■これまでのあらすじアイドルの推し活を楽しむ夏美と娘・宏香に対し、夫・慎司は否定的な態度をとる。ある日、夫が勝手に推しグッズをゴミ袋に入れたことで娘が激怒。反省した夫は自分が推し以下になったような気がして寂しかったと打ち明ける。そして、慎司がむかし好きだった釣りに家族で出かけ、久しぶりに親子3人で楽しい時間を過ごしたのだった。趣味がないと言っていた夫でしたが、むかし少しかじったことがあるという釣りをとても楽しんでいるようでした。そんな父親の姿を見て、娘もずっと笑顔です。推し活の邪魔をしたことを謝る夫に、「お父さん、寂しかったんでしょ」と大人の対応をする娘。誰かの好きなものを否定することなく、一緒に楽しもうとする娘の姿勢は私たちも見習いたいです。そして、推しのライブに行きたいと夫にお願いすると…。夫からまさかの提案! せっかくだから3人で行こうと言ってくれました。自分は磯釣りを楽しむつもりのようです。不器用な人ですが、こんな夫もまた私の推しなのかもしれません。※この漫画は実話を元に編集していますこちらもおすすめ!今度は趣味に没頭する夫!音楽作りが生きがいの僕にとって、双子育児で趣味の時間を割けないのはかなり辛く…。双子育児で疲弊する妻を「手伝う」スタンス!? 「育児より趣味を優先する夫」1話目はこちら>>
2024年08月19日■これまでのあらすじ夏実と娘・宏香の推し活が気に入らない夫・慎司。妻子の趣味を邪魔したり、嫌味を言うばかりか、ふたりの留守中に勝手に推しグッズをゴミ袋に入れて娘の気持ちを傷つけてしまう。娘に「大嫌い」と言われ、慎司は「推し以下の存在になったことが受け入れられなかった」と打ち明け、謝罪する。夫は今度どうする…? 自分で自分の機嫌を取るのは簡単なことではないでしょう。私は頑張っている推しを見ることで、自分も頑張ろうと前向きになれる。そういう原動力になるものはこれからも大事にしたいと思っています。これといった趣味のない夫は、暇だから私たちに干渉してしまうのでは…?いつも釣りの動画を見ているという夫の話を聞き、私たちは家族で釣りに出かけることにしました。娘の喜ぶ顔を見られただけでなく、慎司が楽しそうに過ごしている姿を見ることができて…。家族っていいなぁと、私は改めて思いました。 ※この漫画は実話を元に編集しています次回に続く(全13話)毎日更新!
2024年08月18日■これまでのあらすじ夏実は娘・宏香とアイドルの推し活をしている。しかし、夫・慎司は妻子の趣味を嫌悪しているようで、次第に拒否反応はエスカレート。夏美が夫と話し合おうとした矢先、推しグッズがゴミ袋に入れられているのを見てしまう。夫はアイドルのせいで家族の時間が減った、自分の毎日が楽しくなくなったと爆発するが…?夫は推し活をやめなくていいと言いながら、本当はやめてほしいと思っていたのでしょう。私と娘の趣味に入れなくて、寂しかったのもあると思います。でも、だからって、娘の大事なものを否定するのは間違ってる。そんな強引なやり方で手に入れた家族の時間で、夫は本当に心満たされるのでしょうか…?そんな話をしているところへ、娘が顔を出して…。大好きな推しのグッズを捨てられていたことに、とてもショックを受けたようでした。「お父さんとはもう口きかない!」と泣いて走り去る後ろ姿を見て、夫は初めて自分のしでかした事の重大さに気づいたのかもしれません。自分は娘に八つ当たりしていただけだった、と…。 ※この漫画は実話を元に編集しています次回に続く(全13話)毎日更新!
2024年08月16日■これまでのあらすじ夏実と娘・宏香はアイドルの推し活を趣味にしているが、それが夫・慎司には気に入らないらしい。推し活を邪魔するばかりか、娘の前で推しを貶して傷つけるようになり…。推し友たちからは夫に嫉妬の気持ちがあるのかもしれないと言われ、話し合おうと考える夏実。しかし、ある日、ゴミ袋の中に推しグッズが捨てられていて…。 夫は家族で過ごす時間が減ったと言いますが、私はそんなことないと思っています。むしろ、休みの日にゴロゴロしてスマホばっかり見ている慎司の方が家族の時間をムダにしているのでは…?それなのに「俺の毎日が楽しくないのはあいつのせいだ」なんて、八つ当たりもいいところです。私にあたるだけならまだしも、娘にまでおとなげないこと言ったりやったりするのは許せません。こんな嫌がらせ、ほんともういい加減にして…!※この漫画は実話を元に編集しています次回に続く(全13話)毎日更新!
2024年08月15日“踊るプロジェクト”が再始動し、室井慎次を主人公とした最新作を2部作で公開。映画『室井慎次 敗れざる者』に続いて、映画『室井慎次 生き続ける者』が2024年11月15日(金)より全国上映される。“踊る”シリーズが27年ぶりに再始動、2部作で映画公開へ1997年に放送されたドラマ「踊る大捜査線」は、織田裕二演じる青島俊作巡査部長を主人公にした物語。警察内部の縦割り社会や上下関係、人間模様などを繊細に映し出し、社会現象を巻き起こした刑事ドラマだ。1998年の『踊る大捜査線 THE MOVIE』、2003年の 『踊る大捜査線THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』と、映画化作品でも立て続けに大ヒットを記録し、これまで“踊る”シリーズは6作品の映画が公開されている。柳葉敏郎演じる室井慎次にフォーカスそんな“踊る”シリーズが27年の時を経て再始動。柳葉敏郎演じる室井慎次を主人公に、2部作の映画が制作される。劇中では、1997年のドラマ最終話で交わされた「あんたは上にいろ。俺には俺の仕事がある。あんたにはあんたの仕事がある。」という“青島との約束”を果たせなかったことを悔やみながらも、警察を辞めて故郷へ帰った室井の姿が描かれる。これまで現場の捜査員のために粉骨し、警視庁・警察庁の権力争いに利用され、自ら逮捕されるなど波乱に満ちた警察人生だった男の“今”が映し出される。映画『室井慎次 生き続ける者』登場人物紹介主人公・室井慎次…柳葉敏郎警察を辞め、故郷である東北の山奥で、事件の被害者家族・加害者家族を支援したいという思いから、少年たちと穏やかに暮らす。日向杏…福本莉子シリーズ最悪の犯人と言われた猟奇殺人犯・日向真奈美(小泉今日子)の娘。室井の前に突如として現れる。新城賢太郎…筧利夫警察時代の室井の盟友。警視庁のキャリア組としてかつて室井とライバル関係にあり、共に数々の捜査を乗り越えて、次第に室井のよき理解者となっていった。あらすじ「あの男との約束を果たせなかったー。」、波乱に満ちた警察人生を歩んできた室井慎次。27年前の“青島との約束”を果たせなかったことを悔やみ、警察を辞めて故郷に帰る。「家族を持たなかった男が、“家族”を守る」室井は東北の山奥で、事件の被害者家族・加害者家族を支援したいという想いで、少年たちと一緒に穏やかに暮らしていた。しかしそんな中、室井の前に謎の少女が現れ、彼女の来訪とともに、他殺と思われる死体が発見される。やがて少女の正体はシリーズ最悪の犯人と言われた猟奇殺人犯・日向真奈美の娘の日向杏だという、衝撃の事実が判明。“最悪”は終わらないのか。穏やかな暮らしを求めた室井のまわりに、再び、事件の影が迫りくる。【作品詳細】映画『室井慎次 生き続ける者』公開日:2024年11月15日(金)監督: 本広克行脚本: 君塚良一出演: 柳葉敏郎、齋藤潤、前山くうが・前山こうが、柳葉敏郎、福本莉子、矢本悠馬、生駒里奈、丹生明里、佐々木希、筧利夫、西村直人、赤ペン瀧川、升毅、飯島直子、小沢仁志、木場勝己、稲森いずみ、いしだあゆみプロデュース: 亀山千広音楽:武部聡志© フジテレビジョン ビーエスフジ 東宝
2024年08月01日俳優の柳葉敏郎が主演を務める、映画『室井慎次 敗れざる者』(10月11日公開)と『室井慎次 生き続ける者』(11月15日公開)のスーパーティザー映像が、公開された。○映画『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』、スーパーティザー映像第5弾公開今回公開されたのは、5本目となるティザー映像。「事件の被害者家族・加害者家族を支援したい」という思いで、少年たちと穏やかに暮らしていた室井の前に、森の中を必死に逃げ回る謎の少女・日向杏が現れる。室井は「ここにいなさい」と受け入れるも、里親からの手紙を読み表情がこわばらせる。少女の正体は、『踊る大捜査線 THE MOVIE』(98年)で登場し、最悪の犯人と言われた猟奇殺人犯・日向真奈美(小泉今日子)の娘だということが明らかになり、室井は日向真奈美の獄中妊娠が世間にバレたら大問題になるため隠ぺいされていたという衝撃の事実を知る。多数のパトランプが光る物々しい雰囲気の中、時折思いつめた表情や人形のような冷ややかな笑みを浮かべる杏。そして彼女の来訪とともに、他殺と思われる死体が発見される(C)フジテレビジョン【編集部MEMO】『踊る大捜査線』は、1997年の連続ドラマ開始以来、それまでの刑事ドラマとは一線を画し、警察内部の縦割り社会や上下関係、人間模様を描き、社会現象を巻き起こしたドラマ・映画シリーズ。翌1998年に『踊る大捜査線 THE MOVIE』が公開されると、興行収入100億円超えの大ヒットを記録。2003年公開の映画第2弾『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』では、興行収入173.5億円を記録し、20年以上経った今もなお、邦画実写記録の圧倒的頂点に君臨している。そして、これまでに公開した映画シリーズ6本の累計興行収入は、487億円、累計動員数も3598万人を超えている。
2024年07月30日2部作で公開される『室井慎次敗れざる者』『室井慎次生き続ける者』より、“スーパーティザー映像5”が公開された。先日の劇場予告編では、謎の少女・日向杏(福本莉子)の存在が明らかに。そしてそれは、最悪の殺人鬼・日向真奈美(小泉今日子)の娘だった。今回公開された映像では、さらなる詳細が明らかになる。「事件の被害者家族・加害者家族を支援したい」と、少年たちと穏やかに暮らしていた室井(柳葉敏郎)。そこに、森の中を必死に逃げ回る謎の少女が現れる。彼女を受け入れるも、里親からの手紙を読み、表情がこわばる。それは昔、湾岸署の事件で逮捕された、歯列矯正された口元、瞬きをしない大きな黒目、拳銃・メス・ぬいぐるみを所持して狂気的な笑顔を見せた犯人、『踊る大捜査線 THE MOVIE』に登場した日向真奈美の娘だという。獄中妊娠が世間にバレたら大問題になると、隠蔽された衝撃の事実が発覚する――。そして彼女の来訪とともに、他殺と思われる死体が発見される。穏やかな暮らしから一転、悪夢が蘇る。『室井慎次敗れざる者』は10月11日(金)より全国にて公開。『室井慎次生き続ける者』は11月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:室井慎次 敗れざる者 2024年10月11日より公開© フジテレビジョン ビーエスフジ 東宝室井慎次 生き続ける者 2024年11月15日より公開© フジテレビジョン ビーエスフジ 東宝
2024年07月26日Text:兵庫慎司Photo:小境勝巳2024年7月14日(日)、リキッドルームの20周年を祝うライブの1本である、電気グルーヴのワンマン。リキッドルームは毎年7月に、周年を祝うライブ・シリーズを催していて、リキッドと縁が深い豪華アーティストたちが出演する。電気もそのレギュラーで、毎年出演するのが恒例になっている……と思ったが、去年は出演がなくて2年ぶりだったことが、本番中のふたりのMCでわかった。そうか。毎年必ず観ている気になっていました、勝手に。なお、開店20周年ではなく、リキッドが新宿から恵比寿に移ってから20周年です。さて。電気にとって毎年7月は、各地の夏フェスへの出演を控えている時期である(それより前に開催されるフェスに出ることもあるが)。で、このリキッドには、夏フェスの予行演習的なセットリストで臨むのではなく、逆に、フェスではまずやらない、レアな曲多めのセットリストを組むのが常である。この日のセットリストはこうでした。1. アルペジ夫とオシ礼太2. トロピカル・ラヴ3. ガリガリ君4. ア.キ.メ.フ.ラ.イ.5. DISCO UNION6. ポケットカウボーイ7. 東京チンギスハーン8. SHAME9. ズーディザイア10. 少年ヤング11. 猫夏12. 電気グルーヴ35周年の歌13. 湘南アシッド14. 新幹線15. MAN HUMAN16. スコーピオン200117. Fake It!18. バロンダンス19. ジャンボタニシアンコール20. 有楽町で溶けましょう21. Stereo Nightsピエール瀧の復帰以降に行って来たライブの中で(二度の無観客配信ライブも含む)、「なかなかやらない」もしくは「まったくやらない」レアな部類に入るのは、1、6、13、14、18、20、21、あたりだろうか。ただし、14は、2022年のリキッドルームでもやっている。あと、21は石野卓球のソロ曲だが、わりと最近ライブで聴いた気がする。「あ、ソロのこの曲やるんだ?」と思ったので、印象に残っている……調べたら、2015年7月13日のリキッドルームだった。あと、12曲目の「電気グルーヴ35周年の歌」は、今年の5月2日にリリースされた、ライブではこの日が初披露の新曲である。今年2024年は、この「35周年の歌」のほかに、「32周年の歌」と「34周年の歌」もリリースされた。ちなみに、最初に作られたのは20周年の時で、それより後に「30周年」と「10周年」(なんで?)も作られている。というわけで。「アルペジ夫とオシ礼太」〜「トロピカル・ラヴ」という、叙情的な響きの2曲でライブがスタート。続く「ガリガリ君」の「怪我人だ、先生を呼んで来い!」のサンプルボイスに応えて、フロアから「ヒャー!」と歓声が上がるあたり、筋金入りの電気カスタマーズが集まっていることがよくわかる。DEVICE GIRLSこと和田一基による効果映像は、ステージ後方の壁全面に照射する形で、メンバーの身体にもグラフィックの一部が映る。動画生成AI・Kaiberを使った「35周年の歌」「32周年の歌」「34周年の歌」のMVと同じく、石野卓球とピエール瀧の姿が、どんどん変化していく映像も使われた。「ア.キ.メ.フ.ラ.イ.」「DISCO UNION」までの5曲をノンストップで終え、瀧が挨拶をし、サポートメンバーのふたり(吉田サトシと牛尾憲輔)を紹介。「では行きましょう、憲輔氏、どうぞ」という言葉で入った「ポケットカウボーイ」が終わり、ギターウルフ・セイジのボイスサンプルで「1、2、3、4!」とカウントして「東京チンギスハーン」につながるところでも、フロアから歓声が上がる。曲中のブレイクではまりん(砂原良徳)の「ケラさん逃げて!」、後半では瀧の「最高!」の、ボイスサンプルが鳴り響いた。次は、「SHAME」「ズーディザイア」と、リキッドをがビリビリ震える低音の2曲が続くゾーンへ。後者では、石野卓球お気に入りのフレーズ「うーん、ビニール本!」を、ふたりが連呼する。「少年ヤング」では、数ある電気の傑作の中でも特に屈指である、この曲のMVがコラージュ的に使われた。次の「猫夏」で盛大にハンドクラップを起こしてからは、長めのMCタイム。リキッドルームが20年前に恵比寿で再オープンした日は今日7月14日である、そもそも新宿のリキッドルームの杮落し公演も石野卓球だった(UNDERWORLD、DRUM CLUBと共演)、という話から始まって、「うーん、ビニール本!」とは何なのかの説明も入れたりしつつ、延々と脱線に脱線を重ねながら──卓球自ら「どうでもいい話以外、聴きたくないじゃないですか?」と言うほどの──どうでもいい話を、延々とくり広げる。まだライブ中盤なのに、フロア全員、笑いすぎてちょっと疲れる。ただし、唯一どうでもよくなかったのは、瀧が出演した、大根仁監督のネットフリックスのドラマ『地面師たち』についての話。瀧、7月25日から配信が始まることを伝え、「それに関してもうひとつニュースがあるんですけども、言うなって言われてて」。そして卓球、「僕たちも今年35周年なんで、曲を作ったんです。瀧くんも寝ずに作りました」と、「電気グルーヴ35周年の歌」を披露する。以降、「湘南アシッド」から「バロンダンス」までの6曲で、フロアをトップギアに入りっぱなし状態にした末に、本編ラストに持って来たのは「ジャンボタニシ」。卓球、己の声の最高音域で、瀧とツインボーカルを聴かせる。アンコールで再登場したふたりは、卓球がこの間見た夢の話や、「怒りながら言う『うーん、ビニール本!』もおもしろい」という話など、またもやさんざん脱線した末に、「さっき言い忘れたんだけど」と、『地面師たち』の話に戻る。ここで卓球「明日の朝、いいニュースがあるんです。8時に発表なのよ。あずさ2号と同じ時間に」と、お知らせする(で、翌朝8時、ネットフリックスで7月25日から配信が始まる、大根仁が監督でピエール瀧も出演しているドラマ『地面師たち』の劇伴を石野卓球が手掛けていることが、本人のコメントと共に発表になった)。で、「ライブで初めてやる曲なんです」と始まったのは、「有楽町で溶けましょう」。2008年のアニメ『墓場鬼太郎』で、ピエール瀧が声優を務めたキャラクター、トランプ重井が歌った劇中歌である。同アニメのオープニング主題歌『モノノケダンス』のカップリングに収録されている。そして、この日最後の曲に選ばれたのは、先にも書いた「Stereo Nights」。前半のインスト+ボイスサンプル部分も、後半の石野卓球が歌う部分も含めて、リキッドルームが多幸感でいっぱいになり、21曲・2時間2分のライブは終了した。次の電気グルーヴのライブは、7月26日(金) フジロック・フェスティバル、レッドマーキー深夜の部「PLANET GROOVE」のトップ、23時45分からである。石野卓球は、翌日深夜の27時30分から、GANBAN SQUAREでDJもあり。<イベント情報>『FUJI ROCK FESTIVAL ’24』7月26日(金)~28日(日)新潟・苗場スキー場チケット情報:()公式サイト:<電気グルーヴライブ情報>『35周年ツアー “3594”』9月14日(土) 大阪・Zepp Osaka Bayside ほか詳細は こちら()電気グルーヴ公式サイト:
2024年07月23日Text:兵庫慎司Photo:おりのたんす( @orin_live() )三連休の初日である2024年7月13日(土) の昼12:30から、東京・新代田FEVERで、黒猫CHELSEAの再始動後の1回目であり、新体制での1回目でもあるワンマンライブが行われた。2018年10月に活動休止して以来、渡辺大知(vo)はそれ以前から軌道に乗っていた俳優の仕事に専念、多数の作品に出演。澤竜次(g)、宮田岳(b)、岡本啓佑(ds)は、自身の音楽制作や映画の劇伴制作、他のミュージシャンのサポートや楽曲提供等で、様々に活動してきた。そして、2023年の初頭から、再始動に向けて4人でスタジオに入り、話し合いを重ねた結果、宮田岳と岡本啓佑はバンドを脱退。渡辺大知と澤竜次は、バンド名を「黒猫チェルシー」から「黒猫CHELSEA」に改めて、再スタートを切ることを決めた。5月28日に、新体制で再始動することと、7月13日の昼に新代田FEVERでワンマンライブを行うこと、その3日後の7月16日に荻窪TOP BEAT CLUBでのDECKREC(彼らが最初にインディー・リリースしたレーベル)の25周年記念イベントに出演することを、発表。そして同日に、配信限定シングル「きらーず」(「きらーず」と「グッバイノスタルジー,ハローデストロイ」の2曲)をリリースした。その2曲には、ex.赤い公園の藤本ひかり(b)と、ザ・ラヂオカセッツの大谷ペン(ds)が、サポートメンバーとして参加。ライブのサポートも、そのふたりである。藤本ひかり(b/ ex.赤い公園)大谷ペン(ds/ザ・ラヂオカセッツ)この日、チケット完売&超満員の新代田FEVERで演奏されたのは、全部で16曲。「きらーず」でスタートし、「初披露の新曲をやります!」と紹介された「ヘヴンズストーリー」までの5曲を、4人は駆け抜けるように演奏し、歌っていく。5曲目が終わったところで、ここFEVERでは自主企画等をやらせてもらったハコで、たくさんの思い出がある、バンドの形は変われど、戻って来れてうれしい──という話をする渡辺大知。そして「あのー……バンドっていうのは、最高っすね。楽しいです!」。間奏になるたびに、興奮と歓喜と感傷が一緒くたになったような、なんとも言えない表情を何度も見せていたので、その気持ちが言葉になって出てしまったのだと思う。レゲエ・テイストな「雲の列車」でいったんクールダウンし、「夜更けのトリップ」で再度ギアをトップに入れ、8曲目で「もう一丁初披露の新曲をやります!」と「Dreams」という曲をプレイ。続く「スピーカー」では、藤本ひかりが弾き始めたベース・イントロに、大きな歓声が上がる。11曲目「オンボロな紙のはさみ」を演奏し終えたところで、この日二度目のMC。休止のライブなら、もう観れないから集まるのはわかるけど、再始動のライブだからこれから何回でも観れるのに、こんなに来てくれた──と、澤竜次、ギュウギュウのフロアにお礼を言う。そして「休止とか解散とか、もうめんどくさいんでやりません」。大きな拍手が湧く。「がっちゃんとけいちゃん(宮田と岡本)もどこかで見てるはずです」と言う澤竜次、「そんな、死んだわけやないんやから」とツッコミを入れる渡辺大知。「がっちゃんけいちゃんも、相変わらずほんまにかっこいい活動をしていますんで、それも含めて僕ら黒猫CHELSEAの活動をチェックしてください」と、報告する。そして最後のブロックは、配信されたばかりのもうひとつの曲であり、このライブのタイトルにもなっている「グッバイノスタルジー,ハローデストロイ」でスタート。原点に立ち返ったという宣言のようにも、新しい黒猫CHELSEAの意志表明のようにも受け取れるこの曲に、オーディエンスは腕を突き上げて応える。そこから「ロンリーローリン」「嘘とドイツ兵」「平成ストレンジャー」と、初期~中期のライブ鉄板曲を固め撃ち。澤竜次はライブの中盤から何度も、間奏になるとステージ前の柵に上がっていたが、このブロックではそこに渡辺大知も加わる。「平成ストレンジャー」の後半では渡辺大知、「今日ここに集まってくれた僕たちの大好きなみなさん、明日もまた、そう、生きてゆけー!」と絶叫。渡辺大知(vo)澤竜次(g)澤竜次の性急なリフから始まったラストの曲は、黒猫チェルシーの初音源の1曲目である「黒い奴ら」。あっという間に曲を終え、「また会いましょう!」と4人が去り、終演BGM(リチャード・ヘルの「Blank Generation」)が流れても、アンコールを求める手拍子は止まない。と、渡辺大知と澤竜次が再登場。渡辺大知、「あのですね、黒猫CHELSEAを代表して、お伝えしなきゃいけないことがありまして。実は僕たち、曲がもうないんです。新体制でやるというのは、こういうことです」。オーディエンス、大笑いで拍手。藤本ひかり&大谷ペンに改めて感謝を述べ、最後に「新曲もどんどん作っていきます」と宣言して、ふたりはステージを下りた。なお、二度目のMCの時、「まだ発表できないんですけど、年内もライブ、決まってきております」とも言っていた。情報解禁を楽しみに待ちたい。<公演情報>黒猫CHELSEA 1stワンマンライブ”グッバイノスタルジー,ハローデストロイ”2024年7月13日 東京・新代田FEVERセットリスト01. きらーず02. ユメミルクソブクロ03. ノーニューヨーカー04. ファンキーガール05. ヘヴンズストーリー06. 雲の列車07. 夜更けのトリップ08. Dreams09. スピーカー10. ボリュームノブ11. オンボロな紙のはさみ12. グッバイノスタルジー,ハローデストロイ13. ロンリーローリン14. 嘘とドイツ兵15. 平成ストレンジャー16. 黒い奴ら<リリース情報>配信限定シングル「きらーず」配信中【収録曲】01. きらーず02. グッバイノスタルジー,ハローデストロイ配信リンク:黒猫CHELSEA 公式サイト:
2024年07月19日Text:兵庫慎司Photo:村井香2024年7月12日、浅草公会堂にて、銀杏BOYZのライブが行われた。峯田和伸が弾き語りで、2023年9月19日の渋谷WWW Xを皮切りに、約10カ月かけて全都道府県を回ったツアー『銀杏BOYZ 世界ツアー 弾き語り23-24 ボーイ・ミーツ・ガール Boi Meets Girrrl』の、ファイナル公演である。今年の6月に新潟公演から始まった7都市を回るファイナルシリーズは全公演でゲストがひとり、ブッキングされている。この日のゲストはTOMOVSKY。開演時刻になると、まず峯田がひとりで登場して前説を務め、ゲストを呼び込む。スーツにネクタイ姿で、水色のセミアコを抱え、足元にバスドラムを配置したTOMOVSKYは、「いい日になるね、きっとね。(ツアーが)すごい大変だったみたいなので。大事な日なので。がんばります」と告げ、「脳」の最初の一節を歌ってから、オーディエンスに「覚えた?」と問いかけ、返ってきたシンガロングに「おお、いいねえ」と喜ぶ──という形でスタートする。で、それ以降も、たびたびオーディエンスに呼びかけて、歌わせる。TOMOVSKYさらに、「歌う 58歳」もオーディエンスに歌わせたり、19年前に設えた自分の仕事部屋に初めて来た人は峯田君だったことを急に思い出したから、歌にしました──と、「ミネタ君がこの部屋の最初のお客様」というワンフレーズだけで終わる歌を披露したり、6曲目の「夜中一度風が止まる」を終えたところで、「大事な2曲を飛ばしていた!」と報告してから(言わなきゃ誰にもわからないのに)その2曲=「日本酒雨割り」と「夏のアリは早歩き」を歌ったり、その後者の「夏のアリは早歩き」は、某大物アーティストの某有名曲とまったく同じメロディだったり──と、いつもどおりの自由にも程があるパフォーマンスで、オーディエンスを魅了する。11曲目は「峯田君、日本一周おめでとう!」という叫びから始まった「我に返るスキマを埋めろ」。サビでオーディエンスとの掛け合いが見事に決まり、極めていい空気感で曲は終盤に向かう。そしてもう一度「歌う 58歳」を歌い、最後にギターをかき鳴らしながらスマホを出して時間を確認し、「ジャスト!」という叫びで曲を締め、持ち時間をぴったり使い切ったトモさんであった。銀杏BOYZのステージは、「新訳 銀河鉄道の夜」でスタート。「シベリア鉄道乗り換え 中野駅で降ります」を「浅草で降ります」と変えて歌った峯田、曲を終えると、この47都道府県ツアー、骨折もせずコロナにもならず、予定どおりに今日のファイナルまで来れました、と報告する。で、「僕んち、すぐそこ。なんなら今から帰ってシャワー浴びて来れる」と、最後は浅草でやりかったことも伝える。峯田は、2019年放送のNHK大河ドラマ『いだてん』で浅草の車夫の役を演じたのがきっかけで、長年住んでいた中野界隈を離れ、浅草在住になっている。銀杏BOYZ2曲目「NO FUTURE NO CRY」の後半では、マイクスタンドを客席の方に向けて、オーディエンスにシンガロングを促し、自分はアコースティック・ギターの音を拾う用のマイクに口を近づけて絶唱する。という行動は、その後の曲でも、何度も繰り返された。亡くなった友達(イノマー)への思いを言葉にして、4曲目「夢で逢えたら」に入る。TOMOVSKYのバンド、カステラを小6で知った時のことや、高1で初めてニルヴァーナを聴いた時のことを回想してから「エンジェルベイビー」を歌う。というふうに、言葉と曲で自分の思いを伝えながら「恋は永遠」「いちごの唄」と、ファンは誰もが知っている曲を次々と披露していく峯田だったが、9曲目はちょっと違った。「朝立ち」をやったのだ。2009年に出た、Kebab Recordsというインディー・レーベルのコンピレーション・アルバムに提供した曲で、このツアーの何公演かで歌うまでは、ほぼライブでやったことがなかった曲だという。その「朝立ち」のエンディングで、ギター加藤綾太とドラム岡山健二が登場し、次の「二回戦」から3人編成でのライブになる。ひとりでの弾き語りが一部、バンドでのライブが二部、ということだろう。「二回戦」が始まると、ステージ後方に白幕が降り、歌う峯田の超どアップの顔(目元だけに寄っていたりする)が映し出される。その画は、12曲目「ぽあだむ」では夕焼け空を思わせる真っ赤なビジュアルになったりと曲ごとに変わっていく。「キミからメールが来ないから」という歌詞の古さに自分でツッコミを入れながらも、「写メールとか、10代の人、わかっかな。まあわかりますよね。ババアばっかりだから」と悪態をついて笑いを取ってから、13曲目「ナイトライダー」へ。この曲は、タンバリンを振る岡山健二と峯田が、ツインボーカル状態で交互に歌う。次は「FRIENDS(ENDLESS SUMMER)」。GOING STEADY時代の曲を銀杏BOYZでリメイクすることを、峯田は何度かやっているが、この曲を歌うのは珍しいかもしれない。加藤綾太のギターを褒め称えるMC(峯田「なんでそんなにうまいの、教えてよ。銀杏ぽくないじゃん」)を経ての「骨」は、岡山健二がリードボーカル。バンドでも弾き語りでも、今の銀杏のライブで必ず歌われる曲だが、元は安藤裕子の依頼で書いた曲、つまりそもそも人が歌うための曲だと考えると、岡山健二が歌うのもうなずける気もする。後半では峯田もボーカルを取り、「東京タワーのてっぺんから、三軒茶屋までジャンプするー。」を、「浅草寺までジャンプするー。」に変えて絶叫した。亡くなったミュージシャンたち(チバユウスケ、櫻井敦司、そしてイノマー)の音楽は消えない、という言葉からの「GOD SAVE THE わーるど」、コンパクトにリアレンジした「光」(オリジナルは11分22秒あるが、この日は7分ぐらいだった)。そして、MCを経ての最後のブロックは、「少年少女」と「BABY BABY」、銀杏のレパートリー内でトップクラスの、新旧のシンガロング曲を並べた。どちらもオーディエンスは大合唱で応える。特に「BABY BABY」、もう峯田がマイクを向けようと向けまいと関係ない状態である。本編のラストは、銀杏のライブにおけるアウトロというかクロージング・アクト的な存在である「僕たちは世界を変えることができない」で、美しく締められた。アンコールを求める声に応えて再登場した峯田は、8月にロンドンのアビーロード・スタジオに呼ばれている、まだ言えないがイギリスのすごいバンドと、一緒にやってくる、本当に音楽をやってきてよかったと思う──と、報告した。そして「なんとなく僕たちは大人になるんだ」を弾き語りで歌い始めるが、客席から起こったハンドクラップが歌いにくかったようで、いったん歌を止めて、「ちょっとすみません、うれしいよ? うれしいけど、中には……」と、音頭みたいな手拍子も混じっていることを指摘する。「ロックだよ? 謝恩会じゃねえんだよ! でもまあ、浅草っぽくていいか」。客席が笑いに包まれる。で、最後の最後は、加藤綾太と岡山健二が加わって、峯田はハンドマイクで、「DO YOU LIKE ME」。2分半強の尺で、ハードコアの原曲をラップテイストにアレンジしたこの曲を、終始叫ぶように歌い通した峯田は、「どうもありがとうございました!」とマイクを投げた。ゴツッ! というその音と共に時計を見たら、20時44分57秒だった。<公演情報>『銀杏BOYZ 世界ツアー 弾き語り23-24 ボーイ・ミーツ・ガール Boi Meets Girrrl』2024年7月12日(金) 浅草公会堂出演:銀杏BOYZ/TOMOVSKYセットリスト■TOMOVSKY1. 脳2. 歌う 58歳3. ミネタ君がこの部屋の最初のお客様4. 部屋にいすぎだ5. 目をとじるな6. 日本酒雨割り7. 夏のアリは早歩き8. 夜中一度風が止まる9. SKIP10. 我に返るスキマを埋めろ■銀杏BOYZ1. 新訳 銀河鉄道の夜2. NO FUTURE NO CRY3. 若者たち4. 夢で逢えたら5. 漂流教室6. エンジェルベイビー7. 恋は永遠8. いちごの唄9. 朝立ち10. 二回戦11. もしも君が泣くならば12. ぽあだむ13. ナイトライダー14. FRIENDS(ENDLESS SUMMER)15. 骨16. GOD SAVE THE わーるど17. 光18. 少年少女19. BABY BABY20. 僕たちは世界を変えることができないEN1. なんとなく僕たちは大人になるんだEN2. DO YOU LIKE ME関連リンクTOMOVSKY 公式サイト:銀杏BOYZ 公式サイト:
2024年07月18日Text:兵庫慎司Photo:垂水佳菜長年所属したポニーキャニオンを離れ、ビクター/スピードスター・レコーズに移籍してから、2024年で丸10年。それを記念して、GRAPEVINEは、『The Decade Show:Summer Live 2024』と銘打って、スピードスターからリリースして来た10作のアルバムから曲を選んだアニバーサリー・ライブを、日比谷野外大音楽堂と大阪音楽堂で開催した。という東阪野外ワンマンの東京編がこの日、2024年7月13日土曜日である。大阪編は8月3日土曜日なので、以下のライブレポを書くにあたって、曲目・曲順などのネタバレは、できない。でも、普段こういう時って、「これはまずやるだろう」みたいな代表曲・鉄板曲の類いだったら、いくつかは曲名を書いてもいい、みたいになることが多いのですね。なので、本番が終わったら、マネージャーを捕まえて、そのへんの相談をしよう、というつもりで、朝とは天気予報が変わってギリ雨具を着た方がいいくらいの天候の中、日比谷野音に足を運んだのだが。観終わって、気がついた。いや、正確には、ライブの中盤あたりで、もう悟っていた。ダメだ。曲目、書けない。ということを。というか、そもそもそういうバンドじゃないか、GRAPEVINEは。それこそフェスなんかに出る時だって、代表曲目白押しみたいなセットリストでは、やらなかったりする人たちじゃないか。自分がつい最近観た、5月5日の大阪の野外フェス『OTODAMA’24〜音泉魂〜』の時だって、「こんな真っ昼間やのに、わりとドス黒い選曲です、よろしく!」とか言ってたし、田中和将。いや、それでも、あの時の方がまだなんぼか、ヒットパレード的なセトリだった。でも今日は違う。「スピードスター縛り」のせいだからそうなっているのでは、決してなく。たとえば、何年か前に出た、GRAPEVINEの歴史の中でも超重要じゃない? みたいな、驚きと興奮を食らわしてくれたあの名曲、あるじゃないですか。リリース以降はワンマンでもフェスやイベントでも必ず演奏していたし、だから僕も「あれはさすがに曲名を書いてもいいだろうな」という読みだったのだが、なんと、その曲、やりませんでした。というようなセットリストだった、この日のGRAPEVINEは。田中和将(vo/g)かと言って、普段ライブで全然やらないような、超レアな曲ばかりを集めました、というような趣旨でもない。全体の1/4くらいは、近年のライブでよく聴ける曲もあったし、それ以外に「久々だけど、まったくライブでやらないわけではない」くらいの曲もある。で、まさに「超レア」な曲もある。という、要は「メジャー」か「コア」のどちらかに二極化しない、かと言って「その間」で統一しているわけでもない、だからマーブル具合が甚だしい、なんとも言えず微妙で、かつ極めて絶妙な、セットリストの組み方だったのである。どうでしょう。これは曲目、一切書かない方がいいな、と思うでしょう、どうしたって。西川弘剛(g)あ、このライブの3日前=7月10日にリリースされた新曲「NINJA POP CITY」は、やりました。というくらいです、さすがにこれは書いていいだろう、と判断できたのは。ただ──ファンなら、ここまで読んでいただければおわかりかと思うが──GRAPEVINEがやるそんな内容のライブ、良くないわけがないし、すばらしくないわけがないし、楽しくないわけがない。昨日ファンになって今日初めてGRAPEVINEを観ました、という人ならちょっとわからないが、少なくとも、一定期間以上バインのファンであれば、そうだと思う。金戸覚(b)「うわ、この曲で始める!?」「えっ、次はこれをやる!?」という驚きと喜びが、1曲目からアンコールまで続いていく時間。いや、アンコールの最後の曲などの、ほんの数曲は「うわ」や「えっ」ではなく「あ、なるほど!」だったかもしれないが、それらはごく少数である。で、「やり慣れている曲」と「そうではない曲」の間に、演奏&歌の仕上がりの面でギャップが一切ない、どの曲も最上の状態で演奏され歌われていくところが、さすがGRAPEVINEである。ステージセットも装飾もフラッグも幕も何もなしでコンクリむき出し、あるのはフロントの3人の足元に敷かれたカーペットと、アンプやキーボード等の機材と、亀井亨のドラムセットが載ったライザーと、照明だけというそっけなさも、GRAPEVINEらしい。亀井亨(ds)そして、日が暮れていくに従って、その照明が絶大な効果を発揮し始めるも、GRAPEVINEらしいし、日比谷野音らしくもある。曲間になると、今この場所を囲むように虫の声が響くのも、日比谷野音らしい。3曲終えたところのMCで、田中、「千代田区の雨女たちよ、GRAPEVINEです! 晴れバンドの神通力も今日は効かんかなと思ったら、止んできましたね」高野勲(key)確かに雨足、開演を待っていた頃よりも弱まっている。ライブ全体の中盤あたりからは、雨具を脱いでも平気になった。中盤のMCでは、この『The Decade Show:Summer Live 2024』の趣旨を説明。「ビクターに移籍して10年だそうです。今後も10年20年、俺らが死ぬか、あんたらが死ぬか」アンコールを求めるハンドクラップに応えて再登場した時は、「今日の野音が気持ちよかったので、またやりたいなと思います。アーユーレディ千代田区、日比谷、アモーレたちよ!」と呼びかけてから、演奏に入った。そして「売店のお酒、飲み尽くしましたか?」などというMCをはさみつつ(自分の経験で言うと、GRAPEVINEは「日比谷野音における客のアルコール摂取量」のトップ3に入る。ちなみに、あとのふたつはハナレグミとCaravan)、数曲を演奏。超満員のオーディエンスを、この日何度目かのピークに導いた。最後の曲を演奏し終えての去り際、田中は「幸せでした、ありがとう!」と叫んだ。そういえば二回目のMCの時にも「本日、とても幸せです」と言っていた。で、前述の5月5日大阪『OTODAMA’24』の時も、去り際に「幸せでした、ありがとう!」と言っていたような気がする。なので、終演後の楽屋挨拶の時に、聞いてみた。「え? あ、OTODAMAでも言うたかもなあ。というか、最近、よく言うんですよ。ほんまに幸せなもんやから」言うまでもないが、ライブをやっている瞬間が、という話である。<公演情報>GRAPEVINE『The Decade Show : Summer Live 2024』7月13日(土) 東京・日比谷野外大音楽堂<ライブ情報>GRAPEVINE『The Decade Show : Summer Live 2024』8月3日(土) 大阪・大阪城音楽堂GRAPEVINE『The Decade Show : Club Circuit 2024』8月31日(土) 石川・金沢EIGHT HALL9月1日(日) 長野・長野CLUB JUNK BOX9月6日(金) 北海道・札幌ペニーレーン249月8日(日) 宮城・仙台Rensa9月14日(土) 愛媛・松山W studio RED9月15日(日) 岡山・岡山CRAZYMAMA KINGDOM9月21日(土) 福岡・福岡DRUM LOGOS9月23日(月) 愛知・名古屋ダイアモンドホールMAGNIFIK GRAPEVINE×betcover!!9月12日(木) 東京・EX THEATER ROPPONGI出演:GRAPEVINE / betcover!!チケット情報:()<リリース情報>「NINJA POP CITY」配信中GRAPEVINE「NINJA POP CITY」ジャケット配信リンク:「NINJA POP CITY」公式サイト:
2024年07月18日佐藤流司が主演を務める『東映ムビ×ステ 舞台「邪魚隊/ジャッコタイ」』のキャラクタービジュアルが公開された。『邪魚隊/ジャッコタイ』は、映画と舞台を完全連動させるプロジェクト「東映ムビ×ステ」の最新作となるミュージカル時代劇。映画版は2024年5月31日(金) に公開、舞台版は2024年8月から9月に東京・大阪・愛知・石川で上演される。舞台では捨て駒集団「邪魚隊」が江戸を飛び出し、謎を秘めた絶海の孤島で壮大な物語を繰り広げる。映画で主演を務めた佐藤をはじめ、阿久津仁愛、橋本祥平、小柳心、廣瀬智紀、輝馬、玉城裕規が映画に引き続き出演。加えて、蘭舞ゆう、舟木健(NORD)、竹野留里、井俣太良、小林郁大、松本寛也、森大、中村誠治郎といった、多岐にわたって活躍するキャストが集結した。このたび公開されたのは、舞台から参加となる8名のキャラクタービジュアル。それぞれが持つキャラクターの個性が、目力・表情・身振り・衣装などで、舞台の世界観を感じとれるものとなっている。併せて配役も発表。島を治める女王・テコナ役を蘭舞、テコナの支配に抵抗する組織のリーダー・ウラナミ役を舟木、ウラナミと同じ抵抗組織のメンバー・タテハ役を竹野、今回邪魚隊に任務を命じる幕府老中・尾形忠昌役を井俣、剣と武術に秀でた幕臣たちの精鋭部隊である「邪虎隊」の新たな隊長・虎徹役を松本、長福丸役を小林、女王・テコナの手下であるゴマダラ役を森、ゴマダラと同じく女王・テコナを守護するヒイロ役を中村が演じる。また、岩上美優、鼓太郎、小林嵩平、髙橋立億躍、夛田将秀、中野みほ、星賢太、堀直人といった8名のアンサンブルキャストに加え、アクション監督の栗田政明や振付・ステージングの本山新之助らメインスタッフも発表。さらに各地でのアフタートークの実施も決定した。【舞台版ストーリー】捨て駒集団「邪魚隊」、今回の任務(ミッション)は「誘拐された幕府要人の奪還」。向かうはいくつもの謎を秘めた絶海の孤島。島に祀られる“常世神”(とこよがみ)とは一体!?そして、島の女王・テコナと島民たちによって明らかになっていく衝撃の真実!なんと「邪魚隊」の一員であるスルメの隠された過去も判明!?最狂の刺客・多々良もなぜか島に現れ……鱗蔵たち邪魚隊を待ち受ける運命とは!?ある日、幕府老中・尾形に呼び出された邪魚隊は「徳川の秘宝と引き換えに、誘拐された要人を奪還せよ」という任務を命じられる。人質が連れ去られた孤島へと向かう邪魚隊一行と御典医の蓼丸玄庵。しかし、その途中で正体不明の海賊に襲われ、身代金代わりの秘宝を奪われてしまう。どうにか島に辿り着いた邪魚隊を待ち受けていたのは……妖術で島を治める神秘的な女王・テコナと、島民が崇める謎の神・“常世神”だった!海賊の正体がこの島の島民であることを知ったリーダーの鱗蔵たちは、テコナにある取引を持ち掛ける。が、邪魚隊の一員のスルメは、ひとり浮かない顔をしていて……。やがて浮かび上がる、女王・テコナの正体と、スルメが封印してきた禁断の過去……そして、真実が明らかになる時、新たな脅威が鱗蔵たちを、いや、日本全土を襲う!?巨大な陰謀に直面した鱗蔵たち邪魚隊は、無事に人質を盗み返し、任務を達成できるのか!?<公演情報>東映ムビ×ステ 舞台『邪魚隊/ジャッコタイ』脚本:小西麻友脚色・演出:毛利亘宏(少年社中)音楽:和田俊輔歌詞:藤林聖子アクション監督:栗田政明(倉田プロモーション)振付・ステージング:本山新之助【出演】佐藤流司阿久津仁愛橋本祥平小柳心廣瀬智紀蘭舞ゆう舟木健(NORD)竹野留里井俣太良小林郁大松本寛也森大中村誠治郎輝馬玉城裕規【アンサンブルキャスト】岩上美優鼓太郎小林嵩平髙橋立億躍夛田将秀中野みほ星賢太堀直人【東京公演】日程:2024年8月9日(金)~25日(日)会場:サンシャイン劇場【大阪公演】日程:2024年8月30日(金)~9月1日(日)会場:サンケイホールブリーゼ【愛知公演】日程:2024年9月4日(水)会場:一宮市民会館【石川公演】日程:2024年9月7日(土)・8日(日)会場:石川県立音楽堂 邦楽ホール【アフタートーク】■東京公演8月15日(木) 18:00:佐藤流司阿久津仁愛小柳心廣瀬智紀8月16日(金) 18:00:阿久津仁愛橋本祥平舟木健玉城裕規8月21日(水) 18:00:橋本祥平舟木健竹野留里井俣太良8月22日(木) 18:00:阿久津仁愛井俣太良輝馬玉城裕規8月23日(金) 18:00:佐藤流司蘭舞ゆう森大中村誠治郎■大阪公演8月31日(土) 18:00:佐藤流司小柳心廣瀬智紀輝馬■愛知公演9月4日(水) 13:00:佐藤流司橋本祥平蘭舞ゆう毛利亘宏(ゲスト)■石川公演9月7日(土) 17:00:佐藤流司阿久津仁愛橋本祥平小柳心廣瀬智紀チケット情報:()プロジェクト公式サイト: toei-movie-st
2024年07月09日パリオリンピックに挑むバスケットボール男子日本代表候補の比江島慎選手と河村勇輝選手。世代もプレースタイルも異なるが、その間にはリスペクトがある。大会に向けた意気込みとともに、厳しい戦いに身を置く中で大切な「癒し」についても語ってもらった。【バスケットボール】比江島 慎選手(宇都宮ブレックス)×河村勇輝選手(横浜ビー・コルセアーズ)写真右・比江島慎選手、左・河村勇輝選手――出会う前のお二人は互いにどんなイメージを持っていて、初対面はどんなものでしたか?比江島:河村は高校生の頃から有名だったし、’19年の天皇杯の福岡第一vs千葉ジェッツも観ていました。印象は「速っ!」ですね。河村:僕はマコさんが日本代表で活躍する姿をずっと見てきました。僕は「日本代表になりたい」と思っていて、自分の目指すところに行けばマコさんと一緒にプレーできるという思いがありました。――最初に対戦したのは4年前、河村選手がBリーグに入ってすぐのことでした。比江島:「やっぱり速い!」と思いましたし、高校生ながらBリーグに出ること自体がすごいと思いました。普通は18歳がプロで活躍なんてできませんよ。自分が18歳の時にBリーグがあったとして、このクオリティを出せるかと考えたら「無理だな」って(笑)。僕らはディフェンスのチームなのに、河村に結構やられましたからね。河村:あの時は気持ちに余裕がなくて必死にプレーするだけで、それで上手くいくこともあったんですけど、大事なところでは何もさせてもらえませんでした。高校で日本一になって「Bリーグでどれだけ通用するんだろうか?」と思って挑戦したのですが、トップチームの宇都宮さんとの差を感じた試合だったのを覚えています。比江島:受け答えもしっかりしているし、大人な部分しか見えないですよね。でも日本代表でチームメイトになって分かったのは、結構な頻度で靴下を忘れてマネージャーからもらっていたりして。河村:バレてました?(笑)比江島:意外と忘れ物が多いタイプで、そういう人間っぽさもあるんだなあと思いました(笑)。河村:うっかりが多いタイプです。高校の時もバッシュを忘れて、マネージャーに借りて試合でプレーしていたことがあります。比江島:それはヤバいね(笑)。――河村選手から見た比江島選手はいかがでしょうか。河村:富樫勇樹さんをはじめ、いろんな人のマコさんへのイジりを見ているので、頼りがいのある人というよりも雰囲気を和ませるタイプだと思うんですけど、試合のここぞという場面では本当に頼りになります。ポイントガードとして、マコさんにボールを預ければ何とかしてくれるという感覚があります。最年長のマコさんが僕たち後輩に寄り添って何でも話せる雰囲気を作ってくれているのも、とてもありがたいです。比江島:何もしていないけど、みんなが支えてくれる(笑)。河村:それも人柄ですし、やっぱりすごいと思います。――厳しい戦いの世界はプレッシャーも大きく、気持ちの切り替えやリラックスも大切ですよね。今号の「癒しの行動学」特集に合わせて、日々どんなことで癒されているか、教えてください。比江島:僕は体育館を出たらバスケのことは考えないようにしています。考えてプレーするのも大事ですけど、ダラダラ長く考えても脳が疲れちゃうだけなので。それができるようになったのは最近で、東京オリンピックぐらいまでは気負いすぎるぐらい気負っていたんですけど、今は上手く切り替えられるようになりました。河村:僕はお風呂が好きなので、湯船に浸かってゆっくりと体を休めて、気持ちもリラックスさせています。半身浴でじわっと汗を出しながら、結構長い時間入りますね。特に照明とか音楽にこだわるわけではありませんが、ファンの方から差し入れでいただいた入浴剤を使ったお湯に入って「ありがたいな~」と気持ちよくリラックスさせてもらっています。――Bリーグのシーズンが終わってから代表活動が始まるまでに短いオフがありました。そこで何か「癒し」はありましたか?比江島:地元の福岡から海までドライブして、寄せては返す波を何も考えずにボーッと眺めていました。海を眺めているひと時だけは誰にも邪魔されない空間として、そっとしておいてほしいです(笑)。河村:僕は最近、ワンちゃんと一緒に撮影する機会があって、プードルとレトリバーのミックスだったんですけど、かわいすぎましたね。めっちゃ癒されました。――急に1週間スケジュールが空いたら何をしたいですか?比江島:海外旅行ですね。バスケから切り替えたいのでNBAではなくイギリスにサッカーを観に行きたいです。僕の夢ですね。河村:僕もすぐにどこかは思いつかないんですけど、自然が豊かなところに行ってみたいです。――最後に、パリでも日本代表の躍進を期待するファンの皆さんに、意気込みをお願いします。比江島:今まで代表でいろんな経験をしましたが、昨年のワールドカップでは全員が同じ方向を向いてチームとしてまとまっていました。今年もそこには自信があるので、チームの雰囲気の良さ、全員で戦う姿を見てください。河村:オリンピックではベスト8という目標に向けて、「世界を驚かせよう」という合言葉で戦います。また皆さんの力を借りながら、世界を驚かせられるよう頑張っていきます。ひえじま・まこと1990年8月11日生まれ、福岡県出身。身長191cm。シューティングガード。2018年にBリーグMVPを受賞、海外挑戦を経て’19年から宇都宮ブレックスでプレー。大学時代から代表に選ばれ、世界を相手に多彩なスキルを駆使して得点力を発揮してきた“日本のエース”。カットソー¥5,500(キャスパージョン/シアン PR TEL:03・6662・5525)かわむら・ゆうき2001年5月2日生まれ、山口県出身。身長172cm。ポイントガード。福岡第一高校時代から特別指定選手としてBリーグでプレーし、’23年に横浜ビー・コルセアーズとプロ契約を結ぶ。一瞬で相手を抜き去るスピードとバスケIQの高さを備えた日本代表の若き司令塔。パンツ¥5,940(キャスパージョン/シアン PR)その他はスタイリスト私物7月27日(土)20:30~ドイツvs日本7月30日(火)24:15~日本vsフランス8月2日(金)18:00~日本vs対戦国未定世界の強豪12チームが参加して行われるパリ2024オリンピック・男子バスケットボール。日本代表はドイツ、フランス、さらに今月ラトビアで行われる最終予選の勝者と予選ラウンドを戦う。まずはこの3試合、見逃せない!※『anan』2024年7月10日号より。写真・倉本侑磨(Pygmy Company)スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・TOYO(BELLO)取材、文・鈴木健一郎(鈴木制作所)(by anan編集部)
2024年07月06日昨年夏のワールドカップ以降、人気を集めている男子バスケットボールから、Bリーグでも大人気の比江島 慎選手(宇都宮ブレックス)と河村勇輝選手(横浜ビー・コルセアーズ)の二人が登場。写真上・比江島 慎選手、下・河村勇輝選手比江島 慎(宇都宮ブレックス)この数年で盛り上がってきたバスケットボール人気は、昨年夏に沖縄で行われたワールドカップでの日本代表の快進撃により一気に高まった。その変化を比江島慎選手はこう実感している。「バスケに詳しくない方から声をかけられることは、今までほとんどありませんでした。先日、『あのバスケの!』と声をかけてくれた方が『えーっと』と、僕の名前までは分かっていないんですよね(笑)。そういう方にも認識してもらい、応援していただけるようになったのはすごくうれしいです」比江島選手は長らく日本代表を支え、今ではチーム最年長となった。かつてはエースとして得点役を担っていたが、今のチームには渡邊雄太選手を筆頭に点の取れる選手が増え、ワールドカップには不参加だった八村塁選手もパリオリンピックには出場が期待される。「僕がやらなきゃ、という場面は減りましたね」と比江島選手は語る。「昔はその状況が良くなかったというか、それでは勝てないと気づかされました。チーム全員で戦う意識を持てたことが昨年勝てた要因だと思うし、個人的にも2019年のワールドカップ、東京と勝てない中でもがきながら、代表での自分の役割を見つけられたと思っています。自分が点を取らなくても別の部分で貢献できるよう、頭を使ってプレーするようになりました」だがエースの意識を失ってはいない。ファンの多くが今もここぞという場面では比江島選手が攻め、得点することを期待している。「チームの攻撃が手詰まりになった時には自分が打開する。その意識は今でも持ち続けているつもりです。負けた試合はそこで自分が何もできなかった印象もあるので」世代交代が進み若手の多い日本代表で、比江島選手は他を圧倒する実績を持つが、偉ぶることなく若手たちと同じ目線に立っている。「本当はもっとチームリーダーっぽくやらなきゃいけないのかもしれないですけど、それはまあ(笑)。年上だからとか実績があるとかで僕に気を遣ってほしくはないので、そこだけは意識しています」2023‐24シーズンのBリーグではベスト3P成功率賞を初めて受賞。3Pシュートが生命線の代表にもその好調ぶりを持ち込むことが期待されるが、彼の考え方は少し異なる。「ワールドカップでバスケに興味を持った方は3Pシュートのイメージが強いと思うんですけど、僕は何でもできると思っています。高確率で3Pシュートを決めることはもちろんですが、ドライブにもプライドを持っています」独特の緩急で相手ディフェンスをかいくぐって決める“比江島ステップ”が彼の代名詞。「自分でそんなに意識しているわけではありませんが、客観的に見ても動きが明らかに違うとは思います。ああいうリズムでプレーしたのは僕が初めてで、今はそういう感性を持つ選手がどんどん出てきていますけど、この部分ではまだ負けたくないですね」いよいよ始まるオリンピックに向けて、比江島選手はこう意気込む。「ワールドカップよりレベルが高いですし、日本バスケ界として過去最大のチャレンジになります。皆さんの応援の力をお借りして、一番良いプレーができるよう頑張ります」ひえじま・まこと1990年8月11日生まれ、福岡県出身。身長191cm。シューティングガード。2018年にBリーグMVPを受賞、海外挑戦を経て’19年から宇都宮ブレックスでプレー。大学時代から代表に選ばれ、世界を相手に多彩なスキルを駆使して得点力を発揮してきた“日本のエース”。ジャケット¥107,800パンツ¥74,800ベルト¥13,200(以上ティーエイチ プロダクツ/TARO HORIUCHIcontact@a-tconcepts.com)シャツ¥29,700(ラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿 TEL:03・3470・6760)その他はスタイリスト私物河村勇輝選手(横浜ビー・コルセアーズ)現在23歳の河村勇輝選手は、急成長する日本バスケットボール界を象徴する存在となっている。「Bリーグも毎試合どの会場も満員で、応援の分厚さが今までとは明らかに違っていました」と、彼自身もその盛り上がりを実感する。ワールドカップでアジア1位になったことでバスケットボール男子日本代表はパリオリンピック出場を決め、高校生の頃から「日本代表のポイントガードとしてオリンピックに出場する」と公言していた河村選手の目標は、間もなく実現しようとしている。今の心境は「自分一人の力でやってこられたわけではないので、支えてくれた方々への感謝の気持ちでいっぱい」であり、「今までやってきたことが間違いじゃなかった」という手応えを感じつつも、彼は次の成功に向けた自身の成長に意識を向けている。「昨年のワールドカップで、オフェンスのバリエーションを増やさないと世界で通用しないと感じたので、この1年は得意なシュートを増やしたり、緩急を使って点を取ることを意識しました。それで平均得点を上げられたのは一つ自分の成長だと思います。ただ、ワールドカップを経験したことで自分の中のスタンダードも上がっていて、日本代表に選ばれるだけで満足してはいません。目標であるパリでのベスト8に行くために、自分がチームの勝利にどう貢献できるか。そう考えると現状には満足していなくて、やらなければいけないことは多いです」ずっと憧れてきたオリンピックの舞台で実現したいのは、良いプレーをして勝つことはもちろん、バスケをもっと盛り上げること。「いろんな競技が集まる大会なので、ワールドカップ以上に多くの方に注目されるし、バスケの魅力を伝える素晴らしい機会になります。このチャンスを逃さず、やっぱり一番は日本の皆さんにワールドカップ以上に盛り上がってもらえるように、僕はもちろん、チーム一丸となってバスケの魅力を伝えたい」身長がモノをいう競技で、世界大会ともなれば172cmの河村選手の小ささは一際目立つが、彼はそこに注目してほしいと語る。「すごく展開が早くて、どの1秒を切り取っても面白いスポーツだと思います。試合を観に来てもらうと一番分かりやすいのですが、身長2mを超える選手が当たり前にいる中で、僕は本当に小さいです。その小ささを活かしたスピードであったりテクニックにこだわって相手の高さを攻略しているので、そこに注目して試合を観て、面白いと感じてもらえたら僕としては一番うれしいです」オリンピックでも、そんなパフォーマンスでチームの勝利に貢献したい、と語る。「ワールドカップでは結果を出すことができましたが、どの試合もギリギリの戦いを制しての勝ちばかりでした。今振り返っても、皆さんの応援なくしては最後まで戦い抜くことができなかったと思うので、感謝の気持ちが大きいです。そして、また今回もファンの方々に応援してもらい、背中を押してもらいたいです。皆さんから受け取ったものをオリンピックに持ち込み、さらに上のレベルで戦ってベスト8という目標を達成し、素晴らしい結果で恩返しできるように。そのためにもチーム一丸で、精一杯頑張ります」かわむら・ゆうき2001年5月2日生まれ、山口県出身。身長172cm。ポイントガード。福岡第一高校時代から特別指定選手としてBリーグでプレーし、’23年に横浜ビー・コルセアーズとプロ契約を結ぶ。一瞬で相手を抜き去るスピードとバスケIQの高さを備えた日本代表の若き司令塔。ジャケット¥105,600(ティーエイチ プロダクツ/TARO HORIUCHI)シャツ¥29,700パンツ¥33,000(共にラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿)その他はスタイリスト私物7月27日(土)20:30~ドイツvs日本7月30日(火)24:15~日本vsフランス8月2日(金)18:00~日本vs対戦国未定世界の強豪12チームが参加して行われるパリ2024オリンピック・男子バスケットボール。日本代表はドイツ、フランス、さらに今月ラトビアで行われる最終予選の勝者と予選ラウンドを戦う。まずはこの3試合、見逃せない!※『anan』2024年7月10日号より。写真・倉本侑磨(Pygmy Company)スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・TOYO(BELLO)取材、文・鈴木健一郎(鈴木制作所)(by anan編集部)
2024年07月05日Text:兵庫慎司Photo:小境勝巳1997年の第一回目に出演していて、2024年で9回目。一回目からずっと出ているし、石野卓球はDJとして、出ない年の方が少ないくらいのペースで、深夜のレッドマーキーかGAN-BAN SQUAREのどちらかのステージに上がっている。2019年3月のピエール瀧の逮捕後、(無観客配信ライブはあったが)客前での初のステージは、2021年のフジロックの最終日、8月22日グリーン・ステージのトリだった。今年は初日7月26日(金) のレッドマーキー深夜の「PLANET GROOVE」に登場、翌日にGAN-BAN SQUAREで石野卓球のDJもある。というわけで、おふたりにフジについて、過去の出演について、最後にちょっとだけ今年の出番について、話していただいた模様がYouTube用にアップされましたが(されますが)、そっちでカットされた部分も含めてテキストにしたのが、以下のインタビューです。なお、身を以てご存知の方も多いと思いますが、レッドマーキー、電気がやる場所としてはあきらかに狭くて、「音だけ聴ければいいや」じゃない場合は、早めに行くことが必須です。ではどうぞ。前編は こちら()──次の2014年はグリーンのトリ前で、巨大な階段状のステージ・セットで。映画『DENKI GROOVE THE MOVIE?』の制作が決まっていたから、大根仁監督の撮影クルーが入っていて。その映画の軸になりましたよね。ピエール瀧(以下、瀧)この時は、ツアーとかもやってたんで、わりと仕上がってる感じっていうか。石野卓球(以下、石野)あの階段みたいなセットを持ち込んだっていうので、日高さんがすごく喜んでくれて。俺はそれがうれしかった。瀧プロジェクションマッピングだもんね。石野うちら、あのセットに出演料全部つっこんだから、ほとんど実入りはなかったんだけど、その価値はあったっていうかね。瀧トリじゃなくて、次にFRANZ FERDINANDが待ってるから、あのセットをはけきれるのか、それまでどこに置いとくんだ、っていうので、裏方のスタッフさんたちは、だいぶ大変だったんじゃないのかな、と思うけど。──2016年は、グリーンで、大トリのレッチリ後のクロージング・アクト。だからアンコールもあって、17曲もやってるんですよね。石野(資料を見る)あ、ほんとだ。すごいね。瀧ただ、最初は「クロージング・アクトってなんすか?」っていう。石野「ハッピー・マンデーズがやってたやつだよね」っていうのはあったけど(2006年)。瀧アンコールで出て来なかったやつな。石野ハッピー・マンデーズがクロージング・アクトをやって、本編が終わって「アンコール!」ってなった時に、スタッフが出て来て「すいません、メンバー全員酔っぱらいすぎてアンコールができません!」って、お開きになったっていう(笑)。瀧「みなさんのお気持ちはわかりますけども、本日アンコールはございません、お帰りください」って終わった。「あ、あれか!」と。石野だから、クロージング・アクトっていうのが、よくわかってなかった。瀧酔っぱらってやるステージみたいな(笑)。石野気がラクだったような印象はある。瀧それはある。オマケっていうか、スタッフも半分打ち上げ感覚でしょ? みたいな。石野そこまでではないと思うけど。でも、だから、フジロックのアンコールって感じ。瀧一応みんな、俺たちを観てるお客さんなんでしょ? っていうのもあったね。石野……なんでよくわかってなかったか、わかった。クロージング・アクトまでいないからだ。ハッピー・マンデーズの時は残ったけど、いつもはそこまでいないから。瀧確かに。──次は2019年の、瀧さんの逮捕でキャンセルになった年。逮捕が3月で……噂ですが、最初は日高さんは「じゃあ今年のフジで復活でいいじゃん」って言っていた、という(笑)。石野ほんとかどうか知らないけど、日高さんなら言ってくれそう。俺はそれでもよかったんだけど。瀧ああ、そうかそうか。石野でも、瀧の一件があって、いろいろさ、マスコミが……俺、ベルリンにいたんだけど、その時入ってくる情報がさ、気がついたらいつの間にか、俺も悪者になってたりしてさ。で、瀧は留置場にいるじゃない? その時に日高さんがメッセージを出してくれて、世間向けにね。そのメッセージを俺、ベルリンで読んだんだけど、もうほんと、涙が出そうになるくらい感動してさ。ちゃんと表立った場で、そういうことを言ってくれる人がいなかったから。それはいまだに俺、日高さんにすごい感謝してるんだけど。すごい響いた。──次は2021年、コロナ禍に行われたフジロックの大トリで、客前のライブとしては電気グルーヴの復帰一発目でした。瀧2020年に開催されなかった時、その前に、日高さんとメシ食ったよな?石野……あ、フグ料理か。行ったね。瀧で、「次は出てよ」「もちろんです」って言ってたんだけど、コロナでできなかった。その翌年に出て、なんとも言えない感じだったね、この時ね。石野うん。もちろん決して悪かった印象はないんだけど、果たしてこれは手応えだったのか? っていう。手応えが、あるのかないのかわからない。瀧フルスロットルで行っていいものかどうか。ライブなんで、コール&レスポンスとかやった方が盛り上がる局面もあったりするじゃないですか。特に俺なんかその役目だし。で、「みなさん、お久しぶりです」もあるじゃん、俺にしてにみれば。で、出て行って、ワーッとやり取りしようとしたら、「あ、そうか、やり取りしちゃいけないのか」っていう。お客さんも「先生に言われてるから」みたいな感じで。そこをちゃんと守ってんのが、フジロックのお客さんだな、とは思うんですけど。石野プロレスをやる準備で行ったんだけど、レスリングだったっていう感じ(笑)。しかも、渋い、関節の取り合いの。瀧三密だからおもしろいんじゃん、ライブって。それ全部禁止なんだもんね。石野だから、ちゃんとしたリハっていうか。リミッターというか、「ここまで」っていうのが決まってるから、ライブにしても。たぶんいちばん丁寧にやったんじゃないかな。瀧無秩序が生み出されるからライブはおもしろいんだけど、今年は無秩序を作っちゃダメなんだな、というのを気にかけながらやってたような気がする。──では最後に、2024年の出演に関しては?石野いつもどおりの曲をやるだけですよ(笑)。最後、「富士山」。瀧まあ、お客さんが楽しめるように──。石野「富士山」で終わります(笑)。楽しいのか? それ。瀧まあ楽しいんじゃない? 「ほら、やった!」って人もいるだろうから。石野「またやってる」っていうのもあるしね。やめようか?(笑)。瀧どっちでもいいよ。石野まあ今年は、いちばん大好きなレッドマーキーでやれるから。──観る方からすると狭いんですけどね、電気が出る場所としては。石野それは知ったこっちゃない。あそこがいちばん、雰囲気もいいし、屋根もあるし、苗プリも近いし、あとそのまま残れるし。ホワイトとかグリーンだと、クルマに乗せられていったん楽屋エリアまで戻されるんだけど、それがないから。瀧レッドマーキーのあのギュッとしてる感じが、ちょうど心地よくできる感じっていうか。そんな感じですかね。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★電気グルーヴのサイン入り色紙を抽選で3名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!★動画はこちら『フジロック’24』電気グルーヴ動画インタビュー【後編】<イベント情報>『FUJI ROCK FESTIVAL ’24』7月26日(金)~28日(日)新潟・苗場スキー場チケット情報:()公式サイト:<電気グルーヴライブ情報>『35周年ツアー “3594”』9月14日(土)Zepp Osaka Bayside ほか詳細は こちら()電気グルーヴ公式サイト:
2024年07月04日Text:兵庫慎司Photo:小境勝巳1997年の第一回目に出演していて、2024年で9回目。一回目からずっと出ているし、石野卓球はDJとして、出ない年の方が少ないくらいのペースで、深夜のレッドマーキーかGAN-BAN SQUAREのどちらかのステージに上がっている。2019年3月のピエール瀧の逮捕後、(無観客配信ライブはあったが)客前での初のステージは、2021年のフジロックの最終日、8月22日グリーン・ステージのトリだった。今年は初日7月26日(金) のレッドマーキー深夜の「PLANET GROOVE」に登場、翌日にGAN-BAN SQUAREで石野卓球のDJもある。というわけで、おふたりにフジについて、過去の出演について、最後にちょっとだけ今年の出番について、話していただいた模様がYouTube用にアップされますが、そっちでカットされた部分も含めてテキストにしたのが、以下のインタビューです。なお、身を以てご存知の方も多いと思いますが、レッドマーキー、電気がやる場所としてはあきらかに狭くて、「音だけ聴ければいいや」じゃない場合は、早めに行くことが必須です。ではどうぞ。──フジロック、1997年の一回目に出演していて、現在まで出演し続けているのって、電気グルーヴだけだと思うんですが。(注:国内アーティストは電気グルーヴのみ、海外アーティストだとFOO FIGHTERSも初年度に出演)石野卓球(以下、石野)それって確かな情報? 他にもいたりすると、その人たちに失礼っていう。──でも、電気として活動していなかった2001年から2005年まで以外は、2〜3年おきに出演を続けている、というのは電気だけかなと。その休止期間も、石野さんはDJで出ていたし、ずっとフジロックと近い関係で──。石野オオサンショウウオみたい(笑)。シーラカンスとか。ピエール瀧(以下、瀧)まあまあ、そうね。──フジロックからも求められているんでしょうけど、電気もフジロックに愛着が──。石野でも、こっちが出たいって言って出れるもんじゃないから。こっちはオファーを待つ身だから。でももちろん、呼ばれるのはうれしいし。あとこれだけ長く付き合いがあると、やっぱり特別な思いもあるっていうかね。瀧世話になってる感じもあるしね。──フジロックで立つステージっていうのは、ほかのイベントとは違ったりします?石野気が楽、とにかく。ねえ?瀧うん、まあそうね。石野勝手知ったる、っていうのと、あと、ほっといてくれる。瀧ああ、それはあるね。石野最近フェスとかいっぱい増えて来て、やっぱりフジに比べたら、圧倒的にバックステージのホスピタリティがいいわけですよ。なんだけど、フジは最初からずーっとそれは変わらない感じが、むしろいい(笑)。これは嫌味でもなんでもなくて。瀧とにかくライブだけしっかりやってくれたまえ、あとは知らん、って感じが(笑)。石野現地集合、現地解散。瀧ほんとに。それがいいよね。あんまり特別扱いもして来ないっていうか。石野今年もまた、バックステージでジャワティーを飲むんだな、っていう。瀧で、またたくさん歩くんだな、っていう。──昔、瀧さん、かなりご機嫌になって、裏動線で、出演アーティストを楽屋まで送るクルマをタクシーみたいに止めて、乗せてもらって帰った、という話をされてましたよね。瀧ああ、そうそう。「乗せてくれー!」ってね。あれいつだろう? めちゃめちゃ酔っぱらってた時は、何回かあるから。石野逆に、あんまり酔っぱらってなかった時を数えた方が早いっていうか。何年か前の、コロナの時、大声禁止、アルコール禁止の時、あったじゃん。瀧うん。2021年か。石野あの時ぐらいかな、憶えてるのは。瀧だいたい泥酔してるからね。人のステージの酒を飲んだり(笑)。誰かのやつを飲んじゃったんだよね、「あ、ワインがある」って。石野リッチー・ホウティンのでしょ?瀧あ、そうだ。「それステージ用のです!」「ああっ、ごめんごめん!」。──出番が終わったら飲みがスタート?瀧とりあえず出番が終わって、「おつかれ、乾杯!」から始まって。そこから、終わりなんかないじゃん、だって。その日に帰るわけでもないから。そうするとずっと飲んでて……前に、俺がビール飲みながら、イスがないところに腰かけちゃうから、マネージャーがイスを持って後ろを付いて回ってて(笑)。石野追いかけてた。瀧イスがないとこに腰かけて、「バッチャーン! あひゃひゃひゃ!」みたいになるから。「瀧さん何やってんですか!」って言いながら、マネージャーがイスを持って。──石野さんのDJも、ほぼ毎年のように。石野いや、去年は俺、呼ばれてないかな。何年かに一回ありますよ、「あ、今年ないな」っていう年が。──石野さんから断ることはない?石野うん、今んとこないんじゃないかな。今年も、電気で出た翌日、GAN-BAN SQUAREでやるんですけど、それも……クラフトワークが出るでしょ? 電気が1日目でクラフトワークが2日目、じゃあもう一泊残る、って言ったら、そこに目をつけたGAN-BANが「やりませんか?」って(笑)。瀧まあまあ、それは残るべきだよね。──DJの方で記憶に残っている年ってあります?石野近々だとやっぱり、瀧のこれ(手錠のポーズ)の年、DJで出た時(2019年)……大根(仁)さんが動画を撮ってたりとかもしたんで、あれは印象に残ってるかな。瀧のおかげで。瀧うん。石野感謝してますよ。瀧残念ながら観てないんだよね、それね。──あの時は、電気の曲、いっぱいかけてましたよね、普段のDJと違って。石野あれ、ほんとは電気で出るはずだったけど、DJだったから。電気目当てで心の準備をしてた人たちもいただろうから、それに対してのレスポンスというか、こっちからの。──では、過去の電気の出演年で、重要なやつをいくつか振り返っていただきたいんですが。最初はやっぱり開催一回目の1997年、暴風雨の中の出演で、石野さんが思わず「みなさん、がんばってください!」と叫んだ──。石野そうでも言わないと、みんな心が折れるっていうか。自分に対しても言ってる(笑)。瀧まだみんな、フェスってどういうものか、わかっていない頃だったからね。軽装の子たちが多い、「夏でしょ?」って感じの。雨具も持ってない、みたいな子たちが会場にいて、女の子とか、ワンピースにヒールで来てたもんね。それで雨降って、極寒のフィールドになって。で、タワーレコードの袋を、みんな頭にかぶって。石野防寒具にして。瀧黄色と赤の人が会場をウロウロしてんのを控室から見て、「すげえことになってんなあ」と思ったのを憶えてますね。石野履いてる人もいたよね。瀧長靴代わりにね。で、黒ビニールを着て、頭にタワーレコードの袋を。石野タワレコカジ(笑)。あの時は会場も違ったから、そのあとのフジロックとは別っていうかね、印象としては。プレ・フジロック、っていうか。瀧とにかく強風、豪雨で、スキー場だったんで下がぬかるんでるし。で、屋根がほぼない。っていう中でライブをやって。石野台風が近づいてたんだよね。瀧今ほどシャトルバスとかがちゃんとしてなかったんで、帰るにも帰れないっていう。石野佐山シャトル。瀧タイガーステップ(笑)。っていうので帰れなくて、だからもう、遭難だよね、ほぼ。音楽が鳴っている遭難、っていう感じになっている中で、うちらは初日の後半に近い方だったのかな。で、お客さんたちもヤケクソだから、「ウォーッ!!」みたいになって、モッシュからワーッて湯気が立ち上ってたのを憶えてるかな。そうでもしないと暖は取れないもんね、と思いながら、ステージから見てた感じかな。「富士山」をやったんで、俺、富士山のかぶりものをしたんだけど。その日唯一見れた富士山が俺っていう(笑)。──次は、苗場に移ってから初めて電気が出た2000年、日曜のホワイトのトリ。石野全然憶えてない。瀧ねえ?石野24年前の記憶でしょ? ほぼ毎年行ってる。憶えててたまるかっていう(笑)。上書きされちゃうよね、やっぱりね。瀧うん。2000年てことは、『VOXXX』のタイミングか。──その次は、活動休止明けの2006年。石野6年も空くんだね。これは、DVDになってるやつじゃないかな(※2007年10月リリースの『Live at FUJI ROCK FESTIVAL ‘06』)。瀧「N.O.」から始まるやつだ。──過去の代表曲満載の、ベストアルバムみたいなライブを、電気グルーヴが初めてやった時です。石野さっさとやれよっていう話だよね。あ、でも、2006年の休止してた時より前と後では、グループとしても違うしね。瀧うん。きみ、たぶんその間もDJやってるだろうから。ずっとDJやってて、「次は電気でライブでグリーンで」って言われて、「ええっ!?」っていうところなんじゃいかな。石野でも俺ね、けっこう最近まで、グリーンとホワイトの違いがわかってなくて。瀧(笑)。なるほど。石野「グリーンですよ!」って、当時のマネージャーとかスタッフが大騒ぎしてて。瀧「ごはんですよ」みたいな感じで。石野「ごはんですよ」ではない(笑)。「グリーンもホワイトもそんな変わんなくない?」みたいな感じだったのよ。グリーンのありがたみを、あんまりわかってなかった。瀧ただ名前が違ってるだけだと。石野そうそう。「苗プリから遠い方が、グリーン? ホワイト?」、そんな感じだったから。とにかくレッドマーキー一択だったから。いちばん近いし、屋根もあるし、赤いし(笑)、あと好みのアーティストが出てるっていうね。──この時、有名曲をどんどんやるライブにしたのは?石野久しぶりだし、フェスは試す場じゃないなっていう、すごくあたりまえのこと。瀧フェスは、みんなが待ってるものを、ちゃんとやった方がいい、っていう。石野あとこれは、DVDで残ってたから、観ると、当時のステージ衣装や髪型が、すげえ地味だったな、っていう。瀧普段着で出てる。普段着でグリーン。──今は必ずお揃いの衣装ですもんね。石野そういうのもなかったから。──2012年に、電気としては初めてレッドマーキーでやった時のことは、憶えてます?瀧うん、憶えてる。石野この時の「富士山」が、いいんだよね。瀧この時のレッドマーキーは、超楽しかった思い出がある。なんか。──日曜深夜のトップでしたよね。人が多くて入れなくて、外で聴いた記憶があります。石野うーん、出てる方は憶えてないのよ。瀧ただ、お客さんがパンパンだったのは憶えてる。石野顔が。瀧顔が。石野塩分摂りすぎで。瀧むくんじゃって、ほんとに。やっぱり山は気圧が低いから。石野ポテトチップスの袋が膨らむみたいに(笑)。──瀧さんは楽しかった憶えがあると。瀧楽しかったし、なんか、なんだろうね、会心のライブっていうか。石野俺もこの時楽しかった。憶えてんのは「富士山」だけだけど。瀧ちょっと自由度もあって、お客さんのガッていう熱も伝わってきて。なんかこう、いい噛み合い具合のライブだったなっていう。石野噛み合い? はははは。瀧おまえ犬に持っていかれすぎなんだって。石野でも、電気グルーヴ、二人組になって、ライブも二人組の電気グルーヴとして……まあもちろんサポートはいるんですけど、それでやっていく中で、だいぶ今に近い形になってきたっていう。そういう時期のライブだよね。だから印象に残ってるのかもしんない。※後編は こちら()ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★電気グルーヴのサイン入り色紙を抽選で3名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!★動画はこちら『フジロック’24』電気グルーヴ動画インタビュー【前編】<イベント情報>『FUJI ROCK FESTIVAL ’24』7月26日(金)~28日(日)新潟・苗場スキー場チケット情報:()公式サイト:<電気グルーヴライブ情報>『35周年ツアー “3594”』9月14日(土)Zepp Osaka Bayside ほか詳細は こちら()電気グルーヴ公式サイト:
2024年06月29日俳優の柳葉敏郎が主演を務める、映画『室井慎次 敗れざる者』(10月11日公開)と『室井慎次 生き続ける者』(11月15日公開)のスーパーティザー映像が26日、公開された。○■矢本悠馬・生駒里奈ら、『踊る大捜査線』最新作の新キャスト9名解禁今回公開されたのは、同作の最新映像となるスーパーティザー映像。池の前のデッキでくつろぎ、秋田犬と散歩する室井の故郷での穏やかな生活から一転、なにかと室井たちの噂話をし、「あんた、ここに来たわけは?」「あんたがいると迷惑だ、出ていってくれ」「いつ出ていく?」など明らかに室井たちを拒否する地元住民たちが続々と登場する。静かに暮らすことを望む室井に対し、故郷は厳しく、次第に地元住民たちとの軋轢が生まれ、そして地元住民の会話の中で室井と暮らす謎の少年たちの素性も明らかになる。映像後半には「花が枯れていた……」という室井の通報により、状況はさらに一転。のどかな故郷の暮らしにはそぐわないおびただしい数の警察官、ヘリや警察車両が現れ、室井のまわりに事件の影が忍び寄る。また、今回の映像で矢本悠馬、生駒里奈、丹生明里(日向坂46)、佐々木希、飯島直子、小沢仁志、木場勝己、稲森いずみ、いしだあゆみが出演することが明らかになった。(C)フジテレビジョン【編集部MEMO】『踊る大捜査線』は、1997年の連続ドラマ開始以来、それまでの刑事ドラマとは一線を画し、警察内部の縦割り社会や上下関係、人間模様を描き、社会現象を巻き起こしたドラマ・映画シリーズ。翌1998年に『踊る大捜査線 THE MOVIE』が公開されると、興行収入100億円超えの大ヒットを記録。2003年公開の映画第2弾『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』では、興行収入173.5億円を記録し、20年以上経った今もなお、邦画実写記録の圧倒的頂点に君臨している。そして、これまでに公開した映画シリーズ6本の累計興行収入は、487億円、累計動員数も3598万人を超えている。
2024年06月26日正道のヒーローもいれば、世間に背き、闇をまとい、それでも民衆の心を惹きつけるヒーローもいる。俳優・佐藤流司には、そんなダークヒーローがよく似合う。5月31日公開の映画『邪魚隊/ジャッコタイ』で演じるのもまたダークヒーローだ。なぜ佐藤流司はこんなにもダークヒーローが似合うのか。その美学に迫った。陽の光を一身に浴びて育ってきたわけではない自覚がある死刑囚たちによって結成された、いわくつきの精鋭部隊・邪魚隊。そのリーダー・鱗蔵もまた一癖も二癖もあるキャラクターだ。厭世的な態度で世の中を斜めに見ているかと思いきや、面倒見が良く、なんだかんだと厄介事にも巻き込まれていく人情家。佐藤流司のクールな魅力と熱量が、そこに共存している。「クール一辺倒のお芝居って、わりとジェネリックというか、コスパがいいんですよね。お芝居って、役者が苦しければ苦しいほどお客様に感動を与えられると俺は思っていて。熱い部分や苦悩している部分がドラマになる。そういう意味でも、演じがいのある役どころでした」鱗蔵は、スリの名人。悪党を主人公にした、いわゆるピカレスクロマンだ。昨今、こうしたダークヒーローものが大きな共感を呼んでいる。「陽のあたる道をまっすぐに歩いてきた人間にはない魅力がありますよね。やっぱり普通に生きてきた人って人生の語彙力が少ないというか、魅力が一色な気がする。と言っても、全然苦労をしたことがない人なんていないと思いますけど。みんなそれぞれいろんな苦労を背負っている。だからこそ、辛いものを抱えた人を見るとつい惹かれちゃうんでしょうね」佐藤流司自身、アンダーグラウンドな雰囲気をまとった俳優に心惹かれてきた。その一人が、玉城裕規だ。本作でも強烈な悪の華として、スクリーンに存在を焼きつけている。「俺がこの世界に入って、最初に憧れたのが玉城くん。一筋縄じゃいかない人感がすごいあるじゃないですか。そこが魅力だなと。どの作品を観てもカッコいいし、今回ご一緒させていただいて、改めてカッコいいなと思った。終盤で玉城くんと立ち回りをやらせてもらいましたけど、本当にハイスピードの殺陣で。暑い中、1日かけての撮影ですごく疲れましたけど、やって良かったと言えるものになりました」一筋縄ではないところが魅力。そう語る佐藤流司もまた脛に傷を持つキャラクターがぴたりとハマる。「ある舞台のプロデューサーさんに言われたことがあるんです。あなたは闇があるからいいねって。確かに自分でも、陽の光を一身に浴びて育ってきたわけではない自覚がある。そこが自分のルーツというか、アイデンティティでもあると思うので、こういう役の方が性に合ってる感じがしますね」王道ではなく異端。自らをそう位置づけるように、あえて茨の道を歩んできた。「こうして取材していただいたときに、歯が出るぐらい笑顔をお願いしますと言われたり、当たり障りのないことをなるべく言ってくださいとレッテルを貼られるのが嫌で。昔からわざと歯に衣着せぬ物言いをしたりして、あえて自分をヤンチャなキャラクターに見せてきたところはあります。実際、今、自分がセルフプロデュースした通りに印象操作している感じがあるので、そこは大成功ですね(笑)」そう不敵な笑みを浮かべる。彼の掌の上で心地よく踊らされるように、多くの人が佐藤流司の魅力に夢中になってきた。「だから、鱗蔵みたいな役をいただけるのは本当にありがたいです。こういう役をやらせたら佐藤流司がいちばんと思っていただける役があるのは、役者としての強み。他の役者にはまだまだ負けられないなっていう気持ちが自分の中にあります」この仕事のいいところは逃げられないこと2011年、『仮面ライダーフォーゼ』で俳優デビュー。2.5次元舞台のトッププレイヤーとして駆け抜けた佐藤流司も29歳。経験を積み、性格的に丸くなった部分もあると認めている。「今日の撮影でも、笑顔をお願いしますって言われて、ちょっと笑いましたしね(笑)」ついに迎えた20代ラストイヤー。その胸の内に、どんな変化を感じているのだろうか。「全然イライラしなくなりました。昔ほど刺激的な人生ではなくなったのかなと。20代前半は、もっと感情が揺れ動いていた。今はそういうのがなくなった代わりに落ち込むことが増えたかも。外に発散しない分、内に溜め込むようになったんでしょうね。大人になるって我慢することなんだなって自覚しました(笑)」道を走りはじめて間もない頃は、怒りや悔しさ、反骨心をガソリンにできた。けれど、時が経てば、それだけでは走れなくなってくる。今、佐藤流司を走らせているガソリンとは何か。「逃げられないっていうことですね。この仕事のいいところは逃げられないことだと思っているんですよ。昔、バイトとかしたことあるんですけど、本当、2〜3日で辞めちゃう人間なんです、俺は。でもこの仕事は作品が決まったら、絶対逃げられないじゃないですか。ファンの方も、関係者の方も、俺に期待をしてくれている。期待を背負える環境に身を置くことで、ここまで続けてこられた気がします」一つの作品が終われば、また次の作品がやってくる。別の現場の成功体験が、新しい現場では一切通用しない。壁の先には、新しい壁がある。そんな役者人生を、佐藤流司はわりと気に入っている。「マンネリがいちばん苦手。マンネリを感じたら、やる気がなくなっちゃうんです。だから、難しいことを任されるのは、逆にありがたい。今回も、冒頭のアクションはワンカットなんです。兼﨑(涼介)監督と、舞台もたくさんやられているアクション監督の栗田(政明)さんが、このメンバーならワンカットにチャレンジしてみようということで、そうなったんですけど。映像のアクションって、カットを割れば割るほどカッコよく見えると思っていたので、それをワンカットでやったらどうなるのか仕上がりが最初は見えなかったんですけど、役者たちの失敗できないヒリつき感も相まって、臨場感と迫力のあるアクションになったと思いました」仕事では刺激を求める一方、プライベートではもう少し穏やかに暮らしたいらしい。「仕事でもう一生分の刺激を受けているはずなので、あとは安楽に過ごしたいです(笑)。おかげで最近は全然家から出なくなりました。もうちょっと自分に優しくなりたい。なるべく辛くない方向に自分を持っていくのが、最近のテーマです」今も憧れ続ける、中学時代の4人の先輩「ずっとアクションを売りにやらせてもらっていて。でも、30代を前に少しずつ疲れがたまりはじめているのは感じています。このスタイルをいつまで続けられるか。脚本や演出をやらせてもらっているのも、ある種、セカンドライフに向けた準備みたいなところはあります」年齢とともに失われていくものは、もちろんある。その一方で得るものもある。佐藤流司の場合、色気だろう。30代を目前に控え、持ち前の色気にますます磨きがかかっている。そう称えると、「そこはもう親父と母ちゃんの遺伝子のおかげです(笑)」と冗談めかして飄々とかわす。だが、その大きな瞳には、10代の頃に見た「カッコいい男」の原型が今も色濃く輝いている。「中学の先輩で、『花より男子』のF4みたいなイケメン4人衆がいたんですよ。ずっとその4人に憧れて育ったので、その影響は大きいかもしれないです。中でもリーダー格の修太くんが僕の憧れ。すごくラスボス感のある人で。自分が脚本と演出をやった舞台(演劇『カストルとポルックス』)でもラスボス役のキャラクターに修太とつけさせてもらいました。ああいう男になりたい、というのはずっとあります」自分を信じる「カッコいい」を、佐藤流司は追いかけてきた。時に誤解を生んでも、時代と逆行しても構わない。自らの美学を貫く胆力こそが、佐藤流司の強さだ。だから、ダークヒーローがよく似合う。「僕はアイドルみたいにキラキラした感じではないので。それよりも黒光りしていたい。いわくつきの妖刀でありたいです。30代も変わらず黒光りしたまんまでいようと思っているので、ファンの方には今まで通り応援していただけたら」ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント佐藤さんのサイン入りポラを1名様に!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!映画『邪魚隊/ジャッコタイ』24年5月31日映画公開撮影/友野雄、取材・文/横川良明
2024年05月28日俳優の柳葉敏郎が主演を務める、映画『室井慎次 敗れざる者』(10月11日公開)と『室井慎次 生き続ける者』(11月15日公開)の最新映像が22日、公開された。○■『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』スーパーティザー映像今回公開されたのは、まだ見たことがない室井の姿を捉えたスーパーティザー映像。室井の「無職です」という衝撃的な一言から始まり、秋田犬と戯れ、故郷へ帰り丁寧な暮らしをしているという、かつてない室井の姿が。これまで現場の捜査員のために粉骨し、警視庁・警察庁の権力争いに利用され、自ら逮捕されるなど波乱に満ちた警察人生の中で、理想と正義を貫いて生きてきた室井の“今”が映し出されている。また、家の前で雪かきをする室井の傍らには謎の少年たちの姿も。この少年たちは室井とどういう関係なのか、「捜査するの?」という問いかけに「もう警察官じゃない」と返す室井など新たな一面が垣間見える映像となっている。(C)フジテレビジョン【編集部MEMO】『踊る大捜査線』は、1997年の連続ドラマ開始以来、それまでの刑事ドラマとは一線を画し、警察内部の縦割り社会や上下関係、人間模様を描き、社会現象を巻き起こしたドラマ・映画シリーズ。翌1998年に『踊る大捜査線 THE MOVIE』が公開されると、興行収入100億円超えの大ヒットを記録。2003年公開の映画第2弾『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』では、興行収入173.5億円を記録し、20年以上経った今もなお、邦画実写記録の圧倒的頂点に君臨している。そして、これまでに公開した映画シリーズ6本の累計興行収入は、487億円、累計動員数も3598万人を超えている。
2024年05月22日2部作で公開される映画『室井慎次敗れざる者』『室井慎次生き続ける者』の最新映像が到着した。映像は、「無職です」と言う、室井慎次の衝撃的なシーンからスタート。秋田犬と戯れ、故郷へ帰り丁寧な暮らしをしている室井。これまで現場の捜査員のために粉骨し、警視庁・警察庁の権力争いに利用され、自ら逮捕されるなど、波乱に満ちた警察人生だった男のいまは、「踊る」シリーズで初めて見せる姿だ。家の前で雪かきをする室井と、謎の少年たち(齋藤潤、前山くうが・こうが)。どういう関係なのか気になるが、その全貌はまだ謎に包まれている。『室井慎次敗れざる者』は10月11日(金)より全国にて公開。『室井慎次生き続ける者』は11月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:室井慎次 敗れざる者 2024年10月11日より公開© フジテレビジョン室井慎次 生き続ける者 2024年11月15日より公開© フジテレビジョン
2024年05月21日■これまでのあらすじ真衣の夫・慎司は面倒見のいい性格、しかし、子どもふたりの育児に追われている妻よりも友だちを優先させる夫に、真衣は不満を募らせていた。友だちのピンチを聞きつけるたび、家事も育児も真衣に任せて家を飛び出していく慎司。家族で水族館へ行く約束の日も、慎司は幼馴染のシンママ・美里の子どものケガを優先する。これには真衣の堪忍袋の緒が切れ、「家族が犠牲になっている」と夫を家から追い出した。慎司は頼った友だちから「むかしから大事にすべき人を大事にできない」とダメ出しされ、ようやく自分の過ちに気づく。真剣に反省しないと離婚されるのではないかと危機感を覚え…。【夫SideStory】そんなにたくさんの女性と付き合ったことがあるわけではありませんが、思い返すと、元カノたちから毎回同じことを言われてフラれていました。「私のこと大事じゃないんだね」と…。俺は今まで、大事にすべきものの優先順位を間違っていたようです。困っている人を見たら放っておけない性分なのもありますが、心のどこかでヒーロー気取りだったことも否めません。妻から「家族を犠牲にしてまですることじゃない」とはっきり言ってもらえて、目が覚めました。これからは大事にすべきものを見極め、行動したいと思っていた矢先、美里から連絡があって…。次回に続く(全10話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています
2024年05月04日■これまでのあらすじ慎司は面倒見のいい性格だが、ふたりの子どもの育児に追われている妻・真衣よりも友だちを優先させるのが玉に瑕。冷蔵庫のおかずを勝手に持ち出してインフルの友だちに届けたり、家事育児を妻任せにして友だちの夫婦喧嘩に駆けつけるなど、家庭を二の次にする夫に真衣は怒り心頭。娘が楽しみにしていた水族館へ行く日も、慎司は幼馴染のシンママ・美里の子どもがケガをしたと聞いて、家族を放り出して出かけてしまう。いよいよ真衣の堪忍袋の緒が切れ、「自己満足の人助けで家族が犠牲になっている」と夫を家から追い出すのだった。【夫SideStory】俺は慎司。妻に家を追い出されてしまいました。友だちの子どもがケガをしたから、俺が車を出して病院へ。確かに今日は家族と水族館へ行く約束をしていましたが、緊急事態なんですから真衣もわかってくれると思っていました。でも、付き合いの長い真人にダメ出しをされて気づきました。俺は「大事にすべき人を大事にしていない」ところがあるようです。まさか、このまま離婚なんてこと…ないですよね?俺は真衣にどう謝るべきか、真剣に考えました。次回に続く(全10話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています
2024年05月03日俳優の柳葉敏郎が主演を務める『踊る大捜査線』シリーズの映画最新作のタイトルが『室井慎次 敗れざる者』(10月11日公開)と『室井慎次 生き続ける者』(11月15日公開)に決定し、二部作で公開されることが明らかになった。○■『踊る』シリーズ最新作のタイトルは『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』今回明らかになったのは、『踊る』シリーズ映画最新作のタイトルと公開日。4月26日から先んじて全国の映画館でタイトルと公開日が載ったチラシが設置されていた。また、同シリーズお馴染みのスコープマークに室井慎次(柳葉)のシルエットがデザインされた通常バージョンのチラシのほか、デザインの異なるレアバージョンのチラシも少量設置されている。あわせて公開された最新映像は、青島(織田裕二)との約束を守るべく自らの犠牲も顧みず邁進してきた室井慎次が真剣な表情で雪景色の中に佇む姿からスタート。映像にはスーツを脱ぎ、秋田犬と暮らす室井の姿も収められており、現場の捜査員のために粉骨し、警視庁・警察庁の権力争いに利用され、自ら逮捕されるなど波乱に満ちた警察人生だった室井に一体何があったのか、ラストには室井から想像もできなかった衝撃の一言も。また、同作の音楽を映画『THE FIRST SLAM DUNK』の音楽も手掛けた武部聡志氏が担当。亀山千広プロデューサーとは、ドラマ『ビーチボーイズ』以降何度もタッグを組んでいるが、今回『踊る』プロジェクトに初参戦となる。【編集部MEMO】『踊る大捜査線』は、1997年の連続ドラマ開始以来、それまでの刑事ドラマとは一線を画し、警察内部の縦割り社会や上下関係、人間模様を描き、社会現象を巻き起こしたドラマ・映画シリーズ。翌1998年に『踊る大捜査線 THE MOVIE』が公開されると、興行収入100億円超えの大ヒットを記録。2003年公開の映画第2弾『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』では、興行収入173.5億円を記録し、20年以上経った今もなお、邦画実写記録の圧倒的頂点に君臨している。そして、これまでに公開した映画シリーズ6本の累計興行収入は、487億円、累計動員数も3598万人を超えている。(C)フジテレビジョン
2024年05月01日「踊るプロジェクト」の新作が二部作で公開されることが決定。『室井慎次 敗れざる者』が10月11日(金)、『室井慎次 生き続ける者』が11月15日(金) に公開となる。1997年の連続ドラマ開始以来、それまでの刑事ドラマとは一線を画し、警察内部の縦割り社会や上下関係、人間模様を描き、社会現象を巻き起こした「踊る」シリーズ。これまでに公開された映画シリーズ6本の累計興行収入は487億円、累計動員数は3,598万人を記録している。室井慎次(柳葉敏郎)が主人公となる新作映画は、1997年3月18日放送のドラマ最終話「青島刑事よ永遠に」で青島俊作(織田裕二)が室井と交わした「あんたは上にいろ。俺には俺の仕事がある。あんたにはあんたの仕事がある」という約束から27年の時を経て発表された。今回公開となった最新予告映像では、青島との約束を守るべく自らの犠牲も顧みず邁進してきた室井が真剣な表情で雪景色の中に佇む姿や、スーツを脱ぎ、秋田犬と暮らす室井の姿も。そして、ラストには室井から想像もできなかった衝撃の一言が放たれる。また、本作の音楽を映画『THE FIRST SLAM DUNK』などで知られる武部聡志が務めることが発表された。なおプロデュースは亀山千広、脚本は君塚良一、監督は本広克行がそれぞれ担当する。“踊るプロジェクト”映画最新作 ティザー映像<作品情報>『室井慎次 敗れざる者』10月11日(金) 公開『室井慎次 生き続ける者』11月15日(金) 公開公式サイト:フジテレビジョン
2024年05月01日“踊るプロジェクト”最新情報として、『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』の二部作公開が決定した。1997年のドラマ最終話放送、「あんたは上にいろ。俺には俺の仕事がある。あんたにはあんたの仕事がある」という“青島と室井の約束”から27年の時を経て先日、「踊るプロジェクト」再始動が発表されていた。最新映像では、青島との約束を守るべく、自らの犠牲も顧みず邁進してきた室井慎次が、真剣な表情で雪景色の中に佇む姿から始まる。スーツを脱ぎ、秋田犬と暮らす室井の姿も登場しており、現場の捜査員のために粉骨し、警視庁・警察庁の権力争いに利用され、自ら逮捕されるなど波乱に満ちた警察人生だった室井に一体何があったのか気になるばかり。そして、ラストには衝撃の一言も放っている。なお、プロデュース・亀山千広×脚本・君塚良一×監督・本広克行という、「踊る」シリーズスタッフ再集結が明らかになっていたが、加えて音楽は、『THE FIRST SLAM DUNK』も担当した武部聡志が、「踊る」プロジェクト初参加する。4月26日からは、一部劇場を除く全国の映画館で映画タイトルと公開日が載ったチラシが提出開始となった本作。お馴染みのスコープマークに室井慎次のシルエットがデザインされた通常バージョンのチラシと、少しデザインの異なる別バージョンのチラシ(レアバージョン)も少量設置されるというサプライズが施されているのも注目だ。『室井慎次 敗れざる者』は10月11日(金)より公開。『室井慎次 生き続ける者』は11月15日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:室井慎次 敗れざる者 2024年10月11日より公開© フジテレビジョン室井慎次 生き続ける者 2024年11月15日より公開© フジテレビジョン
2024年04月30日“踊るプロジェクト”が再始動し、室井慎次を主人公とした最新作を2部作で公開。映画『室井慎次 敗れざる者』が2024年10月11日(金)、続いて映画『室井慎次 生き続ける者』が11月15日(金)に全国上映される。『踊る大捜査線』の映画シリーズ再始動「踊る」シリーズは、1997年に連続ドラマでスタートし、それまでの刑事ドラマとは一線を画す人間模様を描いた内容で、社会現象を巻き起こした。1998年には、『踊る大捜査線 THE MOVIE』が公開されて大ヒットを記録。2003年には、映画第2弾となる 『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』が公開され、興行収入173.5億円を叩き出し、20年以上たった今でも邦画実写記録の頂点に君臨している。物語の主人公は、織田裕二が演じる所轄の刑事青島俊作。脱サラをして湾岸署刑事課に配属された異色の警察官である青島は、刑事の理想と現実とのギャップに困惑しつつも、真摯に事件に向かっていく。また、柳葉敏郎が演じる本庁キャリア組の室井慎次を始め、数多くの魅力的なキャラクターが登場するのも「踊る」シリーズの魅力だ。これまで“踊るプロジェクト”映画シリーズで6本の作品を通じ、時に熱く、時にユーモアを交えながらリアルな描写で人間ドラマを描いてきた。特に、青島と室井の“熱き友情”は見所のひとつで、1997年のドラマ最終話放送で交わした「あんたは上にいろ。俺には俺の仕事がある。あんたにはあんたの仕事がある。」という2人の約束は、胸に残る台詞のひとつだ。主人公は柳葉敏郎演じる室井慎次数々の名言、名シーンを生み出してきた“踊るプロジェクト”が、2024年秋、『室井慎次 敗れざる者』と『室井慎次 生き続ける者』というタイトルを掲げ、2部作で再びスクリーンに。主人公はタイトルの通り、柳葉敏郎演じる室井慎次だ。劇中では、“青島との約束”を果たせなかったことを悔やみながらも、警察を辞めて故郷へ帰り、秋田犬と戯れる丁寧な暮らしを送るなど、踊るシリーズで初めて見る室井の姿が。これまで現場の捜査員のために粉骨し、警視庁・警察庁の権力争いに利用され、自ら逮捕されるなど波乱に満ちた警察人生だった男の“今”が映し出される。福本莉子がシリーズ最悪の犯人と言われた日向真奈美の娘・日向杏にまたシリーズ最悪の犯人と言われた小泉今日子演じる猟奇殺人犯・日向真奈美の娘として、福本莉子演じる少女・日向杏が登場する。亀山千広×君塚良一×本広克行の制作陣再集結制作陣には、これまでの“踊るプロジェクト”を支えてきたメンバーが揃った。プロデューサーは亀山千広、脚本は君塚良一、監督は本広克行が務める。また、音楽は、映画『THE FIRST SLAM DUNK』の音楽を担当したことも記憶に新しい武部聡志が担当する。映画『室井慎次 生き続ける者』登場人物紹介主人公・室井慎次…柳葉敏郎警察を辞め、故郷である東北の山奥で、事件の被害者家族・加害者家族を支援したいという思いから、少年たちと穏やかに暮らす。日向杏…福本莉子シリーズ最悪の犯人と言われた猟奇殺人犯・日向真奈美(小泉今日子)の娘。室井の前に突如として現れる。新城賢太郎…筧利夫警察時代の室井の盟友。警視庁のキャリア組としてかつて室井とライバル関係にあり、共に数々の捜査を乗り越えて、次第に室井のよき理解者となっていった。室井の前に現れる謎の少女、迫りくる事件の影を映し出した予告編一足先に公開された予告編では、平穏に暮らす室井の前に突如として現れる謎の少女、そして迫りくる事件の影を映し出している。波乱に満ちた警察人生を歩んできた室井は警察を辞め、事件の被害者家族・加害者家族を支援したいという思いから、ある少年たちと穏やかに暮らしていた。そんな中、謎の少女の来訪とともに、他殺と思われる死体が東北の山奥で発見される。さらに、その少女は猟奇殺人犯である日向真奈美の娘という衝撃の事実が判明。平穏な暮らしを求めていた室井に、再び事件の影が迫り来る…。「とんでもない死体を見つけましたね、室井さんー。」そこには盟友・新城賢太郎の姿もあった。映画『室井慎次 敗れざる者』あらすじ「あの男との約束を果たせなかったー。」、波乱に満ちた警察人生を歩んできた室井慎次。27年前の“青島との約束”を果たせなかったことを悔やみ、警察を辞めて故郷に帰る。「家族を持たなかった男が、“家族”を守る」室井は東北の山奥で、事件の被害者家族・加害者家族を支援したいという想いで、少年たちと一緒に穏やかに暮らしていた。しかしそんな中、室井の前に謎の少女が現れ、彼女の来訪とともに、他殺と思われる死体が発見される。やがて少女の正体はシリーズ最悪の犯人と言われた猟奇殺人犯・日向真奈美の娘の日向杏だという、衝撃の事実が判明。“最悪”は終わらないのか。穏やかな暮らしを求めた室井のまわりに、再び、事件の影が迫りくるー。【作品詳細】映画『室井慎次 敗れざる者』公開日:2024年10月11日(金)監督: 本広克行脚本: 君塚良一出演: 柳葉敏郎、齋藤潤、前山くうが・前山こうが、柳葉敏郎、福本莉子、矢本悠馬、生駒里奈、丹生明里、佐々木希、筧利夫、西村直人、赤ペン瀧川、升毅、飯島直子、小沢仁志、木場勝己、稲森いずみ、いしだあゆみプロデュース: 亀山千広音楽:武部聡志© フジテレビジョン ビーエスフジ 東宝
2024年03月22日山下智久主演ドラマ「ブルーモーメント」に、水上恒司と夏帆がレギュラー出演することが決定した。本作は、甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、知恵と知識を駆使して現場の最前線で命がけで救助に立ち向かうSDM本部(特別災害対策本部)メンバーの奮闘物語。「中学聖日記」でドラマデビューを果たし、『望み』や朝ドラ「ブギウギ」などに出演した水上さんが演じるのは、東京消防庁・消防救助機動部隊に所属する優秀なレスキュー隊員で、晴原(山下さん)の亡き婚約者のいとこ・園部優吾。中学生のころ、奥多摩に山岳部で登山した際に遭難してし、その際、レスキュー隊員の佐竹尚人に救われたことでレスキュー隊員に憧れを抱き、優秀なレスキュー隊員へと成長を遂げる。また、佐竹がSDM消防班統括責任者に選ばれると、優吾も参加することに。だが、過激な進め方をする晴原と対立することも。そして、優吾にとって晴原の婚約者は姉のような存在で強く憧れていたため、晴原に強い対抗心を抱いている。山下さんとは今回が初共演となる水上さんは、「山下さんがどんな晴原を作って来られるのだろうと、とても楽しみです。1・2話で優吾が晴原に対してぶつける言葉が、作品にとっても晴原にとっても非常に大事なせりふになっていくので、最初から勝負をかけて頑張りたいと思っています」と意気込み、「エンターテインメントというものが直接何かを救えるようなものではないということは分かりつつも、その力を信じて、見てくださる方々が“明日も頑張ろう”“こんな人たちが本当にいてくれたらいいな”と思ってもらえるように、そして、本当にSDM本部のような部隊を作ってもいいのかなと思わせられるような作品にしていけるように頑張ります」と視聴者へメッセージ。夏帆さんが演じるのは、ドラマのオリジナルキャラクターである天才脳外科医・汐見早霧。若くして神の腕を持つも、病院内で起きたある出来事をきっかけにメスを握れなくなってしまい、総合診療科への異動を命じられてしまったが、高難度の手術で命を救うことが自分の存在価値だと思ってきた彼女は、まだ現実を受け止めきれていなかった。そんな中、病院でも居場所がなかったため、専属の医師を必要としていたSDMに派遣される。災害医療にモチベーションが湧かない早霧だが、そこで晴原たちの様子を目の当たりにし…。「初の医師役ということもあり、医療用語が並ぶセリフや所作など、初めて経験することがたくさんあります。台本を読んでいてもまだ自分が演じている姿が想像できませんが、未知の世界に飛び込めることに、とてもワクワクしています」と心境を明かした夏帆さんは、「(早霧は)どこかミステリアスでクールなキャラクターですが、そのなかにある人間らしさを大切に演じていきたいと思っています。自分の使命は医療と関わっていく中で人を助けることだと思っているけど、あることをきっかけにメスを握れなくなった彼女が、どんなふうに成長していくのか…私も楽しみですし、見てくださる方も楽しみにしていただけたらうれしいです」とコメントしている。「ブルーモーメント」は4月、毎週水曜日22時~フジテレビにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2024年02月20日西島秀俊が主演を務めるテレビ朝日ドラマプレミアム「黄金の刻」に、水上恒司が出演することが分かった。本作は、楡周平による小説「黄金の刻 小説 服部金太郎」の完全ドラマ化。日本初の腕時計、世界初のクオーツウォッチを発売したことで知られる「セイコーグループ」の創業者、服部金太郎の波乱の人生を重厚に描き出す。現在放送中の朝ドラ「ブギウギ」に出演する水上さんが演じるのは、主人公・服部金太郎(西島さん)の青年期。「様々な仲間と出会ったことで、西島秀俊さんが演じる大人の金太郎につながっていくというところは、僕も丁寧に演じたいと思っています」と語った水上さんは、「青年期の金太郎は、不器用ではあるのですが、真っすぐに、時間というものに魅了されていく男の子です。今回僕は、14歳から21歳までを演じさせていただきますので、その間の金太郎の成長度合いを見せていきたいなと考えています。14~15歳は抜けているところもあり、しかし、後に金太郎の妻となる山本まんと出会う21歳では、男としての魅力もにじませ、グラデーションをつけられれば。そこに、僕の個性も生かすことができればうれしいです」とコメント。また、西島さんとは『奥様は、取り扱い注意』以来の共演。「久しぶりに共演させていただき、『がんばろうな!』と温かい言葉をいただきました。1シーンだけご一緒させていただく機会があったのですが、再会はすごく嬉しかったです。本当に人柄の素敵な方で、またどこかでぜひ共演したいと強く感じさせていただきました」と良いコミュニケーションがあったことを明かしている。テレビ朝日ドラマプレミアム「黄金の刻」は3月、テレビ朝日系にて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2024年01月16日株式会社ソーシャルテック(本社:東京都新宿区、代表取締役:望月 亨)は、男子プロバスケットボールリーグ(Bリーグ)の宇都宮ブレックス 比江島 慎選手が『チャップアップシャンプー』の新たなアンバサダーに就任したことをお知らせします。宇都宮ブレックス 比江島 慎選手シリーズ累計売上1,000万本突破(※1)のヘアケアブランド『チャップアップ』の『チャップアップシャンプー』が初のCMを制作。アンバサダーとして、「B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2024」ファン投票全体1位(※2)で話題となった宇都宮ブレックスの比江島 慎選手を起用しました。新たなステージへの挑戦や向上心を追求し、多くの方に自信と前向きな気持ちを届けていく姿。その強い意志とパフォーマンスは、今回のCMコンセプト「諦めない男は、かっこいい。」そのもの。所属チーム 宇都宮ブレックスでの活躍に限らず、2023年の国際大会で日本代表選手に選出され、逆転勝利の立役者としてアジア最高位の獲得に大きく貢献されました。ナレーションには、2023年大ヒットした「THE FIRST SLAM DUNK」三井寿役で話題となった笠間 淳さん。比江島選手とのコラボレーションにも注目。▼ソーシャルテック 公式YouTubeより ■比江島 慎選手からのコメントバスケットボールと向き合い続けた結果、宇都宮ブレックスや日本代表での活動をきっかけに、このようなお話をいただくことが出来、とても光栄に感じております。『チャップアップシャンプー』を使って、皆様にも未来に向けて良いイメージを持っていただければ嬉しく思います。僕自身も皆様に応援していただけるように、これからもバスケットボールに真摯に向き合い頑張っていきます。■『チャップアップシャンプー』洗練された髪と頭皮のケアを求める方々に向けて、以下の特徴で注目を集めています。・厳選された天然成分と植物エキス5種類のアミノ酸系・植物系洗浄成分を厳選。刺激を最小限に抑えつつ、洗浄力をキープします。・独自成分ジンゲルシックス(R)(赤ショウガ)を配合『チャップアップ』は日本初(※3)の試みとして、高知県四万十産の「赤ショウガ」から抽出したジンゲルシックス(R)を独自配合。頭皮や毛髪をすこやかに保つ上で、ユニークで特徴的な成分です。・ノンシリコンで頭皮に優しい弱酸性頭皮への優しさを追求し、ノンシリコンで製造。また、弱酸性で頭皮環境をサポートします。・爽やかなフレッシュグリーンの香りシャワータイムがより一層心地よくなる、爽やかなフレッシュグリーンの香り。すっきり洗い上げるだけでなく、リラックスした気分に誘います。これらの特徴を結集し、贅沢な洗髪体験を実現しています。チャップアップシャンプー商品ページ: ■比江島 慎選手 プロフィール(C)TOCHIGI BREX INC.出身地 :福岡県生年月日:1990年8月11日身長 :191cm体重 :88kg所属 :宇都宮ブレックス(B.LEAGUE / B1)<日本代表歴> ※2020年以降を抜粋2020年:FIBA アジアカップ2021 予選 Window 12021年:FIBA バスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選 Window1、東京オリンピック20202022年:FIBA W杯2023 アジア地区予選 Window42023年:FIBA W杯2023 アジア地区予選 Window6、FIBA W杯2023<主な受賞歴>2013-14:ルーキー・オブ・ザ・イヤー(NBL)2015-16:レギュラーシーズン ベスト5(NBL)2016-17:レギュラーシーズン ベスト5(B.LEAGUE)2017-18:レギュラーシーズン MVP / ベスト5(B.LEAGUE)2021 :第96回 天皇杯 ベスト52021-22:チャンピオンシップ最優秀選手賞(MVP)■笠間 淳さん プロフィール笠間 淳さん4月10日生まれ、広島県出身。主な出演作品は、劇場アニメ「THE FIRST SLAM DUNK」(三井寿)、ナレーション「熱血バスケ」(NHK BS)、アニメ「ガンダムビルドダイバーズ」(クジョウ・キョウヤ)、ゲーム「アイドルマスター SideM」(葛之葉雨彦)、「あんさんぶるスターズ!!」(HiMERU)など。■会社概要会社名 : 株式会社ソーシャルテック所在地 : 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-7-30 小田急西新宿O-PLACE 5F代表者 : 代表取締役 望月 亨設立 : 2012年10月資本金 : 2,000万円URL : 事業内容: ・健康食品・医薬部外品の企画販売・健康食品・医薬部外品の通信販売業・ECサイトの運営※1 シリーズ累計売上1,000万本突破:2023年10月 ソーシャルテック調べ※2 「B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2024」特設WEBサイトの最終結果より※3 TPCマーケティングリサーチ株式会社調べ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月06日今年、多くのドラマ・映画に出演し、幅広い演技力で多様な役柄を演じた水上恒司。12月8日に公開された映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』では特攻隊員・佐久間彰を演じている。そんな水上に今年を振り返るインタビューを実施。役作りのために行なった断食で意識した食生活についてなど、プライベートの一面を明かしたほか、「責任感や覚悟が大いに芽生えた」という意識の変化について語った。○■2023年を振り返って「何でも続けてみることが大事」――昨年10月にインタビューさせていただいて以来、約1年ぶりにお話を伺います。年末を迎えますが、今年はどんな1年でしたか?僕、昨年1年間は自炊をがんばったんです!――昨年にお話を伺った際に「自炊をがんばりたい」とおっしゃっていましたね。やり遂げたんですよ! やっぱり習慣化してしまえば、こっちのもんだなと思って(笑)。何でもこうやって続けてみることが大事だなと。もちろん、大変な日とか作ってる場合じゃないときもあります。今年はありがたいことにたくさんお仕事をいただけて、飯を食うよりもやらなきゃいけない準備もあって、嬉しい大変さを味わうことができました。――忙しい1年でやり遂げたのはすごいですね。どういったものを作られていたんですか?今年はサラダばっかり作ってました(笑)。映画『あの花』の前に断食をして体がきれいな状態になったということもあって、せっかくなら体にいいものをと……。――役作りで断食されたんですね!映画『あの花』の前に撮影した作品は、体が大きいキャラクターだったので、“これで特攻隊員ですとは言えないな”と思って。撮影までの期間も短かったので、短期間で結果を出すのは断食かなと。――どのくらいの期間やられたんですか?準備・回復含めて2週間です。実際の断食期間は3日なんですけど、その前段階から徐々に固形物を減らしていきました。見た目が彰サイズになっていればいいと思っていたので、具体的に何キロ落ちたという数字は見てないんですが、多分5、6㎏は落ちたと思います。○■関わり合いの中で意識に変化「芝居をしていればいいということでもない」――それはすごい……。今年、ご自身の中で変化があったことはありましたか?最近、こういった宣伝の仕方や、映画を作っていったら、どれぐらいの人が関わっていて、どうやって世に出ていくのか、世に出すのはどれだけ大変かということに興味が出てきています。役者があまり知らなくてもいい部分だとは思うんですけれども、興味が出てきてしまったのはしょうがない(笑)。そういう興味から、宣伝活動の取り組み方も前とは変わってきたような気がします。――その変化は現場でスタッフさんとの関わりを通じて感じたものが大きいのでしょうか?多くの方と関わっていくなかでですね。役者はただ芝居をしていればいいということでもないと思うんです。勝手にですが、いろんな人の思いを背負うみたいなものはあったりする。一つひとつの仕事に対する責任感やその重さ、覚悟は以前より大いに芽生えたのではないかなとは思います。――初めて“水上恒司”として活動してきた1年で大きく成長できたと。僕は1人では生きていけない、いろんな人に支えられながらじゃないと生きていけないんだというふうに思いました。やっぱり自分だけでやるにしても限界がありますし、自分ができないこと、知らない部分や苦手分野を、その時々で目の前に現れてくれる人たちに任せて、その中で自分がやるべきことに対して、どれだけ集中できるかっていうことを意識した1年でした。■水上恒司1999年5月12日生まれ。福岡出身。TBS系ドラマ『中学聖日記』(18)でデビュー。フジテレビ系ドラマ『真夏のシンデレラ』(23)、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』(23)、映画『死刑にいたる病』(22)、映画『OUT』(23)などに出演し、話題を集める。福原遥とW主演を務める映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』が、12月8日から全国公開されている。
2023年12月11日