NTTドコモと東急スポーツオアシスは、ドコモが開発しているフィットネス事業者向け顧客管理サービス「Fit-Link」の機能を利用し、スポーツクラブ「オアシス」の会員向けにカスタマイズした健康サポートサービス「OASIS LINK」を27日より提供開始する。「OASIS LINK」は、同名の専用アプリを、スマートフォンにダウンロードし、店舗に用意されている対応のIC付きリストバンドを着用することで利用可能となる健康サポートサービス。クラブ内のフィットネスマシンや、スタジオなどの設備と会員情報を連動させ、クラブ内での運動量や運動の種類を自動的に記録できる。また、毎日の歩数を「OASIS LINK」に登録することで、クラブ外の運動量についても記録可能となっている。オアシスのスタッフは、記録された会員の運動情報を常に確認でき、クラブ内外問わず会員にあった運動をアドバイスできるという。そのほか、来館回数や運動量の目標を設定する機能も搭載している。アプリの対応OSは、Android 4.0.3から4.5、iOS 7.0以降。利用料金は無料。利用可能店舗は大阪府大阪市の「オアシスもりのみやキューズモール店」のみ。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年04月23日ソフトバンクモバイル協力のもと、奈良県高市郡明日香村の明日香村地域振興公社は、4月17日に超小型モビリティレンタルサービス事業「MICHIMO」をグランドオープンした。MICHIMOは、2014年10月にプレオープンしていたサービスで、iPad miniを備え付けた超小型モビリティをレンタルし、飛鳥地方を簡単に周遊できる。超小型モビリティは、ホンダなども開発を行っているが、今回のサービスでは日産が開発した小型の電気自動車「NISSAN New Mobility Concept」を利用している。この小型電気自動車を利用した商用サービスは全国で初めて。定員2名、全長2340mm×全幅1230mm×全高1450mm、車重500kgと小型ながら、最高速度は約80km/h、航続距離は最長100kmとなる。なお、利用するには普通自動車運転免許が必要だ。利用料金はプレオープンの実績を踏まえ、1日乗り放題、8640円のみのコースから、新たに「3時間コース」と「5時間コース」を新設。3時間コースが3240円、5時間コースが5130円となり、より気軽に利用できるような価格体系とした。明日香村は、飛鳥時代に飛鳥京があった土地で、高松塚古墳など、多数の古墳や遺跡が点在している。特に「キトラ古墳壁画」が存在する場所といえばわかりやすいだろう。○超小型モビリティだけじゃない! iPadやiBeaconを利用した地域振興MICHIMOは、超小型モビリティとiPad miniを活用した観光地の利便性向上、魅力発信を主眼に置いたサービスだ。iPad miniは、超小型モビリティのカーナビ利用以外に、取り外して史跡・古墳の案内情報端末としても利用できる。観光アプリ「MICHIMOナビ」をプリインストールしており、飛鳥地方の数々の名所を詳細に案内してくれる。また、プレオープン時には提供されていなかったiBeaconにも対応。超小型モビリティで史跡にたどり着くと、自動的にスポットに到着したことをポップアップして通知するほか、訪問した観光スポットが自動で記録される機能も備える。ビーコン端末は当初、7カ所に設置され、順次拡大する予定となる。MIHIMOナビの機能はこれだけでなく、すでに明日香村の観光コンテンツとして提供されてきた「バーチャル飛鳥京」をMICHIMOナビに採用。このコンテンツは、飛鳥京の当時の都や寺院の様子を、3D再現してタブレットで閲覧できる。端末のジャイロセンサーを活用して、周囲を見渡すと向いている方向に合わせて3Dコンテンツを見渡せる仕掛けが用意されており、直感的に飛鳥京の当時の様子を見られる。○ユビ電とは?MICHIMOは、観光振興による地域活性化が主眼となっている。ソフトバンクモバイルでは、2013年7月に香川県豊島で超小型モビリティを活用した実証実験を、明日香村と同様に行っている。この実証実験をキッカケとして、明日香村の取り組みが始まったとソフトバンクモバイル ITサービス開発本部 M2Mクラウド事業開発室 室長の山口 典男氏は語る。実証実験だった豊島での取り組みとは異なり、この明日香村のMICHIMOは、2014年10月のプレオープンを経て、この4月に正式なサービスとしてスタートとなった。ソフトバンクでは、グループ企業のクリメンテックが開発した観光アプリとiBeaconを使った位置情報による案内、そして超小型モビリティとその裏で動く「ユビ電」をワンパッケージにして、他の地方自治体へ提供したいのだという。ユビ電とは何か。ユビ電は、電気をどれほど利用したか計測できるソリューションで、超小型モビリティの車体側に設置した認証機を使って自動車やバイクの個体を認識。EV充電の場合には、充電器側で車体の固有IDを認証した上で、充電を行える。これは、車に限った話ではなく、スマートフォンなどにも応用が効く話で、「電気を通信回線の利用料金と同じように、使った分だけ利用料金を支払えるようにできる」(山口氏)ようにするものだという。ニュースなどで「勝手にコンビニや飲食店で充電を行い、逮捕された」といった話が流れるが、電気という今の世の中で普遍的に存在するものを「私がお金を払っているものだから、誰かに渡せない」ではなく、「使ったら、使った分だけ払えばいい」と簡単にわかる仕組みにする。それがユビ電の存在というわけだ。ユビ電は、超小型モビリティをユビ電の充電台に接続すると車載認証キーから認証IDをユビ電クラウドに送信する。クラウド側で認証が正しいものと判断すると、通電し、充電が可能となる仕組みだ。これはほかのスキームにも応用できることが強みだろう。例えば、飲食店の会員証を持っているユーザーだけに認証キーを配布するといった活用を行えば、ある程度の囲い込み要素になりうる。もちろん、車メーカーが自社製品とユビ電をくくりつけて自社のEV車のみ充電できるような活用方法も可能性として存在するが、そうした質問に山口氏は「車メーカーとそこまでタイトに組まなくてもいいと思っている。そもそも、今回も日産の超小型モビリティと三菱のi-MiEVの双方を利用している。ビジネスドライバーとしては、様々な店舗さんが関わることが一番なので、今回のように地域の様々なステークスホルダーがいるところに提供して、『利用したい』という声があればすぐに提供できる環境が良い」としていた。○将来的には他の地方自治体でも今回の正式オープンにあたっては、新たに「グリーン電力証書」も活用。充電する電気は、すべて奈良県の太陽光発電でまかなうようにすることで「グリーン電力の地産地消」を目指す。利用者には、MICHIMOグリーン観光証明書を発行し、移動手段としてレンタルするだけでなく、地域にとって、エコな観光回遊という新たな付加価値が生まれるというわけだ。もちろん、このMICHIMOでは、超小型モビリティという存在が、一つの観光資源として大きな役割を果たす。プレオープンした10月~4月は、利用率は3割程度で推移していた。もっともこれは、織り込み済みの数字のようで、最終的に稼働率が100%近くを推移していた豊島の実証実験でも、当初の利用率は3割程度だったという。夏場に向けて、窓がない超小型モビリティ(ジッパー付きの簡易窓は存在)は「いい時期になる」とは山口氏の弁。その自然豊かな環境と、1000年以上昔の古都という土地柄から「日本人の心の故郷」と言われる明日香村に、最新のICTと超小型モビリティを組み合わせた「非常に簡単に、心地よく使えるように作り上げたサービス」(山口氏)が組み合わさることで、年間の観光客数が80万人程度で長年推移しているこの地区の起爆剤となるかどうか。「日本の他の地域や、世界でもこのテクノロジーのパッケージを提供していければ」と山口氏が話すように、今回の取り組みを起点として、地域振興の在り方を、明日香村をお手本として、他の地域でも応用していく夢を描いているようだ。
2015年04月18日スポーツウオッチブランドのスントから、内蔵GPSによる移動距離の測定や、心拍数の計測に対応したマルチスポーツウオッチ「スント アンビット3・スポーツ コーラル」が登場している。税別価格は46,000円で、本体と同色の心拍ベルト付きモデルは税別52,000円だ。スント アンビット3・スポーツ コーラルは、「スント アンビット3・スポーツ」がデザインアワード「Chicago Athenaeum: Museum of Architecture & Design(シカゴ・建築&デザイン博物館) 」主催のグッドデザイン賞を受賞したことを記念したモデル。紅珊瑚(ベニサンゴ)をその名の由来とする、マットに仕上げたコーラールレッドが特徴的だ。ランニング時やサイクリング時にGPS信号を受信し、移動の軌跡や速度、距離などを表示する。また、内蔵モーションセンサーによって、スイム時のストローク数やランニング時のケイデンス数、1日の消費カロリーなども計測可能だ。心拍ベルト付きモデルは、同梱の心拍ベルトを使って水中でも心拍数データを記憶しておける。また、Bluetooth Smartを採用しており、スマートフォンとの連動が可能。専用の無料アプリ「Movescount App」を用いる。対応OSはiOSのみだったが、4月からAndroid版も提供される予定だ。記録したデータを、スントが運営する無料のスポーツコミュニティサイト「Movescount.com」へ転送、保管することで、いつでも閲覧と分析が可能となる。ボディの素材はポリアミド強化グラスファイバー&アルミニウム、風防はミネラルクリスタルガラス、ストラップはシリコン。ケース径は50mm、厚さは15.5mm、重量は80g。防水性能は5気圧となっている。電源は内蔵のリチウムイオンバッテリーで、持続時間は1秒ごとのGPSデータ取得で最大10時間、時計画面のみの表示で最大14日間。
2015年04月01日富士通、オリックス、増田採種場、静岡県磐田市は26日、磐田市においてスマートアグリカルチャー事業の立ち上げに向けた検討を開始することにつき基本合意したと発表した。同事業では、ICT/テクノロジーを活用した栽培施設により、安定的な大規模・効率生産を行うなど、食・農全体のバリューチェーンを俯瞰した新たなビジネスモデルの共創を図る。磐田市で立ち上げられるスマートアグリカルチャー事業は、種苗会社、農業生産者、流通・食品加工会社、自治体、学術機関、金融、ICTを含む農業機械・資材メーカーなどの様々な知見を融合し、食・農全体のバリューチェーン(種苗~生産~加工・出荷~販売など)を俯瞰した新たなビジネスモデルの創造を目的とする。新たに創造するビジネスモデルは、「生産・加工事業」、「インフラアウトソーシング事業」、「種苗ライセンス事業」の3つを柱としている。「生産・加工事業」では、ICT/テクノロジーを活用した高度な環境制御を施した栽培施設を使用し、季節や転向に左右されない、安定的な大規模・効率生産を行う。「インフラアウトソーシング事業」では、前出の栽培施設や効率的なオペレーション、堅牢なセキュリティが施されたデータマネジメントをインフラとして活用していく。「種苗ライセンス事業」では、脚光を浴びずに埋もれている品種の高付加価値化を実現する。また、同事業では雇用の創造・地域人材の育成にも取り組む。雇用では、人材を活かせる農業におけるダイバーシティを実現し、人材育成では先進的な知見者との連携により、将来に渡って地域農業の中核となる人材の育成をしていく。今後は4月1日に「磐田スマートアグリカルチャー事業準備株式会社」を設立。2015年度上期中に、事業環境の整備ならびに実効準備を行い、詳細実行計画を合意の上、準備会社の増資および事業会社への位置づけを変更を行う予定としている。事業開始時の事業用地面積は約10haだが順次拡大していくという
2015年03月26日AMoAdはこのたび、カヤックのチャット&ゲームコミュニティ「Lobi」を運営するLobi事業部とネイティブ広告マーケティングにおける事業提携をし、ネイティブ広告の提供を2015年3月上旬より開始すると発表した。これにより、同社が提供する「AMoAdネイティブ広告」は、カヤックが運営する「Lobi」にて、ゲームユーザーを対象に関心の高い表示方法や広告クリエイティブを、コンテンツ性の高い広告として配信するネイティブ広告の提供を開始する。
2015年03月03日2月13日、東京バレエ団プリンシパルの斎藤友佳理が8月1日に同団の芸術監督に就任することが発表され、バレエ団を運営する公益財団法人日本舞台芸術振興会の高橋典夫事務局長、現芸術監督の飯田宗孝、斎藤友佳理が出席し、記者会見が行われた。東京バレエ団 チケット情報創立50周年記念を迎えた東京バレエ団は、一昨年12月より創立50周年記念シリーズを展開。その一環として、稀代の貴公子ダンサー、ウラジーミル・マラーホフをアーティスティック・アドバイザーに迎え、充実の活動を続けている。高橋事務局長は「50周年事業の最後の仕上げとして、斎藤友佳理を芸術監督に迎えたいと当初から考えていた」とコメント、彼女のプリマ・バレリーナとしての活躍や、モスクワでも指導したという『ラ・シルフィード』等での指導者としての実績を紹介。飯田現芸術監督も「これからの時代の指導者として最も相応しい人材」とし、自身はバレエ団総監督佐々木忠次の補佐として、団長という肩書きで東京バレエ団、東京バレエ学校を監督すると述べた。斎藤は「愛する東京バレエ団をさらに大きく飛躍させる一助になればと、周囲の勧めもあり、お引き受けしました」と穏やかに語り出すも「指導体制の統一」を目指し、さらなるレベルアップに挑むと力強く述べた。また、「最初の最も大きな仕事は、来年2月に予定されている『白鳥の湖』。これは、ブルメイステル版を上演することが決まりました。版権を所有するブルメイステル氏のお嬢さんとようやく交渉できたのです。1953年初演の、演劇性の高い『白鳥の湖』です」また、8月には新制作の“子どものためのバレエ『ドン・キホーテ』”上演、11月・12月のシルヴィ・ギエム ラスト・ツアーで、東京バレエ団はウィリアム・フォーサイス振付『イン・ザミドル・サムホワット・エレヴェイテッド』バレエ団初演、イリ・キリアンの『ドリームタイム』を上演。今後は、『ザ・カブキ』をはじめとするオリジナル作品、ベジャールの『ボレロ』『春の祭典』等、限られたバレエ団でしか上演されない作品の上演を継続していくほか、「これから先は、レパートリーの選択が重要なカギ」と指摘、20世紀の傑作や新作にも取り組みたいという。さらには、指導することの喜びに触れ、「これが、自分が求めていたことだったのだと確信した。覚悟はできています」と決意をのぞかせた。斎藤友佳理芸術監督就任を控えた東京バレエ団は、6月に同団の代表作のひとつ『ラ・バヤデール』公演を予定している。公演は6月11日(木)から13日(土)まで、東京文化会館 大ホールにて。チケットの一般発売は2月21日(土)午前10時より。チケットぴあではインターネット先行を実施中、2月18日(水)午後11時59分まで受付。取材・文:加藤智子
2015年02月17日●IoT事業に並んだインテルセキュリティの事業規模マカフィーは2月6日、都内で2015年の事業戦略説明会を開催した。昨年の事業を総括するとともに、セキュリティ市場のトレンドを語り、今後の展望を説明した。同社代表取締役社長のジャン・クロード・ブロイド氏は、「2014年は(同社が属する)インテルにとって記録的な年であった」と言及し、昨年の事業の総括をスタートした。コンシューマー事業においては、100社以上のISPパートナーとの協業、出荷される70%のPCにプリインストールされている。さらに、モバイルデバイスでは、ドコモ、ソフトバンク、KDDIとのパートナーシップによって、マーケットリーダーとしての地位をゆるぎないものにした。ちなみにインテルは、PC、サーバー、タブレット、電話向け製品で過去最高の出荷数量を達成。さらにIoT事業については前年比19%増で、金額として20億ドルを突破するなど、その好調を決算で発表している。そんな中、インテルセキュリティグループとしてのマカフィーの年間売り上げは23億ドルとなった。つまり、IoT事業とセキュリティ事業が拮抗する規模のビジネスになりつつある。そんな中で、マカフィーが目指さなければならないことは自ずと見えてくる。ブロイド氏は、セキュリティ市場のトレンドが従来のリスク保護からリスク管理重視のフェーズへと変化していることを指摘。その状況下においては、ITのインフラ全体を統合し、各種の情報を共有することで脅威に対するレスポンスレベルを最大限に向上させる必要があるという。これがSecurity Connected戦略の考え方となる。●Security Connected戦略の具体的なイメージは?例えばMcAfee Enterprize Security Mangerは、統合セキュリティプラットフォームを基盤に、セキュリティ情報とイベント管理を担う。これによって収集、分析したセキュリティ情報をひとつのプラットフォームの中で集中管理していけるわけだ。同社は、2017年への展望として、全世界で接続されたデバイス10億台以上を保護することをめざすという。インテルが2020年のIoTデバイスの予測を500億台とする中で、この数字はいかにも少なすぎる。ただ、マカフィーとしては、ゲートウェイの内側にあるデバイスについてはゲートウェイなどが統合的に保護するため、現時点では直接の保護対象ではないからと、少なくとも現時点ではカウント外であると説明する。今後、IoTのトレンドはもちろん、ウェアラブルデバイスなどが続々登場してくることが予想される中で、マカフィーの内側にいればすべてが保護されるという意味だ。それでも同社は、クラウドからチップまであらゆるデバイスにセキュリティを導入することの重要さを訴える。個々のデバイスを保護するだけでは十分なセキュリティ効果は得られない。セキュリティは「Connected」維持を徹底し、巧妙化する一方のサイバー攻撃を相互連携されたソリューションで回避していくという展望を訴えた。
2015年02月09日熊本県は2月1日、「くまもとの赤 うまかモンフェア2015in TOKYO」を、東京・銀座エリアを中心に丸の内・有楽町エリアの34店舗で開催する。同県では、全国有数の生産量を誇るトマトやすいか、いちご、あか牛、天草大王(赤鶏)、タイ、赤酒などの県産品を、火の国くまもとを象徴する"赤"の統一ブランドイメージとして全国に売り出している。その取り組みの一環として、熊本の食材を使ったオリジナルメニューを提供するフェアを開催する。フェア開催店舗は、和食10店舗、洋食15店舗、中国料理4店舗、各国料理3店舗、バー・カフェ2店舗。提供するメニュー(一部)は、「くまもとあか牛&塩トマトすき焼き御膳ランチ」「阿蘇溶岩石で焼く天草大王のレアステーキ」「熊本産活車海老フライ」「くまもとあか牛のロースト」「トマトのタルト」など。開催期間は2月1日~15日。メニューを提供する店舗など詳細は「くまもとの赤」サイトまで。
2015年01月29日リコーは1月14日、静岡県御殿場市に「リコー環境事業開発センター」を開所すると発表した。2015年夏から順次業務を開始する予定。「リコー環境事業開発センター」は、閉鎖中の御殿場事業所に設けられ、従業員規模は1000人を予定している。リコー環境事業開発センターでは、「環境技術の実証研究」や「リユース・リサイクル技術の実践・最適化」を行う。「環境技術の実証研究」については、当初はケミカルヒートポンプを応用した蓄熱輸送技術、廃プラスチック油化技術、無人搬送車(AGV)技術などの実証研究を行い、加えて太陽光発電、バイオマス発電などの再生可能エネルギーへの取組みも予定。また、本センターにおけるエネルギー創出・変換・利用システムを構築し、自給自足の循環型モデルを実践する。「リユース・リサイクル技術の実践・最適化」については、現在全国12箇所に分散しているOA機器のリユース・リサイクル機能を順次4箇所に統合し最適化を図る。本センターは、その中心的な拠点となり技術開発を主導していくという。新規事業領域においては、産官学連携のオープンイノベーションコンセプトの下、積極的な人材交流などに注力していくという。
2015年01月14日AXAグループのアクサダイレクト生命保険(以下アクサダイレクト生命)は13日、熊本銀行においてインターネット保険窓販を開始した。アクサダイレクト生命は、インターネット専業生命保険会社として、主要地方銀行を通じたネット完結型申込プロセスの生命保険商品の販売を初めて実現しているという。このたび、保険窓販で業界トップクラスの販売実績を有する熊本銀行と、第二地方銀行として初めて提携することになった。熊本銀行は、ふくおかフィナンシャルグループの一員として、金融商品販売の多様化、マルチチャネルの拡大という戦略を進めている。アクサダイレクト生命の保険商品、ネット完結型申込プロセス(インターネット上で申込まで完了する募集形態)が、熊本銀行の取り組みと合致し、第二地方銀行との初めての提携が実現したとしている。アクサダイレクト生命の斎藤英明代表取締役社長は「今般の提携により当社は、熊本県を中心とする熊本銀行のお客様に対して、シンプルで合理的な保険商品をご提供すると同時に、申込チャネル多様化による利便性の向上にも貢献する。今後全国的に提携金融機関の拡大を更に加速していく」と述べている。○熊本銀行におけるインターネット保険窓販の概要開始時期:1月13日取扱商品:アクサダイレクト生命が販売する全6商品(「カチッと終身保険」「カチッと定期2」「カチッと収入保障2」「カチッと終身がん」「カチッとがん保険」「カチッと医療」)取扱形態:営業店店頭での、熊本銀行専用ホームページと顧客専用ホームページからの申込
2015年01月13日ソニー損害保険(以下ソニー損保)は7日、熊本県熊本市にコンタクトセンターを開設するため、熊本県ならびに熊本市との間で、立地協定を締結した。熊本コンタクトセンター(仮称)は7月から業務を開始する予定。ソニー損保のコンタクトセンターは、顧客からの自動車保険や医療保険に関する問合せや相談に対応するほか、契約手続や契約後のケアなど、幅広いカスタマーサポート業務を担っているという。現在、東京都と北海道の2ヵ所で運営しており、熊本県での業務開始により、コンタクトセンターは3拠点体制となる。熊本コンタクトセンター(仮称)の開設により、人材の安定的な確保を図り、顧客サービスの一層の品質向上に取組むという。あわせて、事業活動の継続性を一層強化し、大規模災害が発生した場合でも顧客に迅速かつ確実にサービスを提供できる体制をさらに強固にすることを目指していくとしている。○熊本コンタクトセンター(仮称)の概要業務内容/自動車保険における、電話やメールによる問合せ対応やコンサルテーション、契約に関するカスタマーサポート業務業務開始/7月1日(予定)規模・要員/7月1日時点:約60ブース/約60名(予定)、2015年度中に約100ブース規模に、2017年度までに約200ブース規模に拡張する予定所在地/熊本県熊本市中央区花畑町12-28アペックスビル
2015年01月08日熊本県は9日~12日の4日間限定で、「くまモンサンタクルーズ2014」を実施している。「東京湾観光船シンフォニークラシカ号」(運行: シーライン東京)で東京湾をクルージングする内容で、各日ランチクルーズ(12時~14時20分)とサンセットクルーズ(16時~18時20分)の2回運航となっている。同クルーズでは、熊本県営業部長兼しあわせ部長の「くまモン」が、サンタクロースに扮して利用客をエスコート。「くまもとの赤」を中心した、熊本のビュッフェ料理や食前酒を提供するほか、くまモンによる熊本PR、記念写真撮影などを行う。料金は大人7,000円、子ども(小学生)5,600円。小学生未満で席を希望する場合、席代・食事代として2,000円が必要となる。
2014年12月10日九州のほぼ中央部に位置し、雄大なカルデラを持つ阿蘇山のある熊本県。「火の国」とも呼ばれる一方で国の名水百選に全国最多の8カ所が選出されるなど、「水の国」としての一面があることはご存じだろうか。山に、街中に、庭園に、静かに砂を舞い上がらせながら水がこんこんと湧き出る水源地がある。今回は熊本県お墨付きの水源を紹介していこう。○1、水前寺成趣園肥後細川藩の当主3代が約80年をかけて造営した回遊式の庭園。東海道五十三次を模しており、「富士」や阿蘇の伏流が湧き出る「琵琶湖」が作られている。園内に鎮座する「出水(いずみ)神社」境内には「長寿の水」と呼ばれる神水がある(硬水)。美しい日本庭園と湧水の池を眺めながらのんびり散策したい場所。所在地は熊本市内。○2、江津湖(えづこ)江津湖は上江津湖と下江津湖からなる、日量40万トンの水が湧き出る熊本市最大の湧水地(熊本市内74万人で1日の上水量は22万トン)。水前寺成趣園の湧水も流れ込んでおり、住宅の隣接する市街地でありながら豊富に水が湧き出る湧水郡は、熊本の水の豊かさを象徴するような「水に恵まれた景観」を堪能できる。出水地区から上江津湖にかけて散策すると、道の両側を浅い川が流れ、芭蕉が生い茂る小道がある。さらに、水面下に水草が青々と揺れる川、真ん中に象の滑り台が置かれた遊泳可能なため池などがあり、「この場所で育っていたら朝から晩まで水で遊んでいたに違いない」と、思わず近隣住民がうらやましくなってしまうくらい水の豊かな癒やしスポットだ。水温は1年を通して約18.5度で、カワセミやクロサギなどの鳥が飛来し、場所によってはホタルも見られるという。○3、白川水源熊本市内を流れる一級河川「白川」の最上流部で、熊本市内の人々の生活を支える総水源。毎分60トン湧き出る水は湧水地からすぐに幅5mほどの川となり、膝までつかるかと思われる水量で木々の間を流れていく。水源には「白川吉見神社」があり、川の上にかけられた橋を渡って境内に入る。神社の赤と砂を巻き上げる青みがかった湧水、水面下に揺れる藻の緑のコントラストが美しい場所。水温は約14度で、手首まで水につけるとほんの少しの時間でしっかり涼を感じれる。水を直接飲むことができるが、手や柄杓をつけるのをためらってしまうほどの澄んだ水に親しめる。所在地は阿蘇郡南阿蘇村。○4、池上水源日本名水100選に選ばれた水源地。九重山を源として毎分30トンの水が湧き出る、「大野川」の源流の一つ。白川水源よりも標高が高い山間に位置しており、訪れた当日は平日の雨あがりで観光客も他にいなかったため、ひっそりとした静謐な空気が漂っていた。高い木々に囲まれた水源地は湖面に写る緑と水面下の緑が鮮やかで、湧水から発生した泡が湖面でポコポコとはじける。水源奥の地蔵が置かれた深みでは、緑とも青ともなんとも言えない水色を眺めることができる。所在地は阿蘇郡産山村。○熊本市内74万人の上水道は全て地下水、浄水施設無し! 熊本の水保全への取り組み熊本は自然の恵みを守るため、県をあげて水を保全する活動を行っている。特に熊本市の活動は盛んで、2013年に国連の"Water for Life"(命の水)最優秀賞を受賞した。また、市内74万人の上水道をすべて地下水でまかなっており、市内には「上水用の浄化施設」がない。そんな「人と水」を象徴するものがある。番外編1、健軍水源地熊本市全体の約4分の1にあたる約6万トンを供給している水源地。5号井に代表される「自噴式」の井戸など、地下水を水道水として供給する仕組みを見学できる。番外編2、白川中流域ざる田田に水を張ると、土に水がしみこみ、水道水の源である地下水になる。16世紀に肥後藩主加藤清正によって開墾された白川中流域は阿蘇山の火山性堆積物の影響で平均的な水田の5倍~10倍の高い浸透能力を持ち、「ザル田」と呼ばれている。近年の作付面積減少や地下水量の減少の対策として、水田にしない田や転作地に水をはり水循環を守る地下水かん養事業がなされている。水を使用している企業から出資を募り、熊本市と共同で湛水(たんすい)している農家に対して助成金を払っているため、地域一体となった水を保全する「仕組み」として機能しているという。訪問した時期はすでに作付けがはじまる時期だったため見学できたのは協力農家の田一枚だったが、農作物を育てていない水田は空を映す大きな鏡のようだった。番外編3、水道熊本市内の上水は全て地下水のため、いわば「蛇口をひねればミネラルウォーター」状態。県職員の話では、ミネラルが豊富なため髪や肌もつるつるになるとか。
2014年11月28日埼玉県深谷市に、ドッグラン・カフェ「ドッグガーデンスカイ」がオープンした。○「市まちなか活性化事業」第1号埼玉県深谷市にオープンした、ドッグラン・カフェ「ドッグガーデンスカイ」は、市内のドッグサロン会社「エンジェル」が運営しており、「市まちなか活性化事業」の第1号となった。同事業は、中心市街地の活性化のため、公募で事業者を選び、市有地を活用してもらうという施策だ。○カフェには犬用メニューも「ドッグガーデンスカイ」の敷地面積は、約720平方メートル。ドッグラン・スペースも約500平方メートルと、広々としている。ドッグランの利用時間は10時~18時、カフェは11時からオープンしている。カフェのみの利用もでき、犬用メニューも用意されている。問い合わせは、「ドッグガーデンスカイ」まで。
2014年11月05日兵庫県養父市、但馬銀行およびみずほ銀行はこのたび、養父市内での事業活性化に関わる支援体制を強化することを目的に、連携協定を締結したと発表した。兵庫県養父市は、国家戦略特区の指定を受け、農林漁業の6次産業化、耕作放棄地の解消等、地域経済活性化に関わる取り組みを強化している。この連携協定は、6次産業化事業の推進を中心に、養父市内で事業を展開する事業者の経営支援や販路拡大、市外からの企業誘致を3者が連携して実施していく内容となっているという。但馬銀行とみずほ銀行は、同連携協定を通じ、市経済のさらなる発展に貢献していくとしている。
2014年10月27日「コール ハーン(COLE HAAN)」は、ニューヨーク・ シティ・ バレエ団所属のトップバレリーナ3人とパートナーシップ契約を結び、新たなシューズコレクションを発売した。ニューヨーク・シティ・バレエ団は90人以上の所属ダンサーを率いる、世界最高峰のバレエ団の一つ。今回のコラボではバレエ団に所属するサラ・マーンズ、メーガン・フェアチャイルド、グレッチェン・スミスの3名のバレエのステージからインスパイアされた素材やカラーリングを使用し、日常生活にマッチするデザインを追求している。バレリーナのトゥシューズからインスパイアされたのが、リボンのクロスがバックに施された「エイヴァリー ポインティー バレエ」(3万円)。ブラックスワンメタリックとダイアモンドメタリックの2色を展開。また、「エイヴァリー プリンテッド チュチュバレエ」(3万3,000円)は、トゥにブラックスエードを使用。ヌードカラーのナッパレザーにチュールをプリントし、ファブリックのような質感とした。国内での取り扱い店舗は、コール ハーン銀座本店、伊勢丹新宿店、銀座三越、福岡岩田屋、池袋西武、横浜そごう、日本橋三越、梅田阪急、大阪高島屋、玉川高島屋、JR名古屋高島屋、日本橋高島屋、渋谷東急本店。
2014年10月24日2011年秋にスタートした立川市と"とあるシリーズ"とのコラボレーションイベント「とある自治体の地域振興」も今回、2014年11月8日(土)・9日(日)開催のたちかわ楽市で4周年。今やすっかり立川市の目玉イベントとして定着している。さらに、今年はゴールデンウィークから市内各所で設置が開始された「ラッピング自動販売機」、そして「ヤシの実&パインサイダー」の販売が大きな話題になるなど、より一層立川市と"とあるシリーズ"との結び付きが強くなった年といえそうだ。そして今回、昭和記念公園の花みどり文化センター物販会場では、おなじみの立川限定商品が販売されるほか、「とある自治体の地域振興」サポーターズショップ10カ所を周り、オリジナルショップカードを集めるというカードラリーを実施。一定数を集めると"とある自治体の地域振興2015年オリジナルカレンダー"が特典として先着でプレゼントされる。○「とある自治体の地域振興」実施概要【日時】2014年11月8日(土)・11月9日(日)午前10時~午後4時(※小雨決行、荒天の場合は中止)【メイン会場】国営昭和記念公園 花みどり文化センター【開催概要】「とある自治体の地域振興」関連グッズ展示 / 限定グッズ販売 / サポーターズショップ・カードラリー / 等身大パネル展示など【物販概要】昭和記念公園の花みどり文化センターの会場における「とある自治体の地域振興」グッズ物販概要◎オリジナル商品1) 立川限定 ゲコ太せんべい …… 1枚 100円(税込) / 箱入り(10枚) 600円(税込)2) 立川限定 ゲコ太どらやき …… 1個 200円(税込) / 箱入り(3個) 600円(税込)3) 立川限定 とある自治体の地域振興クリアファイル3種 …… 各500円(税込)4) 立川限定 とある自治体の地域振興デスクマット3種 …… 各1,000円(税込)5) 立川限定 初春飾利の西瓜紅茶型貯金箱 …… 500円(税込・会場特別価格)6) 立川限定 佐天涙子のきなこ練乳型貯金箱 …… 500円(税込・会場特別価格)※その他「とある科学の超電磁砲S」関連グッズを会場特別価格で販売。◎2014年たちかわ楽市新商品1) 立川限定 とある自治体の地域振興クリアファイル「音楽祭」1種 …… 500円(税込)2) とあるゲコ太のトートバッグ1種 …… 1,000円(税込)◎特別イベント企画1) とあるゲコ太の指人形すくい …… 1回 500円(税込)■オリジナルショップカードと特典カレンダー立川市内のイベント協賛店にて"とある"のアニメイラスト入り店舗名刺を配布。5枚以上名刺を集めて、ゴール地点のオリオン書房ノルテ店に行くと、先着で2015年オリジナルカレンダーがプレゼントされる(※店舗名刺の枚数には限りあるため、無くなり次第終了となる)。◎カード設置予定場所(変更になる場合もある)1) 立川伊勢屋製菓 (高松町) …… 立川市高松町3-17-1 (営業時間9:00~18:00)2) 信濃屋 (富士見町) …… 立川市富士見町2-12-9 (営業時間9:00~19:00)3) 菊川園 (柴崎町) …… 立川市柴崎町2-5-6 (営業時間9:00~20:00)4) オリオン書房ノルテ店 (曙町) …… 立川市曙町2-42-1 パークアベニュー3F (営業時間10:00~21:00)5) アニメイト立川 (曙町) …… 立川市曙町2-11-2 フロム中武4F (営業時間10:00~20:00)6) エルトレイン立川南口店 (錦町) …… 立川市錦町1-1-9 上野ビル4・5F (営業時間 24時間 / ただし、引換時間は10:00~20:00)7) エルトレインモノレール店 (曙町) …… 立川市曙町2-3-2 高柳ビル5F (営業時間 24時間 / ただし、引換時間は10:00~20:00)8) まんがぱーく (錦町) …… 立川市錦町3-2-26 子ども未来センター2F (営業時間10:00~20:00)9) 立川ロフト (曙町) …… 立川市曙町2-7-17 (営業時間10:00~21:00)10) 立川らぁ麺団 立川中華そば ととホンテン (曙町) …… 立川市曙町3-22-15 (営業時間11:00~20:00そのほか、秋の楽市2014のアニメイベント情報詳細は立川観光協会の公式サイトにて。(C) 鎌池和馬/アスキー・メディアワークス/PROJECT-INDEX MOVIE(C) 鎌池和馬/冬川基/アスキー・メディアワークス/PROJECT-RAILGUN S※画像はイメージのため実際の商品とは異なる場合がある。
2014年10月22日総合オンラインストアAmazon.co.jpは10日、カスタマーサービスセンターの札幌事業所を移転し、21日に新事業所開所式を実施した。○事業拡大に伴い新事業所に移転同社は2001年1月に札幌事業所のカスタマーサービスセンターをオープンし、13年に亘り事業を展開してきた。このたび事業拡大に伴い、札幌事業所を札幌の中心に移転させた。移転は同事業所に勤務する従業員に働きやすい環境を提供し、長期的に勤務できる職場を作ることで、カスタマーサービスのノウハウの蓄積、向上、そして更なる革新につなげることが目的。また、札幌市及び近郊エリアにも雇用機会を創出し、北海道からグローバル規模での活躍を実現できるキャリアを構築する場の提供を目指すとのこと。同社は、出品事業の「Amazonマーケットプレイス」や電子書籍端末「Kindle」のユーザーのニーズが多様化していることを受け、サービスのさらなる強化にも注力するとしている。
2014年10月22日10月11日(土)~12日(日)に、熊本県菊池市にて「第10回 菊池国際交流映画祭」が開催された。この菊池映画祭は2004年に市民有志で始まり、記念すべき10回目を迎える今年は、熊本県出身の行定勲監督をスーパーアドバイザーとして迎え、さらに特別ゲストとして同じく熊本県出身の俳優・高良健吾が参加。日本映画界の第一線で活躍する高良さんの数ある代表作のなかから、今回は『おにいちゃんのハナビ』『横道世之介』『軽蔑』の3本が上映されたほか、高良さん×行定監督でタッグを組んだ最新作、11月からWOWOWにて放送される新ドラマ「平成猿蟹合戦図」の第1話のプレミア上映も行われた。「平成猿蟹合戦図」の原作は、『悪人』『横道世之介』などで知られる作家・吉田修一の長編小説。どこか抜けていて憎めない歌舞伎町のバーテンダーの浜本純平(高良健吾)が、世界的チェロ奏者がおこしたひき逃げ事件を目撃したことをきっかけに彼の敏腕マネージャーの園夕子(鈴木京香)と知り合ったことから、国政選挙に挑んでいくという物語が描かれる。第1話のプレミア上映後には、会場となった菊池市文化会館に行定監督と高良さんが登壇。常に“映画のよう”と評されてきたWOWOWドラマだが、行定監督もそれを実感したようで「最近は映画監督が新天地としてWOWOWのドラマをたくさん撮っています。連続ドラマではありますが、合計305分(全6話)の映画を作ったようでもあって、そういう自由を与えてくれたチャレンジングな作品でした」とふり返る。なかでも行定監督が「この作品のすべてを込めた」という第6話の選挙の演説シーンは、原作者からも「自分の作品でこんなに泣かされたことはない」という絶賛のコメントが届いたそうだ。一方の主演の高良さんは、政治家役は今回が初挑戦だったそうだが、「やってみたかった役を演じることができて、このドラマで夢がひとつ叶いました」と喜びの胸中を語る。また、行定監督とはドラマ「女たちは二度遊ぶ」以来の再タッグとなったが、「行定監督は厳しいし、試されている気がするし、緊張もするけれど、こちらがぶつけたものをすべて受け止めてくれる。行定組でしか味わえないもの、瞬間があるんです。クランクアップの日に、監督から『お前、面倒くさいやつだよな』って言われたのがすごく嬉しかったです(笑)」と、嬉しそうに撮影当時をふり返っていた。連続ドラマW「平成猿蟹合戦図」はWOWOWにて11月15日(土)より放送開始。(text:cinemacafe.net)
2014年10月15日パナソニックは10月14日、企業向けMVNOサービス事業に本格参入すると発表した。MVNOは、仮想移動体通信事業者のことで、物理的な移動体回線網を保有しない事業者がMNO(移動体通信事業者)から回線網を借りることで、通信サービスを提供する。パナソニックは、通信帯域の制御と通信回線容量の管理を自社で行えることに注目。これにより、ユーザー企業の用途に合わせたフレキシブルな無線通信サービスプランが提供できるようになるという。また、同社の無線対応機器と保守・運用サービスというハードウェアと通信回線、運用までという一気通貫のワンストップソリューションが提供できることもメリットとして挙げている。MVNOサービスの第一弾として、10月2日に同社が発表した「Let’s note RZ4シリーズ」に同社のMVNOサービス対応SIMカードを搭載したモデルを用意。専用の無線通信回線プランを提供するという。なお、現時点では料金プランなどを確認できるWebサイトは用意されていない。○スマートフォンは?個人向けは?パナソニックは、個人向けスマートフォン事業から現在撤退しており、法人向けにスマートフォンライクなTOUGHPADが提供されているのみだ。今回のMVNOサービスを提供するパナソニックのカンパニー会社「AVCネットワーク」に問い合わせたところ、MVNOによるスマートフォンの提供は「今すぐにという風には検討していない」という。発表にある通り、「サービスと端末をセットで提供するもので、端末ありきの話ではない」とのことで、「MVNOだからスマートフォンを提供する」わけではないようだ。また、個人向けにもMVNOサービスを提供するかという質問に対しても同様の答えで、あくまで「法人向けにパナソニック製品とサービスを組み合わせたソリューションの提案」に限定して展開していくという。ただ、法人向けの中では、リリースに「IoT時代に求められる多様なインターネット接続ニーズに対応」と書き記しているように、IoT時代の「全てのものがインターネットに繋がる」点を重視。「顧客企業さまから『パナソニックのこの製品を使ってネットに接続するのに、MVNOでどんなことができるのか』というお話をいただいたら、適宜対応していく」としており、法人ユーザーのニーズに合わせたソリューション展開を主軸としてサービス展開を行なっていくとしている。
2014年10月14日●「MICHIMO」とは?ソフトバンクモバイルは11日、一般財団法人明日香村地域振興公社と協力し、奈良県明日香村で「超小型モビリティ」を活用した観光案内事業「MICHIMO」をスタートした。観光アプリを導入したiPadを取り付けた電気自動車を観光客にレンタルするという事業だが、観光客の目にはどう映るのだろうか。本稿では、同日行われたオープニングセレモニーと実際に試乗した模様をレポートする。「MICHIMO」は、日産自動車の超小型モビリティ(小型電気自動車)を観光客向けにレンタルし、同地域の観光地を巡ってもらうという観光案内事業。ソフトバンク内のベンチャー事業である「ユビ電」が充電管理システムを提供する。クレメンテックの観光アプリを導入したiPadを車内に取り付け、観光客の道案内や観光情報の表示に活用。「MICHIMO」は近鉄飛鳥駅前で、9時から18時の間、1日8,000円で利用できる。●超小型モビリティの乗り心地は?○「充電」をサービスから事業に超小型モビリティは、1人から2人用のコンパクトな乗り物で、狭い路地なども走りやすく、気軽に移動できる手段として検討されており、「MICHIMO」では日産の2人乗りEV車「NISSAN New Mobility Concept」を活用する。明日香村に加え、近隣の橿原市、高取町の3町村の外周47kmのエリア内で走行できる。ユビ電は、電気自動車のような機器に対して、電気を「売る」という仕組みを実現するためのソリューション。充電器と各機器(今回の場合は超小型モビリティ)に個体を識別するための機能を持たせ、どの機器が、どれだけ充電したか(電気を使ったか)という情報がクラウドに送信できる。この情報から、それにかかる費用を個別に請求できる、という仕組みだ。少額決済を得意とする携帯キャリアならではのサービスとも言える。ただ、充電をサービスではなく、課金と決済が可能なようにして、それを事業化しようというのが目標だ。「MICHIMO」では、1日のレンタル料金に充電代も含まれているが、個別の情報が取得可能なので、今後の事業展開に向けた検証と位置づけている。●明日香村での提供は実験ではなく正式なサービス○iPadならではの観光案内観光アプリはiPad miniにインストールして利用し、目的地を選ぶと、現在地とそこまでの道順を表示し、それに沿って運転できる。現在地を元に、観光スポットに近づくとメッセージを流し、さらにスポットの情報をテキストや音声などで教えてくれる。情報はクラウド経由で送信され、回線にはソフトバンクのものを使う。明日香村で情報を更新すると、それがすぐにアプリ側に反映されるので、季節に応じて内容を変えるなどのカスタマイズもできるそうだ。今回のユビ電と超小型モビリティの組み合わせは、すでに香川県豊島で実証実験を行っており、「稼働率100%が続くほどの人気を博した」(ソフトバンクモバイル ITサービス開発本部M2Mクラウド事業開発室室長山口典男氏)そうで、同様のシステムを明日香村で構築した形。ただし、今回は「実証実験」ではなく、「正式サービス」として提供するのが大きな違いとなっている。今後ソフトバンクでは、明日香村での使われ方を見ながら、ユビ電事業化に向けて検証を続けていく。明日香村では、同日からのサービスをプレオープンとして位置づけ、現在2カ所の充電スポットを順次拡大。貸し出す車両も、現在の5台から10月下旬には9台に、3月下旬からは17台に拡大し、春から正式サービスとして提供していく。
2014年10月11日カネカは9月9日、国立循環器病研究センターと共同で科学技術振興機構(JST)の産学共同実用化開発事業(NexTEP)に応募していた「羊膜由来間葉系幹細胞(MSC)の細胞製剤化と治療応用」が、プロジェクトとして採択されたことを発表した。羊膜由来MSCは羊膜に存在する未分化の細胞で、筋肉、骨、軟骨、脂肪など間葉系に属するさまざまな細胞に分化する能力や自己複製の能力を持ち、免疫抑制作用があることが知られている。また、増殖性が高い、拒絶反応が起こりにくいため他人に移植しやすい、羊膜は出産後不要となり倫理的にも問題となりにくい、といった特長があり、今回のプロジェクトでは、これを活用し、急性移植片対宿主病(急性GVHD)、およびクローン病を対象とした治験を、先端医療振興財団、兵庫医科大学、および北海道大学をはじめとした国内医療機関・研究機関と連携して実施し、細胞製剤(再生医療を活用した製剤)の製造販売承認を取得することを目標としている。具体的な手順としては、細胞の調製および保存が可能な製造所を神戸国際ビジネスセンターに設置し、同センターにて羊膜由来MSCの大量培養・凍結保存技術(細胞バンク化技術)の確立を図った後、実際の治験を行い、2022年に羊膜由来MSCの細胞製剤の製造販売承認取得を目指すという。なお同社では、今回の取り組みを皮切りに、羊膜由来MSCの細胞製剤をさまざまな難治性疾患の治療に展開し、2037年には1000億円規模の事業に成長させることを目指すとしている。
2014年09月10日(画像はプレスリリースより)スポーツサングラスに関する意識、実態を調査サングラスなどのアイウェアを手がける、オークリージャパン株式会社は、「スポーツサングラスの選び方に関する意識・実態調査」を20代~40代の男女500名にインターネットでの調査を実施しました。夏の強い日差しは、紫外線の影響も強く、その影響はお肌だけにはとどまらず、眼もお肌と同様に日焼けをします。実際に今回の調査では、「夏に屋外でスポーツをする際、眼への紫外線の影響が気になる」と答えた方は85%にものぼり、「スポーツサングラスを購入する際に、こだわりたいポイント」を聞いたところ、「UVカット率などの紫外線に対する機能」と答えた方は76%と最も多い回答となりました。スポーツサングラスの選び方とかけ方のポイントとは?紫外線対策として利用されている、スポーツサングラスのUVカット機能は最も重要なポイントの1つで、UVカット機能がないサングラスは、濃い色のレンズを使用していると、明るさが軽減されますが、眼が感じる明るさが少ない分、瞳孔が開いた状態となり、レンズを通過した紫外線の影響はとても大きなものになってしまいます。スポーツサングラスを選ぶ時には、「紫外線透過率」や「紫外線遮蔽率」といった性能があるかを必ずチェックして、購入した方が良いそうです。しっかりと紫外線対策をして、スタイリッシュに見せるためには、スポーツサングラスをかける時の3つのコツがあります。1つめは、「鼻でかけないで、しっかり奥でのせる」で、紫外線対策をするためには、頭上からの日光をしっかりと防がないといけないため、レンズが眼の前にあるようにかける必要があります。2つめは、「頬にレンズやフレームが強くふれない」で、フィット感を出すためには、レンズやフレームが強くふれないことがポイントとなってきます。3つめは、「正面から見た時に、眉毛が出ないようにかける」で、スポーツサングラスをかけた際の眼の印象をスッキリとさせることが、スタイリッシュに見せるポイントです。【参考】・オークリージャパン株式会社/PRTIMES
2014年08月08日富士通ゼネラルは7月25日、宮城県石巻市が行っている東日本大震災からの復旧・復興事業の一環として、同市全域を対象とした防災行政無線整備事業において、同社製の最新式デジタル防災行政無線システムが採用され、運用を開始したと発表した。石巻市の従来のシステムは、合併前に整備された旧市町ごとの情報伝達方法を継続して運用していたため、市内全域への周知に時間がかかっていた。今回の最新式デジタル防災行政無線システム運用開始により、「緊急時の市内全域への避難勧告などの強制的な一斉通報」「緊急時の孤立防止のため市役所と各総合支所間を無線専用回線で繋ぎ双方向通信による状況把握」「職員の連絡用移動無線(携帯無線/車載無線)の整備」など、緊急時における避難勧告、情報収集など災害支援活動での迅速かつ的確な対応が可能となった。2014年4月に、籠峰山(かごぼうさん)、硯上山(けんじょうさん)など6ヵ所の中継局設備を介した河北、雄勝など各総合支所との無線回線によるネットワーク化が完了し、地域の住民への緊急時の避難勧告などが迅速に行えるようになった。同市は、難聴地域を解消するため、屋外子局の増設などを計画している。
2014年07月28日熊本県で愛されている「高専ダゴ」という食べ物を御存じだろうか?不思議な名前のこのメニュー、なんと巨大お好み焼きのことだという。一体なぜこんな名前で呼ばれるようになったのだろうか?○学生への愛ゆえに次第に巨大化「高専ダゴ」を食べることができるのは、熊本県荒尾市にある「新みつや荒尾本店」。お好み焼きと焼きそばの専門店だ。創業は昭和38年(1963)。有明高等専門学校のすぐそばに店を構えたことから、学生向けの食堂として営業をスタートしたという。しかし、その後しばらくして学校内に食堂が新設されたため、差別化を図ろうとアイデアを練った結果、お好み焼き屋としてやっていくことに。かくして営業を続けるうち、「有明高専の学生さんたちに、おなか一杯お好み焼きを食べてほしい」との想いが芽生え、その想いが膨らむと同時にお好み焼きも巨大化していったのだ。○シェアOK、おひとりさまでも持ち帰りOKこうして誕生した巨大お好み焼きは、ハートフルなエピソードにちなんで、「高専ダゴ」と名付けられたという。しかし、「高専」は分かったが、「ダゴ」ってなんなのだろう?「熊本地方には、小麦粉で作った平たい団子を野菜たっぷりの汁に投入していただく"ダゴ汁"という食べ物があるんです。うちのお好み焼きは小麦粉の配合が関西風に比べて多いので、そこからきているのかもしれません」。そう教えてくれたのは、「新みつや」を営む北原さんご夫妻だ。「小麦粉の割合が多いこともあって胃にドカッとたまるので、夕飯としてがっつり食べていかれる方も多いですね。職場のみなさんで来店してコミュニケーションを深めているシーンもよく拝見しますし、カップルやお子さま連れのご家族も多くいらっしゃいますよ」。ちなみに、料理はシェアしてもOKなので、みんなでワイワイと切り分ける光景がよく見られるのだとか。「おひとりでいらっしゃる場合など、食べきれなかったら持ち帰っていただいて結構ですよ。お包みも無料で承っています」ととっても親切。○地元の食材に先代直伝のソースまた、食べてくれる人の健康を想い、原材料にもとことんこだわっている。「地元の仕入れ業者さまに直接お会いしてお話をうかがって、安心できる材料のみを選んでいます」とのこと。例えば、小麦粉は地元・熊本のものを使い、卵は荒尾市の床山養鶏場のものと決めている。「後継者の息子さんが毎日持ってきてくださるんですよ」とのアットホームなお話に、なんだか心があたたかくなる。「青ノリは地元の有明ノリ漁師さんの自家製で、魚粉は川村商店さんの自家製です。キャベツは大牟田市の渡辺青果さんで、玉ねぎは地元の八百屋さん、お米は地元荒尾市のブランド米"もりのくまさん"を使用しています」と教えてくれる様子から、生産者に対する厚い敬意までひしひしと伝わってくれる。最後に、「秘伝のソースは、20種類の調味料を半日炊き込む、先代直伝のものをずっと使っています」と教えてくれたが、話を聞いているうち、継承しているのはソースの味だけではないと確信。「新みつや」が先代から確かに引き継いでいるもの、それはお客さんに食事を楽しんでほしいという想いだ。訪れる人みんなの笑顔に会いたくて、次第にボリューミーになってしまった愛すべきこのお好み焼き、この地を訪れたらぜひとも口にしてみてほしい。※記事中の情報・価格は2014年5月取材時のもの
2014年06月03日岩手県では、「一定の省エネ性能」を備え、「一定量以上の県産材」を使用した住宅の新築・増改築について支援を行う「住みたい岩手の家づくり促進事業」を実施。平成26年度分の申請受け付けを5月1日に開始した。同事業は、岩手の厳しい自然環境へ対応するために必要な「さらなる省エネ性能」を兼ね備え、かつ、「岩手県産木材の活用」等岩手らしさを取り入れた「岩手型住宅」の推進を図ることにより、環境負荷の少ない良質な住宅ストックの形成並びに県産材の活用による県内の産業振興を目的としてしている。なお、平成23年東日本大震災津波により被災し、り災証明等を保有していて住宅の新築等を行う場合は、生活再建住宅支援事業(利子補給)の方が有利となっている。また、2つの事業で重複して助成は受けられないほか、木材利用ポイント事業等、重複して利用できない助成制度があるとのこと。ただし、消費増税対策として国が実施している「すまい給付金」および「すまいの復興給付金」については併用が可能となる。助成額は新築の場合、基本額として金融機関からの借入額(建物分のみ、上限2,000万円)の1.0%、最大20万円。増改築の場合は金融機関からの借入額(建物分のみ、上限1,000万円)の1.0%、最大10万円としている。詳細は同県公式ホームページ(を参照のこと。
2014年05月09日“天使の歌声”の呼び名で愛されるウィーン少年合唱団が来日。4月24日に東京都内で記者会見を行った。ウィーン少年合唱団2014年 日本公演1498年に創設され、かつてハイドンやシューベルトも所属していた伝統あるウィーン少年合唱団。世界の数ある少年合唱団の中でも抜群の人気と実力を誇り、ウィーンの音楽大使として世界各地でコンサートを開催。特に日本へは1955年の初来日以来、度々ツアーを行っており、毎回、完売公演が相次ぐほどの人気を博している。今回の来日メンバーは、日本人団員1名を含むハイドン組の25名。「日本には温かいファンの方が多くて、いつも家族のもとに帰ってきたように感じます。ツアーでは、新しい音楽と出会えるのが楽しみのひとつ。昨年も日本の曲をたくさん歌わせて頂きましたが、すぐに合唱団にとっても大好きな曲になりました」と芸術監督ゲラルト・ヴィルトが挨拶した。東日本大震災の直後からチャリティ公演を開催するなど、惜しみない支援を続けるウィーン少年合唱団。今回の日本公演に先駆けて、去る3月5日にはウィーン楽友協会で行われた震災復興支援プロジェクト「歌う第九コンサート」に出演。シュテファン・ヴラダー指揮ウィーン・カンマー・オーケストラ、南相馬ジュニア・コーラス(MJC)、日本から一般参加した合唱メンバーあわせて約320名と共演し、「第九」ことベートーヴェンの交響曲第9番を演奏した。「今回のプロジェクトで、こんなに大勢の日本人の皆さんが『第九』を歌うことを初めて知りました。ベートーヴェンの『第九』は、もちろん我々オーストリア人にとって大切な曲なのですが、日本の方々にとっても同じように賛歌なのですね。“歓喜の歌”の歌詞にあるように、まさに世界中の人々が一緒になれるという体験でした。また、日本人の皆さんと一緒に歌うということは、合唱団の子どもたちの教育にとっても非常に貴重だったと思います」とヴィルト芸術監督が感想を述べた。会見では「歌う第九コンサート」主催者である社団法人世界音楽合唱チャリティー協会の会長・林昭男と同夫人の歌手・小林幸子も登壇。チケット収入と会場での寄付金全額を南相馬ジュニア・コーラス(MJC)の音楽監督・金子洋一に贈呈した。会見の最後には、日本公演のツアープログラムから、映画『風立ちぬ』主題歌の「ひこうき雲」(荒井由実作曲)、「ラデツキー行進曲」(ヨハン・シュトラウス作曲)、東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」(作詞:岩井俊二/作曲:菅野よう子)の3曲を披露したウィーン少年合唱団。日本公演は、4月26日(土)のサンシティ越谷市民ホール(埼玉)を皮切りに、6月15日(日)の東京オペラシティ コンサートホール公演まで、全国31公演を開催する。
2014年04月25日三井住友銀行は26日、伊藤忠エネクスの連結子会社であるJENホールディングスがスポンサーとして新潟県で実施する風力発電事業に対して、総額約62億円のプロジェクトファイナンスによるシンジケートローンを25日に組成したと発表した。同事業は、新潟県胎内市村松浜・中村浜・笹口浜地区にて実施される設備容量約20MWの風力発電事業で、JENホールディングス100%出資にて設立した胎内ウィンドファームが事業を運営するという。シンジケートローンは、三井住友銀行がリード・アレンジャー兼エージェント、三井住友信託銀行がジョイント・アレンジャーを務め、第四銀行、あおぞら銀行が参加するとしている。三井住友銀行は、環境問題を重要な経営課題として認識し、再生可能エネルギー事業の普及促進に積極的に取り組んできたという。今後も引き続き、環境ビジネスに対して様々な金融サービスでサポートしていくとしている。
2014年03月28日(画像はプレスリリースより)太平燕、知っていますか?熊本県のご当地グルメ「太平燕(たいぴーえん)」を知っていますか?この不思議な名前の食べ物は、去年ブームになった白湯スープに春雨を入れ、白菜・海老・イカ・タケノコ・キクラゲなどの五目炒めと揚げ卵を載せた麺料理です。熊本のご当地グルメ×ゆるキャラ低カロリーな春雨を使い、野菜がたっぷり取れ、コクのあるスープで満足感が高いとしてヘルシー志向の女性に人気のグルメです。そんな太平燕とくまモンがコラボした「スープはるさめくまモンの太平燕だモン!」がエースコックから発売します。エースコック「スープはるさめくまモンの太平燕だモン!」は、鶏と豚のエキスをたっぷりと使った白湯スープに熊本産の椎茸を使うなど具材にもこだわった商品です。ヘルシーでボリュームたっぷりな太平燕とキュートなくまモンがインパクトあり!のパッケージは会社や学校でのランチに最適。ランチタイムの注目の的間違いなしです。【参考リンク】▼エースコック株式会社 プレスリリース(PDF)▼エースコック株式会社
2014年03月13日ソニーは2月6日に行った第3四半期の決算発表において、2014年7月を目処にテレビ事業を分社化することを発表した。なぜPC事業は売却で、テレビ事業は分社化なのか? 本稿では、その背景を探る。関連記事【レポート】2014年7月の分社化で2014年度中のテレビ事業黒字化を推進 - ソニー・2013年度第3四半期決算発表(2014年2月6日)ソニーが発表したテレビ事業の分社化は、これまで「聖域」と言われた領域にもメスを入れたものだといえる。テレビ事業は、ソニーの大黒柱であるエレクトロニクス事業の「顔」であり、「SONY」ブランドを最も象徴する製品であった。そのテレビ事業を分社化するという平井一夫社長の選択は、ソニーのエレクトロニクス事業の改革が、もはや予断を許さない状況にあることを示すものだといえよう。同社の平井一夫社長は、「エレクトロニクス事業は、今後も厳しい状況で推移すると考えている。テレビ事業、PC事業は、今期目標としていた黒字化は困難な状況にある。この状況を鑑み、将来を見据えたエレクロニクス事業の再生と成長を加速するために、さらなる構造改革を実施する」と語り、テレビ事業の分社化、PC事業の売却および収束を決定した。平井社長は就任以来、エレクトロニクス事業の黒字化を必達目標に掲げてきた。だが、2013年度もそれは未達となる。その元凶となっているのは、やはりテレビ事業である。テレビ事業は、2013年度の赤字によって10年連続の赤字となり、その長いトンネルから抜け出せない状況にある。「テレビ事業は数を追わず、収益構造の改革を優先する。テレビ事業の黒字化なしでは、ソニーの再生も、その後の成長もない」と平井社長は語っていたが、あと一歩がなしえない。もちろん再生計画は着実に成果をみせつつある。2011年11月時点ではマイナス1,750億円、2011年度末時点(2012年3月)でもマイナス1,475億円あったテレビ事業の損失は、液晶パネル関連コストの削減、商品力強化とオペレーションの改善などにより、現時点でマイナス250億円まで追い込んだ。○一定の成果をみせる収益改善策ソニーの加藤優CFOは「2年でブレイクイーブンにするという計画は達成できていないが、赤字幅は6分の1に圧縮。一定の成果はあったと判断している」と語る。サムスンとの合弁である液晶パネル生産のS-LCDを解消し、テレビの製造拠点を相次いで閉鎖。製品ラインアップの絞り込みなどの荒療治にも取り組んできた。2009年11月に発表した中期計画においては、2012年度には年間4,000万台の事業計画も策定したが、2013年度見通しでは1,400万台と、そこからは約3分の1程度にまで大幅縮小している。だが、「2013年度に250億円の赤字が残るのは、高付加価値商品の展開が遅れたことや、新興国の市況悪化によるもの」(加藤CFO)と説明。来年度の黒字化への足掛かりをつかんでいることを示す。その状況下でのテレビ事業の分社化ということになる。平井社長は「分社化すると黒字になるというオートマティクなものではない」と前置きしながらも、「Xperiaで実績をあげているソニーモバイルコミュニケーションズ、プレイステーション事業を展開しているソニー・コンピュータエンタテインメントは、それぞれソニーの100%子会社としてビジネスを行っており、スピーディーな経営を実現している。これをテレビビジネスに持ち込むことになる」とする。平井社長自身もソニー・コンピュータエンタテインメントの出身であり、分社化のメリットを良く知る人物だ。「独自のマネジメントを行い、現場で判断することで、さらに経営スピードを加速できる。それを進めることが黒字化への道である」と平井社長は語る。テレビ事業部門にとっては、分社化することで責任の明確化が進む一方で、独立して判断できる体制が整うことを歓迎する声もある。ソニーグループ内からは、テレビ事業にはあれこれ口を挟む人が多かったが、それが薄れることになるのはプラス効果」とする声もあがる。●「One Sony」を目指す上でテレビ事業は重要で不可欠な役割?ただし、分社化が万能の特効薬ということはもちろんない。分社化しても独立性が担保されず、経営スピードが加速しなければ、テレビ事業の再生がままならないのは明らかだ。平井社長にとってみれば、分社化はテレビ事業黒字化に向けた「最後の賭け」ということになろう。そして分社化は、テレビ事業をそういう「崖っぷち」に置き、もはやあとがないという危機感を持たせる特効薬になる。しかもテレビ事業でさえも、分社化の対象になるのだという危機感を、他の事業部門に植え付けることにもなる。テレビ事業の再生の鍵は、「量」ではなく「質」になる。平井社長は「テレビ事業は、4Kを中心に高付加価値路線が功を奏している。これを伸ばしていく」とする。平井社長によると、2013年4月には37型以上のテレビ市場において、ソニーは市場全体の平均単価を35,000円ほど上回ったが、2014年1月時点では50,000円程度上回っているという。平井社長は「この2年の施策を通じて、テレビ事業の再生への道筋はみえている。テレビ事業は正しい方向に向かっており、軌道に乗っている」と高付加価値路線へのシフトに自信をみせる。テレビ事業は、ソニーにとってはなくてはならない事業だ。その点では、PC事業とは状況が異なる。ソニーは、市場が縮小傾向にあるPCを捨て、成長が見込まれるスマートフォン、タブレットに経営資源を集中することで、モバイル領域における需要をカバーできると考えている。だが、テレビは代わりになるものはない。○4番バッターのテレビでも二軍に落とす「テレビは引き続き、リビングルームにおける視聴体験を実現する上で、重要な役割を果たすとともに、技術的資産は他の商品カテゴリーにおいても、当社の差異化技術として活用される」と語る平井社長。そして「会社はセパレートだが、"One Sony"の中でビジネスをやっていくことになる」というほど、平井社長が目指す「One Sony」の中で不可欠な事業にテレビは位置付けられているのだ。「4番バッターを二軍に落とす」という言い方は適切ではないだろうが、今回のテレビ事業の分社化はそんな印象すら抱かせる。そこでどんな変身を遂げるのか。その変化こそが、将来のソニー全体の経営体質を変えることになるのかもしれない。同日に日本産業パートナーズへの事業譲渡が発表されたPC事業における減損損失82億円、デバイス分野での減損損失321億円を計上したほか、構造改革費用を追加計上したことにより営業外損益を圧迫した。これに加えて、スマートフォンやPCを手がけるMP&C事業、テレビやレコーダーなどを手がけるHE&S事業、さらにデバイス事業で営業利益が想定を下回り、これらをデジタルカメラなどのIP&S事業、ゲーム事業、音楽事業、金融事業での想定を上回る営業利益がカバーできず、大幅な下方修正となった。MP&C事業ではPC事業の譲渡に伴う構造改革費用として200億円が追加計上されているほか、スマートフォンの販売が4,200万台から4,000万台へと下方修正され、損益へマイナスの影響を与えている。懸案となっているエレクトロニクス分野の再生に関しては、先述したようにPC事業を譲渡してリソースをスマートフォンやタブレット端末に振り向ける。また、長年続く赤字体質が問題となっていたテレビ事業に関しては、必達目標としていた今年度の黒字化は困難となったものの、赤字幅の圧縮により2014年度の黒字化へ手応えを感じている様子を見せた。
2014年02月15日