「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは、「フレネミー」。フレンド(友達)+エネミー(敵)の造語である「フレネミー」は、親友を装い、聞き出した情報をネタに、陰で根も葉もない噂や悪口を触れ回る迷惑な存在。土田さんはどうお考えなのでしょうか?***2015年の新語・流行語大賞にノミネート?そもそも流行語の定義もよく分からないですけどね~。このことば自体は新しいのかもしれないけど、やっていることは、とうの昔からあるワケで。嫉妬、ウワサ、陰口…、まさに女性特有の世界。男社会でこんなえげつないことやっていたら、たちまち干されますから。男って小さい頃から“男らしく”って育てられているので、こういう汚い真似するのはカッコ悪い。裏でごちゃごちゃ言ってんじゃねぇよってなるんです。チャラい男は例外として、たいがいの男性って友達の彼女は恋愛対象から外すものだけど、女性って、たとえ親友の彼氏でも「だって好きになっちゃったんだもん」とか言って、平気で恋愛を優先しますよね。友情より恋愛。そこが男と違うところかなぁ。面倒なのは、こういう全女性の敵みたいな人がじつは女社会の中心にいたりするんですよ。自分の努力でステップアップしていくのではなく、誰かを蹴落として上に上がる。くれぐれも巻き込まれないように気をつけるしかないよね。◇つちだ・てるゆき芸人。『こそこそ チャップリン』(テレビ東京土曜26:10~)、『欅って、書けない?』(テレビ東京日曜24:35~)、『日曜のへそ』(ニッポン放送)ほか、出演番組多数。※『anan』2016年1月27日号より。文・神保亜紀子(C)FilippoBacci
2016年01月26日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは、「野獣カップル」。女優とお笑い芸人カップルのような、美人とブサメン、ルックスがアンバランスなカップルを意味します。土田さんはどのような意見をお持ちなのでしょう?* **たしかに、美人とブサイクのカップルは目立ちます。なぜあんな美人がブサイクを選んだのか?一瞬、ん(?)ってとまどいますよね。で、いろいろ想像しちゃうんです。やっぱり中身優先で、ほっこりとした男性なんだろうな~とか、どこかの御曹司でめちゃくちゃ金持ちなのかも…とか。勝手に想像するのもおもしろいじゃないですか。相手のどこを見ているのかってことでもある。見た目はブサイクだけど、地位や経済力が伴ってこそ、なんじゃないですか?なんだかんだ、それが一番大事。特に女性はお金にシビアですからね~。才能に惚れた、なんて言う女性もいますけど、それはいつの段階で?と思いますね。成功する前から付き合っているなら見抜いているってことでしょうけど、大半が、ある程度の地位になってからお付き合いしていませんかね。まぁ、金持ちかどうかはさておき、ブサメンは基本的には優しい人が多い印象。いろんなイケメンと付き合った美人が最終的に落ち着くのも、見た目よりも中身。だから結婚向きだと思いますよ!◇つちだ・てるゆき芸人。『この差って何ですか?』(TBS 日曜19:00~)、『日曜のへそ』(ニッポン放送日曜12:00~)、『そうだ旅に行こう。』(テレビ東京)ほか、出演番組多数。※『anan』2015年12月30日‐2016年1月6日合併号より。イラスト・3rdeye文・神保亜紀子
2016年01月02日『そして父になる』『海街diary』の是枝裕和監督の新作映画『海よりもまだ深く』が来年5月21日(土)から公開されることが決定した。阿部寛、真木よう子、小林聡美、リリー・フランキー、樹木希林らが出演し、現代を生きる家族の姿を描くという。その他の画像本作で阿部が演じる良多は、15年前に1度だけ文学賞をとった売れない作家で、現在は“取材”と言い訳しながら探偵業をしている大人になりきれない男。息子がいるが、妻と離婚しており、母は団地でひとりで暮らしている。そんなある日、たまたま母の家に集まった良太と元妻、息子は台風のために翌朝まで帰れなくなり、夜が明けるまで“家族”として過ごすことになる。是枝監督は「この映画に登場する、阿部寛さん演じる息子も、樹木希林さん演じる母親も、真木よう子さん演じる別れた元嫁も、みな『こんなはずじゃなかった』という思いを抱きながら、夢見た未来とは違ってしまった今を生きています。そして、映画の主な舞台になる公団住宅も、建設された当時は思いもしなかったであろう、老人ばかりの現在を生きています。今回の映画は、そんなどうしようもない現実を抱えながらも、夢を諦めることも出来ず、だからこそ幸せを手に出来ないでいる、そんな等身大の人々の今に寄り添ったお話です」と説明。「なんというか、僕が死んだ後に、神様か閻魔様の前に連れて行かれて、お前は下界で何をしたんだ、と問われたら、真っ先にこの『海よりもまだ深く』を観せると思います。集大成とか、代表作といった言葉がふさわしいわけではないのですが、自分の今を一番色濃く反映出来た作品であることは間違いないです」と語っている。また主演の阿部は「是枝監督の現場は初めてではありませんが、監督は僕らの演技をしっかりと見ていてくださるので、すごく安心感があります。監督の判断にゆだねれば絶対大丈夫だという安心感。作品を最良のものにするための監督の精神は、本当に尊敬しています」と語る。劇中に登場する団地のシーンは、是枝監督が9歳から28歳まで住んでいた東京都清瀬市の旭が丘団地で行われ、樹木は「撮影中、子供時代を知ってる方々にすれちがう、我が団地の出世頭『コレエダ!』わたしは忘れものしても、とりに戻らない。さてこの映画、まあまあなのか上出来なのか、蓋をあけてみるのが楽しみ」とコメントを寄せている。『海よりもまだ深く』2016年5月21日(土)新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2015年12月25日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは、好きになる相手はいつもイケメン!という「イケメン好き」について。男性からは不評そうですが、土田さんの考えとは?***気になるのは、このイケメン好きさんが美人かどうかってこと。美人だったら別にいいんですけど、容姿はそこそこ…な人が公言していたら、どうなんでしょう。きっと周囲からも身の程知らずだと思われてないですかね?まぁ、アイドル好きの女性だって、ちゃんと彼氏がいたりするし、そういう意味でのイケメン好きなら、全然いいですけどね。男性と女性のステイタスって別モノ。男性はいくつになっても、若くてキレイな人を連れて歩きたいっていう願望がある一方で、女性は地位とか経済力に惹かれるわけで。だから美人って需要があるし、武器にもなるんですよね。なんだかんだ、入り口はやっぱり「容姿」なんです。世の中、そうやってうまくバランスとれているんです。美人かどうかはさておき、「私イケメン好き」を公言しているとリスクもあると思いますよ。ちょっと声掛けられたらホイホイ付いていっちゃいそうだし、遊ばれて終わりっていう。女性の方もそれで満足しちゃいそうだからな~。本命になりたいなら身の丈を知りましょう!◇つちだ・てるゆき芸人。『こそこそチャップリン』(テレビ東京土曜26:10~)、『欅って、書けない?』(テレビ東京日曜24:35~)、『日曜のへそ』(ニッポン放送)ほか、出演番組多数。※『anan』2015年12月25日号より。文・神保亜紀子(C)tetmc
2015年12月19日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは、「全方位モテ」。賢く頼りがいがあり、裏表のない明るい性格。誰からも愛される“女子アナ”タイプの女性。容姿端麗で気配りもできる、男性にとってもカンペキな理想の女性像を指す言葉。さて、土田さんのご意見は?* **全方位でモテるってことは、それだけ努力をしているってこと。相当能力が高いと思います。女子アナで言えば、大前提としてキレイで学がある。なんといっても空気が読める。気配りができる。それに仕事上、下ネタとか酔っ払ってゲスい話はできないから、ちゃんとして見える…。テレビに出るときは、いかに自分の我を抑えて、人に合わせられるか。周りのスタッフや出演者だけじゃなく、テレビを見ているあらゆる人から好かれなくちゃいけないわけだから、相当大変。でもそういう職業ですからね。理想の女性像を仕事にしている人たちなんじゃないですか。まぁ、女子アナまではしんどいけど、人に不快感を与えないっていう最低限の部分は、見習ってもよさそう。それにそもそも、こんなふうに全方位に好かれようなんて、到底無理!たいがいは、男にはモテるけど女からは嫌われるとか、年上には好かれるけど年下からはイマイチとか…どっちか一方になっちゃう。欲張らずに、まずは2方向くらいにモテることを目標にしてみれば?◇つちだ・てるゆき芸人。『こそこそチャップリン』(テレビ東京土曜26:10~)、『欅って、書けない?』(テレビ東京日曜24:35~)、『日曜のへそ』(ニッポン放送)ほか、出演番組多数。※『anan』2015年12月16日号より。イラスト・3rdeye文・神保亜紀子
2015年12月15日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは、「非モテファッション」。派手なネイル、大ぶりのアクセサリー、柄模様のワンピース、籠バッグなど、華やかなファッションで、同性からのウケはいいものの、男性からは敬遠されがち。土田さんはどのような意見をお持ちなのでしょう?* * *非モテって言葉から思い浮かぶのは、ネイルですね。指先って自分の目で見られる部分だから、自分がオンナであることを自覚できるんですって。年を取るほど心理的にも大事なものらしいですね。つまり、自分にとってのオシャレであって、人に向けてのものではないってこと。まぁ、女性がいいと思うものは、だいたい男性には理解しがたいものが多い。女性ファッションでいうトレンドとやらを一生懸命身につけてもらっても、男には響かないもんです。ただ、何が流行かが分からなくたって「その靴いいね」「買い物上手だね」って褒めておけばいいわけで。男の常套手段ですけど、言われて悪い気はしないでしょ?むしろ、女性の流行に敏感な男はろくでもない男。それだけ女性と遊んでいるってことですから要注意!必死に流行を取り入れている感が、非モテに通じてしまう?男なんて単純だから、男ウケする格好なんてカンタンだと思いますけどね。それと自分がやりたい格好とを使い分ければ、ファッションがもっと楽しくなるのでは?◇つちだ・てるゆき芸人。『この差って何ですか?』(TBS 日曜19:00~)、『日曜のへそ』(ニッポン放送日曜12:00~)、『そうだ旅に行こう。』(テレビ東京)ほか、出演番組多数。※『anan』2015年12月9日号より。文・神保亜紀子(C)marigo20
2015年12月07日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは、「スピ女」。心の拠りどころ、悩みの解決として、セミナーやヒーリングに通ったり、パワースポットを訪れるなどスピリチュアルなものにハマる女性のこと。さて、土田さんのご意見は?* * *好きな女性は多いですよね。でも僕自身は、あまり関心ないな~。以前、後輩たちと行った旅行先でパワースポットに連れていかれたけど、ものすごい速歩きで過ぎ去りましたし。石の脇にいたヘビにはすごく驚かされましたけど…。なんでもそうですけど、依存しすぎるのはよくないですよね。たとえば、何を決めるにも優柔不断の性格だったとして、朝、着ていく服を迷った時、今日のラッキーカラーは緑。じゃあ緑を着ていこう、くらいの道しるべ感覚だったら、いいと思いますよ。だけど、彼氏ができないとか、失恋の原因を占いやスピリチュアルなものに転嫁するのは、どうかと思います。今年はダメみたいだからとか、この場所がよくなかった…なんていう「○○○のせい」は、ただの逃げですから。若い時は、自分にも自信があって夢と希望に向かうだけでしょ。30 歳を過ぎたあたりから、だんだんと現実が見えてくるんですよね。健康面もそうですけど、精神的にも弱ってくれば自分をいたわりたくなるのは当然。ただ、あまりのめり込まない程度に!※『anan』2015年12月2日号より。イラスト・3rdeye文・神保亜紀子
2015年11月27日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは、適齢期を過ぎても結婚しない子供の代わりに、親同士がお見合いして、子供に合うであろう相手を探す「代理婚活」。男子100人に「代理婚活はアリですか?」と聞いたところ、「アリ」が28%、「ナシ」が72%との結果に。やはり恋愛はまず当人同士の意思から始めるべき、との真っ当な見解が多数を占めた。親の介入=過保護との見方もアリですが、土田さんのご意見は?***賛成とは言いませんけど、そもそも男女の出会いのきっかけはなんだっていいんです。それが、親が見つけた人であったって、当人同士が気に入れば問題ないでしょ。こうじゃなきゃダメなんていうカタチなんてないんですから。僕のまわりにも「とにかく出会いがない」っていうアラフォー女性が多いですしね。若いときのような元気もないし、責任がある仕事が増えてくると、なかなかアクションを起こせない。そんな忙しい自分の代わりに婚活してくれるんだったら、ありがたいんじゃないですか。きっと誰かのおせっかいが必要なんですよ。そこで親が直接動いてくれるなら、話が早いですよね。新しい恋をゼロからスタートさせて、何年か付き合った後に親に紹介…っていう、労力がかかる過程をかなりショートカットできますから。子供のために張り切ってくれるなら、親の健康にもよさそうだし、一石二鳥だと思えば。親が子供の結婚相手を探すのは、いつの時代にもあるお見合いと同じ。ただ、結婚生活まで親頼みだったら、それは親も子もマズイですけど。◇つちだ・てるゆき芸人。『こそこそチャップリン』(テレビ東京土曜26:10~)、『欅って、書けない?』(テレビ東京日曜24:35~)、『日曜のへそ』(ニッポン放送)ほか、出演番組多数※『anan』2015年10月28日号より。文・神保亜紀子(C)sperix
2015年10月27日ファンタジー超大作『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』日本語版の完成披露試写会が10月15日(木)、都内で行われ、若き日のフック船長を演じる成宮寛貴、タイガー・リリー役の水川あさみが舞台挨拶に立った。『ハリー・ポッター』シリーズのワーナー・ブラザースが、永遠の少年ピーターパンの出生に秘められた愛と冒険を描いた本作。劇中ではフックとタイガー・リリーが織りなす“ロマンス”が描かれており、水川さんは「淡くてドキドキするんですよ」と乙女心全開。さらに「声のトーンを使い分けて、武骨で不器用なフックを見事に演じている。さすがだと思った」と成宮さんの声優ぶりにホレボレしていた。一方、水川さんの言葉に照れくさそうな成宮さんは、「映像も音楽もすばらしい作品で、演技も普段の3倍くらいテンションをあげないとハマらなかった」とコメント。司会者から、映画の感想を求められ、「どこまで話したらいいか…」と思案顔を見せると、水川さんから「(ストーリーを)全部言っちゃダメだからね」とツッコミも。成宮さんも「わかってるよ!」と応戦し、役柄さながらのコンビネーションの良さを披露していた。全米での公開がスタートしたばかりの本作については、「誰もが知る物語に通じる内容で、ピーター・パンの出生の秘密が明らかになります。キャラクター同士の関係性もリアルなので、ぜひ楽しんでください。きっと、魔法にかかるはず」(成宮さん)、「誰も傷つかず、見れば心が豊かになる映画。夢、希望、そして愛が詰まっている」(水川さん)とアピールしていた。『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』は10月31日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~ 2015年10月31日より全国にて公開(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年10月15日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは、見た目も悪くない、家事もそこそここなす良妻賢母風の好条件な女性なのに、なぜか恋の終わりはいつもフラれてしまう「逃げられる女」。独りよがりの思い込み、自己満足が原因?土田さんはどうお考えでしょうか。* **なぜ男に逃げられてしまうのか?答えはカンタンで、良かれと思っていることがすべて押し付けだからです。正直言って、究極の自己チューなんですよ。彼のために料理を作っている私、部屋をきれいにしてあげている私…ってね。良妻賢母を気取った自己陶酔。男の方は、最初こそ家庭的だな、尽くしてくれているなって思うけど、だんだんとただの自己満足でやっていることに気づく。そうなると、ただのおしつけがましい女に思えてしまうんですよ。こういうタイプの女性をテレビに出ている人でも見かけますが、たいがい離婚してから「(別れた夫とは)仲はすごく良かったんですけどね」なんて言う。自分はよくできた妻だった、みたいなことをアピールするんです。だったらなぜ離婚するんですかね?厄介なのは、こういう女性って良かれと思ってやっているから、気づかないんですよね。気づかせれば、この人にとっての幸せを奪ってしまうことになりかねないわけで…。まぁ、すべてを受け止めてくれるおおらかな男性を根気よく見つけるしかないですね。※『anan』2015年10月7日号より。写真・中島慶子文・神保亜紀子(C)TAGSTOCK1
2015年10月04日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは、アンダーヘアをすべて永久脱毛している人「ハイジニーナ」。“ハイジーン=衛生的”から転じた言葉で、海外セレブはじめ、タレントが次々とカミングアウトしたことから注目されているんだとか。土田さんのご意見は?***僕は全然OKだけどな~。こういうのって、男側からすると、ある意味フェチの類かもしれないですけどね。まぁ、さすがにツルツルはちょっと抵抗ありますけど、三角地帯の面積が広かろうが狭かろうがとりあえず整えていてほしいです。なんだかんだ、やっぱり毛のお手入れはしていてほしい派なので。ワキ、脚、ウデ…見える部分は全部剃っているんだから、アンダーだって剃って当然です。テレビでカミングアウトしているグラビアアイドルやタレントは、しょっちゅう水着にならなくちゃいけないっていう、仕事上の理由があっての脱毛でしょ。ただ、ツルツルを公言するのはどうかと思いますけど。毛があるほうが不衛生だという考え方もあって、海外のサッカー選手なんかは、みんな剃っていますからね。そのへんの10代の男の子だって、今どきは、すね毛を剃るのが当たり前みたいになってきているし。女性のお手入れレベルから、いまや男性もどんどん脱毛していく時代なのかも。ナチュラルに上手に手入れしているのが、一番!◇つちだ・てるゆき芸人。『この差って何ですか?』(TBS日曜19:00~)、『日曜のへそ』(ニッポン放送日曜12:00~)、『ジョブチューン』( TBS土曜19:56~)ほか、出演番組多数。※『anan』2015年9月30日号より。写真・中島慶子イラスト・3rdeye文・神保亜紀子
2015年09月28日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは「つなぎ彼氏」。本命の彼氏ができるまで、とりあえず間をつなぐ彼氏をつくる女性のこと。恋愛に慣れたモテ女性のように思われるが、じつは独りでいることに耐えられない寂しがり屋かも?「つなぎ彼氏がいる女性はアリですか?」と男子100人にアンケートすると、当然のように81%がナシと回答しました。土田さんのご意見は?***失恋したら、すぐにでも次の恋愛!といきたいけど、年をとるにつれて結構しんどいもんですよ。彼氏のいない時期がつい長くなって「いまさらオトコなんてさ~」なんて言ってしまうより、つなぎでもなんでも、恋愛している方がいいんじゃないですか?つなぎの彼氏ができる人は、基本モテるんでしょうね。想像ですけど、容姿がキレイな人というより、なぜか不思議とモテる人ってイメージ。特定の彼氏以外の男性への接し方がうまかったり、ちょっとした所作がかわいかったり。オトコ側も、容姿はそこそこだからそんなにモテないだろうと油断していたら、すぐ次のオトコに乗り換えられたりして。なおさら魅力的に見えたりね。相当な恋愛体質なのでは!?でも、間口が広くて経験値が高いってことは、人を選ぶ能力も高いわけで…。あまたのオトコを取り込む、一種の能力ですね。きっと同性からのやっかみはすごいんでしょうけど、やっかむ方が僕はイヤですね。経験値を高めるためにも、つなぎ彼氏を持ってみる練習を一度してみたらいいんじゃない?◇つちだ・てるゆき芸人。『この差って何ですか?』(TBS 日曜19:00~)、『日曜のへそ』(ニッポン放送日曜12:00~)、『そうだ旅に行こう。』(テレビ東京)ほか、出演番組多数。※『anan』2015年9月16日号より。写真・ y-studio文・神保亜紀子
2015年09月15日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが今週のテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは「マイルドヤンキー」。地元に根ざした若者。小・中学校からの友人関係を継続、地元で就職、早婚、親との同居など、現代の一般的な若者の志向と正反対の彼ら。そんなマイルドヤンキーについて土田さんはこう話します。* **まず、このネーミングがよくない!育った町に住み続ける若者ってエライなと思うんですよね。一度は都会へ出て…っていう思いはあったかもしれないけど、理由はどうあれ、地元にとどまって、根を張って生活するのはすごくいいことだと思うんです。わが町を発展させるも廃れさせるも自分たち次第。自分の住んでいる町に愛着を持って、真剣に町の将来を考えることが、日本全体を考えることにも繋がるわけだし。マジメな話、今の日本にとって最も重要なことだと思いますよ。都会がすべてじゃないです。都会に出れば何かがある、なんていうのは妄想。いい加減古いですよ。埼玉県出身の僕が言うのもなんですが、僕自身、東京に対する憧れが全然ない。何区に住みたいとか、どこぞの高層マンションに住みたいとか、そういう願望もない。仕事上、東京に住んでいるけど、そうじゃなければ、地元に住みたいですよ。第一に、実際に東京に住んでいる人は田舎から出てきた人たちが大半。マイルドヤンキーなんて呼んでいる人こそ、田舎者なんですよ!※『anan』2015年9月9日号より。文・神保亜紀子写真・Electra-K-Vasileiadou
2015年09月07日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが今週のテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回はデートでも恋愛でもセックスでも、男に誘われることで“女”であることを感じられる「誘われたがる女」。30歳を過ぎても、変わらず誘われたいと願い、待ちの姿勢を貫く女性をどう思うか、男子100人にアンケートしました。するとナシと答えたのは59%。誘われ待ちは、かまってちゃんとも近い印象なのか、敬遠されがち。そもそも、本当に魅力的な女性なら、自然と誘われているはず。土田さんのご意見は?* **きっと、基本きれいな女性なんでしょうね。20 代の頃はちやほやされて、誘われるのも当たり前だったんでしょう。だから、いつまでも女であることを感じていたいとか、男から誘うべきだとか、「誘われる=女として見られる」的な、20 代からのセオリーがあるんでしょうけどね。でも、30 歳を過ぎても男から誘われたいっていう考えはキビシイ。申し訳ないけど、その時期はもう終わりました。特に、女性の30代って1歳ごとに刻む年代だと思うんですよ。31歳は、まだなんとなく20 代とさほど変化なく過ごせる。35 歳になると、結婚や出産を現実的に考えなきゃいけなくて、39 歳にもなるともっと重くのしかかってくる。男性から見たって、30 代半ばの女性とは気軽には遊べないですからね。今まで声をかけてきてくれていた男にこだわらず、いっそのこと新規開拓して対象を変えてみたらどう?なんなら、僕らがよく集まる若手芸人の会なんかおもしろいですよ。自分の知らない世界って楽しいし、意外とモテるかもしれないしね!※『anan』2015年8月26日号より。文・神保亜紀子写真・Casarsa
2015年08月25日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが今週のテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回は男子100人に「決められない、優柔不断な女性はアリですか?」とアンケート。すると、優柔不断な態度は相手をイライラさせるだけ…とばかりに、ノーの男性が半数近くにも。即断できないのは女性に限らないのでは?では、「決められない女子」に関して、土田さんの意見はいかがでしょうか。* **ネガティブ思考は誰にでもある要素ですよね。優柔不断だし、曖昧な態度も取るし、気も使う。どっちつかずになってしまうのは、しょうがないことですよ。ただ、アラサーにもなれば、ある程度の取捨選択もできて、判断力もそれなりについていていいはず。度が過ぎる優柔不断さんは、ちょっと困りモノですね。結局、こういう人って、一見ほわっとしているようだけど、ただ単に我が強いだけ。優柔不断をタテにしているにすぎないんじゃないの。「私、ネガティブな性格だから…」って、深刻な悩みのようだけど、本人がそう思い込んでいるだけだと思いますけどね。たとえば、AかBか決められない=ネガティブと考えるんじゃなくて、選択肢がいくつもあるって考えたらどうですか?その方が次に行きやすいですよ。ちょっといいなと思う人が2人いたら、2人に接近しちゃえばいい。本当に好きな人を探している過程だと考えれば、別に尻軽なんかじゃないと思うし。もうそう簡単にときめく年齢じゃなくなってくるんだし、選べるうちに決断すべきです!◇「決められない女子」は恋愛において自分がどうしたいのか、何を求めているかが曖昧。きっぱり断ることもできず、本音も言えず、頭の中で悶々としてしまう女性。ネガティブ思考な面も。※『anan』2015年8月5日号より。イラスト・3rdeye文・神保亜紀子
2015年08月05日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが今週のテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは「カラ恋」。カラダから始まる恋愛のことで、男子100人にこの「カラ恋」についてアンケートをとったところ、55%が「アリ」、45%が「ナシ」と回答しました。これについて、土田さんの意見は?***これははっきり言って「年」だから!もちろん男側にはヤレればいいと思っている輩がたくさんいますよ。でも、最初はエッチ目的だったけど、「やっぱりあのコ、いいコだったな…」なんて、真面目につき合いたいと思うこともあるだろうから。30 代にもなれば、このパターンなんじゃないですか。わざわざ「ではつき合いましょう」なんていうスタートは重たいし、流れに身を任せるほうがスムーズだったりしますから。大人の恋ですから、ね。つき合うまではいかないけど、エッチはしたいっていう女性もいますよね。「彼氏はいないけど、男はいる」ってきっぱり言える女性は、むしろ清々しいなって思いますし。自分の中でうまくバランスをとればいいんです。この場合は、“カラダ確認”だから、“カラ確”ですけどね…。恋愛にルールはないから、こういう恋があってもいい。やれる人たちは、やればいいんです!自由恋愛をもっと謳歌してもいいはず。むしろ、恋愛のハウツーやらルールを奨励するほど、恋愛に億劫になっちゃうのかもよ!?※『anan』2015年7月8日号より。文・神保亜紀子(C)LifesizeImages
2015年07月02日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが今週のテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは「炎上系女子」。SNSで自分の恋愛やプライベートを露出しすぎたために、批判を受けてしまう女性のこと。何を言われても頑なに意見を曲げない姿勢が問題視されることも。そんな炎上系女子について土田さんはこう話します。***炎上している女性って、けっこうな肉食系だと思いますよ。「人は人、私は私」という典型。ネット上でもなんでも、自我を貫くことに躊躇なし。少数の人に支持されていればいいっていう開き直りがあるから、ある意味強いですよね。きっとその強がっている感じが、同性からすると鼻に付いてイヤなんでしょうね。で、叩くという行為に出てしまう。それを総じて“ひがみ”って言うんでしょうけど。男からしても、叩かれる脇の甘い女性が好みかというと、むしろ眼中にないですよ。男ウケは悪いでしょうし、モテの要素はない気がしますけど。女性が女性を叩いているのを、男は対岸の火事のように遠巻きに見ているだけですから。でも皮肉なことに、そうやってひたすら炎上させようと、一生懸命薪をくべることが、結果その人の話題を振りまいていることになるんですけどね。一番効果てきめんなのは、まったく興味を示さない、一切触れないことなんですよ。まぁそもそもネット上の話なんて興味ないからなぁ。ネットでごちゃごちゃ言っていること自体が僕はキライです。※『anan』2015年6月3日号より。文・神保亜紀子(C)deeeoblue
2015年06月02日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが今週のテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは「ありのまま女子」。映画『アナと雪の女王』から流行った言葉“ありのまま”より、自分を解放して開き直る強さを身につけた女性の呼び名に。これに対する土田さんの意見は?***昨年の流行ワードを踏まえて、アラサー女性が自分を解放する暴挙に出はじめた!?僕自身、『アナ雪』は観てないけど、歌くらいはなんとなく知っています。けど、そんな趣旨の歌でしたっけ?「ありのままの私を受け入れて」なんて言っちゃってるんですか。じゃあ、相手の“あるがまま”も受け入れられるってことでいいんですよね? というか…、これ、ただの開き直りですよね。ありのままっていう言葉を、自分勝手に解釈しているだけでしょう。もっと言えば、自己プロデュースができない自分を正当化しているだけですね。自分の感情にブレーキがかけられない、コントロールできない時点で、もう大人じゃないですよ。人間社会で協調性をなくしたら、どうしようもないですよね。もっとタチが悪いなって思うのは、“ありのまま”スタイルをアピールしてくる人。相当キライですね。つくづく、人に対する気遣いって大切だと思うんです。みんな気を使いあって生きて いるんです。それができないなら、無人島で一人、ありのままに生きればいいんですよ。※『anan』2015年5月27日号より。文・神保亜紀子
2015年05月21日本誌の連載「あなたがいいならそれでいいけど」で、フラットな目線と語り口でアラサー女性の事象ワードを切る、お笑い芸人の土田晃之さん。 月刊誌で連載していた、サラリーマンからの悩みに答える連載が一冊の“ビジネス書”としてまとめられた。そのタイトルも『納得させる話力』。なるほど、出演しているテレビ番組での土田さんは、「いかに説得力があるか」「いかにふつうの話をおもしろく語れるか」というポジションのことが多い。その話力にいつも納得させられ、時にはユーモアを交えた熱っぽい語り口にひきこまれてしまう。 そんな“トークのプロ”土田さんだが、実は子供時代はとてつもなく人見知りだったという。 「恥ずかしがり屋で人前に出るのがすごく苦手でした。でも、小学校の卒業アルバムにも書いているんですが、お笑い芸人にはなりたかったんですよね。なぜかって、僕、根がおもしろかったんですよ(笑)。でも、クラスの先頭に立って何かやるかというと、面倒くさい、恥ずかしいで何もやらなかったんです」 そんな土田さんが芸人を目指して入った専門学校時代に、転機がやってきたという。 「タレント科っていうところに在籍していたんですけど、そこには歌手、レポーター、お笑い志望など、いろんなタイプのヤツがいたんです。このままじっとしていたら輪から外れてしまうと思って、片っぱしから話しかけていったんですよ。どうやってみんなの輪に入っていくか、自己プロデュースできるかどうかが、そこで試されたんです」 いまや芸歴20年以上。人間交差点のような芸能界で培ったスキルは、初対面の人との接し方から話題のふりまき方、プレゼン術、説明が苦手…などのビジネスから対人関係まで、コミュニケーションにおけるさまざまな悩みを解消するヒントとなって、本書にちりばめられている。 「どんな仕事の場でも、必ず人との接点がありますよね。そこをどう磨いていくか、どう自分に取り込んでいくか、なんです。初対面の人が苦手…、みんなそうですよ。だって、 相手のことを知らないんですから。 苦手じゃない人はこの世で、(明石 家)さんまさんくらいです!でも、誰もが持っている苦手意識って、ちょっとしたコツだったり、見方を変えることで、解消されることが多いと思うんです。この本の中で『ふーん』って思えることがあれば、参考にしてもらって、あとはどう思ってもらってもいいですよ」 つちだ・てるゆき芸人。『直撃LIVEグッディ!』(フジ月~金曜13:55~)金曜レギュラー、『そうだ旅に行こう』(テレ東火曜18:57~)レギュラーはじめ、出演番組多数。 トーク、交渉、プレゼン、コミュニケーション…。人間関係において大事な「話し方」のコツを、トークのプロらしい語り口で指南したビジネス書。実践テクニック編では、“ひな壇芸人”の本領を存分に発揮。双葉社926円 写真・土佐麻理子 ※『anan』2015年5月20日号より
2015年05月19日「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが今週のテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。 今回のテーマは「涙婚」。意識的に涙を流す“涙活”などを通じて、泣きのツボが同じ異性を見つけて結婚するというもの。価値観が同じ人と結婚したい人にとっては注目の婚活になっているようですが、土田さんはこう話します。 * ** 涙のツボが同じ人を見つける婚活があるんですか。感動のツボが同じ=価値観が同じだと…?僕はそうは思いませんけどね。価値観が一緒の人が結婚相手としてふさわしいかというと、そんな甘いものじゃないですよ。 そもそも、涙のツボが同じっていうデータひとつだけで価値観が一緒だと決めるのも、どうなのかな。ツボにしたって、長く一緒に生活していたらだんだん好みや趣味嗜好は変わっていくんでしょうから。 人って、気持ちが盛り上がっていれば泣けちゃうんですよね。泣ける映画は、だいたいの人が泣くでしょう。そこで泣けない人は、逆に反感を買っちゃったりして。感動するって、けっこう簡単なことだと思うんですよ。こう見えて僕も、意外と泣くタイプだし。スポーツ選手の引退とかノンフィクションに弱いんですよ。ただ、自分の意志で泣きたいとは思いませんけどね。 まぁ、涙活がひとつの入り口になるならOKじゃないの。ただ、泣こうが泣くまいが、結婚してから一緒に生活することの現実のキツさは、まったく関係ないですからね! ※『anan』2015年5月13日号より
2015年05月08日タモリがストーリーテラーを務める人気ドラマ番組「世にも奇妙な物語」が、今年25周年を迎えるにあたり、アニメ「ワンピース」との異色コラボが決定!阿部寛が、海賊モンキー・D・ルフィと共演することが明らかとなった。人間が持つ恐ろしさ、醜さなどがにじみ出る奇妙なドラマを描いてきた同番組。25周年ということで、特別なものを…とフジテレビが贈りだす今回の企画は、“人気マンガ家”とコラボする「25周年スペシャル・春~人気マンガ家競演編~(仮)」。その中でも、目玉となるのがこのアニメ「ワンピース」とのコラボドラマ「ゴムゴムの男」だ。主人公となる阿部さんが演じるのは、組の若頭・鬼頭。抗争で命を狙われ歩けなくなるほどの傷を負った鬼頭が、入院中の病院で偶然“ゴムゴムの実”(※体がゴムのように伸び縮みするようになる、ルフィが食べた悪魔の実)を食べてしまう。ゴムの力で再び奮起する鬼頭だったが、すでに組からは邪魔者扱い…。しかし、鬼頭はルフィと出会うことによって忘れかけていた大切なことに気づかされていくーー。もちろんだが阿部さんは、今回がルフィと初共演。そしてルフィは念願(?)のドラマ初出演となる。阿部さん演じる鬼頭は「ゴムゴムの実」を食べたことによりゴム人間となり、子どもの前で何メートルにも腕が伸びてしまう、という実写にするとかなりシュールなシーンが満載となっているようだが、どんな役づくりで挑んだのか?阿部さんは今回の収録をふり返り、「25周年という節目で24年ぶり(※1回目の出演は、’91年8月29日放送の『ま・ば・た・き』)に出演することになり嬉しく思っています。あの『ワンピース』ルフィと初共演ということで、どんなものになるか想像も付きませんが、こんな経験もないので、楽しくやらせていただきました。アニメと一緒になるのが楽しみです」と感想を寄せている。「世にも奇妙な物語」×「ワンピース」で阿部寛×ルフィ…その名に偽りなく“世にも奇妙な物語”が誕生しそうだ。「世にも奇妙な物語25周年スペシャル・春~人気マンガ家競演編~(仮)」は4月11日(土)21時~23時10分よりフジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年03月10日東京、谷中にある銭湯を改築し1993年にオープンしたギャラリー「スカイザバスハウス(SCAI THE BATHHOUSE)」で、名和晃平の個展「FORCE」が開催される。期間は3月7日から4月18日まで。名和晃平はプリズムシートや発泡ポリウレタン、ガラスビーズなどを用いた作品で知られる現代アーティスト。最先端の3Dテクノロジーや化学的なアプローチを駆使したオブジェは、表層のテクスチャーにおける情報量を増幅させるとともに、その素材特性を最大限に引き出している。観察者の知覚体験によって現代彫刻の新たな可能性を示すとともに、その一方で希薄化していくオブジェの実体を対比させ、デジタル社会における存在のリアリティーを問いかけてきた。今回の展示会では三つの新作が発表される。そのうちの一つ、インスタレーション「Force」では黒いシリコンオイルが雨のように降り、床の所々に黒い池を構成。一定方向に高速で流れ続けるオイルは、独特の粘性と重力によって空間に配置され、液状化した彫刻作品を完成させる。一方、平面作品「Direction」シリーズは、垂直に張ったキャンバスの上端から顔料を滴らせたもの。モノクロームの反復、自律的な階調が強いコントラストを生む。また、「Moment」では顔料入りのタンクを振り子にして、インクの軌跡を円心状に錯綜させながら、画布を動かすことで局所的なカオスを発生させた。【イベント情報】FORCE会場:SCAI THE BATHHOUSE住所:東京都台東区谷中6-1-23 柏湯跡会期:3月7日から4月18日時間:12:00から18:00休館日:日・月曜日(3月21日は開館)
2015年03月03日中川晃教らが出演するトップシンガーとトップダンサーによるショー「THE SHOW INFECTED “CONNECTION”」(3月19日(木)から東京・天王洲 銀河劇場にて)に、河村隆一がスペシャルシンガーとして出演決定。THE SHOW INFECTED “CONNECTION”チケット情報また、アフタートークイベントも3月20日(金)昼公演と21日(土)夜公演終演後に実施される事が決まった。アフタートークイベントにはキャストの中川、蓮水ゆうやが出演。さらに20日(金)にはショーの構成・演出・振付を手がける大澄賢也と、河村隆一も登場する。同ショーは2部構成。1部では『白鳥の湖』の楽曲を様々なアプローチで歌い踊りながら男女のドラマを描き、2部ではボブ・フォッシーなどのミュージカル曲やマイケル・ジャクソンの楽曲などを現代風のアレンジも加えながら綴っていく。公演は3月19日(木)から22日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。チケットの一般発売は1月24日(土)午前10時より。なおチケットぴあではインターネット先着先行「プリセール」を実施中、1月20日(火)午後11時59分まで受付。
2015年01月20日水戸芸術館の現代美術ギャラリーで「山口晃展 前に下がる 下を仰ぐ」が開催される。期間は2月21日から5月17日まで。山口晃とは馬を模るバイクに武士を乗せるなど、個性的な芸術観で注目を集める画家。13年には「ヘンな日本美術史」で小林秀雄賞を受賞するなど、キャンバスには美術や歴史に対する批判精神が描き込まれ、そのタッチは大和絵や浮世絵を思わせる。細部を緻密に書き込む作風も有名で、『Tokio山水』シリーズといった都市の鳥瞰図、合戦図などを数多く手掛けてきた。今回の展覧会では大作『続・無残ノ介』が50m規模の大展示室に飾られる他、代表作『忘れじの電柱』が発表時とは別の形で展示される。その他、小道のような通路につながる各部屋には、それぞれに異なる山口の作品世界が広がり、その先には新作のインスタレーションが待ち受けるという構成だ。3月21日と4月19日には山口によるトークイベントが開催される予定。また、5月2日には「お絵描き道場」として、会場を訪れた人から提案されたお題を元に、山口がその場で絵を描き上げる。その他、3月7日から5月17日までは週末に、市民ボランティアによるギャラリートークも催される。【イベント情報】山口晃展 前に下がる 下を仰ぐ会場:水戸芸術館 現代美術ギャラリー住所:茨城県水戸市五軒町1-6-8会期:2月21日から5月17日時間:9:30から18:00(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(5月4日は開館)入場料:一般800円(中学生以下、65歳以上は無料)
2014年12月23日日替わりでふたりの実力派ミュージシャンを迎え、コラボレーションを繰り広げる3夜連続のライブ『I Sing~Versus~』を、2015年1月に開催する中川晃教。4か月ぶりのワンマンライブにして、自身にとって初のセッションライブとなるこの公演にかける意気込みを、本人が語ってくれた。今回の共演者は「テクニックが抜群なのはもちろんですが、一緒にプレイしながら“リミッターが外れる瞬間”をともに感じることができる方々ばかり。正直、展開が読めないんですけど、だからこそ絶対にすごいコンサートになるぞっていう予感がある」と自信をのぞかせる。セットリストは取材時点では未定だが、彼が近年展開している、クラシック音楽とポップスを融合させた“POPSSIC”を基調としながらも、フュージョン、ロック、ブラックミュージックなど、さまざまなジャンルを採り入れたバラエティ豊かなステージとなるようだ。「編成はシンプルだけど、いや、シンプルだからこそ、ユニバース(宇宙)を感じさせるような、壮大で深遠な音楽の世界を感じていただけると思います」。サブタイトルの『Versus』は、もちろん「中川晃教“vs”楽器(そしてミュージシャン)」を意味しているが、「実はもうひとつ、『中川晃教“vs”歌』、つまり僕が歌と対峙する、という意味も込められている」のだとか。「『I Sing』と銘打ったライブは今回で5回目ですが、過去4回、歌というものに正面から向き合ってきて、今改めて、歌うことの楽しさを感じているんです」。シンガーとして活躍する一方、ミュージカル俳優としても確固たる地位を築いているが「昔は、2足のわらじを履いている自分に少し引け目を感じていたんですけど、今はそんな不安はまったくなくなりました。むしろ、ミュージカルや芝居の経験が、自分の音楽性を広げてくれることも多々ありますし。やっぱり、歌こそが自分の核を成すものなんだと思いますね」と語る。そんな確信を得た彼にとって、この『I Sing』シリーズは、今や大切なライフワークとなっているようだ。「最近つくづく思うのは、歌という表現には“人生”がつきまとうものなんだなって。自分はこれまでどう生きてきたのか、なぜ自分は歌うのか、歌い続けるのか。歌には、そのすべてが表れる。それを僕自身が実感するためにも、そしてファンの方々に見届けていただくためにも、『I Sing』というコンサートは長く続けていきたいと思っています」。公演は1月16日(金)から18日(日)まで東京・日本橋三井ホールにて。チケット発売中。取材・文:泉 英一■中川晃教『I Sing~Versus~』1月16日(金)VS ベース&チェロ(渡辺等 and 結城貴弘)1月17日(土)VS ピアノ&キーボード(旭 純 and 大坪正)1月18日(日)VS ギター&パーカッション(鈴木英俊 and MATARO)
2014年12月17日そこは暴力や憎悪がはびこる凄惨な世界だが高橋一生は「美しい舞台になるはず。そこだけは確信を持っています」と語る。演出・白井晃の生み出す舞台『マーキュリー・ファー』の世界に飛び込むことに恐怖も不安もない。「いろんな感情が希薄になりがちな社会において、僕も含め現代を生きる人間が必要としている感覚に出会う瞬間があると思います」とうなずく。舞台『マーキュリー・ファー』チケット情報英国の作家フィリップ・リドリーによる戯曲の本邦初演。人間の本能をさらけ出し“第二のデヴィッド・リンチ”とも評される彼の面目躍如とも言える作品で、ある“パーティ”の準備をする兄弟とそこに集まる人々の物語が展開する。暴力的でグロテスクな描写の中から高橋が感じたのは本質的かつ普遍的な“愛”。「この兄弟愛ってすごく野性的で普遍的。動物がじゃれ合うように、傷つけることでしか表現できない愛ってあると思うんです。先行して凄惨な描写があるけど、その内側に『透明な暴力』というか、心臓が見えている状態で殴られるような感覚を秘めているホンですね」。リドリーはイラク戦争に対する怒りを込めて本作を書いたと演出・白井晃が語るように、随所に様々なメタファーが見られるが、高橋は「兄弟が巻き込まれていく現実が、決して自分たちと遠いものとは思わない」とも。「内なるところで僕らは既に“戦争”を抱えていて、それはもしかしたらイラクの戦争よりも残酷かもしれない。僕のこれまでの三十数年の体感として持っている戦争のイメージをイラクに飛躍させることはできないけど、そうせずとも戦々恐々とした感覚はいまの僕の中にあるはず。その感覚をまずは舞台上で試してみたいと思います」。演出の白井とは2012年の『4 four』(作・川村毅)以来2度目の仕事となるが、「美」への確信は白井の存在があるゆえ。絶対的な信頼を持った上で、前回、完全な“合致”を見せた互いの感性を「溶け合わせたい」とも。「白井さんが言う“白”にあえて違う“白”をぶつけて溶けあわせたらどうなるか?白井さんとならそうやって別次元に進める気がします。今年は大河ドラマをはじめ、映像での露出も多かったが、TVの中とは全く違う姿を舞台上で見せてくれそうだ。「作品を観たあとの感想は『分からなかった』でもいいと思う。いまの時代、分からないまま放置することが難しくなっているけれど、時間をかけて咀嚼してもらって、いつかふとした瞬間に『あぁ、そういうことか!』と感じてもらえたらいいなと思います」。舞台は2月1日(日)より東京・シアタートラムにて。その後、兵庫・福岡でも公演。チケットの一般発売は12月14日(日)午前10時より。撮影・取材・原稿:黒豆直樹スタイリスト:秋山貴紀ヘアメイク:Tetsuya Mori
2014年12月11日阿部寛はメールを見て驚いた。送り主は仲間由紀恵。14年におよぶ「トリック」シリーズの終幕を飾る『トリック劇場版 ラストステージ』の撮影最終日。全てのシーンの撮影を終えたという報告と共にスタッフ、キャスト陣で撮った記念写真が添付されていた。そこに阿部さんの姿はない…。数日前にすでに自らの出演シーンは全て撮り終えていたからだ。「その1週間くらい前です。(意外と)あっさり終わりました。その日のラストシーンですらなくて、(スタッフも)『はい、移動です』って感じで、極めてサラリと…(苦笑)。だからメールを見てびっくりしました。泣いてる人までいるよ!って(笑)。その場にいないのが悔しかったですね」。上田らしい、いや『トリック』らしいと言うべきか…。目の前にいるのは役からすっかり離れ、落ち着いた佇まいの仲間さんと阿部さんなのに、語られるエピソードの中の2人は山田奈緒子と上田次郎そのものである。自称・超売れっ子天才美人マジシャン(金欠・貧乳)の山田と、騙されやすい天才物理学者(巨根・童貞)の上田のコンビが、殺人事件や怪奇現象の裏に隠されたトリックを暴いていく人気シリーズがついに幕を下ろす。人気作品を次々と生み出す堤幸彦監督にとっても歴代最長のシリーズとなったが、その中核を担った2人のコンビネーションはどのように生まれたのか――?14年前、仲間さんは20歳。不安と緊張を胸に連続ドラマの撮影に臨んでいた。「民放初主演ですごく緊張してました。阿部さんに生瀬(勝久)さんと周りは大先輩ばかりで…。掛け合いということもよく分かってない中で、最初は一生懸命、投げるばかりで、阿部さんが全てを受け止めて方向性から何から決めてくださいました」。阿部さんにとっても上田というコミカルで奇妙なキャラクターは未知の領域。「最初は手探りだった」と言いつつ、グイグイとコミカルな方向へと足を踏み出していった。これまでにない3枚目のキャラとして、上田の人物像が固まっていく過程を阿部さんはこうふり返る。「最初は『カッコよくいこうか?』って考えてたんです。(同じ堤作品の)『ケイゾク』の渡部(篤郎)さんみたいに。いろいろ可能性を模索したんだけど、それがこうなるとは…(苦笑)。連ドラで上田が大ウソを吐いた回があったんです。シューマッハがどうのって(※上田がF1世界王者のシューマッハに運転を教えたのは自分だと主張する)。そのあたりで観念しました(笑)。当初、台本を読んだときは疑問だったんです。『これを言って成立するのかな?』って。でも、連ドラが毎話、出来ていき、完成したものを見てまた作っていくわけですけど、『確かにこれは面白い!』って思うようになっていきました」。山田と上田の2人のコンビネーションも回を追うごとに深まり、それがまたそれぞれのキャラクターをはっきりと際立たせていくことにも繋がった。決して山田も上田も人間として成長はしないのだが…。仲間さんは、シーズンを重ねる中で覚えた“駆け引き”の面白さをこう語る。「シーズン1では上田にやられっぱなしでしたけど、シリーズを重ねていくうちに掛け合いが面白いと思うようになりました。上田の言うことに反応したりアドリブで返したり。最初のうちは笑いが止まらなくてNGを連発していました(笑)。シーズン2は『今度は笑わないぞ』と決意して臨んで、気の抜けない現場だと実感しつつ楽しかった。蒔田(光治)さんの脚本を読み込み、回を重ねるごとに奈緒子というキャラの幅が見えてきました。最初は上田さんに対しても敬語なのに、だんだん変わっていって、呼び捨てになって、殴ったりウソついたり…。そういう中でだんだん、私も観念していきました(笑)」。阿部さんも掛け合いの中での仲間さんの変化をひしひしと感じていた。「最初の頃の奈緒子は、過去やいろんなものに精神的にも囚われていて、そこに上田が土足で踏み込んでいくような感じで、まさに仲間さんの目の中に入っていくような芝居でした。それがシリーズが進むにつれて、奈緒子がだんだんと手強くなってきた(笑)。殴り返してきたり、一筋縄ではいかなくなってきて。今回、久々にお会いしてやってみると、やっぱり安心感を持ってやらせてもらえるんですよ。僕がどんな芝居をやっても助けてくれるという信頼感があるんです」。「長いような、あっという間だったような――」。仲間さんは14年という歳月をそんな言葉で表現する。「今回で本当に終わりですが、あの世界観は私たちの知らないところでずっと続いているような気がします。終わってせいせいするという気持ちでもないし、寂しさもあるけど、一生お別れという気もしない…不思議な感じです」といまだはっきりとした実感を伴わない別れを語る。阿部さんは、堤監督からもメールを受け取った。それは仲間さんからメールを受け取った撮影最終日よりもさらにずっと後のこと。編集の最終段階でスタジオから送られたものだった。「『編集していて、涙が止まらくなった。寂しいです』って。あの強い堤さんらしくない…いや、普段は強い人だからこそ、メールで本音をのぞかせて、寂しさを語ってくれたんだなと思います」。ラスト近く、これまでの14年の山田と上田の姿が映し出される。「14年間、一緒に歩いてきたから、パッと見せられてもどこのシーンなのかすぐに分かるんですよ」と阿部さん。「ホントに『やめてよ!』って思いましたね」とスクリーンに映し出された20代前半の姿に仲間さんは苦笑する。その声は照れくさそうで、そして少しだけ寂しげだった。(text:Naoki Kurozu)■関連作品:トリック劇場版 ラストステージ 2014年1月11日より全国東宝系にて公開(C) 2014「トリック劇場版 ラストステージ」製作委員会
2014年01月08日仏シャンパンブランド「ドンペリニヨン(DOM PERIGNON)」は16日、現代アーティストの山口晃、「新世紀エヴァンゲリオン」などの作品で知られるアニメーションスタジオ「ガイナックス(GAINAX)」とコラボレーションした映像作品を国立代々木競技場第二体育館で披露した。この作品は、ドンペリニヨンとクリエーター達とのコラボレーションプロジェクト「Dom Perignon The Power of Creation - 創造する力」の一環。同ブランドは今までマーク・ニューソンやデヴィッド・リンチなどと協働している。今企画では日本の伝統的手法で描いた山口の絵を、ガイナックスがXsens MVNという最新技術を使って12分の映像作品にした。円環状のスクリーンに走馬灯のように投影され展示される。山口の過去の作品や新作などで構成されるその映像の中には、ドンペリニヨンの産地であるオーヴィエールの風景を山水画に描く山口の姿や、コンテンポラリーダンス集団「コンドルズ」の藤田善宏が踊る姿も映し出さている。発表会には、山口晃、ガイナックス代表取締役・監督の山賀博之、ドンペリニヨン醸造最高責任者のリシャール・ジェフロワの3名も参加。山賀氏は、「ドンペリニヨンの味にテーマを見出し、自然に創作活動に入ることができた。2月に山口氏と訪れたオーヴィエール修道院での体験をそのまま映像化しようと思った。山口氏とその作品を主役に、キーワードはジェフロワ氏から教わった"Intensity(強さ)"という言葉。そのイメージは桜の古木に託されている」と語る。山口氏は、「高校生の頃にDAICON FILM(ダイコンフィルム:ガイナックスの母体)を知り、その後もガイナックスさんの作品を見続けてきたので、今回山賀氏と一緒に仕事できたことをとても光栄に思う」と笑顔で挨拶。「ドンペリニヨンには力強さや複雑さ、繊細さなど相反する要素があるが均衡を保っている。まるでじわじわとしみとおって続く幸せのようなその均衡を作品にしようと思った。円環状のスクリーンは映像が回り、まるで酩酊しているような感覚にもなる。考えすぎず、考えなさすぎず、気持ちよく作品に向き合ってほしい」と話した。また、ジェフロワ氏は、「日本のトップクリエーターである山口氏と山賀氏の創造性に新しい表現の可能性を強く感じ、コラボをお願いすることになった。シャンパンも一つひとつがユニークなものであり、醸造とは今まであったものを壊して新しいものを作る作業。リスクを恐れないのが私達3人の共通項だと思う」と語った。作品は、YouTubeでも公開。また、同月26日から28日までの期間、東京ミッドタウンのセレクトショップ「リステア(RESTIR)」でも展示される。入場無料。
2013年07月18日直木賞作家・道尾秀介氏の本格ミステリーを映画化した『カラスの親指』。本作で人生の哀しみを背負うサギ師の中年男を好演した俳優・阿部寛が、頭脳明晰な刑事や古代ローマ人など、まるでカメレオンのようにさまざまなキャラクターに挑み続けている理由を明かした。その他の写真タケこと武沢竹夫(阿部)は新米のテツ(村上ショージ)と組み、競馬や骨董をネタに作戦を考え、シノギを上げるサギ師だ。「サギをするシーンが3か所ほどありますが、毎回違うキャラクターでサギを仕掛けるのは面白かったです」とまずはサギ師役の感想を吐露する阿部。映画は、この中年コンビと偶然出会う3人の若者たちが、タケの過去にまつわる一世一代の大勝負に出るまでを描く。「伊藤(匡史)監督は強いこだわりと愛情を持っていて、カット数が尋常じゃなかった(笑)。ただ、だからこそ自分が演じたどのキャラクターたちよりも、タケという男には人間臭い側面がより強く出ていたように思いました」と人世の悲哀を背負った“人間”を演じることが出来て感謝の念を抱いたという。宣伝コピーにあるように近年の阿部は出演映画に限ってみても、頭脳明晰な刑事や古代ローマ人など、まるでカメレオンのようにさまざまなキャラクターに挑み続けている。今作ではサギ師という新たな表情も話題の的で、そこには「自分ではまったくできないと思っているようなことに挑戦したくて」という俳優としての本質的な、課題にも似た願いがあるという。「先日、舞台でシェイクスピアの戯曲に50歳を前にして挑戦しましたが、大恥かいてもいいと思っていましたよ(笑)」と想いを打ち明ける。「そうやって自分を鍛えていくことで、違う自信を持っちゃう自分を抑えているみたいなことはあると思いますね」。演技について、「間違った方向に進んでいても、役者は気づかないことがある。10年ぐらい切り替えができない場合があります」と明かす阿部。最後に本作で重要なモチーフとなる“親指”に掛けて、「それこそ“これでいい”みたいな間違った“親指”を作ることが一番怖いと思いますよ。つねに自分をイジメ抜いて、何度も失敗していい、そういう意気込みで今はやっています」と語っていた。『カラスの親指』公開中取材・文・写真:鴇田 崇
2012年11月26日9月24日、大阪・なんばグランド花月『吉本興業創業100周年特別公演 170日目』の日替わりゲストコーナー「唄って笑って100周年」にセレッソ大阪アンバサダー・森島寛晃が出演した。なんばグランド花月『吉本興業創業100周年特別公演』のチケット情報坂田利夫、安尾信乃助、今別府直之、吉田裕らが所属するフットサルチームの即戦力として入部という設定で、学生服に瓶底メガネ姿で登場した森島。その意外な格好に会場からどよめきが起こる中、すぐさまユニフォームに着替えると、まずはリフティングを披露。足はもちろん、肩や背中を駆使した見事な技で観客を魅了した。また、ゴールキーパー役の今別府を相手に、力強いシュートを何本も決めていく森島。そのスピードとパワーに怖気づいて逃げ惑う今別府と舞台上は大騒ぎ、会場も大いに沸いた。そして、約10分の出番を終えた森島は「今日は緊張したけど楽しかったです。今、Jリーグはオリンピック選手も戻ってきて盛り上がっています!ぜひ、応援してください!」とJリーグをPRした。なんばグランド花月『吉本興業創業100周年特別公演』は毎日、なんばグランド花月で開催中。
2012年09月24日