株式会社わかさ生活株式会社わかさ生活が開発した「ルテイン プロ」は、機能性表示食品としての届け出が受理された。2016年1月より、取り扱い医療機関で購入可能となる予定だ。「ルテイン プロ」は、ルテイン、ゼアキサンチンを含む商品。これらの成分は、黄斑部の色素密度を上昇させることにより、光の刺激を和らげコントラスト感度を改善する働きがあるという。ルテイン プロ「ルテイン プロ」は、62粒入り(約2ヵ月分)で3,990円(税込み)。1日の摂取目安量は1粒だ。服用方法は、噛まずに水などで飲むもので、機能性関与成分は、1粒あたりルテイン10 mg、ゼアキサンチン2 mgとなっている。ブルーベリーアイ プロ「ルテイン プロ」の機能性表示食品の届け出受理は、2015年11月に受理された「ブルーベリーアイ プロ」に続くもの。「ブルーベリーアイ プロ」は、ブルーベリー由来のアントシアニンよって目の疲労を和らげるサプリメントだ。「サプリメント業界品質ナンバー1」を目指す同社は、創業以来、大学や研究機関と共同でブルーベリーやルテインについてアイケア成分の研究をおこない、学会発表や論文発表を実施してきた。今後も医療機関専用サプリメントを開発し、予防医学に貢献していきたい考えだ。(画像はプレスリリースより)【参考】・目の調子を整える機能性表示食品『ルテイン プロ』わかさ生活から誕生!
2015年12月28日ヤフーは、同社提供の「Yahoo!地図」アプリに新機能「雪情報」を追加した。「降雪量」や雪の深さを示す「積雪深」が表示される。新しく降る雪の量を示す「降雪量」は、9段階の色で地図上に表示される。現時点での降雪量(実測値)に加え、10時間先までの降雪量予報を1時間ごとに確認することも可能だ。地面に積もっている雪の深さを示す「積雪深」は、13段階の色で地図上に表示。1日1回、朝5時時点の情報が提供される。これらの「雪情報」は、検索窓横のメニューから表示できる。「Yahoo!地図」アプリは、Google Play、App Storeより無料でダウンロード可能。
2015年12月22日江崎グリコはこのほど、ビフィズス菌BifiXを配合したシリーズ全品を機能性表示食品に変更していく予定であることを明らかにした。2015年4月から開始した「機能性表示食品制度」は、国の定めるルールに基づいて、事業者が食品の安全性と機能性に関する科学的根拠などの必要な事項を消費者庁長官に届け出れば、商品に機能性を表示することができる制度のこと。同社でも9月から「朝食BifiXヨーグルト」など一部の商品が機能性表示食品となっている。今回、全シリーズを機能性表示食品に変更する点について、上鶴俊徳カテゴリーマネージャーは「ビフィズス菌BifiXの良さには絶対の自信を持っている。機能性表示食品制度などを利用して、たくさんの人々に特長を知ってもらい、その効果を体感してもらいたい」と語った。「ビフィズス菌BifiX」は、グリコが保有する1万種類の菌の中から選び抜いた菌株のこと。生きて腸に届くだけでなく、腸内で増えることが研究結果として明らかになっている。
2015年12月17日Twitterが従来の時系列とは異なるタイムライン表示方法を採用したことが話題になっている。一部ユーザーの間で12月7日(米国時間)ごろから話題になりはじめ、8日になりTwitter側でタイムライン表示に変更を加えたことを認めた。ただ、現時点ではあくまでテスト的な導入であり、ユーザー全体のごく一部での適用にとどまっているという。サービス開始から9年以上が経過したTwitterでは、これまでタイムラインの基本的な表示方式に手を加えたことがなかったが、Facebook方式の採用に既存ユーザーからは戸惑いの声も多い。同件はWall Street Journalなど複数のメディアが報じている。具体的にどの程度のユーザーが影響を受けているのかは不明だが、少なくとも直近のタイミングで全ユーザーに展開されることはないとみられる。リアルタイム性を特徴とするTwitterでは、従来より下から上方向に向かって新しいツイートが表示される逆時系列順(Reverse Chronological Order)方式を採用。現在あるいは少し前までタイムライン上で何が起こっているのかを把握するのが容易になっていた。一方で、膨大なツイートが流れることでニュースが一瞬で流されたり、就寝中や離席中などタイムラインをチェックしていなかった過去のタイミングで何が起こっていたのかを把握できないという問題がある。同社も最近、タイムラインをチェックしていなかった時間の重要なツイートを抽出してハイライト表示したり、重要なニューストピックのみをチェックできる「Moments」といった新機能を追加しており、新ユーザー獲得に向けた試行錯誤を続けている。これに加え、一部Twitter株主から、Facebookが採用しているような「時系列ではなくユーザーごとの重要度や関心事に応じてタイムラインの表示内容を変更する」「表示内容を間引く」といったアルゴリズム表示を採用するよう要望が提出されるなど、新規ユーザー獲得で伸び悩むTwitterにさらなるプレッシャーがかかっている状態だ。今年7月には正式なCEOに就任した共同創業者のJack Dorsey氏が人員削減を含むリストラプランを発表したが、今回のタイムラインへのアルゴリズム導入もこのリストラプランの一環だと思われる。筆者は実際には、このアルゴリズムを導入したタイムラインを確認できておらず、設定変更で従来のタイムラインに戻せるかどうかも不明だ。だが、Twitterのヘビーユーザーほど表示変更に対する抵抗は大きいとみられ、筆者としては、この試みが多くのユーザーに受け入れられるかは難しいところだと考えている。
2015年12月10日Twitterは12月7日、PCブラウザ版のTwitterにおいて、ツイートに添付した画像の表示レイアウトを変更し、画像をトリミングせず全体表示するようになった。iOS版やAndroid版には、12月8日現在適用されていない。これまで、ツイートに添付した画像はクリックすることで全体表示できたが、タイムライン上ではトリミング表示されていた。また今回のアップデートにより、複数の画像を添付した場合は、1枚の画像を大きく表示し、他の画像をサイドに配置するよう変更した。
2015年12月08日東京工科大学は11月30日、天然色素のみを利用して、光の照射で色が変化する機能性材料「フォトクロミック材料」を開発することに成功したと発表した。同成果は、同大学 応用生物学部 柴田雅史 教授らの研究チームによるもので、10月21日に行われた「2015年度色材研究発表会」などで発表された。同研究グループでは、イネ科の植物であるコウリャンから「3-デオキシアントシアニジン色素」という、光の照射に起因して分子構造が可逆的に変化する性質をもつ数種類の色素分子を効率的に抽出。同色素と化粧品や食品での使用が可能なポリオールなどを組み合わせることで、紫外線の照射によって鮮やかな赤色に着色し、遮光状態では無色に変化していくフォトクロミック溶液を得ることに成功した。またこの溶液を、「メソ細孔粉体」という均一な細孔を有する多孔質シリカに吸着させることで、光の照射で色が変わるゲルや粉体とすることもできるという。同フォトクロミック材料は、化粧品や食品でも使用が可能な原料のみで構成されており、安全性の高い材料として従来よりも広範囲の産業分野への応用が期待できる。たとえば、屋外と室内など光の強さによって発色を変化させる化粧品や、光の照射で模様が変わる食品包装容器、リライタブルペーパーを使った児童用の絵本やノート、玩具、植物原料のみを使用した環境対応型印刷インキといった多様な製品が期待されるとしている。
2015年11月30日LINEは、同社が運営するコミュケーションアプリ「LINE」のタイムライン機能において、新たに広告配信・表示を行い、12月1日より、外部企業案件でのトライアル運用を開始すると発表した。LINEでは、このLINEのタイムラインにおいて、固定の枠を設け、“Sponsored”表記とともにユーザーに広告を配信・表示する機能の導入に向け、検証を行っているという。なお、この機能は、ユーザーのLINEおよびLINE関連サービスの利用動向(利用したLINE 関連サービス、友だち追加した公式アカウント、購入スタンプ等)に基づく、属性・興味関心分野の推計情報を活用した広告の配信・表示を行うことも可能だという。タイムラインでの広告配信・表示については、2015年11月よりLINE関連サービスなどの社内案件でのテストを既に実施しており、一定の成果を確認できたことから、12月1日より2016年春頃にかけて、外部企業の案件のトライアル運用を行う予定だという。今回の外部企業の様々な案件での広告表示・配信を通じて、表示頻度や推計情報のさらなる精緻化を図り、その結果も鑑みて、日本における本格運用の開始やLINEユーザーが多いタイ・台湾・インドネシアなど他の国・地域での運用も段階的に行っていくという。
2015年11月30日東洋新薬福岡市に本社を置く株式会社東洋新薬は、機能性表示食品の開発に力を入れている。第1弾として、2015年10月よりサプリメント「メディスリム(12粒)」および「メディスキン」を販売開始、第2弾として「メディナチュラル」を2015年11月より販売開始している。「メディスリム(12粒)」メディスリムは、「内臓脂肪を減らす」機能性表示食品。マメ科の葛の花からとれる「葛の花由来イソフラボン」を機能性関与成分として使用しており、おなかの内臓脂肪を減少させる手助けをする機能がある。「メディスキン」メディスキンは、「肌の保湿力を高める」機能性表示食品。機能性関与成分として「米由来グルコシルセラミド」が使用されている。米から抽出された成分で、肌の保湿力を高め、肌の調子を整える機能があるとされている。「メディナチュラル」メディナチュラルは、「血圧が高めの人」向けの機能性表示食品。機能性関与成分はイワシから作られた「サーデンペプチド」で、2~3種類のアミノ酸から構成されている。東洋新薬の取り組み東洋新薬では、今後もニーズのある分野に対応した機能性表示食品の開発をおこなっていき、多くの人のQOLや健康の維持・促進に貢献したい考えだ。(画像はプレスリリースより)【参考】・機能性表示食品シリーズ第1弾東洋新薬機能性表示食品『メディスリム(12粒)』・『メディスキン』発売―2015年10月より販売開始―・機能性表示食品シリーズ第2弾東洋新薬機能性表示食品『メディナチュラル』発売―2015年11月より販売開始―
2015年11月27日電通の機能性表示制度専門チームはこのほど、20~60代の全国の男女1,000人を対象に実施した「機能性表示食品に関する消費者意識調査 2015」の結果を発表した。まず、「機能性表示制度 / 食品をどの程度知っているか」と聞いたところ、「制度の内容を知っている」(8.1%)、「ある程度、制度の内容を知っている」(29.5%)、「名称を聞いたことがある程度」(41.5%)となり、合計の認知は79.1%となった。6月の第1回調査に比べると、男性の認知が76.2%から79.4%に伸びている。同専門チームは、特定保健用食品(トクホ)がマークのみを含めると100%に近い認知を得ていることと比較し、「機能性表示食品については制度導入後間もないことを考えると、非常に高い認知率だ」とコメントしている。また、機能性表示食品やトクホを摂取している人を調べたところ、現時点での機能性表示食品ユーザー(7.3%)は、トクホユーザー(18.3%)との重なりが大きいことが分かった。実際に機能性表示食品を摂(と)っていると認識している人のうち、トクホ表示のある商品を飲んだり食べたりしている人の割合は65.0%を超えている。この結果から「もともとトクホを摂っている人が、機能性表示食品についても試していることがうかがえる」と分析している。制度の内容を改めて説明した上で、機能性表示食品とトクホの印象を聞くと、「安全性が高そう」「効果が高そう」「信頼できそう」といった項目における機能性表示食品の評価が低く出た。トクホに比べると、機能性表示食品は国の承認ではないという点での安全性評価や信頼感は低いことから、「制度の正しい理解や安心感の訴求が市場拡大に向けた課題だ」と指摘した。続いて、健康に良いとされる食品に支出できる金額を調べたところ、現在「何らかの健康機能がある食品を摂取している層」は月平均4,671円、「健康に良いとされる食品を摂取していない層」でも月平均1,567円の支出をしてもよいと回答。全体の平均は3,210円となり、多くの商品が出回って安全性・効果・信頼感が高まれば、市場拡大が期待できるとしている。健康機能のある食品で得られる効能効果で関心が高いものは、男性は「内臓脂肪」「体脂肪」「疲労」、女性は「疲労」「免疫」「骨」が上位となった。市場では内臓脂肪や体脂肪領域の機能性表示食品が活況を呈しており、男性でのニーズが高まっている。一方、女性では、これまでトクホとしてはうたわれてこなかった「疲労回復」や「免疫」などの健康機能に関心が集まっており、「機能性表示食品を新規開発する際には大きなヒントになりそうだ」とコメントしている。同調査は、楽天リサーチによって9月11日~13日の期間にインターネット調査よって実施された。対象は、20~60代の全国の男女1,000人となっている。
2015年11月04日電通の機能性表示制度専門チームはこのたび、2015年4月にスタートした機能性表示食品制度に関する消費者の意識やニーズを探るため、20~60代の全国の男女1,000人を対象に「機能性表示食品に関する消費者意識調査 2015」を実施し、その結果を発表した。機能性表示食品とは、事業者の責任で、科学的根拠を基に商品パッケージに機能性を表示するものとして、消費者庁に届け出られたもの。スタートから約半年の10月26日現在で、既に116品の届出情報が公開されている。特定保健用食品(以下、トクホ)が、2015年2月時点で1,144品目承認され、6,250億円の市場規模を形成している現状と比較しても、同制度によって新たな市場が急速に形成されていることが分かるという。同調査では、男性36%女性44%が機能性表示食品制度や表示のある商品への関心を示す結果に。トクホへの興味・関心が全体の51.7%であることから、ある程度の興味・関心が集まっているといえる。「実際に表示のある商品を食べた(飲んだ)ことがある」と認識しているのは全体の7.3%。興味はあるが実際の購入はまだこれからという人が多く、今後のユーザー拡大が期待される。また、実際に機能性表示食品を摂っていると認識している人のうち、トクホ表示のある商品を飲んだり食べたりしている人の割合は65%を超える。もともとトクホを摂っている人が、機能性表示食品についても試していることがうかがえる結果となった。また、現在何らかの健康機能がある食品を摂取している層は月平均4,671円を支出してもよいと回答。健康に良いとされる食品を摂取していない層においても、月平均1,567円の支出はしてもよいとする。これに対し電通は、多くの商品が出回り、安全性・効果・信頼感が高まれば、市場拡大も期待できると分析する。なお、健康機能のある食品によって"得られる効能効果"として関心が高いものは、男性が内臓脂肪・体脂肪・疲労で、女性が疲労・免疫・骨という結果に。これまでトクホとしてはうたわれてこなかった「疲労回復」や「免疫」などの健康機能に関心が集まっており、機能性表示食品を新規開発する際にはヒントになりそうだ。
2015年10月30日第60回で「表示デバイス」と題して、陰極線管(CRT : Cathode Ray Tube)と液晶ディスプレイ(LCD : Liquid Crystal Display)を取り上げた。しかし、この時に取り上げていなかった表示デバイスがあるので、今回はその話をしよう。○頭を下げずに済むHUDもともと戦闘機に導入が多かったのだが、その後、軍用輸送機や民航機でも導入が増えているデバイスに「HUD(Head Up Display)」がある。その名のとおり、視線を計器盤に落とさなくても済むようにするためのディスプレイ装置である。計器盤の上方、パイロットが機の正面を向いた状態で視線に入る位置に、情報表示用のハーフミラーを取り付ける。ハーフミラーに投影する映像はCRTなどを使って表示しており、そこからレンズを使ってハーフミラーに映像を導いて投影する。HUD自体は目の前・数十cmぐらいのところにあるが、表示する映像の焦点は無限遠になっているので、焦点を合わせ直す必要はない。外を見ていると、そこにシンボル表示が一緒に現れるというイメージだ。HUDの利点は、情報を得るのに、いちいち計器盤に視線を落とさなくても済む点にある。特に戦闘機の場合、このメリットは大きい。レーダーをはじめとするセンサーの情報、速度・姿勢・針路・高度といった情報を、外の様子を見ながら同時に得られるから、状況認識を妨げない。また、射撃・爆撃の際に使用する照準器の機能も兼ねている。例えば、映画「トップガン」など、戦闘機の操縦席から見た照準器の映像を見られる場面はいろいろある。HUDが空中戦でどんな働きをするのかを手っ取り早く理解するには、その手の映画やテレビ番組を見るのが早道だ。もちろん、HUDに表示する内容は、当節ならコンピュータによるグラフィック表示である。ということは、表示する内容に応じて、コンピュータに適切な情報を入れてやらなければならないという話である。例えば、機体の姿勢や針路に関する情報を表示したければ、AHRS(Attitude and Heading Reference System)みたいな機器から情報を受け取ることになるだろうから、AHRSと情報をやり取りするための電気的インタフェース、プロトコル、データ・フォーマットをどうするか、という話が出てくる。これが軍用機なら、武器に関する情報あるいはセンサーに関する情報を表示する場面が出てくる。すると、そちらでもやはり、情報源となるしかるべき機器との間で、電気的インタフェースやプロトコル、データ・フォーマットの整合をとる作業が必要になる。この辺が、いわゆる「アビオニクスのシステム・インテグレーション」と呼ばれる作業の一環となるわけだ。ただ機器を買ってきてポン付けして電源をつないで、それで動いてくれれば話は簡単だが、アナログ時代でも当然のこと、デジタル時代ならなおのこと、そんなに簡単な話では済まない。○HUDの難しさところで、機の姿勢や射撃・爆撃照準の機能を持たせるということは、外を見ている時の映像とHUDに表示するシンボルの整合性をとらなければならないということになる。例えばの話、真正面にいる敵機に対して機関砲の狙いをつけて撃ったつもりが、照準用のレチクルを表示する位置がズレていたので狙いが外れました、なんてことになったらシャレにならない。もっとも、そういう話になると、前回に触れた「HMD(Helmet Mounted Display)」のほうが面倒くさい。搭乗員が被っているヘルメットの向きを検出しなければならないのは前回に述べたとおりだが、ひょっとすると、個人差がある体格やヘルメットの被り方に合わせた微妙な較正が必要になるかもしれないからだ。その点、HUDは計器盤の上に、あるいは計器盤の頭上からつり上げる形で固定しているから、固定設置する際に位置合わせをきちんとやっておけば済む。搭乗員の体格の違いは、HUDの位置や角度を調整して対応しようとすると面倒だから、座席の位置や高さを調整して対応するほうが楽だし、間違いがない。と思ったが、もう1つ作業があった。前面の風防が平面あるいは単純な円筒形を構成するシングル・カーブなら問題ないが、縦断面も横断面も曲線になっている、いわゆるダブル・カーブだと話が違う。キャノピーを通して外を見た時の映像がゆがんでしまうから、それに合わせた補正が必要になるのだ。だから、HUDの表示内容もそれに合わせて調整しなければならない。特に戦闘機だとよくある話で、F-16みたいにキャノピーの形状が機体ごとに微妙に異なるケースまである。だから、F-16ではキャノピーを付け替えたらHUDの調整もやり直しである。ちなみに、F-16は一体型キャノピーのダブル・カーブ型だが、そのF-16から派生した航空自衛隊のF-2は前部を独立した風防にしており、それはシングル・カーブ型である。以下の写真で見比べてみよう。といったところで、突発的に思いついたことがある。F-16のような機体の場合、キャノピーごとに異なるゆがみの情報をRFIDに書き込んでキャノピー・フレームにでも取り付けておいて、HUDの表示を制御するコンピュータが、その情報を読み取って表示位置を微調整するようにしたらどうだろう。まあ、筆者が思いつくぐらいのことだから、業界で誰かがすでに考えて試していても不思議はないし、試してうまくいったのであれば、そういう話が伝えられていてもおかしくはなさそうだ。これは、あくまで突発的な思いつきということで笑い飛ばしていただければと思う。
2015年10月26日NTTソフトウェアは10月20日、NTTが開発した「アノテーション表示技術」を利用し、PCの画面上にアノテーションと呼ばれる、ふせんのような注釈を表示させることで利用者の注意を促すパッケージ製品「BizFront/アノテーション」を、11月2日から販売すると発表した。「アノテーション表示技術」とは、NTTアクセスサービスシステム研究所が開発した、Windowsデスクトップ上で動作する任意のアプリケーションに対し、スムーズにアノテーション情報を表示するもの。対象とするプログラムを改造せずに、低負荷かつ高速にアノテーション情報を表示させることができる。同製品を用いると、画面上にふせんを貼りつける感覚で注意事項をアナウンスできるため、複雑な登録手順などに対してマニュアルの役割を果たし、利用者による誤登録を抑止して、業務の信頼性向上と効率化を実現する。システムで提供されるヘルプ機能と比較すると、アノテーションの貼り付けと表示はシステムの改修が不要なため、後付けで実施できるほか、表示位置や内容を任意に追加・編集することが可能。同製品は、管理者用の編集ツールとユーザー用の表示ツールから構成され、いずれも既存のPCにインストールするだけで動作するため、新たにサーバを導入することなく利用を開始できる。ユーザーはPCにインストールした表示ツールを起動しておくだけで、対象のシステム画面が表示された際にアノテーションが表示される。アノテーション表示が不要になった場合は、クリックすることで非表示にすることが可能。価格は、「編集ツール(管理者用)」が1端末当たり年間3万4500円、「表示ツール(ユーザー用)」が1端末当たり年間500円となっている。
2015年10月21日キリンビバレッジは11月10日、「キリン 生茶」ブランドから、機能性表示食品で初めて(機能性表示食品の届出情報による)となるホット専用緑茶「ほっと食事の生茶」(税別120円)を発売する。同社は、6月に機能性表示食品清涼飲料水届出第1号商品として「食事の生茶」を発売。今回は、そのホット商品が登場する。同商品は、難消化性デキストリン(食物繊維)を配合。難消化性デキストリンは、食事から摂取した脂肪の吸収を抑えて排出を増加させるとともに、糖の吸収をおだやかにする働きがあるため、食後の血中中性脂肪や血糖値の上昇をおだやかにすることが報告されている。パッケージには、難消化性デキストリンが含まれることとともに、「難消化性デキストリンは脂肪の吸収を抑える」「糖の吸収をおだやかにする」「おなかの調子を整える」という3つの機能も表示した。味わいは、コールド品「食事の生茶」の食事に合う味わいは残しつつ、ホットの緑茶の味覚に合わせて茶葉感をアップさせたとのこと。
2015年10月20日日清オイリオグループは10月15日、食用油で初めての機能性表示食品として、血圧が高めの人向けの健康オイル「日清健康オイル アマニプラス600gPET」を新発売する。同商品は、健康成分「α-リノレン酸」を含んだ血圧が高めの人向けの健康オイル。 大さじ1杯(14g)に健康成分「オメガ3脂肪酸」の一種である「α-リノレン酸」を2.6g含んでいる。同商品を通常の食用油に替えて1日大さじ1杯を摂取すると、血圧が低下するという結果が臨床試験で得られている。商品名にもあるように、α-リノレン酸を豊富に含む「アマニ油」を30%配合。なたね油をベースに、アマニ油、米油を配合しているため、加熱料理にも安心して使用できるとしている。コレステロールは0(ゼロ)。今回、同商品を食用油で初めての機能性表示食品として発売する。機能性表示食品とは事業者の責任で、科学的根拠を基に商品パッケージに機能性を表示するものとして、消費者庁に届け出られた食品のこと。同商品には、「α-リノレン酸」を含むことと「血圧が高めの方に」適した機能を持つ食用油であることを表示している。なお、同商品は希望小売価格などは設定していないとのこと。
2015年10月09日Twitterは、米国内の「Twitter」ユーザー向けに新機能「モーメント」の提供を開始した。同機能では、アカウントをフォローしている、いないに関わらずTwitter上の話題をリスト表示する。現時点で日本国内では利用できない。モーメントは、Twitter上で注目すべき話題がリスト形式で表示される新機能。新たに加わった稲妻のアイコンをタップすることで利用できる。表示する話題の選定は、ほとんどのものを同社のキュレーションチームが行っているという。モーメントのひとつを開くと、見出しと概要が表示され、左右にスワイプすることで関連した画像や動画、Vine、GIFなどのツイートを閲覧できる。上下にスワイプするとモーメントを終了する。また、スポーツの試合や授賞式など、分刻みで新しいツイートが投稿され、高い頻度で更新される場合は、そのモーメントをフォローすることで、通常の自分のタイムラインに、モーメントのツイートを表示させることも可能。これにより、タイムラインとモーメントを行ったり来たりすることなく、気になるツイートを追えるとしている。モーメントは、現時点では米国内のみで提供されているが、日本を含むその他の国や地域でも、ツイートやDMなどを通してモーメントのリンクをクリックすることで体験できる。
2015年10月08日AppleのOS Xが備えるセキュリティ機能「Gatekeeper」について、攻撃者が任意のコードを実行できる脆弱性が報告された。チェコの首都プラハで開催のセキュリティカンファレンス「Virus Bulletin」で、セキュリティ研究者のPatrick Wardle氏が発表した。カスペルスキーラボの「threatpost」サイトや、シマンテックのブログ記事(日本語あり)が報じている。Gatekeeperは、正式な証明書を持たないアプリケーションのインストールや実行を抑制する機能。Wardle氏の報告によると、Appleの署名を持つ正規アプリケーションと同じディレクトリにマルウェアを隠したり、偽装した正規アプリケーションの実行後に外部バイナリを実行することも可能という。この脆弱性は、OS X Yosemite(10.10)だけでなく、OS X El Capitan(10.11)の最新ベータ版でも確認済み。Appleが修正パッチを配布するまでは、Mac App Storeといった信頼できる場所からのみアプリケーションをダウンロードするように呼びかけている。
2015年10月02日森永製菓は11月10日、「カカオフラバノール」を含有した機能性表示食品のココア「カカオフラバノールスティック」を、東北地区と「天使の健康」通信販売限定で新発売する。同商品は、カカオ豆に含まれる天然由来のポリフェノールの一群「カカオフラバノール」を1杯(スティック1本)につき30mg含む甘さひかえめのビターココア。「カカオフラバノール」は、血圧が高めな人の健康な血圧をサポートすることが報告されている。機能性表示食品とは、特定保健用食品(トクホ)、栄養機能食品に続く、食品に機能性を表示できる新たな食品表示制度のこと。定められたルールに基づき、事業者が食品の安全性と機能性に関する科学的根拠などの必要事項を消費者庁長官に届け出、受理されることにより、商品に機能性を表示できる。今回は、「カカオフラバノールを含む」「カカオフラバノールには、血圧が高めな方の健康な血圧をサポートすることが報告されている」という表示をした機能性表示食品として同商品を発売。ココアでは初の消費者庁届け出受理商品になるという。同商品は、携帯もしやすいスティック包装。5本入りで参考小売価格は500円(税別)。東北地区(青森・秋田・岩手・福島・宮城・山形)のCVS・鉄道売店を除くスーパーなど、一部ルートにて販売。同社の通販サイト「天使の健康」でも販売する。
2015年09月30日今年4月、機能性表示制度がスタートしました。名前は知っていても、「どんな食品に表示されるの?」「特定保健用食品(トクホ)との違いは?」など、イマイチよくわかっていない方もいるのではないでしょうか。そこで今回はアラフォー女子なら知っておきたい、同制度の基本をまとめました。正しく理解すれば、食生活を見直すきっかけにもなり、買い物のヒントとしても役立ちます。何がメリット? 機能性表示食品とは一般食品は薬ではないことから、「内臓脂肪を減らします」など、具体的な機能を表示することができません。しかし今回の「機能性表示制度」の導入で、メーカーがその科学的根拠を国に提出すれば、パッケージなどに機能性を表示することが可能になりました。これにより、たとえばこれまでは「健康な生活をサポート」など、なんとなく“体によさそう”な抽象的な表現だったものも、「目のピント調節機能をサポート」など、はっきりとその機能を示すことができるようになったのです。後者の方がぐっとわかりやすいですね。もちろん、これまでにも機能性が表示できる例外はありました。「特定保健用食品(トクホ)」と「栄養機能食品」です。「機能性表示食品」はそこに新たに加わった、3つめの仲間がということになります。トクホと機能性表示食品、何が違うの?特定保健用食品(トクホ)と栄養機能食品、機能性表示食品は、それぞれ次のようなものを指します。・特定保健用食品(トクホ)…健康への効果を表示することが認められている食品。国による審査がある。・栄養機能食品…栄養補給のために利用される食品。ビタミンやミネラルなどを基準量以上含んでいれば、とくに届け出なしで表示できる。・機能性表示食品…事業者(メーカー)の責任で、科学的根拠に基づいた機能を表示している食品。販売前に、消費者庁に販売前に根拠となる情報(論文等)を提出する必要がある。トクホと機能性表示食品の大きな違いは、事業者の届け出ベースなのか、国が個別に許可したものか、ということ。トクホは国のお墨付きが得られる反面、申請には多くの時間や費用がかかり、メーカーの負担も少なくありません。その点、機能性表示食品は中小企業なども比較的参入しやすく、商品の価格がおさえられるので消費者にとってのメリットもあります。消費者庁や企業のHPには、届け出情報や試験データなどが掲載されており、メーカーの提示する科学的根拠が納得できるものかどうか、消費者自身でチェックすることもできます。機能性表示食品が続々登場!4月以降、機能性表示食品が続々と発売されています。パッケージには1回当たりの摂取目安量なども書かれているので、合わせてチェックしてみてください。具体的な商品をいくつかご紹介します。■目の健康を気づかう方、血中中性脂肪が気になる方へ。 大塚製薬「ネイチャーメイド」大塚製薬では、サプリメントブランド「ネイチャーメイド」のうち、「ルテイン」「アスタキサンチン」「フィッシュオイルパール」の3種を9月にリニューアル発売。パッケージを刷新し、機能性表示食品として対応機能を表示しています。「ルテイン」は、黄色い花の花びらや果実、卵黄などに多く含まれる成分で、目のコントラスト感度(色の濃さの判別力)をサポート。「アスタキサンチン」は鮭やエビに含まれる赤い色素で、目のピント調節機能をサポートすることが報告されています。また、「フィッシュオイルパール」は、青魚に含まれるDHAやEPAというオメガ3系脂肪酸を魚本来のバランスでパール状の小粒に含有させたもの。EPAやDHAは血中中性脂肪の上昇を抑える機能があることが報告されています。■食事の脂肪や糖分が気になる人に「アサヒスタイルバランス」アサヒビールからは、6月にノンアルコール飲料「アサヒスタイルバランス」3種が機能性表示食品として新発売されています。ビールテイスト清涼飲料1種とRTDテイスト清涼飲料(レモンサワーテイスト、グレープフルーツサワーテイスト)2種。ちなみにRTDとは、Ready To Drinkの略。サワーやチューハイのような、開けてそのまま飲める缶飲料等のことです。3商品はいずれも、カロリーゼロかつ糖質ゼロ。難消化性デキストリン(食物繊維)を5g含有しています。難消化性デキストリン(食物繊維)には食事の脂肪や糖分の吸収を抑える効果があることが報告されています。とくに機能性表示食品で、RTDテイスト清涼飲料として唯一受理されている2種には注目。サワーテイストのすっきりとした味わいは食事とも好相性で、女性にも人気が高いそうです。■内臓脂肪を減らしたい人に「恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト」雪印メグミルクからは、同社が保有するプロバイオティクス乳酸菌 「ガセリ菌SP株」が入った「恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト」と「恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト ドリンクタイプ」が機能性表示食品として販売されています。 「ガセリ菌SP株」は世界で初めて、ヒトの腸に長くとどまること、さらにガセリ菌SP株入りヨーグルトを用いたヒト試験により内臓脂肪を減らす機能が確認された乳酸菌。ガセリ菌SP株は胃酸に強く、長く腸にとどまるので、食べるタイミングはいつでもOK。砂糖不使用・脂肪ゼロなので、寝る前にも安心して食べられます。ちなみに内臓脂肪低減の研究データは1日1個を12週間食べた臨床試験の結果なので、内臓脂肪を減らしたいなら、毎日食べるのがおすすめです。機能性表示食品はあくまで食品なので、薬と違ってその効果に即効性が求められるものではありませんが、バランスのよい食生活を送るための1つのヒントとして上手に活用したいですね。
2015年09月30日まめプラス推進委員会まめプラス推進委員会は、「まめ」を食生活に取り入れるライフスタイルを推進中。今回は、9月29日(火)よりリニューアル発売される雪印メグミルク株式会社の『恵 megumi ガセリ菌SP株 豆乳仕立て』を紹介している。『恵 megumi ガセリ菌SP株 豆乳仕立て』同商品は、リニューアル以前から、脂肪ゼロ・コレステロールゼロ・腹持ちもよいと好評。今回のリニューアルでは、機能性表示が追加され、おいしく食べやすい風味と食感に改良されている。また、同商品に含まれるガセリ菌SP株には、内臓脂肪を減らす機能がある。ターゲットは、豆乳飲用者や、体型維持に関心のある30代以上の男女。100グラムで、105円。賞味期限(開封前)は21日間だ。1日あたりの摂取量の目安は1個。機能性表示食品制度機能性表示食品制度は、特定保健用食品(トクホ)・栄養機能食品に続く、食品表示制度。平成27年4月より施行されている。まめプラス推進委員会の活動まめプラス推進委員会は、「豆乳クリーム」を中心とし、生活に「まめ」をプラスするライフスタイルを推進中。「まめ」に関する基礎知識や、健康価値、最新ニュースなども発信している。(画像はプレスリリースより)【参考】・食欲の秋!女子垂涎の嬉しいニュース! 『恵 megumi ガセリ菌SP株 豆乳仕立て』9月29日(火)リニューアル発売開始
2015年09月29日ヤフーは24日、同社提供の地図アプリ「Yahoo!地図」アプリに、エリアや施設周辺の混雑度を表示する新機能「混雑レーダー」を追加した。「混雑レーダー」は、エリアや周辺施設の混雑状況を色で表示する「Yahoo!地図」アプリの新機能。アプリ上で“ショッピングセンター”などと検索し、検索結果一覧を開くと、周辺のショッピングセンターとその混雑状況が表示される。混雑状況は、早朝6時から深夜1時まで20分間隔で更新する。また、現時点での混雑状況だけでなく、過去3時間分を振り返ることも可能。そのほか、全国約3万施設では、施設周辺の混雑度を表す5段階の混雑指数も確認できる。
2015年09月24日凸版印刷は9月16日、非接触リーダライタからの給電のみで表示を書き換えられるバッテリーレス電子ペーパー表示機を試作したと発表した。従来、電子ペーパーを使った表示機は、カードサイズ程度の大きさが多く使用されているが、管理対象物によっては、取り付けられる場所が限定されるため、より小さな表示機の開発が求められていた。同社は今回、これまで培ってきたRFIDの開発・製造技術により、受電・通信回路の小型化に成功したという。同試作機はドットマトリクス型の1.44インチ電子ペーパーディスプレイを搭載し、非接触リーダライタからの無線給電によって書き換えることができる。表示部には電子ペーパーを用いているため、一度表示した内容を保存することもバッテリーレスでできる。外見寸法は34(縦)×52(横)×7(厚さ)mmで、画素数は128×96dotとなっている。
2015年09月16日MARSHALは4日、「丸の部品」シリーズの新製品として、PCの各種ステータスを表示する「USBアナログメーター」を発表した。価格は税込3,980円。CPUの使用率、メモリの使用率、HDDの温度を表示するアナログメーター。専用ソフトを使用し、CPUとメモリの情報はタスクマネージャーから、HDDの温度はレジストリから読み込む。PCとはUSBで接続する。本体内部にはブルーLEDを搭載。暗い場所でも鮮やかに発光する。文字盤は簡単に開けられるので、ユーザーによる改造も可能。ただし、同製品は「玄人向け製品のため、サポートは行っていない」とする。インタフェースはUSB 3.0。ハブポートを1基備えるUSBケーブルが付属。本体サイズはW65.5×D55×H63.5mm、重量は約56g。同製品は9月5日より同社の秋葉原直営店「MARSHAL PREMIUM STAGE リアル店」にて100個限定で発売したが、すでに完売。次回入荷は9月中旬という。
2015年09月07日アサヒフードアンドヘルスケアは8月31日、「濃ーいアーモンド」(税別189円)を全国で発売した。同商品は、アーモンドペーストを使用した栄養機能食品のキャンディー。1袋にビタミンE17mgと鉄18mgが含まれており、アーモンドが香る濃厚な味わいになっているという。
2015年08月31日「糖質制限」や「ゼロカロリー」などの食品はすっかり浸透しましたが、それらを利用している私たちにとって、『体を壊す食品「ゼロ」表示の罠』(永田孝行著、SBクリエイティブ)はショッキングな内容かもしれません。医学博士であり、健康・保健指導や薬事法・景表法のコンサルティングなども行っているという著者によれば、食品表示に書かれていることの裏側にある真実を、大半の人は理解していないから。■巷にある「ゼロ商品」は有益ではない?「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」「糖類ゼロ」「プリン体ゼロ」「コレステロールゼロ」「脂肪分ゼロ」などなど、市場にはさまざまなタイプの「ゼロ商品」が並んでいます。しかしその一方、医学の立場から「ゼロ商品」にまつわる研究が進み、ダイエットや生活習慣病の予防には、これら「ゼロ商品」が有益な結果をもたらさないのではないかという見解が挙がっているというのです。■ノンカロリーの人工甘味料で体重が増えたそればかりか、本書ではさらに衝撃的な事実も明らかにされています。「ノンカロリーの人工甘味料と砂糖では、どちらが太るでしょうか?」とたずねられた場合、多くの方が砂糖だと答えるはず。ところが2008年にアメリカのバデュー大学がラットを使って実験したところ、ノンカロリーであるはずの人工甘味料の方が体重が増えるという結果が出たのだそうです。■ダイエット・ソーダでウェストが増加する続いて紹介されている、米国糖尿病学会が2011年に発表した研究結果も驚くべきものです。テキサス大学サンアントニオ健康科学センターの研究チームによるもので、65~74歳の男女の集団を対象として10年近くかけて行われた調査によって導かれた結論。この調査研究によると、ダイエット・ソーダを飲んでいる人たちは、まったく飲まない人たちにくらべて、ウェストのサイズが70%以上増加したと報告されているのだそうです。また、毎日2本以上のダイエット・ソーダを飲んでいる人たちは、ウェストが平均4.74cm増加しており、ダイエット・ソーダを飲まない人たちのおよそ6倍に達していたのだとか。ちなみにこの調査でウェストを問題にしているのは、それが肥満やメタボリックシンドロームと関係の深い数字だから。つまりダイエット・ソーダを過信するのは、肥満や糖尿病、その他さまざまな生活習慣病のリスクを高める恐れがあるということです。*ここでご紹介したのは、あくまでいくつかの例。本書では他にも、多くの衝撃的な事実が明かされています。もちろん、害を防ぐための手段も。多くの人にとって切実な問題であるだけに、ぜひとも目を通しておくべき一冊だといえます。(文/印南敦史)【参考】※永田孝行(2015)『体を壊す食品「ゼロ」表示の罠』SBクリエイティブ
2015年08月30日トライステージは8月25日、機能性表示食品制度において、通販番組制作で培った広告表現とテレビ考査のノウハウを基に効果的な広告表現をアドバイスするサービス「KINO-ad(キノアド)」の提供を開始した。同社によると、機能性表示食品では、安全性と機能性の科学的根拠を行政に届け出ることにより、訴求表現の中で機能性を謳うことが可能となる。一方で、同制度に伴う行政の広告表示規制基準は明確に設けられておらず、また媒体の広告考査基準も現状では具体的に示されていないため、機能性表示食品の広告については、事例が蓄積されるまでの間は食品関連事業者・媒体共に、手探りの状態が続くという。これを受け同社は、広告考査の実績を基に機能性表示食品の広告コピー開発についての相談を受け付けるサービス「KINO-ad」の提供に至った。同社は創業以来、テレビ通販領域にてインフォマーシャルを中心とした広告制作を行ってきたほか、健康食品を主力商材とし、機能性表示食品を含めた健康食品についての広告考査対応実績を多数持つ。これを活かし、新サービスにおいては、機能性表示食品・その他健康食品の広告考査事例の紹介や、広告考査まで見据えた届出文言・広告コピーのアドバイスを行っていく。
2015年08月27日米Googleは8月21日(現地時間)、モバイル検索と同様に、デスクトップでの検索結果においても、Twitterのリアルタイムツイートが表示されるようになったと発表した。発表時点では、英語版のデスクトップ検索でのみこの機能は有効となっている。Googleは今年5月、Googleの検索結果にリアルタイムツイートを表示させることでTwitterと提携を発表。第1弾として、英語でのモバイル検索(アプリとブラウザ)の結果において、リアルタイムツイートが表示されるようになった。Googleはこの機能について、「何かが起こっている時に、リアルタイムの情報を得るための素晴らしい方法。Twitterを使っている組織や人々にとって、最も関連性のある瞬間に世界のオーディエンスにリーチするための手段」と説明している。デスクトップでも「NASA Twitter」と検索してみたところ、最新のツイートが写真付きで2つ表示された。右側の矢印をクリックすると、過去のツイートをさかのぼることができる。
2015年08月24日●iOS 9のマルチタスク機能とはこれまでiPhoneもiPadも、基本的には1つの画面には1つのアプリしか表示されない仕組みになっており、タスク切り替えの機能が搭載されるまでは、一度ホームボタンでホーム画面に戻り、別のアプリを立ち上げる必要があった。この点は、Androidに対して劣っている点として批判の的になってきた。iOS 4からは、ホームボタン2度押しして、タスクを切り替えることができるようになり、切り替える直前の作業から再開する機能が搭載されるようになった。以降、ホーム画面やアプリ起動中にホームボタンを2度押ししてタスクを切り替える、という使い方が踏襲されている。○iOS 9で採用されたマルチタスク機能AppleはiOS 9で、タスク切り替えの画面デザインを立体的なものに変更し、「マルチタスク機能」を追加した。しかしより大きな変化を体験できるのは、iOS 9を導入したiPadユーザーのみだ。iPadでiOS 9を導入した上で、画面の右端からトレーを引き出すと、対応している別のアプリを重ねて表示し、操作することができるようになる。サイズを類推するに、9.7インチのiPadを縦に構えた場合、ちょうど画面の端からiPhone 6ほどの幅の画面を引き出して、別のアプリを操作できる、という雰囲気になるのではないだろうか。この機能により、例えば、地図を見ながらノートを呼び出してメモを取ったり、メッセージをやりとりしながらカレンダーを呼び出して予定を追加する、といった使い方が可能だ。これまでのようにアプリを切り替えないため、表示されている内容を見ながらメッセージやカレンダーが編集できるようになるため、相当使い勝手が良くなることが考えられる。加えて、現在はiPad Air 2のみの対応となるが、画面分割に対応し、1画面に2つのアプリを同時に起動し操作できる。どちらの画面も同時に操作できるため、2つのアプリの組み合わせで1つの作業を構成する、といったこれまでのiPadでは実現できなかった使い方を体験できるようになるだろう。ちなみに、iPadは、動画再生のピクチャーinピクチャー表示にも対応する。対応する動画アプリやSafariで再生している動画は、そのアプリを閉じても、画面で再生を続けることができる。スポーツのライブ中継を見ながら友達とチャットしたり、ウェブで他の情報を調べる、といったマルチタスクも便利そうだ。●iPhoneユーザーのメリットは○iPhoneユーザーにはメリットはあるのかiPadをより便利なものに変えてくれるマルチタスク機能だが、残念ながらiPhoneユーザーにとっての恩恵は現在のところはない。そのかわりに、というべきか、届いたメッセージなどに対しては、画面上部の通知を下にスライドし、編集画面を表示させることで、アプリを切り替えなくても返信できる機能がある。ただ、この機能はiPadでも利用できる上、通知が表示されている間しかスライドできないことを考えると、いつでも別アプリをオーバーレイ表示できるiPad向けのマルチタスク機能とは異なる。その他にも、アプリ連携機能が強化され、例えばRSSリーダーアプリからソーシャルメディア共有のBufferの投稿画面を呼び出して投稿し、再び元のアプリに戻る、という使い方も可能だ。こちらも、アプリ切り替えを使わず、他のアプリの機能を呼び出して利用できる仕組みとなっている。ただし、共有メニューは画面にオーバーレイされるため、元のアプリの記事の内容を確認したい場合は、一度共有メニューをキャンセルしなければならない。書きかけの内容があったとしても、もう一度共有メニューを開いたら書き直さなければならなくなる。こうした点で、iPhoneの通知から返信を書く機能や、アプリ連携を利用した共有メニューなどは、iPadがサポートするマルチタスク機能の代替にはなりえないのだ。過去のiPadでもスライドするタイプのマルチタスク機能をサポートしている。そのため、iPhoneのプロセッサの問題ではなく、画面サイズからくる使い勝手を考慮しているようだ。Appleが「iPhoneではマルチタスク機能を採用しない」という判断をしているものと考えられる。確かに、きちんと操作できるほどの幅をiPhoneの画面に確保しようとすると、それまで使っていたアプリの画面を完全に隠してしまうことになる。だったらこれまでのタスク切り替えやアプリ連携を使えば良いじゃないか、と考えるのが妥当だ。●iPhone 6 Plusの特別扱いを!○iPhone 6 Plus向けに利用可能にして欲しいただ、iPhoneについても、iPhone 6 Plus、あるいは5.5インチサイズでリリースされるであろう次期iPhoneについては、マルチタスク対応の特別扱いして欲しいという気持ちもある。筆者がiPhone 6 Plusを使っているから、ということも理由の1つだ。1年近くiPhone 6 Plusを使ってきて、そろそろ「大画面のiPhone」以上の価値、あるいはiPhone 6との差を見出したいと、思い始めたのも事実だ。確かに、一部のアプリではiPhone 6 Plusならではの画面構成を体験できる。例えば横長に構えると、設定アプリやメッセージアプリなどは、iPadと同じように、左に項目やスレッドの選択画面、右側にコンテンツの画面が表示される仕組みに変わる。そのため、画面遷移をいちいちしなくてもよくなる、という効率性はある。ただ、設定アプリは常に使用しているわけではないし、メッセージも相手から受信した通知をきっかけに開くことが多いため、確かに使うと効率的ではあるが、その機会が毎日のようにたくさんあるというわけではないのだ。iPadのように、複数のアプリを組み合わせた「ちょっとした作業」が実現できると、大画面iPhoneを選ぶメリット、選んだユーザーの快適さはさらに上がるだろう。例えば、前述のニュースリーダーとソーシャルメディアへの投稿を1画面で行えるようにする仕組みや、乗り換え案内アプリと交通費計算のための電卓、カレンダーとメッセージなど、iPhoneの上でも、2つのアプリの組み合わせのアイデアはたくさん浮かんでくる。もちろんリッチなUIのアプリの場合は、全画面のほうが効率性が高いかもしれないが、毎日利用するちょっとしたアプリほど、マルチタスクに対応させて、同時に開いて使えるようにして欲しいものだ。画面の横幅を生かしたiPhone 6との違いを、より多く体験したいと感じるようになってきたことが、iPhone 6 PlusをiPadのようなマルチタスクに対応させて欲しい理由だ。個人的には、スライド型のマルチタスクよりも、真ん中で画面分割をしてしまうタイプのマルチタスクのほうが、iPhone 6 Plusには良いのではないか、と感じている。iPadほど画面幅も縦の長さも稼げないからだ。おそらく、これ以上大画面のiPhoneが登場することもないかもしれないが、ぜひ、iPhone 6 Plusシリーズの「プラス要素」として、画面分割の採用は検討して欲しいところだ。松村太郎(まつむらたろう)1980年生まれ・米国カリフォルニア州バークレー在住のジャーナリスト・著者。慶應義塾大学政策・メディア研究科修士課程修了。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、キャスタリア株式会社取締役研究責任者、ビジネス・ブレークスルー大学講師。近著に「LinkedInスタートブック」(日経BP刊)、「スマートフォン新時代」(NTT出版刊)、「ソーシャルラーニング入門」(日経BP刊)など。ウェブサイトはこちら / Twitter @taromatsumura
2015年08月15日●スター機能とは?知りたい場所の地図がすぐに見ることができるGoogleマップ。様々な機能が搭載されているこのアプリでは、目的地や現在地を表示させるだけにとどまらない多彩な使い方が可能です。この記事では、待ち合わせやルート確認など知っておくと役立つ使い方を紹介していきたいと思います。今回は「お気に入りの場所を保存する方法」について。***Googleマップを使って行きたい場所を検索したのはいいけれど、同じ場所を表示させるために何度も検索するのは面倒ですね。また、旅行やデートなどのプランを立てる時に行く予定の場所をマップ上に保存しておいて、出先からスマートフォンで確認できるようにしておくことができたら当日はあわてずにすむはず。Googleマップでは、マップ上の気になるスポットやポイントを「スター(お気に入り)」として保存することが可能です。それではスター機能の便利な点と、使い方を紹介していきましょう。○知っておいて損はないスター機能とは?ブラウザでよく見るサイトをお気に入りとして登録するのと同じように、Googleマップでは、検索などで出したお気に入りの場所をマップ上に「スター」と呼ばれる黄色い☆印として表示・保存させることができます。このスターを登録するメリットは、マップ上に目印がつくだけではなく、同じGoogleアカウントのマップならどの端末からでもチェックできること。つまり、パソコン上から登録したものをモバイルデバイス上で確認できたり、またはその逆も可能です。出かける前にあらかじめ目的の建物やお店、施設を登録しておくと便利でしょう。●パソコンを使ってスターを登録する○パソコン版でスター登録するには続いてはスター機能の登録方法について紹介していきましょう。まずはパソコン版の操作方法から。Googleマップのスター機能を使うには、Googleアカウントでログインする必要があります。ブラウザでGoogleマップを開いて画面右上の「ログイン」ボタンをクリックしましょう。お気に入りの登録方法は場所を検索してから登録する方法と、マップ上でクリックした場所を登録する2通りがあります。検索から登録する方法では、Googleマップの検索フォームに行きたい場所を入力して表示させると、検索フォームの下に場所についての情報ウィンドーが現れるかと思います。このウィンドー内に☆マークがあるので、ここをクリックしましょう。これでスターの登録が完了。お気に入りを保存すると、マップ上の該当場所に黄色い☆印が表示されているはずです。●スマホからスターを登録する○任意の場所も3クリックでお気に入り登録が可能どんな場所でも、Googleの検索で出してお気に入りに保存できますが、小さなビルや空き地といった検索データベースにインデックスされていない場所もありますね。そういう場合、マップ上の目的地を直接クリックすると、検索フォームの下に住所や位置情報が表示されるので、さらにこの位置情報画面内に表示されている位置情報をクリックしましょう。すると検索の時と同様に☆マークが現れるので、あとは通常のお気に入り保存同様にクリックすれば登録完了です。○モバイルアプリ版からお気に入りを登録するには?パソコン版に続いて、次はモバイル版での登録方法。こちらもGoogleアカウントでのログインが必須です。方法はGoogleマップのアプリ画面左上にある1×3ボタンをタップして、「ログイン」をタップすればログイン画面に移行します。モバイルアプリ版の場合も、基本的な操作はパソコン版とほぼ同じ。まずフォームで検索するか、またはマップ上の任意の場所をタップして目的地情報のダイアログを出します。ダイアログが出てきたら、その中の目的地名をタップしましょう。すると詳細情報画面に移行するので、その中の☆マークをタップすれば完了です。Googleマップのスター機能は決して派手な機能ではありませんが、簡単な操作で使いどころが多いという点で役立つ機能。仕事・プライベートどちらにでも活用できるでしょう。
2015年08月02日ユービーセキュアは、Webアプリケーション脆弱性検査ツール「VEX」に、検査対象ページを自動登録する自動巡回機能を7月29日にリリースするバージョン 5.8より提供開始すると発表した。自動巡回機能は、検査員に代わって検査対象ページを自動登録するもので、既存検査ツールが抱える「正しく巡回できない」課題を解決し、これまで検査員に依存する検査ノウハウ(最短遷移で検査)の自動化を実現する。「VEX」の自動巡回機能では、同じ画面を繰り返し自動巡回することを防ぐ「重複判定」、自動巡回できなかったページを検出。必要な情報を追加設定し、巡回に失敗したページから再度巡回を開始する「巡回エラー検出」、自動巡回が困難な場合、手動で巡回したデータ(ログ)をインポートし、自動巡回のデータとして検査に使用できる「インポート」を搭載する。また、ユービーセキュアのツール検査ノウハウを自動化した「最適化機能」を提供することで、ツール検査のさらなる効率化を実現した。最適化機能では、巡回で取得したページの最短遷移を検索し、検査時間短縮を実現する。
2015年07月30日米Googleは21日(現地時間)、Google マップの新機能として、自分の移動履歴を自動で収集して表示する「Your Timeline」を発表した。同日よりWeb版とAndroid版を順次提供していく。Your Timelineは、ユーザーが訪れた場所の履歴を地図と一緒にタイムラインとして残せるサービス。歩行、車、バスや電車などの移動手段も記録できるほか、任意の場所に名称を付けることが可能だ。フォトストレージサービス「Google フォト」との連携で、その場所で撮影した写真も合わせて表示できる。プライバシーに配慮し、閲覧できるのはユーザー本人のみ。また、保存されている履歴を指定して削除することも可能。利用には、Googleのアカウント設定から「訪れた場所」を有効にする必要がある。
2015年07月23日