千趣会は、岐阜県美濃加茂市に、分散していた物流拠点が集約・統合した通信販売事業の新たな物流拠点として、「千趣会 美濃加茂ディストリビューションセンター」(美濃加茂DC)を12月1日に開設すると発表した。稼働は2015年12月7日を予定している。美濃加茂DCは地上3階建で、延床面積は51,426平方メートル、取扱品番数(常時)は約150,000で、1日当り入荷品番数は約5,000品番。出荷処理能力は5,000件/日。これまで分散した物流拠点で保管・在庫管理をしていた、ファブリック・寝具等の中型商品、ドレス・スーツ等のハンガー商品、衣料・雑貨等のインターネット専用商品を美濃加茂DCに集約し、統合的に取り扱う。また、物流拠点の集約と統合、可児DCとの連携によって、商品の拠点間物流量を減少させるともに、顧客への発送荷量も集約され、大幅なリードタイム短縮とコストダウンが可能になるという。そのほか、運送事業者と連携し、日本全国各地域への届け時間から逆算して、地域別に時差出荷を行い、施設内作業のボトルネックとなる工程にマテハンを導入し、過大な設備投資を行わずにスループットを向上させているという。
2015年12月01日シャトレーゼはこのほど、10月16日から販売した「柏尾山 熊本県産和栗どら焼き」が、発売後2週間で20万個を売り上げた、と発表した。○定番の「大納言どら焼き」の2倍以上を販売同商品は、熊本県産和栗をリッチに使用した、栗本来の味わいが感じられるどら焼き。どら焼き皮は油脂を入れず、卵と砂糖のバランスを調整することで、ふんわりとカステラのような食感と噛みしめると味わいが広がる伝統的なものに仕上げた。餡には、熊本県産の和栗のペーストと刻み栗をふんだんに入れた自家炊き栗餡を使用している。価格は194円(税込)で、販売終了は2016年1月中旬を予定している。発売後2週間で20万個を売り上げ、同社の人気商品でもある定番のどら焼き「柏尾山 大納言どら焼き」と比べ2倍以上の売れ行きとなっている。同社では、国産の高級和栗の1つである熊本県産和栗をふんだんに使用した、この季節ならではのワンランク上のどら焼きをお値打ちで販売したことが、多くの支持を得ているものと推察しているという。
2015年11月18日佐賀県は、情報発信による地方創生プロジェクト「サガプライズ!」の事業として、任天堂の人気ゲーム『スプラトゥーン』とのコラボレーション企画「Sagakeen (サガケーン)」を実施する。「呼子のイカ」で有名な佐賀県北部の唐津市呼子町は、特に春から秋にかけて、透き通った見た目のイカの活作りや朝市などを求める多くの観光客で賑わう。一方、気温の下がる冬はやや観光客が落ち込む時期。そこで、県の魅力発信による唐津市呼子町を中心とした佐賀県への観光誘致を目的に、イカが主人公のWiiU用ゲーム『スプラトゥーン』とのコラボ企画を行う。■東京タワーにコラボショップ「Sagakeen イカすロビー」が期間限定オープン11月18日(水)~11月24日(火)の7日間、呼子名物いかまんじゅうや唐津焼など『スプラトゥーン』とのコラボグッズを販売。さらに、イカの回転乾燥機「いかぐるぐる」をモチーフにしたツリーが、クリスマスまで輝く!■スプラトゥーン仕様の遊覧船が就航12月1日(火)からは、呼子エリアを舞台に観光誘客策を展開。観光遊覧船「イカ丸」がスプラトゥーン仕様の「スプラ丸」になるほか、朝市通りの公式ショップではコラボ商品を販売。さらに、呼子の冬の風物詩となった、ツリーに吊るしたイカの干物が来場者にプレゼントされる「イカすクリスマスツリー」も『スプラトゥーン』とコラボする。■ゲームでは「山の幸(佐賀牛) VS 海の幸(呼子のイカ)のフェスを展開11月21日(土)~22 日(日)の週末は、WiiU用ソフト『スプラトゥーン』で、ユーザーが佐賀県産の「山の幸」と「海の幸」の好きなチームに分かれて戦うフェスを展開。ゲーム内のキャラクターのTシャツには、「佐賀牛」「呼子のイカ」がしっかり描かれる。そのほか詳細については、「Sagakeen」オフィシャルサイトをチェックしてみよう。(C)2015 Nintendo
2015年11月13日「とある自治体の地域振興(プロモーション)」として、2011年秋よりスタートした、「とある」シリーズ×立川市のコラボレーションだが、その5周年を記念した特別イベントが、2015年11月7日に開催された。立川市の街並みが、『とある魔術の禁書目録』および『とある科学の超電磁砲』の舞台となる"学園都市"のモデルになっているところからはじまった本コラボ企画では、描き下ろしのイラストを使用した地域限定グッズの販売をはじめ、地元のお店とコラボした「ゲコ太どらやき」「ゲコ太せんべい」「小萌茶」などの開発、オリジナルラッピング自動販売機による立川限定オリジナル飲料「ヤシの実&パインサイダー」の販売などで、イベント時だけでなく日常的にもファンを立川に誘導し続ける完全地域密着型のプロモーションとして、全国の自治体から注目を集めている。5周年を迎えた今回は、「とある」シリーズの出演声優から、上条当麻役の阿部敦、インデックス役の井口裕香、御坂美琴役の佐藤利奈の3人が、立川市の昭和記念公園で行われた「秋の楽市」の特設ステージに登場。「秋の楽市」に参加する立川市民や駆けつけた大勢のファンとともに、「とある自治体の地域振興」の5周年を祝った。さらに3人は、立川シネマ・ツーで行われた『劇場版 とある魔術の禁書目録-エンデュミオンの奇蹟-』の記念上映会にも参加。上映後にはトークショーを行い、アフレコ時のエピソードなどを交えながら、あらためて作品の魅力を語った。ここではイベント後に出演者3人が語ったメッセージを紹介しよう。○阿部敦、井口裕香、佐藤利奈が語る「とある自治体の地域振興」――「とある自治体の地域振興」も今年で5周年を迎えましたが、実際にイベントに参加した感想はいかがですか?阿部敦「以前、多摩モノレールのコラボで一日車掌をやらせていただいたのですが、そのときは(立川を)通り過ぎるだけだったので、今回は満を持して、5周年のイベントに参加できて非常にうれしかったです。個人的にはゲコ太にも会えたし、ヤシの実サイダーも飲めたし、本当に初めて尽くしの楽しいイベントでした」井口裕香「私も立川でのイベントに参加するのは初めてだったのですが、ずっと来たいと思っていたので、5周年という記念すべきときに来ることができてすごくうれしかったです。立川に着いて、駅の改札を出たら、アニメの中で観たことのある景色や建物が目の前に並んでいて、とても興奮しました。もっとじっくり観て周りたいです」佐藤利奈「私は一度、レールガンチームでの舞台挨拶で、立川にお邪魔したことがあるのですが、今回は大きなゲコ太とともにステージに立てたのがとてもうれしかったです(笑)。今回、"とある自治体"さんの会議室をお借りしているのですが、入り口にコラボレーションしたおせんべいやお饅頭やグッズがディスプレイされているのを見て、ずっと熱を持って一緒にいてくださる感じが非常にうれしかったです。本当に皆様あっての5周年ということがあらためて実感できました」――お話にも出ましたが、コラボイベントだけでなく、さまざまなコラボグッズも展開されています阿部「モノレールに乗ったときに、インデックスとコラボした切符をいただいたのですが、ちゃんと今でも部屋に飾ってあります。"とある自治体"さんの入り口に飾られているグッズには、自分が知らないものもたくさんあり、本当にさまざまな展開をしていただけてありがたいなって思いました」井口「ヤシの実サイダーもそうですが、自動販売機もすごい可愛くラッピングされていて、見ただけでテンションがあがります! 缶はもったいなくて、捨てるのが心苦しいです(笑)」阿部「食蜂(操祈)さんとかレールガンからじゃないですか。本当にすごいですよね」佐藤「上条さんはいないんですけど……」阿部「そこらへんはまあ、不幸なことですよ(笑)」佐藤「出たいってアピールしておいたほうがいいんじゃないですか?」井口「確かに! そうしたら次に入るかも」佐藤「でも、出ないほうがおいしいかも?」阿部「やはり、そっちかなあ……」井口「ヤシの実サイダーじゃなくて、何だコレ? みたいなのがあったじゃないですか」阿部「いちごおでん?」井口「それ! 当麻はそれでいきましょう。それを自動販売機でもランダムで出てくるようにして……」阿部「ハズレじゃないですか!」佐藤「出てきたら『不幸だー』て言える(笑)。そんなコラボもいつかできたらいいですね」――ほかに何か新たなコラボやイベントでやってみたいものはありますか?井口「インデックスをやっていた頃には夢のような機械だった"お掃除ロボット"。あれが実際に立川の街にあったらいいですね」佐藤「それに(土御門)舞夏の人形とか置いたら面白いかも」阿部「個人的には、あまり立川に来たことがないので、各シーンに使われている場所を実際に歩いてみたいですね。ファンの皆さんと一緒に歩こうツアーみたいなのがやりたいです」佐藤「私はゲコ太ですね。さらなるゲコ太展開を期待します! レインボーゲコ太とか、いろいろなゲコ太がおりますので。着ぐるみサイズとなると大変だと思うので、小さくてもいいから今後もゲコ太とぜひコラボしていただきたいです。できればモフモフしたやつがいいです(笑)」――最後にファンの方へのメッセージをお願いします阿部「劇場公開から2年半が経っていますが、いまだに熱冷めやらずという感じで、いろいろな展開していただけるのは、中の人としても非常にうれしく、感無量でございます。またこういう機会がありましたら、皆さんの前でいろいろなお話ししたり、劇場版を観たり、歩こうぜツアーをやったりできたらいいなと思っております」井口「TVアニメが終わって、劇場版が終わっても、こうして街の皆さんが盛り上げてくださるからこその5周年なので、本当にうれしく思っております。実際に今日歩いてみて、公園とかも多くて本当に癒される街だと思いました。作品に出ているところを巡るのももちろんですが、そうじゃない魅力も一杯あると思いますので、ゆっくりとお散歩しながらいろいろな立川の街を楽しんでいただけたらうれしいです」佐藤「本当に長く愛される作品に携わらせていただけてうれしく思っています。『あんなに立川の街を破壊しているんですけど、いいんですか?』というスタートだったのですが(笑)、立川自体もこの5年で新しくなっているところも一杯あって、何て住みやすくて良い街なんだと来るたびに思っています。これからも良いコラボレーションができればと思っておりますので、"とある自治体さん"もインデックスも、そしてレールガンも応援のほど、よろしくお願いします」――ありがとございました(C)鎌池和馬/アスキー・メディアワークス/PROJECT-INDEX MOVIE(C)鎌池和馬/冬川基/アスキー・メディアワークス/PROJECT-RAILGUN S
2015年11月11日2014年にマリーナ地区に完成した「シンガポール・スポーツ・ハブ」は、地域活動から国際試合、音楽コンサートまであらゆるシーンに対応した世界最大級のスポーツ総合施設。キッズプールやボディボードなどの体験型アトラクションや、巨大なショッピングモールも併設するシンガポール・スポーツ・ハブで一日中楽しもう!世界でここだけ!多種目に対応できる競技場「ナショナル・スタジアム」©Singapore Sports Hub35ヘクタールの広大な敷地に広がるスポーツ複合施設「Singapore Sports Hub(シンガポール・スポーツ・ハブ)」。2014年6月にオープンしたばかりにも関わらず、既に「28th SEA GAMES」など多数の国際試合を開催し、世界中からの注目を集めている。敷地の中で最も存在感を示すのは、全天候に対応する可動式天井を持つ「National Stadium(ナショナル・スタジアム)」。客席数最大55,000席のスポーツ・ハブのシンボル的建物だ。環境に配慮した低エネルギーで効率の良い空調システムは、常夏のスタジアムを常に快適な気温に保つ。ラグビーやクリケット、フットボールなどの多岐にわたる競技が同スタジアムで開催できるのは、2015年現在世界中でここだけ!シンガポール代表選手も利用する本格的な練習施設©Singapore Sports Hub「Water Sports Centre(ウォーター・スポーツ・センター)」は、アスリートのトレーニングのために造られた本格的な水上競技用施設。観光客でもカヌーやカヤック、ペダルボートをレンタル出来、水上競技を楽しむことができる。「Singapore Indoor Stadium(シンガポール・インドア・スタジアム)」は、世界クラスの設備を持つ室内競技場。4,000~12,000席に調整可能な座席レイアウトは、あらゆる競技への柔軟な対応を可能に。その他、バスケットボールやバトミントン、卓球などの多目的体育館「OCBC ARENA(OCBCアリーナ)」や、水中競技施設「OCBC AQUATIC CENTRE(OCBCアクアティック・センター)」など、スポーツの総合施設としての完璧な施設を備えるシンガポール・スポーツ・ハブは、国の代表選手の育成や、トレーニングにも活用されている。子供から大人まで本気で楽しめるアトラクションに注目©Singapore Sports Hubスポーツ・ハブ敷地内には、競技施設の他にも観光客が楽しめるアトラクションが多数。水着で楽しむウォーター施設「SPLASH-N-SURF」ではファミリーや仲間同士で川下りを、またハーフパイプでボディボードも体験できる。3歳から12歳を対象にしたキッズプールも!※SPLASH-N-SURFの詳しい情報はこちら90分間のガイド付きツアー「VENUE TOURS」は、毎週水、木曜に開催。シンガポールのスポーツの歴史や、代表的なアスリートに纏わる品々が展示される「Singapore Sports Museum(シンガポール・スポーツ・ミュージアム)」を含む広大な敷地内施設を巡る。※VENUE TOURSの詳細と予約はこちらスポーツ施設を満喫した後は、巨大ショッピングモール「Kallang Wave Mall(カラン・ウェイブ・モール)」でお買い物や食事を楽しもう!Singapore Sports Hub(シンガポール・スポーツ・ハブ)・住所:(National Stadium)1 Stadium Drive, Singapore 397629・電話:+65 6653 8900・アクセス方法:MRTスタジアム駅下車、目の前。City方面から10、14、16、70、196番などのバス利用。
2015年11月10日神田スポーツ店連絡協議会は31日~11月1日、東京都千代田区・靖国通りスポーツ店街にて、「神田スポーツ祭り2015」を開催する。○趣向を凝らし、楽しくにぎやかなスポーツ店街を演出同イベントは、"スポーツ店のメッカ"神田スポーツ店街が実施する、年に一度のスポーツ祭り。同協議会では、1995年から年に1回、スポーツの秋に同イベントを開催し、魅力のあるスポーツ街づくりに取り組んでいる。東京名物・神田古本まつりや神田カレーグランプリなどと同時期開催となる。期間中は、人気のスキー場の得する情報を提供する「スキー場関係会社キャンペーン」「スキー場合同PRブース」、スポーツ祭りならではのイベントと超お買い徳品満載の「スポーツ『我楽多市』」、抽選により豪華スポーツグッズが当たるチャンス「お楽しみ抽選会」、ご当地レスラーが神田の街を盛り上げる「神田プロレス」、日本インラインスケートスラローム協会(JISSA)による初心者から中級者・親子対象の講習会「インラインスケート講習会」(荒天中止)、「スタンプラリー」(荒天中止)などを開催する。開催期間は、10月31日~11月1日。開催場所は、東京都千代田区・靖国通りスポーツ店街(小川町交差点~駿河台下交差点までの靖国通り両側の歩道・ヴィクトリア本店横区道および旧電機大学跡地)。
2015年10月30日富士通は29日、同社のPC事業と携帯電話事業をそれぞれ分社化すると発表した。PC事業、携帯電話事業それぞれにおいて、100%出資の子会社を新たに設立し、コンシューマ向け・ビジネス向けを問わず移管。各製品の企画や開発、製造などを行う。同社は「新会社は連結子会社となるため、富士通からPC、携帯電話事業がなくなるというわけではない」としている。他方、グループ内に分散しているIoTに関する技術や企画、開発、製造、営業などのリソースは、全社IoT部門に集約し、中核事業として強化する。今回の措置は、ユビキタスビジネス事業の体質強化を目的に、PC事業・携帯電話事業の体制刷新を図るもの。その背景として、市場のコモディティ化が進み製品の差別化が困難となる中で、グローバルベンダとの競争が激化していることを挙げている。同社は、今回の体質強化により、従来以上に競争力ある商品をタイムリーに市場に提供していくとする。
2015年10月29日東芝は10月28日、半導体事業におけるシステムLSI事業ならびにディスクリート半導体事業の構造改革の方針を決定したと発表した。システムLSI事業は、注力領域の明確化の固定費削減を目的にCMOSイメージセンサ事業からの撤退を決定。併せて既報の通り、大分工場の300mmウェハ製造ラインとその関連資産ならびにCMOSイメージセンサ事業をソニーに譲渡する方向で協議を進めていくとする。同社のCMOSイメージセンサ事業の売り上げは2014年度で約300億円で、同事業の設計などに関わる社員については、ソニーへの譲渡完了に伴い、ソニーグループに移籍することで調整を進めていくとしている。また、これに併せてシステムLSI事業については、市場の成長が見込まれ、技術優位性が高い分野に経営資源を集中していくとするほか、200mmおよび150mmウェハ製造ラインの効率運営に向け、大分工場を岩手東芝エレクトロニクスに統合する形で新会社を発足させる計画。新会社では、アナログ半導体製品を中心にファウンドリ事業も行うことで、製造ラインの稼働率改善を図るとしている。この新会社は2016年4月1日をめどに発足させる計画だとしている。一方のディスクリート半導体事業については、収益力改善および市場競争力強化を目的に、2015年度末までに白色LED事業を終息させる。同社では、これにより市場拡大が見込まれるパワー半導体事業、光デバイス事業、小信号デバイス事業を注力領域と位置づけ、事業全体の早期黒字化を目指すとする。なお同社では、こうした構造改革に伴い、システムLSI事業、ディスクリート半導体事業およびセミコンダクター&ストレージ社の営業・スタッフ部門を対象に、セミコンダクター&ストレージ社内での再配置および再就職支援を含む早期退職優遇制度を実施するとしており、こうした施策を進めることで、固定費を2016年度に2014年度比でシステムLSI事業で約160億円、ディスクリート半導体事業で約100億円削減させ、両事業の黒字化を目指すとしている。
2015年10月28日佐賀県は10月26日、佐賀空港の愛称を「九州佐賀国際空港」と定めるとともに「『九州佐賀国際空港』戦略的広報事業」を実施することとし、業務委託先を選定するための企画提案募集を発表した。佐賀県は9月に策定された「佐賀空港がめざす将来像」を目指し、北部九州(佐賀県、福岡県、長崎県、熊本県、大分県)を中心とした九州全域において、佐賀空港の利便性の高さ(良好なアクセス、豊富なLCC路線、無料駐車場等)の認識を高める試策として、愛称を「九州佐賀国際空港」と定めた。これにあわせて九州北部における佐賀空港の露出を高め佐賀空港利用者数増加につなげるため、「『九州佐賀国際空港』戦略的広報事業」を実施する。委託業務内容は、3年程度の広報戦略の策定、「九州佐賀国際空港」キャッチコピーやロゴマーク作成、「九州佐賀国際空港」の新愛称発表に係る広報業務、新愛称発表から2016年3 月31日までに実施する広報業務(「九州佐賀国際空港」使用キックオフイベントの企画・運営、パネルディスカッション抄録の記事広告(または記事体広告)の作成および掲載、プロモーションの企画および実施、各種広報ツール作成)の実施を求めている。業務委託期間は契約締結の日から2016年3月31日までで、委託料は3,958万5,000円(消費税額および地方消費税額を含む)を上限としている。事前説明会は10月30日14時より、佐賀県立図書館会議室を実施する。参加は自由であり、企画競争への参加にあたって同オリエンテーションへの参加は必須ではない。
2015年10月28日熊本県はこのほど、トマト畑搭載トラック「トマトラ」を熊本から東京まで走らせる日本縦断プロジェクトを開始した。同プロジェクトは、熊本県「赤のブランド」推進事業の一環として行うもの。今年は「くまもとの本気モン」をテーマに、第1弾として、トマト農家や運送のプロが作った「トマトラ」を日本中でPRする。「トマトラ」は、新鮮なトマトを東京に届けるため、トマト畑をそのまま輸送するために特化して作られた特別な2tトラック。トマト苗を枯れさせない工夫を随所に設けている。熊本~東京までの道のりは、高速道路も使用するため、トマトラは100km近い速度で走ることになる。そこでトマトを向かい風から守るため、屋根の骨組みは荷台のほろが風を受けにくい構造とした。苗の転倒や土の飛散を防ぐよう「ビニールハウス搭載型」とし、トマトを密閉空間の中で守りつつ輸送できる仕組みも取り入れた。また、ビニールハウスで覆うと熱がこもるが、トマトは熱に弱いため、32度以下にたもてるよう設計したとのこと。屋根には日光熱の影響を軽減する反射シートを施し、運転席のエアコンからダクトを荷台にはわせて、冷気を引き込む構造になっている。畑の下には、揺れで実が落ちないように、縦揺れを吸収するスポンジシートを敷いた。トラックのデザインは、トマトに見える赤とグリーンの配色でインパクトの強いものに仕上げた。ビニールハウス上部には、熊本県の営業部長「くまモン」の姿をデザイン。赤いホイールのナットは、一つ一つがトマトの種のような黄色に塗装されている。ナンバープレートは、「10月10日(トマトの日)」と細部にまでこだわった。トマトラは7日に熊本を出発。大阪、名古屋を経て10日に東京へ到着する予定となっている。
2015年10月09日OKIデータは、セイコーインスツル(以下 SII)から、SII子会社のセイコーアイ・インフォテック(SIIT)が展開している大判プリンター事業の事業譲渡を完了したと発表した。OKIデータは10月1日、SIIからSIIT全株式の譲渡を受け「株式会社OKIデータ・インフォテック」(資本金:10億円、従業員数:236名)を設立、事業活動を開始した。また同日、OKIデータの欧米グループ企業へのSII欧米グループ企業からの大判プリンター事業・資産譲渡も完了。なおSIITから提供していた大判プリンターなどの商品販売・サービスは、OKIデータ・インフォテックが引続き提供する。OKIデータは、新領域への高付加価値プリンター事業を成長分野として位置付けており、特にプロフェッショナル市場を重要なターゲットの1つとしているという。今回の事業取得により、大型インクジェットサインプリンターおよびLEDグラフィックスプロッターなどの技術・開発力、ならびに商品ラインアップと販売チャネルを新たに獲得し、今後、印刷・流通・小売業界向けにワンストップ・ソリューションを提供するという。
2015年10月05日日本デザイン振興会は29日、「2015年度グッドデザイン賞」の受賞結果を発表した。このたびグッドデザイン賞を受賞したのは、審査対象となった3,658件のデザインから選ばれた1,337件(受賞企業は909社)。これらの中には、「グッドデザイン大賞」をはじめとする特別賞各賞の候補となる100件である「グッドデザイン・ベスト100」が含まれるほか、同会が東日本大震災からの復興促進を目的に2011年から実施されている特例措置枠での受賞が60件、海外事業連携の一環となるタイ、インド、シンガポールからの受賞51件が含まれる。また、10年以上の長きにわたり生産と販売が続けられ、ユーザーから親しまれてる製品などに贈られる「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」には、ニコンの「Nikon F6」やニベア花王の「ニベアクリーム」など33件が受賞した。すべての受賞対象は、グッドデザイン賞の公式Webサイトで確認できる。今回の審査について、2015年度グッドデザイン賞の審査委員長・永井一史氏は公式Webサイト上で、「今回のグッドデザイン賞では、デザインがいま向き合うべき重要な領域を「フォーカス・イシュー」として定め、さまざまな社会課題とデザインとの関わりに評価のポイントを置くととともに、応募されたデザインの意義や価値をこれまでにも増して深く読み解くことを心がけました。」とコメントしている。なお、グッドデザイン賞およびグッドデザイン・ロングライフデザイン賞の受賞対象は、10月30日~11月4日に東京都・六本木の東京ミッドタウンにて開催される受賞展「グッドデザインエキシビション2015」(G展)に出展され、10月30日に「グッドデザイン特別賞各賞」および「グッドデザイン大賞候補」が、11月4日には「グッドデザイン大賞」が決定、発表される予定となっている。
2015年09月30日2011年秋にスタートした『とある』シリーズ×立川市のコラボ企画「とある自治体の地域振興」は、今年2015年11月7日(土)、8日(日)に開催される「たちかわ楽市」で5周年を迎える。それを記念して、『とある』シリーズの声優陣が出演する特別イベントが開催される。『とある』シリーズ×立川市のコラボ企画「とある自治体の地域振興」では、描き下ろしのイラストを使用した地域限定グッズの販売をはじめ、地元のお店とコラボした「ゲコ太どらやき」「ゲコ太せんべい」「小萌茶」など、今やすっかり定番化したお土産の開発、そして2014年から展開され現在10カ所で稼働している「とあるシリーズ」デザインのオリジナルラッピング自動販売機での立川限定オリジナル飲料「ヤシの実&パインサイダー」の販売など、完全地域密着型で、イベント時だけでなく日常的にもファンを立川に誘導し続けるプロモーションは、全国の自治体から注目を集めている。今回、コラボ開始から5周年を記念して『とある』シリーズ出演声優の阿部敦(上条当麻役)、井口裕香(インデックス役)、佐藤利奈(御坂美琴役)の3名による昭和記念公園特設ステージでの「とある自治体の地域振興」5周年お祝いメッセージ(雨天の場合は中止)と立川シネマ・ツーでのトークショー付『劇場版 とある魔術の禁書目録-エンデュミオンの奇蹟-』記念上映会が実施される。■「とある自治体の地域振興」5周年お祝いメッセージ【日時】2015年11月7日(土)13:00~13:10(予定 / 雨天の場合は中止)【場所】花みどり文化センター横 特設ステージ【出演】阿部敦(上条当麻役)、井口裕香(インデックス役)、佐藤利奈(御坂美琴役)【進行】太田勝也(NBCユニバーサル・エンターテイメント・ジャパン)【入場料】無料■トークショー付『劇場版 とある魔術の禁書目録-エンデュミオンの奇蹟-』【日時】2015年11月7日(土)※開場13:30 / 上映13:45~15:15(90分) / トークショー15:20~15:50(約30分)【場所】シネマ・ツー〈a studio〉382席 / 全席指定【出演】阿部 敦(上条当麻役)、井口裕香(インデックス役)、佐藤利奈(御坂美琴役)【進行】中山信宏(ワーナー・ブラザース・ホーム・エンターテイメント)【チケット】2,500円 (10/9(金)0:01よりPAYDESIGNにて発売予定 / 先着順)※購入方法や詳細については、後日、立川観光協会のTwitter・HPなどで告知される。※コンビニエンスストア決済につき、別途手数料がかかる。※直前に一部変更となる場合がある。なお、「とある自治体の地域振興」5周年お祝いメッセージのステージには、「ゲコ太」が応援に現れる予定となっている。11月7日(土)、8日(日)の両日は、花みどり文化センター内にて「とある自治体の地域振興」オリジナルグッズも多数販売されるが、グッズ購入1,000円ごとに抽選券が配布され、声優陣のサイン入りグッズをはじめ、「とある自治体の地域振興」グッズが当たる抽選会に参加できる。抽選会は11月8日(日)の15:00から花みどり文化センター内で実施予定。この抽選会に参加できない場合は抽選券は無効となる。そのほかイベントに関する詳細は立川観光協会にて。(C)鎌池和馬/アスキー・メディアワークス/PROJECT-INDEX MOVIE(C)鎌池和馬/冬川基/アスキー・メディアワークス/PROJECT-RAILGUN S
2015年09月28日気象庁は9月14日、同日9時49分ごろに阿蘇山(熊本県)で噴火が発生したと発表した。今回の発表は、同庁の「噴火速報」により発表された。「噴火速報」では、同庁が常時観測している各火山を対象に噴火の発生事実を発表している。また、今回の噴火に伴い、同庁は火口から弾道を描いて飛散する大きな噴石を確認。噴煙は火口縁上2,000mまで上がったという。今後も同程度の噴火が発生し、弾道を描いて飛散する大きな噴石が火口から1km以上に飛散する可能性があるとのこと。噴火の発生を受けて、同庁は同日10時10分に阿蘇山に火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)を発表した。対象市町村は、熊本県阿蘇市・高森町・南阿蘇村。 火口からおおむね2kmの範囲で、噴火に伴う大きな噴石および火砕流への警戒を促している。(C)Japan Meteorological Agency
2015年09月14日子どもにケガはつきもの。どれだけ配慮していても、思いがけないところでケガをしてしまうことも珍しくありません。それは家庭内だけでなく、園や学校でも同じことです。園や学校でケガをした場合、日本スポーツ振興センターから給付金(お見舞金)が支給されるようになっています。今回はそんな、スポーツ振興センターの取り組みについてお話ししましょう。日本スポーツ振興センターとは日本スポーツ振興センターは、日本における「スポーツの振興」と「児童生徒等の健康の保持増進」を図るための中核的専門機関。出典: 2003年に設立(正確には、日本体育・学校健康センターから移行)されました。おもな業務として、・日本のスポーツ推進のための開発・支援業務・国立代々木競技場、秩父宮ラグビー場及び味の素フィールド西が丘の管理、運営・スポーツ振興くじtoto、BIGなどの販売、当せん金の払戻業務・スポーツにまつわる各種研究などを行っており、災害共済給付および学校安全支援業務も含まれています。災害共済給付金制度とは日本スポーツ振興センターが給付金を支払う制度のことを「災害共済給付金制度」と言います。簡単に言うと、子どもが園や学校の管理下でケガなどをした際に、保護者に給付金を支払う制度のことです(ただし、通っている園や学校が、災害共済給付金制度に加入していることが条件となります)。学校の管理下というのは、次のような場合を指します。・授業中(保育中)のこと(体育や遠足、修学旅行、大掃除などを含む)・学校の課外指導中(部活動や林間学校なども含む)・休憩時間、学校側が定めた特定時間中(始業前、昼休み、放課後なども)・通常の経路、方法による通園・通学中(登下校の際)これらに該当する時にケガをした場合、学校の管理下の元でケガをしたと判断され、災害共済給付金制度が適用されます。園でのケガにはどんなものがある?たとえば、以下のようなケガをした場合、災害共済給付金制度が適用される可能性があります。・制作中にハサミで指を切った・遠足中、虫に刺された・外遊びの時間に遊具から転落した・外遊び中に熱中症になった・園内の階段で滑り、転倒したどれも日常的に起こりうることなので、この取り組みを覚えておいて損はないでしょう。掛け金はどのくらい加算されているの?災害共済給付金制度は、この制度に加入している園や学校に通っている子どもすべてが対象です。掛け金は園、学校側からの毎月の引き落としに含まれており、金額は子どもの年齢によって異なります。支払ってもらえないケースもあるなかには給付金が支払ってもらえないケースもあります。たとえば、事前に伝えている通学路ではない道を通っていて事故にあった場合や、園庭解放中のケガで親に責任がある場合などは該当しない可能性があります。通学路については大切なことなので、小学生の子を持つママは、必ず「この道以外で帰らないように」ということを伝え、万が一のことがあった時にも対応してもらえるようにしておきましょう。なお、万が一ケガや事故が生じた時は、学校側の指示を受け、必要書類を揃えるようになります。治療の経過を報告することも保護者側の責任になるので、園・学校側との密な連携が必要になります。災害共済給付金の手続きをしないで済むに越したことはありませんが、ケガや事故はいつ、どこで起こるかわからないもの。この機会に、災害共済給付金について今一度確認しておきましょう。・参考サイト学校安全web
2015年09月14日気象庁は8月25日8時45分、台風第15号の進路情報について発表した。同庁によると、台風第15号の中心は、25日6時過ぎに熊本県荒尾市付近に上陸。同日8時時点で福岡県飯塚市付近に存在している。勢力は強く、中心気圧は960ヘクトパスカル、最大瞬間風速は秒速55mとなっている。25日8時時点での同台風の進路方向は北北東で、速さは時速45km。同庁によると、25日18時には島根県出雲市の西北西約130km地点、26日6時には日本海上に存在する予報となっている。なお、台風が熱帯低気圧や温帯低気圧に変わっても、引き続き大雨や強風、高波などの激しい現象が発生するおそれがある。同庁は、最新の警報や注意報、気象情報等に留意するよう呼びかけている。(C)Japan Meteorological Agency
2015年08月25日天草エアライン(本社: 熊本県天草市)は8月21日、同社の公式facebookを通じて、現有機(DASH8-103型機)の後継機になる仏・ATR社製のATR42-600が熊本空港に12:40頃到着したことを発表した。同機の到着に関して同社は、「阿蘇・くまもと空港では、たくさんの方々に出迎えていただき、Newみぞかも大感動で皆さんに手(翼)を振っていたの、判りましたか~?? 長いフェリーフライトを見守ってくださった皆さま、本当にありがとうございます! 皆さまを乗せてフライトできるのはもう少し先ですが、その日をどうぞお楽しみに!! 」とコメントしている。同機は日本で初めてATRであり、デザインについては現有機をベースにATR機の機体に調和するよう工夫を施している。人気のくまモンも場所も変更になってはいるが、引き続き描かれている。同機による運航は2016年1月末に開始できるよう準備を進めているという。8月21日には8月24日~10月24日までの運航計画を発表し、機材更新に伴う乗員訓練のため、天草~福岡線(105便・106便)と天草~熊本線(201便・202便)、熊本~大阪(伊丹)線(801便・802便)は運休となる。なお、10月25日以降も長期に渡り運休を計画している。最新写真は同社のfacebookで公開している。
2015年08月22日デンソーは8月19日、熊本県天草市に敷地面積2万m2の微細藻類の大規模培養実証施設を建設し、2016年4月より稼働を開始すると発表した。同市の廃校の土地・施設を活用するという。新施設では、同社が特許を保有する微細藻類「シュードコリシスチス」の培養実験を行う。「シュードコリシスチス」は生長が速く、丈夫で培養しやすい特徴を持つ。同社は2008年から「シュードコリシスチス」の研究に着手しており、これまで愛知県西尾市の善明製作所内300m2の敷地で培養を行ってきたが、バイオ燃料の生産効率を高めるため、新施設の建設を決めた。今後、新施設で実証実験を行い、2018年度を目処に、藻から抽出したバイオ燃料の実用化に向けた要素技術の確立を目指すとしている。
2015年08月20日天草エアライン(本社: 熊本県天草市)は8月13日、現有機(DASH8-103型機)の後継機になる仏・ATR社製のATR42-600を仏・トゥールズにて受領し、熊本空港には21日12:00頃に到着を予定していることを発表した。同機は日本で初めてATRであり、デザインについては現有機をベースにATR機の機体に調和するよう工夫を施している。人気のくまモンも場所も変更になってはいるが、引き続き描かれている。同機による運航は2016年1月末に開始できるよう準備を進めているという。予定している空輸ルートは、8月16日に仏・トゥールーズ→キプロス・パフォス、8月17日にパフォス→バーレーン→オマーン・マスカット、8月18日にマスカット→モルディブ・マレー、8月19日にマレー→スリランカ・コロンボ→タイ・バンコク、8月20日にバンコク→台湾・台北、そして8月21日に台湾→熊本となる。乗組員はATR社から派遣したパイロット2名と整備士1名、他5名は天草エアラインの社員となる。熊本到着後は8月26日から実機訓練開始を予定している。くまモンの写真も含め、最新写真は同社のfacebookで公開している。
2015年08月15日ソフトバンクグループのSBイノベンチャーは、スマートフォンやパソコンで、現役または元プロスポーツ選手やスポーツインストラクターなどから、動画を活用したプライベートレッスンを受講できる「スマートコーチ」を9月より開始する。料金設定は各コーチが行う。「スマートコーチ」は、スポーツ選手によるプライベートレッスンを任意の時間に、スマートフォンやパソコンから受講できるサービス。予定されているスポーツは、サッカー、陸上競技、トライアスロン、アイスホッケー、ヨガなどで、コーチには男子4×100mリレーのオリンピック銅メダリストである朝原宣治さん、トライアスロンのオリンピック選手である西内洋行さん、元Jリーガー、元プロ野球選手などが登録されている。レッスンは、まずコーチから生徒に練習させたい動作のコツなどを紹介する「課題」動画が送られてくる。次に生徒は、練習成果を撮影した「チャレンジ」動画をコーチに送信。最後に、コーチから練習成果のフィードバックとして「チャレンジ」動画を添削した「チェック」動画が送られてくる。レッスンの頻度や回数などのコース設計、料金設定はコーチが行う。そのほか、コーチへの質問や目標の共有など、コーチとのコミュニケーションに活用できるチャット機能も用意されている。
2015年08月03日三井住友銀行と国立研究開発法人 産業技術総合研究所は29日、ベンチャー企業の事業化支援や、成長産業における産業振興の相互協力を目的とした業務連携に関する覚書を締結したと発表した。○ロボット分野などの成長産業振興に係るプラットフォームの構築を目指す日本国内には、優れた技術シーズが豊富にある一方で、米国・西海岸のように、ITやテクノロジーなどの技術シーズと優れた人材や投資家が結び付き、ベンチャー企業が次々と創出される「ベンチャー創造の好循環(エコシステム)」が確立できているとは言い難い状況にあると言われており、国内の優れた技術を事業化し、育成する仕組みづくりが喫緊の課題となっているという。このたびの覚書の締結により、三井住友銀行の「ベンチャー企業・成長産業に係るネットワーク」と、産業技術総合研究所の研究開発力を基盤とした「技術シーズ・技術の目利き力」を連携させることで、国内のベンチャー事業化支援、ならびにロボット分野などの成長産業振興に係るプラットフォームの構築を目指すとしている。今後、三井住友銀行と産業技術総合研究所が構築したプラットフォームに、国内外の産官学各種機関で創発される技術シーズや新規事業を検討する企業の人々に参画してもらうことで、国内の課題である「ベンチャー創造のエコシステム」の確立、日本経済活性化に貢献していくとしている。○連携協力事項起業家育成、ベンチャー企業の事業化支援(ベンチャー創造のエコシステム構築)起業家育成セミナーの開催様々な成長産業のオープンイノベーションを促すピッチコンテストの開催成長産業の産業振興(ロボット分野など)、その他新産業創出に向けた連携企業の相互紹介産業技術総合研究所による技術コンサルティングの提供今後成長が見込まれる有望な成長産業の発掘
2015年07月30日新生銀行は、15日に新設した「事業承継金融部」を通じて、事業承継ニーズへの取組みを強化すると発表した。○主に東京23区内の未上場のオーナー系中堅・中小企業が対象事業承継金融部は、主に東京23区内の未上場のオーナー系中堅・中小企業を対象に、今後さらなる需要の増加が見込まれる事業承継に焦点を当て、新生銀行グループの新生プリンシパルインベストメンツグループ(以下新生PIグループ)と協働して、そのノウハウも活用した投融資案件を発掘するとともに、コーポレートローン、M&A、資産運用やリースなど、同行グループの横断的な知見と機能の提供を通じ、顧客の事業承継ニーズへのサポート機会を発掘する専門部署として、法人部門内に設置する。具体的には、バイアウトや優先出資を主体とした投融資や同行グループが持つ機能を活用した金融商品やサービスの提案による事業承継の支援に加え、転廃業を考える中堅・中小企業に対しては、株式取得や債権買い取り、一時的に必要な資金の融資などの投融資案件を通じた、円滑な実行の支援策を提案していくという。新生銀行では、クレジットトレーディング業務、プライベートエクイティ業務を行う部署や子会社を集約した新生PIグループを2013年7月に設立、事業承継ニーズのある中堅・中小企業に対するハンズオンでのバイアウト投資などは同グループの新生企業投資を、事業の転廃業や債務整理などに関する債権買い取りやコンサルティングは新生債権回収&コンサルティングを中心に展開してきたという。高齢化社会の進展を背景に事業承継ニーズは増加傾向にあることから、同部の設置により、新生銀行グループ全体での取組体制を一層強化していくとしている。
2015年07月21日ヴィクトリアは7月17日、埼玉県さいたま市のさいたま新都心駅前の大型ショッピングモールコクーンシティに、1,260坪のスポーツモール「ヴィクトリアスポーツモールさいたま新都心コクーンシティ店」をオープンさせる。同店は、コクーン3の3階オールフロアに広がる「スポーツライフスタイル」をコンセプトとした大型スポーツモール。アスリートスタイルの「XEBIO SPORTS EXPRESS」ゾーンではシューズやスポーツウエア、ボールゲームを中心とした商品を取りそろえる。「L-Breath」ゾーンはトレッキングウエアやザック、キャンプなど、アウトドアスタイルの商品を展開する。3打席の試打室を完備した「Victoria GOLF」では、専門店にも負けない品ぞろえのゴルフクラブやゴルフウエアを取り扱う。ROXY NEWERAなどの人気アクションアパレルとスポーツバイクのゾーンも加えており、同社がプロデュースしているすべての業態を集大成した新大型スポーツモールになるという。主な取扱商品はスポーツアパレルやスポーツシューズ、サッカー、テニス、バスケ、バレー、野球、ゴルフクラブ、ゴルフアパレル、トレッキングウエア、ザック、キャンプ用品、スポーツ自転車、アクションアパレル、(冬季)スキー・スノーボード。各コーナーには体験型トライアルスペースを設置した。シューズやボール、ラケットのサンプルを実際のフィールドに近い環境で試すことができる。また、定期的に講習会やイベントを開催。スポーツを楽しく安全に学べるスペースとしても活用していく予定だという。オープニングセール4日間は、日替わりでお得な商品を用意する。
2015年07月14日男性だけで演じる元祖コメディ・バレエ団、トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団が、約2年ぶりに来日し、6月27日に東京文化会館よりジャパン・ツアーをスタートした。同会場2日目の28日には、今年の公式サポーターを務めるはるな愛も登場し、会場は大きな感動と笑いに包まれた。トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団 チケット情報トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団は、誰もが気軽に楽しめるバレエを目指し、41年前にニューヨークのオフ・オフ・ブロードウェイの小さなスペースで旗揚げ。2006年にバレエ界のアカデミー賞と呼ばれる「英国批評家協会ダンス賞」最優秀賞を受賞するなど、クラシック・バレエ界からもその優れた業績を認められた。ジャパン・ツアーは、これが29回目となる。この日の公演は、名作「白鳥の湖」で幕を開けた。お馴染みのメロディでダンサーたちが登場し、男性ながらもしなやかに華麗な演技を披露するのだが、時折見せる大げさなキメポーズやコミカルな動きに笑いが起きる。そのうち、隊列を間違えたり、転んだり、蹴飛ばしたりとエスカレート。会場は大爆笑に包まれた。第3部には、鮮やかなチュチュで舞い踊る「パキータ」を上演。ダンサーひとりひとりが競い合うようにパワフルでダイナミックなダンスを披露し、会場はヒートアップ。ひとときも目を離せない演技に、観客は釘づけとなった。はるな愛が登場したのは第2部。この日のためにニューヨークへ渡り、トゥシューズを履いて本格的なレッスンを受けて彼女が挑んだのは、「瀕死の白鳥」。通常であれば、いまにも命が尽きようとする1羽の白鳥のストーリーなのだが、今回ははるな愛が2羽の白鳥を引き連れて登場。舞台上に羽を散らしながらの堂々とした演技に会場は拍手喝采。お馴染みのあややの振りまねも繰り出し、会場は爆笑に包まれた。アンコールには全キャストと再び登場し、息の合った演技で沸かせた。今後、7月10日(金)東京・府中の森芸術劇場 どりーむホール、7月11日(土)東京・Bunkamura オーチャードホール、7月12日(日)埼玉・大宮ソニックシティ大ホールほか、鹿児島、福岡、神戸、高松など全国で公演。各地で演目が入れ替わり、初演から上演している「ドン・キホーテ」や新作「ナイアーデ」なども。チケット発売中。
2015年07月10日細田守監督の最新作となるアニメーション映画『バケモノの子』(11日公開)と熊本県の営業部長・くまモンのタイアップが決定し、本作の主人公・熊徹とくまモンが6日、劇中の舞台である東京・渋谷にて対面を果たした。「クマモトの子」と題した今回のタイアップは、映画を観た後にその半券を送ると熊本産の食肉が当たるという企画で、キャンペーンポスターも公開中。従来の『バケモノの子』のポスタービジュアルの真中に熊徹と同じ衣装をまとったくまモンが大きく描かれている。このタイアップを受け、熊徹とくまモン(どちらも着ぐるみ)が渋谷に登場。本編にも登場するスクランブル交差点をバックに写真撮影を行い、渋谷を散策することに。ポスターと同様に、熊徹とおそろいの衣装のくまモンは手を振ったり、あいきょうを振りまいたりして往来の人々と交流。また、身長2,2メートルの熊徹に驚き、立ち止まって写真を撮る人もみられた。また、熊徹から渋谷を特徴づけるスクランブル交差点を紹介されたくまモンが、「実はスクランブル交差点発祥の地は熊本なんだモン!」と得意げに返す一幕もあった。さらに、2人は金王八幡宮にて映画のヒットを祈願。キャンペーンの成功も祈願するため、くまモンが熊本の特産物であるスイカを持参し奉納した。あいにくの雨模様にもかかわらず、境内では熊徹が得意の剣術をくまモンに披露。くまモンは、熊本特産の赤ナスを刀に見立てて受け太刀し、"クマ"同士の友情を深めた。熊徹に『バケモノの子』の感想を聞かれたくまモンは、「とっても面白かったモン!」と返しながら、「細田守監督に、次は熊本が舞台の映画を作って欲しいモン!」と大胆に発言。さらに「お前も俺と同じバケモノだよな?」と問われると、「バケモノじゃないモン!熊本県の公務員だモン!!」とツッコミを入れつつ、弟子はいるかとの質問には「弟子はいないけど、ボクは部長だから部下がたくさんいるんだモン!」と営業部長っぷりをアピールした。映画『バケモノの子』は、『サマーウォーズ』(2009年)、『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)などを手がけた細田監督による、3年ぶりのアニメーション映画。バケモノと少年の奇妙な師弟関係を軸に、バケモノたちのすむ異世界「渋天街」での修行と冒険、リアルな渋谷を舞台にした壮大なアクション、そして親子の絆やヒロインとの淡い恋愛などが繰り広げられる新冒険活劇が描かれる。(C)2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
2015年07月09日9月21日(月・祝)に熊本・市民会館崇城大学ホールでライブイベント「「FMK 30th Anniversary カリーノ下通 presents 「HI-GO MANIA」」の開催が決定した。【チケット情報はこちら】同公演は、FMK(エフエム熊本)の開局30周年を記念して開催。イベントタイトルの「HI-GO MANIA(ハイゴーマニア)」は、熊本の旧名称である「肥後」と、より高く(HI)、未来へ進む(GO)のふたつをかけている。出演者は熊本にゆかりのあるKEYTALK、BLUE ENCOUNT、忘れらんねえよ、WANIMAの4組。ちなみに、この4組は同局で夕方に放送されている『FMK RADIO BUSTERS』の木曜週代わりレギュラーを務めている。チケットの一般発売は8月22日(土)より。なお、現在、各アーティストサイトではオフィシャル先行を実施中。受付は7月5日(日)午後11時59分まで。■FMK 30th Anniversary カリーノ下通 presents 「HI-GO MANIA」日時: 9月21日(月・祝)開場15:30 / 開演16:00会場: 市民会館崇城大学ホール(熊本市民会館)(熊本県)出演: KEYTALK / BLUE ENCOUNT / 忘れらんねえよ / WANIMA料金: 全席指定3900円
2015年06月24日ソニー損害保険(以下ソニー損保)は23日、熊本県熊本市に設置した「熊本コンタクトセンター」での業務を7月1日午前9時から開始する予定と発表した。ソニー損保のコンタクトセンターは、顧客からの自動車保険や医療保険に関する問合せ・相談に電話やメールで対応するほか、契約手続や契約後のケアなど、幅広いカスタマーサポート業務を担当しており、現在は東京都(東京コンタクトセンター)と北海道(札幌コンタクトセンター)で運営しているという。このたびの熊本コンタクトセンターでの業務開始により、3センター体制で(事故対応は、サービスセンター(全国25拠点)が担当。コンタクトセンターでは事故対応は行わず、保険商品に関する電話・メールによる問合対応やコンサルテーション、契約に関するカスタマーサポート業務を担当する)、顧客の待ち時間短縮やきめ細かな対応など、顧客サービス品質の一層の向上を図るという。熊本コンタクトセンターは、7月1日時点では約60ブースで業務を開始するが、2015年度中に約100ブース規模に、2017年度までには約200ブース規模に拡大する計画で、引続き、地元での採用を行っていく予定だという。熊本市は、九州3番目の政令指定都市で労働人口も多く、また、熊本県・熊本市の両自治体から支援が得られることから、高品質な顧客サービス提供のための人材を安定的に確保できるものと考えているという。また、大規模災害が発生した時に、被災場所にかかわらず顧客へのサービスを迅速かつ確実に提供できる体制を整えることで、事業活動継続性の一層の強化を図るとしている。ソニー損保は、コンタクトセンターにおける顧客サービス品質の一層の向上とともに、スローガンである「"FeeltheDifference"~この違いが、保険を変えていく。~」のもと、顧客に「ソニー損保ならではの違い」を感じてもらえような商品・サービスの提供に向け、引続き取組みを進めていくとしている。○熊本コンタクトセンター概要業務内容:自動車保険における、電話やメールによる問合対応やコンサルテーション、契約に関するカスタマーサポート業務業務開始:7月1日(水)午前9時から。4月1日付で約60名の社員を迎え、3ヵ月にわたり、保険業務や顧客対応の研修などの業務開始に向けた準備を進めた規模/要員:7月1日時点約60ブース、約60名。熊本コンタクトセンター全体で217坪(718m2)。2015年度中に約100ブース規模に、2017年度までに約200ブース規模に拡張予定。規模拡大に伴い、継続的に地元からの採用を予定している所在地:熊本県熊本市中央区花畑町12-28 アペックスビル
2015年06月24日参加型スポーツイベントの企画・運営を行うスポーツワンは9月12日、ラグーナビーチ(愛知県蒲郡市)にてファンランイベント「バブルラン2015 in愛知」を開催する。同イベントでは、「ラグーナビーチ」内の全長約3kmに及ぶコース上に"バブルマシーン"を設置し、大量の泡を放出。参加者は泡まみれになりながらゴールを目指す。ゴール後には、人気のアーティストやダンサー、DJらによるパフォーマンスとバブルマシーンを組み合わせ、参加者が踊りながら泡まみれになる野外「バブルパーティー」も開催されるとのこと。「バブルラン」は2015年4月に「バブルラン2015 in千葉(幕張海浜公園)」として日本で初開催され、2日間で約2万人が参加。参加者によるInstagramの投稿(#バブルラン)が6,000を超えるなど、好評を博したという。また、2015年8月29日・30日には舞洲スポーツアイランド(大阪府大阪市)にて「バブルラン2015 in大阪」の開催を予定している。なお、「バブルラン2015 in愛知」へのエントリー受付は6月16日14時よりバブルラン公式ウェブサイトにて開始する。料金は、バブルランオリジナルサングラスが付く「プレミアエントリー」が7,500円(6月16日~6月25日)、「早割エントリー」が6,500円(6月16日~6月25日)、「通常エントリー」が7,200円(6月26日~7月15日、いずれも税込)となる。募集期間は6月16日~7月15日で、募集人数は1万5,000人。※画像は「バブルラン2015 in千葉」の様子
2015年06月15日長野県は6月5日、サービス産業振興の一環として、IT人材の県内誘致を図るプロジェクト「まちなか・おためしラボ」の参加者を募集すると発表した。同プロジェクトは、地方での事業実施を考えている首都圏などのIT人材・企業に対して長野県がオフィスや住居を提供し、県内に住んで仕事をする「おためし」の機会を提供するもの。期間は平成27年9月~平成28年3月中旬(最長6カ月)で、長野市、上田市などで実施される予定。募集数は、1組3名までの事業者5組。対象となるのは、首都圏などに居住し、長野県でITを活用した事業を自ら行いたい20歳~40歳までの人材や、地方へ拠点設置を検討している首都圏などのIT企業。参加者は、書類選考および面談により決定される。長野県としては、県所有の一戸建て住宅の無償提供や、オフィス利用料・移転費・首都圏への事業用交通費などを補助することで支援するという。募集期間は、6月1日から7月21日まで(当日必着)。なお6月27日に、東京・銀座にて説明会が開催される。申し込み方法の詳細は、長野県ホームページを参照のこと。
2015年06月08日●阿蘇ラピュタの道は絶景!!ジェットスター・ジャパンは、東京(成田)、大阪(関西)、名古屋(中部)と熊本を結ぶ3路線の運航を昨年10月より開始した。今回は、LCCとしては唯一就航しているジェットスターを使って、片道5,790円からのリーズナブルな航空券による熊本の様々な観光スポットを訪れた。○LCC専用の成田第3ターミナルから熊本へジェットスターは現在、今年4月から開業した成田空港のLCC専用ターミナル「第3旅客ターミナル」より発着している。以前は国際線と国内線のチェックインカウンターが分かれていたが、第3旅客ターミナルでは統合されたので間違える心配もなくなった。「空港第2ビル駅」からは少し距離があるので、第3旅客ターミナルに直接乗りつけるバスでのアクセスがオススメだ。バスは東京駅・銀座駅などから発着している。第3旅客ターミナルは、リーズナブルなLCC専用らしくシンプルな作りとなっているものの、フードコートやショップなど必要な施設は一通り揃っており、出発までの時間も快適に過ごせる。ジェットスターでは、低価格を実現すべく1機あたりの座席数を増加させているが、座席ではさほど窮屈さを感じることはなかった。シートは全席レザーシートになっており、安っぽい印象はない。成田空港を出発し、機内誌を読んでいるうちに、あっという間に阿蘇くまもと空港に到着した。まず向かったのは、通称“阿蘇ラピュタの道”と呼ばれ、最近話題となっている阿蘇市・外輪山。阿蘇の盆地には雲が発生することがあり、雲海に浮かぶ岬の道がまるで映画『天空の城ラピュタ』(1986年)を思わせる風景であることから、いつしかそう呼ばれるようになったという。この日はあいにく雲海の絶景とはいかなかったが市街を一望でき、すがすがしい風を感じられた。7:30成田発の早朝便で3時間後の10:30には阿蘇の絶景。1泊2日でも早朝便を効率よく利用すれば2日で十分楽しめる。とても熊本が近くに感じた。外輪山といえば阿蘇五岳を一度に望むことができる大観峰が有名で、こちらも絶景。ただ、大観峰はツアーなどでも行くことができるが、“阿蘇ラピュタの道”は立地の関係からなかなか大人数で行くことが難しい。今のところ“阿蘇ラピュタの道”は身軽な個人旅行ならではのスポットと言えそうだ。続いて訪れたのは、阿蘇神社の横参道となる門前町。この街は、いたるところから湧き水が出ており、阿蘇湧水パワースポットとしても知られている。口当たりがやわらかで、すっきりとした飲み口の水にパワーを貰った後は、懐かしい佇まいの町並みの中で立ち寄った「郷土料理・お食事処 はなびし」でランチをいただくことに。選んだメニューは、お肉の赤が目にもあざやかな「牛カツ重」。阿蘇名物の「あか牛」を使ったカツは、中がまだレアでお肉の旨みがしっかり感じられ、やわらかい肉とサクサクの衣の歯ごたえの対比がおいしさを際立たせていた。お腹が満たされたところで、阿蘇の美しい山並みを抜ける「やまなみハイウェイ」を通って黒川温泉郷へ。このような秘境を巡るにはレンタカーがおススメだ。飛行機で来てレンタカーまで利用すると、交通費がかさむが、運賃が低ければ現地で使う旅費の選択肢が広がるのもLCCの魅力だ。露天風呂がうれしい「旅館 壱の井」に宿泊。夕食には、ヤマメの刺身や馬刺し、からしレンコンなど熊本の名物が勢ぞろい。温泉は硫黄泉で、露天風呂、大浴場のほか家族風呂もあるので、ファミリーで一緒に入ることもできる。黒川温泉郷には多くの温泉宿やお店が立ち並び、浴衣のまま散策する人もたくさん見られた。熊本名物「いきなり団子」や、馬肉を使った「やまいもと馬肉のコロッケ」、塩麹を使った香ばしいシュー皮の「塩麹のシュークリーム」など、食べ歩きたいメニューがたくさん。川沿いの通りには温泉街ならではの風情があり、野草や花を愛でながら歩くのも一興だ。●南阿蘇の大パノラマを一望できる「あそ望の郷くぎの」○熊本といえば、やっぱりあのキャラ翌朝は、宮地駅から赤い車両の九州横断特急に乗って熊本駅へ。熊本駅から市電に乗って向かったのは、熊本に来たら見ておきたい「くまモンスクエア」。ゆるキャラのパイオニア的存在「くまモン」のグッズが勢ぞろいし、くまモン部長代理の部屋もあるファンにはたまらないスポットとなっている。お昼ごはんには、熊本県民のソウルフード、太平燕(タイピーエン)をチョイス。熊本の繁華街であるアーケードの一角にある昭和9年創業の老舗「紅欄亭」の太平燕は、昔から女性に人気のメニューだという。鶏がらと豚骨のスープだが、キャベツやたけのこ、ねぎなどの野菜がたっぷり入っていて味わいはさっぱり。緑豆100%の春雨麺がスルスルと入ってくる。味付けはなんと福建の塩のみだそうで、香ばしく揚げたゆで卵・虎皮蛋(フーヒータン)がアクセントになっていて一気に食べてしまった。午後に訪れたのは日本三名城のひとつ、熊本城。天守閣からの眺めはもちろんのこと、ぜひ見ておきたいのは本丸御殿。中でも漆塗りや飾り金具、金箔など大名文化の粋を集めて再建された昭君之間や数寄屋造りの茶室は、目に贅沢な美しさ。また、熊本城では「熊本城おもてなし武将隊」が城下などでパフォーマンスしているので、こちらも要チェックだ。あと、ぜひ食べておきたいのは、自然豊かな阿蘇の牧場で育った牛のミルクを使ったスイーツ。「山田さんちの牧場 ミルクの里」でいただけるのは、牧場のフレッシュなミルクを使ったジェラートやソフトクリームだ。オススメなのは、旬のフルーツを使った「旬の果肉入りソフトクリーム」。この季節は、ミルク感たっぷりのソフトクリームにイチゴの果肉がたっぷり混ぜ込まれ、フレッシュかつミルキーな食べ応え。散策疲れを一気に吹き飛ばしてくれるおいしさなので、ぜひ味わってほしい。そして旅の最後に訪れたのは、南阿蘇の大パノラマを一望できる「あそ望の郷くぎの」。噴煙を上げる阿蘇山の眺めは圧巻で、旅のラストに雄大な阿蘇の自然を体感して帰路についた。リーズナブルなLCCの就航で、グッと身近になった熊本。今回利用したジェットスターでは、残席数に応じて運賃が変動する運賃形態をとっているため、直前でも空いている時期であれば安く利用することが可能。大型連休は運賃が上がるため、平日にフラっと利用することがおススメ。今まで熊本旅行となると、しっかり計画された大旅行のイメージだが、ジェットスターを利用すれば、「くまモンに会いたい!」や「阿蘇山の噴煙を見てみたい!」と"急に"思い立った日常的な旅行の可能性が広がる。パックツアーでは行きにくいエリアも、個人旅行ならプランに盛り込めるので、絶景にグルメに温泉に、たくさん魅力が詰まった熊本へ、ぜひお得に旅行してみてほしい。
2015年06月01日