毎日厳しい寒さが続くと、インフルエンザと同じくらい心配になるのがノロウイルスやロタウイルスなどの感染性胃腸炎。特に、保育園に子どもを通わせているママ・パパは、お迎え時に「本日、感染性胃腸炎でお休みしたお子さんが2名いました」などのお知らせを見て、「うちの子にも感染したら、仕事どうしよう」とヒヤヒヤした経験はありませんか?感染性胃腸炎の現在の流行状況や症状、実際にかかってしまったときの対処法、登園基準などをくわしく見ていきましょう。■感染性胃腸炎2019「局所的な流行に注意!」国立感染症研究所によると、12月に引き続き、1月に入っても、今シーズンのノロを含む感染性胃腸炎の全国推定患者数は、過去4シーズンと比べても低い傾向にあるようです。だからといって、「今年はそんなに流行っていなそうでよかった…」とホッとするのは早計。都道府県別の推定患者数がそこまで多くなくても、局所的に流行しているケースがあります。例えば、東京都の場合、2019年1月7日~13日の定点当たり患者数は9.12人で過去5年の平均よりやや上回っており、台東区では22.75人と突出して多くなっています。一方で、千代田区では2.0人とかなり少なくなっています。同じ都道府県内でも患者数にかなりばらつきがあるため、自分の住んでいる都道府県だけでなく、地域で流行っているかどうかにも注目してみるのが良さそうです。■ノロウイルス・ロタウイルス「症状や潜伏・感染期間、感染経路は?」 ノロウイルスとロタウイルスではどのような違いがあるのでしょうか? 流行時期や症状、見極め方について解説します。<ノロウイルス>流行のピークは12月~1月ごろが多い。子どもも大人も関係なくかかり、再感染することも。【症状】主な症状は、おう吐と下痢。急に激しいおう吐に見舞われることが多いようです。1日から3日で治るケースが多いですが、脱水症状を招くことがあるので注意が必要です。【潜伏期間と感染期間】潜伏期間は、12時間から48時間と短いのが特徴です。急性期にもっとも感染力が高まりますが、治った後も便の中にウイルスが3週間以上排出されることがあります。【感染経路】経口感染、接触感染、飛まつ感染によって広まります。二枚貝、氷、サラダ、パンなどの食品を介して感染することもあります。便の中に大量のウイルスが排出されています。また、吐しゃ物の感染力も強いのが特徴です。保育園などでの集団生活により、流行することが多くあります。<ロタウイルス>流行のピークは、ノロウイルスやインフルエンザの流行が落ち着く3月~4月にかけてが多い。乳幼児がかかりやすい。【症状】主な症状はノロウイルス同様に嘔吐と下痢です。下痢便が白くなるケースが多いのが特徴です。2日から7日で治りますが、脱水やまれにけいれんや脳症などの合併症を引き起こすことがあります。【潜伏期間と感染期間】潜伏期間は、1日から3日とノロウイルスよりはやや長いのが特徴です。急性期にもっとも感染力が強く、治った後も便の中にウイルスが3週間以上排出されることがあります。【感染経路】経口感染、接触感染、飛まつ感染。【検査方法】厚生労働省によると、ノロウイルス・ロタウイルスともに便の中のウイルスを検出できる検査キットを用いて、一般病院などで調べることができます。3歳未満、65歳以上には健康保険が適用されます。結果が早く出るのは良い点ですが、感染していても陽性とならない場合があります。調べたい場合は、かかりつけの小児科医などに相談してみましょう。検査をしていなくても、流行状況から臨床診断する場合もあるようです。ノロウイルス・ロタウイルス「予防方法は?」ノロウイルスやロタウイルスを防ぐためには、どうすればいいのでしょうか?【予防方法】ノロウイルス・ロタウイルスともに、手洗いやうがいなど一般的な予防法を行うことが大切です。アルコール消毒はノロウイルスには効かず、ロタウイルスにも効きにくいため、きちんと流水で石けんを使って手洗いをするようにしましょう。<ロタウイルス>ロタウイルスは、予防接種により防ぐことができます。2011年から経口ワクチンの接種(任意)が始まりました。 2回接種と3回接種の2種類のワクチンがあります。2回接種の場合、1回目の接種の推奨期間は生後2~4カ月。2回目の接種は生後24週までにすませます。3回接種の場合、1回目の接種は生後2~5カ月の間に、3回目の接種は生後32週までにすませます。生ワクチンのため、接種の間隔は27日以上あけます。ノロウイルス・ロタウイルス「かかってしまったらどうする?」手洗いやうがいなどに気をつけていても、子どもが感染性胃腸炎にかかってしまった場合、どうすればいいのでしょうか?【対処法】ノロウイルスやロタウイルスに効く抗ウイルス剤はないようです。病院を受診すると、症状に合わせた治療が行われるのが一般的です。ウイルスを体内から排出することで症状が改善するので、下痢を止める薬を使うのは避けたほうがいいでしょう。子どもが下痢やおう吐をしたときはどうすればいいのでしょうか? 下痢便やおう吐物には大量のウイルスが含まれていることがあります。下痢便のついたおむつやおう吐物で汚れた床をふき取ったペーパータオルなどは、ビニール袋に密閉して廃棄しましょう。その際、廃棄物がひたる量の次亜塩酸ナトリウム(家庭用漂白剤を薄めたものなど)につけるとなお良いようです。ノロウイルスは乾燥すると、空気中に漂い、口に入って感染することがあります。床等に飛び散った吐しゃ物は乾燥しないうちに、処理しましょう。ふき取った後は、次亜塩酸ナトリウムでひたすように消毒をして、水拭きをします。おう吐物や下痢便のついた衣服は破棄するか、0.1%次亜塩酸ナトリウムで消毒をします。おむつ替えや吐物を処理する時は、できればビニール手袋をし、廃棄物と一緒に処分するのがいいでしょう。もし、直接さわってしまったら、しっかり手洗いをしましょう。【登校(登園)基準】ノロウイルス・ロタウイルスともに、おう吐や下痢症状が良くなり、全身状態が良ければ登校(登園)はできます。園によっては登園許可書が必要となるところもあるので、事前に確認しておくと安心です。症状がおさまってからも、引き続き手洗いをしっかり行いましょう。一度でも感染を経験したママ・パパなら、その恐ろしさを忘れられないのがノロウイルス・ロタウイルス。乳幼児がかかると、脱水症状を起こしやすく、本当に心配になりますよね。手洗いやうがいは予防の基本。もしかかってしまった場合も、適切な処置をして、家族内感染を広げないように気をつけたいですね。参考サイト: ・国立感染症研究所「ノロウイルス等検出状況」 ・東京都感染症情報センター「東京都感染症週報」 ・日本小児科学会「学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説」 ・厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」
2019年01月29日冬になるとノロウイルス胃腸炎が流行して、下痢やおう吐で小児科を受診する子が増えます。今回は、下痢やおう吐の対策、ノロウイルス胃腸炎を中心に解説していきます。ノロウイルス胃腸炎の症状は? 診断、治療は??ノロウイルス胃腸炎とは、どんな病気なのでしょうか? その症状や合併症、診断のポイント、治療についてご紹介します。ノロウイルス胃腸炎、その症状は?ノロウイルスはおう吐を主な症状として下痢、腹痛、発熱を認め、冬に流行しやすい胃腸炎です。子どもが感染すると、そこから大人にも感染することが多く、家族内で流行することも珍しくありません。数日間の症状ですが激しいおう吐などから脱水になってぐったりしてきたり、おしっこが出なくなったりします。この合併症に注意ノロウイルス胃腸炎の合併症として、けいれんを起こす「胃腸炎関連けいれん」があげられます。これは、ノロウイルス以外の胃腸炎でも起きるものですが、熱性けいれんとは異なり、熱がなくても起こる症状で、数秒~数分の短いけいれんを反復するという特徴があります。熱性けいれんとは治療薬が異なるので、けいれんが見られた時には医師に胃腸炎症状があるかないかを伝えることはとても重要です。ノロ、それとも? 医師の診断ポイントおう吐にはじまり、下痢症状をともない、数日の胃腸症状ののち改善し、周囲でも流行しているようならノロウイルス胃腸炎の可能性が高いと医師は診断します。ノロウイルス胃腸炎の場合、おう吐から始まることが多いですが、おう吐=ノロとは限りません。実は、おう吐=ノロと考えるとほかの疾患を見逃すことになり、思わぬ落とし穴があります。例えば、髄膜炎や心筋炎などでもおう吐の症状があります。ノロウイルス胃腸炎かどうかの診断については、便の検査はあるものの必須ではなく、保険診療での検査も3歳以下や65歳以上の高齢者のみと制限があります(子どもと高齢者は悪化しやすいため)。そのため、便の検査は補助的に用いて、基本的には診察や経過で総合的に医師が判断します。特効薬はなし! ノロウイルス胃腸炎の治療特効薬はありません。下痢としてウイルスが体内から出ていけばだんだんと改善しますので、症状のある数日間、脱水にならないようにしのぐことが最も重要です。薬としては、症状を緩和させるために整腸剤や、漢方薬の五苓散などが使用されます。オーエスワン/OS-1(大塚製薬)など経口補水液による脱水対策が大切ですが、飲めない場合は点滴を考慮します。これらはノロウイルスに特別な治療ではなくて、ほかの胃腸炎でも同じ対症療法です。つまり検査でノロウイルスを確認しなくても治療は可能で、おおまかに胃腸炎ということがわかればそのあとの治療は一緒です。そのため、ノロウイルス胃腸炎かどうか検査するためだけの受診は必要ないといえます。どちらかというと、そのおう吐がほかの病気ではないこと、胃腸炎であることを確認することを一番の目的としたほうがいいでしょう。受診するか、しないか…その目安は?受診するかしないか迷った時は、脱水傾向があるかどうかが目安になります。つまり、水分がとれずぐったりしている、尿が少ない、口がかわいている、などの症状です。脱水の症状があれば、点滴が必要になる可能性があるからです。逆に言えば、脱水の心配がなく水分がとれているようであれば、無理をして受診をしなくても家でしばらく様子をみてもかまわないでしょう(注:医師により判断は異なります)。もちろん不安だったり、ほかの病気の心配があれば受診したほうがベター。ただ、ある程度元気で、脱水の症状が出ていなければ、ホームケアで自然と治っていく病気であるといえます。一番こわい脱水症状を防ぐ「吐き気がある時の水分摂取」ポイントは症状が強い数日間、ここをいかに経口補水でしのぐかです。よく、おう吐するから飲ませないと考える場合があるかもしれませんが、おう吐して水分が少ない状態でさらに経口摂取を絞れば、すぐに脱水になってしまいます。飲ませ方には、ちょっとしたコツがあるので、以下の手順ですすめてみてください。脱水症状を防ぐ水分の取り方1.おう吐直後はすぐまたもどしてしまうので、水分は飲ませないほうがいいでしょう。30分くらい時間をあけます。2.吐き気がおさまったタイミングで、水分を一度口に含ませてみてください。スプーン1さじでかまいません。3.1さじ飲めたら、2さじ、3さじと段階的に様子をみながら水分量を増やしていきます。吐かない程度に少量づつ体に水分をいれていけば、脱水を予防できます。※もし、1さじも受けつけない、数さじでもおう吐するようであれば、病院での点滴を考えたほうがいいでしょう。飲ませる水分は、アクアライト(アサヒグループ食品)など乳児用イオン飲料や、オーエスワン/OS-1などの経口補水液がいいでしょう。ナトリウム(電解質)や糖分が入っていないと、血液中のナトリウムが少なくなったり、低血糖によって倦怠感(けんたいかん)を感じたり、時にけいれんを起こす可能性があります。飲み物はできる限り、電解質や糖分を含むものにしてください。経口補水液が飲みにくいという場合、軽症であればりんごジュースなどと半々で割って飲みやすくしてから与える方法もあります(※)。家族への感染を食い止める! 予防法とホームケア親が感染すると看病を含め2倍、3倍のしんどさになります。下痢、おう吐の処理は手袋をして、可能であればビニールエプロンを使って感染対策をしてください。寝具におう吐すると後片付けが大変なので、ペットシーツなどをしいておくのも一つの方法です(我が家も一度ひどい目にあいました…泣)。子どもがおう吐しそうになったときすぐに受けることができるよう、洗面器やボウルにビニールをかぶせておくと便利です。もし出かける場合はおう吐に備えて、紙袋+ビニール袋や、着替え(親の分も)、手をふくウェットティッシュなど用意しておくことをおすすめします。予防には、手洗いが基本です。できるだけ流水でウイルスを洗い流しましょう。ノロウイルスは飛びやすいので、いろいろなところに付着しているため、ほかの人がさわる可能性のあるところは極力さわらず、どこかさわったあとは手を洗うようにしてください。アルコール消毒は効果が乏しいので、ハイター(花王)といった次亜塩素酸ナトリウム配合の商品で除菌するのがおすすめです。ドラッグストアにはノロウイルス対策と書いていても、成分がアルコールという場合があります。買う時の参考にしてくださいね。参考資料※ Effect of Dilute Apple Juice and Preferred Fluids vs Electrolyte Maintenance Solution on Treatment Failure Among Children With Mild Gastroenteritis: A Randomized Clinical Trial.
2018年12月31日だんだん寒くなってきました。そろそろお子さんがいるおうちでは、鼻がずるずるいいはじめたり、幼稚園、保育園などで「インフルエンザの子がでました」なんてお知らせが出ているところもあるのではないでしょうか。冬にはさまざまな感染症が流行ります。今回は、特に流行りやすく注意してほしい子ども(と大人)の感染症の話をしたいと思います。この記事の著者■相川晴(HAL)内科医。研修中にうつ病を発症し、数年間の療養生活を経て復帰。病気の間支えてくれた医師の男性と結婚。某地方都市で夫、4歳の娘と暮らす。自身の出産・育児の日々をもとに、医学的なエビデンスを交えて女性の健康・育児情報などをブログやTwitter、連載コラムで発信中 インフルエンザインフルエンザは大人も子どももかかりたくない冬の感染症の代表格ですね。インフルエンザウイルスに感染してから1~3日程度の潜伏期間があったのち、38度を超える発熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛や関節痛といった症状が突然現れるのが典型的なインフルエンザです。それから上気道炎の症状(咳や鼻水など)が出て、大体1週間程度で治ります。普通の風邪とわけて考えたいのは「重症化しやすい」ということ。特に幼い子どもや高齢者、妊婦さん、基礎疾患がある人は重症化しやすいことで知られています。二次感染を起こしたり、中耳炎や急性脳症といった合併症を引き起こすこともありますので、乳幼児をはじめとしたハイリスクの方々には特に「予防」に気をつけてほしい感染症ということになります。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症/ウイルス性胃腸炎)いわゆる「嘔吐下痢」です。それまで元気にしていた子供が突然げろっと吐いて、びっくりした親御さんも多いのではないでしょうか。娘も1歳の時に、突然テレビ台の前で吐いて、てんやわんやになりました…。冬場に流行する感染性胃腸炎の原因としてはノロウイルスが有名ですが、他にも様々な病原体によって引き起こされます。ウイルスが原因の事が多いので「ウイルス性胃腸炎」ということもあります。年が明けて春にさしかかるとロタウイルスによる感染性胃腸炎が増えてきます。症状は病原体の種類によって差があります。ノロウイルスの場合、1~2日程度の潜伏期間があったのち、吐き気、嘔吐、下痢、発熱、腹痛などの症状が出現します。体力のある大人はあまり大ごとにならないのですが(いえ、もちろん発症すると数日はかなりきついですが)、乳幼児や高齢者、基礎疾患のある方は脱水に注意が必要です。特にロタウイルスは乳幼児に脅威。ひどい下痢から脱水を起こし、場合によっては死にいたることもあります。特に3ヶ月未満の赤ちゃん、吐いたものの色が赤・緑・黒色、激しい腹痛、右下腹部痛(とくにみぞおちから移動したものは注意)、便の色が赤・黒色……といった場合には、単純な嘔吐下痢ではない可能性があり、受診が必要です。脱水がひどい場合も点滴の治療が必要になりますので受診をしてください。RSウイルス感染症もう一つ、お子さんをお持ちの方に気をつけてほしいのがRSウイルス感染症です。感染して4~6日程度の潜伏期間ののち、鼻水や発熱、咳が出てきます。大人や少し大きくなった子は、大体このちょっとした風邪で回復するのですが、乳幼児は注意が必要です。大体7割程度が1歳までに一度は感染しますが、初めて感染した際、1/3は肺炎や細気管支炎といった気道の奥の方(下気道)まで感染が広がり、ひどい咳や喘鳴、呼吸困難を起こし入院が必要になることもあります。中耳炎を合併する事も多いです。近年、RSウイルスは少し流行のピークが前倒しになる傾向があり、今年(2018年)も12月現在、もうすでに流行のピークは過ぎています。しかしまだ報告はありますので、小さいお子さんをお持ちの方は引き続きご注意ください。基本的な予防法これらの感染症は、「飛沫感染」「接触感染」で感染します。ですので、基本的な予防法としては●手洗い、マスク●人混みを避ける●風邪の症状がある人にはできるだけ近づかないといったことになります。「接触感染」に関していうと、特にトイレは要注意。前に使った人が感染性胃腸炎にかかっていた場合、あちこちにウイルスが付着している可能性があります。トイレの後の手洗いは念入りに。食品を扱う前にも必ず手洗いをしましょう!ただ、小さいお子さんにはマスクの付け外しは難しいですし、可能な範囲で手洗いをしてあげる&教えてあげる事が重要かなと思います。また、家族から感染する事も多いので、ご自身やご家族がかからないように予防を頑張るというのも大切な事です。栄養があるものを食べる、睡眠をとる…などをこの時期は普段以上に心がけるのがいいと思います。大人にとっては軽い風邪の症状でも、実は上記の感染症である事があります。特に乳幼児のいるご家庭では、風邪っぽい時にはマスク&手洗いをしっかりし、可能な限りお子さんのお世話を他のご家族などに任せるようにして(実際にはそれが難しいのですが……)、家庭内でお子さんにうつさないようご注意ください。幸いにしてインフルエンザにはワクチンがあります!もうすでにインフルエンザの患者さんがどんどん出ていますが、ワクチン、まだ遅くありませんよ! 流行の本番はこれからです。ワクチンは発症自体を予防する効果もありますが、重症化を防ぐ効果もあります。我が家も娘が1歳の時にインフルエンザをもらってしまったのですが、ワクチンをうっていたからか、発熱もひどくならず、数日で元気になりました。ワクチン大事です。生後6ヶ月から接種可能です。我が家も家族全員、毎年しっかり接種しています。妊婦さんもインフルエンザワクチン、接種できます。ワクチンを接種することで生まれてくる赤ちゃんにも、胎盤を通してインフルエンザの抗体をプレゼントしてあげることができます。妊婦さんは重症化しやすいので、ぜひご検討ください。(赤ちゃんへの移行抗体の話は、手前味噌ですがこちらを参考に) 妊娠中のインフルエンザワクチン接種は生後6か月までの赤ちゃんにも効果があります。 生後2ヶ月のワクチンデビューにロタウイルスワクチンをまた、感染性胃腸炎を起こす原因の一つ、ロタウイルスについてもワクチンがあります。ロタウイルスは感染力が非常に強く、ワクチン以外の予防は困難です。重症化すると、ひどい脱水から死にいたることもあります。ロタウイルスのワクチン(口で飲む甘いシロップです)は生後2ヶ月から使う事ができます。まだ定期接種になっておらず、高価ですが、ぜひおすすめしたいワクチンの一つになります。助成のある自治体もありますのでご検討ください。大変駆け足になりましたが、冬に気をつけたい子ども(と大人)の感染症の話でした。流行するタイプの感染症は感染力が強く、また小さいお子さんは手洗いなども上手にできませんし、手でもなんでも口にいれますので、どうしてもどこかで病気をもらって来がちです。周囲でインフルエンザなどが大流行している時期は、人が多い空間を避けるというのも一つの予防法になります。どうか今年の冬、みなさんがいろいろな病気をもらわずに、そしてもらっても軽く済むことをお祈りしています。頑張りましょう!◆参考サイト インフルエンザとは 国立感染症研究所 Neuzil KM, Reed GW, Mitchel EF, Simonsen L, Griffin MR. Impact of influenza on acute cardiopulmonary hospitalizations in pregnant women. Am J Epidemiol 1998;148:1094–102. RSウイルス感染症とは 国立感染症研究所 感染症発生動向調査週報 (IDWR) 国立感染症研究所
2018年12月10日どうもこんにちは、のばらです。さて、この時期になると不安なのが、子どもたちの感染症。…きったない話で申し訳ないですほんとに。でも経験された方も多いでしょ!? ね!?インフルエンザとかはかからないんですよ。検査してもノロとかロタとか陰性だったりするんですよ。でも毎年かなりの確率で胃腸がやられてるわが家です。目に見えない敵と戦うのは難しいもんです。でもこれからの季節、家族の笑顔と健康の為!清潔な布団とトイレを維持する為!!万全な対策で備えたいと思います。
2018年11月22日■集団生活では避けられない? こわい感染症幼稚園に通うようになって、とにかく病気をもらってくるようになった息子。お約束のごとく、園内ではやっていた胃腸炎をGETしてきました(涙)■胃腸炎への対処法を実行! すると…?でも、以前から胃腸炎の対処方法を調べていたので、とにかく「吐しゃ物を隔離&排除」しました。夜だったけど布団を干し、シーツも干し(雨でなかったのが幸い)、洗ったときに使ったゴム手袋、マスクはシーツを入れていたごみ袋に入れて捨てました。親にうつって一家全滅は避けたかったので、とにかくマスク&使い捨て手袋で頑張った結果、なんとか息子だけの感染ですみました。息子も軽い症状だったのが幸いしたのかもしれません。これからの季節、インフルエンザや溶連菌などの感染症が怖いので、手洗いうがいを念入りにしていきたいと思います。=========================================本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。=========================================
2018年11月16日長男が年中のころに、感染性胃腸炎で一家全滅したことがあります。最初に長男みつが下痢嘔吐。幼稚園ではやっていたので、間違いなくそこからもらってきたのでしょう。次に、予想通り次男みのが感染。2人とも一日中ぐったりしていて、いつものにぎやかな子どもたちの声が聞こえてこないのは、とても異様な光景でした。しかしそこはパワフルな子どもたち。2日ほどで症状は収まり、あっさり回復しました。私も、汚物処理をたくさんしたけれど、子どもたちが寝込んでいる間は感染せず。ふう。これで一安心…と安堵した3日後油断していました…私は水すら吐く状態。めったに病気をしない夫もダウンしました。夫婦で動けなくなると、育児の代わりをしてくれる人がいなくなるわけで・食事の準備ができない・部屋は子どもたちの無法地帯もうここは諦めるしかないのですが、避けて通れないのは吐き気と戦っている時のオムツ替え…!これは容赦ない。容赦ないですよ。吐き気と熱でフラフラの時の次男おオムツ交換は本当に大変で、一番つらかったです。次男はおとなしいので暴れたりせず、しっかり自己申告もしてくれるのでまだ良い方なのですが、それでもメンタル的にも臭い的にも、正直つらい。(しかも私をご指名)ふつう、病気になったら床に伏せているものなのに、親になったら絶対そうはいかない。と、しみじみ思いました。私もそうやって育ててもらったのだ…病気になるたび、半泣きで実家の母を思い出します。健康、大事…!=========================================本記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。=========================================
2018年07月18日突然のマーライオン吐きから始まることが多い胃腸炎(胃腸風邪)。吐いたら、吐き気が治まるまで、食べ物飲み物を与えないようにするのだけれど、それも嫌がって大泣きするし、体調悪いとグズグズが止まらないし、地獄のような時間のスタート…。痰が絡んで吐いただけのこともあるので、しばらく様子を見て、熱があったり、2度吐いたら病院に行きます。調子が悪いので安静にしてほしい…けど、してくれず。気がつくとあたりをウロチョロ。あ、意外と元気じゃない? もう治ったのかなぁ~と油断していると吐いたり。それも、なぜ、わざわざそこに!! ってところで吐くことが多い…。あと20cmズレてくれたら掃除が楽なのにぃ~とか。踏んでしまってあちこち歩いて吐いたものの足跡だらけになってしまったことも…!!でも、5歳が近づくころには…それでも最近は、吐き気を催したら、トイレとか、洗面器に向かおうとしてくれる!!失敗することの方が多いけれど、ちょっと前まで吐しゃ物もおしっこもウンチも漏らしっぱなしだった赤ん坊がそんな気づかいを見せるなんて、おい、おまえも大人になったもんだなぁ!! …と、ちょっと感動すらしちゃいます。(現在は下の子もいるので別の大変さはありますが)風邪を引くと大変なことには変わりないけれど、大変なことでも成長を感じられると、こちらもがんばろうという気持ちになれるもんです。これからも、息子の体調に振り回されることは多々あるでしょうが、乗り越えていきたいですね!!=========================================本記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。=========================================
2018年07月03日子どもがかかりやすく感染力が高い胃腸炎。胃腸炎の原因から、そもそも胃腸炎に感染しにくくする方法を専門家の意見から紹介します。胃腸炎になってしまった子どものケアはもちろんですが、嘔吐の始末を間違えてしまい更に感染が広がってしまうケースもあります。ママテナの記事から胃腸炎の対応策をまとめました。「胃腸炎かな?」という症状が見られる場合は、これらの記事を参考にしつつも、早めに病院に連れていく事が大事です。その1●そもそも胃腸炎の原因は?胃腸炎、正確には「感染性胃腸炎」と呼ばれる病気ですが、細菌性とウイルス性の2種類が大半です。サルモネラやO-157などが原因の細菌性は、細菌が繁殖しやすい夏場に多いのが特徴。一方、ウイルス性はノロやロタなどのウイルスが原因。空気が乾燥する冬に流行します。先ずはこの病気について学びましょう。▼続きはこちら▼その2●予防方法は?胃腸炎が怖い大きな理由は、その感染力の高さにあります。家族の誰かが感染してしまった場合、気をつけることはなんなのか、お医者さんの意見です。また日頃から子どもに感染させないようにするにはどうすればいいのか?その答えは食べ物にありました。▼続きはこちら▼その3●意外なクセが胃腸炎の原因に…胃腸炎で2度の入院を経験したお子さん。まだ小さく他のお子さんとの接触も少ないことから原因について悩んでいましたが、その原因は小さな子どもなら誰でもしているクセでした。▼続きはこちら▼その4●感染してしまったら…では感染してしまった場合はどんなケアが必要なのでしょうか?・胃炎になってしまった子どもへの対応方法、・嘔吐した後、正しく処理する事によってさらなる感染を防ぐ方法以上2つの点から、その対処方法を紹介します。実際に「処理を間違えてしまった」というママの声は大事な事を教えてくれます。▼続きはこちら▼その5●赤ちゃんが下痢、嘔吐をした場合の離乳食は?赤ちゃんが下痢や嘔吐をした場合、心配なのが脱水症状です。水や離乳食を与えるタイミング、避けるべき食品は、など専門家の意見を紹介します。嘔吐を繰り返す時に気を付けたいのが脱水症状です。脱水症状とはどのようなものか、水分を与える方法など紹介します。▼続きはこちら▼
2018年06月12日1年の間で、ママ達がもっとも恐れる季節といっても過言ではないのが冬。免疫力の低い子どもはしょっちゅう感染症をもらってきては、熱を出したりお腹を壊したり…。中でも、感染力がケタ違いに強い胃腸炎にはご用心!事前にできるだけの準備をして、家庭内パンデミックを食い止めましょう!寒くなったら準備を!用意しておきたいアイテム寒くなると、ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎が毎年大流行します。小さい子どもの場合「体調が悪い」と口に出して教えてくれません。そのため、さっきまでニコニコしていたと思ったら…いきなり吐いた!「えっ、なんで!?」なんてことが普通に起こります。そうなってからどうしたらいいんだっけ?なんて言っていたのでは、遅いのです。いざという時に慌てないよう、事前に用意しておきたいアイテムはこちら。・マスク・使い捨て手袋・そのまま捨てられる雑巾、ペーパータオルなど・ペットシーツ・ペットボトルの空容器・塩素系漂白剤冬の間は、これらをストックしておくと安心ですよ。どんなふうに使うの?胃腸炎は感染力が強いので、吐瀉物などをそのまま手で触るのはもちろんNG。加えて、空気感染にも細心の注意を払わねばなりません。そのため、子どもが吐いたらすぐにマスクと手袋で自分の身を守り、それから汚れものの処理に移ります。汚れを拭き取るのに使った雑巾やタオル類は、洗ってそのまま使うのではなく処分を。感染性胃腸炎のウイルスはかなり強く、洗濯機で洗ったくらいではキレイになりません。かえって感染を助長してしまうリスクもあります。泣き叫ぶわが子の姿に動揺して、ついこのあたりの対策を怠ってしまいがちですが、そうすると確実に二次感染します。子どもの看病をやり抜くためにも、ママが倒れるわけにはいきません。しっかり自衛を!次亜塩素酸ナトリウム消毒液を作る胃腸炎に感染した人の便や吐瀉物が付着したところは、水拭きではダメ。次亜塩素酸ナトリウムによる消毒が有効です。これは、500mlのペットボトルと市販の塩素系漂白剤を使って作ることができます。ちなみに、用途によって必要な濃度が異なります。必要なのは、この2種類!・便や吐物が付着した床やおむつなど・・・1000ppm(0.1%)・衣服や器具などのつけ置き、トイレの便座やドアノブ、手すり、床など・・・200ppm(0.02%)ちなみに市販の塩素系漂白剤の濃度は、5%ほど。では、消毒液の作り方を見ていきましょう。【1000ppm(0.1%)の消毒液】ペットボトルに水をいっぱいに入れ、そこにペットボトルのキャップ2杯分の漂白剤を入れる 。【200ppm(0.02%)の消毒液】ペットボトルに水をいっぱいに入れ、そこにペットボトルのキャップ半分弱の漂白剤を入れる。これだけ!簡単ですよね?作ってから時間が経つと効果がなくなってしまうので、作りおきには向きません。その都度作るようにしてくださいね。汚れてもまるめてポイッ!布団にペットシーツを敷く小さな子どもは、トイレやバケツに吐いてなんてくれません。寝ていて突然嘔吐するので、シーツやバスタオルがいくらあっても足りない…という事態に陥ります。一度汚れたシーツ類は洗ったり、消毒したりも手間がかかります。そんなときにおすすめなのが、ペットシーツ!主にペットがトイレとして使う商品で、吸水性に優れています。これを布団に敷き詰めておくことにより、万が一子どもが寝ている間に吐いても、被害を最小限に抑えることができます。且つ、汚れたシーツは洗う必要がなく、そのまま廃棄OK。胃腸炎の後片付けが大変…と悩まれているパパ・ママ、ぜひ使ってみてくださいね!まとめ小さな子どもが胃腸炎にかかると、それはそれは大変な事態になります。子どものケアはもちろん最優先事項ですが、同じくらいに親は自分の身を守ることを考えなければなりません。ママが倒れたら、子どもの世話は誰がするの!?という意識をしっかり持って、二次感染予防に努めましょう!written by 七尾 なお
2018年02月01日新しい年が始まって1週間ほど経ちますが、年末年始に食べ過ぎて、胃腸の具合が良くなかったり、食欲がわかない、なんてこともあるでしょう。そんなときに食べたいのがやさしい味わいのあったかスープ。体を内側から温めれば、元気を取り戻すことができそうです。そこでおすすめのスープレシピを5つご紹介します。■胃腸の働きを整えてくれそう、大根のミルクスープ出典: E・レシピ このスープには大根、ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎがたっぷりと入っていて、飲むと体がポカポカに。大根に含まれるジアスターゼは、疲れた胃腸の調子を整えてくれます。新年会や年末年始の暴飲暴食によって、お腹の調子が悪いときにも最適なレシピです。牛乳が苦手な場合は、豆乳に代えてもいいでしょう。また具材に、ブロッコリーやキャベツなどを加えるのもおすすめ。仕上げにお好みでパセリを散らしていただきましょう。ホッと一息つけるあったかスープです。ぜひお試しあれ。■食欲がわく美味しさ、ターメリックカレースープ出典: E・レシピ ターメリックはウコンの地下茎を乾燥させた香辛料で、二日酔いに最適です。また具材のキャベツも胃腸の調子を整えてくれます。そんなターメリックとキャベツがが入ったこのスープは、食欲がわく美味しさ。カレー味で飲みやすいのも魅力です。長芋と片栗粉でとろりとしていて飲みごたえもアリ。風邪などで体調が優れないときに飲むのもいいでしょう。おかずとしてこのスープを飲みたい場合は、お好みできのこ類、ソーセージなどを加えて具沢山スープにするのも良さそう。一杯で大満足できますよ。■便秘解消にも! 野菜たっぷりゴマみそスープ出典: E・レシピ ゴボウ、大根、ニンジンといった根菜類は食物繊維が豊富で、腸を刺激し、便秘解消に役立ちます。また根菜類は体を温める作用もあり、寒い季節に食べるのに最適です。このスープには、練り白ゴマとごま油を入れるため、香ばしいかおりに食欲がそそられます。お好みで七味唐辛子を振っていただきましょう。朝食に味噌汁の代わりとして飲むのも良さそう。スープを鍋いっぱいに作っておき、翌日食べれば、野菜にスープの味が染み込み、より美味しくいただけますよ。■簡単にできる! ヘルシーな豆乳キノコスープ出典: E・レシピ 食べ過ぎてしまった翌日に、飲みたいのがこちらのスープ。シメジとエリンギが入ったバランスの良いヘルシーな豆乳スープです。作り方は簡単で、鍋にだし汁、シメジ、エリンギを入れて火にかけ、煮たったら弱火で2~3分煮ます。調味料の材料と豆乳を加え、煮たつ直前に塩で味を調え、器に注ぎ、お好みで七味唐辛子を振っていただきましょう。カロリーも低く、ダイエット中に飲んだり、夜食代わりにするのも◎。また具材を増やしたいときは、キャベツを加えるのもいいでしょう。■体がホカホカに、野菜たっぷりトマトスープ出典: E・レシピ とにかく体を温めたい寒い日は、こちらのスープを作ってみませんか? 短時間で簡単に作れるトマトスープです。作り方は、鍋にサラダ油、玉ネギ、ニンジンを入れ、中火で玉ネギがしんなりするまで炒めます。網を通した水煮トマト、水、顆粒チキンスープの素、砂糖を加え、煮たったらアクを取り、火を弱めて5~6分煮ましょう。そして、塩コショウで味を調え、ホウレン草を加えてひと混ぜし、器に注げば出来上がり。トマトの酸味がアクセントとなったまろやかな味わいのスープです。冷蔵庫に残った野菜を加えても美味しくいただけますよ。寒い日に飲むスープは格別。気になるスープのレシピをチェックしておけば、レパートリーが増えて、いざというときに便利です。体を内側から温めて、寒さを吹き飛ばしましょう。
2018年01月13日ストレスを感じると、胃腸が悪くなることが多いです。食欲がなくなったり、胃痛や胃もたれがしたり、お腹を下したり。困っている方も多いと思いますが、こういった症状は「ストレスがかかっていますよ」という体からのサインかもしれません。胃薬を飲む、胃腸を休めるといったことも必要かもしれませんが、それ以前に何が自分にとってストレスなのかを見直してみることも重要です。■ストレスが胃腸に及ぼす影響ストレスがかかると胃腸の調子が悪くなる――このメカニズムを発見したのは、生理学者のハンス・セリエ。彼がさまざまなストレスをネズミに与えてその反応を見たところ、胃腸の出血や潰瘍が引き起こされることを発見しました。なぜこのような変化が起きるのか。そのメカニズムは、コルチゾールなどの抗ストレスホルモンにより自律神経が乱れ、消化酵素から胃腸壁を守る粘液の分泌が減少するためである、と明らかにされています。しかし、なぜわざわざ自分の体を傷つけるように働くのか、少し疑問に思いませんか?ストレスと戦うためには健康を維持しなくてはいけません。それなのに胃潰瘍などを起こしていては、かえって逆効果のような気がしますね。■ストレスで胃が痛くなるのは、体からの警告この疑問の答えは火事をイメージするとわかりやすいかもしれません。ストレスを感じているときを火事にたとえると、抗ストレスホルモンの分泌は、消防車で大量の水をかけることに似ています。抗ストレスホルモンの働きで、ストレスによるショックを和らげ、命を守ることができますが、その作用によって血圧や血糖が上がり、長く続けば脳出血や糖尿病、さらには認知症など、さまざまな病気の原因になってしまいます。放水によって火を消すことはできても、水をかけっぱなしにすれば、あたりが水浸しになって二次被害が出るようなものです。そのため、抗ストレスホルモンは一旦危機が過ぎれば、分泌が減るようにできています。しかし、その状態でまた新たなストレスが加わったらどうでしょう。もしかすると次は耐えられないかもしれません。ストレスに耐えられなければ生物は死に至ります。ストレスで胃が痛くなるのは、「今は体が弱っていて、ストレスに耐えられかどうかわからないから、一旦休んでください」という体からの警告とも考えられます。このようなときは、何をおいても休息を取ることが重要です。ここで無理をしてはいけません。普段の生活を見直し、本当に必要なこと以外はできるだけやらないようにして心身を休めましょう。少なくとも、状況が変わらなければ、ストレスの影響から脱するのはより困難になっていきます。人によって回復のスピードには差がありますが、少なくとも自覚症状がすっかりなくなるまでは、休養に努める必要があります。■運動とバランスの良い食事で、ストレスに強い体質を作るでは、ストレスに強い体質になるためには、一体どうしたら良いのでしょうか?ひとつは、定期的な運動です。運動自体もストレスのひとつ、という方もいるかもしれませんが、適度な運動はストレスに対する抵抗力を高めます。次に、毎日の食事です。血糖値が急激に上がったり下がったりすることも、体にとっては大きなストレスとなります。たんぱく質やオリーブオイル、ココナッツオイル、亜麻仁油などの体に良い脂質を十分に摂り、代わりに甘いものや炭水化物を減らしましょう。いわゆる「糖質制限ダイエット」ですが、この場合は体重を減らすのが目的ではないため、カロリーは減らさないように心がける必要があります。また、腸の環境を良くするという点で付け加えると、食物繊維にも気を配る必要があります。食物繊維はビフィズス菌や善玉菌のエサになり、悪玉菌の増殖を防ぐ大事な栄養成分ですが、炭水化物にも多く含まれています。糖質を控えようとして、炭水化物の摂取量を減らすと、食物繊維の摂取量も減ってしまいがちです。糖質制限を始めて便秘になる人は、だいたい食物繊維の不足が原因です。糖質制限を行う時には野菜や海藻、きのこ、こんにゃくなどを毎食摂るようにしましょう。ちなみに、食物繊維の種類によっても、腸内細菌に与える効果に差があることもわかってきました。1種類に偏らず、様々な食材から食物繊維を撮りたいものです。私たちは食べたものでできています。ストレスに強いか弱いかはもともとの体質もありますが、普段の習慣でも変わってきます。できることから少しずつ、健康に良い習慣を始めましょう。
2017年07月26日急性胃腸炎で20日生放送のフジテレビ系情報番組『ノンストップ!』(毎週月~金9:50~11:25)を欠席したお笑いコンビ・バナナマンの設楽統(43)が21日、同番組に復帰した。冒頭、設楽は「おはようございます! 『ノンストップ!』始まりました!」と元気よくあいさつ。同じくMCを務める山崎夕貴アナウンサーが「体調いかがですか?」と気遣うと、「すみません、ご心配をおかけしまして」と詫び、ガッツポーズで「もう全然大丈夫です」と完全復活をアピールした。その場を和ませた設楽だったが、「いろいろすみません。ご迷惑をおかけしました」と平謝り。「胃腸炎だったみたいで。(症状は)軽かったと思うんですけど」と報告し、「今すごく流行っているみたいなので、手洗い、うがいを徹底的にやるのが一番」と注意を呼びかけた。続けて、前日に代役を務めた渡辺和洋アナウンサーからの「気をつけていらっしゃったのに、ということですよね?」というフォローには、「なる時はなるんでしょうね」と言い訳をすることなく淡々。「今日からまたやらせていただきますので、よろしくお願いします!」と力強く意気込み、いつものように番組を進めていった。
2016年12月21日お笑いコンビ・バナナマンの設楽統(43)が、急性胃腸炎のため20日生放送のフジテレビ系情報番組『ノンストップ!』(毎週月~金9:50~11:25)を欠席。火曜レギュラーのお笑い芸人・小籔千豊(43)は優しくフォローし、直前まで出演の意向を示していたことを称賛した。番組冒頭、代役を務めた渡辺和洋アナウンサーは「おはようございます。さぁ、はじまりました。『ノンストップ!』です」とあいさつした後、「今日は設楽統さんが急性胃腸炎のため、番組はお休みとさせていただきます」と説明。「流行っているようですし、気をつけていらっしゃったようですが。みなさん、手洗いうがいを欠かさないようにしていただければ」と呼びかけた。小籔と同じく火曜レギュラーのハイヒール・リンゴは「設楽さん、大丈夫~?」とカメラに向かって手を振る。小籔も「大変ですね」と心配しつつ、「これだけ長いことしていたら、体調悪くしてお休みされることも。今までなかったのが不思議なくらいで」と気遣った。また、リンゴは「来て、出られるとおっしゃたけど、体調があまりにもということで」と設楽が強行出演する意向だったことを明かすと、小籔は「すごい」と驚き、「俺やったらけえへんけどな、絶対」と静かに拍手。一方のリンゴも「ここまで来たら、ちょっとギャラ出るんちゃうかな」と冗談を交え、笑いを誘っていた。2012年4月の放送開始から司会を務めている設楽。今年2月25日には放送1,000回目を迎え、「これからも2,000、3,000を目標に"心のある血の通った"放送を心がけていきます」と意気込んでいた。
2016年12月20日急性胃腸炎で今月1日から入院中の医師でタレント・西川史子(45)が、4日に生放送されたTBS系情報番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜10:00~11:22)を欠席した。同番組でレギュラーを務めている西川。番組冒頭で、司会のお笑いコンビ・爆笑問題の田中裕二(51)が「急性胃腸炎でお休みの西川先生に代わって」と告げ、代理で出演したフリーアナウンサー・田中みな実(30)を紹介した。さらに田中が「そっちの景色はどうですか?」と西川の席に座る心境を探ると、みな実は「2回目なのでちょっと落ち着いてます」と返答。お笑いコンビ・NON STYLEの井上裕介(36)から「ええ女ぶってるのが腹立ますね」と突っ込まれていた。西川は今年5月にも急性胃腸炎で入院。この時も田中みな実が代理を務めていた。同番組に復帰した際には「食べ物とか注意しないといけないところはあるんですけど、もう十分大丈夫です」と報告。みな実の代理出演については「私がいないとダメだな」と話していた。
2016年12月04日急性胃腸炎のため入院していた女医でタレントの西川史子(45)が5日、TBS系バラエティ番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜9:54~11:30)で復帰した。西川は「食べ物とか注意しないといけないところはあるんですけど、もう十分大丈夫です」と笑顔で復活を宣言。入院中の様子を聞かれると、「痛かったですけど、日曜日は(『サンジャポ』を)見てました」と答え、代役として田中みな実アナウンサーが出演していたが「私がいないとダメだな」と話した。そして、「初めて入院したのでいろんなこと考えた」と言い、「今後のこととか、何を食べるかとか、これからどういう人と会うかとか、どういう仕事をするとか…そういうこと全部チョイスしていくことはできないから、自分なりに考えてちゃんと生きていこうと思った」と告白。医者としても「すごく勉強になった」という。また、"ホリエモン"こと実業家の堀江貴文氏が「お見舞いのメッセージをLINEで送ったんですけど既読スルー」と明かすと、「手が震えちゃって全然押せない。痛くて痛くて」と伝え、「どなたにも返せなくてすいませんでした」と謝罪した。西川は5月24日に体調不良を訴え、都内の病院へ行ったところ、急性胃腸炎と診断され、そのまま入院。当日予定していた日本テレビ系『踊る! さんま御殿!!』の収録と、翌日のフジテレビ系『ノンストップ!』の生放送を欠席し、先週29日の『サンデー・ジャポン』も欠席していた。
2016年06月05日身近なわりに症状がつらくて厄介な、胃腸の不快感。ストレスで胃が荒れたり、不規則な生活で便秘したり……。胃腸がモヤモヤすると、すっきりしませんよね。日本消化器学会ホームページでは、日本人の4人に1人にあたる26%が直近3ヶ月以内に胃腸の症状を経験していた、という研究も紹介されています。こちらは10年ほど前に行われたものではありますが、ストレスにさらされている現代日本では、その状況は大きくは変わっていないでしょう。でも、じつは私たちの身近には、胃腸の働きをよくする食材がたくさんあるのです。そこでインドの情報サイト『bold sky』を参考に、10の食材をご紹介します。胃腸薬を飲む前に、食生活の工夫で胃腸を元気にしましょう!■1:ビート・・・100gをスライスしてサラダに甜菜とも呼ばれ、食物繊維が豊富なビートですが、注目すべきはオリゴ糖。ビフィズス菌を増殖させ、腸内の善玉菌も増やしてくれるすぐれもの。厚労省では、オリゴ糖を1日あたり2~10g摂取することを推奨。ビートなら約100g。スライスしてサラダに入れると彩りも鮮やかです。■2:ヨーグルト・・・毎日200gで便秘をスッキリいわずと知れた健康食品、ヨーグルト。乳酸菌は腸の蠕動(ぜんどう)運動を促し、便秘を解消します。免疫力を高める効果も。乳酸菌は1日あたり死菌で1兆個以上摂ることが望ましいといわれますが、ヨーグルトなら200~300g。一度にではなく、数回に分けて摂るとさらに効果的です。■3:アボカド・・・1個で1日の食物繊維の約半分ビタミンやミネラルなどが豊富なアボカド。カリウムが血圧を下げてくれるほか、食物繊維も1個あたり7g前後と豊富で、便秘解消に役立ちます。食物繊維の摂取量目安は1日あたり17g。1個で約半分をカバーできます。腸のためにもとても有益な食材。クリーミーな味わいは、あっさりしがちなサラダのアクセントとしてもおススメです。■4:トマト・・・Lサイズ2個で1日分のリコピンあまり知られていませんが、トマトには血中のアルコール濃度を低下させる働きがあります。お酒を飲むときにはトマトも一緒に食べるのがおすすめ。強い抗酸化作用を持つリコピンもたっぷり。リコピンの摂取量目安は15㎎/日ですが、トマトならLサイズ1個でその半分を摂ることができます。■5:ニンジン・・・1本で食物繊維+オリゴ糖を手軽に摂取ニンジンにもオリゴ糖が含まれており、腸の働きを助けます。胃腸にやさしい野菜なので、体が弱っているときには最適です。おなかの中をきれいにする食物繊維も1本あたり約3.5g。1年中手に入りやすく、野菜炒め、カレーや煮物にと気軽に摂れる野菜なので、積極的に食べたい野菜です。■6:サーモン・・・消化吸収率99%の良質タンパク質サーモンはたんぱく質、DHAなど、さまざまな栄養素が含まれている万能選手です。中でも、たんぱく質は9種類の必須アミノ酸を含み、消化しやすく消化吸収率はなんと99%。タンパク質の摂取量目安は女性で約55g/日。1切れで18g程度が摂れるので1食分がカバーできます。■7:インゲン豆・・・食物繊維はサツマイモの3倍食物繊維が非常に多いインゲン豆。同量では、ゴボウの2倍、サツマイモの3倍の食物繊維を含んでいます。便を柔らかくする働きのあるマグネシウムも含まれているため、便秘解消にももってこいです。■8:キュウリ・・・95%の含有量で食卓からも水分補給水分不足は便秘の大敵ですが、キュウリは95%が水分なので、水分不足になりがちな夏場にピッタリ。さわやかで涼しげな風味も、食欲減退しがちなこの時期には魅力。ビタミンCが豊富なほか、アミラーゼという消化酵素が含まれているのでお腹にやさしい野菜です。アミラーゼは熱に弱いので、サラダなどで生のままいただきましょう。■9:しょうが・・・小さじ1杯で胃腸を活性化!しょうがに含まれる辛み成分ジンゲロンは胃腸を刺激して消化をよくする働きが、ショウガオールは胃液の分泌を促す働きがあります。ただし、一度にたくさん食べすぎると胃の粘膜を刺激しすぎてしまうので注意が必要です。しょうがの摂取量の目安は1日10g。おろししょうがなら小さじ1杯程度です。冷奴の薬味などでさっぱりと夏を乗り切りましょう。■10:玄米・・・食物繊維が白米の6~8倍玄米に含まれるフィチン酸は、体内の有毒物質を排出する働きがあります。ビタミンやミネラル、食物繊維も豊富。とりわけ玄米の食物繊維量は精白したお米の6~8倍です。日常的に摂取できる玄米なら、摂り続けることが大切な食物繊維の摂取源にピッタリです。*胃腸の調子が悪いと、体全体の調子が悪くなるもの。消化にいい食材をいつもの食卓に取り入れて、快適な生活を送りましょう!(文/よりみちこ) 【参考】※10 Foods To Have In Dinner For Better Digestion-bold sky※近畿支部「ストレスと胃腸の病気」―日本消化器学会※腸内細菌と健康―厚生労働省
2016年05月31日女医でタレントの西川史子(45)、急性胃腸炎で入院していたことが26日、わかった。所属事務所がFAXで発表した。西川は今月24日に体調不良を訴え、都内の病院へ行ったところ、急性胃腸炎と診断され、そのまま入院することになったという。そのため、当日予定していた日本テレビ系『踊る! さんま御殿!!』の収録と、翌日のフジテレビ系『ノンストップ!』の生放送を欠席。大事をとって29日のTBS系『サンデー・ジャポン』の生放送も欠席する。所属事務所は「経過を見ながら復帰する予定」と説明。「関係各位の皆さまには多大なご迷惑 ご心配をおかけして申し訳ありません。今は温かく見守っていただければ幸いです」としている。
2016年05月27日【ママからのご相談】もうすぐ1歳になる子どもを持つ母親です。最近、周囲で同じくらいの月齢のお子さんが胃腸風邪にかかって大変だった……!というSNS投稿をよく目にします。かかってしまうと大人でも大変な胃腸風邪ですが、 もし離乳食期の子どもが胃腸風邪にかかった場合、どんな対応をしてあげればいいのでしょうか。●A. まずは家庭内感染に細心の注意を払い、嘔吐・下痢の症状に合わせた食事・休養で治療を。ご相談いただきありがとうございます。ママライターのましゅままです。胃腸風邪は感染力が高く、体が小さい赤ちゃんは感染しやすいので注意が必要です。そして、胃腸風邪にかかった赤ちゃんをお世話するママが真っ先に感染してしまうことが多いので、細心の注意が必要です。●ママの胃腸風邪感染を防ぐポイント3つ●(1)部屋を暖かくして、湿度を上げる胃腸風邪のウイルスは、気温と湿度が低いときに増えやすくなります。部屋を暖かくし、同時に加湿器を使用したり濡れタオルを干したりして湿度も保つようにしましょう。こまめに空気の入れ替え を行うことも大切です。●(2)嘔吐物や下痢の処理には注意胃腸風邪患者の嘔吐物や下痢には大量のウイルスが潜んでいます。赤ちゃんの場合、下痢便が紙おむつから漏れてしまうことが多く、嘔吐もトイレ以外の場所でしてしまいます。おむつ・嘔吐物を処理する際は、使い捨てのビニール手袋・マスクを着用し、紙おむつは菌が飛散しないよう すぐにビニール袋に入れます。手についた場合は念入りに石鹸で洗い、アルコール消毒を行いましょう。●(3)汚れた洗濯物は別で洗う汚れてしまった洗濯物は、普段の洗濯物とは別で洗います。大きなバケツや洗濯槽に洗剤を入れてつけ置きしておき、時間ができたらまとめて洗います。洗濯後は塩素系漂白剤 か85度以上の熱湯 で1分間煮て除菌をしましょう。洗えない枕やベッドに嘔吐物などが付着してしまった場合は、アイロンのスチームを衣類を焦がさないよう少し浮かせて当てて、高温殺菌しましょう。●症状別の食事の与え方名古屋市のある小児科のHPに、乳児が胃腸風邪に感染した際の食事の与え方について以下の記載があります。**********『嘔吐が強いときは、経口摂取を(5〜6時間)さけ、口をしめらす程度の水分を与えます。嘔吐が治まったら、アクアライト、OS1、番茶、ゆざまし、重湯などを始めに与えます。落ち着いてきたら、お粥、林檎果汁等を与えます。食欲が出ていろいろほしがっても、蜜柑、お菓子、砂糖の多いものなどは避けて下さい』**********嘔吐が激しいときは、食べ物を無理に与えてももどしてしまい、体力を消耗させてしまうだけなので、水分補給のみ にとどめましょう。にんじんとりんごのすりおろしは、嘔吐・下痢にとても効果があるのでおすすめです。食欲が戻ってからも、しばらくは離乳食も1段階前のものをあげるようにしましょう。筆者の1歳児の長女も胃腸風邪にかかりました。状態が良くなり食欲が戻って普通の便も出たので、消化に良さそうなお菓子を与えてしまったのですが、その晩再び下痢をしてしまいました。このように、食欲が戻った後も胃腸は弱っているので、しばらくは警戒が必要です。●胃腸風邪は赤ちゃんもつらいがママがかかるともっとつらいいかがでしたか?小さな体で胃腸風邪と戦う赤ちゃんは本当につらそうで、かわいそうです。しかし、その赤ちゃんを看病しなくてはならないママが胃腸風邪になってしまっては本当に大変です。赤ちゃんが完治してもママが胃腸風邪でダウンしてしまっていては、日々の育児すらままならない状態になってしまいます。もしも赤ちゃんが胃腸風邪にかかってしまったら、家族にうつらないよう徹底しながら、1日も早く治るように看病をしてあげてくださいね。【参考リンク】・胃腸風邪について | よしだこどもクリニック()●ライター/ましゅまま(ママライター)
2016年03月14日「最近、胃腸の調子が悪いな」「胸焼けがするな」という方は、睡眠不足が続いていたりしませんか? というのは、胸焼けを引き起こす胃食道逆流症は、睡眠と密接な関係があるといわれているからです。どのような関係があるのでしょうか?胃酸が逆流する?胃食道逆流症(GERD)という病気があります。これは食道に起こる炎症で、胃酸や膵液、胆汁酸などが胃から食道へと逆流することで発症します。通常であれば、胃と食道の間には下部食道括約帯と呼ばれる部分があり、通常は閉じているため、このような逆流は起こらないのですが、ゲップが出るときや嚥下運動の際などに、一時的に開くことがあるそうです。下部食道括約筋が開いたときに逆流してしまうことがある、というわけ。この部分が頻繁に開いてしまうことが、胃食道逆流症の原因といわれています。一般的に、胃食道逆流症になると、食道に逆流してきた胃酸などの酸性物質によって、胸焼けや喉の痛みが出ます。睡眠障害との関係は?一見すると、睡眠障害とは何の関係もなさそうな胃食道逆流症ですが、アメリカの大学の研究者に、この2つには「関係がある可能性がある」と指摘されました。胃食道逆流症の患者は、ゲップや嚥下のとき以外にも下部食道括約筋が開いて、逆流が起きてしまうことがあります。つまり、その状態は睡眠中にも逆流が起こりうることを示しているのです。睡眠中に胃食道逆流症の症状が頻繁に現れることで、睡眠不足になるケースもあるそうです。さらに、「ニワトリが先か、卵が先か」ではありませんが、睡眠不足が胃食道逆流症をさらに悪化させる可能性もあるのだとか。さらに、胃食道逆流症の患者は睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害の症状がよく見られるともいわれています。胃食道逆流症になりやすい人胃食道逆流症になりやすいのは、生活習慣に問題がある人と、おなかに圧力がかかる姿勢をとっている人、そして肥満体質の人、といわれています。生活習慣から見ていくと、例えば早食いや大食いの人は胃に大きな負担がかかるので、逆流を起こしやすいのだそう。アルコールや喫煙も悪影響を及ぼすという報告もあります。ほかにも、仕事柄、常時、前かがみの姿勢をしている人や肥満体質の人は、おなかに圧力が常にかかっている状態なので、逆流が起こりやすくなるといわれています。最近、胸焼けがひどいと感じる方は、胃食道逆流症の可能性もあるので、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。photo by acworks
2016年02月15日国立感染症研究所は1月5日、2015年12月14~20日の期間中の感染症発生動向調査を公開した。同調査の結果から、同期間中における1週間当たりの「感染性胃腸炎」の患者が、2015年で最多だったことがわかった。感染性胃腸炎の症状としては、一般的に発熱を伴った下痢や腹痛、おう吐などがある。厚生労働省は、特に冬季は食品などを通じて感染するノロウイルスによる感染性胃腸炎が流行するとしている。国立感染症研究所によると、全国約3,000カ所の定点医療機関から12月14~20日(第51週)の期間中に報告があった全国の患者数は3万3,709人。第50週に2015年で初めて患者数が3万人を突破(3万2,022人)し、さらに第51週にも増加していた。また、1医療機関あたりの患者数も第50週に初めて10人を超えており、第51週には10.67人まで数値を伸ばしている。ただ、過去5年間の同時期の患者数と比較すると、2015年が最少。過去5年間では2013年が18.07で最多で、2012年が17と続いている。第51週において、都道府県別での患者数が最も多かったのは東京都の3,957人。2位以下は神奈川県(3,139人)、埼玉県(2,016人)、愛知県(1,909人)、大阪府(1,904人)となっており、大都市圏にて患者が増えている傾向がみてとれる。全国的なウイルス感染拡大を受けて、Twitter上には「年明け早々息子のノロウイルス。看病疲れか私も風邪」「ノロウイルスの胃腸炎かかりました」「2年ぶり4回目のノロウイルス」などのコメントが多くみられる(コメントは原文)。※写真と本文は関係ありません
2016年01月05日暮れの忘年会から年明けの新年会までフル活動の胃腸。何となく体がだるい、胃腸の調子があまりよくない……そんな場合は、意識的に胃腸を休めることで体調を整えましょう。胃腸を休めるには、消化しやすいものを食べるほか、胃を空っぽにすることも良いと言われています。消化吸収のために余計な体力を使わずに済み、体の回復力が高まるのがその理由とか。年末年始の暴飲暴食でお疲れモードなときに試したい、胃腸を癒す3つの方法を紹介します。1. 江戸時代からの習慣七草粥1月7日に七草粥を食べる習慣があります。これは、薬効成分の期待できる7種の野菜や野草を食べることで胃腸を整えるだけでなく、消化の良いおかゆにすることで吸収率も高めるという、いわばナチュラルな療法。江戸時代にはすでにこの七草粥の習慣がありました。セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ(かぶ)、スズシロ(大根)。地域によって多少の違いもあったようですが、これらが疲れた胃腸に効くことを昔の人は何となく感じていたのですね。2. 朝スムージーでプチ断食胃腸が消化しやすい食事を取ることも有効です。酵素がたっぷり入ったスムージーは、胃腸に負担をかけずに栄養素を消化吸収できるので、疲れているときにぴったり。とくに、朝ごはんをスムージーにすることで、夕食以降何も入っていない胃を引き続き休めることができ、プチ断食にもなるのでオススメです。3. 週末断食で胃腸をリセット断食は、胃腸にはやさしくても、身体活動を行なううえでは大きな負担になります。仕事のある平日は避けたほうが無難かも。でも、気分的にもスケジュール的にもゆったりしている週末なら、できそうでは?さまざまな方法がありますが、固形物をとらないこと、カフェインやアルコールをとらないこと、水をたっぷり飲むことを意識するだけでも断食になります。手づくりジュースで野菜とフルーツのビタミンやミネラルを補給すれば、お肌にも良さそうですよね!なんとな~く重くダルくなった、お正月明けの体。すっきりとリセットさせましょう。
2016年01月01日ジャストシステムはこのほど、「胃腸薬に関するアンケート」の結果を発表した。調査は11月17~20日にインターネット上で行われ、20歳以上の男女555名から回答を得た。はじめに、胃腸薬の服薬経験がある人に「名前から最も効きそうな胃腸薬」を尋ねた結果、「ガスター10」(25.6%)という回答が最も多かった。また、「名前が最も覚えやすい胃腸薬」としては「キャベジン」(25.6%)、「最も親しみやすい名前の胃腸薬」には「太田胃散」(25.0%)があがった。次に、直近1年間で飲んだ薬のうち、「最も頼りにしている胃腸薬」について調査した。結果は、40代と50代では「大正漢方胃腸薬」が1位となった。また、20代、40代、60歳以上では「太田胃散」が最も多く、同社は「幅広い世代から頼りにされているようです」とコメントしている(40代では「太田胃散」と「大正漢方胃腸薬」が同率1位)。さらに市販の胃腸薬を購入する際、男女共に「以前飲んだことがあって、効いたもの」を重視して選ぶ人が最も多いこともわかった。男性の2位は「漢方や生薬など、体にやさしいイメージがあるもの」(30.0%)、女性の2位は「効きそうな成分が入っているもの」(42.0%)となっている。
2015年12月01日「AKB48」の“ぱるる”こと島崎遥香の主演映画『劇場霊』が11月25日(土)に公開。島崎さんは、急性胃腸炎による高熱と嘔吐の症状から舞台挨拶出席が危ぶまれたが、本人の強い希望で登壇し、主演として映画をアピールした。『リング』『女優霊』の中田秀夫監督の最新ホラーとなる本作。島崎さん、中田監督に加え、共演の足立梨花、高田里穂、町田啓太、小市慢太郎も登壇した。島崎さんは急性胃腸炎による高熱と嘔吐で、前日より病院で療養しており、この日、予定されていた舞台挨拶のうち、2か所を欠席することになった。新宿ピカデリーでの舞台挨拶では、島崎さんの負担を減らすために内容を少し変更して行われたが、島崎さんは時折、笑顔を浮かべつつ「主演ということで気合いが入ってます!ぜひ楽しんでください」と上映前の観客に呼びかけた。撮影中のエピソードを尋ねられると「中田監督はいつもタオルを頭に巻いてるんですが、それが靴の色と一緒だったのは合わせてたんですか?」と監督に質問。監督は照れくさそうに「ちょっと色気を出しました。撮影が盛りだくさんの時は黄色、ヤバい時は赤だとどギツイのでピンク、楽な時は青とか緑にしてました」と明かした。映画の中では女優たちの裏での戦い、足の引っ張り合いが見られるが、足立さんは「裏では仲良しで普通にお話してました」と語り「“胸が育つブラジャー”が話題になってました(笑)。私が一番必要なんですが(苦笑)、結局、買いに行ってなくて、メイクさんとスタイリストさんが(買いに)行ったらしいです。女子トークすごいですよ(笑)」と裏話を明かした。なお、本作はロシア、ブルネイ、シンガポールなど11か国での公開も決定。中田監督は「Jホラーの地平を広げ、拡大していければという思いで新しい試みをしてます!」と作品への自信をのぞかせた。『劇場霊』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:劇場霊 2015年11月21日より全国にて公開(C) 2015『劇場霊』製作委員会
2015年11月21日国立感染症研究所は11月17日、11月2~8日の期間中の感染症発生動向調査を公開した。同調査により、ノロウイルス感染由来とみられる感染性胃腸炎の全国患者が、直近1カ月で1.8倍に増加していることが明らかになった。食品などを介して感染するノロウイルスはおう吐や下痢、腹痛などの症状を引き起こす。ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は通年で発生しているが、特に冬季に流行する傾向がある。厚生労働省によると、ウイルスの潜伏期間は24~48時間で、吐き気や下痢などの症状が1~2日続いた後、症状は回復に向かうという。ただ、症状が治まってからも長いときで4週間程度、ウイルスは体内から排出され続けるため、二次感染に注意が必要となる。国立感染症研究所によると、全国約3,000カ所の定点医療機関から11月2~8日(第45週)の期間中に報告があった感染性胃腸炎の患者数は1万8,010人。第42週(10月12~18日)は1万393人だったが、そこから1万3,628人(第43週)、1万5,919人(第44週)と患者は増加の一途をたどっている。第41週(10月05~10月11日: 1万224人)から第45週の約1カ月の間で、1週間あたりの患者数は約1.8倍となっている。第45週において、都道府県別での感染者が最も多かったのは東京都(1,394人)だった。以下、大阪府(1,350人)、福岡県(1,215人)、神奈川県(988人)、兵庫県(953人)と続き、大都市圏での感染者が増えている。東京都だけに限ってみると第41週の患者は911人で、約1カ月の間に1週間あたりの患者数が約1.5倍へと増えている。ノロウイルスに効果のある抗ウイルス剤はなく、治療は対症療法に限られるため、予防が肝心となる。予防に関しては手洗いや食品の加熱調理が有効とされており、厚労省は「子どもやお年寄りなどの抵抗力の弱い方は、加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱することが重要」と注意を呼びかけている。※写真と本文は関係ありません
2015年11月17日マイボイスコムはこのほど、胃腸薬に関する調査結果を発表した。同調査は、同社のアンケートモニターを対象に10月1日から5日にかけてインターネットを通じて行い、1万1,612件の回答を集めた。胃の調子が悪い時の対処法は「胃腸薬を飲む」(36.9%)が最も多かった。そのほか、「消化の良いものを食べる」「寝る」「体を休める」「食事を控える」「病院・診療所などの医療機関に行く」が各2割前後で上位にあがった。10~20代の女性では「温かいものを飲食する」が多くみられた。一方で「特に何もしない」は、男性の方が多くなっている。市販の胃腸薬の利用者は45.0%で、過去調査と比べて減少傾向に。利用頻度は「半年に1回以下」(20.8%)が最も多い結果となった。胃腸薬の利用場面は、「胃もたれ」(44.5%)「胃痛」(40.0%)「食べすぎ」(38.4%)「胸やけ」(32.2%)の順で多くなった。過去調査に比べて、「胃もたれ」は減少傾向、「食べ過ぎ」は増加傾向に。「飲みすぎ」は男性、「胃痛」は女性が多く見られた。胃腸薬利用者に、胃腸薬の購入場所を聞いたところ、「(独立したチェーン店舗の)ドラッグストア」が70.4%で最も多く、「(スーパーなどの店舗に併設された)薬局・薬店、ドラッグストア」が25.9%で続いた。「液キャベコーワ」「ソルマック」主利用者では、「コンビニエンスストア」の比率が高くなっている。購入時の重視点は、「効能・効果」(51.6%)に続き、「効き目のはやさ」「価格」「飲みやすさ」が各3割前後で上位となった。「飲みやすさ」「薬の形状」は、女性で多くみられた。「ガスター10」「スクラート胃腸薬」主利用者では「効き目のはやさ」、「第一三共胃腸薬」「パンシロン」主利用者では「価格」が他の層より多かった。胃腸薬を選ぶ際に参考にした情報源は、「テレビ番組・CM」(27.9%)が最も多く、「販売店の店頭の情報」「家族や友人の意見」「商品パッケージの説明」が各2割弱で続いた。「ガスター10」「液キャべコーワ」主利用者では「テレビ番組・CM」、「セルベール」主利用者では「医師、薬剤師、店員など」が最も多い結果となった。
2014年11月26日