アイドルグループ・KAT-TUNの上田竜也が、舞台『新世界ロマンスオーケストラ』に主演することが24日、わかった。作・演出を根本宗子が務める。同作は、劇団『月刊「根本宗子」』主宰の根本が手がけたオリジナル作。間もなく30歳を迎えるインディーズバンドのボーカルを・拓翔(上田)に、メジャーデビューの話が舞い込んできたが、実は拓翔は複数の女性に何股も掛け、誰が自分にメリットがあるのか天秤にかけている……というコメディーとなる。シェイクスピアの名作『ロミオとジュリエット』、故・蜷川幸雄さんの『冬眠する熊に添い寝してごらん』、岩松了の『青い瞳』など実力派話題作に出演してきた上田は、今回が3年ぶりの舞台となる。上田は現在、日本テレビ系ドラマ『視覚探偵 日暮旅人』(毎週日曜夜22:30~)に出演しているが、同作に続いて「こうして芝居が出来ることに凄く幸せを感じています」と喜びのコメントを寄せ、「KAT-TUNにまた良い形で還元できるように、そして追い風を吹かせられるように、しっかりと努力し勉強し、真っ正面からぶつかりたいと思います」と意気込んだ。また、根本は「男性が中心にいて、周りに女子が群がっているハーレムな感じで、でもラブシーンなし、な作品をいつか作ってみたい、そんなことが成立する男性はめったにいない! 今回がチャンス」と意欲は十分。共演には清水くるみ、早織、青山美郷、長井短といった女性陣の他、宮崎吐夢、西田尚美の豪華キャスト、作・演出の根本が名を連ねる。「グローブ座の温度をガンガン上げたいと思います」という根本は、「毎日劇場に足が向かってしまうような中毒性溢れる作品になるようなワクワクが止まりません」と心境を吐露し、「この舞台、本当にはわたしが一番客席で観たいです!」と期待を語った。東京公演は東京グローブ座で4月30日~5月21日。大阪公演はシアター・ドラマシティで5月26日~28日。■上田竜也コメントまずは2017年の初めにファンの皆様へ、こうして素晴らしい報告を出来ることを嬉しく思います。3年ぶりに主演をさせていただくのですが、その間に中村獅童さんをはじめ色々な方の背中を見て、座長の姿を勉強させていただきました。その経験をいかして、良い意味でステージで派手に暴れ、このカンパニーを引っ張っていきたいと思います。またドラマ『視覚探偵 日暮旅人』に続き、こうして芝居が出来ることに凄く幸せを感じています。しっかりと1つ1つ全力で向き合い、拓翔というヤンチャなキャラクターを追求しようと思っています。何股も?! かけるという恐ろしくヤンチャな拓翔ですが、現実では決して出来ないことを芝居だからこそ体験できるという事にどういう感情になるのか? など、今からとてもワクワクしています。演出家の根本さんは、見た目は小柄で可愛らしい方なのですが、内にとてつもないパワーと熱意を持っていらっしゃるので、とにかく台本が待ち遠しいです。おそらく女性だらけの舞台という事で、こちらも新しい世界観の舞台になるのではと思います。ドラマに引き続き舞台ができるという事で、自分の演技という部分が1つ1つしっかりレベルアップする事により、KAT-TUNにまた良い形で還元できるように、そして追い風を吹かせられるように、しっかりと努力し勉強し、真っ正面からぶつかりたいと思います!
2017年01月24日自身の劇団「月刊、根本宗子」が注目を集めている劇作家・演出家の根本宗子が、本格的なプロデュース公演に進出する。『皆、シンデレラがやりたい。』と題して描くのは、アイドルの追っかけで結びついた3人の40代の女たちの生態と、そこに若い女が出現することによって起きる修羅。根本作品には初参加で、40代の女性のひとりを演じる劇団☆新感線の高田聖子は、この根本ならではの悲喜劇をどう演じるのか。高田と根本が語り合った。舞台『皆、シンデレラがやりたい。』チケット情報ずっと噂に聞いていながらなかなか足を運べず、去年初めて『超、今、出来る、精一杯』で根本作品に触れたという高田。「噂通り面白かったです。福原充則さんがプロレスを観てる感覚に近いとおっしゃってたんですけど、妙に納得するものがあって。終わって暗転した途端、みんなわーって高く手を挙げて拍手してるとか、演劇ではあまり見ない光景が広がってました」とその面白さを表現する。確かに、日常の切実さを笑いとエンターテインメントに昇華する作風が根本の真骨頂。今回のプロデュース公演でも、高田のほか猫背椿、新谷真弓が揃い、キャリアも実力もある女優陣によって、その昇華の見事さをたっぷり楽しめそうである。根本も言う。「今回の企画は、劇団ではあまり書くことのない年上の女性の話を書いてみないかという提案をいただいたのが始まりでした。何を振っても大丈夫という方々と一緒に、もっと緻密に、大人の芝居が作れるんじゃないかと、私自身も楽しみにしているんです」。大人の女性を描くにあたりアイドルの追っかけを題材にしたのは、「等身大の年上の女性は私以上に書ける人がいるので、私から見て危ないなって思うくらい(笑)、面白い人を書きたかったから」という根本。「自分たちがアイドルを支えているんだと結束している3人の女性の思いも、その結束が崩れたときの関係もすごく面白そうだなと。あと、この豪華な、それも普段は口数が少なそうな女優さん3人が、ずっとしゃべってるのが見てみたくて(笑)。女性特有の、人の話には一切興味なく自分の話しかしないっていう状況を作りたいなと思っているんです」。それに応えて高田も、「決して人の話を聞かないタイプではない3人が、人の話にかぶせるように話すっていうのが楽しそうですし。かわいかったり怖かったり、女の面白さを演じられれば」と期待を高める。もしかしたら、自分の痛いところをも突かれるかもしれない。が、だからこそ、この演劇は、現実のキツさを笑い飛ばす力になるはずだ。公演は2月16日(木)から26日(日)まで東京・本多劇場にて。チケットの一般発売は12月10日(土)午前10時より。チケットぴあでは現在、11月17日(木)午前11時までぴあ特別席(5列目まで)も対象の有料会員向けインターネット抽選先行「いち早プレリザーブ」を、11月21日(月)午前11時まで無料会員向けインターネット抽選先行「プレリザーブ」をそれぞれ受付中。取材・文:大内弓子
2016年11月16日弥生は2月22日、クラウド請求管理サービス「Misoca(ミソカ)」を開発・運営するMisocaの発行済み株式を100%取得することを発表した。Misocaは、見積書・納品書・請求書の作成、配信・発行などをWeb上で行えるクラウド請求管理サービス「Misoca」を2011年より展開している。シンプルでわかりやすいインタフェースや、請求書を1通からオンラインで送付できる利便性から、フリーランスや中小企業を中心に好評を得ている。現在、8万8000以上の登録事業者を有しており、取扱い請求金額は月間102億円。今回のMisocaのグループ会社化により、見積から請求、回収、会計までクラウドサービスの業務領域を拡充し、ユーザーの各業務のスムーズな連携を実現する。今後は両社のノウハ ウを活用し、事業者間取引の新たなプラットフォームの提供やFintechサービスの開発を進めていく方針だ。
2016年02月22日月刊「根本宗子」を主宰する根本宗子がミュージシャンとコラボレーションする企画の第2弾として、4人組のロックバンド「おとぎ話」との『ねもしゅーのおとぎ話ファンファーレサーカス』が上演される。「おとぎ話」の楽曲が生演奏されるなか、趣里、蒼波純というふたりの若き女優をダブル主演に迎えて綴られるのは、まさにファンタジックな世界。小劇場でエンターテインメントを見せてくれる根本宗子が、今作で目論むものは?ねもしゅーのおとぎ話ファンファーレサーカス チケット情報第2弾のコラボ演劇を創作にするにあたって、根本がまず考えたのは、「せっかく『おとぎ話』というバンド名のミュージシャンと一緒にやるのだから、ちょっと飛んだ話をやろう」ということだった。そこでオファーしたのがふたりの女優。「おとぎ話」のPVにも出演している趣里と、根本が脚本と一部監督も務めた配信ドラマ『女子の事件は大抵、トイレで起こるのだ。』で主演した蒼波純である。そして、趣里におとぎ話のなかのサーカス団一の踊り子役を、蒼波にそのおとぎ話の本の世界に入っていく役を与えた。「作品も役柄もここ2、3年で振り幅が広がっている趣里ちゃんにおとぎ話の世界を引っ張っていってもらい、14歳にして鋭い観察眼を持っている純ちゃんに、その世界と闘ってもらいたいなと思ったんです。基本的にいつも私が書きたいと思っているのは人が対立する話。正義と正義が闘っている様を、これまでは、家やバイト先を舞台に書いてきたんですけど、今回はそれがおとぎ話の世界でおこるだけで、台詞のやりとりに込めるものは同じなんです(笑)」。趣里は、根本の作品の魅力を「描かれていることは緻密でリアリティがあるのに、舞台としての見せ方の完成度が高い」ところにあると語り、「踊り子として振り切った芝居をしながらも、相手とちゃんと会話したい」と意気込む。これが初舞台となる蒼波も、「ファンタジーなのに、現実にでもあるような会話があるところが好きです。台詞も歌も大変だけど楽しい」と意欲的だ。これまでも、舞台にはエンターテインメント性が必要と、リアルの中にもファンタジーを描いてきた根本。「私の作品はよく“リアル女子を切り取る”っていうふうに書かれるんですけど、これを観ればその評はちょっと違うことがわかってもらえるかなと。小劇場を観たことのない人、苦手な人にこそ、観てもらいたいです」。リアル女子の現場から飛び出し、ファンタジー世界を舞台に描く今作。根本演劇の面白さがあふれるはずだ。公演は2月11日(木・祝)から14日(日)まで東京・新宿FACEにて上演。チケット発売中。取材・文:大内弓子
2016年02月03日弥生は1月29日、平成27年分の確定申告書の受付開始となる2月16日までに「やよいの青色申告 オンライン」と「やよいの白色申告 オンライン」を機能強化することを発表した。具体的には、不動産所得の申告と消費税申告に対応した機能を追加するという。不動産所得の申告対応により、事業所得と不動産所得を兼業している個人事業主も「やよいの青色申告 オンライン」「やよいの白色申告 オンライン」で申告できるようになる。不動産所得用の決算書として、白色申告者には収支内訳書、青色申告者には青色申告決算書が作成される。消費税申告の対応では、既に搭載されていた消費税の取引入力に加えて、消費税申告書の作成・出力と、各種付表の作成・出力が可能になるという。また、同社はスマートフォンで「やよいの青色申告 オンライン」「やよいの白色申告 オンライン」の取引入力が可能となる、スマートフォンアプリ(iPhoneアプリ)を1月22日に公開。Androidアプリの公開は2月下旬の予定となっている。同アプリを利用するには、あらかじめ「やよいの青色申告 オンライン」または「やよいの白色申告 オンライン」からサービス契約が必要。ただし、同アプリからの不動産所得の取引入力は未対応。
2016年01月30日業務ソフトウェア「弥生シリーズ」を提供する弥生は1月19日、同社が掲げる「会計業務 3.0」の推進施策に関する記者発表会を開催した。電子帳簿保存法の改正によって見直しされたスキャナ保存制度への対応について、同社の代表取締役社長を務める岡本浩一郎氏が説明した。同社では、外部取引データを会計(仕訳)データに自動で変換する「YAYOI SMART CONNECT」を2014年7月から提供してきた。これにより、銀行やクレジットの明細、請求書データなどを、弥生会計のラインアップ(弥生会計 16、弥生会計 オンライン、やよいの青色申告 16、やよいの青色申告 オンライン、やよいの白色申告 オンライン)に取り込むことが可能となった。これまで、転記や集計といった会計業務は自動化されていたものの、証憑整理や伝票入力などは手で行う必要があったが、「YAYOI SMART CONNECT」によって、証憑整理から伝票入力、転記、集計までを自動化することができるようになり、これを同社では「会計業務 3.0」としている。今回さらに、外部取引データの取込に加えて、レシート・領収書の「スキャンデータ取込」機能が追加された。同機能は、レシート・領収書をスキャナで読み取った画像からOCR(光学文字認識)処理によって自動で取引データを生成し、仕訳データに自動変換するというもの。「店名がロゴの場合、OCRで読み込むことができないが、その場合は電話番号から店舗情報を参照して、反映させる処理をしている」(岡本氏)今年の1月から緩和されたスキャナ保存制度では、電子署名や関連帳簿の電子保存が不要となり、金額制限もなくなったため、これまで制度に対応させることが難しかった小規模企業でも、活用しやすい状況となった。同制度に対応すると、これまで必要とされてきた領収書の原本保存を行う必要がなくなる。こうした状況下、同社ではスキャナ保存制度の要件に必要な、「タイムスタンプの付与」、「証憑の検索機能」、「承認機能」も2月から搭載するという。また、同社はスキャナ保存制度の申請・運用を支援するサービスも提供することで、小規模企業の手間や負担を軽減するとしている。申請・運用支援サービスでは、所轄税務署長へ提出する申請書や、適正事務処理要件を満たす社内規定などのテンプレートが無料ダウンロードにて提供される。さらに、同社はPFUのスキャナ「ScanSnap iX100」を無償でレンタル提供するキャンペーンも実施する。このキャンペーンによって、初期費用0円でスキャナ保存に対応することができる。同キャンペーンの対象者は、「あんしん保守サポート」のトータルプランに加入しているユーザーと、新しく同社製品を購入する起業家および会計事務所からの紹介者となっている。申込期間は2016年12月31日まで。そのほかキャンペーン特典として、協賛企業各社からのサービスも提供される。運用費用の面でも、「あんしん保守サポート」の加入者および弥生オンライン製品の利用者は、従量課金での有償提供が一般的だというタイムスタンプも無償で提供される。「厳密に言うと、『あんしん保守サポート』のサポート料金や、オンライン製品の利用料金は必要となるが、それ以外に発生する費用はない。また、『あんしん保守サポート』やオンライン製品の初年度無償のキャンペーンも行っているため、うまい組み合わせをすると、本当に無料で、われわれのサービスが使え、スキャナがレンタルでき、タイムスタンプを利用することができる」(岡本氏)今後同社は、春にはPFUの「ScanSnap Cloud」に対応、秋には銀行APIからの直接取込への対応を予定している。また、現在さらに進められている規制緩和にあわせて、スマートフォン撮影対応にも対応していくとしている。
2016年01月19日弥生は1月15日、法人起業検討者を対象とした、起業の直前直後に役立つ情報をまとめたWebサイト「弥生の起業家応援プロジェクト」を公開した。同サイトでは、起業の準備・手続きから起業直後の経理・業務管理までの情報が紹介されている。コンテンツは大きくわけて「起業の基礎知識」「起業と経理」「起業に役立つ製品・サービス」の3つが用意されている。「起業の基礎知識」では、起業前後に必要な情報にフォーカスし、法人設立の検討時に役立つ「会社設立のメリット・デメリット」や「設立費用、法人設立後に必要な届出書類」、起業後にすぐ決めておくと後々のお金の管理が楽になるという「請求・支払の期日 決め方の原則」や「現金と預金の管理方法」などが紹介されている。「起業と経理」では、主に起業後の経理にフォーカスし、起業家アンケートから割り出した、「業界ごとの売上に対する理想比率」や「黒字化経営企業の経営状態」が紹介されており、業界ごとの健全経営を把握することができるという。また、日々の経理の流れや決算の説明も紹介されている。「起業に役立つ製品・サービス」では、起業時に、個人事業主としてスタートするか、最初から法人として会社を設立すべきか迷う場合に、事業の売上と経費、希望する年収などを入力することで、概算の税金(法人税・所得税)がわかる「かんたん税金計算シミュレーション」が用意されている。これにより、個人事業主と法人で納める税金の差額や売上の多寡による変動額を把握することができるようになっている。
2016年01月15日三省製薬株式会社福岡県の三省製薬株式会社は、トータルエイジングケアブランド『DERMED(デルメッド)』よりプレミアムシリーズを新発売。「シワ」「シミ」の根本原因に直接作用する「STミロバラン」「ピュールブランW」を配合している。2016年1月5日(火)より、同製品を気軽に楽しめるトライアルセットを1,200円(税込み)で販売中だ。50代からの肌のトラブル50代からの肌トラブルの代表格は、「コラーゲンの減少」や「ヒアルロン酸の減少」など。他にも、肌のターンオーバーは28日から大幅に伸び最大75日にもなってしまい、古い角質が排出されず、シミが肌に定着しやすくなってしまう。いずれも加齢が原因だ。これらの50代特有のトラブルを解決するため、デルメッド プレミアムシリーズは、トラブルの根本原因に直接作用する。「STミロバラン」と「ピュールブランW」「STミロバラン」は、コラーゲンを分解する「コラゲナーゼ」の活動を弱め、ヒアルロン酸を分解する「ヒアルロニダーゼ」の活動も弱める。また、「ピュールブランW」は、メラニン生産量を抑制、メラニン生成のスタートとなる合成そのものを阻止することもわかっている。3ステップで本格エイジングケア!デルメッド プレミアムシリーズのスキンケアは3ステップ。成分の浸透を高める化粧水とさらにその成分を奥まで浸透させる乳液状美容液、外部からの刺激や紫外線をブロックする化粧下地で完成だ。ターゲットを絞った本格エイジングケア、トライアルセットで試してみてはいかが。(画像はプレスリリースより)【参考】・“エイジングの分岐点”50代からの二大お悩み「シワ」「シミ」を同時に本格ケア 『DERMED(デルメッド)』プレミアムシリーズを気軽に試せるトライアルセット2016年1月5日(火)発売
2016年01月08日弥生は12月14日、「弥生給与 16」「やよいの給与計算 16」をNTTデータのマイナンバーの収集・保管サービス「データ管理の達人」と連携することを発表した。またあわせて、クラウドストレージ「弥生ドライブ」の安全管理措置への対応など、スモールビジネスのマイナンバー収集・保管のサポートを強化する。「データ管理の達人」は、マイナンバーなどのマスターデータを一元的に登録・編集する機能を持つソフトウェア。「弥生給与 16」「やよい給与計算 16」と連携することで、マイナンバーの収集・保管・利用・提供・廃棄までをセキュアな環境で実現することができるようになる。「データ管理の達人」のサービス提供開始時期は2016年1月4日予定で、弥生製品との連携開始は2016年4月予定となっている。価格(税別)は、4万9800円/年(Professional Edition ダウンロード版)。
2015年12月14日業務ソフト「弥生シリーズ」を提供する弥生は10月13日、デスクトップアプリケーションの最新バージョン「弥生 16 シリーズ」のラインアップ(「弥生会計 16」「弥生給与 16」「弥生販売 16」「やよいの青色申告 16」「やよいの給与計算 16」「やよいの見積・納品・請求書 16」「やよいの顧客管理 16」)を10月30日に一斉発売することを発表した。給与製品の最新バージョン「弥生給与 16」「やよいの給与計算 16」では、データの暗号化、権限管理といった、マイナンバー制度における安全管理措置に対応している。同社が運用・提供しているクラウドストレージ「弥生ドライブ」でも、年内に安全管理措置について強化される予定となっており、これにより「弥生ドライブ」を利用して会計事務所とマイナンバーを含むデータのやり取りを行ったり、自社のデータ保存をクラウドで行うことができるようになる。また今回、法定調書合計表および扶養控除等(異動)申告書の新様式にも対応している。給与所得の源泉徴収票も、新様式が確定しだい対応する予定だという。両製品は、CSAJ(一般社団法人コンピュータソフトウェア協会)の「マイナンバー対応ソフトウェア認証」を取得しており、個人番号を直接扱う業務アプリケーションが対応すべき必須項目について、ソフト機能として実装されていることを評価機関が認証している。サービス面に関しては、7月より提供を開始している「あんしん保守サポート」にて、カスタマーセンターによるマイナンバー相談の提供や、マイナンバー制度に必要な基本方針や取扱規程、委託契約書のテンプレートのダウンロード提供など、事業者のマイナンバー制度への対応を支援するサービスが用意されている。「弥生 16 シリーズ」では、そのほかにも各種機能追加/改善が行われている。法令改正に関する情報や、製品のアップデートに関する情報をタイムリーに表示するメッセージセンターでは、製品や弥生ドライブの起動が可能となった。「弥生会計 16」「やよいの青色申告 16」では、かんたん取引入力が刷新され、弥生会計 オンラインの「かんたん」をデスクトップアプリケーションに逆輸入し利用できるようになった。また、弥生製品と外部アプリケーション/サービスを連携し、データを自動取込・自動仕訳する、「YAYOI SMART CONNECT」も今後機能強化される予定となっている。11月には法人銀行口座の自動取込およびまとめ仕訳を、12月にはOCR取込および電子帳簿保存法改正への対応が予定されている。法人銀行口座の自動取込では、1,125行の金融機関(うち法人口座47行)の明細やクレジットカードなどの取引データを、自動取込、自動仕訳できる予定となっている。まとめ仕訳については、交通費などの複数の取引を、ひとつの取引にまとめて仕訳データとして登録することが可能となる。OCR取込では、スキャナやスマートデバイスで証憑類を読み取り、取引データを生成することができる予定となっている。電子帳簿保存法改正への対応に関しては、電子帳簿保存法の概要、申請のメリット・デメリットおよび申請書の記載方法がわかるWebコンテンツや、申請に必要な適正事務処理要件を満たす社内規定のテンプレートが提供される予定だ。同社の代表取締役社長 岡本浩一郎氏は、同社の今後のミッションについて次のように語った。「昔は会計業務は全て手作業だった。取引が発生してから証憑を整理し、手で伝票を起こし、転記、そろばんや電卓などで集計して試算表/決算書を作成していた。会計ソフトによって、転記や集計などの後工程が自動化されるようになったが、まだ前工程は手作業で行っている。"会計業務 3.0"の世界では、取引が発生すると証憑は電子化され、自動で仕訳、転記、集計、と一気通貫で試算表/決算書が作成できるようになる。テクノロジーの進化や規制緩和を活用し、われわれは会計業務を進化させていきたい」「弥生 16 シリーズ」を購入し、所定の条件を満たしたユーザーには、「あんしん保守サポート」が最大15カ月間無償で提供されるキャンペーンや、「やよいの青色申告/白色申告」オンラインについては、セルプランが初年度無償になるキャンペーンが実施される。
2015年10月14日クラビスは7月13日、同社が運営するクラウド経費精算アプリ「STREAMED(ストリームド)」が、弥生が提供する「YAYOI SMART CONNECT(弥生スマートコネクト)」を通じた「弥生シリーズ」との連携を開始した。STREAMEDはクラウド経費精算アプリで、スマートフォンのカメラやスキャナで領収書の画像を取り込むだけで、オペレーターがデータ化するサービスを提供。オペレーターが目で見て作業するため、手書きの領収書であっても正確にデータ化できるという。また、領収書をスキャンすると仕訳データが作成できるため、個人事業主の確定申告や、中小企業の経費精算、会計事務所の記帳代行などで利用されているという。一方、YAYOI SMART CONNECTは、外部アプリケーション・サービスと連携し、銀行明細やクレジットカード、電子マネーなどのさまざまな取引データを自動取り込み、自動仕訳し、「弥生シリーズ」へと取り込むサービス。今回の連携により、STREAMEDで撮影して自動データ化した領収書の仕訳をYAYOI SMART CONNECTを通じて、「弥生シリーズ」へ取り込めるようになった。なお、YAYOI SMART CONNECTへの連携は、月額300円(税別)から始められるSTREAMEDの有料プランでの提供となる。
2015年07月14日森本美由紀の初の展覧会「ファッション・イラストレーター 森本美由紀 展 ーカジュアルからモードまでー スタイル画を描いた30年の軌跡」が、9月27日まで弥生美術館にて開催中だ。森本美由紀は、日本のファッション・イラストレーションの第一人者・長沢節に師事し、19歳でデビュー。『mc Sister』、『Olive』、『25ans』、『VOGUE』などの雑誌でファッショナブルなスタイル画を手掛けて人気を博し、近年まで第一線で活躍した。90年代には、音楽グループ「ピチカート・ファイヴ」とのコラボレーションから“渋谷系”ブームのアイコンともなり、00年代には気鋭のアートディレクター達とのコラボレーションにも精力的に取り組み様々な作品を発表した。本展では、13年に54歳の若さで急逝した森本が、出生の地・岡山県津山のアトリエに保存していた原画など約500点を一挙公開。初公開となる原画や、「ユニクロ(UNIQLO)」Tシャツ、松屋銀座の広告などアートディレクター達とのコラボレーション作品も紹介し、デビュー期から近年まで、30年にわたる森本の活動の軌跡をたどる。会期中には、イラストレーターの穂積和夫をゲストに迎えたギャラリー・トーク(8月9日)、森本と所縁のあるゲストらを迎えたトークショー「森本美由紀ナイト!」(8月29日、9月5日)、ゲリラ開催のギャラリー・トーク「午後3時のゲリラ・トーク」などのイベントが多数開催される予定だ。【イベント情報】「ファッション・イラストレーター 森本美由紀 展ーカジュアルからモードまでー スタイル画を描いた30年の軌跡」会 場:弥生美術館住 所:東京都文京区弥生2-4-3会 期:9月27日まで時 間:10:00~17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜日(※ただし7月20日・9月21日は開館)、7月21日入場料:一般900円、大・高生800円、中・小生400円
2015年07月13日主婦の友社は6月15日、ムック『S Cawaii! HYPER』(税別580円)を発売した。"ギャルマインドを持つすべての女性たちに贈る究極のギャル本"に仕上がっているという。S Cawaii!編集部は、読者を集めて毎月実施しているアンケート会や、街でのスナップ会を通じて、"時代はナチュラルだけれど、盛れるのは絶対GAL"だと考える読者が急増中だという答えに至ったという。このムックでは、「GAL MODELの代表が総結集! We are HYPER MODELS」と題し、元「egg」モデルで、現在「S Cawaii!」専属モデルの"ねもやよ"こと、根本弥生さんをはじめ、ギャルタレントとして活躍している今井華さんや、元「egg」「nuts」「小悪魔ageha」などで活躍していた人気のGALモデルが集結。ファッション、メイク、恋愛などギャルのリアルがすべてつまっているとのこと。また、お台場に水着GAL100人を集めて実施した特集「今♥ドキGALの水着SNAP」では、"盛りに盛った"最新水着スタイルを披露。「本当に盛れる水着"パッド"」を決める「神パッド決定 ガチバトル!!」などが掲載されている。さらに、「自分なりの肌の色でGALを楽しむっ♥ ヘルシー黒肌GALとレディ白肌GALのやるべき!! ヘア&メイク♥」では、好きな肌の色で楽しむ今どきGALに向け、白肌、黒肌それぞれに合う盛りメイクを紹介している。「1990年代から2000年代にかけてのギャルとちがい、現在は一口に『ギャル』と言っても、より細分化され、見ためではわからない"マインドGAL"も多くなっています」と同社。○白肌ギャルに似合うメイク1.黒シャドウ上下のまぶたに細く入った黒シャドウのおかげで、目元が引き締まってチワワみたいなデカ目に2.ふんわりピンクチーク白っぽいピンクチークを頬の中心いにふんわりのせると、肌の白さが際立って顔に立体感が出る!3.薄ピンクリップクリーミーなピンクリップは、目の印象を引き立ててくれるし、レディな雰囲気になれる○黒肌GALに似合うメイク1.黒眉地眉の色を生かして黒っぽく仕上げる。顔の印象も濃くなり、おしゃれに見える2.日焼けチーク練りチークを横長にのせて、日焼け風に。鼻の上にも細くのせて自然な血色感を演出3.下まぶたのインライン下まぶた全体にブラウンラインをオン。くっきりじゃなく、"うっすら"引くのがポイントそのほか主な内容は、「GALの憧れナンバーワン もっと知りたい今井華!」「最新自己流ヘア&メイクのプロセスを大公開!!! みんなのあこがれFACEはこうつくられていた!! GALモデル 今井華ができるまで」「ベースからヘアまでイッキ見せ♥ ちょいオトナねもやよ、カッコセクシー麻友、クール真美 今ドキGALモデルの自己流メイク全部見せます!」「ファッション、メイク、行きたいところ…etc.HYPER GALの夏やりたい10のコト」「ハジける季節にカレとか好きな人とか欲しくない? この夏は恋の達人にならないか?」「香りから浴衣まで男ウケ徹底調査! 二度見されるオンナになる方法」など。
2015年06月16日昨年エイベックスからメジャー・デビューを果たしたシンガー・ソングライターの大森靖子と、演劇界の外部からも注目を浴びる劇作家/演出家の根本宗子。以前から互いの作品のファンだったという両者によるタッグが舞台『夏果て幸せの果て』で実現する。大森は音楽を担当するのみならず、俳優としても舞台にあがり、弾き語りも披露する予定だという。大森靖子×根本宗子『夏果て幸せの果て』チケット情報根本「タイトルの通り、大森さんの<夏果て>という曲に触発されて脚本を書きました。<夏果て>は監禁殺人事件が歌詞の題材なので、怖いとか暗いというイメージを持つ人が多いと思うんですけど、そこでどれだけ幸せなものを観せられるかを考えています。被害者が監禁されているという意識がないような物語にしたいですね」劇中では鳥肌実演じる怪しげな中年男性が、城川もね演じる女子高校生を監禁している、という設定だ。ふたりの奇妙でいびつな関係性が作品のひとつの肝となる。大森「<夏果て>は、実際にあった残酷な事件を歪ませて少し幸せにするっていう感覚で書いたんです。そもそも、辛い現実をちょっと浮かせてマシにするのが音楽の役割だと思っているので。<夏果て>も暗い曲だけど、現実にあった事件よりは明るいんですよ。その辺はもう、鳥肌(実)さんの幸せそうな感じを見て完璧だって思いましたね(笑)」舞台には現実の大森靖子と妄想の中の大森靖子が登場。それぞれを根本、大森が演じる。舞台は大森の部屋とコンビニエンスストア。東京芸術劇場に、虚実入り混じった空想世界が現出することとなりそうだ。これは、普段演劇を観ない層にとっても新鮮な体験をもたらす作品だろう。大森「私のファンって、“どうしよう?拍手、していいのかなあ?”みたいな状況には慣れっこなはずなので、その“どうしよう?”を楽しんで欲しいですね。で、素直に色んなことにびっくりしたり引いたり笑ったりしてくれたらいいと思います」根本「私は自分の劇団公演が終わった約2週間後に本番があるんです。そんな短期間で長編を2本続けてやるって聞いたことがないし、2本目を2週間の稽古でやるっていうのも珍しい。で、どちらもその時々で自分の中で浄化したいと思っていることを書いていて、ある意味、ドキュメンタリーみたいになっている。だから、2本続けて観た人には何か特別に感じてもらえるものがあると思います」公演は6月3日(水)から9日(火)まで東京・東京芸術劇場 シアターイーストにて上演。チケット発売中。取材・文:土佐有明
2015年05月26日弥生は、平成26年分(2015年3月16日期限)の確定申告を行う予定の個人事業主(事業所得)を対象に、クラウド会計ソフトに関する調査を行い、その調査結果を発表した。なお、同社は、2015年1月にも同様の調査を行っている。調査期間は3月20~23日、対象は20歳以上の男女で、回収サンプル数は16,074。調査結果によると、前回調査同様、今回の調査でも、申告方法は「(会計ソフトを)利用していない」が7割強(74.3%)を占め、「(会計ソフトを)利用している」は3割弱に留まった。会計ソフトの利用形態別調査では、「クラウドアプリケーション」を利用している比率が5.8%から7.7%と前回よりも微増という結果になった。クラウド会計ソフトの認知率は「知っている」が4割近く(38.5%)、「知らない」が6割という結果となり、クラウド会計ソフトの認知は、前回の調査よりも上昇。また、クラウド会計ソフトを知っていると答えた方に、今後の利用意向を聞いてみると、「利用したい(24.2%)」と「どちらかといえば利用したい(32.4%)」を合わせた「利用意向あり」が、前回の47%を上回り、半数を超え56.6%となった。クラウド会計ソフトの利用をメーカー別でみると「弥生(29.5%)」、「freee(20.7%)」、「マネーフォワード(9.1%)」の順となり、前回の調査と順位の変化はないものの、今回の調査結果では、上位2社と3位以降との差に少し開きが見えてきた。会計ソフト利用者の業種別利用状況は、「サービス業」が最も多く、3割前後を占め、デスクトップとクラウドでの業種の差はみられなかった。一方、年代別利用状況では、デスクトップアプリケーション利用者は「50代(34.6%)」、「40代(32.4%)」、「60代(20.6%)」の順となり、クラウドアプリケーションでは「40代(32.9%)」、「50代(28.8%)」、「30代(23.2%)」の順となり、クラウドアプリケーションの方が全体的に若い年代の利用者が多い結果となった。クラウド会計ソフトの利用のきっかけは、「自社で決算・申告を行う(32.0%)」、「業務の効率化(29.5%)」が3割前後を占め、「帳簿の作成や印刷(18.8%)」「起業(16.3%)」、「費用の削減(14.4%)」が続いている。現在利用しているクラウド会計ソフトの選定理由は、「確定申告の作成が簡単そう(33.9%)」、「無料(29.2%)」、「記帳から確定申告まで全部できる(29.2%)」の上位3つが3割前後を占めた。決め手は「無料(16.3%)」が最も高く、次いで「確定申告の作成が簡単そう(10.3%)」となっている。
2015年04月17日弥生は2月16日、個人事業主の確定申告を応援するキャンペーンを拡大し、「"確定申告お疲れさまでした"キャンペーン」と「クラウド申告ソフト初年度無償キャンペーン(平成27年度分申告)」を3月2日より新たに開始すると発表した。同社では、昨年の10月より、「クラウド申告ソフト初年度無償キャンペーン(平成26年度分申告)」を展開し、「やよいの青色申告 オンライン」および「やよいの白色申告 オンライン」に新規に加入した人に向け、すべての機能を利用できるセルフプランの1年分の料金を無料に、サポート付のベーシックプランを初年度1年間料金を半額にするキャンペーンを展開してきた。基本的に、「クラウド申告ソフト初年度無償キャンペーン(平成27年度分申告)」は、これをさらに来年の3月15日まで延長するもの。なお、「やよいの青色申告 オンライン」の通常価格はセルフプランが8,000円/年、ベーシックプランが12,000円、「やよいの白色申告 オンライン」の通常価格はセルフプランが4,500円/年、ベーシックプランが8,000円(いずれも税別)となっている。「"確定申告お疲れさまでした"キャンペーン」は、「やよいの青色申告 オンライン」、「やよいの白色申告 オンライン」「やよいの青色申告 15」および「弥生会計 15」の利用中のユーザーが、アンケートに回答するとホッと一息できる癒し商品を抽選でプレゼントするというもの。期間は2015年3月2日~2015年4月10日。詳細は3月2日にキャンペーンサイトで発表される。
2015年02月16日弥生は2月16日、同社が提供するクラウド申告サービス「やよいの青色申告 オンライン」および「やよいの白色申告 オンライン」が、同日より、e-Tax(国税電子申告・納税システム)に対応すると発表した。「やよいの青色申告 オンライン」および「やよいの白色申告 オンライン」のデータを、国税庁のe-Taxに取り込むための申告・申請データとして出力できる。このデータを、国税庁のe-Taxソフト(WEB版)に取り込み、送信することで、電子申告を行うことができる。これにより、確定申告書の作成から提出まで、すべての作業をインターネット上で完結でき、税務署へ確定申告書の持込や郵送が不要になる。なお、利用の際には、あらかじめ開始届出書を提出し、利用者識別番号などを取得する必要がある。
2015年02月16日マネーツリーと弥生は29日、弥生が提供する「弥生シリーズ」の会計ソフトラインアップと、マネーツリーが提供する資産管理アプリ「Moneytree」が連携を開始したと発表した。連携対象ソフトは、「弥生会計」「やよいの青色申告」「やよいの青色申告 オンライン」「やよいの白色申告 オンライン」の4製品で、「YAYOI SMART CONNECT(弥生スマートコネクト)」を通じて「Moneytree」と連携する。これにより、「Moneytree」が対応している全国1,300以上の金融機関などの取引データを、各会計ソフトへ会計データとして取り込むことが可能となり、日々のお金の管理から確定申告までをカバーできるようになったという。「Moneytree」は、手入力不要の資産管理アプリ。一度登録するだけで、銀行・クレジットカード・電子マネー・ポイントカードの残高や利用額が自動的に更新され、収支の状況を把握できる。2013年4月のリリース以降、約70万ダウンロードを達成。料金は無料。「弥生会計」と「やよいの青色申告」は、帳簿付けから決算資料まで簡単に作成できる会計ソフト。一方の「やよいの青色申告 オンライン」と「やよいの白色申告 オンライン」は、「取引の入力」「確定申告書の作成」の2ステップで帳簿と確定申告書を作成可能なクラウド会計ソフト。
2015年01月30日弥生は、「弥生会計」「やよいの青色申告」が、「YAYOI SMART CONNECT」と連携を開始し、外部アプリケ―ション/サービスから取引データを自動で取り込み、自動で仕訳する機能が追加されたと発表した。アグリゲーションサービスの「Zaim」、「MoneyLook」と「Twitter」連携が可能となり、銀行明細やクレジットカード、電子マネーなどの様々な取引データを自動取込、自動仕訳し、会計データへと変換する。これにより、利用者は、日々の取引入力の手間を削減できる。
2014年12月24日スタンドファームは11月26日、請求書管理サービス「Misoca(ミソカ)」と弥生のクラウドサービス「YAYOISMART CONNECT(弥生スマートコネクト)」の連携を発表した。Misocaは、オンライン上で無料で見積り・納品・請求書の発行ができるなど、請求業務の効率化を図れるクラウドサービス。現在、個人事業主や中小企業を中心に2万5000社以上が利用している。YAYOI SMART CONNECTと連携させることで、自動的に請求データを売掛金として会計データに取り込めるようになる。請求管理した内容が直接会計データとして取り込まれるため、人の手作業による転記の必要がなく、記帳漏れを防げる。なお、スタンドファームは、10月にSMBCベンチャーキャピタルとインキュベイトファンド(既存株主)を割当先とした総額7000万円の第三者割当増資を実施している。調達した資金を新たなサービスの開発に当てるとしている。
2014年11月26日個人事業主や中小企業向け業務ソフトを手掛ける弥生は2014年10月、青色申告ソフトをサービスとして提供する「やよいの青色申告 オンライン」を発表した。これは他社が提供する「freee」や「MFクラウド確定申告」といった、広義では“クラウド会計ソフト”と呼ばれる製品と同じく、個人事業主をターゲットとした確定申告用のソフトだ。弥生といえば長年、パッケージ版の業務ソフトを提供していることで知られる。既存のパッケージ版ソフト「やよいの青色申告」を利用しているユーザーからは、やよいの青色申告 オンラインを発表後に「これまでのデータをクラウド版に移行できるのか?」といった問い合わせが寄せられているという。今回、弥生の岡本浩一郎代表取締役社長に話を聞く機会を得たので、「やよいの青色申告 オンライン」はどのようなユーザーが使うといいのか、特徴や既存製品との連携、今後のロードマップなどについて聞いた。○パッケージ版とクラウド版は現状ではターゲット層が異なる――「やよいの青色申告 オンライン」は、どのような人が使うと便利なのでしょうか?岡本浩一郎代表取締役社長(以下、岡本社長):2014年10月のスタート時点で最もターゲット(サポートしたい)としているのは、これまで青色申告ではなく白色申告をしてきた人たちです(※次回の確定申告からは、白色申告者でも記帳が義務化され、その手間は何倍にもなると予測される)。当然この先、パッケージ版の青色申告ソフトを使っているユーザーがクラウド版を使いたい要望はあると思いますので、パッケージ版からクラウド版への移行も2016年の確定申告シーズン以降に対応を予定しています。現時点では、あくまで白色申告をしていた人、もっと言えば業務ソフトをこれまで使っていなかった人を中心に、確定申告の初心者でも使ってもらえる会計ソフトを意識してスタートしています。――具体的にはどのような点が初心者向けなのでしょうか?岡本社長:すごく分かりやすい部分でいうと、例えば消費税申告。パッケージ版ではもちろん対応していますが、クラウド版はあえて対応していません。想定しているユーザー層(これまで白色申告だった人)を考えると、消費税申告をしない人が非常に多いからです。余計な機能を付けるよりも、できるだけ「シンプル」に機能を実装しています。――パッケージ版を使っていた人からすれば、クラウド版ではできない機能があるので、積極的には推奨されないということですね。岡本社長:今後11月、12月と機能追加を予定していますが、10月のリリースのタイミングではかなり機能を絞りました。会計ソフトでは当然ある「残高試算表」の機能もあえて付けていません。会計簿記の概念にのっとって入力する仕分けの入力機能についても同様で、準備はしていますが、リリースはしていません。初めて業務ソフトを使う方に、「難しそう」と思われるよりは、まずシンプルに使い始めてもらって、「これなら使える」と思ってもらえた段階で機能を追加し、使いたい人だけその機能を使ってもらいたいと思います。――すでにパッケージ版「やよいの青色申告」を使っているユーザーにはどのようなメッセージを伝えていますか?岡本社長:弥生のパッケージ版青色申告ソフトを利用中の方は、2015年1~3月に関してはぜひそのまま利用して頂きたいですね。パッケージ版は確定申告の経験がある人向け、クラウド版はまったくの初心者向け。現時点では非常に対照的なソフトとなっているからです。○他社製品との一番の違いは「実際に使える」こと――昨今、クラウド会計と呼ばれる製品が他社からも出ていますが、それら製品と比較しての弥生製品の強みは何でしょうか?岡本社長:確定申告ソフトとして実際に使える、ということです。弥生では今回、「やよいの青色申告 オンライン」をクラウド会計とは呼ばず、クラウド申告ソフトと呼んでいます。申告ソフトということで、決算書や申告書の作成がいかにつまずくことなくできるかを意識しているからです。会計ソフトでつちかった長年の経験により、分からない会計用語に関してはユーザーがすぐにその場で理解できるヘルプ機能も充実していますし、入力項目に関してはユーザーがその場で項目を自分で判断して入れてもらうだけでなく、基本的にソフトで判断できるものはソフトで判断したうえで、最小限、必要なものを入力してもらうようになっています。そうした使い勝手の部分は圧倒的に他社と異なると自負しています。あとは申告ソフトでは必須といえる控除額の自動計算機能も標準搭載している点も他社との差別化ポイントといえるでしょう。あとは銀行・クレジットカードの自動取り込み機能です。個人事業主の方からよく聞かれる悩みで「事業のお金と個人のお金がすぐにバラバラになってしまう」というものがあります。それこそ、個人用の口座を自動取り込みで設定し、全部取り込むと大変なことになりますよね。個人事業主は、事業用のお金と個人用のお金を意識して別で扱う必要があります。「やよいの青色申告 オンライン」であれば、実務にのっとって、個人用と事業用のお金を分けて扱い、実務用だけ選んで取り込むことができます。――最後に、今後のロードマップを教えてください。岡本社長:まず、オンライン(クラウド版)については、新規市場を開拓するという意味でも引き続き機能強化を図っていきます。一方で従来のパッケージ製品についても、外部との連携サービス「YAYOI SMART CONNECT」に対応し、「Zaim」「MoneyLook」「Twitter」「Airレジ」「Misoca」といった各種クラウドサービスとの連携を実現するなど、クラウドの利便性を附加しています。クラウドストレージ「弥生ドライブ」については、2014年11月時点で11万ユーザーを超えるなど、急速な勢いで利用が進んでいます。そういった意味ではクラウドはクラウド、パッケージはパッケージと分けてというよりは、弥生は当然パッケージも提供していきますし、クラウドの利便性も提供していきます。将来的には、クラウドとパッケージ(デスクトップ)をあまり意識せずに、社内にいるときにはパッケージ版を、出先ではクラウド版を使うといった利用シーンも構想にはあります。これは技術的なハードルもあるので、2~3年先の話にはなると思います。――ありがとうございました。○弥生のクラウドへの本気度は今後も続くマイナビニュースが2014年8月に行ったインタビューで、「来季は弥生のクラウドに対する本気度を実感していただけると思います」と話していた岡本社長。インタビュー中、あらためてクラウドに対する同社の戦略を聞くと「実績でいうとまだまだ現在進行形。青色申告という意味では来年の確定申告のシーズンで大幅に伸びるとは思います。弥生の青色申告は弥生会計と並んで弥生の代名詞的な存在なので、それがクラウドで利用できるのは、ユーザーから見ても非常に分かりやすい、第一歩になりました」と話していた。
2014年11月18日弥生は11月13日、オリックスによる株式の取得を通じ、オリックスのグループ会社となると発表した。年内をめどに、オリックスはMBKパートナーズが組成した投資目的会社が保有する弥生株式の99.9%を取得する予定。弥生は、会計ソフト「弥生会計」や確定申告ソフト「やよいの青色申告」をはじめとする各種業務ソフトウェアの開発・販売および導入後のサポート・サービスを提供している。同社は、業務ソフトウェアメーカーから、小規模事業者が事業を立ち上げ、継続するうえで直面する課題や悩みにこたえる「事業コンシェルジュ」への進化の途上にあるという。今回の買収により、弥生のサービスおよびITにおける専門性に、オリックスが有する金融およびサービスのノウハウを組み合わせることで、「事業コンシェルジュ」への進化のスピードを加速し、小規模事業者にさらなる価値を提供できるものと考えているとしている。一方、オリックスは今回の買収を戦略的投資と位置づけ、これまでの顧客基盤に加え、日本の企業の8割以上を占める小規模事業者という新たな顧客層に向けたサービス事業を展開していく構え。なお、弥生の経営方針に変化はなく、代表取締役社長である岡本浩一郎氏は引き続き、弥生の経営に従事する。
2014年11月13日オリックスは13日、業務ソフトウェアサービス会社で知られる弥生の買収を発表した。年内を目処に弥生の全株式を取得する。買収額は、弥生の借り入れ分や、取得株式分などを含めた総額で約800億円強。弥生は、会計ソフト「弥生会計」や確定申告ソフト「やよいの青色申告」など、各種業務ソフトウェアの開発・販売および導入後のサポートなどを提供するソフトウェア会社。オリックスはこの買収を戦略的投資と位置づけ、125万社以上の登録ユーザーを有する弥生の顧客基盤を活かし、小規模事業者に向けたサービス事業を展開していく。一方弥生は自社が提供するサービスおよびIT専門性に、オリックスの金融、サービスのノウハウを組み合わせることで、自社サービスの進化を加速させるとする。なお、弥生の代表取締役社長である岡本浩一郎氏は、引き続き弥生の経営を担当する。
2014年11月13日弥生は、10月23日、クラウドストレージ「弥生ドライブ」の利用社が10万を超えたと発表した。「弥生ドライブ」は、弥生が運用・提供するクラウド上のストレージで、2013年10月にサービス開始。同社では、「弥生ドライブ」を通じて「データ共有サービス」と「データバックアップサービス」を提供している。「弥生ドライブ」を利用すると、会計事務所が顧問先と会計データをやり取りでき、「弥生ドライブ」上のデータを選択・直接起動して編集できる機能が、「弥生 15 シリーズ」より「弥生会計」と「やよいの青色申告」に加えて、「弥生給与」「やよいの給与計算」「やよいの見積・納品・請求書」「やよいの顧客管理」でも使用できる。なお、「弥生ドライブ」を利用できるのは、会計事務所(弥生PAP会員:20GB)とあんしん保守サポート加入者(無料導入サポート含む:2GB)。
2014年10月23日弥生のクラウド版会計ソフトは、簿記や会計に関する専門知識がなくても、簡単に帳簿と確定申告書を作成できる――。弥生は10月16日、「やよいの青色申告 オンライン」の提供開始を発表。岡本浩一郎代表取締役社長が、同ソフトの特徴である「かんたん」「やさしい」をアピールした。パッケージ版の会計ソフトで金額ベース、本数ベースともに50%以上の市場シェアを誇る弥生(※)が、クラウド(SaaS)版への着手を発表したのは2009年のこと。2014年1月に「やよいの白色申告 オンライン」をリリース、そして今回、「やよいの青色申告 オンライン」は満を持しての投入になる。主なターゲット層は、個人事業主だ。(※)量販店および有力オンラインストアにおけるシェアを基にした調査と弥生集計により算出2014年は白色申告の記帳が義務化され、次回の確定申告からは個人事業主でも帳票の作成が必須となった。これまでの確定申告と比較して、その負担は何倍にもなると予測される。「やよいの青色申告 オンライン」は、そうした個人事業主の手助けとなるソフト。弥生では(確定申告で)同じ手間をかけるのなら、65万円の特別控除が受けられる青色申告を推奨しており、これまで記帳の手間をかけずに済むことなどを理由に白色申告を選択していたユーザーは、ぜひ「やよいの青色申告 オンライン」を使って簡単にできる確定申告に挑戦してほしいとしている。「やよいの白色申告 オンライン」のデータはそのまま移行できるので、既に同ソフトを利用しているユーザーも安心して使える。○Macでも使える「やよいの青色申告 オンライン」の特徴は、「記帳も確定申告も、同ソフト1つでできる」「簿記/会計の知識がなくても青色申告ができる」「シンプルなデザインと機能で直感的に使える」「Windows/Mac OS対応」の4点。機能面では、学習機能付きで取引データの自動取り込み/仕訳ができる「スマート取引取込」、シンプルなUI(ユーザーインタフェースで)迷わず使える「かんたん取引入力」、表示された手順にしたがって進めていける「確定申告書の作成」、青色申告に必要な帳簿を自動で集計・作成する「帳簿・レポートの集計」機能を搭載している。銀行明細やクレジットカードなどの取引データは、業務用と個人用に分けて登録が可能。自動仕訳の学習機能を搭載するので、使えば使うほど仕訳精度が向上する仕組みだ。また、難しい会計用語や具体例を画面内で解説文を表示するサポート機能も搭載するので、画面の案内に沿って進めていくだけで決戦書や申告書を作成できるとしている。○外部サービスとの連携も2014年7月に開始した外部アプリケーションとの連携サービス「YAYOI SMART CONNECT(弥生スマートコネクト)」にも対応している。既に家計簿アプリ「Zaim」や資産管理サービス「MoneyLook」などと連携。今後POSや電子請求書、ECサイト、決済サービスとの連携を計画している。○安心保守サポートにも対応サポート面にも力を入れている。弥生は、パッケージ版で提供している「あんしん保守サポート」をクラウド版会計ソフトのユーザーにも拡大し、製品操作サポートに加えて仕訳や確定申告などの専門的な業務相談にも電話/メールで対応する。従来の製品保守サービスや業務ヘルプデスク、業務支援サービスなどに加えて、製品の活用例を紹介するサービスも拡充していく方針だ。○初年度無償キャンペーンを実施料金プランは、すべての機能が使えるセルフプランが年額8000円(税抜)、サポート付きのベーシックプランが年額1万2000円(税抜)。最大2カ月の無料プランも用意している。なお、2015年3月16日申し込み分まではセルフプランが初年度0円、ベーシックプランが初年度6000円となるキャンペーンを実施中だ。2014年10月以前に「やよいの白色申告 オンライン」を利用中のユーザーも同キャンペーンに申し込める。
2014年10月16日弥生は10月16日、クラウド版の会計ソフト「やよいの青色申告 オンライン」を発表した。WindowsおよびMac OSに対応している。すべての機能が使えるセルフプランが年額8000円(税抜)、サポート付きのベーシックプランが年額1万2000円(税抜)。2015年3月16日申し込み分まではセルフプランが初年度0円、ベーシックプランが初年度6000円となるキャンペーンを実施する。やよいの青色申告 オンラインは、弥生が2014年1月にサービスを開始した「やよいの白色申告 オンライン」をベースに開発された会計ソフト。簿記や会計に関する専門知識がなくても、簡単に帳簿と確定申告書を作成できる「簡単」「やさしい」が特徴だという。2014年7月に開始した弥生と外部アプリケーションとの連携サービス「YAYOI SMART CONNECT(弥生スマートコネクト)」にも対応しており、銀行明細やクレジットカード、電子マネーなどの取引データを自動で取り込み、自動仕訳ができる。保守サポートが充実しており、製品サポートに加えて、仕訳や確定申告などの専門的な業務相談にも電話やメールで対応する。なお、弥生は10月16日に説明会を開催し、製品戦略や業務ソフトの最新版「弥生 15 シリーズ」を発表。そちらは追ってリポートする。
2014年10月16日