犯人制圧や災害救助などの任務を行う“警備犬”と訓練士である警察官のきずなを描いた『DOG × POLICE 純白の絆』。俳優の時任三郎が、警備犬の訓練所である警視庁警備部警備二課装備第四係の係長・向井寛役で、主演の市原隼人らを静かに見つめるリーダー的ポジションを存在感たっぷりに演じている。その他の写真俳優デビューから早30年。それでも「役者ってキャリアは関係ないと思うんですよ。ときには子役から大切なことを学ぶことも」と語り、共演した市原を「すごくナイスガイで、作品や演技に対する姿勢がまっすぐ。今どき珍しいピュアな青年で『純白の絆』ってタイトルは市原君に捧げたいほど」と振り返る。刑事志望の主人公・早川勇作(市原)が、不本意な人事異動で警備部に配属。そこで人命救助や犯罪者の制圧に活躍する“警備犬”と出会い、絆を深めながら、成長を遂げる。これまで一般的にはほとんど知られることのなかった警備犬にスポットを当てた物語に、時任は「この作品をきっかけに、警備犬はもちろん、彼らに関わる人々の環境がより良いものになり『もっと頑張ろう』と思ってもらえれば、役者冥利に尽きる」と思いも格別だ。撮影中の2011年3月11日に東日本大震災が発生し、ロケが一時中断。警視庁警備犬チームが東北の被災地に出動する中、「災害時に救助するのが警備犬。その事実を広く認知してほしいという気持ちがより強いものになった」(時任)。多くの被災者が困難と向き合う現実を前に、俳優として複雑な胸中にもなったというが「それだけに、社会的な意義も大きいこの映画に参加することで、気持ちの整理がついた部分もある」と今は胸を張る。自身が演じた役柄は「あくまで現場の自主性に任せる人物。もちろん責任者として最終的な判断は下しますが『ああしろ、こうしろ』って口出しするタイプじゃない。リーダー像も時代とともに変わりますからね」。出演作『海猿』シリーズの再始動も決定し「これからも日常性や生活者としての感覚は失いたくない。役者って特殊な職業だから、ついつい“普通”が薄れてしまいがち。でも、そういう部分を演じられなければ、役者とは言えないですからね」と眼差しは未来に向けられる。俳優にキャリアは関係ない。その言葉通り、今後も真摯に演技と向き合う時任の姿がスクリーンで見られるはずだ。最後に「ストレートに楽しめて、疾走感あふれる作品。犬と人間のきずなが、きっと感情に訴えかけてくれる。いろんな意味で大変だったから、その分愛着もありますね」と作品を力強くアピールしてくれた。『DOG×POLICE 純白の絆』10月1日(土)から全国ロードショー取材・文・写真:内田涼
2011年09月29日9月14日(水)より福島県で開催される震災復興支援ライブイベント「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」の追加出演アーティストが発表。9月17日(土)の風とロックSUPER野馬追メインスタジアムのライブに福山雅治が、9月18日(日)相馬市光陽ソフトボール場わいわいひろばのライブに亀田誠治(東京事変のベーシスト)と植村花菜が出演する。「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」は、東日本大震災とそれに伴う原発事故の影響で苦難の日々が続く福島を支援するため、“NOTHING BEATS FUKUSHIMA,DOES IT?(福島は何があってもくじけないぜ)”をスローガンに開催されるライブイベント。今回出演が決定した福山雅治は、震災直後に猪苗代湖ズが発表したチャリティソング「I love you&I need you ふくしま」の別バージョンに、エレキギターとハーモニカで参加。その際に発表した「いつの日か直接福島にお伺いし、皆様に逢いに行ければ」という約束が、今回現実のものとなった。また亀田誠治、植村花菜も、「9月18日、僕は福島に音楽を鳴らしにいきます。植村花菜さんと一緒です。ささやかですが、僕らがふるわせる空気が、福島のみなさんの元気になりますように……」(亀田)、「私も幼い頃、阪神淡路大震災を経験しています。あの時、不安な気持ちを和らげてくれたのは音楽でした。当日は、亀田誠治さんとのライヴ初セッションで福島のみなさんの笑顔がたくさん見られるように、心を込めて歌わせていただきます!」(植村)と、それぞれコメントを寄せる。「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」は、9月14日(水)から19日(月・祝)の6日間、奥会津、会津若松、猪苗代、郡山、相馬、いわきの各会場で行われる。チケットは発売中。イベントの収益は全て、福島県災害対策本部に義援金として寄付される。■LIVE福島 風とロックSUPER野馬追9月14日(水)16:00開演奥会津/季の郷 湯ら里9月15日(木)16:00開演会津若松/会津若松鶴ヶ城公園9月16日(金)16:00開演猪苗代湖 志田浜9月17日(土)10:00開演郡山/風とロックSUPER野馬追メインスタジアム(磐梯熱海スポーツパーク)9月18日(日)14:00開演 相馬/相馬市光陽ソフトボール場わいわいひろば9月19日(月・祝)17:30開演いわき/日産自動車いわき工場
2011年09月08日東日本大震災とそれに伴う原発事故の影響で苦難の日々が続く福島を支援するライブイベント「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」が、9月14日(水)から19日(月・祝)の6日間にかけて福島県内6会場で開催される。「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」のチケット情報福島県出身のクリエイティブディレクター・箭内道彦が実行委員長を務める本企画。“NOTHING BEATS FUKUSHIMA,DOES IT?(福島は何があってもくじけないぜ)”をスローガンに掲げ、福島を音楽で元気にするために、そして福島の今を日本全国はもとより、世界に発信することを目指すプロジェクトだ。現在発表されている出演者は、猪苗代湖ズをはじめとする福島県出身アーティストのほか、サンボマスター、斉藤和義、BEGIN、西田敏行、長澤まさみなど。開催趣旨に賛同した多数のアーティスト、タレントが参加。イベントの収益は全て、福島県災害対策本部に義援金として寄付される。「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」は、9月14日(水)から19日(月・祝)の6日間、奥会津、会津若松、猪苗代、郡山、相馬、いわきの各会場で行われる。チケットの一般発売は、8月21日(日)10:00より開始となる。開催にあたっては各会場の放射線量を各自治体などの協力のもと毎日計測が行われ、ライブが終了するまで公式ホームページで数値が公表される。■LIVE福島 風とロックSUPER野馬追9月14日(水)16:00開演奥会津/季の郷 湯ら里9月15日(木)16:00開演会津若松/会津若松鶴ヶ城公園9月16日(金)16:00開演猪苗代湖 志田浜9月17日(土)10:00開演郡山/風とロックSUPER野馬追メインスタジアム(磐梯熱海スポーツパーク)9月18日(日)14:00開演 相馬/相馬市光陽ソフトボール場わいわいひろば9月19日(月・祝)17:30開演 いわき/日産自動車いわき工場
2011年08月20日福島第一原発事故に伴い多くの方が避難生活を続け、また「風評被害」により観光業に深刻な打撃を受けている会津・猪苗代地方にて、復興の花火大会(「福島こども花火(猪苗代復興花火大会)」)が2011年8月13日(土)開催される。この花火大会は、同地区に避難している子ども達や、地元の子ども達に「希望」の花火を見せ、ひと夏の楽しい思い出を作ってもらいたいという地元有志と、全国の協賛者の協力で開催が決定した。また、この花火大会には「Love会津 あいづ支援プロジェクト」が協力、全国・全世界から花火玉の支援を募っている。一般の方でもYahoo!ショッピング内で直接、花火玉を購入し支援することが可能だ。ショッピング内では3号玉3000円~10号玉10万円までの花火玉を購入する形で支援ができる。7月25日現在、目標の2000発まであと908玉となり、まだまだ花火玉が足りていない状況とのこと。あなたの支援で、会津・猪苗代の子ども達に1つでも多くの花火を見せてあげてはいかがだろうか?[花火大会概要]名前:福島こども花火(猪苗代復興花火大会)日時:8月13日(土曜)19:30~(雨天翌日)場所:猪苗代町運動公園目標花火数:2000発お問い合わせ先:■Love会津 あいづ支援プロジェクトTel:03-3774-5731■猪苗代観光協会Tel:0242-62-2048プレスリリース提供元: PR TIMES
2011年07月27日女優のともさかりえ、歌手のスネオヘアーが9月25日(土)、福島県国見町観月台文化センターで開催された「福島こどものみらい映画祭2010」で、共演映画『アブラクサスの祭』(加藤直輝監督)の舞台挨拶に揃って出席した。2人は8月に、「同作での夫婦役をきっかけに熱愛中」などと一部スポーツ紙などで報じられて以来、ツーショットでは初の公の場。子役の山口拓を間に挟んで挨拶に立ち、ともさかさんは「父親が郡山出身でしたので、福島には学生時代はよく来ていました。地元の皆さんには撮影中は炊き出しですとか、温かい応援をしていただいた」と感謝の弁を述べつつ、「気に入っているシーンは、スネオさんとの夫婦でのちょっとしたやりとりのシーンと、ラストのライブシーンは個人的にも思い入れもあるのでぜひ見て頂きたいです」と意味深コメントも。今作で映画初主演したスネオヘア―さんは「監督が音楽にこだわってくれて、最初で最後の主役をやらせていただきました。なんとか演じきりました」と謙遜。ロック音楽に没入する僧侶という役どころについて「お坊さんという役作りで、思い切って頭を剃髪しました。やっぱりミュージシャンなので髪の毛ってとても大事なんですよね。だから非常に残念な姿になりましたね(笑)。お寺で剃髪式をやりましたが、意味があるんですよね、坊主にするということには。俗念を断つというか、恰好のいい風に自分を見せるという気持ちを一切断つということと、教えて頂きました」と感想を述べた。本作は、福島県三春町在住の現役僧侶で芥川賞作家・玄侑宗久氏の同名小説の映画化。加藤監督は「お坊さんがロックをするというところに惹かれてこの作品を映画化したいと思いました。ライブシーンをしっかりと描きたかったので、主演の浄念役にはミュージシャンのスネオヘアーさんにお願いして、ラストのライブシーンは素晴らしいシーンになりました」と仕上がりに自信をのぞかせていた。『アブラクサスの祭』は10月9日(土)より福島県にて先行公開、12月25日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開。(text:Yoko Saito)■関連作品:アブラクサスの祭 2010年10月9日より福島県にて先行公開、12月25日よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開© 「アブラクサスの祭」パートナーズ
2010年09月28日