俳優の成田凌が映画『コンビニエンス・ストーリー』(8月5日公開)の主演を務めることが13日、明らかになった。同作は三木聡監督によるオリジナル作。スランプ中の若手脚本家加藤(成田凌)は恋人の愛犬・ケルベロスのペットフード「犬人間」を買いに出かけたはずが、ひょんなことから欲しいものがなんでも見つかるコンビニエンス・ストア「リソーマート」に迷い込む。妖しげな人妻・惠子(前田敦子)と出会い、創作意欲が湧き始める。主演で、スランプ中の若手脚本家・加藤役に扮する成田は、とあることから異世界を彷徨うことに。不思議なコンビニ・リソーマートで働く惠子役には前田敦子が決定し、妖艶な人妻を演じる。『くれなずめ』(21年)で初共演した2人が、本作では異世界で出会い恋をする不思議な距離感のキャラクターで再共演となる。企画は、ジャパンタイムズで日本映画の批評を行う映画評論家でプロデューサーのマーク・シリングが手がけ、イタリアのウディネ・ファーイースト映画祭の日本映画のコンサルタントも務めるマークが三木聡監督の才能にほれ込みオファー。5年間2人で企画を温め、ようやく本作が誕生したという。○成田凌 コメント念願の三木組。デビュー前からご一緒したかった三木聡監督、ご一緒できて嬉しいです。脚本を初めて読ませて頂いたときに、これだー。とガッツポーズしました。不思議な世界へ皆様をお連れしますぜひ映画館でニヤニヤ見ていただけたらと思います。○前田敦子 コメントコンビニの店員ですが異世界の方の店員。なんだか普通では当たり前にいられない三木さんの世界観を思う存分味わえた撮影期間は終始夢見心地でした。本作の三角関係はほんとに奇妙です笑どんな映画になっているのか、私も楽しみです。○三木聡(監督・脚本) コメント「謎は謎だから謎であり、全ての謎は解けてしまえば謎ではない」エレクトリックソウルマンの有名なセリフですが、その通りだと思います。突然、現れる不可解な薬による不可解な眩暈と不可解な不倫の男女関係。それは、成田凌、前田敦子はじめ濃密な俳優達との濃密な時間の中で醸成されて行きました。果たして、この映画はどこに行こうとしているのか?今となっては監督の私にすら判らないのです。お願いです、探さないで下さい。(C)2022「コンビニエンス・ストーリー」製作委員会
2022年04月13日女優の大島優子と俳優の金子大地が出演する、大塚製薬・カロリーメイトの新CM「青いカロリーメイト」編が、9日より放送される。新CMでは大島が先輩社員、金子が後輩社員役で登場。リモートワークが中心になる中で、画面越しだけでなくリアルな“背中”を通して大切なことを教えようとする先輩と、そこから仕事の深さと面白さに気づいていく後輩の姿を描いている。撮影では、初共演ながら本当に仲の良い先輩後輩のような姿を見せた2人。大島が金子にカロリーメイトを渡すシーンでは、何度も息を合わせようと試行錯誤したが、うまくかみ合わず、撮影現場は笑いに包まれた。■大島優子・金子大地インタビュー――先輩の背中を見て、仕事の深さを知るという内容ですが、今の仕事の深さや面白さを知るきっかけとなった、先輩とのエピソードは何かありますか?金子:背中を見て勝手に感じています。こうやったほうがいいよと言っていただくよりも、どの現場でも勝手に受け取って背中を見て学ぶことの方が多いですね。今回の大島さんからもすごく感じました。大島:ほんとですか!?金子:とても感じました。緊張させないように気さくに話しかけてくださったりとか。会社にこんな先輩がいたらきっと仕事も楽しいんだろうなと、演じながら思いました。大島:嬉しいこと⾔ってくれるじゃないですか! ありがとうございます(笑)。私はお芝居などたくさんの先輩方とお仕事をさせていただきましたけど、⼀番尊敬してこういう先輩になりたいなと思うのは、何事にも柔軟性がある先輩ですね。自分もそういう先輩というか、そういう人間に憧れるなと改めて思って、自分の中でもいろんな先輩が浮かびました。――ちなみに大島さんはグループ在籍時をはじめ、後輩が多くいらっしゃると思いますが、後輩に対して⾒せる「背中」で意識されたことはありますか?大島:当時はたぶん自分に厳しくて人にも厳しかったんですよね。でもそれは、人に言うには自分がちゃんとやってなきゃいけないっていう……。⼀番自分に厳しくしておくというのは、意識してやっていたと思いますね。――「進もう、すべてを栄養にして。」というコピーがありますが、お2人が日々仕事をする中で、栄養にしていることや心がけていることはありますか?金子:バランスはやっぱり⼼がけたいなと日頃思っています。タンパク質とか。大島:そっち? 本当の栄養素の方?金子:でも⼀番は心の健康、心の栄養が大事だと思います。楽しく生きる、ですね。好きなものを食べて、好きなことをして……というような。大島:私も心の栄養だなと思います。私たちの仕事って急にギアを変えたりするじゃないですか。普段使わないエネルギーを使っていたりするので、心の栄養を蓄えていないと、なかなかギアがかからなかったり……。みなさんどんなお仕事でもそうかもしれないですけど。なので小さいことでも、嬉しかったこととか、幸せに感じることとかを拾い集めて栄養にしています。――試行錯誤しながら前に進もうと、日々仕事を頑張っている⽅々に向けて、メッセージをお願いします。大島:私自身も今回のCMで、顔だけじゃなくて背中を⾒るということに気付かされたと思います。親の背中を見たことはあったけど、誰かの背中を⾒てハッとさせられることはなかったかもしれない。でもそれは⾃分が⾒ていなかったからかもと思いました。これからは頑張っている⼈の背中を見て、「自分も頑張ろう」と思うのもいいなと思ったので、みなさんにもそういうメッセージが伝わっているといいなと思います。金子:人の背中だったり、人が頑張っている姿を⾒てエネルギーをもらうことってすごくありますよね。そういうコミュニケーションが今(あまり)できない環境だと思うんですが、その中でも連絡を取り合ったり、繋がって「みんなで頑張ろう」ってなればいいなと。僕も元気を届けられるように頑張りたいなと思います。
2022年04月07日吉田鋼太郎主演「おいハンサム!!」の最終回が2月26日オンエア。吉田さん演じる源太郎の最後のセリフに「私もしっかりしないと」「どんな人生になっても楽しもうと思った」など勇気づけられる視聴者続出、「定番化希望」と続編の要望も数多く上がっている。本作は東海テレビ×日本映画放送の共同製作により、伊藤理佐による“食”と“恋”を描いた人気コミック「おいピータン!!」&「おいおいピータン!!」を中核原作に、「渡る世間はオヤジばかり」「チューネン娘。」「あさって朝子さん」など伊藤氏の数ある人気コミックのモチーフを加え実写化。“昭和頑固親父”感あふれる伊藤源太郎を吉田さんが演じるほか、捨てたはずの元カレと様々な店で出くわす長女・由香に木南晴夏。夫の浮気が発覚し離婚し、実家に帰省した次女・里香に佐久間由衣。エリートサラリーマンと別れた三女の美香に武田玲奈。そんな家族を支える母親の千鶴にはMEGUMI。由香の元カレで源太郎の取引相手でもあるが、由香との交際の過去は隠している大森利夫に浜野謙太。漫画家志望でだらしなく美香に愛想をつかされたユウジに須藤蓮。美香と結婚しようとしていたがフラれた大倉学に高杉真宙。由香の不倫相手の竜也に久保田悠来。美香の同僚・シイナに野波麻帆。シイナと親しい楠山に山中聡。大森の同僚の渡辺に太田莉菜。大森の会社の新入社員・山下に京典和玖といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1年前に宝くじを買った伊藤家だが、娘たちはそのことをすっかり忘れていた。娘たちを前に源太郎は宝くじの束を見せたうえで、封筒をみせ「この中にはその宝くじで当たった金額を書いたメモが入っている」と伝える。くじは換金の期限が昨日で終わっており、当選金額を知ったところで受け取ることはできない。そのうえで金額を知りたいかどうか訊ねる源太郎。見るか見ないかで揉める姉妹に「お前たちの人生は可能性に満ちている」と告げ、日々の小さな選択から職業やパートナーなど人生の大きな選択まで、様々な選択をして生きていると続ける。その翌朝、子どもの頃よく通った道を歩く伊藤家。娘たちを見送る源太郎は「日々の選択の中で、無数に枝分かれする可能性の道のうち、今、現実に歩くその道を歩き続けなさい」と言葉を送る。「そう思ったら何も恐れる事も後悔する事も無いんだろうな」「それぞれが何を選ぼうと今進む道を行く!私もしっかりしないとな」「大切な人にはたくさん会って、どんな人生になっても楽しもうと思った」「毎日、選択の連続。選択し続け前を向いて歩こう!」など、このセリフに勇気づけられた視聴者からの投稿が殺到。「未来に繋がるハッピーエンドが良かった。season2あると良いな」「昭和の渡る世間の様に、令和のおいハンサムがホームドラマとして定番化希望」など続編を求める声もあがるなか、「次女の本の相手は出ないままか」「アフリカの夜のお相手が気になりすぎる」「アフリカの夜のひとはだれだったんだろ。これは続編あるのか?」など、里香が間違えて本を持ってきてしまった男性について触れたコメントも数多く投稿されている。(笠緒)
2022年02月27日吉田鋼太郎主演「おいハンサム!!」が1月8日から放送開始。SNSでは吉田さんの演技に「吉田鋼太郎さん劇場」「父の昭和感が絶妙」など絶賛の声が上がったほかキャスト陣を賞賛する声も多数。「テンポとリズムがすごい好き」など演出も高く評価されている。本作は東海テレビ×日本映画放送が共同製作する“家族”と“食”のラブ&ファミリードラマ。伊藤理佐による“食”と“恋”を描いた人気コミック「おいピータン!!」&「おいおいピータン!!」を中核原作に、「渡る世間はオヤジばかり」「チューネン娘。」「あさって朝子さん」など伊藤氏の数ある人気コミックのモチーフを加え実写化した。昭和頑固親父の生き残りのような伊藤源太郎を吉田さんが演じるほか、伊藤家の三姉妹のうち、ある程度の外見の良さを求め元カレを捨てた長女・由香に木南晴夏。今は結婚して大阪で暮らしている次女・里香に佐久間由衣。漫画家志望の彼をいて1人暮らしをはじめた三女の美香に武田玲奈。家族をのんびり支える母親の千鶴にはMEGUMI。由香に捨てられた元カレで、源太郎の取引相手でもある大森利夫に浜野謙太。里香の夫で銀行員のミキヒロに桐山漣。ちょっとだらしない漫画家志望で美香の彼氏・ユウジに須藤蓮。また合コンで美香と出会うエリートサラリーマン・大倉学に高杉真宙。由香の不倫相手の竜也に久保田悠来。物の例えが古風な美香の同僚・シイナに野波麻帆。大森の会社の新入社員・山下に京典和玖といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。美香は1人暮らしをはじめユウジと半同棲状態になるが、ユウジが全力を込めた漫画を読んだ美香は「別れてください」と土下座。しかし美香と別れたくないユウジは「僕と別れると後悔するよ」と部屋に居座る。また高学歴な銀行員の夫と大阪で暮らす次女の里香も離婚寸前。不倫中の長女の由香も食事をしていると元カレ・大森が現れ…というのが1話のストーリー。酔っ払って帰ってきて千鶴の周囲をぐるぐる回り、スーツのまま布団に倒れ込むが、千鶴がタイガーマスクのセリフを口にすると突然起き上がる…。ラストでは由香の元カレとは知らず、飲んで意気投合した大森を自宅に招いてしまう…。“昭和おやじ”全開な源太郎を演じる吉田さんに「説明しすぎず不思議なテンポなのに面白い!吉田鋼太郎さん劇場だった」「吉田鋼太郎演じる父の昭和感が絶妙 中々面白いドラマだった」「吉田鋼太郎を愛でるドラマ」といった声が続出。また「吉田鋼太郎さんとMEGUMIさんが夫婦の時点で一定の期待はしてましたが、やっぱいい味出してました」「MEGUMI母さんのキャラが笑いを増幅させてて面白すぎる」「木南晴夏とハマケンのコンビだけでも観る価値あり」「内容も細かく丁寧に作られてる感じして最高のキャスト」など、豪華キャスト陣への賞賛も。「テンポよくて面白かった。キャストも豪華。毎週見る事にしよう」「おいハンサムめっちゃ面白いな。ドラマのテンポとリズムがすごい好き」「テンポと絶妙なセリフと独特の雰囲気がめちゃくちゃ楽しい」「淡々と笑えるというのはなかなか珍しいので、このテンポと熱量を今後もキープしてもらいたい」といった演出の良さについて触れたコメントも多数投稿されている。(笠緒)
2022年01月09日井浦新と成田凌が共演する、ゆるゆるなバディロードムービー『ニワトリ☆フェニックス』。この度、本作のポスタービジュアル“伊勢志摩版”が初公開された。大人のファンタジー『ニワトリ★スター』(‘18)のメインキャストが続投し、自粛期間中に制作、インスタグラムで公開された「ありがとう」をきっかけにスタートした本作。キャストは続投ながらも、新たなストーリーで“草太と楽人”が甦る。伊勢志摩でロケの大半が行われた本作。到着したビジュアルでは、優しい夕暮れ時の海で、リラックスした表情の草太(井浦さん)と楽人(成田さん)が、こちらに笑いかけ、不死鳥のような雲が浮かんだほっこり和やかな一枚が完成。井浦さんは「ニワトリ☆フェニックス×伊勢志摩だからこそ経験できた夢のような時間。それもこれも、この作品を支えて下さった地元の皆さまのサポートがあったからこそ。心から感謝致します。ニワトリ☆フェニックスは、伊勢志摩の人々の温かさと豊かな自然に恵まれて完成する事ができた映画です。旅に行く地から、ただいま!って帰る大切な場所になりました」と思いを明かし、成田さんは「映画の神様からのプレゼントというのは、ごく稀に頂くのですが、今回は、映画の神様と伊勢志摩が手を組んでくれたのか、毎日素晴らしいものをいただいていました」とふり返っている。そして、監督のかなた狼は「色々なロケ地を想像していた時に、ふと今回のニワトリ☆フェニックスの物語りの軸にあるロードフィルムに相応しいロケ地として、伊勢志摩の光景が浮かびました。映画の物語りとして火の鳥を探すと言うのが一つのテーマなのですが。実は実際に撮影中に巨大な火の鳥が空に姿を現しまして。あの瞬間も生涯忘れない奇跡でした。火の鳥っているんですよ。その瞬間は映画の中に明確に刻まれています。CGじゃありませんよ。笑」と見どころも語っている。『ニワトリ☆フェニックス』は2022年春、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:ニワトリ☆フェニックス 2022年公開予定(C)ニワトリ☆フェニックス製作委員会
2021年12月17日成田凌主演のHuluオリジナルドラマ「あなたに聴かせたい歌があるんだ」が独占配信されることが決定した。荻野は、役者を目指しオーディションを受けるも芽が出ず、その夢を諦めた平凡なサラリーマン。あるとき、忘れていた、忘れられないあの日の出来事を思い出す。それは、高校2年の時、エロ本に赤い下着姿で写る27歳の女教師を、教室でクラス全員で見殺しにしたときのこと。あのとき、女教師は突然の出来事に動揺するも、「皆さんもこれから10年経ったら、必ず27歳になります。その時に後悔することが、私なんかより一つでも少ないことを私は本気で願っています」そう言って教壇でかけたCDが、人生で初めて聴いた「エイリアンズ」だった。この授業の後、女教師は学校を去り、誰も行方を知らない。あれから10年。荻野はあのときの女教師と同じ歳になっていた――。本作は、デビュー作「ボクたちはみんな大人になれなかった」が映像化された小説家・燃え殻による、映像化のための書き下ろし作品。燃え殻さんが高校時代に体験した出来事を基にした物語となっており、同級生男女5人の若者が人生の岐路を迎え、理想と現実に葛藤する日々を瑞々しく描き出した群像劇だ。成田さんが演じるのは、27歳の平凡なサラリーマン・荻野智史。東京の大学に進学し、役者の道を進むが途中で挫折。就職して2年目の営業マンとなるも、モヤモヤを抱えたまま毎日を過ごしている。役柄について「自分の意志で今ここにいる荻野は格好いい」と印象を語った成田さんは、「タイトルは意志が強いですが、弱い人間たちが考えて決断をして、一生懸命に生きて、でもダメでまた次の決断をして、そんな毎日を過ごす様を描いています。何もない日常であっても必ず何かがあり、その何かが何もないよりは良いのではないかと思える優しい物語です。希望があり、明日も生きようと思える作品であると確信しています」とコメントしている。メガホンを取るのは、『東京喰種トーキョーグール』『サヨナラまでの30分』の萩原健太郎監督。「本作は、自分の人生の主人公から降りてしまった“27歳”たちの群像劇である。白黒決めつけたがる社会の中で、曖昧な灰色のまま悩み続ける人々の光を切り取った。実体の無い空気に生き方まで支配される息苦しい世の中で、大きく息が吸えますように。8篇の中に1つでも、あなたの心に残り続ける物語があったとしたら、とても喜ばしい」と話している。萩原監督は、監督のみならず、原作協力や共同脚本も手掛けており、本作は、燃え殻さんと萩原監督によってゼロから生み出された物語だ。また、キーとなる劇中歌には、「キリンジ」の名曲「エイリアンズ」が、痛々しくも心地よく沁みわたる。なお本作は、映像化に先駆けておかざき真里による同名マンガが「週刊SPA!」(扶桑社)にて連載をスタートしている。Huluオリジナル「あなたに聴かせたい歌があるんだ」は2022年5月独占配信予定(全8話)。(cinemacafe.net)
2021年12月07日成田凌主演、1月放送の日本テレビ系新土曜ドラマ「逃亡医F」に松岡昌宏が出演することが分かった。天才的なオペ技術をもつ脳外科医の藤木圭介(成田凌)は、ある日、恋人を病院の屋上から突き落として殺したという濡れ衣を着せられ、指名手配犯となってしまう。恋人の死の真相を究明するために、地位と名前を捨て、鳴海健介としての逃亡の日々が始まる――。松岡さんが演じるのは、圭介に殺された“恋人”の兄・八神拓郎。レンジャー部隊に所属していた元自衛官で、幼くして両親を亡くしたため、妹を娘のように溺愛。圭介が最愛の妹を殺害したと知らされてからは、復讐の鬼と化して、執拗に圭介を追い続けるキャラクターだ。演じるにあたり松岡さんは「最近アクションをやっていないのでどのくらい頑張れるか分かりませんが(笑)、これまでの松岡を見て下さっている方々に恥ずかしくないように、今の松岡が出来る限界まで、持っている100%を出してやっていきたいですね」と各地を逃げ回る圭介を追う役どころと、ハードなアクションシーンへの意気込みを語る。また「僕の演じる八神拓郎は、妹を殺されたという復讐心から、成田さん演じる天才外科医 藤木を執念深く追い続ける役どころです。自分がどれだけ気迫と執着をもって、成田さんを追い詰めていけるかがこの番組のキーになってくると思っています」とコメントを寄せている。「逃亡医F」は2022年1月15日(土)22時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2021年12月05日岡本太郎の芸術と人生に焦点を当てた“ビジュアル版ガイドブック”『入門!岡本太郎』(編著:平野暁臣)が、2021年12月13日(月)に株式会社興陽館(東京都文京区)より発売されます。本書は、岡本太郎記念館館長・平野暁臣が岡本太郎の芸術とその軌跡を、作品や言葉とともにわかりやすく解説した入門書です。「本書を手に取ったみなさんはいま、TARO WORLDへのゲートに立っています。先に広がっているのは広大深遠な岡本芸術の世界です。進むも引き返すも自由。ただ、ひとつだけたしかなのは、太郎を知らないより知って生きるほうが格段に楽しいということ。本書を海図に、岡本芸術に漕ぎ出してみませんか?」(まえがきより)『入門!岡本太郎』書影太郎の生き方を5セッションに分けて解説。太郎の言葉と共に作品を紐解く。太郎の最高傑作“ふたつの太陽”《太陽の塔》《明日の神話》についても詳説。【出版概要】書名 :『入門!岡本太郎』体裁 :A5判/オールカラー/96頁編著 :平野暁臣発行所:株式会社興陽館発売日:2021年12月13日定価 :1,320円(税込)ISBN :978-4-87723-283-2 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月01日俳優の伊藤万理華、金子大地らが21日、東京・府中の森芸術劇場 どりーむホールで行われた第13回TAMA映画賞 授賞式に登場した。同映画賞は、多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる"いきのいい"作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰」するもの。『サマーフィルムにのって』『息をするように』で最優秀新進女優賞を受賞した伊藤は「このような素晴らしい賞をいただいて、率直に感動しています」と感動を表す。「私が演じたハダシという役は、学生ですけど映画監督を目指していて、実際に『サマーフィルム』の中で『武士の青春』という作品を何とか撮り切ろうとしていて、コロナ禍もあって、ハダシにとっての『武士の青春』が、伊藤万理華にとっての『サマーフィルム』だったので、それを投影しながら、とにかく撮り切ろうと思って頑張っていました」と振り返った。さらに今後の抱負について、伊藤は「私は25歳なんですけど、それでも学生役をやったり、あんまり年齢や見た目にとらわれず色んな振り幅で、小学生からおばあちゃんまで演じられるようなことができたらいいなと思います」と意気込んだ。同じく同作に出演し最優秀新進男優賞に輝いた金子は「僕、映画賞をいただくのが初めてで、いつかこういう場に立ちたいと思ってたんですけど、まさかこんなに頭が真っ白になるとは思わなかったです」と苦笑。また最優秀新進監督賞に輝いた松本壮史監督は「ラストシーンの2人のカットを撮ったときに、僕はこのために生きていたんだと思いました」と2人の演技を絶賛する。「どうかスタッフ全員、俳優全員が健康でハラスメントもなく、楽しく刺激的な創作の現場に続けられることを祈っております。大事なのはここからと言われてるのだと思うので、これからも頑張って作っていきたいと思います」という松本監督のスピーチに、伊藤は「愛情に包まれていた現場だったと思います」と笑顔。松本監督は「ラストシーンが本当に2人のカットバックだけで30〜40秒続くんですけど、それぞれのワンカットの力強さだったり、そこに込めるいろんなものが僕の想像を遙かに超えるもので、すごい表現力だなと思います。こうなったらいいなとクランクイン前に思っていたものを遙かに超えるもので、2人の才能だと思っています」と惜しみない賛辞を贈った。■最優秀作品賞『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督、及びスタッフ・キャスト一同)『あのこは貴族』(岨手由貴子監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞土井裕泰 監督・坂元裕二氏、及びスタッフ・キャスト一同 (『花束みたいな恋をした』)横浜聡子監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『いとみち』)■最優秀男優賞役所広司 (『すばらしき世界』『バイプレイヤーズ〜もしも 100 人の名脇役が映画を作ったら〜』『竜とそばかすの姫』)菅田将暉 (『花束みたいな恋をした』『キャラクター』『キネマの神様』『浅田家!』)■最優秀女優賞尾野真千子 (『茜色に焼かれる』『明日の食卓』『ヤクザと家族 The Family』『心の傷を癒すということ 劇場版』)有村架純 (『花束みたいな恋をした』『映画 太陽の子』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』ほか)■最優秀新進監督賞藤元明緒監督 (『海辺の彼女たち』)松本壮史監督 (『サマーフィルムにのって』『青葉家のテーブル』)■最優秀新進男優賞藤原季節 (『のさりの島』『佐々木、イン、マイマイン』『空白』『くれなずめ』『明日の食卓』)金子大地 (『サマーフィルムにのって』『猿楽町で会いましょう』『先生、私の隣に座っていただけませんか?』ほか)■最優秀新進女優賞三浦透子 (『ドライブ・マイ・カー』『椿の庭』『おらおらでひとりいぐも』『アイヌモシリ』)伊藤万理華 (『サマーフィルムにのって』『息をするように』)
2021年11月21日俳優の小栗旬と金子ノブアキが出演する、NPIXEL・グランサガの新CM「ビルの狭間」編が、6日より放送される。今回の新CMでは、自身の力だけを信じて生きてきた男(小栗)と、仲間を信じる強さを知る男(金子)の掛け合いが見どころとなっている。「ビルの狭間」編では、路地裏で座ってうなだれる小栗に、金子が「俺はお前の兄ちゃんにもお袋さんにもなれねぇ」と言い放つ。「じゃあ何になれん……」という小栗を制するように、顔を近づけ「グランウェポン」といい、歩き出す金子。それを追うように「ウェポン? 武器?」とつぶやきながら立ち上がり、金子と肩を並べて歩き出す。今回、CM初共演を果たした小栗と金子。過去の共演作品でもライバル役の立ち位置が多かった2人が、仲間役での共演も初となる。出演者インタビューは以下の通り。■小栗旬インタビュー――グランサガの印象は?最初はどういうものかもわかってなかったので、どんなゲームなんだろうって思っていたんですけど、話を聞いたら、ものすごく丁寧に作られているものなんだなって感じましたし、完成を待っている方々がたくさんいらっしゃることを聞いて、出演させていただけて、ありがたい話だなと思いました。いつでもどこでも、できるものなので、僕も配信されたらやりたいなって思ってます。――今回、演じた自分の力だけを信じて生きてきた男とご自身は、似ているところはありますか?もちろん孤独を感じることもありますし、だけど自分は仲間に守られて、助けられて生きている部分もありますね。例えばものすごい悩みを抱えているときとかに、この悩みは誰に話しても、共感してもらえたり、アドバイスをもらえないんじゃないかなって、いうものに出会ったときは孤独を感じることもあります。今も悩み続けているのかもしれません。――小栗さんはたくさん仲間がいる印象がありますが、そういった仲間の存在が武器になっていますか?僕のウェポンがいっぱいあります(笑)。そういう彼らがいることで人生が豊かになっているのは事実です。――金子ノブアキさんとのCM初共演の感想は?あっくん(金子ノブアキ)とは定期的にお仕事をさせてもらってたんですけど、結構久しぶりに現場で会いました。相変わらずハッピーな人で、一緒に仕事すると楽しい方だなって思いましたね。――金子さんとは敵対する役が多い印象があります。そうですね! 大体いつもお互い殴り合わなきゃいけない役で(笑)。それがまさか今回僕のウェポンになってくれるとは思わなかったです。最初の共演は映画『クローズZEROll』(09)で、そのときはお互い学校の頂点で、3日間くらい殴り合いしてました(笑)。そのあとドラマ『CRISIS』(17)でまた共演させてもらって、今度は大の親友だったのに、闘わなくちゃいけない役で。すごく細かいアクションの闘いだったので、あっくんが一緒に稽古もしてくれて、とても有意義な時間を過ごさせてもらいました。そんなこともあるから、やっぱり相手役があっくんだって聞くとすごく楽しみになっちゃいますね。――今回、仲間になるかもしれない役柄で、金子さんはグランウェポンとして出演されていますが、実際に金子さんが武器だとしたら、どんな武器になると思いますか?難しいですね……。すげぇ尖ってそうですけどね(笑)。尖った武器になりそうです(笑)。――ちなみにCM発表の11月5日はいい男の日ということで、いい男の秘訣は?わかりません(笑)! 自分のことは自分じゃよくわかんないですからね。でもあっくんを見ていると、まっすぐな感じが、ものすごくいい男だなって思います。あの人は本当に純粋にまっすぐな人なので、見ていて清々しいんですよね。僕の周りには純粋な人達が多いので、そういうピュアなところは自分が見ていてもかっこいいなって思います。■金子ノブアキインタビュー――今回のCM撮影の感想は?旬くんと、久しぶり共演して、会えたのも嬉しかったですし、過去共演した作品のオマージュか? ってところも、いくつか感じながら(笑)。古い付き合いで、友達で、第一線でやっている人と一緒に作れるっていうのは必然性もあるし、ぱっと見た感じも違和感なく映ってくれるのかなとは思いました。――小栗さんとの共演も久しぶりだというお話も出ましたが、どのくらいぶりですか?多分3、4年振りかなぁ。会うの自体もそのくらい振りだと思います。最後に会ったのは『CRISIS』っていうドラマの撮影で、闘ったときかな(笑)。 大体、好敵手であり、世が世なら仲間であっただろうみたいな役が多いんですよ。今回みたいながっちり仲間の役は初めてじゃないですか? 新鮮だったかもしれません。――プライベートでも親交があるんですよねそうですね。ただ彼が渡米したりもあったので、その期間は会えなかったりしたんですけど、家族ぐるみで仲良くさせてもらってます。お互いのキャリアを振り返ると、2人とも子役からやってて、長いっちゃ長いですよね(笑)。生き延びてきているってところで、シンパシーはあるのかなって思います。――3、4年振りの共演とのことですが、お互い変化はありましたか?根本的には変わらない良さがあって。会うと、やぁ! っていう感じで(笑)。そういう意味でも信頼して、身を預けることができるし、取り巻く環境が変わっても、何十年も続けばいいなぁと思ってます。――俳優仲間として魅力を感じるところもありますか?主人公として、作品に関わることができる人って限られているんですよね。性質もあるだろうし、積んできたものやテクニックもないとだめだと思うんです。そういう意味で僕らの世代だったら、圧倒的に旬くんだろうって思います。『クローズZEROll』という作品で、10年振りに俳優の仕事をやらせてもらって、めちゃめちゃブランクがあったんですよ。ある種、周回遅れで戻ってきた感じ。そのときはすごく助けてもらいましたね。頼れる存在です。でも全員にとってそうだと思います。彼の性格もそうだし、座長気質というか。そこは誰も疑うところはないですし、すごい男だなと思っています。――撮影時は、結構話されていましたが、どんなお話をしましたか?『東京リベンジャーズ』の人気やばいね! みたいな話をして、「10年に1回はヤンキーはくるんだな」みたいな話したり(笑)。あとは久々だったので、家族の話をしたり、子供の話をしたり。本当たわいもない話ですけど、大事な時間ですね。――今後、グランサガのアンバサダーとして、小栗さんに教えてあげたりもするんでしょうか?そうですね! もちろん誘ってみます。旬くんのほうが上手くなっちゃったりして(笑)。みんなでわいわいやりたいですね。おれヒーラーとかやるからバフは任して! みたいな――小栗さんをゲームの中の属性でいうと?まぁ、火力ある人ですからね~! しかもやっぱり真ん中が似合うし。そうなると赤レンジャーで、炎ですかね。水とかじゃなさそう。――ちなみにCM発表の11月5日はいい男の日ということで、いい男の秘訣は?僕はもう40代に入っているので、もうかっこつけるのやめましたね(笑)。お仕事で20代でピッチピチのカッコイイ人たちに混ぜ込んでもらえたりすると、ありがたく頂戴しますくらいの気持ちで(笑)。そう言ってもらえるのが、ありがたいですね。もともと僕は子役始まりで、バンドやってたりとか、僕自体も想像していない人生を歩んできて、人生って面白れぇな~って思います。ずっと仕事してきたスタッフさんとか周りの皆さんに作られているところもあるので、助けられてるなって思います。グランウェポン的な感じで! とか言っときます(笑)
2021年11月05日映画『私はいったい、何と闘っているのか』完成披露上映会が25日に都内で行われ、安田顕、ファーストサマーウイカ、金子大地、伊集院光、李闘士男監督が登場した。同作はつぶやきシローによる著書の映画化作。地元密着型スーパーウメヤ大原店の万年主任・伊澤春男(安田顕)の姿を描き、愛する妻や子供たちとのかけがえのない生活と、夢にまで見た店長昇格への長く険しい戦いの果てに予想外の結末を迎える。「最近パニックになったこと」という質問に、ウイカは「言いづらいですけど、デリケートゾーンの脱毛に行った時に、すっぴんでマスクもしてますし、誰かわからないような状態で行ってるのに『お姉さん、もしかしてアーティストさんですか?』と。全部おっぴろげた状態で聞かれた時は本当にパニックになりました」と会場の笑いを誘う。「『アーティストなんです』と言ったとして、それをどこで、何を見て判断したのかも気になりますし、この状態で話題を掘られても……」と苦笑するウイカに、安田は「確実に見出しですよ。ライターさんの打つスピードすごい変わりましたもん」と指摘。ウイカは「1番使わなくていいところですよ!」と主張していた。また金子も「疲れてるとすごく塩分を取りたくなっちゃうんですけど、血尿が出たときはパニックになっちゃいました」と続け、ウイカは「こっちに合わせなくていいのに」とツッコミ。金子は「僕が梅干しが好きだとおばあちゃんが知ってて、箱でカリカリ梅を送ってくれて、1日で全部食べたら、次の日血尿が出て。まだ小さかったんですけど『ママー!』と言って、あせりましたね。パニクりました」と振り返る。安田は「これが大人になった金子くんだったらグロテスクだけど、子供の頃だからかわいらしくてよかった」と感想を述べていた。
2021年10月25日役者デビューして今年で8年目。悩んだ先にはいつも、出会いや発見という転機があったという成田凌さん。オファーが止まらない人気役者の新たなるターニングポイントとは!?何がなんでもこの仕事を続けると決めたのが、役者人生の第一歩。19歳で『MEN’SNON-NO』の専属モデルに選ばれた成田凌さん。翌年役者デビューをすると、以降、途切れることなくドラマや映画などに出演し、活躍を続けている。そんな成田さんには、ターニングポイントとして思い当たることが、いくつかあるという。「デビュー作のドラマはW主演を務めさせていただきました。いま思えば、そのありがたみもよくわかっていないし、撮影の段取りや流れもさっぱりわからないまま飛び込みました。それでも毎日、精一杯向き合いながら撮影に挑んでいたんですが、最終回を撮影していたある日、台本の僕のセリフのところに“泣く”と書いてあったんです。そういえば役者はみんな、泣く芝居ってどうしているんだろう、僕は泣けるのかな…と不安になっていたら、本番直前に共演者の津川雅彦さんが『成田くん、ここのセリフまで僕の目を見ていてくれないかな』っておっしゃって。本番で、言う通りに目を見ていたら自然と涙が溢れてきて、止まらなくなったんですよね。それで、さらっとそういうことをしてくださった津川さんのかっこよさにやられてしまって、僕はこういう役者になりたいんだ、何がなんでもこの仕事を続けていくんだ、と決めました。役者人生の第一歩ですね」「芝居の面白さをわかるまでは、毎回現場が怖かった」と言うが、2年後、再びターニングポイントはやってきた。「熊坂出監督の映画『双生』の撮影で、中国に滞在した時のこと。監督と共演者、僕が日本人で、ほかのスタッフさんは中国人チームと韓国人チームの日中韓合作でした。まだお芝居が怖くて、現場でもビクビクしていた僕でしたが、どうにかコミュニケーションをとらなければいけない。そこで覚えたのが韓国語の『ケンチャナヨ』(大丈夫、の意味)。それを周囲のスタッフさんに言い回ってたら、いつの間にか気持ちが通じ合えるようになって。みんな味方で一つのチームなんだと初めて肩の力が抜けたし、同時にお芝居も現場もすごく楽しいと思えるようになりました。初めて脚本に目を通す時は今でもワクワクするし、それがお芝居のモチベーションになっています」そんな成田さんを最近ワクワクさせたのは、朗読劇『湯布院奇行』の脚本を初めて手にした時。面白すぎて一気に読み終えてしまったという。「僕が演じるのは、都会の生活に疲れて心がグラグラになってしまった作家の“私”。ある日、導かれるように出かけた湯布院の温泉で、黒木華さんが演じる瓜二つの2人の“謎の美女”に出会い、不思議な体験をするという物語なんですが、観てくださる方はきっと、僕と一緒に一歩一歩進みながらこの物語の沼にハマっていくだろう、と早くも楽しみ。原作を書かれた燃え殻さんの言葉が美しくピュアなところも素敵で、だからこそ奇妙さが粒立ってくるのも魅力の一つです。僕にとって初めての朗読劇もまた、新たなターニングポイントになるはずです」役者としてあらゆるジャンルから引く手あまたの理由を尋ねると「自分でも不思議ですが、毎回オファーをいただくたびにすごく嬉しいです」と笑顔を見せた。「映画『カツベン!』のオーディションでもそうでしたが、オーディションを受けていた頃は一通り審査が終わり、最後に部屋を出る時に必ず『なんでもやります!』と頭を下げていました(笑)。これが選ばれる理由かどうかはわかりませんが。でも、役をもらって向き合うことで悔しさや楽しさを経験し、それが強く自分の記憶に残ればターニングポイントと言えるんじゃないかな。もちろんみんなに、ターニングポイントはあるある!絶対にありますよ。そして僕はきっとこの先にも、まだあると思います」なりた・りょう1993年11月22日生まれ、埼玉県出身。映画『くれなずめ』などの主演作を含め今年は5本の出演作が公開。現在、声の出演をした劇場アニメ『竜とそばかすの姫』が公開中。初挑戦となる朗読劇『湯布院奇行』は9月28日(火)~30日(木)、新国立劇場 中劇場にて上演予定。ジャケット¥196,900パンツ¥91,300(共にエトロ/エトロ ジャパン TEL:03・3406・2655)その他はスタイリスト私物※『anan』2021年9月22日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・伊藤省吾(sitor)ヘア&メイク・高草木 剛取材、文・若山あや(by anan編集部)
2021年09月20日俳優の成田凌、女優の清原果耶がW主演を務める映画『まともじゃないのは君も一緒』が、dTVで配信スタートした。外見はいいのに、数学一筋でコミュニケーション能力ゼロの予備校教師・大野康臣(成田)と、自分を恋愛上級者だと思っているが、実は「恋愛経験ゼロ」の女子高生・秋本香住(清原)。予備校で出会ったふたりは、噛み合わない会話を繰り広げる中で、香住が大野に恋愛をレクチャーするという展開になる。その狙いは、香住が憧れている「普通」の青年実業家・宮本功(小泉孝太郎)に近づくこと。そのために、宮本の婚約者・戸川美奈子(泉里香)と大野を近づけさせる作戦を立てるが、予想外な言動を取る大野により、香住の気持ちにも変化が。事態は意外な方向へ転がっていく。果たして、「恋愛経験ゼロ」のふたりが行き着く先とは――。
2021年09月19日ミュージカル『ドッグファイト』の取材会がこのほど行われ、藤岡正明、大久保祥太郎がリモートで取材に応じた。同作は1991年に上映されたリバー・フェニックス主演の映画を2012年にオフ・ブロードウェイでミュージカル化した作品で、 2015年、2017年と日本でも上演されている。今回は初演・再演に続き屋良朝幸が主演を務め、東京・日比谷シアタークリエで9月より上演される。物語はベトナム戦争出征前のアメリカ・サンフランシスコを舞台にし、訓練期間を終えた新米兵士・エディ(屋良朝幸)、ボーランド(藤岡正明)、バーンスタイン(大久保祥太郎)の3人が親友同士として登場する。2005年~2006年に上演されたミュージカル『レ・ミゼラブル』では藤岡がマリウス役、大久保がガブローシュ役で共演しており、久しぶりの共演に。藤岡は「祥太郎が9歳~10歳とかで、僕は22~3歳だったんです。気付いたらもう、39歳になります。今回ラウンジ・シンガー役の坂元健児さんが当時アンジョルラス役をやっていて、もう坂元さんが50歳」と15年の時の流れにしみじみ。藤岡は大久保について「当たり前ですけど、本当にちっちゃかった。かわいかった祥太郎がどんどん成長して、大人として一緒に共演できるというのがすごく嬉しいですし、僕自身も当時何にもできなかった中で、今は15年も経ってますから、そこそこできるおじさんになってます。祥太郎といっしょにやっていきたいなと思います」と、共に舞台に立てる喜びを表す。大久保も「続けてればいいことあるな、よかったなと思います。最近、子役の時に一緒にやってた方と再び共演させていただけることが多くなってきたので、感慨深いです」と喜びつつ、「歌と離れて演劇の方でやっていたので、藤岡さんと一緒に歌うというのが怖いですね。前は一緒に歌うことがなかったのですが、今回はがっつり親友の役で2人のシーンがあったりするので、嬉しさとドキドキと恐怖と……」と苦笑し、藤岡から「怖いこと、何にもないよ」とつっこまれていた。物語は、親友同士の3人が出征前の最後の夜に、一番イケていない女の子をパーティーに連れてきた者が賞金を得るという最低のゲーム「ドッグ・ファイト」に参加することで展開していく。それは兵士への一歩を踏み出す彼らに感情を捨てさせるために仕組まれた残酷な通過儀礼だったが、真面目なローズ(昆夏美)と接するうちにエディ(屋良)の心は変わっていく。藤岡と屋良は同い年で、大久保は2人より一回り年下だが、親友同士という設定に、藤岡は「おそらく僕と屋良っちが若くて、祥太郎が老けてるんじゃないですかね。だって、妙な貫禄ありますから」と、ニヤリとした。主演の屋良について、藤岡は「僕は本当にダンスが苦手で、屋良くんと言えばダンスの振り付け家をやってるくらいだから、『ダンス苦手なんだ、優しくしてね』と言いました。すごく気さくだし、いい関係が作れるんじゃないかと思います。再々演なので、作品について様々な経験や知識があると思うので、どんどん相談していきたいし、新しい何かを入れられるとすれば、色々話をしていきたいな。共に模索してくれるような包容力があるから」と信頼を寄せる。大久保も「個人的に屋良さんの舞台を客席ですごく観ていた人間なので、歌・芝居・ダンス、何でもできる方だという印象があります。深夜の密着番組を見たときにも『ストイックな方なんだな』という印象があって、屋良さんの雰囲気にも表れてる。芯のある方なんだなと思っています」と、印象を表した。また同作は『ラ・ラ・ランド』『グレイテストショーマン』作詞・作曲を手がけたベンジ・パセック&ジャスティン・ポールコンビが、両作品よりも前に世に送り出していたことでも知られる。藤岡は「1960年代の前半のお話なんですけど、当時の音楽もしっかりと入っている、僕自身もそこらへんのジャンルをよく通ってきているので、リアリティを持って、皆で取り組めるようになるかな」と楽しみにしている様子。大久保は「全部の曲がキャッチーでかっこいい。主題歌になり得るような曲が何曲も入ってるイメージがあって、ロック調もあれば、ジャズっぽい曲、ブルースっぽい曲と色んな要素が詰まってる。オープニングで歌った曲が何回もリプライズで出てきたりして、場面によって心情が変わっていくのも面白いです。高いところから低いところまで使うので、かっこよくフルに熱く歌えたらという思いで稽古に取り組んでいます」と意気込んだ。東京公演は東京・日比谷シアタークリエにて9月17日~10月4日、愛知公演は日本特殊陶業市民会館 ビレッジホールにて10月6日、大阪公演は梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて10月21日~10月24日。
2021年08月24日今回ご紹介するのは、映画『サマーフィルムにのって』。理想の映画作りに青春をかけた高校生たちの物語です。劇中の時代劇で武士役にぴったりな凛太郎を演じた、金子大地さんにお話を伺いました。【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 89「観終わった後に余韻が残る、新しい青春映画です」第33回東京国際映画祭で特別招待作品として上映されるやいなや注目を集め、世界各国の映画祭での上映が続々と決定した『サマーフィルムにのって』。青春映画には欠かせない恋と友情に加え、時代劇、SF、すべての要素が華麗にシンクロし、奇跡的なラストシーンへと向かう、新感覚の青春映画です。主人公は、昭和を代表する映画スター・勝新太郎を敬愛する高校3年生の女の子・ハダシ。キラキラ恋愛映画ばかりの映画部で時代劇を作ろうと、文化祭でのゲリラ上映を目指して奮闘する姿を描いています。ハダシ役で、猫背・がに股を披露し、勝新オタクを熱演。殺陣にも挑戦したのは、元乃木坂46の伊藤万理華さん。ハダシがほのかな恋心を抱き、彼女が監督する劇中の時代劇で武士を演じた凛太郎役には、金子大地さん。ほかにも河合優実さん、祷キララさんら、今後の活躍が期待される新星が出演し、瑞々しくスクリーンに輝いています。ーー出演オファーを受けたときのお気持ちは?金子さん僕が初めて主演させていただいた、『腐女子、うっかりゲイに告る。』の脚本を手掛けた方が三浦直之さんで。同じく三浦さんが脚本を手掛けた『サマーフィルムにのって』にお声がけいただき、嬉しく思いました。ーー凛太郎は、武士役にぴったりな凛々しいルックスである一方、未来から来たタイムトラベラーという秘密を抱えています。この奇想天外な設定をどう思いましたか?金子さんこれまたひとひねりある役をいただいたなと思いました(笑)。これまで未来人を演じたことがなかったので、当初はどのようにして自分に落とし込もうかと考えました。その結果、未来人だからこう演じなければというよりも、人間味のある役にしたいと思い、さわやかに演じようと心がけました。ーーさわやかと言えば、金子さんは新谷歩役で出演した『先生、私の隣に座っていただけませんか?』でも、さわやかなイケメンを演じています。金子さん初めて台本を読んだ時に、自分に出来るのかなというぐらい、僕とは真逆のとても爽やかな役柄だったのですごく悩みました。しかも、実はこういう人だったんだと、ある意味、観客の方を驚かせるような部分を託されていたので、とにかく爽やかな好青年で、まるで王子さまでこの世界に実際にいるのかどうかわからないような人物という点を強く意識して演じるように心掛けました。ーー撮影現場の様子はいかがでしたか?金子さん同年代の俳優がたくさん出演していたので、学生時代に戻ったような、和気あいあいとした明るい現場が印象的でした。撮影の合間は、みんなでUNOをやったり、たわいもない話をしたりして楽しく過ごしました。ーー殺陣がとてもお上手でした。金子さんこの作品のために、ハダシ役の伊藤さんと殺陣のトレーニングを受けたんですが、難しくて、何回も練習を重ねました。ーーそのトレーニングは、金子さんが源頼家役で出演が決まっている、2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の役作りにも活用できそうですね。金子さんそうかもしれないですね。半端ないプレッシャーを抱えていますが、楽しみです。ーーハダシは、勝新太郎を敬愛する女の子です。金子さんが敬愛するスターは?金子さんこの前、吉岡秀隆さんとご一緒する機会があったのですが、すごくしびれました。僕は北海道出身で、子どもの頃から『北の国から』を観てきました。僕にとって、吉岡さんは生きるレジェンドなんです。ーー会えた喜びを吉岡さんに直接伝えることができましたか?金子さん大ファンということもあり、なかなか言い出せなかったのですが、ふたりでお話しさせていただくタイミングがあり、「すごく好きなんです」とお伝えすることができました。ーー吉岡さんも嬉しかったのでは?金子さんコロナが終息したら飲みに行こうと話してくださって。行きつけのお店まで教えていただきました。本当に嬉しかったですし、もっとお芝居を頑張ろうと思いました。忘れられない思い出です。ーー最後に、本作の見どころをお願いいたします。金子さん『サマーフィルムにのって』は、観終わった後に余韻が残る、新しい青春映画です。本作がご覧になる方のバイブルになれば、嬉しいです。インタビューのこぼれ話9月26日に25歳を迎える金子さん。「これからも、たくさんの良い作品に巡り会いたいと思っています。ひとつひとつのお仕事に対して、真摯に取り込む姿勢を忘れずに、努力を重ねていきたいです」。ちなみに、好きな女性のタイプは、「芯のある人ですかね。姿かたちではなく、その人にしかない内面の魅力がみえると惹かれます」。金子さんは見た目だけでなく、質問の答えも男前でした!Information『サマーフィルムにのって』8月6日より東京・新宿武蔵野館、WHITE CINE QUINTO(ホワイト シネクイント)ほかにて全国公開出演:伊藤万理華、金子大地、河合優実、祷キララほか配給:ハピネットファントム・スタジオ©サマーフィルムにのって製作委員会『先生、私の隣に座っていただけませんか?』9月10日より全国公開出演:黒木華、柄本佑、金子大地、奈緒、風吹ジュンほか配給:ハピネットファントム・スタジオ©2021「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会衣装協力:カーディガン※プライス未定&Tシャツ¥11,000(メゾン スペシャル/メゾン スペシャル 青山店 03-6451-1660)パンツ¥34,000&シューズ¥37,000(アポクリファ/サカス ピーアール03-6447-2762)撮影・山本嵩文・田嶋真理 スタイリスト・千野潤也ヘアメイク・Taro Yoshida(W)撮影・山本嵩 文・田嶋真理 スタイリスト・千野潤也 ヘアメイク・Taro Yoshida(W)
2021年08月05日黒木華&柄本佑がW主演を務める映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』より、主人公・佐和子の通う自動車教習所の先生役を演じた金子大地の場面写真が解禁された。佐和子(黒木華)と俊夫(柄本佑)の夫婦は、佐和子の母(風吹ジュン)のケガをきっかけにしばらく佐和子の実家で暮らすことになる。佐和子は免許を持っておらず、どこへ行くにもいつも俊夫に送り迎えしてもらっていたが、これを機に教習所に通うことを決意。そこで出会うのが、若くして先生を務める新谷(金子大地)だ。はじめは緊張と恐怖心で体がこわばりうまく運転できずにいたが、新谷のやさしく熱心な教えにより徐々に上達していく佐和子。それと同時に、たわいのない会話からふたりは少しずつ親密になっていった。教習所に笑顔で通い始める佐和子に不信感を持った俊夫は、ある日こっそり覗いた佐和子の漫画の中に教習所の若い先生と淡い恋に落ちていく佐和子そっくりの人物が描かれていることを知り、愕然とする。この度解禁となった場面写真では、新谷が教習所の先生として佐和子を見つめているカットや、教習車ではない車の前に私服姿で佇む姿などミステリアスで繊細な表情を切り取っている。新谷を演じる金子さんは、現在放送中のドラマ「#家族募集します」や今年公開の『猿楽町で会いましょう』『サマーフィルムにのって』など出演作が目白押し。2022年にはNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」も控えており、今後も目が離せない注目の若手俳優の1人。金子さんのキャスティングについて堀江貴大監督は「ドラマ『腐女子、うっかりゲイに告る。』での演技が印象的だった」と起用理由を語り、「佐和子の漫画の中のキャラクターとしても描かれる新谷は、より人間味を持たせる上で視線や瞳の動かし方が重要だと思っていた」また「(金子さんは)瞳の揺れ方が特徴的」と実際の演技を高く評価。そんなキーパーソンとも呼べる新谷を演じた金子さんは「実はこういう人だったんだとある意味観客の方を驚かせるような部分を託されていたので、とにかく爽やかな好青年でまるで王子様で、この世界に実際にいるのかどうか分からないような人物という点を強く意識して演じるように心掛けました」と役作りについて語る。さらに「台本を読んだ時に、自分に出来るのかなというぐらい僕とは真逆のとても爽やかな役柄だったのですごく悩みました。堀江監督がひとつひとつ丁寧に演出してくださったので、演じ切ることができました」と堀江監督と二人三脚で役柄を作り上げていったとも明かしている。また、「とにかく暑くて大変だった」という車内の密閉された空間と真夏の撮影現場について、「運転しながらのお芝居が初めてだったのですごく不安だったのですが、黒木さんの人柄やお芝居をしやすい環境を作っていただいたこともあり、安心して演じることが出来ました。黒木さんもマンガやアニメがお好きなので、撮影の合間にはお互いのおすすめの作品の話などで盛り上がりました」と黒木さんとの共演についてもふり返っている。『先生、私の隣に座っていただけませんか?』は9月10日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:先生、私の隣に座っていただけませんか? 2021年9月10日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C)2021「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会
2021年07月30日燃え殻の書き下ろし小説が、成田凌、黒木華を出演者に迎え、朗読劇となることが発表された。作家である「私」が「謎の美女」により現実とも虚構ともつかない世界に誘われるという物語の本作、朗読劇「湯布院奇行」。その主人公、小説家の「私」役を務めるのは、NHK連続テレビ小説『おちょやん』などの好演で全国的な人気を誇る成田凌。そして彼を翻弄する「謎の美女」役を、映画・ドラマ・舞台と数多くの作品で主演を務める実力派女優・黒木華が演じる。脚色は『シリーズ江戸川乱歩短編集』の奇才・佐藤佐吉、演出を映画『花束みたいな恋をした』の土井裕泰が務める。9月28日(火)から30日(木)まで新国立劇場 中劇場にて。●コメント成田凌脚本を読ませていただき、次の行にどんな言葉が来るのか、わくわくが止まりませんでした。少し不気味で、美しく愛おしい、湯布院奇行という旅に没入していただきたいです。信頼できるスタッフ、心強い共演者と共に、初の朗読劇を楽しみたいと思います。黒木華土井監督と成田凌さんと朗読劇という形で、燃え殻さんの不思議で色気のある世界をどう広げられるのか、想像を膨らませて楽しみたいと思います。燃え殻宛のない物語を書いてしまったのは、去年の夏のことでした。今回のプロデューサーの佐井さんに、その物語を送ったことですべてが始まりました。素晴らしいスタッフの方々、出演者の皆さまと一緒に作品作りができることを、期待半分、恐怖(武者震いと思いたい)半分で、いまから楽しみにしております。佐藤佐吉デビュー作からファンだった燃え殻さんの原作。演出が土井裕泰監督。脚本のお話をいただいた時お断りする理由は全くなかったので即答でお引き受けしました。今までとはちょっと肌触りの違う燃え殻ワールドご堪能ください。土井裕泰「これを朗読劇にしたいのです」とある日私のPCに送られてきたファイルには“湯布院奇行”という標題が記されていて、その時抱えていたままならぬ仕事のままならなさにほとほと疲弊しきっていた私は、何かから逃れるように、縋るようにそのファイルを開き、頁をめくってしまった。そしてその日から、この不可思議な「湯布院」の物語と人間たちが私の中に棲みついてしまったのです。成田凌、黒木華という敬愛する俳優達との、この奇しき道行きがどこにたどり着くのか、「朗読劇」という新しい扉の前で立ち竦みながらも、わくわくと震えが止まらないでいるのです。朗読劇 「湯布院奇行」9月28日(火)〜9月30日(木)原作:燃え殻脚本:佐藤佐吉演出:土井裕泰出演:成田凌、黒木華会場:新国立劇場 中劇場公式サイト:
2021年07月20日成田凌と黒木華が出演する朗読劇「湯布院奇行」の上演が決定した。本作は、作家である「私」が、「謎の美女」により、現実とも虚構ともつかない世界に誘われるという物語。「ボクたちはみんな大人になれなかった」の燃え殻による書き下ろし原作を、「シリーズ江戸川乱歩短編集」の奇才・佐藤佐吉が脚色し、『花束みたいな恋をした』の土井裕泰の舞台初演出という、豪華クリエイター陣が集結している。そして、『くれなずめ』『竜とそばかすの姫』、連続テレビ小説「おちょやん」などに出演する成田さんが、小説家の「私」。「凪のお暇」「イチケイのカラス」が話題となり、今後は主演映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』の公開を控える黒木さんが、彼を翻弄する「謎の美女」を演じる。成田さんは「脚本を読ませていただき、次の行にどんな言葉が来るのか、わくわくが止まりませんでした」と物語の印象を明かし、「信頼できるスタッフ、心強い共演者と共に、初の朗読劇を楽しみたいと思います」と意気込む。黒木さんも「土井監督と成田凌さんと朗読劇という形で、燃え殻さんの不思議で色気のある世界をどう広げられるのか、想像を膨らませて楽しみたいと思います」とコメントしている。なおチケットは、9月1日(水)に一般発売、8月11日(水)にオフィシャル抽選先行が行われる。朗読劇「湯布院奇行」あらすじ「今、君の目の前に立っている女を私たちで共有しないか?」店先で女から渡された手紙に、そう書かれていた。都会での生活に疲れた作家の「私」は、知り合いの芸術家の勧めで湯布院へ向かう。そこで瓜二つの2人の女性に翻弄され、徐々に現実と虚構の境がわからなくなっていき――。朗読劇「湯布院奇行」は9月28日(火)~30日(木)新国立劇場 中劇場にて上演。(cinemacafe.net)
2021年07月20日二階堂ふみ主演のラブコメディドラマ「プロミス・シンデレラ」に、松井玲奈と金子ノブアキが出演することが明らかになった。本作は、夫から一方的に離婚を告げられ、無一文、無職、宿無しになった人生崖っぷちアラサーバツイチ女子が、お金持ちで性格のすこぶる悪い男子高校生に目をつけられ、お金と人生を賭けた“リアル人生ゲーム”を繰り広げていく物語。主人公・桂木早梅を二階堂さん、早梅に“リアル人生ゲーム”を仕掛ける高校生・片岡壱成を眞栄田郷敦、壱成の兄・成吾を岩田剛典が演じることがすでに決定している。松井さんと金子さんが演じるのは、早梅、壱成、成吾の三角関係をかき乱すキャラクター。成吾に一途に想いを寄せる人気芸者の菊乃(本名:加賀美明)を演じるのは、連続テレビ小説「エール」では二階堂さんと姉妹役で共演した松井玲奈。菊乃は、芸者として旅館「かたおか」に出入りする一方、成吾と深く繋がりがある様子の謎多き魔性の女。早梅に激しい嫉妬心を抱いており、早梅がどん底に落ちる姿を見てやろうと裏で画策中。「菊乃は早梅の恋敵。二階堂さんとは朝ドラで仲の良い姉妹役を演じていましたが、今作では姉妹喧嘩ではなく、物語のスパイスになる火花ほとばしる恋のバトルを繰り広げることになります」と役柄について語った松井さんは、「最後まで楽しみながら、ぶつかっていきたいと思います」と意気込む。また、旅館「かたおか」の茶房で働く明るくお調子者のマスター・黒瀬洸也役で金子ノブアキが出演。『クローズZEROII』や「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」、「エール」にも出演した金子さんが今回演じる洸也は、大人の男性として頼れる存在だが、女の子好きな一面があり、早梅にも早速ちょっかいを出すという役どころ。金子さんは「日々の息抜きに楽しく観ていただける様、チーム一丸となって取り組みたいと思います。宜しくお願いします」とコメントしている。火曜ドラマ「プロミス・シンデレラ」は7月、毎週火曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年06月01日声優の葉山翔太と俳優の廣野凌大が、ABEMA PPV ONLINE LIVEにて26日に放送された『DIVISION LEADER’S CROSS TALK 【葉山翔太×廣野凌大】』に登場した。「ABEMA」と、音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』(以下『ヒプノシスマイク』)とのコラボレーション企画「HYPNOSISMIC on ABEMA」(以下「ヒプノシスアベマ」)にて実現された本配信では、ナゴヤ・ディビジョン(Bad Ass Temple)波羅夷空却役の声優・葉山翔太と、舞台『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage(以下『ヒプステ』)で同じく波羅夷空却役を務める俳優・廣野凌大が出演。『ヒプノシスマイク』初となる、ディビジョンリーダーキャラクターを担う声優と俳優の2人が、様々な企画のもと、クロストークを繰り広げた。「初めまして!」という2人の挨拶から始まり、お互い緊張した雰囲気のオープニング直後だったが、葉山が「実際お話してみると、すごいかわいらしい方」と廣野の印象を語ると、廣野も「うちの仏様と一緒なんで!」と返すなど息がぴったりあった仲良しな様子。続いて、声優と俳優という立場から演じる波羅夷空却について語る。『ヒプステ』を観たと語る葉山は「空却ってこういう風に生きてるんだってすごいするっと入ってきた」と廣野を大絶賛。一方廣野は「(葉山の空却は)くらいました、すげえなって」とライブを振り返り、互いの良さを少し照れながら語る様子に、コメントでも「かわいい……!」「素敵!」と興奮の声が寄せらた。そして、お互いに聞いてみたい事や、役に関する考えを2人視点で紐解いていく“アンケート クエスチョン”のコーナーへ。ここでも、それぞれが考える空却というキャラクターについてや、キャラクターを演じるうえで大事にしていること、日常生活で空却に影響を受けていることなど、熱いトークを繰り広げる。「日常生活で空却に影響を受けていること」では、「言葉遣いが悪くなってしまった」(葉山)、「(一人称が)拙僧になってしまう」(廣野)と、それぞれ“憑依型”ととれるような共通点も。ほかにも、「お互いの意見や演じ方を教え合い、波羅夷空却のさらなる高みを目指す」企画や、空却を演じている、というプライドをかけた、空却に関するクイズコーナーなど、それぞれの空却に対する愛を存分に語り合った。「時間が足りない!」「終わってほしくない!」という悲痛なコメントが寄せられる中、あっという間に番組終了の時間に。最後に葉山は「こんなに貴重な機会をいただけるなんて思わなかったので、本当にうれしかったです」、廣野は「お互いの空却に対する価値観を共有できる場所があると思わなかったので、本当に感謝してます」と初のクロストークを振り返った。クロストークは通常チケットがABEMAコイン1,340コイン(1,600円相当)、「Go Toイベントキャンペーン」対象のチケットがABEMAコイン1,670コイン(2,000円相当)で、波羅夷空却役(葉山翔太×廣野凌大)は6月2日23時59分まで、山田一郎役(木村昴×高野洸)は6月5日23時59分までの販売となる。(C)AbemaTV,Inc. (C)King Record Co., Ltd. All rights reserved.
2021年05月31日井浦新と成田凌が出演する、かなた狼監督映画『ニワトリ★スター』の新たなる作品、『ニワトリ☆フェニックス』の製作が決定。同時にクラウドファンディングサイト「うぶごえ」にて映画の完成をともに迎えてくれる仲間募集プロジェクトの実施も発表された。2018年に公開された映画『ニワトリ★スター』から2年後の昨年5月 、かなた監督、井浦さん、成田さんの発案でリモート作品「ありがとう」を発表、ファンからの大きな反響を呼んだ。そこでかなた監督が『ニワトリ★スター』のパラレルワールドとして、『ニワトリ☆フェニックス』の構想を始め、観客も一緒に楽しんでもらえるように、映画製作に参加できるクラウドファンディングを考え、『ニワトリ★スター』の続編ではない、新たな作品として製作を決定。今作では、井浦さん扮する雨屋草太と、成田さん扮する星野楽人が、都市伝説の“火の鳥”を探す旅に出るという物語のもと、2人の旅を追体験するような新感覚のロードムービーになっている。『ニワトリ★スター』の2人が同じ役柄で挑む本作。井浦さんは「また草太として楽人と生きるのかぁ、あのむちゃくちゃなみんなと烈しく過ごすのかぁ、かなた狼監督と映画の旅の続きをするのかぁ、あぁ大変だ。想像するだけで武者震いがする。簡単に嬉しいですなんて言えないけれど、狼組でギザギザな日々をまた過ごせることに、歓喜しています。楽しみです」と期待し、「再びニワトリで、今のこの困難な状況に、この一変してしまった時代に、狼組らしく落書きするならば、今度はあなたへ、あなたへ、あなたへの『ありがとう』を絵描きたい。そして、この作品と共に全国のミニシアターを巡って映画の旅をしながら、あなたに直接『ありがとう』を伝えたいです」と思いを語る。成田さんも「なんだか終わっていない気はしていましたが、こういうカタチで帰って来るのかと、驚きと喜びと不安が入り混じっています。同じ役、違う物語。少々無駄に大人になってしまった部分もありますが、自分の中の楽人を引っ張り出して、存分に楽しみたいと思っております」と意気込み、「こんな時代ですが、どんな人でも前向きになれる作品になります。草太に。楽人に。久々に会えます。楽しみです」とコメントしている。そしてクラウドファンディングでは、製作費の一部を募る。参加者は、監督に集うスタッフチーム通称「狼組」の制作者、出演者と共に映画の完成を迎える仲間となり、ストーリーの大半を共有した上で製作が進められていく。さらにロケハンから撮影、編集、宣伝していく過程をリアルタイムで体験できる「追体験型映画制作」となっており、参加者には限定グッズや完成披露試写会への招待など特別なプランもご用意される。『ニワトリ☆フェニックス』は2022年公開予定。クラウドファンディングは6月11日(金)20時~うぶごえにて実施。(cinemacafe.net)
2021年05月31日黒木華・柄本佑がW主演を務める映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』のポスタービジュアルと予告編が解禁。金子大地、奈緒ら追加キャストと主題歌が明らかになった。本作は、話題を呼んだ『嘘を愛する女』や『哀愁しんでれら』などを輩出してきたオリジナル作品の企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2018」の準グランプリ作品の映画化。今回発表された追加キャストとして、佐和子(黒木華)が通う自動車教習所の先生役には、主演映画『猿楽町で会いましょう』、『サマーフィルムにのって』など出演作が続き、来年はNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」も控えている金子大地。佐和子の担当編集者・千佳役に、ドラマ「あなたの番です」以降も「姉ちゃんの恋人」『みをつくし料理帖』『劇場版 シグナル 長期未解決事件捜査班』と多彩な演技が注目を浴びている奈緒。さらに佐和子の母親役に風吹ジュンと、映画、ドラマ、舞台と幅広い分野で活躍する実力派俳優陣が集結。劇中漫画を漫画家・アラタアキと「サターンリターン」(小学館刊)が好評連載中の鳥飼茜が担当している。今回解禁となる予告編は、結婚5年目を迎えた夫婦の穏やかな買い物シーンから始まった直後、「でも彼には別の女がいた」と夫・俊夫(柄本佑)の不倫が明かされるところから始まる。新連載のテーマを「不倫」にするという黒木さん演じる妻・佐和子のセリフに、平然を装う俊夫だったが、佐和子が描き始めた、現実そっくりの不倫漫画を読み進めていくうちに、日に日に追い詰められていく。「漫画だよ、漫画。フィクション!!」と自分に言い聞かせる俊夫だが、漫画には自動車教習所の若い先生(金子大地)と佐和子の笑いあうカットやキスするカットなど、秘めた関係の描写が次第にエスカレート。「佐和子も不倫をしているのか?自分の不倫はバレているのか?」と慌てふためく俊夫の姿からは、コミカルな展開も垣間見ることができる。佐和子の描く新作漫画は、「現実」か「創作」か。夫婦のウソとホンネが交錯する究極の心理戦は、観客を混乱の渦へと巻き込む予想もつかない展開へと向かう。主題歌を担当するのは、今年4月にメジャーデビューしたばかり、1stシングル「ここで息をして」は人気TVアニメ「東京リベンジャーズ」のエンディング主題歌として話題となり、その多彩なソングライティング・センスで多数のアーティストに楽曲提供も行い、2021年ブレイクアーティストとして注目されているシンガーソングライター・eill(エイル)。予告編中盤からは、eillの甘く切ない歌声で歌い上げられる竹内まりやの名曲「プラスティック・ラブ」が「さて、夫はどんな顔をするだろうか?」という佐和子の謎めいたセリフと相まり、深い余韻を残している。同じく解禁となったポスタービジュアルは、冷静な顔でこちらを見つめる黒木さんと柄本さんの表情に加えて、アラタアキによる汗をかき焦った表情の柄本さんのイラストが印象的。「その不倫、ぜんぶ描く。」というキャッチコピーも痛烈だ。『先生、私の隣に座っていただけませんか?』は9月10日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:先生、私の隣に座っていただけませんか? 2021年9月10日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C)2021「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会
2021年05月20日俳優の成田凌が主演を務める映画『くれなずめ』(4月29日公開)のメイキング映像が13日、公開された。同作は、松居監督自身の実体験をモチーフに書かれた完全オリジナルの舞台劇を映画化した。高校時代に帰宅部でつるんでいた6人の仲間たち(成田凌、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節、目次立樹、高良健吾)が、友人の結婚披露宴で余興(赤フンダンス)をやるべく5年ぶりに集まった様子を描く。久しぶりに出会った彼らは、その余興の後、“披露宴”と“二次会”の間の妙に長い“狭間”の時間を持て余しながら、昔の思い出に想いを馳せる。今回公開されたのは、ポスタービジュアルにも採用された、成田ら6人がバンド“太陽族”による楽曲「誇り」を“熱唱するシーンの撮影中の模様”を切り取ったもの。劇中ではカラオケボックスで合唱シーンが登場するが、本映像はそのシーンを改めてメイキング用として別途記録したものとなる。松居監督自身も大好きだったと語るこの楽曲を、それぞれの想いを込め身体全体を使って表現する姿に、キャラクターのイメージや関係性を想像させる熱い映像となっている。
2021年05月13日ドラマ「バイプレイヤーズ」シリーズや映画『アズミ・ハルコは行方不明』『アイスと雨音』などの松居大悟監督が、成田凌を筆頭に個性派かつ実力派の俳優たちを迎えた映画『くれなずめ』。本作の主題歌となっている「ウルフルズ」の「ゾウはネズミ色」とコラボしたMusic Videoが完成。そのサビ部分で構成されたティザーバージョンがWEBにて限定公開された。高校時代につるんでいた仲間たちが友人の結婚式で再集結する本作は、松居監督が「ウルフルズ」のことが大好きだった友達との実体験を基に描いた作品。友達への手紙のような作品だからこそ、松居監督からのたってのリクエストを「ウルフルズ」が快諾して主題歌「ゾウはネズミ色」が書き下ろされた。劇中で6人が披露宴で踊る「ウルフルズ」の名曲「それが答えだ!」のアンサーソングを意識して作られた楽曲で、何度でも嚙み締められる、味わい深い映像となっている。ウルフルズ「ゾウはネズミ色」は 4月28日(水)より各配信サイトで配信開始。『くれなずめ』は4月29日(木・祝)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:くれなずめ 2021年4月29日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C)2020「くれなずめ」製作委員会
2021年04月13日松居大悟監督自身の実体験をモチーフに書かれた完全オリジナルの舞台劇を、成田凌、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節らで映画化する『くれなずめ』。この度、本作のメイキング写真が公開された。高校時代、帰宅部でつるんでいた6人が、友人の結婚披露宴で余興をやるべく5年ぶりに集まり、披露宴と二次会の狭間の時間に起きる奇跡を描く本作。到着した写真では、そんな余興のために仲間たちが集まった後、カラオケボックスで熱唱する成田さんの姿や、明石(若葉さん)の頭にあるという“ハゲ”を皆で確認する場面など、くだらないけど楽しすぎるシーンの撮影の狭間が写し出されている。また社会人になった後、おでん屋台で吉尾(成田さん)と欣一(高良健吾)がサシのみするシーンの終了後、リラックスしておでんを頬張る場面や、披露宴会場で松居監督が演技指導をする様子も切り取られている。『くれなずめ』は4月29日(木・祝)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:くれなずめ 2021年4月29日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C)2020「くれなずめ」製作委員会
2021年04月10日業界大注目の俳優・金子大地と、ネクストブレイク必至の石川瑠華がW主演した『猿楽町で会いましょう』。この度、金子さんの撮りおろし映像を加えた新たな予告編が解禁となった。今回解禁された予告編は、2021年コロナ禍の渋谷で、小山田(金子大地)が2年前に恋に落ちたユカ(石川瑠華)との日々を回想するという構成。「2019年、あの年はオリンピックがくるとか言ってみんな浮かれてて。そんな夏の暑い日に僕と田中ユカは出会った」という小山田の独白から始まり、2人の出会いから別れまでが映し出される。印象的なショットの連なりのラストには、渋谷の雑踏の中、こちらに向かってカメラのシャッターを切る現在の小山田の姿が。2年前に比べ、現在パートの大人びた金子さんの表情にも注目だ。また、3月22日(月)には前売り券をメイジャーHP、各劇場にて発売。前売り特典は気鋭の写真家・草野庸子による撮りおろし写真3枚セット(全6種よりランダム配布)。特典付き前売り券は先着2,500枚限定となっている。撮りおろし写真には、どこか物憂げな表情をした小山田、ユカの姿や、水飲み場ではしゃぐ2人の姿が切り取られいてる。『猿楽町で会いましょう』は6月4日(金)より渋谷ホワイトシネクイント、シネ・リーブル池袋ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:猿楽町で会いましょう 2021年6月4⽇より渋⾕ホワイトシネクイント 、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開Ⓒ2019オフィスクレッシェンド
2021年03月22日成田凌さんが映画『まともじゃないのは君も一緒』で演じるのは、数学一筋で生きてきて、普通の結婚を夢見るものの、その「普通」が何かわからない予備校講師・大野。コミュニケーションが下手で、生徒の香住からも「普通じゃない」と指摘されるという役どころ。「人それぞれの“普通”があるけど、僕は“普通じゃない”と言われたい」「大野はけっして変な人ではなくて、素直なんです。香住から『普通はさ~』と説明されても『普通って何?』って聞いてしまうんだけど、よくよく考えてみたら、それって素直でピュアな質問ですよね。本当に何が“普通”なのかは人それぞれで、曖昧な言葉だと思うけど、僕自身は『普通だね』よりは『普通じゃないよね』って言われたいですね」香住を演じるのは、清原果耶さん。マイペースな大野とガンガン攻める香住。テンポのいい会話の応酬に引き込まれる。「台本を読んでる時は相手がいなくて、どうなるか想像がつかなかったんです。でも、最初の本読みから清原さんがガンガン攻めてきてくれたんで、すぐに掛け合いが馴染んで、撮影が楽しみになりました。清原さんが、冷静に、真摯に本と向き合っているのが伝わってきました。完成作を観て自分で言うのもなんですが、純粋に二人の掛け合いは面白く楽しんで見ることができました」香住は大野に恋愛指南するのだが、アドバイスの元ネタはSNSで、実は大野と同じく恋愛未経験。「やっぱり恋愛って、相手にされてきた経験によって、どうしたら人に喜んでもらえて、嫌がられるのか、わかってくるんだと思います。あるドラマで共演させていただいた方が、トイレの洗面台をマイハンカチで拭いてたんですよ。人に気づかれるかどうか関係なく、自然とそういうことができるってすごいことだし、素敵ですよね」大野は社会人になって初めて異性に興味を持ち、数学一筋だった人生が輝き始める。「青春が訪れるタイミングも人それぞれだと思うんですよね。僕自身の青春は高校で部活を引退した後ですね。小学生の頃からサッカーのある生活が僕にとって、それこそ“普通”だったんですけど、辞めてからは制服のネクタイ緩めて、水鉄砲や水風船で近くの土手で友達と遊んだり。そんな、ザ・高校生の時間が楽しかったですね。あの時は、ブルブル震えながらコンビニでおでんを買ってました」『まともじゃないのは君も一緒』“普通の恋愛”がわからない予備校講師の大野(成田凌)は、生徒の香住(清原果耶)から“普通”になるためのアドバイスを受けながら、女性と付き合う練習をする。一方、香住は憧れの実業家に接近するが、彼には婚約者がいた。共演に、小泉孝太郎、泉里香ら。3月19日全国公開。©2020「まともじゃないのは君も一緒」製作委員会なりた・りょう1993年11月22日生まれ。埼玉県出身。2014年、俳優デビュー。近作に『カツベン!』『窮鼠はチーズの夢を見る』など。現在、NHK連続テレビ小説『おちょやん』に出演中。待機作に『ホムンクルス』(4月2日公開)、主演映画『くれなずめ』(4月29日公開)などがある。Tシャツ¥22,000(クラウディ/DOYA TEL:03・6459・3946)その他はスタイリスト私物※『anan』2021年3月24日号より。写真・小川久志スタイリスト・伊藤省吾(sitor)ヘア&メイク・宮本 愛(yosine.)インタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2021年03月21日世の中に蔓延る「普通(まとも)」とは何だろうかーー?そんな問いに真っ向から挑んだ映画『まともじゃないのは君も一緒』が3月19日(金)に公開される。本作は、成田凌演じるコミュニケーション能力ゼロ<普通が分からない男>大野と清原果耶演じる恋愛経験ゼロ<普通を知ったかぶる女>香住、全く噛み合わないふたりが繰り広げる一風変わったラブストーリーだ。成田と清原は初共演でありながら、噛み合わない掛け合いの応酬を息ぴったりに演じている。取材中の息の合ったふたりの会話は、まるで映画の続きを見ているかのようだ。そんな成田と清原は初対面時、お互いにどのような印象を抱いていたのだろうか。「最初はちょっと緊張していたんですよ。こんな(芝居の)能力を持った10代の女の子が、こんなアホみたいな20代後半の僕をどう見ているんだろうなって。でも、意外と喋ってくれて優しかったです。安心して『元気?』とか喋りかけていましたよ。いい感じでした」(成田)「初めましてのとき、成田さん、甚平を着ていて。なんで甚平……?というのが第一印象です(笑)。ちょっとビックリしました。身軽な人だなと思いましたね。だけど、人を引き寄せる優しさというか、リラックスできる雰囲気を作ってくださる人柄がとても素敵だと感じました」(清原)お互いの第一印象を聞いて笑い合うふたり。優しい時間が流れる。「ビビられているなんて知らなかったですよ。それは失礼しました(笑)」(清原)「僕、甚平着ていたの記憶にないんですよ……。初めましてのときに何を考えているんでしょうね? 靴じゃなくてサンダルを履いていたってことでしょ。それはビックリするよね。失礼いたしました(笑)」(成田)「考えないで気楽にいこう、という気持ちで」(成田)清原が演じる予備校生の香住は、恋愛初心者であるにも関わらずSNSでの聞きかじりの知識だけで自分は恋愛上級者と思い込むちょっと厄介な女の子だ。軸の定まらない宙ぶらりんなアドバイスを毒気強めに大野へぶつけていく。監督の前田弘二から「今までにない清原さんが見たい!」と言われ挑んだこの役に、頭を抱えることもあったという。「香住の毒気を中途半端に演じない方がいいと思ったのですが、なかなか上手くいかず。香住はとてもブレるんですよ。筋が通っていそうなことをずっとまくし立ててはいるけど、実は本心じゃなくて『世間一般ではこういうことでしょ? だからこうしよう!』と自分ではない誰かの意見を軽くまとめて、さも本当かのように大野に叩きつけているだけ。だから、撮影中には何度もどうしよう!となりました」(清原)上手く芝居に表現できないと悩むたび、清原は成田へ相談をしていたと話す。成田が清原にしたアドバイスとは。「考えないで気楽に行きましょう!って。僕自身、お芝居に対してもちろん一生懸命やっていましたが考え込むことが今まであまりなかったから。逆に自分はちゃんと考えてやらないとなと思いました」(成田)「考えてしまうから、うーんってなるんだけどなと思ったんですけど(笑)、参考になりました。純粋にすごい!って言ったことを覚えています」(清原)そんな清原に対して「すごく真面目に真摯に役と向き合っている」と成田は話す。「清原さんは『こういう感じとかじゃない、こうする!』って。だから芝居が真っすぐ入ってくるんです。佇まいから素晴らしくて。これからもっとすごいことになる女優さんだなと思っています」(成田)一方、成田が演じる予備校講師の大野も香住に負けず劣らずクセの強いキャラクターだ。「普通の結婚」を夢見ているものの、数学一筋で生きてきたため世間一般の“常識”を理解していない。人とのコミュニケーションが苦手で、会話も一方通行になりがちだ。芝居をする上ではあまり考え過ぎないという成田だが、本作でも脚本から受け取った大野の印象をひたすら“素直”に演じていたという。「大野をコメディとして演じてしまうと引かれてしまうある意味危険なキャラクターでもあると思いました。だから、つくり過ぎず脚本を信じて真っすぐ素直に演じれば面白くなるだろうと思っていました」(成田)「“普通に媚びない”生き方が輝いて見える」(清原)“普通”に対する感覚が異なる大野と香住。ふたりの価値観、人間性を通じて自分はどちらの感覚に近いのだろうかと考えさせられる。成田は香住へ、清原は大野への共感を示した。「香住は誰かの受け売りで何となく喋っているけど、自分も学生時代はそんなことあったなと。高校生のときとか、地に足をつけてちゃんと生きることなんてほとんど考えられないし。大衆の何となくの意見を代弁してくれている香住を見て、まあそうだよな……って」(成田)「私はたぶん大野寄りの生き方をしてきたから大野らしさが輝いて見えるというか。世間知らず過ぎるところはありますけど、大野の“普通に媚びない”生き方に共感ができる。自分の好きなもの、信じたものを素直に信じられる人だから」(清原)では、自身が演じた役柄についてはどう感じているのだろうか。「大野に対しては共感より客観的に見ていたんですよ。面白いキャラクターだと思いました。それは変わり者だからではなく、素直で真っすぐ真っ当に生きている男だと思ったから。一見数学以外に興味がないと思いきや、いろんなことに興味があってフットワークが軽い。すごく好きですよ」(成田)「理解はできるんですけど、共感まではいかなくて。私は自分の感情だけで一人の人間をあそこまで巻き込むことはできないですね。遊び回したり連れ回したり、迷惑だなと感じてしまう(笑)。だけど、この世代の女の子特有のフラフラ感はすごく可愛らしいと思います」(清原)普通が分からない大野と普通を知ったかぶる香住はどちらも“普通”からはズレているかもしれない。生きていれば誰しも一度は人とのズレを感じる瞬間があるだろう。成田と清原のふたりもまた大野と香住のように“普通じゃない”エピソードを持っていた。「僕、高校生のとき、右側だけパーマをかけていたんです。アシメの髪型をしようと思っていて、美容学校に行くにあたって、ただ長さが違うだけじゃダメだなと。ヴィダルサスーンのとある言葉に響いて、右側だけ巻いてやれ!って(笑)。当時はそれが正解だと思っていましたし、いいよね!ね!? みたいな感じでしたけど、この前卒アル見たらまともじゃないなと思いました(笑)」(成田)「普通じゃないと言われたことはないですけど、学生の頃からこういうお仕事をさせてもらっているのは当たり前のことではないなと思います」(清原)“普通”の正解は見つからない本作には「普通」という言葉が使われたセリフが54回登場する。SNSの普及から大多数の同調を“普通”とせざるを得ない昨今の息苦しさ。その中で生きる我々にとって、「普通とは何?」という究極の問いを与えてくれる作品が『まともじゃないのは君も一緒』なのだ。本作への出演を通じて成田と清原もまた“普通”に対する考えを深めていた。「誰かが『普通さ』と言っていたらすごく気になってしまうようになりました。ネットで見かける大衆の意見に流されている人たちは何なのだろうか、自分自身の意見とは?と。でもそれって、僕はずっとそこにいたんだなとも思ったんです。もともとそこに対して何となくモヤっとしていましたけど、それが顕在的な疑問に変わった。これから先、普通って何だろうと一生思い出しますね。正解は見つかりません!」(成田)「私はもともと普通なんて人それぞれだし、私には私の普通があって、生き方もあると考えていました。それで今まで生きてこられているから普通を気にしたこともなくて。本作で役を演じて改めて普通を考えましたけど、結果、普通って人それぞれでいいじゃんって私は思いました。正解はないことだと思います」(清原)芝居に対する向き合い方、共感するキャラクター、普通に対する考え方……どれもが対称的であるふたりだが、本作を通じて見つけた「普通とは何?」の解は共通していた。「普通には正解がない」ということだ。最後に、コミュニケーション能力ゼロの大野と恋愛経験ゼロの香住にちなみ、「自身がゼロだと感じること」について質問すると、ふたりとも“音楽”にまつわるゼロの話しをしてくれた。「いっぱいありますけど、ミュージカルは絶対にできないと思います。歌を歌うのも苦手だし、ダンスもダメ。楽器も何もできない。なので、それはゼロかな……」(成田)「ドラムですね。私はダンスも歌も好きで、弦楽器も好きなのでギターとベースは趣味でやっているんですけど、ドラムだけは絶対にできる気がしなくて。左右違う動きでリズムを刻むのは、想像するだけでも頭が追いついていかない。なので、ピアノやエレクトーンとかもできないです。やってみたいけど、今のところ無理そうですね(笑)」(清原)『まともじゃないのは君も一緒』は3月19日(金)より全国公開撮影/奥田耕平、取材・文/阿部裕華
2021年03月17日岡本太郎が暮らしのなかに送り込んだ作品群を紹介する企画展『暮らしのなかの芸術』が、表参道・岡本太郎記念館にて開催される。“芸術とは生活そのものであり、生きること。”と考え、無数のマルチプル作品をつくり、暮らしのなかに送り込んでいた岡本太郎。江戸時代に武家で始まった端午の節句を祝う鯉のぼりを、世界中に広めたいと考えていた太郎は、自ら鯉のぼりを作成。グリグリっと大きな眼、原色の鱗、生き生きと躍動的なフォルムといったいかにも太郎らしい、ユニークなものだった。生み出したマルチプル作品は、鯉のぼりのほか、テーブル、イス、絨毯、ネクタイ、スカーフ、浴衣、振袖、トランプ、スキー、バッグ、カップ......etc.ありとあらゆるジャンルにおよび、同展では、それらの作品アイデアを描き留めた下絵などとともに一望。岡本太郎による暮らしのなかのプロダクトが体感できる。太郎と飛行船【企画展『暮らしのなかの芸術』 開催概要】会期:3月17日(水)~ 7月11日(日)会場:岡本太郎記念館開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)休館日:火曜(祝日の場合開館)※6月23日(水)~7月11日(日)は『特別展示 第23回岡本太郎現代芸術賞 岡本太郎賞 野々上 聡人』も開催岡本太郎記念館公式サイト( )
2021年03月09日成田凌と清原果耶がW主演し、『婚前特急』『わたしのハワイの歩きかた』の監督・前田弘二、脚本・高田亮コンビによるオリジナルストーリーとなる映画『まともじゃないのは君も一緒』。本作は「普通に結婚して、普通に暮らしたい」と思うも、世間に馴染めず、自分の何が“普通”と違うのか分からないでいる独身・彼女なし、いわゆる“世間の普通から全くズレた男”の予備校講師・大野(成田さん)と、実は恋愛経験ゼロなのに自分を恋愛上級者と思いこみ、大野を“普通じゃない”と指摘する唯一の相手である教え子の香住(清原さん)の全く気が合わない2人のユーモアにあふれた掛け合いが見どころの一つ。今回は、どんな役でも確実にこなす“振れ幅MAX”俳優の成田さんの魅力と役柄に迫った。成田さんといえば、映画『スマホを落としただけなのに』で狂気の連続殺人犯を演じると「怖すぎてヤバい」とその怪演が話題になり、詩人・中原中也を彷彿とさせる文学青年を演じた『ビブリア古書堂の事件手帖』と合わせて2019年の日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。『愛がなんだ』では現代的な青年を、自身の初主演作となった『カツベン!』では大正時代の“偽”活動弁士としてドタバタ喜劇をもこなし、現在放送中のNHK連続テレビ小説「おちょやん」でも大正・昭和初期の青年を演じるなど、時代設定や役どころに関わらず、どんな役でも説得力を感じさせる成田さん。そして本作では、女性にデートに誘われ「あなたの普段行っている所に行きたい」と言われて、お洒落なお店ではなく本当に行きつけの定食屋に行ったり、女性に“好きです”と告白されても「それ定量的にいってくれるかな?」と数学用語を真顔で言ってしまう大野を好演。そんな大野について、成田さんは「素直に生きている人だと思うんです。素直に分からないことは、分からないと言う。その分からないポイントが普通とは違うので変だと言われますが、人としては変ではないと思います」とコメント。さらに「コメディに振り切ろうとしてしまうと危険な作品なんですが、(清原さんも)同じくらいの危機感を持ってやってくださったと思います」と、演じる上であえて誇張した演技をしないように意識したそうで、清原さんとの掛け合いは不安もなくスムーズにできたという。また、劇中でも印象的で、予告編でも描かれている大野の独特な笑い方は、前田監督と成田さんでいくつか案を出し合って完成した笑い方だそう。恋愛経験・コミュ力ゼロ、普通に恋愛をしたい大野としての存在に説得力を感じさせるのは、「歩き方、走り方で人柄って出ると思うので、そういう細かい演技をやっていこうと思ってます」と話す成田さんの緻密な演技の賜物。本作でも、役に憑依した成田さんの演技力に目を奪われることになりそうだ。『まともじゃないのは君も一緒』は3月19日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:まともじゃないのは君も一緒 2021年3月19日より全国にて公開©2020「まともじゃないのは君も一緒」製作委員会
2021年03月02日