「機能性表示食品」について知りたいことや今話題の「機能性表示食品」についての記事をチェック! (18/23)
湖池屋は2月22日、機能性オイルをかけて仕上げるポテトチップス「Pototto+ オリーブオイル×ハーブ&ソルト味」「Pototto+ アボカドオイル×アボカド&チーズ味」(実勢参考価格: 各150円前後・税別)をコンビニエンスストアにて先行発売する。2月29日からは、スーパーマーケットなど一般チャネルにて販売する。同商品は、健康に良いとされる機能性オイルを摂取できるポテトスナック。同社調査によると、機能性オイルに興味はあるものの、「オイルだけで飲むには抵抗がある」「使用方法がわからない」などの理由で、実際に試すことができていない人が多いことがわかったという。そこで同社では、機能性オイルを気軽に楽しみながら、ポテトスナックの"乾燥対策"を実現できる商品の開発に着手した。採用する機能性オイルは、多数の候補の中から、消費者になじみ深く、機能性とおいしさを兼ね備えたオリーブオイルとアボカドオイルに決定した。カロリーを抑えるためにノンフライ技術を活用し、そこに機能性オイルを加えることで生地に潤いを与え、風味を最大限に引き出すことに挑戦したという。また、各機能性オイルは、自身で調整しながら素材の味わいを楽しめるようにエクストラバージンオイルを別添としている。同商品の発売にあわせ、「Pototto+ブランドサイト」もオープンした。おいしい食べ方やおいしさの秘密などを公開している。
2016年02月17日Instagram(米Facebook)は、SNS「Instagram」に投稿した動画の再生回数を表示する機能を発表した。今後、数週間中に利用可能となる予定。新機能は、Instagram上に投稿された動画の下に、3秒以上再生された回数を「view」として集計するもの。再生回数をタップすると、「いいね!」をしたユーザーの一覧が表示される。動画が再生された回数がわかることで、「いいね!」よりも動画に対しどれだけリーチがあったか正確に測定できる。同社によると再生回数の表示を求める声が多かったとし、今後も動画関連の機能を拡充していくとしている。Instagramは、写真に特化したSNS。2年前から動画の共有にも対応している。同社では、Instagramのほか、2014年8月に高品質なタイムラプス動画を撮影できるアプリ「Hyperlapse」、2015年10月にバーストモードで撮影した静止画から動画を作成するアプリ「Boomerang」も公開している。
2016年02月15日米Twitterは2月10日(現地時間)、重要な新着ツイートを優先して表示するタイムラインの新機能を発表した。最後にタイムラインを開いてからしばらく時間が経過してタイムラインにアクセスした時に、前回からこれまでの新着ツイートの中から重要なツイートが「新着ツイートのハイライト」として表示される。新着ツイートが少なかったり、前回からの間隔が短い場合は表示されない。報道によると、重要なツイートの選別には、1年前に提供を開始した「前回アクセスから今までのツイート」機能で培ってきたアルゴリズムが用いられている。フォロー数が多くなると新着ツイートが増えて、自分にとって重要なツイートが見つけにくくなるが、「新着ツイートのハイライト」が表示されたら効率よく重要な新着ツイートを確認できる。ハイライトにまとめられたツイートは時系列で並び、さらにその他のツイートが時系列で続く。そしてタイムライン画面をプルダウンして更新すると、ハイライトが消えて通常の時系列表示に戻る。新機能はすでにロールアウトが始まっている模様で、Twitter.com、モバイルアプリ(iOS、Android)で利用できる。オン/オフは設定に設けられたタイムライン項目内の「重要な新着ツイートをトップに表示」で切り替える。現在は利用したいユーザーがオンにしなければならないが、同機能は数週間中にオン状態で提供されるようになり、使いたくない場合にユーザーがオフする。このタイムラインの新機能については、Twitterが近々新しいタイムライン表示を発表するとBuzzedやThe Vergeが先週に報じて話題になっていた。ただし、新機能に期待する声ばかりではなく、Twitterユーザーの間からは時系列の並びが崩れる可能性を心配する声が上がり、噂の段階にも関わらず新しいタイムラインに反対するユーザーが少なくなかった。しかしながら、「新着ツイートのハイライト」は基本的に時系列の並びを維持しており、さらにユーザーが完全にオプトアウトすることが可能で、噂の段階で一部のTwitterユーザーが懸念していたようなタイムラインを根本的に変えるようなものではない。Twitterによると、新しいタイムライン機能を利用したユーザーのリツイートやツイート、ライブコメント、会話の回数が増しており、Twitterから流れてくるコミュニケーションや情報にユーザーがより関わる傾向が確認されている。
2016年02月11日三菱電機は2月9日、タブレットやスマートフォン向けに、話した言葉を指でなぞった軌跡に表示できる音声認識表示技術「しゃべり描きUI」を開発したと発表した。「しゃべり描きUI」に、お絵描きや多言語翻訳などの機能を組み合わせたアプリケーション「しゃべり描きアプリ」は、手話や外国語ができなくても、聴覚障がい者や外国人との円滑で多様なコミュニケーションを実現する。しゃべり描きUIでは、画面の好きな場所を指で長押しして話しながらなぞると、話した言葉がなぞった軌跡に文字で自由な形状で表示される。そのため、文字を書く手間がなく、筆談より手軽に会話が行える。しゃべり描きアプリでは、話した文字を、手描きのイラストなどと一緒に表示し、わかりやすく豊かに表現するほか、多言語翻訳機能を組み合わせると、表示した文字をその形状のまま翻訳できる。同社は2016年度中に大学などへ実証実験への協力を呼びかけ、早期の事業化を目指す。
2016年02月09日BuzzFeedが先週末に報じた「Twitterがタイムラインの時系列表示を止めてアルゴリズム表示を週明けにも導入する」というニュースを受けて議論が沸騰し、米TwitterのCEOであるJack Dorsey氏がそれに対する否定コメントを出した一連の騒動が話題になっている。こうした話題がたびたび持ち上がる背景には、Twitterの業績や成長性を巡って一部の投資家らが同社にプレッシャーをかけていることがあり、今後もまた懸念が再燃する可能性があるからだ。もともとの話題はBuzzFeedのAlex Kantrowitz氏が2月6日(米国時間)に「Twitterが早ければ来週(2月8日の週)にもアルゴリズム主体のタイムライン表示を発表する計画」だと報じたもので、現在Twitterがユーザーのタイムライン表示に用いている逆時系列順(英語では"Reverse Chronological Order"と呼ばれる)の方式に代わり、Facebookなどで採用されている"ユーザーの志向に応じて最適だと判断された形で表示する"という「アルゴリズム方式」を採用するのだという。すでに一部ユーザーで実験が始まっていると噂されていたが、これをいよいよ他のユーザーにも適用していくというのがBuzzFeedでの報道の内容だ。アルゴリズム方式ではタイムラインが時系列でなくなるだけでなく、不要と判断されたツイートはタイムライン上に表示されなくなるため、Twitterの特徴である「リアルタイム性」が薄くなるほか、一部ツイートがタイムラインの裏側に潜ってしまうことにより、本来リアルタイムで進行している事象をすべて把握できなくなる。アルゴリズム方式採用により既存のタイムラインが見られなくなるため、当然ながらTwitterをよく利用するユーザーほどその影響が大きい。Twitter上ではBuzzFeedの報道後に「#RIPTwitter (さようならTwitter)」のハッシュタグで意見を述べたり、Dorsey氏に直接クレームを投げかけるなど、全米でTwitterが最も賑やかになるSuper Bowlシーズンのタイムラインを多くのツイートが駆け巡った。この騒動はDorsey氏も把握し、実際に「#RIPTwitter」の動向も追いかけており、BuzzFeedの報道の少し後に「Hello Twitter! Regarding #RIPTwitter: I want you all to know we’re always listening. We never planned to reorder timelines next week.」から始まる6つのツイートを連続投稿して見解を述べている。報じられているようなタイムライン改編は少なくとも週明けに行わないこと、そしてTwitterの特徴は「ライブ感」や「リアルタイム性」であり、自身もこのリアルタイムという特徴を非常に気に入っているという。今後もTwitterの改良は続けていくものの、こうした特徴を損なわないようにしていくし、ユーザーの意見にも耳を傾けていくつもりだ、という言葉で締められている。ユーザーはこのコメントに安堵する一方で、同時にこの状態がいつまで続くかはわからないという疑心暗鬼に陥っているのも確かだ。その理由は2013年11月にTwitterが株式上場(IPO)して以降、成長性や業績面でたびたび疑問符を株主らに突きつけられており、さまざまな試みを取り込んで新規ユーザー獲得や収益化を目指しているものの、それが大きな成果となって返ってきていない点にある。前CEOのDick Costolo氏が退任に追い込まれ、創業者の1人であるDorsey氏が後任のCEOに就いてリストラ策を発表したのも、こうした流れのなかにある。タイムラインへのアルゴリズム導入の話は「Facebookのような仕組みを導入してよりライトユーザーを取り込むように」という一部投資家らの要望のなかで、成長性に疑問符がつき始めた2014年ごろからたびたび囁かれるようになったもの。1ツイートあたりの文字数を1万字へ拡大という話と合わせ、つねに内部的な検討事項の1つに挙がっているとみられる。おそらく検討事項の1つに挙がっている可能性は高いが、これを実際に導入するのかについては、Dorsey氏をはじめ内部でも否定的な意見が多いようだ。Twitter投資家の1人として知られ、報道でもよく取り上げられるChris Sacca氏は、「自身はTwitterの従業員ではないし、同社の立場にコメントしたり、内部情報を持つものでもない」と前置きしつつ「だが、Twitterが時系列表示を止める可能性だけは0%だと断言する」と自身のツイートでコメントしている。Mashableによれば、TwitterでiOS担当エンジニアのBrandon Carpenter氏は、「われわれもバカではない。われわれがTwitterを台無しにしようとしているという憶測を止めてほしい」とツイートしている。このようにTwitterサイドに近い人物からは「とりあえず冷静になれ」という意見が必ずといっていいほど出てくるが、Twitterが(投資家らに対して)厳しい局面にあるというのは多くのユーザーが認識しており、またTwitterの現状になんとか変化をもたらしたいと考える一部投資家が存在することで3者の思惑が絡み合っているのが、Twitterを巡る一連の混乱の元凶だろう。
2016年02月08日今回は、Gmailの画面表示を機能的な観点からカスタマイズする方法を紹介しよう。前回は見た目を変更する方法を説明したが、今回はGmailをより使いやすくするための表示設定を取り上げる。こちらも、各自の好みに合わせてカスタマイズしておくとよいだろう。○画面に表示するメールの件数Gmailの初期設定では、「受信トレイ」にあるメールや「自作ラベル」に分類したメールが1画面に50件ずつ表示される仕組みになっている。まずは、この表示件数を変更する方法から紹介していこう。「設定」ボタンをクリックして「設定」を選択し、Gmailの設定画面を呼び出す。すると、「全般」の項目が選択された状態でGmailの設定画面が表示される。1画面に表示するメール(スレッド)の件数を変更したい場合は、「表示件数」の設定を変更すればよい。その後、画面を一番下までスクロールして「変更を保存」ボタンをクリックすると、設定変更が完了する。例えば、「表示件数」を「10件」に変更すると、各画面に表示されるメール(スレッド)の数が10件ずつになるため、若干ではあるが表示速度の改善を期待できる。その反面、「次のページ」へ移動しなければならない機会が多くなり、操作性を損なう可能性もある。『10件ずつの表示では少なすぎる……』と感じる場合は、「15件」や「20件」などに変更しておくとよいだろう。1日に届くメールの数に合わせて最適な「表示件数」を指定しておくと、より使いやすくなるはずだ。○本文のプレビュー機能続いては、「本文のプレビュー機能」を紹介する。Gmailのメール一覧は、「件名」に続けて「メールの本文」が表示されるように初期設定されている。とはいえ、この表示は冒頭の数文字しかなく、メールの内容をすべて把握できるものではない。であれば、シンプルに「件名」だけを表示してくれたほうが見やすいと思う人もいるだろう。このような場合は、先ほど示した手順でGmailの設定画面を開き、「メール本文のプレビュー表示」の設定項目を変更しておくとよい。ここで「本文のプレビューなし」を選択すると、各メールの「件名」だけを一覧表示できるようになる。○ボタン表示と個別インジケータこれまでに紹介した設定項目のほかにも、Gmailの設定画面には画面表示をカスタマイズできる設定項目がいくつか用意されている。例えば、「ボタンのラベル」という設定項目を操作すると、画面上部にならぶボタンの表示方法を変更できる。初期設定では「アイコン」でボタンが表示されているが、各ボタンの機能を把握しにくい場合は、この設定を「テキスト」に変更してもよい。「個別インジケータ」の設定項目は、各メールの「件名」に「>」や「≫」の記号を付加する機能となる。「インジケータを表示」に設定変更すると、自分だけに送信されたメールには「≫」、自分を含めて複数の人に一斉送信されたメールには「>」の記号が付加されるようになる。「インジケータを表示」に設定した場合|「一斉送信されたメール」と「自分だけに送信されたメール」を素早く見分ける記号として活用するとよいだろう。このように、Gmailのメール一覧は各自の好みに応じてカスタマイズすることが可能である。少しでもGmailを使いやすくなるように、それぞれの設定項目の内容を一度確認しておくとよいだろう。
2016年02月01日アサヒ飲料は3月8日、"肌の潤いを保つ"機能性表示食品「アサヒ 素肌URURU(うるる)」(160円・税別)を発売する。同商品は、美容への関心が高い女性に向けた機能性表示食品で、「ヒアルロン酸Na」を1本(PET500ml)あたり120mg含んでいる。「ヒアルロン酸Na」には肌の水分保持に役立ち、潤いを保つ機能があることが報告されている。同社調査によると、女性の約半数が肌に関する悩みを感じていて、日常的に肌の潤いを重視していることが分かった。また、「ヒアルロン酸Na」を補給できる清涼飲料での肌ケアに魅力を感じる女性が多いことから、「ヒアルロン酸Na」を含み、手軽に肌の潤いを保つことができる清涼飲料をコンセプトに開発したという。中味は透明な液色ながら、爽やかなゆず風味の味わいに仕上げた。また1本(PET500ml)あたり97キロカロリーとカロリーも低めに設計している。
2016年01月28日富士フイルムは3月3日、20~30代の女性に向けた機能性表示食品「飲む食べる私のサプリ」を発売する。このほど、同社直営店「ASTALIFT 六本木店(フジフイルム ヘルスケアショップ)」および「ASTALIFT GINZA(アスタリフト ギンザ)」では、先行販売を開始した。同商品は、糖の吸収を抑える機能性が報告されている機能性関与成分「サラシア由来サラシノール」を0.2mg(1日の摂取目安量3粒あたり)配合した機能性表示食品。「サラシア由来サラシノール」は、インドやスリランカなどで古くから健康維持のために飲まれている天然植物「サラシア」に含まれている。食事で摂取した糖類が単糖に分解されることを阻害し、糖の吸収を抑える機能性が報告されている。外食の機会が多い人や、甘いものや炭水化物など食事の糖質が気になる人におすすめとのこと。そのほか、155種類の野菜や果物を発酵させた「野菜果物酵素」と、緑茶に含まれるポリフェノールの一種「緑茶カテキン」も配合している。届け出表示は「本品にはサラシア由来サラシノールが含まれます。サラシア由来サラシノールは、食事から摂取した糖の吸収を抑える機能性が報告されています。」となっている。サプリメントの形状は小粒のかわいらしいハート型にし、飲みやすさにもこだわった。パッケージはパウチタイプなので持ち運びもしやすいという。価格は90粒入り(約30日分)で1,350円(税別)。
2016年01月19日『食品添加物ほんとうの話』(三輪操著、あさ出版)の著者は、相模女子大学栄養科学部管理栄養学科教授。長らく食品添加物の研究に携わっているという実績の持ち主なので、次のような質問を受けることも多いといいます。「添加物を取るとがんになるってほんとうですか?」「健康によくないのにどうして使い続けるんですか?」「コンビニ弁当は食べないほうがいいんですよね?」しかし、これらの質問はすべて誤解や思い込みによるものなのだとか。そして、偏った情報をそのまま受け入れてしまうことは、巷で危険だといわれている食品以上に危険だといいます。では、家族の食や子どもの食について考えるとき、具体的になにを意識しておくことが大切なのでしょうか?■根拠に基づいて目の前のことを考えようその点について、いちばん身につけてほしいのは「科学的な考え方」だと著者はいいます。科学的な考え方とは、「根拠に基づいて目の前のことを考える」ということ。とはいっても難しいことではありません。なにか問題が起きたとき、判断を迫られたとき、「根拠はなんだろう」と疑ってみるだけでいいということ。こうした考え方を身につけておくと、情報に翻弄されることなく「なにが正しいか」をきちんと自分で判断できるようになるといいます。これは食べものについてだけではなく、すべてのことがらについてもいえそうです。食品添加物にしても、いろんな種類があり、それぞれ働きがあって、消費者にメリットがあるから使われているのだといいます。たとえば、腐ったものや傷んだものを口にして体を壊さないように「保存料」や「防かび剤」が使われます。食べものをおいしく見せるために「着色料」や「香料」が使われています。「うま味調味料」は、料理にうま味を加え、塩分を抑えられるそうです。「甘味料」は、甘さを感じながらもカロリーをぐっと抑えることができるのだといいます。もしもこれらの添加物がなくなってしまったら、現代の食生活は成り立たなくなってしまうかもしれないと著者。「食品添加物はあまり気にしなくていい」というのです。食品のことを考えるときにむしろ気にしていただきたいのは、塩分や糖分、カロリーなどのとりすぎ、そしてアレルギーだといいます。■昔ながらのおばあちゃんの知恵を活かそうお母さんやおばあさんの世代は、食品が腐っているかどうかを見極めるために、自分たちの嗅覚や味覚、視覚をフルに使っていたものです。昨夜つくったお味噌汁の残りがあれば、匂いを嗅いだり、色を見たり、少しだけなめてみて「これはもうダメ」「全然傷んでいない」などと判断したわけです。そんな姿をみた記憶のある方も多いのではないでしょうか?なぜそうしていたかといえば、多少の菌が繁殖しそうな場合でも、十分に加熱すれば菌は死に、体に害を及ぼさないということを経験的に知っていたから。事実、菌の種類にもよるとはいえ、だいたいの菌は一度沸騰させれば死滅するそうです。だからこそ昔は、毎日一度は日を入れて、何日も煮物を食べたりしたわけです。味は落ちるものの、火を通すことで腐敗を遅らせたのです。いわゆる「おばあちゃんの知恵袋」です。■ラベルや数字に頼りすぎないようにしようまた、買いものに行けば、野菜や鮮魚、生肉をしっかりと目で見て、ときには匂いをかいだり、触って弾力を確かめたりして、鮮度を見極めたもの。ところが最近は、鮮度の見極め方が様変わりしたように感じると著者は指摘しています。自分の五感よりも、ラベルや数字を信じる人が多くなってきたということ。だから消費期限や賞味期限が、できるだけ長いものを買うことになる。そして冷蔵庫のなかに期限の過ぎているものを見つけたら、封も開けずに処分してしまう。つくってから時間が経ったものも、「1日経ったから、傷んでいるに違いない」と、匂いもかがずに処分してしまう。でも、それではあまりにも数字に頼りすぎていて、食品に対しての判断が厳しすぎると著者はいいます。著者の研究室にも、たとえば卵の賞味期限を見て、「来週の火曜日が賞味期限だから、その前に実験に使わないと」と心配するような学生が少なからずいるのだといいます。しかし、そういう場合に著者は、「1日くらい過ぎたところで、そんなに変わらないから大丈夫」と使用を促すのだそうです。それに数字やラベルだけに頼ってしまうと、食品ロスもどんどん増えていくことになります。しかし、食品が安全かどうかを確認するため本当に大切なのは、五感を駆使して自分で感じたり、考えたり、判断したりすること。だからこそ、そうした習慣をつけることが大切なのだといいます。*たとえば問題になっている「トランス脂肪酸」についての真実など、本書には知っておきたいさまざまな情報が詰め込まれています。食べものについての客観的な判断能力を磨くためにも、ぜひ読んでおきたい一冊だといえるでしょう。(文/書評家・印南敦史)【参考】※三輪操(2015)『食品添加物ほんとうの話』あさ出版
2016年01月15日たくさんのビフィズス菌配合2016年1月8日、株式会社ファンケルヘルスサイエンスは腸内環境および便通を改善する機能性表示食品である「快腸サポート」を2月19日から発売することを発表。直営店舗や通信販売にて入手することができる。快腸サポートはビフィズス菌の働きにより腸内環境を改善しお通じをスムーズにする。製品の効果が科学的根拠に基づいている機能性表示食品だ。なんと、ビフィズス菌 BB536を50億個、ビフィズス菌 B-3を1億個も含む。また、この製品には同社独自の考え方である「体内効率設計」をいかした胃酸から生きた菌を守る製法を採用。耐酸性カプセルを使用し、内側には胃酸を中和する加工や胃酸の侵入を防ぐ加工が施されている。女性と便秘一般的に男性に比べて女性のほうが便秘になりやすいと言われている。便秘に伴う頭痛や肌荒れは、溜まった有害物質が体内を巡るせいであるという説があるのだが、医学的には証明されていない。自律神経の乱れによって皮膚の血行不良が原因ではないかという説も。女性の体においては排卵後から月経前まで黄体ホルモンが多く分泌される。その時期は腸の蠕動運動が弱くなり便秘がちになる。また、その時期はむくみやすい時期でもあるため体が重いと感じやすい。それだけでなく、女性は筋力が弱いため内臓下垂や胃下垂が発生しやすい。そして、下垂した臓器が腸を圧迫して便秘になりやすいとされている。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社ファンケルヘルスサイエンスプレスリリース(日経プレスリリース)
2016年01月13日今年4月からはじまった「機能性食品制度」。野菜からサプリメントまで、今までおなじみだったものにも「肌の潤いに役立つ」とか「体脂肪を減少させる働きがある」とかパッケージに表示されていると、なんだか試してみたくなりませんか?これからの寒い季節、コタツでミカン、なんてシーンもあるかもしれませんが、中には機能性食品のミカンがあるのです。ミカンを食べてビタミンCを補給!いえいえ、それだけではないようです。さて、この“機能性”という言葉がつくと何が変わるんでしょう?■<機能性表示食品って何?>“体脂肪に効く”といったTVCMでおなじみの“トクホ”という言葉は聞いたことがあるかもしれません。トクホは、その有効性や安全性についてしっかりと試験をして国からのお墨付きをもらった成分が入った商品です。それに対して機能性表示食品は、一定の条件をクリアした論文などを添えて消費者庁に届ければ、国の審査なしに、その効果をパッケージに表示できるものなのです。■<たとえばこんな表示>「本品にはヒアルロン酸Naが含まれます。ヒアルロン酸Naは肌の水分保持に役立ち、乾燥を緩和する機能があることが報告されています。」「本品には生きたビフィズス菌が含まれます。ビフィズス菌には腸内フローラを良好にし、便通を改善する機能があることが報告されています。」「本品には食酢の主成分である酢酸が含まれています。酢酸には肥満気味の方の内臓脂肪を減少させる機能があることが報告されています。内臓脂肪が気になる方に適した食品です。」ちょっと難しい言葉も含まれていますが、今まで漠然と”お酢は体にいい”って聞いたことはあっても、体脂肪にもいいんですね。気軽に試したくなります。■<野菜にも機能性食品が>現在、機能性表示が認められた生鮮食品に、もやしとミカンに関する商品が販売されています。もやし?そんなに気にして食べてないなぁ、なんて人も、もやしを見直すかもしれませんよ。もやしに含まれる大豆イソフラボンは私達女子に欠かせない、女性ホルモンと似た働きをします。女性ホルモンといえば、美女子達にとっては、美肌のモト!と思いつくかもしれませんね。今回、機能性表示されたのは骨の健康の維持に役立つ機能についてですが、女性ホルモンには、美肌の他にも、髪の毛に潤いやツヤを出したり、ダイエットに効果があったり、そして異性を惹きつけたり・・・なんて作用も。美肌だけではない、大豆イソフラボンの機能に注目ですね。今まで何気なく食べていた野菜などが、これからは「高リコピントマト」とか 「メチル化カテキンを多く含む緑茶」という表示が増えるかもしれません。■<これからはパッケージにも注目>日頃からサプリメントを摂っている人も、「体のどこにいいのか」、「どういう働きをするのか」といったことの参考になりますね。これから食品やサプリメントを手に取るときに、そのパッケージにも注目してみるとおもしろいかもしれません。サプリメントにしても食事にしても、美容にイイものを摂って、ますます女子力を上げていきましょう。(桃助/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年01月05日販売開始!福岡市に本社を置く株式会社エバーライフは、2015年12月10日(木)より初の機能性表示食品である「栄潤(えいじゅん)」の販売を開始している。「栄潤(えいじゅん)」は、「非変性2型コラーゲン」を配合しており、ひざの関節の可動性や柔軟性を助けることを目的とした商品だ。初の機能性表示食品「栄潤」はエバーライフにとって初の機能性表示食品。栄潤に含まれているコラーゲンは、「非変性2型コラーゲン」であり、アメリカのハーバード大学や、ヒューストン大学、インターヘルス社らと共同開発をおこない、天然に近い形での原料化を実現している。ひざ関節の成分といえば、「コンドロイチン」や「グルコサミン」などの印象が強いが、実はこれらが全体に占める割合は、3~5%程度。しかしながら、「非変性2型コラーゲン」は全体の15%~20%をも占めるという。「120日間応援定期コース」同社では、実験で「非変性2型コラーゲン」を120日間継続飲用した結果、ひざの可動域が改善したとの結果がでていることから、「120日間応援定期コース」を用意。120日間連続での連続飲用をサポートする。(画像はプレスリリースより)【参考】・「健康食品皇潤」でおなじみのエバーライフより非変性2型コラーゲンの働きで、ひざ関節の柔軟性、可動性をサポートする機能性表示食品「栄潤(えいじゅん)」を新発売
2015年12月29日株式会社わかさ生活株式会社わかさ生活が開発した「ルテイン プロ」は、機能性表示食品としての届け出が受理された。2016年1月より、取り扱い医療機関で購入可能となる予定だ。「ルテイン プロ」は、ルテイン、ゼアキサンチンを含む商品。これらの成分は、黄斑部の色素密度を上昇させることにより、光の刺激を和らげコントラスト感度を改善する働きがあるという。ルテイン プロ「ルテイン プロ」は、62粒入り(約2ヵ月分)で3,990円(税込み)。1日の摂取目安量は1粒だ。服用方法は、噛まずに水などで飲むもので、機能性関与成分は、1粒あたりルテイン10 mg、ゼアキサンチン2 mgとなっている。ブルーベリーアイ プロ「ルテイン プロ」の機能性表示食品の届け出受理は、2015年11月に受理された「ブルーベリーアイ プロ」に続くもの。「ブルーベリーアイ プロ」は、ブルーベリー由来のアントシアニンよって目の疲労を和らげるサプリメントだ。「サプリメント業界品質ナンバー1」を目指す同社は、創業以来、大学や研究機関と共同でブルーベリーやルテインについてアイケア成分の研究をおこない、学会発表や論文発表を実施してきた。今後も医療機関専用サプリメントを開発し、予防医学に貢献していきたい考えだ。(画像はプレスリリースより)【参考】・目の調子を整える機能性表示食品『ルテイン プロ』わかさ生活から誕生!
2015年12月28日ヤフーは、同社提供の「Yahoo!地図」アプリに新機能「雪情報」を追加した。「降雪量」や雪の深さを示す「積雪深」が表示される。新しく降る雪の量を示す「降雪量」は、9段階の色で地図上に表示される。現時点での降雪量(実測値)に加え、10時間先までの降雪量予報を1時間ごとに確認することも可能だ。地面に積もっている雪の深さを示す「積雪深」は、13段階の色で地図上に表示。1日1回、朝5時時点の情報が提供される。これらの「雪情報」は、検索窓横のメニューから表示できる。「Yahoo!地図」アプリは、Google Play、App Storeより無料でダウンロード可能。
2015年12月22日江崎グリコはこのほど、ビフィズス菌BifiXを配合したシリーズ全品を機能性表示食品に変更していく予定であることを明らかにした。2015年4月から開始した「機能性表示食品制度」は、国の定めるルールに基づいて、事業者が食品の安全性と機能性に関する科学的根拠などの必要な事項を消費者庁長官に届け出れば、商品に機能性を表示することができる制度のこと。同社でも9月から「朝食BifiXヨーグルト」など一部の商品が機能性表示食品となっている。今回、全シリーズを機能性表示食品に変更する点について、上鶴俊徳カテゴリーマネージャーは「ビフィズス菌BifiXの良さには絶対の自信を持っている。機能性表示食品制度などを利用して、たくさんの人々に特長を知ってもらい、その効果を体感してもらいたい」と語った。「ビフィズス菌BifiX」は、グリコが保有する1万種類の菌の中から選び抜いた菌株のこと。生きて腸に届くだけでなく、腸内で増えることが研究結果として明らかになっている。
2015年12月17日Twitterが従来の時系列とは異なるタイムライン表示方法を採用したことが話題になっている。一部ユーザーの間で12月7日(米国時間)ごろから話題になりはじめ、8日になりTwitter側でタイムライン表示に変更を加えたことを認めた。ただ、現時点ではあくまでテスト的な導入であり、ユーザー全体のごく一部での適用にとどまっているという。サービス開始から9年以上が経過したTwitterでは、これまでタイムラインの基本的な表示方式に手を加えたことがなかったが、Facebook方式の採用に既存ユーザーからは戸惑いの声も多い。同件はWall Street Journalなど複数のメディアが報じている。具体的にどの程度のユーザーが影響を受けているのかは不明だが、少なくとも直近のタイミングで全ユーザーに展開されることはないとみられる。リアルタイム性を特徴とするTwitterでは、従来より下から上方向に向かって新しいツイートが表示される逆時系列順(Reverse Chronological Order)方式を採用。現在あるいは少し前までタイムライン上で何が起こっているのかを把握するのが容易になっていた。一方で、膨大なツイートが流れることでニュースが一瞬で流されたり、就寝中や離席中などタイムラインをチェックしていなかった過去のタイミングで何が起こっていたのかを把握できないという問題がある。同社も最近、タイムラインをチェックしていなかった時間の重要なツイートを抽出してハイライト表示したり、重要なニューストピックのみをチェックできる「Moments」といった新機能を追加しており、新ユーザー獲得に向けた試行錯誤を続けている。これに加え、一部Twitter株主から、Facebookが採用しているような「時系列ではなくユーザーごとの重要度や関心事に応じてタイムラインの表示内容を変更する」「表示内容を間引く」といったアルゴリズム表示を採用するよう要望が提出されるなど、新規ユーザー獲得で伸び悩むTwitterにさらなるプレッシャーがかかっている状態だ。今年7月には正式なCEOに就任した共同創業者のJack Dorsey氏が人員削減を含むリストラプランを発表したが、今回のタイムラインへのアルゴリズム導入もこのリストラプランの一環だと思われる。筆者は実際には、このアルゴリズムを導入したタイムラインを確認できておらず、設定変更で従来のタイムラインに戻せるかどうかも不明だ。だが、Twitterのヘビーユーザーほど表示変更に対する抵抗は大きいとみられ、筆者としては、この試みが多くのユーザーに受け入れられるかは難しいところだと考えている。
2015年12月10日Twitterは12月7日、PCブラウザ版のTwitterにおいて、ツイートに添付した画像の表示レイアウトを変更し、画像をトリミングせず全体表示するようになった。iOS版やAndroid版には、12月8日現在適用されていない。これまで、ツイートに添付した画像はクリックすることで全体表示できたが、タイムライン上ではトリミング表示されていた。また今回のアップデートにより、複数の画像を添付した場合は、1枚の画像を大きく表示し、他の画像をサイドに配置するよう変更した。
2015年12月08日東京工科大学は11月30日、天然色素のみを利用して、光の照射で色が変化する機能性材料「フォトクロミック材料」を開発することに成功したと発表した。同成果は、同大学 応用生物学部 柴田雅史 教授らの研究チームによるもので、10月21日に行われた「2015年度色材研究発表会」などで発表された。同研究グループでは、イネ科の植物であるコウリャンから「3-デオキシアントシアニジン色素」という、光の照射に起因して分子構造が可逆的に変化する性質をもつ数種類の色素分子を効率的に抽出。同色素と化粧品や食品での使用が可能なポリオールなどを組み合わせることで、紫外線の照射によって鮮やかな赤色に着色し、遮光状態では無色に変化していくフォトクロミック溶液を得ることに成功した。またこの溶液を、「メソ細孔粉体」という均一な細孔を有する多孔質シリカに吸着させることで、光の照射で色が変わるゲルや粉体とすることもできるという。同フォトクロミック材料は、化粧品や食品でも使用が可能な原料のみで構成されており、安全性の高い材料として従来よりも広範囲の産業分野への応用が期待できる。たとえば、屋外と室内など光の強さによって発色を変化させる化粧品や、光の照射で模様が変わる食品包装容器、リライタブルペーパーを使った児童用の絵本やノート、玩具、植物原料のみを使用した環境対応型印刷インキといった多様な製品が期待されるとしている。
2015年11月30日LINEは、同社が運営するコミュケーションアプリ「LINE」のタイムライン機能において、新たに広告配信・表示を行い、12月1日より、外部企業案件でのトライアル運用を開始すると発表した。LINEでは、このLINEのタイムラインにおいて、固定の枠を設け、“Sponsored”表記とともにユーザーに広告を配信・表示する機能の導入に向け、検証を行っているという。なお、この機能は、ユーザーのLINEおよびLINE関連サービスの利用動向(利用したLINE 関連サービス、友だち追加した公式アカウント、購入スタンプ等)に基づく、属性・興味関心分野の推計情報を活用した広告の配信・表示を行うことも可能だという。タイムラインでの広告配信・表示については、2015年11月よりLINE関連サービスなどの社内案件でのテストを既に実施しており、一定の成果を確認できたことから、12月1日より2016年春頃にかけて、外部企業の案件のトライアル運用を行う予定だという。今回の外部企業の様々な案件での広告表示・配信を通じて、表示頻度や推計情報のさらなる精緻化を図り、その結果も鑑みて、日本における本格運用の開始やLINEユーザーが多いタイ・台湾・インドネシアなど他の国・地域での運用も段階的に行っていくという。
2015年11月30日東洋新薬福岡市に本社を置く株式会社東洋新薬は、機能性表示食品の開発に力を入れている。第1弾として、2015年10月よりサプリメント「メディスリム(12粒)」および「メディスキン」を販売開始、第2弾として「メディナチュラル」を2015年11月より販売開始している。「メディスリム(12粒)」メディスリムは、「内臓脂肪を減らす」機能性表示食品。マメ科の葛の花からとれる「葛の花由来イソフラボン」を機能性関与成分として使用しており、おなかの内臓脂肪を減少させる手助けをする機能がある。「メディスキン」メディスキンは、「肌の保湿力を高める」機能性表示食品。機能性関与成分として「米由来グルコシルセラミド」が使用されている。米から抽出された成分で、肌の保湿力を高め、肌の調子を整える機能があるとされている。「メディナチュラル」メディナチュラルは、「血圧が高めの人」向けの機能性表示食品。機能性関与成分はイワシから作られた「サーデンペプチド」で、2~3種類のアミノ酸から構成されている。東洋新薬の取り組み東洋新薬では、今後もニーズのある分野に対応した機能性表示食品の開発をおこなっていき、多くの人のQOLや健康の維持・促進に貢献したい考えだ。(画像はプレスリリースより)【参考】・機能性表示食品シリーズ第1弾東洋新薬機能性表示食品『メディスリム(12粒)』・『メディスキン』発売―2015年10月より販売開始―・機能性表示食品シリーズ第2弾東洋新薬機能性表示食品『メディナチュラル』発売―2015年11月より販売開始―
2015年11月27日ドリテックはこのほど、「デジタル温湿度計」(品番: O-269)を発売した。同商品は、熱中症・インフルエンザの危険度の目安が顔の表示でわかるデジタル温湿度計。液晶画面では、表情、温度、湿度の順に繰り返し表示。遠くからでも表示がはっきりと見える大画面で、表情パターンも、笑顔、注意を促す顔、マスクをしている顔(インフルエンザ)、汗をかいている顔(熱中症)など危険度にあわせて変わる。便利なスタンド付きのため、立てて使用するほか、フック穴を利用すれば壁に掛けても使用できる。参考価格は1,780円(税別)。カラーはホワイト、ピンク。測定間隔は約10秒。表示温度範囲は-9~50.0度、表示湿度範囲は10~99%。
2015年11月06日電通の機能性表示制度専門チームはこのほど、20~60代の全国の男女1,000人を対象に実施した「機能性表示食品に関する消費者意識調査 2015」の結果を発表した。まず、「機能性表示制度 / 食品をどの程度知っているか」と聞いたところ、「制度の内容を知っている」(8.1%)、「ある程度、制度の内容を知っている」(29.5%)、「名称を聞いたことがある程度」(41.5%)となり、合計の認知は79.1%となった。6月の第1回調査に比べると、男性の認知が76.2%から79.4%に伸びている。同専門チームは、特定保健用食品(トクホ)がマークのみを含めると100%に近い認知を得ていることと比較し、「機能性表示食品については制度導入後間もないことを考えると、非常に高い認知率だ」とコメントしている。また、機能性表示食品やトクホを摂取している人を調べたところ、現時点での機能性表示食品ユーザー(7.3%)は、トクホユーザー(18.3%)との重なりが大きいことが分かった。実際に機能性表示食品を摂(と)っていると認識している人のうち、トクホ表示のある商品を飲んだり食べたりしている人の割合は65.0%を超えている。この結果から「もともとトクホを摂っている人が、機能性表示食品についても試していることがうかがえる」と分析している。制度の内容を改めて説明した上で、機能性表示食品とトクホの印象を聞くと、「安全性が高そう」「効果が高そう」「信頼できそう」といった項目における機能性表示食品の評価が低く出た。トクホに比べると、機能性表示食品は国の承認ではないという点での安全性評価や信頼感は低いことから、「制度の正しい理解や安心感の訴求が市場拡大に向けた課題だ」と指摘した。続いて、健康に良いとされる食品に支出できる金額を調べたところ、現在「何らかの健康機能がある食品を摂取している層」は月平均4,671円、「健康に良いとされる食品を摂取していない層」でも月平均1,567円の支出をしてもよいと回答。全体の平均は3,210円となり、多くの商品が出回って安全性・効果・信頼感が高まれば、市場拡大が期待できるとしている。健康機能のある食品で得られる効能効果で関心が高いものは、男性は「内臓脂肪」「体脂肪」「疲労」、女性は「疲労」「免疫」「骨」が上位となった。市場では内臓脂肪や体脂肪領域の機能性表示食品が活況を呈しており、男性でのニーズが高まっている。一方、女性では、これまでトクホとしてはうたわれてこなかった「疲労回復」や「免疫」などの健康機能に関心が集まっており、「機能性表示食品を新規開発する際には大きなヒントになりそうだ」とコメントしている。同調査は、楽天リサーチによって9月11日~13日の期間にインターネット調査よって実施された。対象は、20~60代の全国の男女1,000人となっている。
2015年11月04日電通の機能性表示制度専門チームはこのたび、2015年4月にスタートした機能性表示食品制度に関する消費者の意識やニーズを探るため、20~60代の全国の男女1,000人を対象に「機能性表示食品に関する消費者意識調査 2015」を実施し、その結果を発表した。機能性表示食品とは、事業者の責任で、科学的根拠を基に商品パッケージに機能性を表示するものとして、消費者庁に届け出られたもの。スタートから約半年の10月26日現在で、既に116品の届出情報が公開されている。特定保健用食品(以下、トクホ)が、2015年2月時点で1,144品目承認され、6,250億円の市場規模を形成している現状と比較しても、同制度によって新たな市場が急速に形成されていることが分かるという。同調査では、男性36%女性44%が機能性表示食品制度や表示のある商品への関心を示す結果に。トクホへの興味・関心が全体の51.7%であることから、ある程度の興味・関心が集まっているといえる。「実際に表示のある商品を食べた(飲んだ)ことがある」と認識しているのは全体の7.3%。興味はあるが実際の購入はまだこれからという人が多く、今後のユーザー拡大が期待される。また、実際に機能性表示食品を摂っていると認識している人のうち、トクホ表示のある商品を飲んだり食べたりしている人の割合は65%を超える。もともとトクホを摂っている人が、機能性表示食品についても試していることがうかがえる結果となった。また、現在何らかの健康機能がある食品を摂取している層は月平均4,671円を支出してもよいと回答。健康に良いとされる食品を摂取していない層においても、月平均1,567円の支出はしてもよいとする。これに対し電通は、多くの商品が出回り、安全性・効果・信頼感が高まれば、市場拡大も期待できると分析する。なお、健康機能のある食品によって"得られる効能効果"として関心が高いものは、男性が内臓脂肪・体脂肪・疲労で、女性が疲労・免疫・骨という結果に。これまでトクホとしてはうたわれてこなかった「疲労回復」や「免疫」などの健康機能に関心が集まっており、機能性表示食品を新規開発する際にはヒントになりそうだ。
2015年10月30日第60回で「表示デバイス」と題して、陰極線管(CRT : Cathode Ray Tube)と液晶ディスプレイ(LCD : Liquid Crystal Display)を取り上げた。しかし、この時に取り上げていなかった表示デバイスがあるので、今回はその話をしよう。○頭を下げずに済むHUDもともと戦闘機に導入が多かったのだが、その後、軍用輸送機や民航機でも導入が増えているデバイスに「HUD(Head Up Display)」がある。その名のとおり、視線を計器盤に落とさなくても済むようにするためのディスプレイ装置である。計器盤の上方、パイロットが機の正面を向いた状態で視線に入る位置に、情報表示用のハーフミラーを取り付ける。ハーフミラーに投影する映像はCRTなどを使って表示しており、そこからレンズを使ってハーフミラーに映像を導いて投影する。HUD自体は目の前・数十cmぐらいのところにあるが、表示する映像の焦点は無限遠になっているので、焦点を合わせ直す必要はない。外を見ていると、そこにシンボル表示が一緒に現れるというイメージだ。HUDの利点は、情報を得るのに、いちいち計器盤に視線を落とさなくても済む点にある。特に戦闘機の場合、このメリットは大きい。レーダーをはじめとするセンサーの情報、速度・姿勢・針路・高度といった情報を、外の様子を見ながら同時に得られるから、状況認識を妨げない。また、射撃・爆撃の際に使用する照準器の機能も兼ねている。例えば、映画「トップガン」など、戦闘機の操縦席から見た照準器の映像を見られる場面はいろいろある。HUDが空中戦でどんな働きをするのかを手っ取り早く理解するには、その手の映画やテレビ番組を見るのが早道だ。もちろん、HUDに表示する内容は、当節ならコンピュータによるグラフィック表示である。ということは、表示する内容に応じて、コンピュータに適切な情報を入れてやらなければならないという話である。例えば、機体の姿勢や針路に関する情報を表示したければ、AHRS(Attitude and Heading Reference System)みたいな機器から情報を受け取ることになるだろうから、AHRSと情報をやり取りするための電気的インタフェース、プロトコル、データ・フォーマットをどうするか、という話が出てくる。これが軍用機なら、武器に関する情報あるいはセンサーに関する情報を表示する場面が出てくる。すると、そちらでもやはり、情報源となるしかるべき機器との間で、電気的インタフェースやプロトコル、データ・フォーマットの整合をとる作業が必要になる。この辺が、いわゆる「アビオニクスのシステム・インテグレーション」と呼ばれる作業の一環となるわけだ。ただ機器を買ってきてポン付けして電源をつないで、それで動いてくれれば話は簡単だが、アナログ時代でも当然のこと、デジタル時代ならなおのこと、そんなに簡単な話では済まない。○HUDの難しさところで、機の姿勢や射撃・爆撃照準の機能を持たせるということは、外を見ている時の映像とHUDに表示するシンボルの整合性をとらなければならないということになる。例えばの話、真正面にいる敵機に対して機関砲の狙いをつけて撃ったつもりが、照準用のレチクルを表示する位置がズレていたので狙いが外れました、なんてことになったらシャレにならない。もっとも、そういう話になると、前回に触れた「HMD(Helmet Mounted Display)」のほうが面倒くさい。搭乗員が被っているヘルメットの向きを検出しなければならないのは前回に述べたとおりだが、ひょっとすると、個人差がある体格やヘルメットの被り方に合わせた微妙な較正が必要になるかもしれないからだ。その点、HUDは計器盤の上に、あるいは計器盤の頭上からつり上げる形で固定しているから、固定設置する際に位置合わせをきちんとやっておけば済む。搭乗員の体格の違いは、HUDの位置や角度を調整して対応しようとすると面倒だから、座席の位置や高さを調整して対応するほうが楽だし、間違いがない。と思ったが、もう1つ作業があった。前面の風防が平面あるいは単純な円筒形を構成するシングル・カーブなら問題ないが、縦断面も横断面も曲線になっている、いわゆるダブル・カーブだと話が違う。キャノピーを通して外を見た時の映像がゆがんでしまうから、それに合わせた補正が必要になるのだ。だから、HUDの表示内容もそれに合わせて調整しなければならない。特に戦闘機だとよくある話で、F-16みたいにキャノピーの形状が機体ごとに微妙に異なるケースまである。だから、F-16ではキャノピーを付け替えたらHUDの調整もやり直しである。ちなみに、F-16は一体型キャノピーのダブル・カーブ型だが、そのF-16から派生した航空自衛隊のF-2は前部を独立した風防にしており、それはシングル・カーブ型である。以下の写真で見比べてみよう。といったところで、突発的に思いついたことがある。F-16のような機体の場合、キャノピーごとに異なるゆがみの情報をRFIDに書き込んでキャノピー・フレームにでも取り付けておいて、HUDの表示を制御するコンピュータが、その情報を読み取って表示位置を微調整するようにしたらどうだろう。まあ、筆者が思いつくぐらいのことだから、業界で誰かがすでに考えて試していても不思議はないし、試してうまくいったのであれば、そういう話が伝えられていてもおかしくはなさそうだ。これは、あくまで突発的な思いつきということで笑い飛ばしていただければと思う。
2015年10月26日NTTソフトウェアは10月20日、NTTが開発した「アノテーション表示技術」を利用し、PCの画面上にアノテーションと呼ばれる、ふせんのような注釈を表示させることで利用者の注意を促すパッケージ製品「BizFront/アノテーション」を、11月2日から販売すると発表した。「アノテーション表示技術」とは、NTTアクセスサービスシステム研究所が開発した、Windowsデスクトップ上で動作する任意のアプリケーションに対し、スムーズにアノテーション情報を表示するもの。対象とするプログラムを改造せずに、低負荷かつ高速にアノテーション情報を表示させることができる。同製品を用いると、画面上にふせんを貼りつける感覚で注意事項をアナウンスできるため、複雑な登録手順などに対してマニュアルの役割を果たし、利用者による誤登録を抑止して、業務の信頼性向上と効率化を実現する。システムで提供されるヘルプ機能と比較すると、アノテーションの貼り付けと表示はシステムの改修が不要なため、後付けで実施できるほか、表示位置や内容を任意に追加・編集することが可能。同製品は、管理者用の編集ツールとユーザー用の表示ツールから構成され、いずれも既存のPCにインストールするだけで動作するため、新たにサーバを導入することなく利用を開始できる。ユーザーはPCにインストールした表示ツールを起動しておくだけで、対象のシステム画面が表示された際にアノテーションが表示される。アノテーション表示が不要になった場合は、クリックすることで非表示にすることが可能。価格は、「編集ツール(管理者用)」が1端末当たり年間3万4500円、「表示ツール(ユーザー用)」が1端末当たり年間500円となっている。
2015年10月21日キリンビバレッジは11月10日、「キリン 生茶」ブランドから、機能性表示食品で初めて(機能性表示食品の届出情報による)となるホット専用緑茶「ほっと食事の生茶」(税別120円)を発売する。同社は、6月に機能性表示食品清涼飲料水届出第1号商品として「食事の生茶」を発売。今回は、そのホット商品が登場する。同商品は、難消化性デキストリン(食物繊維)を配合。難消化性デキストリンは、食事から摂取した脂肪の吸収を抑えて排出を増加させるとともに、糖の吸収をおだやかにする働きがあるため、食後の血中中性脂肪や血糖値の上昇をおだやかにすることが報告されている。パッケージには、難消化性デキストリンが含まれることとともに、「難消化性デキストリンは脂肪の吸収を抑える」「糖の吸収をおだやかにする」「おなかの調子を整える」という3つの機能も表示した。味わいは、コールド品「食事の生茶」の食事に合う味わいは残しつつ、ホットの緑茶の味覚に合わせて茶葉感をアップさせたとのこと。
2015年10月20日ソフトバンクは、同社が販売していたシャープ製の携帯電話の一部において、2016年1月1日以降、正しい日時表示ができなくなる不具合があるとして、機種変更を呼びかけている。対象機種では、2016年1月1日以降、正しい日時表示ができなくなるほか、発着信履歴およびメール送受信履歴などの時刻表示も正しく表示されない。対象機種は、2006年発売の「911SH」や、Vodafoneの「V705SH」など。同社は、正しい日時表示での利用を希望するユーザーに対し、機種変更することを勧めている。ソフトバンク広報に、こうした不具合について問い合わせると「対象機種に搭載されているチップセットが2016年以降の表示に対応しておらず、ソフトウェアアップデートでも修正することができないため」と理由を説明した。対象機種は以下の通り。V705SH(705SH)810SH811SH812SH812SH s812SH sII813SH904SH905SH910SH911SH
2015年10月13日日清オイリオグループは10月15日、食用油で初めての機能性表示食品として、血圧が高めの人向けの健康オイル「日清健康オイル アマニプラス600gPET」を新発売する。同商品は、健康成分「α-リノレン酸」を含んだ血圧が高めの人向けの健康オイル。 大さじ1杯(14g)に健康成分「オメガ3脂肪酸」の一種である「α-リノレン酸」を2.6g含んでいる。同商品を通常の食用油に替えて1日大さじ1杯を摂取すると、血圧が低下するという結果が臨床試験で得られている。商品名にもあるように、α-リノレン酸を豊富に含む「アマニ油」を30%配合。なたね油をベースに、アマニ油、米油を配合しているため、加熱料理にも安心して使用できるとしている。コレステロールは0(ゼロ)。今回、同商品を食用油で初めての機能性表示食品として発売する。機能性表示食品とは事業者の責任で、科学的根拠を基に商品パッケージに機能性を表示するものとして、消費者庁に届け出られた食品のこと。同商品には、「α-リノレン酸」を含むことと「血圧が高めの方に」適した機能を持つ食用油であることを表示している。なお、同商品は希望小売価格などは設定していないとのこと。
2015年10月09日Twitterは、米国内の「Twitter」ユーザー向けに新機能「モーメント」の提供を開始した。同機能では、アカウントをフォローしている、いないに関わらずTwitter上の話題をリスト表示する。現時点で日本国内では利用できない。モーメントは、Twitter上で注目すべき話題がリスト形式で表示される新機能。新たに加わった稲妻のアイコンをタップすることで利用できる。表示する話題の選定は、ほとんどのものを同社のキュレーションチームが行っているという。モーメントのひとつを開くと、見出しと概要が表示され、左右にスワイプすることで関連した画像や動画、Vine、GIFなどのツイートを閲覧できる。上下にスワイプするとモーメントを終了する。また、スポーツの試合や授賞式など、分刻みで新しいツイートが投稿され、高い頻度で更新される場合は、そのモーメントをフォローすることで、通常の自分のタイムラインに、モーメントのツイートを表示させることも可能。これにより、タイムラインとモーメントを行ったり来たりすることなく、気になるツイートを追えるとしている。モーメントは、現時点では米国内のみで提供されているが、日本を含むその他の国や地域でも、ツイートやDMなどを通してモーメントのリンクをクリックすることで体験できる。
2015年10月08日AppleのOS Xが備えるセキュリティ機能「Gatekeeper」について、攻撃者が任意のコードを実行できる脆弱性が報告された。チェコの首都プラハで開催のセキュリティカンファレンス「Virus Bulletin」で、セキュリティ研究者のPatrick Wardle氏が発表した。カスペルスキーラボの「threatpost」サイトや、シマンテックのブログ記事(日本語あり)が報じている。Gatekeeperは、正式な証明書を持たないアプリケーションのインストールや実行を抑制する機能。Wardle氏の報告によると、Appleの署名を持つ正規アプリケーションと同じディレクトリにマルウェアを隠したり、偽装した正規アプリケーションの実行後に外部バイナリを実行することも可能という。この脆弱性は、OS X Yosemite(10.10)だけでなく、OS X El Capitan(10.11)の最新ベータ版でも確認済み。Appleが修正パッチを配布するまでは、Mac App Storeといった信頼できる場所からのみアプリケーションをダウンロードするように呼びかけている。
2015年10月02日