「彼が結婚を渋る…」というのは適齢期の男女間でとても多い悩みですが、明確な期間が分からないのではいつまでもズルズル付き合うことになります。女性は自分の年齢を考慮して、待っていられる時間を逆算してしまうものです。結婚を待たせているような男なら、別れてしまうことがいいのかは悩みどころですよね。そこで、結婚までの期間を明確にしない彼との今後について、どうするといいのかを紹介していきます。①すっぱり別れる結婚を渋る男はいつまでたっても結婚しないと考え、別れるというのはひとつのいい選択肢です。長く付き合っているとなかなか踏ん切りがつきませんが、そのままズルズルいくとどんどん結婚が遅くなる可能性も否めません。しかし、別れる前にもう一度結婚について、聞いてみるといいでしょう。女性のことを大切に思っているのであれば、別れるよりは結婚をするという男性もいるものです。②期限を設ける結婚までの期間を明確にしていないのであれば、期限を設けるといいでしょう。期限までに結婚しないのであれば、別れるという約束をするのです。期限は短い方がいいかもしれません。長すぎると約束がおざなりになってしまうからです。1か月か長くても3か月くらいがいいでしょう。期限までに結婚の準備をしないようなら本当に別れた方がいいです。③外堀を埋める結婚を渋るようなら、結婚をするように外堀埋めるという方法もあります。両親とタッグを組んだり、友達の助けを借りたりして、結婚に向かうように仕向けるのです。彼の気持ちを変えるのは難しいかもしれませんが、結婚が具体的になることで気持ちが固まる可能性もあります。結婚を渋るからといって、別れるのは簡単です。別れる前にできる限りのことをしてみてもいいのではないでしょうか。別れてしまったら、結婚までの道のりは少し遠くなります。彼のことが本当に好きなのであれば、試行錯誤をしても結婚したいと思わせることが大事なことなのかもしれません。
2018年02月25日巨匠クリント・イーストウッド監督の最新作にして新境地となった映画『15時17分、パリ行き』から、主演デビューを飾った3人が運命の列車に乗るまでの軌跡を綴る場面写真が、いち早くシネマカフェに到着した。2015年8月21日にパリ行きの特急列車内起きた無差別テロ襲撃事件を基に、テロの“真実”に迫っていく本作。徹底したリアルを追及するため、実際に武装した犯人に立ち向かった3人の若者をそれぞれ本人が演じるという、ハリウッド映画史上前代未聞の試みに挑み、大きな話題となっている。このほど公開された場面写真は、事件当時学生だったアンソニー・サドラー、オレゴン州州兵のアレク・スカラトス、そして米空軍上等空兵のスペンサー・ストーンの3人がパリへ向かうため、特急タリス号へ乗り込むまでに訪れたヨーロッパ各地の観光シーン。劇中ではローマ、ヴェネチア、ベルリン、アムステルダムの定番の観光名所を訪れ、タリスに乗るまでの旅の軌跡が丁寧に描かれている。休暇が偶然に重なり、ヨーロッパを旅行することになった彼らの旅は、イタリア・ローマからスタート。スペンサーとアンソニーはホステルの前で待ち合わせ久しぶりの再会を喜ぶ様子や、コロッセウムやトレヴィの泉などローマの名所旧跡をめぐり楽しむ、ごく普通の若者の姿が写し出されている。ローマを後にして次に向かったのは、水の都ヴェネチア。水上バスで2人はリサという美しい女性に出会い、すっかり打ち解けた彼らは、リサと一緒にヴェネチアを散策。微笑ましい3ショットも到着。続いてアレクと合流するために、2人はドイツ・ベルリンへ。レンタサイクルでヒトラーが死んだとされる場所を訪れた後、バーで初老のミュージシャンと出会い、若い美女がたくさんいる「アムステルダムはサイコーだから、絶対に行くべきだ!」と強く勧められ、アレクと合流したスペンサーとアンソニーは、オランダ・アムステルダムへと向かう。そしてクラブでハメを外した二日酔いの朝、3人がレストランで次の目的地を相談する様子を捉えた場面写真。アンソニーはアムステルダムでの延泊を希望するが、「パリを見てみたい」というスペンサーの強い希望で、3人は2015年8月21日15時17分、パリ行きの特急タリス号に乗ることになる――。『15時17分、パリ行き』は3月1日(木)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月08日巨匠クリント・イーストウッド監督最新作『15時17分、パリ行き』のワールドプレミアが行われ、イーストウッド監督をはじめ主要キャストらが登壇した。世界のメディアの中心地、カリフォルニア州バーバンクにあるワーナーブラザーススタジオにて行われた本作のワールドプレミアには、一般客を呼ばない厳戒態勢のなか、各地から多くのメディアが集結。主要キャストのほかにも、今回はイーストウッド監督の息子で俳優のスコット・イーストウッド、娘でモデルのフランチェスカ・イーストウッドも公開をお祝いしに登場。普段はインタビューにあまり答えないスコット・イーストウッドは、カメラに気付くと「話はお父さんに聞いて!」とコメント。さらに、サプライズで監督の大ファンのアーノルド・シュワルツェネッガーも駆け付けていた。イーストウッド監督が日本のカメラに気付くと、「是非、映画を楽しんで観てもらいたいね。これまで色んな場所で映画を作ってきたけど日本を舞台にした作品(『硫黄島からの手紙』)もあるよね。本作はいままでとは違う手法を取っている。今日は嬉しいよ」と日本のファンへメッセージ。また映画化しようと思った理由については、「大きな英雄劇で、すべて真実(リアル)だし、信念もあるし、我々が知らないことがたくさんあって是非皆が知るべきだと思ったから」と明かしていた。そして、“当事者主演“という大胆な演出で新境地を切り開いたことでも話題の本作。主演を務めたアンソニー・サドラー、スペンサー・ストーン、アレク・スカラトスは、今回黒のスーツに身を包み登場。レッドカーペットをとても楽しんでいる様子だったが、日本へのコメントを求められると、真剣な表情で「国とか文化の違いは関係ありません。日本の皆さんも、この映画のインスピレーションを共有してもらえれば嬉しいです」(アンソニー)、「我々は国も背景も様々異なりますが、感じることは同じだと思います」(スペンサー)、「僕の兄弟がいま日本にいるんです。だから映画館で僕みたいな人を見つけたら、彼だと思ってください(笑)」(アレク)とそれぞれ語り、また3人そろって「こんにちは、ジャパン!映画楽しんでくださいね!」とメッセージを寄せてくれた。『15時17分、パリ行き』は3月1日(木)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月06日巨匠クリント・イーストウッド監督が現実に起きた無差別殺傷テロ事件を基に描く『15時17分、パリ行き』。事件の当事者が本人役で出演する前代未聞のキャスティングで話題を呼ぶ本作の、予告映像と監督コメントが到着した。今回解禁された予告編は、2015年8月21日、554人の乗客を乗せてアムステルダムを出発した高速国際鉄道タリスがパリに向かって走る様子を映し出す。車内には、ヨーロッパ旅行中の幼馴染の3人の若者たち、アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーン。だが、すぐに尋常ではない様子を感じ取った3人。そして、銃を手にした犯人が乗客たちの車両へと歩みを進める緊迫する車内の空気と重ねて、テロに立ち向かった3人の若者の生い立ちが綴られていく。「自分の過去をふり返ると、何を優先して生きてきたかがわかる」と励ます声に重なり、軍隊に入隊し厳しい訓練に励む青年、幼き日にベッドに身を託して祈りをささげる少年、学校でイジメに遭い、ふて腐れながらロッカーに八つ当たりする少年や、いつも温かく見守ってくれた母のハグなど、誰でも共感できる彼らの成長の葛藤が映し出される。やがて、それぞれの試練を抱えながらも成長した3人の幼なじみは再会し、つかの間の休暇を取る。ヨーロッパでの再会のハンドシェイクは、かつて森を駆けた時に交わした少年時代と同じだ。米空軍兵スペンサーは「自分でもわからないけど、運命に押されている気がする」と、学生生活を送るアンソニーに語る。その後、若者たちが運命の時を迎える瞬間を描いた映像には、思わず胸が熱くなり、本編への期待は高まるばかりだ。また、今回、現実に起きた事件の当事者を本人役で登場させるという前代未聞の試みを成し遂げたイーストウッド監督から、自信に満ちたコメントが到着している。クリント・イーストウッド監督 コメントこの映画はごく普通の人々に捧げた物語です。彼らは旅行中の青年で、テロリストが電車に乗り込んできた時にとっさにアクションを起こしたのです。テロリストは300発近くの弾丸と銃を持っていました。悪事を企んでいたことは明白です。私は、数多くの素晴らしい俳優たちと出会ってきました。おそらく彼らを起用したとしても素晴らしい仕事をしてくれたでしょう。しかし私は、この3人の若者たち自身に演じてもらうことこそ、もしかすると面白い試みなのでは?と思い始めました。私は彼らと共に、事件が起こった全く同じ場所で撮影を行いました。彼らは熱意をもって挑戦し、私たちは彼らを受け入れました。きっと映画を観れば、驚いてくれると思います。3人のどこにでもいる普通の若者たちが、あの事件を体験した他の人々とともに、あの場所を再び訪れるという体験は、彼らにとっても心の浄化になったのではないかと思っています。87歳を迎えてもなお、現役の監督として新たなる挑戦を続けるイーストウッド監督の最新作。いまを生きる全ての人々に捧げられた物語を、まずはこの予告編から確かめてみて。『15時17分、パリ行き』は3月1日(木)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年01月01日クリント・イーストウッド監督最新作、映画『15時17分、パリ行き』が、2018年3月1日(木)より全国の劇場で公開される。無差別テロ事件を描く実話『許されざる者』『ミニオンダラー・ベイビー』で2度のアカデミー賞作品賞と監督賞を受賞、近年では『アメリカン・スナイパー』『ハドソン川の奇跡』と、真のヒーローの真実を巧みに描いてきた巨匠クリント・イーストウッド。そんな彼の最新作となる『15時17分、パリ行き』は、監督史上最短となる94分の上映時間だ。本作では、アムステルダム発・パリ行きの特急列車内で起きたイスラム過激派による無差別テロ「タリス銃乱射事件」の現場に偶然居合わせ、命を捨てる覚悟で犯人に立ち向かった3人の若きアメリカ人を描く実話を描く。主演は“当事者本人”、究極のリアリティでテロリズムの真実に迫る作品の最大の特徴は、テロ事件に居合わせた主演3人を、それぞれ当事者本人が演じたということだ。『ハドソン川の奇跡』でも実際の現場にいた人々をエキストラとしたが、今回はよりリアリティにこだわり、主演3人をはじめ、乗客として当時列車に居合わせた乗客役も当事者たちに出演を依頼。撮影も実際に事件が起きた場所で行うなど、ハリウッド映画史上前代未聞の試みに挑戦した。ヨーロッパを旅行中だった彼らー米空軍兵スペンサー・ストーン(23)、オレゴン州兵のアレク・スカラトス(22)、彼らの友人の大学生アンドニー・サドラー(23)ーは、なぜ勇気ある行動を起こせたのか?ごく普通の人々が起こした奇跡を、事実に基づくストーリーと徹底的なリアリティで描く人間ドラマとなっている。クリント・イーストウッド「この映画はごく普通の人々に捧げた物語」「マンチェスター・アリーナ会場テロ事件」など、2017年に世界で起きたテロ事件は114件にのぼる。イーストウッド監督は「数多くの俳優たちと会ったが、実際の体験者に演じてもらうことが面白い試みだと思った。彼らはやる気になってくれて、天性の才能を発揮し、事件当時の再現でカタルシスも得られた」とし、テロを経験した当事者たちの心情に寄り添いながらも、「これは実際に彼らが体験した物語だ。真実なんだ」と強調している。いつ、どこで、誰もがテロに直面してもおかしくない今こそ受け止めるべき、イーストウッドによる“今を生きる全ての人々に捧ぐ物語”だ。あらすじ2015年8月21日、乗客554人を乗せたアムステルダム発パリ行きの高速列車タリスが発車した。フランス国境内へ入ったのち、突如イスラム過激派の男が自動小銃を発砲。乗務員は乗務員室に逃げ込み、500名以上の乗客全員が恐怖に怯える中、ヨーロッパを旅行中だった幼馴染3人の若者が犯人に立ち向かった――。作品情報映画『15時17分、パリ行き』公開日:2018年3月1日(木)原題:『THE 15:17 TO PARIS』監督:クリント・イーストウッド(『アメリカン・スナイパー』『硫黄島からの手紙』『ハドソン川の奇跡』)脚本:ドロシー・ブリスカル出演:アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーン原作:アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーン、そしてジェフリー・E・スターン著の「The 15:17 to Paris: The True Story of a Terrorist, a Train and Three American Heroes」©2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT INC.
2017年12月17日「正直、今日が最後という実感が全然なくって。この間の最後のライブも、あっさりしたものでしたし」 そう語るのは、ハリウッド進出を目指し、アメリカ行きを宣言しているお笑いコンビ・ピースの綾部祐二(39)。4月2日放送のスポーツ番組『追跡LIVE! SPORTSウォッチャー』(テレビ東京系)に、相方の又吉直樹(36)とともに、コンビとして活動休止前最後の生放送。番組の最後に、「アメリカ行き、大きなプレッシャーがあるかと思いますが、相方として心から応援しています」と又吉が手紙を読み上げると、綾部は目に涙を浮かべた。 この出演直前に本誌インタビューに応じてくれた綾部。彼はふだんとあまり変わらないと平常心を口にしつつも、「僕、めっちゃ涙もろいんです」と語っていた。相方の温かい言葉が胸に響いたのだろう。 昨年10月、今年4月からの渡米計画を発表して話題に。その後もコンビ活動を続けてきたが、4月が近づくにつれ、「いったい綾部はいつ渡米するのか?」という周囲の声も日に日に増えてきた。 「『4月に行きます』と宣言しているのだから、『まだ行かないの?』って言わないでほしいですよね(笑)。今日までは渡米のことよりも目の前の仕事に集中してきたので、明日からフル稼働です。とにかく、ビザ取得を最優先に動き始めて。現時点で決まっているのは、4月30日でいま借りている部屋の契約が切れて、住むところがなくなるということ。それだけです」 ニューヨークはマンハッタンに住み、カフェでアルバイトをするところからアメリカ生活を始めたいと、綾部は今年初めの本誌インタビューで語っている。 「行ってみないとわからないですね。未知の世界に突入していく感じ。まわりからは『貯金あるの?』とか金銭面の心配をされますが、僕にとって不安は収入よりも言葉です。まったく英語ができないので。『私は日本のコメディアンです』という英文をサッと書くこともできないんですから。この英語力で米国生活なんて無謀すぎる、って言われますよ」 それでも挑戦したいのは、公言してきた夢のためだ。 「レッドカーペットを歩きたいという夢は変わっていません。ただ、役者としてでなくてもいい。コメディアンとしてでも、料理人としてでも、何らかの役でハリウッド映画に出られたら本望なんです。『いったい、自分がアメリカで何ができるのか?』、それを探す旅だと思っていて。大富豪と結婚して、奥さんのコネや力でレッドカーペットを歩けたとしてもいいじゃないですか。僕は、物事というのはすべてあらかじめ決まっている、という考えで生きてきたんですよ。人生に偶然はなくて、すべて台本どおりに進んでいる。だから、このアメリカ行きも台本に書かれたシーンの一つで、僕の運命だと思っています。結局、アメリカに行けなかったら、謝罪会見を開くかもしれない。それだって、台本にそういうシーンがあったということ。じつは、渡米を発表したとき、『レギュラー番組9本を捨てて』って報じられて驚きました。『あっ、そうか!』と、逆にそれまで気づかなかったことにビックリ。収入激減とか、まったく考えたこともなかったですから」 不安を数え上げたらきりがない。それでも彼の挑戦に対する決意は揺るがない。 「50、60歳になったときに、『40歳のとき、アメリカに挑戦してよかった』って思えたらいいなぁ。僕ら芸人は、笑ってくださる人がいて成り立つものなので、こうしてエンタテインメントの世界で18年間やってこられたことを感謝しています。今回のアメリカ行きは失敗するかもしれないし、成功するかもしれない。でも、何らかの形で夢を実現させられるように頑張ります。そして、いつかまた、みなさんに笑っていただける日が来るように。それまで何となく頭の片隅に、『そういえば、ピースの綾部っていたよね?』と思っていていただければうれしい。とにかく、いったん忘れられる覚悟で頑張ってきます!」
2017年04月13日4月になり、入園や入学、進級など子どもたちも新しい環境での生活が始まると、ママと離れられなかったり、新しい環境に緊張してしまったりで「園や学校に行きたくない」という行き渋りが多くなります。だからといって行かせないわけにもいかないし、頭ごなしに叱ってしまっては逆効果。園や学校に楽しく通えるように、子どもの不安をうまく和らげてあげましょう。■子どもに不安な顔を見せない保育園や幼稚園に入って、初めてパパやママと過ごすことになる子どもの場合、「行きたくない」と泣いたりグズったりしてしまうのはよくあること。朝の忙しいときに泣かれてしまうと、ママも困ってしまいますよね。でも、ここで不安な顔を見せるのはNG。とくに登園前は笑顔を絶やさないように意識して、子どもを安心させてあげるようにしましょう。「今日のお弁当は大好きなハンバーグだよ」「今日は○○あそびがあるよ」など、その日園に行くのが楽しみになるような声掛けをするのも◎。「元気に帰ってきたら、おやつは○○だよ」といったお楽しみを作ってあげるのもよいでしょう。■連れて行くと決めたら心を鬼に「園に行きたくない」という理由が、体調不良やお友だちとのケンカなどハッキリしている場合は、その問題に対して働きかける必要があります。具合が悪いなら無理せず休ませたほうがいいですし、お友だちとのトラブルは仲直りのサポートをしてあげたいですよね。そうではなく「何となく不安」「ママと離れたくない」といった場合は、とにかく連れて行ってしまいましょう。そして、園で先生に子どもを預けたら、すぐに立ち去るのがポイントです。ママの姿がいつまでも見えていると、子どももなかなかさびしい気持ちがおさまりません。ここは心を鬼にして、あとは先生にお任せしましょう。登園するまでは大泣きしていても、ママの姿が見えなくなると楽しく遊び出す、なんてことも案外多いようですよ。■「行きたくない理由」を問いたださない卒園して小学生になると、子どもを取り巻く環境は、また大きく変わります。新しいお友達や先生、学校の雰囲気に、不安を感じることも多いものです。入学後、「学校に行きたくない」と子どもが言い出したとき、ついやってしまうのが「どうして行きたくないの」と理由を問いただしてしまうこと。でも、大きくなったとはいえまだ小学1年生です。不安な気持ちをうまく言葉にすることができず、「行きたくないから行きたくないんだ!」ということになってしまいます。行き渋りが朝だけの場合は、ママが一緒に通学するのもひとつの方法です。学校に相談すれば、教室まで付き添うことも可能なケースも。時間をかけて段階的に、教室まで、校門まで、通学路の途中まで…というように、別れるタイミングを早めていきましょう。行きたくないからといって学校を休ませてしまうと、子どもが「嫌なら行かなくてもいいんだ」と思ってしまい、休んだ分ますます学校になじめない…といった悪循環になることも。どうしても不安が強い場合は、「家の都合で早退」「病院に行くから遅刻」というように、あくまで親の都合ということにして、学校にいる時間を少なくしてみては。通園・通学の行き渋りは、入園や入学後だけでなく、夏休みなどの長期休暇のあとにも起こりやすいようです。新しい環境が不安になるのは大人も子どもも同じ。心配な気持ちをぐっとこらえて、楽しく園&学校生活が送れるようにサポートしてあげてくださいね。
2016年04月04日皆さんは海外旅行に行ったことがありますか?海外旅行の経験がある人はご存知だと思いますが、飛行機で同じ区間を往復する場合、行きと帰りでは飛行時間が異なりますね。たとえば、東京~ニューヨーク間を往復する場合だと行き(東京⇒ニューヨーク)の方が、また東京~パリ間を往復する場合だと帰り(パリ⇒東京)の方が短い時間で目的地まで到着します。でも、このようなことが起こるのは一体なぜでしょうか。■ 飛行機と偏西風との関係日本の上空付近には、西から東に向かっていつも風が吹いています。この風を「偏西風(へんせいふう)」と呼びますが、この影響により、飛行機が東から西へ向かうときはこの偏西風が向かい風となるため、西から東へ向かうときよりも長い時間がかかってしまうわけです。ところで、この「偏西風」という言葉。これまでに聞いたことがある人も多いと思います。でも、なぜ日本の上空には常時このような偏西風が吹いているのでしょう。実は、偏西風というのは地球の自転の影響を受けている風なのです。■ 北半球における空気の流れ偏西風が起きる理由を説明するにあたり、まず北半球全体の空気の流れを整理しておきたいと思います。まず赤道付近で暖められた空気はしだいに上昇を始めます。すると、今度は地球全体の温度をなるべく均一に保とうとし、寒い北極へ向かって移動します。しかし、北へ向かうにつれて上空の気温は下がりはじめ、この空気は冷やされるため、やがて体積は小さく、密度は高くなっていきます。そして、北緯20~30度付近の「亜熱帯高圧帯(中緯度高圧帯)」と呼ばれるエリアまで達すると、今度はその重みで下降を始めます。そのため、亜熱帯高圧帯では、下降した空気が北極方向と赤道方向に向かってそれぞれ吹き出していきます。このとき北極方向に向かって吹く風を「偏西風」、赤道方向に向かって吹く風を「貿易風」と言います。■ 偏西風が生まれる仕組み上で説明したような空気の流れだけでは、単に南から北へ吹くだけになり「偏西風」とは言えませんが、ここでさらに地球の自転の力が加わります。仮定として、赤道から真北へ向かって物体を発射したとします。するとこのとき、その物体は北向きの速度と同時に、自転に合わせた西から東への速度も持っていることになります。地球は球体であることから、北に向かうにつれて、その緯度における自転速度は小さくなります。しかし、この物体が持つ西から東への速度は小さくならないため、地球の自転速度よりも先に(東に)進んでいきます。その結果、真北へ向かったはずなのに、少しずつ真北よりも東へ逸れていくことになります。この見えない力を「コリオリの力」と呼びます。コリオリの力は、北半球では右に向かって働くため、北から南に向かうときには西向きに、南から北へ向かうときには東向きの力となります。つまり、南から北へ向かって吹く風は、東向きに力を受けることで、しだいに西から東へ吹く(西よりの)偏西風へと変わっていくわけです。■ コリオリの力を体感しようコリオリの力は地球の自転に限ったものではなく、回転しているすべての物体に働く力ですので、もっと簡単に体感することもできます。まず、1kg程度のおもり(身近にあるカバンやお砂糖などで十分です)を用意してみてください。それを両手で持ったまま、フィギュアスケートの選手のように、その場でグルグルと回転しながら、さらにその状態で前にゆっくりと腕を伸ばしたり縮めたりしてみてください。するとどうでしょう。左回りに回転しているとすると、腕を伸ばしたときには右向きに、縮めたときには左向きに力を受けるような感じがしませんか?(自分が右向きに回転しているときはこの逆になります。)それこそが「コリオリの力」なのです。■ まとめ今回は、飛行機に乗ったときの飛行時間の違いについて考えてきました。上空を飛ぶことによって、飛行機は偏西風の影響を受けますが、その偏西風が地球の自転とも深く関係していることをお分かりいただけたでしょうか。偏西風の影響を考えると、ニューヨークとパリに寄る世界一周旅行を計画するときには、東京⇒ニューヨーク⇒パリ⇒東京の順に移動した方が楽チンだということになりますね。(文/TERA)■ 著者プロフィールTERA。小さい頃から自然科学に関心があり、それが高じて科学館の展示の解説員を務めた経験も持つ。現在は、天文に関するアプリケーションの作成や、科学系を中心としたコラムを執筆している。
2012年11月11日