2023年3月31日より東京・六本木トリコロールシアターにて、横内謙介演出、今江大地主演による舞台“Le gai mariage”『ル・ゲィ・マリアージュ~愉快な結婚』が上演されることが決定した。本作は、フランス演劇界の最高峰モリエール賞で最優秀コメディ賞にノミネートされた作品。今江が、六本木トリコロールシアターのステージで新たにフランスコメディに初挑戦する。主演は、関西ジャニーズJr.としてコンサート、舞台など数々のステージをこなし、2023年からは本格的に俳優業に邁進する今江大地。今江が演じるアンリ・ド・サシーは、モテモテで女好きのドンファン。これまでに演じたことのない、新境地に挑む。キャストは、アンリの親友で彼と偽装の同性婚をするドド役に、ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズンの菊丸英二役で初舞台を踏み、いま注目を集めている富本惣昭、アンリの友人の弁護士ノルベール役に、2017年のTBS日曜劇場『陸王』で俳優デビューし、以降話題作に立て続けに出演している緒形敦、アンリと恋愛中のエリザ役に、AKB48のメンバーで、ドラマや舞台などへの出演も意欲的にこなしている清水麻璃亜、そしてアンリの父親・エドモン役に、劇団扉座の創設メンバーで、個性派俳優として外部舞台作品やNHK大河ドラマなどにも出演している岡森諦が顔を揃えた。<コメント>■プロデューサー 白樹栞日本でもヨーロッパの香りのする新たな作品に出会える劇場をと建ち上げた六本木トリコロールシアター。フランスにはまだまだ日本に紹介されていない素敵な作品が数え切れなくあり、こうした作品を日本に紹介したいと設立したSociété Le Théâtre Elysée。翻訳の岩切正一郎先生も賛同くださり、さまざまな作品を翻訳してくださり、今、私の手の中に上演を待っている素晴らしい作品が幾つもあります。残念ながらコロナ禍で3年近く上演出来ない中で、横内謙介先生に演出をお引き受け頂きいくつもの戯曲を読んでくださり、その中から選んでくださったのがこの『ル・ゲィ・マリアージュ~愉快な結婚』。2011年にモリエール賞最優秀コメディ賞にノミネート! 以来2022年に至るまでフランス全土で何度も再演のこの作品……。今後はこのトリコロールで繰り返し再演して行きたいと思っておりますが、演出とキャストによっては、大人の男性の話になったり若い青年たちの話になったり。今回はモテモテのドンファン・アンリと可愛い天然ドド、賢い弁護士のノルベール、思いやりいっぱいのエリザ、厳粛の塊その物!?のエドモン……、このひとりひとりのキャスティングにこだわらせて頂きました。岩切先生の翻訳、横内さんの演出、そしてキャストの皆さんの熱演により、おしゃれなフランスの笑いをお届けできるのではないでしょうか。皆さまがこの作品の再演を望んでくださいますように……、Bravoの声を頂けます様に望みながら……。■岩切正一郎(翻訳)フランスには、ブルヴァール劇という、社会風俗をコミックなタッチで扱う劇のジャンルがあります。本作もその一つ。同性婚法が成立する2年前に初演された作品です。結婚、恋愛、経済的格差、友情、宗教、忖度、といった問題に、登場人物はどんな態度で応えるのか。今の日本の政治・社会状況にもヴィヴィッドに絡んでくる芝居です。横内さんの演出、魅力的なキャストのみなさんの演技でどんな面白い舞台が出現するのか、とても楽しみです。■横内謙介(演出)演出にあたって学生時代からモリエールなどの古典劇、或いはサルトルとかジュネとか哲学・不条理方面のフランス演劇には多少の馴染みはありましたが、現代劇については何も知りませんでした。今回トリコロール・シアターさんにお誘いを受けて、戯曲を何冊か読ませて頂き、その豊饒さ面白さに初めて触れました。その中で今の若者たちが生き生きと躍動するこの作品が気に入って、演出をさせて頂きます。簡単に言えばウソからまことが生まれる類のウェルメイドな喜劇なのですが、ここにはLGBTや人間性の解放、親子関係の回復など、現代的なテーマが堅苦しくなく散りばめられています。岩切正一郎先生の翻訳がそれを鮮やかに、描き出して下さいました。今江大地さんはじめ個性的で、若くて上手い俳優たちと、我が扉座の岡森、少数精鋭で六本木のお洒落な小劇場に相応しい、上質な笑いと感動をお届けしたいと思います。■今江大地はじめまして。今江大地です。僕が演じるのはアンリ・ド・サシーという人物で、物語ではモテモテで大の女性好き。結婚をせず女遊びの生活をしてる。要するに嫌なやつだ。僕は人生で一度だけモテ期を体験していて、それは母校での教員実習の時。生徒たちから「大地先生」「大地先生」と呼ばれ、もう掴むところないよってくらいたくさんの生徒たちに腕を掴まれた。モテモテでした。そんな経験を活かせたらと思っています。ただタイトルの『ル・ゲィ・マリアージュ』を見て思うのは、これは一筋縄ではいかない。なにか楽しいことが起こりそう。これからどんな舞台になるか楽しみです。是非観に来てください。■富本惣昭ドドを演じさせていただくことになりました、富本惣昭です。今回、愉快な結婚に出演するにあたって台本に目を通した時、とにかく台本を読み込みドドという人物がどういう人物なのかを考える時間が物凄く必要だなと思いました。自分の演じるドドは物語を大きく動かす人物だと思います。だからこそ、より良い作品にできるよう、必要なアイディアを沢山考え、物語に色々な形で関与できればなと思います。そして、演出家である横内謙介さんがどのように物語の演出をつけて下さるのか今から楽しみです!■緒形敦弁護士ノルベールを演じさせていただきます。いつか海外の戯曲で芝居をしたいと思っていたので、お話を頂いた時は凄く嬉しかったです。弁護士といえばお堅いイメージですが、ノルベールは子供っぽい所もあり、何かとお調子者な顔もあります。弁護士として頭のキレる部分やエレガントなところなど、ノルベールの様々な顔をお見せ出来るよう頑張ります。横内さんの演出のもと、多くのことを吸収して、観に来られた方々に楽しんで頂けるようこの作品を作り上げていきたいです。次々に3人に起こる修羅場や予想できない展開にハラハラしながら、魅力的な登場人物達のお芝居を堪能してください!■清水麻璃亜エリザベート役で出演致します。今まで演じた事のないキャラクターと役回りな気がしているので、どう作り上げていくかとても楽しみです! また、唯一の女性キャストとして、この作品に強さや艶を添えられたらなと思っています。劇場で楽しく明るい時間を届けられる作品にできるよう頑張ります!! ぜひ、笑いに来てください♪■岡森諦演出の横内とは高校時代からの付き合いで、今まで百本近く一緒にやっております。ただ、その作品のほとんどが横内の作なのです。純粋な演出家として横内と付き合うのはとても珍しく、もう何十年ぶりです。そして、六本木トリコロールシアターという初めての劇場。大好きなサイズ感! オシャレ!新しい劇場というのはやっぱりワクワクします。いろいろ楽しみで仕方ありません。どうぞ、ご期待ください。<公演情報>『ル・ゲィ・マリアージュ~愉快な結婚』2023年3月31日(金)~4月16日(日) 六本木トリコロールシアター脚本:ジェラール・ビトン&ミシェル・マンズ翻訳:岩切正一郎演出:横内謙介プロデューサー:白樹栞■出演今江大地/富本惣昭/緒形敦/清水麻璃亜(AKB48)/岡森諦【チケット料金】7,800円(全席指定・税込)■オフィシャル先行(抽選受付)2023年1月7日(土)17:00~1月16日(月) 23:59当落発表:2023年1月20日(金) 18:00■一般発売2023年2月19日(日) AM10:00~問合せ:六本木トリコロールシアター03-3796-7771公式サイト:
2023年01月06日下野戸亜弓箏の会主催、『下野戸亜弓箏曲リサイタルー山田検校作品連続演奏会Ⅲー』が2022年10月23日 (日)に紀尾井小ホール(東京都千代田区紀尾井町6番5号)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 山田流箏曲の流祖山田検校の作品を取り上げるリサイタルシリーズの3回目。3回目となる今回は秋をテーマにした作品から、「小督曲」「那須野」「明けがらす」の3曲をそれぞれの趣向をこらして演奏いたします。山田流箏曲演奏会下野戸亜弓が、このたび人間国宝となった義太夫三味線方鶴澤津賀寿師をはじめ、邦楽界を牽引する山登松和、堅田喜三代、福原寛、設楽千聡代、西川巳太郎らを共演者に迎え、新たな古典箏曲の魅力を切り拓きます。【曲目】小督曲那須野明けがらすプロフィール下野戸亜弓Ayumi Shimonoto(箏/三絃/歌)山田流箏曲演奏家。東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業、同大大学院音楽研究科修了。リサイタル、邦楽コンサートの企画開催、NHK-FM放送、CD・映画・舞台音楽の制作参加等、国内外で活躍。古典・現代作品委嘱初演他、万葉集から賢治作品まで歌・語りを中心とし独自の創作活動を展開。CD「万葉の恋歌〜箏歌をうたう〜」・楽譜「ざしき童子のはなし」ほか。平成23年度群馬メセナ芸術文化奨励賞。2019年デンマークにてワークショップとコンサートを開催。2020年NYコロンビア大学中世日本研究所の招聘によりコンサートに出演。現在は、古典と現代の両面から2つのリサイタルシリーズ「山田検校作品連続演奏会」、「現代箏曲の世界」を開催、箏曲の新たな魅力を伝えるべくさまざまな分野で活動を広げている。下野戸亜弓箏の会代表。(公社)日本三曲協会・山田流協会・群馬県邦楽協会理事・前橋市文化協会・NPO法人三曲合奏研究グループ副会長、箏曲組歌会、日本歌曲協会所属、邦楽ちーむDメンバー。開催概要『下野戸亜弓箏曲リサイタルー山田検校作品連続演奏会Ⅲー』開催日時:2022年10月23日 (日)開場時間 13:45 /開演時間14:30会場:紀尾井小ホール(東京都千代田区紀尾井町6番5号)■出演者箏:下野戸亜弓、設楽千聡代三絃:山登松和笛:福原寛太棹三味線:鶴澤津賀寿鳴物:堅田喜三代立方:西川巳太郎■スタッフ主催:下野戸亜弓箏の会制作協力:東京コンサーツ■チケット料金指定席 一般:5,000円自由席 一般:4,000円自由席 学生:2,000円(税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月22日宇宙Six/ジャニーズJr.の山本亮太が、舞台『HEY! ポール!』で単独初主演を務めることが15日、明らかになった。同作は、脚本・演出家であり映画監督としても活躍する山田能龍が2008年に旗揚げした劇団・山田ジャパンの10周年記念公演で、「3連打公演」のフィナーレとなる。ポールダンスが観られるカフェバー「東京センターポール」の常連客達が、ふとしたきっかけからそれぞれの傷をさらすことに。常連客の1人である平汰(山本)は、それをかわそうとする。独特の言語感覚と哲学、コメディー感で構築された山田の世界観が、ある瞬間に誰もがふと抱く「不足感」に接触して、共感を得る普遍性へと昇華されていく。山本のほか、いとうあさこ、谷口あかり、羽鳥由記、横内亜弓、野澤祐樹(ジャニーズJr.)、望月龍平、川村紗也、宮田幸輝、浜名一聖、森一弥、与座よしあきが出演。公演は7月18日~21日、東京・草月ホールにて行われる。○山本亮太 コメントどうもこんにちは!宇宙Sixの山本亮太です!『Hey!ポール!』に出演させてもらうことになりました!ついに初単独主演させて頂くことになりました!自分として初コメディー作品となるので、どれぐらい山本亮太がコメディー作品に対して勝負できるのか山本亮太がどこまでできるのかの挑戦でもある舞台です!期待には必ず答えます!とにかく話もすごい面白いので絶対後悔させません!宇宙Sixの山本亮太って色々な顔をもってるな!と思ってもらいたいです!そして、みなさんに愛される作品にしたいと思っています!山本亮太全開で頑張ります!!みなさん是非会いにきてください!○山田能龍 コメント10年という歳月でずっと変わらなかった“山田ジャパンらしさ”というもの。その魅力を余すことなく伝えられるのが『HEY! ポール!』という演目です。記念すべき10周年の第三弾でこの作品を躍動させたいと思います。そして、僕らの世界に山本亮太さんを迎えることが楽しみでなりません。彼の舞台力の高さは方々から聞いていました。多様化していくメディアの中で、新たなジャニーズの俳優像を提示できる存在だと思います。従来の魅力を存分に発揮して貰いつつ、我々との交流で産まれる新しい一面にも期待しています。
2019年05月15日NMB48の石塚朱莉が2018年4月に旗揚げした劇団「アカズノマ」の第2回公演が決定。扉座の劇作家・演出家である横内謙介の代表作『夜曲 nocturne』を、2019年1月24日(木)から27日(日)まで大阪・ABCホール、31日(木)から2月3日(日)まで東京・新宿村LIVEにて上演する。劇団アカズノマ公演情報はこちらぴあ関西版WEBでも「劇団 石塚朱莉」と題した演劇連載を展開している石塚が、「大好きな舞台を自ら作りたい」と結成したアカズノマ。公演ごとに演出家や出演者を迎えて行うスタイルで、旗揚げ公演では柿喰う客の人気作『露出狂』を、同劇団に所属する七味まゆ味の演出により、関西弁バージョンで上演した。続く今作も、七味を演出に迎えて『夜曲 nocturne』に挑む。本作は、1986年に初演され、さまざまなカンパニーで上演されている横内謙介の初期の名作戯曲。石塚は「私が生まれる前から長年にわたり、たくさんの方々に愛され続けてきた戯曲に触れるのはドキドキしますが、とてもうれしく思います!強烈なキャラクターたちと現在と過去との香りを、アカズノマの色に混ぜて届けたいなと思います!」とコメント。新聞勧誘員で放火魔のツトムは、ある晩、廃屋となった幼稚園に放火をし、そこでサヨという少女と出会う。ツトムが幼稚園を放火したことをなぜか喜ぶサヨ。すると、放火をきっかけに700年前の人間たちが現代に次々と蘇ってくる。怨霊によって呪いをかけられた人間、身分違いの恋、武士や貴族の主従関係…。有象無象の人間関係に振り回されるツトムは、やがて自分がすべきことは何かを考えはじめ…。『露出狂』にも出演したNMB48・古賀成美がヒロインを務めるほか、七味も出演。一部キャストはオーディションにより選出される。また、初の東京公演に向けては「東京でも変わらずに、活動拠点である関西色を出していけたらと思います!」と意気込みを見せ、「たくさんの方々にお楽しみいただけるように、また作品を通して自分自身も成長できるように全力を尽くし、愛を注いでいきたいと思います」と語る。公演は2019年1月24日(木)から27日(日)までABCホール、1月31日(木)から2月3日(日)まで新宿村LIVEにて。チケットは11月発売予定。
2018年10月16日1975年の連載開始以来、絶大なる人気を博している少女漫画『ガラスの仮面』。5度目の舞台化となる今回は、「華やかな迷路編」「冬の星座編」を中心に展開、人気劇中劇『ふたりの王女』なども登場する。そこで姫川亜弓役を演じるマイコに話を訊いた。舞台『ガラスの仮面』 チケット情報地味で平凡ながら、女優としての天賦の才を秘めている北島マヤ。恵まれた環境で育ち、持って生まれたスターの輝きを放つ姫川亜弓。一見パーフェクトに思える亜弓だが、マイコはそんな彼女の「人間くさいところが好き」と語る。「確かにマヤはドジだったり、かわいらしい部分があるんですが、やはり天才なんですよね。その点亜弓は、女の子の憧れをギュッと凝縮しているように見えて、実はものすごく努力している。今いる状況に甘えず、自分の力でしっかり立っていこうとする人なので。そんな亜弓に私は共感を覚えますし、力をもらう存在は、やはり亜弓なんですよね」そんな亜弓を舞台上で体現するため、マイコにはすでに準備を始めていることがある。「今回はまず形から入ろうという思いが強くて、少しずつではありますが、亜弓を意識しながら日々の生活を送るようにしています。例えば歩き方であったり、姿勢であったり。そうして沁み込ませた意識が、舞台に立った時、何かしら出るんじゃないかと信じているんです」さらにこの難役に挑むには、これまでにないアプローチも必要になってきそう。「今までの役づくりは、どちらかと言えば自分の経験の中から引き出していくような、“役を自分に寄せる”という方法を取ることが多かったんです。でも亜弓を演じる場合、ふとした瞬間に素の自分が出てしまうようでは、絶対に成立しない。だから今回は、何か型をつくるというか、“自分を役に寄せる”という方法を取っていこうと思っているんです」多くの女優たちが影響を受けたように、マイコにとっても『ガラスの仮面』は、「壁にぶち当たったら読み返す、教科書のような漫画」。マイコ自身が熱心なファンなだけに、今彼女の中には、こんな思いが沸き上がっている。「とにかく愛されている作品なので、やはりお客さまに喜んでいただきたいという思いが強いです。こういう感情は、実は今回が初めてで…。そしてどの場面を取ってもすごくエネルギッシュな作品だと思うので、ぜひライブならではのパワー、エネルギーを受け取っていただきたい。そしてそれを、前向きな何かに繋げていただけたらなと思います」公演は8月15日(金)から31日(日)まで東京・青山劇場にて。チケット発売中。取材・文:野上瑠美子
2014年07月01日