美容のプロが本気で選ぶ!ビューティアンドクリエイト株式会社は、自身が運営中の「美オタ」にて「美オタ2016年上半期ベストコスメ大賞」を発表。美容のプロが本気で選んだコスメは、オリジナリティがあふれるアイテムでいっぱいだ。「美オタ2016年上半期ベストコスメ大賞」とは大賞賞品は、2015年11月から半年間に販売された新商品が中心。美容のプロたちが今期使用した商品から、「優れている」と判断した賞品が選出されている。第2回となった今回は、8部門(スキンケア・ヘアケア・ボディケア・ベースメイク・カラーメイク・インナービューティ・プチプラ・編集部イチオシ賞)での対象を決定。審査員は、「美オタ」の「美オタプロジェクト」に参加している美容のプロで「美オタメンバー」と呼ばれる面々。美容ライター、フードプロデューサー、ヘアメイクアップアーティストなど専門分はさまざまだ。スキンケア部門第1位スキンケア部門第1位に選ばれたのは、アルジタルの「グリーンクレイペースト」。イタリア・シチリア島で生まれたオーガニックコスメブランドのゴマージュ&トリートメントマスクだ。顔だけで無く、デコルテ・背中・二の腕などに使用でき、古い角質を取り除き、明るく引き締まった肌へと導く商品だ。(画像はプレスリリースより)【参考】※美容のプロが選ぶ本当に優れたコスメ「美オタ2016年上半期ベストコスメ大賞」を発表
2016年08月05日RIZAPはこのほど、公式MOOK本『一冊まるごとライザップ』(1,000円・税別)を経営塾から発売した。同書は、RIZAPが5万人以上のゲストの結果にコミットできた「33のカラクリ」や、同社代表取締役社長の瀬戸健氏の思い、ゲストのリアルな体験記などを掲載。同書を読めば、"結果にコミット"できる理由が明らかになるという。RIZAPのメソッドだけではなく、病気予防が期待できる理由や、実際に通う医師が医学的に見たRIZAPへの評価も公開している。さらに、同書には『スクラップ・アンド・ビルド』で芥川賞を受賞した作家・羽田圭介氏も登場。不規則な生活の中で長時間のデスクワークをこなす羽田氏が、RIZAPメソッドに挑戦する様子を掲載した。羽田氏は多忙なスケジュールの合間を縫って取り組み、2カ月間でウエスト-10cmを達成したという。同書では、羽田氏の引き締まった体も掲載している。
2016年08月02日「あの人より、私の方が断然キレイなのに、なんで結婚しているの?」「あの人のババクサイ服のセンスは何?あんな人でも結婚しているの?」「あの人、ポッチャリ過ぎでしょ?でも、結婚してるんだ。物好きもいるね」「あの人…」こういう気持ちになったことが有る人は、少なくないと思います。絶対的に見た目では”あの人”達に勝っているのに、結婚できない人が居るのは事実です。しかも、その人口は少なくは無いのです。では、なぜ”あの人”達より素敵な彼女達が結婚できない理由とは? 目が肥えすぎた30代にもなると、お付き合いしていた男性だけでなく、周りの男性を色々な角度から見る機会も増え、 男性へのチェックが厳しくなる傾向があります。 靴が汚い男性は無理。安っぽい腕時計をしている男性は無理。自分より学歴が低い男性は無理。食事のマナーが悪い男性は無理。などなど。 それらは、本当に「無理」と言い切るに等しい条件でしょうか。どうしても譲れない条件だとしたら仕方ありませんが”我慢できるかもしれない”と思えるのであれば、 そこは目をつぶって、その男性の他の可能性を見る努力をしてみるのも1つの手です。理想通り、完璧な男性など存在しないということを知らなければなりません。また、お付き合いすることは考えられなくても、親しいお友達として付き合えば、他の男性を紹介してくれることもあるかもしれません。自分の好みに合わないからと言って、切ってしまうようなことは止めた方が良いでしょう。 出会いを積極的に求めていない知人からの「紹介したい人がいるんだけど、会うだけ会ってみない?」 というお誘いに対して、あなたはどう答えますか?男性を紹介されないと恋人が作れない、婚活できないような人だと思われたくない! と内心思っていませんか?日常生活の中で、もっと自然な出会い方をして、自然な結婚に結びついて欲しいという気持ち。でも「紹介」というシステムも、れっきとした日常生活の中で起こっていることです。もしかしたら、運命の人となかなか出会うことが出来ないので、神様が「紹介」という、 少し強引なやり方だと思えるような手段を使って、出会わせてくれるチャンスなのかもしれません。実際、乗り気じゃない紹介やお見合いに行ってみたら「この人だ!」と感じて、結婚したという話もよく聞きます。「お見合いだけど、恋愛結婚なのよ」と言っていた人もいるほど。ですから、自分が考えていたような出会い方じゃないから、と言って拒否するのではなく、 色々な出会いを楽しんでみてください。出会いは少ないより、多い方が結婚できる確率は高まります。男性を減点する方法でしか見ない女性と、加点で見られる女性とでは、可能性の広がり方が違います。 男性が選びたくなる女性とは今まで自分磨きにお金と時間を掛け、ルックスも年収も社会的地位もそこそこの男性と結婚するに値する女性になってきていると思っている30代大人女子。しかし、女性が男性を減点方式で見ているのと同じように、男性も女性を年齢で減点したり、 高いブランド物をいくつも身に付けていると「お金が掛かる女性だな、結婚すると大変そう」と考えたりするのです。平凡な雰囲気を持ち、結婚しても一般的な金銭感覚を持ち、楽しい家庭を一緒に築いていけそうかどうか、男性は見ているのです。そして、結婚できない30代大人女子は、往々にして結婚した後の生活が想像できないような雰囲気を醸し出しているのです。男性を部屋に招き入れた時に部屋が散らかっていたり、台所が汚かったりするのを、男性は何気なくチェックしています。「この女性と結婚したら、こんな感じの部屋になるのか…」と。ですから、男性が部屋に遊びに来る時には、落ち着ける雰囲気を作る方が良いのです。お料理も凝った物を作れる必要はありません。平凡でも、飽きのこない料理を作れることが大切です。あなたが結婚したいと思う男性は、どんな女性が好みなのか、相手の立場に立って考えると、男性が選びたくなる女性になれるはずです。自分のことより、まず相手のことを大切にしてみてください。きっと伝わると思いますよ。
2016年08月02日夏ならではの遊び場といえば、海や川といった水辺ですよね。きらめく水面と照りつける太陽、熱い体をひんやりさせてくれる海や川が大好きな子どもも多いことでしょう。今回はそんな海や川を題材にした絵本を 絵本ナビ 協力のもとご紹介!「海の中はどうなっているの?」「どんな生き物がいる?」という疑問にこたえ、見る機会の少ない川の始まりと終わりの描写など、子どもたちの「そうなんだ!」という反応が引き出せる絵本を集めてみました。■チリとチリリ うみのおはなし作・絵:どい かや/出版社:アリス館 「チリとチリリ うみのおはなし」(絵本ナビ紹介ページ) チリとチリリが自転車にのっていきついたのは海の中! ピンク色のサンゴの迷路、海藻でできた入り口、貝殻のソファ、魚たちの華麗なダンスショー…。各シーンが色鉛筆による優しいタッチで描かれています。まるで竜宮城のようなその場所に思わず「行ってみたいな~!」と親子でつぶやいてしまうかも。2人がお土産にもらった宝物も気になります!■スイミー 小さなかしこいさかなのはなし作:レオ・レオニ/訳: 谷川 俊太郎/出版社:好学社 「スイミー 小さなかしこいさかなのはなし」(絵本ナビ紹介ページ) 「昔、読んだことがある」という人も多い名作。スイミーが赤い魚たちの目となるシーンは強烈な印象を残し、勇気あるスイミーに元気をもらえる絵本です。けれど、見どころはそれだけではありません。仲間たちが食べられ、ひとり生き残ったスイミーの孤独や虚無感、その後に出会うさまざまな海の生き物たち、この世界のすばらしさ…。文字だけではなく、絵にもスイミーの心境の変化がしっかりと描かれているので子どもと一緒にママにも新しい発見がありますよ!■絵巻えほん 川作:前川かずお/出版社:こぐま社 「絵巻えほん 川」(絵本ナビ紹介ページ) 上流から下流へ、人の暮らしの中をゆらゆらと流れていく川。いろんな場所にいろんな人が住み、それぞれの時間の中で暮らしている様子が、つながった絵巻物で楽しむことができます。川はときには洪水といった災害を引き起こすなど、荒々しい一面も垣間見せます。川と一緒に行く、海までの旅。見るたび、新しい視点がひとつ増えるような、そんな絵本です。 ■かわ作・絵:鈴木 のりたけ/出版社:幻冬舎 「かわ」(絵本ナビ紹介ページ) 源流から河口にいきつくまで、145種類の生き物が登場します。リアルな描写が絵本という域をこえて、図鑑のようです。水や魚の視点で話が進んでいくのも、とてもユニーク。ページを開くたび「次はなんだ?」と、わくわくする子どもの表情が見られるかもしれません。小さな流れが集まって大きな流れとなり、上流、中流、沼や池や田んぼを通り過ぎて下流となり、河口にいきつく。「うちはどこ? 中流? 下流?」など川のそばに住んでいるご家庭ならではの問いかけが聞けるかもしれませんね。■ピンク、ぺっこん作:村上 康成/出版社:徳間書店 「ピンク、ぺっこん」(絵本ナビ紹介ページ) ピンク色のひれをもつ「ピンク」というヤマメが主人公のこの絵本には、1日の出来事が生き生きと描かれています。生き物にとっては日常的な食物連鎖を感じさせるシーンには、ただの絵本にはない緊張感もあり、子どもがどんな表情をするか気になってしまう一幕も。でも、きれいな夕暮れに生きていく強さと明日への希望を感じさせる、生命力あふれる1冊です。毎年楽しみにしている夏のレジャースポットは、どこ(誰)を視点にするかでいろんな楽しみ方があるようです。今年の夏は絵本を読んで、新たな発見をしてみませんか?データ協力: 絵本ナビ
2016年07月28日子どもにぴったりの絵本を探すとき、どんなテーマで選ぶことが多いですか? 「車が好きだから乗り物の絵本」「動物好きだから動物が主役の絵本」など、ジャンルを決めて絵本探しする人も多いですよね。でも、たまにはテーマにこだわらず、子どもの心をキャッチする一冊をプレゼントしたいもの。そんな人は色をテーマにしてはいかがでしょう。今回は夏にぴったりな水色(青色)を題材にした絵本を 絵本ナビ 協力のもとご紹介します。 ■みず ちゃぽん作:新井 洋行/出版社:童心社 「みず ちゃぽん」(絵本ナビ紹介ページ) たくさんのしずくに、それぞれ表情が描かれたみずの絵本です。ぴちゃ、ぽと ぽた ぽしゃ、ちょろちょろー、じょぼぼぼー! など、水の音と形がおもしろく、優しく表現されています。落ちた瞬間の、みずの表情がなんともいえず良い表情で、思わず笑ってしまうことも。水色と白というシンプルなカラー展開がいさぎよく、子どもが五感で楽しめる絵本となっています。■しずくのぼうけん作:マリア・テルリコフスカ/絵:ボフダン・ブテンコ/訳:内田 莉莎子/出版社:福音館書店 「しずくのぼうけん」(絵本ナビ紹介ページ) この本は水の性質をわかりやすく、ストーリー仕立てで解説する科学絵本です。ひとしずくの水が長い旅の途中で氷になったり、蒸発したり、雲や雨になったり…。勉強しているというより、一緒に冒険を楽しみながら水の変化を感じられるので、知らないうちに「水はこうなる」という知識が身についていくかもしれませんね。■ふねくんのたび作:いしかわ こうじ/出版社:ポプラ社 「ふねくんのたび」(絵本ナビ紹介ページ) ふねくんは小さな町に住む男の子から手紙を預かり、大きな町に住む女の子に届けます。嵐にも負けず、きれいな星空や虹を楽しみ、朝日に輝く海を渡って、ついに目的地に到着! 船がテーマの乗り物絵本ですが、見開きページは圧巻! 広い空、どこまでも続く海、そのどちらも鮮やかな青色で描かれ、気持ちを明るくしてくれます。男の子だけじゃなく、女の子にもおすすめの1冊です。 ■あめかな!作・絵:U.G.サトー/出版社:福音館書店 「あめかな!」(絵本ナビ紹介ページ) 実際の雨粒のように、しずくのリアルさが新鮮な絵本。とことんシンプルでありながら、雨の姿をさまざまに表現しています。グラデーションがかった深みのある色彩は、年齢を問わず、惹きつけられるものがあるようです。見るたびに創造力をふくらませてくれるような、良い意味で「赤ちゃんらしくない」アート作品といえます。■みずいろのぞう作・絵:nakaban(ナカバン)/出版社:ほるぷ出版 「みずいろのぞう」(絵本ナビ紹介ページ) みずいろのぞうは、自分が並べた石ころをキッカケにして、遠くへ旅することを決めました。途中には出会いがあり、それぞれの決断と別れが訪れます。「自分を探す旅である」というメッセージを絵本を通して感じますが、同じように「誰もが選べる自由」を持っていることにも、また気づかされます。1人きりになっても前に進むことを決めたぞう。どんな感想を抱くかは、読む人によって違うかもしれませんね。同じ色でも元気や明るさをもらえたり、優しさやいたわりを感じたりと違いがあるものです。今回は水に関連したものが多かったですが、その内容はさまざま。色をテーマにした絵本選び、ぜひ実践してみてくださいね。データ協力: 絵本ナビ
2016年07月21日雨の多い季節は「また今日も雨~?」と、うんざりしてしまうお子さんも多いですよね。でも、雨の日ならではの楽しみ方もちゃんとあります。しとしと、ザーッという音の変化や雨だから出会える生き物たち、スニーカーとは違う長靴の感触、雨のにおい。今回は 絵本ナビ 協力のもと、「雨の日もけっこういいかも」そんな気持ちにさせてくれる、雨の日絵本をご紹介しましょう。■あめ ぽぽぽ作:ひがし なおこ/絵:きうち たつろう/出版社:くもん出版 「あめ ぽぽぽ」(絵本ナビ紹介ページ) 黄色の雨がっぱ、黄色の傘、黄色い長靴のぼくはママと雨の日の公園へ。雨の音が歌のようにやさしい響きとなって、キラキラ落ちてきます。よく見ると雨粒には表情があり、ひとつひとつに命があるみたい…。雨に会いに、雨がうたうのを聞きに、外に出てみたくなる1冊です。■雨、あめ作:ピーター・スピア/出版社:評論社 「雨、あめ」(絵本ナビ紹介ページ) 雨が降ってきた瞬間にうれしそうに家をとびだす、おねえちゃんとおとうと。水たまりにじゃぶじゃぶつっこんだり、傘をひっくりかえして雨粒を集めたり、雨の日の楽しみ方を文字ではなく、読み手に想像させてくれる絵本です。読み始めは「こんなにめちゃくちゃに遊んで…」と、うなってしまうママも「子どものころ、こんな遊びしたかったなぁ」と自分の幼少時代を思い出し、目を細めてしまうかもしれませんね。■ぼく、あめふりお作・絵:大森 裕子/出版社:教育画劇 「ぼく、あめふりお」(絵本ナビ紹介ページ) てるてるぼうずだけれど自分のまわりでは雨がふってしまう、ふりお。「おひさまに会いたい」と、ひとり旅にでるも、雨、雨、雨….。そんなときに出会った、雨の大好きな女の子。ふたりでたくさん遊ぶうちに、ふりおは女の子が大好きになりますが…。ふりおがした最後の決断に胸がしめつけられますが、おひさまのような女の子との出会いは、いつまでも色褪せないと思える1冊です。 ■あめふりさんぽ作:江頭 路子/出版社:講談社 「あめふりさんぽ」(絵本ナビ紹介ページ) 幻想的にも見えるさわやかな水彩画は、雨というテーマにぴったり。雨の日に出会うものたちに、自分の持ち物をさしだす女の子。その思いやりに心がじんわり癒されます。雨の日を楽しんだ後に待っている、雨上がりの景色にも感動してしまうでしょう。■バムとケロのにちようび作:島田 ゆか/出版社:文溪堂 「バムとケロのにちようび」(絵本ナビ紹介ページ) 几帳面できれい好きの犬のバムと、いたずら好きなカエルのケロ。愛嬌たっぷりの2ひきの物語が人気の「バムケロ」シリーズ。雨の日の「にちようび」は、おやつに揚げるドーナツの数にびっくり! ちらかった部屋を片付けて、ドーナツを手にゆっくり本を読もうとしたら… 。キャラクターの持つ愛らしさが存分にあふれる、子どもに人気の絵本です。雨の日は家の中にいることも多いですよね。そんなときこそ、今回ご紹介した雨の日絵本の出番です。読み聞かせで「雨の日ってつまらない」というイメージを「雨の日って特別かも」に変えるチャンス! 親子で一緒に、雨の日を楽しんでみてはいかがでしょうか。データ協力: 絵本ナビ
2016年07月14日梅雨どき、お天気が雨ばかりだと「お出かけできなくてイヤだなぁ」と思ってしまうもの。でも、雨が降ってうれしそうにしている生き物や、雨の日の思わぬハプニングをテーマにした絵本もたくさんあります。そうした絵本を読めば「意外と楽しめるかも」と雨の日のイメージが変わっていく子もいるかもしれません。今回は雨の日の生き物たちを主役にした絵本を 絵本ナビ 協力のもとご紹介します。雨なのになんだかわくわくする…! そんな気持ちにさせてくれる絵本です。■あめふり 改訂版作・絵:まつい のりこ/出版社:偕成社 「あめふり 改訂版」(絵本ナビ紹介ページ) 0歳の赤ちゃんから楽しめる字のない絵本は、読み聞かせの必要がなく、眺めたい時間の分だけ子どものペースに合わせることができます。また、読むたびに物語を自由につくれるのもこの絵本のいいところ。雨がふって喜んだり、あわてたり、こわがったり…。生き生き動く動物たちに感化され、雨の日がちょっと好きになれるかもしれません。■のんびりつむりん あめのひいいな作・絵:おおいじゅんこ/出版社:教育画劇 「のんびりつむりん あめのひいいな」(絵本ナビ紹介ページ) のんびりしている、かたつむりの「つむりん」。つむりんの家族は、みんなのんびり屋さんです。かたつむりにとって雨の日は「いい天気」! ふんわりとしたイラストと優しい文章が心をあたたかくしてくれます。雨の日にはかたつむりを見かけたことのある人もいますよね。この絵本を読んだ後は「パパやママはどこかな~?」など、見つけたかたつむりの家族を探してみたくなるはずです。■あめのもりのおくりもの 作・絵:ふくざわ ゆみこ/出版社:福音館書店 「あめのもりのおくりもの」(絵本ナビ紹介ページ) 大きなクマと小さなヤマネ。見た目には正反対の2ひきが織りなす、心あたたまる絵本シリーズです。今回の舞台は雨の森。雷が苦手なクマくんのために、森に咲いたあじさいの花ととってこようとするヤマネくん。でも洪水をおこした川の中にヤマネくんが落ちてしまって… というストーリーは、少しハラハラする展開もありますが、お互いを思いやる2ひきの姿に胸打たれる人が続出! 大人も楽しめる1冊となっています。 ■かえるのおでかけ作・絵:高畠 那生/出版社:フレーベル館 「かえるのおでかけ」(絵本ナビ紹介ページ) 雨なのにカツバーガーをもって、うきうき気分で出かける、ちょっと変わった「かえる」のお話。傘もささないから、すぐに全身びしょぬれで「大丈夫?」と思ってしまいますが、雨の日を楽しそうに過ごす姿を見ているうち「ああ、かえるは雨の日が最高の日なんだ」と納得。ダイナミックなイラストと、人間とは正反対な反応を見せる様子がおもしろく、お気に入りの1冊にする子も多いはず。読み聞かせが、大人のカチカチに固まった頭をやわらかくするいい機会にもなりそうです。■あかいかさ作・絵:ロバート・ブライト/訳:清水 真砂子/出版社:ほるぷ出版 「あかいかさ」(絵本ナビ紹介ページ) 赤い傘だけ赤色で、あとは白黒で描写されたシンプルでクラシカルな絵本です。女の子が開いた傘の中に「ぼくも(わたしも)いれて」と次々はいってくる動物たち。女の子の傘は、それに合わせてどんどん大きくなっていきます。雨の中、ひとりじゃなく、みんなで傘の中にはいるのはとても楽しそう! 傘ブームがきているお子さんにもおすすめです。雨がふるとなぜか憂鬱になってしまう人は、今回ご紹介した絵本をぜひ読んでみてください。雨の日を喜び、生き生きと活動している生き物たちを目にすれば、きっと自分にも雨の日ならではのお楽しみが見つかるはずです!データ協力: 絵本ナビ
2016年07月10日絵本原画コンペティション「ブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB)」について、その歴史と功績を紹介する展覧会「BIB 50周年 ブラティスラヴァ世界絵本原画展―絵本の50年 これまでとこれから―」が、7月9日から8月31日まで、うらわ美館館(埼玉)で開催される。スロヴァキア共和国の首都ブラティスラヴァで2年ごとに開催される「ブラティスラヴァ世界絵本原画展(略称 BIB=Bienial of Illustrations Bratislava)」は、現在のチェコ共和国とひとつの国、チェコスロヴァキアであった1965年にユネスコと国際児童図書評議会の提唱によって創設された世界最大規模の絵本原画の国際コンペティション。1967年に第1回目のBIBが開かれた。そして、2015年秋には記念すべき第25回目が開催され、創設50周年を迎えた。同コンペティションは、実際に出版された絵本の原画を審査の対象にすることを特徴にしており、芸術性の高い作品や、実験的でユニークな作品が集まることでも知られる。また、BIBの創設は、戦後日本の絵本文化が大きく花開こうとしていた時期にあたり、過去のBIBにおいて日本の絵本は毎回のように受賞し、高く評価されてきた。81タイトル、約300点の絵本原画を展示する本展は2部構成。第1部では、創設50年の節目を迎えた国際コンペティション「BIB」について、その歴史と功績を辿る他、BIBの歴代参加作品の中から「日本の絵本の歴史50年」を振り返り、過去半世紀の歴代“日本選抜”作品を紹介する。会場では、長新太の《キャベツくん》をはじめ、赤羽末吉の《スーホの白い馬》、田島征三の《ちからたろう》、丸木位里・丸木俊の《日本の伝説》、井上洋介の《まがれば まがりみち》、酒井駒子の《金曜日の砂糖ちゃん》、荒井良二の《うちゅうたまご》などが展示される。さらに、絵本のイラストレーションの最新動向を紹介する第2部では、昨年秋に行われた第25回BIBのグランプリ作品をはじめとする受賞作品および、日本からの出品作品を公開し、絵本の今、そして絵本のこれからを期待させる新鮮な表現や独創的な試みにフォーカス。会場では、準グランプリの「金のりんご賞」受賞の栄誉に輝いたミロコマチの《オレときいろ》をはじめ、松本大洋の《かないくん》、ローラ・カーリンの《あなたがつくる世界》《アイアンマンー鉄の男》、エレナ・オドリオソーラの《フランケンシュタイン》などが展示される。会期中には、自由に工作したり、絵を描いたりできる創作コーナーが設置される他、図書館ボランティアによる絵本の読み聞かせ会、学芸員と一緒に展示室を巡り、本物の作品を前に子供や親子で会話しながら楽しむ美術鑑賞ツアーなどが行われる予定だ。イベントの詳細やスケジュールについては、うらわ美術館の公式サイトで確認出来る。なお、本展は、うらわ美術館を皮切りに10月29日から12月11日まで岩手県立美術館、2017年1月4日から2月26日まで千葉市美術館、2017年4月8日から5月28日まで足利市立美術館、2017年7月8日から8月27日まで平塚市美術館と、国内の美術館5館を巡回する予定だ。【イベント情報】「BIB 50周年 ブラティスラヴァ世界絵本原画展ー絵本の50年 これまでとこれから―」会場:うらわ美術館住所:埼玉県さいたま市浦和区仲町2丁目5番1号 浦和センチュリーシティー3階会期:7月9日~8月31日時間:10:00~17:00※土、日曜日は20:00まで※入場は閉館の30分前まで料金:一般610円、大高生410円、中小生無料休館日:月曜日(7月18日は開館)、7月19日
2016年06月28日「今日はこれを着ようね」「イヤイヤ!」「そろそろ行こうか」「イヤイヤ!」…。魔のイヤイヤ期が到来すると頭の中では「冷静に」と思っても、ついイライラしてしまいますよね。いつも以上に手間がかかり、うまくことが運ばない子育て中、ちょっと絵本でひと息いれてみてはいかがでしょう。子ども自身に問いかけたり、子どもへの接し方について考えさせられたりする、おすすめの絵本を編集部が厳選! ぜひ参考にしてみてください。■にゃんこちゃん えほん(4) いやいや にゃんこ絵・文:ひがしくんぺい/出版社:復刊ドットコム 「にゃんこちゃん えほん(4) いやいや にゃんこ」(絵本ナビ紹介ページ) お風呂がきらい、あるいはすぐに入ろうとしない子におすすめのお風呂絵本。最初はお風呂を嫌がっていたにゃんこも、ちょっと不気味な魔法使いのおばあさんがやりたい放題してきて…。冒頭で登場する石けん遊びのシーンに心奪われつつ、お風呂に入る気持ち良さをわかりやすく伝えてくれます。■いやだいやだ作・絵:せな けいこ/出版社:福音館書店 「いやだいやだ」(絵本ナビ紹介ページ) 主人公のルルちゃんはどんなことにも「いやだいやだ」。そんなルルちゃんにママも「いやだいやだ」することに。大好きなおやつも、たいようさんも「いやだいやだ」になったら、ルルちゃんはどうする? 読み手に問いかけたまま、物語は終わります。ママの感じ方や子どもの受け取り方も実にさまざま! 多くのレビューがあるので「どんな子どもに」「どうなってほしいときに」読むといいか、参考になりますよ。■スージー・ズー いやいやウィッツィー作・絵:スージー・スパッフォード/訳・文:三原 泉/出版社:BL出版 「スージー・ズー いやいやウィッツィー」(絵本ナビ紹介ページ) 人気の愛されキャラクター、スージー・ズーのシリーズです。今回の主役は「イヤイヤ」ばかりするウィッツィー。首をぶんぶんと振るシーンがとてもかわいらしく、イヤイヤすること自体が楽しくなっている様子が、自分の子どもと重なって見える人もいるのでは? 仲間たちが「どうしたら一緒に遊べるかな?」と考えるところに優しさを感じてほっこり…。子どもへの接し方として、ひとつの参考になるかもしれませんね。 ■だめだめママだめ!作:天野 慶/絵:はまの ゆか/出版社:ほるぷ出版 「だめだめママだめ!」(絵本ナビ紹介ページ) ママが子どもに「だめ!」と言い聞かせる絵本なのかな? と思いきや、実際は真逆のお話。ある日突然、部屋は散らかしっぱなし、食べたいものだけ飲み食いして、服もはちゃめちゃ、気の向くままに行動するママに…。そんなママにぼくは何度も「だめー!」と叫ぶ始末。読み聞かせをされた子どもたちは「ママがこんなことするなんて!」という驚きとわくわく感でいっぱいに! 立場を逆転させたおもしろさの中に、感慨深さがある1冊です。■おばけのやだもん作・絵:ひらのゆきこ/出版社:教育画劇 「おばけのやだもん」(絵本ナビ紹介ページ) やだやだする子にまとわりつくおばけ「やだもん」のお話です。とりつかれると、ちょっと目つきの悪い「やだもん顔」になってしまうところが笑えます。子どもにとってはちょっぴり恐ろしいのか、やだもんにとりつかれないように「イヤイヤ」が少しだけおさまった! という子もいるよう。やだもんの「駄々っ子」探しは今日も続いているようです。「イヤイヤ」するのがとにかく気に入っている子、こだわりがある子、わがままを言いたい子…。イヤイヤ期を経験していないほうが珍しいですし、ママ自身も子どもの頃、きっとこの「イヤイヤ期」を通ってきたはず。「今はそういう時期」と割り切る潔さも必要かもしれませんが、子どもの心によりそった絵本を選ぶことで、心境の変化が見られることも。ゆるりと子どもの「イヤイヤ期」をやり過ごす、手助けの1冊となりますように。データ協力: 絵本ナビ
2016年06月16日子どもといっしょに絵本を読む時間は、親子の絆を深める大切なひととき。でも、同じ絵本ばかりで飽きてしまう、どんな絵本を買えばいいかわからないとお悩みの方もいることでしょう。そんなときは、絵本カフェがオススメです。バラエティ豊かな絵本がそろうカフェなら、お気にいりの1冊と出会えるかも。東京と神奈川のステキな絵本カフェを紹介します。■ティール・グリーンinシード・ヴィレッジ(東京都大田区)閑静な住宅街にあるかわいらしいお店。エントランスには四季を感じさせる花が咲きほこり、心おどります。店内に入るとたくさんの絵本が! 「本との出会いをここちよく」をモットーにつくられた空間には、国内外選りすぐりの絵本や児童書が集められています。よく見ると小さなテーブルとイスが置かれたコーナーがあり、子どもがお気に入りの絵本をゆっくり読むことができます。小さな中庭をはさんだところにあるカフェスペースでは、白壁の落ちついた空間で絵本を読みながら、大人も子どももゆったりとお茶を楽しめます。人気メニューは、くるみのクッキー(3コ)180円、紅茶ゼリー280円。紅茶とコーヒーは450円~。キッズメニューのジュース(リンゴ・オレンジ)120円~もありますよ。中庭やカフェスペースではさまざまなイベントも開催されています。お話の会やコンサートのほか、お絵描きやフェルト教室などのワークショップも毎回大盛況です。絵本の取り寄せや郵送もしてくれるので、読みたい絵本があればたずねてみてはいかがでしょう。ティール・グリーンinシード・ヴィレッジ東京都大田区千鳥2-30-1tel.03-5482-7871open.11:00~18:00月・第2火定休東急多摩川線 武蔵新田駅より徒歩約4分■うみべのえほんや ツバメ号(神奈川県横須賀市)海の色をおもわせる水色の扉をあけると、たくさんの絵本と物語のキャラクターたちが迎えてくれます。まるで絵本の世界にトリップしたような雰囲気。ここは、常時1,000冊以上の絵本が置いてある絵本専門店。子どもから大人まで楽しめるものばかりです。ドリンクやフードを注文したら、カフェスペースで自由に絵本を読めます。販売もしているため、気にいった絵本をおうちに連れて帰ることもできます。小さな子ども用のイスや絵本の話にあわせて遊べる木のおもちゃもあり、幼い子どもも飽きずに楽しめそう。料理やスイーツはすべて手づくり。キッシュとスコーンのランチセット(サラダ・スープ付き)850円、全粒粉・くるみ入りワッフル(バニラアイス・生クリームのせ)600円、カスタードプリン310円が人気です。挽きたての豆を1杯ずつハンドドリップで淹れる香り高いコーヒーや、授乳中のママも安心して飲めるカフェインレスのデカフェもありますよ。2階は木のぬくもりが心地よいギャラリーになっていて、絵本の原画展やおはなし会、絵本作家さんのイベント、ワークショップなども開催されています。 うみべのえほんや ツバメ号神奈川県横須賀市津久井1-24-21tel. 046-884-8661open.10:00〜19:00水・木定休京急線 津久井浜駅より徒歩約1分絵本は子どもの脳や情緒の発達にとてもいいと言われています。最近では、大人への癒やしの効果も注目されています。育児や家事、仕事でハードな毎日を送るママにはもちろん、忙しい女性たちにとって心の栄養スポットになりそうです。
2016年06月10日誰しも忘れられない本との出会いがあるはず。女優の夏帆さんにも大切な人から教えてもらった、運命の一冊があるそうです。***東京生まれ東京育ちの夏帆さんは、「故郷」に憧れる。特に、海辺の街に。40年前に発表された遠藤周作の長編小説『砂の城』は、長崎で青春を共に過ごした後、あまりにも掛け離れた道を歩むことになった、二人の少女の物語。「母が“若い頃に読んで大好きだったんだよね”って教えてくれた本なんです。主人公の泰子は真っ当な道を歩んで、親友のトシは破天荒な人生を送ります。でも、どちらの人生が正しくて、“美しいもの、けだかいもの”なのかどうかは、簡単に判断することなんてできないんですよね。じゃあ、私自身にとって“美しいもの、けだかいもの”とは、一体何なんだろうって。怖いもの知らずの10代を終えて、20代中盤になり、今後の人生について考えるようになってきた時期に、この本と出会えてよかったです」『砂の城』の感想を話すうち、別の一冊のことも思い出したそう。作家の立花隆が、若き日のソムリエ・田崎真也や猿まわしの村崎太郎ら11人をインタビューした『青春漂流』(講談社文庫)。「本に出てくる若者たちは、その後は猪突猛進で自分の道を突き進んでいます。みなさんの言葉も熱いんですけど、立花さんの前書きが素晴らしいんです。“自分の生き方を模索している間が青春なんだ”と……。本を読むと、答えは見つからなくても、考えるきっかけがもらえます。これからもたくさん本を読んで、もがいていきたい。だって、まだまだ私、青春まっ只中ですから(笑)」◇『砂の城』遠藤周作物語の始まりは、16歳の誕生日、泰子が父から渡された手紙。そこには若くして亡くなった母が娘に遺した、大切なメッセージが記されていた……。新潮文庫514円◇かほ女優。1991年6月30日、東京都生まれ。最新出演作は月9ドラマ『ラヴソング』、映画『高台家の人々』など。9月上演の舞台『家族の基礎~大道寺家の人々~』に出演。◇シューズ¥22,000(ドクターマーチン/ドクターマーチン・エアウエア ジャパンTEL:03・5428・4981)※『anan』2016年6月15日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・仲子菜穂ヘア&メイク・山下小百合(3rd)文・吉田大助
2016年06月09日子どもに絵本を読んでいるうちにグッときて、思わず涙ぐんでしまったことはありませんか? 「ママって泣き虫!」と、子どもから言われることもあるように、涙を誘うツボは大人のほうが多く持っているのかも…。そこで今回は 絵本ナビ の人気順に涙腺が思わずゆるむ「ママが泣ける絵本」をご紹介します。ハンカチの準備はよろしいでしょうか(笑)。■おへそのあな作:長谷川 義史/出版社:BL出版 「おへそのあな」(絵本ナビ紹介ページ) 世のママたちから「あの日の感動がよみがえる」と圧倒的な支持を集める1冊。お腹の中にいる赤ちゃんは産まれるその日まで、ママのおへそからみんなの様子を見ています。もうすぐ弟か妹が産まれてくるねと、この絵本を読み聞かせたことで、上の子がお腹の子どもに話しかけるようになったというママも。赤ちゃんからの最後のひとことが気になりますね。■おこだでませんように作:くすのき しげのり/絵:石井 聖岳/出版社:小学館 「おこだでませんように」(絵本ナビ紹介ページ) いつも怒られているぼくが何もいわないのは理由があるんだ。叱られて、怒られて、七夕の日に短冊にかいた「おこだでませんように」。どうしていつも怒られるようなことばっかりするの? と思ってしまう私も、子どもの立場になってみると「なんで怒られなきゃならないの?」と真逆の感想を抱くことにハッとさせられます。できなかったことじゃなく、どう思ったか、どう感じていたかを知ろうと思えるママになりたい! と強く思う秀作です。■100万回生きたねこ作・絵:佐野 洋子/出版社:講談社 「100万回生きたねこ」(絵本ナビ紹介ページ) 知っている人も多い、深く心に刺さるロングセラー。自分より大切なもの、その存在を持っていることこそが幸せだった、と気づける絵本です。人生とは、この絵本と同様、「本当の幸せとは何か」を探し続けることなのかもしれませんね。子どもが自分と同じ大人になっても、いつまでもそばに置いておきたい1冊です。 ■ちいさなあなたへ作:アリスン・マギー/絵:ピーター・レイノルズ/訳:なかがわ ちひろ/出版社:主婦の友社 「ちいさなあなたへ」(絵本ナビ紹介ページ) 子どもの成長はあっという間。毎日ぺったりとくっついていた赤ちゃん時代から、何でもひとりでできるようになり、そこからいつかは巣だっていく。ママ自身がそうだったように、子どももまた自分だけの道を歩いていきます。命の流れをシンプルに描いた様子は寂しいようで誇らしい! 感慨深い1冊です。■あかり作:林 木林/絵:岡田 千晶/出版社:光村教育図書 「あかり」(絵本ナビ紹介ページ) 家族の優しい時間に灯されてきた、あたたかいろうそくの灯。心を和ませる灯に見守られながら成長していく女の子。反比例するように小さく小さくなっていくろうそくに、なんともいえない切なさを感じながら、「ありがとう」とささやきたくなる1冊です。出産してから涙腺が弱くなった、とよく聞きますが、実際に私もそうなりました。命の尊さ、子どもの成長、幸せの存在…。絵本のことばはどれも優しく、あたたかいものばかりです。読み聞かせ中も「きょとん」としている、小さなお子さんをお持ちのママも、泣ける気持ちを子どもと共有できるようになるときが待ち遠しいですね。データ協力: 絵本ナビ
2016年06月09日あなたは、お子さんに絵本の読み聞かせをしていますか?働くママは「毎日忙しくて、そんな時間はないわ!」と思うかもしれませんね。しかし、普段お子さんとゆっくり接する時間が少ない働くママにこそ、絵本の読み聞かせをおすすめしたいのです。絵本の読み聞かせは、子どもに対してたくさんの良い影響をもたらしてくれるからです。今回は、絵本の読み聞かせが子どもに与えてくれるメリットについてご紹介します。想像力や知的好奇心、表現力が育まれる 絵本を読んでもらいながら、子どもたちは「次のページではどんなことが起こるかな」「このとき、主人公はどんな気持ちでいるのだろう」と、わくわくどきどきしながら、さまざまな思いをめぐらせています。この積み重ねが、子どものイメージ力や想像力を育んでくれるのです。また、絵本を読んでもらうことで、まだ自分の知らない世界や物事に対して「これは一体何だろう」「これはどういう意味だろう」という知的好奇心が生まれます。また、絵本で使われている言葉や、イラストの表情やポーズなどを真似ることで、子ども自身が自分の気持ちを伝えるときに必要な表現力を身につけることもできます。社会常識や優しさ、思いやりの気持ちを学ぶことができる絵本という世界を通して、子どもは社会勉強をします。「こういうことをすると周りの人が困る」「お友達と楽しく遊ぶためには、約束や順番を守らなくてはいけない」などの社会的なマナーや 挨拶の仕方や、トイレの使い方、四季の行事などについての常識を、絵本を通じて子どもに学ばせることができます。また、絵本は「お友達が悲しい思いをするような意地悪な言葉は使わない」「困っている人がいたら、助けてあげたい」など、誰かのことを思いやる気持ちや優しい心、善悪を判断する道徳心を育てるお手伝いをしてくれます。絵本を読みながら「○○ちゃんはどう思う?」などと子どもと会話していくことによって、子どもは自分の頭と心を働かせて常識やマナー、道徳心を身につけていくことができます。そして、幼い頃に知らず知らずに育まれた常識やマナー・道徳心は、やがて子ども自身の社会適応力につながっていくのです。絵本の読み聞かせは学力の基礎となる親が子どもに絵本を読み聞かせてあげると、子どもはお話を最後までしっかりと聞く集中力を身につけるとも言われています。この集中力は、人の話をよく聞ける能力でもありますので、幼稚園や小学校での先生からのお話も注意深く聞き、行動できる子どもになるのです。また、親がさまざまな種類の絵本を読み聞かせることで、子どもは多種多様な語彙に触れることができます。語彙力がある子どもは、自然と国語力や読解力が伸びていくのです。読解力は、国語だけでなく数学や科学などの問題を解くための基礎にもなるものですから、絵本を読むことが、子どもの全体的な学力を伸ばす可能性を高めるとも言えるでしょう。子の「読解力」は成長してからつけようと思っても、そう簡単に身に付けられるものではありません。幼い頃から、親が絵本を読み聞かせ、子どもがその内容をイメージしたり、理解したりすることを繰り返し行うことが「読んで、理解する力」を育てるのです。子どもの未来のためにも読み聞かせをしよう最近は共働き家庭も増え、子どもは保育園や学童から帰ると急いで食事をとり、お風呂に入って、ろくに親子のコミュニケーションも取らないまま、慌しく就寝するというケースも多いようですね。「甘えたい盛りの子どもに寂しい思いをさせているのではないか」と心配しているママは是非、寝かしつけ前の20分か30分間、子どもと寄り添ってスキンシップしながら絵本を数冊、読み聞かせてあげましょう。このたった20~30分の絵本を通じた親子の触れ合いが、子どもの自己肯定感を高め、EQ(情動)の発達につながるからです。EQとは「心の知能指数」「感情調整能力」とも言われており、社会的に成功したり、人間関係を円滑にしたりするのに必要不可欠なものです。慌しい毎日の生活の中で、たった数十分だけだったとしても「親が自分のために優しく本を読んでくれた」ということで、子どもはしっかり親の愛情を感じ、自己肯定感を高めることもできるはずです。EQも自己肯定感も、子どもたちが幸せな人生を歩むためにはとても大切なものと言われています。忙しいママにこそ、絵本の読み聞かせをおすすめします。
2016年06月02日いつの時代も子どもたちに愛され続ける「はたらく乗り物」。電車や工事車両などシリーズ化された乗り物絵本は本屋さんでも大人気! たくさんの種類があるので「どれを選べばいいの?」と悩んでしまうママもいますよね。そこで、編集部イチオシの「男の子が大好きな乗り物絵本」をご紹介! 見たことのない、わくわくする景色を楽しめるものや、生活を便利にする、はたらく車たちのリアルな描写など、存分に乗り物が楽しめる絵本を厳選してお届けします。■おでかけ版 新幹線のたび with English作・絵:コマヤスカン/出版社:講談社 「おでかけ版 新幹線のたび with English」(絵本ナビ紹介ページ) 青森から鹿児島まで、はるかちゃんとお父さんの日本縦断の旅にお供できる1冊。まるで新幹線の車窓風景のように、地形や山々、湖、半島などが解説付きで楽しめます。旅行が難しいときには旅行した気分になれますし、子連れ旅行のガイドブックにもおすすめです!■しんかんせんでいこう 日本列島 北から南へ作・絵:間瀬 なおかた/出版社:ひさかたチャイルド 「しんかんせんでいこう 日本列島 北から南へ」(絵本ナビ紹介ページ) 北海道から九州までつながった新幹線! この絵本では、はじめから読むと北海道→九州、おわりから読むと九州→北海道と、どちらから読んでもつながるように書かれており、出発地の異なる2通りの新幹線の旅を楽しむことができます。新幹線だけでなく、各地の在来線や私鉄まで細かく描かれている、電車好きにはたまらない絵本です。■どうろこうじのくるま作・絵:こわせ もりやす/出版社:偕成社 「どうろこうじのくるま」(絵本ナビ紹介ページ) はたらく車好きの子どもにとって、車には「まえ」「うしろ」「よこ」と、それぞれ違った魅力があるようです。アームの先についた「バゲット」や「うんてんせき」「ナンバープレート」など役割の説明もあり、正確に描かれた車体がとてもクールでかっこいい! と、ママたちからも高い評価を得ているようです。 ■くうこうで はたらくくるま作・絵:こもり まこと/出版社:教育画劇 「くうこうで はたらくくるま」(絵本ナビ紹介ページ) 飛行場には飛行機だけでなく、給油車にトーイングカー、空港バスなど、たくさんのはたらく車がいます。こうしたはたらく車のサポートがあってこそ、飛行機も安全に飛び立つことができるんだ、と学ぶことができますね。パイロットを目指すお子さんにもぴったりです!■おやすみ、はたらくくるまたち文:シェリー・ダスキー・リンカー/絵:トム・リヒテンヘルド/訳:福本 友美子/出版社:ひさかたチャイルド 「おやすみ、はたらくくるまたち」(絵本ナビ紹介ページ) 乗り物好きな子どもを興奮させることなく眠りへと誘う「おやすみ絵本」。昼間は元気に働く車も、日が沈むころには仕事を終え、お気に入りのぬいぐるみを抱っこして、布団をかけてスヤスヤ…。「僕(私)と同じように車たちも眠るんだ!」と驚く子どもに、ほっこりさせられるかも。優しいタッチのイラストと、眠りにつこうとする車たちの様子に自然と眠気をさそわれる… そんな1冊となっています。今回ご紹介した乗り物が登場する絵本には、子どもの好奇心を刺激する内容がたくさん盛り込まれています。好きなものを楽しみながら、自然と知識が身につくのは親としても喜ばしいことですよね。細かな部分がわかりやすいように描写を繊細にしたり、あらゆる角度からの表情をとらえてみたり、絵本を読んだ後で乗り物が「もっと好きになる」お子さんも少なくないはず! 乗り物好きになる最初の絵本にもおすすめです。データ協力: 絵本ナビ
2016年06月02日最初のうちは大人の手を借りてばかりだったのに、いつのまにかいろんなことができるようになる子どもたち。私たち大人にも、できないことができる瞬間を後ろからそっと見守る日がやってきます。そこで、 絵本ナビ 協力のもと、編集部が子どもの「やってみよう!」をうまく育てる絵本を探してみました。きっと、子どものやる気を引き出す1冊となってくれるはずです。■そっと作:瀧村 有子/絵:まるやま あやこ/出版社:PHP研究所 「そっと」(絵本ナビ紹介ページ) 3歳の「りっちゃん」はママのまねがしたくてたまりません。牛乳を運ぶとき、猫を抱っこするとき、うまくできなくてがっかりする「りっちゃん」。加減のわからない子どもが「そっと」やるってとても難しいことなんだなぁ、と改めて感じさせてくれる1冊です。どんどん「そっと」がうまくなるりっちゃんですが、がっくりきているときの表情も愛らしいですよ。■ようちえんにいきたいな作:アンバー・スチュアート/絵:レイン・マーロウ/訳:ささやまゆうこ/出版社:徳間書店 「ようちえんにいきたいな」(絵本ナビ紹介ページ) ひよこのピヨくんはようちえんに通うことを夢見ていました。でも、いざ行くとなるとなんだか不安に…。初めての場所、初めての体験はドキドキするし、心配にもなりますよね。自分の羽をバッグにしのばせて、子どもに安心と勇気を与えたお母さんの気持ちがよくわかり、ママはなんだか涙ぐんでしまう1冊。入園前の読み聞かせにもおすすめです。■まかしとき!作:くすのき しげのり/絵:のしさやか/出版社:フレーベル館 「まかしとき!」(絵本ナビ紹介ページ) お手伝いがテーマの「子どものやる気」を応援してくれるこちらの絵本は主人公・ななえちゃんの愛嬌たっぷりの関西弁がクセになる1冊です。うまくいかなくたって、気持ちはちゃんと伝わるもの。家族への愛情がたっぷりで、いつのまにか、ななえちゃんの家族の一員になったような気分が味わえます。 ■ななちゃんのおきがえ作:つがね ちかこ/出版社:赤ちゃんとママ社 「ななちゃんのおきがえ」(絵本ナビ紹介ページ) おばあちゃんから届いたすてきなカーディガン。「僕たち、私たちも一緒に着て!」とタンスから飛び出してくる洋服たち。まだ上手におきがえできないななちゃんはころんだり、前後ろ逆に着てしまったり…。悪戦苦闘しながらも、すてきにコーディネートしていきます。洋服にきちんと「くん」「さん」「ちゃん」と名前をつけてあげる様子もほほえましい! おきがえを練習中のお子さんと一緒に、ななちゃんを応援しましょう!■その気になった!作:五味 太郎/出版社:絵本館 「その気になった!」(絵本ナビ紹介ページ) なりたいものになりたいから、形からはいってみる。そうしたら見事「その気になった!」でも、その気になっただけじゃあできないこともある。簡単な文章に、深い意味が隠されている大人もしみじみする1冊。「自分」がしっくりくる最後の場面は、気持ちがすうっと落ちるところに落ちた気分になります。「自分」があるから「その気にもなれる」のかもしれませんね。初めはうまくいかなくて不安になり、回り道もたくさん。でも、やってみたらもう怖くない。新しい発見や、感じたことのない喜びを絵本の中の子どもたちは経験することができたようです。それもこれもみんな「頑張ったから」。子どもが頑張ったそのときは、いつでもめいいっぱい抱きしめてあげたいものですね。データ協力: 絵本ナビ
2016年05月26日小さいころから自分の想いをかたちにする経験を積んできた子どもは、小学校でも国語のお話づくりを楽しむことができます。元小学校教師だった私がおすすめしたいのは、親子でお絵かきしながらできる絵本づくり。うまく話せない子どもの気持ちもわかるようになります。■子どもは絵で気持ちを表現している私は小学校の先生をしていた経験があり、現在も子ども支援業務に携わっています。私自身の子育てや学校教育の現場で実践してきた体験をもとに、手づくり絵本のすすめと効果を紹介します。子どもたちは、ちょっとした空き時間に絵を描くことがよくあります。絵を描くのは「想いを自由にアウトプットする」手段のひとつ。インプットされるたくさんの情報を無意識に整理して、自分の気持ちを表に出すことでバランスをとっているのです。なにげないお絵描きは、その子らしい世界観にあふれているので、ぜひ注目してみてください。そして、1枚の絵から、たったひとつの絵本を親子で簡単につくることができるのです。■会話もはずむ吹きだし絵本づくり子どもが絵を描いていたら、「ママもいっしょにお絵かきしたいな」と声をかけてみましょう。「いいよ」と言ったら、どんなキャラクターでもいいので、ひとつ描きます。そのキャラクターに吹きだしをつけてください。「なにをしているの?」「こんにちは」「どこにいくの?」というような、会話を誘導する言葉を入れて、子どもの絵に話しかけることがポイントです。初めは言葉で答えてくれるでしょう。それを吹きだしで子どもの絵に加えます。次に、子どもの答えにあった絵を別の紙に描き、吹きだしでまた話しかけてみてください。それに応じて子どもが絵を描き、吹きだしを足すというパターンをくり返します。ママが誘導していた話しかけも、慣れてくると子どもが先に描くようになりますよ。■一緒に楽しむ時間が自分にとってもプラスになる初めての絵本は2、3ページで終わるかもしれませんが、くり返すうちにページ数も増えていくでしょう。背景を描いたり表紙をつくると、さらにグレードアップして絵本らしくなります。絵を描くのが苦手なママは、写真やチラシからキャラクターを切りぬいて貼りつけるだけでもOK。好きなように絵本づくりを楽しんで。吹きだしを使った会話は、自分の気持ちを表すのにとても効果的な学習支援ツールで、小学校でもさまざまな場面で活用されています。言葉でうまく表現できずにとまどっている子どもの支援にも使われています。とても簡単で楽しい絵本づくりを通して、思いもよらない子どもの気持ちに気づくことができるかもしれません。子どもと遊びを共有できる時間は思っているよりも短いもの。一緒に遊べるいまを思いっきり楽しむことが、将来の自分にきっとプラスになりますよ。
2016年05月14日子どもが生まれて間もない頃、言葉が話せない息子との遊び方に悩まされる時期がありました。そんなときに私が助けられたのが「絵本」です。おすすめの3冊とともに、0歳児へ絵本を読み聞かせるときのコツや、1冊の絵本を通じて感じる子どもの成長を紹介します。■赤ちゃん絵本の定番「いないいないばあ」『 いないいないばあ(松谷みよ子あかちゃんの本) 』(文・松谷みよ子、絵・瀬川康男/童心社)発売から48年、約560万部を超える日本で最も売れている絵本のひとつ。クマやネコ、ネズミなどの動物が「いないいないばあ」をするシンプルな絵本です。私は、息子が生後2ヶ月の頃からこの絵本を読み聞かせていました。2ヶ月くらいの赤ちゃんは、まだ寝たきりの体制なので、自分も子どもの横に寝そべって読んでいました。前評判では「赤ちゃんが笑う!」と聞いていたのですが、うちの息子ももれなく「キャッキャ」と声を出して笑っていました。絵本のリズム感が楽しかったようです。私と主人は、笑わせるのに必死になって動物ごとに「いないいないばあ」の声色を変えたりしていました。2歳になった今では、自分で絵本をめくるようになりました。まだ、字は読めないのですが、単純な言葉の繰り返しなので内容を覚えているようで、ページをめくりながら「いない~いない~ばあ!」と言っては、手を叩いて喜んでいます。■いろいろな動物の赤ちゃんが登場する「たまごのあかちゃん」『 たまごのあかちゃん 』(文・神沢利子、絵・柳生弦一郎/福音館書店)「たまごの中でかくれんぼしている赤ちゃんはだあれ? 出ておいでよ」と呼びかけると、たまごの中からさまざまな赤ちゃんが出てきます。リズムの良い繰り返しの文章と、かわいくて味のある動物の絵、さまざまな鳴き声が特徴の絵本です。この絵本は、息子が生後3ヶ月ごろ、保育士の友人にプレゼントしてもらった絵本です。友人の子どもたち(当時2歳と3歳)も大好きで、何度も図書館で借りてきたと言っていました。キャッキャと笑うような絵本ではないのですが、うちの息子も「読んで~」と絵本を持ってくるときに、この絵本を抱えている確率が高いように感じます。絵にハッキリした色を多く使っているので、子どもの目にも見やすいようです。また、リズム感の良い言葉の繰り返しは、読む側としてもとても読みやすいです。 赤ちゃんのときの反応は、じっと絵本を見つめている、という感じで「興味深いのかしら」という印象でした。1歳半ごろになると、たまごから出てきたあかちゃんに「こんちゃ~(こんにちは)」とペコっと頭を下げて挨拶をするようになりました。また、2歳になった現在ではたまごの数を数えたり、「ピッピ」など鳴き声を真似たりするようにもなりました。何度も読んでいるうちに、たまごから動物が生まれるという自然の摂理を学べたり、ページごとに異なるたまごの数を数えたりと、子どもの成長を促してくれる要素がたくさん詰まった絵本だなと、あらためてよさを実感するようになりました。■体を動かして遊べる絵本「だるまさん」シリーズ『 だるまさんが 』(作・かがくい ひろし/ブロンズ新社)今、とても売れている赤ちゃん絵本のひとつです。『だるまさんが』『だるまさんの』『だるまさんと』の3冊でシリーズ展開しています。内容は、愛嬌のあるだるまさんが、転んだり、伸びたり、おならをしたりするもので、とてもコミカルで微笑ましい、かわいい絵本です。最初に『だるまさんが』を読んであげたのは、息子が生後3~4ヶ月の頃でした。首がすわり始めて、少しの時間ならお座りができたので、膝に座らせて「だ~る~ま~さ~ん~が~」のリズムに合わせて横に揺れながら読んでいました。絵本に喜んでいたのが、膝の上でゆらゆらすることに喜んでいたのかはわかりませんが、その反応がとても良くて、ゲラゲラ笑ってくれていました。1歳を過ぎた頃から、さらに『だるまさんが』を大好きになった息子。だるまさんの真似をして、転んだり、伸びたりしながら絵本遊びを楽しんでいます。また、『だるまさんと』の真似をして「ギュッ」と抱きついてくれたりするので、母親にとってもキュンとくる絵本です。現在2歳の息子は、0歳のときに初めて手にした絵本を今でも喜んで読んでいます。子どもへの誕生日プレゼントや友人への出産祝いに、かわいい絵本を贈ってみてはいかがでしょうか。(あまみや<OFFICE-SANGA>)
2016年04月28日【ママからのご相談】1歳児のママです。ママ友が、3か月健診のときにブックスタートとして絵本をプレゼントされたと言っていました。私も子どもには読み聞かせをしてあげたいし、一緒に絵本を読む時間を作りたいとも思っています。でも絵本の選び方がわからなくて、悩んでいます。●A. 親の意図より、“運”と“子どもの興味”に任せるのがポイントかも!こんにちは、ライターの佐原チハルです。“ブックスタート”をはじめ、読みきかせの大切さや、子どもと“本”との出会いの重要性については、耳にすることも多いですね。一方で、興味関心の方向が多彩に存在し、また集中力も未発達な子どもにぴったりの絵本を探す、というのは、とても難しいものです。そこで今回は、「私はこうしたよ!」という先輩ママさんたちのアドバイスの声を、いくつかご紹介してみたいと思います。●初めての“絵本選び”のヒント3つ●(1)プロに任せる『司書をやっているママ友さんから聞いたオススメを全面的に採用すると決めておいた』(30代・3歳児のママ)『夫のお母さんから、「1年間、月に1冊絵本が届く」っていうプレゼントをもらった。本によって興味を示したもの・そうでなかったものの差はあったけど、本の存在がとても身近になったのはとてもよかった』(20代・3歳児のママ)“選書”は、こだわろうと思えば思うほど、知識や技術が必要 なものです。専門家や専門のサービスを頼れるというのは、たしかに心強いですね。●(2)子どもに選ばせる『子どもが読むものなんだから、子どもが選ぶのがいいと思う』(30代・2歳児のママ)子どものことは、子ども自身の興味関心・意思・選択を尊重する 、というのは、絵本選びに限らず、大切なことかもしれません。また図書館に関する用語として“セレンディピティ ”という言葉が聞かれることが多くあります。セレンディピティは「偶然に、よりよい幸運的なものと出会う」というものです。「本棚で目的の書籍を探しているうちに、より興味のある、自分にとってより必要としている本に出会えることがある」というような形で言われます。子どもたちが自分で本を探すことで、セレンディピティが起こることもまた、期待できるかもしれませんね。なお、この“子どもに選ばせる”方法については、「対象年齢 については気を使っていた」という声も同時によく聞かれました。『対象年齢って、厳密に守る必要は全然ないと思うけど、1歳児に3歳以上向けの本、みたいのは、たしかに難しいかな。子どもの気持ちも続かない』(30代・3歳児のママ)『対象年齢が上すぎるものを選んでしまって、紙の厚みや強度が足りなくて、すぐに破壊されてしまった』(20代・1歳児のママ)●(3)図書館・子ども広場を利用する『近所の図書館でやっていた読みきかせにできるだけ参加するようにしていた。家では特にしていない』(30代・4歳児のママ)『子育て支援広場が近くにあるので、毎日のように通っている。絵本の種類もたくさんあったし、よく顔を合わせるお友達もできた』(20代・1歳児のママ)図書館などの公共施設の場合、・専門の職員 に聞ける・顔見知りができやすい・無料 でたくさんの本に触れられるなど、さまざまなメリットがありますね。『読みきかせで反応のよかった本を買うようにしていた。子どもの反応がいい作品だってのが確実だし、家で私が読み聞かせるときも、私自身も読みきかせのお手本を既に聞いているので、コツがつかみやすくてよかった』(40代・2歳児のママ)----------絵本の選び方には、苦労をしている方も多いようでした。とはいえ、本に親しむ経験は、“学習”を始める基礎としても、その子の生きる力のためにも、大切になってくることがあります。いろいろな方法を試しつつ、楽しい出会いを提供してあげたいですね。●ライター/佐原チハル(フリーライター)●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)
2016年04月17日【ママからのご相談】6歳と3歳の男の子の母をしております。いつも子どもたちが寝る前に絵本を読んであげるのですが、兄弟の好みが合わず困っています。それぞれが好む絵本を2冊読めばいいのですが、疲れているときなどは正直ツラいです。兄弟が同時に楽しめるオススメの絵本ってありませんか?●A. 理想は一人一冊、その子のために読んであげること。難しいときは、兄弟が登場する絵本がオススメです。ご相談ありがとうございます。同じく男の子ばかりの3兄弟の母をしているりょんぺいです。子どもに絵本を読んであげる習慣がついていらっしゃるのはとても素晴らしいですね。筆者も息子たちとの絵本タイムは至福の時です。ただ、きょうだいによっては好みが正反対だったり、年齢差によっては内容のレベルも変わってくることと思います。子どもやお年寄りに絵本の読み聞かせ活動を行っている寺澤敬子も著書『ようこそ絵本の世界へ』のなかで、**********きょうだいが多いときは、可能ならば、小さい子から順番に、その子のために選んで読んであげるといい、お姉ちゃん、お兄ちゃんは、小さい子の絵本も楽しみます。**********と述べています。また、児童文学者の鳥越信さんも著書『子どもの本の選び方』の中で、**********すぐれた子どもの本には上限の年齢はない、という真理に基づく考えから、子どもたちの年齢がまちまちの場合は、本を選ぶときの目安をいちばん年齢の低い子どもにあわせることを考えなければならい。**********と述べています。また、『年齢の違う子どもたちを対象とする際には、やはり選ぶ本も複数にするということが必要になってきます』とも述べています。可能な限り、下のお子さんの好みの本を先に読み、続けて上のお子さんが読んで欲しい本を読んであげたいですね。きょうだいで好みを共有し合うことで、新しい刺激となるかもしれません。●2冊読む元気がないときは、同じ“きょうだい構造”の絵本をしかし、ママの体調がイマイチだったり、疲れて眠かったりすると一人一冊分を読んであげるのも時には難しいでしょう。そんなときにオススメしたいのが、自分の子どもと同じきょうだい構造のきょうだいが登場する絵本 です。筆者も、「今日は一冊にしてね」というときには兄弟が登場する絵本をセレクトするようにしています。兄にとっても弟にとっても自分に置き換えることができるからか、一冊でも満足度が高いように感じます。しかし、兄妹ものはすぐに見つかるものの、兄弟ものはなかなかありません。そんなときは、“冒険”“夏”“虫”など“兄弟”以外にキーワードを広げて探すと兄弟が登場する絵本に出会うことができますので、お試しください。また、一冊でもお気に入りの作品が見つかったら、その著者の他の作品を探してみることもオススメします。シリーズ化されているものも多い ので、芋づる式に次々と兄弟が登場する絵本と出会うことができますよ。自分の子どもと同じきょうだい構造の子どもが登場する絵本を読むと、読んでいる立場も心が温かくなり、もう一冊いっちゃう?と絵本タイムを終わらせてしまうのが惜しくなってしまうこともあります。仲良し兄弟が登場する絵本に良い刺激を受けて、ご兄弟がますます仲良く絆を深め、疲れたママを助ける一冊となればうれしいです。【参考文献】・『子どもの本の選び方』鳥越信・著・『ようこそ絵本の世界へ』寺澤敬子・著●ライター/りょんぺい(ママライター)
2016年04月16日2016年春の新作コスメが多数発売されていますよね。全部欲しい!だけど予算も限られている!!そんな方は、プロのメイクアップアーティストさんのオススメから試してみては?メイクのコツ・ポイント【THREE/ウイスパーグロスフォーアイ】透明感が出て、ツヤも演出してくれるので、くすみがある人にもオススメ!ハイライトとしても使えるのがGOOD!【★プラザ限定★レブロンクリームブラッシュ】サラッとした質感で、大人の方にオススメ!このメイク動画の詳しい情報と使用コスメ詳細を見る
2016年03月29日前回 、子どもが英語力を身につけるためには、英語の絵本が必要不可欠というお話をしました。今回は英語を勉強したことのないお子さんでも楽しめる絵本を、バイリンガル育児コンサルタントの山田日弓さんにご紹介いただきます。おすすめの英語絵本&CD付き英語絵本※タイトル横のカッコ内の数字は興味を持ちやすい年齢の参考として記載していますが、どの絵本も0歳からの読み聞かせが可能です。また英語のレベルが高くないお子さんでしたら、もっと高い年齢でも利用できます。・『 Quiet Loud 』(0歳~3歳または英語初心者向け)子どもたちに大人気のシリーズ絵本です。左ページに「Quiet(静か)」なこと、右ページに「Loud(うるさい)ことが描かれています。カラフルな絵にユーモアたっぷりの内容で、大人でもクスッと笑ってしまうくらい楽しいですよ。・『 Where's Spot? 』(0歳~3歳または英語初心者向け)お母さん犬のサリーが、子ども犬のスポットを「どこにいるの?」と探します。洋服ダンスやベッドの下など、スポットがいそうなところは絵をめくれるしかけになっていて、楽しみながら読み進められます。こちらもシリーズ絵本ですので、気に入ったら別のバージョンも読んでみてください。・『 I Spy Little Animals 』(1歳~4歳または英語初心者向け)日本では『ミッケ!』というタイトルで知られているシリーズ絵本です。『ウォーリーをさがせ!』のように絵を探すゲームを楽しみながら、ボキャブラリーを増やすことができます。・『 I Spy a Dinosaur's Eye 』(4歳~8歳または英語初心者向け)同じく『I Spyシリーズ』の絵本です。『I Spy Little Animals』よりも絵が細かく、難易度が高くなっています。・『 Scholastic I Spy Phonics Fun Box Set with Flashcards & CD 』(4歳~8歳または英語初心者向け)同じく『I Spyシリーズ』で、フォニックスファンCD・フラッシュカード付きボックスセットです。・『 See you later, Alligator! 』(4歳~8歳または英語初心者向け)働き者のクロコダイルが、怠け者のアリゲーターにお手伝いをお願いします。でも、アリゲーターはさまざまな理由をつけて断り続けます。指人形がついていて、顔の部分を動かすことができる、とても楽しい本です。私が学長を務めるソレイユ広尾インターナショナルプリスクールの生徒たちは、この本のタイトルを覚えて、先生たちへの挨拶として使っています。英語圏のネイティブは”See you later, Alligator.”を「さよなら、またね」という意味で使います。日本語で言う「さよなら三角、また来て四角」のようなダジャレ感覚です。『 I Want to Be an Astronaut 』(2歳~5歳または英語初心者向け)宇宙飛行士がスペースシャトルに乗って宇宙に行くお話です。ときには宇宙に夢をはせるのもよいですね。3歳~4歳くらいになると、アニメのキャラクターが出てくる絵本も楽しめます。英語のアニメを親子で見ておくと、発音が耳に残り、絵本を読んであげやすくなるでしょう。英語の絵本はユーモアを取り入れたものが多く、子どもはもちろん大人も楽しめる点がいいですね。絵本を読む時間を、親子の大切なふれあいタイムとして楽しんでください。今回取材に協力してくださったのは山田 日弓(やまだ ひゆみ)さんソレイユインターナショナルスクール学長。東大法学部卒。米国デューク大学ロースクール修士。米国コロンビア大学プロフェッショナルフェロー。外資系企業(GE)などを経て現職に。自身の経験や、バイリンガル研究の成果を元に、バイリンガル育児コンサルタントとして活躍中。■0歳からのバイリンガル育成スクール Soleilis(ソレイユインターナショナルスクール) ■ブログ「 年収3000万円以上の子供を育てる方法 」
2016年03月29日6人の女性の“美”を撮りおろした写真展「The Vision of the NEW WOMANヴォーグ ジャパンが選ぶ煌めきのニュー・ウーマン」が4月9日から24日まで、新宿駅新南エリアの新たなランドマークとしてオープンした商業施設ニュウマン(NEWoMan)5階のイベントスペース・ルミネゼロにて開催される。同展は『ヴォーグ ジャパン(VOGUE JAPAN)』とニュウマンとのコラボレーションによって開催されるもの。ニュウマンのコンセプトである「一生、輝く。」、「あたらしい時代を生きる、すべて のあたらしい女性のために。」にインスピレーションを受け、『ヴォーグ ジャパン』が考える“あたらしい女性”6人の“美”が撮りおろされた。撮影を手掛けたのは、多くのセレブリティから支持される女性フォトグラファーのニコール・ノドランド。今回のために拠点とするロンドンから来日、渡米し、約2週間にわたって6人の女性を撮影した。今回モデルを務めた6人は、プロフィギュアスケーターの荒川静香、作家の小川洋子、造形作家の菊地絢女、気仙沼 斉吉商店の斉藤和枝、モデルで女優のTAO、元宝塚歌劇団トップスターで女優の柚希礼音といった、現状に満足せずにさらなる成長を目指して努力を重ねる女性たち。撮影はアイススケートリンクや劇場、制作スタジオ、気仙沼の海など、それぞれの女性たちが最も輝ける場所で行われた。写真展では、それぞれの写真作品はもちろん、メイキングやインタビュー映像も上映される。また、『ヴォーグ ジャパン』とニュウマンのコラボレーションによる特設ウェブサイトもオープン。写真展の情報やニュウマンの各フロアガイド、イベント情報などが掲載される。【イベント情報】「The Vision of the NEW WOMANヴォーグ ジャパンが選ぶ煌めきのニュー・ウーマン」会場:ニュウマン5階 ルミネゼロ住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-55会期:4月9日~24日
2016年03月27日忙しい毎日を過ごし「疲れたなぁ…」と思うとき。ふと立ち止まるように絵本を読んでみるのはいかがでしょうか?子どもの頃に親しんだ絵本も、大人になってから開くとまた違った魅力を発見できるかもしれません。絵本ならではの心に響く絵や優しい言葉は、普段見失いがちの大切なことも気づかせてくれるはず。そんな絵本の中から、オススメの作品を5冊ご紹介しましょう。独特の幻想的なタッチで、メルヘンな世界へPhoto by amazon『金曜日の砂糖ちゃん』絵本作家の酒井駒子さんが描く優しい独特なタッチの絵を充分に堪能できるのが、『金曜日の砂糖ちゃん』。表題作のほか、『草のオルガン』『夜と夜のあいだに』が収録されています。少ない色数で描かれたイラストと優しい言葉で綴られたページは、とても静寂に満ちていて、まるで映画を見ているようなゆったりと穏やかな気持ちにしてくれますよ。疲れて帰ってきた金曜日の夜に、一人静かに温かいお茶を飲みながらページを捲りたい、そんな作品です。不思議な世界へ連れて行ってくれる、映画化もされた名作Photo by amazon「かいじゅうたちのいるところ」やんちゃな少年マックスがお母さんに怒られた後、一人でかいじゅうの国を探しに行くお話。マックスがかいじゅうたちがたくさんいる国で王様になるという展開は、大人が読んでも夢中になるはず!かいじゅうたちは、みんな個性豊かな姿をしていてちょっぴり怖いけど、とっても愛嬌があって◎。そんな魅力的なストーリーとキャラクターが相まって、童心に帰って絵本の世界に引き込まれていきます。静かな気持ちで、しあわせな眠りにつける絵本Photo by アノニマ・スタジオ『おやすみなさい』静かな森で夜の時間を過ごす、動物の親子や植物たちが描かれています。穏やかな語り口で「おやすみなさい」とお母さんが繰り返してくれるような、優しい雰囲気につつまれている絵本です。ミュージシャンのカヒミ カリィさんの翻訳はリズムがよく、つい声に出して読みたくなるほど。ページをめくるごとに夜の時間を表す背景の紺色が、深い色合いになっていく表現も素敵!ベッドで読めば、静かな眠りにつくことができるはず……。大人だって勇気が欲しい!そんなときに読みたい一冊Photo by amazon『ラチとらいおん』弱虫のラチの元にやってきた小さならいおん。ラチはらいおんのおかげで、ちょっとずつ成長していきます。最初とは比べものにならないほど強くなった姿に、思わず拍手を送りたくなるほど。らいおんのキュートさにも癒されること間違いなしです!弱虫のラチに自分を重ね、らいおんの言葉に勇気づけられるはず。些細な仕事の失敗でクヨクヨしているときなどに、ぜひ読んでみて欲しい一冊ですね。働くこと以外にも、きっと大切なことがあるPhoto by amazon『フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし』フレデリックはちょっと変わったねずみ。周りのねずみたちが冬に備えて木の実などをあくせくと集めている中、フレデリックだけはじっとしていて何もしていないように見えたけど……。やがて冬が来たとき、ねずみたちはフレデリックがじっとしながら集めていた「いろ」や「ことば」に救われます。レオ・レオニの特徴ある可愛らしい切り絵で描かれたこの絵本は、生きていく上で必要なのは働くことだけではないこと、豊かになるために必要なことを教えてくれます。仕事ばかりで疲れ果てているときに、ふと立ち止まってみるために、この絵本を開いてみてはいかがでしょうか。皆さんも今回ご紹介した絵本を読んで、日々の疲れた心を癒やしてみてくださいね。
2016年03月26日図鑑というと、ちょっと専門的なイメージがあるかもしれませんが、プロフェッショナル向きというより、もっと気軽に楽しめて写真がお洒落な本がたくさんあります。たとえば、肉厚な葉っぱが愛らしい多肉植物、海や森で拾ってきた“自然の落としもの”である流木やヒトデや木の実、地球の創造物といえる鉱物など、実際にコレクションするにはスペースが限られていて難しくても、図鑑を開けば、そこは自分だけのワンダーランド。リアルに育てたりコレクションするもよし、見るだけで癒されるもよし、そんな本を3冊ご紹介しましょう。「多肉植物図鑑」でお気に入りの多肉植物を見つける楽しみガーデニングといえば、花やプランツ類と決まっていたのは昔のこと。今は、苔、盆栽、サボテン、エアープランツなど、多種多様な植物たちが一般的になりました。なかでも、多肉植物の人気は目覚ましいものが…。カフェやインテリアショップなどでもよく見かけるようになり、気がつくと欲しくてたまらなくなっていました。私はまったくの初心者ですし、本格的にたくさん収集して育てられるわけもなく、恐る恐る購入したのが本書。あまりに専門的だと挫折しそうな自分にはぴったりの、お洒落でカジュアルな図鑑です。コロンとした多肉たちの可愛いこと! 表紙に「ぷっくり可愛い、ちょっとグロテスク」とありますが、まさに、そこが多肉植物の魅力ではないでしょうか。多肉植物を扱う専門ブランド「sol×sol(ソルバイソル)」のクリエイティブディレクター・松山美紗さんが著者なので、多肉植物の種類や育て方のみならず、寄せ植えの写真やヒントが載っているのも楽しいです。丸い器や長方形の鉢を選んだり、シンボルツリーを中心に置いてサボテンを周囲に配してみたりと、センスが素敵! アンティークの鉢や漆の器を使ってユニークに寄せ植えしてみたい、というのが私の将来のささやかな夢です。「海と森の標本函」に誘われるイマジネーションの机上旅行“コーミング”という言葉をご存じですか? 本書の著者である結城伸子さんは、“宝もの探し”と訳しておられますが、海辺や森などに落ちているものを、きれいだなと思って拾いあつめることだと、この本で初めて知りました。海岸に打ち寄せられた漂着物を拾いあつめることは、“beachcombing ビーチコーミング”。comb は髪を梳くという意味があり、“浜辺を梳くように探す”ことだとか。世界中に愛好家がいるそうです。「なぜこんなかたちなんだろう、うーむおかしい、なんて不気味、謎めいていてすごく変……そんな単純な驚きと喜びをもたらしてくれるもの、この世はなんて驚きに満ちているのだろうと思わせてくれるものに強く惹かれます」と語る結城さんが、海辺や森で拾いあつめてきた自然のかけらたちが、一冊にまとまりました。持ち帰ったら、不思議なかたちと遊びながら、標本に。洗浄・乾燥など、少し手を加えるだけできれいに長く保存できるとか。ラベルをつけて飾って眺めることも、コーミングする者にとっては至福のひとときだそう。彼女はそれを、 “アナザーワールド” への机上旅行と呼んでいます。なんて素敵な旅でしょう。私はそれを、さらに空想の世界で楽しんでいます。部屋は狭くても、脳内の標本棚にはそれこそ膨大なコレクションが!「賢治と鉱物」が教えてくれる鉱物のポエティックな佇まい宮澤賢治は、 “石っこ賢さん” とあだ名されるほど、子供の頃から石に興味を持っていたそうです。彼の文章にはよく鉱物の名前が出てくるなあ、と思ってはいたのですが、まさにぴったりの本を発見! 本書は、賢治作品と鉱物、鉱物写真と鉱物解説の二段構えになっており、それぞれの専門家である加藤禎一さんと青木正博さんが担当されています。鉱物の美しさには惹かれるものの、詳細な知識を得たいわけでなく、宮澤賢治は好きだけれど、彼の作品を研究しているほどではない、という自分のスタンスに優しく寄り添ってくれる本書は、「鉱物に魅せられた宮澤賢治が見ているものを、彼の肩越しに見るような想い」と、帯に書かれたそのままの気持ちを味わえるのです。ワクワクしますよ。「その一つの平屋根の上に、目もさめるやうな、青宝石と黄玉の大きな二つのすきとほった球が、輪になってしづかにくるくるとまはってゐました(原文ママ)」という、童話「銀河鉄道の夜」のアルビレオ観測所のシーンが、子供の頃から気になっていましたが、この青はサファイアの描写なのですね。宝石を持つことには関心がないのですけれど、鉱物を知ることで、地球の神秘への畏敬の念がさらに深まりました。お勧めしたい一冊です。いかがでしたか? 眠る前にめくったらファンタスティックな夢が見られそう。居ながらにして、果てしない未知の世界を体験できるはずです。・ 「多肉植物図鑑」 ・ 「海と森の標本函」 ・ 「賢治と鉱物」
2016年03月17日季節の変わり目は、体調を崩してしまいがち。まだまだ寒い日が続くので、体の冷えを感じているという人も多いのでは? 花粉症などのアレルギーも、中医学的には体の冷えからくるものだといいます。体を整えるために、基本となるのはやはり毎日の食事。改めて食生活を見直し、風邪や花粉症に負けない体作りをするための、参考になるような本3冊を選んでみました。体を温め、免疫力をあげる食事『生きるための料理』たなかれいこ(リトルモア)自身で畑を耕し、食べ物教室を主宰する料理家・たなかれいこさんが、旬の食材を摂ることで体を温め、免疫力をつける生活を提案する本書。文字だけの潔い表紙に書かれているのは、そんなたなかさんが基本とする7か条。お腹が空いたときに食べる、塩むすびや葛練りの話に始まり、れんこんやにんじん、大根など身近な食材を使ったシンプルなレシピのほか、簡単なだしのとり方やごはんの炊き方も掲載されています。素材も調味料もそれほど変わったものは使わず、ちょっとしたコツで体を温めてくれる料理になります。なにより美味しそうなので、すぐに作ってみたいと思うレシピばかり。食生活を見直すきっかけにもなり、キッチンに置いてときどき読み返したい一冊です。配合調味料もレトルト食品も使わない、簡単ごはん『基本調味料だけで作る 毎日の献立とおかず』すみや角田真秀(マイナビ出版)さまざまな調味料が巷に溢れるなか、「さしすせそ」の基本調味料だけで、もっとシンプルに料理をしようという、フードユニット「すみや」の角田真秀さんによるこの本。酢味、味噌味、しょうゆ味、塩味とそれぞれの献立例と主菜、副菜のレシピ、鍋のもとやレトルト、すし酢など便利な調味料を使わずにおいしくできるひと皿、手作りの調味料やたれなど、豊富なレシピを掲載。おなじみのメニューがほとんどですが、レシピ通りに作ればきちんと美味しく、新たな発見があること間違いなし。基本調味料を使いこなすと、調味料を使い切れないといった無駄がないだけでなく、アレンジも簡単になり、食べ疲れせず、健康管理もしやすいのだとか。献立の組み立て方の参考にもなり、普段のごはんづくりが少し楽になりそうです。お酒とともに楽しむ、薬膳おつまみ『ほろよい薬膳』鳥海明子(誠文堂新光社)薬膳料理家の鳥海明子さんによる、薬膳の考えに基づいたおつまみレシピの本。薬膳とお酒、一見すると正反対に思えますが、お酒も適量であれば、心身をリラックスさせて体を温める効果があるそう。薬膳は生薬を使う難しい料理ではなく、季節の恵みを楽しむことが基本。それを組み合わせることで、より心と体の調子を整えられるのだとか。本書では、春夏秋冬、梅雨と5つの季節、それぞれに起こりやすい症状を改善する、前菜、副菜、主菜、〆、すりながし(スープ)のレシピを掲載。鳥海さんが紹介する薬膳レシピは、「梅しそじゃこの納豆パスタ」や「アボカドの生ハム巻き」など、身近な食材を使い、手軽にできるのが魅力。二日酔い対策レシピやお燗のつけ方、ワインと料理の合わせ方などのコラムもあり、楽しく薬膳を取り入れられる一冊です。ご紹介した3冊、それぞれアプローチは違いますが、「素材の美味しさを活かして、きちんと料理することで、体調管理をする」ことの大切さを教えてくれている気がします。美味しく食べて、健やかに過ごせるなら何より。これらの本を参考に、食材の選び方や調味料から見直してみては?・ 生きるための料理 ・ 基本調味料だけで作る 毎日の献立とおかず ・ ほろよい薬膳
2016年03月08日大好きな本はたくさんあるのですが、いつも身近なところに置いて、パッと目に入るようにしておきたい本というと、やはりビジュアルも大事! 内容の素晴らしさはもちろんのこと、センスがものを言うブックデザイン含め、挿画の美しさが加わると、本はたった一冊で何冊分もの魅力を感じさせてくれる宝物になります。枕元といい、リビングルームのサイドテーブルといい、どこかしら常に手元にないと落ち着かない。表紙を目にするだけで気持ちが明るく華やいでくる、優しくも頼もしい親友のような本たち。人生をともに暮らしていく彼らを、3冊ご紹介させてください。「Paradise 花と生き物いっぱいのぬりえブック」がくれるカラフルな癒し塗り絵の本が女性を中心に大人気で、自律神経を整え、不眠にも効果的という事実を、この本と出会うまで知りませんでした。本書はその名の通り、まさにパラダイス! 色彩かなキノコや花々が躍る表紙のゴールドに、まず視線を奪われました。金子みすゞの詩とともに動植物、雪の結晶などが描かれているのですが、あまりに繊細なラインは、ぬりえというよりもはやアート。作者のタカヤママキコさんに、お話を伺いたくなりました。タカヤママキコ/イラストレーター。1983年広島県生まれ。多摩美術大学卒業。書籍、雑誌、ファッション、Web、スマホアプリなど、幅広い分野で活躍。ビームス、アーバンリサーチ、リーバイスなど、企業とのコラボレーションも多数。HPから、彼女のデザインしたTシャツやスマホケースが入手できます。―― 最初は大変かも…と思ったのですが、いざ塗ってみると本当に癒されますね。「ありがとうございます。インスタグラムでタグを付けて、写真をアップしてくださってる方がたくさんいらっしゃるんですけど、時々見てみると、みなさん、想像を絶する上手さで、私には無理だなと(笑)。色鉛筆だけでなく、パステルでふわ~っとぼかしたり、サインペンでクリアに塗ったり、いろんな画材で自由自在。すごく刺激を受けてます」―― 苦労した点、大事にされた点は?「私が育った広島の野山で触れあった自然や動植物を描いているのですが、中には虫とかミジンコも。女子に嫌われがちな虫も、可愛く描いたら好きになってくれるかな…と思って描きました。実家の近くに馬もいたし、道端や林にいるものを描きたかったんです」子供の頃は、山を探検したり、枝で編んだ釣竿で川魚を釣ったり、レンゲ畑で駆けっこしたり、虫を捕まえて観察していた、というタカヤマさん。本書には、彼女の日常を彩った景色やワンダーランドがつまっているからこそ、ホッと安らいで癒されるのですね。「好きな色、好きな塗り方で自由に塗って、植物や生き物たちに命を吹き込んであげてください。そして、あなただけのパラダイスを完成させてください」。彼女自身のふんわりピュアな雰囲気に、可愛いだけでなく、ちょっぴりポイズン(毒)な魅力も混じったオリジナリティあふれるマキコワールド。日々の忙しさや喧噪を忘れて、あなたもParadiseの世界で遊んでみませんか? 「ビロードのうさぎ」のせつなさに胸がキュンキュンある日、小さい男の子のもとに、ピンクサテンの耳が愛らしいビロードでできたおもちゃのうさぎがやってきます。うさぎは、子供部屋のおもちゃの棚で暮らし始めますが、ある時、「長い間に、子供の本当の友達になったおもちゃは“本物”になれる」という魔法のような話を耳にします。うさぎは男の子と、寝る時も庭で遊ぶ時もずっと一緒に過ごすようになり、男の子にとってかけがえのない存在となりますが、だんだん汚れていき…。1881年、ロンドン生まれの作家、マージェリィ・W・ビアンコの名作が、日本を代表する絵本作家の一人、酒井駒子さんの絵と抄訳で甦りました。酒井駒子/絵本作家。1966年兵庫県生まれ。東京芸術大学卒業。海外でも高い評価を得ている。「きつねのかみさま」(あまんきみこ/文、ポプラ社/刊)で2004年日本絵本賞、「金曜日の砂糖ちゃん」(偕成社/刊)で、2005年ブラチスラバ世界絵本原画展で金牌、「ぼく おかあさんのこと…」(文溪堂/刊)で2006年フランスのPITCHOU賞、オランダの銀の石筆賞など、受賞歴多数。ブロンズ新社HP 年、本書の発売イベントの一環で、憧れの酒井駒子さんのサイン会が、たまたま当時住んでいた六本木の青山ブックセンターであると知り、事前に購入しようと手に取り最後までパラパラと繰っていて、その場から動けなくなってしまったことがありました。童話とはいえ、心を揺さぶる衝撃の大きさと、とっくに大人になっているのにこんなにも動揺してしまう自分に驚き、本書を入手したのはそれからしばらく経ってから。というと何だか恐いみたいですが、そうではなく、どこかノスタルジーと憂いが漂う、絵の具の筆致が感じられる絵の魅力に、完全に惹き込まれてしまったからなのです。今ではお気に入りの毛布みたいに、身近にないと落ち着きません。一生見ていたい大切な絵本です。 「本と店主」の表紙の絵から清冽なイマジネーションが湧きあがる銀座の片隅にある“一冊の本を売る書店”というコンセプトの森岡書店の店主、森岡督行さんは文章の名手でもあり、今まで彼の著した「写真集 誰かに贈りたくなる108冊」(平凡社刊)や「東京旧市街地を歩く」(エクスナレッジ刊)を愛読してきました。新著「本と店主」は、森岡さんが人気のカフェや雑貨店などの店主12人に、彼らの“人生にかかわった本”について聞き出す対談インタビュー集。森岡さんらしい地に足の着いた日常感覚とメタフィジカルな魅力が交錯する内容も素敵ですが、本を描いた表紙の絵に一目惚れ。2015年12月、この絵を描いた画家の平松麻さんの個展が森岡書店で催されたので、お邪魔して、後日お話も伺いました。もともと本が大好きで、本の表紙に作品を使ってもらうことが夢だったとか。ブックデザインを担当したsmbetsmbの新保慶太さん、新保美沙子さんと相談しながら、表紙だけでなく、裏にも続く絵にしたかったので、新たに描き下ろしたそうです。平松麻/画家。1982年東京生まれ。この写真は、写真家・Eric(エリック)が、「麻ちゃんは中性的なところがあるから、半分は光、半分は影に」といって撮影したものだそう。―― 本が並ぶだけの静謐な絵なのにインパクトが強いです。麻さんにとって絵とは?「暮らしの中でいうと、野菜やパンのように生活必需品です。暮らしの中になくてはならない存在。絵の具の物質感、運筆を追う高揚感、作者が過ごした時間の積層、そういったものを近く感じていたいと思っています。種をまいて野菜や果実が育っていく過程と、わたしが経る絵の制作過程も重ねて考えることが多いです。芽が出て水をやったら茎が枝になって、枝分かれして実ができてくる。実が大きくなったら収穫して、展覧会という場所で観てもらう。実がなくなったら、次はまた、種植えから…。そんな制作姿勢が理想です」―― きれいに飾っておくものというより、生活の中で一緒に暮らしてほしい?「はい。だから、本の表紙に使われてすごく嬉しいのは、本はカバンの中に入れて持ち歩かれて、生活の一部になるでしょう? もちろん美しく飾って対峙する絵との時間も濃密だし、この本のように持ち運んだりする絵の在り方も濃密だと思っています。作品を求めてくださった方の中には、出張に絵を持っていってくださる方もいらっしゃって、本当に嬉しかったです」そんな平松さんの絵を起用した森岡さんにも、彼女の絵を選んだ理由を伺ってみました。「麻さんの絵は、キャンバスとか伝統的な画材でなく、フローリングの板とか、より生活に近い素材を用いているため、雑貨とか古物に近い趣があって、それは自分にとってとても魅力があります。自分の周りにもそういうものが多いので、調和しますし。それに、絵というのは普通、経年変化を嫌うものだと思うのですが、彼女の絵はともに時間を経ていくというか、それを楽しめる作品だと思います」お二人の感性がスパークした本書を手元に置いて、イマジネーションの幅を広げてみませんか? 生き生きとした絵がいつも語りかけてくれるので、前向きでいられますよ。・ 「Paradise 花と生き物いっぱいのぬりえブック」 ・ 「ビロードのうさぎ」 ・ 「本と店主」
2016年03月01日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は愛知・名古屋の支店・ナディッフ愛知(愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター地下2階)です。■『ピカソ、天才の秘密』本書は、愛知県美術館(名古屋市東区)で開催中の同名展覧会の公式図録。パブロ・ピカソは、91年の長い生涯の中で何度も画風を変えたこと、20世紀のキュビスム創始者のひとりであること、10万点以上の作品を生み出したことなど、突出したイメージと共に語られる画家。56歳の時にスペインの内乱を描いた作品「ゲルニカ」(1937年)が主な代表作として知られる中、本展覧会は幼少期や青年期の作品にスポットを当てており、美術教師の父を持ち、言葉を覚えるよりも先に絵を覚えたというピカソが13歳の時に描いた早熟な作品から始まる。「青の時代」「バラ色の時代」といった画風に至った背景を紐解き、1907年以降にキュビスムの探求を深めていく様子を、年齢順に鑑賞できる構成となっている。ナディッフ愛知では、ピカソに関連する書籍や雑貨とともに、1930年代にピカソが担当した書籍の挿絵(銅版画)を額装したものなど、希少なアイテムも展開している。【書籍情報】『ピカソ、天才の秘密』執筆:ローラン・ル・ボン(パリ国立ピカソ美術館館長)、ステファニー・モラン(同・館長補佐)、大島徹也(広島大学大学院准教授)、塩津青夏(愛知県美術館学芸員)ほか編集:愛知県美術館、あべのハルカス美術館、中日新聞社言語:日本語・英語表紙デザイン2種(「扇子を持つ女」ver.、ポートレートver.※後者は数量限定)/180ページ/280×226mm発刊:2016年価格:2,037円【展覧会情報】「ピカソ、天才の秘密」会場:愛知県立美術館住所:愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター10階会期:1月3日~3月21日開館時間:10:00~18:00(金曜日は20:00まで、入場は閉館の30分前まで)料金:一般 1,500円、高大生 1,200円、中学生以下無料休館日:月曜日(ただし3月21日は開館)
2016年02月18日本に直接書き込むことで、自然と教養が身につき、楽しみながら進められるテキスト系冊子を3冊おすすめします。通信教育でのしっかり学習とはまた違った、気軽な学びを始めてみませんか? きっと学ぶことが好きになりますよ。■著者名「自分」。自分の本ができる『マイブック 2016年の記録』(新潮文庫)この本は毎年、年末頃に次の年用が発売されます。1ページごと右端に日付が一行だけ印字されていて、1月1日から12月31日までのページがあります。本の最後には「あとがき」ページがあり、まさに文章のない文庫本です。つまり、著者名が「自分」という本。日記のように毎日の出来事を書いてもよし、絵を書くのもよし、詩を書くのもステキ。「今年は全ページ英語で書いてみよう」と目標を決めてもいいかも。1年たつと、それはどのような本になっているでしょうか? 仕上がりが楽しみになる本です。■まさに大人のドリル『日経ホームマガジン 女子力を磨く 美しい言葉と敬語が身に付く 日本語練習帳』(日経BP社)この本を見ると小学生の頃によく宿題でだされたドリルを思いだします。まさに大人のドリル。美しい日本語が勉強できます。復習になる部分もあるかもしれませんが、知らなかった言葉が必ずあります。最近ではメールでのやりとりが主流となり、字を書く機会が大幅に減ってきています。久しぶりに自分の字を眺めてみませんか? 仕事でも言葉を使わない日はありません。仕事に直結して生かせる内容です。ドリルを終えるとすがすがしい気持ちになります。ステップアップしていること間違いなしです。■英語がまた好きになる『全くダメな英語が1年で話せた!アラフォーOL Kayoの『秘密のノート』』(重盛佳世/マガジンハウス)他人のノートを見ている感覚になるこの本は、「まとめ方が上手だな〜」と感心してしまいます。英国式の英語に特化した本ですが、イギリスの文化や日常英語の絶妙な使い方が学べます。英語に対して苦手意識がある人、TOEICの勉強に疲労困ぱいしている人、この本を読めばきっと英語が好きになるはず。英語が好きになると英語に興味がでるので自然とまた、英語に対する習得意欲がでてきます。まさに「好き」「面白い」といった感覚を持たせてくれるノート形式の本です。あなたはどのタイプの本を試してみたいですか? 目的や気分で使い分けをし、また知的な女性へと一歩前進してみてください。
2016年02月15日スマホやタブレットで絵本が読めるサービスはいくつもあります。しかし、収録されている絵本は、昔ばなしや世界名作童話など。もちろん、それらも十分魅力的ですが、本音を言えば子どもたちが普段手にしている人気の絵本をスマホで読めたら…と思いませんか? 「いつも読んでいる絵本」がスマホで読めるそんなパパやママに朗報です。『バムとケロ』シリーズや『キャベツくん』など、市販の名作絵本がスマホやタブレット(※)で読み放題になるサービスがスタートしました。(※)PCで読むことはできません。絵本の情報・通販サイトを運営する株式会社絵本ナビが提供している「絵本ナビ プレミアムサービス」。そのサービスに、日本で初めてとなる「市販絵本のデジタル読み放題」が、2016年2月2日より新たに追加されました( プレスリリース )。サービス開始時点の読み放題作品は55作品。『バムとケロ』シリーズや『キャベツくん』『ちびくろ・さんぼ』『いろいろバス』といった、読み継がれている定番絵本や最新の人気絵本など市販の絵本が提供されています。お気に入りの絵本を持ち歩けば、お出かけ中も安心スマホの画面で見ると、少し小さく、読みにくく感じられるかもしれませんが、スマホの画面を横にすれば、じゅうぶん読むことができます。もちろん拡大もできるので、必要に応じて大きくしたり、ページ全体を眺めたりして楽しめます。月額料金は275円+税。支払いはクレジットカード、もしくは携帯料金と一緒に支払うことも可能です。また、NTTドコモの運営する「スゴ得コンテンツ」の会員であれば、追加料金なしで市販絵本の読み放題サービスを利用することができます。子どもの大好きな絵本をいつでも持ち歩けると、お出かけの不安も荷物も減って、助かりますね。・ 絵本ナビ プレミアムサービス
2016年02月06日デジタルブティックはこのほど、妊娠・出産・育児情報サイト「ベビカム」にて、「0歳児向けの絵本」についてのアンケートを実施し、結果を公表した。同調査は1月13日~19日、妊活中、妊娠中、育児中の「ベビカム」の会員593名を対象に実施。おすすめの「0歳児向けの絵本」について、書名(タイトル)、出版社名、著者名を自由回答形式で聞いた。評価基準としては、「子どもの食いつき」「話の内容」「絵の魅力」「登場人物・キャラクターの魅力」「読み聞かせやすさ」「本のつくり(しかけ、大きさなど)」という6つの指標を設定。それぞれ5段階で評価をたずねた。1位は、18%の支持を集めた『いないいないばあ』(松谷みよこ作・瀬川康男絵:童心社)となった。0歳児が好みやすい「いないいないばあ」遊びが題材で、親子2代にわたって愛読しているという人も多い。自由回答では、「自分も子どもの頃読んでもらっていたので懐かしい。絵にインパクトがあり小さな子でもわかりやすい」(37歳女性、子ども0歳)、「見せるだけで、子どもが笑う。鉄板の絵本です。いちばん最初に持ってきて、読んで欲しいとせがみます。色々な絵本の中で、いちばん月齢が小さいときから反応してました」(35歳女性、子ども1歳)などのコメントが寄せられた。2位となった『だるまさんが』(かがくいひろし作:ブロンズ新社)は、だるまさんのユーモラスな動きが魅力だという。擬音も盛り込まれ、小さな子どもも楽しめる作品となっている。寄せられたコメントには、「だるまさんが、の後、どうなるのかな? と子どもがわくわくしている様子がわかり、親子で楽しめる絵本」(36歳女性、子ども0歳、4歳)、「子どもと一緒に体をゆらしながら、リズムに合わせて本を読み聞かせられる。また、『ぺこ』『ぎゅっ』など子どもがまねをするようになった」(39歳女性、子ども0歳)、などがあった。また、同じシリーズの絵本『だるまさんの』も10位に入っており、人気の高さがうかがえる結果となった。また、3位には『はらぺこあおむし』(エリック・カール作:偕成社)がランクイン。カラフルな絵が特徴で、絵本自体にも、ページに穴が空いているなどの仕掛けが施されている。回答者からの声としては、「数の練習ができる、穴が空いているので触りたがる、色味がハッキリしている、はらぺこあおむしの歌があるので読み聞かせだけでなく歌を歌いながら見せることができる、あおむしの誕生から成長のようすがわかる」(32歳女性、子ども0歳)、「色が鮮やかで、ぬいぐるみなども販売されており、連動させて読み聞かせできる」(37歳女性、子ども0歳)などが挙げられた。以下、4位『じゃあじゃあびりびり』(まついのりこ作:偕成社)、第5位『いっしょにあそぼ しましまぐるぐる』(柏原晃夫作:学習研究社)となった。ランキングの詳細は、公式サイトでも公開されている。
2016年02月03日