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写真家の篠山紀信の巡回展「篠山紀信展 写真力THE PEOPLE by KISHIN」が、17年1月4日から2月28日まで横浜美術館にて開催される。12年の開幕以来、全国25会場を巡回し75万人を超える人々を魅了してきた「篠山紀信展 写真力THE PEOPLE by KISHIN」。巡回スタートから5年を経て横浜で開催される同展では、美術館の空間を5つのセクションに分け、篠山の50余年に渡る膨大な作品の中から篠山自らが選んだ写真作品約120点を大型パネルに仕立てて展示する。「GOD」のセクションでは、有名人の肖像作品が仕事の中心を占めてきた篠山による、多くの人にその死が惜しまれ、今も人々の心の中に生き続ける著名人の肖像作品を展示。ジョン・レノン(John Lennon)、三島由紀夫、勝新太郎、美空ひばり、大原麗子などの作品が展開される。「STAR」のセクションでは、山口百恵、吉永小百合、AKB48、松田聖子、小林旭、南沙織、舟木一夫、長崎茂雄、ピンク・レディー、北野武などの著名人を写した作品が展示される。また、「SPECTACLE」では複数の写真を横につなげる篠山独自のパノラマ写真「シノラマ」を公開。東京ディスニーランドや、後藤久美子が遊ぶメルヘンの舞台軽井沢、歌舞伎、草間彌生などのインスタレーション作品がラインアップされる。「BODY」では、18歳の宮沢りえをはじめ、樋口可南子や浅丘ルリ子、舞踏家のウラジーミル・マラーホフ(Vladimir Malakhov)などのヌード写真を展示。単身や集団、女や男、ダンサーやアスリート、スタジオや室内、大都会や大自然など、様々な種類のヌード写真が並べられる。また、「ACCIDENTS」では、東日本大震災で被災された人々の肖像作品を出展。日本社会全体を揺るがした大震災を、人と人、人と場のつながりからとらえた写真作品となっている。その他、今回は横浜展のための特別セレクションとして、横浜出身の草笛光子や、横浜・伊勢佐木町の途上ライブから出発したゆずなど、横浜にゆかりの深い著名人の作品なども新たに加えて展示される予定だ。さらに、17年1月7日の15時から16時30分までは、篠山本人を迎えてアーティストトークを開催。17年1月28日、2月11日、25日には15時から15時30分まで学芸員によるギャラリートークが、17年2月4日には19時から21時まで、閉館後の美術館を参加者だけで独占できる特別な鑑賞会「夜の美術館でアートクルーズ」が行われる。なお、17年4月5日まで箱根の彫刻の森美術館で開催されている「篠山紀信展写真展KISHIN meets ART」との連動企画として、それぞれのチケットを提示すると相互の観覧料が割引となるサービスも行われている。【イベント情報】「篠山紀信展 写真力THE PEOPLE by KISHIN」会場:横浜美術館住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1会期:17年1月4日~2月28日時間:10:00~18:00(2月23日は16:00まで、24日は20:30まで、入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,500円、高大生900円、中学生600円、小学生以下無料休館日:木曜日(ただし1月5日、2月23日は開館)
2016年12月03日新商業施設「セルバテラス」が、宮城・仙台の泉に、2016年11月11日(金)オープンする。全国初出店1ショップや東北初出店2ショップを含む30店舗が出店する「セルバテラス」。「牛たん炭焼 利久」などおなじみの仙台らしい店舗も名を連ね、幅広い層が楽しめるラインナップだ。既存のセルバと合わせると約140店舗の規模となり、泉中央駅前がますます充実する。またオープンを記念して、11月11日(金)から11月18日(金)まで「セルバテラス オープニング大抽選会」を開催。セルバ テラスとセルバの各店舗での購入金額の合計が5,000円(税込)ごとに、1回抽選に参加できる。11月19日(土)には、新設される泉中央駅前広場にイルミネーションが点灯。初めてのイルミネーション点灯式で盛り上がる泉中央に、ぜひ足を運んでみては。【詳細】セルバテラスオープン日:2016年11月11日(金)所在地:約13,500㎡営業時間:10:00〜21:00■1階レストラン 11:00〜23:00■2階市名坂薬局 9:00~18:00[土曜9:00~17:00]日祝休みきらやか銀行 10:00~17:00[15:00以降はローン相談のみ]土日10:00~17:00 ローン相談のみWEST COASTDINER BAR & GRILL 11:00~24:00CAFÉ & BAR PRONTO 7:00~23:00[土日祝 8:00~22:00]■3階しまむら(2016年12月中旬オープン) 10:00〜20:00
2016年11月13日●ヌードで撮りたいと言ったら、美術館が「いいよ」写真家・篠山紀信が新たな試みを行っている。東京・品川区の原美術館内で撮ったヌード写真を、原美術館に飾る写真展『篠山紀信展 快楽の館』(9月3日~2017年1月9日)を行い、さらに写真集としても発売しているのだ。巨匠でありながら、これほどのフットワークの軽さを見せた真意、『快楽の館』といったタイトルに込めた思い、そしてなぜヌードだったのか。○美術館の持つ「色気」――今回の美術展が行われた経緯を教えてください。まず原美術館から「展覧会をやりませんか」という話がありました。ぜひやらせていただきたいと案内してもらったら、ふだんは一般の人が入れない裏庭に大きな門があったり、苔むしている庭があったり、入り口の庭に大きな木が立っていたり、全然、普通の美術館とはたたずまいが違うんです。聞いてみたら、名だたる建築家が約80年近く前に建てた邸宅で、いろんな歴史があるらしいんですよね。建物自身も割と球形で素敵ですが、それでも邸宅として住んでいたわけだから、窓も扉もあるし、いわゆる普通の”美術館”のような無機質な空間ではない。そういった、原美術館自身の佇まいをすごく気に入っちゃったんだよね。「ここで作品を作れないですか?」と言ったら、館長が「それは面白いじゃない、やってもいいよ」と言ってくれました。――原美術館自体の魅力が大きかったのですね。そこで裸を撮ろうというのはどういうお気持ちだったんでしょうか?写真は"場"というのがとても重要ですが、原美術館の場合は、"場"自身がいろいろな歴史を持ち、随所に魅力的な空間があって、色っぽいんですよね僕に言わせると。セクシーなんです。そういう場所でヌードを撮ったら面白いなと思って言ったら、館長が「いいですよ」と。これは簡単なようで、なかなかないですよ。公立の美術館だったら、作品の確認や評議委員会にかけなければいけないなどいろいろなプロセスがあるのに、館長の一声で「何やってもいい」「ヌードでもいい」と言ってもらえるなんて! それでも最初は半分くらい今までの写真を持って行こうかと思ったんですが、原美術館を見ているうちに、全部ここで撮った新作の方が面白いんじゃないかな、と言ってしまいました。撮るのは自分なので、大変な事を言ってしまったんですが(笑)。こんな自由が与えられるということは、今後も絶対ないと思っています。――裸で、『快楽の館』というのはかなりインパクトのあるタイトルだなと思いました。『快楽の館』というタイトルは、アラン・ロブ・グリエというフランスの小説家の作品を日本語訳にした言葉からとりました。原題をそのまま訳すと「ランデブーの館」、つまりいろいろな人が集ってきて、いろいろなドラマが生まれるみたいな意味なんです。日々違う人が来て、出会っていく館という。撮っている間も、綺麗なモデルさんたちが一糸まとわず次から次へと来て、写真を撮る快楽がありました。だから、『快楽の館』というのは、実は僕の快楽なんじゃないかというくらいに楽しかったですね。ただ、ポスターから見るように、怪しげな館にヌードの人が集まった、エロティックな饗宴じゃないか、と思っている人が見ると、ちょっと違う作品かもしれません。●実は、男性の方が"裸"を恥ずかしがる?○有名モデルも、作品の下に一律――ヌードモデルさんの中に、壇蜜さんなども出演されていますよね。ここに壇蜜さん的な人がいればとてもぴったりだなと思い、実際に出ていただきましたが、今回は作品の下にモデルの名前は一切載っていないんです。有名な方も随分いますが、全員素人の方の部屋もありますし、作品の全責任は私にあります。男性の写真もありますしね。オカダ・カズチカさんという、新日本プロレスで人気の方ですけど、これも「オカダさんのヌード」ではなく、「快楽の館」の一員として出演していただきました。――男性のヌードを撮るときと、女性を撮るときと、違いはあるんですか?構造的に、男性の体は出っ張ってますからね(笑)。隠すのになかなか苦労します。あとはどちらかというと、男性の方が恥ずかしがり屋ですよね。女性は10分もすれば、自分が裸であるかなんて忘れちゃうところがあるんですけど、男性の気持ちをほぐすのは大変です。お世辞を言ったりするわけじゃないけど、モデルになってくれてありがたいという気持ちを全面に出します。リスペクトする気持ちがないと、ダメですよ。――全体的にはどれくらいの撮影日数がかかっているんでしょうか?結局10日間で全部撮りました。モデルは33名、写真点数は76点。4点の作品を集めたものなどもありますから、細かく言うと90点くらいありますね。でも溢れるくらいイメージは湧いてきましたから、行き詰まってどう撮っていいかわからないということは、全然なかった。僕はフライヤーにも、「美術館は作品の死体置き場だ」と書きました。だけど今度の場合は、美術館で見た写真が「今、立ってるここじゃん」という感覚がありますし、作品も生まれたての赤ん坊みたいなもので、そこに立ち会うと、不思議な感覚にとらわれると思うんですよね。これは写真以外だったらできない。これも写真の持つひとつの表現の力で、極めて写真的な行為なんですよ。絶対安全圏の中から、作品を上から目線で見てやるということではなく、ひょっとすると作品が自分にのしかかってくるかもしれないという面白さがあると思います。○規制があるのは当たり前――ヌードということでは、規制やコンプライアンス問題なども、昨今は厳しくなっているのかなと思いますが……。全部自由な表現なんて、どこにもないんですよ。必ず制約がありますから、その中でやればいいんです。ただ、ヌードというもの全体に関して、世の中の規制が強くなっていることは事実ですよね。飛行機に、ヌードが載っている週刊誌は入れないとか、TVも乳首とヘアはいけないとか。僕は『ヨルタモリ』で乳首出しちゃった※けど(笑)。※2015年7月26日放送の『ヨルタモリ』(フジテレビ)にて、宮沢りえ写真集『Santa Fe』の未公開写真を紹介。例えばヨーロッパで、性器をモチーフにしたアートが掲載された雑誌が出せるような地域であっても、宗教的なタブーが存在する場合もある。いろんな場所と時代によって制約が必ずあるので、全く自由なものはどこにもない。でもそれを、かいくぐりながらやるのがいいんですよ。たまに警察が来る時もありますけど(笑)。――根本的な話になってしまいますが、どうして篠山先生はヌードを撮られるんですか?商業的な場合は、様々な要望もありますからね(笑)。今度の場合で言えば、本当は服を着ていてもいいんですよ。凝ったヘアメイクとファッションで、いろんなことしてもいいんです。ただそうすると、表現の主体がそちらになってしまうじゃないですか。原美術館が持つ魔力、磁力、場所の持つ色気みたいなことを、直截に表現しようとした時に、あんまり何もない方がいいんですよ。裸の肉体がふっと出てきて、僕がいろいろそれを写真的に工夫することによって、思ってるものをストレートに出せるというのが、ヌードなんですよね。――同時に今回、講談社さんから写真集も発売されていますね。図録的な意味で作ってたんですけど、図録をはるかに超えちゃって、すっごく素敵な写真集になっちゃった(笑)。珍しく、僕が撮っている現場の写真も入っているんですよ。3台のカメラを使って撮る方法とか、秘密を種明かししていますからね。――展覧会が終わったら、飾ってある写真はすべて捨ててしまう、とも伺いました。壁にべたっと貼ってあるから、破くしかないんだもの(笑)。ありがたい作品を保存し、それを鑑賞し、というのではなく、見たら終わり・期日が来たら終わり。それも新しいよね。だからこれは鑑賞でなくて体感だと思うんですよ。ネットでわかった気にならないで、ぜひ作品を見て体感してもらいたいですね。なんてったって、作った僕が一番最初に見るのを楽しみにしていたんだから。■書籍情報篠山紀信『快楽の館』(講談社 3,500円+税)写真界の巨匠・篠山紀信が壇蜜をはじめとする美しき裸体30名を新撮! 2016年9月3日~2017年1月9日まで品川区の原美術館で行われる個展「快楽の館」の図録/写真集。美術館には展示されない貴重なカットやメイキングに加え、美女たちのヌードがズラッと並ぶ圧巻の"シノラマ"も特別収録。■展覧会篠山紀信展 快楽の館会期:2016年9月3日~2017年1月9日会場:原美術館 〒140-0001 東京都品川区北品川4-7-25
2016年10月04日『闇金ウシジマくん Part3』の完成披露試写会が9月7日(水)に開催され、主演の山田孝之をはじめ、綾野剛ら総勢12名が舞台挨拶に登壇!山田さんは盟友・綾野さんらとの舞台挨拶とあって、いつも以上に口調も滑らか!強烈な“山田節”を炸裂させ会場をわかせていた。人気漫画を原作に、法外な金利で社会を渡る闇金屋と債務者たちの人間模様を描く人気シリーズ。今回の『Part3』に続き、『ザ・ファイナル』も連続公開されていよいよ完結を迎える。この日は山田さん、綾野さんに加え、本郷奏多、白石麻衣、筧美和子、最上もが、浜野謙太、藤森慎吾、高橋メアリージュン、崎本大海、やべきょうすけ、山口雅俊監督も登壇した。山田さんは主演として代表して最初にマイクを握ったが「元気ですか?」と観客に呼びかけたかと思えば「僕は眠いです…」と低めのテンションで語りさっそく笑いを誘う。今回、第3弾と最終章の2本連続公開になるのは山田さんのアイディアとのことだが、その思いを問われると「特に深い意味はないんですけど」と飄々と語り煙に巻く。それでも、共演陣の話になると「みなさん、凄く魅力的なキャラを作りこんで入りきってます!」と語り出来栄えに自信をのぞかせていた。山田さんだけでなく、ウシジマの友人で情報屋の戌亥を演じる綾野さん、カウカウファイナンスでウシジマと苦楽を共にしてきた柄崎を演じるやべさんも不規則発言で舞台挨拶を盛り上げる。会場は、満員のせいもあってか室内の温度がやや高めになっており、山田さんは上着を脱ぎ、客席でも汗をぬぐう人々の姿が見られたが、綾野さんは「ちょっと暑いので空調の温度を下げてもらえますか…」とスタッフのお願いし、観客に配慮する優しさを見せる。が!この発言、わざわざ藤森さんのコメントをさえぎる形で行なっており、藤森さんに「なんでいま言うの?俺がしゃべってるのに!」と怒られると、今度は驚いたような表情で「何で今日、いるんですか?差し入れを持ってきてくれたんですか?」と共演しているにもかかわらず不思議そうに語り、会場は笑いに包まれた。またキャバクラ嬢の役を演じた筧さんが実際に役作りのためにキャバクラに足を運んだと告白すると、やべさんがマイクを通さずに「一緒に行きたかった」とぼそり。これに筧さんは「今度、一緒に行きましょう」と応じると、綾野さんが突如「俺も行くわ!」と宣言!やべさんが「お前が来たら全部持っていかれる」と渋い顔をすると綾野さんは「そういうこと言うと、またあることないこと書かれるから!」と苦笑を浮かべていた。山田さんは、会場に綾野さんのファンが掲げた綾野さんに向けたボードを見つけると「あ、『剛』ってあるよ。いや、剛(つよし)かな?」とボケて「おい!どう考えてもこの流れだと剛(ごう)だろっ!」など相変わらずの仲の良いやり取りで会場をわかせていた。『闇金ウシジマくん Part3』は9月22日(木・祝)より公開。『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』10月22日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月07日アイドルグループ・乃木坂46の生駒里奈と高山一実が、13日と20日のフジテレビ系ドキュメントバラエティ番組『ライオンのグータッチ』(毎週土曜9:55~10:25)にゲスト出演し、MC・西野七瀬の応援に駆けつける。この番組は、結果が出ない子供たちを、アスリートや著名人が徹底サポートしていくもの。今回は「グータッチ動画大賞!2016夏」と題し、視聴者からから募集した"思わずグータッチしたくなる"動画を、2週にわたって紹介していく。この動画の中には、世界で活躍したアスリートなど、その道のエキスパートであるグータッチサポーターの「スゴ技」や、レギュラーMC陣の「スゴ技!?」動画もエントリー。番組初のゲストとなる生駒と高山は、審査員として動画を採点する。生駒は、この番組での西野について、「なぁちゃん(西野)がよく笑っているなーというのがテレビでこの番組を見た時の印象でした」といい、「"乃木坂"から離れて、1人で普段こういうところで頑張っているんだなという様子を、今日生で見て知ることができました」としみじみ。高山は「なぁちゃんと(MCの)佐藤(隆太)さんが、動画についてお話している様子などを見て、私たちの知らないところで、なぁちゃんとMCお2人の"絆が生まれてるー"って感じました」と印象を語る。また、西野の「スゴ技!?」動画を見て、「私も剣道を10年間やっていたのでぜひ何か技を挑戦してみたいなと思います!」と感化されたようだ。2人を迎えた西野は「ゲストで来てくれて、2人の返しがすごいなーと感心したり、何よりも心強かったですね」と感想。番組がスタートして5カ月になるが、「(MCの博多)大吉さんのツッコミとかスキをつかれる感じが、普段"乃木坂"でいる時にはあまりないので、この番組では自分の立ち位置がいまだに新鮮です」といい、「コメント能力はまだまだなので、毎回"んー"って反省しながら帰っています」と、新米MCとして苦悩の日々が続いていることを明かした。
2016年08月10日写真家の篠山紀信による写真展「篠山紀信写真展 KISHIN meets ART」が、9月17日から17年4月5日まで彫刻の森美術館 本館ギャラリー、緑陰ギャラリーにて開催される。ヌードや都市風景、スターたちのポートレートなど、次々と発表される写真で様々な物議を醸してきた篠山紀信。同展では“アート”をテーマに、本館ギャラリーと緑陰ギャラリーの2会場を使用してそんな篠山紀信の写真世界を紹介する。本館ギャラリーでは、ヘンリー・ムーアやカール・ミレス、ジュリアーノ・ヴァンジなど同館所蔵の野外彫刻を写した写真作品の数々を展示。緑陰ギャラリーでは、数台のカメラを結合して撮影する篠山独特の手法「シノラマ」で撮影された写真を中心に、バルテュスや岡本太郎、草間彌生、森村泰昌など、これまで交流を重ねたアーティストやその仕事場の写真がダイナミックなスケールで展示される。これまであまり公開されることのなかった、篠山とアートの出合いを切り取った瞬間=“KISHIN meets ART”に触れられる機会となっている。【イベント情報】「篠山紀信写真展 KISHIN meets ART」会場:彫刻の森美術館 本館ギャラリー、緑陰ギャラリー住所:神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1121会期:9月17日~17年6月25日*好評につき会期延長時間:9:00~17:00料金:大人1,600円、高大生1,200円、小中生800円会期中無休
2016年08月06日アイドルグループ・乃木坂46の生駒里奈が2日、初めて主演を務める8月20日(21:00~23:10)に放送されるフジテレビ系オムニバスドラマ『ほんとにあった怖い話 夏の特別編2016』でのギプス姿を、Amebaブログで公開した。乃木坂メンバーから、生田絵梨花、生駒里奈、齋藤飛鳥、白石麻衣、西野七瀬が出演するストーリーのタイトルは「もう1人のエレベーター」。骨折して入院している友達の上崎亜矢奈(生駒)のもとに、生田・齋藤・白石・西野演じる仲良し4人がお見舞いにいくが、霊安室につながるエレベーターで、恐怖に襲われるというストーリーだ。ブログでは「(生駒が)足の骨を折ったという設定のため、ギプスをはめられてしまい、収録中もギプスをはめた足をひきずりながら移動」と、5人でギプスを指さす写真を公開。周りのメンバーがフォローしながら撮影現場まで歩いたそうで、猛暑の中での収録のため、熱さとの戦いになった現場の苦労が伺えるが、メンバーたちは笑顔を絶やさず撮影に臨んでいたという。ほかにも、生駒が集合写真で「だめなピースで撮ろう」と提案したのに対し、生田が「そうじゃないよこうだよ」と生駒の手をさらに曲げたり、横にいる白石も笑いながら作ってみたりと、仲のむつまじい雰囲気が伝わる写真も公開されている。
2016年08月02日原美術館にて、1960年代から現在まで常に写真界の先頭を走り続けてきた篠山紀信の個展「快楽の館」が、9月3日(土)~2017年1月9日(日)の期間開催される。美術館での篠山紀信展といえば、「篠山紀信 写真力」展が2012年以来全国各地の美術館を巡回中だが、本展はまったく異なるコンセプトによる、原美術館だけで開催するユニークな展覧会となる。写真作品「快楽の館」 カラー、モノクロあわせた約60点が展示される。テーマは、1938年完成の邸宅が元になった原美術館を、篠山紀信がカメラによって“快楽の館”に変貌させること。出品作品はすべて撮り下ろしの新作で、およそ30名にものぼるモデルを起用したヌード写真であり、そのすべてがこの原美術館で撮影されたものだ。「ここ(=原美術館)で撮った写真をここに帰す(=展示する)」というコンセプトは、原美術館で個展を開催することになったとき、まず篠山紀信氏が提案したアイデアなのだという。さらにプリントのいくつかは、まさに“撮影したその場所”の壁面に展示される。したがって、写真の中のイメージ=“かつて・ここに・あった”と、展覧会場にいるという現実=“いま・ここに・ある”が交錯し、幻惑的であると同時に、一種“倒錯”的とさえ言える鑑賞体験が生まれる。写真家篠山紀信にとって、もともと私邸だった原美術館という場は、“撮る欲望”をかきたて“撮る快楽”に浸れる場としての魅力を持っているのだという。そのため、本展は“ここだけ”で開催するもので、巡回展示は行われない。篠山紀信は日本大学芸術学部の卒業制作から現在に至るまで数多くのヌードを撮り、人が“裸であること”から創りだし得る表現に挑戦を続けている。今回も、当館を舞台に「快楽の館」を創りだすために、全作品の主題をヌードで一貫させた。原美術館だけでしか鑑賞し得ない、篠山紀信の恥美で幻惑的な世界をお見逃しなく。(text:cinemacafe.net)
2016年08月02日先日、ついに放送をスタートし盛り上がりを見せているドラマ「闇金ウシジマくん Season3」。この度、9月に公開される映画『闇金ウシジマくん Part3』のポスターが解禁された。実写版「闇金ウシジマくん」シリーズは、金に困り“後がない”客たちに「10日で5割(トゴ)」、時には「1日3割(ヒサン)」という超暴利で金を貸し付け、返済が滞る債務者は徹底的に追い込んで回収するヤミ金「カウカウファイナンス」の営業者・丑嶋馨と、そこへ訪れる客や関係者を描くストーリー。原作となったのは、現代社会の闇を容赦なくえぐり、ハードな内容ながら国民的ベストセラーとなった真鍋昌平の同名コミックス。2011年に小学館漫画賞を受賞し、累計発行部数は1,000万部を超える。主演には冷静沈着、冷酷非道なカリスマ社長・ウシジマ役を山田孝之が好演。2010年に深夜ドラマとしてスタートし、その後映画版へと成長して大ヒットとなった。このほど到着したポスターでは、一万円札や紙吹雪が舞う華やかな背景に、ネットビジネス界での成功を目指す派遣労働者・沢村真司役の本郷奏多、夢を追う新人タレント・りな役の乃木坂46の白石麻衣、限りなく怪しいネットビジネス、マルチ商法のカリスマ・天生翔役の浜野謙太、「オリエンタルラジオ」藤森慎吾、筧美和子、前野朋哉、山田裕貴、矢野聖人などのゲストキャストに加え、山田さんはもちろん、本作お馴染みの綾野剛、高橋メアリージュン、マキタスポーツ、やべきょうすけ、崎本大海、新受付嬢役に抜擢された最上もがといった最強のメンツがずらっと並んでる姿はまさに圧巻。また、最上さんと高橋さんはそれぞれ「わっしょーい 楽しいよ」「ウシジマゲームオーバー!」と書いた紙を持っているが、実はそれぞれ直筆のもの。さらに、キャスト陣の足元には人生ゲームのようなマス目が敷かれ、金と欲望渦巻く彼らの命をかけたゲームが繰り広げられること、そして“史上最大”とある通り、かつてない結末が待ちかまえていることを予感させるようだ。映画『闇金ウシジマくん Part3』9月22日(木・祝)、映画『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』は10月22日(土)より全国にて公開。ドラマ「闇金ウシジマくん Season3」は毎週日曜日(MBS)24時50分~、毎週火曜日(TBS)25時28分~放送。(cinemacafe.net)
2016年07月28日7月30日公開の映画『コープスパーティーBook of Shadows』の完成披露試写イベントが12日、東京・新橋のヤクルトホールで行われ、主演の生駒里奈(乃木坂46)をはじめ、前田希美、池岡亮介、喜多陽子、内藤穂之香、石森虹花(欅坂46)、青木玄徳、石川恋、原作の祁答院慎、山田雅史監督が出席した。本作は、乃木坂46の生駒里奈が映画初主演を果たした『コープスパーティー』(2015年公開)の続編となるもの。前作に引き続き生駒が主演で、前田希美や池岡亮介、喜多陽子といったお馴染みのメンバーに加え、新たに欅坂46の石森虹花らも出演している。そんな本作の完成披露イベントに、主演の生駒らが登壇。生駒は「続編ということですが、今拍手で迎えられてとてもドキドキしています」と初めて観客に披露するということで緊張した様子で、「続編を人生の中で経験できたことはすごいことだと思いました。それに今回一番嬉しかったのはキャストの皆さんとスタッフさんに会えることができて、また(演技を)学ばせてもらう機会をもらえてうれしかったです」と前作で共演したキャスト&スタッフとの再会に笑顔。前回に続いて演じた主人公・中嶋直美のキャラクターについては「前回よりも強くなった直美ちゃんが見られるかなと思います。完成披露で見れば分かると思いますが、いつもの生駒ちゃんではないので、新しい生駒ちゃんが見られると思います」とアピールした。今回は乃木坂46の妹分グループ、欅坂46の石森虹花も本作で映画初出演。劇中では前田希美扮する篠崎あゆみの姉役を演じている。「自分のことよりも妹思いで妹を守るお姉ちゃんをやりました。一生懸命頑張ったのでぜひ見てもらいたいです」と石森。また、先輩の生駒との共演を「すごく嬉しかったというのが素直な気持ちですが、とても贅沢だと思いました。生駒さんは乃木坂のセンターを務めていた方で、私の中では憧れ。生駒さんの演技が大好きなので、手で目をずっと隠していたこの映画も生駒さんの声が出てきたら手をどけました」と語ると、生駒は「うれしいで~す。私たち乃木坂46は欅ちゃんとガッツリ絡む事がないので、これからも壁を壊して色々とできたら良いよね」と映画以外での共演に期待を寄せていた。映画『コープスパーティーBook of Shadows』は、7月30日より全国順次公開。
2016年07月13日俳優の綾野剛が7月9日(土)、都内で行われた主演作『日本で一番悪い奴ら』のヒット御礼舞台挨拶に登壇し、祖母から「剛、最高だったよ」と演技を絶賛されたと明かした。2002年に北海道警察で発生し“日本警察史上最大の不祥事”と称される「稲葉事件」を題材に、北海道警の刑事・諸星要一(綾野さん)が裏社会のスパイと手を組み、でっちあげ、やらせ逮捕、おとり捜査、拳銃購入、覚せい剤密輸などあらゆる悪事に手を染める転落人生を描いた。公開後、綾野さんのもとには大きな反響が届いているそうで「先日、リリー(・フランキー)さん『剛、よくやった。この作品は最高だ』とメールをいただいた」と感激した様子。「こういった作品がきちんと(全国規模で)上映され、たくさんのお客様に観てもらえることがうれしい。日本のエンターテインメントの底上げになる糧となれば」と背筋を伸ばした。舞台挨拶には綾野さんをはじめ、共演する矢吹春奈、瀧内公美、白石和彌監督が出席。本作は先月開催された「第15回ニューヨーク・アジア映画祭」のオープニングを飾り、綾野さんが同映画祭のライジング・スター賞を受賞しており、「街はもちろん、映画祭そのものの環境からもパワーを与えていただいた」(綾野さん)「やっぱり悪いことは世界に通じる。現地の皆さんも、綾野剛が“ゴウ・アヤノ”として世界に羽ばたく役者として、早くこっち(海外)で勝負してくれと言っていた」(白石監督)と現地入りした感想を語っていた。ライジング・スター賞は「今後、世界的な活躍が期待される俳優」に贈られる賞で、舞台挨拶では綾野さんが現地で授与されたトロフィーをお披露目していた。『日本で一番悪い奴ら』は全国公開中(text:cinemacafe.net)
2016年07月09日アイドルグループ・乃木坂46の生駒里奈が7日、都内の神社で行われた舞台『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の大成功祈願&七夕短冊飾りに、ラサール石井、原幹恵ら共演者らとともに出席した。『週刊少年ジャンプ』で連載40周年となる秋本治原作の国民的ギャグマンガが10年ぶりに舞台化された同作で、サキを演じる生駒は、意気込みを聞かれると「私は、毎週『ジャンプ』を買っているジャンプファンで、その中で40年の歴史を持っている作品に携われることに、鼻血が出るほどうれしいです。今日、こうやって取材を受けていることも、暑いから夢なんじゃないかなって思います」と喜びを語り、「自分の力はまだまだ伸ばしていかないといけないので、一生懸命、こち亀に華を添えられるように頑張りたいと思います」と気合を入れた。また、秋本・カトリーヌ・麗子を演じる原は「毎週日曜日のアニメを楽しみにしていた世代なので、こうして『こち亀』の舞台に出させていただけることは夢のようなことでとても嬉しいです」と笑顔を見せつつも、「原作ファンの方に麗子として受け入れていただけるかどうか、緊張しています」と吐露。「もちろんそこは壊さないようにしつつ、私なりの麗子も皆さんに気に入っていただけるように頑張って行きたいと思います」と意気込みを語った。さらに、七夕にちなみ、願いごとを短冊に書いて笹に飾るという企画も行われ、"筋肉がつきますように"と願いごとを書いた生駒は「筋肉量を計ったらすごく低かったので、まず(稽古に)ついていけるようになるまで(筋トレを)頑張りたいと思います」と抱負を語り、石井から「(乃木坂46で)踊っているだけでも筋肉は付くんじゃないの?」と突っ込まれると、「それにも付いて行けなくなってしまって…。昔はフワフワ系(のダンス)だったんですけど、最近はずっと跳ねる系で、そうしたら腰が痛くなってヤバいなって」と告白し、共演者らの笑いを誘った。このほか、同イベントにはユージ、池田鉄洋、青柳塁斗、味方良介、章平、北園涼、福澤侑も出席した。同舞台は東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて9月9日から19日まで、大阪・サンケイホールブリーゼにて9月23日から25日まで上演。
2016年07月07日篠山紀信展 快楽の館が、原美術館にて2016年9月3日(土)から2017年1月9日(月・祝)まで開催される。篠山紀信がカメラによって原美術館を快楽の館に変貌させること、をテーマにした個展。出品作品全てが、1960年代から現在まで常に写真界の先頭を走り続けてきた彼の撮り下ろしの新作となる。およそ30名にものぼるモデルを起用し、原美術館で撮影を行ったヌード写真を展示する。本展の特徴は、原美術館で撮影されたプリントのいくつかは、まさに撮影したその場所の壁面に展示する。写真の中のイメージと展覧会場にいるという現実が交錯し、幻惑的、倒錯的な鑑賞体験となることだろう。さらに、会場の常設展示作品(森村泰昌、宮島達男、奈良美智など)と篠山紀信による、ここでしかできないコラボレーションによる写真作品も紹介する。篠山紀信が変化させ、いつもとは違う雰囲気の原美術館に是非立ち寄ってみてはいかがだろうか。【開催概要】篠山紀信展 快楽の館会期:2016年9月3日(土)〜2017年1月9日(月・祝)会場:原美術館住所:東京都品川区北品川4-7-25TEL:03-3445-0651(代表)開館時間:11:00〜17:00(11月23日をのぞく水曜は20:00まで、入館は閉館時刻の30分前まで)休館日:月曜日(祝日にあたる9月19日、10月10日、1月9日は開館)、9月20日、10月11日、12月26日〜1月4日入館料:一般 1,100円、大高生 700円、20名以上の団体は1人100円引
2016年07月03日俳優の綾野剛(34)が、15日に放送されたフジテレビ系情報番組『ノンストップ!』(毎週月~金9:50~11:25)にVTR出演し、女優・優香(35)との結婚を発表した俳優・青木崇高(36)について語った。綾野は主演映画『日本で一番悪い奴ら』(6月25日公開)で、青木と共演。北海道警察の不正をテーマにした作品で、青木は綾野の先輩刑事役を務めている。そんな青木について綾野は「ムネくん(青木)とは、12~13年(の付き合い)になる」と打ち明け、優香との交際については「これっぽっちも気づかなかったです」。結婚を知り、「いやー、びっくりしたよ。おめでとう」と祝福メールを送ったところ、「ありがとう」との返信があったという。綾野は「誰に対しても、ものすごい愛情でぶつかっていく方」とした上で、「プライベートでも飲みでも食事でも相手に対する愛情を惜しまない」とその人柄を絶賛する。青木が事務所を通じて発表したコメントで「顔をクシャクシャにしながら笑う彼女の姿をずっと守っていきたい」と誓ったことについては、「腹立つな(笑)。ムネくんが結婚するとは思わなかったなぁ」と嫉妬しながらも、「ムネくんはすごい生命力のある男なので、ワールドワイドな家庭を築く印象」と友人の門出を祝福していた。
2016年06月15日NMB48からの卒業を発表している渡辺美優紀が、昨年4月より出演している読売テレビの情報バラエティー番組『大阪ほんわかテレビ』(毎週金曜 19:00~19:56 ※関西ローカル)を6月17日放送分で卒業。NMB48の後輩・須藤凜々花が新レギュラーに加わることとなり、このほど、大阪市内の同局で渡辺と須藤が会見を行った。この日は、渡辺が共演者の笑福亭仁鶴、間寛平、たむらけんじらに後任の渡辺を紹介する引き継ぎのシーンを収録。須藤へのアドバイスを求められた渡辺は「寛平師匠の隣に座ると、結構“スキンシップ”がある」とトーク中にボディタッチされていたことを暴露し、寛平をタジタジに。たむらを「最後の最後に、えらい爆弾放り込んできよった!」と慌てさせて爆笑をさらうなど、トークを盛り上げていた。会見でこの爆弾発言について聞かれた渡辺は「寛平師匠のスキンシップはなぜか嫌な気がしない」と語り、「これって寛平師匠のパワーだと思うんですけど、何をされても許してしまう。私にとってアイドルみたいな存在でした」とニッコリ。「たくさん笑えて本当に楽しかったです」と収録を振り返った。また、レギュラーのバトンを渡す須藤を「MNB48のライブMCでとても印象に残る言葉を言ってくれる。後輩の中では一番といっていいぐらい、私をワクワクさせてくれる存在」と絶賛。「いつも通りの凜々花の力を出して、番組をほんわかさせてほしいと思います」とエールを送った。さらに、NMB48の卒業を控えた現在の心境を「こうしてひとつひとつの仕事を終えて、みなさんとお別れするのは寂しいですが、これから自分にどんなことができるのかな?という期待やワクワク感もすごくある」と語った渡辺。「やりたいことがいっぱいある。それを全部やってやろう!と思っています」と卒業後の活動に大きな意欲を見せていた。そんな渡辺の後を受け、「恐れ多い…」と恐縮する須藤だが、「みるきー先輩はフワフワしたやさしい雰囲気ですが、私は哲学と麻雀が趣味なので、一風変わった角度から攻めていきたい」と個性派トークに意気込み十分。すでに寛平とは“麻雀”の約束しているそうで、「次回の収録からは、手積みの麻雀を楽屋に持ち込んでアタックしたいと思います!」と張り切っていた。
2016年06月14日ラサール石井が脚本・演出・主演を務め、10年ぶりに舞台化される「こちら葛飾区亀有公園前派出所」。このほど、「乃木坂46」の生駒里奈が、本舞台にオリジナルキャラクターの謎の少女・サキ役として出演することが決定。「乃木坂46」以外の舞台は初挑戦となることが分かった。週刊「少年ジャンプ」(集英社)にて連載40周年を迎える「こちら葛飾区亀有公園前派出所」といえば、秋本治による国民的ギャグ漫画。葛飾区亀有の下町を題材とし、主人公の両津勘吉を中心にさまざまな時事ネタや流行を取り入れた本作は、コミックスの発行部数は累計1億万部を超え、これまでTVアニメ化や実写ドラマ・映画化などでも幅広く愛されてきた。今回、1999年の初の舞台化から、10年ぶり5度目となる本作。脚本・演出を手がけ主人公・両津勘吉役をおなじみラサールさんが演じるほか、派出所の美男子担当・中川圭一役にユージ、秋本・カトリーヌ・麗子役に原幹恵、向島三四郎役に池田鉄洋らが出演するなど、注目を集めている。そんな中、ストーリーの鍵を握る、舞台オリジナルキャラクターの少女・サキを演じることになった生駒さん。これまで、映画『コープスパーティー』で初主演を果たしていたが、「乃木坂46」以外の舞台出演は今回が初めて。生駒さんは、「もともと『ジャンプ』が大好きで、そのご縁でTX『特捜警察ジャンポリス』のレギュラーもやらせていただいてますが、まさか『こち亀』の舞台に出られる日がくるなんて思っていなかったので、とても嬉しいです」と喜びをコメント。「『ジャンプ』が大好きな一員として、また、40周年という私より20年も先輩の作品の記念公演に華を添えられるように、サキ役を精いっぱい演じさせていただきます!頑張ります!」と熱い意気込みを明かしている。連載40周年特別企画舞台版「こちら葛飾区亀有公園前派出所」は、9月9日(金)~19日(月・祝)AiiA 2.5 Theater Tokyo(東京)、9月23日(金)~25日(日)サンケイホールブリーゼ(大阪)にて上演。(text:cinemacafe.net)
2016年06月13日「乃木坂46」生駒里奈を主演に、昨年夏に公開された『コープスパーティー』の続編『コープスパーティー Book of Shadows』。この度、7月に公開を控える本作の予告編試写上映&出演登壇による記者会見が実施され、本作の重要な新キャラクターに「欅坂46」石森虹花が出演していることが明らかになり、併せて予告編も到着した。呪いのおまじない「しあわせのサチコさん」を行い、怨霊の棲む異空間へと飛ばされた女子高生の直美(生駒里奈)は、幼なじみの哲志(池岡亮介)や親友の世以子(喜多陽子)など、多くの仲間を失った。あれから半年。生き延びたあゆみ(前田希美)と直美は、死んだ友達を取り戻すべく、悲劇の舞台となった天神小学校へと戻ってくる。同じおまじないで別の学校から囚われてきた刻命(青木玄徳)たちと合流し、切なる想いで生還の道を模索する。だが、待っていたのは繰り返す“死の運命”に囚われた仲間たちとの再会だった。命と心を弄ぶ残酷な運命の歯車は、ゆっくりと廻り始める…。コンシューマーゲームシリーズ計15万本以上、コミカライズシリーズ100万部以上、そのほかにノベライズ、オリジナルアニメ、ドラマCDなど幅広く展開したホラーゲームシリーズ「コープスパーティー」。昨年公開された実写映画が好評につき、続編となる本作の公開が決定。主演には生駒さんが前作から引き続き中嶋直美役を好演し、脇を固めるキャスト陣には、藤崎あゆみ役の前田希美、持田哲志役の池岡亮介なども続投。監督も前作から引き続き、山田雅史がメガホンを取り、主題歌は前作はもちろん、ゲーム・アニメ全シリーズで楽曲を提供している今井麻美が担当している。さらに本作からは、オリコン週間シングルランキング1位(4月18日付)に初登場し、女性アーティストのデビューシングル初週売上を記録した「乃木坂46」の後輩グループ、「欅坂46」の石森さんが、藤崎ひのえ役として出演することも決定した。そのほか、舞台「ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン」で人気を獲得した青木玄徳、「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話」のカバーモデルで話題となった石川恋、舞台、映画、テレビで多くの作品に出演し急上昇中若手俳優・水石亜飛夢らフレッシュな顔ぶれが揃っている。そして、会見で上映された予告編もこのほど到着。映像は、いきなり人の首が取れ、口から血が流れたり、頭から血を流した人が倒れていたりと、叫び声と共にシーンが切り替わっていく予告編。最後には「いちどきまった死からはにげられない」というメッセージで終了する。今回の続編決定を受け、自分のレベルでは共演者に追いつかないと思った生駒さんは「ワークショップに参加したりしました。前作より自分の中で準備をして挑めたかなあと思います」と話し、前作からのメンバーと再開したことについては「久しぶりにあえて、単純に嬉しかったです。前回よりもすごく仲良く和気あいあいと撮影ができたと思います。ホラー映画なのに、待機時間は青春映画を撮っているように過ごしていました」と撮影も順調に進んでいたようだ。また今回映画初出演となった石森さんは「すごく嬉しかったのですが、終始緊張していました」と感想を語る。実はホラーは苦手と語る石森さん。出演決定を受け前作を観たそうなのだが、「目をあけてみていられなかったので、本当に私はこの映画に出れるのだろうかと不安がいっぱいあったのですが、出演者のみなさんが声かけて話してくださったので、どうにか頑張って撮影を終えることができました」と撮影をふり返っていた。『コープスパーティー Book of Shadows』は7月30日(土)よりシネ・リーブル池袋、立川シネマシティほか全国にて順次公開&同日ニコニコ「Netflix」シネマにて公開。(cinemacafe.net)
2016年06月03日井上真央、綾野剛ら若手実力派俳優を迎え、人気作家・湊かなえのミステリー小説を映画化した<a href="">『白ゆき姫殺人事件』</a>。この度、インターネットと情報化社会の底なし沼のような闇とリアルを描き出した衝撃作が、4月1日(金)放送の「金曜ロードSHOW!」にて地上波初放送されることが分かった。ある日、日の出化粧品の女性社員・三木典子(菜々緒)の遺体が発見された。社内一と言われる美女が何十か所も刺された末に火をつけられるという凄惨な事件は、“白ゆき姫殺人事件”と呼ばれるニュースになる。情報番組「カベミミッ!」のスタッフ・赤星(綾野剛)は大学時代の仲間で日の出化粧品社員の里沙子(蓮佛美沙子)から、白ゆき姫殺人事件の犯人は典子の同期の城野美姫(井上真央)なのだと連絡を受ける。独自に捜査を開始した赤星は、地味で典子とは対照的だった美姫が、事件当夜典子を車に乗せていたこと、その後、大きな荷物を抱えて電車に乗ったこと、そして美姫が恋していた相手・篠山(金子ノブアキ)を典子に取られたことなどを知る。赤星は自身が取材した証言を元に美姫が犯人と断定するような内容を番組で放送。さらに、事件発生当初から情報をツイッターで垂れ流していたこともあり、ネット上では美姫の実名や過去が次々に明かされていくが…。美姫の本当の姿、そして事件の“真相”とは!?<a href="">『告白』</a><a href="">『北のカナリアたち』</a>と映像化作品を多数持ち、10月には本田翼&山本美月を迎え自身2作品目「少女」の映画化が決定した小説家・湊氏の傑作サスペンス長編を、<a href="">『予告犯』</a><a href="">『残穢 -住んではいけない部屋』</a>の中村義洋監督が映像化した本作。過熱報道、ネット炎上、クチコミの怖ろしさなど…現実社会とリンクし過ぎる設定や、「小説すばる」への掲載と並行してウェブに関連資料がアップされるなど新たな試みが話題を呼び、出版前から映画化のオファーが殺到していた話題作だ。主人公・美姫を演じるのは、大河ドラマ「花燃ゆ」でヒロインを務め上げ、今夏には声優として出演した<a href="">『ルドルフとイッパイアッテナ』</a>が公開予定の井上さん。美姫の関係者に取材するワイドショーのディレクター・赤星雄治を、「すべてがFになる」「コウノドリ」など多くのドラマに出演し、さらに<a href="">『GANTZ』</a><a href="">『そこのみにて光輝く』</a><a href="">『新宿スワン』</a><a href="">『ピース オブ ケイク』</a>と多数の映画に出演、今年も<a href="">『リップヴァンウィンクルの花嫁』</a><a href="">『64 -ロクヨン-』</a><a href="">『日本で一番悪い奴ら』</a>『怒り』と出演作が目白押しの実力派俳優・綾野さんが務める。そのほか、謎の死を遂げる“白ゆき姫”を演じるのは、「ファースト・クラス」「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」と美しい悪女役に定評がある菜々緒。証言者に『新宿スワン』「学校のカイダン」の金子ノブアキ、赤星の大学時代の仲間であり日の出化粧品社員の里沙子に「お義父さんと呼ばせて」の蓮佛美沙子、美姫の幼馴染に「早子先生、結婚するって本当ですか?」に出演予定の貫地谷しほり、赤星と同じ会社の編集マンに<a href="">『寄生獣』</a><a href="">『映画 みんな!エスパーだよ!』</a>の染谷将太、と実力派俳優たちが集結。芸能人のゴシップや事件・事故のニュースについて多くの情報がネット世界と現実世界に飛び交い、何が「嘘」で何が「真実」なのか煩雑な昨今…そんないまのネット社会の闇とリアルを描き出したゴシップ・エンタテインメント作をぜひチェックしてみて。『白ゆき姫殺人事件』は、4月1日(金)21時より「金曜ロードSHOW!」にて地上波初放送。(text:cinemacafe.net)
2016年04月01日人気アイドルグループ・乃木坂46の生駒里奈が19日、国内最大級のファッションイベント『第22回 東京ガールズコレクション 2016 SPRING/SUMMER』(東京・代々木第一体育館)に初登場。ブラック×ボルドーのシックなファッションに身を包み、少々緊張の面持ちでウォーキングを披露した。<写真>初々しい?生駒のランウェイポージング生駒は米NY初の人気ブランドANNA SUIの2016年春夏のアジア圏ビジュアルモデルに抜擢されており、今回のTGCも同ブランドのステージで登場。ボルドーの口紅&ブラックベースのアイメイクでいつもとは違ったモードな表情を見せ、会場を魅了した。2005年よりスタートした同イベントは今回で22回目。 “PARTY”をテーマにした今回は「ピュアフェミニン」「トライバルマインド」「ニューストリート」「タキジョ」をトレンドキーワードに据え、ファッションやエンタテインメントなどジャパニーズ・ガールズ・カルチャー世界に向けて発信。乃木坂46からはほかにも白石麻衣や橋本奈々未、松村沙友理、西野七瀬、齋藤飛鳥が参加している。
2016年03月19日2016年4月より放送開始予定のTVアニメ『文豪ストレイドッグス』より、梶井基次郎(cv. 羽多野渉)、樋口一葉(cv. 瀬戸麻沙美)、泉鏡花(cv. 諸星すみれ)のキャラクターアニメ立ち絵ビジュアルが公開された。○TVアニメ『文豪ストレイドッグス』登場キャラクター紹介■梶井基次郎 (cv. 羽多野渉) 能力名:檸檬爆弾(レモネード)ポート・マフィアの構成員。丸善ビル爆破事件で指名手配されている爆弾魔。「死」を「究極の科学」と豪語する狂科学者である。■樋口一葉 (cv. 瀬戸麻沙美)利発で、パンツスタイルの美しい女性。ポート・マフィアの首領直轄の遊撃隊に属し、武闘組織「黒蜥蜴」を動かす権限を持つ。上司である芥川を「先輩」と呼び、慕っている。■泉鏡花 (cv. 諸星すみれ) 能力名:夜叉白雪おとなしい和装の少女。だが、その正体はポート・マフィアの構成員。殺戮の異能を持ち、組織に拾われて暗殺者として育てられた。なお、12月25日には中原中也のビジュアルが公開予定となっている。○「Anime Japan 2016」内にて『文豪ストレイドッグス』のスペシャルステージが決定2016年3月26日(土)、27日(日)に東京ビッグサイトにて開催される「Anime Japan 2016」のイベント会場内にて、『文豪ストレイドッグス』のステージイベントが決定。開催日は27日(日)で、中島敦役の上村祐翔や太宰治役の宮野真守らが出演予定となっている。ステージ観覧などの詳細は、「AnimeJapan2016」公式サイトをチェックしてほしい。○『文豪ストレイドッグス』×「FITS」のコラボフレグランスが12月22日より世界最速先行受注開始『文豪ストレイドッグス』×「FITS」の完全限定生産コラボフレグランスが12月22日(火)よりAmazonにて世界最速受注を開始しているので、こちらも注目しておきたい。■コラボフレグランス第1弾「中島敦」フレッシュなグリーンアップルとペア、キウイがみずみずしく、ミドルの花々が広がる華やかで柔らかいフルーティー調の香り。それと同時に中島敦のようなしっかりとした骨格も併せ持ち、お人好しで優しくも、意志を感じる一面を表現した香り。■コラボフレグランス第1弾「太宰治」アップルやレモンがはじけ、トップノートからは明るい印象を受けるが、次第に落ち着きある甘さが広がり、ラストの印象を残したままいつの間にか消えている。太宰治のようなつかみどころのないミステリアスな一面を表現した香り。(C)2016 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会
2015年12月22日12月18日(金)に遂に最終回を迎える綾野剛主演のドラマ「コウノドリ」。12月15日(火)、綾野さんが扮する天才ピアニスト“BABY”の楽曲とピアノ演奏を務めた清塚信也のコンサートが開催され、原作者の鈴ノ木ユウ、脚本を手がけた山本むつみ、 演出の土井裕泰らが登壇し、対談が行われた。累計300万部を超えるヒット作となった鈴ノ木氏による同名のヒューマン医療漫画を原作に、出産に向き合う母親や家族の姿、そして懸命に寄り添う医療チーム姿を丁寧に描く本ドラマ。主人公・鴻鳥サクラを演じる綾野さんの、心優しき産婦人科医である一方、すべての感情をピアノにぶつける情熱的で謎多き天才ピアニスト“BABY”としての顔も持つ役柄における幅広い表現力も大きな話題となっている。スペシャルライブ&トークショーとして開催された清塚さんのコンサートは、劇中でBABYがライブを行い、清塚さんがライブハウスマネージャー・滝賢太郎役で登場した撮影が行われた東京・目黒の「BLUES ALLEY JAPAN」を会場に、昼と夜の2回の公演を実施。事前に番組ホームページの告知を通して抽選で選ばれた各回およそ100名の観客が集い、清塚さんの演奏を堪能した。公演は、ドラマの第1話の冒頭のBABYのライブで披露された「Throb~My Baby~Minor Heart」から始まり、「Over The Rainbow」「Twinkle Twinkle Little Star」「Maze, Blaze & Raze」の3曲を演奏。MCで清塚さんは、BABYのオリジナル曲は綾野と一緒に相談して作り上げてきたというエピソードや、ピアノテーマ・監修・音楽を務めた本ドラマの中でも、撮影中に綾野の演奏シーンを監修するのが辛かったと吐露。「自分だけがミスに気付いて、“もう1回”と言い出すのが本当に辛かった」と語り、一音でもミスがあったら指摘して欲しいと言われたという、綾野さんの完璧主義がうかがえる裏話を明かしていた。昼の部のライブ途中には、原作者である鈴ノ木氏と脚本を手がけた山本氏が登場。対談では、BABYの曲を実際の音にしたときに、原作と脚本のイメージを壊さないか不安だったという清塚さんに対して、二人は絶賛の言葉で返す。山本さんは、「最終回では、サクラから皆さんへクリスマスプレゼントをあげたいと思いそんなシーンを描いたが、清塚さんのピアノがそれを実現してくれた。最終回ではそのピアノシーンにも注目して欲しい」と熱弁した。さらに、夜の部に登場した演出の土井さんも、演奏シーンは衝撃を受けるくらい素晴らしかったと賞賛した。コンサート後半では、BABYのテーマ曲である「Baby, God Bless You」「Brightness」「Sound Seeker」の3曲に続き、山本さんと土井さんが絶賛した「きよしこの夜」のメロディーに乗せた「Baby, God Bless You -holy night」、最後に主題歌の「あなたがここにいて抱きしめることができるなら」が披露され、会場からは大きな拍手が沸き起こった。会場には赤ちゃんや小さな子ども連れも多く、ドラマでの情景を解説しながら繰り広げられる清塚の軽快なトークが笑いを誘う、終始和やかな雰囲気のライブとなった。金曜ドラマ「コウノドリ」最終回第10話は、TBSにて12月18日(金)22時から15分拡大放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月16日満を持してのハリウッド進出作『ラスト・ナイツ』が公開中の紀里谷和明監督が、女性をメインターゲットにして、映像クリエイターを育成する「ラブストーリー・クリエイター・スクール」第1回の講義に講師として教壇に立った。紀里谷監督は、受講者たちに「極めて狭き門です。中途半端だと食っていけない」、そして「待っていたって絶対にチャンスなど来ません。自分から取りに行くしかない」など、シビアな言葉を投げかけた。最初は紀里谷監督からの問いに、返事すらしてなかった受講者たちも、彼らと真剣に向き合おうとする監督の姿勢に応えるように、次から次へと手を挙げて発言するようになっていく。紀里谷監督の「芸術家の定義は、自由の提示です」という力強い言葉が印象的だった。講義の後、紀里谷監督に単独インタビューをし、『ラスト・ナイツ』で得たことから、今後の新たな展望について話を聞いた。○くじけずに最後までいける人がどれだけいますか?受講者たちは、紀里谷監督がいかにしてハリウッド進出を果たせたのか、また、どうしたら映画監督として成功できるのかといったノウハウを聞き出そうとした。紀里谷監督は「多くの人は往々にして、すべてのことに正解があると思っている。『どうやったらみなさんが喜ぶようなものを作れますか?』と質問されても、それを知っていたら、みんながそれをやりますよね。もっとシンプルなことです。まずは、自分が描く絵を好きだと思えないといけない。たとえば、子どもが絵を描く時、お母さんが喜んでくれる絵は何だろうと思って描かないと思います。きっと、学校の先生なら『自分の好きな絵を描けばいいんじゃないの』と言いますよね」紀里谷監督は、毎回、監督の道は、そんなに甘いものではないと繰り返す。「くじけそうになった時、手を差し伸べて、そのままくじけずに最後までいける人がどれだけいますか? そんな簡単な話じゃない。成功、失敗という言葉自体、あまり好きじゃないのですが、手を差し伸べることは、本当にいいことなのかどうか、僕はわからないです。肝心なのは、その人がどれだけそれを欲しがっているかということで。本当にやりたいと思っている人は、手を差し伸べられなくてもやりますから」紀里谷監督は、『CASSHERN』(2004年)、『GOEMON』(2009年)、『ラスト・ナイツ』の3本を撮ってきた道のりは、本当にイバラの道だったと明かす。「本当に必死でした。それが人様にはなかなか伝わってないとは思うけど。きっと順風満帆で、やることがトントン拍子で運んでいったと思われていたんだと思う。でも、やっぱり死ぬほど努力しないと、先には行けない。僕はそれを才能とは言わない。能力だと思います。努力をする能力だったり、食い下がっていく能力、ダメと言われてもやるという能力です。それがない人は、人と似たようなものしか作っていない。誰だって頑張っているだろうけど、トップの人はもっと頑張っている。でも、世の中は、そういう正論を嫌うから、どうしようもない。『君たちは大丈夫。夢は信じていれば叶いますよ』と言うしかないんです」○劇場で苦戦しているのはなぜなのかクライヴ・オーウェン、モーガン・フリーマン、アン・ソンギ、伊原剛志と、国際的な大スターたちを迎えた『ラスト・ナイツ』は、「忠臣蔵」をモチーフにした力強い人間ドラマとなった。本作のプロモーションで、紀里谷監督は全国110カ所を行脚して、名刺を4万枚配り、335媒体の取材を受けた。でも、封切られてみると、映画は興行ランキングで初登場12位という苦戦を強いられた。紀里谷監督は、その理由について考え続けたと告白。「観てくださった方々の評価も高かったし、取材もとことん受けました。でも、これだけ劇場で苦戦しているのはなぜなのかということを、ずっと公開後に考え続けてきました。それで行き着いた結論は、圧倒的じゃないからかなと。もちろん、映画には、宣伝方法や、企画、キャスト、原作など、いろんな力学が作用するけど、僕はそこの話にはしたくない。そこの領域にはいたくないんです。とにかく、人様に観ていただくには、もっと圧倒的じゃなければいけないと思う。それが映画を作るということの本文分、ものを作る人間の本文だと思います」宣伝活動で、実際に紀里谷監督のサポーターたちはどんどん増えていったが、興行にはつながらなかった。「僕の本分は、作品を宣伝する人間ではないけど、今回はとことんやってみました。でも、公開後の結果を見て、悩み苦しんだ挙句に出した答えが、そこでした。やはり、評価の高さが圧倒的じゃなかったんです。だから、僕は作り手として、さらにもっと努力をしなきゃいけない。今回、死ぬかと思うくらいやったけど、それでも足りなかった。本当に厳しい世界です」○プロモーションをしなくてもいい映画を作っていきたいしかし、紀里谷監督は今後もひるまず、前を見続けていく。「キャパが足りなかったということです。でも、1つずつやることにより、キャパは拡張していくはずだし、拡張した分だけの努力ができるようになっていくはず。今回やれるだけのことはやったから、それが僕のキャパだったということで。それしか答えが見つからないです。もちろん、今回やったことで、以前よりは、また拡張できたと思っています」渾身の3作を描き終えた今、紀里谷監督は、作品を描くための絵筆や絵の具が、以前より揃ってきたという手応えは感じている。いわば監督としてのシーズン1が終わり、次なるシーズン2へとステージを上げていく。「たぶん、もうあまりインタビューは受けないと思います。これは、インタビューが好きとか嫌いとかいう話ではなくて、プロモーションをしなくてもいい映画を作っていきたいということです。もちろん告知は必要ですが、もっと圧倒的なものを作っていきたいんです。いろんな意味で、もっと自分が高みに向かっていくしかない。熱量がまだ足りないということを、今回突きつけられたので。だからこれからなんです!」そう語ってくれた紀里谷監督の表情は、戦い抜いて、ひと息ついた侍のよう。"圧倒的"というのは、紀里谷監督が今後手掛ける作品のキーワードとなりそうだ。この人が、この先、どこまで登りつめていくのか、今後も追っていきたい。
2015年12月04日紀里谷和明監督の最新作『ラスト・ナイツ』が11月14日(土)に公開を迎え、東京・TOHO シネマズ日本橋で、日本人俳優として参加した伊原剛志と共に初日舞台挨拶を行った。ついに公開を迎え、「命がけで作った映画です。皆さんに見ていただいて、これからもっと大きな映画に育っていくことを心から願います」と、紀里谷監督は深々とお辞儀した。『ラスト・ナイツ』はモーガン・フリーマン、クライヴ・オーウェンという豪華キャストを主演に迎え、5年の歳月をかけて完成させ紀里谷監督の記念すべきハリウッドデビュー作。忠誠を誓った主君の仇を打ち、復讐を誓う戦士の一団を描いた壮大なアクションに仕上がった。映像では俳優の吐く息が白く、聞けばCGではなく極寒のチェコで撮影したという。紀里谷監督は「本当に寒くて、僕は南極使用のスーツでやっていました。寒すぎて役者の口が回らなくて」と言うと、伊原さんは、「あまりに寒かったので、ちょっと時間があるときにバナナを置いてみました。数時間置いていたら本当にカチカチで(笑)」と、極限の寒さを表すエピソードを披露した。本作では世界各国の俳優陣が名を連ねているが、日本勢からは伊原さんただ一人の出演となった。伊原さんの起用に関して紀里谷監督は「僭越ながら」と前置きしながら、「僕は、役者というものは現場以外でどう生きているかが重要だと思います。その人の生きざまが芝居の上で見えてくると信じています。伊原さんとは10年来付き合っていますが、話していても考え方も含めて男なんです。武士道的な考えをもっているので、伊原さんだと思いました」と、べた褒め。伊原さんは「ありがとうございます」と照れくさそうに一礼し、名優らと渡り合ったことに対して、「とにかく参加するときにモーガン・フリーマンやクライヴ・オーウェンと映ったときに、自分の存在が負けないようにしたいと思っていました。モニターを見たとき、『俺も大丈夫じゃないかな』と思いました」と冗談を交えながら、撮影現場での経験を誇っていた。公開に伴い、紀里谷監督は全国津々浦々でプロモーションを展開。本日までおよそ110カ所で約4万枚にのぼる数のビラ代わりの名刺を配った。「本当にそれだけの媒体の人々にインタビューしてもらえること自体、ありがたいことです。よく『すごいですね』と言われますが、映画は自分の子どものように思っていますので、何でもします。全く苦にならないんです」と、深い愛情を見せた。『ラスト・ナイツ』は本日より、TOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:ラスト・ナイツ 2015年11月14日より全国にて公開(C) 2015 Luka Productions
2015年11月14日『CASSHERN』『GOEMON』で強烈なインパクトを与えた紀里谷和明監督が、5年の歳月をかけて完成させたハリウッド進出作『ラスト・ナイツ』が11月14日に公開を迎える。本作は、クライヴ・オーウェンとモーガン・フリーマンをキャストに迎え、不当な死をとげた主君の仇をとるために戦う騎士たちの"サムライ魂"を描いた作品。日本の『忠臣蔵』をベースに、国境を越えて人々の胸に響く物語が誕生した。10月下旬に東京国際映画祭でお披露目された時に「命をかけてこの映画を作ったつもりです」と、並々ならぬ思いを語っていた紀里谷監督。「あらゆる国籍の方と仕事をしたいと思った」「日本映画と世界映画が一つになっていけたら」などと、国籍の壁のない世界への思いも語っていたが、そもそも監督にはその概念がないという。本作では、多国籍なキャスト・スタッフが集結したが、それも監督にとってはごく当たり前のこと。今回のインタビューにおいても、国籍などにとらわれすぎている現代社会に対するメッセージが伝わってきた。――公開が近づいてきましたが、今どんなお気持ちですか?月並みですが、みなさんに見ていただきたい。事前情報や僕の作品への固定概念を横に置いて、見に来ていただきたいですね。――『CASSHERN』『GOEMON』では映像に驚かされましたが、本作では丁寧に描かれている感情の部分に心が動かされました。監督が本作で新たな挑戦として力を入れていたことを教えてください。"コントロールしない"ということでしょうか。監督というのは、何もかもコントロールできる"神"なんです。雪を降らせようと思ったらCGで降らせることができるし、宇宙にも行けるし、過去にも未来にも行ける。作品に参加している人たちに関してもコントロールできる立場であり、信じていないとコントロールしすぎてしまい、信じていればコントロールはそこまでしない。過去の作品ではコントロールしてしまっていたと思いますが、今回はコントロールしないように意識しました。それは、周りの人を信頼できるようになったということであり、また、自分のことも信じられるようになったのだと思います。――チェコの重厚な城や雪景色などの風景、そして俳優たちの表情に惹き込まれました。描くにあたって監督が特にこだわったことは?今回は美術や撮影、照明などは多分にスタッフにゆだね、演出に集中しました。そして、演出において何に注力したかというと"感情"。感情がモニター越しに伝わるのか、見てくださる方々にお届けできるのかということだけですね。――感情を引き出すにあたって、キャストの方たちにどのような働きかけをされていたのでしょうか。これだけのキャストなので、モーガン・フリーマンから何か引き出すこともないですし、みなさんそれをわかって現場にいらっしゃっているので、ほとんど何も言うことはないという感じでした。――なるほど。あまり口頭での指示というのはなかったんですね。アン・ソンギさんが後にインタビューで「お互いの目を見て成立していた。目を見れば監督が何を言おうとしているのかわかる領域での仕事だった」とおっしゃってくださっていて、すごくうれしかったです。モーガンもクライヴも、何をしようとしているのかみなさんわかっていました。僕としては、若い俳優さんに、自分が知らないことはやらないでくれと言いました。どういうことかと言うと、「自分はヨーロッパ人をやらなければいけないのか」と聞かれたことがあり、「そうじゃない。あなたの国にもこういう人はいるはずだ」と。武士道がいい例で、ヨーロッパだと騎士道になるし、アメリカだと自己犠牲の精神であり、しかもそれらは形があるわけではない。「自分の中にあるものにアクセスしてください」と強く言いました。――今回はキャストもスタッフもさまざまな国籍の方が参加されていますが、多国籍にした理由はそういった思いからでしょうか。そもそも自分自身に国籍という概念がないので、そういう思いはないです。悲しいかな現代社会、歴史上ずっと、常に線引きがされていて、それが当たり前だという社会になっています。そうではないことを言いたいというより、そもそもそうではないと。子供は国も人種もわからないし、上下関係や肩書もわからないけど、それがあるべき姿と思うんです。それが大人になるにつれて、洗脳されてそういうものだと思ってしまっているだけ。例えば、カブトムシの種類をいろいろ言われても、カブトムシはカブトムシですよね。それと同じだと思うんです。――監督が国籍を意識しないようになったのはなぜでしょうか。15歳からアメリカに行き、世界中旅をしているので、そもそもそういうものに希薄だったと思います。おそらく大人になっていないんですね。子供の時の感覚を引きずったままで。どうしてそういうものを強要されるのかと、学校に行っていた頃に思いましたし、そこから逃れるためにアメリカに行ったんです。アメリカでは緩かったですがやはり縛りはあるわけで、常に違和感を持って社会と対峙してきた感じはあります。――本作がハリウッド進出作となりましたが、映画作りに関して日本との違いはありましたか?特にないです。以前から海外でCMやPVを撮っているので、スタッフに関してもそんなに違いはないですし。ハリウッドにあこがれて行ったのではなく、単純に自分がやりたいことがあって、それを可能にしてくれるのがたまたま今は海外だったというだけで、それが中国であれば中国に行きますし、アフリカだったらアフリカに行きますし、日本でそれが可能であれば日本で撮ります。――現場で言葉の壁はなかったですか?ないですね。今回、CGチームとアクションチームが韓国のチームで、アクション監督は英語が片言でしたが、何も問題なかったです。CGチームにも英語が話せない人がいましたが問題ありませんでした。言葉が通じなくてもサッカーや野球ができるのと同じで、見ていればわかるんです。どこで撮影しても、映画の行程は同じですから。それに、同じ言語でしゃべっている日本人同士でも、伝わらないものは伝わらないです。何事も言葉ではないと思います。――確かにそうですね。最後に、映画を楽しみにしている人たちにメッセージをお願いします。デートで見てください。デートで見に行ったら女性は男の人のことを好きになると思うし、男性は女性のためにもっと強くなろうと思うと思います。好きな人と一緒に見てほしいです。■プロフィール紀里谷和明監督1968年、熊本県生まれ。15歳で単身渡米し、マサチューセッツ州にある全米有数のアートスクールでデザイン、音楽、絵画、写真などを学び、パーソンズ美術大学で建築を勉強。ニューヨーク在住時の1990年代半ばに写真家として活動を開始し、その後、映像クリエイターとして数多くのミュージックビデオなども制作。最近では、三代目 J Soul BrothersのPVが話題に。2004年に『CASSHERN』で映画監督デビューし、2009年には『GOEMON』を発表。監督第3作『ラスト・ナイツ』でハリウッドデビューを果たした。撮影:蔦野裕
2015年11月14日11月14日公開の最新作『ラスト・ナイツ』でハリウッド進出を果たした紀里谷和明監督。テレビ番組で映画批評家に対して痛烈な批判をしていた紀里谷監督に、批評家に対する本音を聞いた。15歳で単身渡米、デザインや音楽、絵画、写真、建築などを学び、ニューヨーク在住時の1990年代半ばに写真家として活動を開始し、その後、映像クリエイターとして数多くのミュージックビデオなどを手がけてきた紀里谷監督。2004年に『CASSHERN』で映画監督デビューし、2009年には『GOEMON』を発表、そして、5年の歳月をかけた渾身の第3作『ラスト・ナイツ』が完成した。過去2作品を振り返り、批評家に対して辛口な意見を発していた監督だが、その根底には、批評家が必要だからこそ役割をしっかり果たしてほしいとの思いがあるという。――テレビ番組で、映画批評家を批判されていましたが、本作においても批評家のコメントは意識しますか?まずはじめに、僕は批評家がいての業界だと思っています。そもそも、批評家がなぜ存在するかというと、「みなさん知らないと思いますが、こんなにすてきな作品がありますよ」と伝える機能を担っているんです。若手監督の作品でだれにも見てもらうチャンスがないものを、力のある批評家が推薦すると見てみようと思うかもしれない。その逆もあって、みんながすごいと言っているものを、そうではないと言うこともある。機能としては絶対に必要だと思います。ですから、批評家の存在自体を否定しているわけではなく、批評家自体が凝り固まってこうあるべきと言うのは、芸術という自由なものの可能性を狭めてしまうと心配しているんです。僕たちの仕事は、「こういう世界もあるのではないか」「こういう人間がいてもいいのではないか」「こういう考えがあってもいいのではないか」という自由の提案だと思います。なぜならば、現実社会は非常に不自由な社会であって、その中で苦しんでいる人に対して自由の提案をしているつもりなんです。例えば、自分はこういう人間でありたいという願いがあるのに、社会というものがそれを失速させていく。そこで、一人のキャラクターを使って「こういうことでしょ」と提案するわけです。そして、見た人が「そういうことなんだよ」って思ってくださるから、そこに感情移入していただいて、喜んでもらえる。そこには、圧倒的な自由がない限り、表現ができなくなってしまい、表現することはできてもお客さんに届けられないということになってしまう。批評家が「これはこういうものですよ」「こうでなければいけない」と言い始めたら、それはシステム的な人間です。そうなると、批評家の存在が逆に危ぶまれると思うんです。こちら側も批評家の存在が必要だからこそ、意見を述べたんです。これが何かのスタンダードに合致していないから違うと言われてしまうのは、どうなんだろうかと。自由を窒息させてほしくないですね。もちろん、今回の作品に関してもいろんな意見が出てくると思いますけど、届く人に届くといいなと思っています。撮影:蔦野裕
2015年11月13日フェンディ(FENDI)の修復支援プロジェクトにより、ローマの観光名所である「トレビの泉」が2015年末の予定を前倒しし、修復工事が完了。これを祝した記念式典が11月3日に行われた。13年1月にフェンディが単独支援を発表し、スタートした「トレビの泉」の修復工事。17ヶ月に及ぶ同修復工事中には、全景を見渡せるボードウォークの上から「トレビの泉」を鑑賞し、芸術的傑作の間近まで足を踏み入れることが出来るようになっていたため、期間中は約300万人の利用者が訪れた。なお、フェンディはこの慈善活動により、ローマの噴水の保護するプロジェクト「フェンディ・フォー・ファウンテンズ(FENDI for FOUNTAINS)」が発足。同プロジェクトの一環として行われた「クアトロ・フォンターネ(4つの噴水)」の修復工事も、15年5月に完了している。
2015年11月09日紀里谷和明監督の最新作『ラスト・ナイツ』の女性限定試写会が11月5日(木)、都内で行われ、紀里谷監督をはじめ、大和悠河とホラン千秋が出席。女性陣の絶賛コメントに、紀里谷監督は「本当にうれしい。映画は自分の子どものようなもの」と喜びをかみしめた。紀里谷監督が初のハリウッド進出作として、「忠臣蔵」を題材に5年の歳月をかけて完成させた本作。架空の封建国家で、反逆罪に問われた師匠を自らの手で斬首した主人公が、忠誠を誓った主君の仇を討ち、堕落した権力者に反旗を翻す騎士道ファンタジー。クライヴ・オーウェン、モーガン・フリーマンら豪華なキャストが、日本人の心に宿る忠誠心、名誉、正義、尊厳といったテーマを体現する。「自分では意識していなかったが、試写を始めると女性から褒めていただくことが多い」と少し意外そうに語る紀里谷監督。一方、大和さんは「映画の至るところに、サムライ精神があふれている。外見はもちろん、ここまで内面がカッコいい男性はなかなかいない」、ホランさんは「心が癒され、目の保養にもなる。女性がこれほどドキドキできる映画はそうないはず」と女性目線で絶賛していた。大和さんといえば、王子役や騎士(ナイト)役として、多くの男役を演じてきた元宝塚歌劇団宙組トップスター。「以前は男性の演出家さんが『これが男の友情なんだ』と言っていても、よく理解できなかったけど、この映画を見ると、男性同士の熱い魂のつながりを知ることができる」と独自の視点で、魅力を語った。これにはホランさんも、「こんなにも相手を裏切らず、見返りも求めず、忠誠心を守る男性がいるなんてステキ」と乙女のまなざし。「さまざまな文化や人種が入りまじっているのに、違和感なくスッと世界観に入り込めるのは、すばらしい脚本と監督の演出があるからこそ」とうっとりしていた。そんな女性陣の発言に、「今日は(女性から支持される)ナゾが解けました」と納得顔の紀里谷監督。「大切なのはモノじゃなく、形にできないもの。言ってしまえば、愛を描いた映画。これからも人種や国籍、洋画や邦画といった、いろいろな“くくり”を取り払い、いい作品を世界中に送り届けていきたい」と国際的に活躍する映像クリエーターとしての決意を新たにしていた。『ラスト・ナイツ』は11月14日(土)、TOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラスト・ナイツ 2015年11月14日より全国にて公開(C) 2015 Luka Productions
2015年11月06日東京国際映画祭パノラマ部門作品『ラスト・ナイツ』(11月14日公開)の舞台挨拶が28日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、紀里谷和明監督と俳優の伊原剛志が出席した。『CASSHERN』『GOEMON』で知られる紀里谷監督のハリウッド進出作となる本作は、モーガン・フリーマンとクライヴ・オーウェンを主演に迎え、不当な死をとげた主君の仇をとるために戦う騎士たちの"サムライ魂"を描いた作品。舞台挨拶で監督は「脚本をいただいたのは6年前。実際に制作にとりかかり完成まで5年かかった」と語り、客席を見渡しながら「この光景を思い浮かべながら、そして、全世界30カ国で公開、日本で11月14日公開というこの日を夢見て頑張って来たと言っても過言ではありません」とあいさつすると、客席から拍手が起こった。また、本作について「ベースは日本の『忠臣蔵』。それをどのようにしてインターナショナルなマーケットで展開するのか考え、黒澤明監督の『乱』がシェイクスピアの『リア王』を戦国時代に置き換えてやってらっしゃったことを思い出し、その逆ができるのではないかと思った」と説明。「もう1つステップを進めようと、ありとあらゆる国籍の方と仕事をしたいと思った」と続け、その理由について「映画の作り方の可能性が広がるのではないかと思った」と語った。そして、映画は「自分の子供」であり、「子供を多くの優秀な方々と作って育てていく作業」と表現し、「今回、3人目の子供。マイナス20度、30度の中で1日12時間、雪の中で一生懸命戦って作り上げた子供です。この子を好きになってもらえればそれに越したことはありません」と切望。さらに、「命をかけてこの映画を作ったつもりです」と並々ならぬ思いを伝え、最後に「日本映画、世界映画が一つになっていけたら」と今後の日本映画の発展を願った。日本人で唯一出演した伊原は、紀里谷監督のことを「現場で戦っている戦士に見えた」と言い、「現場で役者たちとディスカッションもしていましたし、ほかのキャストも監督をリスペクトしていた」と説明。「日本人の監督で世界に出ていろんな役者を使ってできる監督はなかなかいない。紀里谷さんはきっと今後も、いろんな世界で活躍する監督。ぜひついていきたい」と絶賛すると、監督は「ありがたいお言葉」と感激し、「単純にものすごい優秀な方々に囲まれた。自分の力はささいなもので、どれだけ優秀な方に囲まれるかだと思う」と語った。
2015年10月28日10月16日(金)よりスタートする綾野剛主演ドラマ「コウノドリ」に、小栗旬が出演することがこのほど明らかとなった。講談社「モーニング」で人気連載中の鈴ノ木ユウによる同名漫画を、連続ドラマの単独主演は初となる綾野さんを主役に描く本ドラマ。原作は、男性誌では異色の産婦人科を舞台に、決して大げさではないリアルな産科医療の現場を描き、 累計部数150万部を超えるヒットを記録している。ドラマでは、綾野さん演じる産婦人科医・鴻鳥サクラを中心とした母子医療センターの面々にフォーカスを当て、「生まれてきたことの意味」「命を授かる奇跡の素晴らしさ」と“命が誕生する現場”に関わる人たちの姿を、ヒューマンドラマとして丁寧に温かく描いている。また、産婦人科に加え、新生児科、小児科、救命救急などのチーム医療をテーマに、母親と赤ちゃんの命を預かる医師たちの奮闘ぶりや、これまでのテレビドラマではほとんど描かれることのなかった出産に関するリスクやアクシデント、現場が実際に直面している様々な社会問題が盛り込まれ、新しい切り口の医療ドラマに仕上がっている。共演には、『ちはやふる』の公開を控える松岡茉優や、「恋仲」など出演作が相次ぐ吉田羊、『ヒロイン失格』『俺物語!!』など続々と出演作が公開される坂口健太郎をはじめ、清野菜名、山口紗弥加、星野源、大森南朋といったベテランから若手まで豪華俳優陣がキャストに名を連ねている。そして本作の準レギュラーとして、『ギャラクシー街道』の公開が控える小栗さんの出演が決定!小栗さんが演じるのは、サクラの患者となる妊婦の夫・永井浩之役。これまで小栗さんが演じてきた“かっこいい”“天才”“強い”などといった特別な人間とは異なり、サラリーマンであり夫、父親という普通の青年役。だが、妊娠中の妻が交通事故に遭ってしまい、厳しい選択を迫られるという難役に挑んでいる。小栗さんは、今回の出演に際して「きつい役だなとも思いました。でも、『コウノドリ』は(綾野)剛くんがやっている作品なので、なにかしらで参加できたらと思っていました」とコメント。一方、綾野さんは「(小栗)旬くんと一緒に仕事ができるということ、ましてや自分が主役という立場にいて、そこに参加してもらえること、いろいろな作品を経てこんな日が本当に来るんだなと感慨深く、感謝です。旬くんが入ってくれることで、心強いですし、作品の強度をあげてもらえると確信しています。僕だけでなくキャスト・ スタッフ全員がその心強さを体感していると思います」と、小栗さんへの信頼感と共演できる喜びに溢れたコメントをしている。小栗さんと綾野さんは、2007年の『クローズ ZERO』以来、さまざまな作品で共演。公私ともに交流のある二人が、ドラマでどんな演技を見せてくれるのか、大いに期待したい。「コウノドリ」は、10月16日(金)22時よりTBSにてスタート。(text:cinemacafe.net)
2015年10月14日開業7周年を迎える仙台泉プレミアム・アウトレットが、2015年10月9日(金)から25日(日)の17日間、「7th アニバーサリー セール」を開催する。同イベント期間中は、飲食店も含む80店舗中、77店舗が参加し、アウトレット店頭プライスから、 更なるマークダウンや、7周年にちなんだ限定アイテムや均一セールなどを開催。また、2015年の10月9日(金)から12日(月・祝)の4日間は巨大かぼちゃの「Giant Jack-o’-Lantern Museumでかかぼちゃ ハロウィーンアート展」を実施。このほか、だまし絵の「ハロウィーンアートポスター」、隣接する泉パークタウン タピオと合同でお買い上げ5,000円毎に 豪華賞品の当たるスクラッチキャンペーンも開催される。更に、10月17日(土)には、事前に公募した一般パフォーマーが参加する7周年記念特設ステージイベントが行われ、「吉田山田」ゲストアーティストに迎えたトーク&ライブショーなど、7周年を記念した様々な取り組みが行われる予定。【イベント概要】仙台泉 プレミアム・アウトレット 7周年記念企画期間:2015年10月9日(金)~25日(日)※隣接する泉パークタウン タピオも同期間「7周年生誕祭」を同時開催ウェブサイト:※9月28日(月)10時より特設サイトオープン【7th Anniversary Sale】飲食店も含む80店舗中、77店舗が参加し、アウトレット店頭プライスから、 更なるマークダウンや、7周年にちなんだ限定アイテムや均一セールなどを開催●Nice Claup:店内商品最大70%OFF●Ace:対象の商品 40%OFF / 7,000円均一商品をご用意<数量限定>●Kent Ave.:ジャケット 7,700円商品ご用意<限定20着>●Ray Cassin:7,560円以上お買い上げでレジにて10%OFF ・70%OFF商品をご用意●Nicole:2点以上お買い上げでレジにてさらに10%OFF / ハッピーバッグ 10,000円(7点入り)ご用意<数量限定M~LLサイズ>●McGregor:2点お買い上げでレジにてさらに10%OFF / 70%OFF商品ご用意 / 7,777円(税別)商品ご用意。●T-fal:ミニプロ ルビーレッド プラス 7,000円 / インジニオネオIH ロゼブラウン セット4 7,000円【Giant Jack-o’-Lantern Museumでかかぼちゃ ハロウィーンアート展】100キロを超えるジャイアントカボチャのランプやたくさんのかぼちゃを重ねて作る巨大恐竜オブジェが場内に登場。夜にはライトがともり、昼と夜で表情を変えるハロウィーンアート店を開催。期間:2015年10月9日(金)~12日(月・祝)【スクラッチキャンペーン】期間中、仙台泉 プレミアム・アウトレットまたは隣接する泉パークタウン タピオにて、お買い上げ5,000円ごとに 豪華賞品が当たるスクラッチキャンペーンを開催。各施設のインフォメーションセンターにてレシートをご提示ください。(期間中のレシート及び、泉パークタウン タピオのレシート合算可・税込)【施設概要】所在地:〒981-3204宮城県仙台市泉区寺岡6-1-1営業時間:10:00~20:00(季節による異なる)※Tully’s Coffeeは9:30~20:00※10月10日(土)・11日(日)は21:00まで定休日:年2回元日、2月第3木曜日【問合せ先】電話番号:022-342-5310(自動応答によるご案内)元の記事を読む
2015年09月24日