サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者が苦手とする「インサイドを使って相手を交わすことができない」を克服するトレーニングをご紹介します。試合の中で、相手選手がボールを奪いにきたときにに足の内側=インサイドを使って方向を変えて相手を交わすことができると、ボールを前に運ぶことができます。しかし、サッカーを始めたばかりの初心者にはしっかり「インサイド」を使ってボールをキープしながら相手を交わすことが難しいもの。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、相手にボールを取られないタイミングや距離感が身につき、試合中相手がボールを取りに来てもインサイドを使って交わせるようになります。【やり方】1.親、子それぞれの足元に2つのゴールに見立てた目印を置く。また、数メートル先にドリブルで回るときの目印を一つ置く2.インサイド(足の内側)でボールを触りながら足元の目印を1周し、2つのゴールのどちらかを目指す3.親はDF役になってボールを奪いに行く4.子どもは親が足を延ばしても届かないタイミングでインサイドを使って方向転換する【トレーニングのポイント】・相手と近すぎるとぶつかってしまうので、しっかり距離感を意識・相手との距離感を図りながら、相手がとりに来たところで方向を変える・相手が足を出してきても届かないタイミングで方向転換・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年05月26日多くの人が直面する親の介護問題。時間だけではなく、お金までかかったらたまったものではない。親の介護のコツは親のお金で行うこと。専門家が解説するーー。「“人生100年時代”といわれています。親の介護期間が長くなれば、そのぶん介護費用の負担も増加します。子どもが親の介護で苦しまないためにも、原則“親の介護は親のお金を使う”と決めておくことです。そうすれば、介護破綻を防ぐことにつながります」こう語るのは、『親の介護で自滅しない選択』(日本経済新聞出版)の著者で、介護・暮らしジャーナリストの太田差惠子さん。「2021年度 生命保険に関する全国実態調査」(生命保険文化センター)によると、在宅介護にかかる自己負担額は、月平均で4万8,000円。施設介護の場合だと、月平均12万2,000円もかかるという。また、同調査における介護期間の平均は5年1カ月。全体の17.6%の人が「10年以上」介護をしているというから、長期化のリスクにも備えなければならない。「親の介護費用を過度に負担したことで、子どもの教育費などにも影響を及ぼし、夫婦関係がギクシャクしてしまうケースも少なくありません」(太田さん・以下同)そこで太田さんに、世話をする子どもが損をせずに、親のお金で介護費を確保するための5ステップを指南してもらった。【1】親の財産を把握する「介護費用というのは、“いくらかかるかではなく、いくらかけられるか”が大事。そのためには、親の懐ろ事情を事前に知っておくことがとても重要となってきます」(太田さん・以下同)そもそも、親がどれだけお金を持っているか。ほとんどの子どもは知らないという。「親の年金額、預貯金、株、不動産、どのような保険に加入しているか、さらに借金の有無などを知っておくことで、どんな介護ができるか見えてきます」別居している子どもの場合、親が住民税課税世帯か非課税世帯なのかさえ、把握していないケースが多いそうだ。「もし非課税世帯であれば、医療費や介護費などの負担が軽減されます。ぜひ、親が元気なうちに財産の状況を聞いておきたいですね」しかし、普段からコミュニケーションが取れている親子なら聞きやすいが、そうでない親子も多い。子どもから突然お金のことを聞かれたら、怒りだしたり、戸惑ったりする親もいるだろう。「保険の話をきっかけにするのが有効です。たとえば、“私、〇〇という保険に入ったんだけど、お父さん(お母さん)はどんな保険に入っているの?”と聞いてみる。自分の情報を開示しながら、話を切り出せば、会話がスムーズになります。話の流れで、徐々に年金や預貯金の話に広げていく」また、親の確定申告を代わりにやることで、通帳や保険内容などをチェックすることもできる。もちろん、親に介護のことが心配だからと伝えて、ダイレクトに聞いてみるのも手だ。月々の年金額も含めた親の懐ろ事情が把握できたら、月にどれだけ介護に対してお金を使えるか、見えてくる。【2】代理人カードを作る要介護状態になれば、親は気軽に銀行に行けなくなるだろう。買い物や公共料金の支払いなど、日々の細かい支払いを肩代わりしているうちに、大きな負担になってしまうことも。「年金が振り込まれる親の口座のキャッシュカードをもう1枚作りましょう。これは本人以外の親族でもお金を引き出せる『代理人カード』と呼ばれるもので、多くの金融機関が対応しています。ただし、口座名義人が申請して作るものなので、親と相談したうえで、親が元気なうちに金融機関に同行して作っておきましょう」親のために使うお金は、親の口座から引き出したもので払おう。【3】「預かり金」の活用を検討する親からまとまったお金を預けてもらう方法もある。「たとえば、親の定期預金500万円を解約して、将来介護費用として使用するための“預かり金”として、新たに子ども名義の口座を作ります。その際、親子間で“覚書”を交わす。預かり金であれば、贈与税はかかりません。介護が始まったら、その口座から費用を出金する。親が亡くなった時点で残金があれば、そのお金は相続財産となります」相続や税金のトラブルを防ぐためにも、介護にかかった費用の明細と領収書は必ず残しておこう。【4】任意後見人契約を検討する本人に代わって財産管理や介護契約などを行うことができる「成年後見制度」というものがある。「この制度は、裁判所が後見人を選任する『法定後見』と、本人(親)が成年後見人を指名して契約する『任意後見』に分類されます。後者の『任意後見』は本人の意思によって決めることができるので、親が子どもを指名できます」親が元気なうちに、任意後見契約を結んでおけば、将来的に認知症になってからの財産管理や契約などをスムーズに行える。一方、「法定後見」の場合は、親の判断能力が低下したときに、成年後見人が必要と感じた親族らが申し立てを行って、裁判所が後見人を選任する。「必ずしも配偶者や子どもが後見人になれるわけではなく、面識のない弁護士や司法書士といった第三者がなるケースが多いようです」親の口座から介護費用を引き出したい場合でも、第三者の後見人にいちいちお願いして判断を仰がないといけなくなるという……。【5】地域包括支援センターに事前に話を聞く最後は、親が要介護になっても慌てないための情報収集!「はじめて介護をすることになると、不安や疑問、わからないことだらけです。各自治体には高齢者とその家族が気軽に無料で相談できる『地域包括支援センター』を設置しています。事前に親の住む地域にあるセンターに連絡して、親が要介護になったら“どんな介護サービスを利用できるか”“費用の軽減制度は?”など、介護に関するさまざまな情報をリサーチしておく。そうするといざ介護となっても慌てずに準備できます」長期化する介護期間を乗り切るためにも、親の介護は親のお金で賄う時代なのである。
2022年05月20日大人気マンガシリーズ、今回はニッケンマガジン(@nikken_magazine)さんの投稿をご紹介! 「製造業あるある」です。未経験でも挑戦することが出来る製造業。そんな製造業には、いろいろな人がいて…?製造業で働いている人は…出典:instagram例えばこの人出典:instagram前職は…?出典:instagramこの女の人は…出典:instagramなんと…出典:instagram最後は…出典:instagramまさかの…?出典:instagramいろんな人がいる…!!出典:instagram製造業は、前職が様々ですね…!どうして製造業に転職をしたのかが、気になります!次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@nikken_magazine)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年05月20日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者が苦手とする「アウトサイドを使って上手にドリブルができない」を克服するトレーニングをご紹介します。試合の中で、インサイドキックとともによく使う「アウトサイド」。足の外側を使って方向転換する時や相手を交わす時に使うキックです。アウトサイドを使ったボールコントロールはサッカーの基本技術の一つ。しかし、サッカーを始めたばかりの初心者にはしっかり「アイトサイド」にミートして狙った所に蹴ることが難しいもの。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、アウトサイドを使ったドリブルが上手にできるようになります。【やり方】1.親、子それぞれの足元と、親子の中間地点に目印を置く2.アウトサイド(足の内側)でボールを触りながら足元の目印を1周する3.慣れたら親子でスピードを競争4.さらに慣れてきたら足元の目印を回ってから中間地点の目印までドリブルする速さを競うなど難易度をあげるほかにも、利き足だけでなく両足ともできるように挑戦してみたり、足元の目印を回ったあと親子の中間地点の目印をゴールに見立ててシュートしてみるなどアレンジして楽しんでください。【トレーニングのポイント】・ボールは足の小指のあたりで触る・軸足を外側に置く・目印を回るときは細かいタッチでまわる・慣れてきたら素早くドリブルして止まる・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年05月19日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者が苦手とする「インサイドを使って上手にドリブルができない」を克服するトレーニングをご紹介します。試合の中で、相手を交わすときや方向を変えるときなどによく使う「インサイド」。足の内側を使ってのドリブル。インサイドを使ったドリブルはサッカーの基本技術の一つ。しかし、サッカーを始めたばかりの初心者にはどこを意識してボールを触ればいいのか、という感覚がわからず、上手に蹴ることが難しいもの。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、試合の中で相手を交わしたり方向転換するドリブルが上手にできるようになります。親は難しい動きはありません。【やり方】1.親、子それぞれの足元と、親子の中間地点に目印を置く2.インサイド(足の内側)でボールを触りながら足元の目印を1周する3.慣れたら親子でスピードを競争4.さらに慣れてきたら足元の目印を回ってから中間地点の目印までドリブルする速さを競うなど難易度をあげる【トレーニングのポイント】・ボールは足の親指のあたりで触る・目印を回るときは細かいタッチでまわる・慣れてきたら素早くドリブルして止まる・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年05月17日■前回のあらすじ過保護な親に対して疎ましく感じていた香菜。そんなとき趣味のゲームのオフ会があることを知るのだが、未成年の参加条件には「親の許可」が必要で…。 >>1話目を見る 【娘side STORY】その日、私は感情がごちゃまぜになった状態で眠りについたのでした。次回に続く(全7話)毎日15時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・上坂シュウ/イラスト・ 深白(アトリエPP)
2022年05月14日ドイツでサッカーママをしているNさん。息子さんは3歳からサッカーを始めていて、小学校1年生の途中でご家族の都合で渡独。ドイツで感じたサッカーの環境、指導者や親など大人の態度の違いなどを率直に教えていただきました。サッカーをする子を持つ日本の保護者の皆さんにも知ってほしいこと満載です。(取材・文:前田陽子)写真は少年サッカーのイメージです■日本にいたときはピッチサイドで圧をかけていた「私はサッカー経験者ではないので、ピッチサイドでは指示をするような声は出していませんでした」と言うNさん。それでも、プレーの指示はしないものの「もっといける!取れるよ!いけいけ!」など、圧をかけるような声は出していたそうです。昨年末に今までの写真や動画を整理していた際に、ちょうどドイツに来た年の試合の動画を見たそうですが、当時の声のかけ方のひどさを実感したとも教えてくれました。罵倒するような声かけではないですが、決してポジティブになるものではなく、「そこじゃないよー。今の取れるだろう。シュート打てよ」といった声をかけていたのだとか。「一緒に見ていた息子からも『お母さんもお父さんもひどいね』って言われました」と苦笑いを見せます。■「できて欲しい」という理想が目の前の子どもを褒められない原因その動画を見て、当時6歳か7歳の子どもたちのプレーが上手だなと思い「うまいなー」とボソッと言ったら、息子さんに「このビデオの中でお父さんとお母さんが言っている言葉はそうは感じないけど」と返されたのだそうです。当時のNさんは目の前の子どもたちをうまいと思っていなかったと振り返ります。「それはおそらく子どもに対する前提が今と以前では違っているからだと感じます。以前は"できる"が前提だったので、ミスに目が行くし上手だと感じられなかった。6歳7歳がやっているサッカーだという認識が頭の中になかったのだと思います」他の選手やお友達ができることは、自分の子どもも"できるはず"という目で見てしまう親御さんは多いですね。できていて欲しいという理想と子どもができる現実の区別ができないと、プレー中にかける声の内容が変わります。お子さんがサッカーを楽しむために保護者に心得ていてほしいサカイク10か条でも【子どもは小さな大人ではないことを理解しよう】と提唱していますが、子どもそれぞれの成長を見守ることの大切さへの理解が、ドイツの方が進んでいるようです。■ドイツでは子どもをめちゃくちゃ褒める「指導者も保護者も試合中にかける言葉は、子どもたちのやったことを認める声かけが多いと感じます。ゴールが決まったら褒めるのではなく、シュートを打ったら必ずGut(イイね)やSuper(超イイね)などポジティブな声が出ますし拍手が起こる、子どもたちの考えやプレーを認める声掛けが多いです。そして、印象的なのが、パスという言葉をあまり使わないこと。ボールを保持し続けるような自己中心的なプレーになってパスがでないときはSpielenと声をかけます。プレーするというドイツ語ですが、つまりサッカーしよう!と。独りよがりのプレーはサッカーではないということ。パスをしろという指示ではなく、プレーしろと言うことで子どもに気づきを与える言葉です。日本ではこういう声かけを聞いたことがなかったので、最初は不思議に感じました。また、ドイツに来てすぐのころは違和感さえあったのが、こちらの人がものすごく褒めること。自分の子どもだけでなく、いいプレーにはそこまで⁉と思うほど褒めたたえます。相手チームの選手からもいいプレーに対しては『よかったぞ!凄かったぞ!』と声がかかる。それによって子どもはモチベーションが上がり、自然とやる気が出るんですね。嬉しい気持ちと楽しいという気持ちが根付くことによって、自己肯定感が生まれ、心の土台ができる。そうすると自分で考えて動けるようになっていきます。そういった環境があることは素敵な事だなと思いました」子どもがサッカーを楽しむことを最優先に考えようサッカー少年少女の親の心得「サカイク10か条」>>■日本とドイツの一番の違いは「大人たちの子どもの扱い方」さらにNさんは、ドイツと日本では親子関係が違うと感じたそうです。日本では子どもをいい子に育てたいと手を焼きますが、ドイツでは自立できる子になってほしいと子育てをする。子どもの成長した姿の理想が違うので、過干渉にならないのではと分析します。「日本とドイツで大きく違っていると感じたのは、大人たちの子どもの扱い方。ドイツでは子どもを一人の人間として見ていて、子どもの存在や意見を尊重しています。そして、指導者、保護者、子どもの間に上下がなく、風通しがいいというか、話しが対等にできる立ち位置にそれぞれがいる。質問があればいつでもできる雰囲気なので、何か疑問に思ったことは、子どもも私たちも何でも聞いています。指導者、保護者、選手の間には近すぎず遠すぎずの絶妙な距離感があり、また保護者、指導者、選手の間にあるのは上下関係ではなくリスペクトの関係であると感じています。また、ドイツの指導者は声をかける、かけないのタイミングや、具体的に言わないといけない時と、気づきを与える時のタイミングの見分け方、伝え方がすばらしいなと思います。どういうタイミングでどういう風に声をかけて進めるのが効果的か、ということを考えながら接してくれる。また子どもの意見を引き出すことも、意見を聞くことも上手で、聞くこともコミュニケーション能力の一部だなと強く感じます」日本の指導者や保護者も、子どものことをリスペクトして対応している人は多数います。ですが、まだまだ少ないと感じるのが現状。実際に両方を経験しているNさんのご意見はとても貴重なものです。大人の態度を変えることが、子どものモチベーションをアップさせる一番の近道のはず。いま一度、自分の態度を振り返って、わが子の自立や成長につながる接し方をしているかを確認してみませんか。お子さんが今よりサッカーを楽しめるようになったり、親御さんも変な思い込みやプレッシャーから解放され、楽しくわが子のサッカーに関わることができるようになるはずです。子どもがサッカーを楽しむことを最優先に考えようサッカー少年少女の親の心得「サカイク10か条」>>
2022年05月12日ワールドカップイヤーの2022年、サッカーを通して世界の国々の歴史や文化を学んでみませんか?そのきっかけとなるのが、『親子で学ぶサッカー世界図鑑 』シリーズです。子どもたちが大好きなサッカーに日々触れている中で出てくる「なぜ?」を調べてみると、実はそこからさまざまな"学び"を得ることができます。今回は2月に発行された『親子で学ぶサッカー世界図鑑 イングランド編』から、「サッカーの起源」について抜粋して紹介します。<<大好きなサッカーを通しての学習だから自然に覚える「サッカー世界図鑑」■サッカーはいつどこで生まれたか知っている?みんなが大好きな「サッカー」。このスポーツがいつ、どこで生まれたか知っていますか?近代サッカーは、1863年にイングランドで生まれました。その起源はもっともっと大昔、いまから1000年以上前の8世紀。当時のイングランドでは、戦争に勝つと的将軍の首を切り取って蹴り合い、勝利を祝う風習があったそうです。それがやがて大衆へと広がり、首に見立てた球体を蹴って決められた時点まで運ぶ「祭り」になり、「遊び」になり、「フットボール」と呼ばれるようになりました。地域によっては、手を使うことも許されていました。そんな当時のフットボールは、ときに死人がでるほど荒っぽいもので、あまりの激しさに国がフットボール禁止令を出したこともあったそうです。大好きなサッカーを通じて世界を学ぼう!大人も子どもも楽しめるサッカー図鑑>>■大昔から世界各地で「蹴る」文化世界各地の遺跡で、丸いボール状のものを蹴る壁画が見つかるほど、人間は大昔から、蹴って遊んだり、競うことが大好きだったようです。そのひとつが、中国や日本でもおこなわれていた「蹴鞠」で、FIFA(国際サッカー連盟)のホームページでは、「最も古い形態のサッカー」として紀元前1世紀頃の中国の蹴鞠を紹介しています。■手を使うのは禁止!危険なプレーは反則!1863年、現代サッカーの誕生乱暴で危険なフットボールは、やがて「大学同士の対抗戦」「卒業生クラブによる試合」としても大人気になりました。当時の大学に通うことができたのは、裕福な上流階級の人たちです。彼らは地域ごと、学校ごとにバラバラだったルールをひとつにしようと話し合いを重ね、1863年に「フットボール協会」と「統一ルール」が完成。手を使ってはいけない、「紳士のスポーツ」として危険なプレーはしないことが定められました。こうして近代サッカーが誕生しました。つまり、イングランドは「サッカーの母国」ということになります。狭いエリアで強度の高いプレーをする中で、相手と味方の位置を見ながら「レーン」や「中間ポジション」を見つける眼を養えば、試合でもポジショナルプレーで「意図的に」相手の守備を突破することができるようになるでしょう。■手を使っちゃいけないなんてつまらない!そうして生まれたスポーツが...サッカーのルールを決める上では、「手を使っていいかどうか」で最後まで意見が分かれたそうです。最終的に、投票の数で「手を使ってはいけない派」が勝利。一方敗れた人たちは8年後の1871年に『ラグビー・フットボール・ユニオン』を結成しました。そう、それが今も世界中で人気の「ラグビー」です。こちらも、組織を作ってルールを決めたのは上流階級の人たち。だから、ラグビーもサッカーと同じく、「紳士のスポーツ」と呼ばれます。
2022年05月10日ミニストップは、「第14回FAIRspiritsCUPジュニアサッカーフェスティバルU10」に協賛いたします。この大会は人工芝グランドでの試合経験の少ない年代の子供たち(小学校4年生まで)に、大会形式での経験をつむことで、サッカーを通して仲間たちとの交流を深め、フェアな精神を育み健全な青少年を育成することを目的としています。この大会ではフェアトレードサッカーボールが使用され、このボールを使うことで生産地の子供たちや労働者の福祉に貢献しています。ミニストップは、第2回大会(2009年5月開催)より毎年協賛を実施しており、子供たちにサッカーのできる幸せを感じてもらうとともに、フェアトレードの取り組みを知り、利用するきっかけ作りができたらと考えています。≪第14回FAIRspiritsCUPジュニアサッカーフェスティバルU10≫■開催日時:2022年5月7日(土)・8日(日)■会場:GLOBALARENA(福岡県宗像市吉留46-1)■主催:POPLIFECO.(ポップライフカンパニー)一般社団法人CLUB東福岡アカデミック・アンド・アスリート実行委員長宮房武亮■後援:特定非営利活動法人フェアトレード・ラベル・ジャパン■協賛:ミニストップ株式会社、イオン九州株式会社、POPCOFFEES株式会社明治、sfida株式会社イミオ(順不同)<2021年の大会の様子><2021年の大会の様子><2021年の大会の様子>≪FAIRspiritsCUPジュニアサッカーフェスティバルU10≫【大会主旨】○人工芝のすばらしいグランドにて試合経験が少ない年代の大会形式での経験を積み、レベルアップを図る。○サッカーを愛する仲間達との交流を深め、フェアな精神を育みお互いの発展を祈り、健全な青少年の育成を目的とする。○「FAIRspirits」の大会名に相応しく、サッカーを通してグローバルな視点から公平な心を持ち、理解を深める。<サッカーボールについて>★試合球は大会本部が用意したフェアトレードサッカーボール4号球を使用します。今回の試合球は株式会社イミオのsfidaフェアトレードサッカーボール(パキスタン製)を使用します。sfidaは スポーツに関わる全ての人が笑顔になれるブラン ドを目指し、フェア ト レー ドを推進しています。2004年、一人の大学生が世界一のサ ッ カ ーボール生座地パキス タ ンを訪問。サッ カーボールの世界的生産地であるパキスタ ンでのボール製造に 児童労働の問題が潜んでいることを知り、自らを育んでく れたサッ カー界に恩返しがしたいとの思いから、 sfidaのフェアトレードサッカーボール製造が始まりました。私たちの初めての商品である「ボール」は単なるスポーツの道具をこえた世界中の情熱を包みこむ「球体」であり、 夢や勝利のために共に戦う「仲間」だと考えています。ボールを通じて世界をより楽しくしていくことが我々の夢です。この夢のために日々挑戦し続けています。フェアトレードサッカーボールsfida<2021年パキスタン訪問時の写真><フェアトレードサッカーボール製造過程の写真>【ご参考】 ミニストップのSDGs取り組みについてちばSDGsパートナーの登録※千葉県に本社を置くミニストップは、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて「ちばSDGsパートナー制度」に登録いたしました。これまでの取り組みはもちろん、今後も千葉県と連携を図りながら取り組みを推進してまいります。※千葉県内企業等におけるSDGs推進の機運を醸成するとともに、具体的な取組を後押しするため、「ちばSDGsパートナー登録制度」が千葉県で創設されました。(2021年11月25日) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月06日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は特にサッカー初心者が苦手とする「狙った所にボールを蹴れない」を克服するトレーニングをご紹介します。サッカーの基本技術である「ボールを蹴る」こと。味方にパスを出す時も、シュートをするときも狙った所に蹴れないと、相手に取られたりしてしまいます。しかし、サッカーを始めたばかりの初心者にはしっかりボールにミートして狙った所に蹴ることが難しいもの。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、試合の中で相手の動きを見てボールを蹴れるようになります。親は難しい動きはありません。【やり方】1.親側にゴールを2つ作り、子どもがボールを持って対面して立つ2.親が動いた方のゴールにボールを蹴る3.慣れたら親がGK役となり、2つのゴールの前を横移動で守る。子どもは親の動きをよく見て、空いた方のゴールに蹴る4.さらに慣れてきたらドリブルからのシュートなど難易度をあげる【トレーニングのポイント】・軸足をしっかりボールの横に置く・狙ったゴールやボールをよく見て蹴る・慣れてきたら強いボールでゴールを狙う・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年04月28日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は特にサッカー初心者が悩む「ドリブルで相手を交わせない」を克服するトレーニングをご紹介します。ドリブルで大切なのは、相手との距離感。しかし、サッカーを始めたばかりの初心者には相手との距離感を掴むことが難しく、簡単にボールを奪われたり、相手と遠い位置で1対1をしかけてしまい、まったく抜けないということが多々あります。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、ドリブルで相手にとられないボールの置き所と、相手を交わすタイミングが理解できるようになる方法を紹介。親は難しい動きはありません。【やり方】1.子どもがボールを持ち、適度な距離をもって対面して立つ2.親は後ろに下がり、子どもはドリブルしながら前進3.親がストップしたら子どももストップ、DF役の親が足を延ばしても届かない距離感をキープ4.慣れてきたら親が止まった瞬間に左右どちらかにドリブルして親を交わすなど試合の動きに近づける【トレーニングのポイント】・まずは相手が足を延ばしてもギリギリ届かない距離感を掴む・親の動きをよく見ながら、親が止まったらボールを取られない距離をキープして止まる・方向を変える際は、相手の足がギリギリ届かない場所で方向変換をする・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う2020次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年04月21日サッカーの指導者の悩みで一番よく聞かれるのが「保護者対応」。最近ではインターネットの記事や動画で情報を得る方も多くなり、サッカーの経験がない親御さんも指導者に「ネットにはこんな指導が良いと書いてあった」「うちの子は●●が得意なので■■選手のようなポジションが合っていると思います」など注文を付けてくる方もいるそうで、頭を悩ませている指導者たちも少なくないようです。サカイクでは指導者たちのリアルな悩みを聞くために、オンライン座談会を実施しました。そこで聞いた現場の声をお届けします。写真は少年サッカーのイメージ子どもが心からサッカーを楽しむために大事にしてほしい親の心得「サカイク10か条」>>■上手い子の親たちが選手起用に意見してくる3、4年生を指導するAコーチのチームでは、学年の担当コーチに対して保護者から練習方法や選手起用について口を出されることが多いのが悩みだそう。チームの結果より自分の子が活躍したかどうかを重視し、勝ちを求めるために試合のメンバーについても「あの子たちと組ませてください」「あの子は外してください」など意見されることも多く、その対応に困っているとのこと。子どもたち同士はうまい下手に関わらず仲良く練習しており、指導者としても小学生年代は楽しむことを一番に、サッカーを嫌いにならないように全員を試合に出したりしているのに、親たちの方が勝利にこだわっており、その結果チームに不満が生じアレコレ言ってくる現実があることに悩んでいると教えてくれました。■わが子のポジションを指定してくるチームを指導して22年のベテラン指導者Bさんも、近年保護者の要求が変わってきたと感じている方の一人です。海外のリーグも気軽に視聴できる環境が整ったり、インターネットの普及もあり情報があふれた最近では、子どもの得意なプレーに照らし合わせて、例えば「うちの子はドリブルが得意なのでメッシ選手のようになれるでしょうか」のように、親から見てプレースタイルが似ていると思う有名選手のようになれるか聞いてくる保護者や、「うちの子はボールコントロールが得意なのでMFが適正だと思います(MFにしてください)」など、わが子のポジションを指定してくる保護者が増えているのだそう。また、試合では「ボールを持ったらドリブルしろ」など直接プレーを指導する保護者や、チームへの要望ではなく自分の子だけに親がやってほしいプレースタイルを指示する方もいるなど「チームスポーツをしているはずなのにまるで個人競技のようになっている」と教えてくれました。わが子の試合よりも、サッカー動画を見ることが多い保護者もいるそうで、動画で切り出されたプレーを見ていることで、サッカーの流れの中でのプレーより一瞬の技術にばかり注目して、それをわが子に求める方も増えつつあることを嘆いていました。■個人偏重は指導者にも原因が?低学年を担当するCコーチは、保護者のサッカーの個人偏重には、サッカーというスポーツの理解によるものではないかと言います。パスが通った、ゴールが決まったなど、結果が見えやすい、分かりやすい部分ばかり評価されることで、サッカー経験のない保護者の方々は結果ばかりに注目してしまう。これはチームとしてのやり方にも問題があると感じる、とCコーチは言います。そこでCコーチは、結果につながる一つ前のプロセスもしっかり褒めるなど、保護者に「いいプレーとは何なのか」を理解してもらうように心がけているのだとか。また、いわゆる「お父さんコーチ」として関わる保護者コーチもいるそうで、最初は子どもがサッカーを楽しめばそれでいいと思っていたお父さんコーチが、公式戦などが始まる年代になると「勝たせたい」という思いから勝利重視に変わってしまうことがあることが残念だと教えてくれました。保護者の方が勝ちたい思いが強くて、いつの間にかレギュラーメンバーを固定してしまったりするのだそう。そして、それまでは全員で楽しめればいいと思っていた保護者の方も「勝たせるメンバー選考」に賛同してしまうことが多いのだとか。チームとしては、小学生年代は楽しませることを重視し、中学以降もサッカーを続けてもらいたいので出場時間を平等にするなどの工夫をしていることをいかに理解してもらうか、という部分で苦心していると教えてくれました。■サッカー経験者の保護者が勝利を求めてくる同じく低学年を指導するDコーチも、チームとしてはサッカーを楽しいものと思ってもらいたいという方針で指導育成に当たっているのに、保護者の中でも学生時代にサッカー部だった方(主に父親)が勝利を求めてくることに歯がゆさを感じているのだと言います。試合に勝つためにはこんな風にした方が良いのではないか、といった練習内容や戦術についての提案に留まらず、「あの子たちを出すなんて負けに行くつもりですか?」など、出場メンバーについてほかの保護者がいる前でも心ないことを仰ることに心を痛めているとのこと。もちろん、チームとしての方針があるので全員出す理由を伝えはするものの、そういった保護者の方はなかなか納得してくれず、日々悩んでいるとそのつらい心の内を明かしてくれました。■指導者はアップデートしているのに......学生スポーツのニュースというと、どうしても旧態依然とした厳しい指導や暴力暴言での被害にまつわる記事が多いので、そのようなスパルタ指導者が多いと思う方も多いのかもしれません。ですが、近年サッカーの指導者は、ライセンス更新のタイミングや、様々な「子どもを伸ばす指導」の発信により、かつての指導と同じではいけないと常に情報をアップデートしている方がたくさんいます。逆に親御さんは、学生時代にサッカーを経験していてもそこからいったん離れ、わが子がサッカーをするようになってから再び関わる際に、自分の現役時代と同じ感じで関わってしまうことが多いので、このような指導者と保護者の感覚に乖離が生まれてしまうこともあるようです。今回お伝えしたのはほんの一部ですが、指導者のみなさんが様々な事情で保護者の方への対応に苦慮していることがうかがえました。子どもにいい指導を受けさせたい、と思う親御さんは多いでしょう。しかし、子ども以外の理由で指導者になりたい人が減ってしまったら、いい環境・いい指導者のもとに置くこともできなくなるのです。サカイク10か条では、保護者の心得として「サッカーのことはコーチに任せよう」としていますが、それは「親は一切口を出すな」ということではありません。よくわからないことや疑問に思うことは質問して話し合ったり、子どもたちのために何が一番いいのかを判断して一緒にサポートするということを大事にして、親御さんもわが子のサッカーを思いきり楽しんでください。子どもが心からサッカーを楽しむために大事にしてほしい親の心得「サカイク10か条」>>
2022年04月19日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は特にサッカー初心者が悩む「イレギュラーな動きに咄嗟に反応するのが苦手」を克服するトレーニングをご紹介します。試合中はボールがイレギュラーバウンドしたり、相手にぶつかって方向が変わるなど、様々な要因で咄嗟に反応しなければいけない場面が多々あります。しかし、サッカーを始めたばかりの初心者にはイレギュラーな動きとはどんな動きがあるのか、相手に当たって方向が変わるのはどんな状況か、経験がないので想像できず瞬時に身体を反応させることが難しいもの。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、試合の中で自分の思った所とずれたところにボールが来ても素早く反応して対応できるようになります。親は難しい動きはありません。【やり方】1.親がボールを持って立ち、子どもは後ろ向きで足踏みをする2.手をたたくなどの合図で子どもは振り返り、そのタイミングで親は子どもの足元左右どちらかにボールを転がす3.子どもは正面で受け止められる所に移動し、足元で止める4.慣れてきたらボールをバウンドさせたり、転がすスピードを上げて難易度アップ【トレーニングのポイント】・ボールの行く先に身体を移動させる・ボールを身体の正面でとらえる・足先で受けると上手くコントロールできないので、しっかり正面でボールを受ける・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年04月18日サッカーをする子どもがいる家庭の車選びについて、中古車情報メディア『カーセンサー」編集長の西村泰宏さんにお話を伺います。前編ではサッカーファミリーが車を購入する際に念頭に入れたい4つの基本的な考え方と「酔い対策」を教えていただきました。後編では、西村さんが考える「サッカーファミリーにおすすめの車」について、具体的な車種とともに紹介します。(取材・文:小林博子)子どもがサッカーを始めると練習への送迎だけでなく、試合の荷物を運ぶ手伝いをすることもあります(写真は少年サッカーのイメージ)<<前編:「ファミリーカーは嫌」というこだわり派も納得!サッカーをする子の親におすすめの車選びのポイント■サッカーの送迎におすすめなのはこんな車!荷物が多く、時には大人数の子どもを乗せ、ある程度汚される可能性がある。サッカーをする子どもがいる場合、こんな条件を加味して車を選ぶことになるでしょう。また、車好きな方であれば、走行性能や見た目のかっこよさもなるべく諦めたくないはず......。そんな希望を叶えてくれる車とは?そんな条件の中で、カーセンサーの西村編集長が考えるおすすめの車は、ずばり「7人乗りの3列シートSUV」とのこと。荷物が多いときは3列目を倒して荷室として使うべきだそうです。また、ニーズから考えるとワゴンやバンもやはり賢い選択だそう。候補がかなり絞られてきますね。なお、乗る予定の期間とリセールするつもりかによって選ぶ車種は異なりますので、リセール予定の有無に分けて具体的な車種をご紹介します。※リセールバリューの考慮については前編で解説■カッコいい車に乗りたい親御さんにおすすめの車種(リセールする予定の場合)・アルファード(トヨタ)・ヴェルファイア(トヨタ)・ハイエース バン(トヨタ)・CX8(マツダ)・アウトランダーPHEV(三菱)※プラグインハイブリッドタイプアルファードを始め、ヴェルファイアやハイエース バンといったトヨタのミニバンは、乗車人数が多く(7人前後)、また荷室が広くサッカーでチームの子どもたちを乗せる際には重宝するに違いない車種だと教えてくれました。特にアルファードとベルファイヤはアジアでの利用人気が非常に高く、リセールバリューにも期待できるのだそうです。また、ハイエースは昨今のキャンプやDIY人気で需要が高まっている車種なのだとか。商用車のイメージが強かった車ですが、意外にもサッカーの送迎以外にアウトドアも家族で楽しみたいというご家庭にはピッタリの車のようです。お洒落なパーツやアクセサリーもたくさん出ているそうで、自分好みにカスタムしてみるのも楽しいのではないでしょうか。ボディタイプをミニバンではなくSUVに限定すると、マツダのCX-8と三菱のアウトランダーPHEVを候補に挙げてくれました。どちらも最大7名の乗車定員があり、走行性能の良さや見た目のスタイリッシュさにこだわりたい方は満足できる車種です。PHEVは、ガソリン車ではなく最新の新型(プラグインハイブリッド)を選んでください。リセールバリューの高さが期待できるそうです。マツダのCX8のように3列シートのSUVなども、ファミリーカー以外の選択肢としておすすめです(写真提供:カーセンサー)■カッコいい車に乗りたい親御さんにおすすめの車種(リセールを考えない場合)・ エリシオン(ホンダ)・アウトランダー(三菱)アルファードやヴェルファイアの競合としてつくられていたホンダの上位ミニバンであるエリシオンは、現在は終売しているため中古車でのみ購入可能な車種で、その分非常に価格を抑えて入手できるという特徴があるそうです。SUVで選ぶなら、アウトランダーのガソリン車を挙げてくれました。最新世代のアウトランダーはPHEVのみであるため、2012年から21年まで発売されていたガソリン車を探してください。「型落ち」にはなりますが、その分中古車でお得に購入することが出来るのだそう。■運転のしやすさ、こだわりの車種がある方にお勧めの車ほかにも、こんな選び方もあるというアドバイスをいただきました。あくまで一例ですが、参考までにご覧ください。定番人気の日産エルグランド。3列目を倒して荷物をたくさん積むこともできます(写真提供:カーセンサー)・日産車が好き!→エルグランド(日産)ファンの多い日産車で探すならエルグランドを。価格やリセールバリューは、上記の車種のちょうど中間とのこと。ただし3列目を倒して荷物を積む場合は5人乗りになるので、練習や試合の送迎でチームメイトも載せることが多いなど乗車人数にこだわる場合は注意したほうが良いそうです。・コンパクトカーに慣れている女性でも運転しやすい→オデッセイ(ホンダ)「大きな車は運転するのが怖い」という女性は多いものです。実際にはミニバンなど車高がある車は見通しが良くかえって運転しやすいという人もいますので、まずは「大きい=運転しにくい」という概念を払しょくすることが第一ですが、あえて選ぶならオデッセイがおすすめだそう。着座位置が低く、比較的小回りもききやすいため、今まではセダンやコンパクトカーに乗っていた人でも「運転しやすい」という声があるそうです。荷物も十分載せられるので、サッカーをする子がいるご家庭にはおすすめの車種になります。・維持コストを抑えたい→ソリオ(スズキ)、N-BOX(ホンダ)維持コストを抑えたい場合は、やはりコンパクトカーや軽自動車が選択肢になるとのこと。最近では荷室の積載量が多いものが多数あり、中でもスズキの「ソリオ」やホンダの「N-BOX」はどちらも車高が高いので、「縦に詰める荷物」であればかなりの容量を積むことができると教えてくれました。乗せる人数や荷物の量を考えるとこのサイズで十分なご家庭もあるでしょう。■あえてミニバンやワゴンを楽しむという考え方もところで、「バンライフ」という言葉をご存じですか?西村さんによると、バンライフは荷室の広いバンを自分たち仕様にカスタマイズし、車中泊やワーケーションなどで車内で過ごす時間を楽しむアメリカ発のライフスタイルとのこと。キャンピングカーとして完全にカスタムして使う人もいるそうですが、デイリーユースに使いやすいミニバンや軽自動車で楽しむ派も増えており、アウトドア好きの間で日本でもブームになっているのだそう。人気が高まるにつれ、ハイエースをはじめとするバン、ミニバンの需要も伸びてきているのだとか。SNSなどで検索してみると、とてもおしゃれな「バンライフ」を楽しんでいる方が多数います。そのような姿を見ると、「ミニバンは嫌」と思っていた方も考えが変わるかもしれません。選ぶ車のボディタイプとしてミニバンが有力候補になるご家庭は多いことでしょう。そのときに好みの問題でミニバンを避けたくなったらぜひ思い出してください。■家族の思い出を作る1台、大きな買い物だから納得の選び方をサッカーファミリーに限らず、車という大きな買い物をする際には「欲しい」と「必要」の間で優先順位を決めることが第一です。逆の言い方をすると「何をあきらめるか」を決めること。とはいえ、「あきらめる」をポジティブに変換し、「シートで内装のカスタマイズをアウトドア仕様なおしゃれなものにしよう」「ミニバンを楽しむライフスタイルを充実させよう」などといった考え方にすることで、より充実したカーライフが送れるかもしれません。これから選ぶ車は、サッカーをするわが子と過ごす、長いようで短い数年間の家族の思い出をつくってくれるでしょう。納得の1台に出あえますように。
2022年04月14日冬晴れの1月に東京都江東区で中村憲剛さんのサッカー教室が行われました。子どもたち向けのサッカー教室と保護者向けのトークイベントが行われたこの企画。今回はサッカー教室の様子をレポートします。■小学生30人を対象にサッカー教室を実施よく晴れたフットサルコートに、小学生30名が集合しました。メインコーチを務めるのが中村憲剛さん。現役時代は川崎フロンターレの中心選手として活躍し、引退後は若手選手の指導やサッカー解説などを務め、人気を集めています。さらにはMCとして、名古屋グランパスや川崎フロンターレで活躍した中西哲生さんが参加。憲剛さんの指導内容に合わせて解説するなど、トレーニングを盛り上げていきました。■「正確に止めて蹴る」を実行するにあたり最も大切なもの最初のトレーニングは「2人組での対面パス」。パス&コントロールは、憲剛さんのプレーの代名詞「正確に止めて蹴る」を実行するにあたり、もっとも大切なものです。憲剛さんは子どもたちのプレーを見ながら「棒立ちではなく、ステップを踏みながらやろう」「足のインサイドを使い、体の前でボールを止めよう」と実演を交えながら、わかりやすく伝えていきます。続いて、憲剛さんは「さっき言ったことを意識しながらやったら、すごくサッカーっぽくなった。次はパススピードを意識しよう」と実演。転がってきたボールを両足でピタッと止める姿は、現役時代さながらです。憲剛さんのアドバイスによって、子どもたちの動きがどんどん変わっていきます。それを見て「良くなったよ。パススピードが上がったね!」などの声をかけながら、子どもたちの間を巡回していきます。■1つ1つのプレーにこだわる大切さを伝えた2つ目のトレーニングでは、4人の中心に1人の選手が入り、前後左右からのパスをコントロールして、横の選手にパスを出す動きを繰り返していきます。憲剛さんは「意識することはなんだろう?思い出してみよう」と投げかけると、子どもたちから「足踏み、インサイドにボールを当てる、体の前で止める」などの返事がかえってきます。憲剛さんは「そうだね。それを忘れると、せっかくいいトレーニングをしたのにもったいない。意識してやってみよう」と、1つ1つのプレーにこだわることの大切さを伝えていました。さらには、子どもたちのプレーを見ながら「ミスは問題ないよ」「慌てないで」など、プレーの後押しをする声をかける姿が印象的でした。■中西さん、憲剛さんともに短時間での成長に驚いた中西さんからは「この後にする、ゲームを想定しながらやろう」とアドバイスが送られ、ふたりとも、プレーを見ながら「良くなったね!」と短時間の成長に驚いていました。その後の「3対1のボール回し」では、憲剛さんがディフェンス役になり、子どもたちのプレーとシンクロしながら「遠い足で止める」「左足に出せるよ」「一回でボール止めれば、相手を見れるよ」など、一緒にプレーしながら声をかけていきます。そして「さっき言ったことを意識してやったら、パスは回った?」と質問。子どもたちからは「パススピードが早くなった」などの反応がかえってきます。それを受けて、憲剛さんは「さっき言ったことを意識してやるとボールは回る。ボールを持っている人の技術も大事だけど、ボールを持っていない選手のポジションも大事。試合と同じだからね」と語りかけていました。■「大事なのは自分の考えたことを積極的にやること」憲剛さんからのアドバイス最後のゲームでは、中西さんも飛び入り参加し、場を盛り上げます。中村さんは「ここまでやったことを全部意識しよう。ゲームには全部が詰まっている。みんな、頭の中を整理できたと思うから、ゲームで出そう。失敗してもいいよ。大事なのは、自分の考えたことを積極的にやること」と、子どもたちの背中を押していきます。憲剛さん、中西さんともに、子どもたちと一緒にプレーし、アドバイスを送りながら、楽しそうにボールを蹴っていました。そして、1時間におよぶトレーニングは終了。最後に中村さんは子どもたちに向けて、次のようなメッセージを送っていました。「短い時間だけど、積極的にやってくれたことに感謝しています。今後、みんなが試合を楽しむために必要なことを教えたので、ここで終わりにせず、常に意識してもらえたらと思います。また会えることを楽しみにしています!」■「憲剛さんからパスをもらえてうれしかった」子どもたちも大満足イベント終了後、子どもたちに感想をうかがいました。「中村憲剛さんのパスの一つ一つがすごくて、教え方もわかりやすかった。憲剛さんからパスをもらえたのがうれしかったし、みんな仲良くしてくれてよかった」(リュウジくん/小6)「中村憲剛さんから『ナイス!』と言ってもらえたのがうれしかった。パスをするときに、意識することを知ることができたのでよかった。憲剛さんはあこがれの人なので、会えてうれしい」(イオリくん/小5)子どもたちは、あこがれの中村さんと一緒にボールを蹴ることができて、ユニフォームにサインをもらうなど、かけがえのない思い出になったようでした。
2022年04月13日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は特にサッカー初心者が悩む「後ろに下がりながらボールをコントロールするのが苦手」を克服するトレーニングをご紹介します。試合中は常に動きながらボールをコントロールしたり、ドリブルやパスをします。前方向に動くだけでなく、ボールを取られないよう後ろに下がりながらパスを受けることも。しかし、そもそも前方向に動くより後ろに動くこと自体が日常の中では多くなく、バックステップで下がりながらのコントロールは初心者には難しいもの。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、試合の中で相手にとられないよう後ろに下がりながら自分が思った通りにボールをコントロールできるようになります。親は難しい動きはありません。【やり方】1.親子で対面して、親がボールを持って立つ2.親が転がしたボールを子どもはバックステップで下がりながらインサイドでコントロール3.慣れてきたら親がDF役になってボールを取りに行き、子どもはドリブルでそれを交わす【トレーニングのポイント】・後ろに下がりながらしっかりボールを見る・ボールの中心をインサイドでとらえる・まずは足元に止めることを意識・止め方が強いと次のプレーにスムーズに繋げられないので、自分のイメージしている強さ、スピードでコントロールする感覚を覚える・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年04月12日サッカーをするお子さんを持つ保護者、そして子どもたちが参加したサッカー教室イベント。第一部は名古屋グランパスや川崎フロンターレで活躍した中西哲生さんの司会による、中村憲剛さんのトークセッションが行われました。テーマは「サッカーをする子どもとの関わり方」。貴重な内容の一部を紹介します。■親は子どもの鏡指導者へのネガティブ発言は子どもにも移る憲剛さん自身、サッカーをする子を持つパパということで、サッカー選手・指導者の視点に加え、父親の立場からも話してくれました。まず、中西さんから「保護者の態度が、子どもに影響を及ぼすと思いますか?」という質問に対しては、「それは間違いないですね。親は子どもの鏡だと思います」と即答。「親が監督・コーチに対してネガティブなことを言うと、自然と子どももそうなってしまいがちです。なので、僕はネガティブな事はなるべく言わないようにしています」とスタンスを述べます。■ポジティブな声掛けの重要性お子さんが小学生の頃は「試合を見ながら、チームメイトの良いプレーを積極的に褒めていた」そうで、「そうすると、それが他の保護者にも伝わって、みんなで子どもたちの成長を見守ろうという雰囲気になっていくんですよね」と、ポジティブな声掛けの大切さを話します。中西さんからは「科学的にも、人間はネガティブなことを言うと、通常の3倍定着しやすいそうです」という話があり、「それもあって、僕が選手を指導するときには、ネガティブなことは一切言いません」と実体験を教えてくれました。「つまり、うまくいったことを定着させようと思ったら、ネガティブなことの3倍言わないといけないわけです。そのため、良かったことは何度も言います」と、ポジティブな声掛けの重要性を強調します。参加者のみなさんにも「このことを覚えておくと、子どもに対してネガティブなことを言おうとしたときに、踏みとどまることができると思います」とアドバイス。憲剛さんも「普段の3倍、褒めることを心がけましょう」と同調していました。■子どもが何考えているか聞きたいから「問いかけ」をする中村家では、お子さんに問いかけをよくするそうで、その理由を「子どもが何を考えているか、頭の中を覗きたいんです」と話します。「うまくいったプレーがあったとして、なんでうまくいったのか。それを子ども自身の言葉で聞きたいんです。子どもって、僕ら大人が思っているよりも想像性が豊かです。小学校高学年になると、会話ができてくるので、僕にとって楽しい時間です」現役引退後、時間をみつけては、お子さんのサッカーを見に行くという中村さん。試合を見ていて、プレーについて言いたくなることはあるそうですが、そこはぐっと我慢。ただし、お子さんが「あること」をしないときは、強くたしなめるそうです。「これは妻とも共有しているのですが、子どものプレーを見ていて、チームのために走らない、自分がボールを取られても奪い返さないなど、チームのために頑張ることができなかったときは注意しています」シュートを打つ、パスを出すといったプレーの向上にはトレーニングが必要ですが、チームのために頑張ることは、意識の持ち方ひとつで、すぐに実行に移すことができます。「頑張ることは、意識次第ですぐにできるようになるので、小学3年生ごろから言っていました。『自分が守備の選手だったとして、前の選手がボールを奪われたのに、取り返しに行かなかったらどう思う?』という話はよくしました」そのような対話を続けることで、お子さんのプレーは変わっていき、いまでは「行きすぎじゃない?(笑)」というほどハードワークするようになったそうです。■「怒られなかった育成年代」がプロでのプレーにいい影響を与えた中西さんは、現役時代にともにプレーした、ストイコビッチ選手とのエピソードを教えてくれました。「ストイコビッチ選手は、子どもの頃から、A、B、Cと3つのパスの選択肢を持っていたそうです。子どもの頃はパワーがなくて、パスが通らなかったこともあったけど、当時の指導者から『体が大きくなれば、そのパスは通るようになる。アイデアを持ち続けてプレーしてほしい』と言われたそうです」創造性あふれるプレーで、世界中のサポーターを魅了したストイコビッチ選手。憲剛さんは「僕にとっても、あこがれの選手のひとりでした」と話し、自身の子ども時代のエピソードを語ります。「僕が小学生時代に所属していたチームも同じで、子どもの考えを尊重してくれていました。なんでそこにパスを出したんだとか、なんでそんなプレーをするんだって、言われたことがないんです。『いまのパス面白いね。だけど通らなかったね。じゃあ、次は通るように練習しよう』。そういうチームでした」憲剛さんは「子どもの頃から、プレーのアイデアを尊重してもらったおかげで、いろんなことに挑戦しようと思ったし、人が驚くようなプレーをしたいと思って練習してきました。その過程で生まれたミスに対して、怒られなかった育成年代を過ごしてきたことは、間違いなく現役時代に生きています」と感謝を口にします。■子どもが楽しくサッカーできるかは親にかかっていると言って過言ではないそしてイベントの最後に、次のようなメッセージを送っていました。「子どもが楽しくサッカーができるかは、お父さん、お母さんにかかっていると言っても過言ではないと思います。指導者ももちろんそうですが、一日の中で一番長くいるのは保護者ですから。その中で、親と子どもで一緒に成長していくことが大切なのだと思います。僕自身、失敗と後悔を繰り返しながら、親として成長していきたいと思っています。僕も頑張ります。一緒に頑張っていきましょう」司会が旧知の中西さんだったこともあり、「普段しない話を、結構しちゃいました」と笑顔を見せる中村さん。参加者のみなさんは、ここでしか聞けない体験談やエピソードをたくさん知ることができて、大満足の様子でした。<イベントの様子>
2022年04月11日子どもにサッカーノートを書いてほしい、サッカーノートを書くことで上達につなげてほしい、と願う親御さんは多いもの。ですが、「何となく」書いているだけではただの日記になってしまうことも多く、上達につながるとは言い切れません。サッカーの上達につなげるためには、サッカーノートをどのように活用すればいいのでしょうか。サッカーノートを書き始めて上達を実感したと証言する子どもたちに、その活用法などを聞きました。シンキングサッカースクールの選手たちも、サッカーノートを書いて自分が上達していることを実感しています藤代さん監修!1日10分で書けるサッカーノート>>【関連記事】サッカーノートを書かせるのは親の自己満足!?「とりあえず書く」を脱却してサッカー上達に繋げる活用法■書くことで「自分の現在地」がわかるサカイクとしつもんメンタルトレーニングが開発した『サカイクサッカーノート』は、子どもたち自身が「今の自分を理解する」工夫が施されているため、課題が明確になり、近い目標が立てやすくなるので、上達を実感しやすいと指導者も選手たちも声を揃えます。今回、シンキングサッカースクールの小学生たちに「サッカーノートを書き始めて実感している効果」を聞いてみました。選手たちの声(一部抜粋)・質問があるから書きやすい(小3男子)・書き始めたら自分の目標が見えて、目標達成のために頑張るようになった。その結果、前は出来なかったことができるようになって、上手くなったことを感じる(小3男子)・自分の課題が分かって、どう動けばいいか分かるようになった。相手DFの動きが読めるようになって、ついていけるようになった(小3男子)・書き始めるようになって、練習中の自分の動き、相手のポジショニングなど状況を覚えておくようになった。状況を記憶しておけるようになり、振り返って「あの時こうすればよかったのか」など気づきになっている。その結果、次はどうしようか考えて練習に取り組むようになり、前は判断が良くなかったところも改善され、上達を実感している(小6男子)・書き始めた3か月前は、1ページ40~1時間かかった。今は10分くらいで書けるようになった。自分のプレーを振り返って書くページがあるので、プレーを覚えておくことが身についたので、練習後の記入時間も短くなった。(小6男子)■今の自分がわかると目標が立てやすいいかがでしょうか。サカイクサッカーノートは、サッカーを始めた時を振り返る項目や、自分がサッカーを通じてどんな風になりたいかなど自分を見つめなおすページが最初に設けられています。そして、普段の練習前後に記入するページは、左ページが練習前に「(今日の)試合・練習で実現したいこと」、そのためにどんな工夫をするかを書き、練習後に記入する右ページには、「今日の練習でうまくいったこと」「うまくいかなかったこと」「どうすれば(うまくいかなかったことが)よりよくなるか」を振り返る項目と、その日の練習で印象に残ったプレーをフォーメーション図に記入する項目を設けています。子どもたちは往々にしてすぐには達成が難しい「大きな目標」を掲げがちなものですが、サカイクサッカーには自分自身を見つめる項目があることで、「"今の自分"がわかったから、次にどうすればいいかの課題が見えて、目標が立てやすかった。だから目標達成できた」という声も多く聞かれました。■しつもんに答えるだけで自分を客観視できるように「今の自分の位置」を客観的に見つめるのは、大人でもなかなか難しいものですが、サカイクサッカーノートならしつもんに答えて書いていくだけで、自分を客観視し、いま何ができて何ができないのか、できるようになるにはどうしたら良いかを自然と考えるようになります。その結果、現時点の課題が見えやすくなり、課題解決のためにどうしたらいいか、どんなことをコーチに質問すればいいか、などに気づくようになるのです。そういったことを通じて、上手くなるための思考と行動が身についていく、これこそがサカイクサッカーノートの特長です。■上達を実感するとますます書くのが楽しく出来なかったことが出来るようになったり、サッカーの上達を実感すると、ますますサッカーノートを書くのが楽しくなるものです。今回お話を聞いた子どもたちも、「最初は苦戦したけど、今は楽にかけている。サッカーが上手くなるのを感じているから楽しい」という子も多くいました。保護者の方々もそんなわが子の成長を見るのが嬉しいという方も多く、中には楽しそうな子どもの様子に触発され、「私も書いてみたい」と、シンキングサッカースクールで開催された保護者サッカー体験会に参加してサカイクサッカーノートの振り返りページを別の紙に書いて提出したお母さんも。サッカーノートを最初から上手に書ける子、うまく活用できる子は少ないものです。まして、市販の(サッカーノートではない)ノートを与えても、何を書けばいいかわからず続かない子も多いと思います。「どんなことを書くか」「何を意識するか」を自分で理解し、自ら成長し続ける力になるサッカーノートを与えてあげることで、子どもを伸ばすサポートをしてあげてください。藤代さん監修!1日10分で書けるサッカーノート>>
2022年04月06日子どもがサッカーを始めると、練習や試合の送迎で車の出番が多くなります。子どもだけでなく、チームメイトを乗せたり、ボールやマーカーなど試合会場に着いてから練習で使う道具の運搬など、これまでとは違う車の使い方になります。そろそろ買い替え時期となると、そんな用途ありきで検討するご家庭も多いのではないでしょうか。そこで、中古車情報メディア『カーセンサー』の西村泰宏編集長に、サッカーをする子がいる家庭におすすめな車の選び方を伺いました。(取材・文:小林博子)子どもがサッカーを始めると、車で送迎する機会が増えることも。(写真は少年サッカーのイメージ)■荷物多め&車内が汚れる!子どもがサッカーを始めた家庭の車事情まずは、これからサッカーを本格的にする子どもがいるという方にもわかりやすいよう、サッカーファミリーの一般的なカーライフをご紹介します。中にはチームでバスを持っているクラブもあるかもしれませんが、親の車出しがあるチームは少なくありません。サッカー少年たちの荷物は、ボールと着替えを入れた大きなバックパックというケースがほとんどです。子ども1人だけを乗せるならそのバックパック程度ではありますが、試合の送迎などでチームの子どもたちを乗せる場合、それぞれがバックパックを持っていますので、荷物だけでかなりのスペースを割くことに。さらに、「試合当番」があるチームの場合は、日除けのタープや折りたためるベンチ、夏は大きなドリンクジャグなどを運ぶこともあり、荷物だけでなかなかの量になります。そして、車内が汚れがちなのも特徴です。子どもたちは泥や砂埃などで通常よりもシートや床を汚しがちですし、小学生年代だと車酔いする子も少なくないので、車酔いをする子がいる場合は車内で嘔吐されてしまうことも......。車は何人乗りが最適で、どれくらいのスペースがあれば十分か、そして汚れに強い内装は?など、考えなくてはならない項目は多岐にわたります。子どもがやりたいと言って始めたサッカーですが、大会出場などが増えるにつれ、このように車選びにも影響がでることがあるのです。■選択肢は「ミニバン」だけ?答えはNO!そんなことを考慮すると、とにかく大きくて、荷物をたくさん積めて、汚されてもいい内装の車にするのが正解なのかと思いがち。そこで候補にあがるのはミニバンやワゴンですが、車好きな親御さんの中には「いかにもファミリーカーという印象の車は嫌だ」と思う方も多いようです。そんなニーズに応えるべく、カーセンサーの西村編集長が車選びで考えるべきことをサッカーファミリーバージョンで考えた、4つの観点を教えてくれました。人と荷物をたくさん乗せるなら、アルファードのようなミニバンしか選択肢にないの!?とあきらめなくても大丈夫です(写真提供:カーセンサー)■その1.乗る年数とサッカー以外の用途は何か?まず、お子さんの年齢によって、何年間サッカー向けの車が必要かをまずは考えてみましょう。と西村さんは言います。その間、送迎は週何回あるのか、遠征などで何人も乗せる回数は年何回あるのかなども想定してみることが大事だそう。遠征で大人数を乗せるのが年数回の場合は、その時だけレンタカーを活用するのも手段のひとつ。「わざわざそれだけのために大きなミニバンを購入する必要はないのかもしれません」と西村さん。また、サッカー以外の用途についても考えてみて欲しいと西村さんは言います。特に小学生の保護者世代のご家族に多いのが、キャンプなどのアウトドアレジャーも積極的にしたいというケース。この場合も荷室が広い車を選びたくなるはずです。「サッカーのためだけ」ではない基準が増えます。車を買うときはどうしても「今の生活」に目を向けがちですが、少し先の未来を見据えることで、よりクリアに考えることができ、よい選択ができるはずです。とアドバイスをくれました。■その2.リセールバリューを重視するのか車を購入する際に「リセールバリュー(再販価値)」を考慮するかを考えるのはあたり前になっていますが、サッカーファミリーの場合は、前述したように必要な大きさや汚れの程度が通常と異なる特別な期間になることもあるので、一般的な概念とは切り離して考えてみてください。と西村さんは言います。その結果、もしかしたら「次の1台は乗り潰す(=リセールバリューは考慮しない)」という選び方になるかもしれません。その場合は、前述した「その1.」で想定した年数の間に乗れる、リーズナブルな中古車を探すという選択肢が新たに生まれますし、その年数はサッカー送迎仕様で選ぶと割り切ることができるでしょう。ちなみに、日本製のアルファード(トヨタ)やヴェルファイア(トヨタ)など大型のVIP系ミニバンやハイエース(トヨタ)などの商用車は海外での人気が高く、10万キロを超える走行距離があっても売れやすい傾向にあるのだそう。リセールを考える場合は、少々値段が高くてもこれらの海外で人気がある車を選ぶのも手です。■その3.荷物は外付けという選択肢もサッカーの荷物のことを考えると、荷室の広さを重視しがちですが、実は「外付け」という選択肢があることも知っておくと、選択の幅が広がると西村さんは教えてくれました。具体的には、車体の上に取り付ける「ルーフキャリア」などです。スノーボードやサーフィンをする人たちも良く使用していますね。外付けで荷物を積めると思うと、荷室の大きさだけに固執せずとも、必要なスペースを確保できるかもしれません。■その4.車酔い・汚れ対策は内装にこだわるより、カーシートに別売りのカバーを西村さん曰く、車内が汚れるという懸念点から、シートの材質にこだわりたいと思う方が多いかもしれませんが、欲しい車との掛け合わせでピッタリのものを見つけることは困難なためあまりおすすめではないのだそう。それよりもサッカーをする子どもがいるご家庭におすすめなのは、シートカバーを使うことなのだとか。最近では、さまざまなタイプのシートカバーが1つ1万円以下で購入できます。ひと昔前の概念だとやぼったいイメージがあるかもしれないシートカバーですが、アウトドアブームの昨今は、キャンパーやサーファー向けの汚れや水に強くておしゃれなデザインのものもたくさん販売されています。汚されたら取り外して丸洗いできますし、たとえお子さんが嘔吐したら破棄して新調しても大きな出費にはなりません。リセールバリューを考える上でも、シートカバーで覆うことで車内をきれいに保つことは有効な手段です。子どものサッカーの送迎が発生する時期は、車以外にも生活の様々なことが影響してくると思いますが、「サッカーだけ」にとらわれず、親子が快適かつに過ごせて良い思い出をたくさん作れるような車選びをしていただくための参考にしてください。
2022年04月05日第9回開催となる「サッカー本大賞2022」授賞式はオンライン配信で行われ、各受賞作品が発表されました。「サッカー本大賞2022」詳細URL: 結果は以下の通りです。授賞された著者、翻訳者、出版社、関係者の皆様おめでとうございます。■大賞ディエゴを探して(イースト・プレス)藤坂ガルシア千鶴 著ディエゴを探して書籍詳細 - ディエゴを探して|イースト・プレス : ■特別賞FCバイエルンの軌跡 ナチズムと戦ったサッカーの歴史(白水社)ディートリヒ・シュルツェ=マルメリング 著、中村修 訳FCバイエルンの軌跡 ナチズムと戦ったサッカーの歴史FCバイエルンの軌跡 - 白水社 : ■特別賞ULTRAS(ウルトラス)世界最凶のゴール裏ジャーニー(カンゼン)ジェームス・モンタギュー 著、田邊雅之 訳ULTRAS(ウルトラス)世界最凶のゴール裏ジャーニーULTRASウルトラス - 株式会社カンゼン : ■読者賞サムシングオレンジ THE ORANGE TOWN STORIES(ニューズ・ライン)藤田雅史 著※「読者賞」はフットボールチャンネル上での読者投票で最も得票数が多かった本に贈られます。サムシングオレンジ THE ORANGE TOWN STORIESトップページ : ■CB賞(クレイジーブーツ賞)該当作品なし※CB賞とは、ヨーロッパのリーグで最も多くの得点を挙げた選手に与えられる「ゴールデンブーツ賞」(現在はゴールデンシュー)をオマージュし、最も多くの「ユーモアな文章」を綴った著者に贈られる特別な賞です。Cはクレイジー、Bはブーツで、その名も「クレイジーブーツ賞」となります。「サッカー本大賞」概要良質なサッカー書籍が、日本のサッカー文化を豊かにする。2014年(平成26年)に設立された、サッカーに関する書籍を対象にした文学賞です。良い本はサッカーの見方を豊かにしてくれます。また、日本でサッカーがナンバー1スポーツになり、世界に誇れるサッカー文化を築いていくためには、高い志と情熱をもって作られた良質なサッカー書籍がもっともっと多く世に出て、多くの人に読まれて欲しいと思っています。サッカー本大賞の創設はそうした思いが出発点になっています。■選考委員(五十音順、敬称略)選考委員:金井真紀、佐山一郎、陣野俊史、幅允孝■対象作品毎年1月1日~12月31日までに発売されたサッカー本。ただし読み物に限る。いわゆる技法書、テクニック本は選考対象外。【選考方法】■1次選考①選考委員が各自複数冊を推薦。(2021年度に刊行された書籍に限る)②選考委員会で協議され、選考された書籍を優秀作品とする。■大賞選考第一次投票で選ばれた優秀作品に対して、選考委員が協議を行い、大賞が決定する(決定しない場合は再投票で決定)。大賞は授賞式で発表。【受賞一覧】●サッカー本大賞選考委員の合議または投票によって決定します。●特別賞選考委員の合議または投票によって決定します。●読者賞WEBサイト『フットボールチャンネル』での読者投票が最も多かった書籍に贈られます。【協賛・副賞提供】猿田彦珈琲株式会社コーヒーとサッカーをこよなく愛する珈琲屋、猿田彦珈琲様より副賞を提供していただきます。■サッカー本大賞2022優秀作品『旅する練習』(講談社)乗代雄介 著『予測不能のプレミアリーグ完全ガイド』(三栄書房)内藤秀明 著、エルゴラッソ編集部 編『フットボール新世代名将図鑑』(カンゼン)結城康平 著『カルチョメルカート劇場世界一クレイジーな移籍市場の秘密をすべて教えよう』(ソル・メディア)"ジャンルカ・ディ・マルツィオ 著、片野道郎 訳『いまさら誰にも聞けないサッカー隠語の基礎知識』(カンゼン)サッカーネット用語辞典 著『サムシングオレンジ THE ORANGE TOWN STORIES』(ニューズ・ライン)藤田雅史 著『ディエゴを探して』(イースト・プレス)藤坂ガルシア千鶴 著『蹴日本紀行47都道府県フットボールのある風景』(エクスナレッジ)宇都宮徹壱 著『ディエゴ・マラドーナの真実 追悼・増補版』(ベースボール・マガジン社)ジミー・バーンズ 著、宮川毅 訳『〝サッカー旅〟を食べ尽くせ! すたすたぐるぐる 埼玉編』(西葛西出版)OWL magazine 編著『FCバイエルンの軌跡:ナチズムと戦ったサッカーの歴史』(白水社)ディートリヒ・シュルツェ=マルメリング 著、中村修 訳『ULTRAS(ウルトラス)世界最凶のゴール裏ジャーニー』(カンゼン)ジェームス・モンタギュー 著、田邊雅之 訳選考委員プロフィール金井真紀(かない・まき)1974年生まれ。文筆家・イラストレーター。任務は「多様性をおもしろがること」。著書に『世界はフムフムで満ちている』(皓星社)、『パリのすてきなおじさん』(柏書房)、『マル農のひと』(左右社)など。共著に『サッカーことばランド』(ころから)、『世界のおすもうさん』(岩波書店)、『戦争とバスタオル』(亜紀書房)ほか。雑誌『フットボール批評』で「世界サッカー狂図鑑」を連載中。好きなサッカー選手は松田直樹で、その背番号にちなみ銭湯の下駄箱は3番を使う。佐山一郎(さやま・いちろう)作家、編集者。アンディ・ウォーホルズ『Interview』誌と独占契約を結んでいた『Studio Voice』編集長を経て84年、独立。主著書に『東京ファッション・ビート』(新潮カラー文庫)、『「私立」の仕事』(筑摩書房)、『闘技場の人』(河出書房新社)、『サッカー細見 ’98~’99』(晶文社)、『デザインと人』(マーブルトロン)、『雑誌的人間』(リトル・モア)、『VANから遠く離れて −評伝石津謙介−』(岩波書店)、『夢想するサッカー狂の書斎−ぼくの採点表から−』(カンゼン)、『日本サッカー辛航紀 愛と憎しみの100年史』(光文社新書)。Instagram: @sayamabar陣野俊史(じんの・としふみ)1961年生まれ。文芸評論家、フランス語圏文学者。長崎生まれ。現在、立教大学大学院特任教授。サッカー関連の著書に『フットボール・エクスプロージョン!』(白水社)、『フットボール都市論』(青土社)、『サッカーと人種差別』(文春新書)、翻訳書に『ジダン』(共訳、白水社)、『フーリガンの社会学』(共訳、文庫クセジュ)など。幅 允孝(はば・よしたか)有限会社BACH(バッハ)代表。ブックディレクター。人と本の距離を縮めるため、公共図書館や病院、学校、ホテル、オフィスなど様々な場所でライブラリーの制作をしている。最近の仕事として「早稲田大学 国際文学館(村上春樹ライブラリー)」での選書・配架、札幌市図書・情報館の立ち上げや、ロンドン・サンパウロ・ロサンゼルスのJAPAN HOUSEなど。安藤忠雄氏の建築による「こども本の森 中之島」ではクリエイティブ・ディレクションを担当。早稲田大学文化構想学部非常勤講師。神奈川県教育委員会顧問。Instagram: @yoshitaka_haba■本賞に関するお問い合わせ先㈱カンゼンサッカー本大賞実行委員:宇佐美光洋〒101-0021 東京都千代田区外神田2-7-1開花ビルTEL:03-5295-7723FAX:03-5295-7725MAIL: soccerbook_award@kanzen.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月04日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は特にサッカー初心者が悩む「前に動きながらボールをコントロールするのが苦手」を克服するトレーニングをご紹介します。試合中は常に動きながらボールをコントロールしたり、ドリブルやパスをします。ボールをインターセプトするときや、フォワードの選手が落としたボールを前に運ぶときなどによく使われる動きでもあります。しかし、最初のうちは前に動きながらボールを自分の思った所にコントロールすることが難しいもの。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、試合の中で自分が思った通りにボールをコントロールして前方向に進めるようになります。親は難しい動きはありません。【やり方】1.親子で対面して、親がボールを持って立つ2.親が転がしたボールを子どもは前進しながらインサイドでコントロール3.慣れてきたら親がDF役になってボールを取りに行き、子どもはそれを交わす【トレーニングのポイント】・ボールの中心をインサイドでとらえる・自分のイメージしている強さ、スピードでコントロールする感覚を覚える・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年04月04日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は特にサッカー初心者が悩む「ドリブルが上手くできない」を解決するトレーニングをご紹介します。サッカーを始めたばかりのころは、「ドリブルが上手にできるようになりたいけど、どんな練習をすればいいのかわからない」という人が多いもの。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、相手を見ることや切り返しなど、ドリブルの基本動作が身に付きます。親は難しい動きはありません。【やり方】1.親子で対面して、子どもがボールを持って立つ2.ゴールに見立てた目印を置き、じゃんけんで勝ったらゴールに向かって走る。負けた方(親)はゴールを通さないように塞いで、子どもをタッチしにいく3.ある程度動きを覚えたら、ドリブルしながらやってみる4.慣れてきたら切り返しにもチャレンジしてみるサッカーを始めたばかりでドリブルがおぼつかない場合は、親が動きのスピードを遅くしたり制限をつけてあげる【トレーニングのポイント】・最初は動きを覚えるためにボールを持ったまま行う・サイドステップやバックステップなども入れてみる・ドリブル中はしっかり相手を見る・相手が近づいてきた時にしっかり切り返しをして、空いている場所を素早く通ることを意識する・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年03月31日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は特にサッカー初心者が悩む「最初はどんな練習をすればいいの?」を解決するトレーニングをご紹介します。サッカーを始めたばかりのころは、他のスポーツ体験の有無にかかわらず「どんな練習をしていいかわからない」という人が多いもの。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、ボールを触る力加減、ボールのどこを触ればどこに行くのか、などが理解できてドリブルの動作が身に付きます。親は難しい動きはありません。【やり方】1.最初はボールを持たず、親子でじゃんけんをして負けた方が勝った方の周りをまわる2.動き方に慣れたら、同じやり方でドリブルをしながら回る3.慣れたら秒数を制限するなど、よりスピーディーにできるように難易度をあげてみる【トレーニングのポイント】・ボールをよく見て足に当てる・どこに当てるのか、どのぐらいの力加減で触るのかを意識する・サイドステップやバックステップなども入れてみる・優しくボールタッチして自分の思った所にコントロールする・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年03月29日この春からサッカーチームに所属するお子さんを持つ保護者の方に、最初に知っておいてほしいこととを5つご紹介します。お子さんがサッカーを心から楽しんで、人としても成長するために保護者はどんなサポートをすればいいのか。「応援のしかたってどうすればいい?」「ケガの対処法は?」など初めての事だらけで心配な新米お父さんお母さんは子どものサッカー応援の基礎として、すでにお子さんがサッカーを始めて何年も経つ保護者の方は改めて、子どもがサッカーを楽しむための「親の心得」としてご確認ください。指導者の皆さんやサッカー少年少女の親として先輩の皆さん、この春からチームの一員になったお父さんお母さんたちにこのページをシェアしてくださいね。子どものサッカーに関わる保護者のみなさんに、大切にしてほしい"親の心得"■正しい応援マナー試合ではどんな声援を送ればいいの!?「応援」と一口に言っても、ただ「頑張れー」と言えばいいのか、子どもを伸ばすような言い方があるのか、迷いますよね。よく知らなくて恥ずかしい思いをするのも嫌だし......と思っている親御さんは少なくないものですよね。ダメ出しや、否定の言葉が良くないことはわかっていても、どんな声掛けで応援すればいいのか意外に思いつかなかったりするのでは?声かけにも、子どもを伸ばす「プラスの言葉」があります。子どもたちの成長にとって、どんな言葉がプラスで、どんな言葉がマイナスなのか、今のうちから正しい応援スタンスと、声かけについて確認しておきましょう。正しい応援スタンスと声かけについて詳細はこちら>>■【サッカー最新ルール】8人制にも本格適用!新ルールをおさらいサッカーのルールって、未経験者には難しいですよね。試合を見に行って、「今どうして笛が吹かれたの?」「今何のファウル?」となることもあるのでは。学生時代にサッカーをしていた保護者にとっても、ルール改正などでご自身がプレーしていたころとは変わっているルールもあります。ファウルの判定が良くわからなくてモヤモヤするまえに、少年サッカーの新ルールの中で特徴的なものをチェックしておきましょう。飛んでくるボールを怖がる子どもたちにありがちな「ハンド」の基準など新ルールの詳細はこちら>>■【ケガの処置】傷口は水で流すが正解!?応急処置の基本サッカーではグラウンドで転んだり、試合以外の場面でケガをすることも。ケガの対応もお父さんお母さんが学生の頃の常識とは異なっているものがあります。サッカーの中でよくある、転んだときにできる擦り傷。昔は消毒液をつけたと思いますが、最近の常識は「水で洗い流す」です。傷口を洗い流すことで感染症予防にもつながるのだとか。ほかに子どもが良くするケガといえば「打撲」などの外傷です。打撲などの対処法「RICE処置」の基本を知って、お子さんをサポートしてあげましょう。ケガの応急処置、打撲などのRICE処置の詳細はこちら>>■【突然倒れたとき】知らなきゃいけないAEDの使い方サッカーで心配なのは、擦り傷や打撲などの外傷だけでなく、心臓震とうなどによる心停止もあります。グラウンドで子どもが突然倒れたときの対応も、ぜひ知っておいてほしいもの。学校や公共施設などでもAEDの設置が進んでおり、使用場面の理解も進んでいますが、実際使用したことがないと不安なものですよね。子どもたちを守る大人の皆さんに知っておいてほしい、スポーツの現場で命を守るための処置。知識として頭に入れておくだけでも、少しは違うものです。救急隊員が教える正しいAEDの使い方の詳細はこちら>>■子どものサッカーに関わる保護者のみなさんに、大切にしてほしい"親の心得"子どもにとって一番楽しいのは誰かにやらされることではなく、自分で考え、判断し、プレーすることです。主体的にサッカーに取り組み、チャレンジするためには"親の関わり方"がとても重要なのです。わが子を見守り、自立を育む親でいるためにこれだけは大切にしてほしい10のこと。まず最初にこれを押さえましょう。子どもが心からサッカーを楽しむための「サカイク10か条」>>子どものサッカーに関わる保護者のみなさんに、大切にしてほしい"親の心得"
2022年03月22日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は特にサッカー初心者が苦手とする「ダイレクトのミドルシュート」を克服するトレーニングをご紹介します。試合でゴール前にいるとき、味方から浮き球のクロスボールが飛んで来たら絶好のシュートチャンス。ダイレクトに蹴ってゴールを決めるときに使うのがボレーシュート。しかし、最初のうちはダイレクトで合わせるタイミングが分からなかったり、ボールにしっかりミートしてゴールの枠に飛ばすのが難しいもの。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、試合の中で絶好のシュートチャンスを逃さずボレーシュートが打てるようになります。親は難しい動きはありません。【やり方】1.親と子が数メートル離れて立ち、親がボールを子どもの足元に転がす2.子どもはボールに向かって軽く走りながらミートして親に返す3.慣れたらゴールに向かってダイレクトでシュート【トレーニングのポイント】・ボールをよく見て足に当てる・走りながら蹴る・力めば強いボールが蹴れるわけではない。しっかりインパクトすること・身体全体を使う・ボールが来たところに自分の身体を合わせて迎えに行く・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年03月15日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は特にサッカー初心者が苦手とする「ボールキープ」を克服するトレーニングをご紹介します。試合では、相手にボールを奪われないようにしっかりキープしなければなりません。しかし、ボールを取りに来る相手が届かない場所にボールを置いてボールを守るのが難しいもの。親子で遊びながらボールキープの基本、原理を理解する動きを繰り返し、苦手意識を払しょくしてあげましょう。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、身体を上手に使って足元でしっかりボールキープができるようになります。親は難しい動きはありません。【やり方】1.親が手でボールを持ち、ある程度の高さに固定2.子どもはボールのどこにミートすればいいか、止まっているボールに足を当てて感覚をつかむ3.少し助走をつけて、ボールに足を当てる動きをやってみる4.慣れたら、親は数メートル離れたところから山なりのボールを投げ、子どもは地面に落ちる前にしっかり当ててシュート5.ボールの高さを変えるなど、難易度を上げる【トレーニングのポイント】・最初は足のどこに当てるか感覚をつかむ・ボールをよく見て足に当てる・蹴る時に上体を反ってしまうとボールは上に飛んでしまうので、身体を被せるようにしてミートする・高いボールのときは身体を寝かせて足を高く上げる・低いボールのときは身体を被せてシュート・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年03月08日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は特にサッカー初心者が苦手とする「ボールキープ」を克服するトレーニングをご紹介します。試合では、相手にボールを奪われないようにしっかりキープしなければなりません。しかし、ボールを取りに来る相手が届かない場所にボールを置いてボールを守るのが難しいもの。親子で遊びながらボールキープの基本、原理を理解する動きを繰り返し、苦手意識を払しょくしてあげましょう。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、身体を上手に使って足元でしっかりボールキープができるようになります。親は難しい動きはありません。【やり方】1.最初は子どもが手でボールを持ち、腕の使い方など動きの基礎を覚える2.足を使って実践。足や腰、お尻など体全体を使って相手をブロック。親はボールを奪おうとする3.できるようになったら、親がボールを持ち、子どもがボールを取りに行く動きをやってみる【トレーニングのポイント】・最初は手でボールを持ち、相手から遠くに置くことや腕の使い方を覚える・足でやる際は、腰やお尻など体全体を使ってブロックする・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年03月04日子どもがサッカーを始めるとき、どのチームに入れればいいのかわからない。ということはありませんか。サッカーチームといってもその種類はさまざまであり、少年団(スポ少)が良いのか、クラブチームが良いのか、などチーム選びに迷っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、サッカーのチームを選ぶ前に知っておきたいこととして所属先の種類やその違い、チームを選ぶときのポイントなどについて解説します。サカイクが作った「サッカーはじめてセット」300セット限定でご予約受付中!>>■「所属先」の種類は大きく分けて2つサッカーチームを選ぶ際は、まず所属先の種類を理解しておく必要があります。所属先の種類は大きく以下の2つに分けることができます。・チーム(少年団、クラブチームなど)・スクールここでは、それぞれの所属先の概要について解説します。■チームチームには、選手がサッカー協会に選手登録を行ったうえで所属します。公式戦を戦う場合、所属先のチームで出場することとなります。そして、このチームには大きく分けて以下のような種類があります。・少年団・クラブチームどちらも同じサッカーチームですが、所属しているメンバーの特徴や入団方法などに違いがあります。■少年団(スポ少)少年団は、基本的に学校単位もしくはその学校の周辺地域の子どもたちが中心となって活動しているチームです。地域に根付いたチームであり、指導者も選手の保護者やチームのOB、近隣住民によるボランティアで行われているケースがほとんどです。後述するクラブチームと比較すると、月謝も最低限となっており、月2〜5,000円程度となっています。チーム運営は選手の保護者によって行われているため、当番制で練習や試合への帯同が必要となるケースもあります。入団にあたっては特にセレクションなどは行われておらず、誰でも入団できる点が特徴です。同じ地域に暮らす子どもたちが集まるため、友達が在籍しているケースも多く、子どもにとっても入団しやすいといえるでしょう。■クラブチーム(Jリーグ育成組織、街クラブなど)クラブチームは、地域の垣根を超えて選手が集まってくるケースが一般的で、サッカーの指導を専門に行っている指導者によって運営されている点が特徴です。Jリーグの育成組織もこのクラブチームに含まれます。チームによっては、元プロ選手の指導者がいたり、上位の指導者ライセンスを所有している人もいたりするなど、高いレベルの指導を受けられる点も魅力の一つです。強豪チームやJリーグの育成組織となると、入団希望者が殺到するため、セレクションを行い、合格しなければ入団できないケースもあります。また、チームとしての活動日数も多く、週末や長期休暇に遠征やたくさんの練習試合を行うこともあるため、月謝は少年団よりも高く月数千円〜1万円以上になることもあるでしょう。一方で、運営体制はクラブが整備しているため、少年団のように当番制による保護者の帯同は基本的にありません。■サッカースクールスクールは、習い事としてサッカーに取り組むことのできる場所です。チームとは違って公式戦に出場することはありません。わかりやすくいうと、チームが学校、スクールは塾のようなものだと考えてください。スクールは、基本的にサッカーの知識や経験、指導者ライセンスを所有している指導者による指導が受けられ、中にはドリブルやキーパーなど特定のスキルやポジションに特化したスクールなどもあります。また、Jリーグのチームが運営しているスクールもあります。スクールによって異なる部分もありますが、活動頻度は週に1~2回程度で、月謝は数千円程度であることが一般的です。子どもによってはスクールを掛け持ちしているケースもあるなど、個人のスキルアップを目指している人に向いている所属先だといえます。■チームとスクールの大きな違いチームとスクールの大きな違いは、公式戦の有無です。チームはサッカー協会に登録をしたうえで活動しており、小学生年代であれば以下のような公式戦に出場することができます。・全日本少年サッカー大会・バーモントカップ全日本少年フットサル大会など一方のスクールはチームとしてサッカー協会に登録しているわけではないため、練習試合や私設大会などには参加できますが、上記のような公式戦には出場できません。また、チームの場合は、選手は1チームしか所属できませんが、スクールは掛け持ちできる点も大きな違いです。一方で、多くのチームで行われる合宿や遠征、卒団式、クリスマスパーティーといった各種イベントなどは、スクールでも行われるケースが多く、大きな違いはありません。■チームを選ぶときのポイントこれからサッカーチームを選ぶ場合、目的と優先順位を決めておくことが大切です。例えば、純粋にサッカーを楽しみたいのか、それともプロを目指して活動したいのかによって選ぶチームは変わってきます。前者であれば、地元の友達が多く所属している少年団の方が向いていますが、後者であればより高いレベルの指導が受けられるクラブチームの方が向いているでしょう。また優先順位に関しては、例えば練習環境を優先するのか、自宅からの近さを優先するのか、指導者を重視するのかといったポイントが考えられます。クラブチームの中には、毎回人工芝のグラウンドで練習できるケースも多く、上位の指導者ライセンスを所有している指導者による指導が受けられることも珍しくありません。ただし、子どもによって練習場に時間をかけて通う、親の送迎が必須といったケースもあるでしょう。一方の少年団は、基本的に地元の小学校などで活動しているため、送迎などは不要です。■まとめ今回は、サッカーチームを選ぶ前に知っておきたいこととして、所属先の種類とそれぞれの概要、チームとスクールの違い、チーム選びのポイントなどについて解説しました。チーム選びをする際、保護者としてはどうしても、子どもにとってのメリット・デメリットという視点で考えてしまいますが、そのように考えるのではなく、単なる「違い」として捉えることが大切です。保護者が先導してあれこれ決めるようなことはせず、子どもが行きたいところ、わが子にあったところを選ぶのを見守りましょう。サカイク10か条にもあるように、見守るのが良い親の心得であり、子どもがサッカーを楽しめるようにサポートすることが重要なポイントです。関連情報:子どものサッカーに関わる保護者に、大切にしてほしい"親の心得"「サカイク10か条」サカイクが作った「サッカーはじめてセット」300セット限定でご予約受付中!>>
2022年03月03日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は特にサッカー初心者が苦手とする「トラップ(=ボールコントロール)」を克服するトレーニングをご紹介します。トラップはサッカーの基本動作の一つですが、最初のころは中々上手にできないですよね。最初はどうしても大きく跳ねてしまい、足元にピタッと止めるようになるには時間がかかるもの。足元にしっかりコントロールできるようになると、ドリブルやパスなど次の動作に素早く移ることができるようになります。ボールを止める技術は、そのあとにドリブルやパスを出す際にも重要なスキルなので、親子で遊びながら苦手意識を払しょくしてあげましょう。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、足首を柔らかく使ってピタッとトラップすることがができるようになります。親は難しい動きはありません。【やり方】1.親、子ともに目印で作った四角のやや後方に立つ2.ボールを持っている方が四角の中に蹴り、受ける方は四角の中でコントール(親は手で転がしても良い)3.利き足だけでなく両方の足で止める4.慣れたら浮き球を投げてコントロールするなどレベルを上げる【トレーニングのポイント】・対決ゲーム形式なので、楽しんで行う・足首をリラックスさせて、外側に開くようにして、広い面でボールをとらえる・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年02月28日サッカーをする子どもたちの常識となりつつあるサッカーノート。お子さんはどのように書いていますか。「ページいっぱいにぎっしりと書いているから大丈夫」と安心してはいませんか。でもそれは親の自己満足かもしれません。サッカーノートは、ただ記録するだけでは上達にはつながらないからです。ただ書くだけにとどまらない仕組みが随所にあるサカイクサッカーノートを使ってサッカー上達につながる活用術を監修者の「しつもんメンタルトレーニング」藤代圭一さんに聞きました。(取材・文:小林博子)藤代さん監修!1日10分で書けるサッカーノート>>サカイクキャンプでサッカーノートを書く子たちも質問があるので初めてでも書きやすい【関連記事】サカイクサッカーノートで育まれる、"不確実な時代"に必要なスキルとは?■「今日は○○をした」など、ただの記録帳になってないかその日の試合を振り返ったとき、最初は「○○というチームと試合をして、1-0で負けた」といった、起こった事実だけを書いているとしたら、それは単なる"記録"です。読書感想文であらすじを書いて指定の原稿用紙の枚数を埋めるのと同じこと。まずはお子さんのサッカーノートがそのパターンでないかチェックしてみてください。これは、一般的な文房具店で販売されているような普通のノートを使った場合によくあることです。「サカイクサッカーノート」には、低学年のお子さんでも記録にとどまらずに書ける"しつもん"があり、その枠の中に答えを書くだけでしっかりとしたサッカーノートが完成するように工夫を凝らしています。せっかく書くならより効果的な1冊にしたいですよね。そのためにぜひ活用していただきたい自信作です。■サッカーを通じてなりたい自分を想像するしつもんがあるサカイクサッカーノートには、その日の練習や試合の反省点や改善点などを書くページがありますが、親御さんにまず活用してもらいたいのは冒頭の思いや考えを書くページです。子どもが最初に記入するのは、なりたい自分に近づくためのしつもんへの答え。・どうしてサッカーをはじめましたか・サッカーの好きなところはどんなところですか・10年後、どんな自分になっていたいですかこういった、サッカーに対する思いから始まります。大切なのは子どもが思いを自由に書くこと。親が求める答えを探すのではなく、まっさらな気持ちで書ける環境を整えてあげてください。サカイクサッカーノートを渡すときに、「何を書いてもいいんだよ」というスタンスであることを説明するといいでしょう。自由に書いてもらったサッカーに対する子どもの思いは、子どもを理解する最大のヒントになること間違いなし。ちょっとした気持ちの食い違いも発見でき、よりいっそうわかりあえるはずです。■親が期待することと、子どもがかなえたい目標が違うこともある例えば、「サッカーの好きなところ」には「友達とボールを蹴れること」と書かれているかもしれません。親御さんが「サッカーの醍醐味はシュートが入った瞬間。子どもにもその喜びを味わってほしいし、積極的に点に絡んでもらいたい」と期待していたとしても、子どもは点を決めることに対してそれほどの思いをもっていないことがわかります。そうわかれば、親御さんの期待通りの活躍ができなかったとしても、試合後に「どうしてこうしなかったんだ」と落胆せずに済みませんか。ボールを蹴ることが楽しいという純粋な気持ちを今は尊重してあげようと親御さんが思えれば、それは子どもにもちゃんと伝わります。子どもはさらに楽しくサッカーをしてくれることでしょう。コミュニケーションは、「お互いが分かり合えない事」を出発点にすると、また新たな視点で関わることができます。書かれた思いを見るときは、ぜひ興味をもって「どうしてこう書いたの?」「どうしてそう思うの?」など、さらなる質問もできれば満点です。子どもは親が自分に興味をもって接してくれることを喜び、いきいきと答えてくれるはず。その答えからは、思いもよらない子どもの本音を発見できるかもしれません。上記の「友達とボールを蹴れること」と書いた子どもの場合は、普段は塾や習い事で忙しく、お友達と放課後遊ぶ時間=サッカーなのかもしれません。もっと友達と遊びたいという本音もわかります。また、10年後の目標を「日本代表になりたい」と書いたとして、その理由をさらに質問したときに「お父さんに試合を見に来てもらいたい」と答えたとします。これは、土日も仕事で忙しくなかなか応援に足を運べない父親のお子さんの答えでした。子どもの本音は、大好きなお父さんに活躍する姿を見せたい、喜んでもらいたいということであることがわかります。■サッカー上達につながる活用術ポイントは「どうしたら?」ではなく「なぜ?」サッカーノートを書く理由について、多くのお子さんや親御さんは「サッカー上達のため」と思いがちです。どうしたら上手くなるのか、どうしたらサッカー選手になれるのかといった目標や方法論を書き記すことももちろん大切ですが、子どものサッカーノートを通して親御さんに重視してもらいたいのは、「どうしたら」より「なぜやるのか」のほうです。サッカーをする動機が「褒めてもらえるから」「勝ったらご褒美がもらえるから」などといった外発的なものだけだと、それはサッカーではない他のスポーツでも代替できることになってしまいます。それに対して、なぜサッカーが上手になりたいのかという内発的な動機がわかっていると、好きの理由が明確になり、よりサッカーに夢中な気持ちに気づくことができます。サッカーは魅力的なスポーツなので、子どもたちの心の中にもこの源泉のような思いが眠っていることが多いものです。とはいえ、その気持ちを言語化するのは子どもには難しいことです。親御さんはサッカーノートを使って子どもの答えを深堀りしながらサポートしてあげてください。言葉にすることで、子どもはその気持ちをしっかりと認識し、サッカーに取り組む姿勢が一段アップすることうけあいです。そうなると、サッカーノートは単なる「記録帳」ではなくなります。日々の練習の質も上がり、当初の目的であった「サッカー上達」にもつながります。■「サッカーノート時間」は1日10分でOK!サッカーの上達とともに、親子のコミュニケーションという側面でもメリットがあるサカイクサッカーノート。短時間で質の高い振り返りや記述ができるように"しつもん"という形式をとっているので、書く時間は1日10分でOKです。子どもが自主的に書くことができない場合は、10分間だけ隣で座って見守ってあげられるとベターです。最初は1行だけでも合格。その1行を書けたことをたっぷり褒めて、それにまつわる質問をして、親子のコミュニケーション時間を楽しみましょう。思春期になると、とくに男の子は親との会話を嫌がるようになりがちです。質問をしても何も答えてくれないなんていう時期もあるかもしれません。そうなる前のジュニア年代こそ、サカイクサッカーノートが力を発揮してくれるはず。まずは1冊、子どものことをわかるためのツールとして、そして子どもがサッカーに夢中な気持ちに気づくためのきっかけづくりとして取り入れてみてはいかがでしょうか。藤代さん監修!1日10分で書けるサッカーノート>>藤代圭一(ふじしろ・けいいち)一般社団法人スポーツリレーションシップ協会代表理事。教えるのではなく問いかけることでやる気を引き出し、考える力を育む『しつもんメンタルトレーニング』を考案。全国優勝チームや日本代表選手など様々なジャンルのメンタルコーチをつとめる。2016年より全国各地に協会認定インストラクターを養成。その数は350名を超える。選手に「やらせる」のではなく「やりたくなる」動機付けを得意とする。新刊に「教えない指導」(東洋館出版)がある。藤代圭一さん最新著書「教えない指導」>>
2022年02月18日