音楽家の蓮沼執太による個展「作曲的|rhythm」が、9月27日から10月5日まで東京・南青山のスパイラルガーデンで開催される。蓮沼執太は作曲や演奏活動はもとより、作曲という手法を様々なメディアに応用して、映像、サウンド、立体などによって構成されたインスタレーションを発表してきた音楽家。今回の個展は、東京では初といえる規模のもので、蓮沼執太の今までの活動の集約であり、かつ新たなチャレンジを象徴するような展示となっている。同個展の大テーマ「リズム」は、西洋音楽の世界でいうところの音楽の三要素“メロディー”、“ハーモニー”、“リズム”の律動という意味合いがあり、これまでの音楽活動の中ですでにアプローチした“メロディー”、“ハーモニー”を発展させ、“リズム”から生み出される可能性と創造性にフォーカスを当てている。蓮沼執太が言及する律動は、聴覚的なことだけを意味するのではなく、展示空間にインストールされる作品をもとに、時間や空間に対する構造や組織化を表現するものでもあり、この考え方を時間軸を超えた拡張を行うことで様々な時間や空間の動きを作品として提示し、知覚に向けられるような実践をなす展覧会となっている。同展は15年に国際芸術センター青森で開催された個展「作曲的|compositions - space, time and architecture-」の流れを汲むものとなっているが、スパイラルでの同展のために制作された新作で構成される展示となっている。そのほか、関連イベントとして10月1日14時30分と17時30分には、入手杏奈、杉山恵里香、鈴木美奈子、森川弘和による「Dance × Music curated by Dance New Air」(観覧無料)、10月2日14時30分にはパフォーマンス、17時30分にはアーティストトークが蓮沼執太により開催される予定。【展覧会情報】「作曲的|compositions:rhythm」会期:9月27日~10月5日会場:スパイラルガーデン住所:東京都港区南青山5-6-23 スパイラル1階時間:11:00~20:00入場無料
2016年08月18日ハンドニットブランド・あん/えでぃ(an/eddy)のニットクリエイターである蓮沼千紘の作品展「In my head」が、7月29日から8月3日まで表参道ヒルズの同潤館3階のギャラリー・ロケット(ROCKET)にて開催される。蓮沼千紘は、08年に文化服装学院ニットデザイン科を卒業後、大手アパレルメーカーにデザイナーとして就職。11年に退職し、学生の頃に始めたハンドニットブランド・あん/えでぃを本格始動するとともに、専門学校での非常勤講師や編物本の作家活動、ワークショップの開催など多岐にわたる活動を行ってきており、14年には東京コレクションにも参加。その他、CHARAやmiwaなどのアーティストへの衣装製作も多数手掛けている。同展では、会場内に“蓮沼千紘の頭のなか”を表現。脳細胞をイメージした空間に、あん/えでぃによる14年の「花とキャビア」から最新シリーズの「廻る色光」までの“記憶”を展示。さらに、蓮沼千紘の頭の中に日常的に聞こえてくる音や思考をリミックスしたBGMも流し、聴覚的にも来場者を蓮沼千紘の頭の中へ誘っていく。また、今はもう購入できない貴重な作品や、nakamuracoubou、mellowとの人気コラボレーションアイテムも復刻販売する。8月1日と8月2日の2日間には、15年冬に発表したシリーズ「extension」に参加したKilico.の佐藤麻衣子、CODE+LIMの嶋津一馬、veticaの鈴木昂司、boy cameraの工藤未希らが参加したインスタレーションも実施される。【イベント情報】「In my head」会場:表参道 ロケット住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ同潤館3階会期:7月29日~8月3日時間:11:00~21:00(7月31日は20:00、8月3日は18:00まで)入場無料会期中無休
2016年07月30日ハンドニットブランドan/eddy(あん/えでぃ)のニットクリエイター、蓮沼千紘が作品展「In my head」を開催。表参道ROCKETにて2016年7月29日(金)から8月3日(水)まで行われる。アーティストのCHARAやmiwaへの衣装提供も手がける蓮沼千紘。本展では、2014年の「花とキャビア」から最新シリーズの「廻る色光」までを紹介する。会場に足を踏み入れると、そこに脳細胞をイメージした空間が広がる。色とりどりのニットが表現する独特な世界に流れるのは、彼女の頭の中に日常的に聞こえてくる音や思考をリミックスしたBGM。それは、まるで蓮沼千紘の頭のなかを覗き込んでいるような体験ができる。展示の他に、今はもう購入できない作品やnakamuracoubou、mellowとの人気コラボレーションアイテムが復刻販売される。さらに、2015年冬に発表したシリーズ「extension」に参加したKilico.佐藤麻衣子さん等、サロンのスタイリストによるインスタレーションも開催予定。【開催概要】CHIHIRO HASUNUMA「In my head」会期:2016年7月29日(金)~8月3日(水) ※会期中無休場所:表参道ROCKET住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ同潤館3F時間:11:00~21:00※7月31日(金)~20:00、8月3日(水)~18:00※入場無料■パーティー2016年8月2日(火) 19:00~21:00■インスタレーション2016年8月1日(月)、8月2日(火)【問い合わせ先】TEL:03-6434-9059
2016年07月14日世界最高峰のオーケストラを映画館で堪能できる「ベルリン・フィル・イン・シネマ」が日本初上陸。2016年7月13日(水)・14日(木)の2日間、東京のユナイテッド・シネマ豊洲、大阪・イオンシネマ茨木などで先行上映、その後7月23日(土)から31日(日)まで、東京・恵比寿ガーデンシネマで上映される。2015〜2016シーズンのうち、3つのコンサートのハイライトを映画館の素晴らしい音響と大きなスクリーンで上演。記念すべき第1弾は、現代屈指の指揮者として名高いサー・サイモン・ラトルが指揮するベートーヴェン交響曲第4番と交響曲第7番だ。また、東京・恵比寿ガーデンシネマでは、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏の心理や背景に迫る密着ドキュメンタリー「リヴィング・ウィズ・ベートーヴェン」も特別に同時上映する。生粋のクラシックファンだけでなく、普段は「オーケストラコンサートは少し敷居が高い」と思う人も、この機会に世界レベルの素晴らしい演奏に浸ってみてはいかがだろう。【開催概要】■「ベルリン・フィル・イン・シネマ」第一弾演奏曲:ベートーヴェン交響曲第4番と交響曲第7番出演:サー・サイモン・ラトル(指揮)、ベルリン・フィル(演奏)原題:Beethoven Symphonies No. 4&7収録:2015年10月15日 ベルリン・フィルハーモニーにて上映時間:約85分〜90分(予定) 5.1ch サウンド■ドキュメンタリー「リヴィング・ウィズ・ベートーヴェン」※恵比寿ガーデンシネマのみ同時上映上映時間:約45分内容:サイモン・ラトルやオーケストラのメンバーに、ベートーヴェンの曲を演奏する時の心理、そしてどのように曲を解釈して表現しているのかをインタビューし、彼らが実際に演奏に臨むまでを捉えた、秘蔵ドキュメンタリー。【上映劇場及び上映日】■先行上映日程:2016年7月13日(水)・14日(木)上映劇場:・東京 ユナイテッド・シネマ豊洲、イオンシネマ多摩センター・神奈川 イオンシネマ海老名・千葉 シネプレックス幕張・埼玉 ユナイテッド・シネマ浦和・愛知 イオンシネマ名古屋茶屋・大阪 イオンシネマ茨木・京都 イオンシネマ京都桂川・福岡 ユナイテッド・シネマキャナルシティ13・札幌 ユナイテッド・シネマ札幌先行上映料金:一般2,000円(税込)、シニア・学生(高校生以下)1,200円(税込)※先行上映館ではドキュメンタリーの同時上映はない。■本上映日程:2016年7月23日(土)〜31日(日)料金:一般2,800円(税込)、シニア・学生(高校生以下)1,800円(税込)※上記料金にて同時上映のドキュメンタリーも併せて鑑賞可能。※各劇場の座席によっては特別料金が適用されるシートあり。※未就学児のご入場は不可。
2016年05月17日駐車場の上部空間を活用した空中店舗「フィル・パーク」事業を展開するフィル・カンパニーはこのほど、東京都渋谷区に「フィル・パーク代官山」をオープンし、鉄板焼きダイニングの「彩食鉄板 逸品」を誘致した。○3台分のコインパーキング上空を有効活用同社は、「駐車場」と「人」と「植物」が共生できる「フィル・パーク事業」を展開。これまで首都圏を中心に50カ所の実績がある。今後は展開をさらに加速し、2015年までに全国主要都市で100カ所の展開を目指すとしている。同施設の所在地は、東京都渋谷区恵比寿西2-13-16。敷地面積は、163.84平方メートル(49.56坪)。1階はコインパーキング3台と店舗24.16坪、2階は店舗、3階はオフィスで、いずれも27.96坪となる。2階には、ラ・コパックジャパンが運営する「彩食鉄板 逸品」を誘致した。同店は、ハラルビーフと有機野菜を中心とした鉄板焼きを提供。店内内装は「台湾の九彬」をイメージしているという。
2014年11月07日ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とサントリーホールディングス株式会社が10月13日に会見を開き、来年4月、公益財団法人サントリー芸術財団に「ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金」を設立すると発表した。東日本大震災の被災地と日本全体に活気を与える支援活動の一環として、音楽を通じて復興支援を行う。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のチケット情報会見でクレメンス・ヘルスベルク楽団長は、「1956年より55年間、日本を訪れてきました。わたしたちオーケストラにとって日本はとても大切な国です。今回の震災でわたし自身大変心を痛めています。音楽の力によって勇気を感じて欲しいという思いから、復興支援として、10月18日(火)に東京・サントリーホールでチャリティコンサートを開催します。また、それだけでは十分でないと感じ、寄付を申し出ました」と支援に至るいきさつを述べた。ウィーン・フィルが100万ユーロを寄付することに合わせ、主旨に賛同したサントリーホール側も同額を拠出する。活動内容として、全国の音楽団体から同基金の目的に沿った活動を募集し、「音楽復興祈念賞」を授与し、助成金を交付する。活動期間は2013年から2022年までの10年間。また、ウィーン・フィルの楽団員が被災地を訪れ、「こどものためのコンサート」を開催することも発表された。こちらの活動期間は2012年から5年間を予定。堤剛サントリーホール館長は「音楽の力により息の長い支援活動をしたい」とコメントした。なお、ウィーン・フィルは同日、東京・サントリーホールで演奏を行い、10月17日(月)と19日(水)にも同ホールで公演が開催される。チケットは追加席を発売中。
2011年10月14日