大阪空港交通と阪神バス、京急電鉄は1日、各地の空港までのバス乗車券と羽田空港からの電車乗車券がセットになった割引乗車券「羽田京急きっぷ」の関西エリア版を発売した。同乗車券は、大阪・京都・神戸から伊丹空港までの空港リムジンバス(大阪空港交通または阪神バス)往復チケットと、羽田空港駅から品川駅(泉岳寺駅)または横浜駅まで京急線に乗車できる往復割引チケットのセット。1名往復・2名片道のいずれも利用可能だ。発売額は伊丹~大阪市内1,700円、伊丹~神戸2,400円、伊丹~京都2,900円。通常の運賃に比べて340円から最大600円お得になる。有効期間は発売日より10日間。「羽田京急きっぷ」は現在、北海道・北東北、北陸、九州の各エリアでも同様に発売されており、関西エリアは第4弾となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月01日「京急蒲田駅付近連続立体交差事業」の進捗にともない、10月21日の始発電車より、京急本線平和島~六郷土手間、空港線京急蒲田~大鳥居間の下り線を高架化する。事業着手から約12年を経て、全事業区間の上下線高架化が完了する。同事業は東京都の都市計画事業として2000年12月より着手され、2010年5月に上り線が高架化された。今回の下り線高架化により、京急本線の大森町駅、梅屋敷駅、京急蒲田駅、雑色駅、空港線糀谷駅の計5駅が高架駅に。京急蒲田駅付近の上下線高架化にともない、事業区間内にあった全28カ所の踏切(すでに撤去済みのものも含む)が解消される。この中には踏切遮断時間が1時間あたり最大53分あった、いわゆる「開かずの踏切」や、箱根駅伝で”名物”とされた国道15号線を横切る踏切「京急蒲田(空)第1踏切道」も。これらの踏切の廃止により、交通渋滞の緩和や安全性の向上が見込まれる。来年以降の箱根駅伝では、スムーズな選手の走行と電車の運行も実現する。なお、京急蒲田駅付近の下り線が高架化された後も、引き続き駅舎や切替地点の工事が行われる。事業完了は2014年度末を予定している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月19日京浜急行電鉄はこのほど、2013年の京急カレンダーに初めて一般公募の写真を起用することを発表した。募集テーマは「京急電車のある風景」。応募写真は京急線の電車が映った沿線の風景写真であることが条件で、季節は問わない。月替わりのカレンダーにそれぞれ1枚ずつの写真を使用するため、最大で12枚の写真が採用される見込み。応募に際しては、デジタルカメラで撮影した横長の写真に限るなどの諸条件が定められている。締切りは7月22日(当日消印有効)。詳細は「京急まちWeb」で確認できる。審査委員長を務める鉄道写真家・中井精也氏を中心に京急電鉄が審査を行い、9月上旬頃に「京急まちWeb」上で入賞者と作品を発表する。入賞者には京急カレンダー2013年版の完成品(B3縦型の壁掛けタイプ)と賞状、京急電鉄オリジナルグッズが送られる。京急カレンダー2013年版は10月上旬、京急線駅売店などで発売される予定となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月14日株式会社千趣会が運営する「ベルメゾン マンスリークラブ」は、6月の新商品として、「食べログ」中華料理で全国1位(※)となった「京、静華」の宮本静雄シェフ監修によるオリジナルランチセット「京チャイナの会」を発売する。京チャイナの会のコンセプトは「京らしさにこだわる匠の新感覚中華。はんなり美味をご自宅でごゆるりと」。同商品は、京都・東山にある予約の絶えない人気店「京・静華」の宮本シェフが、この会のためにオリジナルランチを創作したもので、厳選した素材そのものの味を大切にしたやさしい味わいと、ほどよい量が特徴となっている。メニューは、“肉や魚介類などに京都らしい食材を組み合わせたメイン料理”、“お粥や麺、中華パンのいずれかの主食”、“おかず風や甘味などバラエティに富む点心”の3品。各メニューを2人分ずつセットし、毎月冷凍で届ける頒布会形式で計6回のシリーズとなる。調理方法はメイン・主食は湯せん、点心はレンジで温めるだけ。賞味期限は冷凍で90日。販売はベルメゾン マンスリークラブネットで6月1日から受付。商品は7月より順次配送となる。価格は毎月3,560円(税込み)。※2012年4月1日現在【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月04日京浜急行電鉄は27日、車両工場である京急ファインテック久里浜事業所(神奈川県横須賀市)を一般開放する「京急ファミリー鉄道フェスタ」を開催する。同イベントでは、デ1形やデ51形といった保存車両や、特殊車両、レスキュー車などめったに見られない車両を展示。軌道補修作業や車体上げ作業の実演、制御器や信号機の操作体験(一部小学生以下のみ)をはじめ多彩な企画を用意し、京急電車の車両部品販売コーナーも設ける(事前応募が必要)。小学生以下を対象に、鉄道クイズや京急の環境活動についてクイズを出題し、同社の取り組みについて楽しみつつ学んでもらう企画も。なお、12年目を迎える今年、東日本大震災で被害を受けた三陸鉄道の応援企画も実施。三陸鉄道グッズを販売するほか、会場で配布するカードに三陸鉄道応援メッセージを記入してもらう。集まった応援メッセージは、京急線の主要駅に掲出した後に三陸鉄道に贈られる。イベント開催時間は10:00~16:00(雨天決行・荒天中止)。駐車場や駐輪場はないため、マイカーや自転車での来場は不可。会場への最寄り駅、京急久里浜駅から無料シャトルバスを運行する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月24日映画『僕達急行 A列車で行こう』の公開を記念し、ロケ地になった京急線の3つの駅を巡るスタンプラリーが実施されている。対象となるのは、京急蒲田駅、六郷土手駅、神奈川新町駅の3駅。「僕達急行 A列車で行こう × 京急スタンプラリー」の名称で4月27日まで実施される。3駅すべてのスタンプを集めると、先着3,000名にスタンプラリー限定のオリジナルクリアファイルがもらえるほか、「僕達急行ラッピング電車」のヘッドマークもしくは出演者サイン入りパンフレットが当たる抽選への応募も可能に。同電車のヘッドマークは、3月3日の出発式にて出演者の松山ケンイチさん、瑛太さん、貫地谷しほりさん、村川絵梨さんがそれぞれの役名とともに書き込んだ直筆サイン入り。「僕達急行ラッピング電車」は現在、京急線三崎口駅から泉岳寺駅間を1日3往復程度運行中のため、当選者には4月下旬の運行終了後にプレゼントされる。スタンプラリーの景品交換場所や応募方法などについては、京急まちWEB内特設サイトにて説明されている。なお、これに合わせて観音崎京急ホテルではスタンプラリー期間中、映画のワンシーンやメイキング場面、京急沿線ロケ地や劇中エピソードなどを紹介したパネルや劇中衣装をホテルロビーに展示する『僕達急行 A列車で行こう』フェアも開催している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月29日京浜急行電鉄と三菱UFJニコスは「京急プレミアムポイントゴールド HANEDA AIRPORT PLUS」の会員募集を3月29日から開始すると発表した。三菱UFJニコスとしては「MUFGカード ゴールド」の初の提携クレジットカード、京急電鉄としては京急沿線でポイントがたまる京急プレミアムポイント初のゴールドカードとなる。京急電鉄は京急プレミアムポイントに最上位のカードを導入することで、優良顧客の獲得と囲い込みを図るとともに、羽田空港アクセスに強みを持つ京急グループが展開するカードとして、空港での特典を付与することで会員の利便性を高めるために新たに発行する。ポイントは、京急プレミアムポイント加盟店(68社194施設)では基本ポイントとクレジットポイントの両方、最大で6%のポイントが貯まる。さらに、羽田空港国内線旅客ターミナル内の対象店舗での利用で2%、海外での利用や公共料金の支払いなど、京急プレミアムポイント加盟店以外でも1%がたまる。また、日本空港ビルデングとコラボレーションすることで、国際線旅客ターミナルの免税店10%割引や国内線旅客ターミナルのエアポートラウンジ50%割引、レストランなどの一部指定店舗で10%割引が受けられるほか、京急タクシークーポン1万円券がもらえるなどの特典がついている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月22日藤原竜也はこう言い切る。「僕がこの映画でやった大橋健人という役を演じられる役者さんなんて、ごまんといると思いますよ」。単なる謙遜とも違う、ましてや卑屈さなど微塵も感じさせない静かな口調で。ではそんな「ごまん」の中から『おかえり、はやぶさ』の若き主人公に選ばれたことを彼自身はどう受け止め、何に心動かされ、どのように応えたのか?本作に限らず、映画監督、舞台演出家たちからいま、最も出演を望まれる俳優。作り手たちは、そして観客は彼の中の何を求めているか?その魅力に迫る。小惑星・イトカワへのタッチダウンとサンプル採取を経て、打ち上げから7年の歳月をかけて奇跡の帰還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」。実は、藤原さんは「子供の頃から宇宙が大好きで、はやぶさのニュースもリアルタイムで追っていた」という。演じた大橋健人は、イオンエンジンに携わる鼻っ柱の強い若きエンジニア。撮影前にはJAXAに足を運び、実際にプロジェクトに関わった研究者たちから話を聞いた。「天才的な作業をしている方々なんですが、お会いすると本当に普通の人たちでしたね。決して多くを語らないんですが、こちらからひとつ尋ねたのは『日本の宇宙技術はNASAの10分の1の予算でやっているわけですが、NASAの存在は脅威ですか?』ということ。それに対する答えは『NASAへのライバル心はもちろんあるけど敵対しているわけではなく、歩み寄り、協力していく相手。それよりも中国を始めアジアの中で負けちゃいけない』ということ、やはり三番でも二番でもダメで、一番を取らないといけないということでした。それを聞いたときに、その思いを大事に現場に入ろうって思いました」。藤原さん自身、15歳でのデビューの場がロンドンであり、以来、日本国内にとどまらず、たびたび海外の観客を相手に仕事をしてきた。それだけに日本発で世界に誇れる“モノ”を作り、発信していくかという点で共感する部分も多かったのでは?「日本の良いものを持って外国で戦えば成立し、受け入れられるんじゃないかとは思ってます。日本の俳優の方が繊細な部分もあるし、イギリスでシェークスピアを観てもダメなものはいっぱいある。(昨年亡くなった)井上ひさし先生に『ムサシ』という作品を書いていただきましたが、禅寺を舞台にしていて、死者たちが『殺し合いはやめろ』と死の連鎖を断ち切ろうとするんです。井上先生の言葉遊びを踏まえて、日本の文学が国境を越えて受け入れられるのか?と思ってましたが、そんな疑問を一瞬で捨ててしまえるほど(ロンドンやニューヨークで)受け入れてもらえましたから。井上先生が日本語の美しさを大事にされて作品を作り上げていったように、世界に誇れる作品は日本にいっぱい埋まっていると思ってます」。映画では、健人の父親(三浦友和)が責任者を務めた火星探査機「のぞみ」が失敗に終わり「税金を無駄にした」「血税で宇宙の“ゴミ”を作った」とバッシングを受けるさまが描かれるが、健人たちはこの失敗、挫折を乗り越えて「はやぶさ」を帰還へと導いていく。インタビュー冒頭の藤原さんの言葉は「失敗や挫折とどう向き合い、乗り越えていくか?」という質問に対する答えの中で出てきた一節。それに続けて藤原さんから出てきた言葉からはそれでも勝負することの大切さ、その覚悟がうかがえる。「僕らの世界も落とされるのは一瞬です。そこでの挫折や苦しみって、本当に人生を左右するくらい強烈なダメージを与えるものだと思いますよ。正直、そこからの再生とは何かって聞かれても…分からないですね。そこから這い上がれるかもしれないし、できないかもしれない。それを“ギャンブル”と言ってしまうとチープですが…それでも『のるか反るか』で勝負してるところはありますね」。「はやぶさ」に携わる研究者たちも緻密な計算と作業をひたすら積み重ねる反面、ここ一番でまさに「のるか反るか」の勝負を仕掛け、成功を手繰り寄せていく。藤原さんは作品や役との出会いを「奇跡的なチャンス」と表現するが、その勝負に乗るか否かはどのように決めているのだろうか?「その質問の答えを出すのは難しいですね(笑)。勢いで『やる』と言って成立する瞬間もあるし、勢いでも手を出せないものもある。でも、人との出会いが僕をその作品に呼んでくれるというのもあるし…本当に一言では言えない(苦笑)。でも、この映画に関して言うなら素敵な人たちに囲まれた良い本だったということかな」。ちなみにシネマカフェで藤原さんをインタビューするのは今回で3度目。過去2回いずれも、そのときに最も気になる俳優や一緒に仕事をしてみたい演出家の名を挙げてもらったが、1度目のときは「三谷幸喜監督」、一昨年の2度目のときは「豊田利晃監督」と答えており、その後、時を経ずして彼らとの仕事を実現させている。改めていま、最も気になる存在は?「去年、(『カイジ2 ~人生奪回ゲーム~』で)共演した伊勢谷友介くんはすごく魅力的で気になってます。私生活もそうだし、自分でプロジェクトを立ち上げて東北に行ったり監督をしたり、同じ世代の俳優として面白いなと思って見てます。ぜひもう一度、一緒に仕事したいですね」。インタビューが行われたのは、1か月以上に及んだ舞台「下谷万年町物語」(作:唐十郎×演出:蜷川幸雄)が千秋楽を迎えてしばらく経ったころ。休む間もなく映画の取材を受け、さらに3月の初旬からは初参戦となる「劇団☆新感線」の新作の稽古も控える。傍らに立つマネージャーを指し「セリフ入れないといけないのに(スケジュールを)空けてくれなかったんですよ」としかめっ面を浮かべつつもその口調はどこか楽しげだ。その公演がひと区切りを迎えるころに彼は30歳の誕生日を迎える。立ち止まることのない“勝負師”がどんな道を歩んでいくのか楽しみに見守りたい。(photo:Yoshio Kumagai/text:Naoki Kurozu)■関連作品:おかえり、はやぶさ 2012年3月10日より全国にて公開© 2012「おかえり、はやぶさ」製作委員会■関連記事:本木克英監督、3本の『はやぶさ』映画の中で「一番いいと自負」と対抗心あらわ藤原竜也、卒業を控えた中学生に「たくさん恋愛して!」とエール全編3D映像で贈る冒険の物語!『おかえり、はやぶさ』試写会に10組20名様ご招待「まえだまえだ」の旺志郎、杏の第一印象は「足長っ!」亀梨&杏&鈴木福で「妖怪人間ベム」実写化!「怪物くん」に続く異色のドラマ化決定
2012年03月08日交際中の乾氏との旅行へ女優・藤原紀香が、交際中のUBS証券会社アナリストである乾牧夫氏と婚前旅行と思われる旅行に出かけていることがわかった。6日発売の写真週刊誌「フライデー」が報じ、各スポーツ紙なども詳細を伝えている。フライデーによれば、2人は3日、成田空港にツーショットで現れたそうで、出発ロビーでも仲むつまじく寄り添う姿が目撃されたという。その後2人は南国のリゾート地へ飛んだといい、乾氏は藤原に700~800万円相当の婚約指輪をすでに渡しているとも伝えている。いよいよ結婚か?!藤原紀香の所属事務所は、プライベートなことは本人に任せているということで、とくに否定はせず、それ以上のコメントもしなかったそうだ。2人は今年7月に交際中であるということが報じられていた。その後、藤原はオフィシャルブログで交際中であることを認め、「いつの日か強い絆となるようゆっくりと大切に育められたら」ともコメントしていた。いよいよ、その絆が結ばれて結婚へ…というときが間近に迫ってきているのだろうか。2人は6日現在、現地にまだ滞在中とのことであるので、帰国後なんらかコメントが出されるか、その展開に注目が集まっている。元の記事を読む
2011年10月07日東京にいながら京都のおでんやおばんざい(惣菜)、関西名物の鯨料理が楽しめる京料理のお店「京都極み出汁 おでんとおばんざい 『京おばけ』」が、2011年8月19日(金)にEsola池袋にオープンする。・鯨料理日本の食文化である鯨を、部位によって最も美味しい調理法でいただける。鯨は低カロリー・高タンパク質で美容と健康によく、夏バテ気味のあなたには特におすすめ。・京おでん薩摩産本鰹、土佐産目近、北海道産利尻昆布をじっくりと煮出し、香り豊かで上品な味わいのおでん出汁に仕上がっている。特におすすめは、牛のアキレス腱の部分。コラーゲンたっぷりで、ぷるぷるの柔らかい食感が女性にうれしい。また、「京おばけ」はディナーだけでなくランチも展開。メインは肉か魚かどちらかを選ぶことができ、数十種類のおばんざいはなんとビュッフェ形式で頂けるので、昼夜問わずバラエティ豊富な京の味を楽しめそう。
2011年08月16日映画『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』の公開を記念して、主演の藤原竜也をパーソナリティに迎え10月18日(月)、ラジオ番組「藤原竜也のオールナイトニッポン『インシテミル』スペシャル」が放送されることが発表された。時給11万2,000円で、仕事内容は“暗鬼館”と呼ばれる館での7日間の生活を24時間監視されるだけ。この求人広告に釣られて集まった10人が思いもよらず繰り広げることになる、生死を懸けた“推理ゲーム”の模様を描いた本作。映画の公開を記念して、今回の特別番組が放送されることに。藤原さんは、親友の小栗旬がパーソナリティを務める「小栗旬のオールナイトニッポン」に飛び入りで生出演するなど、ゲストとしての出演は多数あるが、自身がパーソナリティを務めてのオールナイトニッポンは2003年以来、実に7年ぶり!「元々、ラジオが好きなので素敵なラジオ番組にしたい。自分はラジオを聴いて育った世代だから」と思い入れを語る。番組では意外なプライベートや交遊録、そして映画の撮影の裏話などが語られ、共演者の石原さとみからのコメントも届くとのこと。放送は10月18日(月)25:00〜27:00、ニッポン放送および全国36局にて。『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』は10月16日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。「藤原竜也のオールナイトニッポン『インシテミル』スペシャル」放送日時:10月18日(月)25:00〜27:00放送局:ニッポン放送をキーステーションに全国36局ネット公式サイト:■関連作品:インシテミル 7日間のデス・ゲーム 2010年10月16日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010「インシテミル」製作委員会■関連記事:藤原竜也インタビュー「劇中の状況に置かれたら?武器次第かな…(笑)」藤原竜也、綾瀬はるか、石原さとみ、北大路欣也ら、現金1億6,128万円と豪華舞台挨拶犯人は誰?かつてない心理戦がいま始まる『インシテミル』試写会に5組10名様ご招待究極の心理ゲーム『インシテミル』主題歌がMay’nの「シンジテミル」に決定!ビョンホン、主演ドラマの声優、藤原竜也と初対面「好きな俳優、嬉しい」
2010年10月15日タイトルからして謎である。藤原竜也は『インシテミル』というこの作品のタイトルについて「最初は全く意味が分からず、イメージがわかなかった」と言う。時給11万2,000円。仕事の内容は10人の男女が外部から閉ざされた館の中での7日を監視されるだけ。何も起きなければ7日後に1,600万円を超える報酬を手にして終わるはずだったこのアルバイト。だが、2日目に一人の死者が出たことで恐るべき生き残りゲームへと化していく――。一見、非現実的にも思えるこの世界観の中で、藤原さんは主人公・結城をどのように作り上げ、どのようにして物語に灯をともしていったのか?「綾瀬さんにコンビニで声掛けられたら付いて行くでしょう(笑)」『カメレオン』に『カイジ 人生逆転ゲーム』、『パレード』。ここ数年、藤原さんが主演映画で演じた主人公は、どこかで一般人とは一線を画した、屈折した感情や“闇”を抱えている人物であったが、本作で求められたのは、エキセントリックな物語とは裏腹に、ごく一般的な感情、リアクションだった。「中田(秀夫)監督に言われたのは、現実的とは言えない世界の中で、結城の目線で物語を進めていきたい。“正しい感情の流れ”で行ってほしいということ。つまり、ごく普通の人間がこの世界を見て感じる喜怒哀楽をそのままその瞬間に表現してほしい、と。実は、クランクイン後も物語の結末が決定していない部分があって、演じる上でそこに不安を感じてもいたんですが、その中で監督は『僕に付いてきてほしい』ということを仰ってくださった。撮影の中日を過ぎて決定稿が出てからは、もうその結末に向かっていく感じで。その中で、監督の『藤原くんのキャラクターは、常に“正しい”ジャッジをしてほしい』という言葉に救われた部分はありますね」。もしも、藤原さんがこの“暗鬼館”でのゲームに参加させられることになったらどのように振る舞うのだろうか?「実際、現場でもみんなで話してたんですよ。『生き残るのは石原さとみちゃんだろう』とか(笑)。そもそも僕も含めて、世の男性は、コンビニで綾瀬はるかさんに声を掛けられたら付いて行ってしまうでしょうしね…。映画の中では結城たちが暗鬼館に入る際に、警告のアナウンスが入りますよね?『非倫理的なことが起きる可能性が…』って。その時点で僕は間違いなく帰ります(笑)。時給11万2,000円ということ自体、裏があるんじゃないか?と考えちゃうと思います。強制的に参加することになったら?僕だったら、部屋から出ないで、ずっとドアを押さえてますね。じっとしていてお金だけもらうかな」。極限の状態で人はどのような反応を見せるか?「十人十色」とはよく言ったもので、人間の様々なタイプが見えてくるのが面白い。「結城は興奮とパニック状態にある人々に、平常心を持たせようと必死で説得する。僕自身、そういう面は持ってるかな、と思う。結城がとる行動は、決して自分と遠くないな、とは思いましたね。あとは…武器次第だな、武器(笑)!」「撮影所での時間の流れが好き」続いて藤原さん自身について話を聞こう。「舞台と映画、どちらが好きか?」などという問いに意味はない。が、タイプの違う役柄、表現を映画と舞台で見事なまでにこなしていく。藤原さんにとって映画という表現が持つ意味は?そう尋ねるとこんな話をしてくれた。「この間、舞台でN.Y.に行ったら、ちょうど日本の映画を集めた映画祭をやっていて『パレード』が上映されていたんです。そのとき思ったのは、国境を越えるというのは舞台であれ映画であれ素晴らしいことだけど、舞台の場合は肉体をもって表現しないと伝わらない。その点、映画は完成したら良い意味で一人歩きしてくれる。舞台では『今日もやるのか』って(苦笑)、大変な思いをして毎日やるところを、映画はひとりで繰り返し上映されて…その点を面白いなって感じましたね。それから何より、僕は撮影所が大好きなんです。撮影所での時間の流れ――早朝に入って深夜に帰ってまた早朝に入って――というのもすごく好き。極端な話、ワンカットとワンカットの間が何時間も空く日もあるけど、僕は全くそれが苦にならない。スタッフさんひとりひとりの動きを見ているのも好きだし…映画っていいなぁって思えてくるんです」。いま、一緒に仕事をしてみたい人は…現在28歳。十分に若いがすでに芸歴は10年を超える。「身毒丸」(1997年/演出・蜷川幸雄)での鮮烈なデビュー以来、周囲からは“天才”という評価を与えられ、出演作も常に話題を呼んできた。「あまり、昔をふり返ることはしない」と語る藤原さんだが、この十数年の中で、“転機”と呼べる半年間があったという。「4年ほど前にロンドンに行かせてもらったけど、そのときの時間は大きかったですね。イギリスにいながらにして、日本にいる自分を想像し、仕事や自分のあり方を客観的に考えたら、フッと楽になった瞬間があったんです。気づいたのはすごくシンプルで、魅力的な人、うまい俳優さんと一緒に仕事をさせてもらうのが面白い、ということ。それから…自分はここで何ができるか?何を表現するか?ということを少し深く考えられるようになったかな」。今後に話が及ぶと「まだまだ一緒にやったことのない監督さんはたくさんいらっしゃいますからね」とニヤリ。そういえば、数年前にインタビューした際に「仕事がしてみたい!」と語っていた三谷幸喜とは、念願かなって舞台「ろくでなし啄木」で来年、その演出を受けることに。では映画界でいま、気になる存在は?「豊田利晃監督ですかね…。つい最近、お会いしたんですが。でもいまはとにかく、いろんな新しい人と出会いたいという気持ちが強いですね。自分自身を打破して新しい一歩を進むには、地べたを這うような…人間くさい役をやった方がいいのかな?と28にして思うところもあり…」と思案顔。最後にいま、この映画のタイトルからイメージすることを尋ねると「異常なまでの世界――それは暗鬼館かもしれないし、もっと大きな世界なのかもしれないけど――そこに入り込んでいくというイメージかな。でも正解はないんだよね?」。正解のない世界へ漕ぎ出す男はこれから我々に何を見せてくれるのだろうか――?(photo:Yoshio Kumagai)■関連作品:インシテミル 7日間のデス・ゲーム 2010年10月16日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010「インシテミル」製作委員会■関連記事:藤原竜也、綾瀬はるか、石原さとみ、北大路欣也ら、現金1億6,128万円と豪華舞台挨拶犯人は誰?かつてない心理戦がいま始まる『インシテミル』試写会に5組10名様ご招待究極の心理ゲーム『インシテミル』主題歌がMay’nの「シンジテミル」に決定!ビョンホン、主演ドラマの声優、藤原竜也と初対面「好きな俳優、嬉しい」綾瀬はるか&石原さとみがこれまでにない一面見せる?『インシテミル』クランクアップ
2010年10月14日