人気刑事ドラマの劇場版『ストロベリーナイト』で、警視庁捜査一課の刑事として姫川班を率いる主人公・姫川玲子を演じた竹内結子と、その部下・菊田和男を演じた西島秀俊が、ファン待望の劇場版を迎えた心境を明かすとともに、“孤独”な姫川の魅力について語った。その他の写真誉田哲也の原作「インビジブルレイン」をベースにした今作では、姫川班の管轄で発生する連続殺人事件を追う。捜査に乗り出す姫川だが、上層部は関係者との接触を禁じる不可解な命令を出す。これに納得しない姫川は単独捜査を決意するが、今作はコピーにあるように“姫川班、最後の事件”。衝撃の展開と結末にファンの注目が集まっており、竹内自身も、「3年近く過ごした時間が終わってしまうことは寂しかったので今回、劇場版として延長時間をいただけたようでうれしかったです」と語った。“姫川班、最後の事件”を描く一方、事件に関係するヤクザ・牧田勲(大沢たかお)が新たに登場する今作は姫川と菊田、牧田のトライアングルで物語が進み、揺れ動く男女の感情も映し出す。「今回、姫川が女性として男性を見ます」(竹内)、「今回、菊田は牧田の挑発を徹底的に受けます。佐藤(祐市)監督とも相談しましたが、気持ちがコントロールできないシーンも多々あって。牧田との対決シーンは見ものです」(西島)と恋愛ドラマとしての側面も少なくないという。しかし、それは一般的な恋愛ではなく、「彼女の“傷”に塗り重ねるような痛みを伴いますよね。“「玲子」と「恋愛」ってタブーなのかなあ”って、改めて孤独な人だと思いました」(竹内)。姫川の心の“傷”や“闇”にまで迫るシリアスな恋愛描写は、ふたりの恋愛ストーリーを熱望していたファンにとっては見逃せない展開と言えそうだ。そして今回、姫川班、捜査一課全体が最大の“試練”に直面することも劇場版の特色だろう。「上司の暴走で姫川班、捜査一課全体が岐路に立ちますが(笑)、この先も皆が前を向いて歩いて行ければいいなと願っています」(竹内)、「姫川の心の“闇”そのものが今回のヤマに関係しているので、“姫川班、最後の事件”としてはこれしかないかなと思いますね」(西島)と一抹の寂しさを感じながらも、姫川の過去や性格に照らして考えれば、劇場版は自然な帰結と受け止めているふたり。「3年分の集大成」(竹内)を映画館で堪能したい。『ストロベリーナイト』公開中取材・文・写真:鴇田 崇
2013年01月29日竹内結子主演の刑事ドラマを映画化した『ストロベリーナイト』の公開記念イベントが15日深夜、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催された。映画本編をはじめ、新たに撮影・制作されたスペシャルドラマ「ストロベリーナイト アフター・ザ・インビジブルレイン」、「ストロベリーミッドナイト」を朝まで一挙上映する、その名も「ストロベリー“オール”ナイト」イベント。主人公の女刑事・姫川玲子を演じる竹内結子をはじめ、共演する西島秀俊、小出恵介、宇梶剛士、丸山隆平、高嶋政宏ら“姫川班”が顔を揃え、舞台あいさつに立った。その他の写真原作は誉田哲也氏の小説『インビジブルレイン』(姫川玲子シリーズ)。暴力団構成員の連続殺人事件を追う刑事・姫川(竹内)が、隠ぺいされた警察組織の秘密に気付き、その闇を暴こうとする。紅一点の竹内は本シリーズで刑事役に初挑戦し、“ノンキャリアながら20代で警部補に昇進した主人公・姫川玲子”が当り役に。それだけに「3年近く培ったものが映画になり、今はいろんな思いがこみあげますね。ぜひ皆さんにも良きサポーターになってもらえれば」とシリーズ完結に思いもひとしおだった。また、公開初日にテレビ放送される「ストロベリーナイト アフター・ザ・インビジブルレイン」については「これまでの経緯や歴史をたどっていく内容。映画とあわせて観てもらえれば、きっとガツンと残ると思う」とアピールした。一方、姫川班の面々も西島が「こういう言い方は申し訳ないけど、姫川はつらい目に遭えば、遭うほど魅力的に見えるんです」と語れば、小出は「ホシ(犯人)を追う姿がカッコいい」と姫川に惚れ惚れ。「背中で語る、はかなさの中にある強さがある」(丸山)、「カッコ良すぎて、吸い込まれてしまう。おかげで周りはよくNGを出した」(宇梶)、「メイクだけでは出せない、姫川ならではのまなざしがカッコいい」(高嶋)と存在感あふれる竹内の演技を絶賛していた。『ストロベリーナイト』1月26日(土)から全国東宝系にて公開
2013年01月16日来春放送の日テレ特別ドラマで女優の竹内結子らが来春放送の日本テレビ系金曜ロードショー特別ドラマ「チープ・フライト」に出演し、キャビンアテンダント役を演じることが分かった。話題となった格安航空会社LCCを舞台にしたドラマで、豪華な面々のCA姿も見どころだ。ドラマは日本初のLCCとして、今年3月に就航した「ピーチ・アビエーション」と関西国際空港の協力により制作されており、ドラマ史上初めて、実機内での撮影も行われたという。ドラマ内のキャビンアテンダント役には、主演の竹内ほか、桐谷美玲、加藤あい、宮崎美子、トリンドル玲奈とバラエティに富んだ豪華な顔ぶれが揃えられており、彼女らのCA制服姿が注目される。替え歌やダンスもキュートに披露ドラマのなかで竹内は、大手航空会社からLCCの新会社へ出向を命じられたキャビンアテンダント、相沢美晴を演じる。それまでの職場とはかけ離れた、素人ばかりの同僚CAや、低コストの徹底されたオフィス環境などに愕然としつつも、少しずつ自分自身の仕事に誇りをもつことができるようになり、初フライトへ向けて奮闘を重ねるという姿が描かれてゆくそうだ。キャビンアテンダントといえば、美しく時代を彩る女性の象徴的な像の代表のひとつであり、数々のドラマも制作されてきているが、LCCを舞台とすることで、このドラマはまさに今の世界が切り取られた新たな作品となることだろう。どんな環境でも、自分らしく明るく輝くことを目指す、現代女性としての美しさ、強さも描写される。劇中には、「黄色いさくらんぼ」の替え歌にのせ、竹内らキャビンアテンダント役のメンバーが機内でダンスするシーンなどもあるとか。ポップでキュートな彼女たちの魅力が発揮されるところとなりそうだ。放送が今から楽しみに待たれる。元の記事を読む
2012年12月25日スペシャルドラマ、連続ドラマと人気を博し、待望の映画化となった『ストロベリーナイト』の完成披露試写会が12月6日(木)に都内で開催され、主演の竹内結子を始め、大沢たかお、宇梶剛士、丸山隆平(関ジャニ∞)、津川雅彦、渡辺いっけい、遠藤憲一、高嶋政宏、武田鉄矢、佐藤祐市監督が出席。竹内さんは本作、そして数年にわたって演じてきた姫川玲子への強い思いを口にした。シリーズ累計240万部を超える誉田哲也の人気ミステリー小説を実写化。今回の劇場版では原作ファンの中でも傑作と名高い「インビジブルレイン」を原作に、9年前に起きたある事件に関連した連続殺人事件の謎を姫川班が追いかける。竹内さんは、劇場版の完成を喜びつつも「公開になったら終わっちゃうんですか?という寂しさがあります」と複雑な思いを吐露する。事件はもちろんのこと、西島秀俊演じる最も信頼を置く部下・菊田との恋愛の行方も気になるところだが、満員の観客を前に「映画を観る前のお客さんでよかったなと思います。私へのクレームはお手柔らかにお願いします」と意味深なコメント。残念ながら西島さんは仕事のため欠席となったが、「何故いない!?」とおかんむりの表情で客席の笑いを誘っていた。大沢さんは劇場版からの参加となったが「大好きなスペシャルドラマ、連続ドラマだった作品に参加できて嬉しいです」と喜びを語る。暴力団の幹部として姫川と対峙するだけあって、竹内さんとの共演の感想は「目つきが怖い(苦笑)!」。竹内さんは困ったように「素の大沢さんが嫌いというわけじゃないですよ(笑)」と釈明した。連ドラに続いて姫川班の巡査長・湯田を演じた丸山さんは、観客へのお披露目を前に「ここでみなさんがどんな顔して見るのかジッと見つめたい気持ち。ワクワクしています」と反応が気になる様子。湯田は素の自分と似ている部分も多いようで「結構近いです。連ドラでもホシ(犯人)を挙げるとこはなくて、(事件について)推理しても相手にされないところあるけど、僕も(関ジャニの)グループ内で提案しても『それは違うよ』って言われるので…(苦笑)」と自虐的に語り客席は笑いに包まれた。スペシャルドラマのときから姫川を支えてきた監察医・國奥役の津川さんは、國奥の姫川への愛情あふれるスタンスについて「言い寄るオヤジのようですね。だんだんエスカレートしてる」と言いつつ、撮影外での竹内さんとの関係について問われると「撮影以外の時間こそ愛してますよ!僕は結子ちゃんのファンで片想いしてます」と年の差を超えて愛の告白!すると遠藤さんも「僕も竹内さんの大ファン」と負けじと告白。ただ、ライバル関係にある別の班の警部補という役柄のせいで「いつも悪態をつかれて寂しかった」と苦笑を浮かべていた。また、姫川の天敵の警部補“ガンテツ”こと勝俣役の武田さんは、この役を「ダークサイド」と言い切る。長年にわたって演じた金八先生とのギャップについて問われると「金八先生は不変の人。『人間は変わらない、素晴らしいものを持っている』というタイプ。ガンテツは『人間ほど信じられないものはない』という人間で、サニーサイド(金八先生)とダークサイド(ガンテツ)を両方演じる楽しみを感じていました」と充実した表情で明かした。メガホンをとった佐藤監督は「3年ほど前からこの作品に携わってきて、『いつか連ドラに。いつかスクリーンに』と言ってたのでゾクゾクしています」と感激を口にした。最後に改めてマイクを握った竹内さんは「これで最後と思ったら、いい宣伝文句が出てこない…」と寂しそうに語り、改めて本作への強い思いをうかがわせた。『ストロベリーナイト』は2013年1月26日(土)より公開。■関連作品:ストロベリーナイト 2013年1月26日より全国東宝系にて公開© 2013フジテレビジョンS・D・P東宝共同テレビジョンFNS27社光文社
2012年12月06日2010年に単発ドラマとして人気を博し、今年1月から連続ドラマとして放送され、平均視聴率15.4%という好記録を打ち立てた竹内結子主演のミステリー・ドラマの映画化『ストロベリーナイト』が、6月30日(土)にクランクアップ!このほど竹内さん、共演の大沢たかおらキャスト陣からのコメントが到着した。原作は、累計180万部を売り上げる誉田哲也による「姫川玲子シリーズ」(光文社刊)。映画版では、シリーズ最高傑作と言われる「インビジブルレイン」を基に物語が展開する。高校時代に遭った犯罪被害からくる“殺意”と向き合いながら、刑事として奮闘する主人公・姫川玲子(竹内さん)は、暴力団員を狙う連続殺人事件のヤマを追う中、事件のカギを握ると思われる暴力団幹部・牧田(大沢さん)と出会い、立場を越えて徐々に惹かれあっていくが…。竹内さんが主演を続投するのに加え、西島秀俊、小出恵介らドラマからのレギュラー陣が再集結している本作。姫川と徐々に惹かれ合っていく暴力団幹部・牧田を大沢たかおが演じるほか、『ヒミズ』で一躍注目を集めた若手俳優・染谷将太が今回の物語の鍵を握る重要な役どころの柳井健斗役を演じることが明らかに。さらに、暴力団員役に金子賢、金子ノブアキら若手から石橋蓮司、田中哲司などベテラン勢まで豪華キャストが集結している。クランクアップ前には、ロケ地である名古屋市の協力により市街地を全面封鎖し、50トンにも及ぶ水の使用量、スタッフ総勢100人、エキストラ150人という大規模なセッティングの中、雨の中のクライマックスシーンが撮影された。竹内さんらがスタッフに歓声で迎えられながら、雨に濡れたままの格好で「やっと終わった~!」と叫ぶなど、キャスト・スタッフ共々、興奮冷めやらぬオールアップとなったようだ。今回、“喪失”というテーマのもと、ほぼ全編“雨”のシーンという異例の撮影が行われた本作だが、劇中のムードとは異なり竹内さんは「『ストロベリーナイト』全レギュラーキャストが再集結ということで、私にとってもかけがえのない仲間である姫川班や素晴らしい出演者の方々とまた同じ時間を過ごせるのは何かのご褒美のようで、毎日がとても楽しかったです」と満足感を感じさせる。また、映画版からの参加となった大沢さんについては「普段は気さくに相談事に乗ってくれる、かっこ良くて優しい兄のようでもあり、私個人にとって“王子様”的存在でもある方なのですが、牧田という役のフィルターを通すととても恐ろしい人なので関わりたくないです。早く撮影が終わらないかと内心では嘆いていました(笑)」とも。一方、大沢さんは全編が雨のシーンというところに惹かれたようで、「晴れていると撮影が中止ということもあって、いままでにない刺激を受け、そうした楽しみもある現場でした」と語る。さらに、「柳井を演じる染谷将太くんといった異彩を放つ役者さんとの撮影の日々だったので、一つ一つのシーンが刺激になって毎日すごく楽しかったです」と、若手競演陣との撮影も大いに楽しんだようだ。「捜査一課、姫川班、全登場人物がどんな結末を迎えるのか、みなさんがその“衝撃”に耐えてくださることを願っています」という意味深なコメントを寄せる竹内さん。映画版では、どのような捜査劇が繰り広げられるのか――?『ストロベリーナイト』は2013年、全国東宝系にて公開。『ストロベリーナイト』公式サイトstrawberrynight-movie.jp/■関連作品:ストロベリーナイト 2013年、全国東宝系にて公開© 2012「ストロベリーナイト」製作委員会
2012年07月02日伊坂幸太郎の同名短編小説を映画化した『ポテチ』で、竹内結子がワンシーンのみのエキストラとして出演を果たしていることが明らかに!5月12日(土)に全国公開を迎え、新宿ピカデリーで濱田岳、木村文乃、中村義洋監督が舞台挨拶を行なったが、そこで濱田さんの口から明かされた。伊坂さんの短編集「フィッシュストーリー」(新潮社刊)に収められた一編を映画化した本作。全く同じ日に同じ病院で生まれ、全く違う人生を歩むことになった2人の男の運命を独特のタッチで描き出す。竹内さんは伊坂さん原作で中村監督がメガホンを取った『ゴールデンスランバー』に出演したほか、同じく中村監督の『チーム・バチスタ』シリーズに主演しており、本作のクランクイン時に別の映画のプロモーションでロケ地の仙台を偶然、訪れていたことから、本人の希望でエキストラ出演することになった。本作では中村監督も泥棒の“親分”役を自ら演じており、その出演シーンで後ろにいる通行人のひとりが竹内さん。仙台のご当地キャラの絵柄のトートバッグを持参しスッピンで現場に来たそうで、濱田さん曰く「イスも出さず、完全にエキストラ扱い」。中村監督によると「1回エキストラをやってみたかったらしいので、気を遣おうとするスタッフに『ほっとけ!』、『待たせておけ!』って言いました。あまり(竹内さんの訪問を周囲に)言ってなかったので、スタッフが機材を運びながら『えっ!』って二度見する感じでした」とおかしそうにふり返った。仙台での先行上映に続いて全国公開を迎えたが、満員の客席に濱田さんは「こんなにいっぱいにしてくれてありがとうございます」と感激の面持ち。木村さんは、印象深いシーンとして濱田さんと木村さんと大森南朋の車中での会話シーンを挙げ「炎天下での撮影で、ちょっとでも(タイミングが)ずれたら合わなくなるシーン。時間がかかってしまい印象に残ってます」と明かす。濱田さんはこのシーンで涙を流すが「一生懸命やったんですが、出来上がったのを見て『こんなブサイクなんだ!?』ってビックリしました」と苦笑い。中村監督は「撮影のときから『武田鉄矢さんでこの芝居見たことあるな』って思ってました」と感想を漏らし笑いがわき起こった。この日は、仙台在住の原作者の伊坂さんからもサプライズで手紙が届き「去年のいまごろ『ポテチ』の映画が観たいと監督に話しましたが、その日がこんなに早く来るとは思いませんでした」という喜びの声が伝えられ、濱田さんらは感激していた。『ポテチ』は全国にて公開中。■関連作品:ポテチ 2012年4月7日より仙台にて先行公開、5月12日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2007伊坂幸太郎/新潮社 © 2012『ポテチ』製作委員会■関連記事:濱田岳、ミス・ユニバース・ジャパン原綾子との対面に「キレイすぎてアタマ真っ白」中村義洋監督×濱田岳の最強タッグ再び!『ポテチ』試写会に10組20名様をご招待満席御礼!濱田岳&中村義洋監督が『ポテチ』を引っさげ、仙台に凱旋伊坂幸太郎の『ポテチ』をオール仙台ロケで映画化!濱田岳、斉藤和義らが再集結
2012年05月14日こんな竹内結子は見たことがない。なのになぜか最も彼女“らしい”作品、役柄に思えてくる。7年、60億キロという果てしない旅路を経て地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトに携わった人々のドラマを綴った映画『はやぶさ/HAYABUSA』。竹内さんはしゃれっ気のないメガネにノーメイク、はっきり言ってダサダサの色気も何もあったもんではない広報スタッフ・恵を演じている。当然だが劇中、恋愛的な要素はカケラほども出てこない。だが、この作品で彼女が見せる笑顔はこれまでのどんな作品の笑顔よりもかわいく、彼女が去りゆく仲間のために流す涙は、これまで演じてきたどんな別れのシーンの涙よりも美しい。どのような思いでこの作品に参加したのか?公開を前に話を聞いた。「ひとりの女性として共感できる部分が多くありました」ファッショナブルという言葉からは程遠い恵の外見は「本当にこれが竹内結子?」と思わせる。そんな一歩間違えば怪しい腐女子のような恵の内にあり、時に見え隠れする“熱さ”は間違いなく竹内結子自身の中に存在するものなのだ。恵が自分の疑問をあらゆる言葉を使って説明しようとする姿や、子供の問いに誰より自分が夢中になって答えるさまは、インタビューで己の中を巡る考えを思案顔でまとめつつ、訥々と語る竹内さんの姿と重なる。「確かに(笑)。自分のしたいことや好きなことについては熱く語る方なので、そこは似てるかもしれないですね。私自身、20歳を過ぎたあたりから仕事をする上で『何のためにやっているのか?』とか『この先どうなるのか?どうすべきなのか?』と考えていたことがあったんです。なので恵が自らの進路に迷う感覚について、ひとりの女性として共感できる部分が多くありました」。撮影中はJAXA(宇宙航空研究開発機構)に通う日々。「JAXAの入講証をもらえたのが嬉しかったです」と無邪気な笑顔を見せる一方で、実際にプロジェクトに参加した人々やJAXAのスタッフに話を聞く中でこんな話も。「プロジェクトのメンバーでもこのチームは(探査機の)打ち上げまで、とか役割が決まってるんです。ある方が『自分の役割が終わった人はすることがないんですよ』とサラッとおっしゃってるのを聞いたときは『そういう現実もあるのか』と思いました。ある意味、パーツのように必要な技術や知識のために集まった人たちなんですよね。でもプロジェクトが終わったら解散しちゃうのには寂しさも感じました。作品づくりの現場と似てるところがありますね」。こういう言い方は怒られるかもしれないが、「はやぶさ」プロジェクトと聞くと、男たちの熱いドラマをイメージしてしまうところがある。もちろん実際に女性の研究者やスタッフも従事していたわけで、恵の存在が異色というわけではないのだが、この映画の主人公が女性という点に意外な思いを抱いたのも事実だ。こちらのそんな言葉に竹内さんも「確かに“男のロマン”的な雰囲気が強いですよね」と笑いつつ「ただ…」と続ける。「正直、女性だからどうのって意識は持ちませんでしたよ。一人の人間として入っていったときに、男だ女だという感覚よりも“好きだから”研究を続けているという人たちなのだと強く感じたんです。キャラクターとしても、性別を意識するようなものが求められる設定ではありませんでしたしね。時に研究を続ける行為そのものが困難になるジャンルで、それでも続けていこうと思える時点で性別なんて部分は越えてるのかなとも思います」。“継続”することの大切さ、難しさ――劇中、思い悩む恵が発する「目指したものの近くにいるけど、ただうろついてるだけかも…」という言葉はまさにこうした研究者たちの思いをストレートに表していると言える。「いち研究員として、恵を通じて何かを伝えたかったというのはあります。一生懸命勉強して、夢や希望があって『こういうことできたらいいな』、『叶うといいな』、『もっと知りたい』って思って続けていくんですけど、ここまで来て何にもなれていない自分にすごく不安を感じている。結果を出さないと誰も評価してくれなくて、そのために努力するんだけど『何のために…』っていう思いに迫られて…というのは誰もが持っているのかな、と」。7年という歳月は生まれた子供が小学校に入学するまでの時間と同じである。「7年前にいま、こうしているなんて思わなかった。過ぎてしまえばあっという間ですが、やっている最中は…」と竹内さん。ここでも彼女は“継続”がいかに大変かつ重要であるかということを自らの仕事に置き換え、プロジェクトに従事したメンバーの偉大さを口にする。「きっと長かったと思います。成し遂げるまでに諦めてしまったかもしれないし、諦めざるを得なかったかもしれない――それでも完了するまで興味を失うことなく気持ちを維持するって本当に難しいことだと思います。映画もそうですが、撮影からクランクアップまで『面白いものになるといいな。みんなで頑張ろう』っていう気持ちを一日一日、最後の一瞬まで持って立っていられるかと言うと、本当に難しい(苦笑)。それが7年…この人たちはいったいどんな気持ちでいたんだろう?と改めて思います」。2時間20分の映画の中で彼女が見せる笑顔や涙の美しさは、彼女がこの7年に真摯に向き合ったことを証明している。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ■関連記事:竹内結子、映画『はやぶさ』をメガネフェチに猛アピール!奇跡の帰還の真実を再現『はやぶさ/HAYABUSA』試写会に25組50名様ご招待竹内結子専門用語に脱帽?「宇宙って広いんだな」奇跡の“帰還”を映画化した『はやぶさ/HAYABUSA』特報が到着!竹内結子、メガネ&ほぼノーメイクで色気なしの研究者姿を披露!
2011年09月29日映画『はやぶさ/HAYABUSA』の試写会が9月5日(月)、都内で開催され、主演の竹内結子を始め、西田敏行、高嶋政宏、佐野史郎、山本耕史、鶴見辰吾、堤幸彦監督が登壇。さらに、劇中の登場人物のモデルとなった的川泰宣(JAXA)、川口淳一郎(JAXA)、國中均(JAXA)、斉藤潤(JAXA関係者)も来場した。7年間60億キロにおよぶ長い旅路の果てにミッションを完了し、人々に深い感動を与えた小惑星探査機“はやぶさ”。その帰還を信じ、全てを捧げたプロジェクトチームの面々のドラマを描き出す。当初、試写会には天皇皇后両陛下がご臨席される予定だったが、野田新内閣の副大臣の任命式の公務と重なったため、欠席されることとなった。竹内さんは「うまく行かないときや、どうしようと悩んだときに、いま目の前にやるべきことがあることは幸せなんだと感じられる。『いまはつらいかもしれないけど、続けていけばいつか何か大きな結果に繋がるかもしれないんだ』と感じられる作品になっていると思います」と言葉に力を込める。西田さんは「映画はフィクションではありますが、このスクリーンで起こっていることは全て事実。先生方の代わりに役者が演じているだけで、全て本物です」と語り、「ちょっと元気を失った日本に元気をくれる作品。あの快挙の裏には先生方の努力と熱い思いがあったんです」と改めてプロジェクトに従事した関係者に賛辞を贈った。その西田さんが演じた的場のモデルである的川教授は「長年、西田さんのファンだったのでもったいない気持ち。でも体型は同じですね」とユーモアたっぷりに語っていた。山本さんは「こういう専門用語は喋ったことがなかったので、言っている意味が分からなかったけど、撮影の最後の日には、自分が7年間、はやぶさ君を見守っていたような気持ちになりました」と感慨深げ。鶴見さんは「久々に竹内さんを見たらキレイなのでドッキリしちゃいました(笑)」と鼻の下を伸ばしていたが、映画については「自分で観て涙を流しそうになってしまった」とのこと。高嶋さんも「どうぞお楽しみください」と少ない言葉に作品への自信をうかがわせる。佐野さんは監督から、モデルとなった川口教授の「完全コピーで行くと言われた」と明かしたが、川口教授は「みなさんに似ていると言われ、自分が佐野さんの役を演じているかのように勘違いしそうになります」と佐野さんによる自身の“コピー”に太鼓判を押していた。最後に竹内さんは「この映画に出てくる3人に1人はメガネをかけているので、メガネフェチにどハマりする作品です!ぜひおすすめしてください」と珍アピール。笑顔で舞台挨拶を締めくくった。『はやぶさ/HAYABUSA』は10月1日(土)より全国より公開。■関連作品:はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ■関連記事:奇跡の帰還の真実を再現『はやぶさ/HAYABUSA』試写会に25組50名様ご招待竹内結子専門用語に脱帽?「宇宙って広いんだな」奇跡の“帰還”を映画化した『はやぶさ/HAYABUSA』特報が到着!竹内結子、メガネ&ほぼノーメイクで色気なしの研究者姿を披露!竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2011年09月05日映画『はやぶさ/HAYABUSA』(堤幸彦監督)に主演する女優の竹内結子と共演の俳優、高嶋政宏が6月13日(月)、東京・東京国際フォーラムで行われた“はやぶさ”帰還1周年記念イベントに出席した。2010年6月13日に小惑星のサンプルを地球に持ち帰るという奇跡的生還を果たし、日本に感動させた小惑星探査機はやぶさの旅と、そのプロジェクトに関わった人々の7年間の軌跡に迫る人間ドラマ。今年4月13日(水)ら5月25日(水)まで撮影。竹内さんは、架空の人物で宇宙科学研究所(現JAXA)の一員として同プロジェクトに関わる女性研究員の主人公・水沢恵役。司会者から、これまでにない役どころでしたか?と尋ねられ、「ええ。ずっと眼鏡をかけていて、自分の得意分野の説明になると、子供相手でも容赦なく専門用語を使う。台詞を覚えるのが大変でした」と苦笑い。「ひとつの言葉を調べるとその説明がバァーっと出てきて、その中にまた意味の分からない言葉がいくつも出てきて。調べれば調べるほど果てしなくて、宇宙って広いんだなと…」と脱帽した様子だった。一方の高嶋さんも「僕、元々台詞覚えのいい方なんですけど、(3.11の)震災以降、覚えられなくなって大変でした。地震のせいですね」とショック症状があったことを吐露。JAXA宇宙航空研究開発機構技術参与の的川泰宣名誉教授から「地震で自信を失った?」とダジャレで突っ込まれると、「上手い!」と妙に感心していた。同日から東京国際フォーラム1階で、はやぶさのカプセルレプリカなどをお披露目する展示ギャラリー「はやぶさ情報センター『はやぶさi』」がオープン。カプセルレプリカを手に持った竹内さんは「重い!米6キロ?」、高嶋さんは「5.8キロくらい」と会場の笑いを誘った。ギャラリーは10月10日(月・祝)まで。映画『はやぶさ/HAYABUSA』は10月1日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ■関連記事:奇跡の“帰還”を映画化した『はやぶさ/HAYABUSA』特報が到着!竹内結子、メガネ&ほぼノーメイクで色気なしの研究者姿を披露!竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2011年06月13日女優、竹内結子が『20世紀少年』シリーズや『BECK』などヒット作を手がけてきた堤幸彦監督とタッグを組み、小惑星探査機「はやぶさ」を題材にした映画に出演することが決定した。タイトルはそのまま通り『はやぶさ/HAYABUSA』。製作を『タイタニック』、『アバター』などを壮大なスケールで描いた作品の数々を送りだしてきた、20世紀フォックス映画が手がけることも明らかになった。2003年5月9日、小惑星「イトカワ」に向けて打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ」が7年の月日を経て、数々の困難を越え、昨年地球に帰還したのは記憶が新しいところ。太陽系誕生の謎を解く手がかりとなる小惑星のサンプルを持ち帰るという、NASAでさえも成し遂げなかった快挙を果たし、人々に多くの感動をもたらした。本作ではこの一大プロジェクトの7年間にわたる挑戦と苦闘の日々を、事実に基づき描き出す。竹内さんが演じるのは宇宙科学研究所(現・JAXA)のスタッフとしてこの偉業の一端を担い、自らの生き方も見つめなおす役どころ。「7年越しのはやぶさの帰還が多くの人に感動をもたらしたように、この作品もいまの日本の夢や希望となれたら嬉しいです」と今後の意気込みを露にした。そして彼女を研究スタッフ兼広報要員としてスカウトする上司役に、西田敏行の起用が決定。西田さんは、はやぶさが成し遂げた偉業が映画化されることについて「震災と原発事故による日本のマイナス・イメージが広まっていますが、この映画で改めて『はやぶさ』の快挙、世界に誇る日本の科学技術を知ってもらいたい。昨年のあの感動をもう一度思い出してもらい、日本に誇りとプライドを取り戻したい」と目標を掲げる。メガホンを取る堤監督は「はやぶさのニュースは久々に聞く明るい話題でした。大震災で大変厳しい状況の中、この映画が少しでも日本のみなさまに自信と力を与えられれば嬉しいです」とコメントを寄せている。これまで数多くのハリウッド大作を送りだしてきた20世紀フォックスだが、今回は作品により一層リアリティを出すべく、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の全面協力を得て、製作に挑む。はやぶさが命賭けで持ち帰ったカプセルが着陸したオーストラリアのウーメラ砂漠など、海外での撮影も予定。海外配給も視野にいれた、まさに壮大なプロジェクトになりそうだ。撮影は既に4月13日にクランクインし、5月下旬にクランクアップを予定。ちなみに今年ははやぶさ“イヤー”とも言えるぐらい、はやぶさを題材にした映画が目白押し。東映配給の『小惑星探査機 はやぶさ −遥かなる帰還−』(仮題)では、はやぶさのプロジェクトチームと家族の感動のドラマが描かれる。こちらの詳細はまだ明かされていないが、日本を代表する豪華俳優陣が集結するとのこと。また、最新VFXを駆使し「はやぶさ」しか見たことのない深宇宙をスクリーンで再現、と期待が高まる1本でもある。また松竹は『おかえり、はやぶさ』(仮題)というタイトルで3D実写映画化。監督は『鴨川ホルモー』や『釣りバカ日誌』シリーズの本木克英。脚本は「ナースのお仕事」、『陰日向に咲く』の女流脚本家・金子ありさが担当する。これに対し、角川映画はフルCGドキュメンタリーで勝負!タイトルは『はやぶさHAYABUSA BACK TO THE EARTH』。先日行われた第52回科学技術映画祭で、文部科学大臣賞を受賞した本作は、今後、東日本大震災の被災地で、モバイルプラネタリウムを使用し無償上映を行うことも決定している。それぞれ異なる視点やテイストで“はやぶさ”の起こした奇跡を描いた映画の数々。不安に揺れるいま、日本に再びあの感動を伝えていく。『はやぶさHAYABUSA BACK TO THE EARTH』は5月14日(土)より公開、『はやぶさ/HAYABUSA』は10月1日(土)より全国にて公開、『おかえり、はやぶさ』は2011年、公開、『小惑星探査機 はやぶさ −遥かなる帰還−』は2012年、公開。※『はやぶさHAYABUSA BACK TO THE EARTH』の無償上映についてはこちらから詳細をご覧いただけます。■関連作品:おかえり、はやぶさ (仮題) 2011年、公開小惑星探査機 はやぶさ −遥かなる帰還− (仮題) 2012年、公開はやぶさHAYABUSA BACK TO THE EARTH 2011年5月14日よりワーナー・マイカル・シネマズ、角川シネプレックスにて公開© 有限会社ライブ©「はやぶさ」大型映像制作委員会はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ
2011年05月02日映画『僕と妻の1778の物語』に主演するSMAPの草なぎ剛とヒロインの竹内結子が1月15日(土)、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇2で行われた初日舞台挨拶に出席した。草なぎさんが主演し、高視聴率を記録してきたTVドラマ「僕シリーズ」の初の映画化作品であり、SF作家・眉村卓さんとがんで逝去した悦子夫人の実話が基となっている本作。がんに冒され、余命一年となった妻・節子(竹内さん)のため、医師の「人は笑うと免疫力が上がる」という言葉に沿って一日一編の短編小説を書き続けるSF作家・朔太郎(草なぎさん)の姿を描く。観賞後の観客の拍手に迎えられた草なぎさんは「この作品は、思い入れが強くて、今朝起きた瞬間『公開だ!』と両手を広げました。節っちゃんが(劇中で)やるように。幸せな気持ちで起きました」と充実感いっぱいの表情。司会者から「朔太郎のように、愛する人の免疫力を上げるために何をする?」と聞かれると「2人で共通のものを探して何かしたいですね。僕、わりかしカレーが好きだから、奥さんがカレー好きだったら毎日作ります」とニコニコ。「1日1カレーに勝るものはないですね」とツボにハマった様子の竹内さんから「でも翌日も同じカレーとかになって困りません?ダメ出しになってしまっていたらスミマセン」と突っ込まれ、「そうか、考えないと…」と苦笑いに転じ、会場の笑いを誘った。一方で、2人は、物語にちなみ、特大万年筆を使って、いまの心境を綴る書き初めに挑戦。今年の目標を漢字一文字で表現するお題に、草なぎさんは「向」と書き「何か失敗したり上手くいかないと人のせいにしちゃったりしちゃうんですけど、自分のせいなんですよね。自分と向かい合って、向上心を持っていれば、少しでも成長していけるんじゃないかと」と前向き。「成」と書いた竹内さんは「まだ目標が見えていないので、何かを成したいということで」と気負いのない言葉。続けてお互いを表現するお題に、草なぎさんは「華」と書き、「結子ちゃんには持って生まれた華があって年々開花させている感じ」。竹内さんは「心」と綴り「草なぎさんは周りの人を和ませたり、緊張を解いたりしてくれる」とお返し。草なぎさんは「心かー…ありがとうございます!」と微妙な喜び方で、観客を笑わせていた。『僕と妻の1778の物語』は全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:僕と妻の1778の物語 2011年1月15日より全国東宝系にて公開© 2011 関西テレビ放送 フジテレビジョン ジェイ・ドリーム 東宝 S・D・P FNS26社■関連記事:草なぎ剛&竹内結子撮影現場での差し入れはイノシシ肉にギャグ漫画!
2011年01月15日映画『僕と妻の1778の物語』に主演するSMAPの草なぎ剛と竹内結子が12月20日(月)、東京・表参道ヒルズで開催されたクリスマスイベントに出席し、ファンの大声援を浴びた。過去に草なぎさん主演でフジテレビで放送された「僕の生きる道」、「僕と彼女と彼女の生きる道」、「僕の歩く道」に続く作品で、「僕シリーズ」の初の劇場版となる本作。SF作家・眉村卓と彼の妻で、がんで逝去した悦子さんの実話に基づいている。悦子さんが発病し、亡くなるまでの5年にわたって「人は笑うと免疫力が上がる」という医師の言葉を頼りに、眉村さんは1日1話の短編小説を悦子さんに贈り続けた。このエピソードを基に、余命1年と宣告された妻を献身的に捧げる夫と、彼の支えで残りの命を懸命に生きようとする妻の姿が描かれる。会場となった表参道ヒルズの各階の通路には、招待されたファンがズラリ。中央の階段状の吹き抜けに草なぎさんと竹内さんが姿を現すと、ファンの大歓声が館内にこだました。草なぎさんは「クリスマス間近にこうしてみなさんをお会いできて幸せです!」と挨拶。さらに竹内さんは「楽しいクリスマスの予定はできてますか?」と観客を挑発し(?)。映画については「素敵なお話で、妻に物語を書き続けるという気持ちの強さが台本から伝わってきました」と草なぎさん。竹内さんも「監督の中にパーフェクトなイメージがあったので、それを具現化することを考えました」とふり返った。2人の共演は『黄泉がえり』以来7年ぶり。司会者からの「互いに、すごいと感じるところや変わってるな、と感じるところは?」という質問に、草なぎさんは「結子ちゃんはすごいですよ!撮影中は(役の)節子にしか見えなかったです。結子ちゃんの醸し出す雰囲気がとても温かく、緊張せずにやれました」と絶賛!では、変わってるところはというと「たまにボーっとしてユルいとこもあって(笑)。僕に漫画を紹介してくれて買って来てくれたんですよ!」。ちなみに竹内さんが草なぎさんのために買ってきた漫画は「聖☆おにいさん」とのこと。これには会場から「あぁー」と納得の(?)どよめきが。逆に竹内さんは、草なぎさんが別のロケ先でもらったというイノシシの肉を持ってきて、鍋にしたというエピソードを披露。「私は(イノシシの)匂いがきつくて…」と苦笑交じりだったが、仲の良い現場の雰囲気がこの日も伝わってきた。その後、サンタクロースに扮した「杉並児童合唱団」の女の子たちが、ドラマ「僕シリーズ」の主題歌メドレーの合唱を披露!SMAPの「ありがとう」に&Gの「Wonderful Life」、そして再びSMAPの「世界にひとつだけの花」が美しく響きわたった。草なぎさんが「素敵な歌声で…たくさん練習して来てくれたんだな、というのが分かりました」と感動を口にするも、合唱団の女の子が「(全体では)2〜3回練習しました」と答えて会場が笑いに包まれる一幕も。ちなみに、去年のクリスマスは撮影のため、2人は一緒だったそうで「草なぎさんがお菓子を買ってきて、万国旗のようにつないで装飾してくれた」(竹内さん)とのこと。さらに「今年のクリスマスは?」という質問に草なぎさんは「(『笑っていいとも』の)特大号です。モノマネを考えています」と答えたが、実はこれが勘違いだったようで、スタッフから指摘されて慌てて訂正し、再び会場は笑いに包まれた。草なぎさんが「集大成として作り上げた」と胸を張る『僕と妻の1778の物語』は2011年1月15日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:僕と妻の1778の物語 2011年1月15日より全国東宝系にて公開© 2011 関西テレビ放送 フジテレビジョン ジェイ・ドリーム 東宝 S・D・P FNS26社
2010年12月20日竹内結子が4月20日(火)、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた、初挑戦の海外ドラマ「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」プレミア試写会で、メーンキャストの米俳優、ザカリ―・ナイトンと舞台挨拶。ネタばれトークを寸前で回避した。突然、世界中の人々が2分17秒の間、気を失い、その間に半年後の自身の姿を見る不可解な現象に見舞われた現代を舞台に、“目撃”した未来に挑む人々の姿を描く本作。竹内さんは、ザカリ―扮する外科医ブライスが自殺しようとした瞬間に見た、半年後の世界で出会い、希望をもたらす女性ケイコ役。全米では昨年9月から今年にかけて放送。この日、竹内さんとザカリ―扮する男女が劇中で出会う場面の特別映像も一般に公開。良いムードを感じさせる2人の表情が大きなスクリーンに映し出され、司会者からその後の展望について、2人が結ばれる予感がする?と聞かれた竹内さんは「します!恋なのではないでしょうか?」と素直に反応。続けてザカリ―に「これは恋ですか?」と日本語で質問し、通訳を通して理解したザカリ―から、耳元に手を寄せられ「……」と何やら耳打ちされると、「あ〜」と納得。「言ってはなりませぬ、とのことです」とネタばれトークを回避した。竹内さんとザカリ―はトーク中、何度も視線を交わすなど、すっかり打ち解けた様子。ザカリーは「言葉の壁を乗り越えて、どんどん仲良くなった。日本からはるばる撮影のためにロサンゼルスに来て、大きなスタジオ、爆発も起こるセット、大勢のスタッフと、まさにハリウッドのスタジオで見事な演技をしてくれた。結子の勇気、強さに感動した」と絶賛。照れくさそうに聞いていた竹内さんは、もし劇中同様、半年後をフラッシュフォワード(未来視体験)するなら何を見たい?の問いに「もっと英語を話せるようになっていて、願わくばもう1回、この作品に呼ばれたいなー」とこの日の昼に行われた会見時には見せなかった、ハリウッド進出欲を口にした。ドラマ「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」は海外ドラマ専門チャンネルAXNにて7月25日(日)より日本独占放送(photo/text:Yoko Saito)「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」7月25日(日)よりAXNにて日本独占放送公式サイト:■関連作品:FLASHFORWARD/フラッシュフォワード [海外TVドラマ]© ABC Studios■関連記事:竹内結子初海外ドラマの共演米俳優のベタ褒めに「大丈夫?何てこと」遂に上陸!「LOST」ファイナル・シーズン&「FLASHFORWARD」ジャパンプレミアに5組10名様ご招待シネマカフェ的海外ドラマvol.1332010年の注目ドラマをチェック!
2010年04月20日女優、竹内結子が4月20日(火)、東京・六本木のグランドハイアット東京で行われた、海外ドラマ初挑戦の海外ドラマ「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」の会見に出席。共演の米俳優、ザカリー・ナイトンから「エキサイトな才能を持った女優」と大絶賛された。突然、世界中の人々が2分17秒、気を失い、その間に半年後の自身の姿を見るというミステリー現象が起きた中、謎の解明に乗り出し未来を変えようとする人々の姿を描く。カナダのSF作家、ロバート・J・ソウヤーの同名小説を原作に、米三大ネットワークのひとつ、ABCが大ヒットドラマシリーズ「LOST」の後釜番組として企画。米国では昨年9月から放送がスタートしていた。竹内さんは、ザカリー扮する外科医ブライスが自殺しようとした瞬間に見た半年後の世界で出会い、希望をもたらす女性ケイコ役。共演の感想を、ザカリーは「共演が決まり、竹内さんの出ている映画を観て勉強しました。最初は言葉も通じないからどうかな?と思ったけど、私たちはとても楽しく共演することができました。エキサイトさせる才能を持った素晴らしい女優さん。日本で人気があるのも分かります。英語の台詞を話すところも素晴らしかった」とベタ褒め。映画『ヒッチャー』(2007年版)などでも活躍するハリウッド俳優からのお褒めの言葉に、竹内さんは「ザカリーさんはたくさんの褒め言葉を知っていて、すごく褒めてくれる。でもこんなに褒められて大丈夫なんだろうか、と。何てことでしょう。嬉しいです」と大テレ。一方で、初めての海外ドラマの撮影をふり返り、「審査が通って、最初は嬉しい、楽しいより不安の方が大きかった。撮影も毎日緊張しながらでした。ちょっとしたひと言が伝えられないもどかしさを感じたのが一番の苦労でした」と苦笑い。ハリウッド進出の意気込みを聞かれると、「なるといいけど、もう少し竹内、勉強しよって感じです」と英会話の習得を誓っていた。ドラマ「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」は海外ドラマ専門チャンネルAXNにて7月25日(日)より日本独占放送(photo/text:Yoko Saito)「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」7月25日(日)よりAXNにて日本独占放送公式サイト:■関連作品:FLASHFORWARD/フラッシュフォワード [海外TVドラマ]© ABC Studios■関連記事:竹内結子、海外ドラマ初挑戦作試写会でネタばれトーク寸止め遂に上陸!「LOST」ファイナル・シーズン&「FLASHFORWARD」ジャパンプレミアに5組10名様ご招待シネマカフェ的海外ドラマvol.1332010年の注目ドラマをチェック!
2010年04月20日映画『なくもんか』の完成披露会見が10月1日(水)、グランドハイアット東京で行われ、ヒロイン役の竹内結子が主演の阿部サダヲを相手に股間蹴りのアドリブ演技をキメたエピソードを明かした。本作は、脚本・宮藤官九郎、監督・水田伸生ら人気作『舞妓 Haaaan!!!』のスタッフが再タッグを組んだホームコメディで、ハムカツが名物の惣菜屋の二代目店主・祐太(阿部さん)とその妻・徹子(竹内さん)、祐太の生き別れの弟・祐介(瑛太)ら“家族”の悲喜こもごもを描く物語。阿部さんは夫婦役で初共演となった竹内さんの印象について司会者から聞かれると「撮影の初日がプロポーズのシーンだったんですが、激しいプロポーズで竹内さんの蹴りが股間の方に。そうするとノッてきますよね!男優的には…」と目尻を下げてニヤニヤ。隣で吹き出しつつ聞いていた竹内さんは、台本に股間蹴りとあったのか?との問いに「いえ、ありません。阿部さんがもの凄い勢いで覆いかぶさってきたものですから、何とか身を守ろうとしまして」とアドリブだったことを告白し、宮藤さんら関係者、共演陣、取材陣を爆笑させた。阿部さんと兄弟という設定の瑛太さんは「最近共演したタレントさんとこの映画の話になり、『阿部さんと似てるよね』と言われました。何人かの方から言われたんです」と報告。阿部さんは「ホント?似てる?どのあたり?さっき鏡見たけどやっぱり似てないよ。俺、直毛だし…。僕は誰にも言われていないなぁ」と一瞬しょんぼり。だが「でも、瑛太さんといると、温度が好きでとても居心地がいいです」と笑顔に。2人で顔を見合わせてうなずき合い、意外な?相性の良さをうかがわせた。一方で、質疑ではタイトルに引っかけた「最近“なくもんか”と思ったことは?」というベタベタな質問が。阿部さんは「この間、何度か共演したタレントさんから『はじめまして』と言われまして」。瑛太さん扮する祐介の相方の芸人・大介役の塚本高史は「夏、ウチのクーラーが壊れたんですよ。しかも2台同時に。なんで夏に壊れるんですかね?売ろうとする作戦ですかね」。祐太の育ての親に扮したいしだあゆみは「ないですね。年を取ると喜怒哀楽が薄くなってくるんですよ」とベテラン女優らしからぬおトボケぶりで取材陣の笑いを誘っていた。『なくもんか』は11月14日(土)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:なくもんか 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009 「なくもんか」製作委員会
2009年10月01日