安部公房が1973年に発表した同名小説を石井岳龍監督が映像化した映画『箱男』。本日3月7日の安部公房生誕100周年を記念し、主演・永瀬正敏のナレーションによる“箱男”が都市を覗く本編映像と、第74回ベルリン国際映画祭での石井監督・キャスト陣の姿をとらえたダイジェスト映像が解禁された。原作者の安部公房本人から直接映画化を託されたのは、『狂い咲きサンダーロード』(1980)で衝撃的なデビューを飾って以来、常にジャパン・インディ・シネマの最前線をいき、近年では二階堂ふみ主演の『蜜のあわれ』や綾野剛主演の『パンク侍、斬られて候』などを手掛けてきた鬼才・石井岳龍。石井岳龍先月行われた第74回ベルリン国際映画祭のBerlinale Special部門に正式招待され、現地・ドイツでも大歓声を浴びた本作。原作者は、その著作が世界20数か国に翻訳され、熱狂的な読者を世界中に持つ日本を代表する文学者であり「壁」「砂の女」などでも知られる安部公房。1924年生まれで、三島由紀夫とも並び称される世界的に人気のある日本の小説家の1人。そして本日2024年3月7日は、安部公房の生誕からちょうど100周年。この節目ともいえる年に、映画『箱男』の公開を迎えるあたって、主演の永瀬さんは「深夜のドイツ・ベルリンの会場に響いた歓声と鳴り止まぬ拍手の音は届いていたでしょうか?『箱男』を残してくださりありがとうございました」と原作者への感謝をコメント。さらに本作でメガホンをとった石井監督は「ご本人からは“映画にするのであれば娯楽にして欲しい”という予想もできなかった謎かけ難題をいただき、32年にわたり映画化の試行錯誤を重ね続けてきました。“箱男”世界が時代にシンクロする事が感慨深いです」と作品への手応えと共に安部氏との思い出を明かした。また、そんな永瀬さんと石井監督が、浅野忠信や佐藤浩市らと臨んだベルリン国際映画祭の様子をショート動画にまとめたダイジェスト映像、そして箱男が登場する、物語の導入部分とも言える永瀬さんのナレーションが吹き込まれた本編映像が解禁。本映像は、線路沿いの道に散らばったゴミの中で倒れている一見ただの段ボールが、いきなり立ち上がるシーンから始まる。「蔑まれるのはお前たち。こっちは何でもお見通し」というナレーションと共に、段ボールに開けられた小窓から都市を一方的に眺める“箱男”の姿が描かれている。かつて1997年に製作が決定していた本作。石井監督は万全の準備を期し、ドイツ・ハンブルグで撮影を行うべく現地へ。ところが不運にもクランクイン前日に、撮影が突如頓挫、撮影クルーやキャストは失意のまま帰国することとなり、幻の企画となっていた。宿命の地・ドイツ、ベルリン国際映画祭での監督・キャスト陣の、レッドカーペットやワールドプレミア後の様子や翌日行われた記者会見の模様がおさめられた特別映像にも注目となっている。主演・永瀬正敏、石井岳龍監督のコメント全文<永瀬正敏>ドイツの地でクランクイン前日僕の目の前で撮影中止が宣告され、全身の力が抜け去って、何も考える事が出来なくなったあの日から、27年の月日が流れましたその間も何度も何度も『わたし』が復活しそうになっては、僕の前から消えていってしまっていましたでも、石井岳龍監督は32年前のあなたとの約束を決して諦めていませんでした非常に奇天烈で、しかし本質をずばり突いているこの素晴らしい原作を、長い時間をかけ映像化した石井監督は、満員の観客の皆さんの前で「新しいマジカルミステリーツアーをお楽しみ下さい」 と上映前に挨拶されました上映が終わり、僕は思わず、お隣の石井監督の手を渾身の力で握り締めていました(後で聞くと本当は手じゃなかったみたいですが、、、)深夜のドイツ・ベルリンの会場に響いた歓声と鳴り止まぬ拍手の音は届いていたでしょうか?この夏、日本の皆さんへ、やっとやっと、やっと!27年かかった「新しいマジカルミステリーツアー」を体感していただけますどうか天国から見守っていてください安部公房さん『箱男』を残してくださりありがとうございましたそして100歳のお誕生日、おめでとう御座います!『わたし』こと 永瀬正敏より<石井岳龍監督>小説「箱男」は読者の数だけ内容の解釈が違ってくるような、とても摩訶不思議で実験的な純文学作品ですが、原作者ご本人からは「映画にするのであれば娯楽にして欲しい」という予想もできなかった謎かけ難題をいただき、32年にわたり映画化の試行錯誤を重ね続けてきました。今回、遂に完成作品が世界に放たれるのは、非常に優れたプロデュースチーム、非常に優れた俳優チーム、非常に優れたスタッフチームの大いなる創作努力の集積の結果ですし、「箱男」世界が時代にシンクロする事が感慨深いです。『箱男』は2024年、全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:箱男 2024年公開予定ⓒ2024 The Box Man Film Partners
2024年03月07日永瀬正敏、佐藤浩市、浅野忠信と石井岳龍監督が、開催中の第74回ベルリン国際映画祭にて映画『箱男』のワールドプレミア上映に参加。レッドカーペットや上映後Q&Aに登場した。カンヌ、ヴェネチアと並ぶ世界3大映画祭のひとつで、今年で74回を迎えるベルリン国際映画祭が2月15日よりドイツ・ベルリンで開幕。本映画祭のBerlinale Special(ベルリナーレ・スペシャル)部門に正式招待された本作『箱男』は、原作者・安部公房の生誕100周年にあたる今年、奇しくも27年前に撮影が行われるはずであった“宿命の地”で17日ついにワールドプレミアを迎えた。まずは、メイン会場となるBerlinale Palast(ベルリナーレ・パレスト)のレッドカーペットに、それぞれシックなスーツに身を包んだ永瀬さんら4人が颯爽と登場。ときおり立ち止まってファンにサインを書いたり写真撮影したりと交流しながら、世界各国から集まった報道陣の呼びかけにも笑顔で応えた。その後Zoo Palast(ツォー・パラスト)に移ると、800人ほどの満席の劇場で公式上映が行われた。上映後に会場は映画を観終えたばかりの観客たちの興奮冷めやらぬ熱気に包まれ、同席していた監督キャストらは大きな拍手で讃えられた。4人はそのままQ&Aに登壇し、まず27年の時を経てこうして改めて新作が製作・上映されるに至った経緯について聞かれると石井監督は「すべてのストーリーを語ると一晩ではとても足りないので手短に(笑)実際には32年前に企画が動き出し、27年前のドイツ・ハンブルグで日本とドイツの合作映画として撮影される予定で、そのときのメインキャストがここにいる永瀬正敏さん、佐藤浩市さんでした」と回答。「しかし、撮影前日に日本側の製作資金の問題で中止となってしまいました。当時撮影予定だった作品は本作とはかなり違って、もっとスラップスティックギャグという感じでした。そのあと何度か立ち上げようとしてきましたが原作者の安部公房さんが亡くなってしまい、原作権が安部さんの娘さんに移られました。その後、もっと原作に近づけてほしいという彼女の意向があったことと、7年間ハリウッドに映画化権が渡っていたこと、またご覧いただいてお分かりになったと思いますが非常にチャレンジングな企画であったため日本映画界ではなかなか実現が難しく時間がかかってしまったという経緯がありました」と詳細を説明。その上で、「27年前の出来事は非常に残念ではありましたが、機が熟したというか時代が『箱男』に追いついたという気がしています。いままさに『箱男』の時代がきたと思っていて、私自身は今回の映画化をとても気に入っています」と加え、新作への並々ならぬ自信をのぞかせた。また、原作も読んでいるという熱心な観客から、メタフィジカルな部分もあり同時に哲学的でもある、とても特異な要素を持つ原作を映画化するにあたって、どのように作り上げようと思ったのかという質問に対しては、「大きくふたつあります」と監督。「ひとつは、この原作は読者の数だけ違う解釈があると思っています。プラス、読んだ読者自身が箱男になるという仕掛けがある小説だと思っています。なのでそれを映画化するには、これを観た観客が全員箱男になるということをまず念頭に置きました。次に、この原作には謎がいくつかあって、例えば箱男は誰かということ、また原作内で唯一記号ではなく名前が付いている戸山葉子さんという人がどういう人なのかということ、それをこの映画で解明しようと考えていました」と意識していた点を明かした。続けて主演の永瀬さんが「皆さん、遅くまでありがとうございます」と挨拶。深夜の上映のため観客の帰りを気遣う言葉で会場を和ませると「僕は27年前からこの作品に携わらせていただいていますが、当時撮影が中止になる瞬間にも立ち会っています」とコメント。「クランクイン前日に、ハンブルグの街にいる箱男の写真を撮りましょうと皆がホテルのロビーに集まっていたときに、監督がプロデューサーに呼ばれていなくなったと思ったら少し経って歩いて行かれるのが見えて、あれどうしたのかな…と思っていたら『この映画を中止にします』と言われたんです」と当時の衝撃的な出来事を回想。「そして27年経って一度頓挫した映画がまた完成するというのは世界でも稀にみる企画だなと思っていて、監督の原作に対する思いの強さを感じました。さらにその作品のワールドプレミアを同じドイツでできるというのは何とも言えないストーリーだなと思っています」と、偶然か必然か、本作がもたらした奇跡を噛み締めるように想いを語った。すると、今回新たに出演することになった浅野さんが「そういう意味では、僕は27年前には参加していなかった俳優ですので、“ニセ医者”の役にはぴったりだったかなと思っています」と差し込み、会場を笑わせた。石井監督から直々に27年前の映画との違いを話してほしいと振られた佐藤さんは、「明確にお答えをしたいと思うんですが、私も60半ばでして27年前の映画のことはあまり覚えていません」と前置きしつつ、「ただひとつ言えるのは、先ほど監督もおっしゃっていましたが、この映画の中で名前が出るのは看護師の彼女だけなんですよね」と言及。「あとは“わたし”だったり“軍医”や“ニセ医者”だったり固有名詞がなく記号であるということ、そして箱男たちが自分たちの手帳、メモ帳に捉われて、それが自分たちのアイデンティティのすべてになってしまう、その描写がより強調されているのが前回のものと本作が大きく違う部分かなと思っています」と自身の見解を述べた。最後に、石井監督がその外山葉子役の白本彩奈が舞台の本番があり、残念ながらこの場に登壇できなかったことに触れ、彼女が数百人のオーディションから抜擢された新人女優であることを説明すると観客から賞賛の拍手が巻き起こった。まさに“宿命の地”であるドイツでのワールドプレミアを大盛況に終えた本作。奇しくも安部公房生誕100年にあたる2024年に日本でも公開される。『箱男』は2024年、全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:箱男 2024年公開予定ⓒ2024 The Box Man Film Partners
2024年02月19日映画『箱男』が2024年に公開される。主演は永瀬正敏。監督は石井岳龍。安部公房の長編小説『箱男』を映画化映画『箱男』は、日本を代表する作家・安部公房が1973年に発表した小説『箱男』を映画化した作品。『箱男』は世界20数か国で翻訳され、未だに熱狂的な読者を持つ、安部公房の代表作のひとつだ。頭からダンボールを被り、都市を徘徊する“箱男”を描いたこの物語は、人間が“自己の存在証明を放棄”した先にあるものを問う難解なテーマのため、映像化は困難であると言われていた。監督は石井岳龍そんな中、安部公房本人が直接映画化を託した人物が、1980年『狂い咲きサンダーロード』で衝撃的なデビューを飾って以来、常にジャパン・インディ・シネマの最前線を駆け抜けてきた鬼才・石井岳龍だった。1997年の時点で映画製作が決定していたが、クランクイン前日、不運にも撮影が頓挫。幻の企画となっていた。27年越し、待望の映画化それから27年の月日が経ち、奇しくも安部公房の生誕100年にあたる2024年、石井岳龍は遂に『箱男』の映画化を実現。主演には27年前と同じ永瀬正敏を迎え、同じく27年前に出演予定だった佐藤浩市、さらに世界的な活躍を遂げる浅野忠信といった俳優陣が集結。数百人にのぼるオーディションから抜擢された白本彩奈も加わり、映画『箱男』が完成した。なお、映画『箱男』は、第74回ベルリン国際映画祭に正式招待され、ワールドプレミアを迎える。主人公・わたし...永瀬正敏カメラマン。街で偶然目にした“箱男”に心を奪われ、自らもダンボールをかぶり、“箱男”を目指すことに。ニセ医者...浅野忠信“箱男”の存在を乗っ取ろうとするニセ医者。軍医...佐藤浩市“箱男”を完全犯罪に利用しようと企む軍医。謎の女・葉子...白本彩奈わたしを誘惑する謎の女。箱男を付け狙うワッペン乞食…渋川清彦“わたし”の取り調べを行う刑事…中村優子上司の刑事…川瀬陽太箱男が都市を覗く本編映像と共に、第74回ベルリン国際映画祭での監督・キャスト陣の姿をとらえたダイジェスト映像が到着。映像は物語の導入部分ともいえるものとなっており、「蔑まれるのはお前たち。こっちは何でもお見通し。」というナレーションと共に、段ボールに開けられた小窓から都市を一方的に眺める箱男の姿が映し出される。映画『箱男』あらすじ“箱男”とは、人間が望む最終形態。すべてから完全に解き放たれた存在。ダンボールを頭からすっぽりと被り、のぞき窓から一方的に世界を覗いて徘徊する“箱男”に魅せられたカメラマンのわたしは、自らもダンボールをかぶり、のぞき窓を開け、遂にその一歩を踏み出す。しかし、本物の“箱男”になる道は険しく、数々の試練と危険が襲いかかる。わたしをつけ狙い“箱男”の存在を乗っ取ろうとするニセ医者や、“箱男”を完全犯罪に利用しようと企む軍医 、さらにわたしを誘惑する謎の女・葉子が現れ、わたしを惑わせる。果たしてわたしは、本物の“箱男”になれるのか......。【作品詳細】映画『箱男』公開時期:2024年監督:石井岳龍脚本:いながききよたか、石井岳龍原作:安部公房「箱男」(新潮社)出演:永瀬正敏、浅野忠信、白本彩奈、佐藤浩市、渋川清彦、中村優子、川瀬陽太配給:ハピネットファントム・スタジオ
2024年01月18日永瀬正敏、浅野忠信、佐藤浩市、白本彩奈出演映画『箱男』が「第74回ベルリン国際映画祭」のBerlinale Special(ベルリナーレ・スペシャル)部門に正式招待され、ワールドプレミアを迎えることが決定した。「箱男」、それは人間が望む最終形態、すべてから完全に解き放たれた存在。ダンボールを頭からすっぽりと被り、都市を徘徊し、覗き窓から一方的に世界を覗き、ひたすら妄想をノートに記述する。カメラマンである“わたし”(永瀬正敏)は、街で偶然目にした箱男に心を奪われ、自らもダンボールをかぶり、のぞき窓を開け、ついにその一歩を踏み出すことに。しかし、本物の「箱男」になる道は険しく、数々の試練と危険が襲いかかる。“わたし”をつけ狙い「箱男」の存在を乗っ取ろうとするニセ医者(浅野忠信)、すべてを操り「箱男」を完全犯罪に利用しようと企む軍医(佐藤浩市)“わたし”を誘惑する謎の女・葉子(白本彩奈)――。本作は、世界二十数か国に翻訳され、熱狂的な読者を世界中に持つ作家・安部公房の同名小説の映画化。1973年に発表した代表作のひとつとなっている本作は、「人間の自己の存在証明を放棄した先にあるものとは何か?」をテーマに、その幻惑的な手法と難解な内容のため、映像化は困難とされてきた。幾度かヨーロッパやハリウッドの監督が映画化を試みたが、安部公房サイドから許諾が下りず、企画が立ち上がっては消えるなどを繰り返していた中、安部さん本人から直接映画化を託されたのは、『狂い咲きサンダーロード』で衝撃的なデビューを飾った石井岳龍(当時は石井聰亙)。そして1997年に製作が決定し、ドイツ・ハンブルグで撮影を行うべくドイツの地に降り立ったが、不運にもクランクイン前日に撮影が突如頓挫、幻の企画となった。それから27年。安部公房生誕100年にあたる2024年、ついに『箱男』を実現させた。主演は、27年前と同じ永瀬正敏。同じく出演予定だった佐藤浩市も参加。永瀬さんは「27年前、ドイツ・ハンブルグでクランクイン直前に、志し半ばでほぼ切れかけた“思いの糸”が、こうして紡がれた事が何より嬉しいです。そして再びドイツの地、ベルリン国際映画祭に特別招待していただけた事、大変光栄ですし、ある意味奇跡です。石井岳龍監督の『箱男』に対しての壮大なるロマンと“思いの糸”の強さが、世界中の沢山の方々の心の中に共鳴する事を願うばかりです」と思いを明かす。佐藤さんは「時を経て新しく創られた『箱男』がドイツベルリンに呼ばれる。27年前とは多少形を変えた作品とはいえ,箱の中からの『箱男』の目線は当時も今も変わりません」とコメント。さらに、世界的に活躍する浅野忠信が集結。また、数百人のオーディションにより、白本彩奈が抜擢され加わる。浅野さんは「とてもやり甲斐のある役を徹底的に楽しんで演じられたのでドイツでどう観てもらえるのか今から楽しみです!」と話し、白本さんも「私自身がミックスであることで、子供の頃から、お芝居と作品を通して世界の架け橋となることが目標でした。そんな中、ベルリン国際映画祭にお招きいただいたことは大変喜ばしく、同時に高揚感に包まれています。全ては誰よりもエネルギーを帯びてそこにいて下さった監督とチームの結晶であり、改めてその一員となれたことを本当に誇りに思います」と語っている。『箱男』は2024年公開予定。(シネマカフェ編集部)■関連作品:箱男 2024年公開予定ⓒ2024 The Box Man Film Partners
2024年01月15日吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介が出演する映画『かぞく』の予告編とポスタービジュアルが完成した。本作は、多くの漫画家が影響を受けたという土田世紀の生き様を色濃く描いた未完の絶筆作「かぞく」の実写映画化。本作の映像初解禁となる今回の予告編では、4人が描き出すそれぞれの家族の姿が明らかに。吉沢さん演じるマコトは、父が失踪し、母と住み慣れた街を離れ、新しい街へと向かう。群青色に染まった空と海に挟まれ一人立つマコトは、覚悟を決めたような表情で何かを海へと捨てる。内縁の妻と密やかな生活を送るケンジ(永瀬さん)は、泣き叫ぶ妻を後ろからきつく抱きしめ、そのあと時効間近の指名手配犯のニュースが映る。2つの関係が紐解かれるとき、彼らを待つ未来もまた動き出す。小栗さん演じるタケオは妻を亡くし、2人の子どもを育てている。思いつめた表情で車を走らせ、子どもたちは海岸に立つ。阿部さん演じるユウイチは、久しぶりに帰った実家で自分の名前を呼ぶ女性に出会い、森に誘われていく。併せて公開されたポスターもまた、4人の男たちが魅せる一筋縄では読み取れない表情と、「未来へ――」という言葉が添えられ、物語の展開を期待させる。『かぞく』は11月3日(金・祝)よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:かぞく 2023年11月3日よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷にて公開©土田世紀/日本文芸社,ANIPLEX, Inc.
2023年10月23日鈴木亮平主演の日曜劇場「下剋上球児」が10月15日放送開始。SNSでは鈴木さん演じる南雲の“過去”に注目する声が寄せられている。鈴木さん約2年ぶりの日曜劇場主演作となる本作は、高校野球を通し現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描く、ドリームヒューマンエンターテインメントとなる。かつて野球をやっていたがケガで引退、大学も中退したが教師になる夢を捨てきれず、32歳で大学へ再入学し教師となった南雲脩司を演じて鈴木さんが主演。野球が大好きで横浜の強豪私立高校の教師をしていたが、三重の越山高校に赴任してきた山住香南子に黒木華。南雲が勤務する三重県立越山高校の教師で、定年退職後も監督をしている生瀬勝久。三重県一の強豪校として知られる星葉高校の野球部監督で、南雲の高校時代の恩師でもある賀門英助に松平健。名古屋の進学塾勤務から越山高校の校長となった丹羽慎吾に小泉孝太郎。シングルマザーとして一人息子の青空と生活していたとき南雲と出会い、再婚した南雲の妻に南雲美香に井川遥。孫の翔を溺愛するあまり、彼の野球を応援するため空き地に「犬塚ドリームグラウンド」を作る、地元の名家で先祖代々の大地主・犬塚樹生に小日向文世。毎日一人で練習をしている野球部の主将・日沖誠に菅生新樹。犬塚の孫で名門クラブチームのエースだった犬塚翔に中沢元紀。誠の弟で野球経験がある日沖壮磨に小林虎之介といったキャストも共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。2016年3月から物語はスタート。越山高校では南雲が次年度の野球部の顧問兼監督を打診されるが、肝心の野球部は日沖を除いてやる気のない幽霊部員ばかり。南雲も美香と二人の子どもとの家庭での時間を大事にしたいと思っていたため、顧問への就任を頑なに拒む。そんななか山住が家庭科担当の教師として越山高校へ赴任してくる。野球部を強くしたいとやる気満々の山住に巻き込まれる形で、南雲は野球部に協力することなる…というのが1話の展開。自らの野球に対する情熱を抑圧しながらも、日沖のバットを振る姿を見て思わずアドバイスをしてしまう。そして野球部初の練習試合では想いを抑えられなくなり、思わず声を張って部員たちに檄を飛ばす…そんな南雲に姿に「ジワジワとひかれて行く感じとか、鈴木亮平さんの演技、本当好きです」「自分に歯止めをかけてる南雲先生が、それでも部員たちの姿に心が動く瞬間、痺れた」などの反応が。一方で高校球児だったことを伏せて教師を続け、高校時代の監督だった賀門と出くわした際もうつむいて顔を隠すなど、自らの“過去”を隠し続ける南雲の姿には「絶対南雲先生とんでもない過去持ってますよね???」「過去を聞かれることに敏感に反応するってことは前科があるのかな」「過去に犯罪歴があって目立ちたくない的な感じ?」などといった声も上がっている。【第2話あらすじ】夏の大会までの3か月間限定で野球部監督に就任した南雲。翔(中沢元紀)や楡(生田俊平)ら新入生が早くも実力を発揮する一方、ゆるく野球を楽しみたいだけの他の部員たちは、本気の練習でやる気を失いかけていた。チームがまとまりに欠ける状態のなかで賀門率いる強豪・星葉高校との試合が決定してしまう。「下剋上球児」は毎週日曜日21時~TBS系にて放送中。(笠緒)
2023年10月16日土田世紀の漫画『かぞく』を実写映画化。映画『かぞく』として、2023年11月3日(金・祝)に公開される。主演は、吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介(登場順)。漫画家・土田世紀の“未完の絶筆”を実写映画化『かぞく』の原作者である漫画家の土田世紀は、17歳で漫画家デビューを果たし、代表作『未成年』『編集王』『雲出づるところ』をはじめとする漫画作品を世に送り出した。『同じ月を見ている』では、平成11年度文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞している。しかし、人気作家としてのキャリアを積み重ねていた中、土田世紀は2012年に突然この世を去ってしまう。漫画『かぞく』は、松本大洋をはじめ、多くの漫画家に影響をもたらした土田世紀の生き様を色濃く描く、未完の絶筆作品だ。4人の男を主人公に“現代家族”の姿を描く実写映画そんな『かぞく』を、実写映画化。監督は、澤田石和寛として映画『十三人の刺客』『るろうに剣心』シリーズやCMの衣装デザイン、キャラクターデザインを手掛けるかたわら、写真作家、映像作家としても活動し、本作が長編デビュー作となる澤寛(Kan Sawa)が務める。『かぞく』のなかで描かれた5つのエピソードをベースに、監督・澤寛自身の生い立ちや経験を織り交ぜつつ、現代家族を包括的に描く映画作品を作り上げた。映画版では、土田世紀が描いた『かぞく』の物語を、旧来続く家族構造の特徴である家父長制家族の諸問題から生まれた物語であったとして、“4人の男”の“4つの家族”を描写。それぞれの家族が複雑に絡み合い、喪失から再生へと向かう様を静かに描きながら「家族とは何か」を問いかける。旧来の家族構造から「核家族」を軸に、「婚姻関係」「親子関係」「血縁関係」「法や倫理に背いた関係」「父とは」「母とは」「子とは」といったテーマを各エピソードに振り分けて描いていく。主演は吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介(登場順)実写映画版『かぞく』では、吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介(※)といった4人の俳優を主演に迎える。(※)記載は登場順。主人公・マコト…吉沢亮父が失踪し、母と二人で住み慣れた街を離れて新しい街へと向かう。覚悟を決めたような表情で何かを海へと捨てるマコト。その選択が引き起こす未来とは?主人公・ケンジ…永瀬正敏内縁の妻・ハルカと密やかな生活を送る。劇中には、泣き叫ぶ妻・ハルカを後ろからきつく抱きしめるケンジと、その後に時効間近の指名手配犯のニュースが流れる場面も。主人公・タケオ…小栗旬妻を亡くし、男手一つで2人の子供を育てていた。主人公・ユウイチ…阿部進之介久しぶりに帰った実家で自分の名前を呼ぶ白いワンピースを着た女に出会い、森に誘われていく。独自の世界観を紡ぐ音楽と映像美音楽には舞台音楽家である棚川寛子を起用。SPAC 静岡県舞台芸術センター芸術総監督である宮城聰の協力のもと、SPACの音楽演奏と共に、映画の外から映画へ介入する「声や息の出演」という独自の表現により、映画へ音楽と息を吹き込む。サウンドデザインはアピチャッポン・ウィーラセタクンの『世紀の光』『ブンミおじさんの森』『メモリア』などに参加してきた清水宏一が担当し、独自の世界観を紡いでいく。また、撮影は山本英夫が担当し、秋田と千葉を中心としたロケーションから日本の風土を映し出す。風景の織りなす神秘的な映像美に注目だ。映画『かぞく』あらすじ父が失踪したマコトは、母と二人、住み慣れた街を離れて新しい街へと向かう。内縁の妻と密やかに生活を送るケンジ、その妻ハルカはある秘密を抱えていた。妻を亡くし、父1人で2人の子供を育てるタケオは、子供たちと海へドライブに出かけた。久しぶりに実家へ帰ってきたユウイチは、自分の名を呼ぶ女性に森の中へといざなわれていく。【詳細】映画『かぞく』公開日:2023年11月3日(金・祝)劇場:テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷出演:吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介、鶴田真由、渡辺真起子、福島リラ、秋吉久美子、込江大牙、粟野咲莉、田代輝、根岸季衣、野口雅弘、瀧内公美、片岡礼子、山口馬木也※主演キャスト4名の記載は登場順。原作:土田世紀『かぞく』(日本文芸社刊)脚本・監督:澤寛編集・衣裳デザイン:澤寛音楽:棚川寛子演奏:SPAC音楽制作特別協力:宮城聰サウンドデザイン:清水宏一撮影:山本英夫
2023年09月28日吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介が主演する映画『かぞく』の公開が決定した。父が失踪したマコトは、母と2人、住み慣れた街を離れて新しい街へと向かう。内縁の妻と密やかに生活を送るケンジ、その妻ハルカはある秘密を抱えていた。妻を亡くし、父1人で2人の子どもを育てるタケオは、子どもたちと海へドライブに出かけた。久しぶりに実家へ帰ってきたユウイチは、自分の名を呼ぶ女性に森の中へと誘われる――。本作は、「未成年」「編集王」「同じ月を見ている」の作者・土田世紀による同名漫画の映画化。この未完の作品から、5つのエピソードを基に、今作で映画監督デビューとなった澤寛(澤田石和寛)自身の生い立ちや経験を織り交ぜ、現代家族を包括的に描く。旧来の家族構造から核家族を基準に、「婚姻関係」「親子関係」「血縁関係」「法や倫理に背いた関係」「父とは」「母とは」「子とは」などのテーマを各エピソードに振り分け、土田さんが描いた物語が、現代家族の背負ってきた旧来の家族構造の特徴である家父長制家族の諸問題から生まれた物語であったとして、それぞれ家族の再生を試みながら、“家族とは何か”を問いかける。澤寛監督は、衣装デザイナー・キャラクターデザイナーとして『るろうに剣心』、TVCM「au三太郎」シリーズなどに参加。2018年より作家名を変え、写真・映像作品の発表を始める。現在は、映画製作の傍ら、東京藝術大学美術研究科修士課程に籍を置き、映画と写真を主とした研究制作を行っている。なお本作は、すでに国際映画祭への招待も決定しているという。▼澤寛監督コメントずっと現代における「家族とは何か」と考えてきた。私にとって家族とは他人も同然で、家族に何かを求める意思を持つことはなかった。家族という組織は親子、夫婦それぞれが、その時代を生き抜くために互いの“扱い”を変えながら、愛も遺恨も引き連れて出産と育成という本能をもとに、社会環境の変化に合わせてその時代に必要な関係を維持しながら、役割を変えてきたのだ。家族とは親が子供を育てるという関係以上のものではないように感じていた撮影当時の私は、劇内に登場する家族関係を崩壊させようと思っていた。離れていく家族から、「家族」を感じることができると思っていたのだ。2019年に撮影をしたのち、一年後の7月に残りを撮影した。全ての撮影を終え、2020年の9月から自宅アトリエで編集作業に入り、シナリオと撮影済み素材を見ながら、この映画の結末を改めて考えていた。親は子供に何ができるのだろうか。子供は親に何ができるのだろうか。家族とは何か。本格的なポストプロダクションに入る前、私は20年ぶりに実家を訪れ独り身の母と会話をし、これまで感じてきた、家族を好きと思えなかった理由を述べた。そして、私の父親、彼女の元夫が数年前に亡くなっていたことを伝えた。元夫の人生の結末を聞いた母の口から、私の幼少期に起きた家族の事情を伝えられた。それは子供からの目線であったからなのかもしれない。しかし、その時の私は、家族というものは、生きていようが死んでいようが関係がなく、自身が自身であるために必要な存在なのだと理解した。この映画の呼吸を聴く。私の目に見える世界は少しずつ変わっていく。私は、この不思議な関係を描くことで、家族の未来を描き出したのだ。『かぞく』は11月3日(金・祝)よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:かぞく 2023年11月3日よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷にて公開©土田世紀/日本文芸社,ANIPLEX, Inc.
2023年09月25日吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介の4人が主演を務める映画『かぞく』が、11月3日(金・祝) に公開されることが決定した。『かぞく』は『未成年』『編集王』『雲出づるところ』『同じ月を見ている』などの作品を残し、2012年に亡くなった漫画家・土田世紀の生きざまを色濃く描いた未完の絶筆作品を原作とした実写映画。父が失踪したマコトは、母と2人で住み慣れた街を離れて新しい街へと向かう。内縁の妻と密やかに生活を送るケンジ、その妻ハルカはある秘密を抱えていた。妻を亡くし、父1人で2人の子供を育てるタケオは、子供たちと海へドライブに出かけた。久しぶりに実家へ帰ってきたユウイチは、自分の名を呼ぶ女性に森の中へといざなわれていく――。4人の男の4つの家族が複雑に絡み合い、喪失から再生へと向かう様を静かに描く叙情詩となっている。脚本・監督を務めるのは、映画『十三人の刺客』『るろうに剣心』シリーズ、人気TVCM『au 三太郎』シリーズの衣裳デザイン、キャラクターデザインを務めてきた澤田石和寛。写真作家、映像作家として活動する澤寛(Kan Sawa)として、映画監督デビューを果たす。■澤寛監督 コメントずっと現代における“家族とは何か”と考えてきた。私にとって家族とは他人も同然で、家族に何かを求める意思を持つことはなかった。家族という組織は親子、夫婦それぞれが、その時代を生き抜くために互いの“扱い”を変えながら、愛も遺恨も引き連れて出産と育成という本能をもとに、社会環境の変化に合わせてその時代に必要な関係を維持しながら、役割を変えてきたのだ。家族とは親が子供を育てるという関係以上のものではないように感じていた撮影当時の私は、劇内に登場する家族関係を崩壊させようと思っていた。離れていく家族から、“家族”を感じることができると思っていたのだ。2019年に撮影をしたのち、一年後の7月に残りを撮影した。全ての撮影を終え、2020年の9月から自宅アトリエで編集作業に入り、シナリオと撮影済み素材を見ながら、この映画の結末を改めて考えていた。親は子どもに何ができるのだろうか。子どもは親に何ができるのだろうか。家族とは何か。本格的なポストプロダクションに入る前、私は20年ぶりに実家を訪れ独り身の母と会話をし、これまで感じてきた、家族を好きと思えなかった理由を述べた。そして、私の父親、彼女の元夫が数年前に亡くなっていたことを伝えた。元夫の人生の結末を聞いた母の口から、私の幼少期に起きた家族の事情を伝えられた。それは子供からの目線であったからなのかもしれない。しかし、その時の私は、家族というものは、生きていようが死んでいようが関係がなく、自身が自身であるために必要な存在なのだと理解した。この映画の呼吸を聴く。私の目に見える世界は少しずつ変わっていく。私は、この不思議な関係を描くことで、家族の未来を描き出したのだ。<作品情報>映画『かぞく』11月3日(金・祝) 公開(C)土田世紀/日本文芸社,ANIPLEX, Inc.
2023年09月25日俳優の吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介が主演を務める、映画『かぞく』(11月3日公開)が公開されることが25日、明らかになった。同作は澤寛監督のデビュー作。人気作家としてのキャリアを積み重ねていた2012年、突然この世を去った伝説の漫画家・土田世紀氏の生き様を描く未完の絶筆作品『かぞく』の実写映画化作となる。脚本・監督を務めるのは、映画『十三人の刺客』『るろうに剣心』シリーズ、人気TVCM『au 三太郎』シリーズの衣裳デザイン、キャラクターデザインを務めてきた澤田石和寛。写真作家、映像作家として活動する澤寛(Kan Sawa)として、吉沢・小栗らをキャストにむかえ、満を持しての映画監督デビューを果たす。監督デビュー作にも関わらず、豪華俳優陣が出演、すでに国際映画祭への招待も決定している。父が失踪したマコトは、母と2人、住み慣れた街を離れて新しい街へと向かう。内縁の妻と密やかに生活を送るケンジ、その妻ハルカはある秘密を抱えていた。妻を亡くし、父1人で2人の子供を育てるタケオは、子供たちと海へドライブに出かけた。久しぶりに実家へ帰ってきたユウイチは、自分の名を呼ぶ女性に森の中へといざなわれていく。4人の男の4つの家族が複雑に絡み合い、喪失から再生へと向かう様を静かに描く。原作のなかで描かれた5つのエピソードを原作として、澤寛自身の生い立ちや経験を織り交ぜ、現代家族を包括的に描く映画へと昇華させた。旧来の家族構造から「核家族」を基準に、「婚姻関係」「親子関係」「血縁関係」「法や倫理に背いた関係」「父とは」「母とは」「子とは」などのテーマを各エピソードに振り分け、土田氏が描いた物語が現代家族の背負ってきた旧来の家族構造の特徴である家父長制家族の諸問題から生まれた物語であったとして、それぞれ家族の再生を試みながら「家族とは何か」を問いかける。音楽には舞台音楽家である棚川寛子(『アンティゴネ』『マハーバーラタ』など)を起用。SPAC 静岡県舞台芸術センター芸術総監督である宮城聰氏協力のもと、ムーバーとスピーカーに分ける演劇様式を極めたSPACの俳優たちによる音楽演奏と共に、映画の外から映画へ介入する「声や息の出演」という独自の表現を確立し、映画へ音楽と息を吹き込む。サウンドデザインはアピチャッポン・ウィーラセタクン監督作品『世紀の光』『ブンミおじさんの森』『メモリア』などに参加してきた清水宏一が担当。棚川の音楽、SPACの演奏とともに、映画独自の世界観を築いている。撮影は山本英夫が担当し、山本が撮影したフィルム映像を、澤寛自身でカラグレーディングの指揮をとり、色彩を確立。秋田と千葉を中心としたロケーションから日本の風土を写すことで、日本的霊性を映像に呼び込んだ。○監督 澤寛コメントずっと現代における「家族とは何か」と考えてきた。私にとって家族とは他人も同然で、家族に何かを求める意思を持つことはなかった。家族という組織は親子、夫婦それぞれが、その時代を生き抜くために互いの“扱い”を変えながら、愛も遺恨も引き連れて出産と育成という本能をもとに、社会環境の変化に合わせてその時代に必要な関係を維持しながら、役割を変えてきたのだ。家族とは親が子供を育てるという関係以上のものではないように感じていた撮影当時の私は、劇内に登場する家族関係を崩壊させようと思っていた。離れていく家族から、「家族」を感じることができると思っていたのだ。2019年に撮影をしたのち、一年後の7月に残りを撮影した。全ての撮影を終え、2020年の9月から自宅アトリエで編集作業に入り、シナリオと撮影済み素材を見ながら、この映画の結末を改めて考えていた。親は子供に何ができるのだろうか。子供は親に何ができるのだろうか。家族とは何か。本格的なポストプロダクションに入る前、私は20年ぶりに実家を訪れ独り身の母と会話をし、これまで感じてきた、家族を好きと思えなかった理由を述べた。そして、私の父親、彼女の元夫が数年前に亡くなっていたことを伝えた。元夫の人生の結末を聞いた母の口から、私の幼少期に起きた家族の事情を伝えられた。それは子供からの目線であったからなのかもしれない。しかし、その時の私は、家族というものは、生きていようが死んでいようが関係がなく、自身が自身であるために必要な存在なのだと理解した。この映画の呼吸を聴く。私の目に見える世界は少しずつ変わっていく。私は、この不思議な関係を描くことで、家族の未来を描き出したのだ。(C)土田世紀/日本文芸社,ANIPLEX, Inc.
2023年09月25日『リベリアの白い血』『アイヌモシリ』の福永壮志監督の最新作『山女』が、6月に公開することが決定。主演の山田杏奈、出演の森山未來、永瀬正敏、福永壮志監督のコメントが到着した。大飢饉に襲われた18世紀後半の東北の村で、先代の罪を負った家の娘・凛は、人々から蔑まされながらも逞しく生きている。ある日、飢えに耐えかねた父の伊兵衛が盗みを働く。父の罪を被った凛は自ら村を去り、禁じられた山奥へと足を踏み入れる。そこで、伝説の存在として恐れられる“山男”と出会う…。第35回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され話題を呼んだ本作は、冷害に喘ぐ18世紀末の東北の村を舞台に、過酷な運命に翻弄されながらも、逞しく生きる女性を描く、柳田國男の名著「遠野物語」から着想を得たオリジナルストーリー。監督・脚本は、『リベリアの白い血』『アイヌモシリ』で民族やルーツにフォーカスを当ててきた福永壮志。そして、共同脚本には、放送中のNHK連続ドラマ「らんまん」の長田育恵が名を連ねる。凛の生き様を通して、人間の脆さと自然への畏敬の念、そして現代にも通じる貧困や差別など社会問題を映し出す本作で主人公の凛を演じる山田さんは、『樹海村』『ひらいて』『彼女が好きなものは』など出演作が相次ぎ、いま最もスクリーンに愛される俳優。過酷な運命に翻弄されながらも、逞しくひたむきに生きる姿を等身大で体現する。そして、伝説の存在として村人たちから恐れられる“山男”を森山さん、生活に苦悩する凛の父親・伊兵衛を永瀬さんが演じ、そのほか二ノ宮隆太郎、三浦透子、山中崇、川瀬陽太、赤堀雅秋、白川和子、品川徹、でんでんら日本の映画界を支える実力派俳優たちが集結した。劇場公開決定に向け、主演の山田さんは、本作の撮影について「ひとり分の人生を生ききったような疲労感と達成感のある撮影期間でした」とふり返り、「森の中のしんとした空気に匂い立つ青臭さ、静かながら力強い映像から伝わることを願ってます」とコメント。森山さんは「山の神秘に助力を請いながら、大いに楽しませていただいた」とふり返り、永瀬さんは「山田杏奈さんの佇まいと瞳が僕にとっての道標であった気がします」と述懐。福永監督は劇場公開への喜びを語り、「自分の居場所を求めて、逆境の中を進み続ける凛の姿を通して、観た人の心に何かを残せることを願います」と綴っている。<キャスト・監督コメント>■凛役:山田杏奈(やまだ・あんな)ひとり分の人生を生ききったような疲労感と達成感のある撮影期間でした。彼女を取り巻く環境、人びと、それぞれの生きる強さに打たれながら演じていました。森の中のしんとした空気に匂い立つ青臭さ、静かながら力強い映像から伝わることを願ってます。これからより多くの方に見ていただけると思うととても楽しみです!■山男役:森山未來(もりやま・みらい)これまでにも人非ざる存在を舞台、映像などで演じてきたが、今回も成り立ちの諸説ある大それた役柄を映像に落とし込むべく、福永さんとディスカッションを重ね、山の神秘に助力を請いながら、大いに楽しませていただいた。遠野物語を原典としている「山女」。映画館に訪れる方々は、この物語をあくまで遠い昔の民話だとして鑑賞されるのだろうか。■伊兵衛役:永瀬正敏(ながせ・まさとし)今でも山形での撮影の日々を思い出すと熱いものが込み上げてきます。現場スタッフの皆さんの卓越した技と思い山田杏奈さんの佇まいと瞳が僕にとっての道標であった気がします。■監督:福永壮志(ふくなが・たけし)「山女」を劇場公開できることをとても嬉しく思います。この映画で何より描きたかったのは逞しく生きる人間の姿です。主人公の凛をはじめ、登場人物それぞれが葛藤を抱えながらも必死に生きています。自分の居場所を求めて、逆境の中を進み続ける凛の姿を通して、観た人の心に何かを残せることを願います。『山女』は6月30日(金)よりユーロスペース、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:山女 2023年6月30日よりユーロスペース、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開©YAMAONNA FILM COMMITTEE
2023年04月12日映画『山女』の公開日が6月30日(金) に決定。併せて主演の山田杏奈、出演の森山未來、永瀬正敏らのコメントが到着した。第35回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され話題を呼んだ『山女』は、柳田國男の名著『遠野物語』から着想を得たオリジナルストーリー。主人公・凛の生き様を通して、人間の脆さと自然への畏敬の念、そして現代にも通じる貧困や差別など社会問題を映し出す。過酷な運命に翻弄されながらも、逞しくひたむきに生きる凛を演じるのは山田。また伝説の存在として村人たちから恐れられる“山男”を森山、生活に苦悩する凛の父親・伊兵衛を永瀬が演じ、そのほか二ノ宮隆太郎、三浦透子、山中崇、川瀬陽太、赤堀雅秋、白川和子、品川徹、でんでんらがキャストとして集結した。山田は本作の撮影について「ひとり分の人生を生ききったような疲労感と達成感のある撮影期間でした」と振り返り、「森の中のしんとした空気に匂い立つ青臭さ、静かながら力強い映像から伝わることを願ってます」とコメント。森山は「山の神秘に助力を請いながら、大いに楽しませていただいた」と振り返り、永瀬は「山田杏奈さんの佇まいと瞳が僕にとっての道標であった気がします」と述懐。福永壮志監督は劇場公開への喜びを語り、「自分の居場所を求めて、逆境の中を進み続ける凛の姿を通して、観た人の心に何かを残せることを願います」と綴っている。■凛役:山田杏奈 コメント全文ひとり分の人生を生ききったような疲労感と達成感のある撮影期間でした。彼女を取り巻く環境、人びと、それぞれの生きる強さに打たれながら演じていました。森の中のしんとした空気に匂い立つ青臭さ、静かながら力強い映像から伝わることを願ってます。これからより多くの方に見ていただけると思うととても楽しみです!■山男役:森山未來 コメント全文これまでにも人非ざる存在を舞台、映像などで演じてきたが、今回も成り立ちの諸説ある大それた役柄を映像に落とし込むべく、福永さんとディスカッションを重ね、山の神秘に助力を請いながら、大いに楽しませていただいた。遠野物語を原典としている『山女』。映画館に訪れる方々は、この物語をあくまで遠い昔の民話だとして鑑賞されるのだろうか。■伊兵衛役:永瀬正敏 コメント全文今でも山形での撮影の日々を思い出すと熱いものが込み上げてきます。現場スタッフの皆さんの卓越した技と思い山田杏奈さんの佇まいと瞳が僕にとっての道標であった気がします。■監督:福永壮志 コメント全文『山女』を劇場公開できることをとても嬉しく思います。この映画で何より描きたかったのは逞しく生きる人間の姿です。主人公の凛をはじめ、登場人物それぞれが葛藤を抱えながらも必死に生きています。自分の居場所を求めて、逆境の中を進み続ける凛の姿を通して、観た人の心に何かを残せることを願います。<作品情報>映画『山女』6月30日(金) 公開映画『山女』ティザービジュアル監督:福永壮志脚本:福永壮志長田育恵【出演】山田杏奈森山未來二ノ宮隆太郎三浦透子山中崇川瀬陽太赤堀雅秋白川和子品川徹でんでん永瀬正敏(C)YAMAONNA FILM COMMITTEE
2023年04月12日2023年4月3日から、教育番組『いないいないばあっ!』(NHK)がリニューアルされることが分かりました。幼児向け番組として、多くの子供たちに親しまれてきた同番組。サンケイスポーツによると、リニューアルに伴い、長年登場してきたキャラクターのうーたんが卒業することが判明したのです。『いないいないばあっ!』うーたんが卒業へ…「いやだ~!」「ショックすぎる」の声鈴木福が芸能界入りのきっかけ明かす俳優の鈴木福さんが、2023年3月8日にTwitterを更新。うーたん卒業発表に伴い、『いないいないばあっ!』の思い出を振り返りました。2011年に放送されたドラマ『マルモのおきて』(フジテレビ系)に出演し、注目を浴びた鈴木さん。この作品のオーディションを受けて芸能界入りしたのかと思いきや、きっかけは『いないいないばあっ!』だといいます。幼い頃、鈴木さんはテレビで流れていた『いないいないばあっ!』を見て、とても楽しそうに踊っていたのだとか。その様子を見ていた両親が事務所のオーディションに応募したことで、芸能界入りすることになりました。うーたん卒業…20年間、おつかれさま!僕のデビューは「いないいないばぁ」なんです。テレビで「いないいないばぁ」を観て、楽しそうに踊っている僕を見た両親が、事務所のオーディションを受けさせてくれたのが、芸能界入りのきっかけでした。これからもずっと愛される番組でありますように! pic.twitter.com/qMDu4jGWXE — 鈴木福 (@Suzuki_Fuku_TE) March 8, 2023 芸能界入りした鈴木さんは、2006年7月に放送された同番組に出演。きっと、好きな番組に出演できたことに、当時はとても嬉しかったことでしょう。それだけに、うーたんに愛着があった鈴木さんは、今回の卒業発表に感慨深い想いがあるようです。ファンからは、「『マルモのおきて』でデビューかと思っていたのでビックリしました!」「出ていたのですね!知らなかった…」といったコメントが上がっています。鈴木さんが、いかに子役の頃から長く活躍してきたかが伝わってきますね![文・構成/grape編集部]
2023年03月09日俳優の長澤まさみと永瀬正敏が、映画『百花』(9月9日公開)に出演することが19日、明らかになった。同作は川村元気による小説『百花』の実写化作で、川村自身が監督・脚本を手掛ける。レコード会社に勤務する葛西泉(菅田将暉)とピアノ教室を営む泉の母・百合子(原田美枝子)は、過去のある「事件」をきっかけに、わだかまりを感じながら時を過ごしていた。そんな中、不可解な言動をするようになる百合子が認知症だと診断される。その日から、泉は記憶を失っていく母と向き合うことになる。今回、泉(菅田)と同じレコード会社で働き初めての出産を控える泉の妻・葛西香織を長澤まさみ、百合子(原田)の「秘密」を知り、「事件」と深い関わりを持つ男・浅葉洋平を永瀬正敏が演じることが決定した。同作にはほか、北村有起哉、岡山天音、河合優実、長塚圭史、板谷由夏、神野三鈴が出演する。特報映像は「こんなにきれいなのに、いつか忘れちゃうのかしら」とつぶやく百合子の姿から始まり、ピアノで「プレリュード」が奏でられる中、美しく儚い花火が泉と百合子の背中越しに映し出される。親子の現在と過去の記憶が交じり合う映像の最後には「母が記憶を失うたびに、僕は愛を取り戻していく」と泉の切ない気持ちが零れる。○長澤まさみ コメント川村監督は芯の根というものがすごくピュアな人だな、と思っています。今まで色々な作品をご一緒させていただいてきた中でも、心が温かくて、よく俳優のことをみてくだっている方だと感じていますし、プロデューサーという立場で培ってきた川村監督の冷静さに、凄く信頼しています。今回は、監督が撮りたいものが撮れればいいね、という話を菅田さんともするくらい、温かい気持ちにさせてくれる監督でした。共演させていただいた菅田さんは、軟体動物みたいに何にでもなれちゃう凄い人だな、と改めて思いました。人の、隙間に入り込んでくる感じや、その観察力、かといって威圧感を与える人ではないですし。この人なら信頼が置けると思いました。本作は、記憶なのか、現実なのか、幻想なのかわからない描写が沢山あるので、そういうところが、どんな映像になってくるのかが楽しみです。きっと映画館で観るべき映画になるんだろうなと思っています。○永瀬正敏 コメント撮影を通して、川村監督は、自分の撮っている画の中にいらっしゃる人達や物達に、凄く愛情をもっていらっしゃるのを感じましたし、その分、画の作りには厳しい”ぶれない監督“でした。1シーン1カットで作っていくというのは、かなりの勇気がある決断だと思うので、現場では、監督やスタッフの皆さん・共演者の皆さんと、一緒にその決断をしっかり受け止めつつ、楽しみたいなと思いながら撮影していました。また、共演させていただきました、原田美枝子さんは、デビューする前から、尊敬する俳優さんで、今まではここまで深くがっつり心を通わせる役で、ご一緒したことがなかったので、とっても嬉しかったです。この作品は、原作も監督が書かれていて、「今の時代にどうしてもこの作品をとりたい」という思いが、深く深く染みこんでいる作品だと思います。様々な世代の、色んな立場の人が、本作のキャラクターを追って、楽しんで観ていただける作品になっていると思います。○川村元気監督 コメント何本もの映画をともに作ってきて最も信頼している俳優のひとりの長澤まさみさん、そして子供の頃からスクリーンで見てきた憧れの俳優である永瀬正敏さんに、わたくしの初監督作品に是非お力をお借りしたいと、出演をお願いしました。長澤まさみさん演じる香織は、泉と百合子の間で、その複雑な母子関係を見つめる役です。目の前で記憶を失っていく義母、失われていく義母にどう接したらいいかわからない夫、そしてみずからはお腹のなかの子どもがまもなく生まれようとしている。この奇妙な親子が気付けていないこと、失われていくものと新たに生まれくるものを、香織を通して描けたらと思いました。香織は、このシリアスな親子の前でもユーモアと愛情をもって生きている人物です。決して近寄りすぎませんが、とはいえしっかり寄り添っている。その人間的な距離感が、長澤まさみの持っている魅力だと思いました。その人間性、そして愛情のようなものを香織という役に与えてもらえたらと思ったのです。永瀬正敏さん演じる浅葉は、母子のとある事件に絡み、百合子の秘密を知る、とても重要な役です。子供の頃、通い詰めていた横浜黄金町の映画館で観た永瀬さんの『私立探偵 濱マイク』シリーズに夢中になりました。情熱的でありつつも、どこかに消えてしまいそうな危うさを、いまだに永瀬さんのお芝居を見ていると感じます。小説『百花』を書いている時から、どこか頭の片隅に永瀬さんの姿がありました。わたくしにとって日本映画の原体験でもある永瀬正敏さんに、お力をお借りできたらと思いました。果たしてお二人とも、素晴らしい演技で、複雑な母子の輪郭を見事に浮かび上がらせてくれました。お二人のおかげで映画が何倍も力強くなったと確信しています。(C)2022「百花」製作委員会
2022年04月19日菅田将暉と原田美枝子が親子を演じる、愛と記憶の物語『百花』。この度、本作に長澤まさみと永瀬正敏が出演していることが明らかになり、特報映像も公開された。長澤さんが演じるのは、泉(菅田さん)と同じレコード会社で働き、初めての出産を控える泉の妻・香織。「菅田さんは、軟体動物みたいに何にでもなれちゃう凄い人だな、と改めて思いました。人の、隙間に入り込んでくる感じや、その観察力、かといって威圧感を与える人ではないですし。この人なら信頼が置けると思いました」と夫役の菅田さんの印象を明かし、「本作は、記憶なのか、現実なのか、幻想なのかわからない描写が沢山あるので、そういうところが、どんな映像になってくるのかが楽しみです。きっと映画館で観るべき映画になるんだろうなと思っています」とコメント。永瀬さんが演じるのは、百合子(原田さん)の秘密を知り、事件と深い関わりを持つ浅葉洋平。「原田美枝子さんは、デビューする前から、尊敬する俳優さんで、今まではここまで深くがっつり心を通わせる役で、ご一緒したことがなかったので、とっても嬉しかったです」と共演を喜び、「この作品は、原作も監督が書かれていて、『今の時代にどうしてもこの作品をとりたい』という思いが、深く深く染みこんでいる作品だと思います。様々な世代の、色んな立場の人が、本作のキャラクターを追って、楽しんで観ていただける作品になっていると思います」と本作について説明した。さらに合わせて、ピアノで繊細な「プレリュード」と圧倒的映像美が織りなす特報映像も公開。親子の現在と過去の記憶が交じり合う中に、ポン・ジュノ監督や山田洋次監督が本作へ思いを寄せたコメントも挿入。ラストは、「母が記憶を失うたびに、僕は愛を取り戻していく」という泉の切ない気持ちが溢れ、感涙を予感させる仕上がりとなっている。ほかにも本作には、北村有起哉、岡山天音、河合優実、長塚圭史、板谷由夏、神野三鈴が出演していることも明らかになった。『百花』は9月9日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:百花 2022年9月9日より全国にて公開©2022「百花」製作委員会
2022年04月19日藤原竜也&松山ケンイチW主演の新感覚サスペンス映画『ノイズ』が現在公開中。この度、永瀬正敏が先日行われた初日舞台挨拶の裏側を撮影した写真が到着した。1月28日の初日舞台挨拶では、刑事役の永瀬さんが撮影中に共演者や現場を撮った写真を投影し、トークを繰り広げた。実は、この舞台挨拶の裏側でも、永瀬さんは共演者を撮影。今回到着したのが、そのときの写真だ。本作は、主人公が元受刑者のサイコキラーを殺してしまうところから展開するサスペンス映画。緊張感溢れる本編とは打って変わって、登壇前に談笑する姿、キャストたちの素の表情や和やかな雰囲気が感じられる。また、2回目の舞台挨拶では、舞台上で永瀬さんが“共犯者”となる来場者と共に写る、キャスト&監督の写真を撮影するという一幕もあった。『ノイズ』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ノイズ(2022) 2022年1月28日より全国にて公開©筒井哲也/集英社©2022映画「ノイズ」製作委員会
2022年02月03日映画『ノイズ』(1月28日公開)の公開初日舞台挨拶が28日に都内で行われ、藤原竜也、松山ケンイチ、神木隆之介、黒木華、永瀬正敏、廣木隆一監督が登場した。同作は筒井哲也によるサスペンスコミックの実写化作。絶海にぽつりと浮かぶ孤島“猪狩島”の青年・泉圭太(藤原)と幼馴染の猟師・田辺純(松山)は、新米警察官の守屋真一郎(神木隆之介)とともに誤って小御坂睦雄(渡辺大知)という男を殺してしまう。島の未来、そして家族の未来を守るため、3人はこの殺人を隠すことを決意。しかし、実は元受刑者のサイコキラーだった小御坂の足取りを追って県警が島に押し寄せることに。第2、第3の死体が増える中、すべてを隠し通せるのか。凶悪犯が持ち込んだ一滴の悪意(ノイズ)が染みのように徐々に広がっていき、平和な島を飲み込んでいく。この日は永瀬が撮影した映画中の写真も公開。永瀬は「緊急事態宣言が出た時に引きこもってたんですが、自分の身の丈に合ったもので伝えられたらと思って、毎日インスタとかに笑顔の写真を載せてたんですね。その趣旨に賛同してくれて撮らせていただけたということもあって、特別な写真」と説明する。笑顔の写真に藤原は「ガチでいかないと怒られるかなと思って、めちゃくちゃ笑うようにさせていただきました」と周囲を笑わせ、永瀬は「すごい素敵な笑顔をいただいてうれしかったです」と感謝した。松山の笑顔の写真も映し出され、松山は「ずっと真剣になってたからなかなか笑えるところは作れなかったですし、この現場でこういう顔ができたのは永瀬さんのおかげなのかな」と振り返り、「竜也さんもだと思うんですけど、僕たちは永瀬さんを見て育ってきたので、永瀬さんの前で自然に笑えないんですよ。竜也さんの表情もそうですけど、今まで見たことない表情してるなと感じました」と語る。神木は「映画の中では一切笑わないので、この時に久しぶりに笑ったというか。撮影現場は楽しくて笑ってるんですけど、衣装を着てる状態で永瀬さんに『笑って』と言っていただけたので、一瞬だけでも(作中の)共犯というプレッシャーが解けた瞬間でもある写真」と分析した。
2022年01月28日永瀬正敏と台湾の新人俳優・陸夏(ルシア)の共演で、芥川賞作家・小川洋子の原作を映画化した『ホテルアイリス』。この度、本予告映像とともに、小川氏や永瀬さん、陸夏さん、奥原浩志監督らのコメントが到着した。今回解禁となった本予告編は、映像作家・遠山慎二氏のディレクションによるもの。ショッキングなシーンから幕を開け、主人公マリが菜 葉 菜演じる支配的な母親の干渉や、ホテルアイリスの従業員からの密告、自身の死んだ父親の幻像などに翻弄されながらも、永瀬さん扮するロシア文学の翻訳家に出会い、惹かれていく様子が描かれる。その後、売春婦の死、警察からの尋問など、マリと翻訳家の愛の行手を阻む疑惑が次々と浮かび上がる。それでも「私たちに構わないで。私は彼を愛してる」ときっぱりと言い放つマリ。果たして2人の愛の行方は…。肉体的だけでなく、精神的にも2人を繋ぐ拘束具など、原作ファンを唸らせるカットが入り、想像をかき立てられる本映像。また、翻訳家の住む孤島へ向かう渡し舟は、あの世とこの世を繋ぐ役割を持ち、奥原監督のオリジナルの脚色により撮られた幻想的なシーンとなった。また、全編流れるチェロの旋律は、スワペック・コバレフスキによるもの。台湾語と日本語が行き交う展開がより一層、何処の国ともいえない幽玄さを思わせ、観る者を眩惑の世界へと導いていく。原作者・小川洋子&国際的なキャスト・スタッフからメッセージ到着小川洋子/原作・作家すべては生と死の間を漂う波にさらわれ、引き返せない彼方へと消え去ってゆく。そのはかなさが、残酷なほど深く胸に刻まれる。永瀬正敏/主演・翻訳家役様々な想いが芽生えた撮影でした。またご一緒出来た、台湾の優れた映画人とのコラボレーションは、あらためて様々な“情”を感じる素晴らしいものでした。小川洋子さんの深い原作の下、台湾・日本の共演者、スタッフの皆さんと過ごした金門島での日々は、今思えば原作に漂う夢の様な、現実の様な、幻想の様な、得難い日々だったと思います。ご覧いただいた皆さんに、作品に込められた沢山の“情”が、どうか届きますように。陸夏(ルシア)/主演・マリ役日本の皆さん、こんにちは。私は陸夏(ルシア)です。私がヒロインを演じた『ホテルアイリス』が、まもなく全国の劇場で公開されます。ぜひ劇場にお越しいただき、スクリーンでご覧ください。待ってます!菜 葉 菜/マリの母親役異国の孤島での撮影はとても刺激的だった。台湾の名優との触れ合いも、海外スタッフと初めて組む現場にも心が躍り、毎日がサプライズの連続だった。無国籍な世界観で繰り広げられる崇高なラブファンタジー。ハロウィン仮装のような菜 葉 菜もほんの少し楽しんでください。寛 一 郎/甥役この映画は3年前に台湾の金門島と言う素晴らしい、日本とはまた違った空気感が漂うロケーションで撮影しました。小川洋子さん原作の『ホテルアイリス』は、登場する一つ一つが良く表現されており一瞬で小説の中に入り込める力を持っていました。そして奥原浩志監督、台湾スタッフと素晴らしい時間を共有しながらこの映画に挑んだことを覚えています。主演のルシアさんは日本語のセリフも多く苦しい中、いつもスタッフさんや僕達を笑顔にしてくれました。彼女が萌芽していく瞬間がこの映画を通して観れると思います。リー・カンション(李康生)/売店の男役皆さん、こんにちは。リー・カンションです。『ホテルアイリス』の日本公開をとても嬉しく思っています。この映画は台湾の金門島で撮影しました。参加できてとても光栄でした。この映画の中で私はあの世からの使者を演じました。あの世とこの世を往き来する船頭の役です。コロナの影響で日本に行けず、プロモーションにご協力することが出来ません。この映画の成功を祈っています。どうか映画館に足をお運びください。映画館では感染予防をお忘れなく。このコロナ禍が早く収束しますように。ありがとうございます。奥原浩志/監督・脚本2018年12月に撮影をしました。今思えば夢の中にいるような日々でした。それからいろいろありました。ようやく完成し、皆様に観ていただけることを心から嬉しく思うと同時に、誇りにも思います。ここまで私を支えていただいたすべての方々に感謝します。この作品が皆様の心に残るものであることを願ってやみません。金勝浩一/美術『ホテルアイリス』公開おめでとうございます。撮影は台湾の金門縣で撮影しました。土地の空気感が映画に奥行きを与えていただきました。スワペック・コバレフスキ/音楽今回の公開はおめでとうございます。様々なことを考えさせられる深いテーマで、素晴らしい作品だと思います。たくさんのお客さんにご覧いただけたら良いですね。『ホテルアイリス』は2月18日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホテルアイリス 2022年2月18日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほかにて公開(C)長谷工作室
2022年01月20日映画『ノイズ』(2022年1月28日公開)のジャパンプレミアが11日に都内で行われ、藤原竜也、松山ケンイチ、神木隆之介、黒木華、伊藤歩、永瀬正敏、廣木隆一監督が登場した。司会は日本テレビの辻岡義堂アナウンサーが務めた。同作は筒井哲也によるサスペンスコミックの実写化作。絶海にぽつりと浮かぶ孤島“猪狩島”の青年・泉圭太(藤原)と幼馴染の猟師・田辺純(松山)は、新米警察官の守屋真一郎(神木隆之介)とともに誤って小御坂睦雄(渡辺大知)という男を殺してしまう。島の未来、そして家族の未来を守るため、3人はこの殺人を隠すことを決意。しかし、実は元受刑者のサイコキラーだった小御坂の足取りを追って県警が島に押し寄せることに。第2、第3の死体が増える中、すべてを隠し通せるのか。凶悪犯が持ち込んだ一滴の悪意(ノイズ)が染みのように徐々に広がっていき、平和な島を飲み込んでいく。ワンカットでの撮影が大変だったと振り返るキャスト陣。特に藤原と松山のシーンについて、永瀬は「僕らはテントみたいなところで控えて『ワンカットかあ』と思いながらコーヒーを飲んでたら、松山君と藤原君が自主トレを始めて、『すげえな』と思って緊張が走りました」と明かす。「それ、写真撮ってもらいましたね」と思い返す藤原に、永瀬は「そういうのがいっぱいこの映画の中に散りばめられているので、見てるお客さんにも緊迫感みたいなものは、たぶん伝わっているんじゃないですか」と語る。さらに刑事役として追い詰めることになった藤原、松山、神木について「3人の目の表情がどんどん変わっていくんです。僕は1人ずつ対峙するシーンがあったんですけど、どんどん目が変わってくるっていうのもヤバかったですね」と見どころを表した。また、藤原と夫婦役となった黒木は「私と竜也さんの娘(子役)が、監督からの指示なのか、台本を渡されずにその場にいてくれるという感じで、竜也さんがすごくいいお父さんをしてくれました」と振り返る。藤原は「(娘を演じた子役に)直前まで、監督が台本を持たせなかったの。ストーリー展開もわからないし、数分後にどういうシーンを撮るかということだけ聞かされて、ただそこのシーンだけに集中する演出方法をとっていた」と説明していた。
2022年01月11日「鈴木敏夫とジブリ展」が、京都文化博物館にて2022年4月23日(土)から6月19日(日)まで開催される。スタジオジブリ・鈴木敏夫の“言葉”に着目「鈴木敏夫とジブリ展」は、スタジオジブリ・プロデューサー鈴木敏夫の“言葉”に注目した展覧会。鈴木敏夫は、作品の世界観をより多くの人に伝えるため、高畑勲や宮﨑駿といった監督の意図を捉え、その本質を“言葉”にして伝えてきた。「鈴木敏夫とジブリ展」では、力強い“言葉”の数々とともに、『となりのトトロ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『かぐや姫の物語』など、数々のアニメーション映画を世に送り出してきた鈴木敏夫が「読んできた本」と「その時代背景」に焦点を当てる。鈴木敏夫が読んだ漫画や小説など書籍約8,800冊を紹介会場では、戦後の名古屋で育った鈴木敏夫がこども時代から読んできた漫画や小説をはじめ、青春時代を経て社会に出てからもなお読み続けている歴史本やノンフィクション、評論本などを一挙に紹介。鈴木敏夫の血肉となった約8,800冊の書籍や映画作品を通じて、作品や作家からどのような影響を受け、鈴木敏夫の思考術を構築していったのかを探る。同時に、鈴木敏夫がどのように作り手と向き合い、プロデューサーとしてスタジオジブリ映画を確立していったのかを辿っていく。少年時代の理想の詰まった鈴木敏夫のお部屋1950年代、鈴木敏夫の少年時代の記憶をベースに作られた四畳半の部屋。ここはすこし「理想」を添えて再現。鈴木は、少年時代、部屋の壁には好きなものがぎっしり、漫画雑誌は捨てず、すべて部屋に溜め込み、暇さえあれば読んでいたという。スタジオジブリ誕生の秘密を探る。京都老舗のグッズ付チケットも通常チケットに加え、京都の老舗によるグッズ付きのチケットも販売される。京都の伝統的な“京友禅”で鈴木敏夫の書やメインビジュアルを染め上げた「おふき」が付いてくるチケットや、創業175年の京の老舗「緑寿庵清水」が手がける金平糖付きのチケットを用意。金平糖は、『千と千尋の神隠し』に登場する「ススワタリ」をイメージしたものと、「ススワタリ」の大好物の金平糖をイメージしたものの2種類を揃える。【詳細】鈴木敏夫とジブリ展会期:2022年4月23日(土)~6月19日(日)会場:京都文化博物館住所:京都府京都市中京区三条高倉休館日:月曜日 ※ただし、2022年4月25日(月)、5月2日(月)は臨時開館開室時間:10:00~18:00 ※金曜日は19:30まで(入場はそれぞれ30分前まで)入場料:一般・大学生 1,600円(1,400円) / 中・高校生 1,300円(1,100円) / 小学生 1,000円(800円)※( )内は、前売・団体料金※前売は2022年2月19日(土)~4月22日(金)販売※未就学児、障がい者手帳等持参者と付き添い1名まで無料(要証明)※学生料金で入場の際には学生証の提示が必要一般発売日:2022年2月19日(土) 10:00~※ローチケ(Lコード:56038)、チケットぴあ(Pコード:993-508)、イープラス、CNプレイガイド、楽天チケット、セブンチケットにて発売。※チケットに関する問合せは、各プレイガイドに確認。■グッズ付きチケット・京友禅「おふき」付チケット 一般のみ 当日 2,200円、前売 2,000円販売期間/場所:2月19日(土)~6月19日(日)/セブンチケット・京の老舗「緑寿庵清水 金平糖」付チケット一般のみ 当日 2,800円、前売 2,600円販売期間/場所:2月19日(土)~6月19日(日)/ローソンチケット【問い合わせ先】京都文化博物館TEL:075-222-0888
2021年12月25日藤原竜也×松山ケンイチ×神木隆之介らを始め、豪華キャストが出演する『ノイズ』。この度、永瀬正敏が神木隆之介に何かを語りかける緊迫した場面写真をシネマカフェが独占入手した。親友でありながら、性格の全く異なる3人のキャラクターがキモとなる本作。今回シネマカフェに届いた場面写真では、永瀬さん演じる県警の刑事・畠山が神木さん演じる新米警察官・守屋真一郎に何かを語りかけ、真一郎が神妙な表情を浮かべている。死体を隠すために結託するも、畠山が追い詰めていくことで性格の違いから言動に少しずつズレが生じる3人。そして、次第に3人の間に生まれたズレ、“ノイズ”がより大きくなっていくことを予感させる。永瀬さんは『あん』『パターソン』『光』で、3年連続カンヌ国際映画祭に出演作が選出された唯一無二の国際派俳優。立っているだけでも強烈な存在感を放つ永瀬さんだが、作品に対する洞察力も図抜けている。畠山が真一郎に圭太(藤原竜也)と純(松山ケンイチ)のDNAを採取してくるよう伝えるシーンでは、台本は「協力してくれ」と頼むはずだったが、永瀬さんからの提案で「もってこい」と命令口調に変更。この彼の行動が物語後半に深い意味を持たせることになったという。本作の企画・プロデューサーを務めた北島直明は、「役者さんにしか見えない感情の線があることに改めて気付かされました」と永瀬さんの役者としての鋭い感覚に唸る。そんな永瀬さんと3人が初めて対峙するシーンでは、終始息が詰まるような緊張感がスクリーンから放たれる。畠山の圧倒的プレッシャーに終始堂々と向き合い、平然と虚偽の証言をしていく圭太、一貫してぶっきらぼうで硬い表情を崩さない純、一人落ち着きなく視線をさまよわせる真一郎。廣木隆一監督による緊迫感溢れる長回しのワンカットでの撮影も相まって、日本最高峰といっても過言ではない演技合戦は、瞬きも許されないほどの気迫に満ちている。『ノイズ』は2022年1月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ノイズ(2022) 2022年1月28日より全国にて公開©筒井哲也/集英社©2022映画「ノイズ」製作委員会
2021年12月19日藤原竜也&松山ケンイチW主演、神木隆之介も出演する新感覚サスペンスエンターテインメント映画『ノイズ』。この度、黒木華と永瀬正敏が本作に出演していることが明らかになった。藤原さん、松山さん、神木さんが幼なじみを演じることが発表されている本作。今回新たに出演が発表された黒木さんが演じるのは、圭太(藤原さん)の優しい妻・泉加奈。夫役の藤原さんについては「家族とのシーンではいいお父さんの顔でしたが、純と真一郎とのシーンでは全く違う顔になっていて、俳優としていろんな顔を持っている方だなと思いました」と印象を明かし、「もちろん台本を読んで演じましたが、どんな映画になっているのか想像がつかない部分も多かったので、実際の作品をみてこんな風になっていたのかと驚きました」とコメントしている。そして永瀬さんが、圭太たち幼なじみ3人を追い詰める県警の刑事・畠山努を演じる。突如、姿を消した元受刑者・小御坂睦夫の後を追い、圭太たちの住む猪狩島に訪れるが、3人の挙動に不信感を覚える。「座長の藤原竜也さん、松山ケンイチさんの作り出す暖かい雰囲気と神木隆之介さんを始め共演者・スタッフの皆さんの御心遣いで内容とは真逆のここち良い時間を過ごす事が出来ました」と撮影をふり返った永瀬さんは、「現代における様々な問題点が凝縮された本作品。参加させて頂き、感謝しています」と話している。『ノイズ』は2022年1月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ノイズ(2022) 2022年1月28日より全国にて公開©筒井哲也/集英社©2022映画「ノイズ」製作委員会
2021年09月23日美ハモ兄弟シンガーソングユニット・鈴木鈴木。ライブシーンでは結果が出ず、SNSにシフトチェンジ。すると、TikTokで人気急上昇。初のオリジナル曲「君と僕はさ」はサブスク総再生回数は現在1700万回を超えた。――ライブハウスからSNSへ移行した流れを教えてください。聖七:歌うことが小さい頃から好きで、5年くらい前から二人で音楽を本格的に始めました。ライブハウスで歌っていたんですけど、なかなか聴いてもらえなくて…。十夢:お客さん0人、PAさんしかいない状態で歌ったことも…。聖七:学生だったので、負担の大きいライブはいったん全部やめてSNSでやっていこう、と決めたのが3年くらい前です。TikTokは人気の“歌ってみた”動画から始めて、1本目で清水翔太さんの「My Boo」を二人でハモって出してみたら、ちょっとバズったんです。でも、すぐ落ち着いて、その1年後のカラオケメドレーでバ~ンッと!それからTikTokに力を入れ始めました。十夢:フォロワー数が6万人になった時点で路上ライブをやったんですけど、200~300人集まったんですよ。観客0人だった僕らの名前を知ってもらえたのはTikTokと、日々拡散してくれる人のおかげ。TikTok様様、ファン様様です!――TikTokでバズる法則みたいなものはあるのでしょうか?聖七:学生の頃に制服で弾き語りしたものがウケたり、それは青春感がよかったのかなと思っています。制服でギター弾いて、ハモって、景色もキレイ。日常だけど、ここまでのアオハルはなかなか実際にはない!そういう世界観を体感できるのがTikTokなのかもしれないです。――そうしてオリジナル曲の配信まで繋がったんですね。十夢:はい。「君と僕はさ」を作った時は、TikTokでメロウ系の曲をいっぱい聴いて。トレンドが掴みやすいので、自分たちなりに研究しながら、エモいフレーズもTikTokで探しました。聖七:TikTok内でもたくさん歌ってもらえて嬉しかった。また、TikTokには歌がすごく上手いのに、まだ日の目を見ていない歌い手がたくさんいます。密かに動向を追ったり、DMで繋がってコラボすることもあります。十夢:小林柊矢、もーりー兄弟、TENSONGのたか坊、舟津真翔…。いっぱいいます。聖七:みんなすごいから、負けてられないですね。――TikTokで掴んだ夢の先に思い描く未来は?聖七:コロナが収まったら、やっぱりライブをやりたい!がんばってきたから一発目は1000~2000人規模でできたら。十夢:それと、TikTok本社にも行ってみたいです(笑)。すずきすずきとむ(左)は2000年3月8日生まれ。せいな(右)は2001年7月18日生まれ。共に東京都出身。‘17年、グランプリを獲得した歌番組で、MCだった中居正広さんがユニット名を考案。※『anan』2021年9月15日号より。写真・小笠原真紀取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2021年09月14日女優の小西桜子が1日、東京・渋谷区で実施されたファースト写真集『月刊 小西桜子・刹 写真 永瀬正敏』(発売中、2750円税込み、小学館刊)の発売記念会見に出席。デビュー映画『ファンシー』で共演し、今作でカメラマンを務めた俳優・永瀬正敏との撮影を振り返った。本作は、商業映画デビューから間もない小西のファースト写真集。大人っぽい水着を着て露出にも挑戦した他、自身でボディペインティングをする様子などが収められている。現在23歳の小西。写真集デビューの心境を問われて「すごく嬉しい。私も色んな女優さんの写真集をずっと見ていたので、『写真集を出したいな』というのは一つの目標としてずっとあった。出せてすごく嬉しいです」と喜び、タイトルについて「『刹』は刹那的という意味の刹。一番、この写真集に合っている。今の私しか出せない瞬間的な写真をたくさん集めている。だからこのタイトルにしました」と解説した。都内近郊で実施した撮影は、約3日間で敢行。カメラマンとしての永瀬は「ぜんぜんまた印象が違う。すごく真摯に、カメラを通して向き合ってくださった印象」だと言い、過去の共演経験も踏まえて「すごくリラックスして撮影できました」とほほ笑んだ。お気に入りカットの一つであるボディペインティングの撮影は、絵を描くのが趣味の小西のために、永瀬が提案したという。小西は「初日にやらせてもらって、それですごく気分が上がった。楽しい撮影でした。一番興奮する体験でした」と話した。今作の自己採点は、100点満点中85点。「残りの15点はこれからもっと、色んな写真集を作れたらいいなと思うので、100点にはせず、次回また色んな機会を頂けるように」とニッコリ。コロナ禍で実現できなかった海外での撮影を希望して「自然が多いアイスランドとか、日本ではない広大な自然で撮影できれば」と妄想を膨らませた。また、大勢の報道陣が集まる取材会も初めてだという小西。「私1人のためにこんなに集まって頂いて恐縮です。ありがとうございます」と照れ笑いを浮かべていた。
2021年08月01日尾野真千子が主演する、もがきながらも懸命に生きようとする“母の生き方”を捉えた圧倒的な物語『茜色に焼かれる』。この度、石井裕也監督や、オダギリジョー、永瀬正敏ら共演者が主演・尾野さんの魅力について語るコメントが到着した。本作で主人公・田中良子を演じた尾野さんについて、石井監督は「田中良子役には尾野真千子さんしか考えられませんでした。芝居を本気でやることの崇高さ、俳優がうなされるほど考えて見せる芝居の熱量、その素晴らしさ。たとえば、普段の会話のときよりも、夢中になって芝居をしている尾野さんに僕は『尾野真千子』を感じます」と熱量たぎるコメント。「その芝居に真実が見えてくる。誠実にお芝居をしている人の姿は『祈り』のように見えるときがあります。こちらが引くくらいに演じる役を信じようとする。尾野さんのそんな姿は、僕にとってはそのまま希望につながるものでした」と、その演技にかける想いの強さを絶賛した。息子・純平役を演じた和田庵は、「撮影前、尾野さんには怖い人というイメージがあったけれど、実際はそんなことはなくて優しくて明るくて面白い人でした。本当の親子のように接してくださって、僕も自然に演技ができました」と感謝の意を示す。良子の同僚ケイ役を演じた片山友希は「撮影中は尾野さんの明るさには救われました」と語る。「すごく包容力のある方で、共演のプレッシャーみたいなものを全然、感じさせないんです。きっと尾野さんは私ができるまで待ってくれたんだと思います。すごくありがたかったです。尾野さん、メチャクチャかっこいいです。尾野さんみたいになりたい」と尊敬の念を口にする。交通事故で命を落とす夫・陽一役を演じたオダギリさんも「もし陽一の存在が作品を通じて強く感じられているとしたら、それは尾野さんの表現力のおかげです。当たり前のことですが、それはもう尾野さんの底力ですし、そのすごさ、ですね」と、その演技力に感謝を表する。そして風俗店の店長・中村役を演じた永瀬さんは「尾野さんはいろんなものに立ち向かっていました。それでいて、現場ではみんなを包み込んでいた。良子さんのように『まあ頑張りましょう』という感じで現場をハグされていましたね」とコメント。「コロナ禍という特別な状況下で作品を作っているという部分を含めて、とても見事で立派な主演の姿だったと思います。時に明るく、時に締めて。この作品をちゃんと背負っている感じがありました」と称賛を惜しまない。『茜色に焼かれる』は5月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:茜色に焼かれる 2021年5月21日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2021『茜色に焼かれる』フィルムパートナーズ
2021年05月17日2011年放送の、テレビドラマ『マルモのおきて』(フジテレビ系)で一躍有名となった、俳優の鈴木福さん。『福くん』の愛称で親しまれ、かわらしいルックスと抜群の演技力で多くの人を魅了しました。2021年4月17日、鈴木さんはInstagramを更新。奇跡の1枚を公開し、話題となっています。鈴木福「普段の僕ではない感じ…!」2021年4月現在、16歳の鈴木さん。Instagramで公開したのは、女性ファッション雑誌『CanCam』とコラボした時に撮影した、自身の写真です。鈴木さん本人も、「普段の僕ではない感じ。自分で見てめっちゃ笑いました!」と感じた、奇跡の1枚がこちらです!※写真は複数ございます。左右にスライドしてご覧ください。 この投稿をInstagramで見る 鈴木 福(@s_fuku_at)がシェアした投稿 黒のライダースジャケットに身をつつみ、クールにポーズを決める鈴木さん。子役時代のかわいらしい鈴木さんとは打って変わって、大人の色気を感じさせる写真ですね!『福くん』ではなく『福さん』というあだ名がピッタリな姿に、ネット上ではこのような反響が寄せられました。・かっこいい!俳優の綾野剛さんにそっくり。・こんなに立派になって…。『EXILE』の新メンバーかと思いましたよ!・誰だか分からなかった!かわいいし、かっこいいし最高です。子役時代の姿を知っている人からは、驚きの声も相次ぎました。俳優のみならず、音楽活動やYouTuberなど、多方面で活躍をする鈴木さん。今後の活躍も楽しみですね![文・構成/grape編集部]
2021年04月18日北村匠海、小松菜奈、吉沢亮がきょうだい役を演じ、寺島しのぶと永瀬正敏が両親役を演じる、西加奈子のベストセラーが原作の映画『さくら』。今回その豪華な家族のメイキングカットが解禁された。今回到着したのは、抜群のチームワークで演じた“長谷川家”のオフショット。北村さんが猫と戯れるショットや、若手3人のほほえましいメイキング写真なども公開されている。到着したメイキングカットは、家族の食卓でふざけながらもキメポーズを取るキュートな北村さん、小松さん、寺島さん、永瀬さんや、夕飯時の撮影中に談笑する北村さん、吉沢さん、小松さんが勢ぞろい。またクランクアップを迎えた小松さん、寺島さん、永瀬さんといった、まるで本当の家族のような仲の良さをうかがわせるものも。偶然遭遇した猫を可愛がる北村さんの姿、愛犬サクラの代わりに大きな犬のぬいぐるみに向かって演技をする吉沢さん、撮影現場の大木に登り、無邪気な表情を見せる小松さんの姿もあり、いずれも3人の撮影時のほほえましい姿を切り取り、”家族“の仲の良さが伺え、その紡がれる物語に期待が高まる。『さくら』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:さくら 2020年11月13日より全国にて公開©西加奈子/小学館 ©2020 「さくら」製作委員会
2020年11月23日西加奈子のベストセラーを原作に、北村匠海、小松菜奈、吉沢亮が共演する映画『さくら』。この度、3人の両親を演じた“母”・寺島しのぶ、“父”・永瀬正敏の夫婦ゲンカシーンの本編映像が到着。愛犬“サクラ”も名演技を見せている。長谷川家の父・昭夫(永瀬さん)宛に“溝口サキコ”から届いた1通の手紙。聞き覚えのない女性の名前を不審に思い、父の帰宅前に家族はその手紙を開けてしまう。親密そうなその内容に妻・つぼみ(寺島さん)は激怒、帰宅した昭夫を問い詰める。相手はただの同級生だと言う昭夫の前に卒業アルバムが差し出され、その指が指し示す”サキコ”へ注目が集まるーー。映像の序盤では、夫婦喧嘩を目の前にして、机の下でじっとおすわりをする愛犬サクラ。しかし、アルバムのページがめくられ始めると徐々に身体を前へと乗り出し、昭夫が指さす先をサクラも「私にも見せて」と言わんばかりに覗き込むという驚きの名演技を見せている。この見事な演技にはキャスト・スタッフも驚愕。矢崎仁司監督の「カット」の声がかかるとサクラは全員から拍手を浴びることとなった。 撮影現場ではみんなのアイドルだったサクラ。本作のもう一人の主人公ともいえる彼女の演技にも注目だ。『さくら』は11月13日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:さくら 2020年11月13日より全国にて公開©西加奈子/小学館 ©2020 「さくら」製作委員会
2020年11月07日俳優として数々のドラマや映画で活躍している鈴木亮平(すずき・りょうへい)さん。その明るく優しい人柄と抜群の演技力で老若男女問わず、人気を博しています。そんな鈴木亮平さんが結婚をブログで報告したことや妻、子供、連続テレビ小説『花子とアン』(NHK)の結婚エピソードなど、さまざまな情報をご紹介します!鈴木亮平が結婚をブログで報告映画『俺物語!!』やドラマ『銭形警部』(日本テレビ系)などの数々の作品で主役を務め、活躍している鈴木亮平さん。プライベートでは2011年7月に年上の一般女性と結婚しており、同年12月には第1子が生まれる予定であることをブログを通じて報告しています。いつも、大きなご声援ありがとうございます。今日は、突然のことで驚かせてしまうことになり申し訳ないのですが、皆さんにきちんとご報告しておきたいことがあります。この度、私鈴木亮平は、かねてよりお付き合いさせていただいておりました女性と結婚することになりました。学生時代からお付き合いしていた年上の女性で、一般の方です。先日挙式をさせていただき、そして、12月に誕生予定の新しい命も授かっています。この年に新たな命を授かったこと、その意味をかみしめながら、子供という奇跡が時代の希望として生まれてきてくれることを心待ちにしています。守るものを得られたことで今、ようやく男としてのスタートラインに立てたという想いです。まだまだ未熟な自分ですが、それでもこうして今の自分があるのは、間違いなく、応援し支えてくれる皆さんのおかげです。今後も地に足をつけ、これまで以上の情熱と誠意を持って表現者としての自分を磨いていきますので、これからの鈴木亮平にもご期待いただければ幸いです。繰り返しになりますが、突然のご報告で驚かせてしまってすみません。変わらぬご支援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。2011年7月28日 鈴木亮平鈴木亮平オフィシャルブログーより引用この報告にファンは「おめでとうございます」と祝福。その一方で、「ショック…」「悲しいけど、幸せそうで何よりです」といった悲喜こもごもな反応を示しています。 この投稿をInstagramで見る まだまだオフショットも。タキシードを着た早坂さん。誰かを見つめているのか、優しい目線…。最終回の早坂さん、本当に破壊力あります。全女子必見! #タラレバ #東京タラレバ娘 #東村アキコ #3月22日最終回 #理想の旦那像凝縮したら #きっとそれは早坂さん #見つめる先に何があるのか #それは最終回を見てのお楽しみ #優しい笑顔も見納めかと思うと #寂し #鈴木亮平 スペシャルドラマ『東京タラレバ娘2020』【公式】 (@tarareba_ntv)がシェアした投稿 - 2017年 3月月20日午前2時33分PDT鈴木亮平さんは結婚報告から3日後に『感謝』というタイトルでブログを更新。ファンから寄せられた祝福のメッセージに答える形で謝辞をつづっています。こんにちは。皆さんからの沢山のメッセージ、本当にありがとうございます。大事に読ませていただきました。そして、あらためて、自分は本当に人に恵まれ、支えられているなと、感動しました。また、この2日間で仲のいい友達や知り合いからも沢山のメールと電話をもらいました。周りへの感謝を忘れずにいたいと、あらためて思いました。これからも、想いと言葉を大切にしながら、皆さんと向かい合っていきたいと思います。本当にありがとう。今後とも、どうぞよろしくお願いします。鈴木亮平オフィシャルブログーより引用真面目で誠実な人柄の鈴木亮平さんらしい文章ですね。そして、心の底から妻と子供を幸せにしたいという気持ちが伝わってきました。鈴木亮平の妻は年上!鈴木亮平さんの妻は年上の一般女性。結婚する6年前に知人の紹介で知り合い、学生時代から交際をスタートさせています。妻はどんな人かというと、マイペースな性格なのだとか。鈴木亮平さんは、自分にないものを持っているところに惹かれたとコメントし、「彼女となら互いを尊重し、よりよい人生を歩んでいけると思い結婚を決意した」と話しています。 この投稿をInstagramで見る 早坂さんみたいな人、いそうでいないんだよな〜。いるけど気づいてないだけ?とにかく今夜は早坂さんに癒されたい気分。 #タラレバ #東京タラレバ娘 #東村アキコ #第4話まであと3日 #日テレ #好きなタイプが #結局は優しい人に落ち着く #若い頃には気づかないかもだけど #てか好きなタイプってなんなんだ #結局は好きになった人がタイプ #そーゆーもんだよ #鈴木亮平 スペシャルドラマ『東京タラレバ娘2020』【公式】 (@tarareba_ntv)がシェアした投稿 - 2017年 2月月5日午前3時44分PST鈴木亮平の子供は女の子!2011年11月に無事、第1子となる女の子が誕生したことを報告している鈴木亮平さん。当日は出産に立ち会い、感動の瞬間を目の当たりにしたようです。そして、ブログには生まれてきてくれたことへの喜びとともに、父親としての決意をつづっています。いつも温かい応援、本当にありがとうございます。皆様に、今日は大切な報告をさせていただきます。本日午後12時53分、都内の病院にて、無事に女の子が誕生いたしました。予定日より早い出産でしたので体重は2440gと小さめですが、母子共に健康で、泣き声の大きな女の子です。出産にも立ち会うことができ、生命が生まれる奇跡を肌で感じることができました。今隣で息をしている小さな命を見つめていると、これまで経験したことのない大きな感情が沸き上がってくるのを感じます。これからも、決意を新たに、表現者として、父親として、人間として、より一層精進していきますので、変わらぬご声援の程、どうかよろしくお願いいたします。感謝2011年11月17日 鈴木亮平鈴木亮平オフィシャルブログーより引用鈴木亮平さんは『花子とアン』やドラマ『テセウスの船』(TBS系)などの作品で優しい父親を演じていました。 この投稿をInstagramで見る 和子お母さん❣️ おたん生日おめでとう❣️ 慎吾〜❗️ ケーキの下で雨宿りしちゃだめぇ〜☔️ #テセウスの船 #佐野家 #和子お母さん #文吾お父さん #心さん #心さんと一緒 TBS日曜劇場「テセウスの船」公式 (@theseus_tbs)がシェアした投稿 - 2020年 2月月14日午前12時12分PSTそして、実生活でもイクメンぶりを発揮しており、娘の幼稚園の送り迎えをする姿などが目撃されています。これからも愛する妻と娘を支える、一家の大黒柱として活躍してほしいですね。鈴木亮平が『花子とアン』での結婚について語る!鈴木亮平さんは『花子とアン』で女優の吉高由里子(よしたか・ゆりこ)さん演じるヒロイン・花子の夫となる村岡英治役を好演。物腰柔らかで知的な御曹司という役どころがぴったりとハマり、その名が世間に広く知れ渡るきっかけになりました。そして、村岡英治が花子にプロポーズする回について鈴木亮平さんは「朝ドラ史上に残るプロポーズシーンの1つになった」と豪語。その言葉通り、視聴者の反応も上々で同放送回は視聴率23.5%を記録しています。そんな鈴木亮平さんが2014年7月27日にブログを更新。結婚式のシーンで着用した羽織姿の写真を公開しています。2人の結婚式のシーンでは、ヒロインの父親役を演じた俳優の伊原剛志さんがおかしなセリフをいい出したことをきっかけに、ほかの共演者もつられ、グダグダな雰囲気に。すると、吉高由里子さんがツボにハマり、笑いが止まらなくなるという事件が起こります。それでも表情を一切崩さず、その場面を乗り切った鈴木亮平さん。「僕は役にしっかり入り込むタイプなので」といい、吉高由里子さんから「ずるいわー」とつっこまれています。和気あいあいとした雰囲気の撮影現場だったことが伝わってきますね。そんな同作には関東大震災や戦争といった悲しい時代背景も描かれていることから、鈴木亮平さんはブログに「村岡家にとって大きな意味を持つ撮影だった」とつづっています。先週の予告にもありましたが、明日からの花子とアンは震災を描く、とても重要な週の放送になります。村岡家にとっても、宮本家や安東家にとっても、そして僕自身にとっても大きな意味を持つ撮影でした。鈴木亮平オフィシャルブログーより引用この作品を通じて、改めて家族の絆の強さを確認したのでしょうか。つらい出来事があっても支えあいながら前に進んでいく夫婦の姿は多くの人を勇気付けています。鈴木亮平さんにはこれからも妻と子供を守り抜いて、素敵な役者人生を送ってほしいですね。鈴木亮平プロフィール生年月日:1983年3月29日出身地:兵庫県身長:1863最終学歴:東京外国語大学英語専攻特技:英会話、英検1級、テーブルマジック、裁縫所属事務所:ホリプロダクション2006年、ドラマ『レガッタ〜君といた永遠〜』(テレビ朝日系)で俳優デビュー後、2007年に映画『椿三十郎』でスクリーンデビューを果たす。そして2013年には映画『HK/変態仮面』で主演を務め、人気俳優の地位を確立。2014年に連続テレビ小説『花子とアン』でヒロインの夫役を好演してさらに知名度を高めた。2018年には大河ドラマ『西郷どん』(NHK)で主演・西郷隆盛役に抜擢。現在もドラマや映画、CMなどで活躍している。鈴木亮平の体は変幻自在?結婚した時の言葉や、役者としての考え方がカッコイイ![文・構成/grape編集部]
2020年10月12日永瀬正敏と「私立探偵 濱マイク」シリーズなどで長らくタッグを組んできた林海象監督の7年ぶりの新作映画『BOLT』が、12月11日(金)より公開決定。第22回上海国際映画祭パノラマ部門正式招待、京都国際映画祭2019に特別招待され、劇場公開が待ち望まれていた本作から、予告編とともに林監督のコメントが到着した。本作は、2015年から2017年にかけて製作された『BOLT』『LIFE』『GOOD YEAR』の3つのエピソードで構成された人間ドラマ。ある日、日本のある場所で大地震が発生。その振動で原子力発電所のボルトがゆるみ、圧力制御タンクの配管から冷却水が漏れ始めた。高放射能冷却水を止めるため、男は仲間とともにボルトを締めに向かう。この未曾有の大惨事を引き金に、男の人生は大きく翻弄されていく――。監督は、『夢みるように眠りたい』『我が人生最悪の時』『彌勒 MIROKU』などを手掛けてきたほか、プロデューサーとしても活躍する林海象。主演は、「私立探偵 濱マイク」をはじめ林監督と何度もタッグを組んできた盟友、永瀬正敏。そのほか、佐野史郎、金山一彦、後藤ひろひと、大西信満、堀内正美、月船さららが脇を固め、佐藤浩市が声の出演を果たした。予告編では、永瀬さんをはじめとする男たちが防護服に身を包み、高放射能冷却水をくい止めるために奮闘する様子が描かれている。現代美術家・ヤノベケンジが香川・高松市美術館に創り上げた巨大セットや防護服などの近未来的なデザインにも注目だ。監督&脚本:林海象からコメント到着撮影から完成まで七年もかかってしまった。二年に一本くらいのペースでそれぞれの章を撮影していたので、久しぶりの新作という感じは自分ではしないが、前作『彌勒MIROKU』から確かに七年経っている。東日本大震災の翌年に、京都である写真展があった。福島第一原発の作業員の方が、内部の現状を写真にとり写真を公開しているものだった。その時、その方から「大地震で原発内部のボルトの多くが緩み、それを閉めに行った。高濃度の汚染があるため、ボルトを締める回数は必ず一回と決められ、一つボルトを締めるのにのべ数百人の人間が必要だった」という話をきいた。いつかその話を映画にしてみたいと思った。それがこの『BOLT』を作るきっかけであるが、原発内の描写や防護服など低予算自主映画には高いハードルがあった。それを救ってくれたのが現代美術作家のヤノベケンジ氏だ。高松市美術館の中に『BOLT』のセットを組んでくれるというのだ。美術館で撮影風景を観客に公開しながら映画を撮っていく、という前代未聞の撮影方式が行われた。そしてこの三本が完成できたのは、主演 永瀬正敏さんのおかげである。お二人と、長年携わってくれたスタッフ、キャスト、そして何より学生たちに大いなる感謝を述べたい。やっと公開できる。『BOLT』は12月11日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年09月23日