この記事は、ちなきちさんに寄せられた体験談をもとに描かれています。■前回のあらすじ 父が入院している間に、義妹の“城”と化した実家。ところが、退院が決まった父は意外な反応で…。義妹が一緒にいたのは、結婚前にハマッていたホストだったのです。そこに帰宅した義妹。ここから、いよいよ反撃開始です!次回に続く(全10話)「私の家で何してるの?」は毎日17時更新!
2021年07月01日この記事は、ちなきちさんに寄せられた体験談をもとに描かれています。■前回のあらすじ 母のお金を勝手に使っていた義妹。彼女に対して母と弟がとった行動が、引き金になって…?実家に帰らなかったことを反省する中、優しい父の言葉に、どれだけ救われたでしょう。そして帰宅途中、思いがけない出来事が。これを機に、義妹の秘密が暴かれていくのです。次回に続く(全10話)「私の家で何してるの?」は毎日17時更新!
2021年06月30日この記事は、ちなきちさんに寄せられた体験談をもとに描かれています。■前回のあらすじ 父のお見舞いから帰ると、母の部屋にあったはずのお金がなくなっていて…。義妹に対する母と弟の優しさが仇となったのでしょうか。2か月後、義妹のやりたい放題がこんなにもエスカレートしているなんて…。次回に続く(全10話)「私の家で何してるの?」は毎日17時更新!
2021年06月29日この記事は、ちなきちさんに寄せられた体験談をもとに描かれています。■前回のあらすじ それまで女っ気のなかった弟が「結婚も考えている」と連れてきた彼女は、サングラスにマスク姿で…。勝手に部屋を占領し、実家を乗っ取りはじめた義妹。自分が使わなければ「スペースの無駄」という理不尽すぎる言い分に、怒りが込み上げます。次回に続く(全10話)「私の家で何してるの?」は毎日17時更新!
2021年06月26日夫の両親と同居したものの、義母は実の娘(私にとって義妹)への執着心が強く、同居している私たち家族は無視同然の行動をされていました。私たち夫婦だけならよかったのですが、それが子どもたちにまで影響し始め……。義妹の子どもたちにだけこっそりお菓子をあげたり、一緒にどこかにおでかけしたり、うちの子たちも同じ孫なのにこの差は?と悩んだ体験をお話しします。 ほぼ毎日くる義妹と子どもたち私たちが家を買うタイミングで夫の両親と同居することになり、そのとき私は3人目を妊娠中。夫には妹がいて、義妹とは私も結婚前から仲良くしていました。義妹も2人目を私より4カ月早く出産し、義父母と同居しているので産後は1カ月ほどわが家で過ごしました。 義妹は産後里帰りを終えて自宅に戻ってからも、近くに住んでいることもあり、産休中ほぼ毎日来るようになったのです。私も3人目を出産し、義妹にも年の近い子どもがいるので話も合って仲良くしていたのですが、義母の態度にたびたび違和感を覚えるようになったのです。 お菓子はこっそり義妹の子どもたちにだけ義母は買ってきたお菓子を義妹の子にだけ帰るときにこっそり手渡していました。それを見て寂しそうにするわが子の姿に、私も悲しくなりました。 また、私たちが「お祭りが近くであるから一緒に」と誘っても断るのに、義妹の子たちを連れて別のお祭りへ行く義母。一緒に行きたいとわが子が言うと、義妹が「いいよ!」と言ってくれるのですが、義母は渋々という顔をします。 そして身内に不幸があっても「娘(義妹)がいてくれさえすればいいから……」と、長男の夫には何も相談しません。何もかも義妹に話をして終わり、義妹は私たち夫婦には義母から話がないことを知っていたようで、義母からこういう話があったと報告してくれていました。 同居しているのは私たち家族なのに義両親と別居しているときは義実家に遊びに行くとかわいがってもらえたわが子たちですが、同居すると子育てや生活習慣など気になるようで、しつけに厳しくなった義母。実は義妹も義母の過干渉に耐えられず、高校卒業を期に実家を出て就職したのだと話してくれました。夫もずっと実家には住んでいたものの、義両親とは必要最低限しか話さなかったようで、同居も長男だからという理由……。 そのような家族内の関係性があったとは知らず、同居して初めて気づいた義母の義妹への執着と、私たち家族への態度に悲しくなりました。夫も気づいていたらしく、私たち夫婦だけなら耐えればいいのですが、子どもたちに対する態度の違いに怒りを覚えるほどに。義妹の子はかわいがられ、わが家の子どもたちは義母が気に入らないことがあると、そこまで怒られるほどのことをしていないのにもかかわらず、容赦なく怒られる日々はとてもつらかったです。 夫は、義母と話し合いをすることに。もう少し義母に私たち家族にも寄り添ってほしかったのですが、結局生活スタイルや子育てへの考え方の違いが大きく、義両親とは別居することになりました。今も義母の義妹家族とわが家の差別はありますが、家族として良い関係性を築くために、義母とはほど良い距離感を保つようにしています。 作画/うちここ著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 イラスト制作者:イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2021年05月31日■前回のあらすじ義母に余計なことを言った夫のせいで関係は悪化して…。そして、私もはじめての子育てでどうしていいかわからなかったこと、可愛がってくれる気持ちは本当に嬉しいことを伝えました。義母はこれ以降、決めつけてくることが減り、子どもへのプレゼントも事前に私に相談してくれるようになりました。夫が余計なことを言って、義母を怒らせてしまった時はどうしようと思いましたが…結果的にとても付き合いやすくなりました。思い込みをなくし、私の意見にも寄り添ってくれるようになった義母は、とっても嬉しそうに今日も孫を可愛がってくれています♪※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2021年01月13日■前回のあらすじ夫が義母に歩子の思っていることをストレートに伝えてしまい…。義母は、自分が知っている子育ての知識を私に教えてあげたこと、でもそれに対して感謝どころか文句を言われたことなど、ひとしきり私の愚痴を義妹の結衣さんに言ったそうです。妹の結衣ちゃんからこんなメッセージが届いたことで、夫は自分の無神経な行いをかなり反省したようでした。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2021年01月12日■前回のあらすじ初めての育児に奮闘している歩子は、義母から昔の育児を押し付けられ困惑し…。私は夫に、「義母の子育ては昔の子育てなのでその通り従うのは難しいこと」、「いただくおもちゃや洋服が圭介にはまだ早く、そういったもので部屋の中が溢れていくことに困惑していること」を伝えました。そして何より、私から直接義母に言いづらくて、どうしたらいいか分からないと夫に告げると…。夫の信五は、さり気なくどころか、直球に物申してしまい、義母を怒らせてしまったのです。この後夫の無神経な発言に腹が立ち、小一時間ほどお説教してしまいました…。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2021年01月11日私の名前は歩子。初産で息子の圭介を授かりました。育児初心者ながらも毎日必死に頑張っているのですが…。義母が「授乳は一歳になったらやめろ」だの「離乳食になる前に果汁を与えないとダメ」だの…。昔の育児を押し付けてきて困っています。息子のことを思ってくれているのはわかるし、愛情も感じる。だけど…自分自身はじめての子育てなので自信がなくて反論できず、なんとなくモヤモヤした日々を送っていました。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2021年01月10日■前回のあらすじ義妹の相談にのるうちに、突然始まった同居生活が楽しくなってきて…。義母と義妹の突然の来襲からもうすぐ3ヶ月が経とうとしていました。義母の家事サポートもありがたく、姉気分が味わえる生活にも慣れてきたころ…。「自分は何になりたいのか」を悩んでいた美咲ちゃんは目標を見つけたようで、アルバイトをしながら資格を取るために毎日図書館通いを開始したのです。以前美咲ちゃんが交際を断られた人と偶然再開して…なんと交際がスタートしたのです!「幸せは誰かが運んでくれる」…なんてことを今どき信じてきた美咲ちゃんですが、自分の人生を一歩ずつ進み始めたことで、とてもしっかりしてきました。そして…。義妹は素直で猪突猛進タイプ。「婚活」を頑張ろうとするあまり、ちょっとズレた行動をしてしまってましたが、そのパワーを勉強や仕事に振り向けて頑張る姿は私から見ても素敵でした。もともと素直で甘え上手な義妹はとってもいい子なので、いずれ合う人と出会えるのではと思っていたので、すごく嬉しかったです。あとはもう私たちから自立するだけ。それは義母も同じでした。ついに義母と義妹が私たちのマンションから出て新たにアパートを借りることになったのです。同居は解消できましたが、2人は自分たちだけで解決できなくなると、相談の電話をかけてくることは度々あって…。それでも、これまで2人が努力してきた姿を知っている私は、以前なら感じたであろうもどかしい気持ちにはなりません。その代わり2人に伝えるのは…。2人からは今も相談を受けますが力を合わせて頑張っているようです。美咲ちゃんは、アルバイトをしながら就職活動を頑張っていましたが、ようやく決まったと報告がありました。夫の困った人の手を差し伸べる優しさや家族を大事にしているところは好き。でも義母義妹に関してはそれが悪いほうに働いていたのかなと思います。2人とも精神的にも夫を頼りすぎていたようですが、義母も義妹も今とても生き生きしています。今後、たとえ義妹が結婚しても、今の前向きな義母なら落ち込んだりせずに大丈夫な気がしています。今回のことで、他人と生活をする大変さと楽しさを私も学びました。3ヶ月で同居も解消できて結果オーライでしたが、話しづらいことを先延ばしにしてしまうのは夫の悪い癖。同居を私に黙ってOKするなんて信頼関係を壊すことに他ならないと夫には強く念押ししておきました。義母義妹との関係もグッと近くなったので、これからも適度な距離でお互い助け合って仲良くしていければと思います。※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ まるこ /イラスト・イラスト・ 由愛乃ナカ(ゆめのなか)
2021年01月01日■前回のあらすじ同居ルールを作った日、義妹から「どうして私はうまくいかないのかな?」と相談されてしまい…。お兄ちゃんが大好きで、同じように優しい人と結婚したいと思った義妹の美咲ちゃん。そして大好きなお兄ちゃんが選んだ妻にも興味があったようで、美咲ちゃんの方から思いを打ち明けてくれました。思わず学生時代に戻ったかのような相談に、ちょっと恥ずかしい気持ちになりながらも、いつしか真剣に美咲ちゃんの話を聞くようになっていました。話ながらどんどん素直に自分のことを考え始める美咲ちゃん。こういった純粋で人の話に真剣に耳を傾けられる才能は、兄である夫にソックリ。ついそんな似ているところを見つけて、同居の怒りも薄れていくのを感じていました。そして大好きな兄に本気で怒られたのが効いたのか、美咲ちゃんはさっそくアルバイトをはじめ家事も積極的にやるようになりました。ありえない!と夫に対して怒り、義母と義妹の図々しさに辟易していた私ですが、いつの間にか4人での同居が楽しくなっていることに気づきました。しかし同居の期限は刻々と近づいてきて…。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ まるこ /イラスト・イラスト・ 由愛乃ナカ(ゆめのなか)
2020年12月31日■前回のあらすじ突然義母と義妹との同居が開始してしまうが、2人とも家事を何もやらず…。何もしない義母と義妹、それをオロオロしながらも彼らの分の家事をこなそうとする夫に堪忍袋の緒が切れた私。すると夫は、どうして義妹が上京して結婚相手をさがすことになったのかを話し始めました。たしかにこれまでの美咲ちゃんの言動を見ていれば、想像がつく話。妹を大事にしてきた夫が頼まれたら嫌といえなかった気持ちを私の最大限の広い心で受け止めようとしましたが、怒りは収まりませんでした。誰にでも良い顔をして人の良い夫は、ある意味とても弱い。でもそんな弱さを含めて好きになった私は、謝り続ける夫を見て腹をくくることにしました。しかし、ただの同居は絶対許せない!そこで同居期間は3ヶ月を死守してもらうことを条件に、夫に同居のルールを決めてもらいました。「婚活のために同居する」なんて馬鹿げたことをする美咲ちゃんに呆れていたのですが、同居ルールを伝えた日、意外な告白をされてしまい…。美咲ちゃんの告白により、怒りで始まった同居生活が意外な方向へと進みだしてしまうのです…。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ まるこ /イラスト・イラスト・ 由愛乃ナカ(ゆめのなか)
2020年12月30日私は愛。仕事好きでどちらかというと隠し事が嫌いで思ったことは口にすぐ出てしまうタイプ。夫は私とは逆で、人の面倒をみるのが好きで、頼まれると断れず自分で抱え込んでしまうところがあります。それでも優しい性格の夫と気が強い私とでは相性が良く結婚生活はとても満足していました。そう、あの日までは…。私が何も知らないままに決まっていた3ヶ月間の同居。義母と義妹とはこれまでも何度か会ったことはあり、良好な関係を築いてきましたが、一緒に住むのは話が別!しかし…義父はすでに亡くなっていて、今まで住んでいたマンションも処分予定とのことで…追い返すこともできなくなってしまいました。お客さんのように何もしない義母と義妹。人が増えた分大変になった家事を仕事から帰ってきた私がやることに…。夫も一緒に家事をしますが、なんで仕事でヘトヘトの私が義母と義妹の世話をしなきゃいけないの!?夫の優しい性格に癒やされることが多かったのですが、まさか義妹にもこんなに甘いなんて…。義母と義妹に断れず妻への裏切りのように感じた私は夫にもイライラが爆発してしまいました。…そして突然の襲来から1ヶ月、もう限界でした。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ まるこ /イラスト・イラスト・ 由愛乃ナカ(ゆめのなか)
2020年12月29日自己中心的な義家族にストレスをためながらも、「夫の意をくむできたた妻」を目指して、ひたすら走ってきた理恵さん。そんな彼女がついに大爆発してしまったエピソードを、 前回 はご紹介しました。実は、この理恵さんの大爆発、その後、夫婦仲に深刻な影響をおよぼしたのです。怒りにまかせて口から出てしまった「離婚」という言葉。夫の章人さんに大きな衝撃を与え、彼の家族も敵に回すことになりました。それまでの「優しく完璧な妻」こそが、理恵さんの本当の姿なのだと信じたい章人さん。理恵さんはその後、完璧な良妻の仮面を取り戻そうと必死になります。けれども、章人さんのオドオドした視線を感じるたびに、理恵さんはたまらなくみじめな気持ちになります。「こいつ、またヒステリーを起こすかもしれない…」と、夫が自分におびえているように感じるのです。そして理恵さん自身も、怒りを抑えきれずにまた噴火してしまうのではと恐れています。完璧な妻を目指して努力を重ねてきた理恵さんが抱える問題。それは「度を越した堪え性」「自己犠牲」「気にしすぎる世間体」です。長い結婚生活、こうした性質にがんじがらめになっていると、いつか爆発してしまう日がやってきます。あなたもそんな状態に陥っていないか、以下の項目をチェックしてみてください。■「バイオレンス系モンスター 修羅場火山」度チェックここでは、あなたの「バイオレンス系モンスター 修羅場火山」度をチェックしてみましょう。以下の質問で、〇はいくつありますか?1. 「自分さえ我慢すれば、ことは丸く収まってラクチン」だと思う。2. 自分の要望を人に伝えるのが苦手だ。3. 「自分の要望=わがまま」だと思ってしまう。4. したいことよりも「自分にどんな言動が求められているか」ばかり考えてしまう。5. 大切な人といると相手を喜ばせたいがために、したくないことでもしてしまう。6. 相手を喜ばせようと我慢や努力をしたのに、相手に感謝の意が見えないと気分が悪い。7. だれも見ていないところで物に当たったことがある(机をドンたたく、ドアを思いっきりしめる、壁をける)。8. 夫の実家との付き合いは、どんなに理不尽なことでも対応しなくちゃと思う。9. ご近所さんなど、自分の日常に重要でない人たちからも「良い人」だと評価されたい気持ちが強い。10. これまでに「キレる」「われを忘れる」という状態を経験したことがある。 ■あなたの「修羅場火山」度は何レベル? 「モンスターワイフ」判定結果「バイオレンス系モンスター 修羅場火山」度をチェックする質問に、あなたはいくつ〇がありましたか? 下の判定結果と照らし合わせて、自分のモンスターワイフ度を確認しましょう。○の数が3個以上6個未満は、修羅場火山度「C」(ストレスをため始めています。気をつけて!)○の数が6個以上8個未満は、修羅場火山度「B」(ストレスをためる考え方が染み付いてしまっています。沸点に近付きつつあります)○の数が8個以上は、修羅場火山度「A」(いつ爆発してもおかしくない状態。今すぐ対策を!)真面目で配慮が行き届き、夫を立てる完璧な妻。けれども「配慮」が過ぎて、自分の気持ちを無視し続けるのは健全な状態ではありません。自分の思いやゆずれない要望は、言い方を考えながらもきちんと伝えなければなりません。ただし、ここで開き直って自分のことしか考えなくなったり、自分の要求をゴリ押しするようになっては、妻はまた別の種類のモンスターワイフになってしまうので、お気をつけて。夫婦というのは、永遠に続いていく関係です。ほんの短い間、相手に良く思われるようと、いい顔だけしているのは決して良い関係性ではありません。懸命に理想の奥さんを目指してきたのに、大爆発を起こして一瞬で家族を恐怖のどん底に突き落としてしまう…。そんなことにならないために、ご自身の思考のクセを一度見直してみてください。
2018年06月17日夫の愛が冷めてゆく…それは、妻にモンスターワイフの影が見えるから…。今回ご紹介するのは、「バイオレンス系モンスター」。これまでに見てきたタイプのモンスターワイフたちよりも、ドロドロの修羅場を繰り広げる危険性がさらに高いモンスターです。「修羅場だなんて、私はそんな!」と思った、そこのアナタ。ギョッとするような大爆発を起こしているモンスターワイフも、つい昨日までは普通のいい奥さんだったかもしれないのです。あなたもある日突然、大爆発を起こしてしまう危険性はないでしょうか?■積もり積もった不満が爆発! 突然噴火するバイオレンス系モンスター「バイオレンス系モンスター 修羅場火山」代表:理恵(仮名)36歳の場合「人がおとなしくしていればいい気になって、つけ上がって! 一体、何様のつもり!? 章人さん、私、あなたの家族なんてやってられない!」これまでずっと心の中に渦巻いていて、けれど一度だって口に出したことはなかった思いが自分の口から飛び出していく。目の前では夫と義父、義妹が、宇宙人でも見るような顔で固まっている。理恵は6歳年上の章人と、28歳の時に職場結婚をした。誰にでも親切で面倒見のよい章人と、真面目で完璧な仕事ぶりで笑顔を絶やさない理恵は「理想の夫婦」と呼ばれ、理恵は幸せの絶頂にいた。しかし、結婚して一変。気になり始めたことが…。章人には5歳年下の妹、真美がいる。甘やかされて育ったためワガママ放題の真美は、思春期の頃から父親と折り合いが悪い。母親は真美がまだ学生の頃に病気で他界していた。そのため、以前から何かといえば兄に頼るのが当たり前のようになっていた。真美はいまだに独身だ。突然電話をかけてきて、理恵に向かって「明日、そっちに遊びに行くから、ゴハン作っといて」などということもザラだった。「なんて非常識な人なの」と理恵はいつもウンザリしていた。けれど、章人が妻に申し訳なさそうにしながらも、真美にノーと言わずにいるのを見ると、妻として夫の意思を尊重してあげなければと感じ、口出しすることはなかった。夫の意をくんで、黙って従う妻。これぞ理想の良き妻。理恵はそう信じていた。だからこそ、真美が章人に高額な誕生日プレゼントをねだった時には、「私もちょっと応援するわ」とお金を差し出したのだ。「面白そうな仕事」を見つけるとすぐに飛びつき、しょっちゅう職を転々としている真美。章人はつねに心配して気をもんでいるので、「真美さんとゆっくり話してみたら?」と、夕飯へしょっちゅう誘った。「夫の妹は私の妹、仲良くしなくちゃ…」そんな思いもあったのだ。すべては、章人の最高の妻でいるためだった。夫の家族にも優しく、思いやりにあふれ、配慮がゆき届いた妻でいたかった…。ただ、章人は理恵の努力をくみ取ろうとはしない。理恵の気づかいに鈍感で「あ、サンキュ」とサラリと甘えた。いつもいつも、理恵がどんなに頑張ってもそっけない態度の章人。もやもやしたものが何年もの間に心の底に積もっていった。けれども今回ばかりはもう限界だった。 ■「離婚よ、離婚!」娘の誕生日パーティーが台無しに…5歳になる娘の理香の誕生日は家族水入らずでお祝いするつもりだった。ところが、地方に住む義父が、自分も孫の誕生日を祝いたいと言い出した。おまけに「都会に出るのは久しぶりだから、行きたいところが山ほどある」と言う。せっかく娘のために計画したあれこれが台無しになり、理恵は途方に暮れた。しかし、そんな本心を夫に見せてはいけない。一人暮らしの70歳になる義父が、久しぶりに訪ねて来るというのだ。イヤな顔などできるわけがない。さらに娘の誕生日前日になって、今度は真美が「私も理香ちゃんの誕生日を祝う」と言い出した。背筋が凍った。犬猿の仲の父娘が、愛娘の誕生日にやって来る。きっとケンカが始まるに違いない。理恵は泣きたい気分だった。章人は「家族なんだから大丈夫だよ。」とさほど気にしていない。そして、誕生日当日。理香は、みんなが集まってくれて上機嫌で、ずっと歌を歌っている。理恵はどうにか穏便にことを進めようと、当日は普段以上の笑顔と気配りで義父と妹をもてなした。しかし、義父が思い出話を始めた時、「あの頃は仕事ばっかしてて、子どものことなんか考えてなかったくせに」と悪態をつく真美。やはり理恵の努力もむなしく、義父と義妹は口論を始めてしまった。章人は、とりなすこともせず知らんぷり。理恵だけがオロオロしている。気分を害した義父は、予定を早めて家に帰ると仏頂面で言い出す始末。理恵が必死に2人の間をとりなそうとしていると、真美が呑気な顔で言った。「父さんが帰るなら、今夜、和室は空いてるのよね。それなら私、泊まっていこうかな」理恵の頭の中に、誰かがマッチで火を点けた。シュボっという音とともに炎が上がる。「はあ? この女は一体何を言っているの? あんたなんか私にとっては、ただの迷惑な他人。なのにこれまで私がどれだけの時間とお金とエネルギーを、あんたのために費やしたと思ってるの? っていうか、章人、あんたの妹でしょ。怒りなさいよ。なんで、黙認? はあ? あんたは妹の奴隷?? はあ?」頭の中の炎が一段と大きな輪郭を描いて燃え上がる。紫の芯にだいだい色の炎。メラメラと音を立てる。理恵はもう自分で自分を制御できなかった。気づけば真美に向かってどなりちらしていた。章人が呆然としつつも止めに入る。しかし、理恵はもう止まらない。次は章人に、フルーツゼリーを投げつける。「あなたもあなたよ! いい年してこんな無茶苦茶な妹に、やりたい放題やらせておいて。本当にワケがわからない。こんな人たちもう無理! 私の苦労を完全にスルーして、気づいてくれないあなたも最低。最低夫!離婚よ、離婚!! こんな家族とはサヨウナラ」理恵は理香の手を取り、玄関から飛び出した。「完璧な良妻」の仮面がはがれ落ち、家族のいる前で大爆発してしまった理恵さん。その後、彼女はどうなったのでしょう。そして、完璧な妻を目指して努力してきた彼女の、何が問題だったのでしょうか?次回は、理恵さんが陥ってしまった失敗を確認しながら、あなたも同じ間違いを犯してしまう危険性がないかチェックしてみましょう。
2018年06月16日結婚後に新たな家族となるのは、義両親だけではありません。夫にきょうだいがいる、自分のきょうだいが結婚した、といったときにも、新たな人間関係が生まれるのです。そのなかでも、とくに「義妹」との関係に悩むママは少なくないとか。姑や義姉と違って、あまり紹介されることのない義妹との付き合い方を経験談から考えていきましょう。■年の差なんて気にしない!Yさん(41歳)には、4つ下の弟がいます。その彼がさらに年下の女性と結婚したので、義妹との年の差はちょうど10歳です。ジェネレーションギャップもあるだろうし、頼りの弟は無口なタイプ。何を話せばいいのか悩んだそうです。「イタリアンレストランで顔合わせをしたのですが、そこで出されたコースのピザが、先日、料理教室で習ったものと似ていたんです。そのことを話したら、料理を勉強中の義妹が食いついてくれて。また、彼女はイタリアに行ったことがあるとのことで、そんな話題でも盛り上がりました。育った環境だけでなく、性格も違う。ましてや、年齢が離れていれば話なんて合うはずがない。そう思っていたのですが、意外なところから会話の糸口が見つかりました」相手に対する先入観を捨てて、自分の趣味の話などから相手の好みを探るのもいいかもしれません。それからは食の好みが合うこともわかり、食事会などを楽しんでいるといいます。「家に招待することもあるけど、頻繁だと気を遣わせてしまうから、外食をするようにしています。お互いに準備などの手間がないし、食事が終わればさくっと帰れますしね」仲良くなっても適度な距離を保つことで、互いの負担を軽減する。そんな心配りができればうまくいきそうです。■年上の「妹」への接し方Mさん(31歳)の義妹は、「妹」といっても年上です。「5歳も年下の自分が義姉になるわけですが、表面上の関係はともかく、相手は年上の女性。ですから、妹という感覚を捨てて、姉として接することにしました」姑には「あなたが義姉なんだから気にしなくていい」といわれたそうですが、自分にとっては人生の先輩。その意識を忘れずに、Mさんはつねに敬語で話しかけることにしました。「彼女も、年下の義姉に戸惑っていたのでは。最初はお互いにぎくしゃくもしたけれど、あるとき私が『おねえさん』と呼んだことで認めてもらえたような気がします」「おねえさん」と呼ぶことが、「あなたを妹とは思っていない」という意思表示になったのかもしれません。それからは、言葉だけでなく、態度でも甘えるようになったMさん。本当の姉妹のように仲良くしているそうです。 ■「兄LOVE」の義妹に対するNGワード「夫の妹はブラコン気味で、義実家にあいさつへ行ったときから敵視されていました」と語るKさん(39歳)。義妹は末っ子で、長男であるKさんの夫や次男からもかわいがられて育ったそう。そこに自分以外の女性がやってくるのだから、おもしろく思わなかったのかもしれません。「これは無理に仲良くしようとしないほうがいいと思い、距離を置くことにしました。それでも、帰省土産には、義妹の好みを夫から聞いてチョイスしています。義姉と認めてくれなくてもいいけれど、私は敵ではない、ということは伝えたかったんです」こうして徐々に距離を縮めることに成功したKさんですが、ふとしたことで関係がリセットされてしまったとか。「義妹の前で、夫をあだ名で呼んでしまったんです。そのときの義妹の嫉妬に満ちた表情といったら…。せっかく仲良くなれそうだったのに失敗しました」家では呼び捨てしたりあだ名で呼び合ったりすることがあっても、こうしたケースでは慎んだほうが賢明かもしれませんね。ひとくちに「義妹」といっても、相手の年齢や性格はバラバラ。そのため、攻略法もケースバイケースになってしまいます。しかし、相手を尊重する、無理に距離を縮めようとしない、相手の嫌がることを避ける、という部分は共通しているのではないでしょうか。難しく考えず、ひとりの女性として接することがうまくやっていくための秘けつかもしれませんね。
2017年04月01日