熊本県北部に位置し、美しい渓谷と温泉郷で知られる菊池市。この地を舞台に、現在『ピンクとグレー』が大ヒット中の行定勲監督がディレクターを務め、開催される「菊池映画祭2016」を支援するクラウドファンディングが本日25日(月)より始動。行定監督からコメントが到着した。3月4日(金)~6日(日)までの3日間、熊本県菊池市で開催され、今年で11回目を迎える「菊池映画祭2016」。ディレクターを務めている行定監督も参加し、熊本出身の橋本愛や高良健吾が出演する監督の最新作『うつくしいひと』のプレミア上映、さらに中井貴一をゲストに迎え、監督とトークを繰り広げる特集上映などが予定されている。映画『うつくしいひと』は、オール熊本ロケ&熊本キャストで挑んだ行定監督の最新作。熊本へロケハンに訪れた映画監督と若い女性がふとしたことで出会い、旅を共にしていく様子が描かれる。橋本さん、高良さんほか、映画監督役の政治学者・姜尚中や、実力派女優の石田えり、さらに熊本が生んだ最強ゆるキャラ“くまモン”も出演。初日に行われるプレミア上映には、出演者による舞台挨拶も予定されている。また、5日には、WOWOWドラマW「きんぴか」で絵に描いたような昭和のヤクザを演じることでも話題の中井さんが行定監督と選んだ、『東京上空いらっしゃいませ』『この広い空のどこかに』『その木戸を通って』の3作品を35ミリフィルムで特集上映。上映後には、2人そろってのティーチインも予定されている。そのほか、吹越満&安藤輪子主演の『友だちのパパが好き』や門脇麦主演の短編『死と恋と波と』(予定)など招待作品の上映会や、18歳未満お断りのディープな映画談義が行われる「真夜中の映画祭」などが予定されている。前回の2014年には、高良さんの特集上映をメイン企画に2日間で約7,000人もの観客を動員した行定監督は、その手応えを感じながら「参加した人々が映画の面白さに触れ、映画を観る角度を変えて観ることができるきっかけになるような、新しく映画を発見できるような映画祭を目指したい」とコメント。中井さんの特集上映などのように、「特に俳優たちから見た監督の演出や映画を通して伝えたいことを聞けるのはとても興味深いと思うのです。その言葉によって観客はより深く映画に触れ、映画を知るというそんな新しい扉を開かせたいのです」と、その思いを明かしている。「映画そのものを感じながら、美しい自然を知り、美味しい食を堪能し、温泉で明日への生を得るような、そんな体感できる映画祭を目指したい」というこの映画祭。クラウドファンディングの支援コースに応じ、映画祭チケットやフリーパス、市内日帰り温泉の利用券、温泉旅館の宿泊付などが選べ、募った資金はオリジナルグッズやメイキングDVDの作成に使用されるという。「菊池映画祭2016」は3月4日(金)~6日(日)、熊本県菊池市内にて開催。(text:cinemacafe.net)
2016年01月25日『GO』『世界の中心で、愛をさけぶ』『パレード』など、次々と話題作を世に送り出している映画監督・行定勲さん。最新作『ピンクとグレー』では、主演にHey! Say! JUMPの中島裕翔さんを迎え、俳優の菅田将暉さんや女優の夏帆さんなど、若い世代と積極的に関わった映画を撮る行定監督に、今の若者の印象や仕事のポリシーなどをうかがった。○最近の若者は素直!――最近の若い人について、どのような印象をお持ちですか?俳優たちは素直ですね。ちょっと前までの若者像というと、ひねているイメージがありました。でも、今の彼らはものすごく素直なんですよ。多分、今は自分で「面白いことをやってるんだぜ」と鼓舞できることがないとつまらない時代で、だからこそ、自主的に行動しようという世代が現れてるんじゃないかと。本当に素直だし、今回の映画『ピンクとグレー』のアイディアに対しても「面白そう」と感じ、「何かやってやろう」と欲望や衝動をぶつけてくれているように思いますね。――具体的なシーンとしてはいかがでしょうかそれはもう全体においてですね(笑)。僕は基本的に俳優に具体的な指示をあまり出さないのですが、自分たちで感情を見つけ出して熱いシーンにしたり、その中でも引き算してみたりと楽しんでくれているように見えました。彼ら自身がぶつけ合った時の熱を、良しとするかしないかはこちらの判断なので、自由に見つけて欲しいんです。そういった意味では、中島裕翔くんと菅田将暉くんがお互いにぶつかり合うシーンは、とても熱くてリアリティがあり、特に良かったと思います。――指示をしないやり方は一貫しているんですか?まずやってもらったのを見て、どうしようもなかったら指示をする、良かったら採用してみる、という感じです。特に若い俳優とやるときは、自分で考えさせないと。ベテランには逆に指示をするんですよ。縛って縛って縛りながらでも、それを凌駕する力量がある。ベテランはむしろ縛られるほど、そのフラストレーションを吹き飛ばすようにパワーを出してくれます。でもやっぱり若いうちは、ヘロヘロになるまで考えさせた方がいいと思っています。やってみないとわからない経験があったりしますからね。――菅田将暉さんは、監督が120%を求めてくれると言っていました台本もあってセリフもあって動きもあって段取りもしたら100%ですよね。僕はそこからスタートなんですよ。はいできました、できたけどそれでいいの? と。逆に、70点の方がOKなこともありますよ(笑)。たとえば建築家だったら100点じゃないとだめでしょう。でも、映画ではちょっと建て付けの悪い戸の方が味になったりするんです。完璧に冷暖房が効いた部屋だと、のんびりのほほんとぽかぽか幸せ、という感じになるでしょう。それよりも、建て付けが悪くてガタガタ震えるような部屋の中で、カップルが毛布にくるまっている方が面白い。演技におけるTAKEというのもそれと同じで、見やすいカットなだけではなく、ハプニングですごくカメラが揺れたけど、逆に面白い、新しいカットが生まれたね、ということもあるわけです。それは人によっては50点かもしれないけど、ものすごく興味深いリアリティが生まれたなら、成功と言えるでしょう。『ピンクとグレー』では、菅田が台所で中島と夏帆に背を向けて「俺寝るわ」と言うシーンがあるんですよ。たぶん、どうしてもくしゃみがしたかったんでしょうね。背中を向けた瞬間にクシュってやって、「寝るわ」って言ったんです(笑)。OKがかかった瞬間に大笑いになって、でも結局そのテイクを映画に使いました。他のテイクを使うことも、くしゃみの音を消すこともできたんですが、この完璧じゃない建て付けの悪さが味になって、映画に影響を及ぼすと思ったんですね。○行定監督の心に残った言葉――今まで色々な方とお仕事していて、心に残った言葉はありますかいつも言っているのは、僕が助監督の時の先輩助監督の言葉で、「自分で評価をするな」というものです。結局それなんですよね。自分で良いとか悪いとか思うだけだと、それでおしまいになるんですよ。もちろんプロだから色々なことを考えた上で、ベストを出しているけど、自信を持って送り出したものが他人から見てどうなのか、常に問われていると思っています。でも100人中100人が良いと言うものって、絶対忘れてしまうから、30人くらいが熱く「いいよ」と言ってくれるものを狙っていきます。そういえば昔、森田芳光監督に「行定くんは7割バッターを目指しているから、3割バッターにしろよ。もっと冒険していいよ。3割撃ったら猛打賞だぞ」と言われたことがあります。これも心に残っていますね。その時は、「野球選手のようにたくさんの打席にたてるわけじゃないじゃないですか」と返したんですが、今振り返ると、3割でいい、ただしその分だけ打席に立てよ、ということだったのではないかとも思います。森田さんはとても多くの打席に立っている方でしたから。――「これがあたった」といったことはわかるものでしょうか振ってみないとわからないことは多くて、これは行ったと思ったらショートライナーかもしれないし、キャッチャーフライになるかもしれない。どんな球が来るかわからないけど、打て、と思いっきり打ったのが最新作の『ピンクとグレー』です。いい当たりが来たと思っているので、ぜひフライで終わらせないようにしたいですね。
2016年01月16日第28回東京国際映画祭「JAPAN NOW」部門に出品された映画『ピンクとグレー』が10月28日(水)、東京・新宿ピカデリーで公式上映され、メガホンをとった行定勲監督が出席した。アイドルグループ「NEWS」の加藤シゲアキが処女作として執筆した同名小説を映画化。人気俳優の白木蓮吾が謎の死をとげるなか、世間は蓮吾の幼なじみで、遺体の第一発見者でもある売れない俳優・河田大貴に熱い視線を注ぐ。あえて原作を大胆に脚色し、実験的な演出にも挑んだ“再構築”ともいえる映画版に、行定監督は「加藤くんのファンには怒られるかもしれないけど、映画化するなら(原作とは)違う着地点もあるかなと思った」。その上で「まだ加藤くん本人から感想は聞いていないが、映画にも造詣が深い人なので、きっと僕らが映画でやろうとしたことは理解してくれるはず」と信頼を示した。トップスターと、その幼なじみで売れない俳優という表裏一体ともいえる関係性を演じるのが、アイドルグループ「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔と、若手実力派の菅田将暉。行定監督は「裕翔くんはアイドルとして、いい意味で恥ずかしげもなく自分をアピールできる人。プロじゃないとできないことで、さすがジャニーズのアイドルだと実感した」「菅田将暉はいま、日本の映画監督が一番欲しがっている奇才」と二人の魅力を熱弁した。10月上旬には本作が出品された「第20回釜山国際映画祭」に、行定監督をはじめ、中島さん&菅田さんが現地入り。「お互いをリスペクトし合っているのは分かるけど、本当に仲良しでいつもベタベタしている。手でもつないでるんじゃないと思うほど」と現地での二人の“ラブラブぶり”を明かしていた。第28回東京国際映画祭は10月31日(土)まで、メイン会場となる六本木ヒルズをはじめ、TOHOシネマズ新宿などで開催。『ピンクとグレー』は2016年1月9日(土)全国にて公開される。(text:cinemacafe.net)
2015年10月28日ボクシング東洋太平洋女子スーパーバンタム級王者でモデルとしても活躍する高野人母美(ともみ)選手が6月20日、都内にて自身初の写真集「Positive High」(税別3,000円)の発売記念握手会を行った。初めて写真集を出すことになった高野選手は、その喜びを聞かれると「10年後、20年後に自分を見つめなおすツールとして……」と話したところで、「完全に(コメントを)覚えてきたってバレバレですよね、これ」と照れ気味にはにかみ。「やっぱり素の言葉で言います。正直、海外での撮影だったのですごくうれしかったです! 日本じゃない環境でどんなふうに撮るんだろうって楽しみにしてました」と満面の笑顔で話した。撮影が行われたのは、タイ・バンコク。グラビアはあまりやったことがなくて、恥ずかしい気持ちもあったそうだが「ボクシングでも何度も行った国だったので、親しみやすかった」と、リラックスして撮影できたという。グラビア撮影を終えてみて「ちょっとフェロモンが出てきたかな? 」と、その仕上がりに自信をのぞかせた。お気に入りの写真は、巻末のイスとイスの間でブリッジをしている写真とのこと。「『まさかこの写真が』って感じ(の写真)なんです。私、アクロバティックなストレッチをよくしているんですが、この写真のときも完全にオフな状態だったんです」とエピソードを明かした。そのほかにも、「いわゆるその、男性が女の子と遊ぶ場所があるじゃないですか。そこでの撮影は印象に残っていますね。衣装も大胆だったので……」と、刺激的だった撮影を振り返った。撮影が行われたのは今年の2月だったそうで、「ちょうど大みそかの試合が終わって、それから7キロくらい増量してますね」と、写真集のための体作りなどは特別にしていなかったという。「あえて何もしていない、ナチュラルな私だと思います」と、ボクサーとしての一面とはまた違った、女性らしい一面を見ることができる一冊に仕上がっているとアピールした。モデルとして「初の写真集」という"タイトル"を手にした一方で、ボクサーとしても6月10日に東洋太平洋女子スーパーバンタム級王者というタイトルをゲットしたばかりの高野選手。今の胸中を問われると、「責任感が出てきました。遊びたいっていう欲求もなく、練習に集中できています」と、ボクサーとしての心境の変化を感じている様子だ。ボクシングでの今後の予定は、「今、言えることはない」としながらも、「東洋、アジアだけでなく、世界チャンピオンになりたいです」。しっかりと決意を感じられる表情で、今後の目標を掲げた。なお、写真集発売を記念した握手会には300人のファンが詰めかけ、高野選手は笑顔でファンとの交流を楽しんでいた。
2015年06月22日女優・杏が『GO』『世界の中心で、愛をさけぶ』『北の零年』の行定勲監督とタッグを組んだWEB限定ムービー第1弾「『澪』と過ごす母の日」篇に続き、第2弾となる「『澪』と過ごす七夕」篇が本日公開となった。“My First Mio”というテーマのもと、季節ごとのイベントに絡め、WEB限定ムービーを展開している同企画。第2弾となる本作では、織姫と彦星の伝説でお馴染みの「七夕」をテーマに、デザイン事務所に勤務するOL役の杏さんと、彼女がひそかに想いを寄せる会社の先輩役の青木崇高(『るろうに剣心 京都大火編』)の共演で、微笑ましくも愛おしい大人のラブストーリーを描いている。七夕の夜、気になる人と夜空の下で澪を飲みながら距離を縮めたい…そう思わせるような映像。会社の先輩と後輩という役どころを演じた杏さんと青木さんは、以前NHK大河ドラマで共演歴もある旧知の仲。行定監督の「距離感が近くて、とても良かった」との言葉通り、本番でも2人の息はぴったり。心のうちに抱えている恋心を、相手に分かってほしいような、分かってほしくないような、表情や仕草からは捉えにくい男女の微妙な機微を、見事に表現している。撮影で、杏さん自身「迫力があって楽しかった」と語るのが、屋上で笹を燃やすシーン。短冊や笹を燃やした煙が天まで届き、願いを叶えてくれるという七夕の風習を再現したものだが、当日は風が強い時間帯もあり、飛び散る火の粉から青木さんが杏さんを守るという場面も幾度となく見られたよう。美しい天の川の下、2人で静かに火を見つめている幻想的なお芝居から一転、思わぬオチが発覚するところでは、あまりにも楽しそうな掛け合いに、周りのスタッフもすっかり笑顔になったようだ。本作での「澪」の飲み方を「僕自身、すごく好きです」と語る行定監督。「なぜなら、彼女は自分の心が相手に悟られたと思った瞬間に『澪』を飲むわけですよね。その味はどんな味なのかなと思って。飲んだ瞬間、彼女があーって、ため息をついてホッとしたような顔をする。そういう風にしたところが、演出の上でこだわったポイントです」と撮影秘話を明かしてくれた。さらに撮影を終えた行定監督は、「長編ドラマだと、必ずクライマックスが訪れますが、映画で言うとクライマックスではなく、あくまでも積み重ねたシーンのひとつ。それが短編です。その積み重ねが一つのシーンのシークエンスでしかないはずなのに、そこにもクライマックスがちゃんとある」と本CMを手がけて、短編ならではの面白さにも気づけたと話す。「大人になると、七夕に短冊を書く機会は多くないと思います。今回ムービーを通じて、改めて、季節を感じ、願いをこめる素敵なイベントだなと思いました」と撮影をふり返る杏さん。物語の中では、短冊に現実的な願いを書き、青木さん演じる泰彦に茶化されるシーンもあるが、もし七夕に願いごとを書くなら?と聞かれると「時間がないので、どこか旅行に行きたいです。海や山へ犬達も一緒に連れていきたいですね」と素朴な願望を口にした。(text:cinemacafe.net)
2015年06月19日日本アカデミー賞最優秀監督賞などを受賞した『GO』をはじめ、『世界の中心で、愛をさけぶ』『北の零年』など数々の話題作を手がけた行定勲監督と、女優・モデルとして幅広い活躍を見せる杏が初めてタッグを組んだWEB限定ムービー『「澪」と過ごす母の日』が、「澪」公式サイトにて公開となった。田舎から上京してきた母親(銀粉蝶)を、一人暮らしの部屋へ迎える杏さんのとある一日を描いた本作。母への感謝の手紙を読む杏さんのナレーションをバックに、“最愛の人=母親”と久しぶりの時間を過ごすため、「澪」と心のこもった手料理を振る舞う杏さん、そして彼女の温かいおもてなしを受ける母親が交じわす親子の機微と微笑ましいやり取りを、行定監督が圧倒的な映像美と情緒あふれる世界観と共に描き出す。撮影当日は、杏さんが脚本から抱いたイメージをベースに、行定監督から現場で伝えられた言葉や演技指導によるアレンジを加え、思わず画面に引き込まれるような独特の空気感が生み出された。杏さんと母親役の銀粉蝶さんは、今回が初共演。杏さんもひとり暮らしの働く女性を演じた前半とは一転、母親と過ごす後半はすっかり娘らしい穏やかな顔つきにかわり、本当の親子のような触れ合いをみせている。「さっぱりしていて、気遣いがすごいし、頭の良い人だってことがよく分かりました。撮影中、もう少しこうしてほしいといくつか連続で言って、それをほとんど網羅していましたからね」と杏さんの演技力に高さに驚いた様子の行定監督。「笑ってる顔とそうでない時の顔では、ずいぶん雰囲気が変わる。何より手足が長いでしょ。だから、ちょっとした動きがコミカルに見えたり、シリアスに見えたりする」とその魅力を語った。さらに「等身大の女性を演じる杏さんが母親と対峙するプロローグになっていて、見る人も杏さんのように、身近な人、愛する人への郷愁を覚えるんじゃないかなと思います」と本作の見どころについてもアピールした。一方の杏さんも「現場でも画の美しさとか画作りのこだわりに圧倒されて、どんどんどんどんテイクを重ねるごとに派生して、たくさんアイデアを出してくださいました」と初タッグとなる行定監督との撮影を楽しんだ様子。「母の日というイベントの中で、どのように『澪』とストーリーが絡んでいくのかということに注目して見ていただければと思います。そして皆様が素敵な母の日をお過ごしになられることを祈っております」とコメントを寄せた。第一作目となる本作を皮切りに、季節ごとの行事をテーマにした全5話を放送予定だという同プロジェクト。今後、杏さんと行定監督がどのような作品を送り出してくれるのか、期待して待ちたい。(text:cinemacafe.net)
2015年04月23日2004年に世界遺産に登録された高野山(和歌山県高野町)では4月2日~5月21日、「開創1200年記念大法会」が開催されている。金堂の御本尊が初公開されるほか、金剛峯寺持仏間に安置される御本尊、弘法大師坐像も16年ぶりにご開帳となる。高野山周辺には52軒の宿坊があり、神秘的で日常の喧騒(けんそう)を忘れられる貴重な体験ができることも高野山を訪れる魅力のひとつ。そこで楽天トラベルはこのほど、同サイトの4月2日~12月31日の予約数(3月19日時点)より「【開創1200年】聖地・高野山の人気宿坊ランキング」を発表した。今回、ランキングの1位に輝いたのは平安時代の高野山開創直後に明寂上人によって開かれた「西禅院」。由緒ある寺院では、精進料理や朝のおつとめ(勤行)、写経体験なども体験でき、伝統的な精進料理には定番の胡麻豆腐や高野豆腐などの食材を取り入れ、健康的で栄養バランスがとれていると評判という。同サイトには、「高野山の奥の院の厳しい空気も体感できる宿坊では、体中を浄化していただきすばらしい体験となりました」「壇上伽藍の目の前という立地、聞こえてくる鐘の音やお庭に来る鳥のさえずり、お野菜いっぱいのお膳、朝の勤行、すべて良かったです」などの声も多く、静寂の中にやすらぎを感じることができる宿坊として人気を集めた。第2位は高野山における最も初期の寺院と言われている「高野山 別格本山 明王院」で、日本三不動のひとつとして知られる赤不動明王を本尊として祀っている。境内には200種類を超える茶花・山野草が自生しており、その季節ならではの風景も楽しめる。第3位は高野山の中央に位置する「一乗院」。格調高い寺院建築と快適な居住性が融合した客室で、作りたての精進料理が味わえるほか、狩野派の襖絵(ふすまえ)等各種宝物の展示も魅力のひとつとなっている。【開創1200年】聖地・高野山の人気宿坊ランキング1位)西禅院2位)高野山 別格本山 明王院3位)一乗院4位)普門院5位)高野山 持明院6位)恵光院7位)西門院8位)高野山 熊谷寺9位)別格本山 西南院10位)宿坊 不動院その他のランキングに関してはホームページ「【開創1200年】聖地・高野山の人気宿坊ランキング」を参照。
2015年04月08日2013年に公開され話題を呼んだ、スタジオジブリの高畑勲監督の最新作『かぐや姫の物語』。公開当、その匠の技に「国宝級」とまで言われ、来年2月に行われるアカデミー賞にも期待がかかる本作だが、本日(12月17日)より、DVD&ブルーレイの発売を記念して国立新美術館にて“特別展示『かぐや姫の物語』の物語”が7日間限定で開催中だ。本作は、日本最古の物語文学「竹取物語」に隠された、ひとりの少女・かぐや姫の“罪と罰”を独特なタッチで描く長編アニメーション。昨年の宮崎駿の『風立ちぬ』のノミネートで日本中が大いに沸いた米アカデミー賞だが、本作もすでに来年行われる同賞の「長編アニメーション部門」へのノミネート資格を持つ20作品のうちの1本として発表されている。今回の特別展示は、以前より「アニメーション」という芸術表現に注目していたという国立新美術館が、“アニメーション表現の限界”に挑戦したとも言える本作の作品性に共感して実現に至ったよう。この特別展示では、スタジオジブリのスタッフによって描かれた原画や、自然を描いた背景美術などの実物展示を始め、DVDのパッケージデザインの元にもなった桜の木の下で姫が舞うシーンを高さ2,4メートル、幅3,5メートルのもの大きさに拡大して展示。また、高さ1メートル、幅1,8メートルのビッグバナー8枚を吊り下げ、かぐや姫の誕生シーンをダイナミックに展示するなど、様々な角度から『かぐや姫の物語』の映像が作られた秘密に迫るものとなっている。『かぐや姫の物語』ブルーレイ&DVDは発売中。<特別展示『かぐや姫の物語』の物語/開催詳細>■会期:12月17日(水)~23日(火・祝)まで。■開催時間:10時~18時 ※金曜日は20時まで/入館は閉館の30分前まで。■実施場所:国立新美術館1階ロビー(東京都港区六本木7-22-2)■備考:入場無料(text:cinemacafe.net)■関連作品:かぐや姫の物語 2013年11月23日より全国にて公開(C) 2013 畑事務所・GNDHDDTK
2014年12月17日芦田愛菜が初の映画単独主演を務めた『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』のブルーレイ&DVDが本日リリースされ、芦田と行定勲監督のコメントが到着した。その他の写真本作は、西加奈子原作の同名小説を芦田主演で行定監督が映画化したもの。“普通”が大嫌いな小学3年生の渦原琴子、通称こっこが、たくさんの「何が変なの?」「どうしていけないの?」を繰り返しながら、おじいちゃんがそっと教えてくれた“イマジン”という言葉をヒントに、ひと夏のさまざな経験を通して成長していく姿が描かれる。行定監督に「芦田愛菜がいなければ映画化できなかった」と言わせる名演を披露した芦田は、「私も学校でお友達とケンカしたりしますが、主人公のこっこちゃんを演じて、友達の気持ちを“イマジン”してからお話したり、行動するようになりました。もちろん、演じる上でも“イマジン”はスゴく大事だと思います。役に入る時には、この子はどう行動するだろう…、どう考えるだろう…といつも想像しています」とコメント。行定監督は「『イマジン』と言えばジョン・レノンの名曲ですが、あの歌を歌詞を吟味して、自分なりの解釈をした西加奈子の小説を読んだとき、これは今の世の中に一番大切なことだと思った」と話し、「正直、僕はあの忌野清志郎がジョン・レノンの歌を認め日本語の歌詞にして、やっと本当の意味で興味を持ちました。僕はミュージシャンじゃないからジョン・レノンや忌野清志郎のように『イマジン』を歌うことはできないが、映画で『イマジン』って叫べるんじゃないか、彼らの“イマジン”を受け継ごうと思ったんです。だからこれは相手の気持ちを想像することで世界を繋げようとする少女の“イマジン”する映画になりました」と語っている。『円卓こっこ、ひと夏のイマジン』発売中ブルーレイ(1枚組):4700円(税別)DVD(1枚組):3800円(税別)発売・販売元:ポニーキャニオン※DVDレンタルのみ発売元:ポニーキャニオン販売元:東宝
2014年12月17日大阪府大阪市のあべのハルカス美術館は、2015年1月23日~3月8日に「高野山開創1200年記念 高野山の名宝」を開催する。○運慶と快慶の仏像も展示同展では、平成27年に執り行われる「高野山開創1200年記念大法会」に先立ち、高野山の至宝約60件を展示する。空海の精神と壮大な歴史に育まれた日本の文化の精髄を観覧できるという。会場内では、空海24歳・最早期の真跡「聾瞽指帰(ろうこしいき)」、唐から持ち帰った密教正系の証「諸尊仏龕(しょそんぶつがん)」などを展示するとともに、鎌倉時代の天才仏師・運慶の作例中、最多の群像表現である八大童子が、関西では10年ぶりに八躯(正しくは身編に區)そろって展示される。また、快慶の作品では、「四天王立像(してんのうりゅうぞう)」「孔雀明王坐像」「執金剛神立像(しゅこんごうしんりゅうぞう)」が一堂に集う。さらに、関連イベントとして講演会や声明(しょうみょう)ライブも催される。会場は大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階。会期は2015年1月23日~3月8日。開館時間は火曜~金曜が10時~20時、土日祝日が10時~18時。入館は閉館の30分前まで。月曜休(祝日の場合は開館)。入館料は一般1,300円(税込)、大学・高校生900円(税込)、中学・小学生500円(税込)。※情報は掲載時のもの
2014年12月13日島根県の一畑電車は、かつて南海高野線で活躍し、いまなお多くのファンに愛され続ける一畑電車3000系のプレミアム撮影会を開く。3000系4編成が初めて一堂に集まる貴重な機会だという。プレミアム撮影会は11月22日14~18時、雲州平田駅車両留置線にて開催。事前申込制で、電話のみの受付。締切は11月20日だが、50名の定員に達し次第、募集を打ち切るとのこと。参加費は大人3,000円、小学生2,500円。
2014年10月23日11月15日放送のWOWOW連続ドラマW『平成猿蟹合戦図』(毎週土曜 22:00~ 全6話)に出演する俳優の高良健吾と行定勲監督がこのほど、熊本・菊池で開催された「菊池国際交流映画祭」で舞台あいさつを行った。同ドラマは、東京・歌舞伎町で起こったひき逃げ事件をきっかけに、バーテンダー・浜本純平(高良)と、世界的チェロ奏者がおこしたひき逃げ事件を目撃したことをきっかけに彼の敏腕マネージャーの園夕子(鈴木京香)と知り合い、意図しなかったその出会いによって国政選挙に挑んでいく"復讐エンタテインメント"。純平と夕子の出会いはさまざまな人々を巻き込みながら、やがて日本を揺るがす大騒動へと発展していく。映画祭では同ドラマの第1話が上映され、終了後に熊本市出身である高良と行定監督が登壇。高良は「演じた純平という青年は、自分よりも人のことを信じられる素敵なヤツで、すごく気持ちいいドラマです。行定さんとは2度目のお仕事になりますが……厳しいし、試されている気がするし、緊張もするけれど、こちらがぶつけたものをすべて受け止めてくれる」と話し、「行定組でしか味わえないもの、瞬間がありました。ドラマのクランクアップの日に、監督から『お前って、面倒くさいやつだよな』って言われてすごくうれしかった」と笑顔を見せた。行定監督は「純平はバーテンダーから政治家を目指すわけですが、純平というのは高校生の気持ちのまま漂っている人間でもあって、それが確固たる人間になっていく様は俳優・高良健吾の良さが一番光るだろうと思ったんです。何者でもない人間を演じさせると光る俳優なんですね」と高良を絶賛した。また、ステージには、挿入歌を担当するロックバンド「忘れらんねえよ」のボーカル&ギターの柴田隆浩もステージに立ち、高良と一緒に劇中歌である「ぼくらの居場所」を熱唱。劇中でも主人公の純平が同曲を歌っており、「純平が歌うシーンはドラマとしても重要なシーン、みどころです」と行定監督はアピールした。さらに、主題歌担当の歌手の塩ノ谷早耶香もゲストとして登壇し、主題歌「それでも世界は美しい」を披露し、会場は大いに盛り上がっていた。
2014年10月15日ドームは10月8日、都内で「『アンダーアーマー ウーマンズ』事業戦略発表会」を行った。同発表会には、モデルでボクサーでもある高野人母美(ともみ)選手とソチ五輪スノーボードの銀メダリスト・竹内智香選手も参加し、女性やアスリートにまつわる思いなどを語った。「アスリートを進化させる」ことをミッションに掲げ、同社が展開しているスポーツウエアブランド「アンダーアーマー」。同社マーケティング本部の大井香織ウーマン事業部長は、近年は年間平均成長率30%を維持し、2014年度の日本での売り上げは270億円を見込んでいると話す。ただ、売上比率を見ると、アメリカでは女性用プロダクト「ウーマンズ」が全体の32%なのに対して、日本では18%と大きな開きがあるという。そこで、2017年までに日本での「ウーマンズ」の比率を全体の約3割にまで引き上げることを目指すべく、女性向けの新キャンペーン「I WILL WHAT I WANT(私の意志のままに)」の国内本格展開を10月9日より開始。「スポーツで、女性は強く美しくなれる。」などの思いに基づいたテレビCMやWebキャンペーン、体験型イベントを展開していく方針だ。この日は2014年の秋冬モデルの新製品お披露目のほか、キャンペーンのコンセプト「I WILL WHAT I WANT」を体現している女性アスリートとして高野選手と竹内選手が登壇し、強さや美にまつわるトークショーを行った。177cmという高身長で、モデルとプロボクサーの二足のわらじをはく高野選手。プロ成績は6戦で5勝1敗と立派な数字を残しているが、「試合をして(試合後などに)インタビューをしているときにヤジが聞こえてくると、『すいませんでした』という気持ちになります。皆さんの望んだ試合ができなかったことが悔しいです」と、ボクサーとしてくじけそうなことも幾度かあったことを告白した。それでも、「中途半端な気持ちでリングに上がれないので、(練習を)一生懸命やってリングに上がって結果を残したい」という強い気持ちがモチベーションとなって、ボクシングを続けていられると話した。一方の竹内選手は、「(過去を)振り返ると、くじけそうなときに良い人に恵まれた、出会いに恵まれたなと思います」と、自分の中にたまった気持ちをはきだせる場所があることが、自身の"芯"の強さの秘密だと説明してくれた。さらに2人は、女性として「美」への価値観も語ってくれた。「4年後の(平昌五輪)は、選手としても女性としても美しく強く世界の舞台に立っていたい」という竹内選手は、外見と内面の両方を充実させることが美しさではないかという持論を展開。自身が美しく世界の舞台で戦うことによって、「日本の女性の人たちも『スポーツはかっこいいなと思う人が増えてくるのかな』と(最近は)思うようになってきた」そうで、「見た目を頑張るだけではなく、高い目標に向かって頑張る姿が一番のかっこよさと美しさだと思うので、それを大事にしつつ、女性としても美しくいたい」と話した。一方の高野選手は、美しさについて問われると、「アンダーアーマーさんのウエアはすごくかっこいい、おしゃれなウエアが多いので、そういうところではおしゃれをしてきたい」と、ファッション面で美しさにこだわっていきたいと話した。ただ、ストイックなスポーツをするアスリートだけに、一風変わった?美しさの「理想像」がある様子。おもむろに、「私、彫刻のような体になりたいです。無駄なお肉のない、鍛え上げた体の結果だと思うので」と話し、筋骨隆々の美ボディーがあこがれだとした。現役アスリートとして今後のさらやなる躍進が見込まれる両選手は、最後に今後の目標についても語ってくれた。竹内選手は、「世界選手権のタイトルとワールドカップシリーズの『クリスタルトロフィー』というタイトルを持った状態で(平昌)オリンピックのタイトルを取りに行きたい」と、"3冠"を目標に掲げた。高野選手は、「前回(6月の試合で)負けている分だけ(周囲から)さまざまな声が聞こえてきているので、結果を出したいと思います」と、10月15日の後楽園ホールでの勝利を目指すことを宣言した。
2014年10月09日南海電鉄と高野山真言宗総本山金剛峯寺は11日~13日、東京都港区のサントリー美術館で11日~12月7日に開かれる「高野山開創1200年記念 高野山の名宝」展にあわせ、世界遺産・高野山を体験できるエクスペリエンス「高野山」in 東京ミッドタウンを開催する。○写経や瞑想を六本木で体験同企画は、高野山へのアクセスを担う「南海電鉄」の首都圏における認知度向上と観光誘致を目標としたイベント。写経体験や、真言宗に古くから伝わる瞑想法「阿字観(あじかん)」体験、お経に旋律を付けた仏教音楽の「声明(しょうみょう)」のライブなどを行う。日程とイベント内容は以下の通り。11日の11時~11時50分は、オープニング"声明"ライブを開催。「高野山の名宝」展のオープンを記念して、お教に旋律をつけて唱える仏教音楽「声明」のライブを行う。ライブ後約10分間、高野山の世界観やアクセスについて紹介する。なお、11日の14時35分~15時5分、19時10分~19時40分、12日の19時~19時30分、13日の17時~17時30分にも声明のライブを行う。11日の12時40分~14時、15時35分~16時55分、17時15分~18時35分、13日の11時~12時20分、12時40分~14時、15時~16時20分には「写経体験」を開催。僧侶指導のもと、心身を集中させ、豊かな心を育む写経を体験できるという。写経体験後、約10分間、高野山の世界観やアクセスについて紹介する。参加定員は各回先着45名。参加整理券配布。12日の13時~14時10分、14時30分~15時40分、16時~17時10分、17時30分~18時40分には「阿字観体験」を開催。真言宗の瞑想法の一つである阿字観を体験後、約10分間、高野山の世界観やアクセスについて紹介する。参加定員は各回先着45名。参加整理券配布。11日の11時50分~12時10分、14時15分~14時35分、18時50分~19時10分には、高野山のご当地キャラである平成の高野聖「こうやくん」と一緒に写真が撮れるイベントを開催。カメラは持参のこと。すべて当日の「高野山の名宝」入場券を持っている人のみ参加可能。会場は東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン6Fホール サントリー美術館。「高野山開創1200年記念 高野山の名宝」展は、会期が11日~12月7日。開館時間が10時~18時(金・土は10時~20時)。10月12日、11月2日、11月23日は20 時まで開館。いずれも入館は閉館の30分前まで。火曜休館。入館料は一般当日1,300円(税込)、大学・高校生当日1,000円(税込)、中学生以下無料。なお、11月以降には別のイベントを予定している。
2014年10月06日11月、新国立劇場・中劇場にて『ブエノスアイレス午前零時』が上演される。演出を担当する行定勲と、原作者の藤沢周に話を訊いた。『ブエノスアイレス午前零時』チケット情報1998年に芥川賞を受賞した小説『ブエノスアイレス午前零時』を、行定は刊行当初から映画にしたいと熱望していた。「藤沢さんの描くハードボイルドな、ちょっと距離を置いて社会を見つめる視線というのは、僕の思う非常に〈映画的なるもの〉なんです。静かだけれど、つねに凶暴」と藤沢作品の魅力を語る行定。ノートを新しくするたび、今後実現させたい企画の筆頭に『ブエノスアイレス午前零時』の名はあり続けたのだという。これが舞台化に向けて大きく舵を切ったきっかけは、主演である森田剛からのラブコールだった。「行定さんの演出で舞台をやりたい」という森田の想いを行定はふたつ返事で受け入れた。そして彼に似合う作品を考えるうち、15年もの間温め続けていたタイトルが浮かんだ。「森田くんに、現実に縛られた男を演じてほしかった。そういう男が奥底にあるものを出す瞬間を演じたら、彼はすごく輝くんじゃないかと思ったんです。そのときに『ようやくあの作品ができる』と感じた」長年行定から映画化の構想を聞き続けていた藤沢は、そのキャスティングに最初は驚いたのだとか。それもそのはず、原作に描かれているカザマという男は、森田の風貌と決して似ているとはいいがたいのだ。しかし制作発表の場で森田と会い、彼がカザマを演じることに深く納得したという藤沢。「森田さんは静かなのに、心の中に刃を抱えている感じがする。彼に演じてもらうカザマは、静謐な男だけれど実は奥底でパッションが燃えている。ぴったりですよ」。原作者である藤沢は、行定の手による舞台化に全幅の信頼を置いている。「行定さんの映画って、たとえラブストーリーでもそのなかに冷酷なものや毒を孕んでいる。それが僕に共鳴する部分があるんです。『ブエノスアイレス午前零時』もいろんな読み方ができる小説ですが、書き手の核を確実に掴み取ってくださっている」。行定も「どう演出するか、いまの時点ではまったくわからない」と言いつつ、自信をのぞかせる。「藤沢さんの小説は、10年以上経ってもまったく色あせない。それは僕が映画をつくるときに目指しているところです。いくつか演劇に携わってきたけれど、こうして企画の段階から携わるのは初めての経験。プレッシャーはあります。でも、原作を初めて読んだ時の初期衝動のまま、この世界を描き出せれば」。果たして、行定によってこの作品がどのような形で立ち現れるのか、期待が募る。舞台は11月28日(金)から12月21日(日)まで東京・新国立劇場 中劇場、12月25日(木)から29日(月)まで大阪・シアターBRAVA!で上演。チケットの一般発売は10月4日(土)午前10時より。取材・文/釣木文恵
2014年09月30日タワーレコードは4日、同社の意見広告シリーズ「NO MUSIC, NO LIFE?」として、冨田勲、Lamp、MAN WITH A MISSION、憂歌兄弟の4組がそれぞれ登場する最新ポスターを発表した。Lamp、MAN WITH A MISSIONのポスターは同日より、冨田勲、憂歌兄弟のポスターは2月15日より、タワーレコード全店およびTOWERmini店頭にて順次掲出される。今回発表されたのは、宮沢賢治の世界を音で描く『イーハトーヴ交響曲』に初音ミクを起用したことでも話題になった作曲家/シンセサイザー奏者の冨田勲氏をはじめ、気鋭の3人組バンド「Lamp」、全米デビューも決定したロックバンド「MAN WITH A MISSION」、伝説のブルースバンド「憂歌団」の木村充揮と内田勘太郎による音楽ユニット「憂歌兄弟」の4組がそれぞれ登場するポスター。いずれも店頭にて掲出されるほか、各アーティストが3月に発売する最新作を同店にて購入すると、抽選でそのアーティストのポスターが当たる応募ハガキがもらえるとのこと。なお、タワーレコード・オンライン内の「『NO MUSIC, NO LIFE?』ポスターギャラリー」では、今回のメイキングレポートやインタビュー&メイキングムービーも順次公開される予定(MAN WITH A MISSIONは除く)。さらに、Lampのポスター出演を記念したコラボTシャツ「151 Lamp NO MUSIC, NO LIFE. T-shirt」もタワーレコード・オンラインにて発売される。全5サイズ展開で価格は3,150円。発売日は3月31日(2月25日より予約開始)。
2014年02月04日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使ったバランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立を毎日ご紹介!今日の献立は「高野豆腐とエビの煮物」を含めた全4品。長期間保存ができる高野豆腐をストックしておくと献立のメインにも! 揚げ鶏は大根おろしでサッパリと。 高野豆腐とエビの煮物 上品な味付けの煮物は、おもてなしにピッタリ。シイタケの旨味たっぷりです。 揚げ鶏のサッパリおろしがけ カラッと揚げた鶏もも肉に、サッパリとしたおろしソースをかけて。 ニラのからしマヨ和え ゆでたニラを練りからしが入ったピリ辛の和えダレで和えて。 マイタケ入りにゅうめん 素麺とマイタケが入った、身体が温まる一品。塩分はお好みで調節して下さい。 ⇒今週の献立一覧はこちら レシピ制作: E・レシピ
2013年01月10日スタジオジブリが高畑勲監督と宮崎駿監督の最新作を2013年夏に、公開することがこのたび明らかとなった。1988年に『火垂るの墓』(高畑勲監督)と『となりのトトロ』(宮崎駿監督)の2本立て興行以来、25年ぶりに顔を揃え、スタジオジブリ初となる長編映画の2作同日公開となる。高畑勲監督による『ホーホケキョとなりの山田くん』以来、14年ぶりの作品は「竹取物語」を題材にした『かぐや姫の物語』。そして、宮崎駿監督による『崖の上のポニョ』以来、5年ぶりの作品は『風立ちぬ』となる。『かぐや姫の物語』、『風立ちぬ』は2013年夏、全国にて公開。■関連作品:かぐや姫の物語 2013年夏、全国にて公開© 2013 畑事務所・GNDHDDTK風立ちぬ 2013年夏、全国にて公開© 2013 二馬力・GNDHDDTK
2012年12月13日行定勲監督が8日、都内の書店で最新作『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』の公開を前に、本作の主題歌「ま、いいや」を書き下ろした人気バンド“クレイジーケンバンド”の横山剣とともにトークショーを行った。行定監督は「主人公の心に潜って、気持ちを言っちゃったよというタイトル。愛し抜く男の歌詞で、剣さんらしさが出ている。まるで映画の後日談みたいだし、まさに“いいね”」と横山のキメ文句で楽曲を絶賛していた。その他の画像行定監督が直木賞作家・井上荒野氏の同名小説を映画化したラブストーリー。恋愛に対して奔放な“艶(つや)”の存在によって自身の人生と恋愛を見つめなおす男と女性たちの姿を繊細な表現で描き出す。阿部寛が艶の夫役で主演を務め、小泉今日子、真木よう子、野波麻帆、風吹ジュン、大竹しのぶら豪華女優陣が共演する。阿部とは初タッグとなる行定監督は「妻を愛し抜く姿はこっけいに見えると同時に、狂気を感じさせる。こんな表情するんだというカットがたくさんあるし、『テルマエ・ロマエ』の後で、これを観るとまったく違う」と阿部に対し惜しみない賛辞。横山も「途中までは情けないけど、最後はワイルドでタフな男なんじゃないかと思わせる。うまく言えないけどジェットな感じ」と“らしい”言い回しで主人公の魅力を語った。トークは次第に“大人の男の本音”へと流れ、「いい女の条件? コンプレックスを持った女性が大好き。歯並びを気にしている女性とかすごくいいですよ。だから(歯を)矯正して、堂々としゃべるようになるとガックリくる」(行定監督)、「女性に甘えたい願望、ありますね。それに得体のしれない女性の神秘性というものにも惹かれる」(横山)と映画同様、ディープな恋愛談義を繰り広げていた。『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』2013年1月26日(土)全国ロードショー
2012年12月10日群像劇の名手・行定勲監督が、女流作家・井上荒野の人気小説を原作に映画化した最新作『つやのよるある愛に関わった、女たちの物語』。主演の阿部寛を筆頭に小泉今日子や野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶら豪華女優陣の共演で話題を呼んでいる本作の主題歌が、このたび横山剣率いる「クレイジーケンバンド」の描き下ろし曲「ま、いいや」に決定した。数々の男たちと不貞を重ねるひとりの女性・艶(つや)とその夫・松生を始め、彼女を巡る愛憎、親子の絆、欺瞞、純愛など男女の5つのドラマが巧みに絡み合っていく本作。クレイジーケンバンドにとっては2004年の公開映画『約三十の嘘』以来、約8年ぶりの映画主題歌となるが、行定監督は常々、男の気持ちと男女の愛について歌わせたらクレイジーケンバンドの右にでるアーティストはいないと考えていたようで、「(横山)剣さんの艶のある歌声は、どうしようもない男と女の物語にぴったりだと思っていました。受けてくださると聞いたときは本当に嬉しかったです」と今回実現したコラボレーションに感動もひとしおといった様子。さらに「デモを聞いた瞬間から忘れられないフレーズで、2回目には歌える程、心を掴まれるインパクトのある曲でした」とその仕上がりに太鼓判を押している。実は今回、行定監督は作詞もボーカルの横山さんと共に執筆したそう。この件に関し、横山さんは「台本を読んだり、映画のプロトタイプを観たりした数日後、『ま、いいや』というフレーズとメロディーが一緒に出てきた。歌詞も考えるというよりは、感覚的に出てきたものだけれど、どうしても埋まらない部分が数か所あった。そこを行定監督にお願いしたところ、非常に艶のあるセクシーな響きのある楽曲に仕上がった」と大人の恋愛マエストロによる共作に満足気な様子を見せた。ひと足先に楽曲を聞いた主演の阿部さんは、「男の弱点と女の本音を、歌にした映画を彩るとてもセクシーな男の歌。作品にさらに軽妙なスパイスをふりかけてくれた剣さんに感謝しています」と喜びのコメントを寄せている。クレイジーケンバンドが現在ツアー真っ最中のため、残念ながら実現はしなかったものの、当初横山さんには主題歌のみでなく、伊豆大島の島の男かバーの店長として映画への出演依頼もあったそうだが、今回の主題歌制作で見事なコラボレーションを果たした行定監督と横山さん。果たして大人の恋愛マエストロたちは本作を彩る楽曲「ま、いいや」でどのような言葉を紡いだのだろうか?『つやのよるある愛に関わった、女たちの物語』は2013年1月26日(土)より全国にて公開。■関連作品:つやのよるある愛に関わった、女たちの物語 2013年1月26日より全国にて公開© 2012「つやのよる」製作委員会
2012年11月14日世界的に活躍する作曲家・冨田勲の新制作「イーハトーヴ」交響曲・世界初演公演の制作発表が8月27日に都内で開催。ヴァーチャルシンガー、初音ミクの出演が発表された。冨田勲新制作交響曲「イーハトーヴ」世界初演の公演情報冨田勲は、シンセサイザーの可能性にいち早く着目するなど、独創的な音楽技法を追求し続け、特に電子音楽の分野で世界的評価を得てきた。1974年よりビルボード・クラシカルアルバムチャート連続第1位(『月の光』、『展覧会の絵』、『惑星』)を獲得。日本人として初めてグラミー賞4部門にノミネートされるなど、音楽シーンの最先端を歩んできた。今年80歳を迎えた世界的巨匠が新制作する「イーハトーヴ」は、構想に10余年をかけた大作。『注文の多い料理店』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『雨にも負けず』など、宮沢賢治の作品を題材にして、人間や自然を超越した宇宙的な力を音楽で描くという壮大なものだ。今回の制作発表でのビッグニュースは、何といってもヴァーチャルシンガー、初音ミクの起用だろう。作曲者自身の熱烈オファーにより実現したという驚きのコラボ。PC用の音声合成ソフトの一種である初音ミクが、冨田勲の交響曲の中でどのように登場するのか。記者会見では『注文の多い料理店』を題材にした楽曲「猫のレストラン」を例にあげて、構想の一端が明かされた。「料理店(山猫軒)の中に人は出てこない。声だけはどこかから聞こえてくるけれど、ボーイの案内もない。色々な部屋に通されて、結局は自分たちが食われるということ分かる。逃げ出そうとしたけれど逃げられない。そこで、突然サーカスみたいな音楽とともに初音ミクが出てきて『わたしは初音ミク、かりそめのボディ』と歌うんです。ミクロの世界、パソコンの中にしかいられないミクが、もうあなた方も出られないんですよ、と暗示する訳です」他にも『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』などの楽曲の重要なポイントで登場するという。「異次元からきた、何者か分からないもの、宮沢賢治の世界観を表現するには初音ミクしかないんです」と、起用の理由を冨田勲は熱く語った。これまでの初音ミクのコンサートといえば、事前にCGで作成したミクのパフォーマンス動画に合わせて、バンドやコーラスが演奏するというスタイル。今回は逆に、大友直人の指揮、日本フィルハーモニー交響楽団と合唱団の総勢300名の演奏に合わせて、初音ミクがライブで歌い、踊るという新しい試みになる。「技術的なハードルが高いですが、目処は立ってきました。電子音楽の歴史に残る冨田先生と初音ミクのコラボは、非常に野心的な試みです」と、初音ミクを手がけるクリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之も意気込みを語る。冨田勲新制作交響曲「イーハトーヴ」世界初演は、11月23日(金・祝)に東京オペラシティ コンサートホール(東京都)で開催。チケットは発売中。
2012年08月29日9月22(土)・23日(日)に群馬県水上高原リゾート200で開催されるNew Acoustic Camp 2012の オフィシャルグッズが発表された。【その他の画像はこちら】今回告知されたのは、Columbia×NACのコラボアイテムにNACオフィシャルグッズ。Columbia×NACコラボアイテムではDINEXマグカップに手ぬぐい、NACオフィシャルグッズはフェイスタオルにTシャツと、どれもアウトドアに持って行きたくなるオリジナルアイテムが並んでいる。また、秋空を一斉にフリスビーが舞うColumbia presents「BIG THROW」で使用するSPINCOLLECTIF TOKYO×NACオリジナルのフリスビーもあわせて公開!バリエーション豊かな円盤は300枚限定。また、オフィシャルグッズは今後も追加されていくとのことなので、ご確認を。そして、新たに水上高原の紹介もされている。会場周辺に点在する温泉や名産品にアクティビティなど、遊びどころ満載の水上高原を知ることができる。開催前日や夕方には終演するNew Acoustic Camp二日目のその後に、ふらっと遊びに立ち寄ってみたくなる情報がまとめられているので、行かれる方はチェックしてみてはいかがだろうか。なお、チケットも残りわずかな券種が出てきているとのこと。迷っている方は、早めにお買い求めいただくことをおすすめしたい。■New Acoustic Camp 2012開催日: 9月22日(土)・23日(日)時間: 開場 22日 8:00/開演 22日 11:00終演予定 23日 15:00※雨天決行会場: 水上高原リゾート200※群馬県利根郡みなかみ町/水上高原 ゴルフコース・こぶしコース出演アーティスト9/22(土)BLACK BOTTOM BRASS BAND/Char/COMEBACK MY DAUGHTERS(ACOUSTIC SET)/インディーズ電力(うつみようこ、佐藤タイジ、高野哲)/仲井戸“CHABO”麗市/Nabowa(ACOUSTIC SET)/ORANGE RANGE(ACOUSTIC SET)/OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND/Permanents(田中和将&高野勲 from GRAPEVINE)/菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet Vo/Gt)9/23(日)磯部正文&平林一哉/曽我部恵一/高橋優/the band apart(ACOUSTIC SET)/土岐麻子/渡辺俊美(TOKYO No.1 SOUL SET) and more…
2012年08月24日9月22(土)・23日(日)に群馬県水上高原リゾート200で開催されるNew Acoustic Camp 2012が、出演アーティストの日割りを発表した。New Acoustic Camp 2012 開催情報初日の22日(土)はORANGE RANGE(ACOUSTIC SET)、菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet Vo/Gt)、Char、COMEBACK MY DAUGHTERS(ACOUSTIC SET)、仲井戸“CHABO”麗市、Permanents(田中和将&高野勲 from GRAPEVINE)らが、2日目の23日(日)には土岐麻子、高橋優、磯部正文&平林一哉、the band apart(ACOUSTIC SET)、曽我部恵一、渡辺俊美(TOKYO No.1 SOUL SET)らが出演する。また、今回の日割り発表とともに告知されたのが、名物となっているフォークダンスにラジオ体操、そして太極拳の催しだ。例年、このキャンプイベントで一番の盛り上がりをみせるというフォークダンス。清々しい早朝の空気の中、みんなで身体をほぐすラジオ体操や太極拳(?)は、New Acoustic Campならではのイベントだ。先日発表された秋空を一斉にフリスビーが舞う「BIG THROW」と共に、期待の高まるNew Acoustic Campの全容が少しずつ見えてきた。なお、チケットも残りわずかな券種が出てきているとのこと。まだ迷っている方は、お早めに。■New Acoustic Camp 2012開催日: 9月22日(土)・23日(日)時間: 開場 22日 8:00/開演 22日 11:00終演予定 23日 15:00※雨天決行会場: 水上高原リゾート200※群馬県利根郡みなかみ町/水上高原 ゴルフコース・こぶしコース出演アーティスト9/22(土)BLACK BOTTOM BRASS BAND/Char/COMEBACK MY DAUGHTERS(ACOUSTIC SET)/インディーズ電力(うつみようこ、佐藤タイジ、高野哲)/仲井戸“CHABO”麗市/Nabowa(ACOUSTIC SET)/ORANGE RANGE(ACOUSTIC SET)/OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND/Permanents(田中和将&高野勲 from GRAPEVINE)/菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet Vo/Gt)9/23(日)磯部正文&平林一哉/曽我部恵一/高橋優/the band apart(ACOUSTIC SET)/土岐麻子/渡辺俊美(TOKYO No.1 SOUL SET) and more…(A to Z)
2012年08月17日GRAPEVINEの田中和将(vo,g)と高野勲(key)によるロック・デュオPermanentsが、夏フェス出演を目前に、スタジオライブ「A ZIG/ZAG SHOW」の模様をYouTubeにて本日公開した。Permanents ライブスケジュールPermanentsはこれまで、GRAPEVINEのレパートリーや彼らが敬愛する洋楽アーティストのカバーを、ふたりしかいない制限を逆手にとる形で、歌のエッセンスやエモーションをダイレクトに掴まえて演奏してきた。今回は、彼らのレパートリーの中から『sing 』『スイマー』『colors』『少年』の4曲を公開。ライブ会場でしか観ることのできなかったPermanentsのステージが、彼らのディープかつクオリティの高い音世界とともに感じとれる映像になっている。また今夏は「ap bank fes ’12 Fund for Japan 淡路島」「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2012 in EZO」をはじめとする、様々な夏フェスへの出演も決定している。■Permanents ライブスケジュール8月4日(土)ap bank fes ’12 Fund for Japan 淡路島(兵庫県)8月10日(金)RISING SUN ROCK FESTIVAL 2012 in EZO(北海道)8月25日(土)MONSTER baSH 2012(香川県)8月26日(日)東心斎橋Janus Dining(大阪府)9月22日(土)・23日(日) New Acoustic Camp2012(群馬県)
2012年07月30日主演作『テルマエ・ロマエ』が興業収入50億円を超える大ヒットとなっている阿部寛が、行定勲監督が手がける新作映画『つやのよる』に主演することが発表された。そのほかの情報『つやのよる』は直木賞受賞経験もある女流作家・井上荒野による同名小説の映画化。奔放な妻に振りまわされながらも、愛のために生きる男を主人公にした恋愛群像劇だ。癌に冒され、昏睡状態に陥った妻の艶(つや)を前にして夫・松生がひらめいたのは、彼女が関係を持った男たちにその死を知らせるということ。艶の危篤に動揺する男たち。そして見知らぬ女と、自分の夫や恋人、父親が肉体関係を持っていたことを感じ取り、困惑する女たち。総勢22名の男女が、繰り広げる人間関係の中に、恋の本音を描き出す。メガホンを執るのは、『世界の中心で、愛をさけぶ』『今度は愛妻家』など数多くの恋愛ドラマを手掛けてきた行定監督。映画化に際しては、「原作を読んだ時に阿部寛さんのことが頭をよぎりました。不貞を犯す妻を真面目に実直に愛する姿がぴったりだと思ったからです。実際にお会いした阿部さんの印象はまさに私の思い描いていた通りでした。阿部さんの醸し出すユーモアが大好きです。それがこの映画のエッセンスになればいいなと思っています」とコメントしている。これを受けて阿部は「いままでやったことがない世界観の作品を存分に味わいたい。行定監督の妥協せず、まじめに作品に取り組む、その世界にどっぷりつかって楽しみたい」と意欲十分といった様子。破天荒なローマ人役で話題をさらった阿部が、愛に悩む男の姿でどのような大人の“艶”を見せてくれるのか、早くも期待が高まる。映画は現在撮影中で、7月中旬のクランクアップを予定。公開は2013年新春となる見込みだ。『つやのよる』2013年新春全国ロードショー文:渡部あきこ
2012年06月18日日本が世界に誇る作曲家・編曲者・シンセイサイザー奏者の冨田勲による新制作交響曲「イーハトーヴ」が、11月に世界初演されることが決定した。冨田勲新制作交響曲「イーハトーブ」世界初演の公演情報1950年代より、数々のテレビ番組、コマーシャルや映画、手塚治虫のアニメーション作品などで音楽を担当し、多くの名曲を生み出してきた冨田勲。また、日本の電子音楽の草分け的存在としても活躍。シンセサイザーを駆使した「管弦楽曲の電子音による再創造」という独自の芸術手法は、世界各国で高い評価を得、アルバム『月の光』(1975年)、『展覧会の絵』(1976年)、『惑星』(1977年)は全米ビルボードクラシカルアルバムチャート第1位を獲得。日本人で初めてグラミー賞にノミネートされ、多くのアーティストに影響を与えてきた。40年以上にわたり新たな音楽を開拓し続け、80歳の節目を迎えた冨田勲が、新たに世界に向けて発信する新曲は、宮沢賢治による造語「イーハトーヴ」(※)をタイトルにした交響曲だ。宮沢賢治の精神、東北の大自然、そして冨田勲の音楽が、フルオーケストラと大合唱が織り成す演奏で壮大に描かれる。冨田勲新制作交響曲「イーハトーヴ」世界初演は、11月23日(金・祝)に東京オペラシティ コンサートホール(東京都)で開催。指揮は大友直人、演奏は日本フィルハーモニー交響楽団が担当する。チケットの一般発売は6月23日(土)10時より。また一般発売に先駆け、6月16日(土)10時よりチケットぴあで最速先行が受付開始となる。※イーハトーヴ…宮沢賢治の造語。宮沢賢治の心象世界中にある理想郷を指す言葉で、故郷の岩手県をモチーフにしたと言われている。
2012年06月15日小田急ホテルセンチュリーサザンタワー」と、多くの女性ファンをもつフルーツ専門店の老舗「新宿高野」のコラボレーションが実現!秋季限定宿泊プラン「秋の彩りwith新宿高野~サザンタワーからの贈り物~」が、11月30日(水)まで展開されている。写真はイメージとなります。思わず持ち歩きたくなってしまうようなかわいい袋に入った、“新宿高野 秋のおすすめセレクション”がつく本プラン。何が入っているかは、袋を開けてからのお楽しみ!また、部屋のタイプは選べるが、これからの時期は新宿御苑の紅葉を高層階から眺めることができる「スーペリアタイプ」がおすすめ。女子会で、デートで、たまにはひとり旅で…是非お出かけあれ。秋の彩りwith新宿高野~サザンタワーからの贈り物~期間:~2011年11月30日(水)価格:¥16,100~特典:新宿高野”秋のおすすめセレクション”プレゼント(1室1セット)お買い物優待券(小田急百貨店新宿店 10%、高島屋新宿店 5%)朝食:20階 レストラン「トライベックス」の朝食ブッフェ※※朝食付きのほかに、室料のみのプランもありお問い合わせ:小田急ホテルセンチュリーサザンタワー tel.03-5354-2172
2011年10月14日自然派キャンプフェス「New Acoustic Camp 2011」のタイムテーブルが発表。さらにHINATABOCCOメンバーに、岩本岳士(QUATTRO)とシモリョー(the chef cooks me)が追加出演することも決定した。「New Acoustic Camp 2011」公演情報夜のキャンプファイヤーにフォークダンス、夢見心地の中、清々とした森の空気とともに癒してくれる早朝のモーニング・スチールパンに目覚ましのラジオ体操と太極拳。さらに、一日の始まりの真っ新な秋空を、200ものフリスビーでいっせいに彩る「BIG THROW」といった企画などが予定されている。またワークショップや飲食ブースでは、主催のOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUNDメンバーによるPATICA(パチカ=アフリカの民族楽器を改良した楽器)教室や中華そばの名店とのコラボ出店もあり、他では体験できない貴重な機会となりそう。New Acoustic Camp 2011は、10月15日(土)・16日(日)に山梨県/道志の森キャンプ場で開催。チケットは発売中。□10/15(土) Open 8:00■Stage Youger11:00-14:00 HINATABOCCO12:30-13:05 Predawn13:55-14:30 COMEBACK MY DAUGHTERS(acoustic set)16:15-16:55 Salyu18:00-18:40 畠山美由紀19:50-20:40 SPECIAL OTHERS(acoustic set)■Stage Here11:50-12:20 門田匡陽13:15-13:45 TICA15:30-16:00 hozzy(藍坊主)17:10-17:45 Permanents(田中和将&高野勲 from GRAPEVINE)18:55-19:35 SION with Bun Matsuda■キャンプファイヤーとフォークダンス21:00~□10/16(日)■朝食・一日の準備7:00 モーニング・スチールパン 7:30 ラジオ体操と太極拳■BIG THROW8:30集合/9:00THROW!!■Stage Youger10:50-11:20 THE DEKITS12:30-13:10 怒髪天(acoustic set)14:10-15:00 OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND■Stage Here10:10-10:40 齊藤ジョニー&Shoestrings11:50-12:20 キヨサク(MONGOL800/The NO PROBLEM’s)13:20-14:00 曽我部恵一
2011年10月06日10月15(土)、16日(日)の開催まで1か月を切ったNew Acoustic Camp 2011から、出演アーティスト第4弾が発表された。今回発表されたのは、MONGOL800、The NO PROBLEM’sで精力的に活動し注目を集めるキヨサク。秋空の下、彼の柔らかく温かい歌声が木々に囲まれたキャンプ場に響き渡る。New Acoustic Camp 2011の公演情報これまでに発表されたアーティストはOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND、COMEBACK MY DAUGHTERS(acoustic set)、齊藤ジョニー&Shoestrings、Salyu、THE DEKITS、SION with Bun Matsuda、SPECIAL OTHERS(acoustic set)、曽我部恵一、TICA、怒髪天(acoustic set)、Permanents(田中和将&高野勲 from GRAPEVINE)、畠山美由紀、HINATABOCCO(Vo.荒井岳史”the band apart”, Dr.マシータ”ex. BEAT CRUSADERS”, Vo.岩崎愛, Ba.ミトイチ”another sunnyday”..and more)、Predawn、hozzy(藍坊主)、門田匡陽と、計17組。オフィシャルサイトでは“手作りのちいさなキャンプイベント”と銘打っている本イベントだが、音楽好きには堪えられない贅沢なラインナップだ。さらにこのキャンプイベントで注目したいのは、今回も3店が追加告知された飲食ブースやワークショップ。主催側でもあるOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUNDのドラム担当RONZIと名店「中華そばとんちぼ」によるコラボレーション出店「ろんちぼ」。そのほか、PATICA(パチカ=アフリカの民族楽器を改良した楽器)を日本に広めた第一人者でもあるパーカッション担当のKAKUEIによるPATICA教室、200ものフリスビーがいっせいに大空に舞う、日本では初の「BIG THROW」といった企画など、多彩な趣向で来場者を楽しませてくれる。「New Acoustic Camp 2011」は、10月15日(土)・16日(日)に山梨県 道志の森キャンプ場にて開催。チケットは発売中。
2011年09月22日10月に山梨・道志の森キャンプ場で開催される、自然とアコースティックセットのライブを味わう新感覚の野外音楽フェス「New Acoustic Camp 2011」の第3弾出演アーティストが発表された。「New Acoustic Camp 2011」公演情報新たに出演が決定したのは、Salyu、THE DEKITS(Riddim SaunterのKC、YOUR SONG IS GOODのモーリス、FRONTIER BACKYARDのTGMX、COMEBACK MY DAUGHTERSのTKの4人によるフォークカルテット)、門田匡陽(Good Dog Happy Men)、斉藤ジョニー&Shoestringsの4組。これまでに発表されたアーティストと合わせて計16組の出演が決定した。「New Acoustic Camp 2011」は、10月15日(土)・16日(日)に山梨県 道志の森キャンプ場にて開催。チケットは発売中。■New Acoustic Camp 2011【日時】10月15日(土)・16日(日)[開場]15日(土)8:00 [開演]15日(土)11:00 [終演予定]16日(日)15:00【会場】道志の森キャンプ場(山梨県道志村)【出演】OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND / COMEBACK MY DAUGHTERS(acoustic set) / Salyu / THE DEKITS / SION with Bun Matsuda / 齊藤ジョニー&Shoestrings / SPECIAL OTHERS(acoustic set) / 曽我部恵一 / 怒髪天(acoustic set) / TICA / HINATABOCCO / Permanents(田中和将&高野勲 from GRAPEVINE) / 畠山美由紀 / Predawn / hozzy(藍坊主) / 門田匡陽 …and moreField design:Candle JUNE
2011年09月08日