Mozillaは8月11日(現地時間)、Webブラウザ「Firefox」のバージョン40.0の正式版をリリースした。Windows 10への対応 、セーフブラウジング機能の強化、Helloの話題リンク設定、タイルのおすすめといった新機能を備える。Firefox 40は、Windows 10において同OSのユーザーインターフェイスにとけ込むデザインに変更された。デザインエレメントがより大きくなって目立ち、またWebコンテンツの表示エリアが拡大している。Windows 8.1でFirefoxをデフォルトブラウザに設定していても、Windows 10にアップデートするとEdgeにデフォルトが変更される。Firefox 40では初めて開いた時にデフォルトブラウザを変更する方法のガイドを表示して、Firefoxをデフォルトに設定したいユーザーをサポートしている。Firefoxをデフォルトブラウザにした場合、変更はタスクバーからの検索にも及ぶ。たとえばChromeをデフォルトに設定しても、タスクバーから行ったWeb検索にはデフォルトの検索エンジンに関係なくBingの結果が表示される。Firefoxがデフォルトだと、タスクバーからのWeb検索に対してユーザーがFirefoxで設定した検索エンジンによる結果が表示される。Firefox 39からMac版とLinux版でファイルダウンロード時のマルウェアからの保護が有効になった。実行可能なコード(.com, .exe, .msi, .app, .dmgなど)が含まれているファイルをユーザーがダウンロードしようとすると、Googleのセーフブラウジングサービスに問い合わせ、有害性が認められているコードの場合はダウンロードマネージャーがアクセスをブロックする。Firefox 40では有害なプログラムが含まれるWebページを開こうとした時にも警告を表示する。未署名の拡張機能に警告が表示されるようになった。Mozillaは安全性やパフォーマンスの向上のために、拡張機能をAMOの審査を経て署名されたものに制限するプロセスを進めており、Firefox 41では未署名の拡張機能がブロックされる見通しだ。音声・動画チャット機能Helloの話題リンク設定は、会話相手と話題に関連したWebページを共有する機能だ。会話を設定する際に追加する。新しいタブページに表示されるタイルのおすすめは現時点で英語(US)のみの機能で、ユーザーのブラウジング履歴に適したカテゴリからのおすすめが配信される。
2015年08月12日「ミニ保険」って聞いたことありますか? あまり耳になじみがないという人も多いかと思いますが、ミニ保険とは正式名称が「少額短期保険」といい、その名のとおり少額で短期間の保障を安い保険料で確保できる保険のことです。保障が小さいならではのメリットを生かして、生損保商品では保障されていない、いろんなリスクを保障する保険があるので、必要に応じて、上手に取り入れてみてはいかがでしょう?○「ミニ保険」って聞くけどどんな保険なの?ミニ保険は、保険金額が少額で短期間の保障が得られる保険のこと。具体的には、死亡保障なら300万円まで、医療保障は80万円まで、損害保険は補償額1000万円までなどと保険金額の上限があり、また、保険期間も1~2年程度と短くなっています。取り扱っている会社も通常の保険会社ではなく、事業規模が一定以下で、ミニ保険だけを取り扱う少額短期保険事業者と呼ばれる会社が扱っています。事業規模が比較的小さいので、大手の保険会社とは異なる、さまざまなタイプの保険を取り扱っているのが魅力のひとつです。たとえば、葬儀費用を保障する葬祭保険やペットの医療費を保障するペット保険、旅行中に雨だったら旅行代金が補償されるお天気保険、病気や急な仕事でコンサートへいけなくなったときにチケット代が補償されるチケット保険、トラブルにあったときの弁護士費用を保障する弁護士費用保険など。医療保障の保険も持病がある人や過去に病気などを患ったことがある人が加入できる保険などもあります。○普通の保険と何が違う? どういう人向け?ミニ保険は、生損保の一般的な保険では、条件が合わずに加入できなかった人でも加入できる保険があるので、何らかの保障を得たいがこれまで保険の加入が難しかった人が検討できる保険です。たとえば入院したときや手術をしたときに給付金が受け取れる生保の医療保険。現在では病気を患ったことのある人や、糖尿病などの持病がある人でも加入できるものもありますが、うつ病など心の病のある人やダウン症などの発達障害や身体障害がある人は加入が困難な状況です。ミニ保険なら、そのような人も加入できる商品があります。また、妊娠・出産は女性にとってもリスクが高まり、また公的な補助が出るとはいえ費用もかさみがち。一般の医療保険に加入している場合、帝王切開などでは保険金が出ますが、通常分娩では保障されません。また妊娠した後は医療保険に加入しづらくなるため、保険に加入しないまま妊娠すると無保険状態で出産を迎えるということにもなりかねません。ミニ保険では、たとえばフローラル共済の「なでしこくらぶ」は妊娠前に加入していれば正常分娩でも保険金が支払われます。また妊娠10カ月まで加入ができ、異常分娩の時には保障されます(妊娠後に加入した場合は正常分娩は保障されない)。一生のうちに何度もないことなので、その時期だけしっかり備えたいという人に向いているミニ保険といえるでしょう。そのほかにも最近の地震多発に備えて地震保険に加入したいが、損保の地震保険は高くては入れないという人にミニ保険の地震保険は検討の価値ありです。さらに大切なペットに万一のときにも十分な治療を受けさせたいと考えている人も増えていますが、ペットの医療費は高額になりがちです。そうした費用を保障するペット保険も多くの事業者が取り扱っています。○加入時の注意ポイントは?手軽でちょっとした保障を得るのに便利なミニ保険ですが、注意しなければならないこともあります。ひとつは、破綻した場合のセーフティネットが十分でないという点。一般の保険は、万が一契約している保険会社が破綻した場合には「保険契約者保護機構」の対象となり、保険の種類により保護される範囲が決まっています。ですが、少額短期保険事業者はこの対象外なので、加入している事業者の破綻などにより不利益をこうむる可能性がある点に注意した上で加入する必要があります。このようなリスクを避けるために事業開始時には法務省に1000万円の供託をしており、以後も収入保険料の増加に応じて供託金額を増額することになっていますが、破綻したときにはどれだけ保障されるかはわからないので、加入する際にはその事業者の経営状況なども確認することが必要です。もうひとつ。通常の生命保険は、支払った保険料に応じて所得税の保険料控除が受けられますが、ミニ保険は対象外です。ですから死亡保障や医療保障など通常の保険で得られる保障で、長期的に必要な保障は、一般的な保険商品に加入したほうが税制面ではおトクとなります。<著者プロフィール>ファイナンシャルプランナー 堀内玲子証券会社勤務後、編集製作会社で女性誌、マネー関連書などの編集を経て1993年に独立。1996年ファイナンシャルプランナー資格を取得。FPとして金融・マネー記事などの執筆活動を中心に、セミナー講師、家計相談などを行う。著書に「あなたの虎の子資産倍増計画」(PHP研究所・共著)「年代別ライフスタイル別生命保険のマル得見直し教室」(大和出版)など。
2015年08月06日ジェーン・バーキンが高級ブランド「エルメス」に、自身の名前を冠したバッグ「バーキン」の名称変更を求めていることがわかった。「バーキン」は、ジェーンのために「エルメス」が作った革のバッグ。1984年の発売以来、人気カラーは常に入手困難状態が続くベストセラーだが、動物保護団体「PETA」がワニ革の製造過程の“残酷”な手法を非難するリポートを発表。これを知ったジェーンは「私の名前を冠したエルメスのハンドバッグを製造する過程で、クロコダイルが残酷な処置をされていることを知りました。バッグの製造過程が国際的な基準に改善されるまで、“バーキン”という名を変更するよう、エルメス・グループに依頼しました」と声明を発表した。「PETA」のリポートによると、バッグ1つ制作するのにクロコダイルは2、3頭が必要で、エルメスは「バーキン」以外のワニ革製品に使用する目的でワニを養殖しているという。ジェーンの行動に「PETA」は「Ms.バーキンのエルメスに対する態度に感謝します」と賛同を表明している。「バーキン」は荷物の多くてもエレガントに持ち運べることから、セレブにもファンの多いバッグ。ミランダ・カーやキム・カーダシアン、ヴィクトリア・ベッカムなど、小さな子を持つママ・セレブに特に人気が高い。(text:Yuki Tominaga)
2015年07月30日●グローバルと日本とで受け止め方が異なるIoTこの数年、「IoT」という言葉がビジネスの分野で使われない日はないが、この正式名称であるInternet of Thingsや日本語訳のモノのインターネットと言われても、いまいちピンと来ない人も多いのではないだろうか。特に日本では、そうした傾向が顕著であると指摘するのは、コンサルティング大手のアクセンチュアだ。同社が実施した世界約1400社(うち日本は50社)のCEOを対象とした「経営者がIoTをどのようにとらえているのか」に関する調査(グローバルCEO調査 2015)でも、グローバルでは約7割の企業が競合がIoTの活用によりビジネスモデルを変化させると思うが、日本企業だけを見ればわずか16%であり、IoTにより競合が市場を一変させる製品やサービスを投入する可能性があると思っているか、という問いに対してもグローバルでは62%の企業がそう思うと答えたのに対し、日本ではやはり16%という結果となった。IoTの仕組みは、簡単に述べれば人が介在しない機器が、自動的にセンサなどから情報を収集し、それを集め、分析・解析し、ビジネスに役立てよう、というものだ。特に産業界でのIoTの活用についてアクセンチュアではIndustrial IoT(IIoT)という言葉を用いている(筆者は、昨年来、産業分野向けIoTを同社と同じようにIIoTと呼び、コンシューマ分野向けをConsumer IoT、CIoTと呼んでいるが、同社ではそうした呼び名はしておらず、IoTの中でも特に重要な分野としてIIoTという名称を用いている、としている)。では、こうした世界と日本の経営者の意識に差異はどこから生まれてくるのか。同社の調査では、IIoTがもたらすであろう期待(効果)が異なる点を指摘している。グローバルで見た場合、約6割の経営者が新たな収益源の創出に貢献すると考えているが、日本の経営者の場合、約6割がオペレーションの効率化や生産性向上のためのツールとしてとらえているというのだ。また、その恩恵を受ける分野として見ているのは、大半の経営者はITや小売りといった業界に限られるとの見方を示しており、次いで多い製造業や金融の4つの業界に集中してしまっており、まんべんなくすべての分野で恩恵を受けるというグローバルの潮流とはかけ離れたものとなっている。もちろん一部の日本の経営者も新たな収益源との期待をしているが、経営者の考え方次第で2極化しているともいえる。●単にものを作って売るビジネスからサービスを提供するビジネスへ近年、価格や製品開発などさまざまな角度の競争激化により、日本の電機メーカー各社がBtoCからBtoBへとビジネスの主戦場を移そうとしている。皆が皆、コンシューマにものを売るBtoCから、企業間取引などを中心としたBtoBへと市場をシフトさせれば、当然、そこにも新たな競争が発生することとなる。IIoTは、そうした産業分野において、ものづくり産業が勝ち残るために必要となるツールであり、同社執行役員 戦略コンサルティング本部 統括本部長である清水新氏は「ものづくりを行ってきた企業が、単にものを売るだけでは、ビジネスの拡大に限界がある。ものを売るのではなく、アイデアを売る方向に進むべきであることを示すのがIIoTだ」と指摘する。例えば、GEは航空機のエンジンの製造をしてきたが、同市場はグローバルで8兆円程度だ。すでにセンサをエンジンにつけることで遠隔監視を行い、状況を逐次把握し、状況に応じた保守を行うというサービスを展開していたが、対象が"航空機のエンジン"である限り、市場規模は変わらない。そこで同社は、そうした遠隔監視による保守で培った技術を航空機のメンテナンスへと分野を拡大、機体全体の監視による予防保全などを提供することで、メンテナンスコストの削減などを提供することに成功した。さらに、コストにシビアなLCCを中心に航空会社としては、機体のメンテナンス不良により飛行できなかった分のロスを減らしたい、飛行した分だけメンテナンスコストを支払いたい、というニーズがあることを受け、運航コストの削減や定時到着率の向上など、顧客の収益の最大化までつなげることに成功したという。「ものづくりは単にものを作って売るというものから、サービスへ。IIoTは成果を売る仕組みを構築できる。世界は成果を売る、という経済に変化してきている。飛行機であれば、飛んだ分だけ、自動車であれば走った分だけ、今までのものづくりのビジネス手法とはまったく異なる」と清水氏は指摘する。これまでのビジネスは、機能や性能、品質を提供し、顧客からのクレームなどの反応を聞いて、そこから求められるものを類推し、次に生かす、といった手法であったものが、IIoTにより、提供する製品にセンサを取り付け、今、現場で何が起こっているのか、顧客のビジネスモデルそのものや、何に困っているのか、といったレベルの話題を知ることができるようになる。こうなると、これまでの職人的な技による技術の洗練や安定した製品供給能力の提供だけではなく、最新技術を組み合わせて顧客に提供する力や、収集したデータを分析し、何が問題なのかといった解析する能力といった、サービスの提供を進化させていく必要がある。「確かに技術は重要と日本の経営者は語るが、では、誰が担当するのか、という話になるとCIO、という返答が返ってくるなど、温度差が見える」と清水氏はCEOの在り方にも言及する。なぜCIOではなくCEOか。端的に言えば、ものを売れば、その場で売り上げがあがるが、サービスを提供する場合、長期的な視点が必要であり、単年度(短期)の売り上げにこだわり続ければ、実現できず、そうした発想とメトリクスの変化をCEOが受け入れる必要性があるためだ。「規模が大きな企業が内部で新しいことをやるのは難しいが、それを実現させるのがCEOの仕事」とCEOの意識変革を促す清水氏はこうも述べている「これまでのエコシステムとはまったく異なる姿が求められる可能性がある。さまざまな分野のエキスパートたちを導き、ビジネスと技術を融合させる人が重要になってくる。さまざまな産業分野に新たなプレーヤーが参入し、新たな価値が生み出されるようになってきた。その結果、今までのビジネスモデルでは戦いにさえならない可能性も出てきた。将来を考えたうえで、今、何が必要であるかを提示する必要がある。幸い、まったく別の業界からの参入者が、いきなり新たなビジネスプラットフォームを構築することはまだできないと思える。業界別に、どの業界の企業が顧客の課題を一番早く解決するかの戦いになっていくだろう」。ものづくり産業の構造を単なるものを作って売る、というものから、新たな価値を生み出して、それを売る、というものへと変えるIIoTの存在感は、日々増してきている。日本のものづくり産業がそうした動きをどのようにとらえ、変化を追及していくのか。新たに生じるであろう競争を勝ち残るための時間はそれほど残されていないものと思われる。
2015年07月27日宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月21日、小惑星探査機「はやぶさ2」が目指している小惑星「1999 JU3」の名称案の募集について記者説明会を開催した。「1999 JU3」は1995年5月10日に米LINEARチームが発見した。大きさはおよそ900mで、地球と火星に挟まれるかたちで太陽の周りを公転している。この「1999 JU3」という呼称は正式名称ではなく、仮符号という暫定的なもので、「1999」が発見された年を、「J」が発見された月(頭文字ではなく、5月1日-15日に発見された事を表している)、「U3」は発見された順番を表している。小惑星の名称決定までにはいくつかのステップを踏む必要がある。今回の場合、まずJAXAが集まった名称案の中から最もふさわしいものを選出する。その後、選出した名称を説明文とともに発見者のLINEARチームに提出し、LINEARから国際天文学連合(IAU)に提案してもらうことになる。IAUでの審査を経て、IAUの下部組織である小惑星センターが発行する科学誌「マイナープラネットサーキュラー」に名称が掲載されることで正式な発表となる。スムーズに進めば今年末には名称が正式に決定する見込みだ。小惑星の名称を提案する権利は発見者が持つが、今回の場合はJAXAがLINEARチームに「はやぶさ2」プロジェクトから提案させて欲しいと申し入れをし、了承された。また、小惑星の名称を考えるにあたり、いくつかの注意点がある。「1999 JU3」が分類される地球接近小惑星(NEO)は、神話から名前をとるのが慣例となっている。神話が日本または海外のものであるかどうかは問われないが、NEOの場合、天地創造や死後の世界に関するものは避けることとされている。ただ、「はやぶさ」がサンプルリターンを行った「イトカワ(日本のロケットの生みの親である糸川英夫 博士にちなむ)」のように、特別な理由があれば神話以外から名付けられる可能性もあるという。このほかでは、以下のような規則がある。アルファベットで16文字以下でなければならない1語であることが望ましいラテン文字(英語のアルファベット)で表記できるものでなければならないOffensive(不快な、感情を害するような、攻撃的な)なものであってはならない既存の小惑星や天然の衛星と同じまたは似た名前であってはならない戦争や政治に関連した出来事や人物についての名称は、その出来事が起こってから、あるいはその人物が死亡してから100年を経過する必要があるペットの名称は認められない宣伝となる名称は認められないこうした規則の詳細については、7月22日13時30分より開設予定の名称案募集用の特設WEBページ内でも説明される予定。また、JAXAは、名称案が既存の小惑星や衛星と重複していないかIAUのホームページで確認することを勧めている。募集期間は2015年7月22日13時30分~8月31日10時(日本時間)。JAXAのWEBページ、ハガキのほか、7月24日・25日のJAXA相模原キャンパス特別公開での応募用紙から応募を受け付ける。
2015年07月21日NTTドコモは、不審な番号からの着信を自動判別して表示する「あんしんナンバーチェック」の正式版サービスを15日より開始する。月額利用料は税別200円。「あんしんナンバーチェック」は、McAfeeの検知技術、トビラシステムズのデータベースを活用して、不審な電話番号からの着信を自動で判別し、着信を4つのパターンに分けてユーザーに通知するサービス。しつこいセールス電話、詐欺などの可能性が高い着信には、赤、黄色で表示してユーザーに警告する。設定により、警告ではなく、着信拒否を選択することも可能。個別に登録することで、任意の電話番号の着信拒否も行える。なお、正式版の開始に先立ち、これまで無料お試し版を提供してきたが、7月14日に無料版のサービス提供を終了する。無料版利用者が正式版に移行するには、別途申込みを行い、正式版アプリにアップデートする必要がある。
2015年07月10日米Microsoftは9日(現地時間)、Mac向けOffice「Office 2016 for Mac」の正式版を公開した。「Office 2016 for Mac」を構成するソフトウェアは、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNoteの5種類。日本を含む139カ国、16言語でリリースされる。「Office 2016 for Mac」は2015年3月5日(現地時間)にプレビュー版が公開されているが、正式版ではプレビュー版のフィードバックに基づくパフォーマンス・安定性の改善が行われている。主な新機能は、Retinaディスプレイやマルチタッチジェスチャへの対応など。また、リボンメニューのデザインや、OneDrive、SharePointとの連携も改善されている。Word for Macでは新たに、「インサイト」画面でWebから自動的に取得された関連コンテキスト情報が表示される。また、「デザイン」タブで文書全体のレイアウトや色、フォントを管理できるほか、共有オプションや共同編集機能も改善した。Excel for Macでは、表示された候補からデータに最適なグラフを選べる「おすすめグラフ」や分析ツールなどの新機能を追加。また、PowerPoint for Macでは、「発表者ビュー」機能で、発表者用のノートとタイマーを自分のMacに、見せたいプレゼンテーションのみを発表用ディスプレイにと、表示内容を分けられるように改善されたほか、アニメーション機能でデザインや微調整を行えるようになった。サブスクリプションのOffice 365ユーザーは、同日より正式版「Office 2016 for Mac」を利用でき、Office公式サイトから利用アカウントでログインしてインストールできる。同社は今後、Office 365ユーザー向けに新機能の追加などを四半期に1度以上は行うとする。「Office 2016 for Mac」の一般提供は2015年9月となる予定。
2015年07月10日米Microsoftは7月6日(現地時間)、Xbox Musicという名称で提供してきた音楽サービスおよびアプリを「Groove」に、またXbox Videoを「Movies & TV」に変更すると発表した。最初にWindows 10 PCにGrooveアプリおよびMovies & TVアプリを搭載し、続いて他のデバイス向けのロールアウトを開始する。GrooveはiOSアプリとAndroidアプリの提供も予定している。Grooveアプリは音楽を楽しみ、音楽コレクションを管理するためのアプリである。ピンチイン/ピンチアウトで表示を切り替えられ、曲をドラッグしてプレイリストを作成、タスクバーのアイコンから再生を操作、右クリックでアルバムをスタートメニューにピン留めできるなど、タッチでも、キーボード/マウスでも簡単に音楽を楽しめるユーザーインターフェイスになっている。OneDriveが統合されており、OneDriveにMP3形式の音楽をアップロードすることで、あらゆるGroove対応デバイスからアクセスできるようになる。サブスクリプション型の音楽サービスXbox Music Passも「Groove Music Pass」に改められる。料金は9.99ドル/月または99ドル/年。米国では4,000万曲以上の音楽カタログから広告フリーでストリーミング再生、またはダウンロードして楽しめる。Movies & TVはWindows Storeと連動し、映画やTV番組をMovies & TVから直接レンタルまたは購入できる。映画・TV番組以外にも個人のビデオコレクションをインポートして管理・再生することが可能。.MKVなど、幅広いビデオ形式をサポートする。フィードバック収集を目的に、MicrosoftはGrooveおよびMovies & TVの先行提供を実施する。Windows 10のインサイダービルドでアップデート設定を"Fast"にしているWindows Insiderプログラム参加者は、次回のPCビルドのアップグレードでStoreベータからアップデートできる。
2015年07月07日宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月2日、現在開発中の指次世代基幹ロケットの機体名称を「H3ロケット(エイチ・スリー・ロケット:H3)」に決定したと発表した。今回の命名についてJAXAでは、日本がこれまで積み上げてきた大型液酸/液体ロケットの技術を受け継ぐロケットであり、これまでのH-IからH-IIA/H-IIBロケットへと続く「H」を継承したとするほか、H-IIA/H-IIBロケットから機体構成を根本から見直した機体であることから、「H3ロケット」としたとする。また、これまでのローマ数字ではなくアラビア数字である「3」としたことについては、「IIと混同しない明確さ」や「報道などでの実質的な認知度・知名度」があるため、としている。なお、呼称(愛称)については、プライムコントラクタである三菱重工業と別途検討していく予定だとするほか、開発スケジュールとしては2020年度に試験機1号機の打ち上げを予定しており、最終的な開発の完了は2021年度の打ち上げを予定している試験機2号機の打ち上げ結果の評価を経てからとなる予定だという。
2015年07月02日米Microsoftは25日、Android向けのWord、Excel、PowerPointアプリの正式提供を開始した。日本のGoogle Playでもすでに公開されている。同社は5週間前にAndroid向け「Office for Android」のプレビュー版を提供していたが、このたび正式版として提供開始した。正式版では、Googleなどのサードパーティ製オンラインストレージとの連携を手軽に行えるようにするなど、83カ国・1,900以上のAndroid端末で試用されたプレビュー版のフィードバックが組み込まれた。主な特徴として、外出先でのファイルのレビューと編集、モバイル端末上でのPowerPoint表示、OneDriveやDropbox、Googleドライブへの手軽なアクセス、無料という入手のしやすさなどが挙げられている。提供アプリはMicrosoft Word、Microsoft Excel、Microsoft PowerPointの3種類。いずれのアプリも、画面サイズが10.1型以下のAndroid端末にて、ドキュメントの表示や作成、編集などの基本機能が利用でき、高機能が使えるアプリ内購入も用意する。端末の推奨RAMは1GB以上。対応OSはKitKat(4.4.X)以降で、Android Mは未サポート。
2015年06月25日米Googleは6月22日(現地時間)、Gmailにおいて、これまでGmail Labsとして試験的に提供してきた、メールの送信を取り消す機能の提供を正式に開始した。Gmailのメール送信の取り消し機能とは、送信ボタンを押した後、あらかじ設定していた時間以内であれば、送信を取り消すことができるというもの。[送信取り消し]機能は標準では無効なので、利用したい場合は、設定を変更する必要がある。それには、画面右上の歯車のアイコンをクリックして、[設定]を選択する。[設定]の〔送信取り消し]で、[送信取り消し機能を有効にする]のチェックボックスにチェックを入れればよい。取り消しが可能な時間は、「5秒」「10秒」「20秒」「30秒」から選択できる。ヘルプによると、Gmail Labsで [送信取り消し] を有効にしている場合、[送信取り消し] の設定はデフォルトで有効になるという。Googleは、6月22日より約2週間かけて全ユーザーにリリースを行う予定としている。
2015年06月25日米Microsoftは6月24日(現地時間)、AndroidスマートフォンをサポートするOfficeアプリ(Word、Excel、PowerPoint)の正式版をリリースした。Google Playストアから無料でダウンロード入手できる。Microsoftは今年1月にAndroidタブレット(10.1インチ以下)向けOfficeアプリの提供を開始した。Officeユーザーが使い慣れた見た目と質で文書やスプレッドシート、プレゼンテーションが表示され、タッチ操作に最適化されたユーザーインターフェイスで閲覧、作成、編集、共有を行える。 同様のOffice体験をスマートフォンにも広げたのが最新のAndroid用Microsoft Word、Excel、PowerPointだ。閲覧、作成、編集、共有といった基本機能の利用が可能。 サブスクリプション型のOfficeサービス「Office 365」を契約すると各アプリの全機能を利用できるようになる。システム要件は、Android 4.4 (KitKat)以上と1GB以上のRAM。開発向けプレビューの提供が始まったAndroidの次期メジャーアップグレード「Android M」は24日時点でサポート対象外になっている。
2015年06月25日ティアックは6月10日、デュアルモノーラルUSB DAC/ヘッドホンアンプ「UD-503」を正式に発表した。発売は6月下旬。価格はオープンで、推定市場価格は150,000円前後(税別)。UD-503は、A4サイズの据え置き型USB DAC/ヘッドホンアンプ。DACチップに、旭化成エレクトロニクスの「VERITA AK4490」を2基使用しており、PCM 384kHz/32bit、DSD 11.2MHzの音源をダイレクトに処理することが可能だ。クロックは44.1kHz系と48kHz系をそれぞれ内蔵し、ジッターの影響を抑制している。10MHzの外部クロックも使用可能だ。アップコンバート機能も搭載。8倍までのPCMのアップコンバートに加えて、44.1kHz系では11.2MHzまで、48kHz系では12.2MHzまでのDSDフォーマットへのアップコンバートも可能だ。電源部からDAC部、アナログ出力段まで、左右のチャンネルが独立した「デュアルモノーラル構造」を採用し、左右チャンネルの干渉を抑えている。バランス出力の場合は、DA変換から出力段までディファレンシャルで信号処理が行われる。アナログ出力段には電流伝送強化型出力バッファー回路「TEAC-HCLD」を片チャンネルあたり2回路採用している。アナログ出力段は、ライン出力とヘッドホン出力で共用だ。バランス接続タイプのヘッドホンを使用する場合には、それぞれのTEAC-HCLDが、ホットとコールドで使用されるが、アンバランス接続のヘッドホンを使用する場合には、パラレルで動作させることで、パワフルなドライブを実現する。また、オペアンプにより仮想GNDを作る「アクティブ・グラウンド起動」も利用可能だ。ボリュームコントロールにはギャングエラーの発生しない電子ボリュームを採用。調整範囲は-95dB~+24dBで、ステップは全域で0.5dBだ。入力端子は同軸デジタル入力用のRCAピンジャック×1、同軸デジタル入力と光ミニデジタルと兼用のφ3.5mmステレオミニジャック×1、角形光デジタル端子×1、USB Type B×1、アナログ音声入力用のRCA端子×1系統を装備する。アナログ音声出力はXLR 3-32×1系統、RCA×1系統を装備。ヘッドホン出力はφ6.3mmステレオ標準ジャック×2を装備し、アンバランス×2系統、バランス×1系統のどちらでも使用可能だ。バランス接続時の出力は700mW×2(32Ω負荷、歪率1%)で、アンバランス接続時の出力は500mW×2(32Ω負荷、歪率1%)。本体サイズはW290×D248.7×H84.5mmで、質量は4.2kg。なお、ティアックは、5月の「春のヘッドフォン祭2015」にてUD503を参考出展し、プレリリースとして発表会を行ったが、その際には発売時期や価格などを明らかにしていなかった。
2015年06月10日notariは6月8日、Instagram専門分析ツール「Aista(アイスタ)」の正式版をローンチすると発表した。「Aista」は、Instagramにおけるアカウント分析と市場動向の調査を実現するツール。アカウント分析では、自社アカウントや競合アカウントのフォロワー数や投稿数、いいね!数、エンゲージメント率の推移を閲覧できるほか、投稿ごとのいいね!数やコメント数、エンゲージメント率の確認が可能となる。一方、市場動向の調査では、フォロワー数・フォロワー急上昇・平均エンゲージメント率のランキング表示や投稿分析、ハッシュタグ分析・検索などの機能が提供される。同ツールの価格プランは、無料版と月額1,000円の有料版を用意。申込み月は、トライアルとして、有料版を無料で使用することができる。
2015年06月09日マウスコンピュータは20日、同社が今夏の発売をメドに開発を進めるWindows Phoneの名称が「MADOSMA(マドスマ)」になったことを公表した。あわせてスペックについても公開している。MADOSMAはLTEに対応したWindows Phone。KDDIが2011年に発売した「IS12T」以降、Windows Phoneは国内では発売されておらず、LTE対応のWindows Phoneとしては国内初登場となる。スペックは普及モデルに相当する。OSは「Windows Phone 8.1 Update、CPUは1.2GHzクアッドコアの「MSM8916」、ディスプレイは約5インチのIPS液晶、解像度は1280×720ドット(HD)。RAMは1GBで、ROMは8GBとなるが、メモリスロットを備え、16GBのmicroSDカードが同梱される。カメラはメインが800万画素、サブが200万画素。通信は、WCDMAがBAND 1/8/19(6)、LTEがBAND 1/3/19(CAT4)に対応。無線LANはIEEE 802.11 b/g/n、Bluetoothはバージョン4.0(EDR/A2DP)。SIMはmicro SIMに対応。センサー類として、GPS/A-GPS、近接センサー、光センサー、加速度センサー、電子コンパスを搭載。サイズ/重量は、142.8x70.4x8.4mm/125g。バッテリ容量は2300mAhで取り外しが可能。液晶保護シート(本体貼付済み)、micro USBケーブル(データ/充電用)、クイックスタートガイド(製品保証書)、16GBのmicroSDカードが付属する。
2015年05月20日米Mozillaは5月12日(米国時間)、Webブラウザ「Firefox」のバージョン38の正式版(Windows、Mac、Linux)をリリースした。Windows版にAdobe Content Decryption Module (CDM)が統合され、Windows Vista以上のWindows PCでAdobeのデジタル著作権管理(DRM)技術で保護されたコンテンツの再生をサポートする。オープンを是とするMozillaはユーザーの自由を奪うDRMに否定的な立場だが、映画・TV番組、音楽などをWeb技術で配信するサービスの利用者が増加しており、同社もFlashやSilverlightなどを追加せずにブラウザでDRM保護されたコンテンツを扱える方法の導入に踏み切った。CDMは、Firefox 38をインストールまたはアップグレードした後にAdobeから自動的にダウンロードされ、Adobe CDMを必要とするサイトにアクセスした時にアクティベートされる。CDMは挙動について公開されていない部分が多いブラックボックス状態であるため、FirefoxではデバイスのストレージやネットワークにアクセスしないようサンドボックスにCDMを包含させた。ユーザーが任意でFirefoxからCDMを取り除くことも可能であり、またCDMの導入を無効化したFirefoxも用意している。このほかFirefox 38では、オプション(設定)がブラウザタブ型の新デザインになった。メニューやFirefoxスタートページのほか、ロケーションバー(URLバー)に各設定へのコマンドを入力することでもアクセスできる。また、特に日本のユーザーから要望が多かったというルビ(ruby、rb、rt、rp)のサポートが加わった。HTML5関連の追加は、BroadcastChannel API、DOM3 Events KeyboardEvent.codeなど。Mac版にMedia Source Extensions (MSE) APIのサブセットが導入されてYouTubeのネイティブHTML5再生が可能になった。Firefox 38は、次の延長サポート版(ESR)のベースになっている。
2015年05月13日日本証券業協会が事務局を務めるNISA推進・連絡協議会はこのほど、2016年1月から導入される未成年者を対象とした少額投資非課税制度の名称を「ジュニアNISA」に決定したと発表した。決定の理由として、「対象者自身の名義で運用が行われ、20歳になった時点で資産がNISAに移行される一貫した資産形成の制度であること」、「幼年世代・小学生、中・高校生や大学生、就労者が含まれること」、「 金融庁や証券業界の税制改正要望、税制改正大綱において使用されており、また既にマスコミ等で浸透しつつあること」を挙げている。NISA推進・連絡協議会は、日本証券業協会、全国銀行協会、全国信用金庫協会、投資信託協会、ゆうちょ銀行、金融庁(オブザーバー)などで構成されている組織。NISAが個人の中長期的な資産形成手段として利用されるために、NISAの普及・促進に向けた取り組みを行っている。
2015年05月11日米Microsoftは4月29日(現地時間)、「Windows 10」(今夏リリース予定)に搭載する新しいWebブラウザの正式名称を「Microsoft Edge」にすると発表した。新ブラウザは、これまでProject Spartanという開発コードネームで呼ばれていた。EdgeはモダンWeb対応を進めるブラウザであり、その核となる新しいレンダリングエンジンの名称も「Edge」である。Edgeという名称は「先進性」や「鋭さ」をイメージさせ、Windows 10においてレガシーWebサイト向けのソリューションになるInternet Explorerに対して、次世代Webブラウザという印象をユーザーに与えられる。Edgeはコンテンツを目立たせるシンプルなデザインになっており、ノートテーキング、リーディングモード、Cortana統合といった新機能を備える。29日に始まったMicrosoftの開発者カンファレンス「Build 2015」(米サンフランシスコ)のキーノートで同社は、パーソナライズされる新しいタブページとWebベースの拡張機能のデモを披露した。
2015年04月30日5月13日~5月24日(現地時間)に行われる第68回カンヌ国際映画祭ある視点部門に、このほど、黒沢清監督最新作『岸辺の旅』の正式招待が決定した。今回正式招待が決定した『岸辺の旅』は、2010年に発表された湯本香樹実の同名小説を、世界的名匠である黒沢清監督が映画化したもの。黒沢監督は、2008年『トウキョウソナタ』で第61回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」審査員賞を受賞して以来の受賞が期待される。主演は、数々の映画賞を受賞した『悪人』で、第34回モントリオール世界映画祭最優秀女優賞を受賞した深津絵里と、映画『マイティ・ソー』でハリウッド映画デビューを果たし、『私の男』で第36回モスクワ国際映画祭最優秀男優賞を受賞した浅野忠信の二人。尚、黒澤監督と浅野忠信は『アカルイミライ』以来12年ぶりのタッグとなる。本作は、“死んだ夫との旅”を描く内容。3年前に失踪した夫の突然の帰還と「俺は死んだよ」という言葉。夫が過ごした最期の時間をめぐる、言えなかった「さようなら」を伝えるための夫婦ふたりの旅が始まる。日本映画界を代表する2人が初めて夫婦を演じる“究極のラブストーリー”だ。また本作は、今秋フランス国内で100~150館規模での公開を予定しており、カンヌ国際映画祭での反響にも大きな関心が寄せられている。『岸辺の旅』は、2015年秋よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月16日米Mozillaは3月31日(現地時間)、Webブラウザ「Firefox」のバージョン37の正式版(Windows、Mac、Linux)をリリースした。ユーザーからのフィードバックを収集するレーティングシステム「Heartbeat」を備える。同システムは、5段階でユーザーが簡単にFirefoxを評価できるようになっている。またMedia Source Extensions (MSE) APIのサブセットが実装された。これによってYouTubeのネイティブHTML5再生が可能になる(Windowsのみ)。Bingの検索にHTTPSを使用し、サーバがHTTP/2 AltSvcをサポートする場合に日和見暗号を用いる。ほかにも、TLSの安全ではないバージョンフォールバックの無効化、なりすましサイトに対するOneCRLを通じた保護、DSAサポートを除いて証明書とTLS通信を改善するなど、セキュリティが強化されている。
2015年04月01日ボーイングは現地時間の3月27日、ANAが787-10ドリームライナー3機を正式発注したことを発表した。787-10を国内の航空会社で導入するのはANAが初めてとなり、787ファミリー全3機種を運航するのもアジア初となる。ANAは787のローンチカスタマーであり、現在、世界最多の34機の787を受領している。計画では、787-10の初号機の引き渡しは2018年を予定しており、2019年度から2020年度にかけて国内線に導入される。787-10は現在ある同規模の航空機に比べて25~30%程度、効率的になるという。
2015年03月29日プレイドは3月12日、これまでクローズドβ版として提供してきたウェブ接客プラットフォーム「KARTE(カルテ)」の正式版を公開した。KARTEのWebサイトから利用できる。KARTE、Webサイトに数行のコードを埋め込むだけで、来訪者の特徴や行動をリアルタイムに解析し可視化し、個々の来訪者にあわせた接客を可能にするサービス。解析や接客を自動実行し、サイト運営者の手間を増やすことなく、訪来訪者に対して適切なアプローチを継続して行えることが特徴だという。また、来訪者の「会員情報」や「閲覧情報」などを統合して解析する機能を搭載する。例えば、「どのサイトから訪問したのか」という条件を基に、「サイトでどのページを見ているのか」「何ページ見たのか」「どのぐらい滞在しているのか」といったサイト上でのいまの動きや状況をトリガーとして接客を自動実行できる。クローズドβ版は、50サイト以上(3月11日時点)が導入し、これまでに解析したユニークユーザー数(UU数)が4,500万人、訪問数が1億2,000万件だという。新規会員獲得率が108%UP、購入率がサイト平均で30%UPした事例があるほか、約4倍の購入率を達成した事例もあるという。基本料金が5000円で、接客した回数に応じて料金が発生する従量課金制が基本。月間のユニークユーザー数が10万人以上のサイトは、月額固定料金と従量課金を選択できるエンタープライズ版を用意する。正式版の公開に合わせ、14日間限定で基本料が無料となるフリートライアルを用意する。
2015年03月12日Mozillaは2月24日(現地時間)、「Firefox 36」の正式版のダウンロードを開始し、「Firefox — Notes (36.0) — Mozilla」において、HTTP/2プロトコルをフルサポートすることを発表した。HTTP/2は先日、Internet Engineering Task Force(IETF)のステアリンググループの承認を経て標準機約として公表されることになった。Firefox 36はこの動きに対応したことになる。このほか、Firefox 36では、新しいタブページでピンしたタイルも同期の対象となるほか、HTML5/CSS3関連の機能が追加されている。開発者向けの機能としては、JavaScriptデバッガの機能強化なども実施されている。HTTP/2プロトコルの策定はプロトコルの策定とともに、実装と検証も同時に行われてきた。このため、主要なブラウザや人気の高いサーバソフトウェアはすでにHTTP/2に対応したものが多い。今後、HTTP/2がRFCとして正式に発行されるタイミングで数多くのプロダクトがHTTP/2正式対応を発表するものと見られる。
2015年02月25日米Mozillaは2月24日(現地時間)、Webブラウザ「Firefox」のバージョン36の正式版をリリースした。Firefox 36は、2月18日にInternet Engineering Task Forceのステアリンググループによって仕様が承認された「HTTP/2」プロトコルをサポートする。Webページを構成するデータ量が増え、Webサーバとブラウザ間でやりとりするデータ量が増加する中で、Webサーバへのアクセスに現在広く使われているHTTP 1.1の通信がボトルネックになっている。HTTP/2はHTTPのパフォーマンス改善や効率化を目指した改良版であり、同プロトコルへの移行によってWebページやWebアプリの通信の高速化が実現すると期待されている。このほか、新規タブ画面にピン留めしたタイルも「Firefox Sync」で同期できるようになった。またJavaScriptの次期標準仕様ECMAScript 6のSymbol型データタイプへの対応が強化され、CSSOM-ViewスクロールやCSSのisolationプロパティのサポートが追加された。
2015年02月25日JR西日本は2月19日、2017年春の運行開始を予定している新たな寝台列車の名称と食を監修する料理人について発表した。新列車の名称は、2015年3月に運行が終了する寝台列車「トワイライトエクスプレス」の伝統を受け継ぐとともに、美しい日本の素晴らしさを感じてもらえる列車として、「瑞風(みずかぜ)」と命名されたという。瑞風とはみずみずしい風のこと、また、吉兆を表すめでたい風という意味をあわせ持つ。日本は稲穂が豊かに実る国ということから瑞穂の国と呼ばれていたことから、新列車の車名は、その美しい瑞穂の国に、新しいトワイライトエクスプレスという風が幸せを運んでくるといった情景をイメージしたものとなっている。ロゴデザインは、瑞風のMを沿線の山並みに見立て、吹き抜ける風をトワイライトエクスプレスの象徴である天使を表現している。食事については、、フードコラムニストである門上武司氏のプロデュースの下、トワイライトエクスプレスの車内調理の伝統を引き継ぎつつ、朝昼夜の食事ごとに食の匠にメニューを監修する。また、料亭「菊乃井」の3代目主人を務める村田吉弘氏とレストラン「HAJIME」のオーナーシェフを務める米田肇氏が一部の食事を担当する。「瑞風」は、客室車6両とパブリックスペースである食堂車1両・ラウンジカー1両・展望スペース付き先頭車2両(編成の両端)から成る10両編成で、2クラスの客室(1両当たり1室と3室)を設け、定員は30名程度を予定している。
2015年02月20日ベネリックは4月、スタジオジブリの名作映画「魔女の宅急便」の主人公であるキキの「ほうき」を発売する。○赤いリボンがアクセント正式名称は「魔女の宅急便 キキのほうき」。本体には、キキの洋服の色をイメージしたカバーがつけられ、金色の看板がプリントされている。また、キキのトレードマークである赤いリボンもアクセントになっている。サイズは高さ90センチメートルと小さめで、部屋の窓辺に立て掛けたり、吊るして飾って、キキの屋根裏部屋を再現するのにおすすめとのこと。同社は「新しいことが始まりそうな春、思い切って模様替えするときのお部屋のアクセントにもなります」とコメントしている。価格は2,800円(税別)。全国のどんぐり共和国とオンラインショップで発売予定。ほうきの他にも、作中でキキが父親から貰ったラジオをイメージしたミニポーチやリボンモチーフのヘアターバン、赤いヘアブラシなども取り扱う。(C)1989 角野栄子・二馬力・GN
2015年02月19日VAIOは16日、同社が従来「VAIO Prototype Tablet PC」として展示会などに出展してきた試作PCの商品化を発表した。名称は「VAIO Z Canvas」。発売は5月を予定。店頭予想価格は200,000円台後半から。「VAIO Z Canvas」はクリエイター向けのWindowsタブレット。米国のクリエイター向けイベント「Adobe MAX」や放送関連展示会「Inter BEE 2014」、カメラ・映像機器の展示会「CP+2015」など、多くの展示会やイベントで試作PCとして展示し、実際に使用したクリエイターの声を取り入れて商品化された。ディスプレイはアスペクト比3:2の、10点タッチ式12.3型液晶ディスプレイを採用。液晶のAdobe RGBのカバー率は95%以上で、解像度は2,560×1,704ドットと250ppiの表示性能を実現した。付属のキーボードはBluetooth接続で、片手でペン操作をしながら、もう一方の手でショートカットキー操作が行える仕様となっている。また、片手で倒したり起こしたりできる独自のスタンド機構も特徴。デジタイザペンも付属する。性能面では、同日発表された13.3型のフラッグシップノートPC「VAIO Z」と同じく、高密度実装の基板と高効率の冷却装置を組み合わせた「Z ENGINE」や、PCIe接続のSSDを搭載する。プロセッサには、Haswell世代のi7「H Processor」Quad Coreを採用。詳細な仕様は明らかにされていないが、OSにはWindows 8.1 Pro 64bitを採用し、メモリは最大16GBを、ストレージは最大1TBを選択可能という。インタフェースはUSB 3.0×2、HDMI×1、MiniDisplayPort×1、ヘッドホン出力端子、Gigabit対応有線LAN、SDXC対応カードスロットなど。本体サイズや重量、バッテリ駆動時間などは未定。
2015年02月16日Twitter Japanは2月4日、日本の広告主向けのテレビターゲティング機能の提供を正式に開始したと発表した。同社によると、Twitter利用者の5人に4人がテレビを見ながらTwitterを利用した経験があり、そのうちの75%は番組に関するツイートをしているという。こうした状況を受け、2014年4月から少数の広告主と「テレビ会話ターゲティング」としてテストを開始。今回、「テレビターゲティング」として正式な提供を開始する。特徴としては、既存のテレビ広告と連動できるだけではなく、Twitterを利用することでリーチを広げられ、デモグラフィックターゲティングや興味関心ターゲティングとしても活用できる。ターゲティングオプションを「テレビ番組」にして、特定の番組にエンゲージしているユーザーへリーチができる。また、「チャンネル」を指定して特定チャンネルのユーザーを対象にしたり、「ジャンル」を指定して、ドラマやバラエティーなど特定のジャンルの視聴者を対象にすることも可能となる。これに加え、番組の放送時間帯ではない番組の前後にもツイートしているユーザーに幅広くリーチできる。同社によると、テレビ広告の出稿期間に合わせて「テレビターゲティング」を活用することで、タイミング良く、より記憶に残るメッセージを訴求できるとしている。
2015年02月06日米Microsoftは29日(現地時間)、2015年1月にプレビュー版として公開していたAndroidタブレット向けOfficeアプリの正式版を同社のブログ「Office Blogs」で発表した。Androidタブレットに最適化したというWord、Excel、PowerPointアプリの正式版が、Google Playから無料でダウンロードできる。ファイルの作成や印刷、一般編集作業以外の上位機能は、有料のOffice 365サブスクリプションへのサインアップが必要。また、Intel製チップセット採用端末のネイティブサポートを、今後3カ月以内に予定する。対応OSはAndroid 4.4以降。同時に、iOS向けOutlookアプリおよび、Android向けOutlookアプリのプレビュー版が公開された。Outlookアプリの提供はユーザーから強い要望があったという。同アプリは2014年に買収した、モバイル向けメールアプリ開発の米Acompliのコードを基に開発している。タップやスワイプなどの操作をユーザーの好みでカスタマイズでき、例えばタップ操作で予定表で会議のスケジュールを決めたり他のユーザーとスケジュールを共有したりできる。他のメールサービスとの連携は、Office 365、Exchange、Outlook.com、Yahoo! メール、Gmailなどの主要電子メールに対応する。対応OSは iOS 8.0以降、Android 4.0以降。
2015年01月31日シマンテックは1月29日、分社の完了により誕生する、情報管理に特化した会社の名称を「Veritas Technologies Corporation」とすると発表した。同社は独立した株式公開企業として設立される。あわせて、新会社のロゴも発表された。ロゴのデザインのコンセプトには、情報を最大限に活用するにあたって必要不可欠なオープンかつ異機種混在の技術、新生Veritas Technologiesの将来的な戦略の中核を成す指針が反映されている。Veritasの事業は、シマンテックの2014年会計年度において25億ドルの収益を創出した。Veritasが参入している市場の規模は現在のところ推定110億ドルだが、2013年から2018年までに7%の複合年間成長率(CAGR)を達成し、2018年に160億ドルに成長すると見込まれている。シマンテックは2004年10月に、ストレージ・ソフトウェア・ベンダーだったVeritas Softwareの買収を発表しており、新会社の名称はVeritas Softwareに由来している。米シマンテックの社長兼CEOを務めるマイケル・ブラウン氏はVeritas Software出身であり、公式ブログにおいて「ストレージ事業における自分のキャリアの歴史を考えると、Veritasの再誕生とその将来への可能性について感激している」と述べている。またブラウン氏は、Veritasが新会社の名称に選ばれた理由について、「慎重に検討した結果、新しい情報管理事業会社の社名に『Veritas』を用いることが自然な選択であると判断した。この社名から新しい会社が長い伝統を受け継いでいることが想起されるとともに、新しいロゴが現在および将来的に顧客が直面する情報管理の最重要課題をVeritasが解決する準備が整っていることを表している」とコメントしている。
2015年01月29日