それが正解なのかどうか、やってみるまで誰にもわからなかった。しかし俳優たちは誰一人ちゅうちょせず、いとも軽々その境界線を越えてくれた。時に笑いを誘いながら。こうして今まで多分誰も見たことのない、まったく新しい娯楽映画ができあがったように思う。『散歩する侵略者』は2017年9月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月06日●監督も気づかないくらい自然に、立ち姿から変えた作家・北杜夫の小説を実写化した映画『ぼくのおじさん』(11月3日公開)。小学4年生の雪男と、雪男の家に居候をしている"インテリぼんくら"なおじさんが、日本で、ハワイでユーモラスなやりとりを繰り広げる。"漫画原作・ベストセラー&大宣伝至上主義"の邦画界とは離れた存在であるこの作品で、愛すべき"おじさん"を演じる松田龍平と、『もらとりあむタマ子』、『味園ユニバース』など、どこかだめな人を愛すべき人に描く山下敦弘監督に、今作についての話を聞いた。○「ダメなおじさん」の説得力――今回、しっかり者で作文の上手な雪男、そしてインテリで屁理屈を言う居候のおじさん、2人のやりとり、行動が作品の魅力をつくりあげていきますが、おふたりは雪男とおじさん、どちらのタイプが近いと思いますか?山下:僕は、今となってはおじさんですかね。――例えば、おじさんのこういうところに共感したとか。山下:そう思うと、ないですかね。やっぱり雪男かもしれないです(笑)。おじさんは、あまりにも自分にないものばかりですね。松田:僕はどちらかといったらおじさんかな? 旅行先に着いて早々、迷子になってしまう感じ。何回か経験があります。山下:財布とか、落としてますよね。松田:財布も何回か落としてますね。たぶん、おじさんも「最終的にどうにかなる」と思ってるタイプなんじゃないかなと思います。――それでは、仕事の面では、お互いどのような印象でしたか? 今回が初めてのタッグになるかと思いますが。山下: 最初は、龍平くんの「おじさん」像を相当作りこまなければいけないと思っていたんですけど、だんだん、おじさんにしか見えなくなってくる感じがありました。今思えば、さすがですよね。失礼ですけど、すごく考えて演じてくれていたのかなって。『ぼくのおじさん』を映画にするにあたって、ある種の不安やチャレンジみたいな部分について、考えるところは近いんじゃないかと思ったので、同じ感覚で相談できた感じがありました。――松田さんは実際、いかがでしたか?松田:撮影に入る前にいろいろ考えて、撮影に入る頃には、一旦考えたことを忘れてから臨みました。ひとつあったのは、おじさんは屁理屈を言うことが多かったから、そこに説得力を持たせられたら、というくらいでしょうか。――居候のおじさんだけど、哲学者らしいところを見せる、ということでしょうか?松田:というよりも、おじさんの説得力について考えるところから、キャラクターができてくるという感覚です。おじさんはただの居候だからこそ、それでも周囲に許される術みたいなものを持っていないといけないのかなと。今回演じたおじさんは、呆れられながらも、なんだかんだうまいことやっているような気がしました。ものごとの元凶はおじさんにあるのに、やりあってしまったお義姉さん(寺島しのぶ)が結局「いいかげんにしなさい」とお兄さん(宮藤官九郎)に怒られるような、うまい立ち回りをしているんですよね。あとは佇まい、歩き方も、今回は意識しましたね。山下:立ち姿も、独特でしたね。見慣れちゃったけど、たしかに龍平くんの他の作品と全然ちがう立ち方でした。編集していて気付くんですよ。僕の中にもイメージはあったと思うんですけど、時間が経って編集してみると、「龍平くんが勝手にやってくれてたな」ということはありましたね。●1日10時間しか撮影できないハワイロケ○ハワイロケに「浮かれてはならない」――今回、後半パートはずっとハワイロケというのが驚きでした。撮影をされていて、日本と違いはありましたか?山下:ハワイでは、雪男役の(大西)利空が、より子供らしくなりましたね(笑)。すごくハワイを楽しんでいる利空を見ると、疲れてた僕らにエネルギーとして跳ね返ってくる感じがありました。「よかったなあ」と思いながら、僕らは「酒飲もっか」みたいな(笑)。あとはハワイだと、規定があって10時間しか撮影ができないんですよ。日本にいると、期間中は集中して撮影するんですけど、ハワイでは生活の時間と撮影の時間が均等にありました。最初は「もっと撮れるのに」と思っていたんですが、終わる頃には「これはこれでいいな」と思いましたね。日本は詰め込みすぎなのかな。――松田さんはいかがでしたか?松田:ハワイで浮足立たないようにしなきゃと気を引き締めていました。日本パートと半々で撮っていたので、ハワイに行って映画の雰囲気が変わってしまわないようにと思って。でも、日本での撮影で、ちゃんと”雪男”と”おじさん”の関係性ができあがっていたから、ハワイというロケーションを素直に感じながらも、変わらない2人でいられたと思います。山下:やっぱりハワイって魅力的ですよね。だから「浮かれてたまるか」と構えちゃったのはありますね。でも1~2日は、もう少し素直にはしゃいでも良かったかもしれない(笑)。――ちなみにハワイのお土産などは買われたんでしょうか。山下:コナコーヒーとマカデミアンナッツを大量に買いました(笑)。――劇中でも、コナコーヒー農場が舞台になりますが、やっぱりおみやげもコナコーヒーなんですね。松田:ちょうど、農園での撮影があったので、僕もコナコーヒーを買いましたね。山下:みんな買ったんじゃないかな?松田:農園にあるんですよね、販売所みたいなところが。山下:その場では飲み放題みたいになっていて。日本で飲むとすごく高いから、撮影中はガンガン飲んでました。貧乏性ですよね(笑)。○おじさんと雪男は、ボケとツッコミ――山下監督は、映画の中でも少しダメな人を描くことが多いのかなと思いまして、今回もおじさんは愛すべき"ダメな人"に描かれているように感じました。山下:好きですね。ダメな人の方が、人間くさいからだと思います。ただ今回は、もちろんダメなおじさんではあるんですけど、原作の北杜夫さんの独特の品や知性がにじみ出ている部分が、今までとは違ったと思います。ある意味、いちばんダメなのかもしれないですけど(笑)。でも、雪男くんというキャラクターがいるから、思いっきりできたという部分はありますね。おじさんはまったく反省も成長もしないので、普通は作品として成立しないんですけど、雪男くんとのバランスで、ここまでダメなおじさんができました。松田:雪男とのバランスは、すごくありましたよね。映画の中でおじさんが何を言っても、雪男に見透かされていて、すぐに雪男の心の声が入ってくる。――ボケとツッコミのような関係性でしょうか。松田:そうですね。だからもし、雪男のナレーションがなかったらどう見えるのか(笑)。ダメなおじさんが、居候の家庭の中で、淡々と猛威をふるってるように見えるかもしれません。山下:一方的に(笑)。けっこういやな映画かもね(笑)。――心の声オフバージョン、観てみたいですね。山下:オフバージョン、きついなあ(笑)松田:おじさんが甥っ子たちとの動物園の約束をなんとなく断ったり、変なおみやげを買ってきたり、それをツッコミなしにひたすら観るという。おじさんの客観性が見えてくるのかもしれませんね。山下:雪男も冷たい子供に見えるでしょうね(笑)松田:たしかに(笑)山下:「言えばいいのに」みたいな。松田:心ではいろいろ思ってるのに、じーっと……。山下:見てるだけ(笑)。雪男の声に救われてたんですね。■映画『ぼくのおじさん』担任のみのり先生(戸田恵梨香)から、学校の作文コンクールの宿題を課せられた小学生のぼく=春山雪男(大西利空)。居候しているぼくの"おじさん"(松田龍平)は大学の非常勤講師。哲学を週に一コマ教えているだけで、いつも万年床でゴロゴロして、猫のニャムよりも働かない。おまけに超貧乏でケチ、ドジで運動神経もゼロ。雪男は、そんなおじさんを題材に『ぼくのおじさん』という作文を書くことにする。11月3日公開
2016年10月30日松田龍平主演の『ぼくのおじさん』の完成披露試写会が“親子試写”という形式で10月5日(水)に開催。松田さんをはじめ、松田さんの“相棒”を務めた大西利空、真木よう子、山下敦弘監督らが舞台挨拶に登壇した。北杜夫の人気小説を映画化。哲学者を自称するも、兄の一家に居候し、何もしないぐうたらな主人公の姿が小学生の甥っ子の目線で描写される。松田さんは「15歳からこの仕事してますが、とうとう“おじさん”の役が来たかと感激しています」と感慨(?)を口にするが、この日の舞台挨拶でも年長者の貫禄はゼロ…? “甥っ子”利空くんは第一声から「本日はお集まりいただきありがとうございます」としっかりした挨拶!徐々に劇中さながらの気ままなおじさんとしっかり者の甥っ子の構図が見えてくる。本作は、日本とハワイで撮影されたが、日本での撮影でずっと利空くんと一緒だった松田さんは、ハワイでの最初の撮影で利空くんがいないことに「急に不安になりました」と告白。「山下さんも『何の映画を撮ってるかわかんなくなってきた』と言ってました」と不安すぎる大人組の様子を明かすが、利空くんはここでも「初めての海外で不安でしたが、現地のスタッフさんもいて、みなさんすごく優しくて、英語は喋れないけど『ご飯行こう!』と言ってくれたりして嬉しかったです」としっかり者ぶりを発揮!極めつけは松田さんのこの発言。「台本を読んでるときはどんな映画になるかわかんなかったけど、完成した映画を見たら素敵で、そこで初めてコメディ映画だと気づきました。何の映画なのかわかってなくて…。台本を読んでは置いて、読んでは置いて、どうしていいかわかんなくなったりして、監督に聞いたら『ちょっと、おれもわかんないんだよね』と言われた」。これには会場は大爆笑!とはいえ、「わかんない」ことが原動力にもなったようで「チャレンジ精神というか『やってやるぞ!』という気持ちでこういう面白い映画ができた」とも語っていた。また、真木さんは親子試写会ということで、客席に座る子どもたちを前に「お姉さん、これまで銃を撃ったり人を蹴ったりしてきたけど、この映画ではすごくかわいくしたので、そこを見て!」とアピールし、会場の笑いを誘っていた。『ぼくのおじさん』は11月3日(木・祝)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ぼくのおじさん 2016年11月3日より全国にて公開(C) 1972 北杜夫/新潮社(C) 2016「ぼくのおじさん」製作委員会
2016年10月05日宮藤官九郎さんが作・演出を手掛ける、抱腹絶倒のシリーズ『大パルコ人』に、清野菜名さんが参加する。「宮藤さんの作品って、笑いの着目点が本当にしょーもなくて、すごく愉快。そこにくすぐられるんです。以前にご一緒した現場でも、毎日が楽しすぎて、ずっと爆笑してたんで、今回も楽しみで仕方ないです」以前の現場とは宮藤さんの監督映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』。あれ?清野さん出てた?と思った方もいるはず。映画での、終始真っ赤な顔色の鬼メイクで中指をおっ立て過激に挑発しまくる邪子の姿と、目の前の清野さんとのギャップ…激しすぎます。「そうですよね。何も知らずに観に行った友達が、最後まで私だと気づかなかったくらいですし(笑)。でも、ああやって素顔が出ないほうが自分らしいというか、恥ずかしがらずにはっちゃけられるというか…」とはいえ、もともとティーン誌の専属モデル出身。正統派美少女として恋愛作品へのオファーもあるはず。「なんででしょう…。ちょっと変わった役が多いのは、きっと自分はそっちじゃないってことなんだと思います。いま映画で普通の女子高生をやっていますが、面白くやらなくて平気かなって心配になるくらい」多少戸惑いつつも、笑いに果敢に挑もうとするアグレッシブさが、宮藤作品と相性がいいのかも!?「1幕目だけ台本を読んだのですが、元気で何でもすぐ信じちゃう、いい意味でバカな役。まるで友達と会っている時の自分みたいで、仕事場でしかご一緒してないのに宮藤さんに見透かされている気がしました。あまりにバカで衝撃的なシーンもありますけど、戸惑いよりどうやろうかっていう期待のほうが大きいです。お芝居している時、相手と見えない感情のぶつかり合いができる瞬間がときどきあるんですよ。どんな役でもどんな作品でも、それができた時が今すごく楽しいんです」◇せいの・なな1994年生まれ、愛知県出身。'14年の映画『TOKYO TRIBE』で注目され、『ウロボロス』や『コウノドリ』など、数々のドラマに出演。10月公開の映画『金メダル男』にも出演。ブラウス¥16,000(Antigravite TEL:03・3461・2807)◇かつて“サンバイザー兄弟”として恐れられた兄(増子直純)と弟(瑛太)。逮捕されていた兄が恩赦で釈放され、組を立て直すためにふたりはバンドを組むことになり…。11月13日(日)~12月4日(日)池袋・サンシャイン劇場作・演出・出演/宮藤官九郎音楽/上原子友康(怒髪天)出演/瑛太、増子直純(怒髪天)、三宅弘城、皆川猿時、清野菜名、少路勇介、よーかいくん、篠原悠伸、上川周作、りょうS席9500円A席8500円ヤング券5500円(25歳以下対象、要証明書)すべて税込みパルコ・ステージ・インフォメーション TEL:03・3477・585812月8日~18日に大阪、21日~23日に仙台公演あり。※『anan』2016年10月5日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・末吉久美子ヘア&メイク・細野裕之(PUA NA PU)インタビュー、文・望月リサ
2016年09月28日オール外国人キャスト、全編フランス語で撮りあげた黒沢清監督初の海外進出作品となる最新作『ダゲレオタイプの女』。この度、本作の公開を記念し、9月3日(土)に黒沢清監督×浅野忠信のトークイベントが開催された。黒沢監督と言えば、浅野さん主演『岸辺の旅』で2015年カンヌ国際映画祭ある視点部門監督賞受賞、本年度のベルリン国際映画祭『クリーピー 偽りの隣人』正式出品、また今年6月には米アカデミー会員にも選出されるなど、世界で高い評価を受けている。本作では、世界最古の写真撮影方法“ダゲレオタイプ”を軸に、芸術と愛情を混同した写真家の父の犠牲になる娘と、“撮影”を目撃しながらも娘に心を奪われていく男の美しくも儚い愛と悲劇の物語を描き出している。一方浅野さんは、これまで第56回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された黒沢監督の『アカルイミライ』、そして国内外の賞で数々の賞を受賞した『岸辺の旅』で主演。確かな演技力で日本国内にとどまらず、『マイティ・ソー』でハリウッドデビューを果たすと、『バトルシップ』『47RONIN』など数々の海外作品に出演し、国際派俳優の地位を確立している。また、本年のカンヌでも最新主演作『淵に立つ』が「ある視点部門」で審査員賞を受賞している。そんな日本を飛び出し、世界で活躍するクリエイター同士の稀有なトークイベントが今回実現。事前予約制だった本イベントは、予約開始から瞬く間に定員に達し、当日も2人の姿が一目見たいと集まった方々で超満員。さらには立ち見の人が現れる中でのイベントとなった。まず、お互いの新作『ダゲレオタイプの女』『淵に立つ』についてトークが繰り広げられる。浅野さんは「映画の撮影でも、ときにとんでもなく動いちゃいけない状態があるんです。しかし、この(ダゲレオタイプの写真)撮影はすごいですね!体を固定されて長時間そのポーズでいる…映画もそうですが、だからこそ、俳優やモデルの感情が画面に映りこむんだと思いました」と語り、黒沢監督は「これもホラーですね(笑)。浅野さんがすごい。出ているシーンもすごいし、出ていないところでもすごい。画面に映っていてもいなくても、浅野忠信が映画を支配している。恐ろしい底知れない役を何度かやってきていると思うが、今回は決定打でした」とお互いの作品を絶賛。また、「カンヌ国際映画祭」については「日本で笑いが生まれないところで笑いが生まれることに驚きますね」(浅野さん)、「カンヌはバタバタと人が出て行くなどブーイング起こることも多いと聞きます。楽しもうとする人もいるけれど、欠点を見つけて席を立ってやるという人も多い。エキサイティングな映画祭ですね」(黒沢監督)とそれぞれ特徴を語る。さらに、日本と海外の撮影の違いについて浅野さんは「特にアメリカはお金にも、俳優にもシビア。『あなたは雇われているんだから、きちんとした英語を喋って。体鍛えて』というようなリクエストがすごい」と明かし、とても勉強になると話した。一方、今回初の海外進出を果たした黒沢監督は「俳優から100個くらい質問攻めにあって、僕は絶望して断られるんだろうなと思うのですが、フランスではそれがやる気のある証拠だそうです。日本は『質問あるか?』と聞くと俳優さんはみな『ない』と答えます。でも始まると、日本人は結局5個くらいある。フランス人はやる前はいろいろ言ってるんだけど、整理すると聞きたいことは5個くらい。結局同じなんですよね」と語った。最後に“海外で活躍したい人へ”黒沢監督は「映画の言語が世界共通なのは100パーセント間違いない。『こういう映画作りたい』という欲望を磨いていけば絶対に世界に通用する、と思います」とアドバイスを贈り、浅野さんも「日本でない国で違うやり方を学ぶのは面白いし、刺激になる。『何をやりたいか』を掘り下げると面白いし、自分が盛り上がれるんです」とコメントした。そのほか、来場者からのQ&Aで浅野さんの幼少期についてや『ダゲレオタイプの女』の撮影秘話が飛び出すなど、トークイベントは終始盛り上がりをみせ、大盛況のうちに終了した。『ダゲレオタイプの女』は10月15日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて公開。『淵に立つ』10月8日(土)より、有楽町スバル座ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年09月05日歌手の前川清が5日、10月2日(13:55~15:20)に放送される九州朝日放送・テレビ朝日系特番『前川清の笑顔まんてんタビ好キ ~南国・沖縄 離島のタビ~』の取材に都内で応じ、番組の見どころを語った。この番組は、前川と、お笑いコンビ・Wエンジンのえとう窓口の2人が、九州を中心に日本各地を訪れ、地元の人たちとふれあっていくという内容で、九州・沖縄・山口の7局ネットで、毎週日曜正午という激戦区で放送。2012年の番組開始以来、2人の珍道中が好評で、最高視聴率は14.3%、年度平均視聴率も11.1%(2014年度)という人気番組だ(ビデオリサーチ調べ)。これまで、2度にわたってゴールデン特番が放送されたが、今回は初の全国ネット。ゲストに加藤茶と、えとうの相方・チャンカワイをゲストに迎え、8月14・15日に沖縄の慶留間島(げるまじま)と阿嘉島(あかじま)を旅した。前川は「全国放送というのは間違っていた。KBC(九州朝日放送)さんと私との間に、ちょっと溝があります(笑)」と冗談めかしながら、今回の旅で最初に出会ったおばあさんの話を紹介。亡くなった夫の話になると「好きで結婚したわけじゃないから寂しくない」「酒ぐせが悪かった」など、終始恨み節だったそうだが、最後に前川が生前の写真を見せてもらうと「絶対に悪そうな人じゃないんですよ」といい、とても印象に残ったそうだ。ほかにも、今回の旅でも多くの出会いがあったそうだが、慶留間島には、子供たちが親元を離れて学習しに来る「留学」という制度があり、それを活用して滞在していた東京の子供とも交流。ここでは、日テレ系『イッテQ』に出演するチャンカワイが大人気だったそうだ。前川は「(相方の)えとう君は、意外と全然人気がなかったんです」とボヤいていた。また、加藤茶が、年の差妻を連れて来ていたことを暴露。今回の番組には登場しないそうだが、「グイグイ引っ張っていく感じ。加藤さんからすると、いい奥さんなんだな」と、おしどり夫婦ぶりをうらやんだ。KBCの渡辺プロデューサーは「本当に仕込みがないので、どうなるか分からない番組。びっくりするような出会いがあるわけではないが、前川さんが自然体で、沖縄の離島の方々とコミュニケーションを取られています」と話している。
2016年09月05日マーティン・スコセッシ、ウェス・アンダーソン、黒沢清、デビッド・フィンチャーといった、現代を代表する10人の監督たちがヒッチコックの映画術について語るドキュメンタリー映画『ヒッチコック/トリュフォー』(原題:Hitchcock/Truffaut)が、12月10日(土)より日本公開されることが決まった。1962年、『大人は判ってくれない』などヌーベルバーグの旗手といわれたフランソワ・トリュフォーは、敬愛する偉大な監督アルフレッド・ヒッチコックにインタビューを熱望し、ヒッチコックがそれを快諾。国籍も、年齢も、キャリアも違う2人は意気投合、長時間のインタビューが実現し、そして1冊の伝説の本「Hitchcock/Truffaut」(「定本 映画術 ヒッチコック/トリュフォー」山田宏一・蓮實重彦訳)が生まれた。この本は世界中で出版され、“映画の教科書”として、映画関係者はじめ、すべてのクリエイターたちのバイブルとして現在も読み継がれている。本作は、当時のヒッチコックとトリュフォーの貴重なインタビューの音声テープと、ヒッチコックを慕う現代を代表するフィルムメイカーたちのインタビューで紡ぐドキュメンタリー。2015年カンヌ国際映画祭クラシック部門にて上映された。登場するのは、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のスコセッシ監督をはじめ、『ゴーン・ガール』のフィンチャー監督、『クリーピー 偽りの隣人』『ダゲレオタイプの女』の黒沢監督、『グランド・ブダペスト・ホテル』のウェス・アンダーソン監督、『6才のボクが、大人になるまで。』のリチャード・リンクレイター監督ら、今日の映画界を牽引する10人。「『サイコ』は、当時も今も偉大な映画だ。物語の話術(ストーリー・テリング)の傑作だと言える、いや、それ以上の作品だ」(マーティン・スコセッシ)、「ヒッチコックは、映画魔術の天才だ。映画ばかりか、観客も演出する監督だ」(デビッド・フィンチャー)、「彼は、映画的表現とは何かを刺激するんだ。誰も考えたことのないような発想だよ」(ウェス・アンダーソン)と、彼らが劇中で語るとおり、ヒッチコックの時代を超えた映画術を新鮮な視点で現代に蘇らせるドキュメンタリーとなっている。監督は、NY国際映画祭のディレクターを務めるケント・ジョーンズ。日本語字幕は、「定本 映画術 ヒッチコック/トリュフォー」の翻訳者でもある、映画評論家の山田宏一が務めている。『ヒッチコック/トリュフォー』は12月10日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月22日プロ野球・横浜DeNAベイスターズ前監督の中畑清が、千葉テレビ(チバテレ)で、ビジネス番組の進行役を担当することになった。8月6日スタートの『燃える男中畑清の123絶好調』(毎週土曜22:15~22:30/再放送毎週水曜11:30~11:45)で、企業のトップと対談する。この番組は、毎回、中畑がさまざまな企業のトップと対談し、社長の熱い一面や会社の熱いエピソード、熱い社員などを発掘していくというもの。"熱い"つながりで、燃える闘魂・アントニオ猪木のモノマネでおなじみのアントキの猪木も出演し、企業に闘魂注入を行うほか、エンディングでは、中畑が熱唱を披露するコーナーも用意されている。中畑は「監督業を終えた後、いろいろな企業の方とお会いする中で、こんな番組をできたら面白いな、という構想があり、それがチバテレとうまくマッチしてこの番組が実現しました」と、立ち上げの経緯を説明。球団の監督と企業の社長の共通点は「スタッフに対する意識」だといい、対談した企業のトップから「パワーを感じられ、成功していてうらやましく思いました」と感想を語る。番組については「すごく良いアイデアを提供できると思います」と自信。「視聴者の皆さんには番組を見て、利用できるものが見つかったらトライしてほしいですね。幸せになるためのアイデアやヒントが、この番組には転がっていますよ!」と見どころを話している。
2016年07月26日松田龍平が親戚の家に居候し万年床で暮らす“おじさん”役を好演する映画『ぼくのおじさん』。この度、本作のティザーポスターが到着した。「自分のまわりにいる大人について」という学校の作文コンクールの宿題を課せられた小学生のぼく=春山雪男(大西利空)。公務員の父(宮藤官九郎)と専業主婦の母(寺島しのぶ)では面白いものが書けそうにない。居候しているぼくの“おじさん”(松田龍平)は、大人のくせに万年床に寝転がってマンガばかり読み、時には僕をダシにお母さんからお小遣いをもらうこともある大人。雪男は、そんなおじさんを題材に作文を書くことにする。そんなある日、おじさんにお見合い話が持ち上がった。乗り気でないおじさんだったが、目の前に現れたお見合い相手はハワイの日系四世で絶世の美女・稲葉エリー(真木よう子)。ぼくの心配をよそにおじさんはエリーに一目惚れ!だが、エリーは祖母が経営するコーヒー農園を継ぐためにハワイへ帰ってしまう。エリーに会いたい一心で、あの手、この手を駆使してハワイへ行く策を練るおじさんだが、ことごとく失敗。だが、奇跡が訪れ、ハワイに行けることに。おじさんと雪男はエリーを追いかけてハワイへ行くが、なぜか和菓子屋の御曹司、青木(戸次重幸)もやってきて――!?原作は、遠藤周作らとともに戦後日本文壇を代表する作家である北杜生。和田誠のイラストも併せて、いまもなお幅広い世代に愛され続ける作品だ。そしてキャストには、主演の松田さんをはじめ、おじさんと同居し見守る甥っ子・雪男役には子役の大西利空、おじさんが一目惚れするヒロインに真木よう子。さらに、戸田恵梨香、宮藤官九郎、寺島しのぶ、戸次重幸、キムラ緑子、銀粉蝶ら、実力派豪華俳優陣が脇を固めている。先日、おじさんワールド全開の特報映像が解禁されたが、今回はついにティザーポスターが到着。ポスターデザインは、和田氏が描いた原作の書影と同一の構図で親しみを感じるデザインで、インテリながら何事もだらしないボサボサ頭の“おじさん”と、整ったサラサラヘアーのしっかりものの“ぼく”との対照的なコンビが目を惹く。そして、その周りには「寝転びながら本を読むおじさん」「苦手なスポーツに挑戦するおじさん」「ブランコに乗るおじさん」など様々なシーンが散りばめられ、怠け者だけど憎めない、かわいらしいおじさんのキャラクターが伝わってくる、どこかほっこりする仕上がりとなっている。なお本ポスターは、7月9日(土)より劇場掛けされるようだ。『ぼくのおじさん』は11月3日(木・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月09日松嶋菜々子が主演を務める、7月期放送のドラマ「営業部長 吉良奈津子」。この度、本作の新たなキャストとして、松田龍平の出演が決定! なお松田さんは、連続テレビ小説「あまちゃん」以来、約3年ぶりの連続ドラマ出演となり、主演の松嶋さんとは本作が初共演となった。吉良奈津子(松嶋菜々子)は、広告代理店の売れっ子クリエイティブディレクター(以下CD)でバリバリのキャリアウーマン。40歳手前で結婚して出産、育児休暇で職場を離れていた。3年を経て職場復帰したものの、新たに配属された部署はクリエイティブではなく営業だった。かつて自分が活躍していたクリエイティブに戻りたいと要望を出すと、常務からはすでに3年も現場を離れた人間を受け入れる土壌はないと、冷たく返される。ただ、頑張りによっては元の現場に戻す可能性もゼロではないという。その条件を受け入れしぶしぶ営業部に配属された奈津子だったが、そこにいたのは全く奈津子を信頼していないクセものばかりの部下たちだった。家庭と仕事の狭間で悩みが増えていく奈津子。口うるさい姑の手を借りたくないとベビーシッターを頼むが、その彼女の存在が幸せな家庭を崩壊していくきっかけになっていく。会社では自信を打ち砕かれ挫折し、やがて夫との間に大きな溝ができはじめ家庭も危機に…。ドラマは、“女の戦いと再生”、そして “産後復帰した女性が働く”ということを真っすぐに描いた作品。今回松田さんが演じるのは、業界大手の広告代理店「東邦広告」のクリエイティブ局に勤務する優秀なCD・高木啓介役。高木は、若くして大手クライアントのCDを任される才能の持ち主だが、新人時代に当時バリバリのCDだった奈津子の下で担当した“ある仕事”で辛酸をなめさせられた。そんな中復帰してきた奈津子には、いまだに笑顔で乗り切れると思っている勘違い、時代錯誤なところが気に入らず、厳しい言葉をかけるが、一方では心のどこかで成長した姿を見せつけたいと思っているという役どころだ。映画『御法度』にて主役に抜擢され俳優デビューした松田さんは、同作でブルーリボン賞、キネマ旬報ベストテン、日本アカデミー賞をはじめ、数々の新人賞を総なめにし話題に。その後も多くの作品に出演し、『舟を編む』では「日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞受賞など、その唯一無二な演技力を見せつけてきた。そんな松田さんだが、松嶋さんとは今回が初共演。「いまから撮影が楽しみです」と共演を待ち望んでいると話している。また、連続ドラマ出演は約3年ぶり。「久々の連続ドラマ出演になるので、体調を崩さないよう、良く食べ、良く寝て撮影に挑みたいと思います」と意気込みをコメントしていた。最高視聴率16.7%、新語・流行語大賞の候補50語にもノミネートされるほどの社会現象を巻き起こした「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」を書いた井上由美子が描く世界観の中で、数々の賞を受賞してきた実力派俳優の松田さんと、「やまとなでしこ」などドラマ史に残る話題作に多く出演してきた松嶋さんが、初共演でどのような化学変化を起こすのか、放送を楽しみにしていたい。木曜劇場「営業部長 吉良奈津子」は7月より毎週木曜日22時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2016年06月04日俳優のディーン・フジオカ、小野武彦、村上範義、女優の藤原紀香、清野菜名、池田エライザ、歌手の小室哲哉が5月31日、都内で行われた「Amazon プライム・ビデオ 日本オリジナル作品 記者発表会」に出席した。Amazonは、Amazonプライム会員に提供している見放題・動画配信サービスのAmazonプライム・ビデオにおいて、オリジナル映像作品のラインナップを強化。その発表会に6月22日より配信する『はぴまり~Happy Marriage!?~』、7月15日より配信する『Invisible TOKYO』に出演したキャスト陣が登壇した。円城寺マキのベストセラーコミックを実写化した『はぴまり~Happy Marriage!?~』に出演したディーン・フジオカは「僕は間宮北斗というキャラクターで、彼は家族の形を捉えられずに大きくなって絶望を経験し、自分なりに目的を見つけ出していきます。そのような中、今回は結婚が手段とやっていくんですが、契約結婚をしていく中で家族の形や愛に気づいて成長していきます」と同ドラマを説明。相手役の清野菜名は役衣装姿で登壇して「千和はどこにでもいるような女の子で、指輪を毎日付けてさせていただいているんですが、ヒヤヒヤしながら撮影しています(笑)」と苦笑い。ディーン・フジオカとの共演については「お腹が空くとディーンさんがバナナをくれるんです。私、バナナは食べられなかったんですけど、克服できました」と感謝。これにディーン・フジオカは「餌付けですね(笑)」と笑顔を見せていた。また、小室哲哉、池田エライザが出演した『Invisible TOKYO』は、東京の今を牽引する文化の発信者たちを追ったドキュメンタリー。胸元全開のドレス姿で登壇した池田エライザは「自分のリアルをさらけ出そうと考えていたんですが、現場に行って東京を眺めながら撮影してると私ってこんなこと考えていたんだ? とか、普段プライドが邪魔して言えなかったことを発信してしまったっていう感覚になれました。同世代の方に寄り添えるんじゃないかと思います」とアピールしていた。
2016年05月31日重松清の小説『希望ヶ丘の人びと』が、WOWOWの“ドラマW”で連続ドラマ化されることが決定した。沢村一樹が主演を、連続テレビ小説『おひさま』の岡田惠和が脚本を、『神様のカルテ』の深川栄洋が監督を務める。その他の:情報本作の主人公・田島は、妻の圭子、娘の美嘉、息子の亮太と都内で幸福に暮らしていたが、圭子に末期がんが見つかり、3か月でこの世を去ってしまう。そこで、田島は圭子が育った希望ヶ丘に行き、そこで圭子の思い出をたどりながら暮らすことを子どもたちに提案し、現在は空き家になっている圭子の旧家で新生活を開始する。沢村が主人公の田島を、和久井映見が亡き妻を、桜田ひよりと『そして父になる』の二宮慶多がふたりの子どもを演じるほか、平泉成、寺脇康文、伊藤かずえ、六角精児、宮川一朗太らが出演する。連続ドラマW『希望ヶ丘の人びと』7月16日(土)スタート(全5話)※第1話無料放送毎週土曜 夜10時よりWOWOWプライムにて放送
2016年05月09日松田龍平を主演に迎え、『もらとりあむタマ子』『味園ユニバース』の山下敦弘監督が“21世紀版の寅さん”を描く『ぼくのおじさん』。このほど、松田さんに一目惚れされる“マドンナ役”に、真木よう子が決定。明るく、カラッとした性格のハワイ在住日系四世の女性を演じることになった。「自分のまわりにいる大人について」というテーマで、学校の作文コンクールの宿題を課せられた小学生のぼく=春山雪男(大西利空)。公務員の父と専業主婦の母では面白いものが書けそうにない。そこで、家に居候している、ぼくの“おじさん”(松田龍平)を題材にすることに。おじさんは、大人のくせに万年床に寝転がってマンガばかり読み、時には僕をダシにお母さんからお小遣いをもらうこともある人だった。そんなある日、おじさんにお見合い話が持ち上がる。最初は乗り気でないおじさんだったが、目の前に現れたお見合い相手はハワイの日系四世で絶世の美女・稲葉エリー(真木よう子)。ぼくの心配をよそにおじさんはエリーにひと目惚れ!だが、エリーは祖母が経営するコーヒー農園を継ぐためにハワイへ帰ってしまう。エリーに会いたい一心で、あの手、この手を駆使してハワイへ行く策を練るおじさんだが、ことごとく失敗。だが、奇跡が訪れ、ハワイに行けることになったおじさん。おじさんとぼくはエリーを追いかけ、ハワイへと向かうが、なぜか和菓子屋の御曹司、青木もやってきて…。原作は、「どくとるマンボウ」シリーズなどで知られる北杜夫の同名小説。北氏のユーモアセンスが遺憾なく発揮され、和田誠のイラストも併せて、いまなお幅広い世代に愛され続ける名作だ。おじさん役を務めるのは、先日、主演作『モヒカン故郷に帰る』がイタリア・ウディネ映画祭で2冠を達成した松田さん。また、おじさんを見守る甥っ子・雪男役には、度重なる選考を見事勝ち抜いた大西利空。監督を、『天然コケッコー』や『苦役列車』など、話題作を次々手掛け、独特な作風でファンを魅了してきた山下敦弘が務め、優しさや寛容さ、そして温かい心を伝える21世紀版『男はつらいよ』を目指していく。そんな本作では、松田さん演じる“おじさん”のロマンスも重要となるが、今回、明るく太陽のようなマドンナ・稲葉エリー役を、『海よりもまだ深く』の公開も控える真木さんが演じることになった。山下監督とは、ドラマ「週刊真木よう子」(’08)以来、8年ぶりのタッグとなる。エリーはハワイ在住の日系四世のため、真木さん自身、映画では初めてとなる英語での長セリフに挑戦。現地の俳優とも話せるように練習し、ハワイでの撮影に臨んだという。真木さんは、「ハワイに行く前はとても不安でしたが、最終日には帰りたくなくなってしまうほど満喫できました(笑)。ハワイの快晴続きの天気はもちろんですが、日本と違って空も広く、ただそこにいるだけで気持ちが朗らかになれました」と語っており、ハワイロケは充実したものとなった様子だ。また、「エリーは典型的な“ザ・マドンナ”」だそうで、「ハワイ育ちのカラッとした性格の彼女は演じていて楽しかったです」と言う。「山下監督は、こちらの集中力が切れていると直ぐに見破ってしまう怖い監督なんです(笑)。でもそれだけ熱心であり、その情熱が現場にも伝わるので、緊張感のある雰囲気のいい現場を作り上げてくださる方ですね。松田龍平さんの演じたおじさんは、すごく素直で、見ているだけで面白い人!おじさんの役にぴったりだなって思います(笑)」と、松田さんの“おじさん”ぶりに太鼓判を押した。また、山下監督も「ひと言で表すとエリーは、おじさんにとって“太陽”のような存在。そんなエリーを真木さんは全力で演じてくれました。芯があって明るい女性という“陽”の部分だけでなく、ハワイの日系四世であるという揺れ動くアイデンティティの“陰”の両方を真木さんは演じてくれて、僕も掴み取れていない複雑で繊細なエリーを見事に体現し、深みを増してくれました」と絶賛。エリーは原作には登場しないキャラクターではあるものの、脚本・企画の須藤泰司氏は、「彼女を通じて原作の大切な部分でもある、太平洋戦争が始まって苦労した日系人の人々、戦争の爪痕の描写を映画に入れようと思いました。原作同様、それが押しつけがましくならない範囲で、エリーから日系人がたどった歴史が見えるような、覚悟ある女性にしました」と、その役どころに込めた意味を明かしている。真木さん演じる“マドンナ”の登場で、“おじさんとぼく”の珍道中がどんなふうに変化していくのか、引き続き注目していて。『ぼくのおじさん』は11月3日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月03日松田翔太を主演に、4月にドラマ化、今夏には映画化という一大プロジェクトが始動した『ディアスポリス-異邦警察-』。この度先日公開された超特報に続き、松田さん演じる久保塚が映る特報映像が解禁された。本作は、 東京にいる密入国外国人約15万人。悪い奴もいるが、難民認定を受けられず貧しい生活をしている者も大勢いる。そんな彼らが自分たちを守るために秘密組織「異邦都庁(通称:裏都庁)」を作り上げた。そこには金融庁の関与しない銀行、厚労省の認可しない病院、そして異邦警察「ディアスポリス」が存在した。そんな裏都庁で働くただ一人の警察官、久保塚早紀の活躍を描いた物語――。原作は、すぎむらしんいちと『20世紀少年』などの脚本を手掛けたリチャード・ウー(長崎尚志)脚本による同名コミック。監督には、『私の男』でモスクワ国際映画祭グランプリを受賞した熊切和嘉が務め、守屋文雄と共に脚本も担当している。熱狂的な支持を受けながらも、そのキワどすぎる世界観から実写化不可能とされた本作に挑むのは、「花より男子」シリーズや『LIAR GAME』シリーズ、「女帝」など様々な役どころを演じ、強烈な存在感を放つ日本を代表する俳優のひとり、松田さん。自身原作のファンで、主演を熱望していたという松田さんは、複数の言語を操る国籍不明の裏警察・久保塚役をいままでのキャリア全てぶつけて熱演する。そして今回解禁された特別映像は、本作の内容が少し垣間見える映像。松田さん演じる久保塚が警察に引き止められるも「俺も警察なんだよ」と言い放つシーンなど“裏警察”としての存在感を放った姿が映し出されている。『ディアスポリス-異邦警察-』(仮)は2016年夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年03月05日松田龍平がまさかのモヒカン頭となり、前田敦子、千葉雄大、柄本明、もたいまさこと“家族”を演じる『モヒカン故郷に帰る』。本作で、松田さんはデスメタルバンド「断末魔」のボーカルに挑戦、沖田修一監督書き下ろしのオリジナルソングを熱唱していることが分かった。恋人・由佳(前田敦子)の妊娠をきっかけに、瀬戸内海に浮かぶ故郷へ7年ぶりに帰郷したモヒカン息子・永吉(松田龍平)。2人を待ち構えていたのは、矢沢永吉をこよなく愛する相変わらずの頑固おやじ・治(柄本明)と筋金入りの広島カープ狂の母・春子(もたいまさこ)、そしてたまたま帰省していた弟・浩二(千葉雄大)。久しぶりに家族そろったと思いきや、“父親になる”というのに相変わらずのらりくらりの永吉に、治は怒り心頭。いつもの一家総出のド派手な親子ケンカが勃発する。そんな矢先、発覚した親父のがん。なんだかんだ喧嘩してしまうけど…やっぱり家族が集まれば笑顔こぼれる!永吉は不器用ながらも「俺は俺なりに」親孝行に大奮闘するが――。本作は、『南極料理人』『キツツキと雨』『横道世之介』などで知られる沖田監督がオリジナル脚本を手がけ、瀬戸内海に浮かぶ四島でオールロケが行われた、現代版ホームドラマ。緩やかに流れる“島の時間”の中、親不孝だった息子の最後の親孝行というしんみりしがちなストーリーを、“沖田節”ともいえる温かなユーモアで包み、絶妙なキャスティングの豪華俳優たちがそれぞれ喜々として演じている。そんな本作でモヒカン頭の松田さんが扮するのは、売れないデスメタルバンド、その名も「断末魔」のボーカル!「断末魔ー!!」の“デス声”が鳴り響く、印象的なライブシーンの撮影は広島市内のライブハウスで行われ、撮影時、松田さんはスタッフや監督の期待をはるかに上回る最高のパフォーマンスで観客役のエキストラたちを熱狂させた。「まさに思い描いていた永吉。松田さんのパフォーマンスを見た瞬間に、この映画は絶対に面白くなるって確信しました」と、監督は松田さんの“デス声”によるパフォーマンスを大絶賛。実は2人そろって “デス声”を研究したそうで、「デス声の出し方というのがあって(笑)。劇中でも下手な出し方を続けていると声を潰してしまうって出ていて、かなり練習してもらいました。映画の中でもちょっと出てきますが、デス声でドレミファソを言うんです」と監督。ライブシーンの前夜、広島のホテルでは、松田さんの練習する“デス声”が響いていたのだとか…。『モヒカン故郷に帰る』は4月9日(土)より全国にて公開。3月26日(土)より広島先行上映。(text:cinemacafe.net)
2016年03月02日元横浜DeNAベイスターズ監督の中畑清氏(62)が24日、都内で行われた映画『ジュラシック・ワールド』ブルーレイ&DVDリリース記念イベントに出席し、巨人やヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏は「監督にならなきゃいけない」と語った。イベントで、"ゴジラ"の愛称で知られる松井氏が本作の魅力を語るVTRが紹介されると、中畑氏は「完璧なコメントだったね」とたたえ、「最初見た時は本当にゴジラそのものでしたよ。迫力がありましたよ」と出会った頃の印象を語った。そして、MCを務めた映画コメンテーター・LiLiCoが「松井さんはいつか監督に?」と聞くと、「ならなきゃいけないでしょ。球界に対して恩返しをするためには」と力強く答え、「どの球団でやるかっていうのは別として…ジャイアンツだと思うんですけど」と発言。「タイミングがあると思います。僕だって60歳前にやっとなれた。やりたいって言っているヤツはなかなかなれないけど、彼はやりたいってあんまり言わなかったからいつでもできる」と笑いを交えて話し、「見たいね。彼の監督の姿を」と期待した。また、各球団のキャンプを視察した中畑氏は、今年の優勝は「ソフトバンクでしょ。戦力がたまらなくすごい」と断言。セ・リーグの中では「金本(知憲)のところがおもしろいね」と阪神を挙げ、「(高橋)由伸も2、3年監督をやっているような落ち着きがある。周りをしっかり観察して、どっしり構えてやっているという怖さを感じる」と注目の巨人新監督も評価した。イベントには、大相撲初場所で日本出身力士として10年ぶりに優勝した大関・琴奨菊も出席。『ジュラシック・ワールド』ブルーレイ&DVDセット(3990円+税)は、NBCユニバーサル・エンターテイメントより2月24日発売、同時レンタル開始。TM&(C) 2014 Universal Studios & Amblin Entertainment,Inc.All Rights Reserved.
2016年02月24日