36人が死亡した京都アニメーション放火殺人事件の143日間にわたる裁判員裁判が京都地裁で続く。殺人や現住建造物等放火を含む五つの罪に問われた青葉真司被告(45)は起訴内容を認め、弁護側が主張する「妄想」の支配の程度が争点だ。青葉被告の主張から、同じく殺人事件として「戦後最悪」とうたわれたある事件との一致が浮かび上がる。車いすで出廷し、顔面に生々しいやけど痕が残る青葉被告。公判の傍聴を続ける社会部記者によると、青葉被告が被告人質問で自ら語った犯行までの経緯はおおむねこうだ。事件前の2016年に小説コンクール「京アニ大賞」に応募した作品が落選。インターネット掲示板を通じて創作の助言をもらったとする京アニの著名な女性監督に「(アイデアを)パクられた」と思い込んだ。そして、パクりをやめさせるには、もう事務所を「つぶすしかない」と、「やけくそ」で第1スタジオにガソリンをまき、着火――。女性監督に「ラブ」な好意を寄せていたが、その反動は大きかった。10年にわたって書きためた小説の「アイデア帳」を燃やし、恨みを募らせていったという。■与謝野大臣へのメールで「ナンバー2」が監視?ここまででも虚実が入り交じる展開だが、さらにこの先の説明の飛躍が、真相解明を期待する遺族を失望させ、傍聴人をあきれさせた。犯行は「『ナンバー2』と呼ばれた闇の人物」に対し、「付け狙うのをやめてくれというメッセージ」だったと答えたからだ。女性監督を含めた京アニに対する怨恨と、「ナンバー2」からの逃避。支離滅裂な主張はどう交わるのか。いわく、「ナンバー2」が自身と女性監督を結婚させようとたくらみ、結婚によって「守り」に入らせ、自身の「発言力」を奪うよう企てたという。犯行は「ナンバー2」の陰謀に対する反逆というわけだ。「ナンバー2」とは何者なのか。「ハリウッドやシリコンバレーに人脈があり、闇の世界に生きているフィクサーみたいな人」。2012年にコンビニ強盗を起こして服役していた刑務所で「一度だけチラッと見た」という。「ナンバー2」につきまとわれていたのは、「日本を財政破綻させる世界的なシナリオ」に気付き、「国家破綻を回避」するための警告メールを与謝野馨・経済財政担当相(当時)に送信したためらしい。青葉被告は「こうした影響力を行使した人を放っておくわけにはいかないと思った」と持論を展開。京アニ大賞の応募作を落選させたのは「ナンバー2」だったと結論づけた。弁護側は、事件当時の青葉被告がこうした「妄想」にとらわれ、刑事責任を問えない心神喪失の状態だったとして無罪を主張する。■衆院議長に手紙、国家の「滅亡」回避結果の重大性、陰謀論への傾倒、被害妄想、憂国心とゆがんだヒロイズム、政治家への接触、さらに弁護方針――。京アニ事件は裁判の進捗とともに、同じく「戦後最悪」と形容された事件とうり二つの様相を呈してきた。2016年に神奈川県相模原市の障害者施設「やまゆり園」で入所者19人が殺害され、職員2人を含む26人が重軽傷を負った事件だ。犯人の元職員、植松聖死刑囚(33)は精神鑑定で、自己愛性パーソナリティー障害と診断されていた。自身を特別な存在と思い込んだり、周囲から称賛を求めたりする人格障害を指す。植松死刑囚は事件5カ月前、大島理森・衆院議長(当時)の公邸を訪ね、職員に犯行予告の手紙を手渡していた。内容はこうだ。《日本国と世界の為と思い、居ても立っても居られずに本日行動に移した》。青葉被告と同じように国家の「滅亡」を未然に防ぐため、と警告していた。逮捕段階で「暴力団から命を狙われている。殺される前に決行しないといけない」と供述。オカルトまがいの「イルミナティカード」に入れ込み、裁判で「横浜に原子爆弾が落ちる」と“予言”。「陰謀阻止」が犯行の動機だったとも説明していた。こうした不合理な言動から、青葉被告と同じように弁護側は精神障害による無罪を主張したが、退けられて2020年に一審死刑判決が確定している。■秋葉原事件を模倣、人生の「一発逆転」犯行現場に持ち込んだ刃物は、青葉被告が6本、植松死刑囚が5本だ。この近似は、17人が死傷した秋葉原無差別殺傷事件(2008年)によってつながる。奇しくも2人は事件前、襲撃を模倣しようと、ともに秋葉原事件について調べていたからだ。犯人の加藤智大・元死刑囚(2022年執行)が事前に購入した刃物が6本、現場に携行したのが5本だった。作家として「10年後は大御所」になるはずだった青葉被告は、加藤元死刑囚の境遇にも共感していた。「他人事に思えなかった。何とかしないと自分もこんな感じになると思った」と裁判で明かしている。「京アニは光の階段を上っていくのに、自分の半生は余りにも暗い。ここまできたら『やろう』と思った」という。悲観する人生の“一発逆転”を狙い、事件を利用した身勝手さも、植松死刑囚とそっくりだ。「才能がない」「容姿がいびつ」と劣等感を隠さなかった植松死刑囚。拘留中に接見取材した社会部記者によると、「自分は社会にとって役に立たない人間だった。(事件を起こし)ようやく役に立てた」と語っている。黒人奴隷の解放を宣言した第16代米大統領リンカーンになぞらえ、こうも言ってのけたという。「自分は重度障害者を生み育てる恐怖から皆様を救済した」極めつけは、司法判断に自身の生死をゆだねようとする“潔さ”まで一致する。「どんな刑でも罰を受けなければいけない」(青葉被告)「どんな判決でも控訴しない」(植松死刑囚)ちなみに、前出の記者によると、拘留中に京アニ事件を知った植松死刑囚は青葉被告についても言及していた。「あんな凶悪犯を世に出しておいてはいけない」。そう切り捨てたという。(文:笹川賢一)
2023年10月07日ミュージカル『キャメロット』の初日前会見が6日に都内で行われ、主演を務める坂本昌行、桐山照史(ジャニーズWEST)、唯月ふうか、入野自由、今井清隆が登壇した。同作はアーサー王伝説を描いたT.H.ホワイト氏の『永遠の王』を原作とし、『マイ・フェア・レディ』の名コンビであるアメリカの脚本家アラン・ジェイ・ラーナー氏と作曲家フレデリック・ロウ氏によって書かれた名作ミュージカル。日本初上演となる今回、主演のアーサー王を演じるのは今年2度目の読売演劇大賞優秀男優賞(第24回・第30回)を受賞し、確かな演技力と歌唱力で活躍する坂本。円卓の騎士ランスロットには、テレビドラマやバラエティ番組をはじめ、舞台の経験も著しい桐山(ジャニーズWEST)、アーサー王の妻グィネヴィアには、舞台を中心に話題作への出演が続き、女優として活躍の場を広げる唯月、アーサー王の隠し子で謀反を起こすモルドレッドには、声優はもとより、ミュージカル界でも存在感を示す入野、そして、キャメロットに流れ着いた辺境の騎士ペリノアには、劇団四季退団後もミュージカル俳優としてその風格ある演技と歌声で魅了し続ける今井と多彩な実力派キャストが揃った。○■ジャニーズWEST 桐山照史、『キャメロット』初日前会見に登場金髪ロングヘアで円卓の騎士・ランスロットを演じた桐山。「今回の『キャメロット』では真面目なランスロットになっているんじゃないかなと思います。坂本くん演じるアーサーや、ふうかちゃん演じるグィネヴィアとの会話がすごく多いんですけど、真面目さゆえにかみ合わないと言った部分を楽しんでもらえたら」とアピールした。また、「ミュージカルの歌い方というか、ランスロットの歌い方ができ上がったんじゃないかと思います。歌に最初は苦戦して今も苦戦はしておりますけども、新たな桐山を見せられるのではないかと思います! がんばります!」と意気込んだ。
2023年10月07日ミュージカル『キャメロット』のフォトコールが6日に東京・日生劇場で行われ、主演を務める坂本昌行、桐山照史(ジャニーズWEST)、唯月ふうか、入野自由、今井清隆が登壇した。同作はアーサー王伝説を描いたT.H.ホワイト氏の『永遠の王』を原作とし、『マイ・フェア・レディ』の名コンビであるアメリカの脚本家アラン・ジェイ・ラーナー氏と作曲家フレデリック・ロウ氏によって書かれた名作ミュージカル。日本初上演となる今回、主演のアーサー王を演じるのは今年2度目の読売演劇大賞優秀男優賞(第24回・第30回)を受賞し、確かな演技力と歌唱力で活躍する坂本。円卓の騎士ランスロットには、テレビドラマやバラエティ番組をはじめ、舞台の経験も著しい桐山(ジャニーズWEST)、アーサー王の妻グィネヴィアには、舞台を中心に話題作への出演が続き、女優として活躍の場を広げる唯月、アーサー王の隠し子で謀反を起こすモルドレッドには、声優はもとより、ミュージカル界でも存在感を示す入野、そして、キャメロットに流れ着いた辺境の騎士ペリノアには、劇団四季退団後もミュージカル俳優としてその風格ある演技と歌声で魅了し続ける今井と多彩な実力派キャストが揃った。メインテーマ曲「キャメロット」に加え、「情熱の五月」「女性と生きるなら」「マドリガル ~離れられない~」の計4曲を披露。主演の坂本は「キャメロット」「女性と生きるなら」「マドリガル ~離れられない~」の3曲に登場。「キャメロット」では、キャメロットの魅力について歌った楽曲で美声を響かせた。一方「女性と生きるなら」では、魔法使いマーリンが自身を教育する際に、女性の扱いを教えてくれなかったことへの嘆きを表現した。また、最後の楽曲「マドリガル ~離れられない~」には、ランスロットを演じる桐山も登場し、グィネヴィア(唯月)への思いを歌い上げ、力強い歌声を披露した。同日に行われた会見で、坂本は「日本初演ということで当時の作品のすばらしさ、そしてコスチューム、セット、なによりも音楽が非常に耳心地がよくて、約20人のオーケストラで聴けるということは、これも1つの見どころになっています」とアピールした。
2023年10月07日ブロードウェイミュージカル『キャメロット』開幕を前に、主演を務める坂本昌行、共演する桐山照史、唯月ふうか、入野自由、今井清隆が10月6日(金)、東京・日生劇場で行われたフォトコールに登場。あわせて、開幕に向けての意気込みを語った。坂本は自身が演じるアーサー王について「民の声を聞き、力ではなく、笑顔で国を治めていきたいというお願いを持っている。自らの気持ちを殺し、民のために苦しみに耐え、裏切られ、いろいろと起伏が激しい役」と説明。アーサー王といえば、過去にさまざまなタッチで描かれ続けているが、「ブロードウェイ版の初演をもとに、人間味あるアーサー王になっている。自分なりのアーサー王を演じたい」と抱負を明かした。坂本昌行円卓の騎士ランスロット役の桐山は、「真面目で硬派なランスロットなので、それゆえに会話が噛み合わせないところもあり、そこを楽しんでいただければ」とアピール。ミュージカルの歌唱に「苦戦はしている」というが、「ランスロットらしい歌い方が出来あがったんじゃないかなと。新たな桐山をお見せできると思う」と期待を示した。桐山照史唯月はアーサー王の妻・グィネヴィアを演じており、「好奇心旺盛で、感情の起伏が激しい女性。そして王妃としての気品はありつつも、本能的に行動する芯の強さと、お茶目さも持っている」と役柄の多彩な魅力を説明。稽古を通して「自分の中になかった引き出し、知らなかった感情を教えていただいた」そうで、桐山同様に「新しい自分をお届けできれば」と新境地に自信をのぞかせる。唯月ふうか入野は「アーサー王が願う平和を乱しに乱しまくるよう頑張っていきたい」とアーサー王の隠し子で、謀反を起こすモルドレッド役に意欲を燃やし、歌唱については「ラップではないんですけど、言葉をまくしたてるような面白さがあるので、そこにも注目してもらえれば」とコメント。キャメロットに流れ着いた辺境の騎士ペリノアを演じる今井は、「日に日にみんなが成長していくので、早く皆さんにご覧いただきたい」と目を細めていた。入野自由今井清隆『キャメロット』はアーサー王伝説を描いたT.H.ホワイトの「永遠の王」を原作に、『マイ・フェア・レディ』の名コンビである脚本家アラン・ジェイ・ラーナーと作曲家フレデリック・ロウが再タッグを組み、1960年にブロードウェイで初演されたグランドミュージカル。初演ではトニー賞4部門に輝き、その後映画化もされている。日本初演となる今回は、宮田慶子が演出を担当している。取材・撮影・文:内田涼<公演情報>ミュージカル『キャメロット』脚本・歌詞:アラン・ジェイ・ラーナー音楽:フレデリック・ロウ演出:宮田慶子翻訳・訳詞:高橋亜子出演:坂本昌行桐山照史(ジャニーズ WEST)唯月ふうか入野自由今井清隆他【東京公演】2023年10月7日(土)~2023年10月28日(土)会場:日生劇場【大阪公演】2023年11月4日(土)~2023年11月20日(月)会場:大阪松竹座チケット情報公式サイト
2023年10月07日ぽっちゃり体型の25歳のリサさんは、婚活をスタートしたばかり。勤務先で知り合ったイケメンくんと仲良くなり、彼に釣り合う外見になろうと自分磨きに励みます。すると、彼から告白され交際開始! 彼と幸せな日々を送りますが、我慢をすることも多く元気がありません。 彼への気持ちに変化が…食べることが大好きなリサさんですが、イケメンくんから「たくさん食べる子は普通に嫌」と言われてしまいショックを受けます。さらに、彼の好きなアーティストのライブに一緒に行ったリサさんは、彼のノリについていけず、なんだか心が冷めていき……。 デートから帰ってきた娘がゲンナリしているのを見て、リサさんの母親は心配します。リサさんが彼に対して気持ちが揺れ動いていることを相談すると、母親から「彼の見た目だけで付き合っているでしょ」と指摘されます。 その後のデートでは、彼のマイナスな部分ばかり目がついてしまうリサさん。「母親の言う通り、こんな気持ちで付き合うのは失礼だ」と思い、意を決して彼に本心を打ち明けました。 けれども、彼は意外なほどあっさりとしていて「見た目は気にしていないから大丈夫」と言うのでした。 「イケメン」である彼に惹かれ、彼と釣り合うために自分をごまかし続けていたリサさん。母親から核心をつかれ、自分の気持ちに正直になることができました。リサさんの気持ちが彼に伝わっているかはわかりませんが、まずは正直な気持ちを話せて良かったですね。 リサさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで読むことができます。ぜひチェックしてみてくださいね! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター リサ
2023年10月06日「今日、マジで事件がありまして…」そうX(Twitter)に投稿したのは、なめこ(@araratoarere)さん。とても焦った出来事があったとして、ネットユーザーに共有しました。猫が住む家で起きた『事件』にゾッ…なめこさんが、部屋の掃除をしていた時のこと。突然、部屋のどこかから焦げたようなニオイがしたそうです。「え!?火事!?」と焦るも、どこからニオイがしたのかが分かりません。慌てて部屋にあるコンセントを1つずつチェックしていくと、タコ足配線したコンセントの場所で、焦げている充電器を発見。そこから、焦げたニオイとは別の、あるニオイがしてきたといいます。※写真はイメージそれは、猫のオシッコのニオイ…!なめこさんの家では、数匹の猫が暮らしています。おそらく、そのうちの1匹が、コンセントの上でオシッコをしてしまい、焦げたニオイがしてきた模様。一歩間違えれば大事故になりかねない出来事に、なめこさんはゾッとしたのでした。なめこさんは、この時のことを「マジで焦った。家にいる時間でよかった…」と振り返っています。その後、なめこさんは焦げている充電器などをすべて取り替え、配線を移動させ、壁に付け直したとのこと。猫にケガはなく「みんな激しく元気」だそうです。※飼い主さんの家で暮らす、ほろろちゃんの寝顔投稿は、同じく猫を飼う人たちへの注意喚起にもなったようで、「無事でよかった」「うちも気を付ける」といったコメントが相次ぎました。・これは怖いですね。うちの子もたまに粗相していることがあるので気を付けなければ…。・在宅時だったのが幸いですね…。大事に至らなくてよかった。・本当に危険なやつ。うちは嘔吐で、同じようなことがありました。実際にペットが原因で火災が起きてしまったケースはあるようで、各自治体や消防署などが注意を呼び掛けています。「コンセントに専用のカバーをする」「ペットの活動範囲に電気配線をはわせない」「外出時はペットをケージに入れておく」など、防止策はさまざま。ペットの安全のためにも、できる対策はしておきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年10月03日有限会社エンカツ社( 所在地:東京都大田区、代表取締役社長:宇於崎 裕美、以下 エンカツ社)は、心理学博士の掛札 逸美氏(保育の安全研究・教育センター)、弁護士で保育士資格も持つ柴田 洋平氏(レーヴ法律事務所)と共同で、「事例から学ぶ未就学児施設運営者のためのクライシス予防と対応策セミナー」をオンラインで開講します。対象は、未就学児施設の施設長、法人の理事長や危機管理担当者です。期間は2023年10月16日から2024年3月11日までの半年間で3つの期に分けて実施します。講師陣(左から、掛札、柴田、宇於崎)本セミナーは、クライシス対応の知識だけではなく、多様な視点で問題解決を図るための思考力を習得することを目的としています。扱うテーマは、保育中の園児の死亡、保護者からの過度な要求、職員による園児への虐待や盗撮、園や保育士に対する誹謗中傷、自然災害など未就学児施設が実際に直面する可能性のあるクライシスです。毎回、専門分野の違う講師3人がそれぞれの視点から、クライシスを回避するための方策と起きてしまったときの対応策について、事例をもとに解説します。その後、質疑応答を経て、受講者と講師全員でディスカッションを行うというシンポジウム形式で進めます。リモート研修の特性を生かし、多様なメンバーが一堂に会し意見交換を行うので、思考の柔軟性の育成にも役立ちます。本セミナーの概要は以下のとおりです。【名称】「事例から学ぶ未就学児施設運営者のためのクライシス予防と対応策セミナー」【講師】掛札 逸美:心理学博士。保育の安全研究・教育センター柴田 洋平:弁護士。保育士。未就学児施設に特化した法律支援。レーヴ法律事務所宇於崎裕美:クライシス・コミュニケーションの実務者。失敗学会理事。有限会社エンカツ社【方法】リモート開催 (Zoom使用。質疑応答を活発にするため、見逃し配信なし)【日程】申し込みは期ごと。好評の場合は内容を改変し、来年度も開催します。〇第1期:1日目/10月16日(月)午後4時~7時2日目/11月20日(月)午後4時~7時・保育中の園児の死亡/脳障害事故の場合・過度な「特別扱い」を保護者や園に要求してくる場合(例:食事、ケガの予防等)・自治体が過度な多機能化を園に要求している場合※1日目に3つの場合の概論を扱い、2日目でさらに深く議論します(以降も同じ)〇第2期:1日目/12月18日(月)午後4時~7時2日目/2024年1月22日(月)午後4時~7時・園児に対する不適切な保育、暴行、盗撮等(園が把握していた/していなかった場合)・園関係者(理事長から非正規職員まで)の不祥事、職員の多数離職等・情報漏洩(誤送信や記憶媒体紛失)、アレルギー食材誤食等のヒューマン・エラー事故〇第3期:1日目/2024年2月26日(月)午後4時~7時2日目/2024年3月11日(月)午後4時~7時・子どもが保育時間中に居所不明になった場合・保育中に起きたケガの扱いと予後について保護者が追及してきた場合・保護者や近隣住民が誹謗中傷を拡散、評価サイト掲載、自治体通報等した場合・自然災害による被害の場合【構成】発生時のクライシス・コミュニケーションやダメージ・コントロール、法的解釈や対応、事前のリスク・コミュニケーションやリスク回避策を、事例をもとに3者がそれぞれに解説するシンポジウム方式。各日とも、最低1時間は質疑応答と議論(チャットによる匿名の質問可)。【対象】未就学児施設の施設長、法人の理事長や危機管理担当者など権限を有する人※Zoom上で園名や本名を表示する必要はありません。ハンドルネームが使用できます。【人数】1期の最小催行人数は20人。上限40人程度※受講は1園または1法人あたり1人。同法人や同企業内の園長が複数受講する場合の上限は3人。受講希望者がこれより多い場合はご相談ください。【受講料】1期あたり、出席1人あたり 12,000円(税込)【申し込み】下記の二次元コードまたは、 からお願いします。申し込み用二次元コード 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月27日株式会社三国堂 代表取締役 陳虹宇のインタビュー記事を「人民日報海外版日本月刊」にて公開します。名古屋に本部を置く株式会社三国堂は、日用雑貨の貿易によって旗を揚げた企業である。着実な成長を遂げ、いまでは京阪および中部地区に大型の工場と倉庫を有するサプライチェーンの一大企業となった。わずか8年という短い時間で日本全土に広がる物流ネットワークを構築し、2022年には100億円を超える売上額を計上した。また同年5月、株式会社中日自動車を子会社として設立すると、たった一年でみるみるうちに業務を拡張し、大型貨物輸送車および大型乗用車の整備や修理、車検、さらには中古車販売といった事業まで手がけるほどになった。翌年7月には2つ目の整備工場を立ち上げたことで、目下その総面積は3,000平方メートル以上にもなり、日本中部地区の新興勢力として儼然たる存在感を示している。現在、三国堂グループは主に親会社の三国堂と、子会社の百福商事、中日自動車によって構成されている。三国堂の旗印のもと、三社が鼎立して切磋琢磨するという良好な業務体制を敷くことで、まだ年若い三国堂グループの経営を確かなものとしているのである。先日、本誌記者は、株式会社三国堂の代表取締役である陳虹宇氏と鼎談し、華僑ビジネスマンの新星がいかにしてブレイクスルーを果たしたのか、その秘密について話を聞いた。三国堂代表取締役陳虹宇■初心を忘れず、機先を制する2008年に日本へ留学に来た陳虹宇氏は、卒業すると大型チェーン店に就職して仕入担当となり、苦楽あい半ばする営業一筋の日々を過ごした。それはかけがえのない経験をもたらしてくれたが、先が見えてしまった将来を思うとしだいに満足できなくなり、みずから起業したいという思いが頭をもたげてきた。そして、生活と密着する食材に焦点を絞り、創業の目標を立てたのである。二十一世紀に入って二十年、中国は世界第二位の経済大国となり、中国市場の消費拡大は国境を越えたEコマースの飛躍的な発展をもたらした。その後すぐに国際的なEコマースの発展を後押しする政策が公布され、陳虹宇氏はそこに商機を見出した。2015年、陳氏はその時勢に乗じて「HELLO JAPAN」という貿易会社を設立し、中国への輸出を起点として貿易事業に着手した。事業は順調に拡大して様々な商品を扱うようになり、日本の大手日用品メーカーや卸売業者と確かな協力関係を結ぶまでに成長した。「HELLO JAPAN」という社名は、言うまでもなく世界中の誰にとってもわかりやすい。しかし、その一方で、海外で活躍する華僑が創業した会社であるということはうかがい知れない。日本人なら誰もが知る三国志の物語、そこに仮託された期待を裏切らないという忠義の精神は、深く人々の心に根付いている。「いっそのこと、『三国堂』にしよう。これなら中日両国の経済発展を結ぶ架け橋になるんだという決意が前面に出るし、誠実を第一として信を守るという企業の精神にぴったりじゃないか。」陳虹宇氏はこうして社名を三国堂に変更した。これにより創業の理念が明確になっただけでなく、中日両国が共有する価値観と文化を発展させるという企業の旗幟も鮮明になったと言える。そして「三国堂」は、Eコマース界において誰もが知り、誰もが目指すようなブランディングに成功するのである。■堅忍不抜、業績は三年で二倍にその当時にあって、タオバオ(淘宝)とT-Mall(天猫)はすでに中国語圏で最もアクティブユーザー数の多いウェブサイトであり、その向こうに存在する経済エネルギーたるや推し量ることさえ容易でない。もしアリババの海外サプライヤーになることができれば、それは大陸を中心とする広大な中国語圏市場を開拓したに等しい。とはいえ、その門を開くための鍵がない。そこで陳虹宇氏は、アリババの杭州本部に単身乗り込んだ。毎日、何万人もの人が出入りするアリババの総本山で、何日ものあいだ粘り強く待ち続けた――切り株の番をして兎がぶつかるのを待つ農夫のように。そこで出合ったすべての人に三国堂の状況を紹介し、アリババの海外サプライヤーになりたいという希望を上層部に通してくれるよう頼み込んだ。この「愚行」を、陳氏はなんと三年にもわたって続けたのである。陳氏はその後も様々な方法を検討し、発想を逆転させて仕入れ部門の責任者に連絡をつけようと考えた。最初にかけた一本の電話から、責任者に取り次いでもらってサプライヤーとして認められるまで、さらに一年以上の月日を要した。「焦らないこと」を旨とする陳虹宇氏は、四年という長い時間を費やして、最後にはアリババ国際業務の海外サプライヤーとしての資格を取得し、事業の飛躍的な発展に結びつけたのである。アマゾンおよびアリババと安定供給の契約を結んでいた三国堂は、コロナ禍にあっても直接的な損害を受けることはなかった。しかし、各国が公布した防疫措置は国際輸送に深刻な打撃を与え、中国・日本・アメリカを含む多くの国々で、陸海空の輸送ルートが全面的に縮小された。コロナ前、日本からアメリカに送る貨物輸送コンテナの輸送費は一つあたり50万円前後であったのが、コロナ後は、同じ条件下であってもそれが300万円にまで急騰した。物流コストは上がる一方、資金の回収は進まない。損失が出るのは誰の目にも明らかである。それでも陳虹宇氏の堅忍不抜の精神が揺らぐことはなかった。サプライヤーとして商品のクオリティと期限を頑なに守り、グローバルマーケットで信頼と称賛を築いていったその姿勢が、ついに日の目を見ることとなった。というのも、コロナ予防の社会的な圧力が高まるなか、日本市場ではマスクや消毒液といった商品が、供給が追いつかないほどの「硬貨(ハードカレンシー)」となったためである。三国堂が積み上げてきた信頼により、これまでは高嶺の花であった数多くの大手チェーン店から次々と注文が舞い込み、コロナから三年、三国堂グループの売上額は実に200%の増加を果たしたのであった。■破竹の勢いで戦略的布陣を完成するこれまで三国堂は、実際に物を扱って商売をするということはせず、貨物を指定の港まで輸送して引き渡した時点で業務完了としていた。だが、現在では主体的にオフライン展開を進めて自前の流通ネットワークを確立し、「仕入れ」「物流」「サプライチェーン」「自主販売」「商品の研究開発」など、全方位的なエコロジーを実現した。「株式会社中日自動車」の設立も、そのなかの重要な一部分である。客観的に見れば、コロナ禍は日本のネットショッピングと配送業の成長を後押ししたとも言えるが、そのため、貨物輸送車両の修理や点検に携わる整備工らがさらなるプレッシャーを受けることにもつながった。そのうえ日本の少子高齢化は止まるところを知らず、労働力不足は各業界へと波及している。人材不足と人件費の高騰は、自動車の修理業界へも確実に深刻な影響を及ぼした。これを逆に商機と捉えれば、自社の物流にとっても多大なる便宜をもたらすのではないか。そう考えた陳虹宇氏は、すぐさま「株式会社中日自動車」を設立した。社名の「中日」には、日本に住む中国人という意味のほかに、中国と日本の縮図という意味をも込めている。2022年5月に正式に開業した大型貨物輸送車の整備センターは、中日自動車にとって初というだけでなく、華僑が経営する日本で初めての整備センターでもあり、開業初日から長蛇の列ができて日本中の関心を集めた。一年以上にわたるダイナミックな成長を続け、業界における経験を蓄積し、その勢いに乗じて、2023年7月中旬には第二整備センターも設立した。それと同時に、新エネルギー車両がガソリン車に取って代わるという趨勢を見越して、陳虹宇氏は中古ガソリン車の輸出入業をも積極的に手がけた。これがまたロシア、マレーシア、フィリピンなどから大口の取引を呼び寄せることにつながった。また、陳氏には将来的に不動産事業も三国堂として取り扱うという腹案がある。2025年に開催される大阪万博と日本初のカジノの設置により、大阪に新たな商機が生まれるであろうことを念頭に置いて、陳氏はすでに大阪市の中心からほど近い場所に多くの不動産を購入し、そこにホテルを建設しはじめている。陳氏の脳裏に開かれた一ページには、物流・サービス・不動産を横断する「三業鼎立」という戦略的レイアウトが、いまありありと浮かんでいるに違いない。■取材後記陳虹宇氏は長年にわたって華僑団体の活動を支援してきた。日本初の華僑だけによるサッカー大会「三国堂チャンピオンシップ」を主催したり、中国語教育の環境づくりにも積極的に力を入れ、「国航杯」在日華僑華人子女中国語スピーチコンテストなどの活動もサポートしている。それゆえ、鄭興氏が主任を務める名古屋華僑華人互助センターが華助華文教育基金会を立ち上げたとき、その初代会長としては当然のごとく陳虹宇氏に白羽の矢が立った。いま最も勢いのある華僑ビジネスマンの新星、陳虹宇氏は必ずや華僑の歴史に新たなる一ページを刻みつけるであろう! 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月26日京都アニメーション放火殺人事件で36人の殺人罪などに問われた青葉真司被告(45)。その裁判員裁判の第8回公判が9月20日、京都地裁で開かれた。被害者参加制度を利用した遺族や代理人が初めて被告へ直接質問を行ったのだが、青葉被告が驚くべき“逆ギレ”の反論をしたことにネット上では唖然とする人が続出した。各メディアによると、20日の被告人質問では、亡くなった作画監督の女性の夫からの「放火殺人をする対象者に家族や子どもがいることは知っていたか」という質問に青葉被告は謝罪した上で、「そこまで考えていなかった」と回答。事件当時、入社4ヶ月で死亡した女性の母親からの「(青葉被告が主張する)“盗作”のアニメの制作の後に入った社員がいたことは考えなかったのか」という質問にも、「そこまで考えが及ばなかった」と話した。それまでは淡々と質問に答えてきた青葉被告だが、遺族側の質問に苛立ちを見せる場面も。遺族の代理人弁護士が「犯行前に別の選択肢はなかったのか?」と問うと、青葉被告は「逆に聞きますけど、それはこんなことするなら、さっさと死んでくれということですか」とムッとした声で反論。これには「あなたが質問する立場ではない」と裁判長が制止。さらに、京アニに対して怒りをあらわにし、「京アニが(作品を)パクったときに何か感じたのでしょうか。ただ被害者という立場だけ述べて、良心の呵責はないのですか。自分の立場では罰を受けないといけないと思いますが、京アニが不問なのはどうかと思います」などと話し、今も京アニに対する憤りがあるかと問われると「ございます」と言い放ったという。前日の公判で、事件を振り返った今の心境について「行き過ぎたと思っている。小説一つでそこまでしなきゃならなかったのかというのが、今の正直な思いです」と後悔を口にしていた青葉被告。そのため、公判中に飛び出した“逆ギレ”にネット上では「全く反省してない」「これが本心」などと批判が殺到した。《こうやって生きてきたんだろうな。叱られてもぼくわるくないもんって》《彼の中ではいまだに「自分は悪くない。悪いのは京アニ。」何だろうな…》《青葉の言動、一語一句が息苦しくなる。遺族の方の心情はもちろんそれ以上で言葉が見つからない》《治療中の「変わらざるをえない」という言葉はどうなってしまったのか・・・》《たとえ相手に自らのアイデンティティを否定されたとしても、引き替えに命を奪う事は明らかに釣り合いが取れていないのだと、未だに認識できていない》
2023年09月21日『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』に続くシリーズ最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』がアガサ・クリスティの誕生日でもある9月15日に公開。SNSでも「ミステリー好きには堪らない」「驚きの結末に裏切られた」といった声が寄せられている中、ケネス・ブラナーやミシェル・ヨーらが、ミステリアスで恐怖に満ちた、事件現場となる古びた屋敷での撮影について語るメイキング特別映像が解禁された。本作の事件の舞台は、ミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。流浪の日々を送るポアロ(ケネス・ブラナー)は、ハロウィーンの夜、霊能者レイノルズ(ミシェル・ヨー)の“超常現象”を見破るため、子どもの亡霊が出現するという屋敷での降霊会に参加。ポアロは亡霊の仕業としか説明のできない“人間には不可能”な殺人事件に挑む。解禁された映像は、アカデミー賞に6度のノミネート歴を誇るケネスや、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したミシェルらの口から、観る者をミステリーの世界に引き込む、事件現場での撮影について語られていく。犯人が人間か亡霊かすら分からない難事件が巻き起こる本作で目指したことについて、ケネスは「本作には緊張感や怪しい雰囲気がある。呪われた屋敷に実際にいると感じさせたい」と熱を込める。その言葉を体現するかのように、映像ではいまにも闇に飲み込まれてしまうかのような屋敷内での怪しき撮影風景が映し出されていく…。自身を“世界一の霊能者”と称し、「死者の声を聞ける」と断言するレイノルズを演じるミシェルも「セットの雰囲気は最初から完璧に作りこまれていた」とふり返る。ミステリアスな雰囲気を常に醸す屋敷内で行われた撮影は、SNSでも「ミシェル・ヨーの演技かなりインパクト強かった」「ミシェル・ヨーはこんな役も演じられるのか...」などと絶賛される彼女の“怪演”を引き出した。さらに映像の中では、キャスト・製作陣の口から観客を恐怖へ陥れる方法も語られていく。ポアロの旧友の作家で、犯人候補の1人でもあるオリヴァ役のティナ・フェイは、「家のようにセットを歩き回れる」と解説し、プロダクション・デザインを務めたジョン・ポール・ケリーも「ケネスが求めたのは、どこから見ても実在しそうと思える空間だった」と説明。閉鎖的で恐怖に満ちた屋敷を徹底して作り込むことで、思わず手に汗握るほどの没入感を生み出し、観る者をリアリティあふれる恐怖へと引きずり込むことに成功した。その作り込み具合は、キャストさえも恐怖へと陥れたそうで、犯人候補の1人を演じるカイル・アレンは「怖くて不気味だけど興味をそそられる」とさえ語っている。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊 2023年9月15日より全国にて公開Ⓒ2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年09月21日ハロプロ研修生が、2023年9月17日から18日にかけて定期公演『Hello! Project 研修生発表会 2023 9月「照葉」』を開催した。ステージでは、ハロプロ研修生ユニット’23を含むハロプロ研修生、OCHA NORMAの総勢20人が多彩な楽曲を披露。計4公演のうち、ここでは東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で行われた17日昼公演の模様をレポートする。オープニングSEと共に、白と黒のスポーティな新衣装を着たハロプロ研修生ユニット’23を含むハロプロ研修生、OCHA NORMAのメンバーが華々しく登場。全員で「シャボン玉」「女の園」を力強く歌い上げ、まこと(シャ乱Q)の進行によるMCでメンバー全員が元気よく挨拶した。OCHA NORMAパフォーマンスへ戻り、ハロプロ研修生ユニット’23の松原ユリヤ、小野田華凜、橋田歩果、村越彩菜、植村葉純、吉田姫杷、上村麗菜は「ダイスキだけど付き合えない」「女で地球は回ってる」を続けて歌い上げた。2023年3月の加入から約半年、ハロプロ研修生の河野空愛、牧野永愛、林仁愛は「ちょこっとLOVE」を披露。ハロプロメンバーの舞台裏に密着するドキュメンタリー番組『ハロドリ。』(テレビ東京)でも放映された努力の成果を見せ、観客は笑顔の3人に称賛の拍手を贈った。ハロプロ研修生(林仁愛、河野空愛、牧野永愛)OCHA NORMAは「シェケナーレ」「オチャノマ マホロバ イコイノバ〜昭和も令和もワッチャワチャ〜」をパフォーマンス。続くMCでは、まことと村越の進行で「夏のエピソード」をテーマにジェスチャークイズを繰り広げ、吉田と林が出題者役として、松原と植村が回答者役として奮闘した。最初に“泳ぐ”ジェスチャーを披露した林は、家族旅行での思い出を告白。沖縄の海で初めて体験したシュノーケリングで「エイと一緒に泳ぎました!」と伝え、他の海の生き物ともたわむれたというほのぼのエピソードを明かした。次のジェスチャーは吉田で、幼い頃に家族旅行先のホテルで「かくれんぼ」をしたときに「ベッドの下の引き出しの中に入ったら出られなくなった」と告白。引き出しに入っていたタオルを「全部ポンって出して、その中に入って隠れたら出られなくなっちゃって……」と振り返り、顛末を聞いた村越は「かくれんぼのときは、ベッドの下は気をつけましょう!」とほがらかにコーナーを締めた。後半のステージでは、ハロプロ研修生の3人、OCHA NORMAの米村姫良々と中山夏月姫が「テーブル席空いててもカウンター席」をキュートに披露。ハロプロ研修生ユニット’23の6人と河野、林は「うるわしのカメリア」で愛嬌をふりまきながら躍動した。残り7曲となり、メンバーが歴代の楽曲をパフォーマンス。ハロプロ研修生ユニット’23による「SEXY BOY〜そよ風に寄り添って〜」、ハロプロ研修生ユニット’23と河野による「大人の途中」、ハロプロ研修生ユニット’23と林による「伊達じゃないよ うちの人生は」などで、ステージを盛り上げた。公演のラストでは「伸びしろ〜Beyond the World〜」を全員で合唱し、メンバーに合わせてファンもクラップ。最後は全員でほほえみながら手を振り、ステージをあとにした。<ハロプロ研修生 コメント>■河野空愛ちょこっとLOVEでは、リハーサルより上手く表情を付けられたのでいいパフォーマンスができたと思います。全員曲でソロを歌えてとても嬉しかったし、先生に言われたことを意識したので上手く出来ました!次のステージに向けて、リズムの練習をしっかりしていこうと思いました。今回、歌でもダンスでもソロパートを貰えたので、今後は個性を活かしてたくさんの方に知ってもらえるように頑張ります!■牧野永愛今回の研修生発表会で、同じ時期に加入した、仲良しの2人とちょこっとLOVEをパフォーマンスすることができてとても嬉しかったし楽しかったです!練習した成果が出せたんじゃないかなと思っています。全体的に歌はまだまだで、ダンスももっと大きく踊れるようになりたいし、課題はたくさんありますが、これからのステージに向けて頑張ろうと思います!会場を盛り上げてくださった皆さん、ありがとうございました!■林仁愛初めて3人だけでパフォーマンスをしてみて、一体感を出すのは難しいことなんだなと感じました。今回の研修生発表会を通して、きちんと振りを合わせてその日のうちに言われたことは直す!!を大事にしていきたいなと思います!3人だけでやることは凄く楽しかったし、いい経験になりました。私自身、歌詞に感情を上手くのせられたと思います。次のステージも全力を出してお客さんを楽しませたいと思います!<公演情報>『Hello! Project 研修生発表会 2023 9月「照葉」』9月17日(日) 東京・Zepp DiverCity(TOKYO)【セットリスト】M01. シャボン玉M02. 女の園M03. ダイスキだけど付き合えない / ハロプロ研修生ユニット’23M04. 女で地球は回ってる / ハロプロ研修生ユニット’23M05. ちょこっとLOVE / 河野・牧野・林M06. シェケナーレ / OCHA NORMAM07. オチャノマ マホロバ イコイノバ〜昭和も令和もワッチャワチャ〜 / OCHA NORMAM08. テーブル席空いててもカウンター席M09. うるわしのカメリア / 小野田・橋田・村越・植村・吉田・上村・河野・林M10. やっちゃえ!GO!GO! /ハロプロ研修生M11. ヨリドリ ME DREAM / OCHA NORMAM12. SEXY BOY〜そよ風に寄り添って〜 / 研修生ユニット’23M13. 大人の途中 / 小野田・橋田・村越・植村・吉田・上村・河野M14. ちょっと情緒不安定?...夏 / OCHA NORMAM15. 伊達じゃないよ うちの人生は / 小野田・橋田・村越・植村・吉田・上村・林M16. 伸びしろ〜Beyond the World〜■出演ハロプロ研修生ユニット’23(松原ユリヤ・小野田華凜・橋田歩果・村越彩菜・植村葉純・吉田姫杷・上村麗菜)ハロプロ研修生(河野空愛・牧野永愛・林仁愛)OCHA NORMA(斉藤円香・広本瑠璃・石栗奏美・米村姫良々・窪田七海・田代すみれ・中山夏月姫・西﨑美空・北原もも・筒井澪心)MC:まこと(シャ乱Q)【映像配信】『Hello! Project 研修生発表会 2023 9月「照葉」』受付期間:9月22日(金)12:00〜10月9日(月・祝) 21:00視聴期間:9月30日(土)12:00〜10月9日(月・祝) 24:00チケット料金:FC 3,000円 / 一般 3,500円<番組情報>『ハロドリ。』テレビ東京:毎週月曜25:00〜25:30 放送BSテレ東:毎週日曜25:05〜25:35 放送ラジオ日本『Hello! SATOYAMA&SATOUMI Club〜Next〜』毎週日曜24:30〜25:00e-radio(FM滋賀)『キャッチ!』第4水曜14:00〜19:00TBS Podcast『ハロプロ研修生ユニット’23ただいま研修中!』<イベント情報>『SHIGA IDOL COLLECTION』11月25日(土) 滋賀・シライシアター野洲出演:つばきファクトリー / ハロプロ研修生ユニット’23関連リンクハロプロ研修生 オフィシャルサイト:オフィシャルX(旧Twitter):
2023年09月19日少年少女たちの瑞々しい感情と友情を描いた、著者初の青春ミステリーアップルシード・エージェンシー契約作家の矢樹純さんの新刊『幸せの国殺人事件』(ポプラ社)が9月13日に発売されました。あらすじ中学一年の薗村海斗は、最近は学校に来なくなってしまっている同級生・桶屋太市、同じく同級生の女子・烏丸未夢と、オンラインゲームを通して交流を深めていた。ある日三人は、廃園になった遊園地≪ハピネスランド≫で撮影されたと思われるある動画を見てしまう。《動画見た?》《このことで話したい》《明日学校終わったらうち来て》その動画が一体何なのかを突き止めるため、三人はハピネスランドに侵入することに……。思わぬ方向へ展開していく事件を追いながら、海斗たちは少しずつ真実に近づいていく―。気鋭のミステリー作家が、少年少女たちの友情と成長を描く、傑作青春ミステリの誕生です。『幸せの国殺人事件』に登場する少年達も、それぞれ悩みや葛藤を抱え、時には衝突しながら、事件を追う中で成長していきます。その辺りも読みどころではありますが、もちろん自分はミステリー作家ですので、これまでの作品同様、盛りだくさんのサスペンスと謎を詰め込んだハラハラ&ワクワクするお話に仕上げました。若い読者の方にも、大人の読者の方にも、3人の少年少女の一夏の冒険を夢中になって楽しんでいただければと思います。(矢樹純noteより)青春小説としてもミステリとしても楽しめる作品です。矢樹さんの小説を読んだことがある人も読んだことのない人も、本作をきっかけに矢樹作品の世界に触れていただけたら幸いです。著者略歴矢樹純(やぎ・じゅん)小説家、漫画原作者。1976(昭和51)年、青森県生まれ。実妹とコンビを組み、加藤山羊の合同ペンネームで、2002(平成14)年、「ビッグコミックスピリッツ増刊号」にてデビューする。『あいの結婚相談所』『バカレイドッグス』などの原作を担う。2012年、「このミステリーがすごい!」大賞に応募した『Sのための覚え書きかごめ荘連続殺人事件』で小説家としてデビュー。2019年に上梓した短編集『夫の骨』が注目を集め、2020(令和2)年に表題作で日本推理作家協会賞短編部門を受賞する。他の小説作品に『がらくた少女と人喰い煙突』『妻は忘れない』『マザー・マーダー』『残星を抱く』『不知火判事の比類なき被告人質問』がある。公式サイト: メルマガ「やぎのおたより」: 公式ブログ「やぎのくらし」: 公式note: 公式X(Twitter): 幸せの国殺人事件 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月18日出産そして子育てに奮闘する小梅と、その夫で性格にやや難がある!?やっくんの物語です。これまでの育児の不満をやっくんにぶつけ、衝動的に家を出た小梅。親友・未来の家を訪ねて家出した経緯を話します。やっくんの言動に親友である未来も呆れつつ、でも子どもがいると離婚って簡単にできないよね……と小梅の気持ちに寄り添います。そこへ、飲み会で遅くなると言っていた未来の夫が早めに帰宅。子どもとお風呂に入りたいから飲み会を早めに切り上げてきたと話す未来の夫を見て、小梅はなんとも言えない気持ちになりました。親友・未来の夫と自分の夫、我が子への向き合い方が違うなと実感した小梅。やっくんとなら幸せな家庭を築けると思ったけれど間違いだったかな……と思い、涙があふれてきます。突発的に家を出ましたが、自宅に帰ると麦ちゃんはスヤスヤ眠っており、どうやらミルクや寝かしつけなどやっくん一人でできたようです。ゆっくりとパパとして変わってくれればいいかなと思った小梅。久しぶりに行った美容室で、ある疑惑が生まれます……。 美容師さんとの会話で○○疑惑が浮上 麦ちゃんが9カ月になり、そろそろ美容院に行きたいと思った小梅。美容院に行くから麦ちゃんの面倒を見ていてほしいとやっくんにお願いしました。無理無理!と言いますが、3時間くらい我が子の面倒を見れないでどうする!と説得し、美容院へ出かけました。 小梅が通っている美容院は、やっくんが働いている場所。担当美容師さんによると、小梅が出産してから「靖を早く家に帰そう」キャンペーンをやっているとのこと。毎日早く帰って来てるでしょ!?と言われますが、週1回は職場の人と食事してくるというメールが届きます。嘘をついてる?やましいことがある?と不倫疑惑が急上昇。帰宅したら聞いてみようと思う小梅でした。 子どもが小さい頃は、美容院に行くのもひと苦労ですよね。パパや他の人に見てもらうにしても、お世話グッズを用意したり、伝言メモを残したり……。といっても、ママの息抜き時間は必要。周囲の人の協力やいろんなサービスを利用しつつ、リラックスできる時間を作っていきたいですね。 紙屋束実さんの連載は、以下のブログからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。著者:マンガ家・イラストレーター 紙屋束実
2023年09月10日高橋文哉×志尊淳W主演ドラマ「フェルマーの料理」に、細田善彦、宇梶剛士、高橋光臣が出演することが分かった。数学者を志すも、その道を挫折した天才数学少年・北田岳(高橋さん)は、謎多きカリスマシェフ・朝倉海(志尊さん)と出会い、料理の世界に導かれていく。本作は、海が経営する二つ星を獲得した新進気鋭の超一流レストラン「K」で、シェフ・赤松蘭菜(小芝風花)や世界中から集まる実力あるシェフたちと切磋琢磨し、誰も到達していない料理の真理の扉を開くべく、料理×数学で前人未到の世界に挑む青春ストーリー。細田善彦が演じるのは、「K」の副料理長・布袋勝也。料理長になれる技量・才能を持っているが、海の才能に惚れ込み、副料理長として働いている、店の立ち上げ当初からのメンバー。スタッフの誰からも愛されている存在だが、“永遠のナンバー2”としての苦悩も…。「布袋は竹を割ったような性格で、新人の岳を厳しくもあたたかく見守り、カリスマ的存在の海にも意見を言えるキャラクターです」と役どころを説明し、「そんな布袋を力強く演じたいと思います」と意気込む。宇梶剛士が演じるのは、自転車販売店を営みながら、息子を男手ひとつで育て上げてきた岳の父親・北田勲。熱くて真っ直ぐな父親を演じる宇梶さんは、「今まで父親の役はたくさん演じてきましたが、子どものことを最優先に考えて愛情を表現するような役は初めてな気がします。息子の岳役の高橋さんとの共演は初めてですが、感性が鋭く繊細なイメージがあります。自分と似ている部分があると感じるので、親子役を演じるのが楽しみです」とコメント。高橋光臣が演じるのは、ドラマのオリジナルキャラクターで、上半身裸の謎の男・淡島優作。服についたソースを洗い落とす手間を省くため、ディナーのたびに上半身裸になる淡島は、いたって合理的で謎な男。度々、海と渋谷(仲村トオル)と密会している。オリジナルキャラクターということで、「今のところどうなるのかまったく想像もつきません」と話す高橋さんは、「ただただ誠実に役と向き合い、料理を題材にしたこの作品のスパイスになれたらいいなと思っております」と話している。「フェルマーの料理」は10月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年09月08日まだ暑い日が続いていますが、そろそろ秋服が気になりますよね……♡ 【ユニクロ】で秋を先取りできるセーターがバズってると噂です。今から秋先取りできちゃうなんて、最高すぎますよね。ぜひゲットして、先取りおしゃれを楽しんでみてください♪ざっくり感がかわいすぎ♡出典:Instagramユニクロの「3Dメッシュクルーネックセーター」は、特殊な立体編みで縫い目がない着心地抜群のアイテムです♡ ざっくりとした編み目がかわいいだけでなく、涼しいので今の季節から着られます。ゆるっとしたシルエットのサロペットとも相性抜群◎ 大人のリラックス感のあるコーディネートがおしゃれにきまります。大人っぽいワントーンコーデにも出典:Instagramグレーのワントーンコーデも素敵すぎます♡ メッシュセーターはインナーとの透け感を楽しめるのもいいですよね。ワントーンコーデに合わせて、インナーをあまり目立たせないのも大人っぽさがあります。ちらりと見える肌見せが、大人にはちょうどいい◎抜け感が大人っぽい!出典:Instagram深めのブラウンカラーは、より秋を感じられる1枚です。ブラックのロングスカートと合わせた、抜け感のある大人のスタイルが素敵です♡ 小物をゴールドでまとめることで、より秋らしさを感じる深みのあるスタイルになっていますね。マニッシュスタイルも華奢見え♡出典:Instagramマニッシュな雰囲気のあるスラックス合わせも素敵です♡ ウエストインすることで、スタイルアップして見えます。ゆったりとしたメッシュニットを着ることで、華奢見えするのもうれしいポイントです♪ 二の腕もカバーしてくれるので、腕を出したくない方にもおすすめ。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※こちらの記事では@yoahiru.w様のInstagram投稿をご紹介しております。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。writer:あさ
2023年09月07日『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』のケネス・ブラナーによる“名探偵ポアロ”シリーズ最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』より特別映像が解禁された。アガサ・クリスティが手掛けた“名探偵ポアロ”シリーズの中でも人気の高い「ハロウィーン・パーティ」を映画化した本作では、数々の難事件を解決してきた名探偵が、亡霊の仕業としか説明のできない“人間には不可能”な殺人事件に挑む。この度解禁されたのは、ケネス・ブラナーが本作で描かれる謎について語る特別映像。映像の中でポアロが「今夜は皆、恐れている」と語るように、今回の謎は世界一の名探偵さえも恐怖と混沌へ陥れるものだ。事件の舞台はミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。アカデミー賞脚本賞受賞のほか5度のノミネート歴を誇る“英国の至宝”ケネスによる「ミステリー・ファンの皆さん、ケネス・ブラナーです。あの名探偵が再び難事件に挑みます」との“ご挨拶”から始まる映像では、彼のナビゲートで観る者を謎だらけのミステリー世界へと誘っていく。『オリエント急行殺人事件』では“復讐”、『ナイル殺人事件』では“強欲”を扱ってきたが、「今回の殺人事件は超常現象も謎のひとつです」と本作のミステリーについて語るケネス。流浪の日々を送るポアロは、謎めいた霊能者のトリックを見破るため、子どもの亡霊が出現するという降霊会に参加することから物語が始まる。ポアロの前に立ちはだかるのは、“エブエブ”こと『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したミシェル・ヨー演じる霊能者レイノルズ。彼女の降霊会で起きる様々な超常現象、そしてその招待客が人間には不可能と思われる方法で殺害されはじめる…。ケネスが「ポアロにとって初めての経験だ」「一夜の事件がポアロの常識を変えてしまう」と語るように、犯人が本当に実在するかさえ不明な殺人事件に戸惑いながらも、“合理的な答えがある”と信じて真相に迫っていくポアロ。しかし、“超常現象”は容赦なく襲い掛かり、遂にはポアロの命すらも狙われてしまう…。ケネスが「すべてに裏がある」と断言するこの難解な殺人事件の犯人は、果たして“人間”か“亡霊”か…?映像の最後は、「あなたはこの謎を映画館で解き明かせるか?」というケネスの挑戦的でミステリアスな一言で締めくくられている。『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』を成功に導いてきたケネス・ブラナーが満を持して贈る、“予測不能”な迷宮ミステリーの衝撃と結末に期待が高まる。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は9月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊 2023年9月15日より全国にて公開Ⓒ2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年09月01日映画『福田村事件』が、2023年9月1日(金)に、テアトル新宿、ユーロスペースほかで全国公開される。主演は井浦新、田中麗奈。関東大震災5日後の“福田村事件”、実話に基づいたフィクション映画『福田村事件』は、実話に基づいたフィクション作品。時は1923年、9月1日に発生した関東大地震の混乱により、社会には不安と恐怖が錯綜していた。根拠のないデマが飛び交う中で、その矛先は社会主義者や朝鮮人に向けられていった。地震発生から5日後の9月6日、千葉県東葛飾郡福田村に住む自警団を含む100人以上の村人たちにより、利根川沿いで香川から訪れた薬売りの行商団15人の内、幼児や妊婦を含む9人が殺害される。讃岐弁で話していた行商団を、朝鮮人と疑ったことに端を発したのがこの“福田村事件”だった。自警団員8人が逮捕され実刑になったものの、恩赦で2年後に釈放。福田村事件は100年もの間、歴史の闇に葬られていた。そんな“福田村事件”を題材にしつつ、フィクションとして構成した映画『福田村事件』が、関東大震災が発生した1923年から100年を迎える2023年9月1日に公開へ。監督は、ドキュメンタリー作品を中心に手掛けてきた森達也。映画『福田村事件』が、長編劇映画デビュー作となる。また、脚本は、『花腐し』『火口のふたり』の荒井晴彦や、佐伯俊道、井上淳一が手掛ける。主演は井浦新&田中麗奈映画『福田村事件』で主演を務めるのは、井浦新と田中麗奈。その他、永山瑛太、東出昌大、コムアイ、木竜麻生らがキャストに名を連ねる。主人公・澤田智一…井浦新元教師。朝鮮で日本軍による虐殺事件を目撃する。妻・静子を連れて日本統治下の京城を離れ、故郷の福田村に帰って慣れない農業で暮らしている。主人公・澤田静子…田中麗奈「東洋拓殖」の重役の娘で、智一の妻。沼部新助…永山瑛太薬売りの行商団を率いるリーダー格の青年。四国・讃岐から関東地方へと向かう。田中倉蔵…東出昌大利根川の渡し守。島村咲江…コムアイシベリア出兵で夫を亡くし、福田村で豆腐屋を営んでいる。恩田楓…木竜麻生「千葉日日新聞」の記者。平澤計七…カトウシンスケ劇作家。日本のプロレタリア演劇の祖。井草茂次…松浦祐也藤岡敬一…杉田雷麟砂田伸次朗…ピエール瀧「千葉日日新聞」の編集長。長谷川秀吉…水道橋博士在郷軍人会の分会長。田向龍一…豊原功補大正デモグラシーを唱える福田村村長。井草貞次…柄本明映画『福田村事件』あらすじ大正デモクラシーの喧騒の裏で、マスコミは、政府の失政を隠すようにこぞって世論を煽り、市民の不安と恐怖は徐々に高まっていた。そんな中、朝鮮で日本軍による虐殺事件を目撃した澤田智一は、妻の静子を連れ、日本統治下の京城を離れて、故郷の福田村に帰ってきた。同じ頃、沼部新助率いる薬売りの行商団は、関東地方へ向かうため四国の讃岐を出発する。長閑な日々を打ち破るかのように、9月1日、空前絶後の揺れが関東地方を襲った。木々は倒れ、家は倒壊し、そして大火災が発生して多くの人々が命を失った。そんな中でいつしか流言飛語が飛び交い、瞬く間にそれは福田村を含め、関東近縁の町や村に伝わっていった。地元の新聞社は、情報の真偽を確かめるために躍起となるが 、その実体はつかめないでいた。そして9月6日、偶然と不安、恐怖が折り重なり、後に歴史に葬られることとなる大事件が起きる。【詳細】映画『福田村事件』公開日:2023年9月1日(金)監督:森達也脚本:佐伯俊道、井上淳一、荒井晴彦出演:井浦新、田中麗奈、永山瑛太、東出昌大、コムアイ、木竜麻生、松浦祐也、向里祐香、杉田雷麟、カトウシンスケ、ピエール瀧、水道橋博士、豊原功補、柄本明
2023年08月31日ミュージカル『キャメロット』の制作発表会見が29日に都内で行われ、主演を務める坂本昌行、桐山照史(ジャニーズWEST)、唯月ふうか、入野自由、今井清隆、演出の宮田慶子氏、松竹・山根成之取締役副社長が登壇した。同作はアーサー王伝説を描いたT.H.ホワイト氏の『永遠の王』を原作とし、『マイ・フェア・レディ』の名コンビであるアメリカの脚本家アラン・ジェイ・ラーナー氏と作曲家フレデリック・ロウ氏によって書かれた名作ミュージカル。日本初上演となる今回、主演のアーサー王を演じるのは今年2度目の読売演劇大賞優秀男優賞(第24回・第30回)を受賞し、確かな演技力と歌唱力で活躍する坂本昌行。円卓の騎士ランスロットには、テレビドラマやバラエティ番組をはじめ、舞台の経験も著しい桐山照史(ジャニーズWEST)、アーサー王の妻グィネヴィアには、舞台を中心に話題作への出演が続き、女優として活躍の場を広げる唯月ふうか、アーサー王の隠し子で謀反を起こすモルドレッドには、声優はもとより、ミュージカル界でも存在感を示す入野自由、そして、キャメロットに流れ着いた辺境の騎士ペリノアには、劇団四季退団後もミュージカル俳優としてその風格ある演技と歌声で魅了し続ける今井清隆と多彩な実力派キャストが揃った。今回、円卓の騎士・ランスロットを演じる桐山は「僕自身、ミュージカルっていうのがすごく久しぶりで、もうすでにいろんな苦戦をしています。頭の中に曲が流れて本当に寝れない」と苦労を語る。「桐山がやったランスロットもよかったなと思ってもらえるように演じたいなと思います。先輩の坂本くん主演の中でやらせていただけるので、大船に乗ったつもりで最後までがんばりたい」と意気込んだ。オファーがあった際に演出の宮田氏と坂本の名前を見て出演を即決したという桐山は、「僕がまだジャニーズWESTになる前に、坂本くんがラジオで『ライバルは誰ですか?』っていうワードが出た時に、僕の名前を挙げてくださったんです」とジャニーズJr.時代のエピソードを披露。続けて「僕、たまたまそのラジオを聞いてて。覚えてくださってだけでも嬉しかったのにライバルと言ってくださって。それからいつか共演させていただきたいとずっと思っていました」と坂本との共演を切望していたことを明かした。このエピソードを坂本も覚えているそうで、「当時(桐山が出演している)作品を観たときに“素晴らしい後輩だな”と思った」と回顧するが、「まぁそのときは少し膨らましてライバルって言ったんですけど……」と裏話を告白する。これには桐山も「えぇ! そうやったんですか? 今、真相がわかりました(笑)」と驚きの表情を見せ、坂本も「ごめんね」と謝罪し、笑いを誘った。しかし、改めて坂本は「後々ライバルになって欲しい。なるであろうという気持ちを込めて言いましたけど、こうして同じ作品に出演するということが、僕が望んでいたことですし、ライバルは絶対に必要」と真剣に語り、「特に後輩から同じ場所に立ってプレッシャーをかけてもらったほうが僕も成長できると思っていますし、これからもいろんな後輩にミュージカル・舞台に出てもらって共演したい」と思いを明かした。そして、桐山に「もうライバルです! 盛ってないです!」と伝えていた。
2023年08月29日■前回のあらすじ管理人が去ったあと、もう一度インターホンを鳴らすもやはり応答なし。すると再度管理人に声をかけられてしまい、逃げるようにその場を立ち去った義母でしたが…。■嘘ついてるのがバレた…?■腹を括る妻もし嘘をついていることが義母にバレていたらどうしよう…と不安になりつつも、何を言っても話が通じない義母に対してこれ以上どうにもすることはできない…。腹を括った妻は「義母を無視し続ける」と決めましたが…!次回に続く「私の家に入らないで」(全83話)は21時更新!
2023年08月26日トランプ政権最大の疑惑を暴いた“リアリティ・ウィナー事件”を描いた衝撃作『リアリティ』(原題:REALITY)が11月18日(土)より全国公開されることが分かった。2017年アメリカ。リアリティ・ウィナーが買い物から帰宅すると、見知らぬ2人の男性に声をかけられる。笑顔を向け自らFBI捜査官だと名乗る彼らは、ある事件に関する捜査を行っていると告げる。「引っ越してどのくらい?」「ペットはいる?」…気さくで穏やかな口調のまま何気ない質問を繰り返す彼らだったが、会話は徐々に不穏な空気を帯びはじめ、ある衝撃の真相へと切り込んでいく…。本作は、ニューヨークの現代演劇シーンで数々の賞を受賞し“超新星”と評される新進気鋭の劇作家ティナ・サッターの映画監督デビュー作。本年度ベルリン国際映画祭のパノラマ部門に正式出品され、アメリカ国家機密リーク事件で世界中を騒然とさせた女性のFBI尋問音声記録をほぼリアルタイムで完全再現してみせるという衝撃の試みで絶賛を集めた心理スリラーだ。何気ない会話や息遣い、咳払いひとつに至るまで<一言一句>再現しており、この度解禁された特報でもその緊迫のやり取りが切り取られている。全米に激震が走ったリーク発覚当時の実際のニュース音声が差し込まれ、いかにこの事件が国家的な一大事であったのかがうかがえる。リアリティがFBI捜査官から落ち着いた声でゆっくりと、しかし威圧感を覚えずにはいられない異様な雰囲気のなか尋問を受け窮地に立たされていく様子からは一触即発の緊張感が漂う。本編ではどんな手に汗握るFBI捜査官とリアリティの心理的な攻防戦が繰り広げられるのか…。平凡な25歳の若者だったはずの彼女を、“政府の敵”へと変貌させたものとはなんだったのか?その真相が、異常なまでの緊張感とかつて見たことのない圧巻の<リアリティ>をもって解き明かされる。監督のサッターは、事件の尋問記録について「すでにスリラーが完成されていた。リアリティ・ウィナーとは何者なのかということに完全に夢中になった」と、その強烈でドラマティックな魅力を語る。演劇で培われたシャープで無駄のない演出手腕は、映画初監督となる本作で更にパワーアップ。FBIの尋問記録を、誰も見たことのない手法で息つく暇もないスリリングな心理戦へと昇華させている。主演は、人気ドラマ「ユーフォリア/EUPHORIA」や『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で大ブレイクを果たし、いま最も注目される若手俳優シドニー・スウィーニー。本作における繊細かつパワフルな演技は、高く評価された。併せて解禁となったポスターは、リアリティの戸惑いの表情に黒塗りされたFBI機密文書が浮かび上がり、背後に佇む黒い人影がリアリティを狙っているかのような不吉な予感を漂わせ、彼女の“人生最悪の日”の一場面を暗示するようなビジュアルに仕上がっている。そして「正義感は、悪なのか」という簡潔ながら力強いキャッチコピーは、毎日浴びるように情報に触れ一瞬で善悪の価値観が揺らぐこのサイバー社会で、誰もがふとしたことから突然<悪>と認定されてしまうかもしれない、日常に潜む恐怖をじわりと感じさせる。リアリティ・ウィナーの人生は、アカデミー賞®受賞作『コーダ あいのうた』のエミリア・ジョーンズ主演で『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』の脚本家スザンナ・フォーゲルが監督を務める『Winner(原題)』で伝記映画化されることも決定している。【リアリティ・ウィナー事件とは】2017年、米国家安全保障局(NSA)の契約社員だった25歳のリアリティ・ウィナーが逮捕された。その罪状は<国家機密の漏洩>。ロシアのハッカーによる2016年アメリカ大統領選への介入疑惑に関する報告書をメディアにリークしたという衝撃的なものだった。「トランプ大統領誕生は、ロシア政府に仕組まれたものだった?」トランプ政権を揺るがすそのセンセーショナルなニュースは世界中を驚愕させ、個人の情報漏洩罪として史上最長となる懲役5年の刑を言い渡されたリアリティは、一躍<第2のスノーデン>として注目の的となった。『リアリティ』は11月18日(土)よりシアター・イメージフォーラム、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月25日今夏、SNSを中心にバズってるとうわさのトップスが、ユニクロの「3Dメッシュクルーネックセーター」です。今回は、インスタグラマーの@miki__uchikoshiさん、@yoahiru.wさんも愛用されている人気アイテムを紹介します!今から秋まで活躍しそうな一着を、ぜひ手に入れてくださいね。長袖でも涼しく着られるメッシュ素材のアイテム出典:Instagram@miki__uchikoshiさんは、ブラウンの「メッシュクルーネックセーター」を着用されています。長袖のアイテムですが、メッシュ素材なので半袖トップスよりも涼しく着られるそうですよ。ボトムスはシックな黒をセレクトし、早くも秋のムードを意識したコーデに仕上げられていますね。かっちりとしたレザー素材の小物とも合うセーター出典:Instagram着こなしのアクセントになるシューズとバッグは、高級感が漂うレザー調素材のアイテムでまとめられています。一見重たく見えそうな組み合わせですが、トップスが軽やかなメッシュセーターなので、ほどよい抜け感が出せていますね。ヘアスタイルは、重心が上がって見えるアップスタイルが相性抜群です。ベージュのセーターで今っぽい淡色コーデに出典:Instagram@yoahiru.wさんは、ベージュのメッシュセーターを取り入れた、シーズン先取りのおしゃれなスタイルにトライされていますよ。ニュアンスがあるオフホワイトのスカートを合わせると、今シーズンらしい淡色コーデが完成しますね。クラシカルなロングネックレスも、着こなしの旬度アップに貢献しています。インナーとしても役立つ一着出典:Instagram投稿によると、セーターは素材や編み地、シルエットもとてもかわいいアイテムだとか。サロペットのインナーとしてコーデすれば、二の腕をカバーしつつもこなれた雰囲気をアピールできますね。気になったら、早めに店舗やオンラインショップをチェックしてみてはいかがでしょうか。※こちらの記事ではmiki uchikoshi(@miki__uchikoshi)様、陽(@yoahiru.w)様のInstagram投稿をご紹介しております。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店にご確認くださいませ。
2023年08月22日赤楚衛二主演ドラマ「こっち向いてよ向井くん」第7話(8月23日放送)では、向井くんの父・隆役として光石研が出演することが分かった。赤楚さん演じる恋愛迷子“向井くん”の恋の仕方の間違い探しの日々を描く本作。光石さん演じる隆は、単身赴任中で、夏休みを利用して帰省。そこで向井くんのためを思ってやったことが、向井家に波乱を巻き起こしてしまう。「初めましての方々が多いので、撮影が楽しみです」とワクワクしている光石さんは、「このお父さんは、良かれと思ってやっている事が裏目に出る、昭和のお父さん。僕はとってもシンパシーを感じます。どれだけ家族の皆さんにドン引きされるか…。見守ってやって下さい!」とコメントしている。また第7話では、再会をきっかけにすっかり元サヤに収まった気でいた向井くんだったが、美和子(生田絵梨花)に元カレ呼ばわりされ、「もう会わない!」とヤケになる。一方で、洸稀(波瑠)と環田(市原隼人)の恋にも進展があるようだ。「こっち向いてよ向井くん」は毎週水曜日22時~日本テレビにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年08月16日赤楚衛二が主人公の向井くんを演じる「こっち向いてよ向井くん」の5話が8月9日に放送。10年ぶりに再会した向井くんと元カノ・美和子の連続キスに「ドキドキ止まらん」や「今日の向井くん糖分多め」などの声が上がっている。恋愛から10年離れていた向井くんが主人公の本作は、男女の感覚や価値観のズレを描いた物語。久しぶりの恋愛に失敗しながらも少しずつ成長していく向井くんの姿に、話題が集まっている。10年間恋愛から離れていた向井くんを赤楚衛二、向井くんの元カノ・美和子を生田絵梨花、恋の相談相手・洸稀を波瑠、洸稀の恋愛相手・環田を市川隼人、向井くんの妹・麻美を藤原さくら、麻美の夫・元気を岡山天音が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。結婚を見据えて付き合っていたチカ(藤間爽子)と別れた向井くん(赤楚衛二)は、久しぶりに参加した学生時代のサークル仲間との飲み会で、忘れられない元カノ・美和子(生田絵梨花)と10年ぶりの再会を果たす。しかし何かあるかも…と淡い期待をする向井くんに対し、美和子は他人行儀な態度。一方、麻美(藤原さくら)と元気(岡山天音)には、まさかの三角関係が勃発してますます修復不能に――というのが5話の展開。向井くんのイヤホンを間違って美和子が持ち帰ったことで、二人は急接近。バンドの話で盛り上がり、美和子の家でBlu-rayを視聴することになる。そして盛り上がった二人はそのままベッドイン。その後も向井くんは何度も美和子の家を訪れ、甘いキスを披露する。そんな向井くんと美和子のイチャイチャぶりにSNSでは「成長したとは言え今日の向井くん糖分多めで恋愛偏差値レベチだった」「想像の10倍ちゃんとしたキスシーンだしめっちゃイチャイチャするしでドキドキ止まらんかった」など興奮の声が上がっている。一方で来週の予告編を見た視聴者からは、「こんなに今週ちゅーしてるのにもう来週切ない雰囲気」「向井くんと美和子に次回早くも暗雲…?」など心配の声が。10年ぶりに再会したふたりの恋の行方から、来週も目が離せない。【第6話あらすじ】10年ぶりに再会した元カノ・美和子とうまくいき始め、張り切っていた向井くん。しかし美和子にはつい最近まで彼氏がおり5年も交際していたことがわかる。それを知った向井くんは、もしかして自分は淋しさを紛らわす要員なのではないかと不安に。さらにこれまで恋愛相談に乗ってくれていた洸稀も会ってくれない。一方、夫婦関係に悩む麻美は、元気の店を手伝う芽衣に宣戦布告され怒り心頭で――。「こっち向いてよ向井くん」は毎週水曜22時~日テレ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年08月10日8月4日(金)、紀伊國屋ホールにて『熱海殺人事件 バトルロイヤル50’s』が開幕した。三浦洋一、風間杜夫らの名演が記憶される、つかこうへいの代表作『熱海殺人事件』の、誕生50周年を記念する特別公演だ。その初日前日、ゲネプロが公開され、木村伝兵衛部長刑事役の荒井敦史、ヒロイン水野朋子役を演じる元乃木坂46の新内眞衣はじめ、オーディションで役を勝ち取ったフレッシュなメンバーを含む俳優たちが登場、舞台挨拶をした。冒頭では、総合演出を手がけた河毛俊作が挨拶。生前のつかと親しくし、いくつもの作品で一緒に仕事をしたが、舞台での『熱海殺人事件』演出は今回が初めてだという。「やっぱりあの人はすごい芝居を書いたんだなと改めて思いました。台詞の行間に埋まっているものの、時代を感じさせない深さ、広がりを掘り起こす作業をずっとやってきた。多くの人に、特に若い方に、この作品に触れていただきたい」と思いを明かした。50年の間にさまざまなヴァージョン、異版が登場し、プロアマを問わず、日本の演劇史上最も愛されてきたといわれる『熱海』。演劇の聖地、紀伊國屋ホールにおいても、59年の歴史の中で最も上演回数の多い作品だそう。その幕開きは、チャイコフスキーの「白鳥の湖」の音楽が鳴り響くお馴染みの景色。荒井演じる木村伝兵衛が、黒電話片手にエキセントリックにがなりたてると、客席は瞬く間に『熱海』の世界へと巻き込まれていく。舞台挨拶で荒井は、「『熱海殺人事件』と名のつく作品は今回で4度目。毎回進化できるよう精一杯、必死でやっています」と意気込むが、平凡な殺人事件を、容疑者・大山金太郎を取り調べる中で華麗に改ざんしていくその姿は実に力強く、濃厚な演技で舞台を牽引。ダブルキャストの池田純矢は、「この作品独特の熱量を届け、何か心に響くものを持って帰っていただきたい」。そのフレッシュな演技が期待される。この日、木村伝兵衛の愛人である婦人警官水野朋子を演じたのは3年連続で同役を務める新内。そのコケティッシュかつ清潔感あふれるヒロイン像が強い印象を残すが、「二度目の挑戦ですが、一緒に演じさせていただく役者の方々で変わる舞台。セリフは一緒でも、感情が揺さぶられるところが違ったりして、何度演じても楽しいと思う作品です」とコメント。トリプルキャストの佐々木ありさ、小日向ゆかの活躍も興味津々だ。小日向は体調不良でこの日は欠席となったが、佐々木は「初めての挑戦になります。仲間を信じて、この大好きな紀伊國屋ホールで頑張っていきたい」と抱負を述べた。舞台は、このふたりに熊田留吉刑事、犯人の大山金太郎が加わった4人の登場人物の、まさにバトルのようなセリフの応酬で、約2時間、ノンストップで疾走する。熊田留吉役の高橋龍輝は「紀伊國屋ホールに熊田として戻ってくることができ、心から嬉しく思います」、ダブルキャストの三浦海里も「自分ができる精一杯を、舞台上でアクセル全開で一生懸命走りたい」と意欲を見せる。また『熱海』は4度目ながら大山役に初役で挑む多和田任益は、「大山金太郎としての『熱海』が始まるんだ、と身の引き締まる思い」と感慨深げ、ダブルキャストの北野秀気の活躍にも期待が寄せられる。長く上演を重ねながら、ずっと観客に新鮮な衝撃を与え続けてきた『熱海』。今回の上演でも、巷をざわつかせている中古車販売会社の不正事件や「鬼滅の刃」の話題が挿入されるなど、私たちの「いま」を映し出す仕掛けも忘れない。が、この作品が50年の時を経てもいっこうに古びる気配がないのは、この戯曲の底知れぬ力ゆえ、また、俳優たちがその都度この戯曲に真摯に向き合うからこそと実感させられる。公演は8月20日(日)まで。50周年記念イベントとして、スペシャルゲストを迎えてのトークショーなども行われる。取材・文:加藤智子<公演情報>『熱海殺人事件 バトルロイヤル50’s』2023年8月4日(金)~8月20日(日)会場:東京・紀伊國屋ホールチケット情報公式サイト
2023年08月09日赤楚衛二が恋愛迷子の主人公を演じる「こっち向いてよ向井くん」の4話が8月2日に放送。赤楚衛二が恋人と本音をぶつけあう姿に「成長してる」や「たくましくなった」の声が上がっている。10年間恋から遠ざかっていた恋愛迷子の向井くんが主人公の本作は、男女の想いや認識のズレに鋭く切り込んでいく物語。結婚に向かって進み始めた主人公の向井くんを赤楚衛二、向井くんの恋の相談相手で同僚と恋愛中の洸稀を波瑠、洸稀の恋愛相手の環田を市原隼人、向井くんの妹・麻美を藤原さくら、麻美の夫・元気を岡山天音が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。10年の恋愛ブランクを持つ向井くん(赤楚衛二)は、3年ぶりに会ったチカ(藤間爽子)と結婚を見据えたお付き合いを始める。しかし、「向井さんとは年相応な大人のお付き合いができそうですね」とチカに言われ、どうしていいか分からなくなってしまう。そこでモヤモヤした向井くんは、恋の相談相手・洸稀(波瑠)に相談するが、洸稀は洸稀で環田(市原隼人)との“大人の恋愛”を楽しんでいるようで――というのが4話の展開。どこにも繋がらない恋愛をしている洸稀に、環田が不誠実だと言う向井くん。それに対し洸稀は、「遊ばれてないよ?一緒に遊んでんの」「大人の恋愛が何かなんて他人が定義することじゃないけど、強いて言えばちゃんと自分の足で生きてきた人たちが誰かに依存したりされたりそういうことじゃなくて、自分の責任で相手と向き合うことじゃない?」「自分がわからない事や自分の中にはない価値観を悪だと決めつけることこそ不毛だよ」と返す。自分の意見をはっきり言って中身を見せてくれる洸稀に感化された向井くんは、その後自分なりにどんな恋愛をしたいのかチカと本音をぶつけあう。そんな向井くんの姿に、SNSでは「向井くん色々と成長してない?」「少しずつ自分なりの恋愛の答えを見つけ成長してるようでたくましく感じた!」「今回はお互い本音をさらけ出して納得のお別れだったので向井くんの成長が見えた…気がする」など、向井くんの成長を喜ぶ声が上がっている。また、結婚の価値観に囚われている夫・元気との関係が複雑化する麻美については「まみんの気持ちもわかるな。確かに結婚はお互いの形が変わってしまうよね…」「結婚っていうシステムに絡め取られていくものを問う、妹エピソードもめちゃくちゃよい」「チカさんとまみんの話でぼろ泣きしてしまったよ」と共感の声が。ラストには向井くんの忘れられない元カノ・美和子の登場もあり、向井家の兄妹の恋愛の行方からますます目が離せない。【第5話あらすじ】結婚を見据えたお付き合いをしていたチカと別れた向井くんは、久しぶりに参加した学生時代のサークル仲間との飲み会で、忘れられない元カノ・美和子(生田絵梨花)と10年ぶりに再会する。もしかして何かあるかも…と淡い期待をするが、美和子は他人行儀な態度。さらに「過去は過去でしかない」と洸稀にも言われてしまう。しかしひょんなことから、向井くんは美和子とまた会うことになる。一方、麻美と元気の仲は、まさかの三角関係勃発で修復不能になっていき――。「こっち向いてよ向井くん」は毎週水曜22時~日テレ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年08月03日韓国検察庁の地下室に保管されていた門外不出の映像を基にしたフェイクドキュメンタリー『トンソン荘事件の記録』が10月27日(金)より公開決定。特報映像と場面カットが解禁された。1992年、釜山の旅館「トンソン荘」で殺人事件が起きた。旅館のアルバイトの男が恋人を連れ込み、隠しカメラで部屋の様子を撮影。男はその部屋で恋人を殺害してしまう。逮捕された男は、心神耗弱による無罪を主張したが、判決は無期懲役。そして、仮釈放の1年前に自ら命を絶った。その殺害の一部始終が収められたビデオは、その残虐性から当局によって封印。しかし、検事の間で話題になったのは、殺害の様子ではなく部屋の鏡に映っていたものだった。それは、男でも恋人でもなく、そこにいるはずのない何かの姿。取材班は、その真相を突き止めるべく調査を開始。その様子を記録映画として撮影するが…。2019年、寺に放置された車から見つかった映像素材。それは、1992年に「トンソン荘」起きた殺人事件を追った記録だった。映像は検察が押収したが、制作会社が訴訟を起こし取り戻す。この映画は、その映像を編集し完成させたものであるーー。近年のアジア・ホラー映画の躍進は、「台湾史上最も恐い映画」といわれた『呪詛』や、韓国・タイ合作『女神の継承』など、フェイクドキュメンタリーが原動力となっている。本作もまた、殺人事件の一部始終が収められたビデオに映った“あるもの”を追って、取材班が調査をする過程がフェイクドキュメンタリーで描かれる。そのリアルな恐怖と予測不能な展開が話題を呼び、韓国での劇場公開時には、ハリウッド作品が並ぶ中で初登場5位にランクイン。スマッシュヒットを記録した。この度解禁するのは、「韓国検察庁によって封印された門外不出の禁断映像、ついに解禁」という強烈なメッセージから始まる特報映像。30年前に旅館トンソン荘で起きた殺人事件の犯人が残したビデオにはいるはずのない何かが…。併せて解禁された場面カットも、壁に血痕が残る殺人現場のようなシーンを捉えたものや、何かを咥える返り血を浴びたような血だらけの女性、監視カメラに写り込んだこちらを見つめる女性、1人だけ目にモザイクがかかっていない不気味なクラス写真など、いずれも震撼するカットとなっている。『トンソン荘事件の記録』が10月27日(金)よりシネマート新宿・心斎橋ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月02日1973年に文学座に書き下ろされ、翌74年に岸田國士戯曲賞を受賞、86年には映画化もされ、つかこうへいの代表作と言える『熱海殺人事件』が、初演から50周年を迎える。そんなメモリアルイヤーの今年、『熱海殺人事件 バトルロイヤル50’s』と銘打った舞台が8月4日(金) から東京・紀伊國屋ホールで上演される。開幕を控えた7月20日(木)、都内で行われている稽古が報道陣に公開された。作品冒頭のおよそ15分のシーンを熱演したほか、出演者らが公演に懸ける思いを話した。荒井敦史部長刑事の木村伝兵衛を演じる荒井敦史は「50周年という節目に紀伊國屋ホールでやらせていただくということで気合が入っています。僕自身、これで4度目の『熱海殺人事件』。今まで周りに助けてもらった分を、僕が引っ張っていけたらと思います」と話す。左から)佐々木ありさ、池田純矢同じく伝兵衛を演じる池田純矢は、今回が初めての『熱海殺人事件』だ。「舞台を志す者であれば、誰もが通る道でもあるし、憧れる道。重みは確かに感じるけれど、それをプレッシャーとせずに、今まで作ってこられなかった木村伝兵衛像を見つけられたら」と語っていた。新内眞衣(中央)3年連続でヒロインの婦人警官・水野朋子を演じる新内眞衣は「歴史ある『熱海殺人事件』に3回も出演するのは光栄なこと。今回はメンバーもチェンジして、今まさに稽古に励んでいるので、ぜひ楽しみにしていただきたいです」とアピール。同じく水野役の佐々木ありさは「私にとっては念願の『熱海殺人事件』。大好きな紀伊國屋ホールで、岡村(俊一)さんの演出でできることをとても嬉しく思います」と話す。また、オーディションで水野役に選出された小日向ゆかは「プレッシャーを感じていますが、稽古を通して自信をつけて、お客様に何かを届けられたら」と意気込む。小日向ゆか高橋龍輝刑事・熊田留吉を演じる高橋龍輝は「2度目の熊田。前回を自分自身で超えられるように、素敵な力強い熊田をみなさんに届けられるように、頑張っていきたい」と話、同じく熊田役の三浦海里は「2年前『新・熱海殺人事件』で大山役を演じて苦労したので、もう2度と呼ばれないだろうと思っていた」と明かしつつ「記念すべきタイミングで熊田として再び参加できることを嬉しく思います」と感慨深げ。三浦海里多和田任益過去に熊田と木村を演じた経験がある多和田任益は、今回、犯人大山金太郎を演じることで、本作の男役を全役制覇することになる。多和田は「役者としてやりがいを感じていますし、ありがたく思っているんですが、(自分は)今までの大山を演じてこられた方のイメージと違って......。劇場で観ていただいたときに『多和田もちゃんと大山だな』と思っていただけるように、残りの稽古も全力で挑みたいです」と全役制覇に向け武者震い。オーディションで大山役に選ばれた北野秀気は「大学の図書館で初めて『熱海殺人事件』の台本を読んで、そこから絶対に出たいと思っていて。それを紀伊國屋でやれるのは本当に幸せで最高です」と改めて喜びの表情。北野秀気取材会で「他のキャストには負けない魅力」を尋ねると「坊主にした気合い」(高橋)、「喉の弱さと若さ」(三浦)、「まっすぐなところ」(佐々木)、「田舎っぽさ」(北野)、「汗の量」(荒井)といった個性的な答えが寄せられた。最後に、カンパニーを代表して荒井は「このタイミングで、この作品を、このメンバーでやらせてもらえることは本当にありがたい。これだけ50年の長きにわたって愛される作品は他にはないので、僕らの世代で終わらせるのではなく、次の世代にもつないでいきたいと思います。紀伊國屋でぶっ倒れる気持ちでやりますので、よろしくお願いします!」と締め括った。公演は8月20日(日) まで。今回はスペシャルゲストも迎えたトークショー(8月15日)、「誰がどの役で出るかお楽しみ」というシャッフル公演(8月16日)、演出家が開演前に『熱海殺人事件』を解説するセミナー(8月8、9、13、18日)も予定されている。詳細は公式ホームページ( )を確認しよう。取材・文=五月女菜穂撮影:天野莉絵<公演情報>50周年記念特別公演『熱海殺人事件 バトルロイヤル50’s』作:つかこうへい総合演出:河毛俊作演出:岡村俊一出演:荒井敦史 / 池田純矢新内眞衣(スタンダード公演)佐々木ありさ(エキサイト公演)小日向ゆか(フレッシャーズ公演)高橋龍輝 / 三浦海里多和田任益北野秀気(フレッシャーズ公演)2023年8月4日(金)~8月20日(日)会場:東京・紀伊國屋ホールチケット情報:
2023年08月01日致遠教育の創設者兼CEO 李 翀宇のインタビュー記事を、「人民日報海外版日本月刊」にて公開します。致遠教育 創設者兼CEO 李 翀宇■インタビュー記事について中国の経済と科学技術は飽くなき発展を遂げ、2010年、GDPは初めて日本を抜いて世界第二位となった。そしてちょうどその頃から海外留学、とりわけ日本への留学が脚光を浴びはじめた。それは一部の人たちの興味に留まらず、いよいよ多くの家庭のなかで有力な「選択肢」、あるいは「第二の人生」として認識されるようになっていった。そして2023年、全国大学入試を終えた受験生たちが期待と不安を胸に結果を待っていた6月のある日、本誌記者は致遠教育の創設者にしてCEOでもある李 翀宇氏と対談し、「留学」という言葉が持つ本当の意味を追った。致遠教育123■自ら道を切り開き、大学院までの空白を埋める「わたしは小さな町の受験生だったわ」、「この体は努力と情熱で出来ているの」、李 翀宇氏は大学受験のメッカである河北省において言語系の名門大学に優秀な成績で入学したが、往事のことをそんな小気味よい言葉遣いで振り返ってくれた。大学三年生の時、学業においてまだ余力のあった彼女は、中国にある大手の日本語指導塾でアルバイトをはじめた。生徒に対する思いやり、仕事に対する熱意、そして自身の経験から導き出した効果てきめんの勉強方法、李 翀宇氏はこれらを頼りに、夢を胸に秘めた同世代の人々の日本語レベルを一気に引き上げ、日本留学という最初の切符を手にする手伝いをしてきた。大学卒業後、日本の大手企業の中国支社に就職すると、水を得た魚のように優れた能力を発揮し、ほどなくして東京本社に異動することとなった。李 翀宇氏は両親に経済面での負担をかけたくなかった。そのため「留学」の言葉をずっと飲み込んできたのだが、初めてその足を日本の地に下ろすことができたのである。そのとき、心の奥底から響いてくる自分の声にはじめて向き合った――もっと勉強したい!李 翀宇氏にはつきもあった。会社の上司は大学院に入りたいという彼女の考えに理解を示してくれたし、先輩は自分の恩師に連絡を取って彼女への助言を求めてくれた。ただ残念だったのは、当時の日本にはまだ大学院への進学を考える中国人留学生をサポートする場所が無かったことである。そうした環境であることもわかった上で、李 翀宇氏はこの茨の道をひたすら歩み、進学への道を模索した。それからは、日本の大学入試に関する資料を机の上に広げ、休憩時間には目を皿にしてホームページをチェックし、日々試験情報を収集した。李 翀宇氏が東京大学の筆記試験に合格した留学生二人のうちの一人になったのはそうした不断の努力があったからで、不思議でも何でもない。しかし、面接でのたったひとことの言い間違いにより、結果は不合格となってしまった。そしていくつか受け取った名門国立大学の合格通知のなかから、最終的に彼女は最も悠久の歴史を有する一橋大学の商学部に進学することを選んだ。初めて日本にやって来た外国人が発奮し、一挙にして名門大学に入学する、それは言うまでもなく並大抵のことではない。ましてや、当時は留学生が入試を受けるための情報など無きに等しかったのである。大学院への進学にあたって李 翀宇氏が身をもって経験した困惑、彷徨、挫折、流した一粒一粒の汗、そして不安で眠れない夜、そのすべてに価値がある、李 翀宇氏はその点に気づいていた。だからこそ、日本の大学に進学するためのネット上の情報コミュニティに積極的に参加し、自らの経験と知識を熱心に広め、東大で辛酸をなめた面接の経験をも惜しみなく伝えた。顔も知らない後輩たち、彼ら彼女らからの信頼と感謝こそ、李 翀宇氏の報酬にほかならなかった。そしてこうした無償の活動がある人々の目に留まるとは、当の李 翀宇氏にとっても思いも寄らぬことであった。当時、日本で影響力のあった華僑の進学指導グループが、李 翀宇氏に白羽の矢を立てたのである。彼らは李 翀宇氏に、日本にやって来た中国人留学生が日本の大学院に進学するまでの空白の時間を指導し、そうした留学生たちのために大学院進学への指導体制を整えるという重大な任務を打診してきた。こうして李 翀宇氏は商学に関する研鑽を積み上げつつ、大学院へ進む予科において指導に当たるようになった。その内容は各種の研究計画のひな形作成や各学科の教材編集から、模擬面接の実施まで多岐にわたるもので、李 翀宇氏は日本の大学院進学を目指す中国人留学生のための指導体制の構築に心血を注いだ。2016年、商学研究科の修士号を取得した李 翀宇氏は、同時にすでに三年もの教学指導経験を積んでいた。こうして学び得た教学の理論や方法をどうするべきか、前途は水の低きにつくがごとく開かれていった。■前途を照らし、希望を育て続ける同じく2016年、致遠教育がその産声を上げた。大学院への進学指導を出発点に置いたことで、致遠教育は創設当初から高水準かつ高評価を得ることに成功する。多くの業種において一定程度には不良品や返品が発生するものだが、それらはあくまで単なる数字でしかない。しかし、こと教育業界においては話が違う。教学の場において「返品」や「キャンセル」は許されないのである。教育分野で事業を興すのは、目先の利益を求めるからではない。その時々の結果を求めて最善を尽くすのは当然ながら、学生たちの前途、さらに言えば一生涯の成長を見守る覚悟が必要となる。致遠教育は創業二年にして、早くも進学率90%という数字をたたき出した。しかし、李 翀宇氏はその数字に甘んじることなく、組織内の構成をさらに見直した。李 翀宇氏が注目したのは、日本にやって来る中国人留学生たちが何を求めて来ているのかである。彼らは経済的利益を求めている部分もあるが、いかにして自身の理想を実現するか、いかにしてより多くの知識と教養を身につけるか、そうした点に重きを置いている。そこで致遠教育は、大学側の学生募集条件と学生側の進学の目的に合わせて、普通本科試験、大学院試験、芸術類試験という三つのコースを用意した。また、クラス担任制を敷き、それを補佐するチューター、全体の教務計画を策定する職員を置いて、教学チームの編成を最適化した。さらには、日本各地の有名国立、私立大学の申請と入試の時期に合わせて、相応の練習問題クラス、ラストスパートクラス、推薦試験対策クラスを用意し、それぞれに異なるレベルや学力、および求められる英語と日本語の能力に鑑みて、英語と日本語の基礎クラス、レベルアップクラス、ラストスパートクラスを設置した。入試とは、その場その時限りの偶然に左右されることもある。また、たった一度の試験が時にはその人の一生を決めてしまう。そんな極限状況に、これまでいったいどれだけの親が切歯扼腕し、いったいどれだけの学生たちが回り道をすることになったのだろう。「留学」――それは大学入試でつまずいた学生たちに示される「新たなる道」であり、「新たなる好機」なのである。「食材を活かすも殺すも料理人の腕次第」、優秀な人材の育成もこれに通じるところがある。「誰でも教育を受けることが出来る」、そうしたシンプルかつ平等な教育観に立ち、一人ひとりの学生にとって適切な道筋を見つけ出してあげれば、どの学生もそれぞれ唯一無二の光を放つものである。学生の強み、特長、興味、不足をいかにして掘り起こすか、学生自身の状況に鑑みて最もふさわしい進路をいかにして見つけるか、学生たちの流す汗の一粒一粒にいかにして価値を持たせるか、学生たちに最短の時間と最高の効率でいかにして合格通知を受け取らせるか。李 翀宇氏と致遠教育はこれらを最も重要な教学理念として位置づけている。時間は何物にも代えがたい。一年半の準備期間を利用して中国の高等職業学校から東大に入った学生も、致遠教育においては一人や二人ではない。また、当初はランクが下の大学を考えていた学生や、得意不得意の科目に大きな偏りがある学生も、致遠教育のサポートを得て東大や早稲田、あるいはその他の有名な大学の主要な学部に入学を決めた。そうした例まで含めると、実に枚挙にいとまがない。李 翀宇氏は、かつて観光ビザで日本に入り、カプセルホテルに泊まりながら東大に合格した学生のことを思い出して目を輝かせた。前途を照らす人、それはすなわち希望を育む人である。致遠教育に籍を置いた学生が自分が志望する大学への入学を勝ち取った時、李 翀宇氏はかつて一橋大学の商学部に合格した自分自身の姿と重ね合わせ、彼らのために心から快哉を叫ぶ。驚くべきことに、李 翀宇氏は在籍した学生の名をいまもなおすべて覚えているという。その記憶力には驚くばかりであるが、それと同時に、学生一人ひとりのことをいかに尊び、いかに大切に思っていたかという、教育に対する彼女の執念と熱意には感動を禁じえない。■初心を受け継ぐ強力なチーム致遠教育には日本国内だけで正規非正規を合わせて400名以上の教職員が籍を置いている。すべての学科は50人を超える博士号取得者によってカバーされ、300人からなるチューターたちが学生に対してマンツーマンで指導に当たっている。彼らは学生たちの学習実績を細かくチェックしており、個々人の状況に応じて随時学習計画を見直してくれる。強力な講師陣が、高水準な研究レベルにある大学院から提出される専門的な問題にも対応してくれる。このように充実した致遠教育の体制は、大学院入学指導のフロンティアとしての抜きん出た実力を証明していよう。情熱を燃やして後に続く学生たちをサポートすること、あるいは企業や社会的な責任を担うことについて、李 翀宇氏は自身も様々な苦しみを味わってきたと率直に語ってくれた。だが、いつも明るく前向きな姿勢を失わない李 翀宇氏は、すぐにそうした心の結ぼれを解きほぐし、同業他社との交流を通じて、さらに人をもって本と為し、遠大な見通しに立脚するという教育観を固めるに至った。チームはいよいよ成長しているが、夢を持つ中国人留学生の未来に対して責任を持つという初心が揺らぐことはない。李 翀宇氏は、自分の双肩には責任がのしかかっていることを重々承知しているし、またこの初心を致遠教育の同僚一人ひとりに伝えることも忘れてはいない。致遠教育の先生たちは、李 翀宇氏と同じように試験の準備をし、進学の希望を燃やし、夢を追ってきた。だからこそ知識や技術に対しても畏敬の念を持っている。そして学生たちの未来を大切に思い、学生たちの夢を尊重している。彼らは徹底した授業準備、微に入り細を穿つ添削、さらには絶えざるアドバイスを通じて、学生たちにただの「知識」を覚えさせるだけではなく、知識を連鎖として捉え、「なぜそうであるのか」というレベルで理解を促すのである。錚々たる教学の実力は堂々たるデータに表れている。法人化して6年、致遠教育は相前後して400人に迫る学生を東大、早稲田、慶応といったトップクラスの大学に送り込み、2022年と2023年のデータによれば、1000通をも超える合格通知書を勝ち取った。目下のところ、致遠教育は東京に三校を構え、北京、蘇州、杭州、南京などにもそれぞれ分校を開設している。スタート地点、レベル、クオリティ、そのいずれをとっても高い水準にある致遠教育は、創設からほどなくして国内外の権威ある教育機関によって評価された。たとえば、北京第二外国語大学と正式に提携し、同大学国際科教員の名分を得て、日本の大学への編入プロジェクトに携わることになった。また、プロフェッショナルな人材の交流を促進するため、人材サービスの分野で最も名高いFESCOとも提携した。さらには国内のハイエンド教育サービスである中公教育とパートナーシップを結び、「プロフェッショナル人材育成」プロジェクトをともに推し進めている。学びと成長は一生のことである。致遠教育が着実に推し進めているのは、生涯を閉じるまでの学生の成長を見据えた遠大なる事業と言っていい。現在、致遠教育は長崎外国語大学、長崎大学、吉備国際大学と提携を結び、いわゆる飛び込み受験のルートを他に先駆けて構築している。このほかにも、南京大学、江南大学、西北大学といった中国国内の有名大学と確かな協力関係を築き上げ、日本最大のHR企業であるLink and MotivationやIBM、デロイト、マッキンゼーなど業界大手とも密接な交流がある。そのため、発掘から育成、そして育てた人材の送り出しまでが一つの輪となり、個々人の持つ価値を十分に活かすことが出来るのである。致遠教育の門を叩けば、得られるのは知識や技術、合格通知にとどまらない。向上心、探究心、そして死ぬまで勉学という人生観、これらこそ、素晴らしい人生の扉を開ける魔法の鍵なのである。■編集後記千里の道も一歩から。ごく一般的な家庭に生まれ、留学費用を捻出することも難しかった「小さな町の受験生」は、後輩たちを教え導きながら一橋大学商学研究科を修了して創業者になった。大学院進学へと続く道を手探りで進んだ開拓者は、教材の編集から教学体制の構築までを自らこなす専門家になった。李 翀宇氏はボトルネックを幾度も突破した自らの経験をもとに、勇躍して夢を追う後輩たちを励ましてくれている――夢があるなら迷わず進め!確かな歩みで遠きに至る致遠教育は、ありとあらゆる人生を豊かに彩ってくれるに違いない。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月27日赤楚衛二が恋愛迷子の主人公を演じる「こっち向いてよ向井くん」の3話が7月26日に放送。向井くんの突然の決断に「それでいいのか感が」や「大丈夫なのかな?」と心配の声が上がっている。人気漫画家・ねむようこの同名漫画を原作にしている本作は、10年間恋愛を休んでいた主人公が、女性たちとの認識のズレに気づくことで新たな恋に進んでいく物語。主人公の向井くんを赤楚衛二、向井くんの恋の相談相手・洸稀を波瑠、バツイチで波瑠の恋愛相手・環田を市原隼人、向井くんに結婚を申し込むチカを藤間爽子、向井くんの妹・麻美を藤原さくら、麻美の夫・元気を岡山天音が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。元気(岡山天音)のお店のアルバイト・アンちゃん(久間田淋加)にフラれたばかりの向井くん(赤楚衛二)は、3年前にワンナイトをした相手・チカ(藤間爽子)から突然連絡をもらう。普通の会話や気楽な雰囲気に癒される向井くんだが、婚活疲れしたチカにいきなり結婚の話を切り出され大混乱。しかしデートを重ねるうちに、チカとの明るい未来を妄想するようになる。一方、新居探し中の妹・麻美(藤原さくら)は元気との“結婚生活”に違和感を募らせ続けていた。結婚して苗字が変わったこと、夫婦になった途端に“主人”“妻”と隔てられてしまうこと、そして何よりバカだけど自分の気持ちに真っすぐで生き生きしていた元気が枠に縛られて“一家の大黒柱”として頑張ろうとしてしまうことが麻美は気に入らなかった――というのが3話の展開。チカとの結婚について悩みつつも、苗字が変わることや住まいが変わること、親戚が増えたりすることさえも、「冒険みたいでワクワクします!」と言ってのける彼女に好感を持った向井くんは、「この間の話、進める方向でお願いします」と結婚に向けて進むことを決意。そんな向井くんの決断にTwitterでは、「向井くんは結婚がしたかったん?」「自分の気持ちを納得させるための理由を探しているように見えてしまう」「向井君ますます恋愛の迷宮に迷い込んで行きそうで心配です」など心配の声が上がっている。また妹・麻美の意見には「まみんの思ってること、わかる」「麻美ちゃん元気くんのことメチャクチャ好きなんだ」など共感の声も。正反対の道に突き進もうとする向井家の兄妹。二人と彼らを取り巻く人々の今後が気になる展開になっている。【第4話あらすじ】見た目も年齢も立派な大人の向井くん(赤楚衛二)は3年ぶりに会ったチカ(藤間爽子)と結婚を見据えたお付き合いが始まり、ついに恋愛迷子卒業と思っていたものの「向井さんとは年相応な大人のお付き合いができそうですね」と言われ、どうしていいか分からなくなる。恋に年齢なんて関係あるの?とモヤモヤする向井くんは、いつものように洸稀(波瑠)に相談。そんな洸稀は環田(市原隼人)と“大人の恋愛”を楽しんでいた。「こっち向いてよ向井くん」は毎週水曜22時~日本テレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年07月27日皆さんは突然物がなくなる経験をしたことがありますか?今回は「家から物がなくなる事件の驚きの犯人」と読者の感想を紹介します!イラスト:エトラちゃんは見た!物がなくなる家主人公は両親と兄と妹と暮らしています。家のなかでは主人公のペンや妹のハンカチ、父の腕時計など昔から物がなぜかよくなくなっていました。主人公が泥棒を疑い始めると、妹がとある計画を立ててくれて…。シャープペンの芯を…出典:エトラちゃんは見た!主人公はドアの蝶番にシャープペンシルの芯を挟んでおき、誰か入ったか判別する方法をとります。しかしその後何日経っても、侵入者がいた形跡はありません。主人公は本当に紛失していただけかと、思いかけていました。しかし、最近大事なブレスレットがなくなったと妹が告白。その告白を聞いて、主人公は自分が疑われているのではないかと思い否定します。妹も疑ってないと言いますが、盗難が家族内で起きている可能性もあると考え2人とも困惑してしまうのでした…。読者の感想もし普段一緒に暮らしている家族の誰かが犯人だとしたら、とてもショックを受けるのではないかと思いました。家族を疑うことはつらいですが、これ以上被害が増えないためにも対策が必要だと感じます。(匿名)物を盗んでいる犯人が誰なのかとても気になりました。家族間で盗難が起きることに驚きましたが、自分なら家から早く出て行きたいと思ってしまいます。(32歳/主婦)※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。
2023年07月14日