東京には23区あります。今回は東京大学や湯島天神があり、人気の観光スポットとなっている文京区、そして、中央線沿線にある地元愛を強く感じる街が多いちょっとおしゃれな杉並区から、ほっとするお店をご紹介します。 千駄木『TAYORI』 谷中の人気商店街「谷中銀座」の小さな路地を一本入ったところにある、小さなお店『TAYORI』。そこは、ゆったりとした時間が流れ、ほっと一息つけるような温かさのある場所でした。千代田線千駄木駅から4分、JRの日暮里駅からも徒歩5分ほどのところにあるのが、谷中銀座商店街。平日も、休日もここだけは日本人だけでなく、外国の方でもあふれかえっています。まさに、東京の東エリアの観光名所といえるでしょう。 人の往来が多い、谷中銀座商店街。 せわしなく買い物をする人たちを横目に、商店街を歩いていき、小さな路地に入ると、今回のお目当てのお店がありました。 郵便屋さんがお便りを運んでいました。 名前は「TAYORI」。生産者の方と、食べる方をつなぐ、まるで“お便り”のようにつながっていってほしい、という願いを込めてつけられました。こちらでは、お惣菜とお弁当、そして珈琲などを買い、楽しむことができるお店です。店内は古民家を改装したのでしょうか。天井の高い空間の中に、おしゃれなインテリアが並んでおり、一目で「あ、この空気好きだ」と感じることができました。 来店したのが平日の夕方、ということもあり、店内には仕事の打ち合わせをする女性たちや、子ども連れで来ていたママさんなどがいらっしゃいました。わたしは夕食前ですこし小腹が空いたころ。スコーンのセットとコーヒーをいただくことにしました。 ブルーベリーのジャムが、甘すぎず、すっぱすぎずちょうどいい感じ。ふわっふわの生クリームもべとつかないので、ナイフでさっくりとって、思い切りよくスコーンにかぶせます。プレーンのスコーンは風味も豊かで、すっかりとりこになってしまいました。ほかのメニューも見てみると、ビールや地酒のアルコール類やおつまみなども充実していそう。夜ご飯を作るのが面倒な時、こんなお店が近くにあったらきっと通ってしまうだろうなぁ。カウンターの方には、こちらも旬の食材を取り入れたお惣菜がずらり。野菜をたくさん使っているので、体にもよさそうですし、自分ではなかなか作らないようなメニューが並んでいたので、「今夜のおかずにもう一品」というときにもよさそうです。 *ここは、同じく千駄木にある「HAGISO」や「HANARE」というカフェや宿泊施設を運営している方々が新しく始めたお店です。自分たちで「この街にあったらうれしいよね」と思うものを作り続けていることを、今回改めて体感したような気がします。街を面白がって自分たちで作っていくのは、とってもかっこいい。 全国各地の食材や調味料などが並んでいました。どれも、デザインもおしゃれなものばかり。 *一人になりたいとき、考え事をしたいとき、ちょっと自分を甘やかしてあげたいとき……。そんなときにはここに来て、生産者の方々に思いを馳せて、ありがたくご飯をたべるのもいいものですね。 TAYORI東京都台東区谷中3-12-4阿佐ヶ谷喫茶『gion』 阿佐ヶ谷に住む地元の人に愛され、創業39年の喫茶店、『gion(ギオン)』。名物のナポリタンだけではなく、その空間自体に惹きつけられてしまう、その魅力を堪能してきました。 阿佐ヶ谷に行ったら必ずここへ行こう、と決めていた場所。それが今回ご紹介する、喫茶店「gion(ギオン)」。何かおすすめの店がないかと阿佐ヶ谷に住んだ経験のあるgoodroomのスタッフに聞いたときに、みんながそれぞれに出した名前がgionだったのです。 阿佐ヶ谷駅北口。この先に大きなアーケード街がある。 JRの阿佐ヶ谷駅の北口を出てすぐに右折し、高架下のほうへ向かうと、徒歩1分ほどの場所にあります。 うっそうと茂った古いビルの1階。gionという名のついたネオンが見えなくなるほど、緑が灰色の壁を取り囲んでいました。 少し重たい扉を開けて店内に入ると、そこは異世界。少し暗く、赤や緑のステンドガラスに囲まれた照明、ピンク色の壁。さっきまであった日常から、ひとたび別の次元に飛び込んできてしまったような。そんな空間です。 ランチタイムを少し過ぎたころでしたが、店内にはサラリーマン風の談笑する男性たちや、一人で新聞を読む年配の女性など、様々な方が思い思いの時間を過ごしています。わたしは一人、カウンター席に通され、使い古されたクリアファイルケースに入ったメニューの中から、ナポリタンとアイスコーヒーを注文しました。そう、こういった喫茶店に来たらナポリタンを注文すると決めているのです。 なんと深夜2時まで営業しているというから驚き。夜はお通しやお酒が出るので、きっとまた別の空間となって生まれ変わるのでしょう。そうこうしているうちに、ナポリタンがやってきました。1プレートの中には、ナポリタンだけじゃなく、キャベツのサラダと卵サラダがたんまりと乗っていました。これはうれしい。サンドイッチの中に入っているような甘くて優しい味の卵サラダに思わず笑顔がこぼれます。 肝心のナポリタン。なんだかイメージしていたのとちょっと違う。ケチャップがたっぷりついたそれではなく、ところどころに焦げ目がついていたりして、しっかり炒められている。麺自体もぽってりとしたものではなく、細めの麺。これまで食べてきたナポリタンとの違いにおそるおそる口に運ぶと、しっかりソースの味が付いていて、ピリリとコショウのアクセントもいい感じ。味わい深い、まさにgionオリジナルのナポリタンのようです。しつこさもないので、いくらでも食べてしまいそう。ぺろりとたいらげてしまいました。 *もし誰かが「こんなお店を作りたい」と思ったとしても、それは難しいんじゃないかなぁ、とわたしは答えると思う。ここにある一つ一つの雑貨やたたずまい、働く人、お店のルールを守るお客様。そのどれもが、一朝一夕で生まれたものではなく、長くこの場でやってきたからこそ生み出されたものだと思うから。カウンター席に座りながら、お店のひとつひとつに想いを馳せながら、一人でも心地よい贅沢な時間に、ごちそうさま。今度は夜に来てみたいな。また違った雰囲気で、ここで待っていてくれるのだろうな。 gion東京都杉並区阿佐谷北1-3-3 川染ビル 1F出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2019年05月27日ソフトクリーム専門店「牛乳屋さんのソフトクリーム」が2019年3月28日(木)、東京・阿佐ヶ谷の宮野乳業の一角にオープンする。独自の落ち着きで隠れた人気を誇る阿佐ヶ谷で、79年もの長きに渡って地元住民に牛乳を提供している宮野乳業。その3代目店主である宮野雄一朗がオリジナルレシピで開発したソフトクリームは、東京理科大学出身という異色の経歴と牧場での実務経験を活かし、生乳の風味と栄養を最大限に引き出した一品だ。原料の約80%は、牛から搾ったままの脂肪球の状態を維持するためホモジナイズド処理を行わない“ノンホモ”かつ、生乳の風味と栄養を可能な限り残すパスチャライズ殺菌した牛乳を使用。また、空気量の調整でなめらかな口当たりに仕上げるイタリア・カルピジャーニ社製の製造マシンを採用することで、牛乳のプロのこだわりが詰まった、牛乳屋ならではのソフトクリームが楽しめるという。提供するフレーバーはミルクのみで、カップ、コーン、ワッフル、グラノーラの異なる食感が楽しめる4種類が用意されている。【店舗情報】「牛乳屋さんのソフトクリーム」オープン日:2019年3月28日(木)住所:東京都杉並区阿佐谷南3-10-3営業時間:平日 11:00〜18:00、土日祝 11:00〜18:30(不定休)
2019年03月29日10日に行われた『女芸人No.1決定戦 THE W』で優勝したお笑いコンビ・阿佐ヶ谷姉妹が、12日に放送された文化放送『大竹まこと ゴールデンラジオ!』(毎週月曜~金曜13:00~15:30)に生出演した。阿佐ヶ谷姉妹にとって、パーソナリティを務める大竹まことは同じ事務所の大先輩にあたる。「どうしてもあいさつを」と文化放送を訪れたところ、急きょ番組に生出演することになった。2人がスタジオに入るなり、きたろうが「まさか優勝するなんて思ってもいなかったな~」と漏らすと、大竹も「誰も思っていなかった」と続けた。本番当日には大竹からアドバイスをもらっていたとのこと。阿佐ヶ谷姉妹・渡辺江里子は「『9組ともプロなんだし、お前たちはおばあちゃんがただ参戦するだけだから、優勝するとか考えなくていい。ただスベった時とか間違えた時に、楽しんでやってるぞとか、落ち着いてやってるぞというフォローの言葉を用意しておいたらどうだ』って。そしたら案の定、美穂さんがネタ中にかみまして。その時に『かんでんじゃないわよ!』って言えたのは大竹さんからアドバイスをいただいたからだなって思って」と感謝していた。最後には、大竹が笑顔で「はっきり言わせてもらうけど、最初の通過点を通っただけだからね! それも47になって」と激励すると、2人は「お陰様で。まだまだですが、本当に頑張ります」と力強く語った。
2018年12月13日30代半ば、ひょんなことから“姉妹”となったお笑いコンビ・阿佐ヶ谷姉妹。「どこにいても違和感があるんですよ、私たち」。そう言いながら今日も、優しさ溢れるユーモアを振りまきます。ピンクのドレス、おかっぱ 頭、そしてメガネ。お揃いポイントが三拍子そろったこの二人。姉妹になって約10年、気がつけば国民全員の“親戚のおばさん”のような立ち位置になりました。なぜだか分からないけれど、そこにいるだけで面白い。他の女芸人とはまったく違う雰囲気を漂わせるお二人の、愛らしい素顔に迫ります。――改めて伺いますが、お二人は本当の姉妹ではないんですよね?美穂:うふふふ…。江里子:ちょっと、うふふふ、じゃないわよ美穂さん。違います、赤の他人です、顔がそっくりなだけです(笑)。――30代中頃からお二人で芸人として活動されていると伺っていますが、そもそもの出会いは?江里子:もともと20代前半の頃に劇団の養成所で知り合ったんです。お互いにそれぞれ、何か面白いことがしたいと思ってオーディションを受けて、養成所に入っていたんですが、なんか似たような顔の人がいるな、と。――劇団ということは、女優志望だったんですか?江里子:ええと、特にそういうわけでもなく…。美穂:だからといって、お笑いがしたいわけでもなく…(笑)。江里子:私たちが入った養成所を持っていた劇団は、お笑いと演劇の境をいってるようなところがあったんです。なので私は、幅広く面白いことを学べる場所なのではと思い、そこを受けたんですよね。美穂:私はなんかこう、ぼんやりと、ちょっと演劇とかできたらいいなぁっていうか。先のことはあんまり考えてなかったですね。――その頃から、お互いに運命の人だという感覚はありました?江里子:いえいえ。最初はあんまりしゃべってなかったわよね。美穂:養成所に入って半年過ぎた頃にちょっと話す機会があって、好きなお笑いとか、芝居の趣味が似通ってたから、意外と気が合う人なのかしら、と思ったのか…。ま、顔も似てますし。――その頃お互いに、どんなお笑いが好きだったんですか?美穂:私はつぶやきシローさん。江里子:え?!シティボーイズさんじゃないの?美穂:あ、そうだった(笑)。江里子:忘れないでよ(笑)。でも、美穂さんのほうがなんとなーく、お笑いに関しては図抜けたものがある感じはしてましたけどね。私にジャイアント馬場さんの写真を送りつけてきたりとか…。――え、どういうことですか?江里子:それは養成所を出てからの話なんですが、バイト中に時間が余ったみたいで…って、仕事中に時間が余ること自体おかしな話なんですけど、よく時間つぶしに手紙を書いてたんですよ、美穂さんが。それである日、手紙に「今日は良いおまけが入っているぞ」と添え書きがあって。見たら、雑誌から切り抜いたジャイアント馬場さんの写真が(笑)。――美穂さん、それはどういう意図だったんでしょうか…。美穂:お姉さんだったら、その面白さを分かってくれるかしら、というのがあったんです。――江里子さんの反応は?江里子:電話で「いいわね」とか伝えてた気がします(笑)。美穂:で、「あ、分かってくれたわ」って(笑)。――養成所を出たあとは、別々に活動されていたんですか?江里子:私は別の養成所に入ったり、大学の友人と演劇をやったりしてたんですが、美穂さんは友人とお笑いトリオを組んでたわよね。美穂:そう。<らくだかばん>ね。――すごい名前ですね…。美穂:それで、人力舎さんの新人オーディションを受けたりして。江里子:私それ、応援に行ったの覚えてるわ。確かそのオーディション、1対1の対戦型だったんだけど、負けたわよね。美穂:負けた負けた。ダブルスコアくらいで負けたわね(笑)。それで、一人が辞めたいって言い出して、解散(笑)。――そしてお二人は姉妹に?江里子:いえいえ(笑)。まだそのあと紆余曲折があるんですが、まあそこは端折らせていただいて…。美穂さんが<らくだかばん>の頃から私は阿佐ヶ谷に住んでまして、美穂さんがよく遊びに来てたんです。それである日、町内の鰻屋さんで鰻を食べているとき、店主の方に「そんなに似ているなら、阿佐ヶ谷に住んでいるよく似た姉妹ってことで、何かやったらいいじゃないの」とお声がけいただいたんです。私は「そんな話がありました~」とブログに書きつつ、半分冗談で、「せっかく名付けていただいた阿佐ヶ谷姉妹、呼んでいただけたらなんでもやりま~す」と書いたら、「お笑いライブ、出る?」と誘われまして。それが阿佐ヶ谷姉妹のスタートですね。美穂:私は、「1回だけだったら」というつもりだったんですけど。江里子:由紀さおりさんと安田祥子さん姉妹がトルコ行進曲を歌われているんですが、それを延々歌う、というオマージュネタをやったんです。4分の持ち時間だったのに、のんびりしてて、結果8分。――それがウケて、今に至る、ということですか?江里子:ウケたかは…。美穂:そうねぇ、ウケてはいなかったと思う…(笑)。江里子:みなさん、クスクスしてましたね。なにこの変な人たちっていう意味の笑いは起きてた気はしますけど(笑)。美穂:常に私たち、流動的なんです。コンセプトを話し合う、とかまったくないですし…。江里子:ピンクのドレスを着たのも、由紀さおりさんと安田祥子さんがピンクのドレスを着ているビデオを見たからっていう…。普通の格好でもよかったんですけれど、そうすると本当にただの地味なおばさん二人組になってしまって、誰だか分からないのではと不安で。名前が少しでも浸透するまでは…と思ってたんですが、まさか11年もこれを着続けるとは(笑)。美穂:昔は私たち、普段もピンクなんて全然着なかったのに。江里子:このぼんやりとした感じのピンクが、ちょうどいいのよね。美穂:中身が地味だから、落ち着くのよね(笑)。――お二人の笑いは、体を張るでもないし、激しいボケとツッコミでもない、他の芸人さんたちとは違うオリジナルな芸風だと思います。うまく言えないですが、じわじわくる感じというか…。美穂:そもそも私たち、お笑い向きの顔でもないですしね。なんていうか、ちょっとじっとりしてる。江里子:あぁ、分かる。じっとりしてるわね、私たち。湿度が高い。美穂:じっとり、じんめり(笑)。江里子:あと、私たちがいた養成所で、私は“足さない笑い”というのを学んだ気がしていて。具体的にそう言われたわけではないんですが、諸先輩方の背中を拝見する中で、すごくそれを感じたんですよ。だから私たちのやってることって、派手さがないんです。もっと言うと、足し算の笑いの作り方が分からない(笑)。美穂:明確なボケとツッコミではないから、そういう意味でもちょっとぼんやりしているのかも。天然の人と、たしなめの人がやってるから、あまりキツい感じにならないってことなのかしら。江里子:た、たしなめ?美穂:そう。お姉さんがたしなめ担当よ。江里子:たしなめ…(笑)。まあ私たちって、いわゆる“おばさんあるある”的なことをやっていますが、おばさんたちをただぶった切るのとは違って、妹が好き勝手なことを言ってるのを姉がたしなめる形なんですよね。多少キツいこと言ってもお許しをいただいているのは、両方ともおばさんだし、姉妹だしってことがあるからな気もします。美穂:実際一緒に住んでましたし、まあ今はアパートの隣同士の部屋ですけれども。でも私、お姉さんがいるおかげで、ちゃんと仕事ができてるなって思ってます。江里子:やだ!そんな話初めて聞いたわ…。美穂:だってほら、取材のとき、ちゃんとしゃべってくれますから。今日もそうですけど。江里子:そこ?!(笑)でも、今回私たちの暮らしを題材にしたエッセイが一冊の本にまとまって、お互いのキャラクターが今までよりハッキリした気がしたわよ。美穂:私は結構、日頃の鬱憤の原因になっているお姉さんの性質を暴露しましたし、そういう意味ではいいストレス発散になりました。江里子:私も、美穂さんの暴露のおかげで、ありのままを書くしかないんだと腹をくくることができまして(笑)。でも自分と、そして美穂さんを客観的に見ることができた、良い機会だったと思います。――拝読していて、日々もめ事はありつつも、なんだかとても幸せそうに暮らしている感じが、すごく印象的でした。美穂:幸せ?どうかしら(笑)。江里子:フフフフフ(笑)。でも確かに、ああでもない、こうでもないって小競り合うこともありますが、ごはんを一緒に食べたり、おしゃべりしながら一駅歩いたり。そういうお仲間がいることって、すごく幸せだなぁって思いますね。美穂:幸せだけど、地味ね(笑)。江里子:いいじゃないの(笑)。今20~30代の女性で、ひとりぼっちだと思っている人もきっといると思うんですが、おばさんになったら、こういう形の友情や幸せが待ってるかもしれないってことを知ってもらえたら…って、ちょっとかっこつけかしら(笑)。美穂:いつか親や独り者のお友達と集まって、一つのアパートに住むのが私たちの夢なんです。その名も<阿佐ヶ谷ハイム>。そのために、仕事頑張らなきゃって。――ということは、目指せ冠番組、とかですかね。江里子:いえいえ、そういうことではなくて、日々健康で働ければ、と思ってます。美穂:これからは健康が大事よね。江里子:この間、健康のためのストレッチ特集みたいな番組に呼んでいただけて、すごく嬉しかったので、健康系のお仕事をいただけると嬉しいです(笑)。美穂:そういうの、いいわね。人間ドック行く企画とかね。ぜひお待ちしております。あさがやしまい写真1枚目右・渡辺江里子(1972年生まれ、栃木県出身)、左・木村美穂(1973年生まれ、神奈川県出身)によるお笑いコンビ。‘07年に結成。バラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』内で披露した由紀さおりと安田祥子姉妹の物まねで注目を浴び、ブレイクした。以降バラエティ番組での活躍はもちろん、江里子さんは女優としてドラマに出演することも。※『anan』2018年9月5日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)取材協力・フルーツパーラー たなか
2018年08月31日東京のミニシアター、ユジク阿佐ヶ谷にて「特集:ウェス・アンダーソンの世界」と題し、ウェス・アンダーソン監督最新作『犬ヶ島』と2012年公開作品『ムーンライズキングダム』の上映を行う。『犬ヶ島』の上映は8月25日から9月14日まで、『ムーンライズキングダム』は9月1日から7日まで。『犬ヶ島』 ©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation最新作『犬ヶ島』は、近未来の日本が舞台。日本を深く愛するウェス・アンダーソン監督は「黒澤明をはじめとする日本の巨匠たちから強いインスピレーションを受けて作った」と語る。メガ崎市で犬インフルエンザが大流行し、犬たちはゴミ処理場の島「犬ヶ島」に隔離されることに。12歳の少年・小林アタリは愛犬スポッツを捜し出すため、たった1人で小型機を盗んで犬ヶ島へと向かうというストーリー。4年の歳月をかけて670人ものスタッフが作り上げた登場人物と犬たちが、一つ一つ精巧にデザインされた驚愕の日本セットを舞台に、壮大な旅を繰り広げる。2012年公開の『ムーンライズ・キングダム』は、60年代のニューイングランド島を舞台に、一風変わった12歳の少年少女が企てる秘密の逃避行の物語。養子であることを寂しく思いつつ、周りの友達とは違う自分に違和感をもちながらボーイスカウトで生活をするサム。彼は、本が大好きな少女スージーに恋をする。やがて、キャンプの生活を窮屈に思った2人は文通を始め、駆け落ちを決意し脱走計画を企てる。ハリウッドスターたちの、大いなる遊び心が散りばめられたとびきりハッピーなエンターテイメントだ。『ムーンライズ・キングダム』©︎2012 MOONRISE LLC. All Rights Reserved.『犬ヶ島』をもっと楽しめるイベントとして、8月25日の18時40分の回終了後に日本を代表する人形アニメーション演出家の真賀里文子と映像研究家の叶精二によるトークショーが開催される。また、8月23日発売の『犬ヶ島』コミカライズ単行本(講談社「モーニング」連載)をユジクにて8月25日以降に購入すると、作者の望月ミネタロウのサイン入りポストカードを入手できる。さらに、ロビーでは1話分の複製原画も展示予定。ぜひ映画とあわせて楽しんで。【イベント情報】ウェス・アンダーソンの世界日時:8月25日〜9月14日場所:ユジク阿佐ヶ谷住所:東京都杉並区阿佐ヶ谷北2-12-19 B1F料金:『犬ヶ島』一般1,600 円、学生1,300 円、シニア1,100 円、会員1,000 円、サービスデー(木曜・1日)1,000 円※9月1日〜9月7日、19:40〜の回は“レイト友割”割引あり。2名以上の来場で一名1,000円『ムーンライズ・キングダム』一般1,200 円、学生・シニア1,000 円、会員800 円、サービスデー(木曜・1日)1,000 円
2018年08月23日JR中央線・高円寺と阿佐ヶ谷の高架下の空き店舗や、空き倉庫全7ヶ所を会場に「高円寺×阿佐ヶ谷 映画祭」が9月21日に開催。新宿から中央線に乗って5分ほどの高円寺と阿佐ヶ谷。そこには様々なカルチャーがいい意味で雑多に入り混じりつつ、それぞれを許容し合っている空気感や暮らしぶりがある。そんな街の暮らしを、映画を通して体感し、まちの人たちが、自分のまちのことを語る。舞台は、高架下の空き店舗や空き倉庫。メイン会場を高架下空き倉庫、高円寺ストリート内空き店舗、高円寺アパートメント、阿佐ヶ谷アニメストリート、阿佐ヶ谷ゴールドストリート内空き店舗、ビーンズてくて広場/ビーンズてくて中杉通り側入り口の全7ヶ所で、高円寺・阿佐ヶ谷らしい映画と、高架下学生映画上映コンペティションで選ばれた優秀作品を上映。また、地元で活動している方にナビゲーターとして、住んで、活動しているからこそわかる映画とまちとのリンクしている部分についてなどのトークイベントも開催する。上映作品や鑑賞方法等は随時本イベントのSNSで更新される。なお、高架下学生映画上映コンペティションについては、8月20日までサイト()にて作品を募集している。金曜の夜、映画を観てからいつもの飲み屋へ繰り出すと、まちの見え方が変わるかもしれない。映画館では得られない、このまちでの体験という記憶が子どもたちに刻まれるかもしれない。そんな風景が、少しずつまちに広がり、周辺の飲食店も自分たちのお店を映画館に変え、思い思いに楽しむ風景が生まれていく未来に向けて、秋の夜長に体感する日常と非日常が交差する一夜限りの映画祭となっている。【イベント情報】高円寺×阿佐ヶ谷 映画祭会期:9月21日会場:高円寺駅~阿佐ヶ谷駅間の高架下、全7ヶ所時間:17:00~21:30 ※会場により異なる料金:1,500円、短編1,000円(一部無料上映あり)会場情報■高円寺ストリート内空き店舗住所:東京都杉並区高円寺南3-67−1 高円寺ストリート西6番街■高架下空き倉庫(メイン会場)住所:東京都杉並区阿佐谷南2-36■高円寺アパートメント住所:東京都杉並区高円寺北4-2-24 1階まめくらし研究所■阿佐ヶ谷アニメストリート住所:東京都杉並区阿佐谷南2-40-1 阿佐ヶ谷アニメストリートイベント広場■阿佐ヶ谷ゴールドストリート内空き店舗住所:東京都杉並区阿佐谷南2-41阿佐ヶ谷ゴールドストリート内■ビーンズてくて広場/ビーンズてくて中杉通り側入り口住所:東京都杉並区阿佐谷南2-42 ビーンズ阿佐ヶ谷内
2018年08月07日ネットや雑誌などでも見かけることが多い占い。自分の星座や生まれた月を探してついつい見てしまいますよね。でも実際に占い師の方に見てもらったことのある人は多くはないはず。今回は、ゆったりくつろげるカフェのようなお店で占いを体験できる「Tarot bar(タロットバー) アーサ」をご紹介します。心落ち着く空間で、腕利き占い師に占ってもらえば、悩みごともすぐに解決できるかもしれませんよ。飲んで食べて占える大人の隠れ家的バー「Tarot bar アーサ」ディープな街、南阿佐ヶ谷にお店を構える「Tarot bar アーサ」。昼は占い、夜はバーへと変わるこちらのお店は、2018年で12周年を迎えた、知る人ぞ知る大人の隠れ家的お店です。年季の入った建物を2Fへと上れば「ようこそcafe アーサへ」と書かれた看板がお出迎え。扉を開ければ、おしゃれで落ち着きのある空間が広がります。ゆったりとした雰囲気の店内は居心地がよく、女性ひとりでも過ごしやすいですよ。占いと聞くと女性率が高そうですが、意外にも男女比は3:7ほど。女性に負けず劣らず、占い好きの男性が訪れることも多いのだそう。なかには、このお店で占いの楽しさに目覚め、お客さんからプロの占い師になった方もいるというから驚き。ただ単に占ってもらうだけでなく、占いの魅力や楽しさを一緒に教えてくれるところも人気理由のひとつかもしれませんね。幅広い占いで悩みごとをサポート手相占いやタロット占い、四柱推命など、占いの種類はさまざま。ジャンルも恋愛や結婚、仕事、さらには、引越し方位、開運、風水など幅広く占ってくれます。気になる人との恋の行方を占ってみてはいかがでしょうか。占い師が、曜日や昼・夜の時間帯によって異なるところもこのお店の魅力。女性はもちろん、男性占い師もいるので、悩みごとや占う内容など、打ち明けやすい人に相談することができます。何度か通ってお気に入りの占い師を見つける、なんて楽しみ方もできますよ。待ち時間にもぴったりな「Tarot bar アーサ」のメニューをご紹介!占いを待つ時間や占ってもらったあとに、美味しい料理を満喫できるのも「Tarot bar アーサ」の人気理由のひとつ。焼きグリーンカレーほどよい辛さが美味しさを際立てる「焼きグリーンカレー(980円)」は、お店の人気メニュー。このカレーを食べるためだけにお店に訪れるお客さんもいるのだそう。グリーンカレー特有の風味がチーズと相まって、さらに美味しさが引き立ちます。カレーは辛めの味付けなので、強い辛みが苦手な方は注意してください。なすやパプリカがたっぷり入ったカレーは暑い夏にぴったりです。合鴨スモークパストラミお酒との相性抜群な「合鴨スモークパストラミ(980円)」。やわらかくジューシーな鴨肉は、ほどよい塩気と、ピリッと辛いブラックペッパーが絶妙にマッチ。食べるごとにお酒が進みます。レモンをかけることでよりあっさりとした味わいに仕上がりますよ。ローズヒップ&ハイビスカスティー女性人気の高い「ローズヒップ&ハイビスカスティー(700円)」は、華やかな香りとともにさっぱりとした飲み口を楽しめます。砂時計と一緒に提供されるところがなんともおしゃれ。砂時計の砂が全部落ちたら、ティーポットから器にお茶をいれましょう。合コンなど幅広いシチュエーションにも対応「ひとりで占ってもらうのは、ちょっと…」なんて方は、女子会(4名~3,500円)としての利用もおすすめ。会話の話題にもなって、いつもとはひと味違う女子会になるはずです。貸し切りもOKなので、結婚式の二次会や合コンなどでの利用も。飲み会に占いが加われば、盛り上がること間違いなし。その場で相性がいい相手がわかるかもしれませんよ。気になる悩みを相談してみて!お酒や食事、さらには占いまでも楽しめる「Tarot bar アーサ」で、仕事やプライベートでの悩みを相談してみませんか。腕利きの占い師たちがきっと、あなたの悩みをサポートしてくれるはずです。スポット情報スポット名:Tarot bar アーサ住所:東京都杉並区阿佐谷南1-14-12 パティオエルスールビル2F電話番号:03-3317-2045
2018年07月17日映画『ひなぎく』が、2016年9月17日(土)から9月30日(金)までの間、ユジク阿佐ヶ谷にて上映される。また、2016年11月27日(日)から12月9日(金)まで、アンコールレイト上映が決定。2014年、2015年に渡ってリバイバル上映された映画『ひなぎく』。製作から50年という年月を経ても、今もなお世代を超えて多くのファンを魅了し続けている。マンガ家の岡崎京子や野宮真貴、小泉今日子もこの作品に惹きつけられている一人だ。主人公は、金髪のボブにひなぎくの花輪をのせたマリエ1と、こげ茶の髪をツインテールにし、レースのショールをまとったマリエ2。2人は姉妹と偽り、男たちを騙しては食事をおごらせ、嘘泣きの後笑いながら逃げ出す。また部屋の中では、牛乳風呂を沸かし、紙を燃やし、ソーセージをあぶって食べるという過激なシーンも。その場面一つひとつに、色ズレや実験的な効果音や光学処理など、あらゆる映画的な手法が用いられ、センスよく描かれている。また、9月30日(金)までは、映画『ひなぎく』同様に女の子たちに人気を博す、ヤン・シュヴァンクマイエル監督作品も同時上映。『不思議の国のアリス』を原作に実写とコマ撮りを組み合わせた映画『アリス』などの長篇が楽しめるほか、同監督の新作『蟲』の予告編も上映される予定だ。【イベント詳細】映画『ひなぎく』50周年記念上映期間:2016年9月17日(土)~9月30日(金)会場:ユジク阿佐ヶ谷住所:東京都杉並区阿佐谷北2-12-19 B1F料金:前売 1回券 1,000円、3回券 3,000円(1名分、A~Fプロから選択)当日 一般 1,300円、学生・シニア・会員 1,100円 ※カフェPUBLICにてタイアップメニュー"ひなぎくデザートセット”を9月より販売。注文者には映画『ひなぎく』が200円OFFになる特別鑑賞割引券をプレゼント。■プログラム・A~Cプロ:シュヴァンクマイエル短篇+『ひなぎく』上映・D~Fプロ:ヤン・シュヴァンクマイエル監督長篇上映■アンコールレイト上映期間:2016年11月27日(日)~12月9日(金)予約開始日時:11月1日(火) 13:00~当日券料金:一般 1,300円、会員・学生 ・シニア 1,100円 (全て税込)※専用のオンラインページにて予約予約ページ:※予約ページの表示が切り替わるのは11/1(火)13:00以降※予約した場合、上映当日、20:45までに要来場 (15分前を過ぎるキャンセルとなり、入場ができない場合あり)※レイトは『ひなぎく』のみの上映※前売券(1回券、3回券)はレイトでも使用可※前売券でも当日券でも、先着順の予約受付※9月30日までの上映で入場できなかった場合、レイト上映の先行予約可『ひなぎく』©State Cinematography Fund配給:チェスキー・ケー『対話の可能性』©:Kratky Film Praha a.s.配給:チェスキー・ケー『アリス』©:CONDOR FEATURES.Zurich/Switzerland.1988配給:ザジフィルムズ『オテサーネク』©:Athanor配給:チェスキー・ケ
2016年07月07日東京・杉並区にある映画館・ユジク阿佐ヶ谷では4月23日から5月6日まで、同館の1周年を記念したファンタジックワールド特集を開催する。会期中は、モーニング(11時からの上映)にて、もぐらの“クルテル”や妖精の“アマールカ”といった可愛いらしいキャラクターが登場するチェコアニメを上映。土曜日には『アマールカとクルテクの饗宴』が、日曜日には『大人気!森の妖精アマールカ』が、月曜日には『ティールロヴァーの手芸の世界』が、火曜日には『“世界一美しい”パレチェクのアニメ』が、水曜日には『クルテクの小さな冒険編』が、木曜日には『クルテクがいっぱい編』が、金曜日には『ポヤルの可愛いアニメ』が上映される。チケット料金は一般が1,300円、シニア・学生が1,100円、小学生以下が600円、会員が1,000円。4回券が3,600円となっている。モーニング以外では、ユジクでこれまでに上映された作品の中から特に人気の高かったファンタジー作品を再上映。『ひつじのショーン』や『リザとキツネと恋する死者たち』、『メリエスの素晴らしき映画魔術』、『月世界旅行』、『クーキー』、『ファンタスティックMr.FOX』といった作品がラインアップされる。また、ワークショップやトークショーなどのイベントも開催。4月23日、29日には、アットアームズの眞鍋学によるチェコアニメの裏話が聞けるトークショーを実施。4月24日には“アマールカお姉さん”のトークショーを、5月3日にはコアラモード.のあんにゅによるトークショーが行われる。5月1日の13時、15時、17時からは、アマールカのやわらかマスコット作りワークショップも実施される予定だ。
2016年04月23日東京都・阿佐ヶ谷の「TAV GALLERY」にて、イラストレーター・うえむらの個展「ここは阿佐ヶ谷」が開催される。会期は10月1日~11日まで。開廊時間は11:00~20:00(期間中全日開廊)。同展は、ノスタルジックな画風で描いた少女と不思議な雰囲気を醸し出すテキストを組み合わせる作風で人気のイラストレーター・うえむら氏による個展。同氏はWeb上で作品を無料公開しする一方で、一度印刷した作品は複製しない志向があるという。そのため、新作はもとより過去に作成された作品や初公開となる落書き、原画など、印刷されて展示されたことにより、今後複製されないだろう作品によって構成される。また、同展キュレーターである青木彬は、うえむら氏の作品の魅力について、「往年の漫画家を思わせるタッチの少女たち、ユーモラスでありながら切っ先の鋭い言葉、写実的な背景、限られた色の配色。これらが織り成すコントラストは、まるで抜け落ちた漫画の一コマのように時間的経過から逃れながらも、奥行きのある物語を想像させてくれます」と語っている。なお、うえむらは、東京都在住のイラストレーター。Tumblr(「寝る子がよく育った。」)の投稿などから人気を博し、現在までに個展「オルタナティブ日暮里」(HAGISO) の開催、マンガ連載「ハツカマロウド -Peppermint Girls-」(MANGA pixiv)、「オスカル祭 2014」(渋谷PARCO 4F ぱりゅこ) への参加、ファッションやMVへのイラスト提供など、幅広い分野で活動している。
2015年09月30日東京・杉並区にある映画館・ユジク阿佐ヶ谷では9月18日から10月3日まで、ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員グランプリ)に輝いた『グランド・ブタペスト・ホテル』の監督、ウェス・アンダーソンの特集を行う。ウェス・アンダーソンは、テキサス大学在学中に俳優のオーウェン・ウィルソンと映画の共同制作をスタート。短編映画『Bottle Rocket』がジェームズ・L・ブルックス監督の目に止まり、劇場用にリメイクした『アンソニーのハッピー・モーテル』で長編映画デビューを果たした。これまでにアカデミー賞脚本賞にノミネートされた『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』や、ビル・マーレイ主演の『ライフ・アクアティック』などの作品で監督や脚本を手掛け、14年に公開された『グランド・ブダペスト・ホテル』ではベルリン国際映画祭の銀熊賞を受賞した。今回の特集上映では、ウェス・アンダーソンが監督した『ファンタスティックMr.Fox』と『ムーンライズ・キングダム』の映画2作品を上映する。1作品目の『ファンタスティックMr.Fox』は、『チャーリーとチョコレート工場』の原作者として知られるロアルド・ダールの児童文学をストップモーションアニメ化した映画作品。主人公であるMr.フォックスは、妻と子供のために盗みを止めたが、意地の悪い3人の農場主の近くに引っ越してしまったことで、再び野生の本能が目覚め、盗みを再開してしまう。自分たちの獲物を盗まれた人間たちが怒りだし、人間と動物の戦いが始まる…という物語が展開する。2作品目は、駆け落ちした12歳の少年と少女の逃避行を描いた愛らしい『ムーンライズ・キングダム』。ニューイングランド島に住む12歳の少年・サムが、1年前に恋に落ちた少女・スージーと共にボーイスカウトのキャンプを抜け出し、秘密の場所“ムーンライズ・キングダム”へと向かうのだが、やがて保安官、ソーシャル・ワーカー、スージーの両親、みんなが彼らを捜すうちに平和な村は一挙に嵐や火事に巻き込まれていく。作品を発表するたびに、劇中に登場する可愛らしいファッションや小物が話題を集めるウェス・アンダーソン作品の世界観に、改めて注目してみてほしい。「ウェス・アンダーソン監督特集」は9月19~10月3日、ユジク阿佐ヶ谷にて開催。
2015年08月31日東京都・阿佐ヶ谷のTAV GALLERYにて、ショウジョノトモ 個展「スルナラY シナイナラN」が開催される。会期は8月29日~9月13日(木曜休廊)、開場時間は11:00~20:00。同展は、アーティスト・ショウジョノトモによる9年ぶりの個展。恐怖漫画の第一人者である楳図かずおのSF作品『私は真悟』のワンシーンに強いインスパイアを受けたことをきっかけとして開催されるもので、日本未発表の作品を中心とした展示が行われる。楳図かずおの作品『私は真悟』は、小学6年生のさとるとまりんの恋愛ストーリーで、物語中、産業用ロボットの画面には、まりんからのメッセージ「ケッコンシナイ?」「スルナラY シナイナラN」、「コドモヲツクロウ」「スルナラY シナイナラN」が打ち出される。この言葉を受け、主人公のさとるは迷う事無くキーボードの"Y"を押す。ショウジョノトモは、この「スルナラY シナイナラN」というワードを展示タイトルとした意味について、次のように語っている。「日本には、YES、NOの他に曖昧な返事があり、それは様々な想像力に寄って、問題の暖和、逆に問題を引き起こす事もあります。日本人の気質を描き、また自分の問題と向き合っている私自身に"スルナラY シナイナラN"は変革をもたらしてくれるかもしれません。」なお、ショウジョノトモは「永遠の子供」の魂をテーマに描くアーティスト。過去の代表作として、絵画や立体の展示のみならず、片方だけになってしまった靴下のための結婚式、テレクラboxの会話をエコロジー化するインタラクティブアートなどを開催。その独特な目線や日本人気質の表現、ビジュアルが評価され2009年-2011年スエーデンの国際ミュー ジアムに招待されてのneo七五三の展示、「crazy kawaii in paris」のオフィシャルロゴ&マスコットキャラクターを担当。現地でのライブパフォーマンスや、2人で着るDouble T-shirtプロジェクトなど、様々なメディアにて報道される。これらの作品は、アメリカのラッパーNICKI MINAJの衣装デザイン、アパレルやおもちゃ会社とのコラボレーションなどを通じ、国内外へと発信を続けている。
2015年08月28日東京都・阿佐ヶ谷のTAV GALLERYでは、20名の現代美術家が"幽霊画"に挑むグループ展「現在幽霊画展」を開催している。会期は2015年8月23日まで。入場は無料。本展は、「幽霊画」という日本美術史における伝統的モチーフを、20名の現代美術家たちがそれぞれの解釈によって表現するグループ展。2014年にインターネット上で開催された「幽霊画展2014」の流れを汲んで開催される展示会で、絵画はもちろん、映像、写真、染色、彫刻、フィギュア、イラスト、パフォーマンスなど、さまざまな形式の作品が展示される。出展作家は、精神疾患を抱える現役芸大生による展覧会「メンヘラ展」の主催者・あおいうに氏、炎上アート集団・じゃぽにかの主要メンバーとしても活躍する杉田陽平氏、インターネットから生まれた芸術集団・カオス*ラウンジの創設者である藤城嘘氏など現在のアートシーンを象徴する気鋭の若手作家から、「幽霊画展2014」にて大賞を受賞した内田すずめ氏、子どもをモチーフとして現代社会が抱える問題を表現する下田ひかり氏、鉄彫刻作品を数多く手がける藤井健仁氏といった実力派作家など、主催者の美術作家・笹山直規氏のキュレーションによって選出された20名となっている。なお、笹山氏は本展のコンセプトについて、「古来より自然の中にある『気配』を敏感に感じ取ってきた日本人の美意識に注目したい。(中略) 本展は『妖怪・幽霊画』といった日本美術の歴史と、アーティスト達の『現在』が重なった新しい表現を追求してみたい」と語っている。詳細はTAV GALLERY公式サイトにて。
2015年08月17日東京都・阿佐ヶ谷のTAV GALLERYでは、若手彫刻家・丸山喬平による個展「重い靄」を開催している。会期は2015年8月2日まで。入場は無料。本展は、東京芸術大学大学院美術研究科に在籍する気鋭の彫刻家・丸山喬平による個展。2014年に都内で開催された初個展「『人』という表面」に続く2回目の個展となるもので、会場には主に木材で製作された身体がモチーフの大型作品が展示される。なお、丸山氏は本展におけるステートメントとして、「人の姿の佇まいから生じるプレッシャー、観察を通感じる畏敬、畏怖の念、存在感に、私の中に生じる思考、感情、欲とも願いともつかないイメージを沿わせ、視覚化出来ないかと試みている。(中略) 動く事の無い瞬間を保ち続ける形の中には、作り手の生涯の幾らかの時間が注がれており、時に認識し難い異形の形が現れる。いかなる形であっても、それは私の、私も含めた人間を肯定する姿勢であり、前進への願いである」などと語り、本展に込める想いを明らかにしている。
2015年07月31日東京都・阿佐ヶ谷のTAV GALLERYは、ポスト3.11を生きる気鋭のアーティストとして注目を集める中島晴矢の個展「ペネローペの境界」を開催する。会期は6月26日~7月5日。開場時間は11:00~20:00。入場無料。同展は、創作活動において極めてコンセプトを重視し、映像・絵画・立体など、さまざまな手法により制作するアーティスト、中島晴矢の個展。フクシマの問題やイスラム国の一連のテロリズムの問題を扱い、福島の被災地を訪問し収めた映像および写真を元にした作品、また、アリギエロ・ボエッティの「MAPPA」を下敷きにした国旗のシリーズなどが発表される。中島氏は昨年開催された個展で美術館というこれまでとは異なる領域へと活動を拡げてきたが、展覧会のみならず、前衛演劇への参加や、ヒップホップユニット「Stag Beat」のMCといった現代美術の枠に収まらない横断的な活動は、「美術手帖」(2015年5月号)にて企画された若手作家特集「日本のアート、最前線!!」において、Chim↑Pomを率いる卯城竜太の誌上キュレーションに選出されるなど、オルタナティブな領域から起きつつある日本の現代美術の地殻変動を象徴する作家の一人として注目を集めている。また、同展のコンセプトには、古代ギリシャの叙事詩「オデュッセイア」に記された物語「ペネローペの織物」を、現代世界における「境界」の象徴として見立て、今の時代と対峙する芸術としての表現を試みることがあり、これについて、中島氏は本展ステートメントのなかで次のように語っている。「現代は、無数のレヴェルで境界線が引かれ、ほどかれ、また引き直され……という永久運動にさらされています。その上で、様々に偏在する「ペネローペの境界」を、多元的に提示する——それが本個展のテーマです。」また、関連企画として、中島晴矢と黒瀬陽平(カオス*ラウンジ)によるトーク「フクシマ・IS・普遍主義」が開催される。開催日時は6月27日18:00~20:00。参加費は一般700円、学生500円。参加に際しては予約が必要となる(詳細はWebページにて)。
2015年06月10日東京都・阿佐ヶ谷のTAV GALLERYにて、「第18回 岡本太郎現代芸術賞」への入選を果たした、"赤い△のアーティスト"金藤みなみの映像作品上映会「あ・る・く」が開催される。会期は4月4日~4月5日。開場時間は11:00~20:00。入場料は500円(バッチ付き、再入場可)。同上映会は、赤い三角形の被りものを象徴とするアーティスト金藤みなみの、新作を含む5本の映像作品を上映するもの。「岡本太郎現代芸術賞」出展のインスタレーション作品でも上映されている「SHIN-OKUBO Boomerang」をはじめ、金藤みなみを象徴する赤い三角形の被りものが登場する「Achela」、「Reverce2」、女子美術大学在籍時に制作された「Haita」のほか、本上映会に向けて制作された新作「受精告知」が上映される。なお、金藤氏はこれまでに、映像作品に限らず、消費によって削られる装いを反映させたパフォーマンスやインスタレーション、絵画などを制作。多彩な表現手段を用いる作家だが、すべてに通底する自身の作家ステートメントについて「"スクラップされた痛みを着る"をテーマに、他者の身体イメージを恣意的に置換することによって、パブリックイメージがいかに切り刻まれ、構築されるのかをアートによって確かめます。身体は血がめぐるのと同様に日々消失し生まれ変わります。"痛みを着る"ことによって、身体は私たちに私たちの抱える問題の重みを思い出させ、私たちの美意識がどのように生まれ、どのように変化していくのかを確かめる装置なのです」と語っている。また、関連企画として、金藤氏が学生時代にバーテンを務めていた「芸術公民館」の館長だった会田誠との対談が開催される。開催日時は4月4日18:00~19:00。そのほか、「第18回 岡本太郎現代芸術賞」にて、岡本太郎賞を受賞したYotta氏、岡本敏子賞を受賞した久松知子との座談会が開催される。開催日時は4月5日19:30~20:30。いずれも、上映会入場料のみで参加することができるとのことだ。
2015年03月30日阿佐ヶ谷アートストリート実行委員会は、「AKIRA」のキャラクターや設定などを「ザ・シンプソンズ」風に置き換えて描くプロジェクト展「BARTKIRA EXHIBITION in TOKYO」を開催する。会期は3月7日~3月21日。会場は東京都・阿佐ヶ谷のギャラリー白線。同展は、大友克洋の「AKIRA(アキラ)」のキャラクターや設定、舞台を、マット・グレイニングの「The Shimpsons(ザ・シンプソンズ)」(米国のテレビアニメ)風に再現するプロジェクト「Bartkira(バーキラ)」の展示会。同プロジェクトは、世界中から500人以上ものコミックアーティストが参加しており、このたび開催される同展では、ジェームス・ハーヴィー、ロナルド・ウィンベリー、ライアン・ハンフィリーズ 、ズーム・ロックマンボーディー・チューニング、ジャック・ティーグルといった6人アーティストが描いた原画が展示される。ちなみに、プロジェクトに参加したアーティストの原画などを展示した展覧会は、これまでにポートランドやバージニア、ロンドンなどでも開催されており、今回の同展の開催後は、10月にイギリスのケンダルで行われる「Lakes International Comic Art Festival」の出展が決定しているとのことだ。なお、同展は、阿佐ヶ谷地域全体で行われる都市型地域アートイベント「Pureism国際展 阿佐ヶ谷アートストリート2015」の参加企画のひとつとして実施されるもので、同イベントはこのほかに、現代アートの第一線で活躍するギャラリスト・小山登美夫によるレクチュア「西欧アートフェア事情」、東京都内で開催されている地域アートイベントの関係者を招き議論を行う「Republic 東京地域アートサミット Go to 2020」、作家、イラストレーター、アーティストと幅広く活躍する D[di:] の個展「The Pretty ASENCION "S"」などが予定されている。
2015年03月04日東京都・阿佐ヶ谷で、美術を柱に音楽、文学、映像、舞踏、デザインなどの多様な表現と地域のコラボレーションを目指す総合芸術イベント「Pureism国際展 阿佐ヶ谷アートストリート2015」が開催される。会期は3月7日~29日。会場は阿佐ヶ谷地域の各所。同イベントは、アートカンファレンスや劇場公演、作品展示などを通して、「都市での地域アート」を試みるアートイベント。地方や郊外の問題として扱われる傾向の強い地域アートを、東京という都市だからこその独自の表現ができる可能性がある、との理念のもと、パブリック(公共)からリパブリック(公共圏)へとアートを拡大し根付かせることで、時代・集団を支配する社会の規範や価値観を、非連続的・劇的に変化させることを目的としており、昨年の開催に引き続き第2回目の開催となる。また、同イベントは大きく3つのプログラムから構成されており、ひとつ目が、様々な題材で行われるアートカンファレンスだ。村上隆や奈良美智を輩出するなど、現代アートの第一線で活躍するギャラリスト・小山登美夫によるレクチュア「西欧アートフェア事情」、美術史家・美術評論家の小倉正史によるレクチュア「日本の現代美術」、東京都内で開催されている、地域アートイベントの関係者を招き議論を行う「Republic 東京地域アートサミット Go to 2020 - 東京オリンピック文化村構想を企む -」などが行われる。ふたつ目が、阿佐ヶ谷の文化的シンボルであるラピュタ阿佐ヶ谷内の劇場「ザムザ阿佐谷」にて開催される「総合芸術ウィーク」。現代詩人・谷川俊太郎と、その息子であり作曲家・ピアニストである谷川賢作による「詩の朗読と音楽」、爆笑問題や日本エレキテル連合などが所属する芸能プロダクション・タイタンによる「タイタン漫才ライブ」、アイドルグループ・ASガールズによる「アイドルG8 in 阿佐ヶ谷」などが公演を行う。公演日程は3月7日~3月13日。入場料は前売り2,000円、当日券2,500円、7日間有効のパスポートの前売り4,000円。3つ目が、展示企画となる。大友克洋の「AKIRA」をマット・グレイニングの「ザ・シンプソンズ」のキャラクターと設定に置き換えて作品を再現していくバーキラ・プロジェクトによる「BARTKIRA EXHIBITION IN TOKYO」、作家、イラストレーター、アーティストと幅広く活躍する D[di:] の個展「The Pretty ASENCION “S”」、実験映画作家・太田曜が主催し、360°GRAPHICSの伊丹裕などが参加する「映像+実験映画祭」などが実施される。なお、「映像+実験映画祭」の開催日時は3月18日19:30~。会場はアート・アニメーションのちいさな学校・地下劇場。入場料は1,000円。
2015年02月13日東京都の阿佐ヶ谷・TAV GALLERYでは2月4日~12日、精神疾患を抱える現役芸大・美大生を中心としたグループ展「メンヘラ展 Special」を開催する。"メンヘラ"は、「精神疾患・精神障害を持つ人」という意味の俗語。同展は、"メンヘラ"当事者が「アートを通して世界とつながること」を目的とした展覧会となる。主催者は東京藝術大学油画科に在学する学生・あおいうに氏で、自身も物質誘発性精神病性障害を抱え、現在精神科に入院中。「メンヘラ展」は2014年に2度開催され、出展者にはうつ病や摂食障害、パニック障害、境界性人格障害といった障害を抱える人々が並び、2度の開催で約1,500人の来場者を記録した。主催者のあおいうに氏は「メンヘラ展」展示グループの発足経緯について、「私達の目的は、アートセラピーでも、メンヘラに安住することでもありません。 承認欲求を満たすためだけのものでもありません。アートは社会との、鑑賞者との、作品との、自分との、コミュニケーションツールの一つです。自分のメンタリティを全て曝け出さなければ、表現になりません。アートを通して、メンヘラが世界と繋がる。ネットとリアルが繋がる。メンヘラのリアルを伝える。メンヘラと意識を共有する。そんな展示にしたいと思っています」と語っている。同展では、キュレーター兼作家であるあおいうに氏のほか、統合失調症(現在は寛解状態)を抱える東京藝術大学先端芸術表現科の池田サチ氏、うつ病・パニック障害・統合失調症を抱える多摩美術大学絵画学科のナカバヤシアリサ氏 、2014年に統合失調症の2人展「妄想の木星2℃」を開催したグラフィックユニット・「2r」代表の中村雅樹氏、強迫性障害を抱える会社員・Fluyn氏の計5人が参加する。また、スペシャルゲストとして、2014年に「メンヘラチャン展」を2度開催している江崎びす子氏も参加。「メンヘラチャン」は同氏がイラスト投稿サイト「pixiv」にて発表している漫画「リスカ変身サブカルメンヘラ」に登場するキャラクターで、展覧会で単行本が発売されているほか、LINEスタンプもトップ30にランクインするなど若者の間で注目を集めているという。同展の開催時間は各日11:00~20:00。期間中は全日開廊となる。
2015年01月21日