騒ぐ、走る、暴れる…、小さな子どもは家の中でじっとしていられないもの。しかしそれではご近所迷惑になってしまうことも。最近では、子どもが公園で遊ぶ声すら“騒音”といわれてしまうことがあります。防音工事などをしなくても、少しでも改善できる方法を紹介しましょう。■家具の配置を工夫するマンションなどの集合住宅は、騒音トラブルがとくに起きやすいですよね。しかし、賃貸の場合は防音工事を勝手に行うことはできません。少しでも音漏れを防ぐために、家具の配置を見直しましょう。タンスや本棚などの大型の家具は、隣家と接している壁沿いに。これだけでも音漏れを防ぐ効果があります。長めのカーテンも、外から子どもの声が漏れにくくなり、おすすめです。また、リビングではスムーズな動線を意識すると思いますが、元気な子がいる場合はあえて移動しにくくするという方法も。これだけでも、家のなかを走り回れなくなります。■生活習慣を見直す働くママたちが増え、どうしても子どもが寝る時間が遅くなってしまう、というご家庭も多いのではないでしょうか。そこで問題となるのが、“夜”の騒音。日中は気にならなくても、静かな夜は子どもの甲高い声が響いてしまうことがあります。子どもが早く寝られるようにするには、家事の時短が必要不可欠。帰宅が遅くなった日はすぐにできる麺類にする、常備菜を作っておくなど、工夫してみましょう。■運動不足が原因の可能性も何度も注意しているのに、家のなかを走り回る…。そんな子は、じつは運動量が足りていない可能性もがあります。昔と比べて今はインドアの遊びが多く、運動不足を指摘されることがあります。公園で思いっきり走り回る、スポーツ系の習い事を始めてみるなど、親が積極的に運動をする機会を作ってあげる必要があるかもしれません。■ご近所との関係を良好にしておく希薄になったといわれるご近所付き合いも、積極的に行いましょう。人情として、自分がよく知る子なら、多少騒がしくても寛大な気持ちになるものです。それに甘えてはいけないけれど、こちらも知っている人に迷惑をかけまいと、より意識できるように。それでも苦情がきてしまったら、素直に受け止めること。仕方がないことではあるのですが、それを当事者がいうとトラブルに発展しやすくなります。まずはお詫びをして、改善に努めましょう。
2017年10月31日子育てしていくために必要不可欠な保育園。しかし最近では、騒音に対して苦情を言う人が多かったり、建設に対して反対運動が起こったりすることもあり、社会問題となっています。「子どもが苦手」「静かに生活したい」という気持ちにも納得できる部分があり、難しい問題と言えそうです。そんななか、もし自分の家の隣に保育園ができるとしたら、みなさんは素直に受け入れることができるでしょうか。少し抵抗を感じてしまうという人もいるかもしれませんね。そこで、パピマミ読者のみなさまに6月22日から23日にかけて「自宅の隣に保育園ができたらどう思いますか?」 というアンケートを実施し、102名の方々から回答を得ましたので、その結果を見ていきたいと思います。●「問題ない」と感じる人は約3割『ウチも子どもを2人育てていますし、近くに保育園ができるのは歓迎したいですね。たしかに日中騒がしくなるかもしれませんが、ウチの子も他の人に迷惑をかけていることもあると思いますし、そこはお互いさまです』(40代女性/2児のママ)『保育園ができることで治安がよくなりそうだなと感じます。周囲に人の声が全くないよりは、良い環境と言えるのではないでしょうか』(30代女性/独身)自宅の隣に保育園ができることに抵抗を感じないという人は、およそ3割という結果になりました。順位としては1位となっているものの、「にぎやかで嬉しい」という声と合わせても41%にとどまり、何らかの抵抗を感じるという人の方が多い ことが伺えます。問題ないと答えた人たちは、自身も子育てをしているママたちに多く見られ、これは日常で子どもたちの声を聞き慣れているという点もあるのかもしれません。また、一人暮らしする人の中には、周囲がにぎやかになってむしろ歓迎すべきことと感じる人もいるようで、決してマイナスしかないということでもないようです。●「うるささ」が気になる人は5割に『子どもの騒ぎ声が我慢できません。今住んでいるところは周囲が静かなところを気に入って決めたので、もし隣に保育園ができたら引越しを考えると思います』(20代女性/独身)『子どもを保育園へ通わせていますが、家の隣に保育園ができると思うと少し抵抗がありますね。家の中で騒ぐわが子はまだしも、集団で毎日騒がれるかと思うと心配になります』(30代女性/1児のママ)「うるさいから嫌だ」が28%、「うるさいと思うが我慢できる」が22%となり、約半分の人が騒音を気にしているという結果となりました。我慢できるとした人たちも、できることなら隣にはできない方がいいという思いを持っているでしょう。自分たちにも小さかったころがあり、騒いでいた過去があるとはいえ、大人になった今それを享受しろというのは酷 な部分もあるかもしれません。特に、住環境に“静けさ”を求める人は嫌悪感を抱く傾向にある様子。騒音は一度気になってしまうと我慢できるというものではなくなるため、個人差によるところも大きいと言えるでしょう。●騒音以外の懸念も『保育園が立つと地価が下がるって聞いたことがあります。家を売るときに大きく値下がりするようなことになるとイヤですね』(40代男性/1児のパパ)『知ってるママ友が家の近くを毎日通るかと思うと少しイヤかも。子どもだけでなくその保護者も行き来するようになるわけですからね』(30代女性/1児のママ)保育園の建設で問題になることが多い騒音ですが、それ以外にも懸念点はあるようです。静かな環境を求める人は多く、保育園があることでその周辺の人気が下がり、地価に悪影響を及ぼすということもあるでしょう。また、子どもの往来が増えれば、道への急な飛び出し なども起こるかもしれません。道路環境の整備なども求められることになるはずです。騒音に関しても、子どもの声だけでなく、集団で立ち話をするママたちが迷惑となることもあります。いずれも、幼稚園に子どもを通わせる家族と住民双方の理解が必要と言えるでしょう。----------いかがでしたか?決して悪いことばかりではありませんが、近くに保育園ができることで生活に何らかの変化が出てしまうのは避けられません。待機児童が大きな問題となっていることもあり、可能な限り保育園の建設は進めてほしいものでもあります。自らの生活と社会の問題について、みんなで考えていく必要がありそうですね。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜5位)】自宅の隣に保育園ができたらどう思いますか?()●文/パピマミ編集部●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)
2017年06月26日子どもはじっとしていられないもの。とはいえ、バタバタと走り回る騒音に、階下の人からの苦情がいつくるかと毎日冷や冷やものです。マンション住まいにつきまとう悩み、子どもの足音対策を紹介します。■「重量床衝撃音」を完全に防ぐには?マンションなど、集合住宅での最も多いトラブルは騒音問題です。子どもが走り回ったり飛び跳ねたりして発生する、ドシンといった大きくて重い音を「重量床衝撃音」といいます。また、子どもが食事中にスプーンやフォークを落としたときや、イスを引きずったときに出るような小さめの音を「軽量床衝撃音」といいます。重量床衝撃音を完全に防ぐためには、床のコンクリートの厚みを変える方法しかないそうです。マンション住まいでは、そう簡単ではありません。ましてや大掛かりな工事をするとなると、それなりの費用がかかります。しかし、子どもがいる家庭で使われているコルクマットやジョイントマット、防音マットなども、使い方次第でかなり効果が期待できそうです。■衝撃だけでなく音も防ぐマットフローリングの床は、カーペットを敷いた床に比べて階下に響く音が4倍も違うというデータがあるそうです。転倒したときなどの衝撃を和らげてくれるクッション性のあるコルクマットや、ジョイントマットは子どもがいる家庭にはとても人気があります。子どものケガ防止として効果がありますが、コルクマットやジョイントマットを敷いただけで、軽量床衝撃音であれば階下へ響く音をだいぶ軽減してくれる効果もあるのです。防音マット・防音カーペットは、コルクマットと同じで軽量床衝撃音に対して効果のあるものです。ただ、防音マットはコルクマットと違い、音を跳ね返す素材を用いています。防音壁のように大きな声や楽器の音、オーディオの音などを外に漏らすのを防ぐ効果も。しかし厚みのない安価なものは、あまり効果が期待できないようです。■効果のある使い方防音効果をアップさせる、効果的なマット類の使い方を紹介します。●コルクマットと防音マットのダブル使いマットを敷いてない状態と比べると、階下へ響く足音がまったく違う。とはいえ、残念ながらコルクマットやジョイントマットには防音効果はありません。しかし、コルクマットの上に防音マット・防音カーペットを敷くことで、子どもの騒ぐ足音をだいぶ消すことができます。さらに効果を発揮するためには、部屋全体に敷き詰めることがポイントです。子どもの足音だけでなく、振動も軽減される効果が期待できます。●エアパッキンを使うコルクマットやジョイントマットの下に、エアパッキンを敷くのもおすすめです。ホームセンターで手軽に購入できるし、子ども部屋だけでなくリビングに敷いてもそうコストは掛かりません。我が家ではさらに防音カーペットを重ねていますが、階下の人からの苦情はほとんどありません。■「一言あいさつ」が効果抜群!あれこれ防音対策をしたといっても、完璧ではありません。騒音は足音だけでなく、窓から漏れる子どもの大声も近隣の迷惑になってしまいます。日ごろから近隣住民とあいさつを積極的に交わしたり、階下の人と顔を合わせるたびに「子どもがいつも騒がしくてすみません」の一言があるとないかでは全然違います。これが騒音トラブルを避ける一番の近道です。(今日子)
2016年07月27日日立コンシューマ・マーケティングは10月6日、騒音低減(SEAN)システムにより、大風量と低騒音化を両立したナノイオンドライヤー「ヘアクリエ プラス+ HD-NS800」を発表した。発売は11月21日。価格はオープンで、推定市場価格は16,000円前後だ。HD-NS800は、「騒音低減(SEAN)システム」を採用したヘアドライヤー。多くの空気を取り入れられるよう吸込口を広くし、吹き出し口にかけて狭めるファンネル形状で毎分1.6立方m(TURBO時、ノズルなし)の大風量を実現。また、羽先にウェーブを付けた「風切り音低減ファン」を本体中央に設置することで約63dB(目安として、普通の会話が60dB程度とされる)の低騒音化を図っている。水分を含んだナノイオンを髪に吹き付けることで、キューティクルを引き締め、まとまりのある髪に導くとする。さらに、新機能として「スカルプモード」を搭載。約60℃の低温風で頭皮の乾燥しすぎを防いで、汗などのベタつきを抑える。本体サイズはノズル込みでW249×D93×H238mm、重量は約590g(ノズル含まず)。コード長は約1.6m。消費電力は1200W/700W。カラーはピンクトパーズ。
2015年10月06日サンワダイレクトは31日、Bluetooth 4.0対応のアルミ製ヘッドセット「400-BTMH002」シリーズを発売した。直販価格は税込3,480円。環境騒音を抑えるCVC(Clear voice capture)機能が備わった、Bluetooth対応ヘッドセット。本体の素材に、つや消し処理が施されたアルミを採用している。ハウジング部分に電源スイッチや音量調整ボタンを用意する。マルチポイント機能を内蔵し、同時に2台のデバイスと接続可能。イヤーフックは着脱可能で、左右の付け替えが行える。本体にリチウムポリマーバッテリーを内蔵し、2時間の充電で約7時間(通話時)駆動する。対応プロファイルはHSP、HFP、A2DP。本体サイズはW8×H60×D25.7mm。重量は約10g。カラーはゴールドとブラックの2種類。
2015年08月03日ユニットコムは1日、周辺の騒音を測定するハンディタイプの小型騒音計「L035-GM1351」をパソコン工房の通販サイト内雑貨店「Nantena」にて発売した。価格は3,975円(税込)。L035-GM1351は、リアルタイムで周辺騒音を測定できる騒音計。「MAX」ボタンを押すと、測定している間の最大騒音値を表示する。また、暗い場所で自動的にモニターのバックライトが点灯する機能や、無操作状態から約11分後に自動で電源がオフになる機能を搭載している。本体裏面にはカメラ三脚用のネジ穴があり、一般的な三脚に取り付けて使用可能。マイク部分には、風切り音による測定への影響を減らす防風スポンジが付いている。測定範囲は30~130dB、誤差は±1.5dB、対応する周波数は31.5Hz~8.5KHz。本体サイズはW148×H56×D36mm、重量は103g。角形9V電池×1が付属する。
2015年07月01日暑くて寝苦しい夜、エアコンをつけて就寝する方も多いでしょう。しかし、このエアコンの音が、『騒音』として眠りの邪魔をしてしまうこともあると言われています。「こんな小さい音が?」と思うかもしれませんが、不眠の原因は意外なところにあるのです。エアコンなどの生活騒音が心地良い眠りを妨げる!騒音は私たちに心理的なストレスを与え、睡眠を妨害します。実際に、騒音は慢性的な不眠症の原因のひとつとも言われており、日常生活における大きな問題点ともいえるでしょう。ただ、この場合の騒音には個人差があります。『騒音』と聞くとバイクの排気音や車のクラクションといった大きな音をイメージしますが、皿洗いの音やエアコンの音など、日中は気にならないような些細な生活音でさえも、夜間の場合は騒音となり得てしまいます。入眠時は基本的に、時計の針が動く音などの連続音はさほど気にならないもので、反対に、急に鳴ったり止まったりする音にストレスを感じやすいと言われています。しかし「眠れない」と焦っているときは神経が過敏になっているため、連続音でも気になってしまうことがあるそうです。睡眠時に気になるちょっとした「音」夜間の騒音レベルについては、環境省により、住居の用に供される地域では「45db(デシベル)以下であることが基準」と定められています。そして、一般的なエアコンの音は、41~59db。基準値内に収まっている音でも、人によっては入眠の邪魔に感じたり、夜中の覚醒の原因になってしまうかもしれないのです。そのほか、眠りを邪魔する可能性のある生活騒音の目安は以下の通りです。・換気扇……42~58db・テレビ……57~72db・洗濯機……64~72db・掃除機……60~76db・子供が走る音……50~66db・人の話し声……50~61db45dbでも眠りの妨げになり得ることを考えると、ほとんどの生活音は騒音になる可能性があると言えます。騒音対策で安眠を手に入れよう騒音が気になって眠れないという人は、しっかりと対策を取ることをおすすめします。まずは一緒に住んでいる家族に、寝ている間は静かにしてもらうようお願いをするところから。どうしても音が出てしまうのであれば、耳栓を使うのもおすすめです。耳栓ならエアコンの音も気になりません。また厚いカーテン(遮音カーテン)をドアに取りつけ、ほかの部屋の音をシャットアウトするのもよいでしょう。このとき、隙間をなくすようにドア全体を覆うのがコツです。このように、騒音対策は身近なところからはじめることができます。自分なりに騒音対策を行うと、寝苦しい夜でも快適に眠れるようになるのではないでしょうか。photo by Mateus Lunardi Dutra
2015年06月19日アメリカのハーバード大学の調査では、入院中の騒音レベルが上がるほど、入院患者の睡眠障害が増すことや、話し声や交通騒音よりも医療機器の電子音のほうが睡眠を妨害することが分かっています。日本の調査では、トイレの扉や引き出しの開閉音などの突発音は騒音レベルが高く、入院患者にとって不快感を強く感じる音だそうです。これらの騒音は入院患者の睡眠妨害になり、治療に悪影響を与えることから、周囲の人々の気配りが大事だといわれています。入院中の騒音が、入院患者の睡眠障害をもたらしているアメリカのハーバード大学が若い男女12人に実施した調査では、院内での騒音である「廊下を移動する台車」「製氷機の音」「廊下の話し声」「点滴静注のアラーム」「電話の呼び出し音」、また院外騒音である、車などの「交通騒音」や「ヘリコプターの通貨音」などを睡眠中に聞かせると、睡眠障害も増大したそうです。入院患者の睡眠不足は治療に悪影響を及ぼすために大きな問題になっており、特に高齢の患者にとっては、さらに睡眠が妨げられやすいのだといわれています。入院患者が騒音で睡眠を妨げられるとどうなる?高知大学が行った調査のレポート「入院生活の中での騒音」では、院内騒音が入院患者にとってどのような影響をもたらしているかが示されています。院内での不快な音といえば、エアコンの音やドアの開閉音、足音、人の動く音などが挙がっているようです。これらの騒音によって、眠れないという患者が最も多く、次いで途中で目覚めてしまう、イライラするといった影響をもたらしているそうです。実際、入院患者によって、ワゴン車に油を差すことやエアコンの音を低くすること、他人のことを考えて気配りをすることなどが提案事項として挙がっているようでした。看護師や医療スタッフの配慮も必要一方、山梨大学の調査では「トイレの流水音」や「トイレのドアの開閉音」、「PHSの呼び出し音」の騒音レベルが高いことが分かっています。そして、これらの騒音に対して、看護師や医療スタッフがドアや引き出し、カーテンの開閉時に音を出さないように配慮する対策を実施した結果、かなり騒音レベルが下がったという結果も出ています。このことから、音を出さないように配慮するだけでも、入院患者の睡眠を妨げない対策になることが分かります。医療従事者だけでなく、私たち一般人が入院のお見舞いなどに訪れる際には、音にはよく気を付けて行動したいところです。Photo by MIKI Yoshihito
2014年12月02日