岡山大学は、1920年代に開発され、未だに既存の治療薬が効かないてんかん患者に効果を発揮する難治性てんかん治療薬である「ケトン食療法」の仕組みを解明することに成功し、ケトン食療法に基づく新たなてんかん治療薬が開発可能であることを示すことに成功したと発表した。同成果は、同大大学院医歯薬学総合研究科(薬)の井上剛准教授、佐田渚大学院生らの研究グループによるもの。詳細は2015年3月20日付で米国科学振興協会(AAAS)発行の科学誌「Science」に掲載された。てんかんは、脳が発する電気活動の過剰興奮を特徴とし、全人口の約1%が罹患していると言われているが、そのうちの約3割の患者は、既存のてんかん治療薬でコントロールできない難治性てんかん患者で、そうした患者には1920年代に開発されたケトン食療法が効果的であることが知られていた。今回、研究グループはケトン食が引き起こす代謝変化が、どのように脳の電気活動を変化させるのか調査。その結果、脳内のグリア細胞から神経細胞へ乳酸を運ぶ代謝経路が、電気活動に重要であることを発見したほか、この乳酸経路上に位置する乳酸脱水素酵素を阻害することで、電気活動が抑制され、てんかんマウスの発作が抑えられることを確認したという。さらに研究グループは、乳酸脱水素酵素を阻害する化合物の探索も実施。その結果、小児の難治性てんかんの治療薬として近年承認されたスチリペントールが、乳酸脱水素酵素の阻害剤であることを見出したほか、スチリペントールの化学構造を変化させることで、より強力な抗てんかん作用を示す乳酸脱水素酵素阻害剤となることを見出したとする。今回の結果について研究グループでは、乳酸脱水素酵素とスチリペントール類似体を用いることで、新たなてんかん治療薬開発の具体的な道筋を示すことができたとしており、今後、今回の知見を生かし、代謝を制御する分子(代謝酵素)を標的とする新たなコンセプトのてんかん治療薬の開発が期待できるようになるとコメントしている。
2015年03月24日ひかり味噌は3月中旬より、女子栄養大学 栄養クリニック監修の新シリーズ5商品を、全国の総合スーパーや食品スーパーなどで順次発売する。近年、高血圧や脳卒中などの生活習慣病予防のために、食塩の摂取量が低減傾向にある。しかし厚生労働省が発表した「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、男女ともにナトリウムの食事摂取基準が引き下げられており、減塩へのニーズは今後も高くなることが予想されている。一方、これまでの減塩商品は、「味が薄くて食べた気がしない」といったイメージを持つ人も多かったという。減塩と同時においしさや満足感を追求することが重要となっていることから、今回、最適な塩分量でありつつ、原料や具材にこだわったみそ、即席みそ汁、スープを開発した。「女子栄養大学 栄養クリニック監修 無添加減塩みそ」は、同社標準品に対して、塩分(ナトリウム)を25%カット。国産米15割糀を使用し、米糀由来の甘みや大豆由来のうま味などが調和した深い味わいを実現した。みそ汁はもちろん、みその風味を際立たせたい料理にも使用できる。参考小売価格は500円。「女子栄養大学 栄養クリニック監修 減塩おみそ汁」は、野菜を使った「彩り野菜」とモロヘイヤやオクラが入った「ネバネバ野菜と海藻」の2つの味のアソート。具材の量が多いので食べ応えもある。同社標準品に対して塩分を30%カットした。参考小売価格は400円。大麦やキヌア、寒天など10品目の素材が入った「女子栄養大学 栄養クリニック監修10品目の厳選素材 減塩スープ」は、まろやかな「鶏白湯」とゆずの風味がアクセントの「和風しょうゆ」の2つの味が入っている。同社従来品に対して塩分を25%カットした。参考小売価格は400円。「女子栄養大学 栄養クリニック監修 カップみそ汁」は、キャベツやチンゲン菜、コーンなど、たっぷりの野菜を使用した「彩り野菜」と、モロヘイヤやオクラ、めかぶなど「ネバネバ野菜と海藻」を使用した2種類を用意した。参考小売価格は140円。※価格はすべて税別
2015年03月16日女性ホルモンの量が減ることで、特有の症状が出たり病気にかかったりするのであれば、ホルモンの分泌量を増やせばいい、ということになります。そこでよく登場するのがHRT(ホルモン補充療法)や漢方、サプリメントというキーワード。いろいろあってよくわからないし、わたしにも必要なものかしら? と疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。どうやったら女性ホルモンを増やせるの?「更年期障害」や「プレ更年期」なんてまだ先のこと、と思っていてはいけません。アラフォー女子はすでに女性ホルモンが減少している年代。老化していく自分の身体のことを知り、今からしっかりと対応していくことが重要です。「老化してホルモンを出せなくなった卵巣の機能を取り戻すことは、残念ながらできません。サプリメントや食事で“女性ホルモンをアップする”という言葉もよく使われますが、ホルモンを直接増やせるわけではありません。現実的に増やすことができるのは、HRT(ホルモン補充療法)だけ。例えて言うなら、砂漠を渡りきるためにラクダに栄養と水分を補給するのがHRT、何日も水なしで生きられるラクダ体質に改善していこうというのが漢方です」と教えてくださるのは、日本のHRT(ホルモン補充療法)の先駆者である小山嵩夫先生。小山嵩夫先生 Profile婦人科医。専門は生殖内分泌学、女性の健康増進。日本のHRT(女性ホルモン補充療法)の第一人者として知られる。1996年、女性の健康管理を目的としたクリニック「小山嵩夫クリニック」を銀座に開業。「NPO法人 更年期と加齢のヘルスケア」および「一般社団法人 日本サプリメント学会」理事長として、更年期前後から元気に生きるための啓発活動を行っている。著書に『遺伝子を調べて選ぶサプリメント』『女性ホルモンでしなやか美人』(ともに保健同人社)、『40歳であわてない! 50歳で迷わない!もっと知りたい「女性ホルモン」』(角川学芸出版)など。 HRT(ホルモン補充療法)は、究極のアンチエイジング法!HRTとは「Hormone Replacement Therapy」の略で、女性ホルモンを薬剤によって補う療法。女性ホルモン(エストロゲン)の量が以前のように戻れば、更年期症状を緩和するだけでなく、閉経後にリスクの高まる骨粗鬆症や動脈硬化の予防にもなります。何より女性ホルモンによって美しさを保たれている髪や肌にも潤いが戻り、美と健康の底上げができるのがメリット。HRTが究極のアンチエイジングと称される理由はそこにあります。でも、50代のホルモン量をいきなり30代の量まで戻すわけではありません。基本的には、更年期症状を抑えることができる必要最小限の量をプラスするもの。閉経後の女性ならホルモン量を40代半ば程度にアップさせるという具合です。薬剤のチョイスや量の調節や補充のタイミングは、医師と患者さんとの細やかなやりとりで、的確に判断されなければなりません。HRTの処方はまさにオーダーメイドなのです。HRT(ホルモン補充療法)が日本であまり普及していない理由とは?欧米諸国では、すでに40年以上前から盛んになっていたHRT(ホルモン補充療法)。日本での普及は格段に遅れているのが実情です。国民性のせいか「人工的にホルモンを足すなど、不自然なことまでしなくていい」という考えを持つ人がいることが、普及が遅れた原因のひとつだとか。さらに国内では「HRTを続けていると乳がんになる」という報道がされたことがあり、医師でさえもHRTに偏見を持つ人が少なくないと言われます。「発端となったのは、米国で2002年に発表されたWHIの報告なんです。5年以上HRTを続けると、乳がんのリスクが26%上がるというもの。でも、この臨床試験には大きな問題がありました。サンプルの女性1万6000人は、HRT開始が平均63歳、喫煙率50%、肥満率や高血圧率も高く、もとから乳がんや心筋梗塞などのリスクが高い人が対象。日本のHRTの利用者とは、あまりにもかけ離れていますね。それを真に受けて報道した日本のマスコミの責任は、重大だと今でも思っています。2006年に厚生労働省が行った、日本女性を対象とした調査結果では、“HRTにより、乳がんのリスクは60%減る”という、まったく逆の報告がされているんですよ」と小山先生。もちろん、HRTが絶対に安全な治療とは言えないかもしれません。エストロゲン剤だけの投与では子宮体がんのリスクが高まるなどのデメリットもあります。もともと受けてはいけない人もいることも覚えておきましょう。【HRTを受けられる婦人科の目安は?】●HRTに理解のある医師がいる●「更年期外来」を掲げている●日本女性医学学会や、更年期医療関連団体の認定医リストに掲載されている●カウンセリングに時間を割いてくれる●外来患者に更年期世代の女性が多い●更年期医療に関してカウンセリングなどを自由診療としている【すぐにHRTを受けられない人】●乳がんになったことがあるか、治療中の人●子宮体がんや他のがんの治療中の人●血栓症・塞栓症になったことがある人●心臓病や脳卒中と診断されている人●原因不明の不正出血がある人●重度の肝臓疾患がある人※そのほか、受けるのに注意が必要な人もいます。詳しくは、医師に相談してください。健康保険で受けられる、HRT(ホルモン補充療法)HRT(ホルモン補充療法)を受ける場合、具体的にどの方法で行うか、どの薬剤をどの程度の量で投与するかは、年齢や症状、その人の体の状態次第です。前述のように女性ホルモンにはエストロゲンと黄体ホルモンがありますが、子宮のある女性には、ふたつを組み合わせて使うのが基本。黄体ホルモンを加えるのは、子宮体がんのリスクを低下させるためです。エストロゲンによって厚くなった子宮内膜を剥がして排出させる働きがあるので、当然、生理と同じような出血が起こります。手術などで摘出し、子宮がない場合や、とても作用の弱いエストロゲン剤の場合は、エストロゲン単独でも使われます。治療薬の種類もさまざまで、飲み薬だけでなく、皮膚に貼るパッチタイプやさっと塗るだけのジェルタイプもあります。ほとんどが保険の適用内です。ここでHRTについて、ちょっとした素朴な疑問を小山先生にぶつけてみました。■体に何か変調は起こらないのですか?「おりものは増えますが、もともとの作用なので心配は無用。最初は乳房の張りや下腹部が張るなどの症状が出るものの、続けるうちに消えていきます」■閉経してからでないと使えないのですか?「更年期の症状がある人は、閉経前でも問題ありません。閉経後、だいぶ経過してしまってから始めるよりは、いろいろなメリットがあります」■どれくらいの期間続けていいのですか?「日本では『5年が目安』と言われることが多いもの。『学会のガイドラインで5年と決まっている』と告げる医師もいるようですが、決められているわけではありません。更年期症状緩和が目的なら5年を目安に。きちんと管理し、医師との話し合いされていれば、長く使い続けてもよい場合のほうが多いと思います」漢方やサプリメントで、ホルモンUPをサポート!最近は、婦人科でも普通に処方してもらえることが多くなった漢方薬。現在、厚生労働省から認可を受け、保険が適用になる漢方製剤(生薬のエキスを抽出して加工した薬)は約150種、生薬(天然の植物や動物、鉱物)では約200種あります。HRT(ホルモン補充療法)の先駆者である小山先生も、漢方治療に長年の経験を持ち、以前から更年期症状の治療薬としてクリニックで処方してきました。「更年期女性には、HRTには抵抗があるけれど、漢方であれば・・・と安心感を持つ人がとても多いと思います。漢方は穏やかに作用するので、こじれた更年期症状をピタッと止めるような劇的な効果はそれほど期待できません。でもナチュラルな分、安心してもらえます。いまやHRTと漢方薬を併用するのも普通ですよ」と小山先生。「女性ホルモンの減少というはっきりした原因に対し、ホルモンそのものを補充するという、シンプルだけど根本的な治療がHRT。一方、漢方はほとんどの場合、中枢に働きかけ、その人がもともと持っている防衛機能を利用して、今出ている症状を改善していくんですね。ですから、漢方薬は更年期に多いホルモンバランスの乱れやストレスなどが関係していそうな不定愁訴が得意なんです」更年期の症状緩和におすすめのサプリメントとは?そして、最後にサプリメントについてです。日本では食品に分類され、日本の薬事法では「○○に効く」「○○の症状を改善する」のように効能を謳ってはいけないことになっていましたが、2015年度より、ある程度は言えるようになりました。また、サプリメントの本来の目的は健康増進なので、自分の更年期の症状にズバリなサプリメントが見つからない…ということも。でもサプリメントは日々進化。新しい臨床データが発表されたり、どんどん改良されたり、新しいタイプも登場しています。アラフォー女子に知っておいていただきたい、主なサプリメントを幾つかご紹介します。【更年期の症状緩和におすすめのサプリメント】●抗酸化作用:コエンザイムQ10、アスタキチンサン、ピクノジェノール●女性ホルモン様の成分:エクオール、大豆イソフラボン●精神症状を抑える:セントジョーンズワート●代謝を促進する:EPA、αリポ酸●アンチエイジング効果:DHEA、プレグネノロン身体の不調が気になる方は、これらのサプリメントを試してみるのもよいでしょう。1種類のサプリメントは少なくとも3週間は続けて摂るとよいそうです。いかがでしたか? 45〜55歳が平均と言われる"更年期"に向けて、いまからアラフォーが知っておくべき「ホルモンUP大作戦」。不安を感じる前にまずはきちんとした「知識」を得ることが大切です。自分の身体の状態を把握して、改善やサポートできる術を知ることから始めましょう。それこそが、美と健康を維持していくことにつながるのです。
2015年03月10日日々の生活にストレスや疲れを感じているときには、温泉へ出かけてみてはいかがでしょう?「温泉療法」という言葉があるように、温泉は心身の疲れや肌トラブルの改善が見込める天然の治療薬です。温泉療法を行うには専門的な知識とある程度の日数が必要ですが、1泊2日の温泉旅行でも効果的な方法があります!温泉の特徴(泉質)と、美容やダイエットに効果的な入浴方法を知って、次回の温泉旅行で実践してみませんか。美容に効果的な「美人泉質」とは?お肌のかさつきや冷え性など、現在抱えているトラブルの改善が見込めそうな泉質を選ぶことが大切です。●角質を落として、つるりんお肌へ「炭酸水素塩泉」ぬるぬるした感触の無色透明なアルカリ性のお湯。アルカリ性のお湯には、皮膚表面の角質を取り除くピーリング効果があるため、入浴後はお肌がしっとり、つるつるに。肌色も一段と明るくなりそうです。●アトピーの改善にもつながる「硫黄泉」硫黄のぷーんとした香りが特徴の白く濁った、酸性度の高いお湯。硫黄泉は肌トラブルの改善に効果が見込めます。一方で、お肌への刺激が強すぎることがあるため、肌の弱い人は注意しましょう。●冷え性改善、肥満予防にも「硫酸塩泉」マグネシウムやカルシウムなどを多く含む、冷え性や成人病予防に効果のある泉質。苦さが気になるものの、飲用すれば消化促進や便秘の解消、そしてなんと肥満予防にも効果が期待できると言われています。●保湿効果の抜群の「二酸化炭素泉」炭酸ガスの気泡が特徴的なお湯で、血圧を下げる働きがあります。保湿効果に優れているため、湯上がり後はお肌しっとり、身体は芯からぽかぽかに。飲用にも適しており、慢性的な便秘解消や胃腸機能の改善にも効果あり。「塩化物泉」という塩辛い泉質も、保湿効果の高さが知られています。美肌美人になれる入浴方法実家が温泉宿という、モデルで温泉ソムリエの下竹原志保さんによれば、美肌を作るには長時間よりも短時間の入浴が効果的だそうです。1回の入浴時に「3分入浴、5分休憩」を3セットほど繰り返してみましょう。ダイエットにつながる入浴法温泉から上がったあとは、身体が疲れたように感じることがありますよね。これは、温泉に浸かると結構なカロリーを消費するためです。例えば40度のお湯に20分間入浴すれば、約200キロカロリーの消費に。とはいえ、長時間の入浴は身体によくないので、1回の入浴時間は、熱めのお湯なら10分、ぬるめのお湯なら20~30分を目安にしてみてください。健康な状態での入浴回数は1日に2~3回程度。身体にいいからといって、入り過ぎては逆効果になってしまいます。温泉から上がった直後は頭がクラクラすることがあるため、水分をしっかりとってください。お肌の保湿もどうぞお忘れなく!
2015年02月26日オーランド・ブルームとデミ・ムーアが最近、急接近中のようだ。2人は共通の友人であるジェニファー・アニストンを介して知り合い、民間療法の1つである「臼井霊気療法」について一緒に学んでいるという。知人によれば、2人はとてもスピリチュアルで、ヨガや瞑想、ニューエイジ思想を好むといった共通点があるという。現時点では、目立たないようにしながら数回デートをしただけだが、デミはオーランドに好意を寄せているらしい。イギリスの「Grazia」誌では関係者が、デミはオーランドのポジティブな性格を気に入っていると話している。何事にも前向きな彼から影響を受けることを彼女は必要としていて、元夫のブルース・ウィリスとの間にもうけた3人の娘たち(特に末娘のタルーラ)についても同様だと考えているとか。38歳のオーランドは一昨年に妻のミランダ・カーと破局、52歳のデミも同年にアシュトン・カッチャーと離婚している。ちなみにアシュトンはオーランドより1歳下の37歳だ。オーランドもデミもその後はステディな相手が見つからないまま現在に至っているが、もしかしたら意外な大物カップル誕生となるかもしれない。(text:Yuki Tominaga)
2015年02月13日QLife(キューライフ)はこのほど、更年期障害の治療法の一つである「ホルモン補充療法(以下:HRT)」に関する調査結果を発表した。同調査は2014年10月16日~21日、「さがらレディスクリニック」院長の相良洋子氏監修のもと、HRT経験者である40~50代の女性500名を対象にインターネットで行った。「更年期障害の症状を自覚してから、どのくらいで病院やクリニックを受診したか」を聞いたところ、「1~3カ月程度」が19.0%と最も多いものの、約半数は、症状を自覚してから受診するまでに4カ月以上要していることがわかった。「経験した更年期障害の症状」について複数回答で聞いたところ、HRTを受ける前に1人あたり平均5.4個の症状に悩んでいたことがわかった。そのうち、2人に1人が悩んでいる症状として、「汗をかきやすい」(64.6%)「急に顔がほてる」(62.4%)「疲れやすい」(55.8%)があがった。「経験した更年期障害の症状のうち、特につらかった症状」を聞いたところ、「汗をかきやすい」(18.0%)「急に顔がほてる」(16.4%)「頭痛、めまい、吐き気がよくある」(14.2%)が上位にあがった。HRTでの治療期間を聞いたところ、「1~3年」が27.4%で最も多かった。「HRTに対して不安や抵抗感があったか」を聞いたところ、49.4%の人は「不安や抵抗感はなかった」「あまり不安や抵抗感はなかった」と回答した。一方で、「不安や抵抗感があった」「やや不安や抵抗感があった」と回答した35.8%の人に理由を聞いたところ、「副作用がありそうだから」が87.7%で最も多かった。「HRTを受けると決めた一番強いきっかけ」を聞いたところ、74.4%が「医師からの勧め」でHRTを始めていたことがわかった。また、HRTの情報収集はインターネットが主だった。「HRTで処方された薬の種類」を聞いたところ、67.2%の人が「飲み薬」と回答。また、HRT費用については、1カ月あたり「1,000円~1,999円」が26.8%で最も多かった。1カ月あたり2,000円未満の患者の半数以上が「妥当だと思う」と回答する一方で、2,000円以上かかっている患者の半数以上が「高い」「どちらかというと高い」と回答。2,000円を境に、金額の妥当感に大きな差があることがわかった。「HRTを始めて、更年期障害の症状は改善したか」を聞いたところ、症状が「改善した」(29.4%)と「やや改善した」(41.6%)と回答した人を合わせると、71.0%の人が症状の改善を実感していることがわかった。「改善した」「やや改善した」と回答したを対象に「改善したと思う症状」を聞いたところ、「急に顔がほてる」(49.0%)「汗をかきやすい」(38.3%)「頭痛、めまい、吐き気がよくある」(20.6%)の3症状が上位に。これらは患者が悩む「特につらい症状」のベスト3と一致した。「HRTの実施によりQOL(生活の質)がどの程度変わったか」を聞いたところ、74.0%が「まったく支障がない」「あまり支障がない」状態まで改善。また、58.8%がHRTについて「満足」「やや満足」と回答した。調査結果について、相良氏は「『更年期障害は生命にかかわる病気ではないから』などと言われ、かえって症状が悪化してしまったり、いくつもの病院を転々とする患者さんもいらっしゃるのですが、最近は理解のある医師も増えています。更年期障害に詳しい医師をインターネットで検索することができますので、近くのクリニックや病院を探してみると良いと思います。また、更年期に限らず、さまざまな年代で出てくる身体の不調を相談する場所として、女性は婦人科のかかりつけ医を持っておくのがいいでしょう」とコメントした。
2015年01月21日メドピアはこのほど、「樹状細胞ワクチン療法」についての調査結果を発表した。調査は11月19日~25日、テラ社からの依頼のもと同サイトの会員医師を対象にインターネットで実施し、3,398人から有効回答を得た。樹状細胞ワクチン療法とは、免疫療法のひとつで、体外で大量に作製した樹状細胞にがん抗原を与えて患者の体内に戻し、抗腫瘍効果を期待する新しい治療法のこと。現在、先進医療や保険外診療として、患者に提供されている。医師3,398人に樹状細胞ワクチン療法に関する論文を読んでもらい、自身の考えに最も近いものを選択肢より選んでもらったところ、「初めて知ったが、興味が沸いた」という回答が43.0%で最も多かった。「第4のがん治療法になりうる気がする」「有効な治療法に思えた」という期待の声が多い一方で、「効果に関する他のグループからの報告の結果を知りたい」という意見もあった。「初めて知ったが、特に興味がある情報はなかった」という回答は28.8%だった。「専門外なので興味はない」「興味がもてる段階ではない」というコメントが多くみられた。「知っていたが、新しい情報を得られた」という回答は21.0%だった。さらに、「コストと効果が見合うか」「安全性や副作用は」「有効性はどうか」といった情報を求める声もあった。
2014年12月16日不眠症の解消にはさまざまな方法があります。今回は、そのうちの1つである認知行動療法をご紹介したいと思います。これは不眠の原因を理解し、その原因を断ち切るというもの。具体的にはどのような方法があるのでしょうか?不眠症の定義とは?今回は「不眠症の認知行動療法」を取り上げたいと思います。認知行動療法を説明する前に、まずは不眠症についてしっかり学習をしたいと思います。不眠症とはどのような状態のことを指すのでしょうか?この定義は非常に難しいと言われていますが、一般的には次の3つの存在があげられています。1.寝ても回復感がないなど、主観的に睡眠の質が悪い状態2.布団に入っていても眠れない状態が長く続く3.日中に眠くなる、または機能低下などがある当てはまるものはありましたか?悪循環を断ち切る不眠は以下の4つの機能が相互に作用している問題と考えられています。1.生理:交感神経系の亢進2.情動:布団に入るだけでネガティブな気持ちになる3.認知:今日も眠れないかもしれないと不安になる4.行動:不眠を解消するためにさまざまな試みをする1の交感神経の亢進は、多忙や体調不良など、ちょっとしたことで簡単に起こると言われています。それをきっかけに眠れなくなり、不眠を解消しようと焦っていろいろと行動を起こして、また眠れないと不安になるという悪循環に入ることがある、ということですね。この悪循環を断ち切ることが不眠の解消につながると考えられています。認知行動療法の紹介不眠症の認知行動療法にはさまざまな方法がありますが、そのいくつかをご紹介したいと思います。・睡眠制限法布団に入ったらすぐに眠れるように、あえて就寝時間を遅らせる。それによって睡眠効率をアップさせる。・刺激統制法寝室=睡眠のためのスペースと意識するため、寝るとき以外は寝室を使わないようにします。・リラクセーション呼吸法などのリラックスできる方法を日頃から練習・習得し、寝る前にも行うように習慣化します。ほかにもさまざまな方法があるようなので、気になる方は一度調べてみるとよいかもしれません。Photo by Rory MacLeod
2014年11月16日いつかは赤ちゃんが欲しい女性必読! “卵子を元気にする”栄養療法とは結婚・出産の高齢化により、“卵子の老化”を気にする女性が急増中。そこで注目されているのが、“卵子を元気にする”という「栄養療法(サプリメント療法)」です。不妊治療として取り入れ、40代で自然妊娠した例もあるというこの療法について、オルソ心療内科クリニック院長の藤森理子先生にお聞きしました。不妊だけでなく、つわりや赤ちゃんの夜泣きが軽減する効果も!?今後、出産を考えている女性は要チェックです!●血液検査で自分に足りない栄養素をチェック!――まずは、「栄養療法」が、どういうものかを教えてください。「簡単に言えば、詳しい血液検査をして足りない栄養素を調べ、それを補うことで心身の状態を整えていくという療法です。栄養バランスの偏り、ストレス、運動不足などの要因で、ほとんどの人はベストとは言えない体調になっていますから、食事を改善するだけでなく、サプリメントを処方して栄養状態をしっかり整えることで、元気な体に近づけるのです。また、体調不良は心の問題にも関係があります。私のクリニックでは、うつなど心の病気の方にも、栄養療法をお勧めしているんですよ」(オルソ心療内科クリニック院長 藤森理子先生、以下同)――栄養療法は不妊の改善にも役立つんですか?「卵管閉塞などの器質的な問題であれば難しいですが、婦人科の検査で特に異常は見当たらないのに、なかなか妊娠できない…というような方には、ぜひ試してもらいたい方法です。体外受精で授からなかったのに、栄養療法を実施して自然妊娠したという方もいらっしゃいます。栄養療法で卵子の老化を遅らせることは可能だと思いますし、別人の体にはなれなくても、その人の、その年齢でのベストの体にすることで、妊娠の確率を上げることができると考えています」●妊娠するために必要な4つの栄養素――妊娠しやすい体になるために重要な栄養素とは?「タンパク質の素になる『アミノ酸』『ビタミンB群』『鉄』『亜鉛』。この4つは特に重要です。不妊の方にかぎらず、栄養療法を受ける方にはほとんど処方する基本の栄養素です」*アミノ酸(タンパク質)…皮膚や筋肉などの材料であり、赤ちゃんの体を成長させるためにも、基本中の基本の栄養素。美容や健康のためにと意識して野菜を食べるあまり、タンパク質不足になり、逆効果になっている女性は多い。*ビタミンB群…エネルギーの代謝、皮膚や粘膜の維持、ストレスへの対抗などに必要。妊娠を望む女性や妊婦に推奨される「葉酸」も、ビタミンB群の一種。*鉄…血を作る材料で、子宮内の環境を整えるために非常に大切。一般的な健康診断ではわからない“隠れ貧血”の人も多い。不妊に悩む女性は「フェリチン」という値が低い場合があるので、詳しい血液検査が必要。*亜鉛…細胞分裂を正常に行い、成長を促進させる。女性ホルモンの作用を高める働きも。「このほか、不妊の場合ですと、細胞分化に関わり、粘膜を維持するビタミンA、ホルモンの材料になり、卵胞の状態を改善するDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)も、ぜひ摂取してほしいですね。また、栄養素ではないのですが、私のクリニックでは胎盤エキスのプラセンタもお勧めしています。胎盤エキスには、“体の材料”が少しずつ全部入っていると言われており、先に挙げた基本の4つだけでなく、微量なものまですべてを摂取したいときに、とても便利です。更年期障害、母乳分泌不全症候群にはプラセンタ注射が保険適応になっていますし、30代、40代の女性はホルモンバランスが悪くなっている方が多いので、ホルモンバランスを整えてくれるプラセンタを取り入れるのもオススメです」●サプリメントは品質が重要――自分で効率良く栄養素を取り入れるには、どうしたらいいのでしょう?「食事からすべての栄養素をバランスよく摂るのは本当に大変なので、サプリメントを推奨しています。どんなサプリメントをどれだけ飲む必要があるかは個人によって差があるので、先にお話したとおり、血液検査で判断します」――市販されているサプリメントでもいいのですか?「もちろん、市販されているものでもいいのですが、質がとても大事です。安価なものですと、重量を増すために添加物が多く含まれている場合もありますし、表記されている分量の成分が入っていないこともあり得ます。実はパッケージに書かれている成分量って、出来上がったときに入っている量ではなく、作るときに入れた量なんです。生成方法によっては成分量に違いが出てくる可能性があります。多少、高価になりますが、クリニックで扱っているものなら質は確かですから、やはりきちんと処方されたサプリメントを摂ることをオススメします」――どのくらいの期間で結果が出るものでしょう?「疲労感の改善、肌や髪にツヤが出てくるなどであれば、1カ月ほどで変化を感じられる方が多いようです。また、その周期に排卵される卵子の質は、さかのぼって2~3カ月前の体の状態が影響すると言われていますから、卵子を元気にするという目的であれば、少なくとも3カ月~半年は続けていただきたいです。また、妊娠するためだけではなくて、妊娠後や出産後も栄養をしっかり摂ってほしいので、栄養療法は一時的にではなく、長く続けてほしいですね。赤ちゃんの成長のためにはもちろんですが、栄養状態が整っていれば、つわりが軽い、赤ちゃんの夜泣きが少なく育てやすくなるなどの傾向もありますから、お母さん自身のためにもなります」“卵子を元気にする”ためには、必要な栄養素を摂り、心身を整えることが必要不可欠。自己判断は間違う危険性もあるので、不妊に悩む人や、今後、出産を考えている人は、医師にきちんと診断してもらうのが近道のようです。藤森理子小児科、内科、精神科での経験を経て、「薬で症状に蓋をするのではない、根本的な治療を」と考えるようになり、カウンセリングや栄養療法を含めた独自のアプローチを積極的に行っている。現在、オルソ心療内科クリニック院長。2015年からは夫が院長を勤めるオルソ・マキシマス表参道クリニック院と合併し、二人三脚で、より一人ひとりに合った治療法を提供できるクリニックをめざす。<取材・文/島田彩子取材協力/オルソ心療内科クリニック院長 藤森理子>
2014年11月03日生理学研究所(NIPS)は1月29日、「突発性難聴」を発症した患者に、聞こえが悪くなった耳を積極的に活用するリハビリテーション療法で、聴力がより回復することを明らかにしたと発表した。成果は、NIPSの岡本秀彦特任准教授、同・柿木隆介教授らの研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、1月29日付けで英オンライン総合学術誌「Scientific Reports」に掲載された。突発性難聴は急激に聴力が低下する原因不明の疾患で、日本における受療率は年間1万人当たり約3人で増大傾向が認められている。突発性難聴に対してどの治療法が有効かは判明しておらず、現在主流であるステロイド療法の有効性に関してさえ論争中だ。研究チームは、ヒトの脳活動を「脳磁計」で測定し、病気やリハビリテーションなどにより脳活動がどう変化するかを研究している。今回の研究では、突発性難聴患者に対して新しいリハビリテーション療法を行うことで、その有効性が確かめられた。突発性難聴になるとそれを発症した側の耳が聞こえにくくなるため、正常な耳ばかりを使い難聴の耳は使わなくなってしまう。そうすると、難聴の耳から入力を受けている脳の部位も活動を低下させてしまう。脳は使われないと、その機能がどんどん衰えてしまうのだ。そこで、今回の研究では突発性難聴患者の正常な耳を耳栓で塞いで聞こえにくくした上で、逆に難聴になった耳に音楽をたくさん聴かせるという「病側耳集中音響療法」で、難聴の耳とそれに対応する脳部位の神経活動の活性化が試みられた(画像1)。その結果、通常のステロイド療法に加え病側耳集中音響療法が行われた22名の突発性難聴患者の聴力は、ステロイド単独療法の31名の患者に比べて、よく回復したのである(画像2)。また、生体磁気計測装置「MEG(magnetoencephalography)」を使い、病側耳集中音響療法を受けた内の6名の脳における反応の記録も行われた。片方の耳に音を聞かせると通常反対側の脳活動の方がやや大きくなる(左右差=約0.2)が、入院時はこのような脳活動の左右差がないことが確認されたのである。しかしステロイド+病側耳集中音響療法が行われた後では、約3カ月で、健常人と同様の脳活動の左右差が認められるようになった(画像3)。病側耳集中音響療法により、難聴の耳に対応する脳部位が再活性化したのではないか、と考えられるという。岡本特任准教授は、「これまでは突発性難聴に対しては薬物療法を行い静かに過ごすことが推奨されてきました。しかし、むしろ聞こえにくくなった耳を積極的に使うことで、機能の回復を図るリハビリテーション療法が有効であること、また脳活動の回復にも繋がることを今回の研究により示すことができました。今後も、より効果的な治療法の開発に役立て行きたいと考えています」と話している。
2014年01月30日(画像はニュースリリースより)忙しい時など、簡単に栄養を取り入れることができる「バランス栄養食」株式会社ファンケルは「発芽米シリアルバー バランススタイル」を、9月20日からリニューアル発売する。販売方法は直営の店舗や通信販売になる。種類は「紅茶&オレンジピール」「プレーン」「カカオ&ストロベリー」の3種類だ。家事や仕事などの忙しい生活の中で、ファンケルは簡単に食事をとることを希望する方たちの為に、2011年にこの商品を発売した。今回は、さらなる、おいしさと満足感を求め、ナッツやフルーツまた大豆胚芽が追加されている。パッケージは、それぞれ濃いオレンジ系と薄いオレンジ系、そしてピンク系で色分けされていて、わかりやすいデザインとなっている。商品に含まれている栄養成分と、満足感の為の工夫一日に必要な「ビタミンB群」を調合している。これにより、体内に取り入れたエネルギーが能率よく消費される。またビタミンB群だけではなく、カルシウムやビタミン4種、イソフラボンなども調合しているので、簡単に栄養補給ができる。またミネラルやビタミン、気分を落ち着かせる成分のGABA (ギャバ)や食物繊維などの健康を保つ為に大事な栄養成分が、白米よりも十分に保有されている発芽米を使用している。さらに満腹感を得ることができるように、食べごたえのあるナッツやフルーツ、また大豆胚芽などの食材を加えている。【参考リンク】▼株式会社ファンケル(ニュースリリース)元の記事を読む
2013年09月20日お金がないときに助かるのが、安くて栄養価の高い食材たちです。納豆や卵などはまさにその代表格ですよね。では、ほかにはどんな食材が安く栄養価が高いのでしょうか?安くて栄養価の高い食品をご紹介します。●豆苗中華食材として知られる豆苗(とうみょう)はエンドウの若菜です。β-カロテンやビタミンが豊富で、1パック100円ほどで買えます。かつては収穫量が少なかったため高級食材として扱われていました。いため物で食べてもおいしいですし、おひたしにしてかつお節としょうゆをかけて食べてもいいですね。●砂肝焼き鳥の具としておなじみの砂肝も、安くて栄養価の高い食材です。脂肪分が少ないためカロリーは低く、亜鉛や鉄分が豊富。食べてやせたい人にもお薦めの食材です。甘辛く煮付けて食べたり、シンプルに焼いて塩コショウで食べるのもおいしいです。街の鶏肉屋さんなどでは100g50円で買えたりします。●ニラ季節によりますが、ニラも1束100円前後で購入できます。βカロテンやビタミンBなどの栄養素が豊富な食材です。また、ニラのツンとした香りは「硫化アリル」という栄養成分。この硫化アリルは血液をサラサラにする効果や、ビタミンB1の吸収を助ける働きがあります。同じく安くて栄養価の高い卵と一緒に「ニラ卵」として食べるとおいしくて効果的です。●モヤシモヤシも安くて栄養価の高い食材です。値段は本当に安く、スーパーによっては1袋10円という価格で売られていたりしますね。ビタミンCやアスパラギン酸などが含まれています。また、食物繊維が豊富でカロリーも低い非常にヘルシーな食材です。モヤシはいろんな料理に使える万能食材ですので、いため物、ラーメンの具などさまざまな楽しみ方ができます。●おから安価で手に入るおからは、食物繊維が豊富でカロリーの低いヘルシーな食材。元は大豆なので、更年期障害の改善や高血圧の抑制などに効果的といわれているイソフラボンや、脂肪の吸収を抑制する大豆サポニンなどを摂取することができます。野菜を混ぜていためて「いりおから」として食べたりするほか、おからと豆腐を混ぜて「おからハンバーグ」など、レシピの工夫がしやすい食材です。●アボカド女性に人気のアボカドは、カリウムやマグネシウム、ビタミンEやビタミンAを多く含んでいます。また、「森のバター」といわれるだけあってカロリーも高く、アボカド1個で約300kcalほどあります。コレステロールを下げるオレイン酸なども多く含まれている食材です。さいの目切りにしてサラダに使ったり、ディップ状にして食べるのもいいですね。●かいわれ大根小さくてあまり栄養がないイメージのあるかいわれ大根ですが、実は非常に栄養素が豊富な食材です。ビタミンCやビタミンB2、ビタミンEなどのビタミン群、カロチンやカルシウムも豊富です。また、成長した大根よりも抗酸化成分が多く含まれているのだとか。サラダなどでたくさんモリモリ食べるのがやはり効果的です。これらの食材は100円あれば購入できるものばかりです。お金に困ったときだけでなく、普段からの節約にぜひご活用ください。(貫井康徳@dcp)
2013年03月17日手軽に栄養不足を補ってキレイを目指そう!医療食や栄養補助食品を販売している、森永乳業グループの株式会社クリニコが、26日より新商品として、栄養補助飲料「Sunkist(サンキスト)ポチプラスV」2種を発売開始した。「レッドミックス」タイプと「グリーンミックス」タイプがあり、いずれも飲みやすく仕上げられている。この「SunkistポチプラスV」は、ビタミン・微量元素強化の野菜汁・果汁入り栄養補助飲料で、野菜(Vegetable)とビタミン(Vitamin)の「V」がプラスされた、プレミアム飲料となっている。(商品ページより参考画像)一般の野菜ジュースでは摂りづらい成分も配合野菜をたくさん摂ろうと意識していても、なかなか続けられない、ライフスタイル上難しいと感じている人も少なくないはず。そんなときにこの飲料を効果的にとり入れれば、しっかり栄養素を補給できて、健康的なインナービューティーを目指すことができるだろう。ホワイトグレープとリンゴ、レモンの果汁を加え、サンキストブランドならではのフルーティーな味わいで、野菜が苦手な人でも美味しく飲めるという。1回で飲み切りやすい125mlタイプで、カロリーも控えめの75kcal。1日1本でたっぷりの栄養素を補給できる。ビタミンAやビタミンCに加え、9種のビタミンを配合しているほか、鉄や亜鉛、食物繊維、オリゴ糖と一般的な野菜ジュースでは、摂りづらい成分や微量元素まで、バランスよく配合している点が特長だ。食物繊維とオリゴ糖でスッキリ効果も期待できそう。普段の食事における栄養バランスが気になるとき、またダイエット中の栄養補助としてなど、食事のおともに、またおやつ代わりに、おすすめだ。エコとユニバーサルデザインを意識したカートカンもマル。どんな人にもうれしい栄養補助飲料として、一度チェックしてみては。元の記事を読む
2013年02月28日「栄養機能食品」と書かれた食品を、コンビニやドラッグストアで見かけことがあると思います。手軽に栄養補給ができ、お菓子として食べられるようなおいしいものも多いです。ですが、この「栄養」が何を指しているかご存じでしょうか?これは食品衛生法(飲食による危害の発生を防止するための法律)で、「ミネラル、ビタミンの補給を主な目的として定められた基準に従ってその栄養成分について機能の表示をしている食品」と定義されています。つまり、対象となる栄養素をミネラルやビタミンに限定していることが特徴です。また、その量については絶対量ではなく、上限値と下限値を設定しています。写真の「クリーム玄米ブラン」を見ると、「カルシウム」と「鉄」について「個包装1袋あたりカルシウム238mg、鉄2.5mg」と書かれています。今回のカルシウムと鉄についての栄養機能食品としての量的基準は、・カルシウム……210mg~600mg・鉄……2.25mg~10mgとなり、その基準値を満たしているため栄養機能食品という表示ができるというわけです。足りなくても多すぎても駄目で、仮にカルシウムが601mg以上入っていたとしても、「栄養機能食品」と表記することはできません。ただし、栄養機能食品については別の特徴もあります。それは、・カロリーや糖質(糖類)についての量的規制があるわけではない・特定保健用食品(以下、トクホ)のように消費者庁の許認可等は必要なく、数値設定をクリアしてさえいれば表示が可能となるということです。栄養機能食品といった言葉を見ると、なんとなく「カロリーや糖質(糖類)を抑え、普段足りないとされる栄養素を補える」といったイメージを持ちがちですが、実のところはそうとも言えません。写真の「クリーム玄米ブラン」を見てみると、1商品中にはカロリー370kcal、糖質34gが含まれています。これは、おつまみとしても食べられているクラッカー「リッツチーズサンド ハンディパック」(カロリー390kcal、糖質39g)とさほど変わりません。「身体にいいものだからたくさん食べないと」と思っていたら、実はカロリーのとり過ぎにつながっていた、という事態にもなりかねません。こういった「栄養機能食品」を利用する場合にはしっかり栄養表示まで確認し、カロリーや糖質などの量も換算して、上手に利用することを心掛けたいものです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月06日味の素は9月2日、管理栄養士を中心とした医療従事者150名を招き、東京都港区・青山で「栄養指導のための食事管理&試食体験セミナー」を開催。同セミナーのなかで、現場の管理栄養士・栄養士100名を対象にした「食事管理実態調査」を発表した。調査期間は7月13日から19日。「栄養相談の中で、対象者から求められることは何ですか?」と尋ねたところ、「我慢しない改善方法」が93%でトップだった。ついで、2位「ライフスタイルを変えない改善方法(75%)」、3位「満足感のある改善方法(65%)」、4位「費用のかからない改善方法(39.0%)」、5位「薬に頼らない改善方法(22.0%)」とつづく。栄養について相談してくる人の多くが、生活習慣を変えずに実践できる改善方法を求めていることがわかった。「糖尿病やその疑いのある方にカロリーコントロールを指導する際に役立つと思う、カロリーオフ製品はなんですか?」という質問では、1位「砂糖などの甘味料類(砂糖の代替となる低カロリー甘味料)(74%)」、2位「お菓子・デザート類(73%)」、3位「マヨネーズ・ドレッシング類(60%)」、4位「アルコール(ビール類)(47.0%)」、5位「清涼飲料(45.0%)」だった。「あなたは糖尿病やその疑いのある方に対して、低カロリー甘味料を栄養相談で案内、または使用したことはありますか?」という質問では、「案内、または使用したことがある」と答えた人が、86.0%にのぼった。同調査の結果から、「栄養相談の対象者は『我慢しない改善方法』を求めており、対象者の負担を少なくし、カロリーコントロールを実践していくには、カロリーオフ製品が大きな役割を果たすと見られる」と同社は分析している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月05日NPO法人 腎臓サポート協会は、腎臓病の基礎知識や検査・治療方法、各種アドバイスなどを提供する「腎臓病なんでもサイト」にて、正しい食事療法とメニュー作りのコツを解説している。会員登録(無料)すると、食事療法の励行に便利な「栄養成分早わかり表」がプレゼントされるという。食事療法の目的は、腎臓病の進行を遅らせることと、体調を良好に保つことにあるという。腎臓の機能が低下していくにつれ、健康なときは何の問題もなく排せつされていたものがされにくくなり、体全体に悪い影響を及ぼすとのこと。同サイトでは、日々の食事作りに役立つレシピなどを提供。また、「食べたものを書きだすことから始めましょう」「塩分制限は正確な計量が肝心」「各食品に含まれるタンパク質の量を把握しておきましょう」などの食事療法の基本的な知識やポイントも紹介している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月30日メドピアはこのほど、同社が運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」で、「消化管閉塞(へいそく)がない場合の栄養療法」に関する調査を実施した。調査期間は5月9日~15日で、有効回答数は2,592件。「経口摂取困難な脳転移再発症例に対し、どのような栄養療法を行いますか?」という質問に対し、53%の医師が「胃瘻(いろう・PEG)造設」と回答。「管理しやすく誤嚥(ごえん)等少ない」「経鼻胃管は苦痛」「転院、自宅管理することを考えたら、PEGしかない」といったコメントがみられた。また、「経管栄養法」を選択した医師は30%で、「予後は限られているので、あえてPEGにする必要はない」「最も侵襲(しんしゅう)の少ない、そして合併症が少ないと思われる方法を選ぶ」といったコメントが寄せられた。さらに、「中心静脈栄養法(末梢(まっしょう)静脈栄養)」は6%、「その他」は11%。「長期の余命が期待できないのなら中心静脈栄養が良い」「積極的な治療の適応がない」といった意見がみられた。一方で、栄養補給自体に否定的なコメントもみられ、「予後とご家族の希望を考えて対処する」といった声も少なからずみられたという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月28日ブライトライト専門店は、認知症の昼夜逆転や、夜間せん妄の改善に効果がある光療法を医療・介護分野へ周知・導入させるため、さまざまな学会や大会で積極的に展示活動を行っている。同社によると、光療法は強い光を照射して昼夜のメリハリをつけ夜に睡眠を集中させることで心身を安定させ、からだ全体の生体リズムを整える自然療法という。認知症そのものを治すことはできなくても、睡眠と覚醒のリズムを正常化することにより、夜間せん妄や異常行動を改善。本人と介護者の心身の負担が大幅に改善されることが報告されているとのこと。しかしこの光療法は、医療・介護の分野では十分に周知されていないという。実際に光療法を取り入れている医療・介護施設は極めて少なく、また、光療法について触れている介護関連の書籍も、ほぼ出版されていない状況とのこと。そこで同社は、認知症に関連する学会や大会で積極的に展示し、周知する努力を行っている。また、介護施設向けに、光療法を導入する指導書を作成。この指導書は同社サイトから誰でもダウンロードできる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月14日メドピアは、同社が運営する医師コミュニティサイトMedPeerにて、「医学部における栄養学講義の必要性」について調査を実施した。調査の結果、7割以上の医師が栄養学の重要性を感じていることがわかった。調査は、MedPeer会員医師を対象に4月4日から10日まで、「ポスティング調査」と呼ばれるオープン回答型のアンケートをインターネットで実施。2,643件の有効回答が得られた。調査によると、医学部における栄養学講義について、「必要だと思う」という回答が76%。その理由として、「生活習慣病の増加に伴い、必要性が高まっている」「食事療法を指導する上では必須」「患者さんから食事関係の質問が多い」というものがあった。一方、「必要ない」は9%、「どちらとも言えない」は14%だった。その理由は「講義のコマ数や、他の講義との優先順位を考えると難しい」「必要な状況は科によって違う」などが目立った。また、医者になってからのほうが栄養学の必要性を実感するようで、「実地で学ぶほうがよい」というコメントも多くみられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月22日メドピアは、同社が運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」にて、「化学療法中の患者さんのインフルエンザワクチン」の調査を実施した。調査手法は、MedPeer会員医師を対象とした「ポスティング調査」と呼ばれるオープン回答型のインターネットリサーチ。調査期間は3月2日~3月8日で、有効回答数は 2,444件。「化学療法中の患者さんのインフルエンザワクチン接種」について、「好中球数が低値ならワクチンを見送り、正常値の場合に接種する」と回答した医師が34%となった。「患者さんの状態の良い時に行う」「化学療法の休薬期間に実施する」といったコメントがみられた。「好中球数に関係なくワクチンを接種する」は24%。「インフルエンザ感染の方がリスクが高いので、早めのワクチン接種を勧める」「不活化ワクチンであるので問題ない」という意見がある。「化学療法中はワクチンの接種を行わない」は21%。「思わぬ副作用が生じるかもしれない」「ワクチンの効果があまり期待できない」「化学療法導入前に済ませておくべき」といった声が多く、「罹患(りかん)してから抗インフルエンザ薬で対応する」というコメントもあった。「MedPeer」は医師の会員制コミュニティサイト。医師同士のディスカッション、情報交換を目的としており、その仕組みを利用して各種医師向けリサーチ調査が可能となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月12日