少年社中25周年記念ファイナル 第42回公演 『テンペスト』の公開ゲネプロが6日に東京・サンシャイン劇場にて行われ、鈴木拡樹、矢崎広、井俣太良、毛利亘宏(脚色・演出)が取材に応じた。同作はウィリアム・シェイクスピアの『テンペスト』をモチーフとした作品で、25周年記念に『テンペスト』を上演する人気劇団「虎煌遊戯」の人間模様と演劇愛を描いていく。少年社中 劇団員の井俣太良、大竹えり、田辺幸太郎、長谷川太郎、杉山未央、山川ありそ、内山智絵、川本裕之、ほか鈴木拡樹、本田礼生、萩谷慧悟(7ORDER)、なだぎ武、山崎雅志(劇団ホチキス ※崎はたつさき)、鈴木勝吾、矢崎広が出演する。○■ 架空の劇団の群像劇を描く少年社中の『テンペスト』稽古の思い出について聞かれた鈴木は「日替わりのゲストさんがいらっしゃるんですけど、稽古場にも何人か来てくれて、そのたびに『久しぶり』と。ほぼ知り合いで『こんなにみんな少年社中に関わっているのか』というのを改めて感じていました」と明かす。矢崎は「劇団のお芝居ということで、役者間でやる『シアターゲーム』という、演劇を目的とした交流を深めるゲーム感覚のアクティングを持ち込みました。一から『虎煌遊戯』という劇団を作るつもりで。もちろん少年社中の25周年なんですけど、今回劇団のリーダー役だったので、率先してやらせていただきました」と振り返った。劇団を追われ、復讐心を抱いている男を演じた井俣もゲームに参加していたそうで、さらに「僕らも早稲田大学の劇団の新人稽古や、『東京オレンジ』という劇団に所属していた時にやった身体トレーニングを一緒にやったりして、あの時の熱い稽古を皆さんに体験していただいた」と当時のことも思い出していた様子。最後に毛利は「本作は『虎煌遊戯』という劇団が、このサンシャイン劇場で『テンペスト』を上演する話になります。ですので、お客様全員がこの物語の登場人物、直接関わる人物として参加していただく。そんな気持ちで、ご覧いただけたらなと思っています」とメッセージ。「我々と一緒に演劇を作る体験を、一緒に楽しんでいただけたら心から思っておりますので、『僕らと一緒にすごい芝居を作りましょう』という言葉を皆さんにお送りしたいと思います」と語った。東京公演はサンシャイン劇場にて1月6日〜21日、大阪公演は梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて1月25日〜28日。
2024年01月06日株式会社明和不動産(熊本市中央区辛島町、代表取締役CEO 川口 圭介、以下「当社」)取締役会長の川口 雄一郎が、2023年10月4日に木材会館にて、森林づくり全国推進会議と林野庁が主催する森林×脱炭素チャレンジ2023 表彰式にてグランプリ受賞スピーチを行い、同日開催のシンポジウムに登壇しました。■概要1. 森林×脱炭素チャレンジ 2023 表彰式について企業等による森林保全への取り組みや森林由来 J-クレジットの認知度を高め、地球温暖化対策を展開するため、各取り組みを通じて整備された森林に係るCO2吸収量等に着目し、優れた取り組みを林野庁が表彰するものです。当社が和の会、株式会社明和不動産管理、熊本県小国町、株式会社ATGREENと共同で申請を行い、「グランプリ(農林水産大臣賞)」を受賞しています。式では、当社取締役会長の川口 雄一郎が、受賞スピーチを行いました。(参照:林野庁プレスリリース )「森林×脱炭素チャレンジ2023 表彰式」「グランプリ受賞スピーチ」2. 森林×脱炭素チャレンジ 2023 においての当社取り組みについて当社とグループ会社の株式会社明和不動産管理、およびそれぞれの協力会社で構成する「和の会」、熊本県小国町、クレジット販売仲介者の株式会社ATGREENとの間で、J-クレジットを活用した森林整備の推進に向けた協定を締結しています。協定のもと、クレジットの売却益を活用して、小国町の豪雨被害を受けた森林作業道の復旧を継続的に実施して今後の整備につなげるとともに、「和の会」会員企業には、森林への関わりや取り組みの成果を実感してもらうため、間伐材を活用したノベルティ品を提供し、森林保全に関しての啓蒙を行っています。3. シンポジウムについて同日開催されたシンポジウムでは、各社の強みを活かして森林づくりに取り組む企業・団体とともに、企業が森林づくりに取り組むメリットや可能性についてパネルディスカッションが行われ、当社からは取締役会長の川口 雄一郎がパネリストとして登壇しました。当社川口からは、地方中小企業の立場で森林づくりや自然保護のためにできること、大切にすべきことを論点として、(1)官民・民民の「共創」が大切であること、(2)ビジョンを明確にして、小さなアクションを積み上げて継続することなどに関して発表を行いました。当社では、今後も自然環境を保護し、持続可能な社会づくりに貢献するため、今回の取り組みを継続していくとともに、地域の和をさらに拡げることで、森林保全活動の発展に繋げてまいります。◆株式会社明和不動産代表 :代表取締役CEO 川口 圭介代表取締役COO社長執行役員 川口 英之介設立 :1986年4月1日資本金:7,160万円所在地:〒860-0804 熊本県熊本市中央区辛島町 4-35 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月11日「幸せな演劇めぐりをさせてもらっている」と、矢崎広は言う。10代の頃に知り合った富岡晃一郎を通して「阿佐ヶ谷スパイダース」を知り、その作品を通して長塚圭史に憧れるようになった。だが長塚は自分よりも少し年長の俳優たちと組むことが多かったため、「先輩たちと作品創りをする方。自分たちは自分たちの世代で演劇を創っていくのかな」と、漠然と自分には縁のない、雲の上の人だと思っていたという。しかし、演劇が紡ぐ縁は矢崎と長塚を結びつけた。今回、『アメリカの時計』で初めて長塚演出作品に参加することになったのだ。これまで出演してきた作品を共に創りあげた演出家たちから得たものを、矢崎は稽古場で活かして芝居を創り、長塚に提示。それを長塚が自身の創造性を通してさらに練り上げ、矢崎にフィードバックする。その循環がすごく良いものになっていると実感する、と矢崎は笑顔で語る。そんな幸せな環境で稽古が進んでいる『アメリカの時計』は、20世紀アメリカを代表する劇作家のひとりである、アーサー・ミラーが1980年に発表した作品だ。1920年代、アメリカは史上空前の繁栄を遂げていた。しかしその繁栄はいつまでも続くものではないと気づいたアーサー・ロバートソン(河内大和)はいち早く株から手を引き、親しい者たちに警告。だが、誰も耳を貸さなかった。果たして彼が予見した通り、1929年に株が大暴落。裕福な実業家だったモウ・ボーム(中村まこと)も財産を失ってしまい、妻のローズ(シルビア・グラブ)が宝石を現金に換えて暮らしている。そして息子のリー(矢崎広)は飢え苦しむ人々を目の当たりにしながら、自身の生き方を探すのだった……。世界恐慌の時代のアメリカを生きる人々を描いた作品を上演するにあたって、キャスト陣には稽古開始前に長塚から課題が出されたという。第一次世界大戦後の情勢、ファシズム、株価など、各自が与えられたテーマについて調べ、皆の前で発表。キャスト・スタッフ共に知識を共有することによって、作品への理解を深めたという。「僕のテーマは、すごく範囲が広いですが『第一次世界大戦後の光景』。図書館に行って本に目を通したりインターネットで検索したりして、第一次世界大戦とその被害、大戦後にアメリカが好景気になったのは何故か、敗戦国のドイツがとんでもない条約によって払うことになった賠償金を2010年にようやく払い終えたことなどを調べました。他の人が調べたこともおもしろかったし、そういう時間があったおかげですごく(作品に)入りやすかった。僕の中でどんどん、1920年代後半以降のアメリカの光景が本当に目の前に広がっているかのように濃くなっていると感じる。本当に面白い時代だと思いました」話を聞くと、カンパニー各人が自身の知識と感性を総動員しているように感じる。実際、矢崎も稽古後の疲労が半端ないと打ち明ける。横浜の稽古場から都内に戻る時も、乗っていた電車の中で何度も寝過ごしてしまったそう。「『ここ、どこだ?』状態で、すごい所まで行っちゃったこともある」と思わず苦笑するのだった。そうした経過を経ているだけに、カンパニー全体がまとまり、とても仲が良いという。しかも、稽古の合間も特に雑談はしないのだとか。「この戯曲に関連して、今の自分たちと重ね合わせた話が多いですね。『ここで起きている通貨のインフレって、これと似てますよね』と、歴史や経済の話になっているんです。もともとシルビアさん、河内さんや関谷春子さんとは面識がありましたけど、その人たちに限らず皆と話しています。大谷亮介さんも、すごく素敵な方なんですよ。ちょっと言葉で表現するのは難しい、存在自体がなんとも言えないおもしろさでいらっしゃる」と、大先輩とも良い雰囲気であることが窺える。戯曲から受ける印象を遥かに超える舞台に今回、矢崎が演じるのはリー・ボーム。裕福な家に生まれたが、大恐慌によって大学進学を断念することになる。「この時代を生き抜いたひとりの男として描かれていますが、彼が物語の語り手となって始まるので、彼の目線が観客と共有される。『僕は今こう感じたけど、皆さんもそう思いますよね?』という、ある意味では観客に一番近い存在かもしれません。それに対して、河内さんが演じるロバートソンが歴史的なことやいろいろな背景を述べて、リーはそれに反論することもある、という感じ」複数の視点を観客に提供する、ある意味では象徴的な存在ともいえそうだ。だが、それでは終わらないところがこの戯曲のおもしろさだという。「物語の外にいて観客に語りかけていたはずのリーが、後半は物語の中に入っていく。どんどん感傷的になるとともに、語りの方は少なくなっていくんです。おもしろい造りだと思います」大学入学前、つまり20歳前であるリー。矢崎は最近出演した舞台では16歳の息子をもつ父親役だったので、役柄上ぐっと若返ったことになる。「そうなんですよ(笑)。それが今、僕に求められている特徴なのかもしれないって最近思います。20歳前後から40代くらいまで幅広く演じられる役者としてとらえられていることは、とてもありがたい。そこは自分の武器として頑張っていきたいと思います」1920~30年代のアメリカを舞台にしたシリアスな物語だけに、自然とメッセージ性も意識する。「世界恐慌を経てどんどん政策、つまり国が変わっていくなかで、彼らはどう生き抜いたのか。何を感じていたのか。まさに2023年の現在と置き換えて考えられるところが、この戯曲の魅力だと思います。『人の感情ってどう動くんだろう?』『いったい何が大切なんだろう?』と僕も考えていますし、観客の皆さんにも考えてもらいたい。リーたちはつらい瞬間もたくさん経験しているけど、同じくらい将来への夢もあった。そして必死に生き抜こうとしていた。その姿は、とても魅力的です」そうしたつらい時代を描き、13人のキャストで50名以上の人物を演じ分ける物語。ミュージカルのように歌の力でエンタテインメントにする舞台ではないので、もしかしたら難解に感じる人もいるかもしれない。だが、矢崎はそれは心配していないという。「僕と同世代、あるいは下の世代の人が観に来ても『おもしろい』と思ってもらえる自信はあります。この戯曲が描いていることを、長塚さんが細かく分けて、その一つひとつを素晴らしいキャストが本当に濃く、当時の人間の姿を浮かび上がらせるように突き詰めながら、パズルを組み立てていくかのように積み重ねている稽古です。これが完成したら、戯曲を読んだ印象の数十倍もの面白さをもつ舞台になるはず。稽古場で僕はそれを体感しているし、自信があります。ぜひ、現代の世界情勢をこれから生きていこうとしている20~30代も含めて、多くの人たちに観ていただきたいですね」カンパニーの挑戦は、どのような形で具現化するのか。ぜひ見届けたい公演は10月1日(日)まで、KAAT神奈川芸術劇場〈大スタジオ〉にて。取材・文:金井まゆみ撮影:You Ishiiヘアメイク:ゆきや(SUNVALLEY)スタイリスト:田中トモコ(HIKORA)衣装協力:kujaku(03・6416・4109)ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★矢崎広さんのサイン入りポラを抽選で2名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら(OnelinkのURLを貼り付け) からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<公演情報>『アメリカの時計』作:アーサー・ミラー演出:長塚圭史翻訳:髙田曜子出演:矢崎広 / シルビア・グラブ/中村まこと/河内大和瑞木健太郎/武谷公雄/大久保祥太郎/関谷春子田中佑弥/佐々木春香/斎藤瑠希 /天宮良大谷亮介2023年9月15日(金)~2023年10月1日(日)会場:KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>チケット情報公式サイト
2023年09月14日高橋メアリージュンが主演する「闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん」第7話が11月1日深夜放送。SNS上では矢崎希菜演じるメロりんに「改心して欲しい」「やればできる子だ…サイハラさんと働けばいいのに」などの反応が上がっている。法外な金利で金を貸す闇金業者、厳しい取り立てに遭う債務者…それぞれの人間模様と社会の闇を描いた人気漫画「闇金ウシジマくん」と「闇金ウシジマくん外伝 らーめん滑皮さん」をベースに、同作の映画版Part2から登場した女闇金・犀原(サイハラ)茜を主人公にしたスピンオフとなる本作。裏社会のなかで生き抜いてきた闇金融「ライノーローン」社長・犀原(サイハラ)茜役を高橋さんが演じるほか、ライノーローンで働くことになった役者志望の若者で・硲(ハザマ)悠斗役に宮世琉弥。サイハラの忠実な部下・村井役にマキタスポーツ。元暴走族「愛沢連合」総長で、今は「爆走ラーメン・愛沢伝説」を経営する愛沢浩司役に中尾明慶。弱気になる夫を叱咤激励する愛沢の妻・明美役に木南晴夏。サイハラを恨むヤクザの般田に山内圭哉。愛沢にボコボコにされ記憶障害などの後遺症が残った若琥会若頭・熊倉役に光石研。サイハラと対立する半グレ集団のボス・象山(キサヤマ)彪役には野村周平。ハザマが惹かれている風俗嬢の桜井ともか役に古畑星夏、地下アイドル「GQG」にハマり課金しまくる田中丈行役に勝村政信、「GQG」のグッズ代のためサイハラに金を借りる安藤創太役に岡崎体育。「GQG」のメロりん役に矢崎希菜といったキャストも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。金が必要になったサイハラはメロりんに急な返済を求める。ウシジマから借りるように仕向けられたメロりんは柄崎(やべきょうすけ)から金を借り、自分を推す田中を呼び出し、自分を好きにしていいから金を用立てるよう頼み込む。田中もまたメロりんに50万を貸すと言ってしまい柄崎から金を借りることに。そんなメロりんの元を母親が訪ねてくる。母親は「夢を見つけたあんたを尊敬してる」と言ってメロりんを励ますと、帰り際に「少ないけどおいしいものでも食べて」と金を渡す。手を振る母親の姿を見ながらメロりんは「お母さん、ごめんね」とつぶやく…というのが7話のストーリー。そんなメロりんの姿に「メロりん改心して欲しい」「メロりんにも良心あったんかいwww」などの声が。その後100万を返済したメロりんは、どうやって金を工面したのかを聞かれ「必死で」と返答するのだが、このシーンにも「メロりんの「必死で」て言ったところカッコよかったな。手段がわりとエグいけどやればできる子だ…サイハラさんと働けばいいのに」といった感想も送られている。【第8話あらすじ】サイハラに命じられ闇スロット店に向かったハザマはヤクザも恐れる怪物・肉蝮(東啓介)と会う。タクシー運転手の足立(酒井敏也)や瑞樹(かすみりさ)も巻き込まれ…。一方村井は熊倉の危険な秘密を知らされる。「闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん」はMBSで毎週火曜深夜0:59~、TBSで毎週火曜深夜1:28~放送中。dTV、ネットフリックスで見放題独占配信。(笠緒)
2022年11月02日原作コミック、テレビアニメ、劇場版アニメと大きな話題を集め、2020年には舞台版の第1弾、翌21年に第2弾『其ノ弐 絆』が上演され、好評を博した舞台「鬼滅の刃」。まだまだ勢いが収まらぬなか、舞台版第3弾となる『其ノ参 無限夢列車』が、9月から10月に上演されると発表され、注目を集めている。下弦の壱・魘夢の待つ無限列車へと乗り込んだ竈門炭治郎たちの鬼との闘いが描かれる『舞台「鬼滅の刃」其ノ参 無限夢列車』だが、最大の注目は熱い男、炎柱・煉獄杏寿郎(煉獄の「煉」のつくりは「東」が正式表記)だ。演じるのは、『其ノ弐 絆』からの続投となる俳優・矢崎広。キャリア初期から多くの2.5次元舞台に立ってきた矢崎が、煉獄役への意気込みにはじまり、2.5次元舞台への思いを語った。さらに映像、舞台、ナレーションなど幅広い分野で活躍を続ける矢崎の「これから」への展望も聞いた。○■「煉獄を演じるんだ!」と俳優仲間からも連絡――舞台「鬼滅の刃」も第3弾になります。矢崎さんは前作から出演されていますが、今回の『其ノ参 無限夢列車』は煉獄の物語とも言えます。公演が決まって武者震いしたのでは?武者震いはもちろんですが「あの煉獄を僕が演じるのか」という興奮と、「できるだろうか」というプレッシャーは前作からありました。もともと原作コミックの『鬼滅の刃』の存在は知っていましたが、舞台で煉獄を演じると決まるまでは、大ブームになっていることをただ感じているファンのひとりでした。――煉獄をご自身が演じると決まって、改めて原作を読まれて感じたことはありますか? また前作『其ノ弐 絆』ですでに煉獄として舞台に立ちましたが、反響は?もともとカッコいい人だと思っていましたが、改めてそうしたカッコよさはどこにあるんだろうと掘り下げて読むようになりました。あとは劇場版を観たりして、今まで気づけなかったことにもどんどん気づいていっている感じです。反響は、役者仲間たちからもありましたね。普段はあまり連絡がない人からも「煉獄を演じるんだ!」と。原作の大ファンの俳優仲間もいますし、やっぱり反響は大きかったです。――劇場版も観ているんですね。観てプレッシャーを受けるというより、情報を取り入れたいというか、日野聡さん(アニメ版、煉獄杏寿郎の声優)はどうしてここでこういう語気の強め方をしたんだろうとか、そうしたこともいい影響になりますし、研究して、選択肢のひとつとして加えながら、「自分だったらこうかな」と考えています。○■出てくるだけで安心できる、器の大きい男・煉獄を目指す――本作では、煉獄をどのように演じようと思っていますか?煉獄杏寿郎はとても正義感の強い、器の大きい男です。そんな男がどうやって出来上がっていったのかを掘り下げていくと、彼の魅力にたどり着ける気がします。これからもっともっと僕自身が影響を受けていこうと思っているところです。――セリフのみならず、生の舞台ならではの煉獄の佇まいや空気でも観客に彼の大きさを伝えたいですか?もちろん、そこは本当に目指しているところです。出てくるだけで「この人が出てきたら負けようがない、もう安心だ」と思えるようなヒーロー。そんな役作りをしていけたらと思います。――矢崎さん自身の考えるリーダー像、器の大きい男というのはどんな人でしょう。煉獄にもつながりますが、背中で語るというか、生きざまで語る先輩や人物に憧れます。やってきたこと、達成してきたこと、そして努力している姿。そうした先輩たちを見て、そんな姿に憧れています。――今回、新たに参加される魘夢役の内藤大希さん、猗窩座役の蒼木 陣さんの印象を教えてください。大希とは直接ぶつかりあうことはないと思いますが、久々の共演なんです。お互いにまだまだ駆け出しくらいの頃に、舞台で共演して。そこから彼はミュージカル『レ・ミゼラブル』のマリウスを演じたり、ほかにもたくさんのミュージカルに出演していて、時を経てまた共演するので、すごく楽しみです。蒼木さんとは「はじめまして」なんです。煉獄と猗窩座として、バチバチに戦うことになるので、そのなかで仲良くなっていけたらと思いますし、とても身体的に動ける方だと聞いているので、楽しみにしています。○■忘れられない「だって、お前は役者を辞めないだろ」――炭治郎(演:小林亮太)たちは煉獄から大きく影響を受けますが、これまでのキャリアにおいて、矢崎さん個人が影響を受けた、また忘れずにいようと思っている言葉などはありますか?若い頃に、ある舞台の演出家の方から言われた言葉で残っているものがあります。すごく厳しかったんですけど、「お前だから言うんだ」「だって、お前は役者を辞めないだろ」と。厳しく言っていただくこと自体が愛なんだということに気づけました。そこからいろんな演出家の方と接してきて、厳しい場面や自分ができなくて苦しいときなどもありましたが、その言葉を思い出して、ありがたみを感じられるようになりました。「絶対に辞めない」という呪いをかけられた感じもありますが(笑)。――矢崎さんは最初から俳優になろうと上京されていますから、もともと強い意志をお持ちだったと思いますけど、いい意味での呪いをさらにかけてもらったんですね。そうですね。自分に期待をかけてくれる、いい出会いに恵まれたと思っています。数あるそうした出会いのなかのひとつのエピソードです。○■もっといろんなところへ自由に行き来できる俳優に――矢崎さんは、映像、舞台、ミュージカル、ナレーションなどさまざまな分野で活躍されています。だからこそのご自身の強みを感じることはありますか?いや、強みなんてまだまだです。もっともっといろんな現場へ自由に行き来できるように、経験を積まなきゃいけないと思っていますし、知っていただく必要があると感じています。ただ、おっしゃっていただいたように、確かにいろんな経験をさせていただいていますから、そこは自分の強みにしていけたらと思っています。――コミックやアニメの舞台化は昔からありますが、いわゆる現在の2.5次元舞台の源流はミュージカル『テニスの王子様』あたりからかと思います。そのころから立たれている矢崎さんは、2.5次元舞台というジャンルにどんな思いがありますか?僕がミュージカル『テニスの王子様』に出演していた頃は2.5次元舞台というジャンル自体の知名度が低かったですし、限られた人しか観ていない印象でした。それから僕もいろんな作品の経験をさせていただいて、2.5次元舞台に帰ってきた現在、本当に大きなコンテンツになっていて、驚きました。前よりも演出の技術的にできることも増えてきたのだと思います。エンターテインメントのひとつのジャンルとして、クオリティの高いものとして本当に確立したんだなと。こんなにたくさんのみなさんに、2.5次元舞台という言葉自体を知っていただける状況になり、役者たちにとってもチャンスが増えたと思います。僕も、これからもますますいろんなジャンルで切磋琢磨していけたらと思います。――最後に『其ノ参 無限夢列車』での役作りはまだまだこれから深めていくところとのことですが、ここを演じるのは今から楽しみ、しびれているというシーンを教えてください。最後のセリフですね。ネタバレになるので具体的にはお話しできませんが、あのシーンは本当に素晴らしくて。今は家でひとりで何度もシミュレーションしてます(笑)。この役に決まってから、僕は煉獄のあのシーンが好きすぎて、現時点ではちゃんと言えない自信しかありません(苦笑)。でも今はまだまだ役作りができてない段階ですから、これから稽古を通して深めていければと思っています。■矢崎広1987年7月10日生まれ、山形県出身。2004年にミュージカル『空色勾玉』でデビュー。翌年よりミュージカル『テニスの王子様』で南 健太郎を演じる。その後もミュージカル『薄桜鬼』(12年〜14年)での土方歳三や、初の単独主演を務めた『MACBETH』(12年)でのマクベス、『里見八犬伝』(12年)、『嵐が丘』(15年)、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』(16年)など、多くの舞台、ミュージカルに出演。『舞台「鬼滅の刃」其ノ弐 絆』(21年)で煉獄杏寿郎を演じ、『其ノ参 無限夢列車』でも続投する。また映画『すくってごらん』(21年)、大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(19年)、テレビアニメの声優や、CMナレーションなど、多岐にわたるジャンルで活躍している。 ヘアメイク:齊藤沙織、スタイリスト:中村美保 シャツ/AUI NITE(アウィ ナイト)、その他/スタイリスト私物
2022年06月29日俳優の矢崎広と生駒里奈が7日、東京・サンシャイン劇場にて行われた舞台『モマの火星探検記』公開ゲネプロに登場し、毛利衛(原作)、毛利亘宏(少年車中 / 脚色・演出)とともに取材に応じた。同作は宇宙飛行士の毛利衛氏が書いた児童文学『モマの火星探検記』を舞台化。宇宙へ2度行った毛利衛氏ならではの生命観、地球観、宇宙観から、人類史上初めて火星に到達した主人公「モマ」が少年時代の自分に語りかけながら火星での冒険を振り返る物語となっている。その物語と、少年社中が過去に上演した、仲間とロケット作りをする少女「ユーリ」が宇宙を夢見る物語『ハイレゾ』をミックスし、新たな物語として2012年に初演、2017年7月に再演を行い、大好評にて幕を降ろした少年社中の代表作品の一つとなっている。主演の矢崎は、「計り知れない宇宙飛行士という役をやらせていただいていますが、それに演劇的に挑む、宇宙を演劇で目指すということで、今日のゲネプロで一つ僕たちの宇宙がどんと広がったなという手応えがあったので、初日が楽しみです」と頼もしい様子。さらに「プロポーズで振られて狂っちゃうシーンがあるんですけど、初演の時に『このシーン大丈夫かな』と思って、ゲネプロの時に皆様に笑っていただいて、自信になったんですね。今日もけっこう笑い声が聞こえたので、皆さんのおかげで安心して本番に迎えるかなと思います」と自信を見せた。もう1人の主演となる生駒は、「前回は20歳の時に演じてて、今回は24歳で、やっててめちゃくちゃ難しくて、20際の私は本当に赤ちゃんだったんだなと思って、どうやって演じるかという悩みをやっと通ったかな。まだきっと悩むと思うんですけど」と振り返る。「夢を追いかけることは本当に素晴らしいことなんだとって、私たちを見て感じていただけたらなと思います」とメッセージを贈る。存在感も増したと評判の生駒の演技について、矢崎は「前回もすばらしかったんですけど、初演から再演までの間に、生駒さんの舞台を経験したりしてきたというのを、稽古場でものすごく感じました」と太鼓判。「前回は一生懸命ユーリをやってるという感じだったんですけど、今回はユーリと生駒さんが合体して、またすごいユーリになってる。稽古の初日から感じたので、それがどう伝わっていくのか楽しみです」と期待を寄せた。舞台の中で印象的な言葉について聞かれると、毛利亘宏は「『つながっている』ということが、僕にとって重い言葉で、子供の頃に毛利衛さんにあこがえれて宇宙を夢見たというところから全てが始まって、こうやって矢崎さんや生駒さん、素晴らしい仲間と会っている。今日この場にいることがすごくつながってるなと感じたられることです」としみじみ。一方の毛利衛は「宇宙から地球を実際に見て、全ての貴重な心も生物も全てここでしか生きられないというつながりがあるんだということ、40億年にもわたって生き物はつながってきてると実感した」と明かす。「明日にでもどうなるかといういろんなことを抱えてます。環境問題、人工知能、ゲノム、戦争、そういうものが全てつながって生きて乗り越えるというメッセージが、今回の舞台ですごく響いたんですね」と述懐。「原作ではたくさん込めたかったんですけど、なんせ科学者なので、多くの人にはなかなか伝わらなかったんですけど、この舞台だと、本当にたくさんの人に本当の意味をわかってもらえるということで、とにかく嬉しいの一言につきます」と舞台を絶賛した。さらに毛利衛は「『持続可能な』という言葉や、国連の『SDGs』という言葉が流行って、世界をあげてそちらの方に向かうんじゃないか。そういうメッセージがこの舞台にもあると思うので、世界中の人に見てもらえるといいかな。日本だけじゃないと思います」と賛辞を贈った。東京公演はサンシャイン劇場にて1月7日〜20日、愛知公演は岡崎市民会館にて2月1日〜2日、大阪公演はサンケイホールブリーゼにて2月7日〜2月11日。福岡公演は福岡市民会館2月15日〜16日。井俣太良ら少年社中の劇団員11名、諸星翔希、松村龍之介、山崎大輝、伊藤昌弘、鎌苅健太、赤澤燈、鈴木勝吾、小須田康人、田村颯大・永島叶和(Wキャスト)が出演する。
2020年01月07日昨年、兵庫で大好評を博したリーディングシアター『レイモンド・カーヴァーの世界』が今年は兵庫と東京で上演される。昨年から続投の手塚とおる、新たに仲村トオル、矢崎広、平田満を迎え、公演日ごとに組み合わせを変えながら各回2名が出演。村上春樹が翻訳した、レイモンド・カーヴァーのシュールでミステリアスな短編を朗読する。「大先輩と同じ座組で大変光栄に思います」と恐縮する唯一の30代、矢崎広。どうしようもない男女のすれ違いや破綻を描いた作品群の中から、当日は『収集』『菓子袋』の2編を物語る。リーディング・シアター「レイモンド・カーヴァーの世界」チケット情報カーヴァーは80年代のアメリカ文学界にカルト的影響を与え、ピューリッツァー賞の候補にもなった作家であり詩人。『収集』は失業中の男と不在の妻を訪ねてきた見知らぬ男との何気ない会話を描写する。一方の『菓子袋』は離婚した父を成人した息子が訪ねたときの回想録だ。矢崎はレイモンド・カーヴァーの世界に初めて触れ、その“分からなさ”に早くも虜になったという。「これは原作者と訳された村上春樹さんおふたりのすごさだと思います。例えば『菓子袋』なら話している父親や聞いている息子の顔、菓子袋を持つ手の表情までが浮かんでくる。描写力のすごさが想像力を掻き立て、なぜ父はこのタイミングで息子にこの話をしたのか、とか。謎解きの要領で読んでいくと最後は迷路に迷いこむ。その感覚が面白いですね」。出演作は「血が騒ぐか否か」で見極めるという、デビュー15周年の矢崎広。近年はミュージカル『ジャージー・ボーイズ』、『ライムライト』など注目作への出演が続き、存在感を増している。「年々演じる役の大きさに追い付け追い越せという思い。同時に役が付くこと自体有り難いことなので。今の自分はどんな役でも“やってやるぞ!”という気持ちです」。今回も気合十分に挑むつもりだ。「本作への出演が決まると、知人から『やるんだってね。がんばってね。いや、社交辞令じゃなく本当にがんばってね!』と、少し怖くなるぐらいのテンションで激励を受けました(笑)。レイモンド・カーヴァーに思い入れの強い方が他にもたくさんいることを実感したので、その方たちの思いにも応えたいと思います」。カーヴァーは中高年の悲哀に敏感で、行間からその年代特有の悲しみや寂しさの余韻が溢れだす。演出の谷賢一いわく「人生に疲れたことのある聴き手の心にそっと寄り添う」リーディング公演となりそうだ。「読者に答えが委ねられるような作風でもあり、見終わった後に自問自答したり、隣席の方と語り合いたくなる。演劇が好きな方はもちろん、普段は興味がないという方も構えずにお越しいただければ、この楽しくも頭がむず痒くなるような世界から抜け出せなくなると思います」。公演は5月25日(土)・26日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、5 月30日(木)から6月2日(日)まで東京・六本木トリコロールシアターにて上演。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2019年05月14日『スイートリトルライズ』『無伴奏』などを手掛ける矢崎仁司監督の最新作、安藤政信主演『スティルライフオブメモリーズ』が、3月9日(金)より開催される「第13回大阪アジアン映画祭」に出品、ワールドプレミア上映されることが決定した。あらすじ東京のフォトギャラリーで、新進気鋭の若手写真家、春馬の写真展が開催されている。山梨県立写真美術館のキュレーター、怜は、たまたま入ったギャラリーで春馬の写真に心奪われる。翌日、怜は春馬に連絡をとり、撮影を依頼する。怜が撮ってほしいと切り出したのは…。突然の依頼に戸惑う春馬だったが、アトリエが夕陽に包まれたとき、怜に向けてシャッターを切る。撮影を通して惹かれ合うようになる春馬と怜。やがて、妊娠中の春馬の恋人、夏生も、怜の存在を知ることになり、男女3人は衝撃的な結末へと向かっていく…。すべての物語が終わったあと、春馬が撮った怜の写真が数十枚流れ、画面は静かに燃え上がる。本作は、主演の安藤さん演じる写真家・春馬と、撮らせる女性キュレーターの関係を題材にした、スキャンダラスで衝撃的な意欲作。原作は、四方田犬彦の「映像要理」。フランスの写真家アンリ・マッケローニの写真集より、一つとして同じものがない女性の肉体の豊かな表情と神々しさ、そしてマッケローニと自らを撮らせ続けた彼の愛人が過ごした2年間に触発され、今回この映画を企画したそうだ。矢崎監督作品へ出演するのは、『ストロベリーショートケイクス』に次ぎ2作目となる安藤さんのほか、キャストには永夏子、松田リマ、ヴィヴィアン佐藤、伊藤清美、四方田犬彦らが出演している。『スティルライフオブメモリーズ』は7月21日(土)より新宿K’s cinemaにて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月01日矢崎広、柳下大、小川ゲン、佐野岳という今注目の若手俳優による4人芝居『Shakespeare’s R&J~シェイクスピアのロミオとジュリエット~』が1月19日(金)に開幕する。出演者4人に話を聞いた。舞台「Shakespeare’S r&J」チケット情報本作は、アメリカの劇作家ジョー・カラルコが不朽の名作『ロミオとジュリエット』を斬新な発想で脚色し、世界的に話題を集めた戯曲。厳格なカソリックの男子高校生4人が寄宿舎を抜け出し、禁断の書に定められた『ロミオとジュリエット』のページを開く――というストーリーで、演出は新国立劇場演劇研修所のコーチを務め、自身のユニットでも作品を発表している田中麻衣子。「シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』をやるわけではないことは、観に来る方に知っておいてもらいたいです」と柳下。4人の役名は<学生1><学生2><学生3><学生4>。名もなき彼らが夜中にこっそりと起き出し、はちきれんばかりの好奇心で『ロミオとジュリエット』を演じ始める。しかし、「やっぱりシェイクスピアの言葉は強い。引っ張られちゃいます」(佐野)と、油断すると『ロミオとジュリエット』をそのまま演じてしまう苦労を語る4人。彼らがみせたいのはそこではないのだ。「寄宿舎の同じ部屋で暮らしている男子学生4人が、この本を手にすることで、しまっていた感情や想いがどんどん溢れていく。それをお客様に覗き見していただくような作品です」(矢崎)。「かなりしっかり掘って、その下でみんなでつながっていかないとうまく見せられないのかなと思っています。だから稽古場ではその性格や関係性を掘り下げる作業をしています」(佐野)。取材は稽古が始まって2週間というタイミングであったが「なかなかカタチにならないというか。けっこうたくさんこねてるんですけど、ひとつ作っては壊し、ひとつ作っては壊し、みたいな。本当にいろんな解釈、方向性、見せ方があるので」(矢崎)、「これからは、すごく細かい作業、例えば声のボリュームだったり、誰を見る見ないだったり、物を取る仕草、座る姿勢…そういう部分を詰めていくことになると思います。本当にちょっとしたことの積み重ねです」(柳下)と繊細に、けれど頑丈に稽古を重ねていた。“学生”の“芝居”という二重構造だが「さらにもう一個層があるというか。『ロミオとジュリエット』を演じている学生たちを僕たちが演じてるっていう。やっぱり身体も精神も変えられないから、完全に学生を演じようとしても滲み出るものは必ずあるので。だからこそ、その俳優がやる意味がある。そういうところも面白いんじゃないかなと思います」(小川)。公演は1月19日(金)から 2月4日(日)まで東京・シアタートラムにて。1月23日(火)・30日(火)アフタートークあり。取材・文:中川實穗
2018年01月16日今注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回登場してくれたのは、女優の矢崎希菜さんです。特技の阿波踊りとモノマネを武器に夢だった女優の道を突き進みます!意外な場所でスカウトされ、デビューした矢崎さん。「中学3年生のとき、地元の夏祭りで。こんなところで?!と、びっくりしたけど、女優の仕事に憧れていたので嬉しかったです。学生のうちに学園モノ、朝ドラに出るのが目標!」。特技は11年間続けている阿波踊り。「飽きっぽいのに、これはずっと続いています。お祭りで家族みんなと踊るのが楽しいんです♪」。さらに、もうひとつの特技はモノマネだそう。「とあるオーディションのときもモノマネで笑いをとりました(笑)。受かってよかった~!」ミステリー小説にハマっています!色々読むけど、特に湊かなえさんの小説が好き。いつか演じてみたいです。ついつい集めちゃう大ぶりのイヤリング。新宿ルミネエストに約300円で買えるお店があるのでよく行っています。お肉は3日間連続で食べても飽きません!上ミノや赤身肉が好き。胃がもたれるのでさっぱり系を希望です(笑)。やざき・きな2001年生まれ。高い演技力と透明感あるルックスが話題となり、映画、TV、CM、舞台、雑誌と幅広く活躍中。宮城県発信映画『君の笑顔に会いたくて』にも出演している。※『anan』2017年11月8日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花
2017年11月06日目黒区美術館開館30周年記念「日本パステル畫事始め―武内鶴之助と矢崎千代二、二人の先駆者を中心に」が、10月14日から11月26日に開催される。現在の『ゴンドラ』パステル顔料を主体とする素材を棒状に固めたパステルは、描く際には粉状となり、ベースとなる紙の上にようやくとどまった状態に。そこから、原色、中間色ともに「美しい直接的な発色」、乾燥時間のない「速写性」という二つの大きな特色が生まれる。時に儚ささえ思わせる豊かな中間色の美しい発色や独特の「風合い」など一般にもその魅力の一端は知られていて、「パステルカラー」という言い方も定着しているが、時に油彩をも駕するような、本来の多彩な描写の可能性が広く知られてきたとは言えず、パステル類から派生して教育用途で親しまれている普及的な画材と混同されることも少なくない。本展では、そんな明治期に伝えられた画材のひとつ“知られざる画材、パステル”に魅せられて多くの作品を残した二人の近代日本の画家、矢崎千代二と武内鶴之助を中心に紹介する。豊かで繊細な色彩を緻密な作品のなかに活かしきった武内、世界各地のいきいきとした情景を、速写を武器に描いた矢崎、パステルへの取り組みは異なるが、二人がそれぞれ研究や探求を重ねて生み出した多彩な表現はパステルという画材の幅広さと奥深さを如実に示している。そして、二人の個性的な試みの数々と彼らが関わったパステルの普及活動や、特に矢崎が深くかかわったパステル国産化への道程は近代の日本人が海外から移入された素材や方法論を独自のものとしていった興味深い例でもある。ほぼ同時代を生きた二人の画家は、これまでも美術館等での紹介があり(目黒区美術館が1993年に開催した武内鶴之助の回顧展『パステルのモノローグ』もそのひとつ)、コレクターはじめ愛好する人々も決して少なくはない。しかし、明治以来の性急ともいえる「日本近代洋画」の歩みのなかで、彼らとその作品の魅力が広く知られることなく今日に至っているのはパステルという画材そのものの我が国における歴史ともどこか重なる。本展を通じてステルという知られざる画材について、そしてともに同時代の人々に愛された二人の画家の画業に改めて注目したい。矢崎千代二 《リオデジャネイロ風景》 制作年不詳 パステル・紙 郡山市立美術館蔵武内鶴之助 《風景》 1908~12 パステル・紙 目黒区美術館蔵【イベント情報】「日本パステル畫(が)事始め -武内鶴之助と矢崎千代二、二人の先駆者を中心に」会期:2017年10月14日~11月26日会場:目黒区美術館(東京都目黒区目黒2-4-36)時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)料金:一般1000(800)円、大高生・65歳以上800(600)円、中小生以下無料※障がいのある方は半額・その付添者1 名は無料、()内は20名以上の団体料金目黒区美術館では開館30周年を記念して区民割引を実施している。目黒区内在住、在勤、在学の証明書を受付で提示すると団体料金扱いとなる(他の割引との併用不可)。休館日:月曜日
2017年09月28日「いまの池松さんを撮りたい」──。隣に座る池松壮亮に視線を投げながら、少し照れた様子でこう話す矢崎仁司監督。直木賞作家・小池真理子の同名小説を映画化した『無伴奏』で、両者は初めて顔を合わせた。物語の舞台は、反戦運動や全共闘運動に沸く1970年前後。仙台の女子高生・響子(成海璃子)を中心に、狂おしい青春のストーリーが展開していく。池松さん演じる渉は、響子がバロック喫茶「無伴奏」で知り合う大学生。響子はどこか捉えどころのない渉に惹かれ、渉もまた無垢な響子に興味を示す。そんな2人の物語を紡ぐにあたり、矢崎監督は池松さんに冒頭の言葉をかけたそうだ。「『渉という役を借りて、今の池松さんを撮りたい』と言いました。それが全てです。ほかの俳優さんに対しても同じですが、私はそうやって映画を撮ってきました」。「そんなことを言われたら、ビビッときてしまうわけです」とはにかむ池松さん。「すごい口説き文句だなって」と続ける。「いままでそんな風に言われたことはなかったし、どこかで俳優はそう言われたいと思っているはず。昔の映画監督がトップ女優にかける言葉みたいですよね。実際に生で聞くのは初めての言葉だったので、いやあ燃えました(笑)」。「『お前もちゃんと背負えよ』という意味でもあるんだろうなって」とも語る池松さんだが、作品に対しては「難易度の高さ」を感じたという。「台本も原作も、とにかく面白かった。と同時に、なかなか挑戦的な内容だし、難易度が高いなと思いました。でも、せっかく矢崎さんと初めてご一緒させていただくのだから、難しいことをやってもいいんじゃないかなって。難易度が高いからこそ、楽しそうだなと思えたんです」。難易度が高いのは、渉という役どころも同様。響子との距離が縮まれば縮まるほど、渉の捉えどころのなさは際立ってくる。「渉さんはいつもここにはいない気がする」。そう呟く響子の台詞が、演じる上での鍵となったそうだ。「渉が抱える最終的な事実と、『ここにいない気がする』という響子の台詞に引っ張られ、埋めていった感覚はあります。文字では分かるけど、生身で演じるにはどうすればいいのかなって。そもそも、アイツ(渉)は一つも本当のことを言わないですからね。なかなか本心を言わない(笑)。その奥に潜む何かを、矢崎さんも狙っていたんだと思います」。「池松さんはそうやって、映画全体のことを考えていらっしゃるんです」と矢崎監督。「監督的な考えをお持ちになっているんですよね。あるインタビューで、ポール・ニューマンが『俳優をやるときは監督のように考え、監督をやるときは俳優のように考える』と言っていたのですが、池松さんも彼と同じだと思います」と賛辞を送る。そんな池松さんの作り上げた渉に恋をし、ときめきを覚え、身悶え、「渉が抱える最終的な事実」に直面し、たくましさを身につけていく響子の物語は、観るたびに違う色味を帯びてくる。とりわけ、1度目の鑑賞と2度目の鑑賞で印象が変わるのが渉という存在なのだが、「最終的な事実を知ってまた観ると、すごく切なくなりますよね」と池松さん。「ただ、矢崎さんの映画って全部そうだと思うんですけど、1度目より2度目の方が面白く思えるように作られているんです。観れば観るほど、という感じ。そういう反抗を自らなさっているんだろうなって。3度目はもっと面白いと思いますし、4度目にはまた違う感想が生まれるだろうし。そこに矢崎さんの眼差しを感じます。人を見るって、そういうことなんだろうなって」。矢崎監督の思いはこうだ。「1度観たら、観たことになってしまうのがつまらないなと思っているんです。音楽や絵画のように、映画も繰り返し観ることに耐えるものを作っていかないと駄目だなと。その日の気分でも、映画との向き合い方が変わると思いますしね。でも、そう言っていただける作品ができたのも、素晴らしい俳優の皆さんのおかげ。僕は撮影を通して1本の映画を作り、編集作業を通してもう1本の映画を作る。いわば映画を2本作る感覚をいつも味わっているのですが、編集中も撮った画を見ていて涙が出ましたし、こうして話していてもこみ上げてくるものがあります」。続けて、「小さく見える女の子でも、裸で鏡に映すとすごく大きいんですよね」とも語る矢崎監督。物語の中で成長していく響子を、彼女を全身全霊で演じた成海さんを、こう称える。「むき出しになれることが、強さにつながるんでしょうね。その強さは、『神童』の中にいる(中学1年生または13歳)の成海さんからも、『無伴奏』の成海さんからも感じられるもの。それを映し撮りたいと思いながら、私は作品に向かっていた気がします」。むき出しになるということ、強さを持ち続けるということ、それを作品にぶつけるということ。それは、同じ俳優として、池松さんにも通ずる姿勢のようだ。「いろんな役をやったとしても、どこかに池松壮亮のストーリーがないと超つまんないと思うし、貫く思いみたいなものを諦めずに持っていきたい。手っ取り早く逃げたり、知らない間に目をつむる人間ではいたくないですね」。確かな口調で話す池松さんに対し、矢崎監督は「池松さんはいまの日本映画の救世主だと思います」と言葉を送る。「池松さんが出ていなかったら、出会えなかった作品というものがある。要するに、私は池松さんが好きなんです(笑)。一緒に映画を撮って、お酒を飲んだら、みんな好きになると思いますよ。本当に映画が好きなんだなって思いも感じますしね。そんな人と一緒に作品を作れたのが幸せ。だからこそ、また再会したときにも思うんでしょうね。『いまの池松さんを撮りたい』って」。(text:Hikaru Watanabe/photo:Yuko Kosugi)
2016年03月25日『黒いハンカチーフ』『BIOHAZARD THE STAGE』と主演舞台が続いている矢崎広。間違いなく、2016年注目すべき若手俳優のひとりであろう彼が、2~3月に『ETERNAL CHIKAMATSU ―近松門左衛門「心中天網島」より―』に出演する。歌舞伎でもよく知られる遊女小春と紙屋治兵衛の心中事件と、現代に生きる男女の物語を絡めて“究極の愛”を描き出すもの。深津絵里・中村七之助をW主演に、日本文化にも造詣の深いデヴィッド・ルヴォーが演出を手がけるという、演劇ファンなら心躍るこの話題作に挑む心境を、矢崎に訊いた。チケット情報はこちら2015年は8本もの舞台に出演した。そんな多忙の中でも、ひとつの役を演じるにあたって「自分の参考になる資料は全部集めようと思うし、調べたいですし、実在の人物を演じるのでしたら、その人が行ったところに行きたいと思っています。自分が体験出来ないことを体現しないといけないので」という勉強家だ。「今回も近松門左衛門の話をベースにしていますので、そういう資料は当たりたいです」。一方で、実際に稽古に入るとなれば「僕なんか、まだまだ何も出来ないので…。演出家の方に「料理してください!」という感じです。自我は捨てていかないと、と思っています」とも話す。勤勉さと、自分が獲得した知識に固執しないフラットなスタンスが、色々な演出家の作品に次々と呼ばれる理由かもしれない。さて、その矢崎が次に組むのは、英国出身で、世界で高い評価を得ている名演出家。「2014年に、ルヴォーさんの公開ワークショップに参加したんです。お客さんが見ている前で行うワークショップは初めてだったのですが、お客さんを楽しませようとしちゃう自分の気質や、自分が楽しむことによってお客さんも楽しんでくれる、ということを改めて発見しました。ルヴォーさんも、包み込むような空気とパワーがある方。緊張はしましたが、楽しかった。得るものが多く、すごく身になった経験でしたので、いつかルヴォーさんとご一緒したい、力をつけてから…、10年先かな…、と思っていたら、わりとすぐその機会が来ちゃって、ちょっと焦ってます」と照れ隠しのように笑うが、それはやはり、そこまでの実力が伴ってきた証だろう。作品のベースに古典芸能を置いていることについても「最近はあまり観れていませんが、歌舞伎はすごく興味あります。伝統芸能は、やっぱり美しいですよね」と、楽しみにしている様子。「ご一緒する深津さん、七之助さんも、僕がこの世界に入る前から活躍されている方。憧れでしかない方と一緒に舞台上に立てるのは、夢のようです。でもそんな気持ちで終わったら意味がない。自分がこの作品に携わる意味を見つけて、僕がここまでやってきたものをルヴォーさんに引き出してもらって、素敵な作品を作れたらと思っています」。公演は2月29日(月)から3月6日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、3月10日(木)から27日(日)まで東京・シアターコクーンにて上演。チケットは発売中。
2016年01月08日●テラ代表取締役社長・矢崎雄一郎氏×料理愛好家・平野レミさんの対談再生・細胞医療に関する研究開発などを行うテラの代表取締役社長・矢崎雄一郎氏(以下、矢崎社長)はこのほど、料理愛好家でシャンソン歌手の平野レミさんをゲストに迎え対談を行った。同対談の全模様は、矢崎社長の公式ホームページにて公開されている。ご主人でイラストレーターの和田誠さんが「血糖値が高い」と診断されたことから、食事の栄養バランスにより気をつかうようになったと語る平野さん。ご自身はというと、人間ドックで医師から「あと5年間、病院に来なくていい」と太鼓判を押されるほどの健康体だとか。同対談では、矢崎社長が平野さんの元気と明るさの秘けつに迫った。○平野レミさんが「まー、死んじゃうの!? 」と驚いたものは?矢崎社長 本当にご家族のことを思われて、いろいろなことに気を配りながらお料理されてるんですね。平野さん そう。有機野菜とか有機農法のお米にこだわったり、油や調味料は最低限しか使わないようにしたりね。でもオーガニックの食材って高いからなかなか買えないし、あれは良いこれは悪いっていう情報もどんどん入ってくるから、何を選んでいいのか、ほんと難しいわよね。矢崎社長 それは実際に台所を預かる主婦の切実な悩みですよね。レミさんはどんな油をお使いになってますか?平野さん オリーブオイルは、イタリア・トスカーナ産の決まった銘柄のものを取り寄せてるの。ちょっと高いんですけどね。中華を作るときなんかは自然食品のお店で売ってるサラダ油。あとはココナッツオイルもよく使うわよ。矢崎社長 ココナッツオイルですか。それはどんなふうに使われるんですか?平野さん ドレッシングに混ぜるとすっごくフルーティーですよ。抗酸化作用があるんだって。実は今日も買ってきたの。うちの近くの輸入食品のお店で売ってるんだけど、おひとりさま2個までって言われるから、昨日2個買って、今日も2個(笑)。矢崎社長 ああ、なるほど抗酸化作用ですか。平野さん トランス脂肪酸もゼロ、コレステロールもゼロで体にいいのよ。認知症防止にも効果があるって。矢崎社長 シナプスという脳の神経と神経をつないで情報伝達している部分は、ほとんど油でできてるんですよ。だから良い油ってやっぱり重要なんですよね。ココナッツオイルも飲んでみようかな(笑)。平野さん いいですよぉ! 美容にもいいのよ。ちょっと味は独特だけど、カレーに入れるとそれだけでトロピカルになって最高! そういえば、油はやっぱり加熱しないでとるほうがいいんですか?矢崎社長 そうですね。どんなに良い油でも加熱すると酸化してしまうので、ドレッシングに混ぜるのがいいと思います。ですから、天ぷらみたいに油を何回も使いまわすものや、スナック菓子の油なんかは本当によくないですね。平野さん ダメよあんなの! ああいうのってだいたい酸化防止剤が入ってますけど、それって薬が入ってるってことでしょ。わたし、孫が3人いるんですけど、孫が食べてるお菓子の袋の裏側をパッと見てね、カタカナのよくわかんないのが入ってると「これダメ! 」って取り上げちゃうの。怖いですもん。だって、今日食べたものが1週間後とか5年後の自分の体を作るんだと思ったらね。矢崎社長 それは大事だと思いますよ。人の体の細胞は100日くらいで入れ替わるんです。だから真面目にいい食生活を続けていけば、100日くらいで人の体は文字どおり生まれ変われるんですよ。平野さん えーっ!? 100日ですか。はぁ~、じゃあこの対談をご覧になった人たちも、今日から真面目にやれば3カ月後くらいにはちゃんとした体に生まれ変わってるかもしれないと。矢崎社長 そうですね。健康な体に生まれ変わるんだと思って、毎日の食生活を変えていくだけでも全然違うと思いますよ。平野さん ほんと、毎日の積み重ねですね。そういえば先生のご本(『免疫力をあなどるな! 』 <サンマーク出版・矢崎雄一郎著<)で、お味噌汁を作るとき、火を止めて少しぬるくなってから入れたほうがいいっていうのがありましたよね。あれは本当に目からうろこで、今まで大失敗してました。お味噌を全部溶かしてから火を止めてたの。矢崎社長 沸騰させると、免疫力アップに効果的な乳酸菌が死んでしまいますからね。ただ、発酵食品の酵素や菌は、食べてしまうとだいたい胃で死んじゃうんですよ。平野さん まー、死んじゃうの!?矢崎社長 (笑)。死んじゃうんですけど、実は死んだ菌でもいいんです。人の体の免疫細胞の約70%が腸に集まってるんですが、胃で菌が分解されてその死骸が腸を通っていくと、「菌じゃないか! 」って免疫細胞たちがびっくりするんです。びっくりして免疫が元気になる。「異物が来たからがんばらなきゃ、戦わなきゃ」って。平野さん はぁ~。そういう理由で発酵食品は体にいいんですねぇ。その、戦わなくちゃっていうのは、戦って体をよくしようとしてるってこと?矢崎社長 そうですね。菌って体にとっては異物じゃないですか。だからやっつけようとして、免疫細胞たちが元気になります。その結果、体全体の免疫が高まってくる。実は健康な人の体内でも毎日5,000個のがん細胞ができていて、普段は免疫細胞たちがそのがん細胞が増えないように戦ってくれてるんですけど、免疫細胞たちの働きが鈍くなると、がんがどんどん増殖していっちゃうんです。そこで発酵食品を食べれば、免疫細胞たちが活性化して、がん細胞を元気に攻撃してくれるんですね。平野さん なるほど~! すごくよくわかりました。だから食べないとダメなんですね。がんになったら大変ですもんねぇ。矢崎社長 統計的に言うと、ふたりにひとりはがんになる時代ですからね。平野さん ふたりにひとりですか。大変、じゃ私か和田さん(平野さんのご主人)どっちかよ!矢崎社長 (笑)。人間ドックに毎年行かれて、いつも笑って良い食事をちゃんととれていれば、それほど心配ないと思いますよ。平野さん よかった~。こうやって先生といろいろお話しさせていただくと安心しますね。いつも心配で心配でしょうがないの。大船に乗った感じがします(笑)。●平野レミさんも大好き! にんにくを使った"免疫力UPレシピ"同対談では、平野さんが大好きだと語るにんにくを使った、オリジナルの免役力UPレシピも紹介された。○味の決め手はナンプラー「ニンニクどっさり鍋」材料(2人分)豚バラ肉(しゃぶしゃぶ用) 250g / にんにく 2株 / ゴボウ 小1本 / 水菜 1束 / 長ネギ 1本 / 切りもち 4個 / 中華麺 1玉 / 水 4カップ / 香菜、黒コショウ、豆板醤 お好みでA(ナンプラー 大さじ2~3 / しょうゆ 大さじ0.5)つくり方1.鍋に水4カップと、皮をむいたにんにくを入れ、やわらかくなるまで中火で15分ほど煮る。2.Aを加え調味し、豚肉 、ささがきにしてアクを抜いたゴボウ、ざく切りにした水菜、斜め切りにした長ネギを加える。肉に火が通ったら完成。3.シメは、残り汁で、切りもちと中華麺を中火で煮込んで食べる。お好みで香菜、黒コショウ、豆板醤などを加えても。レミさんからのアドバイス・むきにくいにんにくの皮は、丸ごと1株、上下を少し切り落とすと簡単にむけます。・ナンプラーはメーカーによってしょっぱさが違うので、味を見ながら分量を調節してください。・途中で汁気が少なくなったら、ナンプラーやしょうゆ、水で調節してください。○平野レミさんの元気の源は?対談中、矢崎社長から「にんにくはがんを防ぐ食材といわれている」と聞かされた平野さん。すると、「私にんにく大好きで、にんにくの歌も作っちゃったくらいですよ。『♪にんにく~にんにくにく~おいしいのよ~ステキなのよ~』って」と自作の歌まで飛び出した。さらに平野さんのにんにくを数える単位は、「1片2片じゃなくて、1個2個」だとか。そんな周りが驚くほどのバイタリティーが平野さんの大きな魅力。そして、「みんなが料理を食べてにっこりしてくれたら、"やったもんね! "って感じ」と語るとおり、家族や周りの人への愛情も元気の秘けつのよう。みなさんも、平野さんの免役力UPレシピに挑戦して元気をチャージしてみてはいかがだろうか。
2015年04月30日江國香織の小説を中谷美紀&大森南朋という組み合わせで映画化し、先日より公開されている『スイートリトルライズ』。4月3日(土)、東京・渋谷のシネマライズにて、矢崎仁司監督、脚本の狗飼恭子、撮影を担当した石井勲によるトークショーが開催された。矢崎監督は『ストロベリーショートケイクス』(’06)に続いてのタッグとなった狗飼さんについて「『ストロベリーショートケイクス』の最初のシーンで、池脇千鶴さんがパジャマのまま商店街を引きずられる、というシーンがありますが、あれは僕には絶対書けないもの。想像もできない、脳みそをくすぐるような本を書いてくれるんです」と絶賛。ところが、その狗飼さんからは「たくさん褒めてくださるわりに、今回は16稿…つまり16回も脚本を書き直しさせられたんです。しかも、その16回書き直した渾身の脚本のうち、12のシーンは実際には(スケジュールの関係で)撮影できなかったんですよ!」と微笑みを浮かべつつも怒りの暴露が…。矢崎監督は「(狗飼さんは)実はすごく怖い。一度、パソコンを閉じて、机を叩いて立ち上がったこともあって…」と恐縮しきりで明かすと、狗飼さんは「私は普段、めったに怒らないんです。怒るのは、3年に1回くらいなんですが、それがことごとく矢崎さんに対してなんです(笑)」と反論し会場の笑いを誘った。石井さんは、矢崎監督のデビュー作『風たちの午後』(’80)からの付き合いとなるが、「思い返すと、(矢崎監督は)やってることは昔とあまり変わってないですね」とあっさり語り、矢崎監督は「それは成長してないってこと?ショックです…大人になった気がしてたのに」と苦笑していた。監督は、現場では設置されたモニターをのぞくのではなく、生で俳優の芝居を見るようにしているとのことだが、この点について「ほかの監督のみなさんが、モニターを見ているということが、僕にとっては驚きです。なぜ、生の芝居を見ないのか?僕にとっては原作を読んで、これを生身の人間が動いたらどうなるのかとワクワクしているのに、そこで生の芝居を見ないのは、特等席を空けっ放しにしておくようなもの」と持論を展開。この日は観客からの質問も受けつけられたが、中にはすでに複数回、映画を観ている観客もおり、カメラワークや登場人物の心情の描き方など、かなり深い内容の質問も出て、夜遅い時間の上映後のイベントながら、会場は大きな盛り上がりを見せていた。『スイートリトルライズ』はシネマライズほか全国にて公開中。特集『スイートリトルライズ』FEATURE INTERVIEW 中谷美紀×大森南朋■関連作品:スイートリトルライズ 2010年3月13日よりシネマライズほか全国にて公開© 2009 「スイートリトルライズ」製作委員会■関連記事:中谷美紀 ホワイトデーの過ごし方は「ノーアイディアです!」甘い嘘と苦い真実、恋愛に必要なのは…?女性たちの本音の恋愛観を大発表優しい香りの癒しアイテム『スイートリトルライズ』“キレイ”になるバスセットを6名様プレゼント女性に嬉しいプラン続々!『スイートリトルライズ』オリジナルテディベアも登場ハズレなし!「映画館大賞2010」まもなく発表中谷美紀が選ぶ「1本」は?
2010年04月05日