花粉症の方は対策をしたり、ケアを進めている方は多いのではないでしょうか。花粉症は、2~5月の間に発症されると言われていますね。スギやひのきなど植物の花粉が原因のアレルギー性の病気です。去年までは大丈夫だったのに、突然発症することも。鼻水や鼻づまり、くしゃみや目のかゆみ、肌荒れ、充血など体の粘膜の部分に現れるものでとってもつらいもの。マスクや眼鏡をして万全にしていてもなかなか効き目がなかったり、せっかくメイクをしてもいつの間にかカピカピな状態でメイク自体することが苦痛でもありますよね。■花粉症に効くテクニックとは?そこで花粉自体を取り込まないケアをすることももちろん大切ですが、他にも花粉症の症状を抑える方法があるのです。そこでみなさんがいつも行っている「入浴」が大切なポイントになるのです。花粉症は免疫の機能ととても大きな関わりがあって免疫が低下して、体の中に花粉という異物が入ってくると過剰な反応が起こってしまってアレルギーが発生しやすくなります。そこで免疫力を上げるポイントなのが体の体温を上げたときに生まれるタンパク質です。この特殊なタンパク質は「ヒートショックプロテイン」といわれるものなのですが、熱から体を守るため発生するといわれています。このタンパク質は体の弱っている細胞を治そうとしたり、疲れを回復させてくれる役割をもっているのです。したがって花粉と戦うためにもこのタンパク質を生み出すことがポイントなのですね。それには毎日お風呂につかり体の奥にある深部体温を38度くらいに上げ、体の芯から温めることでこのタンパク質は生み出されます。したがって毎日の入浴を楽しみながら、体の芯から温まり花粉症をしっかり撃退しましょうね!
2012年03月19日今年も花粉の季節が到来。でも、ビルしかない都会でも、花粉症になってしまうのはどうしてなのでしょう?私のクリニック目白の平田雅子院長にお聞きしました。(以下、平田雅子先生)花粉症とは、花粉によって引き起こされるアレルギー性疾患です。主な症状は「くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ」など。ひどくなると「ぜんそく・咽頭(いんとう)炎・頭痛・不眠・消化不良・食欲不振」などの症状を引き起こすこともあります。花粉症は本来、スギ・ヒノキ・ブタクサなどの花粉によるアレルギー症状。でも原因となる草木が少ない大都市に住む人の方が、花粉症になりやすい傾向があるんです。その理由を、原因別に説明します。■大気汚染花粉症が発症するメカニズムは現代の医学では解明されていません。でも、花粉症の原因に大気汚染が関与するという説があります。花粉症で症状が現れる部位は鼻、のど、目などの粘膜組織。大気汚染や乾燥した場所にいると、これらの粘膜組織が傷つき、抵抗力が低下してしまいます。抵抗力が低下した粘膜組織には、アレルギー物質が入り込みやすいため、花粉症を引き起こすのではと考えられているのです。■ヒートアイランド現象ヒートアイランド現象とは、都市中心部へ近づくほど気温が高くなる現象のこと。都市では、道路やビルなどにより地面の大部分がアスファルトやコンクリートで覆われているため、太陽の熱が蓄熱されやすくなっています。ヒートアイランド現象により温度の高くなった空気は空高く上昇。すると、上空に向かった空気を補うように、周辺地域から空気が流れ込んできます。この時、都市近郊の山林から舞い上がった花粉も一緒に、都市に入り込んでしまうのです。■コンクリートコンクリートとアスファルトばかりの都会では、花粉が土に吸収されません。すると風により何度も舞い上がる、「再飛散」が起こります。このように、都会でも花粉症の原因がさまざまあるのです。花粉症になってしまったら、最近では予防のワクチンなど治療法も色々と研究されていますので、早めに専門のクリニックを受診してくださいね。(ビューティ&ダイエット編集部)
2012年03月17日NPO法人日本ハウスクリーニング協会では、北里環境科学センターの協力の下、2012年の花粉飛散シーズンに、網戸に花粉などの汚れがどの程度付着しているかを調べる網戸残留花粉の実態調査を行い、その中間結果を発表した。今回の調査では、今年の花粉飛散シーズン直前の実態計測として、1月中旬から下旬にかけて、東京都西部、神奈川県東部の一般家庭10件の網戸汚れをガーゼで回収、汚れに含まれる花粉数を計測した。計測の結果、1月下旬から2月上旬の時点で1平方メートル辺り最大約3,700個、平均約744個の花粉が網戸に付着している可能性が明らかとなった。昨年の花粉飛散シーズンから10ヵ月以上経過した1月時点でも残留花粉が検出されたことから、花粉飛散シーズンの3月やシーズン直後の4月には、さらに多くの花粉が網戸に付着する可能性がある。春は花粉や黄砂が飛散し、網戸や窓が最も汚れる季節だが、網戸掃除は寒い年末に行い、網戸を使い始める暖かい季節には掃除をしない家庭が多いのが実情。同協会では、窓を開け網戸を使い始める季節になる前に、春の掃除で網戸をキレイにして、快適な生活空間を作ることを呼びかけている。今後、3月・4月の花粉飛散シーズン中に網戸に付着する残留花粉量も調べ、順次結果を発表していく予定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月15日本格的なスギ花粉シーズンの突入に伴い、メガネスーパーは花粉対策メガネシリーズに新たに防御型「カフンメガネ」を追加。全店舗で「花粉メガネセール」が実施される。これまでにもさまざまなタイプの花粉メガネを販売してきたメガネスーパーだが、今年から新たに「防御型カフンメガネ」を追加。今まで以上に微細な花粉から目を守ることを目的としたもので、メガネの上部下部・さらにはサイドの目もとにも透明なフードを設けて顔の曲線にフィットさせた形が特徴だという。顔とメガネの間にすき間ができないようにすることで、花粉やアレルゲンとなる細かな異物を防ぐことができる。価格は度なしタイプで2,100円から(付属レンズは、UVカットレンズを使用)。度付タイプは6,300円から(フレームと度付レンズ)。また、防御型カフンメガネの販売に伴い、メガネスーパー全店舗では「全店舗・花粉メガネセール」を実施する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月13日NPO法人日本ハウスクリーニング協会は13日、「網戸の残留花粉に関する調査」の中間結果を発表した。同調査では、今年の花粉飛散シーズン直前の実態計測として、1月中旬から、東京都西部および神奈川県東部の一般家庭10件の網戸汚れをガーゼで回収し、北里環境科学センターの協力の下、汚れに含まれる花粉数を計測。その結果、1月下旬~2月上旬の時点で最大約3,700個/平方メートル、平均約744個/平方メートルの花粉が網戸に付着している可能性が明らかになったという。昨年の花粉飛散シーズンから10カ月以上経過した時点でも、残留花粉が検出されたことから、本格的な花粉飛散シーズンとなる3月~4月には、さらに多量の花粉が網戸に付着する恐れがあると予測している。同協会は、「春は花粉や黄砂が飛散し、網戸や窓が最も汚れる季節。今年の夏も節電意識の高まりから、エアコンの使用を極力避け、自然な風で過ごす家庭も多いと思われるが、網戸掃除は年末に行い、網戸を使い始める暖かい季節には掃除をしない家庭が多い」とし、網戸を使い始める前に、しっかりと掃除するよう呼びかけている。今後は、3月、4月の花粉飛散シーズン中に網戸に付着する残留花粉量についても調査し、結果を順次発表する予定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月13日漢方と聞くと、冷え性や女性の悩みというイメージがあるかもしれませんが、そのエッセンスは「体質を改善する」ということ。では、アレルギー体質の人が発症する花粉症にも漢方は有効なのか?また、食事などでも、漢方の知識で花粉症の症状を和らげることはできるのか?漢方専門店の、「ニホンドウ漢方ブティック」で、お話を伺いました。――まず、花粉症というのは、漢方の立場から見てどういう状態なのでしょう?漢方では、体にとって良くない外からのものを"邪気"と呼ぶのですが、花粉症は、その"邪気"が体内に侵入して悪さをしている状態と考えます。体力低下、ストレス、胃腸の働きの低下などは花粉症にかかるリスクを高め、便秘、体の冷え、虫歯や傷、肌のトラブルは、花粉症を悪化させる要因となります。漢方で考える花粉症のタイプには、症状が出始める前の時期は「肺虚タイプ」・「脾虚タイプ」、症状が出始めた時期には「寒タイプ」・「熱タイプ」があります。大きく分けると、この4タイプです。――それぞれのタイプを、詳しく教えてください!まず、症状が出始める前のほうは「肺虚」、「脾虚」と言いますが、この用語をご説明しますね。漢方では、体を"肝・心・脾・肺・腎『の』五臓"に分類し、「虚」という字は不足・機能低下を表します。つまり、「肺虚タイプ」は、肺の機能が低下している方とか、低下しやすい方、という意味です。『肺』は、鼻・呼吸器系・大腸に関連がある部位で、『肺』は体表部分の防御も担っているので、「肺虚」のタイプは花粉などを体内に取り込みやすくしてしまいます。そのため、鼻水やのどの痛みなど、鼻炎症状が出やすくなります。『脾』は、消化吸収機能を管理しており、体内の水分を滞りなく巡らせる働きがあります。「脾虚」のタイプは余分な水分がたまりやすくなり、水分の巡りが悪くなった結果、鼻炎症状が悪化します。また、『脾』の機能低下は、『肺』の機能低下を招くことにもなります。症状が出た後の「寒タイプ」・「熱タイプ」は、症状の出方が異なります。寒タイプは、くしゃみ、水のような薄い鼻水が多い方。このタイプの方は、体が冷えやすく、水分代謝が良くない体質です。体に余分な水分がたまりやすくなり、その結果、鼻炎症状が悪化します。熱タイプは、のどが痛がゆく、ひどいと耳の中までかゆい、目が赤く炎症を起こしたり、黄色く粘るような目やにが出る方。体に熱がこもりやすくなり、症状を悪化させやすくなります。――それぞれ、どんな対処をすればいいのでしょうか?漢方専門店では、漢方薬の処方のほか、食事、生活習慣などをアドバイスさせていただいています。薬は、今ご説明した大まかなタイプ分けだけでなく、その方の症状・体質によって最適なものがありますので、自己判断はせず、必ず漢方専門機関にてご相談ください。代表的な漢方薬としては、下記の通りです。肺虚タイプ…補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)脾虚タイプ…六君子湯(りっくんしとう)、半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)寒タイプ…小青竜湯(しょうせいりゅうとう)、葛根湯加川きゅう辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)熱タイプ…辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)、荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)ただし、こうした漢方薬で症状が軽くなる・治まることはあるのですが、症状が出なくなる方もいれば、一旦治まっても翌年症状が出る場合もあったりと、個人差があります。漢方は体質改善をするものですから、「完治」については何とも言えません。漢方薬のほか、食べるものにも気を配って、少しでも症状を軽くしていただきたいと思います。とると良いものとしては、肺虚タイプの方は山いも、人参、白きくらげ。脾虚タイプの方は、穀類、豆類、いも類、きのこ類。寒タイプの方は、ショウガ、ネギ、ニラなど体を温め代謝を助けてくれるもの。熱タイプの方は、消化のよいさっぱりした食事を心がけてください。いずれのタイプの方も、生ものや冷たいもの、味の濃いもの、甘いもの、脂っこいもの、つらいものは控えめにしましょう。そうした食事は胃腸に負担をかけ、『脾』の働きを弱めます。――花粉症って、ある年突然なりますよね。予防としてできることはありますか?漢方での花粉症予防として、「防御する力を高める」ことと、「『脾』の力を高める」ことが挙げられます。「防御する力を高める」ためには、マスクをするなど花粉を体内に入れない工夫とともに、山芋やきのこ類など、『気』を補うものをとりましょう。本来人に備わっている体のエネルギーである『気』には、体内に入ってくる悪いものから体を防御する力があります。「『脾』の力を高める」ためには、胃腸に負担をかけないことです。そして、消化吸収を助けて、『脾』の力を高める穀類や豆類、いも類をとりましょう。摂取した水分を滞りなく巡らせたり、食べ物をしっかりと消化することができます。――ありがとうございました!ニホンドウ漢方ブティック品川本店健康と美を応援する漢方相談専門店。「若い方に、もっと漢方を活用してほしい」という思いから、おしゃれで明るい雰囲気の店舗の造りとなっている。漢方薬やオリジナルブレンド茶、和漢食材やスキンケアアイテムなど幅広い商品がそろう。文/島田彩子)【ノベルゲーム】異性への不安を解消する、心理攻略ゲーム~男心編
2012年03月13日全国各地の男女20代~50代5000名を対象に「あなたは花粉症ですか」と尋ねたところ、「花粉症である」と答えた人は38%。花粉症を発症した時期については「4年以上前」が79%と一番多かったが、「昨シーズン」が4%、「今シーズン」が1%という結果だった。この中で、3年以上前から花粉症であると答えた500名に対して「今年の花粉症対策」について尋ねたところ、以下のような結果となった。市販薬を支持する人の中には「病院に行く時間がない」「症状に応じて薬を調整できるから」などの理由を挙げる人もいた。また、花粉症の薬「抗アレルギー薬」と「抗ヒスタミン薬」の認知度についても調査したが、知っていた人は50%しかおらず、この違いを説明できる人はたったの16%という結果になった。花粉発症後すぐ服用することで症状が出にくくなり軽症にとどめることができるといわれている「抗アレルギー薬」と、すでに発症した花粉症の症状を緩和するために用いられる「抗ヒスタミン薬」。症状に合わせた使い分けが肝となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月12日鼻水、くしゃみ、目のかゆみ、のどのイガイガ感。春の呼び声とともにやってくるのは、「花粉症」……。毎年のことながら、慣れることはできません。せめて、症状を軽減する方法はないものでしょうか。耳鼻咽喉科専門医でとおやま耳鼻咽喉科院長の遠山祐司先生に、「花粉症の予防法」についてお尋ねしました。■花粉が飛び始める1~2週間前から予防する――花粉症の予防はいつごろから始めると効果的でしょうか。遠山先生花粉症の症状が現れる前に治療を開始すると、発症を遅らせることができ、また発症してからも鼻の粘膜のアレルギー性炎症の程度を軽くできます。花粉症の人は、あらかじめ、「今年も症状が出そう」と予測できますから、花粉が飛び始める1~2週間前から薬を飲むのが効果的でしょう。花粉の飛散予測や飛散状況は、環境省のウェブサイトなどで確認できます。――鼻水が出たとき、風邪か花粉症なのか、どのように見分ければいいでしょうか。遠山先生鼻水が出だしたのがいつなのか、花粉の飛散時期以降だったのかを確認しましょう。花粉が飛んでいる時期で、透明なさらさらの鼻水が出るようであれば、花粉症の可能性が高いでしょう。判断に迷った場合、また、花粉症では? と思いあたる場合は、受診することをお勧めします。病院では、問診や鼻水の採取・検査をして、原因がアレルギーなのかどうかを調べます。アレルギーによる鼻炎だと判明すれば、アレルギーの原因を調べるためにより詳しい検査を行います。スギ花粉やヒノキ花粉のケースもありますし、実はハウスダストや動物が原因だった、ということもあります。原因を知ったうえで適切な処方を受ければ、症状を軽減することができます。患者さんの中には、花粉症などアレルギーに対処する薬を飲むと、眠気やのどの渇きが出て仕事や家事に差し支えるのでは、と心配される方がいらっしゃいます。しかし最近は、そのような副作用が少なく、かつ効果的な薬が増えています。■予防には、自律神経のバランスを整えること――花粉症の発症前からできる予防法を教えてください。遠山先生一番の予防法は、体の抵抗力をつける=「花粉症に勝つカラダづくり」を心がけることです。花粉症は、体内に侵入した花粉を異物と判断した体が、免疫細胞(白血球やリンパ球など)の働きにより、できる限り体外に放り出そうとすることで起こります。免疫細胞の働きは、自律神経によって調整されています。ですから、自律神経が乱れないよう、体調を整えることが重要です。睡眠不足、不規則な生活は大敵です。「十分に睡眠をとる」、「食事は毎日3度、きっちりと取る」など、規則正しい生活習慣を心がけてください。――実際に飛散が始まった場合、どのようにすればよいでしょうか。遠山先生「花粉症用のマスクをして吸い込む花粉の量を減らす」、「帰宅時にうがいや洗顔をしてある程度花粉を落とす」、「花粉が付着しやすいウールは避け、綿や化学繊維の洋服を着る」など、日常的に気を付けましょう。花粉症の症状が出始めたごく初期に治療を開始すると、鼻の粘膜の炎症の進行を止め、花粉症が重症化することを防ぐことができます。また、鼻や目などの症状が重い場合は耳鼻咽喉科、眼科での受診をお勧めします。――早速、花粉の飛散状況を調べ、鼻水のセルフチェックをします。ありがとうございました。アレルギー症状である花粉症は、我慢するよりも早い段階で病院へ行き、薬を飲んだほうがよさそうです。監修:遠山祐司氏。耳鼻咽喉科・気管食道科専門医。医学博士。とおやま耳鼻咽喉科院長。とおやま耳鼻咽喉科TEL: 06-6923-4187大阪市都島区御幸町1-9-1地下鉄谷町線都島駅から徒歩7分岩田なつき/ユンブル)
2012年03月04日イヤな季節がやって参りました。もうすでに鼻がグズグズいってる人がいるかもしれません。そうです。本格的な花粉のシーズンがやって来ようとしています。協和発酵キリン株式会社が運営しているサイト『花粉症ナビ』によりますと、2012年の予測花粉飛散量は、201年に比べると大幅に減少するそうです。同サイトでは、「全国で前年比70%程度」としています。減るのはありがたいですが、まったくなくなるわけじゃなし、しばらくの間、ツライ日々が続くことに変わりありません。そこで! シーズンの本格的な幕開け前に花粉症対策について聞いてみました。ぜひ自分の花粉症対策に役立ててください。調査期間:2012/1/25~2012/2/3アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 862件(ウェブログイン式)まずは花粉症の人がどのくらいいるのかを聞いてみました。■あなたは花粉症ですか?はい:35.0%いいえ:65.0%35%の人が花粉症です。不肖・谷の周囲調べではもっと花粉症率は高いと思うのですが、全国ではこのくらいの数字になるのかもしれません。次に、花粉症だと答えた人に、独自の花粉症対策を持っているかどうかを聞いてみました。独自の花粉症対策を持っている:39.3%独自の花粉症対策を持っていない:60.7%※有効回答数:295約4割の人が自分独自の対策を採っているようです。その内容を聞いてみました。独自の対策をとっている116人がもっとも挙げたのは、■マスクをする(東京都/女性/29歳)でした。38名(32.8%)の人がマスク着用を挙げました。もちろんこれは基本的なワザで、■マスクやうがいの徹底(奈良県/男性/27歳)■メガネ、マスクでガード(神奈川県/女性/30歳)■マスクをするのと、医者に処方されたアレルギー用の点鼻薬、点眼薬を、シーズン前から毎日使うようにする。これだけで、ぜんぜん違います(神奈川県/男性/41歳)このように複合ワザでみを守る人が多いのです。■甜茶を早い時期から飲む(東京都/女性/28歳)甜茶を挙げた人は計7名おられました。甜茶サプリを飲むという人もおられました。甜茶は支持されています■ヨーグルトを積極的に摂る(兵庫県/女性/45歳)ヨーグルトを進める方は計5名おられました。■減感作療法。少しずつアレルギーの出る物質を注射していって、体を慣らしていく方法(神奈川県/女性/27歳)なるほど。こういう長いスパンで考える対処法もあるようです。■薬剤師なので専門的な答えになってしまいますが……アレルギーを抑える「抗ヒスタミン薬」が基本ですが、ぜんそくに使われる「抗ロイコトリエン薬」もかなり鼻炎には効きます。後は、ステロイドの点鼻薬(神奈川県/女性/27歳)最後は薬剤師さんの親切なご回答です。参考になりますね。(谷門太@dcp)
2012年03月03日ウェザーニューズは27日、関東で花粉飛散数が増加したことなどから、東京都を含む1都6県(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・静岡)が”本格花粉シーズン”に突入したと発表した。同社は、全国1,000カ所に、花粉観測量に応じて目の色が変化する花粉観測機「ポールンロボ」を設置し、花粉を観測している。これによると、東京都内に設置した69カ所の観測地点のうち21カ所で、花粉症の症状が出始める花粉飛散量(30個)を超えると予測されたほか、都内在住の花粉症の症状報告についても、3割以上が「ややつらい」またはそれ以上の症状を感じ始めたという。さらに、神奈川県などの地域でも同じく30個以上の飛散が予想されたことから、これらの地域が本格的な花粉シーズンに突入したと判断した。あわせて、一定の花粉飛散量が観測された京都府と滋賀県についても、同日より”花粉シーズン”に入ったと発表した。今後は3月に入る頃には寒さが緩むため、花粉の飛散量も多くなると予想している。また、今シーズンの花粉飛散量は、昨シーズンの3割程度となる地域が多いものの、全体的には例年並みの飛散量となるとみられ、同社は細心の花粉飛散情報を確認し、十分な対策を取るよう呼びかけている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月28日ウェザーニューズは9日、東京都、埼玉県、鹿児島県の3都県が花粉シーズンに突入したと発表した。東京都と埼玉県は、昨年より1週間程度遅い花粉シーズン入りとなる。同社は、全国1,000カ所に、花粉観測量に応じて目の色が変化する花粉観測機「ポールンロボ」を設置し、花粉を観測。その結果、2月1日頃、東京都内に設置した66カ所の観測機のうち59カ所で、花粉症に敏感な人の間で症状が出始める花粉飛散量(10個)を越えるレベルに達した。また、9日から24時間以内における都内在住の花粉症の症状報告をみても、41人中約2割の人が「ややつらい」またはそれ以上の症状を感じ始めているという。東京都と埼玉県の花粉シーズン入りが、昨年より遅くなった理由は、2月初めまで寒気が非常に強かったためとみられる。今後はスギ花粉が徐々に増加し、飛散のピークは関東地方が3月上旬、九州南部が3月中旬と予測。その後はヒノキ花粉が飛散し始め、5月初め頃まで花粉シーズンが続く見込みとのこと。また、西日本でも花粉症の症状が出始めており、寒さのピークが過ぎる2月中旬には、花粉シーズンに突入するエリアが増えてくる可能性が高いとしている。同社では、今年の花粉の飛散量は昨年より少なくなると予想しているが、早めの対策を取ってほしいと呼びかけている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月10日春の訪れよりもひと足お先に聞こえ始める、花粉症の話題。私は花粉症ではないのですが、その症状に悩むコブス編集部員は毎年大変そうです。花粉症というと緑茶やヨーグルト、シソ、てん茶、ミント、ワサビ……など「効果的!」とされる食べ物や飲料が多いような気がしますが、本当のところ、一体何が効くの?日本アレルギー学会認定専門医で、現在は奈良県大和高田市立病院にて勤務されている清益功浩(きよます たかひろ)先生に伺いました。「正直申し上げますと、民間療法に『これだけで大丈夫!』というものはないに等しく、なおかつ個人差によるものが大きいため……。どれが一番効果的かを選ぶのはとても難しい問題です」(清益功浩先生)――がーん!……そうなんですね。「ただ、ヨーグルトに含まれている乳酸菌は、実験においてアレルギーを抑える作用があると報告されています。これはカルピス研究所が花粉症の方に対して行ったもので、乳酸菌の1種であるラクトバチルス・アシドフィルスL-92株(以下、L-92株)が花粉による症状を抑えたという結果が出ています」――つまりL-92株が入っているヨーグルトには、効果を期待できるということですね!「次に『べにふうき緑茶』という緑茶からも、花粉による症状を軽減する結果が出ています。データによると花粉が飛散する1カ月以上前から長期飲用したほうが、効果があるとも報告されています」――そのほかの、シソやてん茶、ミント(ハッカ類)、青汁、ワサビについてはどうでしょうか?「医学的には緑茶に含まれるカテキン、ワインなどに入っているポリフェノールにアレルギーを抑える効果があることはわかっています。そのため、カテキンが含まれている緑茶、ポリフェノールを含むシソに関しては、花粉症に効果的なものがあるかもしれません。そのほかのものについては、人によって効果を期待できますが、そのメカニズムはまだハッキリしていませんね」――ちなみに、これだけはNG!という花粉症対策はありますか?「病院で行われる花粉症治療の中に、スギ花粉などを体内に注入し、花粉に強い体質へ変えていくものがあります。これはあくまでも医者が花粉量を調節して行っているため心配ありませんが、民間療法として取り入れるのはとても危険です!最近では、花粉が入ったカプセルがネットなどで販売されているようですが、誤った知識のまま服用すると強いアレルギーショックを起こしかねません。このような薬を服用する際は、きちんと医者の監視下で行うようにしてください」――それは怖い!花粉症の友人や同僚にさっそく忠告しておきます!ところで、食べ物にせよ飲料にせよ、花粉症対策はいつごろから始めればいいでしょうか?「アレルギーへの抵抗力をつけるには時間がかかります。そのため、花粉がまだ飛び始めていない1月ごろなど、早い方がいいですね。花粉は早くて2月上旬ごろから本格的に飛散し始めます。日本気象協会によると、今年の花粉量は前年に比べて少ないようですが、それでも早めに対策を始めておくに越したことはありません」――最後に。私自身は花粉症ではないのですが、発症率を下げるための方法はありますか?「花粉症は、今まで『単なる外から入ってきたもの』ととらえていた花粉を、ある日突然『害のあるもの!』と体が認識することから発症します。とはいえ、そのくわしいメカニズムもまだわかっていません。ヨーグルトやべにふうき緑茶など、花粉症の人たちにも効果的なものを取り入れるなど、日常的にケアしていれば発症率を低くできるかもしれませんね」ありがとうございました。もう一つの予防策として「花粉との接触を避けられれば、発症率を下げられますので……。花粉の飛散量が比較的少ない北海道や沖縄に住むというのはどうでしょう?」と清益先生。「どうしても花粉症になりたくないっ!」という方、いかがでしょうか?(吉住夏樹/プレスラボ)【関連リンク】AllAbout「アレルギー・免疫の病気」清益先生の連載ページ。花粉症のお話もあります!『アトピー治療の常識・非常識~知ってなっとく!最新治療』(医薬経済社)清益先生のご著書。こちらもチェックを流行再燃!インフルエンザ対策のための正しい手洗い方法とは衝撃!長野県にはゴキブリがいないって本当!?将来はげないために20代男性ができる“脳マッサージ”って!?
2010年02月09日