おうちで過ごす時間が増えたことで、意識したいのが家庭内事故。実は、家庭内事故による死亡者数は交通事故よりも多いんです……。さらにその原因として、火災や地震による天災よりも、転倒による事故のほうが断然多いから驚き!転倒の原因のよくある理由のひとつが、フローリングとまさかの〇〇の組み合わせ(答えは記事の中で!)。床材選びのコツと、事故を未然に防ぐオススメのアイテムをご紹介します。こんなヒヤッとした経験、ありませんか?「フローリングを歩いていたら滑りそうになってドキっとした!」という経験、ありませんか?おうちの中にはさまざまな事故の原因が潜んでおり、特に小さなお子さんや高齢者は注意が必要なんです。家庭内事故には、火災や地震といった災害がきっかけで起こるものだけでなく、実は転倒や転落、溺死など身近な原因が多いことが分かっているんですよ。今回ピックアップするのは、おうちの中での転倒事故について。転倒事故の原因の多くは、『スリッパを履いてフローリングを歩く』という組み合わせなんです!だんだん寒くなる季節にスリッパは手放せない……と思う方も『滑りにくい床材』に注目して安心して暮らせるよう対策しましょう。川島織物セルコンの『ユニットラグ』について♪滑りにくくするための対策は、どうすれば?おうちの中での転倒事故を防ぐためには、手すりの設置、床材そのものを滑りにくいものにリフォームしてしまうなどの方法がありますが、それらは設置する下準備や工事が入るため時間がかかりますよね。そこで、比較的すぐ取り組める方法としておすすめできるのが、『カーペットを敷くこと』です!カーペットが他の床材と比べ転倒防止にどれだけ効果があるのでしょうか?滑りにくい床材って?日本カーペット工業組合による各種床材の『すべり指数値』。この値が大きい床材ほど滑りやすく、小さいほど滑りにくいことになります。木材フローリングやモザイクタイルなどと比べてもカーペットは数値が小さくなっているのです。さらに注目すべきは、床面が濡れてもカーペットは他の床材に比べて、すべり指数値の増加が少ないこと。カーペットは、硬い床材より滑る危険性が少ないことが分かりますね!カーペットはなぜ滑りにくい?カーペットが滑りにくい理由は、ズバリ、繊維。カーペットの上で滑りそうになっても、踏み込んだときに繊維が凹むことで引っ掛かりとなり、抵抗力が大きくなることで滑りにくくなっています。さらに万が一滑った場合でも、柔らかい繊維なら衝撃を受け止めてくれダメージが少なく済むんです。カーペットの重要性を感じていただけたところで、次はカーペットのかしこい選び方をご紹介します♪楽天でユニットラグの詳細を見てみる!タイル状のラグカーペット『ユニットラグ』川島織物セルコン:ユニットラグ「PRIMITIVE プリミティブ」家庭内事故防止のためには、部屋の一部分だけでなく床全面にカーペットを敷き詰めるのが安全性としては一番!しかし、全体に敷くとなると気になってくるのが汚れたときのお手入れですよね。そこでおすすめなのが、タイル状になっているため一部分だけでも取り外しができるラグカーペット『ユニットラグ』なんです。簡単お手入れ&安全性◎川島織物セルコン:ユニットラグ「カラーグレイニー」ユニットラグは、1辺が50cmのタイル状のラグカーペットです。タイル状のカーペットを並べるだけで設置が簡単にでき、汚れた部分だけを取り外して掃除ができるため、お手入れが簡単。飲み物をこぼしてしまっても、カーペットを丸ごと動かす必要がありません。裏面には滑り止めがついているのもうれしいポイントです。デザインも豊富なので、インテリアを邪魔せず統一感を出したり、カーペットのデザインをアクセントにしたりと楽しみ方が広がります♪防炎マークに注目!さらに、ユニットラグは防炎性能試験に合格したカーペットに与えられる『防炎マーク』を取得しているので火災対策としても安心♪防災とは、カーペットに火がつきにくく、ついてしまっても燃え広がりにくくなっているのが特長。高齢者や乳幼児が犠牲になりやすい火災事故をできるだけ予防するためにも『防炎マーク』がついたカーペットがおすすめなんです!ユニットラグの中でもおすすめ『ソフティライン』!川島織物セルコン:ユニットラグ「ソフティライン・ピンク」ユニットラグの中でも特におすすめなのが、肌触り・消臭・汚れても安心・クッション性の4つのポイントが光る『ソフティライン』です。思わず寝転びたくなるやさしい肌触りで癒やしの空間を演出。お部屋に漂う生活臭を軽減してくれるので、さらに快適になりますよ♪また汚れが落ちやすい糸を使っているので、よりお手入れがしやすいのも魅力。足の疲れを軽減させるクッション性は、高齢者やペット、家族みんなの足腰にかかる負担をカバーします。さらに、音を吸収する防音性能も備わっています!階下に響く音を緩和するので、お子さんやペットがいるご家庭にも好評いただいてます♪YAHOO!ショッピングでソフティラインをチェック♪おうち時間で住まいの見直しをしてみよう!カーペットは、寒くなるこれからの季節に注意したいヒートショック対策のアイテムとしても活躍してくれます。おうちにいる時間を利用して、家庭内事故が起きそうな場所はないかチェックをしてみましょう。日頃の心がけはもちろん、リスクのある場所を把握して対策することでヒヤッとする事故を防げます。楽天やYAHOO!ショッピングで、ユニットラグの詳細をチェックしてみてくださいね♪川島織物セルコンの公式サイトはこちら♪
2020年09月20日「事故物件住みます芸人」として活動する松原タニシ氏の実体験による著書を、主演・亀梨和也、監督・中田秀夫で映画化した『事故物件 恐い間取り』が、公開初週末の興行収入ランキングで1位を獲得。この度、その撮影現場からメイキング映像が到着した。SNSなどの口コミでも、「身近に起きそうな現象で何度も鳥肌が‥」「一人では見ない方がいい」「新感覚というかホラーの最先端をひた走っていた」と若者を中心に話題を呼び、カップルやグループで恐怖を“体験”しようと訪れる観客が多く、夏の一大レジャーと化している。本作で初めてホラー作品に挑戦した主演の亀梨さん。売れない芸人役に加えて関西弁にも初挑戦。解禁された映像は、物語の発端となる亀梨さん演じる山野ヤマメに松尾(木下ほうか)が事故物件に住むことを持ちかけるシーンの撮影中、真剣な表情でモニターを覗く中田監督。1軒目の物件で初めてカメラを回すシーンでは、中田監督と細かく演技のタイミングを擦り合せをし、自らも意見を出し合う亀梨さんの姿が見られた。さらに、ヤマメの元相方で放送作家の中井を演じる瀬戸康史、ヤマメを応援しつつも事故物件に住むことを心配している梓を演じた奈緒との共演シーンも。梓の何かを感じ取っている、鬼気迫る表情も必見。芸人の友人にも相談しながら猛特訓したという関西弁や売れない芸人としての身のこなしも完璧に再現し、「観てくださる皆さんのことを常に感じながら撮影に臨んだ」と本作にかける思いを語っている亀梨さん。その熱量を込めて挑戦が伝わってくる映像となっている。『事故物件 恐い間取り』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:事故物件 恐い間取り 2020年8月28日より全国にて公開©2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会
2020年09月11日公開中の映画『事故物件 恐い間取り』より、話題のシーン写真が公開された。本作は、事故物件住みます芸人・松原タニシの実体験によるベストセラーノンフィクション『事故物件怪談 恐い間取り』を映画化したもの。KAT-TUNのメンバーとして絶大な人気を誇り、数々のドラマ・映画にも出演する亀梨和也が売れない芸人・山野ヤマメ役として自身初のホラー映画の主演を務める。監督は『リング』で日本映画界のホラーブームを牽引し、近年では『スマホを落としただけなのに』が大ヒットしたホラー映画の巨匠・中田秀夫。亀梨の脇を固めるのは、奈緒、瀬戸康史、江口のりこ、木下ほうか、MEGUMI、真魚、瀧川英次、宇野祥平、高田純次、小手伸也ら。豪華俳優陣に加え、有野晋哉、濱口優・団長安田、クロちゃんをはじめとした松竹芸能の芸人が多数出演する。8月28日の劇場公開後「身近に起きそうな現象で何度も鳥肌が…」「一人では見ない方がいい」「新感覚というかホラーの最先端をひた走っていた」と話題になっているが、本編を観たある人の感想が物議をかもしている。それは、本編の中で演出とは思えない不可解な声が聞こえるというものだ。問題のシーンは、ヤマメ(亀梨和也)が自身の出演した怪談ライブの後、著書のサイン会が行われる場面。事故物件に住み始めブレイクしていくヤマメに恐ろしい影が忍び寄る恐怖描写が見どころだが、演出としては違和感のあるタイミングで「たすけて……」という声が聞こえるという。同じ感想は多数寄せられているが、中田監督は「映画のミックスのときに入れてないし、現場でも発してない」とコメント。さらに、不可解な現象はこれだけではない。ヤマメが住むことになる事故物件一軒目、ヤマメが自転車を取りに駐輪場に向かうシーンで一瞬白い影が映りこんでいるという。なぜ、聞こえるはずのない声、あるはずのない影が映りこんでしまったのだろうか。『事故物件 恐い間取り』公開中
2020年09月05日映画『事故物件 恐い間取り』の8月28日(金)からの全国公開に先駆け、事故物件公示サイト「大島てる」の運営者・大島てるによる事故物件の解説動画が公開された。本作は、事故物件住みます芸人・松原タニシの実体験によるベストセラーノンフィクション『事故 物件怪談 恐い間取り』を映画化したもの。KAT-TUNのメンバーとして絶大な人気を誇り、数々のドラマ・映画にも出演する亀梨和也が売れない芸人・山野ヤマメ役として自身初のホラー映画の主演を務める。監督は『リング』で日本映画界のホラーブームを牽引し、近年では『スマホを落としただけなのに』が大ヒットしたホラー映画の巨匠・中田秀夫。亀梨の脇を固めるのは、奈緒、瀬戸康史、江口のりこ、木下ほうか、MEGUMI、真魚、瀧川英次、宇野祥平、高田純次、小手伸也ら。豪華俳優陣に加え、有野晋哉、濱口優・団長安田、クロちゃんをはじめとした松竹芸能の芸人が多数出演する。公開された動画の中では、大島が事故物件の種類や件数のほかに、告知義務のない事故物件にまつわる話や、隠れ事故物件の見分け方を徹底解説。さらには、ネガティブなイメージの多い事故物件の魅力まで語り尽くしている。『事故物件 恐い間取り』8月28日(金)公開
2020年08月26日「KAT-TUN」亀梨和也が、売れない芸人役を演じホラー映画初出演する『事故物件 恐い間取り』より、新たな場面写真が公開された。『リング』『スマホを落としただけなのに』などを手掛けるホラー映画の巨匠・中田秀夫が監督する本作は、“事故物件住みます芸人”松原タニシの「事故物件怪談 恐い間取り」の実写化。亀梨さんのほかにも、奈緒、瀬戸康史、江口のりこ、木下ほうか、小手伸也らが出演している。今回到着した新場面写真は、亀梨さん演じる芸人・ヤマメの鬼気迫る表情を切り取った1枚。事故物件住みます芸人として活躍する中で、さらなる怪奇現象を求めて事故物件を転々とするヤマメ。写真は劇中で“最後”に訪れる事故物件でのクライマックスシーンとなっており、恐怖で全身の毛が逆立ち、慌てふためき絶叫している様子が写し出されている。そんな主人公を演じた亀梨さんだが、中田監督は「亀梨くんは芝居に対してすごく真面目に真摯に取り組んでくれる人でした」とコメントしている。『事故物件 恐い間取り』は8月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:事故物件 恐い間取り 2020年8月28日より全国にて公開©2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会
2020年08月21日亀梨和也主演映画『事故物件 恐い間取り』が、8月28日(金)より全国公開される。この度、本作に出演するクロちゃんとコラボした特別映像が公開された。『事故物件 恐い間取り』は、“事故物件住みます芸人”として活動する松原タニシの実体験による著書で、「恐すぎて部屋に入れない」読者が続出したという、同名のベストセラーノンフィクションの実写映画化作品。亀梨は、売れない芸人・山野ヤマメ役として、ホラー映画には本作で初出演となる。脇を固めるのは奈緒、瀬戸、江口のりこ、木下ほうか、MEGUMI、真魚、瀧川英次、宇野祥平、高田純次、小手伸也ら。さらに、有野晋哉、濱口優、団長安田、クロちゃんをはじめとした松竹芸能の芸人が多数出演する。監督を務めるのは、ホラー映画の巨匠・中田秀夫。公開された特別映像には、彼女に「あーん」と顔を近づけ、一口ずつ食べさせてもらおうと執拗に接近する、恐ろしい“事故物件彼氏”の様子が切り取られている。実際に、クロちゃんが本作に出演している情報が発表された際、SNSでは「クロちゃん自身が事故物件じゃん……」と話題にもなった。そんなリアル事故物件との呼び声も高いクロちゃんが演じる「事故物件彼氏」動画は、今回公開された“あ~ん編”以外に、“タオルギネス編”、“名探偵編”、“地縛霊編”など全10パターンが収録されている。本日8月12日より公式SNSで多種多様な“事故物件クロちゃん”を見ることができる。公式サイト:映画『事故物件 恐い間取り』8月28日(金)より全国公開
2020年08月12日「KAT-TUN」亀梨和也が事故物件に住む芸人に扮する映画『事故物件 恐い間取り』より、瀬戸康史の場面写真がシネマカフェに到着した。“事故物件住みます芸人”として活動する松原タニシの実体験による著書を『リング』などの中田秀夫監督が映画化する本作。主演の亀梨さんのほか、奈緒、江口のりこ、加藤諒、木下ほうか、MEGUMIら豪華俳優陣が出演している。瀬戸さんが本作で演じているのは、主人公・ヤマメ(亀梨さん)の元相方で放送作家の中井大佐。ヤマメが住み始めた事故物件に同行したことがきっかけで、様々な怪奇現象に巻き込まれていく役どころだ。そんな中井のシーンを切り取った今回の場面写真。1枚目は、スマホを手にする中井の背景に、不気味な赤い服の女性が…。そして2枚目には、暗闇の中、目を見開いて何かに脅えている姿が切り取られている。中井は一体、何に脅えているのか…その正体が気になるカットとなっている。『事故物件 恐い間取り』は8月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:事故物件 恐い間取り 2020年8月28日より全国にて公開©2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会
2020年07月29日2020年5月、イギリスの『カンタベリー大聖堂』による説教のライブ配信で『放送事故』が起きネット上で話題となりました。放送事故の発端となったのは、1匹の猫。吸い込まれるように神父さんの股の下に入る猫に「かわいい」といった声が相次いでいました。Leo the cat has been getting up to mischief again! Did you spot this moment in Morning Prayer last week? #Caturday pic.twitter.com/xZXDsAQxWW — Canterbury Cathedral (@No1Cathedral) May 23, 2020 教会のライブ配信中『放送事故』一部始終に「すげぇ…」「内容が入ってこない」そして同年7月6日。再び、神父よりも猫が注目を集めることとなってしまいました。この日も、外で説教の配信をする神父。しかし、冒頭からすでに大聖堂で飼われている猫のタイガーが登場しています!隣にいるタイガーもお構いなしに神父は説教を続けますが…。もっとミルク欲しいにゃ…。最初はタイガー用のミルクを飲んでいましたが、足りなくなったのか神父の飲み物にいれるミルクも欲しがるタイガー。神父は初めこそ動じなかったものの、途中で「ごめんなさい、友達がやってきたようで…」とコメントしました。【ネットの声】・前足で器用に飲んでいてかわいい!・この映像見ているだけで癒されるわー。・全視聴者が猫に目線を奪われたに違いない!タイガーの珍ハプニングにも動じず、説教を続ける神父はさすがのひと言。ある意味、見入ってしまう映像ですね![文・構成/grape編集部]
2020年07月14日DCドラマ「バットウーマン」からタイトルロールを演じていたルビー・ローズが、シーズン1を終えた後に降板。放送局の「The CW」がシーズン2から同ドラマを率いる新たな主演女優にジャヴィシア・レスリーを起用した。ジャヴィシアは「バットウーマンというアイコン的な役を初めて演じる黒人女優に選ばれ、誇らしく思います。そしてバイセクシャルの女性として、LGBTQ+コミュニティにとって先駆者の役割を持つ、画期的な番組に加わることができて光栄に思います」とコメントしている。元バットウーマンのルビーもジャヴィシアの就任を祝福。インスタグラムで「オーマイゴッド!最高!バットウーマンを素晴らしい黒人女性が演じることをとても嬉しく思います。バット・ケープを引き継ぐジャヴィシア・レスリーにおめでとうと言いたい」とつづった。ジャヴィシアが演じる新バットウーマン/ライアン・ワイルダーは、ルビーが演じたケイト・ケインとは全く違うキャラクター。「Variety」誌によると、ライアンはドラッグの運び屋で、ゴッサム市警察の捜査の手を交わしながらバン暮らしを送っているという。「これまでのステレオタイプなアメリカのヒーローとは一線を画す」ヒーローになるようだ。ジャヴィシアの出演作品は『Always a Bridesmaid』(原題)、「God Friended Me」(原題)など日本未公開作品が多数。(Hiromi Kaku)
2020年07月09日“事故物件住みます芸人”松原タニシの実体験による著書を、亀梨和也主演で映画化する『事故物件 恐い間取り』より、本予告映像とメインビジュアルが公開された。予告編では、亀梨さん演じる売れない芸人・ヤマメが、番組プロデューサーから事故物件に住む企画を無茶ぶりされるシーンからスタート。そして、事故物件初日の夜に撮れた映像には“何か”が映っており、それから次々と謎の怪奇現象が起こる…。さらに、ヤマメが事故物件で生配信する様子も映し出され、その最中、チャイムの音も入っている。ほかにも、何かに驚き怯えるようなヤマメや、ヤマメを密かに応援するメイクアシスタント・梓(奈緒)の姿なども確認することができる。また同時に到着したメインビジュアルでは、ヤマメ、梓、中井(瀬戸康史)の3人が、事故物件の部屋の角に追い詰められている姿が切り取られている。『事故物件 恐い間取り』は8月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:事故物件 恐い間取り 2020年8月28日より全国にて公開©2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会
2020年07月02日お笑い芸人・カンニング竹山が、お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之の公式YouTubeチャンネルで、27日に公開された動画に出演した。「【放送事故!?】泥酔でカンニングの竹山さんと業界のことについて語りすぎた」と題して公開された動画にて、宮迫が「まず最初に聞きたいのが、なんで出てくれたん?」と切り出すと、竹山は「宮迫さんに個人的に昔から世話になっているのもありますし、家族ぐるみで世話になったりもするし。あと、僕がやってる『放送禁止』ってライブで、宮迫さんをずーっと尾行するっていう。『宮迫さんは絶対遊んでるはずだ』って(笑)」と明かした。そして、竹山が「ぶっちゃけ宮迫さん、テレビ出たいですか?」と聞くと、宮迫は「出たい」と回答。「絶対1度は戻らないと、自分がやってきたことを全否定してしまってるような気になってしまうから」と説明した。テレビへの復帰について「そこにゴールテープがあるのかもしれない」と言いつつも、宮迫は「YouTubeを敵やと思ってた俺が、今、YouTubeをすごいとも思ってるし、すごく楽しんでいるのもあるから。テレビとYouTubeをもっと融合して、新しいメディアを作れたら1番最高なんじゃないかな」と構想を披露した。また、竹山が「『アメトーーク!』観てますか?」と質問をぶつけると、「最近ようやくちょこちょこ観れるようになった。自分が出てた番組って思うとこあるやん。『俺、おったら…』とか。思うのが嫌やねん。結局、自分のせいでこうなってるわけやから、それで俺がいなくなったからおもんなくなったなんて思うことがナンセンスやんか」と宮迫。さらに「俺が横にいるときやったら相方が言ってたかもしれないことを、俺がいないからあいつは流してるとか、俺がおったら絶対そこツッコんでるとかを思いたくなさ過ぎて、『もう観んとこ』と思って観てないのは事実だな」と本音を吐露した。
2020年06月30日ドラァグ・クイーンもトランスジェンダーも女装家も、なんでも「オネエ」とまとめたがる乱暴な時代で、さらりとそれを引き受ける方の素顔に迫る連載『オネエのすっぴん』。今回は、女装パフォーマーのブルボンヌさんに話を伺いました。テレビのバラエティ番組出演から、ラジオパーソナリティ、講演まで幅広くこなすブルボンヌさん。彼が初めて女性装に惹かれたきっかけはなにか。そしてこれまでどんなことを願い、悩み、歩んできたのか。素顔のままで語っていただきました。ブルボンヌさんプロフィール女装パフォーマー/ライター。1990年にゲイのパソコン通信ネットワークを企画・設立。その後、ドラァグクイーンとして、全国のイベントやパレード、映画のキャンペーンなどに参加。と同時に、ゲイ雑誌『Badi』の編集主幹、ライター、エッセイストとして女性誌、映画雑誌、週刊誌などに連載、寄稿する。女装パフォーマー集団「Campy!ガールズ」のメンバーとして、全国のクラブイベント、各種メディアでも活躍。本名は斎藤靖紀。■着飾ることの力を教えてくれた母私が女装というか、着飾ることの魅力を最初に感じたのはオカンからなんです。母は若い頃にテレビの深夜番組に出てシャバダバ言ってた人でね。その後地方都市に移り住んで歓楽街でスナックを開くっていう、深夜番組に出てた女のお決まりコースをいったような人だったんですけど(笑)、やっぱりそういう世界で生きてる人だから、綺麗だった。授業参観に来てくれるとパッと目立ってね。男の先生からも「母ちゃん綺麗だな」って言われたり、時代ですよね。でもそれが私はうれしくって、自慢だった。オカンが出勤前に化粧をする姿を見て、かっこいいなっていつも思ってましたよ。彼女は主婦グループともつるまなくてね。ずっとひとりでいるもんだから「いいの?」と聞いても「群れるの嫌いなのよ」とさらっと言うような人でした。いつも堂々としていて、シングルマザーのまま私を大学まで出してくれて。母は私の誇りですね。あの人のもとで育ったことが、私に「自分は自分でいいんだ」と思わせてくれたんじゃないかな。私も幼い頃は人並みに、自分の女性的な部分というか、やわらかさをからかわれてしょげたりもしたんですけど、でもふさぎこむほどに苦しまなかったのはオカンの影響が大きいと思います。マジョリティでないことは決して悪ではないと、彼女を見て知っていましたから。■女装はやってみたかったけど、ドリフもおもしろくて私がはじめて女装をしたのは今から25年以上前。ただの余興だったんですよ。身内の小さなイベントで。それがまさか仕事になるなんて思ってもみなかった。面白いですよね、今じゃこれでテレビにも出てるんだから。そのイベントは仲のいいゲイの友人たちとやっていたんですけど、今Netflixで話題のル・ポール先生(※1)が出したアルバム『スーパーモデル・オブ・ザ・ワールド』が当時流行っていて、その曲でショーをやりたいよねってなったんです。じゃあ女装しなきゃ! ってみんなで騒いでね。だけどいざ準備を始めたらもう“上っ面女装”で。『プリシラ(※2)』みたいな映画を観たり、日本初のドラァグクイーン・ムービーと言われる『ダイヤモンドアワー』を見たりとか、表面的には最新のドラァグカルチャーを取り入れたりはしたんですけど、どちらかというと「ドリフたのしいね」みたいな人間の集まりだったので格好いいのはできなかったの(笑)。だから海外のドラァグカルチャーと日本のコミックカルチャーの融合みたいな感じで、たとえば『ガラスの仮面』のパロディー女装劇をやるとか、そういうことになったんです。メンバーはみんな面白い子ばかりでしたよ。「新しい何かをしたい人の集まり」という空気があったと思う。みんなで自主制作の映画を撮ったりしてね。その映画の脚本家も今じゃ売れっ子になられてるし、エスムラルダさん、肉乃小路ニクヨさん、バブリーナさん、皆さんそれぞれのフィールドで活躍されてます。実はマツコ(・デラックス)さんが初めてショーをしたのも私たちのイベントじゃないかな。今になってみたら、あれは日本らしいカルチャーの構築の仕方だったんじゃないかって……、思うことにしてます(笑)。■最後のお便り「ブルちゃんはもう、自虐なんてしなくていい」芸能界には、マツコさんやミッツさんが作ってくれた女装オネエ枠の端くれとして少し入らせてもらったんですけど。はじめはワイドショーとか雛壇のお仕事をさせてもらって、10年くらい前からかな、ラジオや講演のお仕事に力を入れるようになりました。「語り」の仕事と言えばいいかな。ラジオをやることになったときは、一番の武器であるビジュアルを奪われるので不安だったんですよ。聴いてる人からすると生温い、なよなよしたおじさんのトークにしかならないんじゃないかって。しかもオファーをいただいていたのがNHKのAM、その上お昼の番組っていうコンボだったから、聞いてくださる方は50〜70代が中心でね。みなさん「農作業しながら聴く」みたいな世界だったから、自分のことなんてきっと受け入れてくれないって思ったんです。でも、事務所の社長が「やってみないとわかんないじゃん!」って背中を押してくれてお受けして。でも、やっぱり私は自信がなかったんでしょうね。いざ始まってどうしたかっていうと、自虐のギャグを多用したんですね。「みなさん、得体の知れないオネエ声にひいてませんか?」とか「異物混入しちゃってごめんなさいね」とか言って。世間のおじいちゃん、おばあちゃんに嫌われたくなかったから、嫌われるより先に自虐を言えばいいんだって。小馬鹿にされている前提でいれば「気さくでいいヤツだな」くらいには思ってくれるんじゃないかと思ったんです。それで結局2年もやらせてもらって。ファンと言ってくださる方もできたり、たくさんお便りもいただけて、本当に頑張ってよかったと思ったんですけど、最終回でいただいたお便りに「ブルちゃんはいつも『自分なんて』って笑って言うけど、すごくステキな方なんだから、そんな風に思わなくていいのよ」って書いてあったんですね。「まっとうなこと言ってるんだから、自虐なんてしなくていい」って。「これまでありがとう」って。私、放送事故並にギャンギャン泣いちゃってね。あー全部バレてたんだって。ちゃんと伝わってたんだって。「女装は武装」って私はよく言うんですけど。女装を始めてからずっと、なんだろう、自分の中の弱さを払拭したくて。メイクして頭に花とか乗せて「ここまでやってんだから、えらそうに真ん中いっちゃうよ!」ってパワーをもらってきたんですけど、でもそれを続けてきた先で私が結果できたことは、素直な気持ちを語るということだったんだと思います。……この話、思い出すとやっぱダメだわ(笑)。新宿二丁目でひどいショーをやってた頃を知ってる他のドラァグ・クイーンの子が、今の私を見て「いい子ちゃんになったね」って言うこともあるし、そのことで切なくなることもありますけど、ひどい毒舌が笑いにはなりづらい時代で、私は今の自分が役に立てる一番いいフィールドに導いてもらったんだと思います。あとはもうババアの世代になりましたからね。語りの仕事を通じて、ほんの少しでも次の世代が今より生きやすくなるように貢献することが、今の自分のプライドなのかなって。■女装、ワーママ、わかりやすいタグを前にすぐ妄想する人々今女装してパフォーマンスをしたり、お店に立つ上で気にかけているのは、お客さんからジェンダーとかセクシュアリティにまつわる偏見を感じたときは、なるべく突っ込むってことかな。もちろんこの人なら大丈夫そうって人の場合にね、ユーモアを交えながら。たとえば、私に「女の私より女らしいわよ」と言ってくる女性ってよくいるんですけど、「束の間の女装だから女性性を濃縮して出せるけど、反動で家じゃクソジジイそのものよ!」って言っちゃいますね。実際普段の私は座ったら足も開いちゃうし、一人称も「俺」ですし。「女装」とか、きっと「ワーママ」とかもそうだと思うけど、わかりやすいタグを持ってると、こういう風に自分の妄想に当てはめたがる人って絶対に出てくるんです。でも人間っていうのは、そこまでひとつの塊じゃなくて、時間とかによって自分の中のある面をふんだんに出したり、演じたりもできるものじゃない。私は誰にだって内側に多面性があるんだってことを表現したくてこの仕事をしてるので、そういった妄想にはできるだけ突っ込むようにしていますね。■この世代、この感覚だからできることこれから先については……もう何もすることないかも。だめ?(笑)お店は3店舗(※3)も出させていただいて、全国でたくさんの方とお話する機会があって、今はありがたいことばかりなのでそれを失わうことが怖い、みたいになっちゃったね、歳のせいかな。ずっと二人三脚でやってきたうちの社長は白血病を五回くらい再発してる人だし、いつ失われるかわからないことがたくさんありますから。でもこの世代、この感覚だからできることはやっていきたいですね。ちょっと前は「女装大衆演劇ごっこ」というお昼のイベントを同世代の女装仲間とやりました。もう私たちはクラブイベントで深夜2時に「出番です」って言ってもらってもねって。体力ないよねって(笑)。だからずっと着席で、だけどうちらのそれなりに培った感覚で発信できるものをやろうってなりました。テーマも、若い子に無理にこびるというよりは、自分たちと同じように歳をとってきた子たちが感じる孤独とかを扱えたらいいなと思って作りました。「女装大衆演劇」って、やっぱババアの女装だからできる感じがあるじゃないですか、横文字ゼロで漢字6文字も並んじゃって。すごい野望はないけれど、これからもお店での接客とか講演とかラジオとかメッセージを伝えられることはやりつつ、自分の年とやってきたことに似合う表現で、心が動いたものがあればやっていきたいですね。……なんか、すること全然あったね(笑)。■どうでもいい人の話なんて、聞かなくていい。読者のみなさんに伝えておきたいことがあるとすれば、なんだろうな……。「どうでもいい人の話なんて聞かなくていいのよ」かな。若い頃にうちの社長と付き合ってた時期があったんですけど、社長はこの世代に珍しく人目をまったく気にしない人でね。ある日、街中で私と手を繋ごうとしてきたんです。そのときに私は反射的にそれを解いたんですけど、社長はきょとんとしていて。すごく考えさせられましたね。なんで私はもう会わないかもしれない人たちの目を気にして、こんなことしてるんだろうって。ラブラブなふたりの楽しい気持ちより自分の人生に関係ない人たちの目を大事にすることってなんなんだろうね? って、つきつめて考えてみると、なんのために生きてるんだろうね? って話にもなるじゃない。まぁ、最近社長と手を繋ごうとしたら、「もうそういうんじゃない!」って違う意味で振り払われましたけどね(笑)。誰かをジャッジするための枠組みなんて本当はないのに、「社会はこうだ」とか、「あの人はきっとこう思うに違いない」って、敵役を頭の中で生み出してまわりに配置して、何かを言われてることを想像しては、どんどん自分の行動範囲を狭めていく。自分の可能性を自分でつぶしてることが、本当はすごく多いと思います。私はラジオの仕事も講演の仕事も、「きっと受け入れてもらえない」と思い込んでいたけど、本当に挑戦してよかった。だから読者のみなさんも「周りにいるあの人がダメ出しをするだろう」とかそんなことを考えるんじゃなくて、私がしたいことはこうだと、私が今の世の中に求めることはこうなんだということを絶対信じてあげた方がいいと思います。それを信じられたなら、死ぬときだってきっと後悔しないんじゃないかな。もちろん大好きで尊敬してる人から「あんた今おかしなことしてるよ」って言われたときは聞いた方がいいですけどね。でも、そんなことってそうそうなくない?だいたいどうでもいい人の悪口を気にしちゃうんですよね。だから、どうでもいい人の話は気にしなくていいんだよってことは、まぁ……私はこんなこと言っておきながら、これからも気にしちゃうから(笑)、自戒もこめて、言っておきたいですね。「斎藤靖紀」が「ブルボンヌ」になるためのアイテムジュビィ クイーンの秘密メイクセットブルボンヌさん自身がプロデュースするメイクブランド。「ジュビィ フラットヴェール ムースファンデーション」「ジュビィ シャイニーピュア カラーUV(グロウ下地)」のセット。「女装のカバー力の源である舞台用ドーランをムース状にして一般女性が使える軽さに仕上げました。強めのグロー下地と合わせて、イヤなものは全部隠して、内側からのツヤを演出します」本インタビューは2020年3月5日に実施しています。新型コロナウイルスの流行に伴う社会の変化を受け、2020年5月13日のブルボンヌさんからのコメントを掲載します。ブルボンヌです。取材をお受けした当時は「プロデュースするお店を3店舗出せたし、もう何もすることない」なんて調子こいて語っていましたが、ご存知の通り新型コロナで世界は激変しました。近年の私を支えていた、お店は全店営業自粛中、講演も全てキャンセル、ラジオはリモート出演となりました。コスメも市場は売上半減です。無収入どころか家賃だけで大惨事、名指しで危険な場所扱いされた歓楽街がもとに戻るのはいったいいつになるんでしょう。「不要不急」という言葉が自身の存在意義を追い詰める中で、今や遠い昔にも思える、ノリノリだった頃の自分の発言を世間にお出しするなんて……と、この記事を世に出す決心がなかなかできずにいました。ですが、私はもともと何もないところから、自分がしたいと感じた変なことをして生きてきた身です。逆境こそ女装の見栄が生きるのだとも思います。正直しんどい。こんな弱ったアタシを見ないで、とも思う。でもやっぱり見て。女優女優女優。嘘を演じるの!オンラインでの配信や、営業が再開したらド派手マスク女装で店に立つなど、その時できることを必死にやってアタシなりに生き抜かなくては。皆さんもそれぞれのしんどさと取っ組み合って生きてらっしゃると思いますが、華麗に装って、自分を褒めまくって、最期に「アタシなりによくやったよ!」って誇れる人生を送りましょうね。プライドをお守りに。<DRESS編集部より>本連載では、ドラァグクイーンや女装パフォーマーの方にお話を伺っていますが、すべての方が「オネエ」を自称しているわけではありません。(※1)歌手、モデル、司会者としてマルチに活躍するアメリカのドラァグ・クイーン。主演のドラマシリーズ『AJ and the Queen』(Netflix)や、オーディション番組『ル・ポールのドラァグ・レース』(Netflix)が話題。(※2)3人のドラァグ・クイーンが主人公のロードムービー。1994年公開。(※3)ブルボンヌさんプロデュースの店舗は、2020年4月現在「Campy!bar」(新宿、渋谷)、「ASOBi」の3店舗Photo/友松利香(@tm_mt_)、Title logo/hinatä(@_1984hn)
2020年06月01日『放送事故』…それは、機材トラブルなどにより放送ができなかった場合や、予定にはない内容を放送してしまう際に使われる言葉。本来、ネガティブな意味合いで使われる言葉ですが、イギリスの『カンタベリー大聖堂』による説教のライブ配信で起きた『放送事故』に対しては、「最高」「癒された」と絶賛の声が上がっています。理由は、ぜひその目でお確かめください!Leo the cat has been getting up to mischief again! Did you spot this moment in Morning Prayer last week? #Caturday pic.twitter.com/xZXDsAQxWW — Canterbury Cathedral (@No1Cathedral) May 23, 2020 どちらも迷いがない…!吸い込まれるように神父さんの股の下に入っていく猫と、まったく動じない神父さん。お互いにまったく動揺していないあたり、もしかしたら日常的なやり取りなのかもしれません。しかしライブ配信を見ている側としては、説教の内容が頭に入ってこなくなってしまうほど、目を奪われてしまいます。【ネットの声】・たぶん神父さんの股の下は、猫にとっての『懺悔室』なのかも。・神父さんの服の中は、猫の国に繋がっているのかな。・まったく動じない神父さん、すごい。あまりにも平和で、かわいらしい放送事故の内容。信者だけでなく、猫好きすらをも魅了してしまう説教です![文・構成/grape編集部]
2020年05月28日「4月に入って、米倉さん側から降板の申し出があったそうです」と、ある芸能関係者が語るのは米倉涼子(44)の代表作『ドクターX』について。「テレビ朝日は今年の10月期に『ドクターX』の新シリーズの制作を予定していました。しかし米倉さんの申し出を受けて、同枠はいま、広瀬アリスさん(25)と木村文乃さん(32)がメインの新たなドラマ企画に方向転換して進めているそうです」もともと、米倉が同作に前向きでないのは有名な話だった。「’12年からのシリーズですから。大門未知子という役に愛着もある一方で、イメージがつきすぎてしまうことを懸念していたといわれています」(前出・芸能関係者)『ドクターX』は、米倉が4月に退社した前所属事務所の会長が企画に深くかかわっている作品であることも、降板の要因のようだ。「米倉さんは“前事務所の色が強い仕事をしては、辞めた意味がない”と、口にしていました」(別の芸能関係者)根強いファンがいる『ドクターX』だが、もう新作を見ることはかなわないのだろうか。「10月期こそあきらめたテレ朝ですが、高視聴率番組ですから、今後“できるならやりたい”という意向。が、実際はかなり難しいでしょうね」(テレビ局関係者)米倉は’04年以降毎年、連続ドラマの主演を重ねている。ここ数年で主演連ドラ作品がなかった年は、会社経営の男性と結婚生活を送っていた’15年だけだ。しかし今後は……。「いまのところ、来年末までは連続ドラマに主演する予定はないようです」(前出・芸能関係者)今は“視聴率女王”の座を捨ててでも打ち込みたいと思っていることがある、とは別の芸能関係者。「ミュージカルでしょうね。この5月に米倉さんは公式インスタグラムを開設しましたが、そこにも自身が出演したブロードウエーミュージカル『CHICAGO』を振り返る投稿を連投しているんです。強い思いを感じます」スポーツ紙記者は次のように話す。「米倉さんは去年、低髄液圧症候群という病気に苦しみ、やっとの思いでブロードウエーの舞台を務めあげました。体調を崩したのを機に、40代半ばという自分の年齢や、これから先の生き方を真剣に考えたそうです。そのなかで、独立についてや、どの仕事をやるべきかなどを決めたのでしょう」発売中の雑誌のインタビューでもこう語っている。《“人生100年時代”だとすると、そろそろ折り返し地点。大きな河を渡って、自分で次のフィールドを切り拓くならば、年齢的にも今のタイミングかな、と》(『東京カレンダー』7月号)“失敗しない”女の後半人生はどこに向かうのか――。「女性自身」2020年6月9日号 掲載
2020年05月26日俳優の磯村勇斗(27)が24日、自身のインスタグラムでライブ配信を行ったが、その模様が「放送事故では!?」と話題になっている。磯村がプライベートで顔出しのインスタライブをするのは今回が初めて。質問に答えるなどしてファンを楽しませ、最後は「バイバーイ」とさわやかな笑顔で締めくくった。しかし、その後、画面の映像は切られることなく磯村は画面上からフェイドアウト。自宅らしき背景だけが映し出される状態に。《ちゃんと終了ボタン押せてないよ、磯村くん!》《関係者かお友達、連絡して教えてあげて!》など視聴者からは心配の声が上がった。さらには電話していると思われる音声まで聞こえてくる。視聴者も《お母さん?と電話してるよね、やばくない?》《早く気付いて!》と次々とコメント欄が埋まっていく事態に。そんな心配をよそに、「コロッケ早く送ってって言ったじゃん!」「シュウマイもエビフライもいらない!」など、普段の磯村とは違う怒りの声と、その現実的な会話内容に、コメント欄のファンの慌てぶりも加熱。10分ほどして戻ってきた磯村はインスタ画面を見て一瞬、固まったような表情を見せたあと、状況があまり掴めていないようにライブ配信を切った。この様子は約8,300人が視聴。その後ツイッターなどでは《磯村くんやっちゃったね》《インスタライブ切り忘れ騒動で伝説になるね》《コロッケ事件》《お母さんの代わりにコロッケ送るよ…》などの声があがった。しかし、この配信が終わった約40分後、磯村のインスタグラムで事実が明らかに。「監督・近藤啓介 出演/撮影・磯村勇斗」の文字が投稿されたのだが、どうやらこのインスタライブ配信後の予想外の展開は、“生配信映画”だったようだ。関係者によると、これは作品の一部。まだ前後にストーリーがあり、全編は25日10時から磯村の所属事務所「Blue Lable」のYouTubeチャンネルにて公開されるという。『コロッケを泣きながら』というタイトルで、映画祭で受賞暦を持つ新進気鋭の映画監督・近藤啓介とタッグを組んでいる。これまでエンタメ業界ではリモートドラマやリモート朗読劇など趣向を凝らした作品が生まれたが、“放送事故!?”の惨事から一転、インスタ生配信映画という、かつてない試みをした磯村。リアルなインスタライブからフィクションの世界に誘導されていた視聴者も驚きだっただろう。
2020年05月24日俳優の磯村勇斗が24日、自身のインスタグラムで生配信企画を行い、話題を呼んでいる。今回は磯村初の顔出しインスタライブとなり、ファンからのコメントに答えていく。20分ほど交流を楽しんだ後、終了ボタンを押したが画面は終了せず、磯村の生活音が流れる様子に、ファンからの「切れてないよ!」「誰か教えてあげて!」と慌てたコメントで溢れる。さらに、そのまま電話を始め「お母さんコロッケ送ってくれた?」「送ってくれるって言ったじゃん! コロッケが食べたいの!」「くそだるいわ!」と、怒っている磯村の様子に「コロッケって何回言うのww」「可愛いけど笑」「めっちゃコロッケ好きやん」「事故すぎる」と困惑する閲覧者たちのコメントが溢れ、視聴者も増え続けた。最終的に、磯村が配信中の画面に気づき「なんでこれつけっぱなしなの?」と終了し、SNSも騒然。しかし、話題となった磯村のインスタ画面に「監督・近藤啓介 出演/撮影・磯村勇斗」の文字が流れ、フィクションだということが明かされた。これにより、Twitterに「安心した」「磯村劇場すごい」「ますます好きになった」「小芝居がうますぎて笑った」と感想が続々と書き込まれた。同映像は、映画『ウーマンウーマンウーマン』や、今月にSHINPA在宅映画制作にて短編作品『動物暴走教師』を配信したばかりの新鋭映画監督・近藤啓介と磯村がタッグを組んだ新しいインスタライブムービー。実際のインスタライブからフィクションの世界に見ている観客を誘導するという新しい試みで、コロナ禍で外出が自粛された期間を一緒に楽しんでもらおうという、2人からのサプライズだった。また、今回のインスタライブは作品の一部分で。ライブが始まる前と後ろにも映像がついて全編となり、25日10時にYouTubeにて配信されるという。○磯村勇斗 コメント現状の行動が制限された中で、俳優として自分は何を発信できるのかを考えていました。そこで近藤監督と出会い、何か短編で面白い事をしたいとなったところから企画が始まりました。以前からネットライブで起こる生のハプニングや悲劇に興味があり、そこから発想を貰い、インスタライブで生のお芝居を作ったらどうなるのか? という実験的な試みをしてみようとなりました。インスタライブというファンの方と身近に触れ合えるコンテンツを利用して、リアルタイムでファンの方と会話をしながら映画の世界、お芝居の世界へと導いていく。演劇でもなく、ドラマでも無い。新たなジャンルとして挑戦する事に、俳優としての意味が問われる気がしました。この時世だからこそ生まれた発想であり、この期間は決して無駄な自粛期間ではないと感じました。今、緩和ムードになってきましたが、この作品のようにまだ油断禁物です。○近藤監督 コメント生配信からいきなり映画の世界に移行する。そんな悪戯を仕掛けました。現実から虚構に入れ替わる瞬間に気づかずに、生配信を見ていたあなたの時間も確実に映画の中の時間軸に含まれています。どんな映画になるのか、やったことないことなので想像もつきませんが子供みたいにワクワクしています。といっても僕は遠隔で見守るだけなのです。自身のアカウントで配信して、キャリアを背負ってこんな危険なことにチャレンジする磯村くんの姿を観客と一緒に楽しみたいと思います。最後に。世界が不安になったこの時間は色んなことを気づかしてくれる時間になりました。忘れません…
2020年05月24日トム・クルーズ主演作『ミッション:インポッシブル』シリーズ第7弾で悪役を務める予定だったニコラス・ホルトが降板し、新たにイーサイ・モラレスが起用された。パラマウント・ピクチャーズが認めた。ニコラスが降板した理由は、スケジュールに問題が生じたためだという。『ミッション:インポッシブル7』の撮影は新型コロナウイルスの影響で2月に休止。エル・ファニングと出演しているHuluのドラマ「The Great」(原題)シーズン2の撮影時期が今後重なってしまうことになり、『ミッション:インポッシブル7』の出演を断念することに。ハリウッドで撮影・製作が再開され始めると、このようなことが頻発しそうだ。「NYPD BLUE~ニューヨーク市警15分署」や「クリミナル・マインド FBI行動分析課」、「殺人を無罪にする方法」で知られるイーサイは、最近では「タイタンズ」のデスストローク役が好評で、ファンが増加中。ニコラスからバトンタッチを受けたという報道にも好意的で、「素晴らしい俳優である彼が、ついに大きな映画で活躍するときが来た!」と喜び、「おめでとう」と祝福する声が多くみられる。(Hiromi Kaku)
2020年05月22日ルビー・ローズがドラマ「Batwoman」(原題)からの降板を発表した。シーズン1でタイトルロールのバットウーマンを演じていたルビーに一体何が起きたのか。ルビーの声明文によると、「苦渋の決断ですが、バットウーマンの次のシーズンには戻らないことにしました。バンクーバーとロサンゼルスで番組に関わってくれたキャストやスタッフに敬意を持っており、決して軽々しく決めたことではありません」とつづり、その後はクリエイターらやワーナー・ブラザース、放送局のCWに感謝を述べ、次シーズンの成功を祈ったが、降板を決めた具体的な理由は記されていなかった。ワーナー、CWなどの制作側も連名でルビーへ感謝を表明し、今後の成功を祈った。また、今後数か月内に「LGTBQコミュニティから新たにバットウーマンを演じる役者を探す」と知らせている。「バットウーマン」は、テレビ界で主人公が同性愛者である初のスーパーヒーロードラマとして注目を浴びた。2018年にルビーがバットウーマン役に抜擢されると、原作ファンからの不満が噴出。この影響を受けてか、ルビーはツイッターアカウントを削除する羽目に。また、シーズン1の撮影中に事故で大けがを負い手術を受けたことも以前に告白していたが、「Deadline」によると、この事故は降板する理由とは関連がないという。(Hiromi Kaku)
2020年05月20日先日放送されたラジオ番組「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)でナインティナインの岡村隆史さん(49)が“公開説教”を食らう場面が放送され、賛否の声が上がっています。■岡村隆史の女性軽視発言とはきっかけは4月23日に放送された同ラジオ番組で、岡村さんが「苦しい状況が続きますから、コロナ明けたら、なかなかのかわいい人が、短期間ですけれども、美人さんがお嬢をやります。なんでかって言ったら、短時間でお金を稼がないと苦しいですから」と発言したことが原因です。これは新型コロナウイルスの影響によって生活苦の女性が増えて風俗業に従事する人が増えるという意味の発言で、多くの人から女性差別だと批判の声が上がりました。これに対して翌週放送のラジオ番組で、岡村さんは平謝り。とはいえ声は弱々しく、ラジオとしては放送事故もの。そんな危機を救ったのが、相方の矢部浩之さん(48)でした。■公開説教はただの説教にあらず矢部さんは登場するなり「やったなお前、やってもうたな。ナインティナインも緊急事態や」とスタジオ入り。1時20分もこの件に限らず、現在のナインティナインの問題について辛辣な公開説教をはじめました。その内容は元々2人の関係は高校サッカー部の先輩(岡村)後輩(矢部)の上下を引きずっているものの、今日は相方として謝りに来たと前置きした上で始まりました。普段から岡村さんが矢部さんに対して謝罪がないことや、「ありがとう」といった声がけが矢部さんはじめ、周りの人にもないこと。他にも女性軽視に等しい発言が過去にもあったこと。そして岡村さんが休業以降おかしくなり、自分も楽屋を別にするなど、そんな岡村さんを避けるような行動を取ってしまったことなどでした。大御所芸人である岡村さんに今や周りのスタッフも相方も苦言を呈することができない空気感が、今回の失言を生んでしまったと矢部さんは語ります。正直聞いていて感じたのは、「これはある意味、コロナが見せた関係性の再構築では?」という思いでした。■関係の不満を見過ごせない見過ごさない時代へ近年では“コロナ離婚”という言葉が流行っています。新型コロナウイルスによって多くの人が「自分に本当に必要なものは何か」を考えるようになり、人や物や環境に対して敏感に見直しをする流れが加速しています。その1つがパートナーの見直し、つまりコロナ離婚やコロナ破局といった言葉になるわけです。今回の失言からの公開説教は、まさにナインティナインにとってのパートナーの見直し行為になっているなと感じました。ちなみに筆者は以前、夫婦カウンセリングの専門家の方にお話を聞いたことがありました。その際に“破綻した夫婦関係を再構築するには、ヤバさのレベルを見定めること。そしてそこからさらに不満をきちんと全部出しきり、適切な関係性を構築していく必要がある”と聞きました。レベル1は、会うと喧嘩が絶えない仲レベル2は、喧嘩を避けるために冷戦状態レベル3は、冷戦状態な上、憎み合っている関係とのこと。ナインティナインは夫婦ではありませんが、きっと破綻状態としてはレベル2だったのでしょう。だからこそ今回の取り組みは2人にとって再構築の一歩であり、場合によっては「これやってダメなら、もうダメ」というところまで来ている可能性もあります。岡村さんの失言に対しては「長年独身だからこういった不適切発言が出てしまうのか」といった声も明石家さんまさん(64)を始め、多くの人から寄せられているようです。個人的にはこれもまた1つの性差別であると思うので、「そうじゃないだろ!」と思います。私たちが今考えるべきはナインティナインが行った公開説教と同じように、自分たちにも向き合い直すべき人間関係はないのかを考えることかもしれません。(文:おおしまりえ)
2020年05月06日産後の回復が早いなどのメリットから利用者が増えている無痛分娩で、重大事故が相次いでいる。無痛分娩は局所麻酔で陣痛に伴う痛みを和らげ、出産時の疲労を軽くする出産方法だ。出産後、比較的早期に仕事に復帰できることもあり、欧米を中心に働く女性に人気で、フランスでは妊婦の6割以上、アメリカでも4割以上が無痛分娩を選択。日本の無痛分娩の実施率も’07年の2.6%から’16年の6.1%に急増している。ところが新聞で報道されているだけでも’11年以降、無痛分娩による死亡事故が5件、重い障害が残った事故が2件発生しており、その中には3度も重大事故を起こしたクリニックもある。埼玉医科大学総合医療センター産科麻酔科診療部長の照井克生教授は、日本の無痛分娩事情を危惧して、次のように語る。「米国では無痛分娩の麻酔の95%を麻酔科医が担当し、出産が終わるまで分娩室で立ち会います。残りの5%も、特別な資格を持つ麻酔看護師が麻酔科医の監督の下で麻酔を担当しています。硬膜外無痛分娩では全脊髄麻酔などの発生も想定されるので、産科医1人では不測の事態への対応は難しいのではないでしょうか。日本でも麻酔科医が麻酔をし、産科医ともども最後まで出産に立ち会うべきですが、そもそも日本には麻酔科医の絶対数が不足しているうえ、診療所や病院の経営面からも、実現は容易ではありません」では無痛分娩を受けたい妊婦は、どんな医療施設を選べばいいのだろう。照井教授は「無痛分娩関係学会・団体連絡協議会」(JALA)のホームページにある「無痛分娩施設検索」を閲覧し、参考にしてほしいと話す。「確認のポイントは、日本麻酔科学会認定麻酔科専門医がいるかどうか。これが最も安心できる資格です。施設に麻酔科専門医がいない場合は、麻酔科標榜医の資格を持つ医師がいるかどうかを確認してください。標榜医は麻酔科医の下で2年間の研修を積んでいるので、呼吸管理を含むトラブルに対応する基本的な技能を持っています」妊婦と家族が、医師との面談時に、事故が発生したときの対処法や安全対策を詳しく質問すべきだと照井教授は話す。「“私はベテランだから大丈夫”と安請け合いしたり、質問されて怒る医師は要注意です」だが同ホームページに掲載されている施設はごく少数。安全対策は緒についたばかりだ。「女性自身」2020年3月17日号 掲載
2020年03月06日韓国の6人組男性アイドルグループ・VIXXのホンビン(26)が3月1日、インターネットの生配信中に酒に酔った状態で、他のアイドルグループを侮辱する発言を行い、物議を醸している。謝罪を重ねるも、事態は深刻化している。ホンビンは1年前からライブ配信『Twich』で個人のチャンネルを開設し、生放送を行ってきた。普段はゲームに関連した内容を扱っていたが、この日はチャンネル開設1周年を記念して、飲酒放送を行った。徐々に酔いが回り始めると、視聴者から送られてくる他のアイドルグループの動画に言及をするように。SHINeeの『Everybody』が流れると、「誰がバンド音楽にこんなアイドルのような音楽をのせるんだ。くだらない」と顔をしかめた。さらに、INFINITEの『Be Mine』については「僕だったら振り付けした人を殴っている」といった発言まで飛び出した。ほかにも、同じ’12年にデビューした同期ともいえるEXOについては、デビュー初期のコンセプトを話題に持ち上げ、「狼(EXO)とヴァンパイア(VIXX)はいつもライバルだった。いつもヴァンパイアが勝っていた。本来、歴史に残る人が勝つんだ。新世代に残るのはヴァンパイアか狼か。俺はヴァンパイアだと思う」と挑発するようなコメントも。放送の終わりには視聴者に向かって中指を立てるファックサインをし、衝撃を与えた。一連の失言は瞬く間に問題となり、ホンビンは再び生放送を行い、「酒を飲むと、とても悪く話す傾向があるようです。気を付けることができなかったのは僕の過ち。本当に申し訳ない」と謝罪した。しかし、Twitterの韓国エリアでは「ホンビン謝罪しろ」「放送事故」「こんなアイドル」なといったキーワードがトレンドを占め、大炎上する騒ぎに。翌日2日には、所属事務所が公式で謝罪文を公表。他のメンバーも謝罪し、ホンビンも自身のSNSで再び謝罪をしたが、《酔ってたとはいえこれは許せない》《今回に関してはもはや呆れだよね》《見損なった》とVIXXファンからも厳しい指摘が相次いでいる。一部では脱退を要求する声もあがっており、ホンビンのアイドル人生は大きなピンチを迎えている。
2020年03月02日交通事故で受けた怪我を治療する場合は、風邪や病気になって病院にかかるのとは事情が変わってきます。交通事故による治療費や入院費は交通事故を起こした相手が負担することになるため、実際に治療に入る前に守るべき流れや注意点について知っておくことが大切です。交通事故の怪我はどこに通院すればいいのか交通事故で怪我を負った場合は、適切な治療を受ける必要があります。目に見える外傷がある場合は、事故現場での状況次第で救急車で病院へ送られることになるので、通院先に悩むなんて必要はないでしょう。問題はむち打ち症など外見を見ただけではわからない外傷が無いような症状の場合や、自覚症状が全くない場合で、念のため検査をしてほしいような場合にどこを受診すべきかが問題となります。むち打ちや腰痛の正しい受診先むち打ちや腰痛の症状が出た場合は整形外科を受診して下さい。それが一番確実です。また、総合病院が近くにある人は、受付で交通事故である旨申し出れば適切な診療科を案内してくれます。インターネットで「交通事故治療」と検索すると、病院よりも接骨院や整骨院が沢山出てきますが、できる限り医師による診察を優先すべきなので病院やクリニックを受診して下さい。通院期間の治療費を負担してもらうために交通事故の治療で医師による診察を優先させるべきなのは、次のような理由があるからです。接骨院や整骨院、鍼灸院、整体などは病院ではないため、治療内容によっては保険会社に治療と認められず、治療費や慰謝料、休業補償が支払われない場合がある。3ヶ月以上など治療が長引く場合に症状固定までの治療過程を、できる限り同じ医師に継続的に診断してもらうことが、後遺障害認定に対して有効である。誤解されている方も多いのですが、接骨院や整骨院は医師ではなく柔道整復師です。国家資格ではありますが、後遺障害診断書は医師にしか作成できませんので、その点も踏まえて注意しましょう。転院したい場合の流れと必要な説明病院での入通院治療が開始した後、症状が一向に回復に向かわなかったり、医師の診察や治療に不安を感じたりする場合もあります。そんな時、病院を転院する事は可能なのでしょうか。交通事故ではなく、通常の病気などであれば本人の意思によって病院を変える事になんら問題はありません。最近では、セカンドオピニオンが一般的になりつつあるので、カルテなども他の病院の医師に見せることも可能です。ただ交通事故の場合は、治療費について事故を引き起こした相手の保険会社に出させることになるため、転院する場合は事前に注意が必要です。[adsense_middle]保険会社に説明して同意してもらう治療費を支払う保険会社の了承を得ることができれば、転院先の治療費についても問題なく負担してもらえます。ただし、医師の対応に対するクレームや病院のランクに関する希望など、私的な事情による場合についてはそう簡単に認められません。保険会社に転院を認めてもらうには、以下のような点が重要になります。現在の医師の転院に対する見解転院先の病院の見解これまでの治療経緯と将来的な治療方針これらの要素を総合して、客観的に見て妥当だと保険会社が判断すれば認められます。例えば、通院中の病院の設備では今後適切な治療を施す事が困難な場合など、医師の指示により転院するような場合は認められる可能性が高いです。なお、交通事故による転院は、受け入れ先の病院によっては事前に保険会社から転院の了承が取れていないと受け入れ自体を拒否される場合があります。引継ぎが上手くできていないと治療自体に影響を及ぼす恐れがありますので、受け入れ先病院とのすり合わせは慎重に行いましょう。転院を認めてもらえない場合転院は必ずしも保険会社が了承しなければできない、ということではありません。忘れてはならないのは、治療において最優先すべきは少しでも早く良くなる事であり、保険会社を説得する事ではありません。保険会社の説得に時間がかかると、怪我が今よりも悪化する可能性もあります。ですから、本当に必要性があるのであれば、保険会社の説得は後回しにしてでも転院させるという判断も必要になる場合があるでしょう。万が一後から保険会社が治療費を負担しないという事になるとまずいので、この場合は必ず事前に弁護士に相談することをおすすめします。状況次第では、弁護士が間に入る事であっさり転院を了承する場合もあります。保険会社が了承を渋っている場合は、速やかに弁護士に相談しましょう。適正な通院の頻度とは?交通事故で適正な賠償を受けたいと思った場合、重要になってくるのが通院の頻度です。重傷で入院している場合であれば考える必要もありませんが、むち打ちや骨折、腰痛、打撲など症状が比較的軽い場合については通院頻度を考えることがあります。素人的に考えると、より多く通院した方が慰謝料も多くもらえそうなイメージがあるかもしれませんが、実際のところはどうなのでしょうか。むち打ち・骨折・腰痛等における通院日数と通院期間の関係性結論からいうとたくさん通院したからといって、それに比例して慰謝料額がどんどん増えていくわけではありません。そもそも、慰謝料計算のポイントとなるのは何回病院に行ったかではなく、どのくらいの期間治療をしていたのかです。このことを通院期間といい、通院期間が長い方が慰謝料額が高額になります。ただ、月に1回ずつ12回通院したとして通院期間が1年になるとすると、あまりにも極端です。そのため、あまりにも1月あたりの通院日数が少ない場合は、実際の通院日数の3倍程度を通院期間の目安に考えることもあります。適切な通院頻度適切な通院頻度は怪我の種類にもよりますが、基本的には週2回から3回程度、月にすると10回程度通っていれば通院期間としてカウントしてもらえる可能性が高いでしょう。ただし、慰謝料請求のために通院頻度を調整するのは本末転倒です。基本的に交通事故で怪我をしたのであれば、怪我を治すのが最優先なので、必要がないのに病院に行っても意味がありません。例えばむち打ちの方の中には、通院期間をできるだけ伸ばして慰謝料を高くしようと非常に短い頻度で通院し、その都度湿布だけ処方してもらっていたというようなケースが時々あります。いくら病院に通院していたとしても、単に湿布を処方してもらうだけでは通院として認めてもらえない可能性が高いでしょう。基本的に表面上だけ通院を装っていても最終的にはバレてしまうので、慰謝料目当てで通院期間を引き延ばそうと考えることはやめた方がいいです。治療費はいつまで負担してもらえる?交通事故の被害を受けた際、治療にかかる費用については交通事故を起こした側が任意保険に加入していれば、その保険会社が補償してくれます。ただ治療費については、いつまでも際限なく補償してもらえるというわけではありません。例えば、交通事故でむち打ち症の後遺症が残ってしまうと、最悪の場合その治療は一生続く可能性があります。このような場合、加害者にいつまで治療費を請求することができるのでしょうか。また、加害者側の保険会社から治療費の支払いを打ち切られた場合、どのように対処すればよいのでしょうか。[adsense_middle]治療費は症状固定までが原則交通事故による怪我の治療費を、事故を起こした側が負担するのは当然ですが、いつ完治するかわからないような怪我の治療費をこの先一生負担し続けるのはあまりにも大変です。そこで、交通事故で負傷した怪我の治療にかかる費用の支払いについては、怪我が治るか、回復の見込みがないと判断されるタイミングである症状固定までという1つの基準が設けられています。症状固定とは、これ以上治療を継続しても回復の見込みがない状態のことで、この状態に達した場合は、そこで治療費の支払いは打ち切られます。症状固定以降も病院で治療したいという被害者の方は、治療費はすべて実費で自己負担になってしまうのです。交通事故関連の情報サイトで、次のような記載をよく目にします。「相手の加入していた損害保険の会社の担当者から、もうこれ以上の治療費は賠償できないといわれた」これは保険会社側が一方的に症状固定と決めつけて、治療費の支払いを拒否している状態なのです。では、そもそも症状固定は誰が決めることなのでしょうか。症状固定は誰が決めるの?症状固定が、これ以上治療を継続しても回復の見込みがない状態である以上、その判断ができるのは医学的知識のある医師(主治医)と考えるのが当然です。ですから、通常は交通事故における症状固定の判断をするのは主治医ということになります。けれども、保険会社からすると1日も早く治療費の支払いを終わらせたいため、症状固定にするタイミングを一方的に決めつけてくるのです。保険会社にはそれぞれ独自の症状固定時期の目安的基準があるといわれていて、それに達しても被害者から症状固定の連絡がないと、保険会社側から「もう治療は終わっているのでは」と一方的に決めつけて治療費打ち切りの連絡をしてくるのです。例えば、むち打ちや骨折など、比較的交通事故の中でも軽傷な怪我の場合は、3〜6ヶ月程度で形式的に治療費の打ち切りを連絡してきます。治療費が打ち切られたら被害者の負担は重くなる万が一保険会社からの治療費の支給が打ち切られると、以降の治療費は全て実費になってしまいます。本当に治療が終わっていればいいのですが、まだ回復に向けて治療を行っている場合には、その治療費は大きな出費となってのしかかります。そのため、万が一治療費の打ち切りの連絡が保険会社から入った場合は、その場ですぐに応じず、本当に治療の必要性があれば弁護士を通して話し合いをする必要があります。治療費の打ち切りを一方的に伝えられた場合、その後の流れは次の2つのパターンが想定されます。弁護士に治療費の打ち切りを阻止してもらう早い段階で弁護士に相談をすれば、弁護士が代理人となって保険会社と交渉してくれるため、適切な主張によって治療中であることを保険会社に理解させ、そのまま治療費の支払いを継続してもらうことも可能です。示談や訴訟で後から請求する弁護士への相談が遅れたり、保険会社が一切譲らなかったりするような場合は、一方的に治療費を打ち切られることもあります。ただ、このような場合でも諦める必要はありません。本当に治療中なのであれば、それを示談や訴訟で相手方に主張して証明すれば、後から被害者が立て替えた分の治療費を請求できる場合もあります。保険会社は治療費の支払いをできる限り低く抑えようとなんとか説得しようとしてくるのです。そのため実際の治療状況を無視して、3〜6ヶ月程度で一方的な打ち切りの連絡が入ることがよくありますので、十分注意しましょう。症状固定にされる期間の目安加害者側の保険会社は、常に被害者が過剰に治療費を請求してこないかを警戒しています。そのため、通院頻度が1ヶ月に1度も通院していないような場合や、通院していても湿布をもらいに行ったのみのようなことが続くと、保険会社側から治療費の支払い打ち切りを宣告されやすくなります。また、むち打ちや打撲といった怪我については概ね3ヶ月程度、骨折でも長くて6ヶ月程度で保険会社から機械的に症状固定で打ち切りの連絡が入る可能性が高いです。もしも、本当に治療が継続しているようであれば、それが客観的に見ても納得できるような形で通院と治療を行うことがとても大切です。治療と通院のポイント保険会社と治療費や慰謝料の請求について争いになった場合に、もっとも重要になってくるのが主治医の見解です。保険会社がどんなに症状固定だといったとしても、主治医がまだ治療する必要があるとはっきりとした見解を示してくれれば、治療費の打ち切りは回避できます。さすがに医師の見解に反する判断は、いくら保険会社でもできないということです。交通事故後の治療に関するまとめ交通事故後の治療については、適切な場所で適切な通院、治療を受けることが損害賠償請求の上でもとても大切です。治療費の打ち切りは、交通事故後のトラブルとして比較的よく発生します。万が一保険会社から治療費の打ち切りを宣告されても決して慌てず、まずは弁護士に相談をして今後の対策を考えることをおすすめします。適切に対処すれば、本来もらえるべきものは交通事故を起こした相手側に請求することが可能です。
2020年02月19日交通事故で体にケガをした場合は、病院で支払った治療にかかった費用について事故を起こした加害者に対して請求することができます。ただ、現実に相手と話し合うとなると、どこからどこまでが治療なのかについて意見が分かれてしまい争いになることがあるため注意が必要です。そこで本記事では、交通事故のケガの治療を受ける際に利用する人が多い接骨院を例に、治療費が認められる範囲について解説したいと思います。どこまでが治療なの?治療費について事故を起こした加害者の人(基本的には加害者が契約している損保会社)に請求できるというのはイメージできると思いますが、じゃあどこまでが治療費になるのかはイメージできますか?事故によって体から出血しているようなケガについては、有無を言わさず病院に搬送されるでしょうから普通に考えて治療費となるでしょう。ところが、中には事故にあっても目に見えて出血することなく、ただ首や腰が痛い気がするといったケースはとてもよくあります。このような場合では病院に搬送されずに自力で診てくれるところを探す場合もあります。接骨院に通院するケース交通事故で首や腰に痛みを感じた場合、人によっては接骨院や整骨院、もしくはマッサージなどに通院しようと考える人がいます。普通は治療というと病院やクリニック、町医者などを思い浮かべるかと思いますが、目に見えるほどの外傷がないケガの場合、医者の世話になることを面倒くさがってあえて気楽に通える接骨院などを選択するのです。では、接骨院で支払った費用についても交通事故を起こした張本人である加害者に請求できるのでしょうか。保険会社の見解は医師に相談すること賠償金の交渉をする相手になる損保会社の考え方としては、医師による治療イコール治療費という傾向があります。要するに、医学的に根拠を持って説明ができる治療については治療として認めますが、そうではないものについては認めませんというスタンスです。接骨院や整骨院については医師がやっているのではなく、柔道整復師という資格者がやっているところで医学的な根拠を持ってやっている場合もありますが、やっていることは治療ではなくて施術なので損保会社はあまり治療として認めたがりません。実際、治療でもないのに体の中で痛い場所をでっち上げて書類を書いて、不当に健康保険を使って接骨院でマッサージ的なことをやってもらおうとする人がいるため、損保会社としてもあまり接骨院での施術まで保証したくないのです。接骨院の看板には保険対応可能などと書いてあることがよくありますが、実際に保険が適用できるかどうかは損保会社に申請しなければわからないはずなので、そう言った看板の表記を鵜呑みにして施術を受けない方がよいでしょう。弁護士に相談すれば認められる場合も接骨院で受けた施術費用が一切請求できないかというとそうではありません。接骨院の中には交通事故を専門として扱っているところもあり、実際にむちうちなどに一定の効果があるところもあるようです。ただ、損保会社は被害を受けた人が直接交渉してもなかなか首を縦に振りません。専門家である弁護士を通して接骨院での治療が必要だったと主張することで、場合によっては治療費として支払ってくれる場合があります。例えば、医師が接骨院に通うよう指示を出したような場合については、損保会社が治療費として認める傾向があります。基本は医師に診てもらうべきこのように接骨院で施術を受けた場合についても、弁護士を交えて損保会社と交渉すれば治療費として認められる可能性が残されています。ただし、あくまで可能性があるというだけで、病院で治療を受ける場合に比べればはるかにハードルは高いです。言い換えれば、わざわざそこまでして接骨院で施術を受ける意味はほとんどありません。むちうちや腰痛などが交通事故によって発生したとして、あえて接骨院に行くよりも整形外科の専門医の先生にちゃんと診察してもらった方が、治りも早いはずですし何より治療費として認められます。医師ではないところに行ってしまうとそれだけでハードルが高くなってしまうので、よほどの事情がなければ接骨院や整骨院、マッサージなどはおすすめしません。接骨院が治療費に認められないと大変昔にあった事例で、接骨院での施術は治療費として認められにくいということを知らずに数ヶ月通いつめていた人が、いざ損保会社に請求したところ反対されて全て自腹になってしまったことがあります。通常、損保会社が治療費として認めたものについては、被害を受けた人がその都度窓口で高額な治療費を支払わなくてもいいように、損保会社が直接病院に支払ってくれることもあります。ですが、接骨院を使った場合は被害を受けた人自身で一度立替え払いをした上で後から請求することになるため、立て替えた後に損保会社が請求を認めないと大変なことになるのです。交通事故で被害を受けた人の多くは、事故を引き起こした加害者とされる人に対して強い怒りを感じていることから、かなり広い範囲まで治療費として請求できる、または請求してやると意気込んでいるケースが多いように感じます。ただ実際に治療費として法的に認められる範囲は、医学的な根拠に基づくものにある程度限定されてきています。ちなみに、鍼灸院でのいわゆる針治療について質問を受けることがよくありますが、法的に認められやすいのはいわゆる西洋医学に基づく治療であって、東洋医学に基づくものについてはものによっては否定されやすい傾向があるため注意が必要です。こういった原理原則を頭に入れた上で、どこで治療を受けるのかについて冷静に考えることが大切です。接骨院に通院したくなるケガ交通事故で受けるケガの中で接骨院を使おうとする人が多いのがむちうちです。むちうちは正確にいうと医師の使う用語ではなく、正しくは頚椎の捻挫(けいついねんざ)といいます。例えば、車に乗って停車している時に前方不注意の車にもろにぶつけられたような場合、被害を受けた側の人は体をシートベルトに固定していることから、首よりも上の部分が激しくしなります。このしなりがムチのようなことからむちうちというのですが、むちうちになると次のようにいろんな症状が現れるのです。頭痛めまい吐き気首の近辺に痛みを感じる首が完全に回りきらない、横を向きにくい握力が下がる体がだるく感じるこのように症状が人それぞれのため、人によっては頚椎が捻挫しているとは気が付きにくいです。実際、交通事故が起きたすぐ後に頚椎が捻挫していると自覚していない人も多く、事故が起きて一週間以上経ってから上記のような症状を感じて病院に行ったところ、頚椎が捻挫しているとわかるというケースがよくあります。頚椎の捻挫はレントゲンを撮ってもはっきりわからないことがあるため、被害者の方がしっかりと医師に自分の症状を伝えないと医師も気が付かないので注意が必要です。[adsense_middle]治療方針が慰謝料に与える仕組みとは被害を受けた人が請求できる慰謝料は、同じケガの程度だとしても治療の方向性などによって金額が変わってきます。先ほどの頚椎の捻挫のケースで考えてみましょう。頚椎の捻挫は病院で入院したり通ったりすることに対する慰謝料の他に、事故が起きる前の状態に治癒されず後遺症が残った場合の後遺障害による慰謝料を交通事故の相手に対して請求することができます。後遺障害に対する慰謝料は等級によって金額が違い、頚椎の捻挫の場合は14級か12級に割り振られることがあるのですが、弁護士に交渉をお願いした場合で考えて14級なら110万円、12級なら290万円が慰謝料の相場となり、どちらに認定されるのかによって慰謝料が大きく違ってくるのです。もっといえば、頚椎の捻挫の多くは後遺障害に認定されないケースもあるため、認定を取れるかどうかは慰謝料の金額に大きな影響を与えます。14級と12級の違い14級と12級の差は一言で言うと客観的な証拠があるかどうかです。頚椎の捻挫は「首がいつもと違って横を向いたり、下を向いたりすると痛い」と被害を受けた人が口で言うだけでも、医者が「頚椎の捻挫の可能性がありますね」とすることもあるようですが、いわゆる自覚症状しかない場合12級は認定されません。12級の基本的なポイントとしては、被害を受けた人自身の申告にプラスして客観的な裏付けとなるレントゲンやCT、MRIなどの画像によって頚椎の捻挫であることが証明できる必要があります。接骨院では証明できない接骨院や整骨院、整体、マッサージなどに通っている場合については、たとえ頚椎の捻挫という症状があったとしても医師による診察、診断がされていないことから後遺障害として認定されないことが多いです。そもそも、柔道整復師については医師ではないので診断書を書くことができません。このような事実を後で知って慌てて整形外科を受診しても、事故からの経緯がはっきり証明できないため証拠として認めてもらえない可能性もあります。頚椎の捻挫など交通事故が発生してから時間的間隔を置いてから発症する症状については、事故との因果関係(事故があったから症状が出た)について争いとなるため、症状が出たらできるだけ早く整形外科で診察を受けて、カルテに記録をつけてもらうことが重要です。接骨院では健康保険は使えても、保険会社から治療費として認めてもらえず実費を支払わされる結果となる可能性が高いので気をつけたほうがいいでしょう。保険会社との交渉のポイントすでに接骨院でマッサージや電気療法などの施術を受けている人については、できるだけ早く整形外科を受診するとともに保険会社との示談に向けて対策を考える必要があります。[adsense_middle]治療する期間、日数についてむちうちなど接骨院に通うような痛みがある場合、保険会社からは大体3ヶ月くらいで治療費の支払いを止められることが多い傾向があります。それ以上の日数で治療を続けたい場合については、まだ治療中だという医師の見解が必ず必要になるため、整形外科を受診しなければなりません。保険会社は基本的に医師の見解しかあてにしておらず、柔道整復師や整体師、鍼灸師の見解についてははねのけてしまうことが多いので注意しましょう。画像を撮る検査をする接骨院・整骨院・鍼灸院・整体などに通っていると、施術は受けられてもレントゲン・CT・MRIなどの画像検査を受けていないため頚椎の捻挫を客観的に証明することが難しくなります。そのため、まだ整形外科を受診していない場合はすぐに受診して画像検査を受けてください。客観的な証拠がないと本人の自己申告だけになってしまい、慰謝料がとっても少なくなるかもしれないので必ず整形外科に行ってカルテに記録してもらいましょう。また、その際に交通事故との関連性について触れてもらうことも忘れないようにしましょう。医師の指示は非常に有効治療費として認めてもらうためのキーワードは医師の指示です。どこに通うにしても、医師が医学的な理由をもとに指示したことであれば大体治療費として認められますので、医師が腕のいい接骨院を教授していくのであればその流れを診断書などに記録しておくことで治療の一環として認められます。過去にも交通事故の治療として温泉治療をした人がいるようですが、この際も医師の指示があったということで治療費として認められたことがあるくらいです。繰り返しますが、接骨院は医師ではなく柔道整復師なので医師の診察、診断を受けなければ示談において不利になることは頭に入れておきましょう。交通事故における整骨院・接骨院の扱いに関するまとめ今回は交通事故における整骨院・接骨院の扱いについて解説してきました。接骨院、整骨院、整体、鍼灸院、マッサージなどは看板などに交通事故対応などの看板を掲げているケースはありますが、示談において必ずしも治療費として保証されることを意味しているわけではありません。柔道整復師、整体師、鍼灸師などについては医師の資格はないので、医学的な根拠で頚椎の捻挫などの症状を証明することができません。また画像検査についても整形外科で受診する必要がありますので、事故後は料金などは気にせずできるだけ早めに病院で精密検査をしてその上で医師の指示があった場合に接骨院に通うという流れをとるようにしましょう。
2020年01月10日おとな向け映画ガイド1月第1週、今週のオススメはこの3作品。ぴあ編集部 坂口英明19/12/30(月)イラストレーション:高松啓二お正月第1週。公開される作品は9本(ライブビューイング、映画祭を除く)。全国のシネコンで拡大上映される作品はなく、すべてミニシアターや一部シネコンなどで上映される作品です。この中から、おとなの映画ファンにオススメしたい3本をご紹介します。『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』アメリカ大統領選に挑戦する国務長官とスピーチライターのラブストーリーです。映画のチラシには「男女逆転シンデレラストーリー!」とあります。国務長官役になんとシャーリーズ・セロン。その恋のお相手はややダサめのお兄ちゃん、例えていうと、過激なドキュメンタリーで知られるマイケル・ムーアがひげをはやし、少しやせた感じ。黒縁メガネ、丸い顔、服は無頓着、言葉は早口なうえ、話せば悪口雑言。この組み合わせが意表をつきます。うまくいったら、彼は大統領の夫。ファースト・レディ、ではなく、なんていうのでしょう、そういう存在になるのです。エリートコースを歩み、国務長官まで上り詰めたシャーロット(シャーリーズ・セロン)。片や、フレッド(セス・ローゲン)は潜入取材も辞さない突撃ジャーナリストで、会社をケンカ離職したところ。このふたりが、偶然、久しぶりに、あるパーティーで再会します。実は幼馴染で、年上の彼女は彼のベビーシッターをやったことがある、という関係。フレッドにとっては初恋の人です。もちろん片思いですが。大統領選に備え、専用のスピーチライターを探していたシャーロットは、フレッドの起用を思い立ちます。それが大成功。彼の得意なトゲのある文章、きついジョークは抑えめに、少女の頃の理想とか、夢見たことなど、フレッドのスピーチ原稿にはシャーロットが忘れかけていた自分自身のアピールポイントが巧みに織り込まれていたのです。彼は見事に役をこなしていきます。環境問題に対応するため、世界を飛び歩く激務に、側近として同行し、そして……。シャーロットにいいよるプレイボーイなカナダ首相、頭が空っぽとしか思えない米大統領、金髪のメディア王など、VIPをカリカチュアライズした登場人物にも笑えます。ホリデー・シーズンぴったりの、気楽に観られ、後味もいいラブコメです。『エクストリーム・ジョブ』本国で歴代興行収入NO.1の刑事アクションです。爆笑コメディ、といってもいいかもしれません。こういう映画がでてくるのも、韓国映画が元気な証拠です。国際麻薬犯罪組織を追う捜査チーム。かなり個性豊かな面々が、ドジな失敗を繰り返すなか、やっと敵のアジトをつきとめます。道路をはさんだ向かいにあるチキン料理屋で、客を装い張り込み捜査を始めます。この店、客がほとんどこない閑古鳥状態ですが、時々その組織の事務所が出前を頼むという、捜査には絶好の場所。にもかかわらず、突然、経営危機で店をたたむと主人から打ち明けられてしまい……。年下のライバルチームに差をつけられている中、何とかこのチャンスを逃したくない捜査班コ班長は、この店を買い取るという大胆な策にでます。といっても数々の失敗実績で捜査費はでない。苦肉の策で、なんと、退職金を担保に金を借り、この店の経営を引き継いでしまうのです。チーム全員が店員となって、偽装営業をはじめるのですが。チームのひとり、マ刑事があみだしたチキンのタレが絶品で、このチキン店が大当たり!決しておちゃらけたドタバタ・コメディというだけではありません。班長は、警察本部にいる上司からのプレッシャーや、ライバルの他部署とのあつれき、妻からのお小言、といまや悲しみの中間管理職。でも、タフなんです。演じているのはリュ・スンリョン。韓国映画ではおなじみの顔です。チキン店が繁盛した立役者、マ刑事役のチン・ソンギュは、チキン料理人はひょっとして天職かと悩むところがかわいいキャラ、イ・ハニ扮する伝法な女性刑事もこういったチームには欠かせません。『さよならテレビ』東京のポレポレ東中野でお正月に公開されるドキュメンタリーには傑作が多いんです。『人生フルーツ』は2018年1月2日にここ1館で封切り、全国120館まで上映館を広げ、大ヒットしました。その前年は、やくざの親分がライフスタイルと意見を語る『やくざと憲法』を公開。今回のこの作品も2作同様、東海テレビの製作、テレビニュースの放送現場を描いた問題作です。取材されてみて初めて取材される側の気持ちが理解できる、といいますか。「カメラ回すなよ」「気になって仕方がない」とか、報道局内でも撮影されることへのハレーションはありますし、場合によったら恥部もさらけだす覚悟も必要です。よくここまで描けた、社内の理解が得られたな、と驚くテレビの自画像です。視聴率は他局から抜かれっぱなし、もっと数字を取れるネタを集めてこいとゲキを飛ばす報道部幹部。一方で、「働き方改革」を報道するテレビ局がブラック企業と非難されてはと、残業はできるだけ減らせ、という。ジャーナリストである前にサラリーマンである矛盾。そういう業務合理化対策で雇用契約された若い派遣スタッフ、同じく短期契約のディレクター、夕方のニュースのメインキャスターに起用された局アナの3人を中心に、テレビ局報道部が描かれます。取材現場だけでなく、日々の編集会議の模様や、放送事故の現場まで、生放送でのミス、トラブルなど自らを潔よくさらけ出しています……。決してハッピーでも予定調和でもない結末。これからどうなるんだテレビは!、という叫びが聞こえてきます。東海テレビ開局60周年記念として放送された番組に、新たな映像を加えて再構成した映画です。中部地区だけの放送だったため、うわさの番組となり、録画映像が業界人の間で相当出回ったといいます。貴重な映像です。首都圏は、1/2(木)からポレポレ東中野で公開。中部は、1/2(木)から名古屋シネマテークでで公開。関西は、1/4(土)から第七藝術劇場他で公開。
2019年12月30日不倫疑惑が報じられたテレビ東京の鷲見玲奈アナウンサー(29)が出演していた情報発信動画「日経電車版」を降板していたと、一部スポーツ紙が報じた。鷲見アナは先週から出演している番組を続々と欠席していたため、ネット上では体調を危惧する声などがあがっていた。そんななか、22日に同局の元アナで現在は営業推進部に勤務する増田和也氏(37)との不倫疑惑を「文春オンライン」で報じられたのだ。「文春オンライン」の取材に対し、同局は「両名とも否定しており、会社はそのような事実を確認しておりません」と不倫関係を否定している。「26日に発売される『週刊文春』(文芸春秋)の詳報次第で、同局は対応を決めることになるとみられています。そもそもテレ東は、民放キー局に比べてアナウンサーの人数が少ない。これまで男女ともあまり他部署へ異動した例がなかったため、増田アナの異動は“火消し”のためだったのではと噂されています」(テレビ局関係者)一部スポーツ紙によると鷲見アナは17年1月から都内の地下鉄など電車内のモニターで流れているCM「日経電車版」に出演していたが、すでに他のアナウンサーに交代。さらに24日に鷲見アナの実家でロケが行われる予定だったレギュラー番組「家、ついて行ってイイですか?」の収録が白紙になってしまったという。「過去にも不倫現場をスクープされたフジテレビの女子アナが、しばらくしてから他部署に異動したケースがありました。このままでは、鷲見アナも表舞台から消えるにことになりそうです……」(芸能記者)テレ東がどういうジャッジを下すのかが注目される。
2019年12月24日あらゆる手法で“お笑い怪獣”明石家さんまの未だに知られざる一面を掘り起こす「誰も知らない明石家さんま」の第5弾が12月1日(日)今夜放送。今回の3つのサプライズロケを実施するほか、成田凌、小日向文世出演による恒例の特別ドラマ企画もオンエアされる。2015年放送の第1弾からお笑い界の“生ける伝説”さんまさんの素顔を洗い出してきた本番組。毎回様々な趣向でさんまさんの素顔に迫ってきたが、今回は3つのサプライズロケからさんまさんを掘り下げていく。1つ目のサプライズロケは地元奈良で実施。長らく訪れていなかったさんまさんの母校である「奈良商業高校(現:奈良朱雀高校)」をいま人気のりんごちゃん、「アインシュタイン」を連れて訪問。全校集会中に現れたさんまさんら一行が、後輩たちに強面の先生まで忖度なくいじり倒していく。続いてこれまで出演したことがなかった地元のテレビ局「奈良テレビ」の生放送番組「ゆうドキッ!」にさんまさんがサプライズ出演。局の現場スタッフや出演者にも秘密のまま、さんまさん、りんごちゃん、「アインシュタイン」たちがゲストとして突然生出演。あまりの出来事に放送事故スレスレの大混乱のなか、進行おかまいなしで全奈良県民にサプライズを仕掛けるさんまさんに注目。2つ目のロケでは、さんまさんが初の脳ドックを受診。さんまさんの圧倒的なトーク力の理由を探るべく、さんまさんの脳を医学博士・加藤俊徳氏が分析していく。医学的観点から判明したさんまさんがお笑いより向いてる職業とは!?そして3つ目はさんまさんを語るうえで欠かすことのできない存在となった元妻で女優の大竹しのぶが登場。2人の所縁の寿司屋で対談ロケを実施。ディレクターすらいない空間で、これまで一番の大喧嘩の話に、新婚当時の思い出話。さんまさんが病気を発症したときのことなど、元妻しか知らないさんまさんの素顔を大竹さんが語っていく。また恒例の特別ドラマ企画は、さんまさんと笑福亭松之助師匠との師弟の絆をドラマ化する「さんまが泣いた日」を放送。さんま役には成田さん、笑福亭松之助師匠役には小日向さん、脚本は芥川賞作家でもある又吉直樹が担当し、弟子入り志願以来、距離が離れても、お笑いから離れても、決して切れることがなかった師弟関係を数多くの実話エピソードからドラマにしていく。「誰も知らない明石家さんま」は12月1日(日)今夜19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年12月01日約19年間務めた『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)の司会降板を発表した西田敏行(71)。そして、後任はダウンタウンの松本人志(56)が務めると発表された。10月25日の収録後に行われた会見で、西田はその理由についてこう語っていた。「僕が局長をやりはじめて、たまたま感動して泣いてしまったことをきっかけに、どんどん依頼内容に感動系が増えていってね(中略)。軌道修正していかないとこの番組のコンセプトが薄れるという危惧があったので、ぼちぼち退くべきだなと……」しかし、西田には降板した“別の理由”があるという。テレビ局関係者はこう語る。「西田さんはドラマの撮影中に動けなくなってうずくまってしまうなど、以前から深刻な体調不良が心配されています。長らくレギュラーを務めている『ドクターX』(テレビ朝日系)の最新シリーズの第1話では逮捕され、“退場”するような場面がありました」西田の芸能生活は、病気やケガと闘いの日々だった――。01年11月、西田は首の骨が変形し手足のしびれなどが起こる頸椎症性脊髄症を罹患。03年3月には心筋梗塞で緊急入院し、生死の境をさまよう事態に。近年も16年2月に、自宅ベッドから転落したことで首を痛め、頸椎亜脱臼に。その手術を4月に受けた直後、胆のう炎も発症していた。「首のケガも完治していないようで、ふだんの生活では常に杖を使っており、歩くのも大変なようです。さらに最近では糖尿病の傾向もあるそうで、満身創痍の状態で仕事を続けてきました。一部からは『治療に専念するために芸能界を引退するのでは……』という声も聞こえています」(前出・テレビ局関係者)そんな西田を常にそばで支えてきたのが4歳年下の妻・寿子さん(67)だ。16年6月、胆のう摘出手術後にコルセット姿でリハビリに励む西田の車いすを押す寿子さんの姿を本誌も目撃している。10月下旬、“引退危機”の真相を聞くべく、都内で買い物中の寿子さんに記者は声をかけた。――西田さんが『探偵!ナイトスクープ』を降板するのは、深刻な体調不良が理由とも言われていますが?「いやいや、全然そういうわけじゃないですよ。今日も主人はテレビの収録に行かせていただいていますから」笑いながらやさしく答える寿子さん。寿子さんに直撃した翌日、本誌も自宅から杖をつきながら送迎車に乗り込み、都内のスタジオに向かう西田の姿を目撃した。続けて、寿子さんは西田の現在の体調についてこう語る。「本人も体調を気にして整えようと、一生懸命頑張っていますし、節制しています。だから気力の衰えなんかもありませんよ。少し膝が悪いので、食事や減塩にも気をつけています。いまは歩くときに少し杖を使ったりもしていますけれど、本人はいたって元気ですよ」そして、西田の“引退危機”について話が及ぶと、寿子さんは力強い声でこう答えた。「そんなことはまったくないですよ。大丈夫。主人は、死ぬまできっと現役です。お仕事さえいただければ、続けていきたいと思っているんじゃないかしら」この言葉には夫人から西田への“祈り”が隠されていた――。2人の出会いは71年。当時所属していた劇団の研究生として入ってきた寿子さんに西田が一目ぼれ。猛アタックの末に、彼女の住むアパートに西田が転がりこむ形で同棲生活がスタートしたという。「同棲をきっかけに、寿子さんは劇団を辞め、女優の夢も諦めました。その後は下積み生活を送る西田さんを支えるために、アルバイトをいくつも掛け持ちしていたといいます。74年に結婚しましたが、まだお金もなく新婚旅行にも行けなかったそうです」(西田夫妻の知人)寿子さんの献身的なサポートもあって、一躍売れっ子俳優の仲間入りを果たした西田は、寿子さんに“提案”をする。「2人の子宝に恵まれ、仕事も軌道に乗り出したころ、西田さんは寿子さんに『育児が一段落したら女優に戻ってもいいんだよ』と言いました。しかし、彼女はその申し出をきっぱりと断ったそうです。西田さんの役者としての才能にほれ込んでいた寿子さんは、自分の夢を捨ててでも支える覚悟をしていたようです。彼女が『夫は生涯現役』と答えた陰には、『夫にはずっと役者を続けていてほしい』という願いがあるのでしょう」(前出・知人)西田が降板した背景には、45年間寄り添い続けてくれた“妻への感謝”もあったという。「西田さんはナイトスクープを降板したことで、今まで以上に時間の余裕ができることでしょう。まだ現役とはいえ、西田さんも70歳を超えています。『これからは苦労をかけてきた寿子さんとの時間を大切にしたい』という思いもあるのかもしれませんね」(前出・知人)最後に「私も主人がずっと仕事を続けるのを、応援していますから」と記者に答えて、その場を去った寿子さん。妻との固い絆を胸に、これからも西田は役者道を突き進んでいくことだろう――。
2019年10月31日昨年夏に北米公開され、大ヒットとなった『クレイジー・リッチ!』の続編から、マレーシア生まれの脚本家アデル・リムが降板した。理由は、白人男性の共同脚本家ピーター・チアレッリの方がずっとギャラが高いと分かったこと。チアレッリの方がキャリアは長く、リムはこの1作目まで主にテレビの仕事をしてきたライターなのだが、彼女はこれを不公平だと感じたようだ。『クレイジー・リッチ!』は、原作があと2冊出版されており、映画も次の2本を立て続けに撮る計画。ジョン・M・チュウ監督は、できるだけ1作目の顔ぶれで次の2本を撮影したいと願っていただけに、これはショックだったようだ。リムは次に、東南アジアを舞台にしたディズニーアニメーション『Raya and the Lost Dragon』の脚本を手がけている。文=猿渡由紀
2019年09月05日TV Broadcast news studio with many computer screens and control panels for live air broadcast.昨今凶悪事件や重大な交通事故で死亡した被害者をメディアが実名で放送することに批判が集まっています。真相は不明ですが、ある有名人が、「メディア関係者が卒業アルバムなどを提供する人間を探している。軽蔑する」と苦言を呈し、賛同者が殺到したこともありました。被害に遭った遺族としては、自分の同意なしに顔写真や実名を世間に流されることについて、否定的になるのは当然のことでしょう。メディアの実名報道は法的に許されているのでしょうか?パロス法律事務所の櫻町直樹弁護士に見解をお伺いしました。 写真・実名報道に問題はないのか?櫻町弁護士:「事件や事故が発生した場合、新聞やテレビなどのメディアで被害者の氏名や容貌(顔写真)が報道されることが一般的ですが、従来に比べて、そうした「被害者に関する報道」への批判も多くなっているように思います。もっとも、「死者」に関する法的な権利保護は限定的であり、生存している個人と同様に保護される訳ではありません。例えば、個人情報の保護に関する法律で対象となる個人情報は、「生存する個人に関する情報」(法2条1項)であり、死者に関する情報は対象とされていません。死者の権利が保護される例としては、たとえば著作権法においては「著作物を公衆に提供し、又は提示する者は、その著作物の著作者が存しなくなった後においても、著作者が存しているとしたならばその著作者人格権の侵害となるべき行為をしてはならない。」と規定され、著作者が「存しなくなった後」も著作者人格権は保護されるとしています(法60条本文)。また、刑法においては「死者の名誉を毀損した者は、虚偽の事実を摘示することによってした場合でなければ、罰しない。」(法230条2項)と規定され、虚偽の事実摘示による故人の名誉を毀損する行為が処罰対象とされています。そして、この場合の保護法益は「死者自身の名誉」と考えられています」 死者のプライバシーは保護対象にならない?櫻町弁護士:「他方で、死者の「プライバシー」については、法的な保護の対象にならないと考えられています。ただし、東京高等裁判所昭和54年3月14日判決・判タ387号63頁は、「死者の名誉ないし人格権についてであるが、刑法二三〇条二項及び著作権法六〇条はこれを肯定し、法律上保護すべきものとしていることは明らかである。右のほか、一般私法に関しては直接の規定はないが、特に右と異る考え方をすベき理由は見出せないから、この分野においても、法律上保護されるべき権利ないし利益として、その侵害行為につき不法行為成立の可能性を肯定すべきである。」としており、死者についてもそのプライバシーについても法的保護の対象になり得るという考え方を示しています。しかし、上記東京高判は続けて、「しかし、この場合何人が民事上の請求権を行使しうるかについてはなんらの規定がなく、この点につき著作権法一一六条あるいは刑事訴訟法二三三条一項を類推してその行使者を定めるとすることもたやすく肯認し難い。結局その権利の行使につき実定法上の根拠を欠くというほかない。」と、「法的保護の対象となる権利あるいは利益(プライバシー)が認められるとしても、行使はできない」としているので、結局は、死者のプライバシーについては法的に保護されない、という解釈になるでしょう。したがって、事件や事故による被害者の氏名や容貌が報道されたことに対して、被害者の遺族が報道機関を訴えるとすれば、遺族自身の「権利あるいは法律上保護される利益」(民法709条)が侵害された、といえる必要があります。具体的には、「プライバシー」や「静穏に故人を悼む利益」、「敬愛追慕の情」などがあげられるでしょう。しかし、「プライバシー」として保護されるためには、一般に、公表される事柄がア私生活上の事実または私生活上の事実らしく受け取られるおそれのあることがらであることイ一般人の感受性を基準にして当該私人の立場に立つた場合公開を欲しないであろうと認められることがらであること、換言すれば一般人の感覚を基準として公開されることによつて心理的な負担、不安を覚えるであろうと認められることがらであることウ一般の人々に未だ知られていないことがらであることという要件を満たす必要があるとされています(東京地方裁判所昭和39年9月28日判決・判タ 165号184頁)。「自分の家族が事件や事故でで亡くなったこと」が報道された場合、上記のうちアとウについては満たすといえるでしょう。一方、イについては、(当該家族がどう思ったか、感じたかではなく)一般人の感受性・感覚に照らしてみた場合に「公開を欲しない」あるいは「心理的な負担、不安を覚える」か、一概には言えないように思われます(例えば、交通事故による被害者の場合と、性犯罪による被害者の場合とでは、判断は異なってくるでしょう)。さらに、プライバシーにあたる場合であっても、それを公表されない法的利益よりも、公表する理由が優越するときには、公表は違法ではなく、プライバシー侵害による不法行為責任は生じません。例えば、東京高裁平成17年5月18日判決・判時1907号50頁は、「プライバシー権の侵害については、その事実を公表されない法的利益とこれを公表する理由とを比較衡量し、前者が後者に優越する場合に不法行為が成立するものである」と述べています。また、「静穏に故人を悼む利益」や「敬愛追慕の情」についても、死者についての情報を入手する過程に違法がある、取材や報道の態様が社会通念上許容できる限度を超えている等の特段の事情がない限りは、その侵害が認められる可能性は低いとい思われます」 遺族が損害賠償請求した事例も櫻町弁護士:「例えば、津地裁四日市支部平成27年10月28日判決・判時 2287号87頁は、爆発事故で死亡した被災者の親が、葬儀における子(被災者)の遺影をテレビ局が同意なく撮影して報道に使用したことで、(プライバシー権としての)遺影を公表されない自由、静穏に故人を悼む利益、敬愛追慕の情が侵害されたとして、テレビ局に対して損害賠償請求をしたという事案です。裁判所は、「本件遺影は、スーツ姿のBの胸から上を撮影したもので、修正加工がされているものの、これは原告において髪の乱れを整える等見映えを良くするために行ったものであり、通常の一般人を基準とするとき、公表されることを欲しないものとはいえない。そして、前記前提事実(2)(4)のとおり、本件報道は、多数の死傷者を出し社会的関心の高かった本件事故の内容等を報道する過程で、被害者であるBの顔写真として、他の被害者と並べて本件遺影を報道したもので、本件遺影を報道することが不必要であるとか、不当な目的によるものであるということはできない。」、「本件撮影は、遺族の同意を得ずに行われたものではあるが、葬儀会場のエントランスポーチでBの妻が布をかけず遺影を持ち、参列者以外も本件遺影を見ることができる状況で行っており、原告及び他の遺族は、カメラを構えていることに気付きながらも撮影を制止するなどの明確な拒絶の意思を表示していない」との事実認定を前提として、「遺族の同意を得ず、隣地敷地から塀越しに撮影したこと等を考慮しても、本件撮影及び報道により、社会生活上受忍すべき限度を超えて原告の静穏に故人を悼む利益や、敬愛追慕の情を侵害したということはできない」と判断し、遺族の請求を認めませんでした」 認められたケースも櫻町弁護士:「一方、大阪地方裁判所平成元年12月27日判決・判時1341号53頁は、遺族の「敬愛追慕の情」が侵害されたことを認めた裁判例です。この事案では、エイズで死亡した患者の「肖像写真等を入手するため」に、写真週刊誌のカメラマンが「来訪の目的、身分等を秘して・・・虚偽の申出をし、・・・関係者以外の立入りが認められていなかった右教会の二階に無断で上がり込み、原告らが右のとおり亡春子を静かにしのんでいる最中にフラッシュを使用して祭壇に飾られてあった同女の遺影を盗み撮りし、そのまま戸外に逃走し、そのような経緯で撮影された写真とともに、患者の経歴等を「エイズ死『神戸の女性』の足どり」との見出しで写真週刊誌に掲載したという事実を認定した上で、「本件報道は、亡春子の名誉を著しく毀損し、かつ生存者の場合であればプライバシーの権利の侵害となるべき亡春子の私生活上他人に知られたくないきわめて重大な事実ないしそれらしく受け取られる事柄を暴露したものであるが、このような報道により亡春子の両親である原告らは、亡春子に対する敬愛追慕の情を著しく侵害されたものと認められる」としました。したがって、事件や事故の被害者の氏名、容貌を報道したことについて、遺族が報道機関の責任を問うことができるケースというのは、かなり限定的であろうと思われます」 日本新聞協会が留意事項を発表櫻町弁護士:「報道が遺族に対する関係で不法行為とならないのであれば、メディアに対して被害者の写真等を提供する行為は、報道の前提となる取材(に対する協力)ととらえることができますから、遺族の「静穏に故人を悼む利益」や「敬愛追慕の情」を侵害するものではない、ということになるでしょう。とはいえ、事件や事故の報道において、被害者の氏名や顔写真といった情報が本当に必要不可欠といえるのか、必要性に乏しいと感じられるケースもあるでしょう。例えば「日本新聞協会」が2001年12月、「集団的過熱取材に関する日本新聞協会編集委員会の見解」を発表しており、その中で、「集団的過熱取材とは、「大きな事件、事故の当事者やその関係者のもとへ多数のメディアが殺到することで、当事者や関係者のプライバシーを不当に侵害し、社会生活を妨げ、あるいは多大な苦痛を与える状況を作り出してしまう取材」を言う。このような状況から保護されるべき対象は、被害者、容疑者、被告人と、その家族や、周辺住民を含む関係者である。中でも被害者に対しては、集団的取材により一層の苦痛をもたらすことがないよう、特段の配慮がなされなければならない」「すべての取材者は、最低限、以下の諸点を順守しなければならない。いやがる当事者や関係者を集団で強引に包囲した状態での取材は行うべきではない。相手が小学生や幼児の場合は、取材方法に特段の配慮を要する。通夜葬儀、遺体搬送などを取材する場合、遺族や関係者の心情を踏みにじらないよう十分配慮するとともに、服装や態度などにも留意する。住宅街や学校、病院など、静穏が求められる場所における取材では、取材車の駐車方法も含め、近隣の交通や静穏を阻害しないよう留意する」引用元:集団的過熱取材に関する日本新聞協会編集委員会の見解とされています。SNSが発達し、「個人による情報発信」が極めて容易となった今日、報道の意義、必要性などについて、改めて検証がなされるべきなのかもしれません」 考え直す時期に来ている?被害者の実名報道が批判されていることは紛れもない事実です。メディアの在り方について、考えていかなければならない時期に来ているのではないでしょうか。 *取材協力弁護士:櫻町直樹(パロス法律事務所。弁護士として仕事をしていく上でのモットーとしているのは、英国の経済学者アルフレッド・マーシャルが語った、「冷静な思考力(頭脳)を持ち、しかし温かい心を兼ね備えて(cool heads but warm hearts)」です。)*取材・文:櫻井哲夫(本サイトでは弁護士様の回答をわかりやすく伝えるために日々奮闘し、丁寧な記事執筆を心がけております。仕事依頼も随時受け付けています)【法的に問題は?】事件や事故の被害者を写真入りで実名報道…弁護士が解説!はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。【法的に問題は?】事件や事故の被害者を写真入りで実名報道…弁護士が解説!はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2019年06月14日女優の藤原紀香が7日、オフィシャルブログを通じ、主演舞台『サザエさん』で共演予定だった俳優・原田龍二が降板したことについて、一部報道を「フェイクニュース」として完全否定した。原田は、5月30日発売の『週刊文春』で自家用4WD車内での不倫が報じられたことを受け、会見を開いて謝罪。『サザエさん』主催のフジテレビジョンと明治座は、原田に代わって葛山信吾がマスオ役を務めることを報告し、「主催者として作品と役柄の持つイメージにそぐわないと判断し、所属事務所と協議の上」で降板を決定したという。藤原は「お伝えしたいこと」と題した7日のブログで、「この度の一連のことで原田龍二さんが降板となってしまいしたが、ある報道で、私が原田さんとはもうお芝居をしたくないとか、そのことで降板させたというような、事実ではない内容のことが書かれており、とても悲しく、残念に思いました」と落胆。「フェイクニュースが溢れている世の中、普段は面白おかしく嘘を9割書かれていても、これまで自身は、あはは と受け流していましたが、今回の件は心無い憶測の記事で、人を傷つけることになりかねないと感じたので、私の気持ちをここで伝えさせていただきます」と記事投稿の真意を伝えた。その上で、「まことしやかに書かれた憶測でしかない私の言葉や行動を、原田さんやご家族、ファンの方が目にしたらどんなに不快な気持ちになるか…共演者の感情で、人の進退を左右することはあってはならないことだと思いますし、もし私が本人なら、少なからずこの状況のなかそうなんだ…と信じてしまうかもしれません」とし、「事実、原田さんとは初めての共演で、発表された時からお芝居を合わせることが楽しみでなりませんでした。一連のニュースを知り、このままマスオさんが続投できるのか、いったいどうなるのかと、日々不安で、心が騒いでいましたが、役者側は 決定を待つしかありません。主催者側から降板の連絡があった時、これまでマスオさんは原田さんだといろんなイメージもしていましたし、心に穴が空いたような感じでした…」と吐露する。「その数日後、葛山信吾さんがマスオさんに決定したと聞いて、以前の楽しかった夫婦役のことを思い出し、とてもご縁を感じましたし、また舞台に向けて、よし頑張ろう!!!と気持ちを新たにしました」と現在の心境を正直につづる藤原。「こんな次第なので、これ以上、無責任で心がない残念なニュースが流れることのないよう、よろしくお願いします」と呼びかけ、「原田さんとはまたご一緒できる機会があればと思っております」「人生いろいろです」「私もがんばります」と結んでいる。藤原がブログを開設しているアメブロには、記事内にハッシュタグを付けることができ、藤原は「#藤原紀香」「#サザエさん」「#マスオさん」「#秘密の奥さん」「#共演者」のほか、「#残念なニュース」「#フェイクニュース」と追記し、ここでも強い否定の意志を表明している。
2019年06月07日