ミニアルバム『嬉しい声をほんのちょっと』をリリースした、藤川千愛さん。1曲目の「愛の歌」はアニメ『マイホームヒーロー』のオープニングテーマで、シリアスな世界観をエモーショナルに歌い上げた。“痛み”や“死”といったキーワードがちりばめられた歌詞も印象的だ。「もともと原作の漫画を夢中で読んでいたので主題歌に関われて嬉しかったですね。自分の一番大切なものを失ってしまいそうになることへの恐怖や怒りをリアルに書きたくて、それは自然と〈愛してるって何だろうね〉と考えることに繋がりました」今作には「愛の歌」のようなロックな曲もあれば、スイートな雰囲気のポップ・ナンバー「君の匂いは鎮静剤」も。この曲の歌詞は、彼女にまつわる「ある現象」がモチーフ。「私は何かの匂いを嗅ぐと記憶や感情が蘇ることがあって、プルースト現象といわれるものらしいんですけど。例えば高校時代の通学路や、田舎で暮らしていた景色を、何かの匂いで急に思い出したり。そんな香りにまつわる曲を書こうと、甘い匂いがしてくるような歌詞にしました」他にも「ちゃんとした人不適合者」や「面倒な女」など、自身を曝け出しながら聴き手も含めて全力で肯定してくれるような刺激的な楽曲が聴きどころ。そしてラストの「なにも忘れるわけじゃない」では、もう会えない人への愛情を真摯に歌った。「私が音楽を始めるきっかけになったおじいちゃんは演歌歌手をしながらカラオケ喫茶を経営していたんですけど、一昨年に亡くなって。ずっと受け入れられなかったんですが、私はおじいちゃんのことを忘れないから、私の中で生き続けるんだという想いを込めてこの曲を書きました。なので歌詞も自然と岡山弁になりましたね。私は歌うから、おじいちゃん見ててねっていう気持ちです」音声学も勉強して歌と向き合い、海外公演のために英語も始めたという。そんな藤川さん、休日には古着屋を巡るのが好きなのだとか。「’60年代から’80年代くらいの古着が好きで、家具もヴィンテージが好き。普段はベルボトムのデニムに、ちょっとダサいスウェットやジャージを合わせるスタイルが多いです。ライブではアドレナリンが出まくって、なかなか眠れなくなっちゃうほどなので、普段はめちゃくちゃリラックスしています(笑)」Mini Album『嬉しい声をほんのちょっと』。ロックなサウンドと独自の世界観を放つ歌詞が刺激的。「リゲル」など含む全7曲。【初回限定盤(CD+BD)】¥5,000【通常盤(CD)】¥2,000(日本コロムビア)ふじかわ・ちあい1995年6月6日生まれ、岡山県出身。2018年11月に開催されたライブでデビュー。千鳥・ノブさんとのコラボやBUCK-TICKトリビュートアルバムへの参加など幅広く活躍中のシンガー。※『anan』2023年4月19日号より。写真・小笠原真紀取材、文・上野三樹(by anan編集部)
2023年04月17日株式会社インフィオラータ・アソシエイツは、コロナ禍で海外での活動が止まっていた花絵師 藤川靖彦の海外活動再始動にあたり、「花絵師 藤川靖彦 花絵巡礼記/ベルギー・スペイン2022」を、12月3日(土)~14日(水)まで、東京都中央区の「Saf Gallery(GINZA SIX 5階)」にて開催します。Brussels Flower Carpet 2022世界的な花絵師として、2012年から20ヶ国地域で作品を創作してきた藤川靖彦。しかし世界中に感染拡大したコロナ禍で、2020年から海外での活動が休止、東京で開催を予定していたフラワーカーペットの世界大会「ワールドフラワーカーペット」も中止となりました。そんな中、今年8月にベルギーの「ブリュッセルフラワーカーペット」が、4年ぶりにグランプラスで開催、約1,800m2にも及ぶ巨大なフラワーカーペットの制作には、世界6ヶ国から花絵師達が招かれ、アジアからは藤川が代表として参加、海外活動のリスタートとなりました。また9月にはスペインのサロー(カタルーニャ州)で、フラワーカーペットの国際大会が開催され、イタリア・スペイン・メキシコ等14ヶ国地域が参加、アジアからは藤川が代表として参加しました。UN MAR DE FLORS A LA COSTA CATALANA 2022今回の展覧会では、花絵師 藤川靖彦の海外活動リスタートとなる、ベルギーとスペインでの創作ドキュメントを写真や映像等で紹介していきます。また会場には、藤川が2018年にブリュッセルで創作した、グランプラス世界遺産20周年記念作品「東大寺南大門金剛力士像」の花絵も展示します。さらに期間中はゲストを招いてのギャラリートークも開催、展覧会を通じて、多くの方々に花絵の魅力を伝えていきます。東大寺南大門金剛力士像原画デザイン<開催概要>■開催名称 :花絵師 藤川靖彦 花絵巡礼記/ベルギー・スペイン2022■開催期間 :2022年12月3日(土)~12月14日(水) 10:30~20:30※12月3日(土)は、17:00オープンとなります。■開催会場 :Saf Gallery(東京都中央区銀座 GINZA SIX 5階)■展示内容 :2022年8月と9月、花絵師 藤川靖彦がベルギーとスペインで創作した、フラワーカーペットの創作ドキュメントを写真と映像で紹介。また2018年にベルギーで創作した花絵作品「東大寺南大門金剛力士像」も展示します。■入場費用 :無料■主催 :株式会社インフィオラータ・アソシエイツ■協力 :一般財団法人Synchro Art Foundation/株式会社アース■協賛 :一般社団法人ONE福島※文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業<ギャラリートーク>現在、藤川靖彦が番組DJを務めるinterfm897レギュラー番組「Flower’s YELL」の公開ライブトークを行います。ゲストには藤川がスペインで創作した作品の原画をデザインした画家の桂川桃子さんと、TOKYO LIGHTS大会総合プロデューサーの石多未知行さんをお迎えします。●12月4日(日) 14:00~ ゲスト:桂川桃子(画家)●12月11日(日) 14:00~ ゲスト:石多未知行(クリエイティブディレクター)桂川桃子石多未知行<藤川靖彦プロフィール>藤川靖彦花絵師/フラワースケープ・アーティスト一般社団法人花絵文化協会 代表理事株式会社インフィオラータ・アソシエイツ 代表取締役社長藤川靖彦1961年東京生まれ。日本大学芸術学部演劇学科卒業。限りある命=Ephemeral をテーマに、国内外において花やキャンドル等を使ったエフェメラル・アートを創作。大地をキャンバスに花びらで描く花絵「インフィオラータ」の日本の第一人者で、現在まで21年間に国内外約400ヵ所で1500を超える作品を創作・プロデュースした。海外では歌舞伎絵を花で再現する「花歌舞伎」は、世界20ヶ国地域で創作されている。2015年6月、スペインでの創作を、毎日放送「情熱大陸」が密着取材を行い大反響を呼んだ。これを機にテレビ・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等に数多く出演中。また現在在京FM局interfm897にて番組DJも行う。(毎週土曜日16:43~16:58放送「Flower’s YELL」)エンジン01文化戦略会議会員/エフェメラル・アート国際連盟理事/一般財団法人Synchro Art Foundation所属 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月01日株式会社インフィオラータ・アソシエイツは、藤川靖彦の活動20周年を記念し、「花絵師 藤川靖彦×インフィオラータ 20年の軌跡展」を、11月6日(土)~14日(日)まで、芝浦のSOW CO.Galleryで開催します。公式ホームページ: キービジュアル世界的な花絵師として国内外で活動する藤川靖彦が、2001年10月、イタリア発祥のフラワーアート「インフィオラータ(花の絨毯)」を日本で初めて開催し今年20周年を迎えました。従来のスタイルにとらわれず、“伝統と革新”をテーマに新しいスタイルの作品を発表し続け、2012年には日本代表として世界大会に出場、その後アジア圏初の国際連盟理事となり、世界を舞台に活動が始まりました。2012年の世界大会で発表した、藤川のオリジナル作品「花歌舞伎(浮世絵の役者絵を花で描いた作品)」は、大きな話題を呼び、その後国内外の様々なメディアで紹介されています。今回の展覧会では、これまでの20年間の歴史を写真や原画、作品等で紹介していくとともに、花絵師 藤川靖彦の代表作である「花歌舞伎」や、水谷千恵子、谷口亮、白井貴子等、様々なアーティストとのコラボレーション作品も展示します。また、特別展を11月11日(木)~14日(日)まで、東京ミッドタウン日比谷1階アトリウムで開催します。2015年にスペインのガリシア州に招かれ創作し、「情熱大陸」でも紹介された歌川国貞作“今様押繪鑑 白拍子櫻子”を、10,000本の生花を使い巨大な花絵で再現します。さらに期間中はゲストを招いてのトークイベントやワークショップも開催、展覧会を通じて、多くの方々に花絵の魅力を伝えていきます。■開催概要<メイン会場>●開催会場 SOW CO.Gallery(東京都港区芝浦2-17-9)●開催日時 11月6日(土)~14日(日) 11:00~19:00 ※日曜日は17:00閉館●観覧費用 1,000円(税込) ※会場でも購入いただけます<特別展会場>●開催会場 東京ミッドタウン日比谷1階アトリウム(東京都千代田区有楽町1-1-2)●開催日時 11月11日(木)~14日(日)●観覧費用 無料<共通>●公式ホームページ ●主催 株式会社インフィオラータ・アソシエイツ●共催 一般社団法人花絵文化協会●後援 Coordinadora Internacional de Entidades de Alfombristas de Arte Efimero/InterFM897●会場協力 東京ミッドタウン日比谷●協賛 株式会社ポピー/株式会社アース※文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業■みどころ<メイン会場>20年の軌跡を10のゾーンで紹介。●フラワードレス水谷千恵子さんがデザインしたドレスを、フラワードレスにして再現。フラワードレス●花衣雪だるま谷口亮さんがデザインした“ヌヌコ”のサンタクロースを、花の雪だるまで制作。背景にはペイントアーティスト さとうたけしさんが、フィンランドのクリスマスをペインティング。●花歌舞伎花絵師 藤川靖彦が海外で創作した「花歌舞伎」4作品をアーティフィシャルフラワーで創作。花歌舞伎●Flower's YELL東日本大震災の被災地に向け、白井貴子さんがデザインしたFlower's YELL作品「Try Try Again」を、アーティフィシャルフラワーで創作。●花mal藤川靖彦がアフリカのサバンナで撮影した野生の動物たちの写真と、街や旅先で撮った花の写真をコラージュさせた新作作品「花mal」。人間国宝の和紙職人 岩野市兵衛さんとコラボレーションした5枚の作品を展示。花mal●サンドアート平安時代から室町時代にかけて熱狂的に流行った“能楽”の一源流である「田楽」をモチーフに、花舞台で舞う田楽法師たちが、世界の平和を祈念した壮大なデザインを、130時間かけて創作したサンドアート。<特別展会場>2015年に「情熱大陸」で紹介された歌川国貞作“今様押繪鑑 白拍子櫻子”を、10,000本の生花で、30m2の巨大な花絵として創作。■ギャラリートークイベント現在、花絵師 藤川靖彦が番組DJを務めるInterFM897レギュラー番組「Flower's YELL」の公開ライブトークを、多彩なゲストを招いて行います。<メイン会場>●11月7日(日) 14:00~ ゲスト:ジェームス小野田(米米CLUB) ※ライブ演奏あり●11月13日(土) 17:00~ ゲスト:白井貴子(シンガーソングライター)●11月14日(日) 13:00~ ゲスト:杉野宣雄(押し花作家) ※作品公開制作あり<特別展会場>●11月11日(木) 17:00~ ゲスト:真戸原直人(アンダーグラフ)●11月13日(土) 13:00~ ゲスト:白井貴子(シンガーソングライター) ※ライブ演奏あり■ワークショップ期間中、メイン会場では、アーティフィシャルフラワーの小さなフラワービーズを並べて、箱の中に1枚の花絵を完成させるテーブルインフィオラータ「花の箱庭」のワークショップを随時開催します。ご購入いただいたキットを、会場内にて作品に作り上げることができます。●参加費用 3,000円(税込/花の箱庭キット購入費)■藤川靖彦 プロフィール藤川靖彦 YASU FUJIKAWA花絵師 / Flowerscape Artist株式会社インフィオラータ・アソシエイツ 代表取締役社長1961年東京生まれ。日本大学芸術学部演劇学科卒業。限りある命=Ephemeralをテーマに、国内外において花やキャンドル等を使ったエフェメラル・アートを創作。大地をキャンバスに花びらで描く花絵「インフィオラータ」の日本の第一人者で、現在まで国内外350ヵ所以上で作品を創作・プロデュースし年間150万人以上の集客をはかるアートイベントへと育て上げた。近年は海外で歌舞伎絵を花で再現する「花歌舞伎」の創作活動を積極的に行っており、世界各地から創作の依頼が殺到している。2015年6月スペインでの創作を、毎日放送「情熱大陸」が密着取材を行い、大反響を呼んだ。これを機にテレビ・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等に数多く出演中。またローマ法王やベトナム共産党書記長等、VIPに捧げる作品も創作する。・一般社団法人花絵文化協会代表理事・エフェメラル・アート国際連盟理事・日本ディスプレイクリエイター協会 アンバサダー・エンジン01文化戦略会議会員 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月29日昨季22年の現役生活に幕を下ろし、今年から阪神タイガースのスペシャルアシスタントとなった藤川球児氏のYouTube公式チャンネル『藤川球児の真向勝負』に、元プロ野球選手の清原和博氏がゲスト出演した。動画冒頭、藤川は緊張気味に「野球選手生活からは切っても切り離せない恩師」と紹介し、清原を出迎える。自身の引退セレモニーへメッセージを依頼したほど特別な存在である清原を目の前に「こんな日を迎えられたことに感動している」と感慨深げな表情を浮かべた。清原は藤川が引退する際「魂と魂がぶつかった投手がいなくなるな」と寂しい気持ちになったというが、初めて認識したのは2005年4月21日の巨人対阪神戦。2対10で迎えた7回、2死満塁で打席に立った清原が、フォークで三振を奪った藤川に激昂した因縁の試合は、野球ファンの間で「東京ドーム事件」と呼ばれている。清原は「絶対ストレートで来る場面でフォークで来たから、何で首振ってストレート投げないのかなって。これだけ真っ直ぐに投げられるのに」と“勝負”してこなかったことを改めて振り返った。対して藤川は「組織に飲まれてた自分がいるんですよ。自分という野球選手を輝かせるためではなく、阪神タイガースの教育で『チームのためにやりなさい』っていう」と当時を回顧し、「でもこれをきっかけに『自分がどうあるべきか』を考えるようになり、矢野監督もそこから『ピッチャーをどう輝かせるか』を考えるようになって、チームに一気に火がついた」と、自分だけではなく、当時キャッチャーを務めていた矢野燿大監督やチームにも影響を与えたきっかけとなったことを語る。合わせて「僕はアメリカに行って、個の意識が弱すぎて飲まれてしまった。会社員っぽくなってた」とメジャーでの苦い思い出も吐露した。そのほか動画では、再戦となった2006年サンマリンスタジアム宮崎でのオールスター戦についてや、「藤川投手をすごく研究してて」という清原が「何で急に球速くなったの?」と質問し、「誰にも話してなかったんですけど」と藤川が初めてその理由を明らかにするなど、秘話が連発。後編は、6日19時に配信される。
2021年02月02日日々、Instagramにて”食”を通してママライフを発信するカリスマ”キッチングラマー”、heavydrinkerさん。そこには家族の温かさが感じられる”食”の画像だけでなく、世の若いママ達が参考にしたい「信念」や「指標」が込められていました。”日常の小窓”Instagramから発せられる、彼女のメッセージの本質とはなんなのでしょうか?”食”を通じて家族の温かさを伝えてくれる heavydrinkerさんの写真達手軽に日常を発信できるInstagram。なかでも”食”の写真は定番中の定番ですよね。オシャレに食欲を誘う前菜や鮮やかな色合いのサラダ、キレイな盛りつけのメインディッシュ…ちょっといいお店に行ったらその思い出とともに食事の写真をアップするのは、もはや日常の出来事という方も多いのではないでしょうか。もちろんLIMIA読者であれば、今日作ったお料理の写真をいつもアップしてるよ、なんて方もたくさんいらっしゃると思いますが、そんな時ってどうしても見栄えを意識してしまいますよね。もちろん味が第一なのはもちろんなのですが、じゃあインスタに上げようか、となるとちょっと盛りつけを工夫したり、ちょっとした色合いを加えたりするものです。もちろんそれ自体は楽しくお料理をすることの一つの楽しみとしてとても良いことだと思うのですが、さてそればかりに気を取られていると、気付かずうちに”食”の本質から少しづつ離れていってしまうこともあるかもしれません。特にお子さんがいるご家庭の場合、小さいお子さんってどうしてもシンプルな味のものを好む傾向があります。例えば唐揚げ、ハンバーグ、焼きそば…。でもそれだけじゃあ絵的に寂しいな、じゃあアレを足そうか、コレを増やしてみようか、なんて見栄えを考えて一品、二品とおかずの数が増やせば”キレイな料理写真”にはなりますが、同時に手間も増えていってしまいます。例えばお子さんにはオーガニックなものが良いのはもちろんですが、でも味だけを考えたら実際に五穀米よりも白米の方が好き、というお子さんの方が圧倒的に多いと思います。子どもが美味しそうと思う(ということは誰がみても美味しそうと思う)料理と、見た目も栄養バランスも良い、そして写真映えのする料理って必ずしも同じではないような気がします。日々の食卓をアップした自身のInstagramが人気のheavydrinkerさんのアカウントには、そんな子どもが大好きな、思わずガッツリいきたくなるお料理の写真が満載。決して高級レストランのようなハイセンスなものではないとのことですが、そこには母親としての信念と、家族への愛情とがたっぷり詰まっていたのです。家族の為に料理をするのだから、見た目よりも”食べたくなる”料理を作るのが当たり前heavydrinkerさんのinstagram「お弁当にしても朝食、夕食にしても、あまり凝ったものは作っていないと思います。私が働いているのもありますが、子どもってとにかくシンプルな味のものが大好物じゃないですか。簡単に言うと、いかにも男の子が好きそうなガッツリ系ですよね。確かに栄養バランスなどは大事ですし、世の中には子どもの好き嫌いを無くす為に様々な工夫をされているお母様も多いと思います。もちろんそういった方々には頭が下がりますが、私は子どもの好き嫌いは年齢とともに自然と改善されていくという考え方。それよりも子どもにはまず”食べる事”そのもの、つまり家族みんなで食事をとるというその行為自体を楽しんで貰いたいんですね。家族みんなであの時アレ食べた、コレ食べたなって日常の一瞬を楽しい思い出にして欲しいんです。」3児の母として家庭を切り盛りするheavydrinkerさんは、自身もフルタイムで働いているため、旦那さんと協力し合いながら子育てをしているママさん。もちろんこと食事に関してはInstagramを拝見していても分かるように、基本的に「自炊」を徹底しているのだそうです。「共働きだからといってそこだけは手を抜きたくないんです。だからコンビニ弁当なんかではなく、必ず毎日の食事は作りますし、子ども達のお弁当もできるだけ残り物なんかではなく、ちゃんとしたモノを作ってあげたいんです。但しその分、子ども達にも手伝ってもらっちゃうというスタンスです。子どもって一日5食ぐらい食べないといけないのですが、そうするとどうしても大人の食事時間とはズレが出てきてしまうので、冷蔵庫にはご飯のお供としておにぎりの具材などをストックしておくんです。お腹が空いたらこれを自由に食べていいよ、って。そうすると子どもは自分で給仕はもちろん、例えば納豆を作るとか、そういうちょっとしたことから自分でやるようになるんですよね。長女なんかは今はもう率先してお手伝いしてくれますしね」共働きという環境のなかでは、毎日の”食卓”は大変な家事です。だからといって大人の都合を子どもに押し付けるということを決してせず、むしろ子どもも巻き込んで”協力しよう、自分でできることはやりましょう”と対等の目線で子どもと接するのがheavydrinker流というわけなのです。インスタから垣間見える何気なくて、賑やかで、家族みんなが仲良しな、そんな日常の風景はそんなheavydrinkerさんのポリシーがあればこその光景だったのです。heavydrinker特製「コマキンパ」のお味は?さてさてheavydrinkerさんといえばお料理を紹介しないわけにはいきません。今回は彼女の得意料理の一つ「キンパ(韓国風のり巻き)」と「コマキンパ(小さい韓国風のり巻き)」を作って頂きました。特にコマキンパは簡単で美味しくて、しかも火などを極力使わないで済むのでお子さんでも安心してお手伝いしてもらえる、heavydrinker家お気に入りの一品。もちろん子ども達も大好物、というわけで今回はそのレシピを紹介して頂きましょう。<コマキンパ>■用意するもの人参(笹掻きして炒めたもの)春菊(茹でておく)ほうれん草(茹でておく)ハム玉子焼きたくあんカニカマボコ※以上の具材は巻きやすいようにカットしておくご飯(ごま油を適量かけ回して混ぜておく)海苔(韓国海苔でなくてもOK)胡麻胡麻油作り方は…好きな具材を手巻きのように巻いて、胡麻油を適量まぶして胡麻をパラッと振りかけるだけ。とっても簡単なのです。もちろん具材の下ごしらえは必要なのですが、それさえやってしまえば後は子どもでも安心して作れるのが魅力なのです。そして何よりも美味しい!韓国風とはいえ使っている食材は簡単に手に入るものばかりですし、ちょっとしたアレンジとしてキムチとマヨネーズを軽くトッピングするなんていう技も。簡単で美味しい、しかもお野菜がたっぷり取れるという世のママさんにとっては大変有り難いお料理なのです。そして何よりも美味しい!韓国風とはいえ使っている食材は簡単に手に入るものばかりですし、ちょっとしたアレンジとしてキムチとマヨネーズを軽くトッピングするなんていう技も。heavydrinkerさんは2口で食べきれるように真ん中で具材を分けて載せるようにしているとのこと。簡単で美味しい、しかもお野菜がたっぷり取れるという世のママさんにとっては大変有り難いお料理なのです。heavydrinkerさんが作り始めると、通称丸の内OL(笑)と呼ばれている長女ちゃんが当然のようにお手伝い。そのうちに一人で作り始め、我々取材班が試食して無くなりそうになると次々に追加を投入してくれました。こういうことが自然に出来るのも、きっと普段からママのお手伝いをしっかりこなしている証拠。しかも誰に言われるでもなく自発的に動いているんですよね。彼女を見ているとheavydrinkerさんがいかに子ども達に愛情を持って、なおかつ対等に接しているかが感じられました。丸の内OLちゃん、美味しかったですよ!コダワリのキッチンは家族が集う「あったかい場所」heavydrinkerさんのご自宅はつい先日竣工したばかりの新築の注文住宅なのだそうですが、もちろん家族が集うキッチンもheavydrinkerさんならではのコダワリが詰まっているのは言うまでもありません。ここで少しheavydrinker的コダワリキッチンを少しご紹介してみましょう。まず、heavydrinker家ではキッチンはママだけのスペースではありません。家族が自由に動き回れるように3人程がストレスなく動き回れるように動線スペースをたっぷり確保。そして対面する食卓から一段低くなるようにキッチンを設計しています。これは食卓に居る子ども達と目線を合わせるという意図が込められているそうです。フロアは土間になっていて、よく使用する調味料などは移動させやすいようにワゴンに収納。一番奥側にあるコンロには家庭用で一番大火力のコンロを選び、加えてコンロスペースを中心によく使う基本的な調理道具が手に届く範囲に配置してあるのも家事のプロであるママさんならではの使い勝手を考慮した設計となっています。おしゃれな照明が見れるトランクファクトリーのInstagram通常のご家庭のキッチンと比べてもかなりたっぷりと広くとったスペースに加え、オープンな設計になっているのも大きな特徴。この辺りにも”食で家族を繋ぐ”というheavydrinkerさんの想いが現れているのが分かりますね。家族のにぎやかな日常を垣間見せてくれる、思わクスッとしてしまう文章の魅力とはインスタグラマーとして活躍するheavydrinkerさんの最大の魅力、それは愛情溢れる日々のお料理の写真なのは間違いありませんが、実はそこに添えられている日常のちょっとした出来事を綴ってくれる「リアリティを感じる文章」こそ人気の秘密なのではないかと筆者は考えました。heavydrinkerご夫婦と愛すべきお子さん達が織りなす、にぎやかなheavydrinker家の日常を垣間見せてくれるような、往年のアメリカのホームコメディを思い起こさせてくれるような、そんなほっこりとした日常のストーリー。そう、ライター業の端くれとして僭越ながら評価させて頂くと、家族のキャラ付けがはっきりしていて、短い文章なのにしっかりフリとオチがあるという、非常にユーモアのセンスに長けた文章なのです。実はheavydrinkerさんタダモノではないのでは?と思い水を向けてみると…。「まったくプロとかではないんですが、書類をまとめる職種で仕事柄、文章を良く書くので慣れというのはあると思います。それに本、特に小説を読むのが大好きで、相当読みあさっていますね。好きなのは時代小説で、特に長谷川卓さんが好きですね。お気に入りの本は何度も読み返します。だからかもしれないんですけど、どうしてもオチを付けてしまいたくなるんですよね(笑)。それにA型気質なのかも知れないですけど、何度も推敲(すいこう)しますし、公開したあとでも見返して納得いかなくて修正したりもします。」文章を書く、というのは一見誰にでもできるようでなかなかに難しい行為です。heavydrinkerさん独特の、人を惹き付けてやまないセンス溢れるあったかい文章。それは小説好きや仕事柄という事実に加え、heavydrinkerさんの家族に愛する愛情、そして食に対する想いなど、伝えたい事、残していきたい事があるからこそ生み出されているのではないかな、と感じました。だからこそ10万人近くものフォロワーがインスタグラマーの彼女を支持しているのは間違いありません。そんなheavydrinkerさんの深い愛情と確固たる信念はどこから生まれたのでしょうか。鍛えられた”なんとかする”精神で家族の絆を守ってきた15年間前述の通りheavydrinkerさんにはお子さんが3人いらっしゃって長男君(通称:思春期野郎)はもう15歳とのこと。なのですが旦那さんとはつい先日入籍をしたばかり。そうなのです、今の旦那さんとは再婚というわけなのです。当時、若くしてシングルマザーとなったheavydrinkerさんは、生活するだけで手一杯でどん底の状態だったそうです。「当時は幼い子どもも抱えてまさにマイナスの状態でした。でも自分を不幸ぶってみても何も始まらない。必死で働いて、キツかったけどそれでも子育てをほっぽり出すなんて考えた事も無かったし、とにかくやるしかないと。そしてマイナスをゼロの状態になんとか戻した時に”あ、人間やればなんとかなるもんなんだな”って実感したんです。理屈じゃなくて文字通り経験したことで自分を信じられるようになったんです。それがあったから、今では何があっても”なんとかなる、どうにかなる”ってある意味楽観的に捉えることが出来るようになった。貴重な経験ができたと思ってますね」とはいえ、一人で抱え込んで耐えて忍んで、という事ではなく、周りの助けがあったからこそ乗り越えられたのだと言います。「意外にそこは柔軟で(笑)。変に意固地にならず、差し伸べてもらった手は握って、助けて頂いてました。頑張るといっても私一人では限界があるのは分かっていましたし、助けるよ、って言われた時にはありがとう!って助けてもらっていましたね。本当、あの当時助けてくれた周囲には凄く感謝しています。だから私も困っている人がいたら自然と助けたい、と思うようになりました。インスタでもよく相談を受けることがあるんですが、そういった声に対しても、こんな私でも力になれればいいな、と思いながらお答えさせていただいています。本当にありがたいですね」heavydrinkerさんのインスタには常に幸せそうな日常が映し出されていますが、それは彼女の持つ”強さ”で家族が繋がっているからであるのが取材を通して見えてきました。そしてそれは決して直線的な”男性的強さ”ではなく、しなやかで優しく、しかし芯のある”女性ならではの強さ”。言い換えればそれこそが”家族の絆”そのものと言ってもいいのかもしれません。これからもこの5人家族が紡いでいくであろう、食を介した物語から目が離せませんね。Text:藤川経雄Photo:木下誠heavydrinkerさんのLIMIAページ
2017年02月21日おうちっていつでも癒しの空間でありたいもの。大好きなテイストのインテリアに囲まれたライフスタイルはひとつの夢ですよね。そんな夢のお手伝いをしてくれるのがイケアのホームファニッシングサービス。それは理想の空間をカタチにしてくれるコーディネイトサービスなのですが、このほどイケアジャパン10周年を記念して家一軒まるごとホームファニッシングをプレゼントする「おうちまるごとホームファニッシング」が企画されました。早速当選者のお宅へと伺ってきましたよ。ホームファニッシングをまるごとプレゼント!みんな大好き北欧インテリアブランド、「イケア」。日本進出して今年で10年となりますが、イケアが提唱する、お洒落で使い勝手も抜群な、素敵で魅力溢れるスタイルはすっかり私たち日本人の心を掴み、常に憧れの対象となってきましたよね。そんなイケアファンであれば誰もが一度は夢見るのが、おうちをまるごとイケアで埋め尽くすコーディネイト。そんな夢のプランを現実にしてくれるキャンペーン企画「おうちまるごとホームファニッシング」が開催され、このほど当選者のホームファニッシングが完成したとのこと。これはイケア好きならば何をおいても見に行くしかない!ってわけで早速レポートしてきました。当選者、大星洋美さんご家族はご主人と息子、娘さんの4人家族+トイプードルが1匹。ご自宅は2階建ての3LDKの一軒家です。今回のホームファニッシング箇所は1階のメインベッドルーム、2階のリビングダイニング、そして子供部屋2つが対象でした。チョイスされたイケア家具約150万円分はもちろん全てプレゼントされたものだそうです。大変羨ましいですね(笑)。ではまずは大星さんご家族にお話を伺ってみましょう。〜憧れのイケアに囲まれて〜大星さんご家族は近所にできたイケア店舗に初日から並んで来店したという程の大のイケアファン。もちろんイケア会員システム、イケア FAMILYのメンバー。会員向けのこの企画を知って応募したのだそうです。「当選メールを見た時は本当にビックリしちゃって。ダメもとで応募して夫には話していなかったので、当選の話を夫に話したら夫は2度ビックリ(笑)。ちょうど長男が中学に上がるタイミングで、そろそろ個別の子供部屋にしなきゃな、と考えていたところだったのでタイミングはバッチリ。お部屋の用途も大幅に変えて、家族一緒だった寝室も分けて、共同だった子供部屋のセパレートにして頂きました」「我が家は夫も長男もゲームが好きなインドアで、家族4人で家に居る時間が長いので、まず一番家族が揃うリビングダイニングを居心地が良い、快適な空間にしたい、というのを一番の希望として出していました。子供部屋や夫婦の寝室はそれぞれ好きな要望を出させていただいて、趣味やライフスタイルなどもお話させて頂いたうえでコーディネイトしていただきました。何度もヒアリングを重ねて直接店舗にも伺って色々と要望も多かったのですが、希望を汲み取ってコーディネイトしていただいたプランナーさん及び関係者の方々には本当に感謝していますね」「出来上がってまだ一週間しかたっていないのですが、本当に大満足しています。未だに自分達の家じゃないみたいで、ベッドルームに入るたびにホテルじゃないかなとか。それに掃除する回数も増えました(笑)。具体的な感想ですか?なんといっても私はリビングがお気に入りです。特にリビングテーブルがサイズ感もぴったりで使い易くて、レイアウトも今までは考えたことも無かったカタチなのですが、実際に使ってみるとしっかりとダイニング機能も考慮されていて家事が楽になりました。それでいて『みんなが集まるリビング』としても理想的な空間になっていると思います。趣味のゲームがしやすいような家具のチョイスやレイアウトもお気に入りですし、リビングテーブルを真ん中に持ってきたことで動線が円状になっているので、リビング内の移動もスムーズになりました」それにイケアさんならではの照明器具の数々もいいですね。まさにあの憧れのイケアスタイルなんです。リビングダイニングがハイライト〜団らんと機能性を両立〜大星さん宅の最大のハイライトといえばこのリビングダイニングエリア。以前は大きなテーブルと大きめのソファにスペースの大半を占拠され、収納が無かったためにモノが溢れ居ていました。解決策として、あるべきものがあるべきところに自然と収納できるようにスペースを最大限活かした大収納を提案。自在にサイズが設定でき拡張できる収納システムIVERを壁際に設置し、更に小物入れやバスケットを併用することで使い易い収納システムを構築しています。テーブルとソファも収納位置との関係性やサイズ感を考慮し、元よりはサイズを小さくしたものの、居心地の良い空間を提供してくれる NORRAKERや KARSTADシリーズのものをチョイス。照明などを上手く組み合わせることで立体的な来空間演出を取り入れたそうです。衣装部屋から寝室に。リラックス空間を演出ご夫婦のベッドルームは以前は物置部屋だったのですが、今回の企画に合わせ、メインベッドルームへと変貌を遂げています。目指したテーマとしては、リラックス出来る空間を演出しつつも、元々あったモノを仕舞えるだけの収納を確保することでした。NORDLIシリーズのアイテムを中心に、ベッドやワードローブを展開。特に引き出し式のチェストはモジュール式となっているため、スペースに合わせた最適な組み合わせを考えて組み込まれています。また、ご主人の書斎スペースを小さいながらも確保している点もポイントです。初めての自分だけの部屋を理想そのままに構築〜長男部屋〜中学生に上がるという長男のために家族の寝室だった部屋を一人部屋にしています。お子さんにとっては初めての自分だけの部屋!ということでかなり張り切ってああしたい、こうしたい、という希望を挙げていたそうです。筆者もその気持ち、すごくよくわかります。初めての自分だけの城ってワクワクしますよね。その期待を裏切らないワクワク感満載のお部屋に仕上がったようです。特にブルーを基調としたオトナっぽいアレンジは長男君のコダワリポイント。そして使い勝手の良さそうな学習机周りのレイアウトとソファを置くというアイデアも新鮮です。そう、イケアならではの個性的な照明にも注目して欲しいですね。天井の高さを活かしてロフトベッド&学習机を設置〜長女部屋〜以前は共用子供部屋だったお部屋を、下の娘さんの一人部屋に変更したのがこちらのお部屋。ポイントは、この部屋のみ天井が高くなっている間取りを活かし、ロフトベッドを採用している点。しかも学習机や収納も付いた一体システム、STUVAを使っているのがミソ。ベッドの下に机と収納がレイアウトされたシステムで、机の向きや収納の構成などを変更できるのも嬉しい多機能システムなのです。加えて様々なタイプの収納を採用しているのも注目。ディバイダーとしうて使えるKALLAXやボックス収納タイプのDORONAなど、色々な方法で収納でき、また横使いも可能なので、部屋の模様替えなどにも対応できるのだそうです。お子様の成長に合わせて変化させることのできるアイテムを揃えています。ホームファニッシングを上手に活用すれば、よりライフスタイルが豊かになる家一軒まるごとイケア商品でホームファニッシングした今回の「おうちまるごとホームファニッシング」企画。全体のテイストはイケアお得意のスカンジナビアンモダンスタイルで統一しながらも、そのお部屋それぞれにマッチしたテイストや使い勝手を考慮して提案されたアイデアの数々は、ただ家具を売るだけではない、ライフスタイル全体をプロデュースするイケアならではのものでした。しっかりしたコンセプトを持つイケアの商品だからこそ、まるごと揃えた時にその良さがより実感できる。そんな感想を持ちました。実際、当選した大星さんご家族も統一感のある仕上がりには大満足のご様子でしたし、ホームファニッシングサービスそのものは通常の営業形態として受け付けているので興味のある方はHPを覗いてみては?Text:藤川経雄Photo:イケア/小久保直宣(LIMIA編集部)
2016年10月13日