原爆で亡くなった浩二と、遺されたその母・伸子との、悲しく温かい交流を描いた映画『母と暮せば』。本当の息子のように二宮和也さんを見つめる吉永小百合さん。それを誇らしく、気恥ずかしそうに受ける二宮さん。クランクアップ後、久々に顔を合わせた二人のやわらかな交流を、お楽しみください。二宮:撮影の時期はうちのお袋よりも長く一緒にいさせてもらいましたし、会話も実の親との1年分くらい?させていただいて、いま思えば夢のような時間でした。小百合さんは本当に優しい方で、みんな小百合さんとお仕事すればいいと思いましたよ。自分を見つめ直しますよ。世の中にこんなに優しい人がいるのかと。吉永:優しくないです…。外では隠しているだけです。家族には“君、もう少し優しくなってくれ”なんて言われてますし。二宮:(笑)。僕が評するようなことを言うのも申し訳ないですけど、優しいけれど仕事の場ではご自分に厳しく、律するところは律していらっしゃって。吉永:厳しくないです。そうありたいと思ってはいますけど…。二宮:いやもうその姿勢こそが厳しいです。小百合さんはよく現場で、“私なんか全然できてない”とおっしゃっていましたけれど、小百合さんができてなかったら僕はいったいなんなんだ?と。吉永:(笑)。二宮さんは作らなくても、ふわっと映画の世界に入って、セリフも何も自在にできる方ですから。二宮さんの浩二という役は亡霊なので、ちょっと不思議な動きもしなくてはならないけれど、そういうのもすぐできてしまうのね。天才だと思います。二宮:そんなに褒めていただけるなんて、いままでにない経験です。僕、あまり褒められたことがないので、素直に嬉しいです。吉永:浩二が“町子(黒木華さん演じる浩二の恋人)には僕しかおらん”と泣くシーンでね。二宮さんのお芝居があまりにも素敵だったので、カットがかかってから私、二宮さんに抱きついてしまったんですよね。なんて素敵なお芝居だろうと思って。そんなこと、初めてだったんですけど。二宮:台本には書いてないことですもんね(笑)。この映画に出られて本当によかった!◇よしなが・さゆり東京都出身。1957 年にラジオドラマ『赤胴鈴之助』でデビュー。公開中の山田洋次監督作品『母と暮せば』は映画出演119本目。映画プロデュースや、ボランティアで原爆詩の朗読も行っている。◇にのみや・かずなり1983年6月17日生まれ。東京都出身。1999 年に嵐のメンバーとしてCDデビュー。宮城での復興支援コンサートを収録した『ARASHI BLAST in Miyagi』DVD&BDが2016年1月1日に発売される。※『anan』2015年12 月25日号より。写真・三浦憲治ヘア・森下千帆文・千石よう子
2015年12月16日「ぴあ」調査による2015年12月11日、12日のぴあ映画初日満足度ランキングは、吉永小百合と二宮和也が母子役に扮した山田洋次監督初のファンタジー作品『母と暮せば』がトップに輝いた。2位に土屋太鳳、山崎賢人の共演で描く青春SFラブ・ストーリー『orange-オレンジ-』、3位に仮面ライダーゴーストとドライブが激闘を繰り広げる“MOVIE大戦”シリーズ第7弾『仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス』が入った。その他の写真1位の『母と暮せば』は、戦後の長崎を舞台に、原爆で死んだはずの息子・浩二が母・伸子のもとに突然現れ、不思議な交流を通して絆を深めていく様を描いた人間ドラマ。戦争をテーマにした作品だが、出口調査では「母と子、両方の視点で観られてどちらの気持ちも胸に響いた」「家族愛が表現されていてほっこりした」「劇場全体がその家族を見守っているような雰囲気が伝わってきた」「悲しいストーリーだと思っていたが、親子の関係や人への思いやりが描かれたあたたかく優しい作品」「悲しいところも受け止めて自分も優しくなれる作品」などの声が聞かれ、根底にある“家族愛”が大きな感動を与えたようだ。また60代、70代の観客からは、「戦争や原爆の事実などを知らない人にも伝わるような良い作品」「戦争の時代に生まれたからこそ感じられる映画の良さがあった」「原爆は一瞬にして今ここにいる人を消してしまうということを伝えていると思うので、特に若い人に観てもらい、今の日本の状況をよく考えて欲しい」などの声も寄せられた。2位の『orange-オレンジ-』は、主人公の女子高生・菜穂が、10年後の自分から届いた“未来”が書かれた手紙をもとに、思いを寄せる同級生の翔を死から救うために、仲間と協力しながら奮闘する姿を描いた青春ドラマ。菜穂と翔のラブ・ストーリーとして「キュンキュンした」という声も聞かれた一方で、「友情面にもすごく引き込まれた」「ひとりで悩みを抱えているときの仲間の言葉が印象に残った」「自分ひとりではできないことも仲間がいることで乗り越えられるし、信じあえる仲間がいることの大切さを感じた」など、“友情”や仲間との“絆”にも心を動かされたようだ。また本作は、高野苺の大ヒット漫画を基に描かれ、すでに多くのファンを獲得している作品だが、「キャストのイメージが原作にぴったりだった」「ストーリーが原作に沿っていて、異なるところもまとまっていて良かった」「原作が好きな人は楽しめると思う」など、原作ファンからも大満足の声が寄せられた。(本ランキングは、12/11(金)、12(土)に公開された新作映画8本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2015年12月14日終戦70年を記念し製作された『母と暮せば』の初日舞台あいさつが12月12日に、都内で行われ、山田洋次監督、吉永小百合、二宮和也、黒木華、浅野忠信が出席した。本作に親子役で共演した吉永と二宮。“息子”の二宮からサプライズで感謝の手紙を受け取ると、“母”吉永は「皆さんのおかげでやり遂げることができた」と感無量の面持ちだった。『母と暮せば』舞台あいさつ/その他の写真1948年8月9日、長崎で助産婦として暮らす伸子(吉永)の目の前に、3年前の原爆投下で亡くなった息子の浩二(二宮)がひょっこり姿を現すという、山田監督が初めてファンタジーを手がけた本作。終戦70年を迎える今年、山田監督が故・井上ひさしの広島を舞台にした『父と暮せば』と対になる作品として映画化した。昨年12月の製作会見から、丸1年をかけて現場をリードした吉永は「山田丸という大きな船に乗り込み、心と力を合わせた現場」と振り返り、「今はうれしい気持ちとともに、ここにいる皆さんとしばらくお別れする辛い気持ちです。何か機会があれば、また一緒にお芝居したり、ご飯を食べたりできれば…。ぜひ監督にお願いしたい」としみじみ語った。劇中で印象に残るのは、浩二がこの世に残した恋人の幸せを願うシーンだといい「さすが私の息子」と誇らしげ。一方、二宮は「吉永さんにたくさん気づかっていただき、現場を元気にしてくださった。改めて大切なことを教わった」と感謝のコメント。戦争を知らない世代として「何より『知らない』ということに勇気をもって向き合うのが大変でした。でも、真実を知らなければ、間違ったことを伝えることになりますし…」と作品への思いを熱弁した。『母と暮せば』公開中取材・文・写真:内田 涼
2015年12月12日吉永小百合と二宮和也が12月12日(土)、親子役で共演した『母と暮せば』(山田洋次監督)の初日舞台挨拶に登壇。二宮さんが感謝の手紙をサプライズ披露すると、座長にして現場の“母”だった吉永さんは「皆さんのおかげでやり遂げることができた」と感激していた。受け取った手紙を胸のあたりで、我が子のように大切に抱きしめた吉永さん。昨年12月に行われた製作会見から1年間に渡り、主演女優として撮影はもちろん、プロモーションも引っ張ってきただけに「山田丸という大きな船に乗り、力と心を合わせた現場。公開されるのはうれしい気持ちですが、ここにいる皆さんとしばらくお別れするのはつらい」と複雑な胸中を明かした。一方、“息子”二宮さんは「現場ではとても気づかってくださり、現場を元気にしてくださった。大事なことを教わりましたね」と吉永さんに感謝の意。映画は母親と亡くなった息子の亡霊の交流を描いており「会話そのものは普通でしたが、触ろうとすると消えてしまうから…」(吉永さん)、「僕だって、消えなくなかったですよ」(二宮さん)と切ない親子関係をふり返った。長崎で助産婦として暮らす伸子(吉永さん)の目の前に、3年前に原爆で亡くなった息子の浩二(二宮さん)が“ひょっこり”姿を現すという、山田監督が初めて手がける心温まるファンタジー。かつて広島を舞台にした『父と暮せば』を著した故・井上ひさしの遺志を継ぎ、山田監督が脚本を執筆した。二宮さんは「一番大変だったのは、僕が『戦争を知らない』ということ。教科書やいろいろな作品を通して、学んではいるが、戦争を経験なさった山田監督に勇気を出して『知らない』と伝え、真実を教えてもらわないと、結局間違ったことを表現してしまうことになるので」と苦労を語っていた。東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われた初日舞台挨拶には共演する山田監督、吉永さんと二宮さんに加えて、黒木華、浅野忠信が同席した。『母と暮せば』は全国公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:母と暮せば 2015年12月12日より全国にて公開(C) 2015「母と暮せば」製作委員会
2015年12月12日山田洋次監督が吉永小百合、二宮和也を母子役に迎えて描く最新作『母と暮せば』。「50年以上の間、たくさんの映画をつくってきましたが、終戦70年という年にこの企画に巡り合ったことに幸運な縁と運命すら感じてしまいます」と監督が明かす、自身初のファンタジー作品となる本作に迫った。1948年8月9日、長崎で助産婦として暮らす母・伸子(吉永さん)のもとへ、3年前に原爆で亡くしたはずの医学生の息子・浩二(二宮さん)がひょっこり現れる。楽しかった思い出話や、残していった恋人・町子(黒木華)の話など、以前と何の変わりもない会話をして2人は過ごすのだが――。本作が通算83作目となる山田監督が初めてつくる、やさしい涙があふれるファンタジーとなる本作。作家・井上ひさしが広島を舞台に描いた『父と暮せば』と対になる作品を、長崎を舞台につくりたいと発言していたことを知った監督が、終戦70年となる今年に思いを込め、監督の集大成ともいえる作品として手がけた。突然、母の目の前に現れたのは、原爆によって亡くなったはずの息子。彼は身体が透けていたり浮いているわけでもなく、生前の元気な姿そのまま、会話する内容も変わりない。ただし、母と子はお互いに触れ合うことはできないのだ。山田監督は撮影前、『雨月物語』(’53/溝口健二監督)や『美女と野獣』(’48/ジャン・コクトー監督)を見るなどして亡霊の描写を考えたという。ファンタジー的要素として、浩二は「悲しくなり涙を流すと姿が消えてしまう」設定にするなど、監督作品としては珍しく積極的にVFXを導入した。例えば、浩二が生前好きだったメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を思い出し、タクトを振るマネをするシーンでは、突然オーケストラが現れたり、彼が寮歌を唱うと背後に仲間の高校生が現れて大合唱となったり、これまでにないファンタジックな場面が作り出されている。映画監督として50年以上のキャリアを持ち、独自の世界観、演出手法で数々の感動作を手掛けてきた監督は、必要であれば新しいことにも意欲的に挑戦。そんな監督の姿勢と情熱に、スタッフ、キャストも一丸となって撮影に挑んだという。原爆という重く大きなテーマの中で、母子の親子愛に焦点をあて戦争の悲劇を描く本作だが、その根底にあるのは、山田作品で描かれ続けてきた人間の愛情のドラマ。息子・浩二の死は、運命ではなく、人間の手によってもたらされた“悲劇”という母・伸子の悲痛な叫びとともに、突然愛する人を失った母と恋人を軸に、残された人々の切なく哀しい想いの機微を映し出していく。「生涯で一番大事な作品をつくろうという思いでこの映画の製作にのぞんだ」という山田監督の想いが詰まった初めてのファンタジーを、スクリーンで見届けてみて。『母と暮せば』は12月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:母と暮せば 2015年12月12日より全国にて公開(C) 2015「母と暮せば」製作委員会
2015年11月24日山田洋次監督最新作で、吉永小百合と二宮和也が親子を演じる『母と暮せば』の完成披露試写会が11月22日(日)に開催され、山田監督、吉永さん、二宮さん、共演の黒木華、浅野忠信、加藤健一、本田望結が舞台挨拶に登壇した。故・井上ひさしが生前に着想していたという、長崎を舞台に原爆をテーマにした作品を山田監督が映画化。敗戦から3年、長崎で助産婦をして暮らす伸子の元に原爆で亡くなった息子の浩二が亡霊となって現れ、2人の奇妙な暮らしを通じ、大切な人を失った遺族の悲しみ、戦争の傷から立ち直ろうとする人々の姿を描き出す。山田監督は、1,200倍もの倍率を勝ち抜いてこの披露試写会のチケットを手にした観客を前に「この1年をかけて、ここにいる俳優さん、多くのスタッフと心を込めてこの映画を作りました。みなさんにとって、納得のいく映画になっているのか?胸がドキドキします」と胸の内を語る。5度目の山田作品出演となる吉永さんは「監督の熱い思いを何とか受け止めたいと思いながらやっていました。今回が一番、監督は迫力があって、1カット1カット、集中していて緊張しっぱなしでした」と撮影を振り返る。二宮さんは「亡霊の役ですが悪い亡霊ではなく、良い亡霊で出てきます。親子関係など、いい形でみなさんに届く作品になっています」と作品の出来栄えに自信をのぞかせた。吉永さんは、以前より二宮さんを「天才」と絶賛しているが、この点について「監督から難しい注文があっても、ひょいと受け止めて、次のテストではできちゃうんです。軽やかでリズム感があって、男性ですが“フェアリー(=妖精)”のようなんです」と説明する。二宮さんは喜びのあまり「“フェアリー和也”に改名しようと思います!」と即断し会場は笑いに包まれた。生前の回想シーンでは、黒木さんが二宮さんの鼻をツンっと触れるシーンがあるが、司会者はこれを“鼻ツン”と紹介し、“壁ドン”、“アゴクイ”に続く、女性が胸キュンするしぐさとして世に広めるべく、黒木さんにこのシーンについて尋ねる。黒木さんは「“フェアリー”の顔が間近にあるので緊張しました(笑)」とユーモアたっぷりに語り「“鼻ツン”は女性からなので、ぜひ使ってください!」と笑顔で呼びかけた。『母と暮せば』は12月12日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:母と暮せば 2015年12月12日より全国にて公開(C) 2015「母と暮せば」製作委員会
2015年11月23日「テラスハウス」のスタッフが集結し、連続ドラマ初の“ガールズラブ”をメーンテーマとした作品として話題沸騰中の土ドラ「トランジットガールズ」。放送開始を目前に控えた本作に「テラスハウス」の見守り人であるYOUをはじめ、菅谷哲也、筧美和子、島袋聖南ほか住人メンバーたちがカメオ出演することが決定した。親同士の再婚により、ひとつ屋根の下で義姉妹となった、性格もルックスも好対照の2人が、最悪の出会いから反発しながらも恋を育んでいく、王道ともいえるド直球のラブストーリーを、「女子×女子」で描いていく本作。メインキャストには「GTO」(フジテレビ)、『悪の教典』に出演していた若き鬼才・伊藤沙莉と「ViVi」専属モデル・佐久間由衣が抜擢されている。制作スタッフには、2012年10月の放送開始以来、ティーンを中心に熱狂的な人気を博したリアリティーショー「テラスハウス」のスタッフが集結。23時台ながら瞬間最高視聴率12%を記録し、出演した住人メンバーたちはSNSの世界を中心に次々にスターとなり一大社会現象ともなった同番組は、“台本のない”青春や恋愛模様を記録して若者のハートをつかんできた。そして今回、この“台本あり”のドラマに、「テラスハウス」メンバーたちが参戦することが決定。初回放送時から住人メンバーを見守ってきたYOUさんをはじめ、菅谷さん、筧さん、島袋さんほか住人メンバーたちも出演する。YOUさんは、伊藤さん演じる主人公・葉山小百合の亡くなった母としてカメオ出演。ほかにも、初回から最終回の全8話のどこかにメンバーたちが様々な形で出演するという。10分に1回、視聴者を胸キュンさせていくという、ラブストーリーとしては王道を貫きながら、女の子同士のガールズラブを丁寧に描く今回のドラマ。「テラハ」お馴染みの山里亮太も、「こんなところで毒を吐くのか…?」という意外なところで参戦。「テラハ」メンバーははたして劇中のどのシーンにどのように出演するのか?注目して観たい。土ドラ「トランジットガールズ」は11月7日(土)より23時40分よりフジテレビ系にて放送。(初回は23時50分よりスタート)(cinemacafe.net)
2015年11月05日和紙専門店・ワッカ ジャパン(WACCA JAPAN)が11月21日から25日まで、和紙の企画展「和紙を知る、触れる、感じる。」を神奈川県葉山町のNowhere but Hayamaにて開催する。同展の会場となるのは、神奈川県葉山町に佇む築90年の日本家屋をリノベーションした貸別荘。和とモダンスタイルの融合した住空間で、建築内装や照明、アート、ステーショナリー、印刷加工技術など様々な和紙の可能性が紹介される。また、会期中は会場内にカフェ「TO:RI CAFE in HAYAMA」がオープン。旬の素材を活かしたケーキなどが提供される。その他、11月21日の16時30分から19時30分までは、オープニングレセプション「和紙・素材・旬味 washi-sozai-syunmi」も開催。当日は、フードコーディネーターの愛甲真希[TO:RI]による旬の素材を使った料理の数々を、和紙のディテールとともに楽しむ演出がなされている。会費制となっており、価格は1名につき和紙アイテムのお土産付きで2,000円となっている。【イベント情報】「和紙を知る、触れる、感じる。」会場:Nowhere but Hayama住所:神奈川県三浦郡葉山町一色2112会期:11月21日~25日時間:10:00~17:00(18:00~20:00)※18:00以降は商談優先
2015年11月05日神奈川県・葉山町のNowhere but Hayama(ノーウェア・バット・ハヤマ)は、現代ライフスタイルの和紙専門店 WACCA JAPANによる和紙の企画展「和紙を知る、触れる、感じる。」を開催する。会期は11月21日~11月25日。開場時間は10:00~17:00、18:00~20:00(11月21日は15:00から、11月25日は16:00まで。全日程18:00以降は商談の入場優先)。入場無料。同展は、神奈川県葉山町一色に建つ築90年の日本家屋をリノベーションした貸別荘を会場として、和とモダンスタイルの両方の住空間で、和紙を見て、触れて、体感できる企画展。建築内装、照明、アート、ステーショナリー、印刷加工技術など、多方面に渡る和紙の可能性が紹介される。また、オープニングレセプションとして「和紙・素材・旬味 washi-sozai-syunmi」が開催される。開催日時は11月21日16:30~19:30(16:00 受付開始)。フードコーディネーター愛甲真希による旬の素材をそのままに味わう料理が、和紙のデティールと共に楽しむ演出で提供されるということだ。参加費は2,000円(和紙製品お土産付)、参加に際しては同店Webサイトより事前申込が必要となる。そのほか、会期中、会場内でカフェが併設され、旬の素材を活かしたケーキなどが提供されるということだ。
2015年11月04日リフレッシュしたいけど、遠くに行く時間がない。友人と会いたいけれど、予定と合わせようとすると1ヶ月先になってしまう。忙しい私たちの世代がどうやって身体の疲れを取り、精神をリセットするか? これは1つの大きなテーマです。ただ家で眠るだけ、夜に美味しいワインを飲むだけ、またはショッピングしたとしても、気分が良くなるのはその時だけということも。次のステップへのチャージ、明日からやるぞ! というエネルギーを得るために、秋のプチトリップに出かけることをおすすめします。運動もしたいけれど、文化にも触れたい、自然にも触れたい、美味しいものを食べたい、そしてちょっとショッピングもしたいという欲張りな人! 葉山を1日旅してみてはいかがでしょう。おすすめの過ごし方をご紹介しましょう。さあ、早起きしてスニーカーを履き、タオルを持って出発!葉山は東京都心から約1時間電車に乗り、逗子駅からバスで20分くらいの所に位置する海に面した旧別荘地です。そうです、天皇皇后両陛下がご静養にこられる御用邸を囲むエリアです。逗子駅から12番のバスに乗り、終点で下車。まずは海まで降りて小さな半島の先端まで行き、芝生の上で大きく伸びをしてストレッチをしましょう。天気が良ければ富士山も見えます。少し座ってしばし波の音と風に集中すると、もう疲れは50%取れます。そこから裸足で、潮の香りと水と砂地の感触をたっぷりと感じながら、海岸をゆっくりと散歩。まずはこれまでの疲れ、マイナス部分を0に戻します。疲れている脳にいろいろな情報を入れても、見た、聞いただけで終わってしまいます。何かを感じる(FEEL)ことが、精神的な疲れを取る秘訣のようです。美術館やパワ―スポットで、パワーをチャージ脳の中にスペースができたところで山口蓬春美術館へ。古い日本家屋をアトリエにしていた庭園が素晴らしい美術館です。心静かに鳥の声、虫の音、木々の揺れる音を感いていると、内なるエネルギーが湧いてきます。次に神奈川県立近代美術館<葉山館>へ。海を一望できるカフェでコーヒーも飲めますし、近場には古民家のカフェもあるので、ここでひと息つきましょう。その後は葉山の小道を探索。葉山には車が入ることができない素敵な小道がたくさんあります。歩いているとなぜか懐かしい気持ちになるのが不思議です。小道を歩いていくと、たどり着くのはパワースポットと呼ばれる森山神社。参拝してエネルギーをチャージです。海の色、音、絵画の静寂さ、木々の中にひっそり佇む神社からエネルギーをもらった後は、今度は能動的に外へ内面を向けてみるのがよいです。「SUNSHINE + CLOUD」でイメージを膨らませる自分のいる環境を美しくしたい、と感じたら「SUNSHINE+CLOUD」でインスピレーションを取り入れてみては。色の美しい服を合わせてみたり、お花のディスプレーを参考にしたり、置いてある本を手に取ったり。自分の家のテーブルに花を飾ろう、このエプロンでキッシュを焼いてみよう、この籠を持ってマーケットに行こうか、とイメージが膨らみます。今日一日感じたことを、どうやって生活の中に取り入れていくか、カフェであれこれ考えながら少し休憩しましょう。そして、もしもまだ元気があったら、山道を探索してみましょう。「はやま三ヶ岡山緑地」つつじコース入り口から大峰山の尾根を歩き、真名瀬へ向かうコースです。山頂からは美しい富士山を見ることができ、そして葉山の海を一望しながらひと息。ほんのり汗もかき、心地よい疲れを感じながら山を下り、真名瀬からの夕暮れの富士にまた感動。そしてバスで逗子駅へ向かいます。これでチャージ、満タン! 明日からまた頑張りましょう。▼山口蓬春美術館 ▼神奈川県立近代美術館(葉山館) ▼森山神社 ▼SUNSHINE + CLOUD ▼はやま三ヶ岡山緑地
2015年10月30日東京・銀座の歌舞伎座で26日、「第28回東京国際映画祭プレゼンツ 歌舞伎座スペシャルナイト」が開催され、山田洋次監督とジョン・ウー監督のSAMURAI賞の授賞式に、吉永小百合と大友啓史監督がサプライズゲストとして駆けつけた。昨年創設されたSAMURAI(サムライ)賞は、時代を切り開く革新的な映画を世界に発信し続けてきた映画人の功績をたたえる賞。第1回は、北野武監督とティム・バートン監督が受賞したが、今年は『男はつらいよ』などで知られる山田洋次監督と、『ミッション:インポッシブル 2』や『レッドクリフ』のジョン・ウー監督が受賞した。『幸福の黄色いハンカチ』で第1回から同映画祭に参加している山田監督は「28年の歳月を経て、SAMURAI賞という素晴らしい賞をいただけたことを大変光栄に思っています」と感謝。続けて、自身の作品は「SAMURAIのような勇ましいものではない」と言い、「この賞がふさわしいのはジョン・ウーさん」と隣を見ながら祝福した。ジョン・ウー監督も「最も尊敬する映画の師匠である山田監督と共に受賞することができてとても名誉に思います」と喜び、「山田監督の映画は愛と人間性にあふれている」と称賛。「日本の映画にたくさんインスパイされ、いまもなおインスパイされ続けています」と明かした。そして、山田洋次監督作品に多数出演する吉永と、ジョン・ウー監督を敬愛している大友監督が祝福に駆けつけ、それぞれ花束を贈呈。吉永は山田監督のことを「山田学校の校長先生であり、人生の師でもあります」と表現し、「撮影の合間に楽しい話を聞かせてくださるんですけど、その一つ一つがいつまでも心に残るんです。監督の価値観がとてもすてき。いつまでも山田学校の生徒でありたい」と思いを伝えた。吉永の話を聞いた山田監督は「吉永小百合さんという人は、一緒にいると大事なことをちゃんと言わなきゃいけない、この人にはうそをつけない、真実を語らなければならない…そういう気持ちにさせてくれるから、ついついいいことを言っちゃうんです」と笑わせ、「僕にとっても大変励みになる」と語った。また、大友監督は「ジョン・ウー監督の作品を夜通し5作品見た」と明かし、「ものすごいパワーに驚きました」と興奮気味にコメント。本人を目の前に「ちょっとでも監督に追いつけるよう、またジョン・ウーさんに見てもらえるような映画をつくりたいと思います」と誓った。
2015年10月26日大人気リアリティショー「テラスハウス」のスタッフが集結し、連ドラ史上初の“ガールズラブ”をテーマとしたドラマ「トランジットガールズ」が11月7日(土)より放送されることが決定。メインキャストには、若き鬼才・伊藤沙莉と、「ViVi」専属モデル・佐久間由衣が抜擢されたことが分かった。2012年10月のTV放送以来、ティーンを中心に熱狂的な人気を博し、瞬間最高視聴率12%を記録、映画版も興行成績12.7億円と大ヒットするなど若者のハートを掴んできた「テラスハウス」。その制作陣が、今回は脚本ありの完全なるオリジナルストーリーで、胸キュンが止まらない“ド”直球のラブストーリーを描く。しかも、恋をする主人公の2人はどちらも「女子」!連続ドラマ史上初の“ガールズラブ”がテーマだ。親同士の再婚により、ひとつ屋根の下で義姉妹となった、性格もルックスも好対照の2人が、最悪の出会いから反発しながらも恋を育んでいく…という王道ストーリーに挑戦するのは、数々の映画監督に「いま一番仕事をしたい若手女優」と言わしめている才能の持ち主・伊東さん。主人公である妹・葉山小百合を務め、純粋でかわいい女子高生を真正面から演じる。本作で連続ドラマ初主演を飾ることとなった彼女は「期待と不安で胸いっぱいでしたが、いままでやったことのないピュアな少女漫画の主人公のような女の子を演じさせていただいて、様々な葛藤はありつつもとても楽しい経験をたくさんさせていただきました」と収録をふり返った。そして、もうひとりの主人公で姉の志田ゆいには、現在、「ViVi」の専属モデルとして活躍する佐久間さんが配役。すらっと伸びた長い手足に、ショートカットが奇跡的に似合う佐久間さんは、連ドラ初主演はもちろん、本作がドラマ初出演。「スチールのお仕事が多い私にとって、映像の世界はずっと挑戦したかったことでもありました。“志田ゆい”という役と向き合いながら日々、模索することに幸せを感じています」と初演技の感想を寄せた。誰にも似ていない存在感で、観る者を惹き付ける佐久間さんがどんな演技をみせるのか注目だ。また、小百合を一途に思い続ける幼馴染の同級生・深澤直役には、「昼顔」の生徒役で鮮烈なデビューを飾った俳優でモデルの健太郎。「学校のカイダン」や映画『俺物語!!』など話題作に立て続けに出演している彼は、178cmの筋肉質な身体にベビーフェイス、切れ長の涼しい目元が印象的な“コショウ顔”としてネクストブレイク必至なボーイだ。さらにドラマの音楽を担当するのは、「Dragon Ash」ボーカルの降谷建志。ソロ作品でのドラマタイアップは今回が“初”となる降谷さんは、本作のために新曲「Prom Night」と既に発表されているソロ楽曲群を提供。「ソロとしての作品発表は今年になってから始めたばかりですが、早くもこのような機会をいただけてとてもうれしく思います。新曲、既発表曲ともに、ドラマの世界を彩ることができたら光栄です」と喜びをコメントした。王道の胸キュンラブストーリーを貫きながら、女の子同士のガールズラブを丁寧に描く本作。斬新な布陣となったスタッフ×キャスト×ミュージックが紡ぐ新しいエンタテイメントに期待が高まる。「トランジットガールズ」は11月7日(土)23時40分より(初回は23時50分)、全8話で放送。(text:cinemacafe.net)
2015年10月22日映画『夏ノ日、君ノ声』(10月24日公開)の先行上映が3日、ロケ地となった静岡県牧之原市付近の藤枝シネプレーゴにて開催され、主演の俳優・葉山奨之、ヒロインを務めた女優・荒川ちか、神村友征監督が舞台あいさつに登壇した。本作は、NHK連続テレビ小説『まれ』で主人公の弟・津村一徹を演じていた葉山の初主演映画。不良高校生の哲夫(葉山)が、不治の病に侵され耳が聞こえず話すこともできない舞子(荒川)と出会い、心を通わせていく夏を描いた"過去"と、舞子を失った喪失感を拭い去れずにいる14年後の"現在"の2つの時間軸が交差する青春物語となっている。この日行われたのは事前抽選によって当選者を招待する上映会で、予想を上回る募集があり、多数の観客が来場した。はじめに葉山が「ようやく初お披露目となるこの場に、こんなに多くの人が来てくれてうれしいです」と少し緊張気味にあいさつ。初主演が決まった際の心境について「プレッシャーを作品にぶつけてやろうという気持ちで臨んだ」と振り返った。撮影中の話に移ると、荒川は自転車で2人乗りをするシーンについて「結構スピードが出ていたので怖かった」と告白。続けて、葉山が「(荒川を)乗っけているので、そういう意味では緊張しましたね」と話すと、荒川は「でも役柄的に何があっても声を出してはいけなかったんですよ」と苦労を口にした。「監督に雑に扱われることが多かった」と吐露する荒川。"はなまる"を描くシーンについて「監督が下手だって言うんですよ」とこぼすと、神村監督が「(荒川の)イメージが清純なので、奇麗な字を想像していたら、ひどくて…」と本音をポロリ。やり取りが1分ほど続くと、しびれを切らした葉山が「"はなまる"の話は控室でお願いします」とツッコミを入れ、その仲睦まじいやり取りに会場は笑いに包まれた。また、この日は牧之原市の西原茂樹市長も応援に駆けつけた。「海と山と茶畑。牧之原市の美しい風景を本当にうまく出してくれた」と感謝の意を述べ、葉山、荒川、神村監督それぞれにネーム入りのお茶をプレゼントし、登壇者を喜ばせる一幕もあった。(C)「夏ノ日、君ノ声」製作委員会
2015年10月06日昨年より病気療養中であった坂本龍一が音楽を担当することで注目を集める山田洋次監督の83作目の最新作『母と暮せば』。吉永小百合が「嵐」の二宮和也と母子役で初共演を果たす本作品。この度、9月14日(月)に行われた坂本さんのレコーディング風景が解禁された。1948年8月9日、長崎で助産婦をして暮らす伸子の前に、3年前に原爆で亡くしたはずの息子・浩二がひょっこり現れる。「母さんは諦めが悪いからなかなか出てこられなかったんだよ」。その日から、浩二は時々伸子の前に現れるようになる。二人はたくさんの話をするが、一番の関心は浩二の恋人・町子のことだった。「いつかあの子の幸せも考えなきゃね」。そんなふたりの時間は、奇妙だったけれど、楽しかった。その幸せは永遠に続くようにみえた――。作家の井上ひさしが広島を舞台に描いた『父と暮せば』と対になる作品を、長崎を舞台に作りたいと発言していたことを井上さんの三女・麻矢さんを通じて知った山田監督が、終戦70年となる今年、その井上さんの想いに捧げ映画化を決定したもの。母・伸子役には吉永小百合、息子の浩二役に「嵐」の二宮和也が演じる。また浩二の恋人・町子役に『舟を編む』でブルーリボン賞新人賞を受賞するなど多くの新人賞を受賞し、今年2月の第38回日本アカデミー賞では最優秀助演女優賞を受賞し圧倒的な存在感を見せつけている黒木華が演じる。坂本さんと山田監督が初タッグを組む本作品。この度9月14日に東京オペラシティコンサートホールにてレコーディングが行われた。東京フィルハーモニー交響楽団演奏による坂本さんの本作へ向けた音楽は、本作より感動へと導く暖かなものとなった。坂本さんは本楽団と一緒に行うのは1年4か月ぶりとなる。坂本さんが「今の日本で山田監督と吉永さんに何かお願いされて断る勇気のある人はいないでしょう(笑)。もちろん断るつもりはなかったですけど。光栄です」と語ると、オーケストラはあたたかい笑いに包まれた。会場には山田監督も訪れ、レコーディング前にオーケストラに向けて「この映画の音楽はどうしても坂本さんにお願いしたかった」「長崎、広島の原爆の犠牲者を含めて戦争の犠牲者への鎮魂の思いをこめて、そんな気持ちでどうぞみなさん演奏なさってください」と作品や音楽へ込めた熱い想いを語っていた。また演奏後には奏者も「坂本さんの復帰第一弾のお仕事にご一緒できて感無量でした。いつもより思いの籠った演奏ができたと思う」と語った。山田監督が坂本さんにラブコールを送り、実現した本作。映画と共に思いが込められた楽曲にも期待がかかる。『母と暮せば』は12月12日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年09月25日東京の文化を育んできた「喫茶店」が今、新鮮。パンケーキではなく、ホットケーキ。パスタではなく、ナポリタン。レトロ喫茶の魅力を、俳優の葉山奨之さんが探りました。今回訪れたのは、神保町にある『さぼうる』。60年前にオープンした老舗で、全国からマニアが訪れる。ザ・ジェントルマンなマスターの鈴木文雄さんは御年82歳、神保町の生き字引的存在だ。お皿からはみ出しそうな『さぼうる』のナポリタンは、これでも普通盛り。ケチャップが麺にしっかりと絡んでいるのに、後味は不思議なほどさっぱりしていてフォークが進む。サラダ付きで¥650。ナポリタンは17時以降のみ。いちごジュース(¥500)も人気。「喫茶店が好きで、仕事の空き時間に行って台本を覚えたり、新聞を読んだりしています。いろんな世代の人がいるからか、すごく落ち着く。コーヒーにこだわるお店に出合うと嬉しくなりますね。この『さぼうる』は雰囲気もタイプだしマスターも素敵だから、これから通っちゃいそう。ボリューム満点のナポリタン、味が濃くて美味しいです。デートなら、彼女とシェアしてもいいですよね。“ほらひと口、あーん!”って食べさせるそぶりをするんだけど、あげないで自分で食べる。照れ屋を隠すための、意地悪です(笑)」(葉山さん)■さぼうる千代田区神田神保町1‐119:00~23:00(22:30LO)日曜休、祝日不定休TEL:03・3291・8404◇はやま・しょうの俳優。1995年12月19日生まれ。10月スタートのドラマ『釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~』(テレビ東京系)に出演。10月24日には主演映画『夏ノ日、君ノ声』が公開予定。※『anan』2015年9月30日号より。写真・柳原久子スタイリスト・本田博仁 ヘア&メイク・貴島貴也文・重信 綾
2015年09月24日神奈川県葉山町の一色海岸を中心とした会場にて9月26日から10月4日まで、ビーチで体と心を癒すヨガイベント「FeelSHONAN BEACH YOGA WEEK」が開催される。同イベントは、神奈川県が推進する神奈川の海の魅力を伝えるプロジェクト「Feel SHONAN」キャンペーンの一環として開催されるもの。当日は、日本を代表するヨガの第一人者・ケンハラクマや同世代の女性から多くの支持を受けるモデルの野沢和香を始め、大友麻子、AVI、アンジェラ・磨紀・バーノン、菊地ノブエ、更科有哉、渋木さやか、鈴木サチ、Stacey、TAMAO、野島裕子、堀井祐介、森脇じゅん、柳本和也などの人気講師が登場。ヨガ、ピラティス、ルーシーダットン、親子ヨガなど、様々な内容のレッスンを受けることが出来る。同イベントでは3つのコースを用意。基本となるのは、時間帯と講師を自由に選べる1ヨガクラスで、9月28日と10月1日を除く期間中の毎日実施。また、9月27日、10月3日、4日にはフードクリエイターの「AMIGO KITCHEN」プロデュースによる地元野菜を豊富に使用したランチが楽しめるヨガ&スペシャルランチ、10月3日から4日かけては、夕日が沈み朝日が昇る絶景の中でヨガを行うサンセット&サンライズヨガが実施される。また、10月3日には特別ゲストを迎えたスペシャルイベントも開催する予定だ。同イベントについて、プロデューサーを務めるファッションディレクターの市川麻衣子は「イベントは海が一番美しい、朝と夕方に開催します。葉山のビーチからの眺めは本当に素晴らしく、 時間を忘れてしまいます。朝の清々しさを感じながら、夕日の美しさを感じながら。程よい運動は体をしなやかに整えてくれますし、自然とひとつになる心地よさは最高の癒し、そして新しい自分の発見にも繋がります。こんなに素晴らしい先生が葉山に一同に集まるのが夢の様です!ぜひ沢山のクラスを体験して素敵な時間を過ごしてください」と語っている。【イベント情報】「FeelSHONAN BEACH YOGA WEEK」会場:一色海岸、 森戸海岸、 湘南国際村住所:神奈川県葉山町会期:9月26日~10月4日(9月28日、10月1日を除く)料金:1ヨガクラス(75分/1,000円・2,000円):ヨガ&スペシャルランチ(ランチ付き/5,000円):サンセット&サンライズヨガ(1泊2日/1万5,000円)
2015年09月08日かながわビーチヨガフェスティバル実行委員会は9月26日~10月4日の期間中、神奈川県葉山町の一色海岸を中心にヨガイベント「FeelSHONAN BEACH YOGA WEEK」を開催する。同イベントは、神奈川県が推進するかながわシープロジェクト「Feel SHONAN」キャンペーンの一環として、ヒーリングスポットである神奈川の海の魅力を伝えるために実施するもの。イベントには、日本を代表するヨガの第一人者ケンハラクマさん、同世代の女性に人気のモデル・ヨガインストラクターの野沢和香さん、大友麻子さん、AVIさん、アンジェラ・磨紀・バーノンさん、菊地ノブエさん、更科有哉さん、渋木さやかさん、鈴木サチさん、Staceyさん、TAMAOさん、野島裕子さんなどが登場する。10月3日には、特別ゲストが出演予定のスペシャルイベントを一色海岸で開催。9月27日、10月3日、4日には、フードクリエイターのAMIGO KITCHENがプロデュースする地元野菜を使ったメニューが味わえる「ヨガ&スペシャルランチ」(5,000円)を森戸海岸で実施する。10月3日~4日は、湘南国際村~一色海岸にて1泊2日の「サンセット&サンライズツアー」(1万5,000円)を開催。夕日が沈み、朝日が昇る絶景の中でヨガを楽しむことができる。9月28日・10月1日を除く期間中は、好きな時間帯と先生を選べる「1ヨガクラス」(75分/1,000円・2,000円)を一色海岸で開催する。詳細は公式サイトで案内している。価格はすべて税込。
2015年09月07日映画『母と暮せば』のクランクアップ記者会見が12日、都内で行われ、キャストの吉永小百合、二宮和也、黒木華、浅野忠信が出席した。12月12日に全国公開する本作は、山田洋次監督初のファンタジー作品。終戦後の1948年、長崎で助産婦をする伸子(吉永)の前に、原爆で死んでしまった息子・浩二(二宮)が亡霊となって現れる――というストーリーで、井上ひさしの戯曲『父と暮せば』と対になる作品となっている。山田監督と主演の吉永は、今月9日、ロケ地の長崎で行われた長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典にも参加。山田監督は、「戦後70年という節目の年に公開することは、とても意義あること。この作品を通して、戦争や平和について考えてくれれば」と熱い想いでアピール。一方、「かけがえのない人を失った家族の悲しみの映画。70年前にはそんな人がたくさんいた」と話した吉永は、「戦争のこと、命のことを考えてもらえるのは素晴らしいこと。声をかけて下さった監督に感謝しています」と出演への喜びを語った。また、山田監督作品に5年ぶり5度目の出演となった吉永は、「監督から怖いくらいの情熱を感じた。心からの演出に応えられなくて、落ち込んだ時もあったけど、軽やかな二宮さんに助けてもらった」と撮影を振り返る場面も。息子役の二宮とはファーストネームで呼び合っていたことを明かし、「最初から"小百合さん"って呼んでくれて、うれしく感激した。テレビで危険な事をしてると、『うちの息子は大丈夫かしら?』って思わず見ちゃう」と微笑むと、二宮も、「"和也さん"と呼んで頂いて、ドキドキしちゃいます。親にも身内にも呼ばれていないので、僕の初めての人になりました」と笑顔を向けていた。
2015年08月12日山田洋次監督最新作『母と暮せば』のクランクアップ報告会見が終戦記念日が迫る8月12日(水)に開催され、山田監督に主演の吉永小百合、二宮和也、黒木華、浅野忠信が出席した。故・井上ひさしが生前、「父と暮せば」「木の上の軍隊」に続く戦争三部作の最後の作品と自ら位置付けるも実現しなかった原案を、井上さんの娘から伝え聞いた山田監督が映画化。長崎で助産婦として暮らす伸子の前に3年前の原爆で死んだはずの息子の浩二が現れる。その日から時々、伸子の前に浩二は姿を見せるようになるが…。撮影は長崎でも行われ、先日9日の長崎の原爆の日には平和祈念式典に山田監督と吉永さんが出席した。山田監督は猛暑の中、執り行われた式典について、70年前に思いをはせ「五千度で焼かれて黒こげになった肉親を捜す作業はどれだけつらかったことか…」と語り、改めて今年、この映画が公開となることに「(戦後)70年という年にこの作品を作り上げたことは意義のあることだと思っています」とうなずいた。吉永さんは「若い人の中に戦争のことも原爆のことも知らないという人が増えていると聞いています。浅野さん、二宮さん、黒木さんの世代、10代の人たちにもこの映画を見てもらい、あのときに起こったことやこれからどんな風に未来に向かって歩いていくのかを考えてもらえたら、こんな嬉しいことはありません」と語った。吉永さんにとっては5年ぶり5度目の山田作品出演となったが「今回が一番、監督の情熱を感じました。鬼気迫ると言うと語弊がありますが怖いほどで、1カットカット、心からの演出をされていました」と述懐する。また息子役を演じた二宮さんの演技に関して「軽やかに演じていて助けられた」とも。2人は互いに「小百合さん」「和也さん」と名前で呼び合っているそうだが、二宮さんは「ドキドキしちゃいます。親や身内にも呼ばれたことがなく、僕にとって“初めての人”になりました」とニッコリ。吉永さんは「どうお呼びしていいか分からずにいたらスッと『小百合さん』と呼んでいただき嬉しくて感激しました。撮影期間中は本当のお母様よりも長く一緒に過ごしておりましたが、(撮影後に)TVなどを見ていると危険なことをやっていたりして『大丈夫かしら?うちの息子は…』と思ったりしています(笑)」と仲睦まじい様子をうかがわせていた。山田監督は劇中での2人について「(二宮さんは)亡霊だから触れない」と説明。「2回だけ触れる回想シーンがあって、泣き伏すんですが、触れるのはこの時だけなので『思い切って抱きしめてほしい』と言いました」と明かした。山田監督は改めて、戦後70年を経て戦争を体験した人たちが次々と亡くなっていることに触れ「そういう人たちがどんどん亡くなっている時だからこそ、記憶を伝えていかなくては」と語り、吉永さんも「語り継ぐことの大切さを感じています。私たちにできることは続けていくこと」と固い決意を口にした。『母と暮せば』は12月12日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月12日終戦70年を記念し製作された『母と暮せば』のクランクアップ会見が8月12日に、都内で行われ、山田洋次監督、吉永小百合、二宮和也、黒木華、浅野忠信が出席した。その他の写真1948年8月9日、長崎で助産婦として暮らす伸子(吉永)の目の前に、3年前の原爆投下で亡くなった息子の浩二(二宮)がひょっこり姿を現すという、山田監督が初めてファンタジーを手がけた本作。終戦70年を迎える今年、山田監督が故・井上ひさしの広島を舞台にした『父と暮せば』と対になる作品として映画化した。「運命を感じた作品。僕にとっては一番大切な作品になるんじゃないかと思う」と強い思い入れを示す山田監督は、「当時を知る人々が減っているなか、長崎で何が起こったのか後世に伝えなければいけないと改めて思った。メッセージを伝えるために映画を作るわけではないが、平和や戦争について考えてもらえれば」と熱弁。「同時に母と子の愛情の物語であり、悲しい恋の物語でもある」と語りかけた。一方、山田監督と5度目のタッグを組む吉永は、「心からの演出で、怖いほどの情熱を感じた」と振り返り、「それに応えられない自分がいて、悩んだが、二宮さんの軽やかな演技に助けられた」と感謝した。作品に対しては、「かけがえのない人を失った家族の物語。語り継いでいくことの大切さを感じる」(吉永)、「役柄を通して、自分の思いを映画に置いてきたつもり」(二宮)とそれぞれの思いをコメント。撮影中は「小百合さん」「和也さん」と名前で呼び合ったそうで、「どうお呼びしたらいいか、悩んでいたら、すっと“小百合さん”と呼んでくれて…」(吉永)、「うちの家族でも名前で呼ばれることはないので、和也さんと呼んでいただき、ドキドキしました」(二宮)と演技を通して育んだ親子愛を振り返った。『母と暮せば』12月12日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2015年08月12日神奈川・葉山に15年の夏秋限定となるグランピング施設「GRAMPING HAYAMA(グランピング ハヤマ)」がオープン。1日1組限定で8月8日から10月末まで利用予約を受け付ける。グランピングとは“グラマラス”と“キャンピング”を掛け合わせた造語。昨今、グランピング施設は、贅沢なキャンプの新しい形として世界中で注目を集めている。広い海や空、美味しい空気に囲まれた自然の中につくられた同施設では、1日の利用者を1組に限定。食事、マリンスポーツ、エステ、ヨガ、ビーチデイキャンプなどがすべて入ったオールインクルーシブ型の滞在コーディネートをサポートするプランを予定している。同施設は、目の前の海を独占出来るデッキチェアの置かれたテラスエリアや、花や光を浮かべたり足を入れて涼んだりと様々な楽しみ方が出来るプールエリアを始め、ダイニングエリア、リビングエリア、ベッドエリアの5エリアで構成。貸し切りでゆっくりとプライベートな時間を楽しむことが出来る施設となっている。価格は各種アクティビティー(SUP、SPAマッサージ、ヨガの中から2つまで)を始め、朝食、夕食、駐車場利用代、寝具、タオルなど込みで3万5,000円。今後、詳細はFacebookの公式アカウントにて発表される予定だ。
2015年08月04日吉永小百合が「嵐」の二宮和也と母子役を演じる、山田洋次監督の83作目となる最新作『母と暮せば』。このほど、本作の音楽を、昨年より病気療養中だった坂本龍一が担当することが決定。坂本さんと親交があった吉永さんが縁を取り持ち、山田監督と初タッグを組むことが明らかとなった。映画の舞台は、1948年8月9日長崎。助産婦として暮らす母・伸子(吉永小百合)のもとへ、3年前に原爆で亡くなったはずの息子・浩二(二宮和也)がひょっこり現れ、楽しかった思い出話や、残していった恋人・町子(黒木華)の話をして過ごす日々を描く、山田監督初のやさしく泣けるファンタジー。作家・井上ひさしが、広島を舞台にした『父と暮せば』と対になる作品を、長崎を舞台につくりたいと発言していたことを、井上さんの三女・麻矢さんを通じて知った山田監督が、終戦70年となる今年、その想いに捧げる形で映画化した。もともとは、主演の吉永さんは、ライフワークとして携わっている原爆詩の朗読で坂本さんがピアノ伴奏を担当するなど、坂本さんとは親交があった。本作の企画立ち上げまもないとき、サントリーホールで行われた坂本さんのコンサートで、吉永さんが山田監督に坂本さんを紹介。監督が映画音楽の仕事をオファーしたところ、『男はつらいよ』シリーズの大ファンという坂本さんが快諾し、これまでありそうでなかった初タッグの実現に、吉永さんがひと役買った形となった。坂本龍一コメント『寅さん』映画は、歳をとるほどに味わい深く感じられます。最近などはタイトルバックの江戸川が見えるだけで、涙目になってしまいます。もう帰ってくることのない昭和の日本への郷愁でしょうか。小津安二郎や成瀬巳喜男の映画にも共通のものを感じます。その山田洋次監督から、次回作の音楽を頼まれました。しかも吉永小百合さんが同席しています。この二人に何かを頼まれて断れる日本人がいるでしょうか。そして内容は井上ひさしさんの『父と暮せば』へのオマージュとして呼応するように、長崎が舞台となっています。核のない世界を望んでいるぼくとしては、これはやるしかありません。このような大作が、病気からの復帰後第一弾の仕事なのですから、ぼくは本当に幸せ者です。山田洋次監督コメント『母と暮せば』の企画を発想したとき、先ずぼくの念頭にあったのは、主役は吉永小百合、音楽は坂本龍一、このお二人しか考えられないということでした。最初に吉永さんの承諾を得てそのあと、彼女と二人でコンサート中の坂本龍一さんの楽屋に押しかけ口づてで企画を話しました。彼の口から快い承諾の返事を聞いたときは本当に嬉しかったものです。坂本龍一さんと組んで仕事をするのは長年の夢でした。ぼくの頭の中にはすでに坂本龍一の美しい音楽が鳴り始めています。吉永小百合コメント昨年の4月、山田監督とご一緒に坂本さんのコンサートに伺いました。坂本さんが『母と暮せば』の音楽を創って下さることになって、嬉しくて嬉しくて舞い上がっています。『母と暮らせば』は秋の完成に向け、現在ポストプロダクション中、12月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月03日山田洋次監督の最新作にして、吉永小百合、二宮和也、黒木華、浅野忠信、加藤健一ら、豪華キャストが出演することでも話題の『母と暮せば』。7月10日(金)には、長崎にてクライマックスシーンの撮影が行われ、吉永さん、二宮さんら、メインキャストが一堂に会し、本作への思いを語った。本作の舞台は、1948年8月9日の長崎。助産婦をして暮らす伸子の前に、3年前の原爆で亡くしたはずの息子・浩二がひょっこり現れ、奇妙でも、和やかな時間を過ごしていく物語。終戦70年、長崎被曝70年となる今年、山田監督が故・井上ひさしの広島を舞台にした『父と暮せば』と対になる作品として映画化した。今回、長崎で行われたのは、母親の伸子(吉永小百合)と息子の浩二(二宮和也)がカトリック教会の中を二人で寄り添って歩く、ラストシーン。教会の中には、親しかった懐かしい人々が勢ぞろいしているという感動的な場面。本作のクライマックスということもあり、33度を超える暑さの中、山田監督の演出もいつも以上に熱が入り、現場はピリリとした緊張感に包まれていた。思いを込めた作品のクランクアップについて、山田監督は、「これはなんとしても作らなければと思ってから、2年の歳月が過ぎて、この長崎の地で主な出演者がみんな集まって、クランクアップを迎えることができ、こういった形で作品を終えることができると思うと『よーい、はい』と言うのもなんだか胸がいっぱいになります。また、俳優、スタッフみんなに感謝の気持ちでいっぱいです」とコメント。吉永さんも、「戦後70年のこの年にこの作品に参加できて感無量です。でも、山田監督のこの映画にかける熱い思いや情熱に応えられているかどうか、いまはとても不安で不安で、もっともっとできたんじゃないかと自分では反省しているんですけど、素晴らしい共演者の方々と共演できてクランクアップを迎えられるということはとても嬉しいです。公開したらたくさんの人に見てもらいたいと願うばかりです」と万感の思いを明かす。初の山田組への参加で「初めはとても緊張していた」という二宮さんは、「一日一日が非常に贅沢な時間だと感じることができました。また僕は作品の性質上、吉永さんとしか会話ができないので(笑)、今日はこんなにたくさんの人と会えて嬉しいですし、新鮮な気持ちです。長崎という地で終われるのが、卒業旅行ではないですけど、この地で終えられてよかったなと思っています」と思いを込めた。二宮さん演じる浩二の恋人・町子役の黒木さんは、「長崎の話ですし、こうして長崎で撮影ができるのは非常に嬉しいです。山田監督がずっと『戦争を知らない世代に伝えたいことがたくさんある』とおっしゃっていて、私も身近な話ではなかったので、この作品を通して、少しですが知ることができて、いいきっかけになりました」と戦後70年に思いを馳せる。また、町子に心惹かれていく黒田役を演じた浅野さんは、「僕は山田監督と吉永さんとは『母べえ』以来ですが、今回またご一緒できてとても光栄です。僕はとても大きな役ではないのですが、とても重要な役をいただいて、非常にやりがいがあるのですが、現場でも色々なことを勉強させていただいて、非常に楽しかったです」と語り、山田監督も「彼は『父と暮せば』でも宮沢りえちゃんの恋人役で出演しててね。不思議な縁」と感慨深げ。さらに、演劇界の重鎮である加藤さんは「非常に素敵な教会で撮影できて、感無量です。先日、喫茶店に行ったらば、時計が30個ぐらい置いてあって、全て11時2分で止まっていました。長崎の人たちの想いが強く残っているんだなと感じています」と、被爆70年の長崎に思いを寄せた。そんな本作で、初共演で親子役を演じた吉永さんと二宮さんは、お互いの印象も明かす。「二宮さんとは初めて会ったその日から、もしかしたら本当に自分の息子なんじゃないかと思うくらい、寄り添って演じることができました。かわいい息子です。お芝居は二宮さんはとてもしなやかなで、どんな状況でも力を入れずに、本当にすばらしい存在感で、私は引っ張ってもらいました。こういう息子に出会えて本当によかったと思います」と吉永さん。二宮さんも、「そう言っていただけただけで、この作品に出てよかったと思います。吉永さんから、僕の小さい頃の写真を見せてほしいと言われ、僕も久しぶりに自分の写真を見ました。そのことをきっかけに、実際には共有していない思い出などが想像できました」と語る。「本当に、とても優しいお母さんで、撮影が終わる度に『よかったね、よかったね』と言ってくれて、一度撮影が終わった時に抱きしめてくださいました(笑)」と、二宮さんが明かすと、「あんまり素敵なお芝居だったので(笑)」と吉永さん。それを聞いた二宮さんは、「本当に『よかった』と言っていただけたので、そういったことも、先ほども言った贅沢な時間だったなぁと」とふり返った。そんな2人に、山田監督も、「本当にお2人は甘ーいんですよね。とても甘いトローンとした味が漂っていてね。小百合さんも浩二の役に二宮さんが決まったと聞いたら、何度もよかったと喜んでくれて、いいキャスティングができたというよりは、この2人じゃなかったら成り立ってないんじゃないかと。時として恋人に見えるような甘さ、そういう独特の母子の物語になりえているのではないかと思います」と、期待を込めて語ってくれた。『母と暮らせば』は12月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月12日吉永小百合と「嵐」の二宮和也が親子役で共演することで早くも注目を集めている、山田洋次監督の最新作『母と暮せば』。このほど、人気子役の本田望結が山田組に初参加することが明らかになった。1948年8月9日。長崎で助産婦をして暮らす伸子の前に、3年前に原爆で亡くしたはずの息子・浩二がひょっこり現れる。「母さんは諦めが悪いからなかなか出てこられなかったんだよ」。その日から、浩二は時々伸子の前に現れるようになる。二人はたくさんの話をするが、一番の関心は浩二の恋人・町子のことだった。「いつかあの子の幸せも考えなきゃね」。そんなふたりの時間は、奇妙だったけれど、楽しかった。その幸せは永遠に続くようにみえた――。作家・井上ひさしが広島を舞台に描いた『父と暮せば』と対になる作品として、終戦から70年を迎える今年、山田洋二監督が長崎を舞台に描く『母と暮せば』。山田監督初のファンタジー映画として注目が集まる本作は、既に母・伸子役を吉永小百合、息子の浩二役に二宮和也、浩二の恋人・町子役を黒木華、町子に心惹かれていく青年・黒田役に浅野忠信、伸子を心配し何かと世話を焼く“上海のおじさん”役に加藤健一が演じることが決定している。このほど発表となった追加キャストでは、伸子の家の隣に住む主婦・富江役に、山田監督作では『家族はつらいよ』に出演した、舞台や映画などで幅広く活躍する広岡由里子、小学校教師である町子の教え子で、戦地から帰らぬ父の安否を求める少女・民子役に、天才子役として数々のドラマ&CMに出演する本田望結が決定。ほかにも、民子が訪れる復員局の職員には、山田組常連となる小林稔侍、お墓参りで伸子と出会う年配の男役に、舞台版「父と暮せば」で主演を務める辻萬長、そして浩二の恩師・川上教授役に、『東京家族』『家族はつらいよ』でも主演を務めた橋爪功が配役。山田組おなじみの顔ぶれと初出演の豪華キャスト陣の共演が実現する。終戦70年を向かえ、戦争を扱った数多くの作品が公開される今年。巨匠・山田洋二が、豪華キャスト陣とどのような映画を届けてくれるのか、大いに期待がかかる。『母と暮せば』は12月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月18日故・井上ひさしの遺志を継ぎ、山田監督が脚本を執筆、二宮和也と吉永小百合が親子役で初共演を果たす山田洋次監督最新作『母と暮せば』。このほど、本作の追加キャストに、加藤健一、浅野忠信が決定した。1948年8月9日。長崎で助産婦をして暮らす伸子の前に、3年前に原爆で亡くしたはずの息子・浩二がひょっこり現れる。「母さんは諦めが悪いからなかなか出てこられなかったんだよ」。その日から、浩二は時々伸子の前に現れるようになる。二人はたくさんの話をするが、一番の関心は浩二の恋人・町子のことだった。「いつかあの子の幸せも考えなきゃね」。そんなふたりの時間は、奇妙だったけれど、楽しかった。その幸せは永遠に続くようにみえた―。山田監督83作品目にして初のやさしく泣けるファンタジー映画である『母と暮らせば』。作家・井上ひさしが、広島を舞台に描いた『父と暮せば』と対になる作品を、長崎を舞台につくりたいと願っていたことを知った山田監督が、終戦70年となる今年、その井上さんの想いに捧げ映画化に臨む。既に発表されているキャストには、母・伸子役に吉永小百合、息子の浩二役に二宮和也、浩二の恋人・町子役に黒木華といった豪華なラインナップ。そして今回解禁となった追加キャスト発表では、一人で暮らす伸子(吉永)を心配し何かと世話を焼く“上海のおじさん”役に、舞台を中心に活躍し日本演劇界を代表する俳優である加藤健一、そして、黒木華演じる町子に心惹かれていく青年・黒田役に、現在公開中『寄生獣完結編』にも出演の浅野忠信が務めることがわかった。浅野忠信は、山田組には吉永小百合主演の『母べえ』以来の8年ぶりの出演となる。二宮和也との共演は初となり、二人がスクリーンでどんな掛け合いをしてくれるのかに期待がかかる。『母と暮せば』は2015年12月12日より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月29日4月を迎え、入社式に始業式にとイベント満載の春。社会人や学生は忙しい日々を送っているが、シニア層にとってはのんびり旅行シーズンでもある。このほど、大和ネクスト銀行がシニア層1,000人に「映画のロケ地巡り旅に行くなら誰が主役のロケ地に行きたいか?」という意識調査を実施。吉永小百合や高倉健らおなじみの大御所の名前が並ぶ一方で、意外な結果も?シニア(60~79歳)の“旅行に対する意識や実態”を探るため、1年に1回以上旅行に行く全国のシニア男女を対象に実施された今回の調査。男女別で見てみると、女性俳優では「吉永小百合」、男性俳優では「高倉健」と、不動の人気を誇る2人がそれぞれ第1位に輝いた。ロケ地という観点から見てみると、吉永さんは昨年、初のプロデューサーを務めた主演作『ふしぎな岬の物語』で、千葉県鋸南町・明鐘岬などでの美しいロケーションが話題となり、高倉さんはやはり北海道がロケ地となった代表作『幸福の黄色いハンカチ』がファンの心をくすぐったのではないだろうか。堂々の第1位の2人には納得の方も多かろう、しかし第2位からはベテラン・若手がそれぞれ入り混じる結果に!女性俳優の第2位は「綾瀬はるか」、第3位「宮沢りえ」、第4位「杏」&「八千草薫」。男性俳優の第2位は「渡辺謙」、第3位「岡田准一」、第4位「西田敏行」、第5位「向井理」らがランクイン。今回は“映画”をテーマとした調査だが、女性俳優・第2位の綾瀬さんは、大河ドラマ「八重の桜」で主演を務め、また男性俳優・第3位の「岡田准一」は昨年の大河ドラマ「軍師官兵衛」で主演を務め、第5位の「向井理」も朝ドラ「ゲゲゲの女房」で好演と、NHK大河&朝ドラ出演俳優はやはりシニア層の認知も高いよう。春の陽気に、絶景のロケ地を巡る――想像するだけで心踊る旅になりそうだ。(text:cinemacafe.net)
2015年04月03日来年春からのNHKの連続テレビ小説「まれ」で主人公の希(まれ)を演じる土屋太鳳を始め、その弟役の葉山奨之、希の同級生5人組を演じる山崎賢人、清水富美加、門脇麦、高畑裕太、渡辺大知という若手キャストが顔を揃え、現場の様子について語った。親の事業失敗で夜逃げ同然に能登にやって来たヒロイン・希の成長を描く本作。パティシエを目指す希を中心に、父と同じく勝負事好きだが、父と違って勝負強い希の弟・一徹、輪島塗に魅せられた同級生の圭太、東京に憧れる一子など個性的な希の仲間たちとの交流も見どころのひとつ。この日は、輪島の大祭に向けて希や一徹、同級生たちが準備に勤しむエピソードが撮影された。会見は希がバイトをし、仲間たちが何かと集う輪島の朝市の食堂のセットの前で行われ、土屋さんらは衣裳の高校の制服姿で登場した。能登でクランクインし、撮影前に方言について相談をするなど共に過ごす時間も長く、若手陣のチームワークは抜群のよう。この日も誰かが話すとどこかから茶々やツッコミが入る和気あいあいとした雰囲気。土屋さんが「現場が温かくて幸せ」と言えば、葉山さんは家族でのシーンに言及し「希ちゃん、父親役の大泉(洋)さん、母親役の常盤(貴子)さんと本当に家族のようににぎやかに過ごしてます。本番中に笑いをこらえるのが大変。大泉さんはアドリブばかりぶっこんできて耐えるのに必死ですし、(希と一徹の祖母代わりの存在を演じる)田中裕子さんも暴走してます(笑)」と楽しそうに家庭の事情を明かす。清水さん演じる一子は東京に憧れる気の強い女の子で、高畑さん演じる角洋一郎はそんな一子に想いを寄せる。清水さんは「角には圧を強く接してます」と語るが、高畑さんの方は、これまでやって来た演劇での芝居と映像の違いの苦労を口にしつつ「一子のことが好きということに関しては、すんなり入れました」とこの場でまさかの清水さんへの公開告白!?これには共演陣も騒然!清水さんはドン引き…?高畑さんは「そういう意味じゃなく(苦笑)!」と必死に弁明するも大汗!この機を逃さずとカメラマン席からはパシャパシャとフラッシュが焚かれ大慌てで「謝罪会見はまた後日…」と苦笑交じりに語り、会場は笑いに包まれた。会見の最後には19歳の誕生日を迎えた葉山さんのために特製ケーキが用意され、みんなでバースデーソングを合唱!葉山さんは「10代最後に歴史ある朝ドラに出られて嬉しいです」と喜びを語りつつ、さらに「『マッサン』より面白いと思います!」と大胆に宣戦布告し会場を沸かせた。NHK連続テレビ小説「まれ」は2015年3月30日(月)より放送開始。(text:cinemacafe.net)
2014年12月21日名匠・山田洋次監督が12月17日に都内で会見を行い、最新作『母と暮せば』の製作を発表した。公開は2015年12月12月(土)。故井上ひさしさんが長崎を舞台に「最後に書きたい」と強く願っていた“遺志”を山田監督が引き継ぐ形で、脚本を執筆し、吉永小百合と二宮和也が親子役で初共演を果たす。その他の写真先日、約20年ぶりとなる本格喜劇『家族はつらいよ』(2016年公開)がクランクアップしたばかりの山田監督が、さらなる新作に着手する。1948年8月9日、長崎で助産婦として暮らす伸子(吉永)の前に、3年前に原爆で亡くしたはずの息子・浩二(二宮)がひょっこり現れるという山田監督にとって、初のファンタジー作品だ。山田監督は「この歳になって、こういう作品にめぐり合えるのは幸運であり、運命さえ感じている」といい、「生涯で一番大切な作品をつくろうという思い。戦後70年という節目に、いまのうちに語り継がなければいけない当時の様子をきちんと知ってもらわなければ、井上さん、そして長崎の皆さんに申し訳ない」と来年の春に控えるクランクインに、静かな闘志を燃やした。会見には山田監督、吉永と二宮、そして浩二の恋人・町子を演じる黒木華が出席。山田作品は『おとうと』(2010年)以来となる吉永は、「また“山田学校”に帰ってこられて、とてもとてもうれしい。全国の二宮さんファンににらまれないよう、すてきな親子になれれば。心踊っています」と抱負を語った。一方、山田組に初めて参加する二宮は「すごく緊張しています」とあいさつし、「今までの映画とは、一味違う。監督に呼ばれた意味を、自分なりに問い詰めながら、いろんなものを吸収したい」。吉永の発言を受けて「僕も吉永さんファンににらまれないようにしないと」と笑いを誘った。また、山田監督の『小さいおうち』で第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞を手にした黒木は、「素晴らしい経験をさせていただき、またこうして呼んでいただき、光栄。本当に幸せ者です」と感無量の面持ちだった。『母と暮せば』2015年12月12日(土)から全国公開取材・文・写真:内田 涼
2014年12月17日日本を代表する名匠・山田洋次監督が12月17日(水)、都内で会見を行い、最新作『母と暮せば』の製作を発表した。故・井上ひさしの遺志を継ぎ、山田監督が脚本を執筆。公開は2015年12月12日で、吉永小百合と二宮和也が親子役で初共演を果たす。山田監督といえば、先日、約20年ぶりとなる本格喜劇『家族はつらいよ』(公開:2016年)がクランクアップしたばかり。早くも新たな作品に挑む『母と暮せば』は、1948年8月9日、長崎で助産婦として暮らす伸子(吉永さん)の目の前に、3年前に原爆で亡くなった息子の浩二(二宮さん)が“ひょっこり”姿を現すという、山田監督が初めて手がける心温まるファンタジーだ。「この歳になって、こういう作品にめぐり合えるのは幸運。運命さえ感じる。生涯で一番大切な作品を作ろうという気持ち」と来年春のクランクインを前に、意欲を燃やす山田監督。来年は終戦70周年の節目であり、「これも不思議なめぐり合わせ。いまのうちに語り継がないといけないテーマだし、その分きちんと当時を知ってもらわなければ、井上さん、そして長崎の人々に申し訳ない」と神妙な面持ちだった。会見には山田監督に加えて、吉永さんと二宮さん、そして浩二の恋人・町子を演じる黒木華が出席した。「また“山田学校”に帰ってこられて、とてもとても嬉しい。全国の二宮さんファンににらまれないよう、素敵な親子を演じられれば。いまから心が踊っております」と吉永さん。本作は119本目の映画出演となる。一方、山田組に初参加し、吉永さんと初共演する二宮さんは「とても緊張しています…とても緊張しています」と文字通り、緊張の挨拶!「監督に呼んでいただいた意味を、自分なりに問い詰めながら、いろんなものを吸収できれば。いままでの映画出演とは一味違う。それに吉永さんファンににらまれないようにしないと」と背筋を伸ばした。黒木さんは、山田監督の『小さいおうち』で第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞し、「素晴らしい体験をさせていただいた」。念願の再タッグに「私にとって、山田監督はお父さんのような存在。本当に幸せだなと思う」としみじみ語っていた。<山田洋次監督からのメッセージ>井上ひさしさんの名曲戯曲『父と暮せば』はすでに黒木和雄監督によって映画化されていて日本人にはよく知られています。井上さんはヒロシマをテーマにしたこの作品の外に、ナガサキと沖縄をテーマにした「戦後命の三部作」とも云うべき三作品を作り上げることを晩年の課題とされていました。その遺志を引き継いで、沖縄について彼が残した構想と資料を基にして蓬菜竜太さんが劇化し、『木の下の軍隊』というタイトルですでにこまつ座によって上演されました。残るナガサキについては『母と暮せば』というタイトルだけは決まっていました。そして井上さんの果たせなかった遺志を継いでこのタイトルでナガサキをテーマにした映画を製作したいという思いを(三女の)井上麻矢さんがかねがね持っておられたのを知り、ぼくは進んでその仕事をお受けすることにしたのです。原爆で死んだ愛する肉親が亡霊になってこの世に現れるというシチュエイションを含め、『父と暮せば』という素晴らしいモデルをお手本にして泉下の井上さんと語り合うような思いで脚本を書き上げました。井上作品独特のユーモアと暖かい涙を引き継いだ作品を、敗戦70周年となる2015年に公開することを意義深く感じています。山田洋次『母と暮せば』は2015年12月12日より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月17日『仁義なき戦い』シリーズ、『トラック野郎』シリーズ、『まむしの兄弟』シリーズなどを代表作に持つ菅原文太が、11月28日(金)午前3時に、転移性肝がんによる肝不全のため亡くなっていたことが発表された。先日、名優・高倉健がこの世を去り悲しみに暮れるなか続く訃報。菅原さんは、劇団四季に1期生として入団し、その後モデルをしながら俳優を目指すことを決意。数々の任侠映画に出演するほか、『千と千尋の神隠し』で釜爺の声優を務めたりと老若男女に慕われる存在となったが、2012年に俳優界から引退を発表。それ以降も菅原さんは、声優、ラジオパーソナリティを務めたり、妻・菅原文子さんの勧めから農業を始めるなど様々な分野で精力的に活躍してきた。すでに11月30日(日)、福岡にて家族葬が執り行われたという。喪主を務めた妻の文子さんは、下記のようにコメントを寄せている。「7年前に膀胱がんを発症して以来、以前の人生とは違う学びの時間を持ち『朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり』の心境で日々を過ごしてきたと察しております。『落花は枝に還らず』と申しますが、小さな種を蒔いて去りました。一つは、先進諸国に比べて格段に生産量の少ない無農薬有機農業を広めること。もう一粒の種は、日本が再び戦争をしないという願いが立ち枯れ、荒野に戻ってしまわないよう、共に声を上げることでした。すでに祖霊の一人となった今も、生者とともにあって、これらを願い続けているだろうと思います。恩義ある方々に、何の別れも告げずに旅立ちましたことを、ここにお詫び申し上げます」。また、女優・吉永小百合は「本格的な共演は『映画女優』だけでしたが、密度の濃い日々でした。市川崑監督のもと、溝口監督と田中絹代さんに扮しての芝居でしたが、緊張感の中で胸が躍りました。近年の社会的な御発言も、私の心に強く響いております。御冥福をお祈り申し上げます」とコメント寄せた。さらに俳優陣からもSNSにて追悼するコメントを残している。<俳優・浅野忠信>撮影で一緒に過ごした時間がとても楽しかったですありがとうございました。心からご冥福をお祈りします。<俳優・池松壮介>ありがとうございました。<俳優・八嶋智人>菅原文太さんまで…。合掌。ご冥福をお祈りいたします――。(text:cinemacafe.net)
2014年12月01日