人気の舞台『天才てれびくん the STAGE ~てれび戦士REBORN~』と『時子さんのトキ』が、オンラインライブ配信サービス「Z-aN(読み:ザン)」にてアーカイブ配信がスタートした。『天才てれびくん the STAGE ~てれび戦士REBORN~』は、1993年に放送が開始されたNHKの子ども番組『天才てれびくん』の舞台化シリーズ第1弾で、2020年1月東京・ヒューリックホール東京、2月大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて上演された。脚本は同番組も手掛ける小林雄次、演出はアクションに特に定評のある井上テテが手掛け、アクションあり歌ありダンスありの舞台となっている。今作には大人になったてれび戦士と舞台版新キャストが集結。てれび戦士からは現在NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』へ出演する前田公輝を筆頭に、長江崚行、鎮西寿々歌、ド・ランクザン望、声の出演として飯田里穂が、舞台版新キャストは同番組で「Dream5」を結成し解散後も舞台や音楽活動をしている高野洸をはじめ、多数の舞台等で活躍する多和田任益、松村優が出演。また舞踏家であり、俳優としても多くの作品でその存在感を放つ麿赤兒が特別出演するほか、NHK Eテレの幼児番組『おかあさんといっしょ』で番組史上歴代最長となる9年間“歌のお兄さん”を務め、現在も映像から舞台、声優、CDソロデビューと活躍し続ける横山だいすけが名を連ねた。なお、今回のアーカイブ配信は1月26日に行われた東京千穐楽公演の映像となっており、現在発売中のDVD / Blu-rayや過去に行われたNHKでの放送用編集映像とは異なった映像となる。『時子さんのトキ』メインビジュアル『時子さんのトキ』は、劇団「ONEOR8」主宰でONEOR8『ゼブラ』『誕生の日』(作・演出)、東宝『雪まろげ』(作・演出)、エイベックス『不機嫌な女神たちプラス1』(演出)など手掛けてきた田村孝裕が作・演出を手掛け、2020年9月に東京・大阪にて上演された作品。主演には、離婚後旦那、息子と離れて一人で暮らしている時子役に「20世紀最後の正統派アイドル」として人気を博し、歌手・女優として活躍する高橋由美子。時子の心の隙間を埋める路上ミュージシャン翔真役と息子・登喜(トキ)役の2役を舞台から映画と幅広く活躍する鈴木拡樹が演じた。また、スナック仲間、NPO職員など、時子たちを取り巻く様々な人物を芸人としてだけでなく俳優としても活躍する「カラテカ」の矢部太郎、劇団「拙者ムニエル」に所属しテレビ朝日ドラマ『おっさんずラブ』等の話題ドラマに出演する伊藤修子、劇団「ONEOR8」に属し多数の作品に出演する山口森広、ミュージカル『アニー』アニー役に抜擢され、以降ミュージカルから芝居まで幅広い活躍を見せる豊原江理佳という実力派の俳優陣が脇を固める。『天才てれびくん the STAGE ~てれび戦士REBORN~』の視聴チケットの販売は9月26日21時59分、配信期間は9月30日21時59分まで。『時子さんのトキ』の視聴チケットの販売は11月29日22時、配信期間は12月6日21時59分までとなっている。<配信情報>『天才てれびくん the STAGE ~てれび戦士REBORN~』【出演】前田公輝 / 長江崚行 / 鎮西寿々歌 / ド・ランクザン望 / 飯田里穂(声の出演)高野洸 / 多和田任益 / 松村優麿 赤兒(特別出演)/ 横山だいすけ / ほか【スタッフ】脚本:小林雄次演出:井上テテ企画・製作:NHKエンタープライズ/エイベックス・エンタテインメント協力:NHK【ストーリー】てれび戦士――それは「楽しいこと」を届ける選ばれし子どもたち。彼らの歌声は全宇宙の人々を魅了していた。しかし、「楽しいこと」を奪おうとするテレゾンビ党が地球に襲来し、てれび戦士たちは敗北。全宇宙が「つまらないこと」に支配されてしまった!てれび戦士たちはテレゾンビ党に記憶を奪われ、やがて大人になった。すべてを失って……。だが、希望は失われてはいなかった。彼らが謎のリモコンを手にしたとき、てれび戦士としての記憶がよみがえる!『天才てれびくん』を復活させ、楽しいテレビを取りもどせ!大人になったてれび戦士たち!【チケット料金】価格:2,500円販売期間:2022年6月28日(火) 11:00~9月26日(月) 21:59※紛失等によるシリアルコード再発行や変更、返金等は対応出来かねます。チケットはこちら:■配信公演:2020年1月26日(日) 16:00 東京千穐楽公演■配信期間:2022年6月28日(火)11:00~9月30日(金) 21:59■シリアルコード入力期間:2022年6月28日(金) 11:00~9月27日(火) 21:59■視聴期限:シリアルコード入力後「視聴する」ボタンを押してから3日間公式ホームページ:舞台『時子さんのトキ』【出演】高橋由美子 / 鈴木拡樹 / 矢部太郎 / 伊藤修子 / 山口森広 / 豊原江理佳【スタッフ】作・演出:田村孝裕企画・製作:エイベックス・エンタテインメント【ストーリー】それでもいいと思ってた。幸せだったから。離婚後、疎遠になってしまった息子に重なる路上シンガーの男・翔真。私(時子)は、この男に多額のお金を貸している。これまで感じてきた心の隙間、寂しさを全部、翔真が埋めてくれている。ある日、NPO団体を名乗る柏木という男が店へとやってくると、翔真のことについて私にいくつか質問をしてきた。そして、「翔真という男に騙されているんじゃありませんか?」翔真に貸したお金は、2000万を超えている。でも、あくまで“貸しているお金”だ。ばか。この無礼極まりない柏木の登場で、私の人生は大きく狂っていった……。【チケット料金】価格:2,500円販売期間:2022年6月28日(火) 11:00~11月29日(火) 22:00※紛失等によるシリアルコード再発行や変更、返金等は対応出来かねます。チケットはこちら:■配信期間:2022年6月28日(火) 11:00~12月6日(火) 21:59■シリアルコード入力期間:2022年6月28日(火) 11:00~11月30日(水) 22:00■視聴期限:シリアルコード入力後「視聴する」ボタンを押してから7日間公式HP:公式Twitter:【視聴方法】1. プレイガイドでチケット(シリアルコード)をご購入ください。2. Z-aNアカウントをご作成のうえログインし、対象配信ページの「シリアルコード入力」ボタンより、プレイガイドから案内されたシリアルコードをご入力ください。3. シリアルコード認証後、「視聴する」を押すと、ご登録いただいたアカウントにて視聴が可能となります。※シリアルコード入力期限を過ぎた場合、シリアルコードを入力いただけなくなりますのでご注意ください。※配信期間を過ぎると視聴いただけなくなりますので予めご注意ください。Z-aNアカウント新規登録方法はこちら:公式サイト:
2022年06月28日舞台『時子さんのトキ』が2020年9月11日(金)から、よみうり大手町ホールにて開幕した。劇団「ONEOR8」主宰の田村孝裕が作・演出を手掛けた新作。主人公の時子は、離婚後、偶然出会った路上シンガーの翔真に、疎遠となってしまった息子・登喜の姿を重ねつつ、金銭的な援助を続け、人生を大きく狂わせていくーー。2012年に時子と翔真が公園の広場で出会う場面から始まり、時を前後しながら、2020年現在までを描く。2020年の場面では、マスクをつけたり、検温をしたり、ソーシャルディスタンスを保ったりと、今の“新しい生活様式”を反映させている描写が盛り込まれていた。今年デビュー30周年を迎えた高橋由美子が主人公・時子を熱演。時子の真っ直ぐすぎる思いは、母性と深い愛情を感じさせつつ、どこか痛々しさや切なさもあった。翻弄され続けた一人の女性として、時子を堂々と演じ切った。一方の鈴木拡樹は、翔真役と青年期の登喜役を演じる。爽やかなルックスと、その無邪気さからついついのめり込んでしまうのも分かる“クズ男”っぷり。とはいえ、単なる悪役になりきらず、彼なりの繊細さが垣間見えた気がした。そのほか、矢部太郎、伊藤修子、山口森広、豊原江理佳といった個性豊かな俳優陣が出演。時子と翔真を取り巻く人々を面白おかしく演じていた。開幕に向けて、高橋由美子は「コロナウィルスが世界中で猛威をふるう情勢のなか、こうしてお芝居の幕を開けさせて頂けることに心から感謝を申し上げます。このような時に演劇を行うことへのご意見もあるかと思いますが、今私にできることは駆け抜けることだけ。皆様に楽しみにお運びいただき、精一杯お迎え出来るよう精進いたします」とコメント。また、鈴木拡樹は「9月11日から予定通り、舞台『時子さんのトキ』公演を開始致します。ご来場の皆様と特別な時間を過ごせることを嬉しく思います。また今作はアフタートークショーがある公演回もございます。お時間宜しければアフタートークショーも楽しんでください」と語った。上演時間は約1時間45分。東京公演は9月21日(月・祝)まで。大阪公演は9月26日(土)、27日(日)、サンケイホールブリーゼ。10月には映像配信(東京公演の収録映像)も予定している。『時子さんのトキ』作・演出:田村孝裕9月21日(月・祝)までよみうり大手町ホール9月26日(土)、27日(日) サンケイホールブリーゼ出演者によるアフタートークショー開催【東京公演】・9月13日(日)13:00回…登壇:矢部太郎、伊藤修子、山口森広・9月15日(火)14:30回…登壇:鈴木拡樹、伊藤修子、豊原江理佳・9月16日(水)18:30回…登壇:高橋由美子、鈴木拡樹、田村孝裕(作・演出)・9月17日(木)14:30回…登壇:矢部太郎、山口森広、豊原江理佳・9月18日(金)18:30回…登壇:高橋由美子、鈴木拡樹、山口森広【大阪公演】・9月26日(土)17:00回…登壇:高橋由美子、鈴木拡樹、山口森広取材・文:五月女菜穂
2020年09月13日鈴木拡樹と高橋由美子の顔合わせで、田村孝裕の新作舞台『時子さんのトキ』が本日9月11日(金)に開幕する。今年で歌手デビュー30周年を迎える高橋。初々しいアイドルの頃から、劇団☆新感線の舞台などで女優としてのスキルを磨き、いよいよ充実期を迎えている。そんな彼女がこの節目の年に選んだのが、この舞台。“ほのぼの” と “どろどろ” の調合が巧みな田村の最新作だ。高橋由美子主人公は美しくも秘密を抱える中年女性・時子。離婚して以来すっかり疎遠になってしまった息子と、どこか面影が重なる路上シンガーの男・翔真に出会う。彼と過ごしたいあまり、時子は翔真に合計で1,000万を超える金銭を貸すのだが、ある日、NPO団体を名乗る男がやってきて時子に問う。「翔真という男に騙されているんじゃありませんか?」時子がのめりこむ男・翔真を演じるのは、『弱虫ペダル』や『刀剣乱舞』など数々の舞台で活躍を見せ、近年では声優としても成長著しい鈴木拡樹だ。本作で鈴木は翔真と、時子の息子・登喜の二役を演じることになる。華やかな場面で堂々と歌い踊る姿がおなじみだが、今回は少人数の共演者と、みっちりと描きこまれた会話劇に挑戦。俳優としての底力が、ここでもきらめく。鈴木拡樹決して容易ではない境遇や状況を、切々と生きる者の物語に定評がある田村。それぞれの主人公たちが幸福かどうかは、周囲の誰にも断じることはできない。今回の作品に添えられたコピーもこんなふうだ。「それでもいいと思ってた。幸せだったから。」矢部太郎、伊藤修子ら個性派俳優陣が集結して、「時子さん」の幸福の正体がていねいに描かれる。公演は9月21日(月・祝)までよみうり大手町ホールにて。大阪公演もあり。また、本公演の収録映像配信も予定している。文:小川志津子
2020年09月11日第9回岩谷時子賞 授賞式が11日に都内で行われ、受賞者が登壇した。「岩谷時子 Foundation for Youth」にピアニストの黒木雪音、「岩谷時子賞 奨励賞」にサクソフォン奏者の上野耕平、俳優の古川雄大、「岩谷時子賞 功労賞」に演出家・石井ふく子、「岩谷時子賞 特別賞」に女優の大地真央、「岩谷時子賞」に女優の松たか子が選ばれ、プレゼンターを市毛良枝が務めた。同賞は稀代の作詞家であり、越路吹雪を支えたマネージャーとしても知られる岩谷時子の名を冠し、音楽・芸術に功労のあった個人・団体を表彰する。授賞式では黒木が「エチュード ヘ長調 Op.10-8」、上野が「ニューシネマパラダイス」、古川が「僕こそ音楽」(ミュージカル『モーツァルト!』より)、大地が「ラストダンスは私に」のライブパフォーマンスを披露した。「この賞をいただいたからには、これからもっともっと表現者として成長していけるように日々精進していきたい」と意気込む古川。授賞式後の取材では「賞というものをもらったことがなくて、初めていただく賞がこの素晴らしい賞で幸せな気持ち」と心境を表した。また、1月からドラマ『越路吹雪物語』で越路吹雪役を演じていた大地は「初舞台から45周年、という年に素晴らしい賞。『越路吹雪物語』にも主演して、喜びの年となりました。これからも歌とお芝居と、この賞に恥じないようにますます精進していかなきゃ」と気合いを新たにする。賞を受け取る際にはドラマで岩谷時子役だった市毛とハグし、「私の"時さん"の市毛さんから手渡ししていただいたこと、一生忘れられない思いです」と喜んだ。一方、松は「とてもうれしいです。が、なんで私なんだろうという思いのまま、ここにきてしまいました。本当はそんなことじゃいけないんでしょうが」と恐縮。ドラマ『カルテット』の主題歌やNHK連続テレビ小説『わろてんか』主題歌なと、音楽活動も充実していたが「このような賞をいただいていいのだろうかという思いで、どうしてもそこから抜け出せません。良かったんだなと思えるような自分に、もうちょっと時間をかけてなりたいと思います」と今後への思いを表した。これを受けて、審査委員である作曲家の都倉俊一は「満場一致で決めたことでございます。八面六臂のご活躍だけじゃなくて、皆さんが松さんから受け取る癒やしみたいなあたたかさ、アーティストとしての存在も大きな一つの要素になっていると思います」と受賞理由を説明。「ぜひ堂々と受け取っていただければ」と促すと、松は「すいません……」と苦笑する。授賞式後の取材では、「ミュージカルも最近そんなにやってなくて、本当にいいのかなと思いつつ、『もっと頑張れ』という風に受け取ります」と振り返った松。「また、これを励みに頑張っていかなきゃなと思うように、やっとなれました」と語った。
2018年06月11日越路吹雪の『愛の讃歌』やミュージカル『レ・ミゼラブル』などの訳詞、さらに加山雄三や郷ひろみら名だたる歌手たちへの作詞提供で知られる故・岩谷時子。その遺志を汲み、音楽・演劇関係の功労者と、新たな人材に向けて授与されるのが「岩谷時子賞」だ。第8回となる今年、受賞者の加山雄三や斉藤由貴らが顔を揃えるなかで「岩谷時子賞奨励賞」を受賞したのが、発達障害のあるピアニストとしてメディアでも注目の野田あすかだ。その受賞式が6月12日、都内ホテルで行われた。野田あすか チケット情報「発達障害」は生まれつきの脳機能障害だが、知的障害が伴わない場合は家族も気づかないことがあり、単に“人とコミュニケーションが出来ない人”“空気を読めず衝動的な行動をする人”として集団生活になじめないことが多い。その苦悩から、鬱病やパニック障害などの二次障害を引き起こすこともしばしばだ。野田も4歳からピアノを習い、宮崎大学に進学したが、それまでにいじめや転校、自傷などを経験。大学を中退し、ようやく「広汎性発達障害」の診断を受けたのが22歳の頃。その後は宮崎学園短期大学で本格的に音楽に取り組んだことで、見事に才能が開花した。24歳で受賞した第12回宮日音楽コンクールのグランプリを筆頭に、35歳になる今日まで受賞歴は多数。2015年と2016年にはCDブックを上梓し、今春、東京で行われた2日間のリサイタルは満員を記録し、大阪に続き、7月1日(土)には野田の地元・宮崎でもリサイタルを予定している。車椅子に乗って登壇した野田は、プレゼンターの市村正親から記念のクリスタルを受け取ると、さっそく光にかざして大喜び。「綺麗です、ありがとうございます」と挨拶すると、ピアノの前に移動。そこで再びマイクをとると、「私はプロのピアニストとしてスタートしたばかり。こんな立派な賞をいただけたのは、もしかしたら岩谷先生が『あなたは周りに幸せをもらったから、今度はたくさんの人が“生きていて幸せだな”って思える音楽を伝えていってね』とおっしゃっているのかなと思いました」と素直な胸中を語った。続いて演奏は、「どんな人でも毎日が楽しいという人はいない。哀しみを乗り越えるのも大切かもしれないけれど、どっぷり浸ることでいつか希望が見えてくるという気持ちを込めました」という自作曲『哀しみの向こう』。薄明かりの中を進むような、繊細で切ない旋律から、後半は次第に明るさを増していく曲調が印象的だ。最後に登壇した審査委員で作曲家の都倉俊一からは、「僕もいろんな音楽を聴いてきたけれど、野田さんのは心にジーンとくるピアノ。よく“その人の経験が音色に表れる”というが、このことだなと思った」との言葉が聞かれた。野田だからこそ出せる音色の数々。今後のさらなる活躍に期待したい。取材・文佐藤さくら
2017年06月16日6月4日公開の映画『任侠野郎』の完成披露試写会が4日、東京・新橋のスペースFS汐留で行われ、主演の蛭子能収をはじめ、トリンドル玲奈、NGT48の北原里英、やべきょうすけ、脚本の福田雄一、徳永清孝監督が出席した。本職は漫画家ながらも、現在はバラエティー番組などで人気を博している蛭子能収の長編映画初主演となった本作。かつて関東一円に名を響かせた元若頭の柴田源治を蛭子が熱演し、過去と決別して静かに暮らしていた源治が抗争に巻き込まれていく、というストーリーとなっている。主演の蛭子は「私はお仕事を断らないタイプなので、今回のお話があった時はとりあえず引き受けたんですけど、撮影の最初は違和感がありました」と自分のキャラクターとは程遠い任侠モノに苦労した様子。それを証明するようにやべが「僕がトイレから出ようと思ったら蛭子さんとマネージャーさんがいらして、蛭子さんが『もうやりたくないよ』と言ってて。マネージャーさんが必死に『大丈夫です。大丈夫です』となだめていたんです。空気的に今出たらマズいと思ったので、トイレで5分ぐらい我慢してました」と明かして会場の笑いを誘った。蛭子扮する源治が身体を張って守る正岡組組長・正岡時子役をトリンドル玲奈が演じている。トリンドルは「最初、蛭子さんの娘役と聞いていて、衣装合わせの時に行ったら『組長になりました』と言われて組長になったんですけど、(娘役ではなくて)組長役で正解だと思いました(笑)」とニンマリ。また、正岡組と対立する榊組組長・榊辰巳(佐藤二朗)の愛人役を務めた北原は「今回も身体を張るようなシーンが多いな~と思いましたが、AKB48グループの中でパンチラさせたら一番だという誇りとプライドをもって挑ませてもらいました」と胸を張り、絡みの多かった佐藤二朗との共演について「あんなに至近距離で眺めることもなかったです。佐藤さんとは以前共演したことがあるんですが、『里英は近くで見てもキレイだね』と言ってもらいました」と笑顔で振り返ると、蛭子が「口説きにかかってるんじゃないの?」と横ヤリを入れるなど、終始和やかな雰囲気で舞台あいさつが行われた。映画『任侠野郎』は、6月4日より全国順次公開。
2016年05月05日4月4日、第37回菊田一夫演劇賞と、第3回岩谷時子賞が発表された。菊田一夫演劇賞は、大衆演劇の中で優れた業績を残したスタッフ、キャストに贈られる、日本有数の演劇賞。今回は『国民の映画』『ベッジ・パードン』『90ミニッツ』の作・演出が認められ、三谷幸喜が演劇大賞に選ばれた。そのほか、演劇賞には米倉涼子、石丸幹二、瀬奈じゅん、宝塚星組の柚希礼音。演劇賞特別賞には、こまつ座、司葉子が選出された。また、岩谷時子賞は日本の音楽・演劇界の明日を担う人材や、その向上・発展に功労のあった人物・団体に授与されるもの。こちらは現在、世界的に注目が集まっている由紀さおりが受賞。また岩崎宏美、平幹二朗が特別賞を、瀬奈じゅんが奨励賞を受賞した。瀬奈じゅんは、菊田一夫演劇賞と岩谷時子賞をW受賞したことになる。
2012年04月04日