今年唯一の本公演となる本作『俺の骨をあげる』は生バンド、楽隊、プロレス、卓球、デスメタル等々劇団鹿殺しらしさが詰まった作品だ。そして物語の芯となる、菜月チョビ演じる辛島タエの父・右近役として、高嶋政宏の出演も決定した。【チケット情報はコチラ】高嶋にオファーすることについて菜月は「肉体的にも大変な作品なので、鹿殺しを愛してくれる人じゃないと大変だぞと…。今回の作品は鹿殺しの根本の部分、魂の叫びがシンプルに出ているので、一緒に作り上げたいと思ってくれる骨太な方を探していたんです。そこで“いつか、いつかお願いしてみたい”と思っていた高嶋さんに、ダメ元でオファーをさせて頂きました」。その話を受けて高嶋は「そりゃあ、いつも観に行っている劇団からオファーが来たら受けますよ!ずっと、こういうロックな舞台を演りたかったんですよ!でも、なかなか声が掛からなくて」とオファーを快諾した心境を語った。しかし菜月曰く「実は、みんなで震えました。お願いしておきながら“演ってくれるって言ってる!?”と半信半疑でした。(笑)」。実は劇団鹿殺し舞台の常連客だったという高嶋だが、菜月は「高嶋さんのイメージがスマート過ぎて、勝手に演ってくれないと思ってました」という。高嶋にとって劇団鹿殺しは、「混沌とした“なんなんだコレは!?”というエネルギーに満ち溢れている。きっと感動すると思いますよ。“一寸先のことも考えず、今弾けていく”という鹿殺しの姿勢は、何かを貪欲に追い求めてるようなタイプの人には絶対にハマります!役者人生でレスラー(役)は初めてだし、不安もありますけどワクワク感の方が勝っていますね。歌あり踊りありでレスラーになりきるだけじゃないところも楽しみです」と語る。「高嶋さんには、鹿殺しという場所で新しい“あ、俺こういうところがあったんだ”っていう部分を見つけて欲しいし、私も高嶋さんとご一緒することで“こういう引き出しがあったんだ”とお互い発見しあえるといいなと思います」(菜月)「鹿殺しの稽古は楽じゃないと思いますが、稽古という痛みの先に何かを見つけたいですね。」(高嶋)と意気投合するふたり。「今回の作品は人が生き抜いて、そして死んでいく“生き様”を描く作品なので、お客様には高嶋さんから伝わる『生と死』を感じて欲しいです。」(菜月)という公演は、8月10日(金)から12日(日)まで大阪・大阪ビジネスパーク円形ホール、15日(水)から19(日)まで、東京・サンシャイン劇場で上演される。チケット発売中。取材・文・撮影:藤崎健太郎※高嶋政宏の「高」は、はしごだかが正式表記。
2018年07月06日『ロブスター』のヨルゴス・ランティモス監督が手掛ける最新作『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』。この度、主人公の妻を演じるニコール・キッドマンのインタビュー映像がいち早くシネマカフェに到着した。本作と『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』が第70回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、同映画祭で「70周年賞」を受賞し話題となったニコール。彼女が本作で演じているのは、コリン・ファレル演じる心臓外科医スティーブンの妻アナ。円熟してなお意欲作への出演が続く彼女だが、完成した本作を観た感想についてまず「強烈」と一言。続けて「でも、すばらしかった、ラストは感動したわ。観客の反応も感じられたし、監督の力になれてよかった」とコメント。また、役者の良し悪しは監督の腕にかかっていると話すニコール。「彼の作品に出演できるのは本当に喜ばしいこと。呼んでもらえて本当にうれしかった」と、ヨルゴス・ランティモス監督と組めたことを喜んでいる。そんなランティモス監督については、「スタンリー・キューブリックに似ていて、何を聞いても肩をすくめるだけ」と明かし、でもそういうのには慣れていたそうで、監督と共演したことのあるコリンに助けられた部分もあったと語る。一方で、人柄について「とても穏やかな人。演出もとても的確。でも決断力があって、パワフル」と特徴を挙げた。さらに本作について「私の夫は、この映画にはひどい拷問のような場面が時々あると言ってたけれど、同時に、素晴らしいジャズを聞いているようだとも言っていたわ。それから異次元の世界みたいだとか、経験したことのない旅に出ているようだとも言ってた。いままで観た中で最高の映画だったと言ってくれた人もいた」と周りの反応も上々のようだ。また、ニコールが自ら「私にできる役はない?」とランティモス監督へアプローチしたという本作。ランティモス監督への電話インタビューでニコール出演の決め手について質問すると、「ニコールは人間の持つ複雑さや奥行きを演じることができる俳優。アナ役には人間のあらゆる側面(恐ろしかったり、チャーミングだったり、強かったり、卑怯だったりする)を持ち合わせていて、その多様な要素を表現できる役者が必要だったので、彼女がぴったりでした」と答えている。『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』は3月3日(土)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア 2018年3月3日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2017 EP Sacred Deer Limited, Channel Four Television Corporation, New Sparta Films Limited
2018年02月26日ニコール・キッドマンとコリン・ファレル、ハリウッドを代表する俳優の2人が共演する『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』と、『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』が続けて公開!■ソフィア・コッポラ作品史上最も豪華なキャストが集結!『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』アメリカ南部の世間から隔絶された女子寄宿学園に暮らす美しき女性7人。ある日、負傷した北部の敵兵に遭遇し屋敷へと運び手当をする。女性に対し紳士的でかつ美しい男性と触れ合う中で、誰もが彼に心を奪われていく。しかし、次第に彼女たちは情欲と危険な嫉妬に支配されてしまう。秩序を守るか、欲望を取るか、彼女たちが最後に下した決断とは――。本作は、トーマス・カリナンの小説「The Beguiled」を女性目線で実写化したソフィア・コッポラ監督初のスリラー作品。南北戦争時代の女子寄宿学園を舞台に、学園に住む7人の女性と匿われた負傷兵との愛憎劇を描いた。またキャストには、キルスティン・ダンスト、エル・ファニング、ニコール、コリンらが出演している。『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』は2月23日(金)公開■ニコール×コリンが夫婦役! 『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』心臓外科医スティーブンは、美しい妻と健康な2人の子どもに恵まれ郊外の豪邸に暮らしていた。しかし、彼らの特権的な生活は、ある少年を家に招き入れたときから奇妙なことが起こり始める。子どもたちは突然歩けなくなり、目から赤い血を流す。そしてスティーブンはついに容赦ない選択を迫られることになる…。本作は、『ロブスター』のヨルゴス・ランティモス監督最新作。『ロブスター』では結婚できずメタボで冴えない中年男を演じたコリンが、本作ではあることをきっかけに少年に追い詰められる心臓外科医スティーブン役で出演。また彼の美しい妻役にニコール、謎の少年役を、『ダンケルク』で注目を集めた期待の新星バリー・コーガンが演じている。『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』は3月3日(土)公開コリン、立て続け共演に「ニコールと僕しか俳優のいない小規模劇団みたいなもの」『The Beguiled』『聖なる鹿殺し』両作品共に、2017年カンヌ国際映画祭でそれぞれ監督賞、脚本賞を受賞した力作だが、コッポラ監督がコリンに『The Beguiled』への出演の打診をしたとき、彼は『聖なる鹿殺し』でニコールとの共演を終えたばかりだったそうで、コリンは「ニコールと僕しか俳優のいない小規模劇団みたいなもの」と皮肉ったのだとか。『The Beguiled』では、女学園の園長とそこに現れる負傷兵を演じる2人。ベッドで寝ているコリン演じる兵士の身体を、ニコール演じる園長が濡れた布巾で拭っていくシーンをはじめ、魅力的な兵士を前に男子禁制の園に生きる園長は次第に兵士に魅了されていくのだが…。ニコールは「女性たちが集まって、コリン・ファレルを窮地に追い込むっていうのは面白いわねって思ったの」とオファーを受けた当時から楽しみにしていたようだ。一方、コリンはニコールとの共演について「ニコールとの共演は喜びだよ。彼女がセットに現れると俳優から電気技師までみんなちょっとずつ良くなるのさ!」とコメント。この2作品の公開はもちろん、今後の再びの共演も期待したい。『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』は2月23日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』は3月3日(土)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月21日映画『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』が、2018年3月3日(土)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開される。幸せな一家に迫る不協和音本作は、郊外の豪邸に暮らす幸せな一家に付き纏うある少年をきっかけに、一家が崩壊していく姿を描いたカンヌ受賞作。主人公である心臓外科医のスティーブンは、美しい妻と二人の子供に恵まれ郊外の豪邸に暮らしているが、ある日気にかけている少年を家に招き入れたときから、奇妙なことが起こり始めるといったストーリーだ。子供たちは突然歩けなくなり、這って移動しなければならなくなってしまう。そしてスティーブンはついに容赦ない究極の選択を迫られる。監督は『ロブスター』のヨルゴス・ランティモス監督は『籠の中の乙女』『ロブスター』の奇才ヨルゴス・ランティモス。彼は本作でカンヌ映画祭において、脚本賞を獲得しており、3度目の受賞となった。脚本も手がけており、『ロブスター』を担当したエフティミス・フィリップと再びタッグを組んでいる。コリン・ファレル&ニコール・キッドマンが夫婦に主人公のスティーブンを演じるのは、『ロブスター』以来監督と再び組んだコリン・ファレル。“あること”をきっかけに少年に追い詰められる心臓外科医スティーブンを演じる。そして彼の美しい妻には、オスカー女優のニコール・キッドマンが抜擢された。謎の少年を演じるのは、『ダンケルク』で注目を集めた期待の新星バリー・コーガンだ。ストーリー心臓外科医スティーブンは、美しい妻と健康な二人の子供に恵まれ郊外の豪邸に暮らしていた。スティーブンには、もう一人、気にかけている少年がいた。その少年を家に招き入れたときから、家族のなかに奇妙なことが起こり始める。子供たちは突然歩けなくなり、這って移動しなければならなくなる。そしてスティーブンはついに容赦ない究極の選択を迫られる…。【詳細】『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』公開日:2018年3月3日(土)新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷他にてロードショー監督:ヨルゴス・ランティモス脚本:ヨルゴス・ランティモス、エフティミス・フィリップ出演:コリン・ファレル、ニコール・キッドマン、バリー・コーガン、ラフィー・キャシディ、アリシア・シルヴァーストーン2017/イギリス、アイルランド/カラー/英語/121分原題:THE KILLING OF A SACRED DEER©2017 EP Sacred Deer Limited, Channel Four Television Corporation, New Sparta Films Limited
2017年12月21日レストランジャーナリスト・犬養裕美子さんの「今日、どこで何、食べる?」。今回は『l ’intemporel(ランタンポレル)』の鹿のロティ 杏のソースです。いよいよジビエ料理のシーズン到来。ジビエは今や特別な素材ではない。フレンチやイタリアンのレストランでは定番の季節メニュー。とはいえ、ジビエは扱いがなかなか難しい素材で、どこで、どんな方法で仕留められたのかを理解し料理する、スペシャリストとしての知識と技術、そして経験が重要になる。11月にオープンしたばかりの外苑前『ランタンポレル』の内藤和敏シェフは、長野県生まれのベテラン。蓼科高原にいたときはシーズンになると猟に同行していたので、今でもその季節には「気持ちがざわつく」という。「好きな組み合わせは、鹿と杏」。杏は信州ならではのフルーツだから、信州の野山を走る鹿は食べているはず。「ジビエはシンプルにロティ(フランス語で“ロースト”に相当)するのがいちばん。ソースはその動物が食べている木の実や果物を使うというのがセオリーだと思う」。見て、見て!鹿のヒレの清らかな肉質を。ナイフを入れるとスーッと切れて、ドリップもない。キノコとゴボウのつけ合わせからほんのりと立ち上る土の香り!杏、エシャロットをバターで炒めてたっぷりのブランデーで仕上げる甘いソースがよく合うこと。鹿のフィレがまた、赤身ならではのすっきりした後味。これぞジビエ・ド・ジャポネ。未体験の方、絶対に挑戦してみて!コースは選ぶ料理の値段の合計によって金額が異なる。肉料理はプラス¥3,500。この料理は3月いっぱいまで。注文の際は5日前までに予約を。l’intemporel東京都港区南青山4-9-3VIVRE AOYAMA 1FTEL:03・5413・5750ランチ12:00~15:00、ディナー18:00~23:00月曜休コースの値段は¥3,800から¥15,000。いぬかい・ゆみこレストランジャーナリスト。東京を中心に、国内外の食文化、レストラン事情をレポート。※『anan』2017年12月27日号より。写真・清水奈緒取材、文・犬養裕美子(by anan編集部)
2017年12月20日第70回カンヌ国際映画祭にて脚本賞を受賞した、『ロブスター』のヨルゴス・ランティモス監督最新作『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』が、来年3月3日(土)より日本公開されることが決定した。心臓外科医スティーブンは、美しい妻と健康な2人の子どもに恵まれ郊外の豪邸に暮らしていた。しかし、彼らの特権的な生活は、ある少年を家に招き入れたときから奇妙なことが起こり始める。子どもたちは突然歩けなくなり、目から赤い血を流す。そしてスティーブンはついに容赦ない選択を迫られることになる…。本作は、『籠の中の乙女』で第62回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリ受賞、続くコリン・ファレルやレイチェル・ワイズら人気俳優が集結した『ロブスター』では、第68回カンヌ国際映画祭「審査員賞」を見事受賞し、本作でカンヌ映画祭3度目の受賞となったランティモスの監督・脚本による最新作。主人公を演じるのは、前作『ロブスター』に続き、監督と再び組んだコリン・ファレル。『ロブスター』では結婚できずメタボで冴えない中年男を演じたが、本作ではあることをきっかけに少年に追い詰められる心臓外科医スティーブンを演じる。また彼の美しい妻には、オスカー女優のニコール・キッドマン。謎の少年役を、『ダンケルク』で兵士の救出に向かう民間の船に乗り込む正義感の強い少年を演じ、注目を集めた期待の新星バリー・コーガンが演じる。なお、本作の「選べるオリジナルクリアファイル付き前売券」が発売。新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか公開劇場の窓口で販売される(数量限定)。『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』は2018年3月3日(土)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年11月20日昨年結成15周年を迎えた劇団鹿殺しが、記念碑的作品と位置付ける、『電車は血で走る』(2008年、2010年)と『無休電車』(2013年)を6月、同時上演。東京・本多劇場での3週間ロングランに加え、大阪・サンケイホールブリーゼで初の公演を行う。座付き作家である丸尾丸一郎は、「劇団として何かもうワンステップ突き抜けていかないといけないと思って」と挑戦の意図を語る。劇団鹿殺し チケット情報『電車~』では“演劇”という夢を追い続けてきた男たちの現実と挫折と希望を、『無休~』ではそんな彼らの5年後を描き出す。その姿は紆余曲折を経てきた鹿殺しそのものでもあり、丸尾は「僕がものすごく悩んでいた時期に、自分のことをさらけ出して書いた作品。鹿殺しのすべてが詰まっています」と振り返る。そして「不器用なまでにさらけ出していて、今読むと恥ずかしい言葉もあります。でもそれが役者の体に乗り移ると、ちゃんと胸に届く言葉になるんですよね」と、作品が成長していくことへの嬉しい発見も明かした。そんな鹿殺しについて「すごくタフですよね。常に走り続けている、まさに電車って感じ」と表現するのは、劇団本公演への参加は初めてながら、OFFICE SHIKA PRODUCE『竹林の人々』(2015年)で丸尾作品は経験済みの小澤亮太。台本を読んでまず思ったのは、「耳に残る言葉が多いこと」だったと言う。「人生って挫折の繰り返しだと思うんです。僕もそうですが、勝っている奴よりも、負けている奴の方がずっと多い。それでもみんな、少しの光を目指して、何とか這い上がっていこうとする。だからこそ多くの人がこの作品に共感し、突き刺さる言葉も多いんじゃないのかなと思います」。小澤は自らの役どころについても、「当てはまる部分が多い」と分析。その言葉を受けて、「小澤っぽい」と丸尾は笑う。「僕は小澤のそういう人間味が溢れているところが大好きなんですよね。すごく優しいし、人間として豊かだし。今回そんな小澤の嘘のない言葉を、舞台上でうまく引き出すことが僕の仕事だと思います」。この取材の前日までは、2週間のプレ稽古を実施。すでに手ごたえはばっちりだと言う。そしてそのプレ稽古を支えたのは、丸尾が「ミスター・ストイック!」と断言するオクイシュージ。小澤もオクイの存在には大いに刺激を受けたようで、「プレ稽古の段階で2作通せるとは思っていなかったので、まさに驚きのミスター・ストイック効果(笑)。すごく勉強になりましたし、みんなをいい方向にまとめてくださったと思います」と本作への想いを新たにした。丸尾、小澤の言葉に共通するのは、「立ち止まっている人が、次の一歩を踏み出す機会になるかもしれない作品」だということ。彼らの情熱が、観客の心を揺さぶる日は近い。公演は6月2日(金)から18日(日)まで東京・本多劇場、6月23日(金)から25日(日)大阪・サンケイホールブリーゼにて。取材・文:野上瑠美子
2017年04月25日ホリデーシーズンのホームパーティーや季節のご挨拶、そして年末年始の帰省と何かと手土産を用意する機会が多い12月。手土産に思いを巡らせているのなら、FASHION HEADLINE編集部がオススメする手土産リストも参考にして欲しい。「栗と北斎と花のまち」として親しまれている、長野県北部の小布施町にある老舗和菓子店・小布施堂より、年末年始の手土産にぴったりの栗きんとん「栗鹿ノ子」(370円~)を紹介!小布施堂の栗鹿ノ子は、栗と砂糖だけで練り上げた舌触りのよい餡と、その中にあるごろっとした大粒の栗が特徴。栗の食感と上品な甘みが風味豊かに広がって、一度食べたら虜になってしまうほど。少量サイズから購入でき、長期保存可能な缶詰で提供されるのでちょっとした手土産にも重宝します。お正月はもちろんのこと、濃いめのお抹茶や珈琲と一緒にスイーツ感覚で楽しむのもオススメです。【店舗情報】小布施堂本店長野県上高井郡小布施町808営業時間:9:00~17:00TEL:026-247-2027>> 他の手土産をもっと見る
2016年12月25日前回公演『名なしの侍』で、サンシャイン劇場進出という大きな目標を達成した劇団鹿殺し。そんな彼らが次の一手として選んだのは、2003年に上演した初期作品のリバイバル。じつはこの作品、劇団員・オレノグラフィティにとっては非常に思い出深いもの。劇団鹿殺し チケット情報「僕が劇団鹿殺しを観て“初めて衝撃を受けた作品”なんです。高校演劇仲間の繋がりで1つ前の公演も観てたんですけど、それは『やりたいことはわかるけど情熱のかけかたが間違ってる』感じで(笑)。でもこの『image~』は本当に衝撃を受けて、それがきっかけで入団を決めました」(オレノ)その作品は、彼の言葉を借りれば「今の鹿殺し作品より、お客に対して(作品が)“暴力的”で“乱暴”」。しかしそれは言い換えれば、荒削りかつプリミティブなパワーでもあったということ。そんな作品を13年を経て再び上演するにあたり、劇団が迎えたゲストは「虚構の劇団」の小沢道成。実は鹿殺しには初出演となるものの、オレノと小沢は虚構の劇団にオレノが客演したり、小沢が主宰する演劇プロジェクト「EPOCH MAN」にオレノが音楽で参加したりと、ここ数年で密に交流を重ねてきた間柄。「いつか絶対に劇団公演に出て欲しいと思っていたので。ようや実現しました」(オレノ)「(作家の)丸尾丸一郎さんも舞台で共演してるし、演出の菜月チョビさんも何度も話してるし。なんだか初めて飛び込む現場という感じではないんだけど、でも劇団での皆さんは初めて。そこはどうなるんだろう、と」(小沢)「なんかあったら言ってね。劇団での俺ら、全然違うから(笑)」(オレノ)彼らが思うお互いの共通点は「演劇が好き」ということ。「どれだけ純粋に好きか、一緒にものづくりをやってるとそれはわかるんですよね。そして僕も『演劇が好き』な人が好き。その熱意は劇団でも変わらないんじゃないかな、と思うので、そこは信頼してます」(小沢)「でも僕は同じことをミッチー(小沢)に思うんですよ。この人演劇好きだなあ、と」(オレノ)しかしながら初参加の作品が、近年の鹿殺し作品とは違った傾向ということで……。「ビジュアル撮影の時点で、こうなるとは予想もしてなかったというか(笑)。まだ稽古に入ってないというのもあるけど、まったくどういう作品になるのか想像がつかないかも。ただ、確実に自分にとって得るものは多いはずだから、そこは楽しみかなと」(小沢)「タイトルの『image』は『想像せよ』という意味。お客様のイメージと演者のイメージが合致した時に凄いものが生まれる、と、そういうメッセージが込められてます」(オレノ)鹿殺しが新たに挑む“原点回帰”、そのパワーは近年の小劇場作品では感じられない快楽を与えてくれるかもしれない。11月23日(水・祝)から東京・駅前劇場にて。チケット発売中。取材・文:川口有紀
2016年10月20日星野リゾートの「星のや富士」(山梨県富士河口湖町)は12月1日より、テラスリビングのコタツで味わう富士山麓のジビエ「山麓の鹿しゃぶ鍋」を提供開始する。期間は2017年3月15日まで。同メニューは、冬に旬を迎える鹿肉と野性味あふれる木の実や冬野菜を組み合わせて食べる鍋料理。河口湖を見渡すテラスリビングのコタツで楽しむことができるという。鹿肉は、牛肉や豚肉に比べ高タンパクで低カロリーであるとのこと。また、女性の健康に欠かせない鉄分やビタミンB2、リノール酸やアルファリノレン酸、肉類に含まれるのは珍しいDHAなど、良質な脂を含んでいる。鹿肉などを使用するジビエ料理は、捕獲後の適切な処置(血抜きや解体)が味を左右するという。確かな技術を持つハンターの手によって素早く血抜きされ、加工施設で適切に処理された富士河口湖産の鹿肉は、くさみが少なく、さっぱりとした脂を持っているのが特長とのこと。そのため、通常はくさみが多いとされるロース肉でも、しゃぶしゃぶに使うことができるという。同コースでは、脂身を残したロース肉のしゃぶしゃぶを提供。しゃぶしゃぶのスープには、鹿の骨でとったダシを使用する。タレは、ダイダイのポン酢、春菊のペースト、ナッツのゴマだれの3種類を用意した。鹿が過ごしてきた環境をヒントに、鹿が口にしてきたと思われる山の食材から作ったという。ロース肉以外の部位はパテにして、ベリーと合わせた前菜として提供する。同プランの提供期間は、2016年12月1日~2017年3月15日。定員は1日5組。料金は2名2万2,000円(税・サービス料別。宿泊代別)。星のや富士 公式サイトにて事前予約が必要となる。
2016年08月25日結成15周年を迎える劇団鹿殺しがこの夏、初のサンシャイン劇場に挑む公演『名なしの侍』。この出演者欄を見て、「堂島孝平」という名前に驚いた人も多いのではないだろうか?劇団鹿殺し『名無しの侍』チケット情報「僕もオファーが来て驚きました(笑)」(堂島)「サンシャイン劇場という大きな劇場で音楽劇をやるからには、しっかり歌える方をお呼びしたいな、と。探しているうちに、ふと堂島さんのお名前が挙がって。ライブを観に行って、一発で『この方と一緒にやりたい!』と思いお願いしたんです」(座長・菜月チョビ)客席の雰囲気を捉えながら行うMCの様子が、菜月いわく「演劇的だった」のだとか。そしてそのオファーを快諾した堂島も、実はここ10年劇場によく足を運んでいる“演劇好き”。「でもそれは、あくまでもいち観客だったので……まさかこうした舞台で、自分が俳優として出演するなんて考えてなかったです(笑)。しかもふたを開けてみたら15周年記念だって言うし」(堂島)「重いですよね(笑)」(菜月)「ただ最近、映画に出演させていただいたり、映像作品を作ったりと音楽以外の活動のお話をいただくこともあって。それはそれで音楽とはまた違う『新しい表現』として楽しんでいたんですよね。今回も、チョビさんと(座付き作家の)丸尾丸一郎さんが『やれます』っていうし、じゃあやりましょうと。『Yes』から入るのが仕事の基本スタンスです(笑)」劇団の名前は知っていたが、作品を観たのはオファーが来てから。初めて鹿殺しの作品を観て感じたのは “シンパシー”だったという。「ジャンルとかイメージにとらわれず、オリジナルなものを成し遂げてやろうという気概が感じられたというか…僕自身、音楽業界の中でそういう風にやってきたので」(堂島)また今作は、劇団鹿殺しにとっても久々となる時代劇作品。「私にとって時代劇は、今よりも生きている実感が強くて、熱量の高い時代の物語。夏の公演だし、日常からポンと離れた部分でお祭り気分を味わって欲しいな、と」(菜月)「僕、時代劇めちゃくちゃ好きなんで嬉しいんですよ!」(堂島)「多分、堂島さんのほうが鹿殺しメンバーより時代劇に詳しいですよ(笑)」(菜月)サンシャイン劇場は劇団鹿殺しが近年主戦場としてきた本多劇場に比べ、およそ倍のキャパシティとなる。そう、この公演は15周年にして挑む“大勝負”でもあるのだ。「勝負を打つのって、カッコイイじゃないですか。誰でもはやれない挑戦をしてくれるってのが、劇団鹿殺しらしさだな。だから応援したくなる。」(堂島)鹿殺しの作品が訴えかける“切実さ”は、いつも観客の心を揺さぶる。そんな彼らが満を持して挑む大舞台、冒険することをためらいがちなこんな時代だからこそ、その生き様をその目で見届けようではないか。公演は7月16日(土)から24日(日)まで。取材・文:川口有紀
2016年04月28日劇団公演のみならず、プロデュース公演などここ1、2年立て続けに目覚ましい活動を行ってきた劇団鹿殺し。2016年、年明け早々に上演される最新公演は、活動15周年の記念すべき作品となる。劇団鹿殺し『キルミーアゲイン』チケット情報そんなメモリアルな作品にゲスト出演するのは、若手注目俳優・大東駿介。彼と鹿殺しの縁は、たまたま観に行った鹿殺しRJPのライブハウス公演がきっかけ。出演オファーを受け「最初は正直、ビビってるところもありました(笑)」という大東だが……。大東「でもね、丸尾さんが今回の公演に寄せたコメントで『僕は新しい劇団鹿殺しの旅立ちを宣言する』って書いてるんですよ。しらんけど、その熱量に感化されるというか。何でもやるぞ、いや、やってやろうやんけと、戦いを挑むような気分になってるんです。男ってよくわからないタイミングで節目を作ったり、戦いを挑んだりするものなんで(笑)」そう、大東にとっても“節目”なのだ。来年3月で、30歳を迎える大東。大東「もうすぐ30歳やし。大人にならな、とか思うんですけど、自分の中にどこか鬱憤や違和感があって、そのサイズだけが膨れていく感覚というか…仕事をしていても『芝居ってなんやろ』と考える瞬間がある。誰に向けて発信してるんだろう、とか。だから鹿殺しみたいな、純粋に内から出るものを評価してくれる空間って、すごく大事だなと思うんです」そんな大東の言葉を聞いて、どこか安心したような表情を見せるのは演出家・菜月チョビ。菜月「今回は15周年の節目ということもあって『舞台裏の話』にしようかと。上演する人の生身の姿と一緒に、俳優たちだけじゃない“作っている人たち”全員の裏側が透けて見える。そんな作品になると思います。大東君に演じてもらうのは作家。多分、丸尾が一番自分を投影するであろう役です(笑)」大東にとって、このクラスの「劇団公演」への参加は初体験。菜月「うちは稽古場に作家がいるし、みんなで演出を考えていく場面も多いから、意見が割れてどうしても譲れない時は2種類稽古したり。だから役者(さん)カットの負担は大きいし、ゲストというより『一緒に作品を作る人』という感じになる」大東「でも、鹿殺しだからできること、鹿殺ししかできないことはあって。俺もここでしかできないことはきっとあるし、それは“お客さん”じゃできないだろうな、というのは思ってます」芝居作りも、生き方も、“スマート”になりきれない…そんな話で意気投合する2人。その熱量の共鳴はきっと、舞台上にも立ち上ってくるはずだ公演は2016年1月9日(土)から20日(水)まで東京・本多劇場、1月28日(木)から31日(日)まで大阪・ABCホールにて。チケットの一般発売は11月8日(日)午前10時より。取材・文:川口有紀
2015年11月06日注目のイットガールが登場する連載。今回のゲストは、ベイビーフェイスでスタイル抜群。中国から来た新星モデル・る鹿さん。今年来日したばかりなのに、すでに数々のファッション誌で活躍している、る鹿さん。先日行われた東京コレクションでは、夢だったショーにも出演。「友人がSNSにのせた写真をモデル事務所の人が見て、スカウトされたんです。日本には憧れていたけど、まさかここに住んでモデルをやるなんて思ってもみなかった!東京での暮らしは刺激的でとても楽しいです」。デザイナーとしての顔も持ち、中国でブランドを持っている。「表現することが好き。いつか日本でも自分の服を紹介できたらいいな♪」◇るか1992年生まれ。レギュラーモデルを務める『NYLON japan』や『SEDA』ほか、『装苑』などでも活躍中。キュートな素顔を覗けるインスタグラム(@luluxinggg)も人気!◇かわいくて賢いスペシャルな子♪「親友の犬を預かっているの。この子と過ごす時間が本当に幸せ!」◇美術館では時間を忘れちゃう。「特に昔の絵画が好き。これはロンドンのナショナル・ギャラリーで」◇故郷・四川に負けないおいしさと辛さ!「渋谷にある『七宝麻辣湯』によく行きます。ヘルシーでおいしいよ!」※『anan』2015年11月4日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子
2015年11月03日2015年10月より放送開始のTVアニメ『へヴィーオブジェクト』。そのエンディングテーマで、鹿乃が歌う「ディアブレイブ」のジャケット写真やアーティスト盤に同梱されるDVDの収録内容などが公開された。鹿乃はシンガーとしてインターネットを中心に活動し、2015年5月にはTVアニメ『放課後のプレアデス』のオープニングテーマ「Stella-rium」でメジャーデビューを果たした。待望の2ndシングルとなる「ディアブレイブ」は、鹿乃の最大の魅力である歌声を存分に堪能することのできる楽曲となっている。「ディアブレイブ」は、CD+DVDのアーティスト盤とCDのみのアニメ盤の2ラインナップとなっているが、アーティスト盤のDVDには「ディアブレイブ Music Video」のほか、「ディアブレイブ Music Video (another ver.)」に加え、カップリング曲の「ディジーシンドローム Music Video」および「Toy-toi Music Video」という4曲分のミュージックビデオが収録される。鹿乃の2ndシングル「ディアブレイブ」は2015年11月18日の発売予定で、価格はアーティスト盤が1,500円(税別)で、アニメ盤が1,000円(税別)。現在、鹿乃公式サイトでは「ディアブレイブ」のMVを公開中なので、こちらもあわせてチェックしておきたい。(C)2015 鎌池和馬/KADOKAWAアスキー・メディアワークス刊/PROJECT HO
2015年10月10日辰馬本家酒造はこのほど、展開する白鹿ブランドより「黒松白鹿 一火生詰(いちびなまづめ) 特別純米酒」(720ml / 税別1200円)を8,000本限定で発売した。同商品は白鹿においては、しぼったお酒に火入れを行ってから貯蔵し生で詰める「生詰」の酒としての唯一の販売となる。貯蔵にはひんやりとした酒蔵で約130日間(延べ3,120時間)かけており、その後1日1日ゆっくりと低温で寝かせている。原料には兵庫県産米山田錦を100%使用。また、同社の酒造りの特徴として、仕込み水に力強い発酵を促すとされる宮水を全量用いることによりうま味とキレ味を両立させているとのこと。直営の「おづKyoto -maison du sake-」(京都府)では30本限定、姉妹店の「おづショップ 神戸」(兵庫県)では数量限定で販売するほか、白鹿オンラインショップ「おづショップ」でも100本限定で注文を受け付ける。
2015年08月20日奈良県奈良市の春日大社境内、鹿苑内で、鹿の出産シーズンに合わせて小鹿を公開する「特別公開 子鹿公開 赤ちゃん鹿大集合!」が行われる。開催日は6月1日から30日、11時から14時まで(最終入場は13時30分)。一般300円、高校生以下無料。○有名な鹿キャラもやってくる!同イベントでは、鹿の出産シーズン(5月中旬~7月頃)を迎え、奈良公園の妊娠している母鹿約200頭を「鹿苑」に保護し、生まれた赤ちゃん鹿を公開する。例年、子鹿が母鹿の後ろをついて歩いているところや、お乳をもらっている姿がみられるほか、タイミングが良ければ出産シーンを観察できる可能性もあるとのこと。また、天然記念物、奈良のシカに関する「パネル展示」や、「鹿クイズコーナー」、13日の10時30分からは、奈良県で有名な鹿キャラがやってくる「鹿キャラ大集合!! 」も実施される予定。
2015年05月29日文化庁新進芸術家海外派遣制度により、演出家の菜月チョビが1年間カナダに留学。と同時に充電期間に入っていた劇団鹿殺しが、菜月の帰国を機に復活公演『ランドスライドワールド』を上演する。そこで客演の木村了とともに、久々となる本公演への思いを訊いた。劇団鹿殺し『ランドスライドワールド』チケット情報1年間の留学を経て、今どんな思いを抱いているのか菜月に尋ねると、「かなりまっさら」とひと言。しかしその後、「劇団のみんなが、お客さんがこの場所を守ってくれたことを実感して……。そこでまた何かをつくれる立場にあるということに喜びを感じています」と頬を緩める。鹿殺し作品に木村が参加するのは、今回が初。過去公演を観た感想を聞くと、「鹿殺しの舞台はノッキングすることなく、自然体のままで観られるんですよね。それは人間の本質みたいなものをちゃんと描いているからなのかもしれません」との答えが。それは菜月が言う「鹿殺しでは“人間のかわいらしさ”を描きたい」という考えを、すでに木村はしっかり感じ取っていると言えるだろう。本作『ランドスライドワールド』には、原案となった作品がある。それが2009年に鹿殺しが上演した『ベルゼブブ兄弟』。ある田舎の一軒家を舞台に、4人の兄妹と父親を巡る壮絶な家族劇だ。本作を手がけるに当たり菜月は、「前回は狭い世界ならではの窮屈さを見せることに挑戦したんですが、今はこの作品の見え方がまったく違っていて。狭い世界を描けば描くほど世界につながっていくというか、さらにその狭い世界に生きる一人ひとりの姿を、丁寧に描きたいと思っているんです」と現段階の構想を明かす。木村が演じるのは、4人兄弟のうちのひとり。菜月いわく「自然と肉厚感がにじみ出てしまう(笑)」木村に、「間抜けでかわいい部分が見えるといい」と期待を寄せる。一方木村は、「僕、すごいスロースターターなんですよ」と苦笑いを浮かべ、まだ作品や役へのイメージは漠然としているよう。だが数々の舞台を経験してきた木村だけに、「一番大事なのは稽古ですよね。そこでの直感的な感受性ってものをすごく重視していて」と言い、さらに初の菜月演出を前に、「すべてが楽しみです。やっぱり新しい方と一緒にお仕事をするっていうのは、自分にないものを引き出していただけることですから」と喜びを滲ませる。留学後第1作への世間の反応を菜月は、「絶対に賛否は分かれると思うんです」と断言。「そう思うと気も楽かな」と笑う。さらに「ひとつ言えるのは……」と前置きし、「留学したからって何も影響を受けていない(笑)。だから『なんか小難しくなってそうだからやめとこう』っていう心配は不要です!」と言い切り、鹿殺しの完全復活を予感させた。1月11日(日)から25日(日)まで東京・本多劇場、1月29日(木)から2月1日(日)まで大阪・ABCホールにて。チケット発売中。取材・文:野上瑠美子
2014年11月25日JR東日本グループのジェイアール東日本フードビジネスは11月1日より、ベッカーズ、ベックスコーヒーショップほかにて、長野県産の鹿肉を使った「信州ジビエ鹿肉バーガー」と「信州鹿肉ジビエドッグ」などの限定販売を順次開始する。○食欲の季節に、エキナカ店舗でジビエのメニューを提供同社では2011年より、JR東日本グループで取り組む、地域再発見プロジェクトへの取り組みの一環として、長野県産鹿肉を活用したメニューを販売しており、今年で4年目となる。今年はハンバーガーショップ「ベッカーズ」(18店舗)と駅カフェ「ベックスコーヒーショップ」(81店舗)など、約100店舗で長野県産鹿肉を活用したメニューを販売する。「信州ジビエ鹿肉バーガー」は、自家焼成の酒種(さかだね)バンズに信州の鹿肉を使用したミートパティ(100g)とグリルした長野県産のあわび茸に、鹿肉のだしと赤ワインの爽やかな酸味のあるソースを挟んだバーガー。注文後ミートパティを焼いて、アツアツで提供する、"別格"シリーズの一品。 販売店舗は、「ベッカーズ」18店舗(カフェ&デリベッカーズ池袋東口店、R・ベッカーズ田町店を除く)。 販売期間は、11月1日~12月31日で、なくなり次第終了。価格は単品690円(税込)。「信州鹿肉ジビエドッグ」は、信州の鹿肉を使用したソーセージと鹿肉のだしと赤ワインの爽やかな酸味のあるソースを挟んだホットドッグ。 販売店舗は、「ベックスコーヒーショップ」81店舗(成田空港店、移動販売車を除く)。 販売期間は、11月10日~12月8日で、なくなり次第終了の予定。価格は単品480円、ドリンク付きセット680円(各税込)。このほか、同社運営のカフェにて「信州ジビエカレー」の販売を4店舗で予定している。
2014年10月20日奈良県と言えば「鹿」ということになっています。奈良県人しては複雑な気分ですが「奈良=鹿」の認知度は非常に高く、ご存じの通り、奈良遷都1,300年記念のマスコットキャラクターの『せんとくん』にも鹿の角があって物議を醸しました。鹿にまつまわるもろもろをご紹介します!■『鹿せんべい』に関する話奈良公園には鹿せんべいを売っている屋台がたくさんあります。鹿せんべいは米ぬかを原材料にしています。試しに食べてみる人もいますが、調味料が入っておらず無味ですから、人間が食べても美味しくありません。屋台の側で人間が鹿せんべいを購入するのじっと待っている鹿も多いです。お利口なことに屋台に置いてあるせんべいを狙う鹿はいません。お金を払って、観光客が手にするとわっとやって来るのです(笑)。ちなみに現在では10枚で150円ですが、筆者の記憶では30円という時代もありました。もちろん大昔の話ですが。■鹿は礼儀正しいか?鹿せんべいをくれる観光客におじぎをする――という話があります。確かになぜか頭を下げる鹿もいますが、すべてがそんなイイ鹿ではありません。観光客が鹿せんべいをくれることを、奈良公園の鹿は知っていて、スキあらば鼻先をぐいぐい押しつけてきます。気をつけないと服が鹿のだ液、鼻汁だらけになってしまいます。■鹿害もあります!奈良公園の鹿は一応建前上は「野生動物」ということになっていますが、『財団法人 奈良の鹿愛護会』によって保護されています。ただやはり鹿なので、近在の畑の苗木を食べたりする害を起こしており、農家の人からは「鹿害に関する陳情書」が出されていたりします。奈良の鹿は、春日大社では「神のお使い」というスタンスですので、そう簡単に間引いたりできないのです。■罰当たりな話筆者が高校生のころに罰当たりな事件がありました。夜中に奈良公園の鹿を(かわいそうに)鉄パイプで一撃。白いバンに積み込もうとした2人組が捕まりました。「鹿肉が美味しいと聞いていたので食べようと思った」というのが犯行の動機です。ほかにも最近ではボウガンで傷つけたり、角を狙ったりする輩もいるようです。けしからん話です。■『鹿サイダー』登場!鹿にかぶせた商品開発は盛んですが、この『鹿サイダー』は新顔です!「奈良県初登場のご当地サイダー」です。鹿の味がするわけではなくて、「柿酢風味」でさっぱりとした甘酸っぱさがウリです。ちなみに柿は奈良県を代表する果物です。というのは、柿は大和朝廷の時代から栽培されていました。「柿食えば……」で有名な法隆寺も奈良県にあります。鹿サイダーが柿酢風味というのも理由のあることなんですね。(谷門太@dcp)『鹿サイダー』を販売しているサイト
2012年11月26日11月15日(木)に東京・TOKYO DOME CITY HALLで「鹿鳴館伝説PARTⅡ~LEGEND OF ROCK MAY KAN」が開催する。【公演情報はこちら】このイベントは2010年に老舗ライブハウス「目黒鹿鳴館」の30周年を記念して行われた企画の第2弾。出演はPlastic Tree、Creature Creature、MERRY、lynch.の4組。いずれ劣らぬ人気バンドの共演も、日本のヴィジュアル系の歴史を見てきた目黒鹿鳴館のイベントならではだろう。チケットは発売中。■鹿鳴館伝説PARTⅡ~LEGEND OF ROCK MAY KAN日時:11月15日(木) 17:00/18:00会場:TOKYO DOME CITY HALL(東京都)出演:Plastic Tree/Creature Creature/MERRY/lynch.料金:スタンディング・指定席共に6000円(ドリンク代別途必要)
2012年10月23日島根県の東端に位置する、どじょうすくいとヤスキハガネの町、安来市。現在この安来市で宝探しイベント「山中鹿介の埋蔵金を探せ!」を開催中だ。期間は12月31日(月)まで。時は戦国時代、毛利家との攻防の中でひときわ偉才を放った武将がいた。山中鹿介幸盛だ。三笠山の上に光る三日月に向かい「願わくば我に七難八苦を与え給え」と祈り続けた。この鹿介の勇姿とともに地元に残るのが、鹿介の埋蔵金伝説。かつて山陰・山陽11カ国を治めた尼子氏の巨大な軍用金を城下のどこかに埋めたとされる。そんな伝説のある尼子の里、安来市広瀬町を歩き回りながら、謎を解き、キーワードを探すのが「山中鹿介の埋蔵金を探せ!」だ。回答を応募すると、正解者に抽選で特産品が贈られる。参加方法は簡単だ。まず「山中鹿介の埋蔵金を探せ!」パンフレットを安来のどじょう報からダウンロード。パンフレットの物語を読んで、物語に登場する古文書に関係のある場所をめざして、「まちあるき」へ。それぞれの場所でキーとなる数字を探し出し、文字盤にあてはめ、見つけ出した文字を応募用紙に空欄に書き込んで文章を完成させればOK。参加費は無料。この街歩きを手助けしてくれるのが「尼子の里まちあるきMAP」で、市内の主要観光施設で手に入れることができるほか、同サイトからもダウンロードできる。探し出した回答を応募用紙に記入の上、広瀬絣センター、安来商工会(平日のみ)、観光交流プラザ(JR安来駅隣)に設置してある応募箱に投函。応募者全員に「山中鹿介シール」がプレゼント(ただし、なくなり次第終了)されるほか、正解者の中から抽選で20名に山中鹿介Tシャツや城下町広瀬の特産品がプレゼントされる。なお、応募締め切りは来年1月15日(火)まで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月04日