「産んでから助産師を目指した話」第4話。赤ちゃんを産んだあと、助産師を目指した友人の体験談を助産師7年目のママ、おたんこ助産師さん(@otanko_mw)がマンガでご紹介します。 24歳で妊娠し出産した産院で、神助産師に出会ったことから、「私もいつか助産師になりたい」という夢を抱きつづけたママさん。34歳で看護学校に入学し、37歳で新人看護師に。そして、38歳で助産師学校に入学することに! 子どもを妊娠し出産したことで「助産師」という素晴らしい仕事を知り、2人の子どもの子育てをしながら、必死で勉強し夢を叶えつつあるママさん。 「自分が本当に輝きたい場所を見つけてしまったら、今から目指しても遅くはない!どうだってなれる時代に私たちは生きてるんだよ。」 その言葉に、背中を押されたママも多いようです。 SNSの投稿には「私も37歳で助産師学校に入学して、38歳で助産師になりました!」「看護師になるところからスタートしたのはスゴイ!」「勇気をもらいました!」など、ママになっても自分の夢を諦めず、突き進む姿に励まされたという声が多く寄せられていました。このほかの助産師エピソードなど笑える!感動!エピソードはおたんこ助産師さんのInstagramから更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。 協力/おたんこ助産師
2021年01月25日「産んでから助産師を目指した話」第3話。赤ちゃんを産んだあと、助産師を目指した友人の体験談を助産師7年目のママ、おたんこ助産師さん(@otanko_mw)がマンガでご紹介します。 24歳で妊娠し出産した産院で、神助産師に出会ってしまった……!子育てしながら「私もいつか助産師になりたい」という夢を抱きつづけ、ついに夫に告白! その答えは……? 60歳という若さであっけなくなくなってしまった父……。この出来事が、自分の時間は有限であることを気づかせてくれ、夫に助産師になりたいという思いを告白。 「夫婦は依存しあうんじゃなくて、お互いに成長しあうものでしょ?君がやりたいことがあれば全力で応援するよ!」 夫の神回答により、仕事の出勤前や寝かしつけ後に勉強し、34歳で看護学校に入学。37歳で新人看護師となり、38歳で助産師学校に入学することに! このほかの助産師エピソードなど笑える!感動!エピソードはおたんこ助産師さんのInstagramから更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。 協力/おたんこ助産師
2021年01月24日「産んでから助産師を目指した話」第2話。赤ちゃんを産んだあと、助産師を目指した友人の体験談を助産師7年目のママ、おたんこ助産師さん(@otanko_mw)がマンガでご紹介します。 24歳で妊娠し出産。入院中、なぜ赤ちゃんが泣いているかもわからず途方に暮れていたら……? 神助産師が現れたーーー! 「ママたちはね、ほとんどのことを周りに頼って手抜きしながら育児していいのよ!」 「赤ちゃんが泣いてるときは、呼吸してるとき!」 「不安になることを焦る必要もないのよ~しっかり生きてるってことだからむしろ安心したらいいのよー!」 そう言って、涙を流すママを励まし、ガハハと笑う神助産師。 この言葉を聞き、助産師ってなんて素敵な仕事なんだ……!と感銘を受けたのでした。このほかの助産師エピソードなど笑える!感動!エピソードはおたんこ助産師さんのInstagramから更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。 協力/おたんこ助産師
2021年01月23日「産んでから助産師を目指した話」第1話。赤ちゃんを産んだあと、助産師を目指した友人の体験談を助産師7年目のママ、おたんこ助産師さん(@otanko_mw)がマンガでご紹介します。 10代のころから付き合っていた彼と結婚し、24歳でめでたく妊娠。初めてがいっぱいの不安な妊娠期を経て、いよいよ出産! 「え……こんな痛いの?」 壮絶な痛みを乗り越え、無事出産! しかし、休む間もなくやってくる赤ちゃんのお世話に戸惑い、「こんな小さな命を守れるのだろうか……」と不安になってしまったというママさん。 そこになんと神助産師が現れて……!? 次回、彼女の言葉がママさんの人生を大きく変えることに。このほかの助産師エピソードなど笑える!感動!エピソードはおたんこ助産師さんのInstagramから更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。 協力/おたんこ助産師
2021年01月22日ウーマンエキサイトの読者の皆さま、こんにちは。ちょっ子です。子どもが産まれる前は「ああしようこうしよう…」って想像していたけど全然思った通りにいかなかった…ということって、ありませんか?私ももちろんその1人。私の子育てにおいて「思ってたんと違う」 だった一番最初のエピソードをお話ししたいと思います。息子を妊娠したことがわかった時。実母はすでに亡くなっていますが近くに昔から母親代わりだった叔母がいて助けてくれること、高齢の祖父母にできるだけ早く赤ちゃんに会わせてあげたいという思いから里帰り出産をすることに決めました。この時期の仕事は、夫のデザインの業務のお手伝いをする程度にとどめていたので里帰り中は実家にパソコンを持ち込み、夫の要請があればメールや電話で連絡を取りながら軽い作業をしていました。産後も約二ヶ月、実家に滞在することになっており、その間もこの調子で簡単な仕事ならできるだろうと考えていました。そして息子が生まれ…。私は初めての育児にさっそくヒーコラ言っていました。退院後10日ほど経ったある日のこと…。体の痛みは回復してきたので、夫の仕事を少し手伝うことになりました。そしてパソコンに向かい作業をしようとしたその時、私は重大な事実に気づいたのです。生まれたての息子は当然首がすわっていないため、頭に手を添えておかねばなりません。あぐらをかいて座り息子を抱え込むようにして左手で首を支えれば右手はあくけど、そうなるとキーボードの操作はもうできませんよね!布団に寝かせたら泣いてしまうし、その時はたまたま家に私と息子しかおらず、誰かに息子を託すこともできません。どうしてこんな基本的なことを想像できなかったのでしょう…。産んだ後も、簡単な作業なら自分の都合でできると思っていたなんて本当に甘かった…!仕事している横でおとなしくしててはくれるとはかぎらないし、抱っこしてしまうと物理的に手が足りないのです。赤ちゃんがいると「今すぐやらなきゃいけないこと」は高確率でできない場合が多い。今ならそれが当然のこととわかるのですが、当時の私は実際にその場面にぶちあたるまで想像できていなかったのです。夫も実際の様子を見ていないので「できない」という意味がわからなかったようで、話してもなかなかピンときてもらえず悲しかったですね…。「子どもにかかりっきりで絶対に何もできないタイミングがある」、「ひとりで子の面倒を見ながら仕事するのは不可能」という、どシンプルな育児のセオリーを思い知った最初のできごとでした。(ちなみにこれを皮切りにこの後も、保育園に入れない…など数々の「思ってたんと違う」に見舞われます!)
2020年12月09日新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)による影響を受けている観光地。2020年9月の4連休には多くの人出が見られたものの、海外からの観光客を含め、観光バスなどの稼働は減っています。東京観光などのバスツアーを運営している『はとバス』も、コロナウイルスの影響を受けていました。そんな『はとバス』が生み出した、稼働していない観光バスを使った企画に、ネット上では「逆転の発想!」などと話題になっています。企画もすごいけど技術もすごい!『はとバス』が考案したのは、『はとバス車庫で迷路体験』というもの。なんと、車庫にある使っていない観光バスで巨大迷路を作成したのです。【バスでつくる巨大迷路探検】バスが車庫にたくさん待機している、今だからこそできる新コース❗️バスの間をあっちこっち!今しかできない巨大なバス迷路で遊んでみませんか『スモールワールズTOKYO』の見学・昼食付き新コースの詳細はコチラ→ #はとバス #Hatobus pic.twitter.com/98G2GysPbE — はとバス【公式】 (@HATOBUS_JP) September 9, 2020 注目されているのは、逆転の発想で生み出された企画と運転技術。人がやっと通れるほどの幅を開けて止めるのはもちろん、ぶつからないギリギリの近さで行き止まりを作っているのです。産経新聞によると、迷路には高さ約3.8m、長さ約12mの観光バスが約60台を並べられているとのこと。写真を見た人たちからは、称賛の声が寄せられていました。・企画がぶっ飛んでいるけど素晴らしいと思う!・楽しそう!ピンチの時のアイディアは本当にすごいな。・逆転の発想ですね。それにしても駐車テクニックがすごすぎませんか!?同月21日まで開催された、観光バスで作る巨大迷路。ネット上には、多くの人が楽しんだ様子を投稿していました。コロナウイルスによって多くの人が楽しみを奪われてしまったことでしょう。ですが、逆手にとってこの時期だからこそできる体験があるということに、気付かされますね。[文・構成/grape編集部]
2020年09月23日今回は、赤ちゃんの性別の産み分けについてお話しします。 男女を産み分けることは不可能です赤ちゃんの性別を産み分けるために、100%確立された方法はありません。さまざなサイトや書籍、雑誌などに男女の産み分けに関する情報がありますが、迷信めいたものが多いのが事実です。望む性別が産まれる確率は1/2なので、なんらかの産み分け方法を試したところで、その方法のおかげで希望する性別の赤ちゃんを授かったのか、単なる偶然なのかは確かめようがありません。 男女の産み分けを強みにするクリニックなどの産科施設は存在しますが、そもそも産み分けは確率論なので、「100%産み分けられる」「絶対産み分けられる」というような説明には要注意です。産み分け方法について、十分な説明とカウンセリングが行われる施設かどうかを見定めましょう。通常の診療以外に、産み分けを目的にした高額な治療や食品、セミナーなどをすすめられる場合は注意しましょう。 また、産婦人科医や助産師などの国家資格を持たない者がすすめる産み分け方法や情報を鵜呑みにすることは、産み分け以前に妊娠そのものを遠ざける可能性もあるので注意しましょう。 もし、産婦人科医の指導のもと、なんらかの産み分け方法を試すとしても、望む性別の赤ちゃんが授かるとは限りません。夫婦のどちらか一方に望まない性別の赤ちゃんを育てる覚悟がないならば、妊娠そのものを控えたほうがいいかもしれません。 赤ちゃんの性別はどう決まる?人の性別の決定に関係する染色体XおよびYを性染色体と呼びます。性染色体の組み合わせがXYであれば男性、XXであれば女性と分類します。卵子の性染色体はXの1種のみですが、精子の性染色体はXとYの2種あるので、卵子にどちらの精子が受精するかによって人の性別が決まります。 しかしながら、性染色体が決定するのは、性器や性腺など身体的特徴で分ける体の性別です。自分自身を男性と思うのか、女性と思うのか、どちらの性でもあると思うのか、性別を決めたくないと思うのかなど、心の性別(性自認)とは別です。また、異性を好きになるか、同性を好きになるか、両性を好きになるか、性別で好きになる人を決めるのか、特定の好きになる人をつくるのかつくらないのかなど、好きになる性(性的指向)とも別です。 親側に何らかの理由や思いがあって、産婦人科医へ相談しながら、産み分ける方法を試したとしても、男女の分類は、生物学的な特徴で生まれたときに割り当てられる性別でしかありません。性別は多種多様であり、親の事情や思いで自由自在にコントロールできないということは理解しておきましょう。 確実な産み分け方法はないの?確実に男女の産み分けをする方法は、性別に関連する重篤な遺伝疾患などを回避するために体外受精の際に受精卵を用いて性別をチェックする着床前診断が唯一の方法です。ただし、この方法は現在日本国内では禁止されています。 まとめ赤ちゃんの性別を親の思いどおりに産み分ける確実な方法や親の努力だけでできる方法はありません。科学的根拠のない産み分け方法を試すとしても、どちらの性別の赤ちゃんが産まれても育てる覚悟がないのなら、妊娠そのものは控えるべきかもしれません。 <参考>・産婦人科診療ガイドライン産科編2017・日本医学会「医療における遺伝学的検査・診断に関するガイドライン」・日本産婦人科学会「出生前に行われる遺伝学的検査および診断に関する見解」・日本遺伝カウンセリング学会「遺伝学的検査・診断に関するガイドライン」 監修者:医師 三鷹レディースクリニック院長 天神尚子 先生日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者:助産師 古谷真紀一般社団法人産前産後ケア推進協会プロジェクトリーダー大学病院勤務を経て、2015年より現職。妊娠中や産後の女性のココロとカラダの相談、ママパパ&赤ちゃんのちょっと気になるコトに日々応えています。
2020年01月24日「3人目は余裕があるからかわいい」「孫みたいな感覚らしい」そんな風に聞いてはいましたが、長女を産むまではそれがどんなものか想像もつきませんでした。■噂どおりかわいすぎる! かわいすぎて「もー食べちゃうんだから!!」という感じです。 ■3人目がかわいい理由は「母の余裕」×「上の子たち」の相乗効果?もちろん長男たくも次男りくもすごくかわいい。 その子どもたちが手伝ってくれるから、私にももっと余裕ができて、長女ももがかわいい。 そして長女を見てると、りくとたくの小さいころを思い出してまたかわいい。そしてこんな結論に達しました。結局、3人全員かわいい!!4人目はもう無理だと思ってはいるものの、大家族のママの気持ちがよーーくわかる。3人目のかわいさは、それほどのかわいさなのでした。
2019年08月22日グローバル化に伴い現在では国際結婚をする人も多くなっています。そんな国際結婚のメリットとデメリットを挙げていきます。異文化に触れることができるパートナーが外国人ということは、日本とは違った国で育ったわけですから、毎日異文化に触れることが出来ます。物事の考え方や捉え方の違いであったり、習慣などの違いを感じ取ることで毎日がとても楽しくなります。自分とはまた違った考え方を吸収しながら成長していけるのも国際結婚の大いなるメリットです。食べ物に対しての見聞も広がる国際結婚では少なからずパートナーの国の食文化に合わせて料理を作ることになりますから、当然食文化に対しての見識も広がっていきます。どんな物を食べているのかや、何を食べてもらえば喜んでくれるのかを考えることで、今までには無かったような食のレパートリーを得ることが出来ますから、食に対する見聞は勿論のこと、出来る料理の種類も増えていきます。これもまた一石二鳥です。オープンな関係でストレスがない何かと察することが多く、夫婦間でも思ったことを口に出すことができないというのが日本の文化ですが、外国人と結婚した場合には全く違います。自分の考えや意見はしっかりと主張しますので、思ったことはしっかりと口に出して教えてくれます。これにより相手が何を考えているのかを知ることができ、こちら側の意見もしっかりと受け入れてくれますので、何でも遠慮すること無く話せるオープンな関係が続いていきます。文化の違いから少し衝突をすることもあるお互い育った国が異なるわけですから、文化の違いがあるということは否めません。そこからなかなか理解し合えないことが生まれたり、言い合いになることも少なくないのです。しかし、言い合いや喧嘩になってしまったときにも、後々まで引きずることはなくすぐに仲直りすることで過ちに気づき、お互いを尊重し合うことで夫婦関係を深めるきっかけにつながる場合もあります。外国に住んだ場合には帰省にお金がかかることもある国際結婚でパートナーが日本に移住しているケースでも、パートナーの国に移住した場合でも、いずれにしても里帰りをするとなると帰省費用がかさむことも少なくありません。これらの問題は出来る限り日頃から帰省費用を積み立てておくことで解決できるデメリットでもあります。
2019年06月13日私は、9歳・8歳・6歳・2歳の4人の子どもを育てています。4人目を産んだあと、悩んだことは「なかなか戻らない体形」でした。おなかまわりが特にひどく、脂肪の上に脂肪が乗ったような状態……。私が体形を戻すために、今でもコツコツおこなっていることを紹介します。 体重よりも体型が気になる1人目妊娠前の体重が43kg。4人産んで、現在は46kgと体重は少し増えただけなのですが、体形がまったく変わってしまいました。子育てに忙しく、運動する時間がないためか、全体的に筋肉が落ちました。それに加え、おなか周りの肉づきがひどい! 3人目までは骨盤矯正に通って、それなりにケアしていたつもりだったのですが、4人目ともなると時間もお金ももったいなく感じ、通わなくなってしまいました。 「骨盤体操」「フラフープ」「今度こそ、おなか周りをスッキリさせたい!」と決意した私は、現在は整体に通っていたときに教えてもらった、骨盤体操やフラフープを生活に取り入れています。 ダイエットとなると食事制限がお決まりかと思うのですが、食事を減らしてしまうと体調を崩すこともあったので、食事はしっかり摂るようにしています。「おいしく食べて、運動!」が目標です。 「遠くのスーパーまでお散歩」どんどん気候も暖かくなり、外に出たいな~と思う日も多くなってきました。2歳の末っ子を外遊びによく連れて行くのですが、できればベビーカーに乗せて私が歩き、運動をしたいと思っていました。 それなのに、末っ子がベビーカーを嫌がってしまうことも。そんなときは、好きなだけ歩かせて、「疲れた~。抱っこ」と言ってきた頃合いにベビーカーに座らせて、遠くのスーパーまで歩くようにしています。運動することを心がけてからは、子どもも私も寝つきがよくなったように感じています。 ママになると「集中して運動する時間」はとても貴重になります。筋力・体力がつくと子育ても楽に感じるかも!? なんて思いながら毎日コツコツ頑張っています。心なしか、おなか周りがシュッとしてきたように感じています! イラスト:imasaku著者:武山あゆみ三男一女の母。ワンオペ育児に奮闘するかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年06月13日「最初は私も自然分娩で産みたいと思っていたんですが、アメリカの先輩ママに『こっちで自然分娩で産む人ってほとんどいないよ。とくに早く仕事復帰したいならやめた方がいい』とアドバイスされて。私はヘルニア狭窄症があり、産後に腰痛が悪化する可能性もありましたから」17年12月に韓国人男性と結婚し、18年7月に第1子となる長男を出産した、道端アンジェリカ(33)。昨年末、著書『アンジェリカ流無理をしない「ベビ活」』(光文社)を出版した彼女が、独自の育児法を赤裸々に語ってくれた。出産も育児も“無理をしない”ことが彼女のモットー。そのうちの1つが、麻酔を用いて痛みを緩和しながら分娩をする“無痛分娩”を選択したことだ。「結局当日まで悩んでいたんですが、一応麻酔を打ってもらうかもということは事前に伝えていて。陣痛がピークだったときに『麻酔科の先生が帰っちゃうけどどうする?』と言われて『無理無理、打って!』とお願いしました。麻酔を打ってから6時間後くらいに20分で出てくるという安産でしたね」欧米では普及している無痛分娩だが、日本では「お腹を痛めて産むべき」とまだまだ抵抗感を持つ人が多いのが現状だ。だが国際感覚の強い彼女は日本の常識に捉われず、海外の育児法も積極的に取り入れてきた。「日本では赤ちゃんと“添い寝”が一般的ですが、うちは別の部屋で寝かせています。でも、なんだかんだ心配で2~3分おきに様子を見に行っちゃう。そんなときは主人が『まだダメ、あと1分我慢』って抑えてくれるんです。泣いているときは手でトントンとしながら『大丈夫だよ~』とあやすだけ。それを3回くらい続けたら、意外と赤ちゃんも疲れてるから4回目くらいで寝てくれるように。いまはもう、一発ですやすや寝てくれます!」何でも包み隠さずストレートに表現できる彼女から学ぶことは多い。「いまは、行きたいときにネイルサロンや美容院に行けない。なので、なるべく自宅でパックやトリートメントをするようにしています。女性としていつまでも綺麗でいることは、ママになっても諦めなくていいと思うんです」取材後、彼女は「こんなときしか行けないから!」と夫に子どもを預け、近所の美容院へと向かって行った。
2019年02月01日こんにちは。コソダテフルな毎日のちゅいたんママです。長男小3ちゅんたん、次男年長ゆいたん、三男年少ほーちゃんの三兄弟の母です。第一子目から里帰りはせずに出産周りに言うと、結構驚かれることが多いのですが、私は第一子の出産のときから里帰り出産しませんでした。地元に帰って産むのではなく、今暮らしている場所(夫の転勤で引っ越してきた土地)で産みました。二人目、三人目となると、里帰り出産をしない方も多くいらっしゃるので不思議ではないのですが、一人目だと里帰り出産を選ぶ場合が多いようで、「どうして帰らなかったの?」と聞かれることが往々にしてあります。なぜ、里帰り出産を選ばなかったのかというと、一番の理由は、「夫に出産に付き添ってほしい」ということと、「生まれてすぐの貴重な時間を夫と共有したい」と思ったからです。里帰り出産をしたなら、産後、実家にいる私たちに夫が会いに来る形になると思うのですが、当時の夫の仕事の状況からすると隔週で顔を見に来れるのがやっとだったんですよね。初めての育児だからこそパパと一緒にという理想それがなんだか寂しかったんです。これから責任を持って育てていくのは、私だけでなく、夫も一緒。日に日に成長する姿をしっかりと二人で見つめたくて、私と夫で協力して乗り越えたいと思いました。(が、これは夢物語だったと産後気づいたのですが…)ただ!なんのためらいもなくこの選択を出来たわけは、実母が、産後一か月助けに我が家に来てくれたからです。母が助けに来てくれたからこそできました。(感謝)里帰りをしなかったといっても、実のお母さんがすでに亡くなっておられたり、実のお母さんがご存命でもお手伝いできない状態にある方からしたら、甘ちゃんですね! 恵まれた環境にいました。そして、もうひとつ。里帰り出産をしなかった理由があるのですが、それはズバリ「実家のほうが落ち着かないから」です。こう書いてしまうと両親と不仲のように思われてしまいますが、決してそういうわけではありません。実家だからこそ落ち着かない実家を離れて暮らしている今、「自分の家のほうが落ち着く」っていう感覚、ないですか? 結婚しても実家が大好き! という方ももちろんいらっしゃるでしょうが、案外、自宅のほうが落ち着くという方もいらっしゃるんじゃないかと私は思っています。「実家に帰るのも三日以上経つと疲れる」そういう声、時々聞きますから。自宅にいるときには、ほぼ私一人だけで暮らしている状態なので好きなタイミングで好きなように暮らせますが、実家に帰ると他の家族も一緒なので好き勝手暮らすわけにもいきません。自宅のほうが気楽なんです。そんなわがままな私が産前から産後約2~3か月を実家で暮らすことは、「向いてないな」って思ったんです。そして、その選択は私の性格上正解だったと思います。初の子連れ里帰りは大騒ぎ! そう確信したのが、ちゅんたんを出産して一か月後、お正月に実家に帰った時のこと。やってきた初孫に、まさに「赤子様ご降臨」状態。夜中に授乳で泣きだそうもんなら、ピカーッ! と部屋の明かりをつけてくれて、ストーブをつけてくれて、寒くないか? と声をかけてくれ、肩には毛布をかけてくれ。ミルクを足すか? なんで泣いてるんだ? と、やんややんや!一家総出で大騒ぎ(笑)みんなが良かれと思って大事に大事にしてくれるのが分かるだけに、なんだか調子狂いました(笑)娘と孫を思って良かれと思ってやってくれているのが分かるだけに、邪険にもできないし、正直、ガスストーブの風がスースーして逆に寒かったのですがそれも言えず(笑)自分自身も初めての子どもなので、母乳が十分出てると言える自信もなく、いらないはずだけどなぁ…と思いつつ、ミルクを作ってみたりなんかして。「泣いても気にせず寝ててください~、どうかお気になさらずーーー!」いや、もっと端的にいうと、「好きなようにやらせて」といったところでしょうか。これが生後一か月経ってる頃なので、私も落ち着いた頃だったのでまだ受け流せましたが、生後間もない頃だったらホルモンバランスも整っていないでしょうし、情緒も不安定ですので、感謝の気持ちを通り越してイライラしてしまっていたかもしれません。いや、絶対してしまっていたと思います(笑)出産後は、自分が落ち着ける場所を再確認! このことから、産後はできるだけ最小の人数で落ち着く家で過ごす、これが私が一番落ち着ける産後の環境だと再確認。なのでその後二人目以降も同じように自分の家で産後を過ごしました。もし里帰りするかしないかで悩んでる方がいらっしゃいましたら、自分の心に素直になって、産後、どうすれば自分の心が一番落ち着いた状態でいられるかを第一に考えて決めてくださいね。赤ちゃんのお世話のことを考えると不安に思うかもしれませんが、育児って案外自分との闘いです。まずはご自身の心をよく見つめて考えてみてください。
2017年04月27日不妊治療に励む夫婦もいる中、自然に妊娠したにも関わらず中絶という選択をする夫婦もいます。今回は、既婚者が中絶する理由についてのお話です。お金と時間がないある看護師の話によると、中絶の件数は圧倒的に既婚者の方が多いそうです。その理由でいちばん多いのが「経済的にも時間的にも子育てをする余裕がない」というもの。育児と家事に専念できる環境にいる、つまり専業主婦なら違うでしょう。でも、今は皆さんもご存じの通り“共働きが当たり前”の時代。妊娠中と出産後の少なくとも数ヶ月~1年程度は収入が減ってしまうことや、働きながら子育てをするハードな環境を想像したら、無理という判断に至ってしまうようです。これ以上は増やせないもう1つの理由は家庭によって様々ですが、大きくまとめると「これ以上は増やせないから」というもの。子どもは1人と決めていた、もう3人もいる、子どもが思春期で理解を得られない、上の子との年が離れすぎる…etc.なら避妊すれば良いのに!と思う人もいると思いますが、実は避妊していたのに出来たという人は多いようです。コンドームの避妊率は90%とも言われていて、これは言い換えると“10人に1人は避妊に失敗する可能性がある”ということ。本当に出産が難しいなら、他の避妊方法を検討した方が良いかもしれませんね。死産の可能性先日、資格を持っていない医師による中絶手術を受けた女性が術後1週間ほど経った頃に亡くなるという悲しい事件がありました。その夫婦の場合は、医師から「赤ちゃんがお腹の中でちゃんと育っていない」という話を聞かされたことで中絶を決めたそうです。このような理由で中絶に至るケースは少ないかもしれません。でも、誰もが“想定外の妊娠”を理由に中絶する訳ではないということですね。実は10代よりも40代の中絶件数の方が多いというデータもあります。将来のためにも、家族計画や避妊についてパートナーと話をする習慣は必要なのではないでしょうか。
2017年02月27日いつか子どもを産みたいけど、そのタイミングは今じゃない!でも年齢を重ねると卵子も老化してしまい、子どもが産めなくなるかも……。35歳くらいになると、将来子どもを産むかどうか考えることもありますよね。皆さんは、「卵子凍結保存」について考えたことはありますか?今回は、卵子凍結保存について「水天宮コパレディースクリニック」の小林裕介先生にお話を伺いました。卵子凍結保存って何?卵子凍結保存って言葉は聞いたことあるけど、実際どのようなものか分からないですよね。一体、卵子凍結保存とはどういうものなのでしょうか?「卵子凍結保存とは文字通り、卵子を取って凍結させることにより老化を防ぐことを意味します。卵子を一旦取り出し、子どもを産みたい時期に合わせて再度卵子を体内に入れるんです。元々は、癌の治療が必要な患者さんが利用していたんですよ。治療法によっては卵子の機能を低下させてしまう薬が必要だったりするので、そのような女性が治療の前に卵子を取り出し治療が終わったら体内に戻すことができます。病気になってしまって今すぐ子どもが産めない女性や、将来子どもを産みたいから、健康な卵子を持っているうちに保存しておきたいという女性には、よい治療法かもしれませんね」卵子を凍結しておけば、好きなタイミングで産むことができるということになります。今は産みたくないけど、将来子どもを産みたいという女性にとっては魅力的な話ですよね!卵子凍結保存のメリット・デメリット卵子が老化すると、染色体異常の可能性も高くなります。卵子凍結保存を利用し卵子の老化を防ぐことで、たとえ高齢出産でも健康な子どもを産む可能性が高くなると言われています。また、現在パートナーがいなくても卵子を保存できることが魅力です。このように将来の不安や結婚の焦りをなくすことができるというのがメリットなのですが、一方でデメリットも多いようです。保険が適用されないので、費用は大体70万〜100万かかります。病院にもよりますが、卵子1つにつき保存費用は1万円。解凍して体外受精するときにも更に30万〜50万円かかります。また、妊娠する可能性も100%ではないので、いくら卵子凍結保存を使ったからといっても安心はできません。卵子凍結保存は未知の世界費用が高くても、やはり独身女性には魅力的な話。小林先生に、卵子凍結保存の安全面について聞いてみました。「実際、今はまだ研究段階なので未知の世界なんですよね。卵子凍結保存で、実際に生まれて来た子ども達はいます。でも、卵子凍結保存による子どもへの害や発症する病気などの結果がまだ出ていないんですよ。ですので、絶対に安全だという保証はないです」すでに日本でも卵子凍結保存が可能な外来はあるものの、まだまだ研究段階で、安全が完全に担保された状況ではないようです。「もちろん癌やその他の病気になってしまったため、一旦卵子を取り出して治療が終わったら戻す方もいます。ですが、将来高齢でも子どもを産みたいという理由であれば、卵子凍結保存を考えるよりも卵巣や卵子の健康を保つことが大事です。そのためにもしっかりと子宮の検査をすることをおすすめします。お腹に命が宿るということは、 簡単ではありません。「仕事を優先したいから」や「今は産みたくないから」という考えで卵子凍結しても、妊娠できるとは限りません。将来、本当に子どもを産みたいと考えているのであれば、「卵子凍結保存があるから大丈夫」という考えを捨て、信用のできる産婦人科を見つけて体の健康をしっかり管理することが大切です!【小林裕介】Photo by 水天宮コパレディーズクリニック水天宮コパレディーズクリニック院長・医学博士。2007年 日本大学医学部医学科卒。2016年 5月11日より水天宮コパレディースクリニックをオープン。
2016年10月28日【ママからのご相談】最近、妊娠がわかりました。まだあまり実感もないし、産んでからも私の何かが変わるわけでもないし……と思っていたのですが、周囲からは「産んだらいろいろ変わることもあるよ!」と言われます。「生活が変わるだけでなく価値観も変わる」と言うのです。どんなものがどんな風に変わるのか、興味があります。教えてください。●A. 産後に価値観や考えが変わる人はとても多いです。こんにちは、ライターの佐原チハルです。男性・女性問わずですが、「子どもができて変わった」という人や、「子どもができてから、あの人変わったな」と感じた経験がある人、きっと少なくないですよね。そこで今回は、出産経験のあるママたちに“子どもを産んで変わった価値観”について聞いてみました。●(1)泣いている子どもとその親への見方『泣いている子どもを見かけたときに、心の余裕ができるようになりました 』(40代/2人の子どものワーキングマザー)昔は、泣いている子どもを見るとイライラ・そわそわしてしまったり、早く抱っこなどして泣き止ませてあげればいいのに、と思ったりしていたそう。『今ではただ、あぁ泣いてるな、と思うだけです。泣くのが普通だし、子どもが泣いて一番困ってるのは、実はママ・パパだったりする』とのことです。●(2)時間の感覚『前は21時と言えば“そろそろ仕事終わらせて飲みに行く時間”という感じだったけど、今では「やばいもうこんなに遅い時間!早く子どもを布団に連れて行かなきゃ!」ってなります』(30代/ワーキングマザー)『地図検索で“徒歩15分”て出たら、瞬時に「徒歩45分のことだな」と脳内計算するようになった。もちろん年齢にもよるけど、子どもと一緒に歩く場合、3倍は時間かかると思っておく必要がある 』(20代/ワーキングマザー)他にも、『園で行事があるから、季節感を持てるようになった』『子どもと一緒に虫を見たり月を見たりすることが増えて楽しい』などの声もありました。●(3)子ども向け番組・絵本・アイテムへのイメージ『絵本も子ども向け番組も、見るようになってみると、とてもしっかり作られていると分かる。子どもが面白いと感じ、なおかつ生活上のトレーニングにも使える内容として計算し尽くされた作り で、機能美というか、綿密さがすごいと感じるようになった』(30代/ワーキングマザー)『“子ども騙し”って言葉のイメージのせいか、子ども向けのものって、内容もそれなりだろうって印象があった。機能性の高さに驚いた』(30代/専業ママ)マタニティグッズも、子ども向けアイテム同様、機能性が重視されたものは多いですよね。●(4)仕事とプライベートの関係『以前は仕事が中心で、その余りの時間に私生活があった。でも今は子どもを生活させることとか、“私の生活は、子どもがいる生活である ”という事実が、優先順位の一番上に来るようになった。私生活を削る、という選択肢ができなくなったのは、大きな違いだと思います』(20代/ワーキングマザー)なお、そうした変化をうれしいものと感じる一方、“変わらない”生活を続けている夫にイライラしてしまうこともある……とのことです。“子どもを持つ男性の働き方”問題、根深いですよね。●(5)自分の親への見方『今まで当たり前だと思っていたことの一つひとつ、きっとすごく大変だったんだろうなっていうのが実感としてわかるようになって、親への感謝が深まった 』(30代/2人の子どもの専業ママ)『「うちの親は本当にダメだったんだ」というのが改めて分かっちゃいました。もともと親としてダメな人たちだとは思っていたんですが、自分の子どもができて、ますます、なんてありえない人たちだったのだろう と思ってしまいました』(20代/専業ママ)自分が親になると、自分の親への見方が変わることもありますね。尊敬したり、関係性を見直す必要性があらためて見えてきたり、どう感じるかはさまざまです。----------子どもを出産することで、変わる部分も、変わらない部分もあるでしょう。また変わる部分・変わらない部分とも、人によってさまざまです。ご自身や周囲の人たちがどのように変化していくのか、楽しみながら過ごせるといいですね。●ライター/佐原チハル(フリーライター)
2016年08月20日子どもを産むと、女性には心身ともにさまざまな変化があらわれるもの。価値観がガラッと変わってしまったという人も珍しくありません。価値観が変わったことで、ファッションも変化したという人も少なくないようです。では、子どもを産んだことにより、ママたちのファッションは具体的にどのように変わったのでしょうか?出産後にファッションが変化したというママたちにインタビューしてみました。●子どもを産んでファッションはどう変わった?●(1)スカートよりパンツを履くようになった『前はスカート派で、ガーリーな格好が好きだったんですが、子どもがいると動きやすいことが第一 になるので、パンツしか履かなくなりました。なんか、性格まで明るく行動的になった気がします(笑)』(20代/0歳児のママ)『汚れることと動き回ることが多くなったので、パンツばっかりになりましたね〜。ガウチョやスカンツなんかもラクに動けるので重宝 してます。ただ、丈が長いガウチョパンツを履いていたときに、裾をふんづけて転びそうになったことがあるので、短めのものを愛用してます』(30代/4歳児と5歳児のママ)●(2)露出しなくなった『ギャルまではいかないんですけど、ミニスカートとかちょっと胸の開いた服とか好きで着てたんですよね。でも、子どもができてから、お母さんなんだからちゃんとしなきゃって思うようになって。子どものためにも、周りからも変な目で見られたくないし。で、スカート丈は膝丈くらい の長いものを選ぶようになりました。派手な格好や露出もしなくなりましたね。すっかり落ち着きました』(20代/4歳児のママ)●(3)清楚系からカジュアル系になった『子どもがいないときは、清楚なお嬢様って格好が好きでした。でも、子どもが産まれて一緒に過ごすようになって、Tシャツやジーンズばかり になった気がします。今ではカジュアル系やナチュラル系ばかり着てます』(20代/2歳児のママ)『アナウンサーみたいな服装をしていたのが、カジュアル系になりました。パステル系の色は相変わらず好きなんですけど、それまで着なかったカーキとかチャコールグレーとかも着るように なりましたよ。汚れが目立たなくていいですね(笑)。子どもがいるとすぐ汚されちゃうんで』(30代/0歳児と2歳児のママ)●(4)服の素材にこだわるようになった『子どもが服を引っ張るんですよ!前に、抱っこしてたらTシャツを引っ張られて、胸が見えそうになって焦りました(笑)。それもあって、あまり伸びない素材 を選ぶようになりました。あと、子どもの肌にふれたときに肌触りの良い素材 とか、ビーズなんかの装飾のない服 とかを選ぶようになりました』(20代/1歳児のママ)●(5)ヒールの高い靴は履かなくなった『ヒールのある靴は履かなくなった、というか、履けなくなりました。危ないですからね』(30代/3児のママ)『スニーカーばかり履くように なりました。動きやすいし、安全だから。靴に合わせて服装もナチュラルな感じとかカジュアルな感じになりました。子どもがもう少し大きくなったら、また服装も変わるかもしれませんが……』(30代/3歳児のママ)----------やはり、子どもがいると“動きやすさ重視”になる人が多いようですね。生活が子ども中心になることで、ファッションも自然に変化していくのかもしれません。ちなみに、今回インタビューしたママたちは、みんなおしゃれでした。手がかかる時期の子どもがいても、おしゃれ心を忘れないママたち。子どもへの配慮もおしゃれに気を配れる姿勢も素敵だなと思いました。●文/パピマミ編集部
2016年07月21日『究極の質問だけれど、一瞬でも「子どもなんて産まなければよかった」 と思ったことはありますか?』かつて、とあるテレビ番組で司会者から飛び出たこのような質問が話題になりました。会場に集められたのは8人の母親たち。そのうち4人がこの質問に「思ったことがある」と回答したのです。司会者はその結果に驚きの表情を見せつつも、『これが実際の現実。これをどう考えていくかということが大切ですね』と述べていました。出産するとそれまでとは生活スタイルがガラッと変わります。後悔とまではいかずとも、ちょっとツラくなってしまうことは誰しもあるもの。今回は育児に奮闘中のママたちに、“子どもを産んで後悔したこと、こんなはずじゃなかったと思ったこと”をたずねてみました。●(1)自由がなくなってしまった『こんな不自由な生活、最悪ですよ 。大好きだった仕事も時短になる。出張も全部行けなくなる。終業時間になったらすぐに帰って、保育園にお迎えに行く。帰宅したら炊事に洗濯、家事のオンパレード。自分の時間なんて全くありません』(30代女性/金融関連)『ハンドクラフトが趣味だったのですが、子どもが生まれたせいで辞めなければいけなくなりました。針や糸、ボタンなど小さな部品を赤ちゃんが飲み込んでしまうかもしれないからです。仕方がないとはいえ、没頭できる趣味を奪われてしまったようでガッカリ。ストレスは溜まるいっぽうです』(20代女性/主婦)仕事や趣味に思う存分没頭できた子なし時代を懐かしみ、できることなら戻りたいという声は数多くの後悔ママたちから聞かれました。子どもがいても楽しめるような趣味や、子育て世代歓迎の職場をうまく見つけることができるといいのですが、なかなか一筋縄にはいかないようです。●(2)とにかく子どもに振り回される子どもがここまで動き、しゃべり、暴れて言うことを聞かないものとは知らなかった……という後悔ママたちからはこんな話が。『男の子2人の母ですが、毎日メチャクチャに振り回されています。両方ともかんしゃくがひどいし、ひとりで遊んでもくれません。いつもママー!ママー!と叫ばれて耳が痛くなります。ちょっと目を話すととんでもないことをしていたりするので、24時間気が休まりません。こんなに大変なら、子ナシの人生でもよかった です』(30代女性/主婦)『幼稚園生の娘がいるのですが、本当にうるさい。朝から晩までずーっと、どうでもいいことを延々と喋ってます。適当に相づちをうっているとすぐにバレて、「私の話ちゃんと聞いてよ!ねえねえ聞いてる!?いま何て言ってたか聞いてた!?」ってキーキー声で詰め寄られます。うちはひとりっ子なのですが、これ以上産む気には到底なりません 。静寂がほしい……』(20代女性/販売員)元気に育っているという証拠なのでしょうが、ずっと一緒にいるとなるとヘトヘトになってしまいますよね。中には『叫び続ける子どもの口を思わず手で塞ぎそうになってしまった』(30代女性/公務員)なんてママも。悩みの深刻さを物語っています。●(3)どれだけ体調を崩してもまったく休めない『産後2か月です。出産には後悔しかありません。このあいだ胃腸炎にかかって40度も熱が出たのですが、育児を休むことができなくて死ぬかと思いました 。これまでだったら体調不良のときはゆっくり寝てればよかったのに、それができない。乳腺炎にならないように高熱でフラフラの中3時間おきに授乳しなきゃいけないとか、そんなの出産前だれも教えてくれなかったんですけど!』(30代女性/通信業)母は強しとはいうものの、ママだって体調を崩すことはあります。しかし育児は待ってくれません。授乳中には薬が飲めないこともあって、しんどさに拍車がかかります。そんなとき、子どもさえいなければラクだったのに!と後悔してしまうという声がありました。●(4)夫婦の関係が崩れてしまった『夫との関係が完全に冷えきった。子どもを生む前は自他ともに認めるバカップルだったのに、産後はケンカばかり 。父親としてあんなに機能してくれないと思わなかった。夜泣きの対応もオムツ替えもできないとか本気で使えない』(20代女性/営業)『体調不良で高熱を出したとき、あまりにツラいので子どもを連れて実家に帰ろうと準備していました。それを見た夫が突然「遠いからやめたほうがいい」って言ってきたんです。それだけならまだしも、勝手に義理母を呼び出したんですよね。「もう結婚したんだから、キミの母でもあるんだよ。苦しい時は甘えていいんだよ」ってドヤ顔で言われて呆れ返りました。かえって気を遣うってことがなんで分からないの!?』(40代女性/飲食店)こちらは出産を機にご主人との関係が大きく変わってしまったという後悔ママたちです。子どもが生まれたことにより、今まで見えなかった一面が見えて幻滅してしまうのでしょうか。ママがストレスを溜めこまないためには、パパたちの積極的な育児参加が欠かせないようですね。----------いかがでしたか?多くのママさんたちにインタビューをしてきましたが、全員に共通していたのは「それでもみんな、育児をがんばっている」ということでした。時に小さな後悔を感じたとしても、すくすく育つ子どもたちの姿や笑顔に癒され、救われることだってたくさんあります。こんなはずじゃなかった、こんなに大変だなんて思わなかった、そう言いながらも子どもを愛し大切にしているママたちに大きなエールを送りたいですね。●モデル/NANAMI(RIRIAちゃん)●文/パピマミ編集部
2016年07月12日子どもを産むか産まないか……それは女性にとって大きな決断だと思います。「女性として生まれたからには、子どもを産むのが義務」という意見もいまだに根強く、「私は子どもを産みません」とはなかなか言いづらいものです。2016年2月12日発売の雑誌『FRaU』3月号では、女優の山口智子さんがインタビューの中で、『子供を産んで育てる人生ではない、別の人生を望んでいました』と、子どもを産まなかったことに対して明言。これに対しても世間からはさまざまな声があがり、議論が巻き起こりました。その中には、「子どもを産まなかったことに“懺悔の念”を感じる」といった声もあったようです。それでは、実際に“子どもを産まない決断” をした女性たちは、その後の人生で後悔をしていないのでしょうか。“子どもを産まない決断”をした女性たちにインタビューしてみました。●“子どもを産まない決断”、正しかったと思いますか?●「正しかった」『産まないと決めたこと、全く後悔していません。結婚前から、夫とは「子どもは産まない」と話し合いをして決めていました。子どもの必要性を感じなかったからです。周りからは40歳くらいまでとやかく言われましたが、気にせずやってきました。もう子どもを産める年齢ではありませんが、産まない人生に後悔は一切ありません 』(50代女性/保険)『結婚生活20年になりますが、一度も後悔したことがありません。離婚の危機もありません でした。孫の顔が見たいと言っていた母には申し訳ないとは思いますが、私たちの人生なので……』(40代女性/営業)『夫が幼少期に親からの虐待で心に傷があり、結婚後、二人で話し合った結果、子どもは産まないという決断をしました。友達やうちの両親からはいろいろ言われましたが、私にとっては夫さえいてくれればよかった し、後悔していません。夫婦二人の生活も楽しいものですよ。お金も貯まりますし(笑)』(40代女性/事務)『私たち夫婦は付き合っているときから子どもを望みませんでした。「老後のためにも子どもは産んだ方がいい」なんて言う人もいましたが、自分たちの老後の面倒を見てもらうために産むなんて信じられないと思いました。実際、夫婦二人で正社員として働いてきましたので、老後の蓄えも十分あります し、ゆとりのある生活を送れています。夫婦仲が良いので、寂しいという思いをしたこともないですね』(50代女性/事務)●「産まなかったことを後悔」『小育てをする自信がなく、子どもを産まない選択をしました。二人で働き、十分な貯蓄ができ、都心に新築マンションを購入したころ、急に子どもが欲しくなりました 。でももう40過ぎだったこともあり、授かりませんでした』(50代女性/経理)●「どちらとも言えない」『貯金も十分にできたし、新築一戸建ても手に入れたし、夫婦二人の生活も楽しいのですが、たまに「ああ、やっぱり子どもがいたらもっと楽しかったかもな 」と思うことはありました。でも、子どもがいたら今のような生活はできていなかっただろうし、何とも言えませんね』(50代女性/専業主婦)『産みたいと思わなかったので、産みませんでした。学生時代の友達がママ友と楽しんでいる様子を見ると、ちょっと寂しいなと感じたり、子持ちの友達と話が合わなかったりしたときに「産んだ方がよかったかな 」と思ったことはあります。ただ、夫との仲はずっと良好だし、仕事は楽しく生活に不自由もないし、自分たちが選んだ道が間違っていたとは思いません』(40代女性/Webデザイナー)----------「産めない」ではなく、「産まない」という選択をした女性たちのコメント、いかがでしたか?「後悔していない」という方が多かったのは印象的です。“産まない選択”に批判や厳しい声は多いですが、そういう人生もあると肯定的に捉えてくれる方が増えると、私も嬉しいです。●文章/パピマミ編集部
2016年06月28日「出産」それは、人生の一大事。命がけの大イベント。無計画にできちゃったりしたら、ふたりの将来が大きく狂うかもしれない。「笑う出産―やっぱり産むのはおもしろい」(情報センター出版局)と出会う前のわたしはそう思っていました。まっすぐ真面目に「出産は勢いでするものではない」と考えていました。それは間違っていないと、今でも思います。本来、勢いで「できちゃった!! 産んじゃえ!!」なんて、いいはずがないのです。それでもデキチャッタとき、あなたはどうしますか?「おなかの中にあかちゃんがいるということは、なんていうか、ひとことでいうと”らりらり”です」(本書引用)ページをめくるとすぐにある「まえがき」の3行目。ここを読んで、わたしは決めました。「よし、産もう!!」「オススメ!めおとブックス!」バックナンバー第1回:「他人と一緒に暮らすということ『ラララ』第2回:「わかっているよ・察してよ」信頼過信を2つの漫画から考える第3回:グルメ漫画ブーム!何を食べるかよりも「誰とどう」食べるかが大切食う” “寝る” “セックスする” “産む” “死ぬ” 生きるっていたってシンプルだと気づかされる本書は漫画家兼ライターの著者が、半分お遊びで取材に行ったインドで「子づくり」をするところから始まります。いきなり子づくりです。しかもお相手は「知人 の知人」でお付き合いさえしていない。冒頭から飛ばしまくっているので、秩序と常識を重んじる人は頭が痛くなること間違いなし!!“インドでなにがあったんだ。インドは、とにかく、なにもかもありすぎた。”“時間も空間もお金持ちも貧乏も、犬も蛙もなめくじも、人生も宗教も、宝もゴミも、ありとあらゆるものが、あったっていいじゃんと存在している”ただそこに存在するあらゆるものを眺めているうちに、著者はインドで「わたしは生きている」と実感します。そして「子どもを作ろう」と思い立ちます。文字に起こすと「ほえ!?」なミラクル展開でありますが、本書を読むと自然となじんでくるから驚きです。「ぼくらはみんな生きている!!」「わたしも生きている!!」「さあ、子どもを作ろう!!」そんな自然な流れで「妊娠」を受け入れることができるのです。子どもを囲んでゲラゲラ笑えば、そこがホーム。漫画家兼ライターの著者と、フリーカメラマンの夫。それまで気ままに自由に生きてきただろうふたりには貯蓄がなく、そのうえ安定した収入もありません。一般的な感覚なら、この条件で「子育てしよう」とは思わないでしょう。家探しをしながら「子育てのための住宅」で悩む著者。彼女の頭にふと浮かんだのは、インドで見たほこりだらけの家族でした。“カルタッタで見たテント暮らしのインド人親子はすげー幸せそうだった”狭くとも汚くとも、家族が一緒にゲラゲラ笑えたら幸せなのです。どんなに広くてキレイな家でも夫のシワにも気づかないような距離があるのなら、そんなに不幸なことはありません。笑っていればだいたいのことは大丈夫なのです。身体は神様からの借り物だ。わたしは生かされている。「結婚」「妊娠」「出産」現代日本で生きていると、これらのワードがとても重く感じます。「よいこらどっこいしょ!!」と、鉛のように重くなったリュックサックを背負いながらしがみつき登る壁のよう。本当にそうでしょうか?だって産まれるときに、「さあ産まれるぞ」と決意したわけじゃありませんよね?気づけば産まれていたんです、みんな。決意する間もなくおぎゃあと。そして気づけば手足が伸び、大人になっていた。本書を読み終えるころには、すべては至ってシンプルなのだと、肩の力がすーっとぬけていきました。「大好きな彼女と結婚するか悩んでいるなら読むべき」最後に、わたしとともに「デキチャッタ!!」を乗り越えた夫の感想を聞いてみました。――――――妊娠が発覚したとき「このさきどうなるんだろう」と不安しかありませんでした。ワクワクよりも、これから起こる大変なことばかりを妄想してしまって。彼女のことは好きだし、この先もずっと一緒にいたいけど、自分は「父親」にふさわしいのだろうかと悩みました。でも、この本を読むとめっちゃ楽しそうなんですよ。冷静に考えるとすごく大変なことをしているのに、読み終わる頃にはワクワクしてしかたがなくなってました。父さん(著者の夫)のインタビューが終始適当なのも素晴らしい。「ああ、父親ってこんなのでいいのか」と思えました。これからの人生で背負う責任の重さに押しつぶされそうになっていましたが、いい意味で吹っ切れました。それでホイホイ結婚してしまったわけですね(笑) いまが楽しいので結果オーライです。――――――「出産」を重く感じているのなら読んでみてほしい妊娠が発覚したとき、わたしは駆け出しフリーランスでした。無職と言われても返すことばがない状態です。「まさかね…」と軽い気持ちで試した検査薬の結果を見て、脳みそフリーズしました。「結婚していないのに産むの?」「そもそも結婚するの?」「お金は?」「住む場所は?」「安定した職業は?」「わたしの夢は?」…エトセトラ脳内をせわしなく駆け巡る「これからどうするの?」の自問自答。考えすぎて涙が止まらなくなりました。そんなときに救ってくれたのが「笑う出産」です。今まさにデキチャッて脳内嵐真っ最中のあなたや、マタニティブルーでハートが壊れそうなアナタに読んでもらいたい。そんなパートナーを支えようと心に決めた男性にもオススメです。笑う出産―やっぱり産むのはおもしろいライター:金延さえ
2016年06月14日子供おばさんは、「女は、結婚して子どもを産めば、幸せになれるはずだ」と思い込んでいます。もちろんこれは、「今、恋人と愛し合っていて、結婚したい。その人の子供を産み育てたい」というのであれば、理解できます。でも、今そういう相手がいないのに、「そうしないと幸せになれない」と思っている場合は、問題があります。自分の内側から湧き出る願望というわけではなく、「そういうものなのだ」という世間一般の価値観に縛られているだけだからです。それは、思考停止状態といっても、過言ではないでしょう。現実的に、日本では3組に1組の夫婦が離婚しています。それは、離婚予備軍の夫婦も考慮すると、おそらく「結婚して幸せになる夫婦は、6割以上はいない」ということです。これはどういうことか?というと、例えば、“結婚という名の学校”があるとします。巷では「その学校に通えば、将来は安泰で幸せになれる」という噂が流れています。でも、実際に調べてみたら、「そこに進学した人の3割は退学し、他にも退学を考えて悩んでいる人がいる」ということです。もし、そういう事実があったら、あなたはそこに進学したいと思いますか?ってことです。中には、「3割も退学するということは、単に進学したら幸せになれるわけではないから、自分に合うのかどうか、よく考えてみよう」という人だっているでしょう。逆に、そんな事実があっても、その学校の教育やルールに共感でき、その環境こそが自分にぴったりな生き方だと心から思えるのであれば、進学したい人もいるでしょうし、「大好きな友達がいて、その学校に進学するから、一緒に勉強して楽しく過ごしたい」というのであれば、その学校に進学する気持ちも理解できます。でも、多くの婚活女子は、そんな“結婚という名の学校”の現実を知ろうともしないで、ただただ「進学したら幸せになれるはず」と思っています。そして、やみくも受験勉強をし、「なかなか合格できない!」と思い悩んでいます。さらに、ようやく進学できたとしても、「こんなはずじゃなかった。思い描いたような幸せは、ここにはなかった」と苦しんでいます。別にここで、「結婚しても、子どもを産んでも、幸せになれないから、やめた方がいい」と言っているわけではありません。そうではなく、人から言われた、「世の中の価値観がそうだから」ではなく、「自分で考えて、決断する」ことが大事なのです。自分が本当に結婚、子育てに向いているのか。さらに、結婚するのだとしたら、実際はどんな人とすれば、幸せになれるのか。それを考えることも大事ですよ?大人女子は自分にとっての幸せを見つける!大人女子は、世間一般の価値観に振り回されることなく、自分の頭で考えて、自分にとっての幸せを掴みます。今、愛する人がいて、お互いに家族として、人生を共に歩むことが幸せだと思うのであれば、結婚という道を選ぶでしょうが、そういう相手がいない場合は、“幸せの青い鳥”ばかりを追いかけていないで、今の環境でも自分が幸せになれることを見つけます。また、結婚したとしても、子供を産み育てるか否かはパートナーと話し合い、時に産まないという決断をすることもあります。その場合は、子供がいない夫婦ならではの大人の時間を過ごし、幸せを掴みます。つまり、「結婚して、子どもを産めば幸せになれる」という呪縛に縛られていないのです。それが自分にとって幸せかどうかは、人によって違うからです。ある程度の年齢になっても結婚していない人の中には、実は「自由でいること」が好きで、誰かと一つ屋根の下で暮らすことに向いていない人もいます。そんな人が、一般的な価値観に縛られて、「結婚して、子どもを産めば幸せになれる」と思い込んだら、どうなるのか?おそらく結婚しても、幸せになれないかもしれません。自分らしさを失うからです。だからといって、「そういう人は結婚しない方がいい」と断定しているわけではありません。でも、もし結婚するなら、“自分に合う結婚の形”を見つけた方が幸せになれるでしょう。もしかしたら、お互いの家を行き来するような別居婚の方がいい、という場合だってありますしね。また、一般的に結婚相手には、好条件の人を選ぼうとする人は少なくありませんが、もし仕事を好きなキャリアウーマンなら、選ぶパートナーは社会的地位などのスペックにこだわるよりも、自分の仕事を応援してくれて、先入観にとらわれない柔軟性のある人をパートナーにした方がいいかもしれません。自分が幸せになる環境は、人それぞれ違うのだから、一般的な価値観で振り回されている限り、得られませんよ?世の中には誤った情報もたくさん溢れています。それを鵜呑みにするのではなく、きちんと「自分で考えて、自分の答えを出すこと」が大切です。「世間一般の経験をしていたら、無難な人生が歩める」なんて、周りの目ばかり気にしていたら、本当の意味で幸せにはなれません。自分にとっての幸せをきちんと理解し、掴める人でありたいものですね。・子供おばさん…世間一般の価値観を鵜呑みにし、自分に合わない環境を掴み、不幸になる。・大人女子……世間一般の価値観に縛られず、自分で考えて、自分に合った幸せを掴む。
2016年05月17日小林裕美子さんが描く、コミックエッセイのタイトルは「産まなくてもいいですか?」。なんともドキッとする問いかけ。出産は、言うまでもなく女性にとって人生の一大イベントだ。結婚していても、いなくても、はたして自分は子どもを産むのかと誰だって考えたことがあるだろう。著者の小林裕美子さんは、結婚から10年以上経て一昨年に第一子を出産。これは自身の出産を挟んで制作された物語だ。「結婚してから、子どもをほしいと思えない時期が4~5年ありました。仕事が楽しくて、当時は何を言われても耳に入ってこなくて。だけど周りの人が徐々に産みだして、いつまでも仕事優先でいいのかなと悩むように。そのときの不安定な気持ちを描いてみようと思ったのです」主人公のチホは結婚2年目。夫婦仲は良く、共働きで気ままな生活を送っている。しかしながら双方の親からは、孫の誕生を期待され、友人・知人からもときに露骨に、ときに遠慮がちに「子どもはまだ?」と言われる日々。当の本人はというと、子どものことについて夫と腹を割って話したこともなく、そもそもほしいのかどうかもわからない。そのため、いろんな立場の人と話をすることで、自分の抱えているモヤモヤをクリアにしていこうとする。小林さんは物語を作るにあたり、結婚しているけれども子どものいない女性たちにインタビューを行った。「働いている方は特に、ゆくゆくはほしいけれども今ではない、というふうにタイミングを計っているところがありました。産むかどうかを女性に任せてもらえるのはありがたいのですが、自分で決めたら背負わなければいけないものもそれだけ多くなる。そう考えると、居心地のいい今の生活をわざわざ変えなくてもいいのかなって思っちゃいますよね」一方で、「産むことが当たり前」な人には、産まないことが理解できなかったりもする。たとえそれが「産めない」のだとしても。多様なライフスタイルや価値観が認められているかのように見える世の中だが、産む人と産まない人、そして産めない人の間にはいまだ深い溝があることを思い知らされる。とはいえ、「胸に刺さる」あるいは「耳タコ」のようなシビアなエピソードさえ素直に受け入れられるのは、ほのぼのとしたタッチのなせる業といえるだろう。「産むかどうかを悩むのは、決して自分勝手なわけではなく、当たり前のことなのだと伝えたいですね」悩んだぶんだけ、責任感と他者への優しい視点が生まれることを、チホの導き出す答えが教えてくれる。◇出産することに踏ん切りがつかない31歳のチホが、なぜ迷っているのか、自分の心と真摯に向き合う様を描いた、悩める女性のためのコミックエッセイ。幻冬舎1000円◇こばやし・ゆみこマンガ家、イラストレーター。不妊治療について描いた『私、産めるのかな?』、親の介護を扱った『親を、どうする?』など、身近な問題をテーマにした著書がある。※『anan』2016年2月10日号より。写真・森山祐子インタビュー、文・兵藤育子
2016年02月09日ちょっと前に、麻生太郎氏が「子供を産まないほうが問題ではないか?」と発言し、問題になりましたよね。元首相を務め、現在では財務大臣という役を担っている方がそんな暴言を吐いちゃうなんて、ちょっとビックリじゃないですか?世間の女性達はこの発言にいったいどんな感情を抱いたのでしょうか?そこで、30~40代の女性100人に「政治家に“子供を産むべき”というようなことを言われて、子供が欲しくなりますか?」といったアンケート調査を実施しました。すると、そもそも出産願望がある女性じゃないと響かないことが判明しました。政治家の発言で子供が産みたくなると答えた女性はたった6%。そりゃそうですよね……。それでは、世の女性の本音を聞いてみましょう。■94%の女性達が「産みたいと思えない!」理由「いいえ」と答えた女性は34%が未婚で、既婚女性が圧倒的多数でした。結婚しているからこそ、子供を産む・産まないの判断が現実的なのかもしれません。彼女達がどんな理由で、子供が欲しいと思えないのかまとめてみました。[1位]:経済的不安(20%)「自分の生活だけで精一杯」「収入が少ないのに子供を産んで養うなんて無理」多かった声がお金の問題。「共働きでやっとの生活なのに子供なんて……」という声が多く、欲しいけれど現実的に難しいという思いが伝わってきました。[2位]:環境や状況が整わない限り、産む気にならない(19%)「もっと子供を育てやすい環境にならないと難しい」「日本の将来に希望が見いだせない限り産めない」確かに、保育所問題をはじめ、「日本は子供を育てる上での環境があまりに杜撰ではないだろうか?」と感じますよね。[3位]:口出ししてほしくない(10%)「政治家にそこまで言われる筋合いはない」「人に言われることではない」これも同感ですよね!産む・産まないについて軽々しく決めつけないで欲しいと思いませんか?他には、「産むことが出来ない人もいるんだってことを忘れてほしくない」「不妊治療にお金がかかるのに何の補助もなくては難しい」などもありました。コメントを読んでいて胸が痛みました。そうですよね……。産みたくても産めない女性もいるんです。不妊治療をしている人は周りにたくさんいますが、本当に治療費を聞いて驚きます。肉体的苦痛と金銭的苦痛。それこそ、何とかしてほしいですよね。あと、「子供が好きじゃないからいらない」「子育てって大変そうだから無理!」など、元々、子供を望まない人の声も寄せられていました。■たった6%の女性達が「産みたい!」と思う理由彼女達からは「そもそも産みたいと思っているから」といった声が多数で、産むという気持ちが前提の上での結論だったようです。言われたからというよりは「子供が欲しい」と感じているからこそ後押しになったのでしょう。ある大女優が、たったひとつ自分の人生で果たせなかったことは「子供を産むことだった」と語っているのを聞いたことがあります。「子供を産むことだけが女の幸せではない」という意見もあれば、「女性に生まれたからには、やっぱり子供は産んでおいたほうが良い」という意見もあり……。しかし、このことについては結論づけができない永遠のテーマではないでしょうか?いや、そもそもどちらかに答えを見出す必要はないのではないかと感じます。もちろん、女性が安心して子供を産めるよう、環境が整えられる必要があることは言うまでもありません。産むのは女性です!だからって他人事にしないでほしい。無謀な発言は控えて頂きやるべきことを進めてほしいですね。(文/二葉)【調査概要】調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』調査期間:2014年12月10日(水)調査対象:全国30代の女性100名
2015年01月15日輝いているスターは素敵ですよね。もちろん裏の生活はあるんでしょうが。それで、その裏は見ずして、「“せめて子供だけ産ませてほしい!”と思ったことのある男性は今まで何人いますか?」と30代の女性100人に質問してみました。マドンナみたいな感じですね。すると、「今までの人生で1.44人くらいは、子供だけ産ませてほしいと思った男性がいる」との結果に。これ、意外と少ないのではないでしょうか?このような結果となった理由を一緒に見ていきましょう。■好きなスターは幸せになってほしい女性が多数!コメントを見てみると、大多数の意見は「子供だけ産む、というのはちょっと違う」「子供だけ産んでも仕方がない」「すきなアーティストはいるがそれはそれ」「ない。なんだこの質問」といったものになりました。これは同感です。もちろん、筆者も過去にいわゆるスターにハマッたことはあります。中学生くらいまでなんですが、ジャッキー・チェンが大好きでした。当時はジャッキーと結婚して香港に移住する気でいましたね(笑)ジャッキーの子供を産んで、少林寺でチャンピオンにするつもりでいました。それで、何度もジャッキーの映画を繰り返し見ていたのです。でも、当時の筆者は何語で話すつもりだったのか……。今となっては笑い話です。挙句の果てには、格闘技も習い始め……。本当に、それで何をするつもりだったんでしょうか。ファンレターも出したことないのに。タイムマシンがあったら、問いただしたいです。でも、子供だったからそう思っていただけなんですよね。大人になったら、ホントに素敵な男性であれば幸せな結婚をして、イクメンになっていただいた方が嬉しい、と思うようになりました。多分、これが普通の感覚ですよね。とかく日本は、シングルマザーで子育てをするのは大変な国。ですので、マドンナくらいポリシーや甲斐性があれば別として、結婚して旦那さんと子育てを助け合いながらする生活の方が幸せなんじゃないかと思います。男性も「あなたの子供だけ欲しい」って言われてもただただビックリするだけのような気がするのですが、どうでしょうか……。■スターの子供だけ欲しい女性は遺伝を気にする!一方、「子供だけ欲しい」という女性のコメントを拝見しますと、以下のような感じでした。「趣味や考え方が似ていて居心地が良かったけど、彼の親がとても厳しく子供だけ欲しいと思った」彼はいいんだけど、親がね~というよくある問題ですね。でも、そういう厳しい親なら子育てにも介入してくるかも。事実婚とかはどうでしょう?「私が生んだ時点で、いいところがひとつもなくなりそうな気がします。素敵な人は素敵な人と幸せになってほしいです」なんという自虐コメント。自信があまりにないと、かえってろくでなしにひっかかりますよ!「その優秀なルックスの遺伝子がほしい」「すごく好きな俳優がいて、その人にそっくりな男の子を産みたい」うまく引き継げばいいですけどね。ちなみに遺伝というのは、獲得形質は遺伝しないという大前提があります。後天的に獲得した性質というものは遺伝しないというものです。簡単にいうと、訓練のたまもののマッチョや、すさまじい努力の結果の学歴や、整形の美形は遺伝しません。もちろん、生まれつきのものであってもトンビがタカを産むこともあれば、タカがトンビを産むのも遺伝。カエルの子はカエルとばかりではございません。女性は身体に負担がかかる妊娠期間が長いし、出産は命の危険もある一大事です。ポーッとしたいっときの恋愛感情や軽い気持ちで「子供だけは欲しい」と考えない方がいいですよね。もちろん、大半の女性はそう考えてないみたいですけど……。(文/安原宏美)【調査概要】調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』調査期間:2014年11月25日(火)調査対象:全国の30代女性100名
2015年01月06日不妊治療もしたけれど…最終的に下した「産まない」選択不妊治療でもっとも難しいのは、なかなか授からない場合に“やめどき”を決めることかもしれません。この記事を読んでいる人の中にも、今まさに悩んでいる人もいることでしょう。今回は、不妊治療をやめ、「産まない選択」をした女性の体験談を聞きました。●仕事がおもしろくなり、執着がなくなったAさんのケースAさんは38歳で離婚。前夫は家庭を築くというより自由に生きたいタイプで、子どもを持つことにも乗り気ではなく、その意識の違いが離婚の原因の1つにもなったそう。「40歳で再婚し、すぐにタイミング療法(*1)で子づくりを始めたものの授からず、1年経った時点で人工授精(*2)に変更。それでも授からず、体外受精(*3)も試しました。でもやっぱりダメで、不妊治療をストップしたのは44歳の時でした。治療をやめてもいいと思えたのは、仕事がうまくいくようになったからです。子どもが欲しくてたまらなかった時期って、今思えば仕事に行き詰まっていた時期だったんです。そんなつもりはなかったけど、心のどこかで、妊娠を、人生を変えるきっかけにしたかったのかもしれない。年齢的に出産がいよいよ厳しくなる時期と、仕事が充実しだした時期が重なったのは、私にとってラッキーだったかもしれません。『子どもがいなくても人生を楽しめる、無理しなくていい』って、自然に思えるようになりました」また、Aさんは治療をやめて精神的に楽になった、と言います。「治療中は、期待と失望の繰り返しがつらかったし、不妊治療のことしか考えられなくなっていました。検査薬をたくさん買い込んで、生理予定日が近づくとトイレのたびにチェックしたりして。でも不思議なもので、治療から離れた今は、もう執着していません。急な出張があっても思い切り仕事ができるので、これはこれでいいかなと思っています」●夫婦で旅行を楽しむことが生きがいのBさんのケースBさん夫婦は、旅行が趣味。結婚前から2人で毎年旅行に出かけていたそうです。「でも、37歳から不妊治療を始めて、そんな経済的余裕はなくなりました。有名なクリニックに通って何度も体外受精をしたので、治療代がかなり負担になっていましたから。精神的にも旅行を楽しめなくなっていましたね。このお金で体外受精ができるとか考えていましたし、妊娠しているかもしれないと思うと、温泉は良くないかもとか、この食べ物は大丈夫なのかとか、気になってしまって…」Aさん同様、不妊治療中は、そのことしか考えられなくなってしまったという人は多いようです。「治療をやめたのは43歳の時です。たまには旅行にでも、と誘ってくれた夫に『もし妊娠してたらどうするの!』と怒鳴ったところ、『そんな怖い顔をしているお母さんのところに、赤ちゃんも来たくないよ』って言われたんです。その時はひどい夫だと思って大泣きしましたが、その後、夫婦で何度か話し合って、治療をやめました。今はまた、夫婦で旅行を楽しんでいて、老後は海外移住もいいかなって話してるんです。子どもや孫の心配がないぶん、身軽にどこへでも行けますからね」●ペットと生活しながら“ゆる妊活”を続けるCさんのケース完全に不妊治療をやめる人がいる一方で、「治療はやめても完全に諦めたわけではない」というCさんのような人もいます。「タイミング療法、人工授精、体外受精、冷えとり、漢方薬、サプリメントなど、さまざまな不妊治療を行ってきたのですが、残念ながら授かりませんでした。私は、ズルズル続けるのはつらいと思っていたし、『治療をやめたとたんに授かった』という話もありますから、最初から42歳までって決めていたんです。ただ、まだ可能性があるかもとは思っていて、卵子に良いというサプリメント療法だけ続けています。あとは、体を冷やさないように気をつけているくらい。赤ちゃんが授からなかったとしても、美容や健康のためにいいので、気は楽ですね」子どもへの思いもありながら本格的な治療をやめるのは、勇気がいる決断だったのでは?「治療をやめたのと同時に犬を2頭飼い始めたので、この子たちが癒やしになってくれている部分は大きいです。もちろん子どもとは違うけれど、夫婦2人だけよりはだいぶ違いますね。子どもは、できたらうれしいけど、できなくても大丈夫だと思えます」今回、3人の女性にお話をうかがって、「子どもがいる、いないが女性の幸せを左右するのではない」と改めて気づかされました。不妊治療をしていると「子どもを授かる」ことだけに意識がいきがちですが、授かってから子育ての大変さ、子を持つことの責任という壁にぶつかって悩む女性も多いでしょう。子ども以外の生きがいや楽しみを持つのは、子どもを授かっても授からなくても、大事なことなのかもしれません。(*1)タイミング療法:エコーで排卵時期を測定し、タイミングを合わせて性交する方法。軽微な排卵誘発剤を処方されることもある(*2)人工授精:精子を排卵時期に合わせて女性の膣内に戻す方法(*3)体外受精:卵子を体内から取り出し、シャーレで精子と受精させて体内に戻す方法<取材・文/島田彩子>
2014年10月13日