ひねりのきいた問題で回答者を困らせる「なぞなぞ」。小さなころに親しんでいた、という人も多いのではないでしょうか。発想力や想像力の向上が期待できるなぞなぞは、頭のやわらかい子どもたちだからこそ、存分に楽しめるものかもしれません。今回は 絵本ナビ 協力のもと、おすすめの「なぞなぞ絵本」を選んでみました。なぞなぞのみせ作:石津 ちひろ/絵:なかざわ くみこ/出版社:偕成社 「なぞなぞのみせ」(絵本ナビ紹介ページ) 文房具屋さん、本屋さん、ケーキ屋さん…。昔なつかしい挿絵のなかに迷い込み、1人のお客さんになった気分にさせてくれる絵本。50問のなぞなぞの答えも、実は挿絵のなかにあります。大きなヒントが難しい問題にも挑戦しやすくしてくれるので、幼稚園の年長さん~小学校低学年のお子さんのなぞなぞデビューにもおすすめ。おばあちゃんと買い物した「あのころ」を思い出すママもいるかもしれませんね。なぞなぞえほん 1のまき作:中川 李枝子/絵:山脇 百合子/出版社:福音館書店 「なぞなぞえほん 1のまき」(絵本ナビ紹介ページ) ぐりとぐらシリーズの生みの親であるふたりがつくったこちらの絵本は、リズムを刻むような文章に、思わず歌いだしたくなります! 衣類や、衣類をしまうタンス、めだまやきといった卵料理が登場し、まるでおうちにいるかのようなリラックスした雰囲気で「なぞなぞ」とふれあえる一冊。ふわっとしたやさしい言葉と挿絵の虜になる親子も少なくありません。シマウマしましまなぜあるの?作・絵:リラ・プラップ/訳:松田 素子/出版社:アノニマ・スタジオ 「シマウマしましまなぜあるの?」(絵本ナビ紹介ページ) 登場するのは14種類の動物たち。「なぜかな? なぜかな?」と繰り返されるなぞなぞには珍解答がどんどん飛び出して、子どもとおしゃべりしながらなぞなぞを楽しめる絵本です。あくまでも、なぞなぞに読み手が参加することを大事にしており、答えは次のページではなく巻末に。読後は「子どもの意外な発想力に驚いた」なんてママもいるようです。なぞなぞのたび作:石津 ちひろ/絵:荒井 良二/出版社:フレーベル館 「なぞなぞのたび」(絵本ナビ紹介ページ) 100問のなぞなぞの答えを指し絵のなかから見つけだす『なぞなぞのみせ』と似たタイプの絵本ですが、こちらは不思議な世界に迷い込んだような雰囲気。なぞなぞがとけなくても、答えを知ったあとで挿絵から探し出す作業が楽しい! というお子さんも多いようです。絵から答えを探し出せるなぞなぞは、案外、難しさは関係ないのかもしれませんね。絵本からなぞなぞを覚えて、友だちやパパに披露してみるのもいいですね。おいしいなぞなぞ作:片山 令子/絵:久本 直子/出版社:教育画劇 「おいしいなぞなぞ」(絵本ナビ紹介ページ) ストーリー仕立てになっている絵本の主人公は、クマのハニーちゃん。誕生日のお祝いに3人の友だちがプレゼントをもってやってきて…。「いいもの もってきたんだ」「おいしい なぞなぞ あててごらん」実はこれ、お菓子のなぞなぞなんですね。ふんわりした砂糖菓子のようなやわらかいタッチの挿絵に、親子で「ほぅっ」とうっとりしてしまいそうです。なぞなぞが大好きだったママも、苦手だったママも、わが子と一緒に楽しむ絶好のチャンスです。ぜひ家族みんなで、ステキな「なぞとき」に挑戦してみてくださいね。データ協力: 絵本ナビ
2017年04月20日春の到来を確かに感じる桜。満開の時期は、桜色にうめつくされる空に無意識に癒されてしまうものですよね。大人と同じく、はらはら落ちる花びらをうけとめようと手をのばしたり、追いかけたりして楽しむ子どもたち。桜の季節をもっと楽しむために、今回は「桜が登場する絵本」を選んでみました!はなさかじいさん作・絵:いもと ようこ/出版社:岩崎書店 「はなさかじいさん」(絵本ナビ紹介ページ) いわずとしれた名作昔話を、とことんシンプルに楽しめるのがこちらの絵本。いもとようこさんのあたたかいイラストも人気です。やさしいおじいさんに「ここほれワンワン」という犬。ほると中から小判がザクザク。それを見た欲ばりじいさんは…。小さな子にもわかりやすい内容は、ポイントを押さえているとママたちからも好評です。満開の桜を咲かせるラストシーンはとてもきれいで豪華! 厚紙なのでじょうぶ、コンパクトで持ち歩きにも便利です。赤ちゃんの初めての昔話にもいいですね。ほわほわさくら作:ひがし なおこ/絵:きうち たつろう/出版社:くもん出版 「ほわほわさくら」(絵本ナビ紹介ページ) 「ほわほわ ふわん」「ほろ ほろ ほろ ほろ ほろり」という少ない文章でつづられる花びらたち。手のひらに落ちてきては風に吹かれ、まるで木の下に自分がいるような感覚に…。表現が秀逸とママからも絶賛されるこちらの一冊は春がやってきた心地よい空気感と、桜の木から舞いちる桜に四季の美しさをしみじみと感じることができそう。舞いちる桜が記憶に残る、あの日の思い出。ママにとっても懐かしく感じる一冊かもしれませんね。たろうのひっこし作:村山 桂子/絵:堀内 誠一/出版社:福音館書店 「たろうのひっこし」(絵本ナビ紹介ページ) たろうがつくった、赤いじゅうたんの自分の部屋。そこにはたくさんの友だちが遊びにきます。友だちの要望にこたえて、部屋のおひっこしをすることにしたようで…。この絵本を読めば、ダンボールや布団で空間をつくり、秘密基地として遊んだ昔を思い出すママもいるかもしれません。じゅうたんひとつで世界をつくる子どもの想像力はすごい! 自分の部屋ながら、みんなのお気に入りの場所におひっこしして「みんなの部屋」にするたろうも、自分の部屋がほしいというたろうにじゅうたんをわたすお母さんも、どちらもステキですね。さくらとふじお作・絵:しもぞの まゆみ/出版社:白泉社 「さくらとふじお」(絵本ナビ紹介ページ) お隣さん同士のさくらとふじお。いつでも一緒の仲良し2人はある日、ちょっとしたことでケンカをしてしまいます。頭に桜が生えているさくらと、富士山の形の頭をもつふじお。奇想天外な設定にびっくりするけれど、ケンカをすれば早く仲直りしたいしたいし、大好きだからこそ見せてあげたいものがある。相手を思う気持ちは変わらないことが伝わってきます。「ゆびきりげーんまん」でした2人だけの約束は、はたしてどうなるのでしょう。のんびり、ほのぼのとしたストーリーと2人の住んでいる自然豊かな景色に癒される一冊。さくらのもりのものがたり作:マオアキラ/絵: ささめや ゆき/出版社:小学館 「さくらのもりのものがたり」(絵本ナビ紹介ページ) 桜はいつも美しいものですが、ときとして妖しさを感じることもあります。魔法使いが住んでいるという「さくらのもり」の近くに住んでいる5人の子どもたちが主人公のこちらは、1話完結のお話が5話収録されています。でも、冬に突然花が咲いたり、夏に葉っぱが落ちたりと不思議なもりの妖精たちに手をさしのべられ、希望を心にともしていく子どもたちの様子からは、妖しさは感じられません。不思議な世界へ迷いこんでしまったあとで、心にあたたかな灯を宿らせて帰ってくるような、そんな一冊となっています。いかがでしたか? 桜が登場する良作絵本5冊をご紹介しました。読んだあとにはきっと、親子でお散歩に出かけてみたくなるかもしれませんね。
2017年04月15日透きとおった瞳と小さな耳。ごろごろとのどを鳴らしながら甘える「ねこ」。ペットとして飼われている人も多いことでしょう。その愛くるしさは、絵本の世界でも健在です。今回はねこの魅力をこれでもかと味わってもらうため 絵本ナビ 協力のもと、さまざまな「ねこ絵本」を選んでみました。ねこが好きな子もそうでない子も、ぜひ楽しんでみてくださいね。11ぴきのねこ作:馬場 のぼる/出版社:こぐま社 「11ぴきのねこ」(絵本ナビ紹介ページ) おなかがぺこぺこの11ぴきのねこは、ひげの長いじいさんねこに山の向こうの湖に怪物のような大きな魚がいると聞き、湖めざしでかけます…。みんなの力をひとつに合わせて大きな魚を捕まえる姿にびっくり! 読み聞かせをしたことのあるママは「最初に小さな魚を11ぴきでわける姿」が印象に残っている人が多く、ほほえましく感じるシーンも。ちょっとユニークで、かわいらしいねこたちの冒険劇。お魚を食べた日に読んでみてくださいね。ちいさなねこ作:石井 桃子/絵:横内 襄/出版社:福音館書店 「ちいさなねこ」(絵本ナビ紹介ページ) 部屋からとびだした「ちいさなねこ」。自動車にひかれそうになったり、大きな犬に追われて木の上に逃げたり…。まるで本物の子ねこの1日を追いかけているかのよう。次はどこにいっちゃうの? とハラハラドキドキの連続です。子ねこをわが子のように感じてしまうママ、子ねこを自分とおきかえるわが子。人間の親子もねこの親子も、似たようなものかもしれませんね。丁寧で力強いイラストにも注目です。ねこだらけ作:あき びんご/出版社:くもん出版 「ねこだらけ」(絵本ナビ紹介ページ) 一見すると、ねこ図鑑。でも普通の図鑑とはなにかが違う…。ギラギラと輝きを放つ目をしたねこたちが表紙のこの絵本は、ロシアンブルーやペルシャ、アメリカンショートヘアなど世界各地の個性的なネコたちが400匹登場します。存在感の強いねこたちばかりなので、誰しも惹きつけられる1匹が見つかるはず。ぼくや私、パパやママ、友だちに似ているねこを探してみるのもいいですね。ぼくのにゃんた作:鈴木 康広/出版社:ブロンズ新社 「ぼくのにゃんた」(絵本ナビ紹介ページ) にゃべ、まにゃいた、バニャニャ、ニャッフル、ドーニャツ、ビスキャット。いつも仲良しのにゃんたは、少し風変りのねこ。でもある日、友だちがぼくにいった言葉に驚き、いなくなってしまった…。ユーモラスたっぷりでちょっと切ない少年とねこのお話は、気持ちをゆる~くさせる不思議な世界観をかもしだしています。人気現代アーティスト、鈴木康広さんの初めての絵本です。ヨクネルとひな文:LEE/絵:酒井 駒子/出版社:ブロンズ新社 「ヨクネルとひな」(絵本ナビ紹介ページ) ひなちゃんの家にやってきた、やせほそったのらねこ。からだをきれいにふいてあげると、あらわれたのは大きな青い瞳。ひなちゃんは、子ねこをそうっとだいてみます…。絵本のなかから抱き上げ、やさしく包んであげたくなる子ねこが愛らしく、自然と顔がほころびます。「ヨクネル」の名づけにもほっこりしますね。絵本なら「ねこ」の特徴や習性、種類もすんなり頭にはいってきそうです。ストーリーを読み進めるうちに「自分と似ているなぁ」と感じたり、危なっかしさにはらはらと心配になったりすることもあるかもしれませんね。魅力たっぷりのねこたちに、ぜひ会いにいってみてくださいね。
2017年03月29日今年のGWは親子で絵本の世界を楽しみませんか?4月28日(金)~5月7日(日)の期間中、福音館書店「こどものとも」創刊 60 周年記念イベント「絵本とおともだち」が開催されます。会場は世田谷の玉川高島屋S・Cで、入場は無料。家族のお出かけにピッタリのイベントです。「絵本とおともだち」はどんなイベント?絵本や児童書でおなじみの福音館書店は、1956年から月刊絵本シリーズ「こどものとも」を発行しています。「こどものとも」からは700冊以上の絵本が生まれました。創刊60周年を記念し、今回のイベント「絵本とおともだち」が開催されます。絵本を読むだけでなく、さまざまな角度から体験して楽しめる企画が盛りだくさんです。大人も思わず夢中!見どころをチェック●ふれあい&体験コーナー●絵本の世界体験コーナー誕生50周年を迎える『だるまちゃん』の等身大ぬいぐるみが登場!全長約4mの『しょうぼうじどうしゃ じぷた』の実物大再現車両も展示され、いつも読んでいる絵本の世界に入り込んだ気分を味わえます。「なりきり写真館」では、大人気絵本『グリトグラ』の「たまごのくるま」に乗って撮影できますよ。●読書コーナー親子でのんびり絵本を読めるコーナーです。約500冊もの絵本がそろっていますよ。読み聞かせステージも設けられ、「多言語による読み聞かせ」や本ではなく語り手による「昔話の素話(すばなし)会」がおこなわれます。●ワークショップコーナー●絵本の工作で遊ぼう!会期中は毎日、ワークショップが開かれます。かわいい絵本キャラクターを使い、オリジナルTシャツやバッジを作りましょう。親子で工作をしませんか?※ワークショップは有料です。●ギャラリーコーナー●「こどものとも」の記念原画展示2016年度に出版された、絵本作品の原画が展示されます。原画だから分かる、優しい色合いやタッチを間近で鑑賞できます。●特別書き下ろし色紙ギャラリー人気絵本作家20人が特別に描き下ろした色紙が、作家紹介とともに展示されます。参加する作家は、『はじめてのおつかい』の林明子さんや筒井頼子さんなど。「ありがとう、子どもたちへ」をテーマに描かれた色紙は、作家たちの想いがあふれる貴重なものばかりです。●『ぐりとぐらとすみれちゃん』ものがたりができるまでステキな絵本がどのようにできあがるのか、興味がわきますね。『ぐりとぐらとすみれちゃん』(こどものとも 2000年4月号掲載)のストーリー直筆原稿、ラフ画から製本までの過程をパネル展示で解説します。子どもにも分かりやすい展示なので、親子で一緒に楽しみましょう。●イベントあの絵本作家に直接会えるかも!?人気絵本作家を招き、トークショーやサイン会、ライブペインティングをおこないます。ぜひ日程をチェックして、会いに行ってくださいね。<来場作家と日程>4月29日(土)本館 1F グランパティオ「なかのひろたか トークショー&サイン会」 ※『ぞうくんのさんぽ』の作者4月30日(日)西館1F アレーナホール(絵本とおともだち会場内)「きくちちき ライブペインティング」 ※『もじもじこぶくん』などで知られる画家・絵本作家5月5日(金)本館 1F グランパティオ「西内ミナミ トークショー&サイン会」 ※『ぐるんぱのようちえん』の作者子どもも大人も夢中になれる、絵本の世界が待っています!参加すれば、どこか懐かしく温かい気持ちになるイベントです。開催概要福音館書店「こどものとも」創刊60周年記念「絵本とおともだち」開催日時:2017年4月28日(金)~5月7日(日)10:00~19:00 ※最終入場は閉場の30分前まで)会場:玉川髙島屋 S・C 西館1Fアレーナホール料 金:無料 ※ワークショップは有料主催:玉川髙島屋 S・CURL:(玉川高島屋S・C)
2017年03月26日あれも欲しい、これも欲しい! そんなわが子に「お金はとても大切なもの」なんて話したことはありませんか? お金は大事なものだけれど、理解させるにはちょっと難しいテーマでもあります。そこで今回は絵本ナビ協力のもと「お金の価値がわかる絵本」を選んでみました。お金とじょうずにつきあう本作:ローラ・ジェフェ ローラ・サン=マルク/訳:永田 千奈/出版社:晶文社 「お金とじょうずにつきあう本」(絵本ナビ紹介ページ) 欲しいものは買えばいい。でもお金がないときは…? この絵本では「お金ってどこからきて、どこへいくんだろう」という子どもの疑問に、やさしくよりそってくれます。「働くことで得られるお金」「ものの値段と価値」「お金では買えないもの」など、難しく思える話題の説明が丁寧です。お金で買えないものの存在にも気付かせてくれる、親子で読みたい一冊。おかねのきもち作:やまもとゆか/絵:ヨシヤス/出版社:KKベストセラーズ 「おかねのきもち」(絵本ナビ紹介ページ) 著者は「カリスマ主婦トレーダー」の異名を持つ山本有花さん。自動販売機の下に捨てられていた1円玉は、ある日「あみちゃん」に拾われて…。なんとお金がキャラクターに変身! 意思を持って自分のこと(お金のこと)を話す姿はファンタジーですが、話していることは現実的。そのギャップが、奇妙なおかしさを誘います。お金の本質は、実際に「お金の気持ちになって考える」ことで実感しやすくなるのかもしれませんね。なるほど! お金のはなし著:マーティン・ジェンキンス/絵:きたむら さとし/訳:吉井 一美/出版社:BL出版 「なるほど! お金のはなし」(絵本ナビ紹介ページ) 自給自足で暮らしていた昔の人々は、物々交換をするようになり、自分の財産を記録するために粘土でおはじきのようなものを使うようになった…。大人でさえ知らない人も多いお金の誕生やこれまでの歴史が、子どもにも理解しやすい言葉で紹介されている一冊。文章だけでなく図解による説明もあるので、理解を深める手助けをしてくれます。お金ってなんだろう出版社:岩崎書店 「お金ってなんだろう」(絵本ナビ紹介ページ) お金とはいいものなのか、悪いものなのか…。人間にとってお金は、実はとても危うい存在であると教えてくれるのがこちらの絵本です。普段目にしている100円玉や1000円札はただものを買う道具ではなく、人と人をつなぐ存在であること。お金と社会が密に関係する大切さなどを伝えてくれます。まさに、お金との向き合い方を知るチャンス! 正しい使い方をしっかり教わりたいですね。買物絵本作・絵:五味 太郎/出版社:ブロンズ新社 「買物絵本」(絵本ナビ紹介ページ) たくさんの人に愛されてきた五味太郎さんワールド。今回のテーマは「お金」です。ほかと一味違うのは「お金で買えるもの」について心理的な考察をしているところです。たとえばお菓子を買うと「うれしい」と感じますが、食べ過ぎて虫歯になると治療でお金が必要になります。つまりお菓子を買うことは虫歯の治療費を買うことと同じ…? お金で買えるものには良い面もあれば、悪い面もある。買い物はいろんな感情や時間、出来事を買うことと同じなど、ものを買うことの深みを感じさせてくれる一冊です。ちょっと難しい「お金」のこと。年齢によっても伝え方を考えなければいけないテーマですが、今回ご紹介した絵本のサポートがあれば大丈夫! 子どもの好奇心を刺激しながら、楽しくお金の価値を伝えることができるはずです。ぜひ、参考にしてみてくださいね!
2017年03月15日パドルブラシを使ったブローでツヤ髪をgetしようヘアブラシって、どれを選んでいいか分かりませんよね??そんなあなたに一番おすすめしたいブラシが「パドルブラシ」です。パドルブラシとは、空気穴のあるブラシのこと。カヌーで使うパドルに似た形が特徴のマッサージブラシで、スキャルプケア(頭皮ケア)を考えて作られています。本当にこれが優れもので、どんなヘアブラシよりも持っていて損はないブラシなんです。が…マッサージ以外にもちろんブローにも最適です。今回はそんなパドルブラシを使うブローの方法を紹介します。特に、ミディアム~ロングヘアの方にオススメのブロー方です♪パドルブラシを使ったブローのやり方!① ブローする箇所の毛束を根元から取ります。② まずはドライヤーで、根元に風を入れていきます。オールバックにしたり、右から左に持って行ったり来たりと、いろんな方向にブラッシングをします。(根元のクセを緩和して、立ち上がりのある自然な根元に導いてくれます)③ 毛束をある程度小分けにして、根元・中間から毛先にかけてブラシでブローします。(全体のシルエットを整え、スタイル全体に適度な丸みを与えてくれます)④ 最後ザックリとまとめてブラシを通し、中間と毛先をゆっくりブローをします。(毛先にまとまりを与えます)ブローで普段の髪がツヤ髪に変わります髪をブローすると、全体にまとまりとツヤが出るようになります。普段の生活では意識から外れがちなブローですが、少し心がけるだけで普段の髪がグッと変わります。ぜひぜひパドルブラシ使い始めてみてください。美容師/松井愛士(release SEMBA)
2017年03月12日隠れているものを見つける作業って、なんだかワクワクしますよね。「探して見つけ出す」遊びはたくさんありますが、絵本の世界にはバラエティに富む楽しい「かくれんぼ絵本」がいっぱい。まずは簡単なものから挑戦して、見つける喜びをわが子に体感させてあげましょう。みつけてかぞえて どこどこどうぶつ著:ルース・ラッセル/訳:小林 美幸/出版社:河出書房新社 「みつけてかぞえて どこどこどうぶつ」(絵本ナビ紹介ページ) ゾウ、トラ、ペンギンにオウム、カメレオン、ちょうちょ…。こちらは動物たちがたくさん登場する絵さがし絵本です。「見つかるかな?」という問いかけの文面は優しく、小さなお子さんにおすすめ。クイズの数も多くないので、ユニークなイラストをゆっくり楽しむ余裕があります。最後に「何がどこにあったか」答え合わせできるので「あれはどこにあったんだろう?」なんてモヤモヤすることもありません。絵本を読んだあとは動物園や水族館にお出かけしたくなるかもしれませんね。さがしえ12つき作:なかざわ くみこ/出版社:白泉社 「さがしえ12つき」(絵本ナビ紹介ページ) 昔懐かしい風景とともに、四季のある日本の風習や文化を学べるのがこちらの絵本。季節ごとの行事や、知識が自然と身に付くテーマ性を持った一冊です。ほのぼのとした家庭の風景に心を癒されながら、日本に根付く暮らしの様子を遊びながら知ることができます。パパやママとだけでなく、おじいちゃん・おばあちゃんとも会話しながら読むことができます。ミッケ!1作:ジーン・マルゾーロ/絵:ウォルター・ウィック/訳:糸井 重里/出版社:小学館 「ミッケ!1」(絵本ナビ紹介ページ) 色とりどりの雑貨やおもちゃの写真からお目当てのものを探すこちらは、ご存じの方も多いはず。「1」は、数あるシリーズの中でも「初心者さん向き」で見つけやすいと評判です。思いもしない場所に隠れているから集中力との勝負! この本を開くと宝物を探すように子どもたちの目が輝いてしまうので、寝る前の読み聞かせにはおすすめできません(笑)。探しものがある程度見つかったら「○○はどこ?」なんて、親子でオリジナルクイズを出し合うのも楽しいですね。どこどこ?セブン(1)著:藤本 真/出版社:自由国民社 「どこどこ?セブン(1)」(絵本ナビ紹介ページ) 同じように見える世界、でもよく見ると7つの間違いがあるんです。何気なく並べられているようで、絶妙なセンスを感じる石ころでできた「LOVE」の文字はアート作品のよう! 子どもに頼まれたけれど探すのが面倒というママも、「まるでオシャレな写真集を見ているみたい」とリラックス気分にさせてくれるのでおすすめです。表紙がかわいらしいので、ギフトにも向いています。どこ? めいろで さがしもの作:山形 明美/出版社:講談社 「どこ? めいろで さがしもの」(絵本ナビ紹介ページ) 「どこ?」シリーズの最新作! 今回のテーマは「迷路」です。部屋、森の中、水の中など、細やかに作りこまれた立体ジオラマ写真を目にしていると自分が壮大な冒険ストーリーの主人公になった気がしてきます。探しもの絵本はちょっとまだ難しいかな? というお子さんにもちょうどよく、もし探しものが見つからなくても、簡単にゴールできる迷路があるのでお遊び要素は万全。奥行きを感じさせる魔法のような配置に、ママも思わず「これはすごい…」とうなり声をあげてしまうはずです。自分で探して自分で見つける「かくれんぼ絵本」は、子どもの集中力を楽しくきたえてくれます。どちらが先に「あった!」といえるか、ぜひ親子で競争してみてくださいね。データ協力: 絵本ナビ
2017年03月08日春になると環境がガラッと変わる人も多いですよね。わが子が幼稚園・保育園、小学校に入園・入学する家庭では、名づけや指定品の準備などでバタバタしているという人も多いかもしれません。そんな準備と並行して気にしたいのが、子どものメンタルケア。「友だちできるかな?」「本当に楽しいところかな?」今回はそんな不安を楽しみへと変えてくれる絵本をご紹介しましょう。ようちえんのいちにち作:おか しゅうぞう/絵:ふじた ひおこ/出版社:佼成出版社 「ようちえんのいちにち」(絵本ナビ紹介ページ) 幼稚園ではどんなことをするのでしょう? こちらは幼稚園1日がとてもよく分かる絵本です。友だち同士で乗る通園バス、朝の外遊び、お楽しみのお弁当の時間… など、園での過ごし方が描かれているので「何をするのか分からない」不安もやわらぎます。お誕生日月の子には首飾りをかけてあげるなどのイベントも紹介されているので、入園あとの「これのことか!」という感動もありそう。今、幼稚園に通っているお子さんも共感しながら楽しめる内容です。コッコさんのともだち作・絵:片山 健/出版社:福音館書店 「コッコさんのともだち」(絵本ナビ紹介ページ) 保育園で1人ぼっちのコッコさん。うまく仲間の輪に入ることができなくて、寂しい気持ちになっています。でもある日、気の合う友だちが見つかって…。クラスに溶け込むのは勇気がいるもの。最初はうまくできなくて必要以上に落ち込んでしまうこともあるかもしれません。でも、1人お友だちができれば毎日はどんどん楽しいものに変わります。恥ずかしがりで、内気なお子さんを応援してくれる絵本です。みんなともだち作:中川 ひろたか/絵:村上 康成/出版社:童心社 「みんなともだち」(絵本ナビ紹介ページ) 卒園がテーマとなっているこちらは「みんなともだち ずっとずっとともだち」という言葉が印象的。大好きな友だちと園で過ごした楽しい時間は終わりになってしまうけれど、人とのつながりをこれからも大事にしてほしい、という願いが込められています。まだ「別れ」がよく分からない年齢でも、いつか「ずっとともだち」の意味が分かるときがくるはず。そのときまで側においておきたい絵本です。6さいのきみへ作:佐々木 正美/絵:佐竹 美保/出版社:小学館 「6さいのきみへ」(絵本ナビ紹介ページ) この絵本では、ある男の子の小学校入学までの成長の記録が描かれています。それはまるで、わが子の成長の軌跡をたどっているかのよう。子育てに悩みはつきもの。ママもわが子の育児と重ねあわせて「そうそうそう」と共感しながら、その優しい文章に思わずグッときてしまうかも。あのときの悩みも、気付かない間にかけがえのない思い出になっていることを改めて実感させてくれる絵本です。巻末には著者の方からおとうさん、おかあさんに向けたメッセージつき。卒園・入学のお祝いに贈るのもおすすめです。1ねん1くみの1にち写真:川島 敏生/出版社:アリス館 「1ねん1くみの1にち」(絵本ナビ紹介ページ) 小学校ってどんなところ? 口頭で「こんなところだよ」と教えてもらっても、イマイチイメージがわかない…。そんなお子さんにおすすめしたいのがこちら。登校、朝の会、国語、算数、休み時間と、小学校1年生の1日がリアリティを持って写真におさまっており、教室の中で起こっている小さなドラマも再現されています。ランドセルの中身や給食の内容なども紹介されているので、学校生活をのぞき見しているみたい! この絵本を読むことで「早く1年生になりたい!」と目を輝かせるお子さんも少なくありません。初めての入園、入学は緊張しながらもドキドキ・ワクワクでいっぱいになるものですよね。そんな子どもの気持ちを、優しく後押しする絵本をご紹介しました。ステキな毎日&出会いが待っていることを願っています!データ協力: 絵本ナビ
2017年03月02日アイドルDVDメーカーが、その年一番輝いたグラビアアイドルを表彰する「プロが選ぶアイドルDVD賞」(アイドルDVD賞)。同賞の2016年MVPに輝いた元AKB48の平嶋夏海にインタビュー。受賞の喜びから、グラビアへの思い、2017年の目標まで聞いた。――2016年のMVP受賞おめでとうございます。改めて現在の気持ちを聞かせてください。まさか自分がMVPに選ばれると思ってなかったので、びっくりしましたし、本当にうれしいです。MVPの選考では、天木じゅんちゃんと競っていたじゃないですか。天木じゅんちゃんとは面識はないんですけど、グラビアでよく見る名前ですし、そんなすごい子に勝てたこともうれしかったです。――アイドルDVD賞はイベントの集客や内容なども評価の対象です。私、イベントのフリートークタイムが好きなんです。ファンの前で自由にしゃべることって意外とないんですよ。だから、しゃべろうと思えば1時間以上話せますね。すごく好きです。――グラビアを本格的に初めてからどれくらいになりますか。今の事務所に移籍してからだから1年半くらいですね。グラビアも最初に比べれば、慣れてきました。DVDの内容も今と昔じゃ違いますね。最初のころはクマのぬいぐるみとおしゃべりしたり、トークばかりでした(笑)。――グラビアは体が勝負。何か気をつけていることはありますか。今はちょっとやせようと思ってます。ファンの方からは「今のままでいい」と止められるんですけど、私的にはやせたいんです。グラビアの子って、スレンダーな子もぽっちゃりな子もいたりと、体型差が激しいんですが、私はスレンダー系の方が好き。無い物ねだりなんですけど。自分が思春期の時に見たグラビアって熊田曜子さん。細いけどメリハリがあるボディーじゃないですか。私の中ではあれがグラビアなので、努力してあそこに近づきたい。――2016年、グラビアでの目標はありますか。少年誌とかの漫画系の表紙を飾れるようになりたいです。私、若い人に知られてないと思っていて。AKBの時からファンの人の年齢層が高いんですよ。おじさん受けする顔なんだと思います(笑)。だから中高生のファンを増やしていきたいです。――芸能界での今年の目標は?去年はグラビアをすごく頑張ったので、今年はお芝居の仕事をしたいなと思ってます。――ほかに目標は。インスタグラムを最近頑張ってます。水着の写真をアップするとめっちゃ「いいね」くるのに、犬の写真だと半分なんですよ。そのことをツイッターに書いたら、次の犬の写真だけいいねがいっぱいつきました(笑)。グラビアの友達がいないんですよ。撮影会をやらないので。携帯いじるしかすることなくて(苦笑)。しゅんってなってました。今年は増えたらなと思います!現在発売中の最新DVD『夏密』のロケでは買い物三昧だったという平嶋。ナースからランジェリー風水着への展開など、これまで以上に大人っぽいセクシーさを見せ、売上を伸ばしている。なお3月18日には大阪・日本橋のFANFUNBooksでDVD発売記念イベントが開催される。
2017年03月01日子どものツボは人それぞれ。読んでみるまではどんな反応をするか分からないのが読み聞かせの醍醐味ともいえますよね。けれど「お気に入りの1冊」を選んであげたいのも親心。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと「もう1回読んで!」のリクエストが多い読み聞かせ絵本を選んでみました。ぜひ参考にしてみてくださいね。ぴょーん作・絵:まつおか たつひで/出版社:ポプラ社 「ぴょーん」(絵本ナビ紹介ページ) ページを上にめくるといろんな生き物が「ぴょーん」と跳ぶシンプルな絵本ですが、魅力はそれだけにとどまりません。手足を思い切り広げて跳び上がるカエルやバッタ、こねこにうさぎたちをマネして、どもたちも「ぴょーん」! 親子で大笑いしてしまう人も多いよう。普段はあまり目にしない生き物たちのおなかが見えるのもなんだか楽しい! 正確に描かれている生き物のフォルムにも注目です。やさいのおなか作・絵:きうち かつ/出版社:福音館書店 「やさいのおなか」(絵本ナビ紹介ページ) 「これ なあに?」とクイズになっている野菜はレントゲンのような白黒イラストで描かれ、ページを開けば美しい色彩を取り戻した野菜の絵があらわれます。「やさいのおなか」は野菜の断面図だったよう。ネギにキャベツにレンコン、ピーマンと子どもの想像力を働かせてくれます。絵本を読んだ後、冷蔵庫の野菜室から野菜を取り出して確認し始めるお子さんもいるようで、野菜の名前を覚えるにも役立ちそうですね。へんしんトンネル作・絵:あきやま ただし/出版社:金の星社 「へんしんトンネル」(絵本ナビ紹介ページ) 謎のトンネルをくぐるといろんなものが変身してしまう!? たとえばかっぱが「かっぱかっぱかっぱかっぱ…」とつぶやきながらトンネルをくぐると「ぱかっぱかっぱかっぱかっ…」と元気な馬に変身。時計が「とけいとけいとけいとけい…」とつぶやきながらトンネルをくぐると「けいとけいとけいとけいと…」毛糸に変身! 変身するまさにその瞬間をうまく読み聞かせるには読み手の技術も必要ですが、はまれば子どものテンション急上昇のステキな言葉遊びの絵本です。まくらのせんにん そこのあなたの巻作・絵:かがくい ひろし/出版社:佼成出版社 「まくらのせんにん そこのあなたの巻」(絵本ナビ紹介ページ) 謎の穴にはまってしまい身動きがとれなくなってしまった動物たち。そして自らも穴にはまってしまう、まくらのせんにんさま。登場するキャラクターはみな愛嬌たっぷりに描かれていて、見ているだけでにんまりしてしまう一冊です。ふんが、ふんぎ、ふんぐ、ふんげといったおもしろいワードに子どもたちの期待と笑いはあふれる一方! 小さい子も大きい子も幅広く楽しめる絵本です。す~べりだい作:鈴木 のりたけ/出版社:PHP研究所 「す~べりだい」(絵本ナビ紹介ページ) 女の子が楽しそうにすべり台をすべります。でもあれれ?「するするべりべりだい~ん」に「すべりパイ」「なが~いすべりだい」と、なんだかみんな形が変! ありそうで(?)なさそうな、夢あふれるすべりだいがこちらの絵本ではこれでもか! と楽しめます。こんな公園があったら大人気になりそう。背景の青い空も爽快で気持ちいいですね。 シンプルだけれどインパクトがあったり、軽快な言葉遊びがあったり、謎とユーモアを掛けあわせてみたり…。子どもの興味や想像力を刺激する読み聞かせにおすすめの絵本をご紹介しました。読み終わってからの「もう1回」の声が聞けるかどうか、ママもパパもワクワクしながら読んでみてくださいね。データ協力: 絵本ナビ
2017年02月23日五感の中でも視覚から得られる情報はとても多いといわれています。それは目で楽しむ要素の多い絵本にもあてはまるかもしれません。勉強して賢くなる。運動して運動神経を養う。同じように感覚的な部分を磨くのに役立つのが絵本ではないでしょうか。今回は 絵本ナビ 協力のもと、子どもの五感を刺激する一風変わった「アート絵本」を選んでみました。あおくんときいろちゃん作・絵:レオ・レオニ/訳:藤田 圭雄/出版社:至光社 「あおくんときいろちゃん」(絵本ナビ紹介ページ) パパとママと暮らす主人公・あおくんには友だちがたくさん。仲良しのきいろちゃんと遊びたくて留守番中に遊びに出かけてしまいます。街角で会ったきいろちゃんとくっついて、みどりちゃんになってしまった2人はパパとママから「うちのこじゃない」といわれ…。色を登場人物にするという発想はなんとも斬新! でも読み進めていくと登場人物に命が宿って見えてくるから不思議です。「色は混ざると別の色に変化する」ことに興味を持つお子さんもいるようですね。きりのなかのサーカス作・絵:ブルーノ・ムナーリ/訳:谷川 俊太郎/出版社:フレーベル館 「きりのなかのサーカス」(絵本ナビ紹介ページ) ブルーノ・ムナーリは独創的な発想を開花させ続けたイタリアのアーティストです。子どもの創造教育に力を尽くしてきた彼はこの絵本でことば、色、かたち、素材の魅力を伝えています。トレーシングペーパーという透ける素材が霧にけむるミラノの街を表現し、読者はページをめくるたびに異国の街中をさまよっているような感覚に…。一転してあらわれるカラフルでゆかいなサーカスの場面が強烈なインパクトを残すのは、前半シーンとのギャップの大きさゆえなのかもしれません。せんをたどって作・絵:ローラ・ユンクヴィスト/訳:ふしみみさを/出版社:講談社 「せんをたどって」(絵本ナビ紹介ページ) 表紙からのびる1本の線を指でたどっていくと、どこまでもどこまでも続いていく…。絵本のすべてがたった1本の線で描かれているこちらの絵本では町から村へ、空から海へと線の旅が楽しめます。風景、木々、人の顔、車、飛行機など「ここまで1本で描けるんだ!」という驚きと美しい絵がページをめくるたびに広がり、線をたどり続けたお子さんからは「ちゃんと全部つながってる!」なんて感動のひと言が聞こえてきそう。表紙の見える本棚にかざって眺めたい、デザインもおしゃれな絵本です。イルミネイチャー絵:カルノフスキー/文:レイチェル・ウィリアムズ/出版社:河出書房新社 「イルミネイチャー」(絵本ナビ紹介ページ) 3色のマジックレンズをのぞくと別世界があらわれる仕掛けを盛り込んだこちらの絵本はミラノに拠点を置くデザイン・デュオが完成させたもの。ジャングル、砂漠、山脈、森林、草原、大海など動物の多様性に富んだ10の地域をレンズをのぞきながら探検! 登場する180の野生生物たちは昼・夜と活動時間帯で分けられており、習性などの説明文もあるため、知らない知識を深めることにもなるよう。色彩の美しさと迫力、その両方を仕掛けとともに楽しめる絵本です。まるまるみっけ作:アンディ・マンスフィールド/出版社:ひさかたチャイルド 「まるまるみっけ」(絵本ナビ紹介ページ) 仕掛けを駆使して問題に挑む、三次元ポップアップパズル絵本がこちら。赤、オレンジ、黄、青、水色、緑、紫の7色のまるを押したり、引いたり、はたまた持ち上げたりして隠されたまるを見つけます。シンプルな仕掛けに見えますが正解するには頭をひねらなければなりません。挑戦が難しい小さなお子さんには、まず大人がお手本を見せてあげましょう。意外なところから見つかる「まる」は子どもの好奇心を刺激してくれるはず。工夫する大切さを学び、発想力を養う知育絵本の役割も担っています。豊かな感性を育むためには難しい遊びに取り組ませたり、特別な場所や環境に身をおかせる必要がある、と感じる人もいるかもしれません。でもそれではママも疲れてしまいますし、何より子ども自身が楽しめなくなってしまうことも。外に出て泥だらけになるまで遊ぶ、いろんな味の料理を一緒に作ってみる、家族でいろんなことを話す、たくさんの声や音を聴く…。五感はそうした日常生活の中で自然に養われていく部分も少なくないのではないでしょうか。データ協力: 絵本ナビ
2017年02月16日わが家の5歳の息子は、とにかくふざけて笑うことが大好き。それはわが家だけに限らないようで、保育園にお迎えに行くと、変顔や変な言葉でケラケラ笑っているのはやっぱり男子たち!今回はそんな愛すべきおふざけ男子が夢中になる4冊の絵本を紹介します。どの絵本も「笑える」のですが、ニヤニヤしたり、プーッと吹いたり、ゲラゲラと声を出したり、ニコニコしたり、その笑いの種類はさまざまです!ニヤニヤが止まらない!ヨシタケシンスケ『もう ぬげない』『もう ぬげない』作:ヨシタケシンスケブロンズ新社バンザイをした状態で洋服がひっかかってしまい、脱げなくなった男の子。このまま服が脱げなくなったらどうしよう!?工夫しながら生きていく?それとも脱げないお友だちを見つけて楽しく生きる?とあれこれ妄想を膨らませる物語。わが家の息子も下着とトレーナーを一気に脱ごうと横着をして、よく『もう ぬげない』状態になるので、この主人公にはシンパシーを感じたよう。「脱げなかったらどうするんだろう?」と心配しつつ、男の子の壮大な空想と、ずっと脱げない姿にニヤニヤが止まらない様子。ちなみに、絵本のなかの男の子のママの対応に、筆者は「プーッ」と吹き出し、尊敬の念を抱きました。怖くておもしろい世界!長 新太『ブタヤマさんたらブタヤマさん』『ブタヤマさんたらブタヤマさん』作・絵:長 新太文研出版ブタのブタヤマさんは虫とり網を持って、ちょうとりに夢中です。後ろから、おばけや大きなイカ、ヘビなどが呼びかけて追いかけてくるのですが、ブタヤマさんは気づきません。ちょっと怖いけれど楽しい物語。息子ははじめ「なんで気づかないんだよぉ」と少し不満気でしたが、ブタヤマさんがとてものんびりしているので次第に面白くなったよう。ブタヤマさんに呼びかけてくる生き物たちが奇妙だったり迫力があるので、ページをめくるたびに笑顔で「えー!!」。怖くておもしろい世界の虜になったようでした。親子で大笑い!岩田明子『とんねるとんねる』『とんねるとんねる』文・絵:岩田明子大日本図書「とんねる、とんねる、くぐってくださーい」と呼びかけると「はーい!」と元気な返事が。ヘビくん、タコくん、カエルくん、みんな次々楽しそうにとんねるをくぐります。でも最後にやってきたのはモグラ。みんなのとんねる遊びの物語。言葉は優しくリズムも楽しくてほんわかしているのに、ドキドキする展開とユニークなイラストが子どもの心をがっちりキャッチする絵本です。登場する動物たちの表情がクセになるし、クライマックスのモグラのトンネルは、親子で「これすごい〜!」と大笑いでした。読み聞かせにぴったり!あきやま ただし『へんしんとびばこ』『へんしんとびばこ』作・絵:あきやま ただし金の星社声に出して読んでみるといろんなものが変身しちゃう不思議な言葉遊び絵本。読み聞かせはもちろん、子どもが読んでも楽しめます。「ぞうさんぞうさん……」と読んでとびばこをとぶと「さんぞうさんぞう」となって三蔵法師に変身!といった具合です。言葉の不思議、リズムのおもしろさが絶妙で、やっとひらがなが読めるようになった息子はニコニコしながら自慢気に弟に読み聞かせています。手のかかるおふざけ男子とは、笑いを共有するのが一番!一緒に笑って、楽しい時間を過ごしてください!ブロンズ新社 文研出版 大日本図書 金の星社 <文・写真:フリーランス記者飯作紫乃>
2017年02月14日絵本の中には読み手を驚かせる「しかけ」に凝った作品がたくさんあります。一見シンプルなようで精密に計算されたしかけの数々は「これってどうなってるの?」と大人もうならずにはいられません。今回は 絵本ナビ 協力のもと、一風変わったおもしろい「しかけ絵本」を選んでみました。不思議の国のアリス作・絵:ロバート・サブダ/原作:ルイス・キャロル/訳:わく はじめ/出版社:大日本絵画 「不思議の国のアリス」(絵本ナビ紹介ページ) 「紙の魔術師」の異名をもつロバート・サブダが表現したのは「不思議の国のアリス」の世界。複雑なしかけが閉じた本にきちんとおさまる様子に目を疑います。外国らしい独特のイラストと迫力あるしかけに、大人のほうが夢中になること間違いなし! ファンタジーな夢のある一冊は子どもだけでなく自分、友人へのギフトにする人も多いようです。オセアノ号、海へ!作:アヌック・ボワロベールとルイ・リゴー/訳:松田 素子/出版社:アノニマ・スタジオ 「オセアノ号、海へ!」(絵本ナビ紹介ページ) 世界6カ国で翻訳されているこちらの絵本は海面に浮かぶ赤いオセアノ号とその下の深く、大きな海の中の世界が描かれています。本と垂直に海面が立ち上がるポップアップのしかけからは、海面からは想像できないことがたくさん起こっているようです。読み終われば帰ってきた冒険者のような気分に…!「自分の部屋があたたかく輝いて思えるような本を」という発行元アノニマ・スタジオさんからのメッセージにもほっこり。パパ、お月さまとって!作・絵:エリック・カール/訳:もり ひさし/出版社:偕成社 「パパ、お月さまとって!」(絵本ナビ紹介ページ) ある晩、お月さまと遊びたくなったモニカは「パパ、お月さまとって!」とお願いします。長いはしごを高い山のてっぺんにたて、月へとのぼっていくパパ。モニカはお月さまと遊べたのでしょうか。横4ページ分のはしご、縦横4ページ分の大きなお月さまなど、子どもたちも歓声をあげる壮大なスケールのしかけ絵本です。「わが子のためならやってやるか!」と腰をあげる、パパの愛情も感じられる一冊です。ふしぎなにじ作:わたなべ ちなつ/出版社:福音館書店 「ふしぎなにじ」(絵本ナビ紹介ページ) 本を90度に開くと、浮き上がるような虹の姿が目に映ります。つながったり、増えたり、バラバラになったり…。平面なのに立体的に見えるのは、鏡のように反射する紙でできているから。両側のページが互いに映りこむことでイラストが三次元的に見えます。ツヤのある虹の姿もとってもキレイ! 中には寝っころがり、いろんな角度から見て楽しむお子さんも。小さなお子さんに読み聞かせする場合はちょうどいい角度を保つお手伝いをしてあげるといいですね。よこながきしゃぽっぽ作・絵:リチャード・スキャーリー/訳:きたむら まさお/出版社:大日本絵画 「よこながきしゃぽっぽ」(絵本ナビ紹介ページ) 本のタイトル通り、横長のこちらの絵本は開いてみるとびっくり仰天! 長さ3メートルにもなる機関車が描かれた、おりたたみ式のしかけ絵本となっています。車内の様子を窓を開くことで確認できたり、クレーンを動かしたりなど小さなしかけ要素も豊富。絵本を開き、ひっぱりながら電車ごっこしたり、丸く広げて輪の中にはいって遊んだりと遊び方もいろいろ。乗り物好きのお子さんにはたまらない一冊となっています。飛び出したり、広げたり、特殊な紙を使用するなど、ひとくちに「しかけ絵本」といってもその形態はさまざまです。親子で楽しめるお気に入りの一冊を、子どもと一緒に探してみてはいかがでしょうか。データ協力: 絵本ナビ
2017年02月09日孫のためにプレゼントを選ぶ祖父。しかし違いが…わからない!Upload By 荒木まち子Upload By 荒木まち子発達障害の娘が、5才の頃お気に入りだったのが…出典 : これまで、発達障害の娘が乳幼児の頃に好きだった本をご紹介しましたが、今回は娘が5才の頃お気に入りだった絵本をご紹介します。娘がハマったのは「ノンタン」でした。出会いは病院の待合室にあった「ノンタンおやすみなさい」という絵本です。夜なのに眠くないノンタンが、友だちのところに行くお話に娘はドキドキワクワク…。そこから娘は、ノンタンの魅力にハマっていったのでした。Upload By 荒木まち子(ノンタンあそぼうよ2)ノンタンおやすみなさい (キヨノサチコ/作・絵偕成社)ノンタンシリーズの楽しさは、ストーリーの多様性とリズム感出典 : ノンタンにはたくさんのお話があります。風船ガムで空を飛ぶ「ほわほわほわわ」、ボールをどんどん追いかけていく「ボールまてまて」のような話の展開を楽しむもの。ゴミをちらかしっぱなしにする「ぱっぱらぱなし」や、ブランコを独り占めする「ぶらんこのせて」など、ルールを教えてくれるもの。そして「およぐのだいすき」や「たんじょうび」のような優しさを描いたもの…。また、ノンタンの絵本は文字のリズム感がとても良く、娘もよく一緒に口ずさんでいました。何度読んでも娘はお気に入りの場面で笑ったり、ノンタンのマネをしたりと、飽きることがないようでした。ノンタンあそぼうよ(21点各1冊セット)(キヨノサチコ/作・絵偕成社)娘の心をつかんだ理由は、ノンタンの性格にありました出典 : そんな優しいノンタンですが、決して大人が望むような「良い子」ではありません。いたずらが大好きで、わがままなところもあります。周りの言うことを聞かずに自分がしたいことをします。「失敗から学ぶタイプ」の代表のようなキャラクターです。でもそこが、子どもの心をつかむのでしょう。娘がノンタンシリーズで1番気に入っていたのは、『がんばるもん』です。娘は小さい頃、病気やケガで入院したことが何度かあったので、特に共感したのだと思います。Upload By 荒木まち子ノンタン がんばるもん(キヨノサチコ/作・絵偕成社)ノンタンが大好きすぎてヒヤヒヤしたこと出典 : 才の誕生日のとき、娘は祖父母に「誕生日プレゼントはノンタンのぬいぐるみが欲しい」と、お願いをしました。ところが祖父母が買ってきたのは…キティちゃんのぬいぐるみでした。(しかも特大)私は娘が大泣きするのではないかとヒヤヒヤしましたが、娘は「おじいちゃん、おばあちゃんはお年寄りだからノンタンがわからないのね。しょうがないか…」と納得してくれて、私は心からホッとしたのでした。もっと小さなお子さんにはコチラ出典 : 小さいお子さんには「赤ちゃん版ノンタン」シリーズもお勧めです。絵本ではないですが、ノンタンにはパズルやひらがなや数字が学べるボードブックなど、関連グッズが多くあります。Upload By 荒木まち子赤ちゃん版ノンタン 全9巻(キヨノサチコ/作・絵偕成社)Upload By 荒木まち子(ノンタンボードブック) ノンタン あいうえお(キヨノサチコ/作・絵偕成社)木製パズル「ノンタンあそぼうよ」株式会社コンセル
2017年02月06日子どもは知的好奇心が旺盛です。知らないことを覚え、自分の知識を増やしていくことは「僕(私)はこんなことを知ってるよ!」という自信をつけさせることにもつながります。知ること、分かることの喜びをたくさん経験させてあげたいなら図鑑がおすすめ! そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと、探究心を刺激する「おもしろ図鑑」を選んでみました。わくせいキャベジ動物図鑑作・絵:ツペラ ツペラ(tupera tupera)/出版社:アリス館 「わくせいキャベジ動物図鑑」(絵本ナビ紹介ページ) 山や森、草原や湖など地球とよく似た環境の星「わくせいキャベジ」。どこからどう見てもキャベツですが、リンゴリラ、ハクサイ、ナスクジラなど住んでいる不思議な野菜生物たちのおかげか、まるで本当に存在する星のように思えてきます。分布、体長、体重と細かく描かれた図鑑スタイルがおもしろさに拍車をかけています。仕掛絵本図鑑 動物の見ている世界著:ギヨーム・デュプラ/訳:渡辺 滋人/出版社:創元社 「仕掛絵本図鑑 動物の見ている世界」(絵本ナビ紹介ページ) 大きく、つぶらな瞳を持つネコ。でも実はネコはひどい近眼! ネコの目に私たちの姿はぼんやりとしか映っていないそうです。「ミツバチが見ているのはモザイク世界」「牛と馬は真正面がよく見えない」「ヘビは動きを察知する目を持つ」など動物の目から見る世界を体験させてくれるのがこちらの大判絵本。紹介される動物は哺乳類、鳥、爬虫類両生類、昆虫まで20種類! めくれる仕掛けも楽しいですね。おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典監修:今泉 忠明/イラスト:下間 文恵 徳永明子 かわむら ふゆみ/出版社:高橋書店 「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典」(絵本ナビ紹介ページ) 「ざんねんないきもの」に注目して笑いを誘うこちらの絵本は、驚異的な能力を持つ生物が多くいる中 「どうしてそうなった!?」 とつっこみたくなる生き物の存在を教えてくれます。「だまされて子育てするオオヨシキリ」「自分のにおいに気絶するカメムシ」「「だちょうの脳は目玉より小さい」といった内容に「あえて残念なところが愛しく思えます」「かんぺきじゃないから親しみやすい」という口コミも多く寄せられ、生き物の生態の多様さを実感できる絵本となっています。地球のかたちを哲学する文・絵:ギヨーム・デュプラ/訳:博多かおる/出版社:西村書店 「地球のかたちを哲学する」(絵本ナビ紹介ページ) 昔の人は地球はどんなものだと思っていたのでしょうか。今でこそ「地球は丸い」のが当たり前ですが、世界中の人びとはいろんな想像をしていたようです。例えば「下から順に巨大な魚、大きな卵、巨大な水牛と続き、いちばん上に大地があった」「箱に入っている」「裏返したお椀のような形」「三角形」などなど…。実にさまざまなイメージを持っていたようですね。本当の地球を知りたい、調べたいと願う人類の思いが科学の進歩の原動力となったことを改めて感じさせてくれる科学絵本です。くだものと木の実いっぱい絵本作:ほりかわりまこ/監修:三輪 正幸/出版社:あすなろ書房 「くだものと木の実いっぱい絵本」(絵本ナビ紹介ページ) 170種の果物と木の実をとりあげたこちらの絵本にはどんな花や葉、実をいつつけるのか、名前の語源、どんな効能があるか、植え方や料理レシピなど読み応えたっぷり! すべてイラストで描かれているので親しみやすく「小学生の調べ学習にもよさそう」というママもいます。お子さんが小さいうちは絵本の果物を食べるふりをするなど、遊び読みするのも楽しそうですね! ぜひ、果物が大好きなお子さんと一緒に読んでみてください。図鑑は解説を読むことで語彙力アップになります。また、一度読んだだけで理解できるよう分かりやすくまとまられた文章を目にすることで、文章を書く能力も身に付きますね。知育本としての機能をしっかり果たすおもしろ絵本! ぜひ一度、手にとってみてはいかがでしょうか。データ協力: 絵本ナビ
2017年02月02日レンジャーズのダルビッシュ有投手が1日、自身のインスタグラムを更新し、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣の絵本『えんとつ町のプペル』を5冊購入したことを明かした。ダルビッシュは、『えんとつ町のプペル』を手に持った写真を公開し、「この絵本ずっと欲しかったから買っちゃいました」と報告。「息子が言っている小学校へ寄付もしたくて5冊も買いましたが、物語に英訳もあって丁度良かった」とつづった。この投稿に、「キングコングの西野さんの本ですね!ダルビッシュさんも読んでるなら読もうかな」「ダルさんの分け隔てない愛情素晴らしいです。なかなか出来るようで出来ない事!私も本屋で探して見ます」「この絵本、無料サイトで読みました!じーんときちゃいました。私も買おうかな~と思ってます」といったコメントが寄せられている。昨年10月21日に発売され、大ヒットを記録している『えんとつ町のプペル』。今月19日に、「2000円は高くて買えない」という小学生からの意見を受けて、ネット上で同作の無料公開に踏み切ったことでも話題となっている。
2017年02月01日「もうこんなことができるようになったんだな」と、子どもの成長を強く感じることのひとつに「おてつだい」がありますよね。初めてのおてつだいは、ちょっと前まであんな小さかったのに… と涙ぐんでしまうママもいるかもしれませんね。でも中には何をおてつだいしてもらうか迷ってしまったり、おてつだいに無頓着な子にどう促していいか分からなかったりする人もいます。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと「おてつだいができるようになる絵本」を選んでみましたので、ご紹介していきましょう。できること おてつだい作:くすのき しげのり/絵:市居 みか/出版社:廣済堂あかつき 「できること おてつだい」(絵本ナビ紹介ページ) 一緒に遊んでいるのはリスくんと、クマくんと、ウサギさん、サルくん。運動会の準備のおてつだいを申し出る4人でしたが「ぼくが(わたしが)やる!」とちょっと険しい雰囲気に。でも、かごをおろしたり、ダルマを運んだり、狭いすき間にはいってしまった球を拾いにいったり…。実は、みんなちゃんと自分の得意なことをすすんでやれていました。自分にできることは何かを考え、お互いに認め合って協力すればとってもスムーズ! 誰かの役に立てる「おてつだい」の良さも知ることができる一冊です。おてつだいの絵本作:辰巳 渚/絵:すみもと ななみ/出版社:金の星社 「おてつだいの絵本」(絵本ナビ紹介ページ) 子どもがしてくれるおてつだいには何があるでしょう。こちらの絵本では子どもにもできるおてつだいのやり方が、イラストで分かりやすく紹介されています。掃除や洗濯、食事の準備、植物の水やりにゴミの仕分けの仕方などパターンもさまざまなので「これ、やってみたい!」と子ども自身がやりたいと思うおてつだいが見つかります。子どもの生活力向上にも役立ちますね。はじめてのおつかい作:筒井 頼子/絵:林 明子/出版社:福音館書店 「はじめてのおつかい」(絵本ナビ紹介ページ) 5才のみいちゃんはママに頼まれて初めてのおつかいに出かけます。100円玉を2つにぎりしめて坂の上にあるお店に向かう途中、転んでしまったり、大きな声で呼んでもお店の人に気付いてもらえなかったり…。ドキドキ緊張している主人公と同じ目線になるのか、読み聞かせると真剣に見入っているお子さんも多いようです。ママと一緒のときは起きないアクシデントも1人で乗り越えたみぃちゃん。最後に坂の下で待っていたママと赤ちゃんを見つけます。ママのわが子を心配する気持ちも伝わってくる絵本です。こじかかじっこ おてつだいのいと作:さかいさちえ/出版社:教育画劇 「こじかかじっこ おてつだいのいと」(絵本ナビ紹介ページ) 森の中にあるお裁縫屋さん。そこに住んでいる子鹿の三姉妹のうち、いちばん上のお姉さんが今回の主人公「かじっこ」。刺しゅうの糸を届けるため、かじっこちゃんは山の上にあるおばあちゃんの家へ向かいます。その道中、ケンカしている3匹のこぶたや困っている虫さんたちに出会い、山のお茶会に参加することに。幻想的で可愛らしいイラストはとてもメルヘンチックです。こんな世界なら入り込んでみたいかも…? 眠そうなまぶたのかじっこちゃんの表情がなんともいえずキュートです。ケロちゃんケケちゃんケロロちゃん おてつだいおてつだい作・絵:長野 ヒデ子/出版社:ひさかたチャイルド 「ケロちゃんケケちゃんケロロちゃん おてつだいおてつだい」(絵本ナビ紹介ページ) お父さん、お母さん、ケロ、ケケ、ケロロの3匹兄弟がおりなすハートフルなこちらの絵本には、家族それぞれに大切な役割があることを気付かせてくれます。特に生活に欠かせないのが「お母さん」の存在。どんなときも家族を支え、子どもたちを優しくサポートしてくれるお母さん。そんなお母さんが大好きな子どもたち。何気ない毎日をみんなで過ごせることが家族の幸せなんだ、と改めて感じさせてくれる一冊です。素朴でほっこりするイラストもいいですね。いかがでしたか? お手伝いへの興味を抱かせてくれる絵本をご紹介してきました。イラストの雰囲気がそれぞれ異なるので、子どものお気に入りが見つかりやすいかもしれません。絵本を読んで、おてつだいに積極的になってくれればママも大助かりですね!
2017年01月26日この世に誕生した小さな命。その命を守り、大切に育てていく子育てはすばらしくもあり、過酷でもあります。ときには苦しくて涙がこぼれ、辛く感じてしまうこともありますよね。そんなとき誰かがはげましてくれたら、応援してくれたらどれだけ心強いことでしょう。今回は 絵本ナビ 協力のもと「ママを応援してくれる」を選んでみました。ママを笑顔にする厳選の5冊をご紹介していきましょう。今日訳:伊藤比呂美/画:田昌克/出版社:福音館書店 「今日」(絵本ナビ紹介ページ) 語られる詩は作者が分からないまま英語圏に伝わっているもので、詩人の伊藤比呂美さんが日本語に訳しています。一生懸命になればなるほど子育てで頭がいっぱいになり、余裕がなくなってしまうものですよね。1日が終わるとき、自己嫌悪を感じてしまうママもいるでしょう。この絵本は「あなたはちゃんとやっているよ」と静かにほほえんでくれます。留守中ママと赤ちゃんがどう過ごしているかパパに知ってもらうにもぴったりで、夫婦間の溝を解消するキッカケにもなるかもしれませんね。ちいさなあなたへ作:アリスン・マギー/絵:ピーター・レイノルズ/訳:なかがわ ちひろ/出版社:主婦の友社 「ちいさなあなたへ」(絵本ナビ紹介ページ) アメリカで発売されるや母親たちの涙を誘い、児童書分野で大ヒットをとばした話題の絵本。この世に生まれた子どもにたっぷりと愛情をそそぎ、やさしく背中を見守りながら年老いていく母親。老いておく母への感謝の気持ちを感じながら、母と同じように母親になる子ども。自分の親を思う気持ち、わが子を思う気持ち。その両方を感じて胸がいっぱいになる絵本です。おかあさん、すごい!作:スギヤマ カナヨ/出版社:赤ちゃんとママ社 「おかあさん、すごい!」(絵本ナビ紹介ページ) 今では何でもできるように見えるけど、料理もお裁縫も最初は苦手だったことを明かすおかあさん。こんな状態でちゃんとした母親になれるか不安だったけれど、いつの間にか苦手なこともできるようになっている。等身大のおかあさんに、うれしそうな子どもの笑顔が印象的です。子どもの存在がちょっとずつ自分をママにしてくれる、子どもと一緒に生きていくだけで幸せ! そんな気付きをくれる一冊となっています。おかあちゃんが つくったる作:長谷川 義史/出版社:講談社 「おかあちゃんが つくったる」(絵本ナビ紹介ページ) 小学3年生のぼくにおとうちゃんはいないけど、ねえちゃんとおかあちゃんと3人で元気に暮らしてる。ミシンの仕事をしているおかあちゃんに「ジーパンこうて」といったら「つくったるわ」と剣道のはかまのきれですぐにジーパンを作ってくれたおかあちゃん。でも学校では「ちょっとへん」と笑われる。家族のためにパワフルにがんばるおかあちゃんのユーモアと前向きさ。どんなときだって子どものことをいちばんに考える、おかあちゃんのあたたかさが染みるお話です。おかあさん だいすきだよ作・絵:みやにし たつや/出版社:金の星社 「おかあさん だいすきだよ」(絵本ナビ紹介ページ) 子どものためと思い叱ったり、怒ったり…。そんなおかあさんの目線ではなく「こうしてくれたら、もっとおかあさんのことだいすきだよ」と子ども目線で語られているのがこちらの絵本。「はやくおきなさい! またねぼうでしょ」じゃなくて「やさしくおはようっていいながら ぎゅうってだっこしてくれたら ぼくね もっとおかあさんのこと だいすきだよ。」と語られるたび「分かってはいるんだけど…」とグッときてしまうママもいるのではないでしょうか。子どもはおかあさんが大好き。だからもっと大好きになりたい。思わず子どもを抱きしめたくなる一冊です。ママは子どものことを愛しています。子どもも同じようにママを愛しています。本当はそれだけで十分なはずなのに自己嫌悪や不安や辛さを感じてしまうのは、それだけ子どもを大事に思っているから。ときには、がんばっている自分をこれでもかと褒めて甘やかしてあげてくださいね。データ協力: 絵本ナビ
2017年01月19日その言葉を耳にしようものならニヤニヤ、ゲラゲラと笑い出し、いつまでもはしゃぐ子どもたち。みんなを瞬時に笑顔にする魔法の言葉、それが「うんち」です。今回は 絵本ナビ 協力のもと、「うんちから学ぶ知育絵本」を選んでみました。おもしろさだけじゃなく、うんちの新たな一面と出会える良作ぞろいとなっています!みんなうんち作:五味 太郎/出版社:福音館書店 「みんなうんち」(絵本ナビ紹介ページ) うんちの大きさや形は動物によって違うことを、ユーモアたっぷりに分かりやすく学べる絵本です。リズミカルに並べられた文章はとても読みやすく、絵本の雰囲気にもぴったり。読み始めはニヤニヤしていた子も最後には「いきものは食べるからうんちをする」という新たな発見に納得顔。トイレトレーニング中のお子さんをもつママからは「絵本を読んだら自分からトイレに座ってくれるようになった!」なんてエピソードも寄せられています。うんぴ・うんにょ・うんち・うんご作:村上 八千世/絵:せべ まさゆき/出版社:ほるぷ出版 「うんぴ・うんにょ・うんち・うんご」(絵本ナビ紹介ページ) 「いいうんちをするためには、どうしたらいい?」この絵本では冷たいものを食べたら下痢になる、野菜をしっかり食べるといいといった、うんちにまつわる知識がつきます。カチカチのものは「うんご」、水っぽいのは「うんぴ」など、この絵本ならではの呼び方でうんちを呼び分けているのもおもしろいところ。この絵本を読めば「元気なうんちをすることの大切さ」を知ることができるので、園や学校でうんちをするのが恥ずかしい、というお子さんの読み聞かせにもおすすめです。親子の間で「今日のうんちはどうだった?」なんて会話ができるようになるかもしれませんね。うんちがぽとん作・絵:アロナ・フランケル/訳:さくま ゆみこ/出版社:アリス館 「うんちがぽとん」(絵本ナビ紹介ページ) 主人公・まあくんがおばあちゃんにもらったのは「おまる」。でもどうやって使うのか分からずに帽子にしてみたり、花瓶にしてみたり…。イスラエルの作家が描いたこの絵本はトイレトレーニングがうまくいかず焦りを感じているママに「ゆっくりやっていこう」と思わせてくれる、いい「ゆるさ」があります。うんちにまつわる絵本はユーモアにあふれた作品が多い中、こちらは愛らしい挿絵と少し長めのストーリーが特徴的。まあくんの素朴で素直な表情にもほっこりします。いっしょにうんち作・絵:ふくだ いわお/出版社:フレーベル館 「いっしょにうんち」(絵本ナビ紹介ページ) うんちがきらいないっちゃんは逃げ回ってばかり。そこへ動物たちがおまるを借りにきます。なんだか気持ちよさそうにうんちする動物たちをみて、いっちゃんは「ぼくもちょっとやってみようかな」とくまさんと一緒におまるに座り…。嫌がる子どもにどうトイレを覚えさせていくか、途方にくれてしまったときに読んであげたい絵本。自然なトイレトレーニングへと子どもを導いてくれる一冊です。うんち でるかな?作:新井 洋行/出版社:講談社 「うんち でるかな?」(絵本ナビ紹介ページ) こちらは片観音ページが下に広がるしかけ絵本。ころころうんち、迫力のうんち、飛びながらうんち、細長いうんち… など、さまざまな動物のうんちがページをめくることで露わになるというお楽しみ要素がつまっています。最後はぼくの番! トイレに座って「うーん うーん」として出てきたうんちはどんなのだろう? 自分のうんちに興味がもてるようになりそうですね。うんちはいきものによって違いがある、食べものによっても変化するといった学びがありながらも、うんちすることの楽しさ、おもしろさも教えてくれる絵本たち。今回ご紹介した知育絵本はトイレトレーニングのサポート本として活用できるだけでなく、子どもたちの笑顔をもっと増やしてくれるはずです。ぜひ、親子で楽しんでくださいね。データ協力: 絵本ナビ
2017年01月12日ベストセラー絵本『はらぺこあおむし』で知られるアメリカの絵本作家、エリック・カール(Eric Carle)による展覧会「エリック・カール展The Art of Eric Carle」が、17年4月22日から7月2日まで東京・世田谷の世田谷美術館にて開催される。カラフルな絵と驚きに満ちた仕掛けが満載の絵本で、世界中の子どもたちを魅了し続けているエリック・カール。アメリカ・マサチューセッツ州にあるエリック・カール絵本美術館の全面協力を得て開催される同展では、カールが絵本作家として活躍するきっかけとなった『くまさん くまさん なにみてるの?』や、超人気作品『はらぺこあおむし』の原画など、厳選した約160点以上の貴重な資料が展示される。また、パウル・クレー(Paul Klee)やレオ・レオニ(Leo Lionni)など、影響を受けた作家の作品も同時に紹介。日本の作家のいわむらかずおとの共作絵本の原画や、舞台の衣装デザイン、立体作品なども展示され、カールのアーティストとしての側面にも迫る。なお、東京会場閉幕後は美術館「えき」KYOTOへの巡回を予定している。【イベント情報】「エリック・カール展The Art of Eric Carle」会場:世田谷美術館住所:東京都世田谷区砧公園1-2会期:17年4月22日~7月2日
2017年01月11日「本屋大賞」「CDショップ大賞」などエンターテイメント商品にはプロが選ぶ賞があるが、アイドルのDVDにはこうした賞がない。そんな思いから2012年にスタートした、アイドルDVDメーカーがその年一番輝いたグラドルを表彰する「プロが選ぶアイドルDVD賞」(アイドルDVD賞)。5回目の今年はマイナビニュースでお送りする。選考会が行われたのは撮影会などが行われる「東京Lily」(2016年12月に開催)。2015年は安枝瞳がMVPに選ばれたが、今年はどのグラドルがMVPに?選考者イーネットフロンティア・飯森弘憲氏、竹書房・光安稔氏、グラッソ・上代憲司氏、シャイニングスター・小野寺俊雄氏、ギルド・大久保貴宏氏(※リバプール、ラインコミュニケーションズはアンケートのみでの参加)――アイドルDVD賞も今年で5回目になります。まずは2016年のアイドルDVDはどうでしたか。イーネット飯森(以下:飯森):Amazon.jpの基準の変更もあり、業界全体も昨年(2015年)に比べて販売数が落ちていますね。どのメーカーも作品だけに注力できず、本気を出せていない感じがあります。――イーネットさんでは熊田曜子が4年ぶりにDVDをリリースしました飯森:浜田翔子と並び現役最多となる54作品目のDVD。レジェンドボディーは健在でしたね。今年は以前活躍したグラドルがしばらく振りにリリースしました。そういうのはうれしいですよね。村上友梨も1年ぶりにDVDをリリース。ミスFLASHになった2009年から知ってますけど、すごく大人になった竹書房・光安(以下:光安):うちからも2年ぶりに桐山瑠衣がリリースしました。フリーになったさいとう雅子も頑張っていますよね。飯森:桐山はDVDのジャケット写真がすごくよかった。シャイニングスター小野寺(以下:小野寺):パイスラですね。――では、早速今年の賞を決めていくましょう。まずは今年最も輝いた新人グラドルに送る「新人賞」から。候補にはどんなグラドルがいるでしょう。ギルド大久保(以下:大久保):うちが推したいのは石原佑里子とRaMu。素材的にはRaMuはすごいです。飯森:うちもRaMuですね。スタイルは完璧。あれ以上はない。ちなみにお母さんも巨乳でした(笑)光安:うちは忍野さら。今年のグラドル全体でもかなり売れた子です。小野寺:新人賞に推したいのは藤木美咲。福岡のグループアイドル「QunQun」の元メンバーで、体は抜群にいいです。肌も綺麗で、胸もあります。脚がとにかく長い。グラッソ上代(以下:上代):うちは小日向結衣。西内まりや似と話題になりました。新人なんだけどアマゾン1位で、イベントも大盛況。この子は今年下半期のダークホースですね。――候補は出揃いました。各メーカー別れましたね。飯森:うちはRaMuを一押しさせていただきます。ファーストから3作連続で発売しています。石原と忍野の2人も平均点は高いですけど、総合力でRaMuですね。おっぱいがまた大きくなりましたね。GからHに。光安:RaMuは会ったことがないくらい礼儀正しい。少年みたい。おっぱいの大きい少年ですね。大久保:「おはようございます」と挨拶も大きくて、気持ちいいですよね。光安:小日向さんは本当に売れるのは来年からかな。。飯森:忍野はうちで出したファーストは髪が長かったですけど、髪を切って一気にブレークしましたよね。光安:前髪です。本人嫌がってたんですけど、僕が説得して前髪をつくらせたんです。――すごい話ですね。それで売れるとは。飯森:確かに勢いは忍野さんありますよね。新人賞をあげてもいいと思います。光安:RaMuもいいですよね。――新人賞は2014年のアイドルDVD賞でも青山ひかると染谷有香の2人でした。今年は忍野とRaMuの2人でどうでしょうか?上代:いいと思います。――では新人賞は忍野とRaMuに決まりました。次はいよいよMVPです。今日不在のラインさんは平嶋夏海、長澤茉里奈を挙げています飯森:MVPには平嶋夏海を推したいですね。うちとラインコミュニケーションズさんからDVDを出し、どちらもセールスが好調。9月に出された写真集「ナツコイ」も重版が決まりました。大久保:うちは制作で関わっているんですけど、天木じゅんですね。テレビでも盛り上げているし、『ヤングマガジン』の表紙も飾りました。グラビアを盛り上げたという意味でも推したいです。ウエストも細くなってます。写真集もけっこう露出していますね。飯森:双葉社のイベントですごく小さな三角ビキニ着てましたね(笑)大久保:グラビアへのやる気がありますよね。光安:竹書房だけで考えると片山萌美がダントツですね。ただ今後DVDを出す予定がないので、アイドルDVD賞で選んでいいのかというのはあります。小野寺:うちでは松嶋えいみのDVDが好調でした。安定的な人気です。光安:うちで出したDVDもかなり売れましたね。スタイル完璧です。小野寺:ただMVP候補には殿倉恵未を推したいです。5月にうちでは2本目のDVD「Secret Lover」を出したんですけど、体もすごく綺麗になっていました。話すと関西弁ではんなりしてドキッとします。光安:殿倉は実際に見ると、さらに美人ですよね上代:うちは流通の立場ですけど、神谷えりなですね。イベントもすごく頑張っていて、ソフマップの集客も2016年は高かったし、結果も残せたので。――雑誌では2016年は馬場ふみか、武田玲奈とモデル系の活躍が目立ちました。飯森:久松郁実はDVDのセールスも好調でした。ただ、せっかくDVDメーカーが集まって論議しているので、方向性含めて久松のMVPは少し異なる気がします。光安:久松を外すと、片山も違ってきますね。そうすると天木かなと思います。――みなさんの反応を見ると、MVPは平嶋夏海、天木じゅんに絞られますね光安:そうすると平嶋か天木か。平嶋さんをグラビアアイドルと言っていいのかというのはあります。天木が頑張っている印象が僕はあります。飯森:うちは天木と平嶋の両方出していますけど、平嶋ですね。完成度が違います。大久保:2人とも2016年はDVD2本、写真集もそれぞれ1冊ずつ出しています。光安:今年は「この人」っていう決め手にかけますね。でも、平嶋でもいい気がします。大久保:いいんじゃないですか。――ラインさんも平嶋が一番売れたそうです。今年は難航しましたけど、2016年のMVPは平嶋夏海に決定します。全員:納得。――昨年はバスト賞(菜乃花)、ウエスト賞(川崎あや)、ヒップ賞(為近あんな)とパーツごとに賞を設けましたが、今年は該当者いますか?大久保:天木にはバスト賞をあげたいですね。あと久々に復帰した桐山にも。――では天木、桐山には「おっぱい大きいで賞」をあげましょう。ウエスト、ヒップの該当者はいますか?光安:新規でお尻やウエストがいい子はいないですね。ただ、松嶋えいみはバストもヒップも脚もいいです。――では松嶋に「スタイルいいで賞」をあげましょう。飯森:唐沢りんちゃんとかいいですよね。性格がすごくいいですしお嫁さんにしたいグラドルNo.1。――みなさん、うなずいてますけど、賞までは……光安:橋本梨菜はグラビアの王道で頑張っているから、何か賞をあげたいですね。――焼けた肌は今のグラドルの中でも目立ってますよね。では「小麦色の肌で賞」をあげましょう。あと今年は各メーカーさんにもそれぞれ賞を決めてもらいます。飯森:イーネット・フロンティア賞は熊田曜子ですね。4年ぶりの発売で、現役グラドル最多のリリース54作品目になっていますし、第二子出産もレジェンドボディーは健在でした。光安:竹書房賞は片山萌美です。大久保:ギルド賞は「集団社内恋愛3」に出演した伊藤しほ乃、星乃まおり、橋元優奈、若木萌、実崎ゆうみの5人です。小野寺:シャイニングスター賞は殿倉恵未です。DVDの内容がすごく良くて、露出うんぬんじゃなくクオリティーが高い。ファンからの反響もありました。上代:グラッソ賞は、うちが流通でエスデジタルからDVDをリリースした神谷えりなです。――ラインコミュニケーションズ賞は「ルックスもいいし、胸もある。今後の期待度が高そうなタレント」との評価で石原佑里子。リバプール賞は「正統派でユーザーから受け入れられたという意味において久々の新星」とのことで、岩田華怜に送られます。みなさま長時間の選考お疲れさまでした。来年もよろしくお願いします。○プロが選ぶアイドルDVD賞2016MVP:平嶋夏海喜びのコメント「まさか私が選ばれるなんて信じられません。来年のDVDもとっても楽しく撮影できたので、来年も選ばれるように頑張ります」新人賞:忍野さら、RaMuおっぱいが大きいで賞:天木じゅん、桐山瑠衣スタイルがいいで賞:松嶋えいみ小麦色の肌で賞:橋本梨菜イーネットフロンティア賞:熊田曜子(DVD『rebirth』)竹書房賞:片山萌美(DVD『わたし巡り』)ラインコミュニケーションズ賞:石原佑里子(DVD『笑顔の季節』)リバプール賞:岩田華怜(DVD『いわたかれん ふぁ~すと』)シャイニングスター賞:殿倉恵未(DVD『Secret Lover』)ギルド賞:伊藤しほ乃、星乃まおり、橋元優奈、若木萌、実崎ゆうみ(DVD『集団社内恋愛3』)グラッソ賞:神谷えりな(DVD『甘神様』※発売元エスデジタル)
2017年01月05日子どもへの学びや気付きを促す絵本の中には、大人の涙腺を刺激する絵本もたくさんあります。「思いがけずグッときてしまった」なんて不意打ちをうけたという人も少なくないのではないでしょうか。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと、大人が泣ける絵本をご紹介しましょう。だいすきなパパへ作:ジェシカ・バグリー/訳:なかがわ ちひろ/出版社:あすなろ書房 「だいすきなパパへ」(絵本ナビ紹介ページ) 会えないお父さんに船をつくって海に浮かべ、きっと届いているはずと信じるバークリー。優しくわが子を見守るお母さん。母子のお互いを思う気持ちはいつもあたたかく穏やかです。悲しい話が苦手、というお子さんもその結末に悲しみ以外の何かを感じとってくれるかもしれません。シンプルで短く、美しい文章も魅力的です。おこだでませんように作:くすのき しげのり/絵:石井 聖岳/出版社:小学館 「おこだでませんように」(絵本ナビ紹介ページ) ぼくはいつもおこられてばかり。なぜかいつも僕だけ怒られる…。そんなぼくが七夕の短冊に書いた願いごととは? 子どもの心の中をのぞきこんでみると思わぬ答えを発見する、親にとって気付きのある一冊として知名度のある絵本です。忙しくても少し手を止めて「この子は今、何を思っているのかな?」と考える時間を与えてくれる一冊。だいじょうぶだいじょうぶ作・絵:いとう ひろし/出版社:講談社 「だいじょうぶだいじょうぶ」(絵本ナビ紹介ページ) ぼくの優しいおじいちゃんはいつも「だいじょうぶだいじょうぶ」といってくれる。大人になるにつれ、怖いこと、逃げだしたいこと、不安なことって増えていくものですよね。そんなときに思い出すのは、誰かがくれた励ましの言葉ではないでしょうか。誰かの優しさに救われた経験を思い出させてくれる一冊です。ずーっとずっとだいすきだよ作・絵:ハンス・ウィルヘルム/訳:久山 太市/出版社:評論社 「ずーっとずっとだいすきだよ」(絵本ナビ紹介ページ) ぼくとエルフィーはいつも一緒。でもエルフィーは僕よりずっと早く年をとっていく。「大好きだよ」と、ぼくはいつも伝えていた。愛するものに言葉で愛を伝え、想いをしめすこと。日ごろからできている人は少ないかもしれません。「いなくなってしまえば、もう何も伝えられない」いつも心の隅においておきたいことを教えてくれる絵本です。ちょっとだけ作:瀧村 有子/絵:鈴木 永子/出版社:福音館書店 「ちょっとだけ」(絵本ナビ紹介ページ) お姉ちゃんだから、とできないことをちょっとだけ頑張ろうとする健気な「なっちゃん」。下の子が生まれ、上の子をかまってあげられていないと感じるママは胸をつかれる思いがするかもしれません。子どもだって「がんばろう」と前向きに物事をとらえ、一生懸命に日々を過ごしているんですね。甘えたいときは「ちょっと」じゃなく「いっぱい」がいい。最後のシーン、なっちゃんの気持ちをめいっぱい受け止めるお母さんもステキです。本当は分かっている、頭では理解しているはず。だけど忘れてしまったり、見失ってしまったりするときもあります。大人が泣ける絵本は、もう一度「大切な気持ち」を見つめ直すキッカケになるかもしれません。気になる一冊があればぜひ読んでみてくださいね。
2017年01月05日毎週木曜日に連載企画「今読むべき1冊」を担当いただいている、東京・恵比寿の本店、ナディッフ アパート(東京都渋谷区恵比寿1-18-4NADiff A/P/A/R/T1階)に、2016年もたくさんの書籍をご紹介いただきました。今回は1年の締めくくりに、ナディッフ アパートの5人のスタッフが“2016年発行の書籍の中から選んだベストオブブック”を31日まで毎日1冊ずつお届けします!最後の5日目は、スタッフSさんが選ぶ2016年ベストオブブック。『Odasaku』森山大道グラフィックデザイナーの町口覚が、1946年に発表された織田作之助、通称・オダサクの小説『競馬』に、写真家・森山大道が大阪で撮影した写真作品を加えて編み上げた作品集。本作『競馬』は、一人の女と二人の男の生のドラマに、競馬レースの極致的な高揚と緊張の場面とが、重なり合うように活写される短編作品である。人生の「番狂わせ」というような予期せぬ出来事の到来や、登場人物たちが抱えるやりきれない悲哀や刹那に、森山大道の写真の街路の深い陰影と、都市の雑然を写したディティールや混沌のノイズがぶつかり合い、共振する。大阪が出生地という共通項を持つオダサクと森山大道の生にも歩み寄りながら、町口がなぜ『競馬』を題材に選んだのかは、巻末のあとがきに記されている。写真にしか写せないもの、文学でしか綴れないこと、本という形式でしか体感できないこと、それぞれが媒介し得る表現の個性が書物の中で拮抗する。これらが携える表現の力と、この魅力的で美しい佇まいを備えた1冊から、本というメディアに潜在する様々な可能性を感覚した。【書籍情報】『Odasaku』写真:森山大道出版社:match and company216×190mm/180ページ/掲載点数85点発売日:2016年10月言語:英語・日本語 2言語バージョンあり価格:5,800円>> vol.4 最も衝撃的だったこの1冊へ戻る>> これまでの連載はこちらから
2016年12月31日毎週木曜日に連載企画「今読むべき1冊」を担当いただいている、東京・恵比寿の本店、ナディッフ アパート(東京都渋谷区恵比寿1-18-4NADiff A/P/A/R/T1階)に、2016年もたくさんの書籍をご紹介いただきました。今回は1年の締めくくりに、ナディッフ アパートの5人のスタッフが“2016年発行の書籍の中から選んだベストオブブック”を31日まで毎日1冊ずつお届けします!4日目は、スタッフYさんが選ぶ2016年ベストオブブック。『ROADSIDE LIBRARY vol.001 秘宝館』都築響一今年もっとも衝撃的だった本として真っ先に思い浮かんだのが都築響一氏の『ROADSIDE LIBRARY vol.001 秘宝館』である。銀色の小さな缶にピンク色で「秘宝館」とかいてある“カバー”のかわいさにまず目を奪われた。あけてみると中にはなんとUSBが。(しかも押すと光る!)そう、これは電子書籍の、しかもPDF形式でダウンロードできる新しいかたちの写真集なのだ。ダウンロードすると、都築氏による解説とともにたくさんの写真があらわれる。もっとも衝撃的なポイントは、写真たちの解像度の高さ。今はほとんど姿を消してしまいつつある秘宝館の在りし日の姿に、拡大・縮小を駆使して近づいたり遠ざかったり。画像の鮮明さがもたらす臨場感たるや衝撃以外の何物でもない。書籍は2016年、新しい段階に入ったと感じた経験であった。自分の好きなように本を作ることが難しくなってきたと語る都築氏は、ついに電子書籍を自費出版することに踏み切りました。パソコンはもちろん、スマホやタブレットなど電子メディア媒体でさまざまな情報を得ることが当たり前となっている今、この形式はとてもフィットしていると感じます。今年、書籍の新しい形式が誕生したと感じた衝撃的な出来事でした。【書籍情報】『ROADSIDE LIBRARY vol.001 秘宝館』写真・著者:都築響一出版社:ROADSIDERS特製USBメモリ版/PDFフォーマット/777ページ/1.8GB発売日:2016年7月言語:日本語価格:3,500円>> vol.5 写真と文学の邂逅に魅せられる1冊を見る>> vol.3 旅、冒険に出たくなる1冊へ戻る
2016年12月30日毎週木曜日に連載企画「今読むべき1冊」を担当いただいている、東京・恵比寿の本店、ナディッフ アパート(東京都渋谷区恵比寿1-18-4NADiff A/P/A/R/T1階)に、2016年もたくさんの書籍をご紹介いただきました。今回は1年の締めくくりに、ナディッフ アパートの5人のスタッフが“2016年発行の書籍の中から選んだベストオブブック”を31日まで毎日1冊ずつお届けします!3日目は、スタッフKさんが選ぶ2016年ベストオブブック。『ぼくの道具』石川直樹 (平凡社)極地から都市まで…世界中を旅する写真家、石川直樹。本書はそんな石川が2015年夏K2長期遠征の際に愛用したものを中心に96点もの道具について綴ったエッセイである。「道具の選択にルールなどない。自分の身体に合わせてその場で選び取るしかないのだ」と語る石川。登場する道具たちは数々の旅での実体験をもとに石川が独自の視点で選んだまさにタイトルの通り「ぼくの道具」である。旅でのちょっとしたエピソードが織り交ぜてられており、極地での過酷な冒険の一瞬を垣間見たかのような気持ちにさせられる。登山や旅好きの人はもちろん、そうでない人も楽しめる1冊だ。常に話題の写真家石川直樹。道具を通して彼の作品作りを知ることが出来る1冊です。装丁もこだわっているので是非店頭で手に取っていただきたいと思いご紹介させていただきたいと思いました。【書籍情報】『ぼくの道具』編著:石川直樹出版社:平凡社190×140mm/240頁発売日:2016年1月価格:1,500円>> vol.4 最も衝撃的だった1冊を見る>> vol.2 ギフトにおすすめの1冊へ戻る
2016年12月29日新しい年が始まる期待感で胸がいっぱいのお正月。久しぶりに会う家族や親せきと楽しい時間を過ごす人も多いですよね。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと、読めば盛り上がるお正月絵本を選んでみました。大人数で読むとよりいっそう楽しい時間が過ごせるはずです!おえかきしりとり作:新井 洋行 鈴木 のりたけ 高畠 那生 よしなが こうたく/出版社:講談社 「おえかきしりとり」(絵本ナビ紹介ページ) 絵だけでしりとりが進んでいく物語をつくったのは大活躍中の若手絵本作家4人。全員でストーリーを考え、それぞれが完成させたイラストがしりとりでつながっている、とても豪華な一冊です。前見返しにはルール、最後にはしりとりの答えがちゃんと描いてあります。読んでいくうちに難易度があがっていくので読み応えもあり! ユーモアあふれるしりとりに親子で挑みたい一冊です。ルージュベックのだいぼうけん作:アガット・デモワ ヴァンサン・ゴドー/訳:うちだ さやこ/出版社:アノニマ・スタジオ 「ルージュベックのだいぼうけん」(絵本ナビ紹介ページ) 絵本と一緒についてくる赤いセロファンがはられた「まほうのルーペ」。そこをのぞきながら絵本をめくると、別の世界が見えてくるしかけ絵本シリーズです。のぞかなければ分からない思わぬ出来事、隠されている物語…。不思議なこの絵本は「こんなところにこんなものが!」という驚きをくれ、読んでいる人の想像力をたくましくしてくれます。ウォーリーをさがせ! クイズ&ゲームブック作・絵:マーティン・ハンドフォード/訳:唐沢則幸/出版社:フレーベル館 「ウォーリーをさがせ! クイズ&ゲームブック」(絵本ナビ紹介ページ) ご存じ大人気の絵本シリーズ「ウォーリーをさがせ!」のゲームブックバージョンは、たくさんの人が集まるお正月シーンにぴったり。定番の探し物をみんなで楽しむもよし、迷路やパズル、クロスワードなどのゲームにいそしむもよし! とにかく遊べる絵本なので、飽きるヒマを与えません。永遠の名作と一緒にこちらのゲームブックも手に入れておきたいですね。トントン紙ずもう作・絵:COCHAE(コチャエ)/出版社:コクヨ 「トントン紙ずもう」(絵本ナビ紹介ページ) 紙で人形をつくり箱の上にのせ、トントンとたたきながら相撲させる「トントン相撲」。子どものころに友だちと戦いを繰り広げた人もいるのでは?「トントン紙ずもう」には力士39体が収録され、桃太郎と金太郎など昔話のキャラクター同士、夢の対決をさせることも可能です。たくさんの力士の中からお気に入りの1体を選ぶ作業も楽しく、無地の台紙やシートもついてくるので、自分だけのオリジナル人形をつくることもできますよ。たべものかるた あっちゃんあがつく原案:みね よう/作:さいとう しのぶ/出版社:リーブル 「たべものかるた あっちゃんあがつく」(絵本ナビ紹介ページ) 見るからにおいしそうなイラストが人気の「たべものあいうえお」絵本。その「あっちゃんあがつく」のカルタ版となっているこちらは、取り札・読み札が各69枚。予備の札も3枚ずつあるのでなくしても安心です。50音だけでなく「を」や「ん」の札もあるのはさすが! 絵札だけでなく、読み札もイラスト入りで楽しい工夫が満載です。カルタで遊んだ後は、おなかがすいてしまうかもしれませんね。いかがでしたか? 読めばみんなで盛り上がること間違いなしのお正月絵本をご紹介しました。ずっと家の中にいると子どもたちも退屈してしまいます。そんなときも、みんなで読んで遊んでリフレッシュ! 楽しいお正月を過ごすことができますよ。データ協力: 絵本ナビ
2016年12月29日毎週木曜日に連載企画「今読むべき1冊」を担当いただいている、東京・恵比寿の本店、ナディッフ アパート(東京都渋谷区恵比寿1-18-4NADiff A/P/A/R/T1階)に、2016年もたくさんの書籍をご紹介いただきました。今回は1年の締めくくりに、ナディッフ アパートの5人のスタッフが“2016年発行の書籍の中から選んだベストオブブック”を31日まで毎日1冊ずつお届けします!2日目は、スタッフTさんが選ぶ2016年ベストオブブック。■『ひかり埃のきみ 美術と回文』福田尚代『ひかり埃のきみ美術と回文』は、本や手紙、消しゴムといった、言葉をめぐる“もの”を使った作品と、《はじめからも終わりからも読むことのできる言葉》を作り続けている福田尚代が、初めて出版社から刊行した書籍だ。福田の回文は、言葉の意味を掴もうとすればするほど、指の間をすり抜けていくような不思議な存在感がある。《はじめからも終わりからも読むことのできる言葉》という美しい循環の中に身を委ねてみると、読む人それぞれに響く言葉があるだろう。私がお店でお話をしたお客さまは、ご友人の妊娠祝いのギフトとして本書を買っていかれた。手紙を送るように、福田の綴る言葉にこっそりと想いをこめて、大切な人にこの1冊を贈ってみてはいかがだろうか。【書籍情報】『ひかり埃のきみ 美術と回文』出版社:平凡社212頁/A5判発売日:2016年11月価格:2,800円>> vol.3 旅、冒険に出たくなるおすすめの1冊を見る>> vol.1 心が澄み渡る1冊へ戻る
2016年12月28日毎週木曜日に連載企画「今読むべき1冊」を担当いただいている、東京・恵比寿の本店、ナディッフ アパート(東京都渋谷区恵比寿1-18-4NADiff A/P/A/R/T1階)に、2016年もたくさんの書籍をご紹介いただきました。今回は1年の締めくくりに、ナディッフ アパートの5人のスタッフが“2016年発行の書籍の中から選んだベストオブブック”を31日まで毎日1冊ずつお届けします!1日目は、スタッフIさんが選ぶ2016年ベストオブブック。■『林檎が木から落ちるとき、音が生まれる』エレナ・トゥタッチコワ(Elena Tutatchikova)記憶の生成について考察する中で、自然と人間との関わりに焦点をあて制作を続けるエレナ・トゥタッチコワによる初の作品集。幼少期の自身の記憶を軸に、故郷ロシアを2009年から撮りためてきた。寒い地域にとっては特別な夏。ロシアの人々は、ダーチャという森や川に囲まれた家で過ごす習慣があり、子どもたちはそこで遊ぶ内によく宝物を見つけてきたそう。本書中ほどには、綴じ込まれた美しい“宝物”たちも丁寧に並ぶ。もう子どもになることのできない大人たちが、背筋を少しだけしゃんと正したくなるくらいに、写真の流れが澄みきっている。作品群に寄り添うように巻末に綴られた物語は、夏の間まだ少年と少女でいられたその瞬刻を鮮やかに描き出している。林檎が木から落ちるときの刹那もきっと、人間をかたち作っている記憶なのだろう。鑑賞者の感覚の奥底から、そんな懐かしさを掬い上げてくれる。【書籍情報】『林檎が木から落ちるとき、音が生まれる』言語:日、英出版社:torch press72頁/A4判変型/仮フランス装/フルカラー発売日:2016年12月価格:2,500円>> vol.2 ギフトにおすすめの1冊を見る
2016年12月27日お出かけ前にテレビで見た「今日の運勢」。結果がいいものなら「いいことあるかも!」とちょっぴり幸せな気持ちになりますよね。実は絵本の世界にもそうした運にまつわる作品がたくさんあるのをご存じでしょうか。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと、運気の上がりそうな開運絵本を選んでみました。絵本を読んで、幸せを呼び込みましょう!どんぶらどんぶら七福神文:みき つきみ/絵:柳原 良平/出版社:こぐま社 「どんぶらどんぶら七福神」(絵本ナビ紹介ページ) まるで歌を歌っているような文章で、「七福神」という神さまを紹介してくれる絵本。子どもたちの中には初めてそんな神さまと出会う子もいるかもしれません。大人の私たちの中にも「誰がどんな神さまか」と問われると悩んでしまう人は少なくないはず。この絵本を読めばそれぞれの神さまの顔と特徴がよく分かります。親しみやすく、かわいいイラストと神さまの笑顔にこちらも思わずほっこりしてしまう一冊です。開運えほん作:かんべ あやこ/出版社:あかね書房 「開運えほん」(絵本ナビ紹介ページ) 今年の夏にお母さんが入院したり、遊園地で迷子になったり、仲良しの友だちとけんかして仲直りもできていない「はなちゃん」。おばあちゃんはそんなはなちゃんに「いやなこと、悲しいことは疫病神の仕業」と教えてあげます。この絵本は、はなちゃんが年神様に疫病神を追っ払ってもらおうと奮起するお話です。だるまの目は最初は片側しかいれない、まねきねこは右足でお金をまねき、左足で人をまねく…。開運にまつわるかざりものの説明が分かりやすく、たくさん描かれています。説明の難しい日本のならわしも、子どもにも楽しく理解できる一冊です。おもちのきもち作:かがくい ひろし/出版社:講談社 「おもちのきもち」(絵本ナビ紹介ページ) たれた眉、つりあがった目、まあるい体に腕を組んだ「かがみもち」が表紙の絵本。毎年お正月になると登場する、かがみもちが主人公となっているこのお話はとっても斬新! ほかのおもちが人に食べられていく姿に身の危険を感じ、家から飛び出したかがみもちの大脱走劇の結末は…。おもちの一大事ではありますが、コミカルな語り口とイラストが大人と子どもの笑いを誘います。最後はしっかりオチのつく、新年にぴったりの一冊です。おたんじょう月おめでとう1月生まれ おめでとうおめでとう作:中川 ひろたか/絵:あおき ひろえ/出版社:自由国民社 「おたんじょう月おめでとう1月生まれ おめでとうおめでとう」(絵本ナビ紹介ページ) あたらしい年を「しんぴんのとし」と表現する主人公の男の子がとてもいとおしく思える絵本。新年は新品の洋服を用意して身に付けたりする家庭もありますよね。この絵本にはいつもと変わらない見慣れた景色もあたらしく見え、1月がとくべつである理由がたっぷり描かれています。新年のハッピーな気持ちをおすそ分けしてくれる絵本なので、どの月に生まれたお子さんでも楽しめます。あけましておめでとう作:中川 ひろたか/絵:村上 康成/出版社:童心社 「あけましておめでとう」(絵本ナビ紹介ページ) 「あけましておめでとう」というお正月は、普段と何が違うでしょう。お正月前から日本の文化やお正月の風景を子どもに伝えることができます。お正月はカルタやすごろく、福笑いなど楽しい遊びもたくさん! でも羽子板の勝負で負けると、墨で顔にバッテンを書かれてしまう…。お正月ならではの伝統遊びをする機会が減った今だからこそ読んであげたいお正月絵本。文章はシンプル、大きなイラストで小さなお子さんの読み聞かせにもぴったりです。新しい年の始まりを全身で感じながら「今年はいいことがありますように!」とお願いする…。お正月は日本の文化や習慣を改めて感じられるときでもあります。みなさんの一年が今年も良いものでありますように。データ協力: 絵本ナビ
2016年12月26日クリスマスは楽しく、にぎやかなイメージがありますよね。みんなでワイワイするのも楽しいですが、たまにはしっとりと大人のクリスマスを過ごす時間を持つのもいいかもしれません。今回は 絵本ナビ 協力のもと、「大人の心にじんわり染みる」クリスマス絵本を選んでみました。絵本の世界にどっぷりつかって、感情の扉を開いてみませんか?賢者のおくりもの作:オー・ヘンリー/絵:リスベート・ツヴェルガー/訳:矢川 澄子/出版社:冨山房 「賢者のおくりもの」(絵本ナビ紹介ページ) デラとジムはとても仲のいい夫婦。長く美しい栗色の髪をもつデラは愛する夫へクリスマスプレゼントをおくろうとしますが、生活が苦しくそれを買うためのお金がありません。そこである決心をするのですが…。大切な人を愛する想いの美しさ。大人になり大切な人ができたからこそ、心がギュッと締め付けられるような感覚を覚える人も多いようです。ビロードのうさぎ作:マージェリィ・W・ビアンコ/絵・訳:酒井 駒子/出版社:ブロンズ新社 「ビロードのうさぎ」(絵本ナビ紹介ページ) 男の子のもとにやってきたビロードのうさぎは「子どもに愛されたおもちゃは いつかほんものになれる」ことを知ります。毎日男の子と一緒に寝たり、遊んだり。ぼろぼろになっても大事にしてもらってうさぎは幸せ。うさぎは「ほんもの」になることができるのでしょうか。ほんものになることの、本当の意味とは何か。読み手の立場によって感じ方が変化する絵本です。思わず触れたくなる、やわらかい毛並を持ったうさぎの挿絵もステキ!子うさぎましろのお話作:佐々木たづ/絵:三好碩也/出版社:ポプラ社 「子うさぎましろのお話」(絵本ナビ紹介ページ) 白うさぎの子・ましろはクリスマスにサンタのおじいさんから贈り物をもらったものの、また欲しくなり黒うさぎに変装! もう一度おじいさんのところへ行き、小さな「たね」をもらいます。でもその後で嘘をついたことを後悔し、もらったものを神様に返すため土の下にたねをうめます。春になり、そこから一本の木がのびだして…。子うさぎのついた嘘を知りながら、たねを渡したサンタさん。子育ての気づきを発見したような気分になる人もいるようです。ふくびき作:くすのき しげのり/絵:狩野 富貴子/出版社:小学館 「ふくびき」(絵本ナビ紹介ページ) 「おかあちゃんは、どうしてサンタさんに プレゼントを おねがいせえへんの?」という出だしから子どもの優しさにジーンときてしまう人もいるはず。自分のことを後回しにするおかあちゃんのため、お小遣いの80円をもって2人はバッグを買いに商店街へ。けれど80円で買えるものはありません。そんなとき、福引券を見つけて…。姉弟が母親を思う気持ちに胸打たれるだけでなく、子どもの正直でまっすぐな心を感じられるところもこのお話のポイント。読みながら目頭が熱くなってしまう、ハートフルストーリーな絵本です。ゆきの日 ーon Christmas dayー作・絵:菊田 まりこ/出版社:白泉社 「ゆきの日 ーon Christmas dayー」(絵本ナビ紹介ページ) ある朝目が覚めたら外は雪景色。「ああ雪かきしなきゃ。電車も遅れそう。いろいろ面倒だなぁ」とガッカリしたことのある人はいませんか? 子どものころは積もった雪を見た瞬間に歓声をあげたものなのに…。クリスマスの日に「ぼく」に起こった小さな奇跡は「忘れたくない気持ち」を思い出させてくれます。挿絵は水色と白のカラー展開でいたってシンプルですが、日ごろ肩にはいっている力をゆるく抜いてくれる良作絵本です。今回ご紹介した絵本は世界観のある挿絵がどれも印象的です。そこに感じられる登場人物の想い。大人だからこそ分かる切なさ、悲しさ、やりきれなさの中にじわりと心に染み入ってくる「いとおしさ」…。それに、ハッとさせられるような子育ての気づきが盛り込まれている絵本もありました。心に響くクリスマス絵本を、今年はぜひ堪能してみてくださいね。データ協力: 絵本ナビ
2016年12月15日