2023年3月25日、お笑いコンビ『ウッチャンナンチャン』の南原清隆さんがInstagramを更新。「長女が結婚をしました」というひと言から始まるメッセージを投稿し、『長女』とのツーショットを公開しました。しかし、南原さんには息子さんしかいないはず。では、結婚した『長女』が一体誰なのかというと…それは、写真に写った人物を見れば分かるはずです。南原清隆、『長女』水卜麻美の結婚を祝福南原さんと一緒に笑顔で写っているのは、アナウンサーの水卜麻美(みうら・あさみ)さん!この日、俳優の中村倫也さんとの結婚を発表した水卜さんを、南原さんは祝福したのです。南原さんがMCを務める情報番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)で、かつて水卜さんはアシスタントとしておよそ6年半共演していました。共演歴が長く、そばで成長を見守ってきたからこそ、南原さんは水卜さんを実の娘のように思っているのでしょう。南原さんは水卜さんとの『家族写真風ショット』とともに、祝福の言葉をつづりました。自分の本当の気持ちを伝えるのが苦手で、責任感が人一倍強い。人見知りだけど、人の喜ぶ笑顔が大好き。涙は落としても食欲は落とさない。そんなこんなを全てわかってくれている素敵な旦那様。皆様、これからも娘をそして旦那様を変わらずに応援してもらえると嬉しいです。水卜ちゃん、結婚おめでとう!末永くお幸せに、、、nanchan_official_ーより引用※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 南原清隆 Nambara Kiyotaka(@nanchan_official_)がシェアした投稿 南原さんが贈った言葉からは、水卜さんに対する、人としての深い愛が伝わってきます。6年半もの間、ともに番組を作ってきたからこそ、水卜さんの強さや弱さ、そして努力家な一面をよく理解しているのでしょう。結婚した我が子に親が贈る言葉のような、温かみのある祝福のメッセージは、投稿を目にした人の心を打ちました。・なんて素敵なコメント!ナンチャンならではの祝福ですね。・ナンチャンは水卜さんのことをずっと見守っていたもんね。さすがは『お父さん』!・泣ける…。写真も、本物の親子のように見えてきた。結婚を報告する際、「みな様に笑顔になっていただける仕事ができますよう、支え合いながら精進していきたい」と、真面目な人柄が表れたコメントをした、水卜さん。きっと今後も、テレビを通してたくさんの人を元気にしてくれるのでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年03月26日お笑いコンビ『ウッチャンナンチャン』の南原清隆さんが、2022年12月8日に自身のInstagramを更新。相方である内村光良さんとのツーショット写真を公開し、反響を呼んでいます。南原清隆「同級生の内村さんと一緒」南原さんと内村さんは、同日に放送されたバラエティ番組『あなたは知ってる?知らない? 超レア映像遺産ショー ~日本テレビ70年の映像から大捜索!』(日本テレビ系)にて、MCを担当。2人が一緒にMCを担当するのは久しぶりだったとのことで、南原さんは、喜びのコメントをつづっていました。“同級生の内村さんと一緒”久しぶりに内村さんと番組MCをやりました。会う前ドキドキ会うと落ち着き終わるとあっという間来年はもっと一緒にお仕事できたらいいなぁnanchan_official_ーより引用南原さんは、内村さんとの共演がとても嬉しかったのでしょう。文章から、内村さんへの愛情が伝わってきますね!※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 南原清隆 Nambara Kiyotaka(@nanchan_official_)がシェアした投稿 公開されたツーショットは、8月に放送された同局の『24時間テレビ』で共演した際の写真。初めて2人で撮った宣材写真用のポーズで、優しい笑顔を見せています。投稿には、ファンからのコメントが多数寄せられていました。・最高のツーショットですね!・いい写真。来年はもっと、2人が一緒に仕事しているところを見られますように。・仲よしな2人。見ているだけで嬉しくなっちゃう!・なんていい写真なの!特に2枚目の写真が大好き。近年は、ソロ活動が中心となっている『ウッチャンナンチャン』の2人ですが、コンビでの活動にも期待したいですね。2人の信頼関係が伝わってくる、素敵なツーショットに心が温まります![文・構成/grape編集部]
2022年12月09日バラエティ番組でおなじみの顔、そして舞台では狂言や落語にも取り組んでいる南原清隆と、三谷幸喜作品の常連として知られ、近年は後進の育成にも精力的な近藤芳正。彼らが昨年、愛媛県の伝統ある劇場・内子座で披露した二人芝居『あんまと泥棒』が東京で復活。11月27日(金)より本多劇場にて開幕する。元は1951年にNHKのラジオドラマとして放送され、故中村勘三郎の希望で1966年に舞台化された本作。その物語は、泥棒の権太郎(近藤)が、あんま・秀の市(南原)の家へ押し入ったことから始まる。権太郎は、秀の市が高利貸しを営みながら小金を貯めていると聞きつけ金を出すように迫るが、秀の市はとぼけるばかり。やがて、ふたりは焼酎を飲みながら身の上話を始め……。2019年内子座公演より狂言や落語に加え、時代劇にも挑戦したかったという南原は「歌舞伎の演目にもなっているお話で、とにかく人間臭く愛すべきキャラクターのあんまと泥棒。本音と嘘、笑顔と泣き顔、おとぼけと怒り、見えるものと見えないものが織り成すお笑いと人情溢れるお芝居です。若手の時に立った思い入れのある本多劇場で江戸情緒を味わっていただけたら幸いです」とコメント。一方、近藤は「昨年は内子座でたった1日の2ステージだけという幻のような公演体験をさせていただきました。なので、どこかでまた演りたいなぁと思っていました。コロナが無ければ実現しなかった企画です」と明かす。また、脚色・演出を手掛ける倉持裕は昨年の公演に関して「江戸が舞台の人情喜劇は昔ながらの芝居小屋にぴったりで、近所に暮らす人々が誘い合って集まり、気楽に笑って過ごす……そんな風景に、芝居の原点に立ち返る思いがしました」と振り返る。さらに「劇場は、現実とは別の空気に浸れる場所です。今、特に東京では、観劇は気楽に出来ることではなくなってしまいましたが、『あんまと泥棒』は相変わらず現実のわずらわしい事を忘れさせてくれる芝居です」とも。したたかなあんまを演じる南原と、実は気のいい泥棒に扮する近藤。そこに倉持による笑いのセンスが絶妙に加味される舞台。ふたりの軽妙な会話のやりとりは、歌舞伎や狂言にも通じる空気を生み出し、普遍的な人情喜劇に仕上がっている。疲れた気持ちを解きほぐしてくれそうな舞台で、温かな笑いを堪能してほしい。文:伊藤由紀子M&Oplaysプロデュース『あんまと泥棒』脚本:村上元三脚色・演出:倉持裕出演:南原清隆近藤芳正2020年11月27日(金)~29日(日)会場:東京・本多劇場公式サイト
2020年11月26日2020年6月10日、お笑いコンビ『アンジャッシュ』の渡部建さんが、所属事務所を通して芸能活動の自粛を発表。複数の女性と不倫関係にあったことを一部週刊誌で報じられ、渡部さんは事実と認めています。渡部不在の『イジり』に対し、南原清隆が…同月16日、火曜レギュラーを務める渡部さんの活動自粛後初の放送を迎えた、バラエティ番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)。同じく火曜レギュラーであるお笑いコンビ『チョコプラネット』の長田庄平さんと松尾駿さんは、番組の特集VTR後に、スタジオでトークを展開しました。長田さんが「火曜日はちょっと食リポのポジションが空いちゃっているので…すみません募集中です!」と渡部さんの不在をそれとなく伝えると、メインMCの南原清隆さんは明るく笑い飛ばし、すかさず次のように発言しました。「栞里ちゃん大丈夫〜?」ヒルナンデス!ーより引用南原さんは、リモート出演をする佐藤栞里さんに、手を振りながら声をかけたのです。佐藤さんといえば同月13日放送のバラエティ番組『王様のブランチ』(TBS系)にて、渡部さん不在の中、番組への思いを涙ながらに語る姿が話題になりました。生放送中、涙ながらに謝罪した佐藤栞里そばにいた藤森慎吾の『対応』が話題にきっと南原さんは、その放送を目にしていたのでしょう。問いかけに「はい元気です!」と笑顔で答えた佐藤さんに、「栞里ちゃんが元気だったらもういいよそれで」と、安堵した様子でした。その後は渡部さんの話題に触れず、番組を進行した南原さん。『ヒルナンデス!』でも『王様のブランチ』でも渡部さんと深く関わっていた、佐藤さんへの配慮だったのかもしれません。放送を見ていた視聴者からは、南原さんの対応に称賛の声が上がっています。・栞里ちゃんを心配する南原さん、優しかったなぁ。・積極的に声をかけた南原さん、素敵です。栞里ちゃんも元気そうでよかった!・優しい声かけ。大騒ぎせず、このくらいに収めるのがちょうどいい。出演者を想う南原さんの発言は、視聴者の心をも解きほぐしてくれました。[文・構成/grape編集部]
2020年06月17日お笑いタレントの南原清隆(55)が5月4日、自身がMCをつとめる情報番組『ヒルナンデス』(日本テレビ系)に生出演。そのスタジオ内でのお茶目な立ち振る舞いがネット上で話題となっている。新型コロナウイルス感染拡大にともない、レギュラーメンバーはテレワーク対応。先月6日放送から、MCの南原だけがスタジオに出演している。南原がお馴染みとなっている奇妙かつ軽快なダンスをしながら、満面の笑みで登場した。番組では“おうちで楽しめるアートの達人SP”と題して、自宅で制作できる様々な芸術作品をVTRで紹介。その中で紹介されたケーキアート(ケーキでできた芸術作品)がスタジオに運び込まれると、スタジオで1人だった南原はCCDカメラを使った作品の撮影・試食・感想までを全て担当。小ボケを織り交ぜながら終始、テンション高く振舞っていた。そんなスタジオで南原が1人楽しそうに番組を進めている様子に、ネット上でも多くの反響が。“ナンチャン”がリアルタイムトレンドの1位にランクインし、こんな声が上がっていた。《ナンチャンぼっちの生放送を見て癒されているwww》《ナンチャン冒頭でダンスしたり、セットの中走り回ったり、食が細いのにたくさん試食してたり、とにかく楽しそう!!頑張ってーー》《最近のナンチャンは、スタジオに一人だからすごく頑張ってるのよ!スゲー明るく振る舞ってるのよ!!》外出自粛が求められる大型連休。同時間帯も新型コロナの感染拡大を懸念する報道が相次いでいる。そんななかでワイプ内のレギュラーメンバーたちとマイペースに番組進行する南原の姿に、“癒し”を感じる視聴者が多いようだ。《ヒルナンデスのナンチャンって負の感情がまったくない。コロナの話題もなくほのぼの見れていい感じw》《ひょうきんなオジさんが楽しそうに頑張ってる感じが実に和む》
2020年05月04日お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの南原清隆が、14日(19:00~20:54)に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『超ハマる!爆笑キャラパレードSP』で、"キャラネタ"に初参戦する。芸人たちがさまざまなキャラクターに扮してネタを披露していく同番組で、南原はレギュラー出演者として数々の"キャラネタ"を見てきたが、「一度キャラネタに挑戦してみたい」という希望が、新年1回目のスペシャルで実現。南原が披露するのは「世界に日本の"型"を広める館長・型形造(かたけいぞう)」だ。彼が、武道のあらゆる規範となる方式である"型"について、ゲストのリサ・ステッグマイヤーと型形造ならではの特殊な実況・解説をしていくというネタ。撮影は武道のプロと一緒に行われたが、緊張感と気合あふれる"型"の美しさを目の当たりにし、急きょ南原自身も、"型"を実践してみることになる。今回の放送では他にも、関根勤がイワイガワの井川修司とコラボして「アクションシーンへのこだわりが強すぎる大御所俳優・金剛寺拳」というキャラで登場。NEWSの増田貴久はANZEN漫才とともに「ジャニーズの男」という歌を披露したり、アンタッチャブルの柴田英嗣との動物園ロケにも。さらに、ハリウッド女優のミラ・ジョヴォヴィッチが、アルコ&ピースの平子祐希演じる意識高い系IT社長・瀬良明正と対談する。
2017年01月06日お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの南原清隆が、フジテレビ系大型バラエティ特番『FNS27時間テレビフェスティバル!』(7月23日18:30~24日21:24)のMCに参戦することが25日、明らかになった。同日放送された南原司会の『超ハマる!爆笑キャラパレード』で発表された。今年で30回目を迎える『27時間テレビ』は、MC陣がリレーでつないでいく形式で、南原は『爆笑キャラパレード』を率いて参戦することが決定。「27時間フェス実行委員会」のピース・綾部祐二が、南原を誘う形で発表された。このほかのMCは、相方の内村光良に加え、明石家さんま、中居正広、加藤綾子、ネプチューン、松岡茉優。さらにお昼の情報バラエティ『バイキング』から、坂上忍、雨上がり決死隊、おぎやはぎ、ブラックマヨネーズ、フットボールアワー、柳原可奈子、高橋真麻が務める。「27時間フェス実行委員会」としてはピースのほか、陣内智則、山崎弘也、オードリー、指原莉乃らが、MCをサポートし、フジテレビの佐野瑞樹アナ、永島優美アナ、宮司愛海アナの3人が進行を担当する。
2016年06月25日お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの南原清隆が12日、東京・台場のフジテレビで行われた同局系新バラエティ番組『超ハマる! 爆笑キャラパレード』(23日スタート、毎週土曜19:00~19:57)の初回収録後に取材に応じ、久々のフジでのレギュラーネタ番組に期待を示した。この番組は「キャラ芸」を持つ芸人たちが、"周りにいそうなキャラ"を次々に演じていくもので、新たなネタ番組に、南原は収録中から大喜び。取材中にも、アルコ&ピースの平子祐希演じる"入社式でやたらカマしてくる意識の高い系IT社長・瀬良明正"、ジャングルポケットの斉藤慎二演じる"全く売れてないのに演技論を熱く語りたがる劇団員・倉持"が登場したが、南原は彼らが去った後にそのキャラを突然マネをしだすなど、出演者たちの中で最もハマっている様子だった。一方で、「最近は、芸人さんがコントとかキャラクターとかがやれる場が少ない。フジテレビはそういうことに関してはもともと長けていた局なので、『こういうキャラクターがいるよね』というのを肯定する"人間賛歌"という風になればいいなと思います」と期待。その直後に、「その代わり情報とか、役に立つことは一切ありません。何にもありません!(笑)」と強調した。すでに単発で1回放送していることもあり、キャラを見つけ出すクセがついたのか、南原は観覧客に、オープニングにもかかわらず「眠気を拍手でごまかす人」を発見。あくびを噛み殺しながら、なんとかアクションと拍手の音で目を覚まそうとする姿が目に焼き付き、その後も注目していると、最後のネタで「バカ笑いしてました」といい、この観客もすっかりハマったようだ。同番組のレギュラーには、南原のほか、陣内智則、ピースの綾部祐二が出演。初回のゲストには、木村祐一、紗蘭、羽田美智子、バカリズム、増田貴久(NEWS)、柳原可奈子が出演し、進行は永島優美アナウンサーが担当する。
2016年04月12日●「森」を中心にしたコミュニティの作り方マンションの可能性や未来のマンションについて考える「ミライ×マンション×ミーティング」が26日、日本橋三井ホールで開催された。主催の三井不動産レジデンシャルは、未来のマンションやコミュニティをテーマに、2つのトークセッションと参加型ワークショップを実施。本レポートでは、コミュニティの形成と変遷などについて語られた各セッションの様子をお伝えする。○「都会の森に暮らす」 - サンシティのコミュニティ形成とは?SESSION 1の出演者は三井不動産レジデンシャル 代表取締役社長 藤林清隆氏、三井不動産レジデンシャルサービス 代表取締役社長 岩田龍郎氏、藤村龍至建築設計事務所代表 藤村龍至氏の3名。「未来の都市をマンションから考える」をテーマに、東京都板橋区のマンション「サンシティ」のコミュニティ形成例が紹介された。サンシティは、三井不動産レジデンシャルが1970年台に手がけたマンションで、森を囲むように建物が配置された物件だ。同社はここを「経年優化」のモデルケースと位置づけているという。藤林氏「サンシティのコンセプトは『東京人の新しいふるさとをつくる』です。故郷といえば『緑』というアイディアが出て、それならば『森』を作ろうということになりました。また、皆が集える共有施設や語り合いをする場所も故郷には必要だろうと考えた結果、森を中心に皆が自然と集まる『囲み型』の配置となったのです」住民が自然に交流する場所を作ることがスタート地点であったサンシティ。独特の形状は「ふるさと」を模したものであった。もう一つの特徴は、約40年が経過した現在まで続く活発なコミュニティ。住人同士の交流が活性化するきっかけは「植樹祭」だという。岩田氏「全体完工の際に一人一人が木を植える『植樹祭』を行いました。それにより『サンシティの森は私達の森で、私達自身が育てていくのだ』という意識が芽生えたと考えられます。これがコミュニティ醸成の大きなきっかけとなったのではないでしょうか?」植樹された木の数は約5万本、緑地は敷地の約4割にのぼる。自主的に管理を行うグリーンボランティア活動も継続的に行われ、森を中心としたコミュニティは着実に成長してきた。共有施設で実施されるクラブ活動には、周辺住人も参加。森、マンションを中心とした地域のコミュニティが形成されるまでになったのだ。○課題は主体性を生み出す「仕掛け」をどれだけ埋め込めるか藤村氏が「記念碑的なプロジェクト」と評価したサンシティは、自発的なコミュニティ活動が積み重なり現在に至る。まさしく「経年優化」という基本理念をそのまま体現した物件だ。最後に未来のマンションをつくるための「次なる課題」について説明がされた。藤林氏「住人の主体性を引き出すことが1番のポイントとなります。我々は主体性が生み出される『仕掛け』をどれだけ埋め込んでいけるかが勝負となります」岩田氏「『住まい』というハード面だけでなく、『暮らし』というソフト面も取り組む必要があります。住まいに対する愛着の積み重ねが『暮らし』につながるのです。また、どこで何が起こっているかという『コミュニティの見える化』の徹底も課題です。参加してもらうためには、まず住人の方に知ってもらわなくてはなりません」コミュニティがしっかりできているマンションは、地震など有事の際も安心感がある。その環境を作り上げるには、住人のコンセンサスも鍵となるとして、第1部は締めくくられた。●孤立化する子育て、マンションが救世主に?○マンション住まいの経験を元に、台本なしトーク!SESSION 2は「マンションの新しい捉え方」を台本なしで語り合うゆるめのトークセッション。発言者はena AMICE代表 蛯原英里さん、チームラボ代表 猪子寿之さん、issue+design代表 筧雄輔さんだ。まずはコミュニティの入り方について。3カ月の娘がいるという蛯原さんは「娘が成長したらマンション内のママ友コミュニティなどにに入りたいけど、どのタイミングで入ればいいかわからない。マンションでは皆さん知り合いと言うわけではないし…」と心配なのだという。悩みに対し、筧さんは「お隣さんと良い関係性を作って、そこから広げるのはどうでしょうか?」とアドバイス。お隣さんとコミュニケーションがとれるドアノブ掛けメモシートを紹介した。○孤立化する子育て、支援の鍵は「集合化」続いて話は子育ての孤立化に。本来、子育ては地縁型コミュニティに依存するものであったが、個人で行うべきという意識に変化しているという。猪子さん「人間は元々、集団で子育てを行う生き物です。それなのに今は1人で育てないといけないという風潮になっています。親個人の責任範囲が広くなっているんです」筧さん「子育てはいきなり始まります。お母さんは子供ができた瞬間、これまで所属していたコミュニティと分断されてしまう。移動が簡単にできないので、コミュニティ弱者になってしまうんです」子育ての孤立化対策について、猪子さんは同じ価値観を共有する人が集合することが1つの解決策になるのでは? と提案した。猪子さん「本当はもうちょっと子供を集団で育てられるような環境がいいんですよね。孤立化を解決するには、子供が生まれた人が集まるコミュニティを作ってしまうのも一案です。子育てはコミュニティを必要とするものですから。もしそういう場所ができたら、極論24時間放置できるんですよね」子育て世代だけでなくシニア層など、同じ意識を共有する人が集団となって子育てをする。マンションはそれを実現するための「ハード」となりうるのではないかと訳だ。蛯原さん「田舎では世代間交流がたくさんあったのですが、都市部のマンションに住んでいると少ないんです。同じマンションのシニアの方と、ほとんど接触がなかったりとか…。私は祖父母にいろいろと教えてもらったので、娘にも同じ体験をさせてあげたいですね。せっかく近くに住んでいるので、温かい交流があるとうれしいです」セッションは他にもお下がりや感情の共有、人類の歴史まで話が及び、45分間はあっという間に過ぎ去った。○理事会委員として「理想のマンション」を考えるSESSION 3は参加型ワークショップの「ミライ・マンション・ミーティング」。参加者はマンションの理事会委として、「未来のマンション」について語り合った。都心に住む人の約5割はマンション住まいという現代。マンションが変わると、人々の暮らしにも大きな変化が起こるに違いない。東日本大震災以降、多くの人が意識するようになった「人と人とのつながり」「コミュニティ」は、変革のキーワードだ。同イベントは未来のマンションの可能性を提示したものだったと言えるだろう。
2014年11月28日