「どうでもいい人の話は、気にしなくていいんだよ」〜ブルボンヌの場合〜
ドラァグ・クイーンもトランスジェンダーも女装家も、なんでも「オネエ」とまとめたがる乱暴な時代で、さらりとそれを引き受ける方の素顔に迫る連載『オネエのすっぴん』。
今回は、女装パフォーマーのブルボンヌさんに話を伺いました。
テレビのバラエティ番組出演から、ラジオパーソナリティ、講演まで幅広くこなすブルボンヌさん。
彼が初めて女性装に惹かれたきっかけはなにか。
そしてこれまでどんなことを願い、悩み、歩んできたのか。
素顔のままで語っていただきました。
ブルボンヌさんプロフィール
女装パフォーマー/ライター。1990年にゲイのパソコン通信ネットワークを企画・設立。
その後、ドラァグクイーンとして、全国のイベントやパレード、映画のキャンペーンなどに参加。と同時に、ゲイ雑誌『Badi』の編集主幹、ライター、エッセイストとして女性誌、映画雑誌、週刊誌などに連載、寄稿する。女装パフォーマー集団「Campy!ガールズ」のメンバーとして、全国のクラブイベント、各種メディアでも活躍。本名は斎藤靖紀。
■着飾ることの力を教えてくれた母
私が女装というか、着飾ることの魅力を最初に感じたのはオカンからなんです。