21日(現地時間)、西部劇映画『Rust』(原題)の撮影現場でリハーサル中に主演のアレック・ボールドウィンが小道具の銃を誤射し、撮影監督のハリナ・ハッチンズが亡くなった。監督のジョエル・ソウザも負傷し、重体となっていたが一命を取り留めた。アレックは「一人の妻、母親、そして深く尊敬されていた私たちの仲間であるハリナ・ハッチンズ。彼女の命を奪った悲劇に対する私の衝撃と悲しみは、言葉では表せません」とコメント。警察の捜査に「全面的に協力する」ことを誓い、「彼女のご主人、ご子息と連絡を取り、支援を申し出ます」と表明した。その言葉通り、アレックは早速23日(現地時間)の朝に、ハッチンズの夫のマシューさん、息子のアンドロスくん(9)と撮影地のニューメキシコ州サンタフェのホテルで朝食をとる姿が目撃されている。関係者は「People」誌に「正直に言って、彼(アレック)は調子がよさそうには見えなかった」と語っており、一行は「間違いなく悲しみに暮れていた」という。その前日、マシューさんは「Daily Mail」紙にアレックと話したことや「非常によくサポートしてくれています」と明らかにしていた。「捜査中のことに関する事実や過程についてコメントすることはできませんが、みなさんからの思いやりの心には大変感謝しています」と語っている。(Hiromi Kaku)
2021年10月25日8月、米フロリダ州でZOOMでオンラインミーティングをしていた女性が、2歳の子どもが手にした銃から発砲された弾丸によって命を落とした。この事件で、子どもの父親であるヴィオンドレ・エイヴリー(22)を、過失致死と銃器の不適切保管の罪で逮捕したとアルタモンテ・スプリングス警察が12日に発表した。ABC NEWSなどが報じている。事件は8月11日、シャマヤ・リンさん(享年21)のZOOM会議中に起こった。ビデオ通話中、物音とともにリンさんが突如倒れ、その背後に幼児が映っていたことから、通話相手が911に通報。警察によると、その直後に帰宅したエイヴリーも通報しており、音声記録には「家に帰ってきたら、パソコンで仕事をしていたはずの彼女が倒れてて、そこら中に血が飛び散ってるんだ。早く来てくれ!」と焦った様子の声が録音されていたと、ABC NEWSは報じている。リンさんは後頭部から血を流した状態で発見され、その場で死亡が確認された。2歳の子どもがバックパックから弾が装填された状態の銃を取り出し、誤射してしまったことがその後の捜査でわかったと前出のABC NEWSが伝えている。また事件が起こった際、家の中には子どもがもう1人いたという。アルタモンテ・スプリングス警察の捜査官は記者会見で、「この悲劇は絶対に回避できたはずです。銃の所有者には、銃を慎重に扱う義務があります。望んだことではもちろんないでしょうが、こういう結果が出てしまった以上、仕方がありません」と逮捕理由を語った。WESH2によると、リンさんの遺した子どもたちは、銃を発砲した子も含めてケガはなく、現在は親戚の家に預けられているそうだ。
2021年10月14日学校で銃乱射事件を起こそうと画策していた米フロリダ州の男子中学生2人が警察に逮捕された。ABC NEWSなどが報じている。ABC NEWSが報じたリー郡保安官事務所の発表によると、ハーネス・マーシュ中学校の教師が、8年生の中に銃を隠し持っている生徒が2人いるという情報を得て調べたところ、銃は見つからなかったものの、学校内の防犯カメラの位置を記した地図が見つかったという。2人は1999年に男子生徒2人が13名を射殺したコロンバイン高校銃乱射事件に並々ならぬ興味を持っており、犯人を徹底的に研究していたばかりか、パイプ爆弾の作り方やブラックマーケットでの銃の購入方法なども調べ上げていたと保安官は述べたと、ABC NEWSは報じている。捜査当局が家宅捜索を行った結果、複数の銃とナイフが見つかった。フロリダのローカルニュースサイトWINKによると、2人ともいわゆる「問題児」で、当局が家庭訪問をした回数は80回を超えていたという。また捜査当局の発表には、2人は精神保健施設の評価基準を満たしており、大量殺人を共謀した罪に問われていると、前出のWINKは伝えている。
2021年09月10日かつて絶大な権力を誇り、恐れられた暗黒街の伝説のギャング、アル・カポネの知られざる最晩年を描いた衝撃の実話『カポネ』。この度、予告編と場面写真が解禁となった。今回解禁された予告編では、トム・ハーディ演じる暗黒街の伝説のギャング“アル・カポネ”が、認知症の影響により自ら生み出す悪夢に苛まれ苦しむ様子が描かれている。家族との食卓で突然暴れ出す姿からは、妄想に取りつかれた男の狂気を感じる。しかし、そんなカポネの様子すらも「奴は生粋の大ウソつきだ。病気は演技かも」と疑い、巨額の隠し財産のありかを探るFBI捜査官。さらにFBIだけでなく、家族や仲間、親友からも隠し財産のありかを疑われ、「どいつもこいつもスパイに違いない」と、徐々に悪夢に飲み込まれていくカポネ。そして逆上した彼は、はだけたバスローブとブリーフ姿で闊歩し発狂しながら銃を乱射する。「壊れているのは、世界か、俺か―」というコピーの通り、彼は本当に狂ってしまったのか。最後に画面のこちら側を覗き込むカポネの表情が印象的な予告編となった。『アンタッチャブル』でカポネ役を演じたロバート・デ・ニーロとはまた違った、ただならぬ凄みをみなぎらせて演じきったトム・ハーディの熱演も見どころだ。『カポネ』は2021年2月26日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:カポネ 2020年2月26日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開©2020 FONZO, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2020年12月17日松村武率いる劇団カムカムミニキーナの、下北沢ザ・スズナリ初お目見えとなる最新作『燦燦七銃士 ~幕末エクスプレス1867~』が10月31日(土)に開幕する。劇団旗揚げ30周年記念公演第1弾となった前回公演『猿女のリレー』が行われたのは7月。演劇そのものの存亡に関わる非常事態の中、稽古段階から徹底的に感染予防策を遵守し、是が非でも自分たちは「演劇」の路を突き進むのだという、強い決意に満ち溢れた舞台で観客を圧倒した。カーテンコール、「この状況で劇場を訪れてくださった皆さんも同志だ」と語る松村の言葉が印象的だった。そんな彼らがおくる、旗揚げ30周年記念公演第2弾。意外にも、小劇場の殿堂・下北沢ザ・スズナリには今回が初進出となる。歴史上の出来事や伝説を下敷きにした作品群に定評のある彼らが、今回選んだ題材は『ダルタニヤン物語』。小説『モンテクリスト伯爵』などで有名なフランスの小説家アレクサンドル・デュマの代表作のひとつだ。この物語を、幕末日本を舞台に、壮大な大河ドラマとして翻案する。黒船来航で鎖国日本が激震し、京の都では連日連夜の血の嵐。ついに世替わりを果たした日本だったが、その一方で祖国を遠く離れ、パリで開かれた万博に初参加した者たちがいた。中でも目玉は、当時のフランスでのベストセラー『三銃士』を和風に表現しようという、名も知れぬ幕末浪人たちによる「お芝居」の上演なのだった——。毎回そのバラエティ豊かさが期待されるゲスト俳優陣。今回はミュージカル『レ・ミゼラブル』等でも活躍を見せる内藤大希が参戦するほか、スタンダップコメディアンでもある俳優・清水宏、さらに池田有希子、今奈良孝行、谷知恵を迎え、八嶋智人ら劇団メンバーも血気盛んに顔を揃える。公演は11月9日(月)までザ・スズナリにて。日程後半の6ステージ限定で、オンライン配信が行われる。大阪・長野公演あり。文:小川志津子カムカムミニキーナ第70回公演『燦燦七銃士 ~幕末エクスプレス1867~』作・演出:松村武出演:内藤大希 / 清水宏 / 池田有希子 / 今奈良孝行 / 谷知恵 / 八嶋智人 / 亀岡孝洋 / 長谷部洋子 / 田原靖子 / 未来 / 渡邊礼 / 元尾裕介 / 福久聡吾 / 柳瀬芽美 / 梶野春菜 / スガ・オロペサ・チヅル / 松村武【東京公演】2020年10月31日(土)~2020年11月9日(月)会場:ザ・スズナリ【大阪公演】2020年11月14日(土)~2020年11月15日(日)会場:近鉄アート館【長野公演】2020年11月18日(水)会場:まつもと市民芸術館 小ホール【オンライン配信】対象公演:2020年11月3日(火・祝)12:30・17:002020年11月7日(土)13:00・18:002020年11月8日(日)12:30・17:00詳細→ カムカムミニキーナ公式YouTubeチャンネル→ では制作過程を公開中!
2020年10月31日アメリカ・インディアナ州に暮らすタミカ・リードさんが普段と変わらない朝を迎えていた時のことです。誰かが玄関のドアをノックしました。タミカさんの家族がドアを開けると、そこには4人組の男がいて、そのまま家の中に押し入ります。男たちは全員、顔が見えにくいようにパーカーのフードを被り、手には銃を持っていました。そしてタミカさんに銃を突き付けて金品を奪おうとします。海外メディア『KMOV4』によると、その時タミカさんは「とにかく子供たちを守らなければ」と思っていたのだそう。すると次の瞬間、ヒーローが現れます。なんと5歳のデイヴィッドくんが容疑者の1人に向かっておもちゃの車を投げつけて反撃を始めたのです。男に振り払われてもデイヴィッドくんはひるむことなく、男に殴りかかります。警察が公開した防犯カメラの映像には、その緊迫した状況が映っていました。PLEASE SHARE: We need your help identifying these individuals responsible for a home invasion. On September 30 around...Posted by South Bend Police Department on Friday, October 9, 2020PLEASE SHARE: We need your help identifying these individuals responsible for a home invasion. On September 30 around...Posted by South Bend Police Department on Friday, October 9, 2020警察によると容疑者たちは現場で数発発砲しましたが、何も盗らずに逃げて行き、幸いケガ人はいなかったということです。デイヴィッドくんは「ただママを守りたかったんだ。だから(おもちゃの)車を投げつけてやったんだ」と話しています。このデイヴィッドくんの勇敢な行動には多くの称賛の声が上がっています。・なんて勇敢な少年だ!家族を守るために全力を尽くした彼に勲章をあげてくれ。・彼は真のヒーローだ。・誰もケガしなくて本当によかった。この子のおかげだ。『INSIDE EDITION』の動画の中でタミカさんとデイヴィッドくんが笑顔で事件のことを報告できるのも、家族全員が無事だったからこそ。今回の状況は非常に危険であり、幼い子供が武器を持った犯人に抵抗するのは決して推奨されることではありません。容疑者がデイヴィッドくんを攻撃しなかったことは本当に不幸中の幸いといえるでしょう。大好きなママを守るために悪者に立ち向かったデイヴィッドくんは紛れもなく『スーパーヒーロー』といえますね。[文・構成/grape編集部]
2020年10月16日テレビ東京が平日午後に放送している映画番組「午後のロードショー」の6月9日(火)放送回では、ウェズリー・スナイプス主演でアメリカの銃社会の暗部に切り込んだ『スナイパー』を放送する。アメリカ最大の銃器メーカの社長夫人にして副社長という肩書きを持つリバティ・ウォラス(リンダ・フィオレンティーノ)は、劇場に向かう車の中で忙しそうに夫のビクター・ウォラス(オリバー・プラット)と電話で話していた。劇場近くにある広場のホットドッグスタンドに寄ろうとしたその時、携帯電話が鳴り、どこからともなく赤いレーザーの光がリバティの胸に当たる。電話をかけてきた人物はジョー(ウェズリー・スナイプス)と名乗り、リバティにホットドッグスタンドと自身の足を手錠でつなぐように指示。街に巨大な爆弾を仕掛けたことを伝える。信じようとせず広場から去ろうとするリバティだが、ジョーは彼女の近くに発砲。リバティが携帯を切るか、携帯の電池が切れれば彼女もろとも爆弾が爆発すると警告する。リバティはジョーの言う通り手錠を自分の足にはめる。金銭が目的かと問うリバティにジョーは目的が金ではなくリバティ自身だと告げる。ジョーは高校の銃乱射事件で愛娘を失ったばかりで、リバティはその事件で使われた銃を製造していた会社の経営者であるビクターの妻だったのだ…というのが本作のストーリー。1999年に発生したコロンバイン高校をはじめ、バージニア工科大学など学校での事件や、ラスベガスのミュージックフェスでの乱射など、絶えることのないアメリカの銃乱射事件。本作はアメリカの銃社会としての側面をテーマにしたサスペンスアクション。主演のウェズリー・スナイプスは、『メジャーリーグ』などの作品でスターダムにのし上がると、マーベルの人気コミックを映像化した『ブレイド』シリーズなど数多くのヒット作を世に送り出し、最近では『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』などにも出演。演技派ながらアクションもこなすマルチな才能をみせる俳優の1人。本作でもたった1人でアメリカの銃社会に復讐しようとする男の姿を存在感ある演技で描き出している。共演は『メン・イン・ブラック』などのリンダ・フィオレンティーノ、『カサノバ』などのオリバー・プラット。監督は「ウォーキング・デッド」などのカリ・スコグランド。午後のロードショー『スナイパー』は6月9日(火)13時35分~テレビ東京で放送。(笠緒)
2020年06月09日作家・中村文則のデビュー作を映画化した村上虹郎主演『銃』。その企画・製作を務めた奥山和由プロデューサーの着想により、新たな視点で描かれた映画『銃 2020』が年内に公開されることが決定。ポスタービジュアルも到着した。ストーリー「昨日、私は拳銃を拾った。こんなに奇麗で、不機嫌そうなものを、私は他に知らない」。深夜、東子は自分の後をつけてくる不穏なストーカー・富田から逃れるため、薄暗い雑居ビルに入る。流れ続ける水の音が気になり、トイレに入ると辺りは血に染まり、洗面台の水の中に拳銃が落ちていた。拳銃を拾った東子は、電気が止められ、ゴミに溢れた部屋に一人戻る。拳銃を確認すると、中には弾丸が四つ入っていた。自分を毛嫌いし、死んだ弟を溺愛し続ける母・瑞穂を精神科に見舞った後、東子はこの銃が誰のものだったのかが気になり、再び雑居ビルに行く。そこで見かけた不審な男・和成の後をつけるが、逆に東子は和成に捕まってしまう。事件が不意に起きる。隣の住人の親子がある男を殺害する。「早く撃ちたいよね。…これでいい?」東子は埋めるのを手伝った後、その死体に向かって拳銃を撃つ。だが拳銃の行方を探す刑事に、東子は追い詰められることになる。「また来る」刑事は去っていくが、何かがおかしい。銃そのものに魅了された東子はさらに事件の真相に巻き込まれ、自らもその渦の中に入っていこうとする。東子の「過去」が暴発する。そして――。狂気が誘うエンターテインメント映画本作は、中村氏の原案となるオリジナル作品。中村氏自身が初めて脚本を担当した。『銃』と同様、企画・製作を奥山プロデューサーが務め、武正晴監督がメガホンをとり、中村氏と脚本も担当。今回主人公を演じるのは、日南響子。『銃』ではキーマンのトースト女を演じた彼女だが、本作では銃を拾い、その銃に翻弄される女・東子を演じている。さらに、銃が引き寄せた縁により東子が出会う謎めいた男役を佐藤浩市。東子を執拗に追い回すストーカー・富田役を加藤雅也。東子を毛嫌いし精神を病む母・瑞穂役を友近。東子を破滅へと追いつめる刑事役を吹越満が演じる。なお、村上さんが西川トオルとしてワンシーンだけ出演、トオルを追い詰める刑事役のリリー・フランキーも同じく刑事役として特別出演。ほかにも、山中崇、宇野祥平、篠原ゆき子、内田慈、岡山天音、サヘル・ローズ、片山萌美、中村ゆうじらも参加している。キャストコメント日南響子東子役を演じました日南響子です。今回、8年ぶりに主演を務めさせていただき、新しい感覚と学ぶ事が多くありました。東子はとても難しい役どころだったので、ワンシーンワンシーンが自分との戦いでした。そして私自身を成長させてくれた東子を演じられて嬉しく思っております。佐藤浩市助監督の時から知っている武監督、石井隆監督の『GONIN』でした。その時のプロデューサーが今回の奥山和由さん。『銃 2020』には『GONIN』という作品と同じでジャンルでは括れない匂いがある。富田(加藤雅也)親愛なる東子様ついに君は僕の存在が気になりだしたようだこの時を僕はずっと待っていたこの幸福の瞬間のために僕は存在するそろそろ・・・僕は君の前に姿を現すことにするよそして・・・神である僕をこの苦しみから救い出すことで、君はすべてのことから解放される『銃 2020』は2020年、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2020年04月30日米国で相次いでいる銃乱射事件。3日、テキサス州エルパソのウォルマートで起こった事件では、20人が死亡、26人が負傷した。犠牲者の一人、ジョーダン・アンチョンドさん(25)の最期の様子を、遺族がAP通信に語っている。アンチョンドさんの妹リタ・ジャムロウスキさんは、3日午後に姉が事件に巻き込まれ命が落としたことを知らされた。姉が連れていた生後2カ月の甥は数カ所骨折していたものの命拾いし、現在入院して手当を受けている。ジャムロウスキさんは甥の怪我を診た担当医に「お姉さんはこの子を守ろうとしていたようです」と告げられたという。「姉は撃たれたとき、抱いていた甥の上に倒れたようなんです。その時に骨が折れてしまったみたいなのですが、覆い被さったことで被弾を防いたんです。姉はこの子に命を与えました」アンチョンド夫妻には3人の子どもがいるが、夫のアンドレさんも同じ事件で帰らぬ人となってしまった。当局は白人男性パトリック・クルシウス容疑者(21)を拘束。ヒスパニック系移民に対するヘイトクライム、国内テロとして捜査を進めている。
2019年08月05日第31回東京国際映画祭のアウォード・セレモニーが2日、東京・六本木のEXシアター六本木で行われ、『銃』の武正晴監督が「日本映画スプラッシュ」部門の監督賞を受賞。また、『銃』で主演を務めた村上虹郎が、宝石の原石(ジェムストーン)のような輝きを放つ若手俳優を表彰する「東京ジェムストーン賞」に輝いた。武監督は、アウォード・セレモニー後に行われた記者会見で、村上の起用について「タイミングがすごく良かった。二十歳の村上虹郎という素材を、この『銃』という作品の中でとれたというのがすごく良いタイミングで、映画というのはタイミングが大事なんだなとつくづく思いました」とコメント。「村上虹郎がこの世にいてくれて良かった」と語った。そして、「この世にいてくれて良かった」と言わしめた村上の魅力について聞かれると、武監督は「『銃』という映画の主人公は誰もがやりたがる役ではない。人を銃で殺めてしまうという役を、若者である虹郎くんが、自分の精神がどこにいるかわからないくらいまで自分を追いつめてその役に挑んでいく。貴重な存在」と、全力で挑む姿勢を称賛。「人がやりたがらないものをちゃんとやって体現してくれる、それが俳優の仕事だと思う。そういう俳優がたくさんいる中の一人として、村上虹郎という俳優がいてくれてありがたいなという思いです」と説明した。なお、「日本映画スプラッシュ」部門の監督賞は、武監督と『メランコリック』の田中征爾監督が受賞。「東京ジェムストーン賞」は、村上、木竜麻生、リエン・ビン・ファット、カレル・トレンブレイが受賞した。
2018年11月02日米国では銃乱射事件が後を絶たないが、アラバマ州バーミンガムのマクドナルドでは、”悲劇がすんでのところで回避された”とされ、その様子をTIMEが報じている。米国時間27日夜、マスクをかぶった男がマクドナルドに押し入り、銃の引き金を引いた。キッチンでハンバーガーを作っていたスタッフはすぐ冷凍庫に隠れたが、銃声は15回ほど聞こえたという。しかし、銃撃は間もなく止んだ。ちょうど犯人と入れ替わりで店を出ようとしていた子連れの男性が、持っていた銃で反撃したのだ。バーミンガム警察の発表によると、犯人は致命傷を負い、搬送先の病院で死亡した。犯人を撃った男性と、彼の2人の子どものうち10代の息子も負傷したが命に別状はないという。男性が罪に問われない限り、名前や年齢などは公表されない。冷凍庫に隠れた従業員は「彼は僕のヒーローです。もし彼が銃を持っていなかったらどうなっていたか、と想像するだけで済んでいるんですからね」とT同誌の取材に対し語った。
2018年10月30日中村文則の小説『銃』が実写映画化。2018年11月17日(土)より、テアトル新宿ほか全国の劇場で公開される。中村文則衝撃のデビュー作を実写化小説『銃』は、『去年の冬、きみと別れ』『悪と仮面のルール』など実写化した作品も含め、数々の話題作を世に送り出している作家・中村文則のデビュー作。新潮新人賞を受賞した他、英訳版の『The Gun』が2016年の「ウォール・ストリート・ジャーナル」年間ベストミステリー10冊に選出されるなど、国内外から評価を受けた作品だ。ストーリー偶然銃を拾った主人公・西川トオルがその魅力に捉われ、徐々に銃に支配され狂気に満ちていく様を描く。雨が降りしきる河原で、思いがけず拳銃を拾った大学生の西川トオル。普段は、友人たちと青春を謳歌しているが、その内には魅了された銃への高揚を秘めていた。トオルは、大切に家に保管していた銃を持ち歩いてみることにした。さらに緊張とスリルが増し、彼を満足させた。同じ大学のヨシカワユウコにも興味があるが、やがて銃は彼のなかで圧倒的な存在感を占めていく。そして、突然の刑事の訪問。「次は、人間を撃ちたいと思っているんでしょ?」次第に精神を追い詰められていくトオルは、あることを決意するが――。主演は村上虹郎、ヒロインは広瀬アリス主演は、『武曲 MUKOKU』で第41回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞した村上虹郎。主人公・西川トオルと同世代である村上だからこそ捉えられる心情とともに、銃に支配され追い詰められていく様を演じる。快活な一方で、心の中に何らかの問題を抱えている女子大生・ヨシカワユウコは、『氷菓』『新宿スワンⅡ』『巫女っちゃけん。』にも出演している広瀬アリスが演じる。さらに、トオルを追い詰める刑事として、『万引き家族』など数々の話題作に出演するリリー・フランキーが出演。その他、日南響子、新垣里沙、岡山天音など、個性的なキャストが物語を盛り上げる。監督は武正晴監督は、『百円の恋』『嘘八百』などを手掛けた武正晴が務め、企画・製作には奥山和由プロデューサーを迎える。作中ではモノクロの映像表現を駆使し、純文学性の高い世界観に仕上げている。詳細映画『銃』公開時期:2018年11月17日(土) テアトル新宿ほか全国ロードショー出演:村上虹郎、広瀬アリス、日南響子、新垣里沙、岡山天音、後藤淳平(ジャルジャル)、中村有志、日向丈、片山萌美、寺十吾、サヘル・ローズ、山中秀樹/リリー・フランキー企画・製作:奥山和由監督:武正晴原作:中村文則『銃』(河出書房新社)脚本:武正晴・宍戸英紀R15+
2018年06月14日6月から北米ツアーをスタートしたハリー・スタイルズが、テキサス州ダラスの公演で政治的な主張をアピールした。「End Gun Violence」(銃暴力に終止符を)と書かれたステッカーをギターに2枚貼り、ライブを行ったのだ。さらに、ハリーはこのギターを弾いている写真をSNSに投稿し、再度主張を強調した。テキサス州では先月18日、サンタフェ高校で在校生による銃乱射事件が発生。生徒、教師10人が命を奪われ、多くの人が負傷した。この事件を受けて、ハリーは声を上げたのだとみられる。銃に関してハリーが行動を起こしたのは今回が初めてではない。今年3月24日に世界各地で開催された、銃規制を求めるデモ「March Our Lives」(命のための行進)の趣旨に賛同したハリーは、SNSでファンにこのデモをサポートする署名を求めた。このデモは、2月に起きたフロリダ州の高校での銃乱射事件をきっかけに行われたものである。ハリーは銃規制問題のみならず、人権問題に対してもアクティブだ。ライブではLGBTQの人たちの象徴「レインボーフラッグ」を振ったり、「Treat People With Kindness」(思いやりを持って人に接しましょう)というロゴ入りTシャツを販売し、LGBTQの若者を支援する団体に収益を寄付している。LGBTQは、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー・ジェンダークィア(自分が一つの性にカテゴライズされることに違和感を覚える人)の総称。(Hiromi Kaku)
2018年06月08日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「銃規制」です。19歳の少年により、17人の高校生・教職員の命が奪われた、アメリカ・フロリダ州パークランドの銃乱射事件。同州の高校生は、デモなど、銃規制を求める抗議運動を行いましたが、これに対して猛烈な反論があり、インターネット上でのいじめも起きています。アメリカの銃の所持率は、先進国のなかでも突出して高く、国内に3億丁を超える銃があります。2016年のFBIの統計では、銃が原因で死亡した人が1万1004人。そのうち自殺は約5500人。乱射事件もたびたび起きており、銃の事故のため、多額の税金が医療費に投入されています。僕がアメリカに住んでいた2012年にもコネチカット州の小学校で銃乱射事件が起き、子どもたちが犠牲になりました。事件後、ロサンゼルス市警が、銃をフードクーポンなどと交換する「買い戻し」キャンペーンを催したところ、多くの市民が集まりました。ライフル銃が何丁も積まれた車の長蛇の列を目の当たりにし、アメリカがいかに銃社会なのかを実感しました。世論調査によると、アメリカ国内の銃規制を求める声は決して少なくありません。購入希望者の身元調査をしたり、購入者を限定する規制に賛成する人は半数以上います。オバマ前大統領も法案による銃規制を目指しましたが、議会で反対され実現しませんでした。その後の規制を強化する大統領令も、現政権になり廃止されています。銃規制が一向に実現しない背景の一つが、規制に反対する団体、全米ライフル協会(NRA)の存在です。会員数は公称で500万人。潤沢な資金を持ち、政治家への影響力も大きいんですね。また、合衆国憲法では、市民の銃の所持を重要な権利として尊重しています。銃規制は違憲という判決も出ています。それは、もしも政府が独裁政治を強いるなど市民の権利を奪おうとしたときには、市民自ら武装して、国を守れるようにという理由からなんです。これらから、アメリカでは銃規制の実現は容易ではありません。しかし今回の事件を受け、航空会社や保険会社など複数の企業が、NRA会員の優遇措置をやめると発表。今後、銃規制の流れがどう進むのか目が離せません。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年4月4日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年04月01日先週末、世界各地で銃規制を求めるデモ行進「March For Our Lives」が開催され、アメリカ・ニューヨークでのデモにポール・マッカートニーらセレブが参加した。ポールは妻のナンシー・シェヴェルとともに“We Can End Gun Violence”(私たちは銃による暴力を終わらせることができる)のスローガンが書かれたTシャツを着用。「CNN」からデモに参加している理由を聞かれたポールは、「ちょうどこのあたりで親友の1人が銃で撃たれて死んだ。だから(このデモは)僕にとってすごく重要なことなんだ」と語った。もちろん、この親友の1人とは1980年にマーク・チャップマンによって射殺されたジョン・レノンのことだ。テイラー・スウィフトはSNSに「March For Our Lives」のロゴ写真と「学校に通うのに、銃暴力を恐れなければならないなんて、あってはダメ。ナイトクラブ、コンサート、映画館やお祈りする場所でもね」とのコメントを掲載。セレーナ・ゴメスは「銃じゃなくて子どもたちを守って!」と切実な気持ちを訴えた。ワシントンD.C.でのデモには、マイリー・サイラス、デミ・ロヴァート、アリアナ・グランデ、コモンらが参加し、パフォーマンスも行った。(Hiromi Kaku)
2018年03月26日人気SF漫画「銃夢」を巨匠ジェームズ・キャメロンの製作・脚本で実写化した映画『アリータ:バトル・エンジェル』が、2019年2月22日(金)に全国で公開される。原作はSF漫画「銃夢」原作は、木城ゆきとの漫画「銃夢」。SF漫画の最高峰として語り継がれ、その人気は日本にとどまることなく、世界8の国と地域で翻訳され多くのファンを魅了している。サイボーグの少女が主人公数百年先の未来、山の中で奇跡的に脳だけが無傷の状態で発見されたサイボーグの少女アリータ。彼女はサイバー医師のイド博士によって、新たなサイボーグの体を与えられる。目を覚ましたアリータだが自分の過去も、自分がいる世界についての記憶も一切ない。アリータがイド博士に「私に何か隠してるでしょ?」と問い詰めると「思い出さない方がいいこともある」と真相を隠されてしまう。しかし、謎の男ベクターは「彼女は唯一の生き残りだ。300年前に失われたはずの“最終兵器”。彼女は世界の秩序を脅かす」とその驚異を明かす。“兵器”として作られた、壮絶な過去を持つアリータを破壊しようと凶悪な殺人サイボーグたちが次々と襲い掛かるが、あどけない外見とは裏腹にアリータは驚異的な格闘スキルを見せる。最強の身体“バーサーカーボ ディ”を纏い、アリータは大切な人たちを守るために不安や苦悩を乗り越えて戦いに身を投じていく。 手に汗握る、スピード感満載のアクションシーンが展開される。巨匠ジェームズ・キャメロンが実写化実写化の製作・脚本を務めたのは『タイタニック』や『アバター』など、歴史に残る名作を世に送り出してきた巨匠ジェームズ・キャメロン。原作に惚れ込み、長年に渡り映画化を切望したという今回の作品は、構想に15年以上もの時を費やした大作だ。キャメロンは原作について、「斬新で創造的で最先端、 美しく、恐ろしく、驚異的だ」と語っている。メガホンを取ったのは、『シン・シティ』『スパイ・キッズ』なども手掛け、アクション映画を得意とするロバート・ロドリゲス監督。「ジェームズと一緒に仕事をする機会をずっと待っていたんだ。彼は『アバター』の続編で忙しく、この作品を僕に任せてくれた」と制作秘話を明かした。一方キャメロンは「彼は楽しんで監督していたね。僕の脚本を生かしつつ彼自身の作品にした」と太鼓判を押している。さらにプロデューサーは、キャメロンの製作パートナーとして『タイタニック』や『アバター』など大ヒット作を手掛けてきたジョン・ランドーが務める。キャスト主人公であるサイボーグの少女アリータは、ローサ・サラザールが演じる。アリータの姿は全てモーションキャプチャーによるCGにより描かれ、原作に忠実に再現された。迫力のある戦闘シーンや、アリータが様々な人と出会う中で少女としての心が芽生えていく様子にも注目だ。サイバー・ドクターのイド役には『イングロリアス・バスターズ』でアカデミー賞助演男優賞を受賞し『ジャンゴ 繋がれざる者』、『007 スペクター』、『ダウンサイズ』に出演するクリストフ・ヴァルツ。その他にも『ビューティフル・マインド』でアカデミー賞助演女優賞を獲得したジェニファー・コネリー、『ムーンライト』でアカデミー賞助演男優賞を射止めたマハーシャラ・アリなど実力派の俳優陣が脇を固める。ストーリー舞台は、“支配する者”と“支配される者”の2つの世界に分断された、謎めいた遠い未来。サイバー医師のイドは、瓦礫の中から少女の人形の頭部を 拾い上げる。彼女は300年前のサイボーグであり、なんと脳は生身のまま生きていた。イドは、過去の記憶を失っていた少女に新たな機械の身体を与え、アリータと名付けて成長を見守る。ある日、自分の中に並外れた戦闘能力が眠っていることに気づいたアリータは、自分が300年前に失われたテクノロジーで創られた“最強兵器”だということを知る。逃れられない運命に直面した少女は、与えられた自分の命の意味を見つけるために、二つの世界の秩序を揺るがす壮大な旅に出る。詳細『アリータ:バトル・エンジェル』公開時期:2019年2月22日(金) 全国ロードショー脚本・製作:ジェームズ・キャメロン監督:ロバート・ロドリゲス出演:ローサ・サラザール、クリストフ・ヴァルツ、ジェニファー・コネリー、マハーシャラ・アリほか配給:20世紀フォックス映画
2018年01月12日ミュージカル『三銃士』(2011年)の三銃士役(アトス・アラミス・ポルトス)での共演をきっかけに、橋本さとし、石井一孝、岸祐二の3人が結成したユニット“Mon STARS”。彼らの3度目となるコンサートが、2018年2月20日(火)から22日(木)まで、東京・Bunkamura オーチャードホールで開催される。【チケット情報はこちら】コンサート初日の2月20日(火)には、初のミニアルバム『Lights and Shadows』をリリース。橋本のソロ曲『クリスタルの天使』(『三銃士』より)や、岸のソロ曲『ブイ・ドイ』(『ミス・サイゴン』より)、『レ・ミゼラブル』の名曲『Bring Him Home』など、全6曲が収録されており、これらがコンサートの中心ナンバーとなる予定だ。特にMon STARSらしさが光るのが、石井のソロ曲となるQUEENの「The Show Must Go On」。「実は僕ら3人ともハードロックが大好きだし、心からリスペクトしているのに、今まであまり歌ってこなくて……」と橋本が切り出すと、岸も「ドラマチックで舞台人の僕らにはぴったり。本番前に必ず聴く曲のひとつです」と続ける。フレディ・マーキュリーを敬愛する石井も、「Mon STARSの個性として打ち出せる一曲。ぜひ僕たちの熱いQUEENを体感してください!」と語気を強める。また3人が「名曲生まれちゃいました」と自画自賛するのが、アルバムタイトルにもなっているオリジナルの新曲「Lights and Shadows」。作曲を担当した石井は、「お客さんがペンライトを振ってくれるようなミドルバラードにしたくて」と曲に込めた思いを明かす。作詞を旧知の森雪之丞に依頼し、「こいつら悩みのないおじさんたちやなって思われがちですけど(笑)、僕たちにもちゃんと大人の生きざまと言えるような“影”があるんだっていうのを見せたくて」と語るのは橋本。ゲスト陣には「他力本願爆裂」と3人が笑うほど、豪華な顔ぶれがそろった。『三銃士』で主人公のダルタニャンを演じた井上芳雄(21日)のほか、小西遼生・壮一帆(20日)、中川晃教(22日)が日替わりで出演する。岸が「ゲストの人たちが普段見せないような姿も見せられたら」と語るように、意外な組み合わせが楽しめるのも、Mon STARSのコンサートならではと言えそうだ。リーダーの橋本は、「3人ともバラバラなのに、それが不思議と一致する。そこで生まれる唯一無二の奇跡的なエネルギー」とMon STARSを表現する。そのエネルギーを最大限に感じられる場所こそ、彼らの主戦場である生のステージ。彼らの熱い魂と魅惑の歌声、さらにたっぷりの笑いを会場で堪能しよう。取材・文:野上瑠美子
2018年01月09日木城ゆきとによる伝説の漫画「銃夢」を、巨匠ジェームズ・キャメロン製作・脚本で実写化する『アリタ:バトル・エンジェル』。この度、本作の予告編と特別映像、そして場面写真が到着した。舞台は数百年先の未来。<アイアン・シティ>のスクラップの山の中で意識を失った状態で発見されたサイボーグの少女“アリタ(ローサ・サラザール)”はサイバー・ドクターの“イド(クリストフ・ヴァルツ)”によって助け出される。目を覚ましたアリタだが自分の過去も、自分がいる世界についての記憶も一切ない。あるとき自分が持つ並外れた戦闘能力に気付き、自らの出生の秘密を見つけようと決意する。その過程で世界の腐敗に気づき世界を変えようと挑むが…自分は一体何者なのか?並外れた戦闘能力の意味するものとは?サイボーグの少女アリタの旅がいま、始まる――。原作は、SF漫画の最高峰として語り継がれ、日本はもとより世界8の国と地域で翻訳された漫画「銃夢」。『タイタニック』『アバター』などで知られるキャメロンが原作に惚れ込み、長年に渡り映画化を切望し、今回それが実現。彼が脚本・製作を担うほか、『シン・シティ』『スパイ・キッズ』のロバート・ロドリゲスが監督を、キャメロンの製作パートナーとして『タイタニック』や『アバター』など大ヒット作を世に送り出してきたジョン・ランドーがプロデューサーを務める。今回到着したのは、『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』のローサ・サラザール演じる主人公のアリタが目覚めるシーンから始まり、敵との戦闘シーンも描かれている。また、今回原作漫画をリスペクトする製作者の拘りにより、彼女の姿は全てモーションキャプチャーによるCGで、より原作に忠実な姿で描かれている。ローサのほかにも、クリストフ・ヴァルツ、ジェニファー・コネリー、マハーシャラ・アリなど実力派俳優たちが脇を固めている。そしてあわせて、キャメロン、ロドリゲス監督のコメント映像も到着。キャメロンと「一緒に仕事をする機会をずっと待っていた」と言うロドリゲス監督。15年以上も構想してきた作品を、今回ロドリゲス監督に任せたキャメロンは、「僕の脚本を生かしつつ彼自身の作品にした」と太鼓判を押している。『アリタ:バトル・エンジェル』は2018年夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年01月09日35年ぶりの新作として注目を集める10月『ブレードランナー 2049』。これが期待を大きく超える傑作なのだが、本国では銃乱射事件の影響でプレミアが中止になったり、首位デビューを飾りながら、なぜか「興行不振」のレッテルを貼られたりと“受難”続きだ。実はリドリー・スコット監督が手がけた前作『ブレードランナー』もまた、公開された1982年当時は、その先鋭的な内容とテーマ性が「難解」だとされ、興行が伸び悩んだ。いまではSF映画の金字塔として、幅広いジャンルに多大な影響を与えているだけに、当時の不遇は、早すぎた傑作ゆえの受難といえるかもしれない。同作が残した余白と余韻もまた、賛否両論を巻き起こしたが、ファンが長年議論を重ねることで、結果的には、作品をより豊かで特別なものにした。『ブレードランナー 2049』もまた、明るく軽快なエンターテインメントではないし、1度見ただけで、すべてを理解しきれないハードルの高さはあるかもしれない。それでも、前作が提示した「結局、人間性って何?」という哲学、そして地球の未来に警鐘を鳴らす世界観は35年経っても劣化することはなく、レプリカント(人造人間)の実現にリアリティが増し、人工知能も進歩を遂げた現代だからこそ、そのメッセージはより身近な警告として響いている。見終わったら、自分なりに解釈し、誰かと意見を交わさずにはいられないはず。それが可能なのは『ブレードランナー2049』が前作に負けず劣らず、奥深い傑作だからこそだ。その立役者が『メッセージ』も話題だったドゥニ・ヴィルヌーヴ監督であるのは言うまでもない。今後はSF作家フランク・ハーバート氏の小説「デューン/砂の惑星」の再映像化でも手腕を振るうことが決定しているが、同作はかつてスコット監督も演出に意欲を見せていた壮大なプロジェクト(それが頓挫した結果、生まれたのが『ブレードランナー』だ)。そんな運命にして必然的なバトンの受け渡しも、非常にドラマチックだ。“次世代への継承”は『ブレードランナー 2049』の重要なテーマにもなっている。(text:Ryo Uchida)■関連作品:ブレードランナー 2049 2017年10月27日より全国にて公開
2017年10月21日◼︎ロビイスト、その知られざる活動を描く『女神の見えざる手』主人公はスゴ腕のロビイスト、エリザベス・スローン。ロビイストとは、特定の個人または団体のために、政党や議員に働きかけ、政治的決定や、政府の政策に影響を及ぼすことを目的として行う私的な政治活動(=ロビー活動)を仕事にする者のこと。現在、アメリカにはロビイストが3万人ほど存在するとされています。大手ロビー会社に在籍するも、女性の銃保持を推進したい団体からの仕事を断ったために、退職を余儀なくされた主人公・エリザベス。『ゼロ・ダーク・サーティ』でアカデミー主演女優賞にノミネートされた実力派ジェシカ・チャステインが、銃規制法案に賛成の立場をとる陣営へと移籍し、彼らの指揮を執る女性ロビイストを魅力たっぷりに演じます。◼︎『女神の見えざる手』手に汗握るストーリー大手ロビー会社「コール=クラヴィッツ&ウォーターマン」の敏腕ロビイストとして名高い、エリザベス・スローン。クライアントの要望を叶えるため、一切の妥協を許さないエリザベスの完璧な仕事ぶりは、政府やメディアからも一目置かれており、社内でも恐れられる存在だった。だが、華やかなキャリアとは裏腹に、エリザベスの私生活はボロボロ。まるで「勝利依存症」とも言える彼女は、眠る時間を削るため眠気止めの強力な薬を常用し、パーティーに顔を出しても楽しむどころか、根回しや裏情報をつかむだけの日々を過ごしている。交友はゼロに等しく、恋人もいないエリザベスは、高級エスコートサービスで買った男性と欲望を満たしているのだった。そんなある日、エリザベスの元に、議員たちに強い影響力をもつサンフォードという人物が代表をつとめる銃擁護派団体からの仕事の依頼が舞い込む。その内容は、新たな銃規制法案に対し、女性の銃に対するイメージを向上させ、規制法を廃案に持ち込んでくれという依頼だった。だが、エリザベスはこの依頼を断固として拒否。上司のデュポンから「サンフォードの要求に応じる気がないなら、君にいてもらう必要はない」と、お払い箱にされてしまう。その夜、パーティーに出席したエリザベスは、銃規制法案に賛成の立場をとる陣営を支援する小さなロビー会社「ピーターソン=ワイアット」のCEOシュミットと出会う。移籍を決意したエリザベスは、翌日、「コール=クラヴィッツ&ウォーターマン」に出勤し、一緒に「ピーターソン=ワイアット」へ移籍しないかと、自分のチームへ呼びかける。チームメンバーの4人がエリザベスの申し出を受けるが、部下のジェーンは固辞。同じく「コール=クラヴィッツ&ウォーターマン」に残った元同僚のコナーズと共に、エリザベスと敵対することになってしまい……。◼︎息もつかせぬ超展開!ジェシカ・チャステインの仕事ぶりに惚れる本作の一番の魅力は、銃規制法案をめぐり二転三転する両陣営の激しい攻防戦です。「ピーターソン=ワイアット」に移籍したエリザベスが、さまざまな奇策を仕掛け、銃規制法案の廃止に賛成しそうな議員をひとり、またひとりと取り込んでいく様は圧巻です。エリザベスは、ときに仲間までもを欺き、人としての倫理や常識の一線を越えてしまいながらも、相手陣営の二手も三手も先を読む巧妙な罠を仕掛けていきます。実力派俳優たちの白熱する演技合戦は、本作の大きな見どころになっています。◼︎トップ・ロビイストのファッションにも注目!DRESS読者にとって、もうひとつの見逃せないポイントとなっているのが、主人公エリザベスのファッション。本作の衣装デザイナーは、「エリザベスはワシントンのトップ・ロビイストなので、年収は7ケタ(100万ドル以上)だと推測した。自分では服を買いに行かず、スタイリストが自分に合ったアイテムを持ってきてくれる」「彼女の服は、美しさやおしゃれのためではなく、世界と渡り合う武装のようなもの。胸元が大きく開いたブラウスや短いスカートは身につけず、色は黒がメインで、マゼンタ、ダークグリーン、紫がかったピンクなど強い色味を選んだ。」と語ります。この条件を元に選ばれたのは、ピアジェの腕時計、サンローランや、ヴィクトリア・ベッカムのスーツやドレス、そして14〜15cmのハイヒール。細いヒールで颯爽と歩くエリザベスの格好良さに、思わずため息がこぼれてしまいます。全米のトップ・ロビイストたちの仕事ぶりを知るお仕事ムービーとしても、ひとりの女性の人生を描いたヒューマンドラマとしても楽しめる本作。ストーリーの全篇にひねりがあり、先を読んだと思っていても、さらに物語が二転三転する本作は、最後の最後まで驚きに満ちた展開が待っています。DRESS読者のみなさんの知的好奇心をきっと満たしてくれるノンストップ社会派サスペンス『女神の見えざる手』は、10月20日(金)より全国ロードショーです。◼︎『女神の見えざる手』公開情報『女神の見えざる手』10月20日(金)TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー監督:ジョン・マッデン『恋におちたシェイクスピア』『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』出演: ジェシカ・チャステイン『ゼロ・ダーク・サーティ』、マーク・ストロング『キングスマン』配給:キノフィルムズ上映時間:132分公式サイト: miss-sloane.jp© 2016 EUROPACORP – FRANCE 2 CINEMA
2017年10月20日「ラスベガスで銃乱射事件があった日、彼女は現地近郊でCM撮影をしていたんです。あまりの出来事にショックを受けていたといいます」(芸能関係者) 10月1日、米ラスベガスで起きた銃乱射事件。59人が死亡する大惨事となったが、その現場近くにローラ(27)はいたのだ。 8月に一部週刊誌で所属事務所との“奴隷契約”騒動が伝えられたローラ。10年間という長期の専属契約で不当に拘束されているとして、 契約破棄に向けた事前協議を申し入れたという。記事では、所属事務所社長との不仲やローラが精神的に追い詰められていたとも。だが事務所は「そのような事実はありません」と否定。主張は真っ向から食い違っている。 あれから2カ月――。ローラはロサンゼルスに滞在し、仕事の際に日本へ戻る生活を送っているという。だが所属事務所との溝は、今も埋まっていないようだ。 「一部では事務所がローラさんの仕事を断っているかのようにも言われていましたが、実際は彼女が事務所経由の仕事をほとんど断っているそうです。姿を見せるのはレギュラーの雑誌の仕事か、CM撮影くらいです」(前出・芸能関係者) このまま事態が平行線のままでは法廷闘争にも発展しかねない。そんななか、彼女はすでに次のステップへと動き始めているという。 「じつはローラさん、ロスで暮らす家を購入しようとしているんです。向こうで住んでいる部屋は所属事務所が借りているものなので、なるべく早く引っ越したいそうで……。『予算はいくらかかってもいいから早く引っ越したい』とまで言っていたそうです。今は少し落ちついたようで、1億円超の予算で探しているそうです」(ファッション関係者) 驚きの“巨額移住計画”を進めるローラ。ラスベガスでの銃乱射の衝撃を受けてもなお、米国移住と所属事務所との決別を求める気持ちは揺るがないようだ。
2017年10月18日1日夜(現地時間)、ラスベガスで銃乱射事件が起き、アメリカ史上最悪の死者数を出した。犠牲になった多くの被害者は、音楽フェス「Route 91 Harvest Festival」を楽しみにやってきていた観客たち。この事件を受けてセレブらが憤り、銃の規制をSNSで訴えている。レディー・ガガは「これは明白なテロ行為です。民主党も共和党もいますぐに団結してください。#銃規制を」、「祈ることはとても大切、でも人々の命は法律を制定する権力を持つポール・ライアン、ドナルド・トランプ、あなたたちの手にかかっているの。すぐに行動して。#銃規制を」などとツイート。その後、ガガは「インナーピース(心の平穏)」を通してみんなとつながりたいとの希望から、日常的に行っている瞑想をインスタグラムでライブ中継した。20分間、ライブ中継を見ていたフォロワーたちとともに瞑想と黙祷、祈りをささげたようだ。アリアナ・グランデは「ラスベガスを思うと心が張り裂けそうです。私たちには愛と団結、平和、銃規制、人々がこの状況を見てこれはテロであると声を上げることが大切です」とツイートした。レナ・ダナム、エイミー・シューマー、ジョン・レジェンド、キム・カーダシアンらもツイッターで銃規制を訴えている。(Hiromi Kaku)
2017年10月03日ステージで歌うジェイソン・アルディーン。この直後に事件は起こった(写真:Press Association/アフロ) 米ラスベガスで発生した銃乱射事件から2日経った。死者は59人に増え、米メディアは個別の乱射事件としては「史上最悪」であると報じている。 現場となったのは、カントリーミュージックのイベント「ルート91ハーベスト・フェスティバル」。隣接するホテルの32階から銃弾が降り注いだその瞬間、ステージではカントリーの大物ジェイソン・アルディーンがステージに上がっていた。 アルディーンは事件の数時間後に「ラスベガスのために祈りを」と文字を入れた写真をInstagramに投稿し、「今日あったことは、恐怖などという言葉では言い表せない。何と言えばいいのかまだわからないが、俺とスタッフたちはみんな無事だということを伝えておきたい」とメッセージを発信した。 会場に居合わせた目撃者によると、アルディーンは銃声を聞くや否や、一言も発することなく舞台袖に逃げていったという。そんな彼を「臆病者」と断ずる声が上がっている。 「ジェイソン・アルディーンは、観客に『逃げろ』とさえも言わず、臆病者のように走り去っていった。本当にこの国を愛しているのか?」 「ジェイソン・アルディーンが何も言わないでステージから降りたなんて信じられない。彼が注意を促していれば、救われた命があったかもしれないのに」 一方で、銃声が鳴り響く中で平静を保っていられるはずがない、とアルディーンを擁護する人々も大勢いる。 「彼には妻子がいるんだ。しかたないだろう」 「臆病だって?銃弾が飛んでくれば俺だって伏せるよ。彼は軍人じゃないんだ。ギターで銃弾を撃ち返していたらかっこよかっただろうけどね」 図らずも世界的な“時の人”となってしまったアルディーンのもとには、様々な言葉が届いたことだろう。これを受けてか、再び長文のメッセージをInstagram経由で送っている。 「この24時間、いろいろな感情が俺に押し寄せてきた。恐怖、怒り、痛み、同情心……。他人の命を奪おうとする人間の気持ちは、俺には到底わからない。この国、この世界では最近何かが変わった。それを目の当たりにするのは恐ろしいことだ。この世界は、子どもを安心して育てられない場所になってしまった。あの日、俺たちは民主党でも共和党でもなく、白人でも黒人でもなく、男でも女でもなかった。俺たちはみんな、人間なんだ。アメリカ人なんだ。そして今、一つになって立ち上がる時なんだ。それが、この国を今までよりも良くする唯一の道だ。(中略)このあまりにもひどい事件の犠牲者とその家族を思うと、本当に胸が痛む。あなたたちの苦しみを取り去る言葉を持ち合わせていないことが残念でならない。これだけは覚えておいてほしい。俺はあなたたちと共にある。一つになって、憎しみを捨てるときが来たんだ」
2017年10月03日カーダシアン3姉妹が経営するセレクトショップ「DASH」がまたしても災難に見舞われた。過去にボヤ騒ぎ、今年1月には窃盗事件が起きた「DASH」で、今回は店員が銃を向けられるという物騒な事件が発生した。「CBS News」など多数のメディアが報じている。ウェスト・ハリウッドの保安官事務所によると、木曜日(現地時間)の午前11時19分、小型拳銃を手にした白人女性が店内に入ってきた。その女性は支離滅裂なことをブツブツしゃべったり、「キューバに近付くんじゃない!」などと言っていたとか。やはり、昨年5月にキューバを訪れたカーダシアン3姉妹がターゲットか?そして、店員に銃を向けるも、特に何かを盗むことなく店を後にしたという。事件から約2時間後。なんと、この女性が今度は銃ではなく、鉈を手にして「DASH」に戻ってきた。事件を聞きつけ店の前に集まっていた記者やカメラマンめがけて鉈を振り回し、「カーダシアン家は共産主義のテリトリーに足を踏み入れたら処刑されるだろう!」と叫ぶ様子が動画に収められている。1日に2度も事件を起こしたこの女性は、警察が到着する前に姿をくらました。誰一人としてケガをしなかったのが幸いだ。(Hiromi Kaku)
2017年09月22日メディアを騒がしているキム・カーダシアンの強盗事件。頭に銃を突きつけられるという恐ろしい体験に、心に受けた傷は計り知れないが、なんと、ベネディクト・カンバーバッチも同じような経験をしたのだそうだ。「Vanity Fair」誌にこんなことを語っている。2004年、テレビ局BBC制作のミニドラマ「To the Ends of the Earth」の撮影で南アフリカに滞在していたベネディクト。共演者のセオ・ランディ、デニス・ブラックとスキューバダイビングの旅から帰る途中に、武器を持った6人の男たちに囲まれてしまった。携帯電話、クレジットカードを奪われ、銃口を向けられて車のトランクに押し込まれた3人。ベネディクトは「トランクの中から蹴ったり叫んだり、命乞いもした」とふり返る。車はある橋の下で停車。下ろされた3人は、そのとき履いていた靴のひもで縛られ、膝をつくいわゆる「処刑スタイル」を取らされた。「これで人生が終わるのか…」と思ったベネディクトだったが、どういうわけかそこから強盗たちは逃走。おかげで人に助けを求めることができ、いまに至るのだという。キムは押し入り強盗で、ベネディクトは誘拐と、状況は少し異なるものの銃を突き付けられたという共通の恐怖体験をした2人。彼はキムの事件が起こる前にこの体験を告白しており、キムの事件直後に「Vanity Fair」誌が発売されて明らかになるという偶然が重なった。(Hiromi Kaku)
2016年10月06日キム・カーダシアンがパリの滞在先で銃を持った男たちに襲撃された。ファッション・ウィークでパリに来ていたキムは2日(現地時間)にデザイナーのアゼディーヌ・アライア主催のディナーに出席し、市内8区にある滞在先の高級レジデンス「No Address」へ戻った。事件は彼女の帰宅後3日午前2時30分すぎ(現地時間)に発生した。スキーマスクで顔を隠し、警官の制服を着た5人の男はコンシェルジュを脅して建物に侵入、うち2人がキムの部屋に向かい、彼女の頭に銃を突きつけてテープで縛り上げ、浴室に監禁。スマートフォン2台と現金1,000ユーロ、1,000万ドル相当の宝飾品を奪って逃走した。事件当時、キムの夫であるカニエ・ウエストはニューヨークでライブに出演していたが、一報を受けると、「家族の緊急事態」を理由に公演を中止した。キムが滞在していた「No Address」は19世紀に建てられた貴族の屋敷を改築したセレブ御用達の高級レジデンスで、レオナルド・ディカプリオやマドンナも顧客。セキュリティも万全の体制のはずだが、どうやって犯人たちがそれをくぐり抜けたのかは不明だ。幸い怪我はなかったが、ひどくショックを受けたキムは同日午後(現地時間)にプライベートジェットでパリからアメリカへ帰国した。(text:Yuki Tominaga)
2016年10月04日どんなに有名なセレブに対しても、日本の入国管理局は容赦ナシ!古くはポール・マッカートニーが大麻所持で、最近ではパリス・ヒルトンがドラッグの有罪歴によって日本への入国許可が下りず、日本の地に降り立ちながらも泣く泣くそれぞれの国へ戻っていったということがあった。薬物関係ではないが、先月末に女性に銃を突きつけて脅したとして逮捕されたクリス・ブラウンも、日本に入国することはできないようだ。「TMZ.com」によると、クリスは来週26日、27日に東京国際フォーラムで開催予定のコンサートのために日本へワークビザを申請。しかし、現在“銃突きつけ事件”が捜査中のため、ビザも入国も拒否されてしまった。「TMZ.com」が日本領事館に問い合わせたところ、「日本は犯罪歴のある人や取り調べ中の事件を抱えている人に対しての入国審査が非常に厳しい」というコメントを得たとのこと。クリスは2009年にも当時交際していたリアーナに対して暴行事件を起こし、オーストラリアから入国拒否を受けてツアーをキャンセルした過去がある。約2,500万円の保釈金を払い、9年ぶりの来日公演が期待されていたクリスだが、コンサートプロモーターの「クリエイティブマン」によれば、公演は「延期になった」ということだ。(Hiromi Kaku)
2016年09月23日橋本環奈が主演を務めた、角川映画40周年記念作品『セーラー服と機関銃-卒業-』のブルーレイ&DVDが、いよいよ8月3日(水)にリリースされる。このほど、本作のブルーレイプレミアム・エディションにのみ収録される特典映像から、撮影の合間に共演の大野拓朗が撮影した「橋本環奈の撮影日記」の一部が、シネマカフェに到着した。組員わずか4名の弱小ヤクザ・目高組組長という驚きの過去を持つ、18歳、高校三年生の星泉。伯父を殺した敵を機関銃で襲撃する大事件を起こしたあと、組は解散。いまは、シャッター商店街の中で「メダカカフェ」を経営し、「組長」あらため「店長」として活躍する日々。卒業を間近に、普通の女子高生としての日常を取り戻しつつある中、ニセモデル詐欺に巻き込まれた友達の相談から、泉の周辺に再び危ない影が忍び寄り…。薬師丸ひろ子がヤクザの組長となった女子高生、星泉を鮮烈に演じ、1981年に大ヒットした『セーラー服と機関銃』の続編となる本作。新たに“伝説のヒロイン”星泉を演じるのは、映画初主演となる橋本さん。さらに、『シン・ゴジラ』の長谷川博己、『花芯』の安藤政信、『セトウツミ』『64 -ロクヨン』の宇野祥平ほか、伊武雅刀、武田鉄矢など錚々たるキャストが集結する。今回公開された映像は、本作のブルーレイプレミアム・エディションの特典ディスク収録の「橋本環奈の撮影日記」の一部。橋本さんが撮影の合間の休憩中、カメラを回す大野さん(目高組組員・祐次役)と談笑する様子を収めている。その会話の中で、「得意なモノマネがない」と語る橋本さん。朝ドラ「とと姉ちゃん」でも軽妙な演技を見せていた大野さんは、そこで、橋本さんに「ゲゲゲの鬼太郎」の目玉おやじと、ドナルドダックのモノマネを披露。大野さんにレクチャーを受けながら、何度も無邪気に「オイ、鬼太郎」とモノマネに挑戦し、笑顔を見せる橋本さん。16歳(収録当時)の橋本さんの素顔を垣間見ることができる貴重な映像となっている。そんな本作のブルーレイプレミアム・エディションの特典ディスクには、本映像のほかメイキングやインタビュー映像など、約200分もの特典映像が収録。ひと夏の過酷な撮影を通した橋本さんの魅力と成長に迫ることのできる貴重映像がふんだんに収録されている。『セーラー服と機関銃-卒業-』は8月3日(水)よりブルーレイ&DVDリリース。(text:cinemacafe.net)
2016年08月02日20日(現地時間)、アメリカの上院議会で銃規制強化案採決の動議が否決されたのを受けて、規制強化を求めるセレブたちが署名運動に参加した。銃を購入する際の身辺調査を義務づける銃規制強化案は与野党が提出したが、採決に進むための動議は否決された。これに対して、22日(現地時間)に「Billboard」誌は議会への公開書簡を発表、133人の俳優やミュージシャン、57人の音楽業界の重役が署名した。7月2日号の表紙には、「銃による暴力をいますぐ止めろ」というスローガンに「音楽業界の優れたアーティスト、重役として、アメリカ人が望む変化のコーラスに私たちの声を加えます」という文が続き、アーティストたちのサインが寄せ書きしてある。ケイティ・ペリーやセレーナ・ゴメス、アダム・ランバート、アリシア・キーズ、バーブラ・ストライザンド、カルヴィン・ハリス、ビリー・ジョエル、ジェニファー・ロペス、ブリトニー・スピアーズ、トニー・ベネットなど新旧の大物ミュージシャンの中にはオノヨーコやゼイン・マリクのサインも。音楽界以外ではエレン・デジェネレス、『イントゥ・ザ・ウッズ』のジェームズ・コーデン、『大統領の執事の涙』などのリー・ダニエルズ監督らも賛同、署名している。(text:Yuki Tominaga)
2016年06月24日6月12日(現地時間)にアメリカ・フロリダ州オーランドで起きた銃乱射事件で49人が犠牲となり、世界中の人々が心を痛めている。事件は同性愛者が多数集うナイトクラブで起き、犯人は日頃から同性愛を嫌悪していたと言われている。昨日、イギリスのウィリアム王子とキャサリン妃はアメリカ大使館を訪れ、犠牲者への追悼帳に記帳したと「Hello!」誌が伝えた。そこでウィリアム王子はLGBT支援団体「GLIFAA」の関係者と言葉を交わし、王子自身が「同性愛者向け雑誌の表紙に出るんだよ」と明かしたという。銃乱射事件が起きる数日前、ウィリアム王子は王族として初めて同性愛者向けの雑誌「Attitude」表紙を飾り、まさに印刷の最中であった。「Attitude」によると発売に先駆け、ウィリアム王子は編集者とLGBTの人々をケンジントン宮殿に招き、いじめを受けた経験やメンタルヘルスについて語り合ったそうだ。発売になったばかりの「Attitude」の表紙には、笑顔のウィリアム王子とともに「セクシャリティーやほかにどんな理由があっても、人はいじめられるべきではない」との王子の言葉が掲載されている。1994年に創刊した同誌は同性愛者に高い人気を誇り、2005年に首相(当時はトニー・ブレア氏)が初めて表紙に登場、インタビュー記事を掲載した同性愛者向け雑誌ということでも話題になった。(Hiromi Kaku)
2016年06月16日