アイドルグループ・Rev.from DVLの橋本環奈が23日、都内で行われた、角川映画40周年記念作品『セーラー服と機関銃―卒業―』の製作発表会見に出席した。KADOKAWAは、角川映画が来年で40周年を迎えるにあたり、1981年公開の『セーラー服と機関銃』に続く物語を橋本主演で製作する。父の死でヤクザの組長になった星泉は、普通の女子高生としての生活を望むも、様々なトラブルに巻き込まれていく――というストーリーで、映画は来春公開予定。映画初主演を務める橋本は、「喜びと同時にまさかと驚きました。大役を演じるとは夢にも思ってなかったので、まだ夢の途中にいるよう」と緊張の面持ち。星泉役は、薬師丸ひろ子のほか、テレビドラマで原田知世、長澤まさみが演じていることもあり、「憧れの薬師丸ひろ子さんが演じた役なので、感じたことがない重圧でいっぱい。名だたる女優の先輩方が演じてるけど、橋本環奈として自分らしい星泉を作り上げたい」と気を引き締めながら意気込んだ。また、前作ラストシーンの名セリフ「快感」を披露して会場を沸かせた橋本は、「今日で重圧は封印するつもり。40周年記念作品という冠に恥じないよう、勇気とポジティブさを持って楽しみながら臨みたい」と笑顔を見せる場面も。会見には、原作者の赤川次郎をはじめ、KADOKAWAの井上伸一郎社長、前田弘二監督、脚本の高田亮、菊池剛プロデューサーも出席し、"目高組"の看板を贈った赤川は、「前作にとらわれる必要はないので、やりたいように伸び伸びやってほしい。頑張ってください」と背中を押していた。
2015年06月24日角川映画40周年記念作品として来春公開予定で『セーラー服と機関銃 -卒業-』が製作されることになり、“千年に一人の逸材”と話題の橋本環奈が主演に決定。6月23日(火)、原作者の赤川次郎らと共に記者会見に臨み、ヒロインの星泉を演じる覚悟を口にした。1981年に公開され、主演の薬師丸ひろ子が機関銃を乱射し「かい…かん」というセリフを口にするのが大きな話題を呼んだ『セーラー服と機関銃』。その後も、ドラマ版で原田知世、長澤まさみがヒロインを演じてきた。女子高生の星泉が、父の死をきっかけに弱小暴力団の組長に就任するという物語だが、今回の『セーラー服と機関銃 -卒業-』は過去作のリメイクではなく、赤川さんが1989年に発表した続編小説「セーラー服と機関銃・その後 -卒業-」(角川文庫刊)を原作に、高校3年生になった泉のその後、そして卒業を描く。監督を務めるのは『婚前特急』が話題を呼んだ前田弘二。同じく『婚前特急』で前田監督と組み、その後『さよなら渓谷』、『そこのみにて光輝く』などの話題作の脚本を手がけている高田亮が脚本を担当している。橋本さんは福岡を拠点に活動するアイドルグループ「Rev. from DVL」の一員だが、2013年の11月にネット上にアップされたイベントでの写真が「奇跡の1枚」として大きな話題を呼んだ。本作の製作総指揮を務める「KADOKAWA」代表取締役の井上伸一郎氏は、当時、この写真を見てすぐに関係者に連絡を取り、映画への出演をオファーしたとのことで、その後、橋本さんに最も適した作品として、角川映画40周年記念作品第1弾となる本作の製作を決めたという。原作者の赤川さんは、角川映画と同じく来年で作家生活40年を迎えるが、本作の制作について「光栄です」と語り「一番のショックは橋本さんが1999年生まれと知った時。一瞬、絶句してしまいました」と冗談めかして40年の月日の重みをかみしめる。そして「薬師丸さんが20世紀の星泉だとしたら、21世紀の星泉を自分なりのやり方でフィルムに刻んでほしい。やりたいように伸び伸びとやって、前のものに囚われる必要はありません。頑張ってください!」と橋本さんにエールを送った。橋本さんは「初めて話を聞いて『まさか』という驚きと、もちろん、大きな喜びがあった」と述懐。「この上ない憧れの存在である薬師丸ひろ子さんの代表作の星泉という大役を自分がやることになるとは夢にも思っていませんでした。まさに夢の途中にいるようです」と語る。その上で「名だたる先輩が演じてこられたので、『誰のように』ではなく、橋本環奈として自分らしい星泉を演じていけたらいいなと思います」と意気込みを口にした。橋本さんは、報道陣のリクエストに応じて薬師丸さんの名セリフ「かい…かん」をその場で生で披露し、会場を沸かせた。現在、橋本さんは監督やスタッフとのリハーサルの真っ最中であり、クランクインは7月上旬の予定。前田監督は「橋本さんのいましか撮れない瞬間を撮りたい」と語った。『セーラー服と機関銃 -卒業-』は2016年春公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月23日頭にデカいウサギをかぶったカズヤと、キューピーなんてダサい肩書きが加わった子豚ちゃんマナミの演奏が始まる。二人の姿を見ただけでもう帰りたかったけど、まぁせめて一曲くらい聞いてあげようかと思ってとどまる。…そうやって、きっと帰るタイミングを逃すんだろうなとも思った。なんだかんだで、こういうときマジメ過ぎるというか、要領わるい自分が不憫でならない。ステージの照明が、青く涼しげな色に変わる。まさかいきなりバラード? と思ったら、そのまさかだった。しかも、聞いたことある曲。私が生まれた年くらいに流行った古い曲だけど…よく知っている。父親が生前よく歌っていたから。なんで、よりにもよって。久々にその曲を聴いて、悔しいけれど心を揺さぶられてしまう自分がいる。父と一緒にいられた時間というのはそれほど長くはなかった。でもこれまでの人生、ずっと父親に影響され続けてきたから。父が集めたカセットテープやマキシシングルは、mp3にしてぜんぶPCフォルダに保管されている。中高生のときに読んだ本も、父親の書斎に残っていた本。気になるやつは何冊か抜いて、一緒に上京してきた。あと実家で、三丁目のタマとか、自分が生まれるより前に流行ってたキャラクターのグッズをずっと大事にとってあるのもそう。ぜんぶ、もういなくなってしまった父との思い出だから。いきなり一曲目から、178(イナバ)ライダーなんてフザけた名前で、バカみたいな格好しながら私の琴線に触れるような選曲してきて、いったいなんなんだ。「先ほどの曲は、1995年に流行ったバラードでした。私たち、実は今年で、ぴっちぴちのハタチなんす! ってなわけで、今夜は私たちが生まれた95年当時の曲をお送りする予定です」曲が終わり、MCを務めるマナミ。なるほど、そういうコンセプトなのか…だとしたら、終わりまで私の心が揺さぶられっぱなしかもしれない。やばい。泣いちゃったらどうしよう。と、突然カズヤ、と言うかウサギ頭が、マナミの肩をぽんぽんと叩く。ウサギの口元に耳を近づけるマナミ。まるで内緒話をするように…って、実際、カズヤはなんも喋ってないんだろうけど。ただのわかりやすいフリだ。「…えっ、なに、178(イナバ)ちゃん。おぉっ、なんと! みなさん、重大ニュースです! いまこの会場で、ちょうどこの日にハタチを迎えるお友達がいるそうです!」えっ。ギクリとした。まさか…いや、そのまさかだろうな。この日にハタチを迎えるのは、私だ。「スペシャルサプラーイズ! なんとそのお友達に、178ちゃんが特別に、オリジナルソングを歌ってくれ…」「…イズミ! 聴いてくれ! 俺がこの日のために用意したラブソングを!」マナミの紹介もまだ途中なのに、いきなり立ち上がるウサギ。否、いまその着ぐるみを外す。ただのギターを持ったカズヤになる。やばい。会場を出るなら、きっとこのタイミングだ。イズミはにげだした。…しかし、観客にまわりこまれた! にげられない! (つづく)【恋愛小説『彼氏の顔が覚えられません』は、毎週木曜日配信】 目次ページはこちら
2015年06月18日ポッカサッポロフード&ビバレッジは6月22日、清涼飲料「がぶ飲み」の新シリーズ「ブルーハワイフロート 500mlPET 橋本環奈 部活応援ボトル」を夏季限定で発売する。希望小売価格は140円(税抜)。同商品は夏を盛り上げる季節商品として、夏のイメージが強くかき氷のフレーバーとして若年層に人気の高い“ブルーハワイ”をチョイス。アイスクリームと練乳を合わせたフロート風の味わいに仕上げている。炭酸の刺激と後味で“がぶがぶ飲める”とされる。また、パッケージデザイン正面は青を基調とし夏をイメージ。裏面は“がぶ飲み応援マネージャー”の橋本環奈が部活のマネージャーに扮して様々な部活を応援するというオリジナルパッケージ(部活応援ボトル)となっている。ちなみに部活デザイン数は全16種類あり、サッカー部や野球部など自分が所属している部活や好きな部活のデザインを探す楽しさを提供しているという。ほか、既存フレーバーの「ミルクコーヒー」「メロンクリームソーダ」「フルーツミルク」「マンゴーフロート」なども、裏面パッケージを橋本環奈の部活応援ボトルとして期間限定で展開。部活数はトータルで44あり、部活動に励む中高生を応援するとのこと。なお同ブランドは2015年に誕生20週年を迎え、それを機に「メロンクリームソーダ」「ミルクコーヒー」などの商品を“フロートをイメージした飲料”にリニューアルしている。
2015年06月17日ミュージカル『シャーロック ホームズ2 ~ブラッディ・ゲーム~』が4月26日、東京芸術劇場 プレイハウスで開幕した。今作は韓国発の創作ミュージカルで、昨年1月に上演し好評を博した『シャーロック ホームズ~アンダーソン家の秘密~』に続くシリーズ2作目。キャストには前作から続投のホームズ役・橋本さとしと女性ワトソン役・一路真輝に加え、今回、別所哲也、秋元才加、小西遼生、良知真次など、ミュージカル界の実力派が顔を揃える。ミュージカル『シャーロック ホームズ2 ~ブラッディ・ゲーム~』チケット情報橋本さとしのホームズと一路真輝のワトソンのコンビネーションは今回も健在だ。奇抜で、常に推理で頭が一杯のホームズと現実主義のワトソン。今回、彼らは女王陛下の命でパリにいた。ロンドンで起こった連続殺人事件の捜査をレストレード警部(コング桑田)から依頼され、ロンドンに呼び戻されるホームズ。潜入した犯罪者の巣窟で、ホームズはバーミンガムから来た敏腕警部クライブ(別所哲也)と出会う……。初日前日に行われた会見で橋本は「前作の時より出演者が増えて、楽曲の空気感もスケールアップしています。今回は“切り裂きジャック”という世界的にも有名な犯罪者とホームズが対決するというのがスリリングで面白いと思いますし、犯罪が起きる過程においての人間描写が深く描かれていますので、そこもご注目頂きたい」とアピール。一路も「ミュージカルの続編は珍しいと思いますが、内容は全然変わっていても、キャラクターとしてホームズやワトソンたちが軸としてそのまま残っていながら世界観が広がっていくということが面白味。今回は前作以上にスケール感が大きくなり、エンタテインメント性がより優れたものになっていると思います」と自信を覗かせた。また、今回から同舞台に参加する秋元は「さとしさんと、一路さん、素晴らしい方々と共演させて頂いて、その中で学ばせて頂けるのは本当にありがたいことだと思っています。私の演じるマリア・クララという役もこの物語の中で重要なキーとなる役なので、一生懸命務めさせて頂きたいと思っています」と意気込みを語った。東京公演は5月10日(日)まで。その後、5月16日(土)・17日(日)福岡・キャナルシティ劇場、5月21日(木)から24日(日)まで兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで上演。チケット発売中。
2015年04月27日"天使すぎるアイドル"橋本環奈擁するRev.from DVLが、3月8日に東京・SHIBUYA CLUB QUATTROで行ったライブ公演が、4月28日(20:30~22:10)に、CSチャンネル「TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画」で放送される。番組名は『橋本環奈 Rev.from DVL ライブハウスツアー Live And Peace vol.3@SHIBUYA CLUB QUATTRO~ディレクターズカット~』と題し、Rev.from DVLの最新ライブハウスツアーで行われた公演の模様を放送。客席との寄りが近く、アットホームな雰囲気が味わえる。同公演は、タップやダンスを取り入れたショー演出も実施。汗と涙の貴重なバックステージの様子も紹介する、ディレクターズカット版となる。
2015年04月23日「コフレ板橋本町」完成株式会社コフレは、都内に「女性が住みたくなる」「友達を呼びたくなる」がコンセプトの、安全・安心・充実の設備をモットーにした女性専用マンション「コフレ板橋本町」が完成させた。オシャレなヨーロッパ調女性専用賃貸だけあって、このマンションは女性に気配りした特別仕様となっている。例えば、1人暮らしではなかなか配備できないドレッサーがあることは、メイクにかける時間も楽しくなるだろう。チェストや大きめのクローゼットがあることも、洋服の管理に便利だ。また、玄関には全身鏡が配備され、出かける前の身だしなみチェックもOK。洗面所には大きな鏡が配備されているのも、女性には嬉しいかぎり。さらに、オシャレなヨーロッパ調の外観、ピアノのある華やかなエントランスホールも。(毎週土曜日にピアノコンサート開催)板橋本町駅から徒歩6分部屋タイプは、1Kから1LDKまで、25.04~45.78平方メートルの広さのラインナップでバラエティーに富んでいる。アクセスは、都営三田線・板橋本町駅から徒歩6分で、地下鉄に乗り、板橋本町駅からオフィス街大手町駅まで約20分と好立地だ。女性に嬉しい設備満載の「コフレ板橋本町」で新生活を始めることを検討してみてはいかがだろうか?賃料:1K 25.04m2~(20戸)月額 65,000円~78,000円1DK~1LDK 33.00m2~45.78m2(18戸)月額 77,000円~94,000円管理費:月額 5,000円(プレスリリースより)(画像はプレスリリースより)【参考】・プレスリリース「コフレ板橋本町」
2015年04月14日カズヤの新しい恋人は、恐ろしいことにあの子豚ちゃん・マナミだった。「違うってば! ただの友達だって…べつに、イズミから奪うつもりはないよー!」子豚ちゃん本人は否定しているが、どうだか。4月。新しい年度を迎えた直後、いきなりこんなひどい状況からスタートしなきゃいけないのは残念以外のなにものでもない。学食でたまたまカップルを見て。見ただけだったなら、何も問題なかった。どうせ相手の顔なんて判別できない。そのままスルーできた。女の方から声をかけてきたからいけないのだ。「あ、イズミ…!」しかも大声で。男の方は一瞬私と目を合わせ、それからうつむいた。何となく見たことある服装だったので、まさかと思って、「え、ひょっとして、カズヤ…?」。声をかけても黙ったままの男。沈黙は、肯定を意味していた。「ち、違うの…これは、そういうわけじゃなくて…」女の方は、こっちが何も言わないうちから必死に言い訳しようとしている。なんなんだ、この修羅場は。「イズミなんて気安く呼ばないで」しょぼくれた様子のカズヤを尻目に、子豚ちゃんに対して怒りの台詞を口にする。「わぁ、もう、こわいー! 機嫌なおしてよー、イズミ…ちゃん? イズミさま?」子豚ちゃんがそうやって媚びたような台詞を吐くたび、ストレスが募る。この女、いや、豚。どう料理して食ってやろう。頬肉のあたりなんかコラーゲンたっぷりではなかろうか。それともただの脂身か? 鉄板の上に載せたらさぞかし、肉の焼けるいい音がしそうだ。その前に、どうやって殺そう。刃物で刺す、鈍器で殴る。いろいろ方法はあるが、肉を傷つけないためには首を絞め上げるのが一番か…。「あ、イズミ、ポニーテールにしたんだー。イメチェン? かわいー!」不自然な話のそらし方をする豚。おかげで気が散って、せっかく考えていた殺害計画が頭から消し飛んだ。もういいやコイツ、殺すのもメンドい。「いつから付き合い始めたの。2月のデートが初めて? それとも、1月から?」一応、聞いてみることにする。だいたい想像つくけど、あの三が日の“相談”がキッカケなんだろう。「ギター弾けるようになりたいんだ。カズヤ軽音部なんでしょー、教えてよー」とか何とか言ってたあれは口実だったのだ。そこからしばらくは友達だったのか、すぐ恋愛に切り替わったのか。「ち、ちげーよ。いつからも何も、ずっとギター友達だよ」ようやく顔を上げ、口を開くカズヤ。言い訳じみた口振りから察するに、正直な話を聞くのはもう諦めた方がよさそうだ。「ふーん、ギター友達。恋人ほっぽって、バレンタインに“デート”だとか言ってはしゃいで、それで友達ね」「あぁっ…くそっ、先輩が妙な言い方するから…」「妙な風にLINEに書いたのはカズヤでしょーが」「書いたまんま伝えられるとは思ってなかったんだよー! 冗談ぐらい通じると…」「冗談? こっちは本気で落ち込んでたのに、冗談なんて考えられない。サイテー」「ああっ…ごめ、いまのは俺が…」「許さない。ゼッタイ。どう謝られてもムリ」言って。学食のお盆に載っていたコップを手に取る。バシャッ。勢いのまま、カズヤの顔面にぶっかける。「ちょ…イズミ!?」豚が吠える。やりすぎだ、と言いたいのか。なんなら、おまえにもぶっかけてやろうか。そう思ったが、残念ながらコップの中にもう水はない。「…おまえ、さぁ…!!」カズヤが立ち上がる。前髪から、鼻から、あごから水をしたたらせながら。なに、逆ギレ? 「今のでわかった? 私の気持ち」努めて冷静に言う。頭一つ分高いカズヤを見上げながら、気持ちだけでも見下すように。カズヤはにらんでいる。たぶん笑ってなんかいない。これはきっと怒りの感情だ。表情が読めなくてもわかる。私は表情を作れない。けど、きっと真顔でも伝わる。伝わる言葉しか選ばない。優しさは、1ミリもいらない。「カズヤってば、テキトーでしょ? それがカズヤなんだよね。直す気なんてないんだよね。もうムリ。そんなテキトーなのが彼氏だったら、私には必要ない。さよなら」そう言って。ぜんぜん手を付けていない学食を、そのまま返却口に持って行く。こんなもったいないこと、普段なら考えられない。でも、今のやりとりで食欲は失せてしまった。ぜんぶカズヤのせいだ。カズヤが悪い。料理してくれたオバチャン、農家のみなさん、恨むならカズヤを恨んで。そう思って、食堂を抜ける。キャンパスに出て、一度だけ振り返る。カズヤが追ってきてるんじゃないかと思う。けど、そうだとしてもきっとわからない。もうカズヤの顔を覚えていない。今まで一度だけでも、思い出せたことはない。前を向いて、歩き出す。心は静かで、冷たい。激しい感情はもうない。なのになぜか、目の下が水滴で湿っている。(つづく)【恋愛小説『彼氏の顔が覚えられません』は、毎週木曜日配信】 目次ページはこちら
2015年04月02日アイドルグループ「Rev. from DVL」のメンバーで“天使すぎるアイドル”の異名を持つ、橋本環奈。人気コミックを実写映画化した『暗殺教室』では、タコ型の超生物で3年E組の担任教師“殺せんせー”暗殺のために送り込まれた、箱型ロボット・律を熱演している。コミックを全巻揃えるほどの原作ファンという橋本さんは「誰を演じる事が出来るのだろうか?」と生身の人間の生徒役を想像していたそうだが、オファーされたのは自己進化する人工知能を持った攻撃ロボット・自律思考固定砲台だった。通称・律と呼ばれる、まさかのロボット役に驚いたものの「原作の中で一番好きなのが実は“律”。最初は無表情で怖い設定だけれど、生徒たちと打ち解けてアイドル的存在になる可愛らしいところがいい」と結果的には願ったり叶ったりの抜擢となった。楽しみにしていた、生徒役たちとの撮影。ところが律のパートはグリーンバック処理での合成で、教室内の収録映像に付け加える形のスタイルとなった。「皆さんと一緒に撮影できるかと思っていたら、一人だった」と笑う橋本さんだが、「映像を確認して想像しながらやっているうちに生徒さんたちが見えて来た。微調整を加えながら何回も撮り直していくうちに、想像する楽しさと新鮮さも生まれた」と“天使すぎる”努力とマインドを発揮。その甲斐あって、合成と言われなければ分からないほどの自然さが、スクリーン上で再現されている。橋本さんは「何もかもがほぼ初めて。ついて行くのが大変だけれど、周りの方々に助けられて。羽住栄一郎監督のアドバイスのおかげ」と謙遜するが、特殊な状況下での撮影にも臨機応変にこなせてしまう力量は、本人が持つセンスと才能のたまもの。2013年末から“天使すぎるアイドル”としてブレイクした橋本さんは、それ以降、バラエティ、テレビドラマ、そして今回の映画出演と引っ張りだこで、その知名度は瞬く間に拡散されている。ところが当の本人は「『Rev. from DVL』としてメジャーデビューしたのは昨年4月で、それから1年になろうとしているけれど、ブレイクしているという実感はまだない」と浮き足立つ気配は皆無。「街中で気づいてもらえるようになって、声をかけてもらえると『私の事を知っていただけているんだ…』と嬉しくなる。常に自分は精一杯の“Do My Best”で頑張って、皆さんの期待に応えられるようにと思っている」と無邪気な笑顔の奥にストイックさをチラつかせる。「Rev. from DVL」としてメジャーデビュー後は、あっという間に月日が過ぎたというが「沢山の経験をさせてもらって、なかなか味わえないものにも挑戦させてもらっている。疲れるという感覚もないし、ストレスもたまりません。逆に撮影やライヴで私が周りの方々にストレスを与えていないかが心配」とそのパワフルさは“律”以上。現在16歳、吸収の時期。「欲張りかもしれないけれど、映画にも雑誌の表紙にもテレビにも出たい。1日は24時間しかありませんが、時間が許す限り様々なものに挑戦していきたい」と、“天使すぎる”快進撃は止みそうにない。(photo / text : Hayato Ishii)■関連作品:暗殺教室 2015年3月21日より全国東宝系にて公開(C) (C)2015 フジテレビジョン 集英社 ジェイ・ストーム 東宝 ROBOT(C) 松井優征/集英社
2015年03月19日3月16日(月)に、ポッカサッポロフード&ビバレッジの中高生向けソフトドリンク「がぶ飲み」シリーズの応援マネージャーに就任した“天使過ぎるアイドル”こと橋本環奈(Rev.from DVL)。橋本さんはアイドルながら現役高校生とあって、気になるその学生生活などについて記者から質問が飛んだ。橋本さんは「学生生活は非常に充実しています。目標は芸能活動と学業の両立。勉強ももちろん頑張っています。英語と数学が得意科目です」と話す。今回のがぶ飲みシリーズは中高生の“部活動生”がターゲットであり、橋本さんにも当然部活についての質問が飛ぶ。「部活動は今までやったことが無いので、憧れはあります。スポーツ系の部活をやってみたいですね。得意分野を生かして“ダンス部”なんかも楽しそう」と橋本さんは答えた。ちなみに、彼氏にするならどの部活生?との質問には「どの部活であっても、それに一生懸命取り組んでいる姿がカッコいいと思うんです。好きになったら関係ないですね」と、恋に謙虚な姿勢を示した。橋本さんは現在高校1年生であり、この春には2年生となる。その前に待っているのは春休みだ。春休みにやりたいことは「『Rev.from DVL』のみんなと、全員お泊まりでたこ焼きパーティをしたいです。時間ができたら絶対にやりたい」と密かな企みを明かしていた。がぶ飲みシリーズのマネージャーとなり、中高生を応援する橋本さん。しかし、アイドルであれば当然食生活にも気を配らなければならない。橋本さんは「カロリーは気にしていますが、甘いものは大好きです。でもがぶ飲みを飲むためにも、甘い食べ物は減らします」と決意を語っていた。(text:cinemacafe.net)
2015年03月17日ポッカサッポロフード&ビバレッジが3月16日(月)に都内で行なった「がぶ飲み」ブランド飲料の全商品刷新発表会に、“天使過ぎるアイドル”こと橋本環奈が登場した。同社は、橋本さんをがぶ飲みブランドの“応援マネージャー”に起用し、中高生が多くの時間を過ごす「部活」をテーマにブランドをアピールする。壇上に登った橋本さんは、現役高校生らしく制服姿で登場。そしてマネージャー就任記念として「がぶ飲み」のロゴが入ったジャージをプレゼントされ、その場で着替えた。橋本さんは「マネージャーに就任できてとても嬉しいです。全国の中高生を応援したいです」と宣言。今回、リニューアルされたのは「がぶ飲みミルクコーヒー」の500ml及び限定の600mlペットボトル、「がぶ飲みフルーツミルク」の500mlペットボトル、「がぶ飲みメロンクリームソーダ」の500mlおよび1.5リットルペットボトル、「がぶ飲みマンゴーフロート」の4種類計7品目。4種類の中での好みの味について橋本さんは「フルーツミルクが好きです。でも、登場前にマンゴーミルクを飲んだらそれも美味しくて、甲乙つけ難いです」と話した。また発表会では、野球やサッカーなどの部活生が登場して橋本さんをマネージャーに勧誘するというイベントが設けられた。上記2つ以外にも「チアリーダー部」「料理部」「柔道部」「スキー部」「帰宅部」の、総勢7種類の部活動員が30秒ずつのプレゼンテーションで橋本さんを勧誘。野球部やサッカー部の勧誘では、橋本さんが実際にキャッチーボルなどプレイする姿も披露。プレゼン終了後「野球も好きですが、サッカー部のマネージャーをやってみたいです」とサッカー部のマネージャーを希望した。ちなみに橋本さんの実際の高校生活では、部活動はやっていないそう。「部活に入るならどの部?」と質問が飛ぶと、「部活はいろいろと楽しそうですが、今回はマネージャーなのでまずはマネージャーをやってみたい」と“マネージャー”としての姿勢を崩さなかった。(text:cinemacafe.net)
2015年03月16日映画『暗殺教室』の完成披露試写会が3月4日(水)に開催され、主演の山田涼介をはじめ、菅田将暉、山本舞香、竹富聖花、上原実矩、加藤清史郎、橋本環奈、椎名桔平、知英、高嶋政伸という個性あふれる豪華な面々が舞台挨拶に登壇した。「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)連載中の人気漫画の実写化で、期限内に自分を暗殺できなければ地球を破壊すると宣言した謎の生物にして有名進学校の教師である通称:殺せんせーと、彼を何とか殺そうとする生徒たちの姿を描く。この日の完成披露試写会のチケットの倍率はなんと125倍!登壇陣が客席後方の扉から登場し、客席の間の通路を歩いて壇上に向かうと、125分の1の選ばれしラッキーな観客たちは割れんばかりの歓声を送った。撮影は1か月ほどの合宿形式で行われ、生徒たちは一緒に生活を送りながら撮影に臨んだというが、ホテルは男性陣と女性陣で別々で、しかも山田さんによると「旅のしおりまであって『夜十時を過ぎての外出禁止』『男女でごはんに行くの禁止』とかあった(笑)。男臭かったです…(苦笑)」とのことで、山田さんのファンはホッとひと安心…?ちなみに、生徒役の中で、“2.5次元”の生徒(=自立思考固定砲台)を演じた橋本さんだけは、他のキャストとは別の撮影で「グリーンバックでみなさんを想像しながらやってた」とのことで、この日が共演陣とは初対面!壇上で共演陣に「はじめまして(笑)」と挨拶していたが、山田さんは劇中のCG映像ではなく、本物の橋本さんの印象を尋ねられると「CGよりも全然かわいいです。メンバーの出ているドラマに出られたりしていて、話は聞いていたし、早くお会いしたかったです」とニッコリ。この言葉に女性ファンからは悲鳴が上がったが、山田さんは「妬くなよ(笑)!」とピシャリ!会場は笑いに包まれた。さらに、セクシーな教師役で、映画初出演を果たした元KARAの知英さんは「“セクシー”って何ですか?という感じだった(笑)」と役柄への戸惑いを口にしたが、完成した映画の中では色気ムンムン!山田さんは共演の感想を問われ「こういう話題ばかり僕に振るのやめて!」と苦笑しつつ、「そりゃ、目のやり場に困りました…」とやはり、知英さんの色気にノックアウトされたようだった。『暗殺教室』は3月21日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:暗殺教室 2015年3月21日より全国東宝系にて公開(C) (C)2015 フジテレビジョン 集英社 ジェイ・ストーム 東宝 ROBOT(C) 松井優征/集英社
2015年03月05日4月26日(日)より東京芸術劇場 プレイハウスで上演されるミュージカル『シャーロック ホームズ2 ブラッディ・ゲーム』の制作発表が2月17日、都内で行なわれ、主演の橋本さとし、一路真輝らが出席した。【チケット情報はこちら】ミュージカル『シャーロック ホームズ』は、2011年韓国で誕生し大ヒットを記録、その年の「韓国ミュージカル大賞」「ザ・ミュージカル・アワーズ」各部門を多数受賞した作品。昨年1月には日本版が初上演。昨年3月には第2作が韓国で発表され、今回満を持して日本版第2作が上演。第1作に引き続き、ホームズ役を橋本さとし、女性ワトソン役を一路真輝が務める。橋本は「シーズン2は前作より物語も歌も、美しさや難度がレベルアップしていますが、ホームズの頭の中で起こる難解な推理、人々の複雑な想いや感情が音符に表現されていて、音楽が凄く力を持っているミュージカルです。問題を推理する、解決するという楽しみとともに、人々がどういう感情で動いて事件に絡んでいるのかが描かれていますので、お客様にはそこを楽しんでいただきたいと思っています」とコメント。一路は「シーズン1に出演して、この作品の音楽の魅力にはまりました。簡単な曲ではないのに、なぜこれ程愛着があるんだろうと思って、橋本さんと訳詞の森雪之丞さんとそんな話をする機会があったんですが、同じアジア人だから、韓国ミュージカルの中に流れている旋律が私たちには懐かしく聞こえて、心にスッと入ってくるのではないかという結論になりました。今回お客様にもそんな想いになって頂けるところまで頑張りたいと思います」と意気込んだ。また会見の中盤では、韓国で同作のホームズ役を務める俳優、ソン・ヨンジンが特別ゲストとして登場。日本版について「昨年の日本のシーズン1の東京初日を観ましたが、とても感動しました。音楽のアレンジも素晴らしく、俳優の皆さんも凄く役にはまっていて、特にさとしさんのホームズに感動しました。さとしさんは僕より大先輩ですし、勉強になり影響も受けました。こうやって互いのカンパニーが影響を受けあって進化してゆくのが素晴らしいと思います」と語った。また、ソン・ヨンジンは韓国版シーズン2の劇中歌 『Inference-推論-』を披露。会見場を盛り上げると、橋本もシーズン1の楽曲『悲しい真実』を披露し、日韓のホームズによる歌の共演が実現した。会見の最後に橋本は「皆で力を合わせて良い作品にしたいと思います。2015年最高の推理エンターテインメントにしたいと思います!」と力強く宣言。作品への自信をのぞかせた。ミュージカル『シャーロック ホームズ2 ブラッディ・ゲーム』は4月26日(日)から5月10日(日)まで東京芸術劇場プレイハウスで上演。その後、福岡、兵庫を周る。東京、福岡公演のチケットは2月21日(土)午前10時より発売開始。
2015年02月19日橋本愛が2月14日(土)、主演映画『リトル・フォレスト 冬・春』の初日舞台挨拶で、共演者であり親友の松岡茉優の20歳の誕生日のために“サプライズプレゼント作戦”を敢行し、松岡さんは思わず涙を見せた。五十嵐大介の漫画を原作に、一度は東京で生活したが、故郷へと戻ってきた主人公・いち子が四季に合わせて自給自足の生活を営むさまを描いており、昨年公開された『夏・秋』に続く完結編となる。舞台挨拶には橋本さん、松岡さんに加え、三浦貴大、温水洋一、桐島かれん、森淳一監督も登壇した。つい先日、ベルリン国際映画祭での上映も行われ、森監督と橋本さんが現地に赴いたが、森監督は「(舞台となった)岩手の郷土料理にも興味を持っていただいたり、(桐島さんと橋本さんの)親子関係も国は違えど理解できると言っていただき、通じるものがあるんだと知ってホッとしました」と手応えを語る。橋本さんも「丁寧に感想を言っていただきました。日本の特色を色濃く映し出していて、(自然の)美しさや厳しさ、ひとりの女性が生きていく強さが国境を超えて伝わったのではないかと感じて嬉しかったです」と笑顔で語る。三浦さんは、橋本さんと2歳違いの幼なじみ役を演じたが「どう見ても2コ下には見えないですね…。すいません、もうすぐ30になるんですけど…」と申し訳なさそうに漏らし、会場は笑いに包まれた。いち子の親友役を演じた松岡さんはNHKの朝ドラ「あまちゃん」、日本アカデミー賞作品賞受賞の映画『桐島、部活やめるってよ』など話題作で橋本さんと共演してきたが「橋本愛とは15、16歳で出会って3回目の共演ですが、やっと笑い合って同じシーンをやれる役をいただきました。2人が岩手で暮らしたらこんな感じです」と嬉しそうに語った。そして、舞台挨拶の途中で、完全サプライズで2日後の2月16日(月)に20歳の誕生日を迎える松岡さんのために用意された特製のケーキが登場!映画にちなんで、チョコレートを畑の土に見立て、ニンジンなどの野菜が育つ農園風にデザインされたもの。松岡さんは「この映画は橋本愛が踏ん張っている作品なので、(自身への祝福に)まさかなと思って、いま『愛、誕生日いつだっけ?』と確認してしまいました(笑)」と驚いた様子。さらに橋本さんは「まだ出会って4年なのに、ずっと昔からの親友のようでした。(松岡さんは)立派なので、やっと成人なんだと驚いています(笑)。茉優が近くにいてくれたから頑張れたことがたくさんありました。一緒に素敵な大人、女性、役者になりましょう。大好きです!」とエールを込めた手紙を朗読し、がっしりと松岡さんを抱擁!松岡さんは「松岡、ハタチになりました!」と笑顔を見せつつ、感激のあまり何度も目元をぬぐい、客席からも祝福の温かい拍手が沸き起こった。『リトル・フォレスト 冬・春』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リトル・フォレスト夏・秋 2014年8月30日より全国にて公開(C) 「リトル・フォレスト」製作委員会リトル・フォレスト冬・春 2015年2月14日全国より全国にて公開(C) 「リトル・フォレスト」製作委員会
2015年02月14日橋本愛を主演に迎え、「夏・秋・冬・春」の4部作で綴った映画『リトル・フォレスト(英題:little forest)』が、第65回ベルリン国際映画祭に正式招待され、現地・ベルリンにて2月10日(現地時間)、「夏」と「冬」の上映が行われ、橋本さんと森淳一監督が出席した。都会で自分の居場所を見つけられない主人公・いち子(橋本愛)が、故郷の山村“小森”に帰り、自給自足の生活をしながら生きる力を充電していく姿を、旬の食材を生かした日々の食事と共に描いた本作。ベルリン国際映画祭では、世界各国より「食」にまつわる良作が選出される「キュリナリー・シネマ」部門での出品となった。初の海外映画祭への参加となった橋本さんは、この日、華やかな着物姿で登場。着物は戦前のアンティークものだそうで、“打ち出の小槌”などの日本の昔話をモチーフとした柄がちりばめられ、帯には手刺繍で「唐獅子」のモチーフがほどこされた艶やかな装いとなった。挨拶を求められた橋本さんは、「初めまして、橋本愛です。私にとって初めての海外映画祭参加がこのベルリン映画祭という素晴らしい場所で、この映画を上映する機会をいただけたことを大変光栄に思います。ありがとうございます。そして、今日という日が私にとって忘れられない一日になることを実感しています。本作で日本の表情豊かな風景と、自然と共生しているからこそ生まれた食の魅力が伝われば嬉しいです。本当にありがとうございました」と流暢なドイツ語を披露し会場を沸かせていた。また、「食」にまつわる部門とあって、上映後にはミシュランガイドで二つ星を獲得し、昨年「German Cook of the Year」に輝いたドイツ屈指の有名シェフのミハエル・ケンプ氏が本作にインスパイアされて作ったという特別メニューがアフターディナーとして振舞われた。この贅沢なディナーに、橋本さんは「日本でよく食べる食材が、いつもとは違う味付けや形、組み合わせとなって出てきたのが面白く、ドイツではこのように調理されるのだろうか、ドイツ人の口にはどう感じられるのだろうか、映画をご覧になった方たちが、この料理を食べてさらに『リトル・フォレスト』を楽しんでくれているといいななど、色々と想像するのも楽しかったです。どれもとても味わい深いお料理でした」と満足そうな表情を浮かべていた。『リトル・フォレスト冬・春』は2月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リトル・フォレスト夏・秋 2014年8月30日より全国にて公開(C) 「リトル・フォレスト」製作委員会リトル・フォレスト冬・春 2015年2月14日全国より全国にて公開(C) 「リトル・フォレスト」製作委員会
2015年02月12日年明け早々、『アダムス・ファミリー』で演じた陽気なお化けの家長・ゴメス役が高く評価され、第22回読売演劇大賞優秀男優賞に輝いた橋本さとし。「褒められて伸びるタイプ。一層役者の道を極めたい」と意気込みも新たに今春、受賞後第1作となる舞台、シェイクスピア喜劇『十二夜』に出演する。過去に『レ・ミゼラブル』など3作品でタッグを組んだジョン・ケアードが演出を手掛ける世界初演作だ。「十二夜」チケット情報物語は双子の兄妹(音月桂・2役)が巻き起こす恋のドタバタコメディ。船の遭難事故で兄を亡くした妹は護身のため兄になりすまし、恋心を抱く公爵のもとで小姓として働いていた。そこへ兄が生還してくることで、恋の糸が絡まり始める……。橋本は伯爵家に仕える執事マルヴォーリオを演じる。女主人(中嶋朋子)への愛を暴走させる三枚目役だ。「コメディ要素を担う役なので、ケアードには関西人の血を発揮して欲しいと言われました(笑)。ただ僕はそこを逆手に取ってやろうかなと。妄想だけで空回りするマルヴォーリオを周囲は笑うけど、本人は至って真剣なわけで。それはもう悲劇だろうと。喜劇の中で悲劇のヒーローを演じることで、何か面白いことが起こるんじゃないかなと思うんです」ジャン・バルジャンを演じた『レ・ミゼラブル』では「さとしの中に絶対ジャン・バルジャンを見つけるから演出家としての僕を信じて」と、ケアードの言葉に背中を押された。そんな信頼できる演出家と初めて組むセリフ劇。ケアードはロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉演出家でもあり、「彼とシェイクスピアに挑めることは役者冥利に尽きる」と胸躍らせる。「彼が凄いのは役者の動きだけで様々なシーンを喚起させるところ。『ベガーズ・オペラ』では積み上げた酒樽を馬車に見立てて、周囲の人間を後ろに動かすことで馬車を走らせて見せたり。『レ・ミゼラブル』では盆が回るだけで役の人生が見えてくるようだった。シンプルなのに上品でスペクタクルを感じさせる、まさにケアードマジックですね」劇団☆新感線の出身。現在は舞台を中心に映像やドキュメント番組『プロフェッショナル仕事の流儀』のナレーションなど幅広く活動する。4月26日(日)には主演ミュージカル『シャーロックホームズ2』が開幕するなど、2015年も活躍の年になりそうだ。「役者は自分の生き様が出るような仕事なので常に自分を顧みながら、いつか語られるような役者になるのが目標です。シェイクスピアと聞くと構えがちですが、現代にも通じる惚れた腫れたのお話なので。共感できる要素がたくさんあると思う。客席から笑いが起こると役者もテンションが上がるので、大いに笑って一緒に楽しみましょう!」公演は3月8日(日)から30日(月)まで東京・日生劇場、4月7日(火)大分・iichikoグランシアタ、4月10日(金)から12日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演。チケットは発売中。取材・文:石橋法子
2015年02月09日主演の橋本愛が岩手県の山村で農業体験をし、生きるために食べ、食べるために作る暮らしを体現した映画『リトル・フォレスト』。昨夏に公開された『夏・秋』編に続き、2月14日(土)より公開される『冬・春』編で四季の4部作がついに完結。このほど、それぞれの主題歌「夏」「秋」「冬」「春」を担当した「FLOWER FLOWER」のyuiから、橋本さんが演じた主人公の生き方や曲作りへの想いなどを語るコメントがシネマカフェに到着した。本作の主人公は、かつて母と暮らしていた山あいの集落・小森で、ひとり暮らし始めたいち子。五十嵐大介による原作コミックと同様、実際に岩手県奥州市衣川区で約1年間オールロケを行い、撮影。橋本さん自身が農作業や料理、薪割りなどにも挑戦し、自分を見つめ直しながら生きる力を充電し成長する、ひとりの女性を映し出していく。「完成した作品を初めて観たとき、単純に美しいなと思いました。自然の美しさと厳しさ、人間の強さと弱さ、相反するもののようでいて一体のような」とyuiさん。原作コミックも、映像となった本作も「どちらも大好き」になったそうで、「あたたかくて優しい、けどそっと背中を押してくれるような力強さも持っている」と本作の世界観に触れる。「作品に出てくるテーマをいろいろと考えてみました。食、生活、人間関係、成長、自然、愛、葛藤、命、伝統、自分の気持ち、疑問、真実、知恵。主人公のいち子は最初悩んでいるように見えました。壁にぶつかり、乗り越えられたり乗り越えられなかったり。そして周りの人たちの言葉。突き刺さり突き付けられながら、もがいたり。それって、まさに生きる、生きている、そのものなんだなぁと。空気を吸って吐いているということと同じくらい自然で、あまりにも当たり前過ぎて気付かないけど、とても大切でかけがえのないこと、そんな物語なのかなと」。そう真摯に語るyuiさん自身も、「FLOWER FLOWER」として新たな音楽活動を行っているさなか。「誰もが感じたことがあるだろう、なぜ生きているのか?何がしたいのか?その答えは人それぞれ。この作品には、そんなそれぞれの答えが映し出されているように感じ、観終わったころには、自分も大きな一歩を踏み出せた感覚になりました」と本作から“パワー”をもらったという。曲作りに関しても「FLOWER FLOWER」のメンバーと何度も話し合い、セッションを重ねたそうで、「みんなのイメージが共鳴し合って、ちゃんと音になったことに感謝です。エンジニアのuniさんも世界観を作ってくれた方です。コップに金属が当たる音、自然を彷彿させる奥行き感、季節の色使い。そして、壮大さと色を足してくれたストリングス。全曲、作品に合わせて雰囲気が変わっていきます。その移ろいゆく空気感も感じてもらえたらと思います」と、四季の移ろいを曲の中にも込めたことを明かす。そして、歌詞については、「いち子の気持ちを考えて、弱さと葛藤、そしてほんの少しの勇気を意識して入れてみました。気持ちの微妙な変化を感じながらも、大きな意味でとれる言葉を選んでみたり。そして、全曲に『進み続けて行く』というきっぱりとした覚悟を込めています。美しい命の物語、ぜひ曲の空気感も感じながら観てください!」と言葉に力を込めるyuiさん。その主題歌「夏」「秋」「冬」「春」を収録した「FLOWER FLOWER」としてのアルバム「色(しき)」は2月18日(水)にリリースされる予定だ。『リトル・フォレスト 冬・春』は2月14日(土)より全国にて公開。『リトル・フォレスト 夏・秋』はDVD&BD発売中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リトル・フォレスト夏・秋 2014年8月30日より全国にて公開(C) 「リトル・フォレスト」製作委員会リトル・フォレスト冬・春 2015年2月14日全国より全国にて公開(C) 「リトル・フォレスト」製作委員会
2015年02月05日韓国で大ヒットを記録したミュージカル『シャーロック ホームズ』。2014年に上演された日本版も、ホームズを橋本さとしが、女性版ワトソンを一路真輝が演じて大きな反響を呼び、早くもシーズン2となる『シャーロック ホームズ2~ブラッディ・ゲーム~』が登場する。今回の敵は、世紀の殺人鬼・切り裂きジャック。抜群のコンビネーションを見せたふたりは、どんなドラマを見せてくれるだろう。ミュージカル『シャーロック ホームズ2~ブラッディ・ゲーム~』チケット情報これまでにもさまざまな作品でさまざまな役者によって演じられてきたシャーロック・ホームズ。演じるにあたって橋本は、「シャーロキアンと呼ばれるファンの方がたくさんいて、それぞれにシャーロック・ホームズ像を持っておられる。そのすべてを僕が満たすことは到底できないので、自分から出てくるものを正直に演じようと思った」のだという。その結果生まれたのが、橋本いわく、「謎解きには異常なほどの能力を発揮するけれど、人間的には未完成」なホームズ。ワトソンに突っ込まれる様もキュートだった。そのワトソンを演じる一路。「前回は男と女の関係性をちらっと匂わせたいということだったんですが、ホームズは事件のことしか頭にないので、完全にワトソンの片思い(笑)。しかも今回は、さらに事件のシリアス度が高まっているので、どんな関係になっていくのかまだ想像がつかなくて……。でも、ホームズへの思いは大事に見せていけたらと思っています」と、コンビ再結成に期待を膨らませる。今回は切り裂きジャックを描くとあって、ストーリーは確かにシリアスになりそう。が、橋本が「それでも、あくまでも娯楽としての楽しさを追求したい」と語れば、一路もうなずき、「やっぱり音楽の力は大きいですよね。前回とは全く違う曲調のものもあって、歌うのは本当に大変だと思うんですけど。でも、韓国ミュージカルは作る人も若く勢いがあって、私たちの想像を超える面白さがあります。その作品の力を伝えることが出来るよう、日本版の良さも出しながら演じていきたいです」と話す。それに応えて「日本と韓国、お互いが刺激し合い、切磋琢磨していけたらいいですよね」と橋本。「それに、このミュージカルは3部作らしいので。この作品世界をもっと高めて、シーズン3につなげていけたらなと思っているんです」と嬉しい情報も付け加えてくれた。華も実もある橋本&一路ならではの日本版『シャーロック ホームズ』。ハラハラドキドキだけでなく、きっと心に沁み入るものになるだろう。公演は4月26日(日)から5月10日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウス、5月16日(土)・17日(日)福岡・キャナルシティ劇場、5月21日(木)から24日(日)まで兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて。チケットの一般発売は東京・福岡公演が2月21(土)午前10時より、兵庫公演が3月21日(土・祝)午前10時より。チケットぴあでは東京公演のインターネット最速抽選「いち早プレリザーブ」を本日午前11時から2月11日(水・祝)午後11時30分まで受付。取材・文:大内弓子
2015年02月04日橋本愛が約1年間に渡って岩手県でオールロケを敢行し、生きるために食べ、食べるために作る“春夏秋冬” の生活を描いた『リトル・フォレスト』。先日1月28日(水)、完結編となる『冬・春』の最速上映会が岩手県にて開催。感謝の意を込めて森淳一監督と現地入りした橋本さんが、翌29日には、実際に撮影を行ったロケ地を“恩返し”で訪れ、橋本さん自身が植えたもち米で餅つきを披露した。本作は、「月刊アフタヌーン」に連載された五十嵐大介の原作コミックを、原作の舞台と同じ岩手県の奥州市衣川区でオールロケを行い映画化。四季の移ろいで様々な表情を見せる美しくも厳しい里山の風景と、さまざま旬の料理とともに描かれる、生きる力を充電していく橋本さん演じるヒロインの様子が話題を呼んでいる。1月28日、フォーラム盛岡にて開かれた『リトル・フォレスト 冬・春』の最速上映会では、舞台挨拶の冒頭から、橋本さんが「みなさん、夕飯は済ませてますか?映画を観るとお腹がすきますよ」と挨拶。客席から笑いが起こる和やかな雰囲気でスタートした。『HOME 愛しの座敷わらし』で遠野、「あまちゃん」で久慈、そして本作で奥州市と、3度も岩手県が舞台の作品に出演してきた橋本さん。「それぞれの地域ごとの特色があって豊かだと思いました。そして岩手は広い!大きい!『あまちゃん』の撮影後に『リトル・フォレスト』の現場へ移動したときがあって、久慈から奥州市衣川区へ車で移動したときに、同じ県内なのに3時間かかり、風景も海から山へ変わってビックリしました」と、懐かしそうに当時をふり返った。「映画の中で美味しかった岩手の郷土料理は?」という質問には、「私の故郷の熊本の郷土料理で“だご汁”という料理があって子どもの頃から大好物だったのですが、岩手の郷土料理“ひっつみ”を食べたとき、すごく似ていて懐かしさを感じると同時に美味しさにあらためて感動しました」とコメント。「あと、“がんづき”ですね」と橋本さん。本作の終盤には郷土の伝統舞踊 “神楽”を披露しているが、その練習のため1か月間毎週、一関市に通った際、大森神楽保存会の方々による手作りのがんづきでパワーをもらっていたという。また、翌29日には、撮影終了から1年ぶりとなるロケ地、奥州市衣川区大森を訪れた橋本さん。お世話になった地元のみなさんと再会を果たし、うれしそう。この日は、劇中で橋本さん演じたいち子が実際に植えたもち米を使い、もちつきが実施された。「愛ちゃんの作ったもち米だよ」と地元のお母さんに言われるや、「えー!だったら絶対、餅つきしたい!」と自ら挙手、「杵は5kgくらいあるが大丈夫か?」と聞かれても、「私、結構、力仕事は得意です!」と自信満々。しかし、やり始めて5回ほどついたところで、「限界…」とギブアップ。それでも「(劇中で披露した)薪割り同様、餅つきも大変上手」と褒められていた。そして、劇中にも登場する岩手の郷土料理ひっつみや、納豆餅などをいただくなど、地元の方々との交流を楽しんでいた橋本さん。自分で植えたもち米を、自分でついて出来上がった納豆餅には「つきたてが柔らかくて一番美味しい」とパクパクと平らげ、大満足といった様子。地元のお母さんたちから「娘が帰ってきたみたいで嬉しい」とも言われ、橋本さんは終始、笑顔を見せていた。『リトル・フォレスト夏・秋』は1月28日(水)よりDVD&BDリリース。『リトル・フォレスト冬・春』は2月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リトル・フォレスト夏・秋 2014年8月30日より全国にて公開(C) 「リトル・フォレスト」製作委員会
2015年01月30日世の中って、とことんうまくいかないものだと思う。正月3日目の朝、ベッドで隣に寝てるのは、カズヤじゃない。「朝だよ」隣で寝ている彼女に声をかける。この子が嘘を言ってなければ、彼女はきっと、ユイの友達のマナミのはずだ。顔は、例によってまったくわかんなかったけど。マナミは寝息を立てている。起きる気配はまったくない。ときどき「フゴッ」という音を立てたりする。ユイ曰く「整った顔立ち」に似つかわしくないように思えるけど、よくよく見ると鼻が少し上向きで、子豚ちゃんみたいだ。記憶を整理しなくちゃならない。ベッドから抜け出し、机の上のノートとペンを取る。きのう、伊勢うどんを食べたとこまではよかったと思う。少し高かったけど、ちゃんとおいしかったし。フワフワして口の中でとろけるような食感や、黒くて濃いのに少し甘みのあるタレの味とかも新鮮だった。2年の先輩の家で食べたカップラーメンなんて比べものにならないくらいの。「比べちゃだめでしょ」。まぁ、そうだね、脳内ユイ。で、その後だ。二人で浅草線に乗って、浅草寺まで行って。正月三が日だから人多いだろうなぁとある程度覚悟してたけど、実際着いてみたらぜんぜん足りないどころじゃないってくらいの人の多さで。「わー、これ、お賽銭箱にたどり着くまでに何分かかんだ…?」「“分”、じゃないよ。2時間くらいかかっちゃうよこれ」「まじか! ディズニーランドのアトラクションかよ!」って言い合いながら、大勢が並ぶ列に加わって。こんな場所、一人だったらきてないだろうって思った。絶対気分悪くなるし、一生トラウマになるって感じだったけど、はぐれないようにカズヤの腕にぎゅっとしがみついていたら、二人の距離もぐっと近くなって。優しいカズヤのにおいも、どんどん香ってきて。なんだか、カズヤのにおいがフレグランスみたいになって、心地よさを保っていたような気がする。で、ほんとに2時間くらいかけてお参りを終え、出てくるとき。「あれー、イズミとカズヤじゃーん」って声が聞こえて。見ると、雷門の柱に女性が立っていて。どっかで聞いたことあるような声って気がしたけど、さっぱり思い出せなくて。「だれ?」ただ、カズヤもそう言った。女性は、「えっ、ひどーい、覚えてないの? スペイン語のクラス、いっしょでしょー! マナミよ、シノザキマナミ」なんて言う。マナミ。それで思い出した。ユイの友達だ。で、そっからだ。デートプランが吹き飛んだのは。「ねー、ふたり、デート? いいなぁ。私、ひとりできたのに。うらやましー。ねぇ、よかったらさぁ、一緒にゴハン食べに行こうよ。ちょっと、二人に相談したいこととかあるしさぁ。時間、そんなに取らないから」なんてありえない頼みだったのに、カズヤってば、「べつにいいけど、相談って?」なんて言って。時刻は、夜7時ぐらいだったろうか。彼女の言う相談とやらが、まさか時計の長針をそこから4回半も回してしまうことになるとは、思いもしなかった。(つづく)【恋愛小説『彼氏の顔が覚えられません』は、毎週木曜日配信】 目次ページはこちら
2015年01月29日橋本愛が岩手県の山村でオールロケに挑んだ映画『リトル・フォレスト』。その後編となる『冬・春』から、橋本さんが手作りまんじゅうやパスタをおいしそうにほおばる場面写真がシネマカフェに到着。また、天野ひろゆき(キャイ~ン)、北斗晶など料理上手なタレントや平野レミら料理研究家が、橋本さんの“作り、食べ、生きる”姿をとらえた本作に絶賛のコメントを寄せていることが分かった。里山の自然の情景と、旬の素材を使った料理。生きるために食べ、食べるために作る、そんな全てがひとつながりになった暮らしを描いた『リトル・フォレスト』。本作は、約1年間に渡って奥州市衣川区でオールロケを敢行した春夏秋冬の4部作の完結編。世界各国より「食」にまつわる良作を選出し、世界の美食家からも注目されている第65回ベルリン国際映画祭「キュリナリー・シネマ」部門にも正式招待されている。夏と秋を経て、美しくも厳しい冬が来ても、主人公・いち子(橋本愛)は、かつて母(桐島かれん)と暮らした小森地区の家で相変わらずの日々を送っていた。その一方で、突然失踪してしまった母との関係、いち子がひとりで小森に暮らすようになったいきさつが明かされていき、自分を見つめ直し、一人の女性として成長する姿が描かれていく。今回到着したのは、橋本さん演じるいち子が、塩マスやノビルと白菜・蕾菜の入ったパスタや、あつあつのおまんじゅうを美味しそうに食べているシーン。野村友里が主宰する「eatrip」がフード・ディレクションを担当した料理の数々は、素朴さの中にもさまざまな工夫が凝らされ、観ているだけでお腹が鳴りそうに。その土地で採れた旬の食材を使い、手間ひまをかけて作る料理やいちこの姿に、料理上手なタレントや料理研究家も絶賛の声を贈っている。天野ひろゆき(キャイ~ン)料理は加減が大事だ。火加減、塩加減、この映画は、人と自然、人と食、人と人の関係を絶妙な加減で描いている。北斗晶(タレント)本当の幸せは健康で美味しい物を食べられること。美味しい食べ物は、人を笑顔にしてくれる。この国に生まれたことの幸せは四季があること。一緒に食べる気になって思わず笑顔がこぼれてしまう。不思議で温かい映画でした。森崎友紀(料理研究家)食べることは、生きること。生きることは、食べること。シンプルにみえて、実は複雑なことなんだと思い知らされる。平野レミ(料理研究家)四季の移り変わりを食べ物が教えてくれます。何でも買える便利な時代になって、失われていく昔ながらの保存や調理法を伝えたり教わることは大事。この映画は、素材からお料理を作る喜びや楽しみを教えてくれます。『リトル・フォレスト夏・秋』は1月28日(水)よりDVD&BDリリース。『リトル・フォレスト冬・春』は2月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リトル・フォレスト夏・秋 2014年8月30日より全国にて公開(C) 「リトル・フォレスト」製作委員会
2015年01月27日最もジュエリーが似合う著名人に贈られる「日本ジュエリーベストドレッサー賞」の表彰式 が1月22日、都内で行われ、橋本環奈、桐谷美玲らが受賞した。橋本は歴代最年少15歳での受賞となった。同賞は「最も輝いていた人」「最もジュエリーが似合う人」「今後も更にジュエリーを身に付けてほしい人」を世代別と男性部門で選び、表彰するもの。26回目となった今回は、橋本環奈(10代)、桐谷美玲(20代)、深田恭子(30代)、宮沢りえ(40代)、片平なぎさ(50代)、伊藤蘭(60代以上)、哀川翔(男性)の7人が受賞した。また、特別賞女性部門は歌手のMay J.、特別賞男性部門はプロフィギュアスケーターの高橋大輔が選ばれた。橋本は「まだ15歳なので本格的な宝飾品を身に付けることはありませんが、ジュエリーは憧れの対象でした。こんな華やかな場所で、初めてのジュエリーを身に付けることが出来て本当に嬉しい」と笑顔。桐谷は「母のジュエリーに憧れて、子供の頃はビーズをつなげて指輪 やネックレスを作っていました。ジュエリーが似合う大人の女性になれるように、もっともっと努力していきたい」と語った。2001年の10代に続き2度目の受賞となった深田は「より一層輝いていくことが出来るように、30代を歩んでいきたい」。宮沢は「役者はジュエリーのようなもの。人に見つけてもらい、監督に研磨されることで輝くことが出来る。これからも出会いを大切にしていきたい」と話した。また、哀川は「数年前からもらいたいと思っていた。図々しいですか」。高橋は「女性にジュエリーをプレゼントしたことはありません」と明かすと共に、「次は男性部門で受賞出来るように精進したい」と語り会場を沸かせた。
2015年01月23日アイドルグループ・Rev. from DVLの橋本環奈(15)が22日、各年代で最もジュエリーが似合う著名人に贈られる『第26回 日本ジュエリー ベストドレッサー賞』の10代部門を受賞し、都内で行われた表彰式に出席。橋本は1990年の同賞創設以来、歴代最年少での受賞となった。【写真】背中が大きく開いたドレスで登場した橋本環奈いつもの明るい雰囲気とは一変し、黒のドレスで登壇した橋本は、「歴代最年少の15歳ということで、とても光栄でうれしく思っています」と語ると、会場は橋本の年齢の若さにどよめきの声が上がった。最年少受賞となった理由について運営側は、「清純なイメージが“ジュエリーの透明感にぴったり”と大きな支持を得たため」と説明している。橋本には、イエローゴールドネックレスが贈られ、「自分にとってのファーストジュエリーを着ける日はいつになるのかと思っていましたが、こうやって身に着けることができてうれしい」と感激。「まだ10代なので受賞を励みに、人として成長したい。ジュエリーの輝きに負けないようにしたい」と笑顔で話した。そのほか、20代部門は桐谷美玲(25)、30代部門は深田恭子(32)、40代部門は宮沢りえ(41)、50代部門は片平なぎさ(55)、60代以上の部門は伊藤蘭(60)、男性部門は哀川翔(53)、特別賞の男性部門はフィギュアスケーターの高橋大輔(28)、女性は歌手のMay J.(26)がそれぞれ受賞した。
2015年01月22日女優の橋本愛が主演を務めた映画『リトル・フォレスト』が、第65回ベルリン国際映画祭(現地時間2月5日~15日)の「キュリナリー・シネマ」部門に正式招待されることが13日、明らかになった。橋本は、メガホンを取った森淳一監督と共に出席し、海外映画祭デビューを飾る。映画の原作は、漫画家・五十嵐大介の同名人気コミック。橋本演じる主人公・いち子が故郷の山村"小森"に帰り、自給自足の生活をしながら生きる力を充電していく姿が、旬の食材を生かした日々の食事と共に描かれる。約1年にわたって岩手県奥州市でオールロケを行った四季の4部作で、前編の「夏・秋」は昨年8月30日に公開されDVDとBlu-rayが今月28日に発売。後編の「冬・春」が2月14日に公開を迎える。今回正式招待された「キュリナリー・シネマ」部門は、世界三大映画祭であるベルリン映画祭が9年前の第57回から目玉として新設した部門。世界各国から「食」にまつわる良作が選出され、映画関係者だけでなく、世界中の美食家からも注目を集めている。同作の上映後にはディナーが振る舞われ、ミシュランガイドで2つ星を獲得しているドイツ屈指の有名シェフが、作品をイメージした特別メニューを提供する予定となっている。初の海外映画祭を前に、橋本は「楽しみにしています」と喜びのコメント。作品を「日本ならではの美しい景色や四季の移ろいを、主人公・いち子の人生と重ね合わせて描いた作品です。2013年から2014年の東北を記録した映画でもあります」と説明し、「海外の皆さんにも豊かな気持ちになって頂き、楽しんでご覧頂けると嬉しいです」と期待を寄せている。一方の森監督も「歴史ある国際映画祭に招待していただくこと、光栄に思います」と感激。「世界の人々に観てもらいたいという思いの強い作品です」と同作に込めた思いを語り、「一年を通して頑張ってくれた俳優、スタッフ、厳しい冬を迎えている岩手の人々の想いをスーツケースにつめて、ベルリンの地で、日本の美しい四季や東北地方の自然の恵みを紹介してきたいと思います」と意気込んでいる。(C)「リトル・フォレスト」製作委員会
2015年01月13日橋本愛が岩手県の里山でオールロケに挑み、自然の情景を通して自給自足の生活を四部作で綴る映画『リトル・フォレスト』。昨年8月に公開された前編『夏・秋』編に続き、後編となる『冬・春』編が今年2月に公開されるが、同作が第65回ベルリン国際映画祭に正式招待されることが決定。上映当日は、主演の橋本さんと森淳一監督が参加することも明らかとなった。橋本さんは初の国際映画祭参加となる。「月刊アフタヌーン」に連載された五十嵐大介のコミック「リトル・フォレスト」を原作とした本作。ヒロインは、一度は都会に出たものの自分の居場所を見つけられず、東北の小さな山村集落“小森”に戻ってきた、いち子(橋本愛)。夏と秋を経て、厳しい冬と新たな春の訪れを描く本作では、5年前の雪の日に突然失踪した母・福子(桐島かれん)といち子の関係や、いち子がひとりで暮らすようになったいきさつなど、物語のキーとなるエピソードが明かされる。今回、本作が招待されることとなったのはベルリン国際映画祭の「キュリナリー・シネマ」部門。9年前の第57回より映画祭の目玉として新設された部門で、世界各国より「食」にまつわる良作を選出し上映することで、映画関係者だけでなく、世界中の美食家からも注目されている部門だ。通常は作品上映だけが行われる映画祭において、同部門では公式上映の後に作品にまつわる“ディナー”が観客にふるまわれるが、本作の上映後には「ミシュランガイド」において二つ星を得ているドイツ屈指の有名シェフが作品にインスパイアされた特別メニューを供するアフターディナーを予定しているという。今回の決定に、橋本さんは「日本ならではの美しい景色や四季の移ろいを、主人公・いち子の人生と重ね合わせて描いた作品です。2013年から2014年の東北を記録した映画でもあります。海外の皆さんにも豊かな気持ちになって頂き、楽しんでご覧頂けると嬉しいです。初めての海外映画祭参加を楽しみにしています」とコメントを寄せている。『リトル・フォレスト夏・秋』は1月28日(水)よりDVD&BDリリース。『リトル・フォレスト冬・春』は2月14日(土)より全国にて公開。「第65回ベルリン国際映画祭」は2月5日~15日(現地時間)にて開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リトル・フォレスト夏・秋 2014年8月30日より全国にて公開(C) 「リトル・フォレスト」製作委員会
2015年01月13日現在公開中の映画『寄生獣』「ミギークリスマス」イベントが18日、東京・渋谷のPARCO スペイン坂広場で行われ、染谷将太、橋本愛、山崎貴監督、アントニオ猪木が出席した。11月29日に公開初日を迎え、週末興行ランキングで堂々初登場1位を獲得し、観客動員数も100万人越え目前の映画『寄生獣』。その御礼イベントに、クリスマスも間近ということで、ミギーとクリスマスを合わせた"ミギークリスマス"イベントが渋谷のPARCO スペイン坂広場で行われた。サンタクロースの帽子を被って登場した主演の染谷は「さっき愛ちゃんに帽子が似合わないと爆笑されました」と明かしつつ、「僕も劇場で見に行きましたが、たくさんのお客さんが入っていて皆さんエキサイトしてくれて嬉しかったです」と大ヒットに感謝の言葉。橋本も「個人的に長さが魅力的ですよ。2時間までなくて、気軽に楽しめるんじゃないかと思うし、その分アクションシーンは日本で一番面白いぐらいすごいから100万人じゃ足りないですよ」と一般客にアピール。また、残り僅かとなったクリスマスの予定について尋ねられ、染谷が「最近寒いですから温泉に浸かりたいです!」と回答したのに対し、橋本は「チキンぐらいは食べたいと思います。ケーキはほぼ毎日食べているので、クリスマスだからというのはありません。鶏肉を食べたいです」と話していた。また、この日はイベント途中からスペシャルゲストとしてアントニオ猪木が登壇。右手にミギーの手袋をしながら、おなじみの「1、2、3、ダー!」を染谷や橋本たちと行い、行き交う人々を驚かせた。初めてアントニオ猪木に会ったという橋本は「右手に寄生してくださって感激です。本当にこんなに近くでお見受けできて光栄です」と感激しきりだった。
2014年12月19日韓国のヒットミュージカル日本版第2弾『シャーロック ホームズ2 ~ブラッディ・ゲーム~』が来年4・5月、東京芸術劇場 プレイハウスで上演される。キャストには前作『アンダーソン家の秘密』に引き続き、ホームズ役で橋本さとし、女性ワトソン役で一路真輝。さらに、別所哲也、小西遼生・良知真次(Wキャスト)ら実力派、近年舞台にも力を注ぐ秋元才加の出演が決定したミュージカル『シャーロック ホームズ2~ブラッディ・ゲーム~』チケット情報ミュージカル『シャーロック ホームズ』は、2011年韓国で誕生し大ヒットを記録、その年のミュージカルアワードを多数受賞した人気作。2014年1月には日本版が初上演。今年の3月には、その第2作が韓国で上演され、今回いよいよ日本に初上陸する。ある日“切り裂きジャック”を名乗る人物からロンドン警察庁に手紙が届く。事件を追うホームズとワトソン。そんなある日、ジャックによる殺人現場の教会に居た、神の声を聞き奇跡を起こすという盲目の美女の存在を知る。そして彼女には影のように付き添う男が……。切り裂きジャックを追いながら、まるで自らの策に溺れるかのように、ホームズは最大のピンチを迎えていく。ホームズ役の橋本は今回の出演に際し「前作よりもさらにホームズの影の部分をクローズアップさせ、より人間的なキャラに膨らませていけたらいいですね。 シーズン2は、より楽曲のバラエティに富んでいると聞き、これはますます手強いなと気合いの冷や汗が額に滲んでおります。日本を代表するシャーロック・ホームズ役者と言われるほどの奇跡的な演技をお見せできるよう頑張ります」とコメント。また、女性版ワトソンに扮する一路は「韓国のミュージカルの魅力は、ストーリーの勢いと音楽が叙情的なことです。前回出演して、その魅力にはまってしまいました。今回も橋本さんと共に楽しく、そして心に染み入る作品にしたいです」と意欲を話している。そして、今作のゲストヒロインとなる秋元は「私にとって2年ぶりのミュージカル出演。素晴らしいキャストの皆様とご一緒させて頂ける事、とても光栄に思っています。私はマリアクララという盲目の女性を演じます。物語の鍵を握るマリアを精一杯演じたい。ドラマティックな音楽とスリル、前作より更にパワーアップした今作品を楽しみに待っていて下さい」とコメントを寄せた。演出は前作と同じく板垣恭一が担当、訳詞も森雪之丞が続投する。公演は、2015年 4月26日(日)から5月10日(日)まで東京芸術劇場プレイハウス他、各地にて公演。東京公演のチケット一般発売は2月21日(土)より。詳しくはオフィシャルサイトにてご確認を。
2014年12月17日映画『超能力研究部の3人』が12月6日(土)に公開を迎え、主演を務めた「乃木坂46」の秋元真夏、生田絵梨花、橋本奈々未と山下敦弘監督が舞台挨拶に登壇した。大橋裕之の漫画「シティライツ」を映画化。併せてその撮影の様子をメイキングとして撮影…しているかのように見せ、実はそれはフェイクドキュメンタリーという、観客を“騙す”構成となっている。秋元さんは「フェイクであって“メイク”ではないので、全てに仕掛けがあると思って観てください」と注意を喚起し、生田さんは「いろんなところで騙されると思うので、アンテナを張って観てください」とこれから映画を観る観客に呼びかける。橋本さんは「いま見返しても、私たちも『これホント?ウソ?』と思うところがあります。それを頭に置いて観ても、みなさん、騙されると思います(笑)」と宣戦布告!秋元さんは撮影をふり返り「生ちゃんとぶつかるシーンが結構あったけど、元々、そんなに仲良くないからやりやすかったです」とピシャリと言い放ち、生田さん、橋本さんを慌てさせる。秋元さんは「本当は仲良すぎて(ケンカのシーンが)難しかったです」と続け、「いまもみなさんをちょっとずつ騙してます(笑)」と不敵な笑みを浮かべる。橋本さんも「私は2人がぶつかるのを仲裁し、取り持つ役柄だったんですが、私もそんなに仲良くないので…」と語り、会場は笑いに包まれる。それでも2人の姿を見て「映画を通じて2人が仲良くなっていくのがよく分かって、私もケンカしたかったです」と羨ましそうに語る。生田さんも「役でケンカしたけど、本当にケンカした後のようにもっと仲良くなりました」と満足そうにうなずいた。さらに生田さんは、フェイクの中にも「素が垣間見えることがありました。その境目を想像して観てください!」と呼びかける。また、本作を通じて「もっと芝居を頑張りたいと興味が深まりました!」とさらなる女優業での躍進を誓っていた。秋元さんは、自身の初キスシーンを巡って様々なドラマが展開するが「どんな感じになってるか、心配しながら観てください」と晴れ晴れとして表情で語った。この日は、なぜか映画には全く出ていない「乃木坂46」の生駒里奈からメッセージが到着。生駒さんの地元の秋田と、橋本さんの地元の旭川で本作の公開が決まったと報告する。秋元さんはいきなりの生駒さんの登場に「(映画に)出てないのにビックリだよ!」と驚いていたが、橋本さんは地元での公開に満面の笑み。両親やかつての自分を知る人たちに映画を観てもらえることを喜んでいた。『超能力研究部の3人』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2014年12月06日橋本愛が岩手県の里山でオールロケに挑み、自然の情景と旬の食材を使った料理を描いた『リトル・フォレスト』。このほど、2014年8月公開の『夏・秋』編に続く『冬・春』編の予告が完成し、厳しくも美しい冬を逞しく生きる橋本さんの姿が披露された。「月刊アフタヌーン」に連載された五十嵐大介のコミック「リトル・フォレスト」を原作とした本作。ヒロインは、一度は都会に出たものの自分の居場所を見つけられず、東北の小さな山村集落“小森”に戻ってきた、いち子(橋本愛)。夏と秋を経て、厳しい冬と新たな春の訪れを描く本作では、5年前の雪の日に突然失踪した母・福子(桐島かれん)といち子の関係や、いち子がひとりで暮らすようになったいきさつなど、物語のキーとなるエピソードが明かされる。原作同様、岩手県奥州市での約1年間に渡るロケにより、四季の移ろいで様々な表情を見せる自然と、美しい里山の風景がじっくりと時間をかけて映し取られており、穏やかな音楽が流れる予告映像の中でも、厳しい冬の雪景色と美しい花が咲き乱れる春のコントラストを楽しむことができる。そして何より『リトル・フォレスト』といえば、野村友里が主宰する「eatrip」のディレクションのもと、工夫を凝らして作られた橋本さん自身による料理のシーンも醍醐味のひとつ。『冬・春』では、アズキのマフィン、凍み豆腐、手作り干し柿と大根のなます、野菜たっぷりの岩手の郷土料理・ひっつみ、塩マスとノビルと白菜の蕾菜のパスタなど、その香りや音まで届いてきそうな料理が数々登場する。複雑な事情や人間関係を抱えつつも、ひたすら「生きるために食べ、食べるために作る」いち子の姿は、自分の人生を前に進めるために、自然からエネルギーを分け与えてもらっているかのよう。そんなひとりの女性が成長していく姿を、橋本さんが“生きる力”に満ちた凛とした佇まいで演じている。また、橋本さんとは『桐島、部活やめるってよ』「あまちゃん」で共演した松岡茉優が演じる、親友キッコとの微笑ましいやりとりにも、ぜひ注目してみて。『リトル・フォレスト冬・春』は2015年2月14日(土)全国公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リトル・フォレスト夏・秋 2014年8月30日より全国にて公開(C) 「リトル・フォレスト」製作委員会
2014年12月05日"天使すぎるアイドル"として話題の橋本環奈(Rev. from DVL)が、映画『暗殺教室』(2015年3月21日公開)で暗殺者を演じることが2日、明らかになった。本作は、漫画家・松井優征の同名漫画を原作に、『海猿』シリーズや『MOZU』シリーズを手がけた羽住英一郎監督がメガホンを取った作品。"暗殺×教育"という相容れない2つの要素を掛け合わせた斬新な設定で、"殺せんせー"を始めとしたユーモアなキャラクターが多数登場する。主演には山田涼介を迎え、3年E組の生徒役には菅田将暉、山本舞香、竹富聖花、優希美青、上原実矩ら。そのほか椎名桔平、元KARAの知英、加藤清史郎、高嶋政伸らが脇を固める。橋本が演じるのは、3年E組の転校生暗殺者で、攻撃ロボットの"律"こと「自律思考固定砲台」。最新の軍事技術を結集した自己進化する人工知能を搭載し、防衛省が殺せんせーとの契約「生徒に危害を加えない」を逆手にとって、生徒として派遣する。原作ファンだったという橋本は、「出演のオファーをいただいたときは本当にびっくりしました」と感激。「しかも"律"役ということで、不安もあったんですが劇中では、制服姿や体操服姿だけではなく、普段着ることのない、ナースや女教師の衣装も着られてとても楽しかったです」と撮影現場を振り返り、「3年E組の二次元アイドルとして、張り切って殺せんせーを攻撃しましたので、"律"の暴れっぷりを是非、劇場でご覧ください!」と呼びかけている。一方、上原寿一プロデューサーは「人工知能でありながら、抜群のかわいらしさも持つ"律"という特異なキャラクターを演じるのは完璧さとかわいらしさを併せ持つ奇跡的な存在感を持つ人でなくてはいけませんでした。そんな律を演じられるのはアイドル戦国時代と言われる今のアイドル界でも唯一無二の輝きを放つ橋本環奈さんしか考えられませんでした」と起用理由を説明。「実際お会いした橋本環奈さんのオーラは想像以上で撮影を通じ、律というキャラクターに生命が吹き込まれていくのを感じ、身震いしました」と当時の興奮を伝えた。(C)2015松井優征/集英社・映画「暗殺教室」製作委員会
2014年12月02日