黒澤映画を世界で初めてミュージカル化した意欲作、ミュージカル『生きる』が、再び上演されることが決定した。2018年の初演、2020年の再演に引き続き今回が3度目の上演となる。初演以来、主演の渡辺勘治を演じ続けるのは、日本ミュージカル界のレジェンド、市村正親と鹿賀丈史。役所の市民課に30年休まず勤め続ける課長・渡辺勘治をダブルキャストで演じる。2020年舞台写真 渡辺勘治役 鹿賀丈史演出を手掛けるのは、世界の舞台で活躍する演出家の宮本亞門。脚本と歌詞は『アナと雪の女王』などのディズニー映画の訳詞を多く手掛けるほか、劇団四季ミュージカル『バケモノの子』やミュージカル『COLOR』などのオリジナルミュージカルを次々と発表している高橋知伽江。作曲と編曲は、ブロードウェイで今年上演されたミュージカル『Paradise Square』の作曲で本年度のトニー賞優秀作曲賞にノミネートされた作曲家、ジェイソン・ハウランドが手掛ける。今回の公演では、2020年の再演時に勘治の息子・光男を好演した村井良大以外のメインキャストを一新。物語の語り手として重要な役どころである小説家をダブルキャストで演じるのは、平方元基と上原理生。 渡辺勘治に再び生きる力を与える女性・小田切とよ役には、音楽座ミュージカルのヒロイン・高野菜々が挑む。光男の妻・一枝に実咲凜音、渡辺勘治の公園作りを妨害するヤクザ組長に福井晶一など、ミュージカル界の豪華な面々集結。そして、本作の登場人物の中でもっとも腹黒い人物の助役を鶴見辰吾が演じる。そのほか初演から出演し、独特な存在感で本作の世界観を体現している佐藤誓、重田千穂子も続投する。ミュージカル版の見どころは音楽。閉塞感漂う戦後直後の日本、そこに流れ込んでくる開放的なアメリカ文化、未来に向かって日本が立ち上がろとする民衆の力、そして渡辺勘治という無骨な男の生きざまをブロードウェイの鬼才によるさまざまなタイプの音楽で表現。1幕ラスト、渡辺勘治が残りの人生を悔いなく生きることを誓う曲「二度目の誕生日」はミュージカル史上に残る名曲となっている。ミュージカル『生きる』は、2023年9月に東京公演を新国立劇場中劇場にて上演後、大阪公演を予定。チケットは来年6月に発売予定だ。■演出:宮本亞門 コメント『生きる』を演出して、私自身、生きている今を大切に輝くものにしようと思いました。コロナ禍を経て、生きる大変さや素晴らしさを感じた方も多いでしょう。そんなあなたに、この作品はミュージカルの枠を超え、人はいつになってもリセットができると背中を押してくれます。今回の再演は新たな素晴らしいキャストも参加して一段と深くなります。ぜひ劇場に足をお運びください。必ずや今までにない体験、体感をお届けします。<公演情報>ミュージカル『生きる』ミュージカル『生きる』メインビジュアル■東京公演期間:2023年9月会場:新国立劇場 中劇場※大阪公演あり【キャスト】渡辺勘治:市村正親/鹿賀丈史(Wキャスト)渡辺光男:村井良大小説家:平方元基/上原理生(Wキャスト)小田切とよ:高野菜々(音楽座ミュージカル)渡辺一枝:実咲凜音組長:福井晶一助役:鶴見辰吾佐藤 誓重田千穂子田村良太治田 敦/内田紳一郎/鎌田誠樹/齋藤桐人/高木裕和/松原剛志/森山大輔/あべこ/彩橋みゆ/飯野めぐみ/五十嵐可絵/河合篤子/隼海 惺/原 広実/森 加織【ストーリー】市役所の市民課に30年休まず勤め続ける渡辺課長は、早くに妻を亡くし息子夫婦と同居している。そんなある日、胃がんが発覚し、自分の人生が残り少ないことを知った渡辺は、生まれて初めて自分の人生の意味を探し始める。そして彼は市民のために小さな公園を作ろうと奮闘する。公式HP:公式Twitter:
2022年12月17日黒澤明の不朽の名作『生きる』(1952年)を「日の名残り」「わたしを離さないで」などで知られるノーベル賞作家カズオ・イシグロが脚本を手掛け、第二次世界大戦後のイギリスを舞台に蘇らせた『生きる LIVING』。この度、その予告編と特報が一挙に解禁となった。『ラブ・アクチュアリー』『アバウト・タイム愛おしい時間について』、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどに出演しているイギリスの名優ビル・ナイが主演を務めた本作。監督は2011年に『Beauty』(原題)でカンヌ国際映画祭クィア・パルムを受賞したオリヴァー・ハーマナス。解禁となった予告編では、ビル・ナイ演じるウィリアムズが、仕事一筋で空虚で無意味な毎日を送る中、余命幾ばくもないことを宣告されるシーンから始まる。最期を知り、残された日々を大切に過ごしたい…そう願うようになる。誰かのために、その彼の小さな一歩が人々の心に火を灯していく。残された日々を宣告されたことにより、それまでの自分の人生をふり返り、「生きることなく、人生を終えたくない」と静かに、しかし心の中は懸命に、熱く生きることを選んだウィリアムズ。そして、黒澤監督『生きる』での名シーンを彷彿とさせる誰もいない公園での“ブランコ”シーンで映像は幕を閉じる。本作はすでにサンダンス映画祭、ヴェネチア国際映画祭、サン・セバスティアン国際映画祭、トロント国際映画祭、さらに東京国際映画祭でも上映され、米国時間12月12日(月)夜に発表された第80回ゴールデン・グローブ賞にて主演男優賞(ドラマ部門)にビル・ナイがノミネートされた。『生きる LIVING』は2023年3月31日(金)より全国にて公開。2023年3月31日(金)より公開2023年3月31日(金)より公開2023年3月31日(金)より公開(text:cinemacafe.net)■関連作品:生きる LIVING 2022年10月24日より第35回東京国際映画祭にて公開©Number 9 Films Living Limited
2022年12月13日SNSの普及によって、インターネットを通したコミュニケーションの輪は急激に広がりました。一度も顔を合わせたことがない、遠くに住む人と気軽に交流をするのは、現代ならではの新しいコミュニケーションといえるでしょう。ですが、インターネット上の遠いようで近い距離感だからこそ、トラブルが起こることもあるようです…。見知らぬ人から近藤春菜の元に届いた『驚きのDM』2022年12月9日、お笑いコンビ『ハリセンボン』のYouTubeチャンネル『ハリセンボンOfficial Channel』が動画を公開。近藤春菜さんと箕輪はるか(みのわ・はるか)さんがプライベートで撮影した写真を見せ合う、人気企画の第3弾を投稿しました。さまざまな写真を見せながら、思い出を笑顔で語り合う2人。そんな中、近藤さんは「これ、ちょっとやめてほしいなって話なんですけど」と切り出します。なんと、近藤さんのInstagramのアカウント宛てに、最近「お金を貸してほしい」というダイレクトメール(通称:DM)が届くようになったのだとか。さらには「貸してほしい」という要望の、そのまた上を行くメッセージも届くようで…。ついこの間来たのが「お金をくれませんか?」って。で、まあそれは「いろんな事情があって…」みたいな感じなんだけど。「はるな様、お金をくれませんか。30万くれませんか。貸してでは返せないと思ってまして、くれませんか。よろしくお願いします」ってこれ、(私は)なんだと思われてんの?あげません!あげませんし、貸しませんので、今後こういったDMはやめていただいて…っていう話なんですけど。ハリセンボンOfficial Channelーより引用いうまでもなく、赤の他人に突然お金をせびることはマナー違反といえるでしょう。それも、近藤さんの元に届くのは数十~数百万円級の要求。また、最近は「返せないので、ください」というある意味正直なDMも来るようになったのだとか。見ず知らずの人から大金を要求され、おいそれと渡す人はほぼ存在しません。近藤さんはこういったDMに対し、ハッキリと「あげません」と告げ、迷惑行為であることをやんわりと呼びかけました。【ネットの声】・怖ッ!そんな要求を。見ず知らずの人に?・「事情があるのは分かっているけど」って前置きする近藤さん、なんて優しいんだ…。・信じられない。それで本当に「いいですよ!」って大金をもらえると思っているのか…?相手と直接顔を合わさずとも、簡単にコミュニケーションがとれるようになったのは、いいことです。しかし、いくら遠距離の交流でも、常識や相手への礼儀を忘れてはいけません。近藤さんの言葉が相手に伝わり、今後そういったDMが届かなくなることを祈るばかりです。[文・構成/grape編集部]
2022年12月11日乃木坂46の齋藤飛鳥のソロ曲「これから」のミュージックビデオが7日、公開された。きょう7日発売の31stシングル「ここにはないもの」をもってグループからの卒業を発表している齋藤。乃木坂46として最後のMVは、齋藤のこれまでの歩みと現在の姿、そして“これから”別の場所に向かう姿を映し出す事をコンセプトに制作。「とにかく楽しい!」と話した動物園で動物と触れ合う齋藤の姿を8mmフィルムで撮影し、現在と過去が交錯する様子を描いている。監督は、乃木坂46では「逃げ水」「路面電車の街」などのMVを多数手掛けた山岸聖太氏が担当した。
2022年12月07日乃木坂46が、本日12月7日(水) にリリースした31stシングル『ここにはないもの』の初回仕様限定(CD+Blu-ray)盤Type-Aに収録される齋藤飛鳥のソロ曲「これから」のMusic Videoを公開した。11月末と12月頭に撮影された同曲のMVは、グループからの卒業を発表している齋藤のこれまでの歩みと今現在の姿、そして“これから”別の場所に向かう姿を映し出す事をコンセプトに制作。「とにかく楽しい!」と動物園で動物と触れ合う姿が8mmフィルムで撮影されたほか、ダンスシーンでは足跡が描かれており、現在と過去の齋藤が交錯する様子が映し出されている。監督は、乃木坂46では「逃げ水」「路面電車の街」などのMVを多数手がけている、映像ディレクター・山岸聖太が務めた。乃木坂46「これから」MV<リリース情報>乃木坂46 31stシングル『ここにはないもの』12月7日(水) リリース●初回仕様限定盤(CD+Blu-ray)Type-A:1,900円(税込)乃木坂46『ここにはないもの』初回仕様限定盤(CD+Blu-ray)Type-A 表紙ジャケット乃木坂46『ここにはないもの』初回仕様限定盤(CD+Blu-ray)Type-A バックカバージャケット【CD収録内容】M1. 「ここにはないもの」(31stシングル選抜メンバー)M2. 「悪い成分」(31stシングルアンダーメンバー)M3. 「これから」(齋藤飛鳥ソロ)M4. 「ここにはないもの」~off vocal ver.~M5. 「悪い成分」~off vocal ver.~M6. 「これから」~off vocal ver.~●初回仕様限定盤(CD+Blu-ray)Type-B:1,900円(税込)乃木坂46『ここにはないもの』初回仕様限定盤(CD+Blu-ray)Type-B 表紙ジャケット乃木坂46『ここにはないもの』初回仕様限定盤(CD+Blu-ray)Type-B バックカバージャケット【CD収録内容】M1. 「ここにはないもの」M2. 「悪い成分」M3. 「銭湯ラプソディー」(梅澤美波・金川紗耶・田村真佑・山下美月・与田祐希)M4. 「ここにはないもの」~off vocal ver.~M5. 「悪い成分」~off vocal ver.~M6. 「銭湯ラプソディー」~off vocal ver.~●初回仕様限定盤(CD+Blu-ray)Type-C:1,900円(税込)乃木坂46『ここにはないもの』初回仕様限定盤(CD+Blu-ray)Type-C 表紙ジャケット乃木坂46『ここにはないもの』初回仕様限定盤(CD+Blu-ray)Type-C バックカバージャケット【CD収録内容】M1. 「ここにはないもの」M2. 「悪い成分」M3. 「アトノマツリ」(遠藤さくら・賀喜遥香・北川悠理・林瑠奈・弓木奈於)M4. 「ここにはないもの」~off vocal ver.~M5. 「悪い成分」~off vocal ver.~M6. 「アトノマツリ」~off vocal ver.~●初回仕様限定盤(CD+Blu-ray)Type-D:1,900円(税込)乃木坂46『ここにはないもの』初回仕様限定盤(CD+Blu-ray)Type-D 表紙ジャケット乃木坂46『ここにはないもの』初回仕様限定盤(CD+Blu-ray)Type-D バックカバージャケット【CD収録内容】M1. 「ここにはないもの」M2. 「悪い成分」M3. 「甘いエビデンス」(伊藤理々杏・久保史緒里・柴田柚菜・中村麗乃・林瑠奈)M4. 「ここにはないもの」~off vocal ver.~M5. 「悪い成分」~off vocal ver.~M6. 「甘いエビデンス」~off vocal ver.~【初回仕様限定(CD+Blu-ray)盤特典】①特典映像収録②生写真(39名×4種=全156種のうち1枚ランダム封入)③「全国イベント参加券orスペシャルプレゼント応募券」1枚封入●通常盤(CD Only):1,100円(税込)乃木坂46『ここにはないもの』通常盤 表紙ジャケット乃木坂46『ここにはないもの』通常盤 バックカバージャケット【CD収録内容】M1. 「ここにはないもの」M2. 「悪い成分」M3. 「17分間」(5期生メンバー)M4. 「ここにはないもの」~off vocal ver.~M5. 「悪い成分」~off vocal ver.~M6. 「17分間」~off vocal ver.~乃木坂46「ここにはないもの」MV乃木坂46「悪い成分」MV乃木坂46「17分間」MV乃木坂46『ここにはないもの』特典映像予告編購入リンク:関連リンク乃木坂46 公式サイト乃木坂46 Twitter乃木坂46 Instagramチャンネル「乃木坂配信中」
2022年12月07日2022年11月4日、アイドルグループ『乃木坂46』の齋藤飛鳥さんが、グループからの卒業を発表しました。この日、齋藤さんは自身のブログで「11年間、本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べ、同年12月7日にリリースされる31stシングルの活動をもって卒業することを明かしています。齋藤さんは2011年に『乃木坂46』の1期生として、中学1年生という若さでデビュー。卒業については、だいぶ前から覚悟をしていたといいます。これまで応援してくれたファンに感謝の言葉を告げ、齋藤さんはこのように想いを明かしました。今の私の1番大事にするべき事は、とにかく周りに恩を返していく事!ほんと甘ったれで、もっと早くに返せよってお話だし今からじゃ間に合わないくらいなんですが、自分を好きで、思ってくれている人、思ってくれていた人に対してはしっかり向き合いたい!もちろん、見返りはなし!で。だから少しだけ、最後に私に時間をください恥ずかしいという感情がまだ残ってたーより引用『乃木坂46』の運営によると、齋藤さんは2022年末までグループ活動を行う予定とのこと。2023年には、卒業コンサートの開催を予定しており、日程や会場は現在調整中だといいます。卒業後の活動については、「これからゆっくりと考えていきたい」とコメントしている、齋藤さん。きっと多くのファンが、アイドルとしての活動を終えた齋藤さんが歩み出す、新たな道を応援していることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年11月04日10月24日(月)より開催される「第35回東京国際映画祭」において、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督と深田晃司監督が、黒澤明賞を受賞したことが分かった。日本が世界に誇る故・黒澤明監督の業績を長く後世に伝え、新たな才能を世に送り出していきたいとの願いから、世界の映画界に貢献した映画人、そして映画界の未来を託していきたい映画人に贈られる賞として本年、14年ぶりに黒澤明賞が復活。これまで、スティーヴン・スピルバーグ監督、山田洋次監督、侯孝賢監督らが受賞した同賞。今年は、山田監督、仲代達矢、原田美枝子、川本三郎、市山尚三東京国際映画祭プログラミング・ディレクターの5名の選考委員により選考。その結果、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『レヴェナント:蘇えりし者』などを手掛け、アカデミー賞監督賞をはじめとした数々の映画賞を獲得。最新作『バルド、偽りの記録と一握りの真実』はヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に選出され、東京国際映画祭のガラ・セレクション部門で上映されることも決定しているイニャリトゥ監督。カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞した『淵に立つ』、最新作の『LOVE LIFE』は先日のヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門で上映され、満場の喝采で迎えられた深田監督の2名に決定。イニャリトゥ監督において選考委員からは、デビュー作『アモーレス・ペロス』で世界の目をメキシコ映画に向けさせ、その後アカデミー賞を始めとする多くの賞を受賞しながらも、作品ごとに常に新しい試みに精力的に挑戦している姿勢が評価に値するということで受賞が決定。深田監督においては、作品性が若手映画監督として優れている点や、世界に向けて将来の活躍が期待される日本人監督である点などに加え、映画製作活動以外での精力的な活動についても評価の声が高いことから今回の受賞が決定した。なお、黒澤明賞の授賞式は10月29日(土)に帝国ホテルにおいて開催予定だ。「第35回東京国際映画祭」は10月24日(月)~11月2日(水)日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催。「TIFFCOM2022」は10月25日(火)~27日(木)オンライン開催。(cinemacafe.net)
2022年10月08日アイドルグループ・乃木坂46の齋藤飛鳥が8日、千葉・幕張メッセで開催された日本最大級のファッション&音楽イベント「Rakuten GirlsAward 2022 AUTUMN/WINTER」に出演した。齋藤にとって10回目となるガルアワとなる。米国発の人気ブランド「ANNA SUI」のステージでラストに登場した齋藤。軽快なパンクミュージックをBGMに、真っ赤なファーコートを揺らしながらクールにランウェイを歩いた。コートの下は赤×白ニットワンピで、カラータイツが映える白色のレザーブーツをチョイス。首元は大振りのアクセサリーが輝いていた。同ショーではカラフルなヴィンテージスタイルを紹介。齋藤のほか、kemio、松井愛莉、井桁弘恵らがチェック・ネオンを取り入れたファッションを着こなした。「GirlsAward」は、2010年から開催している日本最大級のファッション&音楽イベント。今回のテーマは、DISCOのように心を躍らせて楽しい時間を“シェアハピ”しようという思いが込められた「Come on Happy Time! Share Happiness!」。人気モデルによるファッションショーやアーティストによるライブステージなどを展開する。撮影:蔦野裕
2022年10月08日「第35回東京国際映画祭」黒澤明賞の受賞者が、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督と深田晃司監督に決定した。東京国際映画祭は、日本が世界に誇る故・黒澤明監督の業績を長く後世に伝え、新たな才能を世に送り出していきたいとの願いから、世界の映画界に貢献した映画人、そして映画界の未来を託していきたい映画人に贈られる賞として、本年14年ぶりに黒澤明賞を復活させた。過去にはスティーヴン・スピルバーグ、山田洋次、侯孝賢などが受賞。今年は、山田洋次監督、仲代達矢、原田美枝子、川本三郎、市山尚三東京国際映画祭プログラミング・ディレクターの5名の選考委員により、受賞者はイニャリトゥ監督と深田監督に決定した。イニャリトゥ監督は、2000年に『アモーレス・ペロス』で長編映画監督デビューし、同作で第53回カンヌ国際映画祭の批評家週間部門、第13回東京国際映画祭でグランプリを受賞、アカデミー外国語映画賞にノミネートされた。以降『バベル』(2006年)、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014年)、『レヴェナント: 蘇えりし者』(2016年)と精力的に作品を発表しアカデミー賞監督賞をはじめとした数々の映画賞を獲得。最新作『バルド、偽りの記録と一握りの真実』は、本年度ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に選出され、東京国際映画祭のガラ・セレクション部門で上映されることも決定しており、11月より一部劇場でも公開される。選考委員からは、デビュー作『アモーレス・ペロス』で世界の目をメキシコ映画に向けさせ、その後アカデミー賞を始めとする多くの賞を受賞しながらも、作品ごとに常に新しい試みに精力的に挑戦している姿勢が評価に値するということで、本年度の受賞が決まった。なお、イニャリトゥ監督は東京国際映画祭では2009年に審査委員長を務めており、それ以来の参加となる。深田監督は、2016年『淵に立つ』が第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞し、同作で2017年には第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞したほか、新型コロナウイルス感染拡大の影響で経営危機に陥るミニシアターが続出したことに対し、同じく映画監督の濱口竜介らとともに全国の小規模映画館支援のためのクラウドファンディング『ミニシアター・エイド基金』を立ち上げるなど、若手映画監督としての枠を超えた活動も行っている。最新作の『LOVE LIFE』は、先日のヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門で上映され、満場の喝采で迎えられたのは記憶に新しい。今回、選考委員からも作品性が若手映画監督として優れている点や、世界に向けて将来の活躍が期待される日本人監督である点などに加え、映画制作活動以外での精力的な活動についても評価の声が高く、今年度の受賞者として決定した。黒澤明賞の授賞式は10月29日(土)に帝国ホテルにおいて開催される予定だ。<第35回東京国際映画祭 開催概要>開催期間:2022年10月24日(月)~11月2日(水)会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区公式サイト: <TIFFCOM2022 開催概要>開催期間:2022年10月25日(火)~27日(木)(※オンライン開催)公式サイト:
2022年10月07日『スペンサー ダイアナの決意』プレミア試写会が10月4日、都内で行われた。米倉涼子、LiLiCo、近藤春菜が登壇し、映画やダイアナ元皇太子妃の魅力をそれぞれの目線で語った。1997年8月31日、ダイアナ元皇太子妃が交通事故で亡くなり25年。メモリアルイヤーの今年、全編アーカイブ映像のみで綴られる世界初の劇場版ドキュメンタリー『プリンセス・ダイアナ』と、主演のクリステン・スチュワートが第94回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた『スペンサー ダイアナの決意』の2作品の日本公開を盛り上げる「ダイアナプロジェクト」が発足している。先週末より公開を迎えた『プリンセス・ダイアナ』は初週の3日間で、エリザベス女王逝去により連日満席が続いていた話題の作品『エリザベス 女王陛下の微笑み』を超える成績で順調な滑り出し。客層もダイアナの姿をリアルタイムで見ていた世代から、ダイアナを知らない20代までと幅広い世代に好評だ。そして次なる『スペンサー ダイアナの決意』の公開を盛り上げるため、プロジェクトアンバサダーの米倉涼子、映画コメンテーターLiLiCoもスペシャルMCとして登場。まずLiLiCoは、マイクを握ると早々に「実は今日これから小道具として使うフリップを準備している時に、マジックで衣装を汚してしまいました」と明るく告白し、手で隠していたシミを堂々とオープン。さらに、首元の大きなパールネックレスについても「劇中でダイアナのパールがキーアイテムとして登場しますが、家を出る30分前に私もパールを持っていることに気付きまして」とごそごそすると「実はこれケータイの充電器で、USBがついているんです」と服の中に隠していたUSBの先端を見せながらパールの秘密を明かした。続いて映画とダイアナについて改めて振り返る米倉とLiLiCo。今年没後25年を迎えてもなお人々から愛されるダイアナの人気の秘密について、米倉は「ダイアナさんはファッションだったり、美しさだったり、人道支援をされるような優しさだったり、誰もが知るたくさんの魅力がありますが、ほかの人と違うのはやっぱり彼女が持つオーラかなと思います。どうしても彼女を見てしまう、目が離せないオーラこそが彼女の一番の個性」と魅力を語る。さらに「愛にあふれた人として知られているけれど、その愛は家族の中では息子たちからしか受け取れなかったのかもしれない、ということがこの映画の中でも描かれます。一番ほしかった『愛』そのものが彼女の魅力でもあるのかもしれません」と“愛の人”ダイアナである所以についても考えを示した。そして『スペンサー ダイアナの決意』のタイトルの「スペンサー」はダイアナの旧姓で、プリンセスからただのダイアナ・スペンサーに戻るという意味が込められている。これを踏まえ、自身に戻る瞬間はいつかと聞かれた米倉は「うーん、いつかなあ」と悩ましげな表情を浮かべてから「お風呂に入っている時間ですね。あと家にワンちゃんがいるのですが、一緒にいる時は素直に自分に戻りますね」と癒しの時間を告白。そして映画全体の見どころについて話が及ぶと「やっぱり主演のクリステン・スチュワートさんの演技ですね。上目遣いとかダイアナそのまま。そしてとても苦しい時期のダイアナが描かれている映画なので、彼女自身も演じていて相当辛かったと思うのですが、気持ちを背負って全身で演技をしている姿がすごいなと。表情での表現も細かくて、目の演技が素晴らしいです」と演技を絶賛した。またスペシャルゲストとして、ダイアナの葬儀で演奏された『キャンドル・イン・ザ・ウインド』とともにエルトン・ジョンの恰好をしたハリセンボンの近藤春菜が登場。ピンクのスパンコールのジャケットと、ユニオンジャックを掲げたキーボードを肩にかけて、「ハーイジャパン!」と陽気に登場したが、リアクションに困った観客席からは大歓声ではなく、笑い声とともにまばらな拍手が沸き起こった。さすがのエルトンも、これには「お客さんも戸惑ってるよね。一言言わせてください、エルトンじゃねーよ!近藤春菜です!」と大きな声で自己紹介し、会場から再度笑いが。その後も軽妙なやりとりで、舞台上の雰囲気はさらに和やかに。その近藤は映画の感想を「クリステンさんが演じるダイアナも、映像も美しくてとても素敵な映画でした。実はこのイベントのオファーを受けてから映画を見ましたが、見終わってから『この格好で出られない』と思いました。こんな映画じゃないんです。この格好をして登場したことは、私が一番戸惑ってるんですから」と観客にコメディ映画ではないことをアピール。そして本作のタイトルにちなみ、3人それぞれの「決意」を発表することに。LiLiCoは今朝の出来事を語り始め「誰がやった、とかは言わないですけどね。今日家を出てくるときに洗面所に茶色いシミがあったんですよ。聞いてみたらお茶だと。捨てたの?と聞くと『捨てた』となんの悪びれもない返事が返ってくるんですよ。そこで私は“キレないこと”を決意しました」と旦那への愚痴とともに発表すると、客席の女性客は拍手をしながら一緒にうなずく。米倉から「これまで何度同じ決意を?」と質問が飛ぶと、「数えきれないくらいです!」と笑顔で答えたLiLiCo。しかし、その目は笑っておらず、近藤がすかさず「いや、めちゃくちゃ目がキレてるから。怖いから」と突っ込んでいた。そんな近藤の決意は「エルトン・ジョンさんにご挨拶」。そして「これまで角野さんや、フィンランドのハロネン前大統領には直接お会いしてそっくりだと認めていただいたんですけど、エルトンさんにはまだ会ったことがないので、ぜひ来年中には会ってご挨拶したいですね」と宣言する。そして米倉は「ちょっとこの流れで出すのは申し訳ないほどシリアスになっちゃうんですけど……」と前置きしつつ、「動ける体を取り戻す」と笑顔で発表。理由については「最近体を壊してしまい、舞台も降板することになって多くの方にご迷惑をおかけしてしまったので……早く舞台の上にあがれるように取り戻してやる!」と表明した。最後に米倉が「ダイアナが決意を新たに一歩の踏みだす姿はとても美しく、私は勇気をもらいました。これから映画をご覧いただくのですが、きっと皆さんの背中も押してくれることと思います。ぜひお楽しみください」と力強く映画をアピールし、イベントは幕を閉じた。『プリンセス・ダイアナ』公開中『スペンサー ダイアナの決意』10月14日(金)公開
2022年10月05日バカリズム、日村勇紀(バナナマン)、若林正恭(オードリー)、水川あさみというお馴染みメンバーに加え、近藤春菜(ハリセンボン)が初登場する「住住」最新シリーズがこの秋、「Hulu」にて配信されることが決定した。バカリズムさんが原案・脚本を務め2017年にスタート、キャストが全員実名で出演し、なんとも不思議な感覚&クセになるゆるさで、視聴者を瞬く間にとりこにした異色ドラマ「住住」。待望の最新シリーズとなる今回の第4弾には、水川さんの実際の友達である近藤さんが初出演し、リアルな世界と同じく、“水川の友達”という設定で登場するだけでなく、意外な素顔(!?)も忍ばせながら、新風を吹き込む。また第2シリーズ以降、定点観測的に「バカリズムの作業場」で繰り広げられるエピソードとなっていたが、最新作ではシリーズ史上初となるロケも敢行。バカリズム、日村、水川が、小型バスでゆる~いドライブを楽しむことに。また、最終話の配信がスタートする10月22日(土)18時には「HuluライブTVチャット」の開催も決定。キャスト陣と一緒に名場面をふり返りながら、裏話が次々と飛び出す小粋なトークが楽しめる。なお、10月8日(土)より、前作から厳選したエピソードを地上波放送することも決定。「TVer」でも9月24(土)正午から、過去作を順次配信する。<コメント>・バカリズム「住住」は勝手に毎年やるもんだと思っちゃってたから、うれしいというか…「今年もやれてよかったな」と、ホッとした感じです。実は僕、劇中とほぼ同じ雰囲気の作業場を実際に持っているんですよ。ドラマ上はみんなが遊びに来て楽しくやっているんですけど、実際は誰もいないその部屋で、1人で脚本を書いてるから、たまにすごく虚しくなるんですよね。「みんながこの部屋に遊びに来てくれたらなぁ」という妄想をドラマにしているような感じなので、書きながら「本当は誰も来ねぇのに…」と思っています(笑)。今回は近藤春菜さんも初登場します。春菜さんと実際に友達の水川さんにアンケートを渡して記入してもらったり、監督と春菜さんの打ち合わせで出た話を教えてもらったりして、脚本を書きました。また、今回はいつもの作業場とは違う場所を舞台にしたエピソードが1つあるんですけど、ワンシチュエーションというのは同じ。“ずっと同じところに座って、ただしゃべってるだけ”という「住住」の良さはそんなに変わっていません。この“変わらない感じ”が「住住」の良さだと思っていますので、楽しんでいただけたらなと思います。・日村勇紀我々はただ、ヒデ(バカリズム)が書いてくれた台本通りにやるだけ(笑)。毎回、面白い台本を書いてくれるから、ありがたいという気持ちしかないです。ご褒美みたいなものですね。ちなみに、「住住」の僕は20代の頃をモデルにして、ヒデが書いてくれているので、すごくまくし立てる場面が多いんですよ(笑)。僕も今ではもう50歳になってそんなことないのに、なんか劇中ではヒデや水川さんに対して攻撃的というか…。今回もその様子を撮っていたカメラマンさんに「日村さんが『住住』に戻ってきた感じがしますよ~」と言われて、「オレって、そんなイメージなの?」と思いました(笑)。・水川あさみ「住住」はご褒美みたいなお仕事で、実家に帰ったみたいな感覚になります。こたつに入ってグダグダしゃべって、いつも楽しいです。そんな中、今回は初めてロケもあるのですごく新鮮です。あと、私の友達の(近藤)春菜が出ます。過去に何回か一緒にお芝居をする機会があり、初めて知り合ったのもドラマの現場だったんですけど、今回バカリさんが描く春菜には“私が苦手な、ちょっとうじうじした春菜”がちゃんと出ていて(笑)、最高に面白いです!「住住」は10月1日(土)より毎週土曜日新エピソードをHuluにて独占配信(全4話)。(cinemacafe.net)
2022年09月24日アイドルグループ・乃木坂46の齋藤飛鳥が13日、都内で行われたティファニー「ブルー ブック 2022:ボタニカ」ガラ イベントに出席した。同イベントは、植物の美を表現した最新作「ブルー ブック 2022:ボタニカ」の日本での初お披露目を祝したもの。齋藤は総額2億3000万円超えのダイヤモンドのリングとネックレスを身につけて登場し、「私の知らない世界。ここまで煌びやかなものを身につけられると思ってなかったのですごくうれしいです。とても光栄です」と笑顔を見せ、「この煌めきはほかに勝るものはないなと思います」と話した。そして、このジュエリーをどのような場面で身につけたいか聞かれると、「すごく特別な日に、ドレスアップしていろんな方にお見せできるような場面でまた着用できたらうれしいなと思います」と答えた。イベントにはそのほか、ティファニー グローバルアンバサダーのROSE (BLACKPINK)やティファニー ジャパンフレンドの三吉彩花をはじめ、UTA、窪塚洋介、寺島しのぶ、町田啓太、吉岡里帆、滝沢眞規子が参加した。撮影:加藤千雅
2022年09月13日アイドルグループ・乃木坂46の齋藤飛鳥が3日、さいたまスーパーアリーナで行われたファッションイベント「第35回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2022 AUTUMN/WINTER」(TGC)に出演した。“ストリート×フォーマル”をコンセプトに展開するブランド「SNIDEL(スナイデル)」のショー。齋藤はタイトなトップスに、ふんわりとしたシルエットのロングスカートというブラックコーデに、首周りにホワイトのレースを合わせたスタイルを披露。耳はシルバーとパールの組み合わせでゴージャスに演出した。同ショーには、生見愛瑠、外国人モデルら21人のモデルも登場。秋冬ファッションをひと足早く紹介した。TGCは、「日本のガールズカルチャーを世界へ」をテーマに2005年から年2回開催している国内最大規模のファッションイベント。人気モデルが出演するファッションショーをはじめ、アーティストによる音楽ライブ、旬なゲストが登場するスペシャルステージなど、多彩なコンテンツを展開している。今回のテーマは「GOING MY RUNWAY」。「“わたしらしく”過ごすことが尊重されるカラフルな時代に、多様性を受け入れながらも“わたしらしく”輝く人をTGCは応援したい」という思いが込められている。撮影:蔦野裕
2022年09月03日アイドルグループ・乃木坂46の齋藤飛鳥が、9月17日から京都・京セラ美術館 東山キューブで開催される「アンディ・ウォーホル・キョウト/ANDY WARHOL KYOTO」展のオーディオガイドのナレーターを務めることが17日、わかった。ポップ・アートの旗手として、アメリカの大量消費社会の光と影を描いたアンディ・ウォーホルの初期の作品から、晩年の作品までを包括的に展示する同イベント。大衆文化やポップ・カルチャーにおける様々なイメージをモチーフとして作品にとりいれていったアンディ・ウォーホルの展覧会ということで、日本におけるエンターテインメントカルチャーの一つである“アイドルカルチャー”を代表し、乃木坂46でセンターを務めた経験もある齋藤の参加が実現した。コメントは以下の通り。■乃木坂46齋藤飛鳥――オーディオガイドを担当した感想有名なヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコのジャケットイラストなど元々いくつかの作品とアンディ・ウォーホルという名前は知っていて、カラフルな作品の印象からポップな人なんだろうなと思っていたのですが、今回オーディオガイドを担当させていただいて色々と知ったことでそのイメージがぐるっと真逆になりました。身体が病弱だった幼少期があったり、コンプレックスをたくさん抱えていたり、描いている鮮やかな作品の裏側に深いヒストリーがあって、改めてアンディ・ウォーホルは深い人なんだなと思いました。今回ありがたいことにお声をかけていただいたのですが、私自身はアンディ・ウォーホルやアートに関する知識があるわけではないので、お話しすることで深みを持たせようとかではなく、一方できっと私みたいに初めて知る情報がたくさんある人も多いと思うので、そういった方々が楽しく知れるように友達や知り合いにお話しするような、ポップな気持ちで収録しました。京都に2回訪れていることだったり、日本食が好きなことだったりといった、へえと思う情報から、本人が残した名言まで、「当時こんな感じだったのか」ということや、「こんな人だったんだ」ということが全段落に詰まっていますので楽しんでいただけるとうれしいです。――展覧会によせてのコメントアンディ・ウォーホルが大好きな方々には、日本初公開の作品が100点近く展示され、かつ全国的に見ても約10年ぶりの大規模個展となる今回の貴重な機会を是非お楽しみいただきたいなと思っています。また、私たちの世代くらいのアンディ・ウォーホルをご存じない方も、オーディオガイドなどを通して知識を深めて作品や作家を身近に感じていただけるとうれしいですし、また、何も知らなくても作品を見るだけで楽しんでいただけたり、心に刺さる作品に出会えたりもすると思いますので、是非アンディ・ウォーホル・キョウトに足をお運びください!
2022年08月17日公演初日を迎えた『シュレック・ザ・ミュージカル』の初日会見が16日、東京・池袋の東京建物 Brillia HALLで行われ、応援サポーターの近藤春菜(ハリセンボン)が主演のspiとともに報道陣の取材に応じた。ドリームワークスが2001年に製作して史上初のアカデミー長編アニメ映画賞を受賞した大ヒットアドベンチャーコメディの映画『シュレック』。仲間との絆や真実の愛、困難に立ち向かうという普遍的なテーマをジョークやパロディ満載で描き、公開から20年以上経った今でも世界中で愛されている。2008年にブロードウェイでミュージカル化されて大好評を博した。そんな本作がいよいよ日本に上陸。主人公のシュレックにspi、ヒロインのフィオナには福田えり、喋るロバのドンキーに吉田純也、ファークアード卿は泉見洋平が務める。公演初日となったこの日は、公演後に応援サポーターの近藤春菜と主演のspiが記者会見。90分にわたる公演を鑑賞した近藤は「めちゃくちゃ面白かったです。シュレックってCGのアニメだからこそ出来る世界ですが、それをミュージカルで生でどんな風にやるかと思ったら想像を遥かに超えてめちゃくちゃ面白かったですね。シュレックの特殊メイクをされながらあの歌唱力にあの演技、本当に感動しました!」とすっかり魅了された様子。大好きなシーンは「2幕のフィオナ姫とのやり取り」といい、「あんなにオナラのシーンがあるのは志村けんさん以来ですよ。する度に黄色い花が咲いたりしてメルヘン!ミュージカルだからこそ楽しかったです」と賛辞を惜しまなかった。お馴染みの「シュレックじゃねーよ!」というキレるネタで応援サポーターに就任した近藤。「不思議な感じですね。『シュレックじゃねーよ!』と10年以上言わせてもらって今回応援サポーターをやらせてもらっていますが、不思議な縁を感じますよ」としみじみと振り返り、「『シュレック』は結構初期なんですよ。最初は角野卓造さん、そしてマイケル・ムーア。シュレックは『何とかじゃねーよ!』の中でもトップ3に入るぐらい似ているんじゃないかと思っています」と胸を張った。また、この日初めて対面した主演のspiから「ダブルキャストでやっていただけたら。ノーメイクで」と提案されて「ダブルキャストの一人がノーメイクっておかしいでしょ!」とキレながら「見たからこそ自分でやるものではないと思いました。見て楽しませてもらうものだと思っています」とやんわりと拒否反応を示していた。
2022年08月16日・ついに実写化したんですね。・めっちゃ似てる。本物としか思えない。・もしかして、親戚?お笑いコンビ『ハリセンボン』の近藤春菜さんがInstagramに投稿した写真に、そんな驚く声が寄せられています。近藤さんが投稿したのは、クッキー専門店『ステラおばさんのクッキー』に描かれているステラおばさんに扮した、自身の姿。近藤さんといえば、俳優の門野卓三さんやアニメキャラのシュレックなどに似ている容姿をネタにした「~じゃねーよ!」というギャグで知られています。今回、写真を投稿したステラおばさんもまた、近藤さんの鉄板ネタでたびたび登場しているキャラクター。しかし、近藤さんのギャグが通用しないほどのそっくりぶりが、反響を呼んでいます。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る ハリセンボン 近藤春菜(@harisenbon_haruna)がシェアした投稿 画像4枚目の、ステラおばさんのロゴと近藤さんが並んだ写真を見ると、いかに似ているかがよく分かるはずです。これは、「実写化したんですね」というコメントが寄せられるのも納得!ファン待望のコラボは、多くの人に笑顔を届けてくれたようです。[文・構成/grape編集部]
2022年07月18日展覧会「脚本家 黒澤明」が、東京・京橋の国立映画アーカイブにて2022年8月2日(火)から11月27日(日)まで開催される。黒澤明の“シナリオ術”にフォーカス「脚本家 黒澤明」は、映画監督・黒澤明のシナリオ術に焦点を当てた展覧会。幾多の名脚本家たちとともに次々傑作映画を生み出した黒澤明は、自身もシナリオを執筆することで映画監督としての成長を遂げてきたのだった。「脚本家 黒澤明」では、黒澤明の“シナリオ作家”としての側面から、『七人の侍』(1954年)をはじめとする名作脚本の生成・変更の過程を分析し、他の監督たちに提供した脚本や、新たに発見された未映像化脚本について解析。黒澤明にインスピレーションを与えてきた文学作品など、“書く人”黒澤明の修業時代から後期作品までを紐解いていく。会場には、国立映画アーカイブの所蔵品に加え、黒澤資料の収集家、各地の資料館や黒澤作品の元スタッフ関係者などから貸与された資料が一堂に集結。新発見の脚本『ガラスの靴』をはじめ、映画化が実現しなかった幻の脚本や、黒澤自身で監督をせず、他の監督に提供した執筆脚本の数々も目にすることができる。『七人の侍』ストーリーはいかに構築されたのか?世界映画史において最高峰の1つである映画『七人の侍』のシナリオは、黒澤と橋本忍、小國英雄の3名による合作だった。侍たちそれぞれのキャラクターはどのように構想され、肉付けされていったのか、また、ストーリーの構造はいかに構築されたのかを、資料を通して解明。アイデアの源泉として注目されるソビエトの文学者ファジェーエフの小説にも触れながら、解説する。ドストエフスキーやシェイクスピアなど影響を与えた文豪たちまた、『白痴』のドストエフスキーや、『蜘蛛巣城』『乱』のシェイクスピア、『椿三十郎』『赤ひげ』『どですかでん』の山本周五郎など、黒澤の映画世界に大きな影響を与えた文学者たちの存在にも注目だ。文豪たちが生み出した物語や人間観は、黒澤映画の中にどのような影響をもたらしていたのかを考えるとともに、彼らと並び強い影響を与えたバルザックの小説についても、新たな考察を加える。【詳細】脚本家 黒澤明会期:2022年8月2日(火)~11月27日(日)会場:国立映画アーカイブ 展示室(7階)住所:東京都中央区京橋3-7-6休室日:月曜日および9月6日(火)~9日(金)、9月27日(火)~10月2日(日)は休室。開室時間:11:00~18:30(入室は18:00まで)※毎月末の金曜日のみ開室時間を20:00まで延長。※入室は19:30まで■チケット料金:一般 250円(200円)/大学生 130円(60円)※65歳以上、高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料。※料金は常設の「日本映画の歴史」の入場料を含む。※( )内は20名以上の団体料金。※学生、65歳以上、障害者、キャンパスメンバーズ対象者は入室の際、証明できるものの提示が必要。※国立映画アーカイブが主催する上映会の観覧券(オンラインチケット「購入確認メール」)を提示すると、1回に限り団体料金を適用。※2022年11月3日(木)「文化の日」は、無料で観覧可能。【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2022年07月15日ルイ・ヴィトンの巡回展「SEE LV」のレセプションイベントが5日、東京・六本木の東京ミッドタウン 芝生広場で開催され、広瀬すず、ローラ、Koki,、齋藤飛鳥(乃木坂46)らが出席した。「SEE LV」展は、メゾンの160余年におよぶ歴史を巡る旅へと誘うルイ・ヴィトンの巡回展。2020年よりスタートし、世界の主要都市に降り立った後、このたび4番目の寄港地となる東京へ。7月8日~8月21日まで東京ミッドタウン 芝生広場にて開催される。オープニングを記念したレセプションイベントには、約50人のゲストが出席。ルイ・ヴィトンのコレクションを身にまとって登場し、「SEE LV」展の開催を祝った。広瀬、ローラ、Koki,、齋藤のほか、市川海老蔵、市川染五郎、岩橋玄樹、大政絢、川村壱馬(THE RAMPAGE)、菊地凛子、紗栄子、佐野玲於(GENERATIONS)、鈴鹿央士、谷まりあ、冨永愛、Nissy、花村想太(Da-iCE)、BE:FIRST、堀田茜、松井愛莉、宮脇咲良、吉野北人(THE RAMPAGE)らが参加した。5つの世界で構成される同展では、コンテンポラリーなルックの類い稀なコレクション、20世紀初頭のトランク、メゾンとアーティストたちによるコラボレーション、アイコニックなレザーグッズなどを展示。「スティーマー・バッグ」をはじめ、「スピーディ」、「ノエ」そして「ツイスト」にいたるルイ・ヴィトンの最も象徴的なバッグや、メゾンのアンバサダーを務めるアリシア・ヴィキャンデル、エマ・ストーン、岩田剛典、広瀬すずをはじめ、Koki,、宮脇咲良、YUTA(NCT 127)など世界で活躍するセレブリティたちの写真が壁一面に展示される。
2022年07月06日アイドルグループ・乃木坂46の齋藤飛鳥が4日、都内で行われたバイトル「時給UP企業応援団」企画の記者発表会に秋元真夏、YouTuberのはじめしゃちょーとともに登場。アルバイトにちなんだトークを展開し、会場を盛り上げた。過去のバイト経験を問われて齋藤は「『バイトはしたくないな』と昔は思ってました。こんなこと言ったらダメか(笑)。昔は、思ってました」と強調。「子供のとき考えると、食品の販売とか人と接するのが難しそうだなと思った。バイトは大変、というイメージのほうが強かったから、したくないなと思っていた」と話した。また、はじめしゃちょーが過去に経験した裏方バイトの話に触発されて「メンバーの知らないところで、『実は裏方としてメンバーの何かを手伝っていました』みたいなことを、もし卒業したら1回だけこっそりやってみたくなった」と回答。秋元が「顔小さ過ぎて気づいちゃう」とツッコんだ。グループ内でも仲が良い齋藤と秋元。互いにやらせたいバイトを聞かれると、秋元は「私がよく行くオムライス屋さんで、(店員が)白っぽいワンピースに、赤と白のチェックのふりふりのエプロンをつけている。アイドルの衣装にありそうなくらいかわいい。そこで、(その衣装を着て)私にオムライスを運んでほしいです」とおねだり。一方、斎藤は「私が今までの真夏で好きだった、男装している真夏をもっと日本中に広めたい。すごいしっくりきた。男装して接客してほしい」とリクエストした。
2022年03月04日福田悠太(ふぉ~ゆ~)が主演を務める舞台『ボーイング・ボーイング』にCA役として愛加あゆ、大友花恋、飯窪春菜が出演することが決定した。本作は、フランスの劇作家マルク・カモレッティによる戯曲で、モテない男・ロベールが、モテ男・ベルナールを訪ねたことから巻き起こる大人気コメディ。1960年にパリで初演されて以降、日本を含めた世界中で幾度となく再演され、2008年度トニー賞で、 “リバイバル演劇作品賞” と“主演男優賞” にも輝いた。舞台は1960年代のパリ。日曜日、空港に近いパリ市内のアパルトマンに住んでいる建築家の“モテ男”ベルナールの元に田舎から旧友の“非モテ男”ロベールが訪ねてくる。ベルナールはロベールに自慢する。自分は三か国の美女3人と付き合っている、と。しかも全員が国際線キャビン・アテンダントなので、スケジュールをうまくやり取りすれば、全くバレずにうまく行くのだと。しかし、ベルナールは自身の恋人3人と同じ時間に会うことになってしまい……。モテない男・ロベール役を福田悠太(ふぉ~ゆ~)、二枚目のモテ男・ベルナール役を室龍太、そして、重要な回し役とも言える家政婦・ベルタを松本明子が演じることが発表されていたが、この度、ベルナールが付き合う3人のキャビン・アテンダント役が決定。ドイツ人のジュディス役を元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の愛加あゆ、アメリカ人のジャネット役を映画やドラマ、バラエティなど多方面で活躍中の大友花恋、フランス人のジャクリーン役をモーニング娘。OGで数々の舞台で活躍する飯窪春菜が演じる。3人はそれぞれ、出演の喜びと意気込みのコメントを寄せている。ドイツ人 CA ジュディス 役: 愛加あゆこの度、 『ボーイング・ボーイング』にてドイツ人キャビン・アテンダントのジュディス役を演じます、 愛加あゆです。60年代のフランスで上演されたコメディという事で…とにかく戯曲が面白いです!!!演出の三枝さんや素敵なキャストの皆様と、 より愉快で楽しい作品となりますよう努めて参りますので、 是非劇場まで観にいらして頂けたら嬉しいです!心よりお待ちしております♪アメリカ人 CA ジャネット 役: 大友花恋アメリカ人キャビン・アテンダントのジャネット役で出演させていただきます、 大友花恋です。台本を読んでいる時点でクスクス笑ってしまうような、 本当に楽しい舞台です。 舞台経験の少ない私が、 そんな素敵な作品に参加させていただくことは、 楽しみであり、 身が引き締まる思いですが、 作品に彩りを添えられるよう、 精一杯向き合います。 ジャネットとして全力で生きようと思います!ぜひ、 楽しみにしていてください!フランス人 CA ジャクリーン 役: 飯窪春菜フランス人キャビン・アテンダントのジャクリーン役を演じます、 飯窪春菜です。3人のキャビン・アテンダントの中でどの役になるのかワクワクしていたのですが、 三枝さんとお会いしてみてどうやら私はコケティッシュな印象だったらしく、 ジャクリーンに決まりました。わ、 私がコケティッシュ!?普段の自分からはピンときません!(笑)コメディ自体初めての挑戦なので、 誰よりも楽しみつつ先輩方からたくさん教わりたいと思います!チケットは3月26日(土)10時より一般発売予定。【公演概要】『ボーイング・ボーイング』作:マルク・カモレッティ演出:三枝孝臣上演台本:可児理華出演:福田悠太(ふぉ~ゆ~)室龍太 / 大友花恋飯窪春菜愛加あゆ /松本明子<東京公演>2022年5月14日(土)~29日(日)会場:自由劇場<京都公演>2022年6月3日(金)~5日(日)会場:京都劇場
2022年02月16日女優の村川絵梨、清水みさと、お笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜が出演するイヤードラマ『裸女二人、サウナにあり』が16日、音声版サブスクリプションサービス「NUMA」で配信をスタートした。同作は、銭湯「亀の湯」のサウナを舞台に、恋や人間関係、将来設計など様々な事情を抱えながら、“ととのう”ために集う女性たちの物語。結婚に興味のない「今どきの価値観を持つ女」を装うが浮気をしている彼氏の「都合のいい女」になっていることを自覚している雑誌編集者・柚希を村川が、優柔不断なOL・風香を清水が演じる。近藤は、風香の同僚でサウナデビューをするマコ役で出演。脚本・演出は、女性独特かつ繊密な人間観察を土台に作り上げる会話劇を得意とする「艶∞ポリス」主宰のクリエイター・岸本鮎佳氏が務める。また、各話ごとに、キャラクターがフィーチャーされ、様々な視点でサウナに集う女性たちの悲喜交々が描かれている。コメントは以下の通り。■村川絵梨鮎佳ちゃんにサウナを教えてもらい、すっかりハマり、サウナの物語が出来るなんて嬉しいしかないですし、心もすっかり温まるサウナ物語にホッコリしました。脚本・演出の鮎佳ちゃんとはプライベートのお付き合いから始まり。春菜ちゃんとも10年以上の付き合いですが初仕事となり。清水さんは初めましてでしたが役にピッタリな雰囲気で、私は終始共演のお2人に引っ張っていただきました。収録中は常に笑いが絶えない素敵な現場で、ただただ楽しい有り難い現場でした。台詞も等身大なので本当に話しやすかったです。完成作品も聴いて普通に笑いました。面白いです! このシリーズ! サウナで繰り広げられる楽しい、いや激しい? 女子トークに笑ったり、心温まったりしていただけると思います!是非、お風呂に入りながら(笑)。聴いてみて下さい。■清水みさと岸本さんのことは、劇団「艶ポリス」で知っていたので、遂に岸本さんの描く女性の物語を演られることが嬉しかったです。サウナは裸で入るので、例えばドラマや映像でサウナに入る女性の物語は、水着やタオルを巻かないと実現しないし、それはあまりに現実離れしていて、見たいけど難しいんだろうなぁと思っていたので、オーディオドラマで女性のサウナの物語を描くという話を聞いて、その手があった! と感激しました。岸本さんの書くサウナに入る女性は、生々しいほどリアルで、コミカルで、繊細で、気持ちいい毒のスパイスが病みつきでした。演じるみなさんの声が豊かすぎて、どこまでも想像が膨らみました。特に水風呂のシーンの声にならない声は必聴です。普段覗くことのできないフィクションの女性サウナを、耳から覗き見して感じてください。堪らないと思います。■近藤春菜岸本さんの作品に参加できて、すっごく楽しかったです! 本番やりながら、笑って前に進んでいく感じも楽しかったですし、心地よかったです。脚本を読んで、サウナの世界、人間関係ってこういうことあるなぁ、面白いなぁと思っていたので、本番の日を楽しみにしていたのですが、みなさんの声が入ると、やはり面白さは増して、最高でした!共演者の方々もそれぞれ、キャラに合ってて、人間くさくて、面白かったですし、元々友人である村川絵梨さんと初めて共演できたことも感慨深かったです。笑いながらも、胸がきゅっとなるお話が詰まっています。一緒にサウナに入っている気持ちで、プハーッと聴いてください。■岸本鮎佳氏キャストも親交のある方々だと思いますが、一緒に作品を作るにあたり感じたことなど。私の作品なり、為人を知ってくれているので、とてもスムーズに収録が進みました。主演の村川絵梨さんとは、一緒にサウナにも行くし、飲みにも行きます。なので、サウナ入った時の感覚がちゃんとわかってくれてるので、ちゃんと体現してくださって。近藤春菜さんも、私が書いたセリフ以上に面白くやってくれて、お芝居の間とテンポも素晴らしいし、流石だなと勉強になりました。清水みさとさんは、今回初めましてなのですが熱烈なオファーで受けてくださいました。彼女は、言わずと知れたサウナ界の女王なのですが、愛情持って役と向き合ってくださいました。それ以外の俳優さんたちも、ほとんど知り合いなので、私も気を使わず人演出をつけさせていただけたので、形になるのがとても早かった様に思います。――イヤードラマを作成してみた感想ラジオ局で1年間番組を持っていて、その時に毎回ラジオドラマを書いてまして、なのでその積み重ねがちゃんと活かせた気がしました。耳で聞くドラマというのは、聞いている方にいかに想像してもらうかが醍醐味になると思うので、セリフ一つ一つを丁寧に、かつ耳に残る形で作り上げることを意識しました。――この題材にした意図「サウナ」にハマって、4年ほどになるのですが、耳で聞くドラマにぴったりだなと思いました。これまでは、単純な男女のすれ違いを描いたものが多かったのですが、視点を変えて聞いていてじんわり気持ち良くなる様な内容にしたいと思い、「サウナ」はぴったりだと思いました。男性のサウナのドラマは、最近よく作られてますが、女性サウナは映像にすると、隠さなきゃいけない場所が多すぎて、なんか嘘くさくなってしまうと思うのですが、イヤードラマは「想像するドラマ」なので、ぴったりだと思いました。――これから聴く方に一言「サウナ」×「大人の女性の友情」を描いてます。これを収録している時、みんな「サウナ行きたいね」と話してました。きっとこれを聞いたら、サウナに駆け込みたくなると思いますので、サウナの準備をして、聴いてください。
2022年02月16日黒澤明監督の名作映画『生きる』をリメイクした映画『生きる LIVING』が、2023年3月31日(金)に公開される。黒澤明『生きる』イギリスを舞台にリメイク1952年に公開された映画『生きる』は、還暦直前に余命半年を告げられた役人が、人生を見つめなおす姿を描いた黒澤明監督の代表作。リメイク版の映画『生きる LIVING』では、第二次世界大戦後のイギリスを舞台にストーリーを展開する。『生きる LIVING』の主人公、ウィリアムズは、仕事一筋で空虚で無意味な毎日を送る中、余命幾ばくも無いことを宣告される。最期を知り、残された日々を大切に過ごしたい……、そう願うようになるウィリアムズ。それまでの自分の人生を振り返り、「生きることなく、人生を終えたくない」と静かに、しかし心の中は懸命に、熱く生きることを選んだウィリアムズの姿を描き出す。劇中には、黒澤明の『生きる』に登場する名シーンを彷彿させる、誰もいない公園での“ブランコ”シーンも。観るものの心に光を灯すような、感動の物語が紡がれる。ノーベル賞作家カズオ・イシグロが再構築リメイク版の脚本を手掛けたのは、小説『わたしを離さないで』などで知られるノーベル賞作家カズオ・イシグロ。監督はオリヴァー・ハーマナスが務める。ビル・ナイが主演主演は、『ラブ・アクチュアリー』『ナターシャの歌に』などで知られ、ジョニー・デップ製作・主演作品『MINAMATA−ミナマタ−』への出演も記憶にあたらしいビル・ナイ。仕事に明け暮れていた中、“余命半年”と告げられる主人公・ウィリアムズを演じる。その他、Netflix作品「セックス・エデュケーション」のエイミー・ルー・ウッド、『パーティで女の子に話しかけるには』のアレックス・シャープ、トム・バークなどが出演する。■主人公ウィリアムズ…ビル・ナイ公務員として空虚な日々を送っていたが、ある日「余命半年」であると宣告される。余命宣告を受け、自分の人生を見つめ直す。■マーガレット…エイミー・ルー・ウッドウィリアムズのもとでかつて働いていた同僚。第80回ゴールデン・グローブ賞、主演男優賞にノミネート第80回ゴールデン・グローブ賞にて、主演のビル・ナイが主演男優賞(ドラマ部門)にノミネート。すでに世界の映画祭で上映され、オスカー候補とも言われる映画『生きる LIVING』の、今後の展開も要チェックだ。〈映画『生きる LIVING』あらすじ〉1953年。第二次世界大戦後、いまだ復興途上のロンドン。公務員のウィリアムズは、今日も同じ列車の同じ車両で通勤する。ピン・ストライプ背広に身を包み、山高帽を目深に被ったいわゆる“お堅い”英国紳士だ。役所の市民課に勤める彼は、部下に煙たがられながら事務処理に追われる毎日。家では孤独を感じ、自分の人生を空虚で無意味なものだと感じていた。そんなある日、彼は医者から癌であることを宣告され、余命半年であることを知る―。彼は歯車でしかなかった日々に別れを告げ、自分の人生を見つめ直し始める。手遅れになる前に充実した人生を手に入れようと。仕事を放棄し、海辺のリゾートで酒を飲みバカ騒ぎをしてみるが、なんだかしっくりこない。病魔は彼の身体を蝕んでいく…。ロンドンに戻った彼は、かつて彼の下で働いていたマーガレットに再会する。今の彼女は社会で自分の力を試そうとバイタリティに溢れていた。そんな彼女に惹かれ、ささやかな時間を過ごすうちに、彼はまるで啓示を受けたかのように新しい一歩を踏み出すことを決意。その一歩は、やがて無関心だったまわりの人々をも変えることになる―。【詳細】映画『生きる LIVING』公開時期:2023年3月31日(金)出演:ビル・ナイ、エイミー・ルー・ウッド、アレックス・シャープ、トム・バーク原作:黒澤明監督作品『生きる』監督:オリヴァー・ハーマナス脚本:カズオ・イシグロ音楽:エミリー・レヴィネイズ・ファルーシュ製作:Number 9 Films
2021年12月19日・むしろ自然に見える。・なんて違和感のなさなんだ…。・バレなさそう。今度やってみる!くどー(@jun_kudo_)さんが考えた、漢字の書き方に関するアイディアに、上記のような声が上がりました。思わず、「なるほど…」と納得できるアイディアがこちらです。齋藤の齋、XYZにしてもバレない説 pic.twitter.com/0cRtz5ijxO — くどー (@jun_kudo_) November 19, 2021 名字の『齋藤』を書く時、画数が多く複雑な『齋』の字に苦戦する人がいるといいます。そんな時に、くどーさんが考えた『xyz』の文字を入れてみると、その字らしくはなりそうですね。ただ、役所など公的機関で記名する際は、面倒でもちゃんと書いたほうがいいでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年11月22日黒澤明監督の『乱』で、日本人女性として初めてアカデミー衣装デザイン賞を受賞したワダエミさんが、13日に亡くなったことが明らかになった。84歳だった。ワダさんの訃報は「The Wrap」などアメリカの多数メディアも伝えている。ワダさんは20歳のときに演出家・監督の和田勉さんと結婚。画家を目指していたが、勉さんとの結婚をきっかけに舞台や映画の衣装デザインを手掛けるようになる。日本映画では市川崑監督の『鹿鳴館』、大島渚監督の『御法度』など、海外映画ではピーター・グリーナウェイ監督の『プロスペローの本』『ピーター・グリーナウェイの枕草子』、チャン・イーモウ監督の『HERO』『LOVERS』などの衣装デザインを担当した。映画のみならず、舞台やオペラの衣装も手掛け、93年のオペラ「オイディプス王」でエミー賞最優秀衣装デザイン賞を受賞した。Photo by Bryan Chan/Los Angeles Times via Getty Imagesツイッターではファンが「『乱』は私の大好きな映画の一つです。エミ・ワダの衣装は大変美しく、この素晴らしい映画に命を吹き込みました。どうか安らかにお眠りください」「エミ・ワダは、アカデミー衣装デザイン賞を受賞した人の中でも、最もその賞にふさわしい人だった」とワダさんに追悼メッセージを送っている。(Hiromi Kaku)
2021年11月22日お笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜がこのほど、都内で行われたABEMAオリジナル恋愛番組『恋愛ドラマな恋がしたい~Kissing the tears away~』(10月31日22:00スタート)のスタジオメンバー合同取材に福徳秀介(ジャルジャル)、あ~ちゃん(Perfume)、小森隼(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、谷まりあとともに登場。年下男子との恋愛について語った。本作は、キスシーンのある恋愛ドラマの撮影で若手俳優たちの恋は生まれるのか追う恋愛番組。本作では、前シーズンに引き続いて5人がスタジオMCを務める。前シーズンは、20歳の最年少ボーイ・わくの存在がスタジオを湧かせた。年下男子との恋の可能性を問われて、26歳の谷は「私は甘えたいが強いから、タメか年上がいい」と言いつつ、「2個下の妹がいるんですけど、世代が違うと、ネットの使い方も会話も違ったりして面白い。年下の方と関わるのもアリかな」とほのめかした。一方、38歳の近藤は早口で「ありありありあり! ありです!」と即答。「もう食べさせてあげたい。色んな経験をさせてあげたい。ちょっと育てたい」と願望をのぞかせた。谷はまた、最近涙したエピソードを聞かれて「遅ればせながら、『君の名は。』を最近初めて見た。遅くなっちゃったんですけど、感動して泣きました。あとは(「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の)煉獄さん。そっち系で泣いてます」と明かした。
2021年10月30日アイドルグループ・乃木坂46の齋藤飛鳥が4日、オンラインで開催されたファッションイベント「第33回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2021 AUTUMN/WINTER」(TGC)に出演した。バランス感のある着こなしにこだわった新しいカジュアルスタイルを提案する、ファッションブランド「LAGUA GEM(ラグアジェム)」のステージ。トップバッターとして齋藤が先陣を切った。黒色のジャケットとパンツとクールなスタイルだがインナーは暖色系で、ブラックの目指す“媚びない強さとしなやかな女性らしさ”を表現。大きな丸いメガネが特徴的で、ランウェイトップに立つとメガネを外してクールな表情を浮かべた。同ステージには多屋来夢、岡本夏美、藤井サチ、加藤ナナ、嵐莉菜、大峰ユリホ、池田美優も参加した。TGCは、「日本のガールズカルチャーを世界へ」をテーマに2005年8月から年2回開催している国内最大規模のファッションイベント。人気モデルが出演するファッションショーをはじめ、アーティストによる音楽ライブ、旬なゲストが登場するスペシャルステージなど、多彩なコンテンツを展開している。なお、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、昨年2月開催の第30回から4回連続で、無観客・オンライン配信での開催となった。撮影:蔦野裕
2021年09月04日秋田発、東京初出店の“文庫カフェ”コーヒーは朝昼晩で異なる味を提供秋田名物「こおり水」とは秋田から東京初出店。「本と珈琲とインクの匂い」を感じる“文庫カフェ”とは商業施設内の一角にありながら、懐かしさと異彩を放つ外観が目を引きます東京「日本橋髙島屋S.C.」の新館4Fに【黒澤文庫】がオープンしました。宮城県仙台市の【青山文庫】、秋田県秋田市の【赤居文庫】に続き、3店舗目となる今回は東京での初出店です。ここは、「本と珈琲とインクの匂い」を感じるカフェをコンセプトに、どこか懐かしさを感じさせる店構えと、一杯一杯丁寧に抽出したハントドリップ珈琲が楽しめます。本や雑貨、壁掛け時計に囲まれた郷愁漂う店内。座席は、カウンター席、中央の大きなテーブル席、2~4人掛けのテーブル席があります“文庫カフェ”とは、その名のとおり、たくさんの本に囲まれた図書館や古書店のようなカフェのこと。店内には至るところに書籍が書籍が飾られていて、すべての本を読むことができます。その並べ方には特徴があり、一般的なカテゴリー分けとは異なり、なんだか個性的。例えば、店内の中央テーブルには「ゴリラ」、「ノーベル賞」、「くじら」、「アインシュタイン」と、様々なカテゴリーの本がまとめて配置されていて、ゴリラに関する本を手に取ったことのない私は、その意外性に思わず興味をそそられてしまいました。そんなテーマの雑多さは、新しい本に出合えるワクワク感をも感じさせてくれます。中央テーブルにある「ゴリラ」のコーナー文庫の貸出コーナー(2週間/50円)もありますもちろん、こちらのウリは本だけではありません。一杯一杯丁寧に抽出したハントドリップ珈琲もお店のイチ推しのひとつ。中でも『黒澤文庫ブレンド』(660円)は、コーヒー豆の輸入や販売を行っている「ミカフェート」のJose(ホセ)・川島良彰氏とコラボレーションした、スペシャルブレンドです。『黒澤文庫ブレンド』。ライトボディの「グッドモーニングブレンド」、しっかりとしたボディがありながらもコーヒーの果実味も感じられる「アフタヌーンブレンド」、深煎りならではのコクが楽しめる「ナイトブレンド」、各660円『黒澤文庫ブレンド』は朝・昼・夜で使用を変えていて、オープンから12時までは「グッドモーニングブレンド」、12時~17時までは「アフタヌーンブレンド」、17時~閉店までは「ナイトブレンド」と、訪れる時間帯で味と香りの変化を楽しむことができます。『こおり水』や『モーニングセット』など、気になるメニューがたくさん!コーヒー以外にもさまざまなメニューが楽しめます。まず、夏の暑い日に食べてほしいのが、秋田の夏の風物詩「こおり水」。昭和初期の秋田にあった老舗店の夏の名物だったかき氷のことで、そのレシピを継承。少し溶け始めた貫目氷を薄く削ることでふんわりきめ細やかな氷の食感を表現し、優しい甘さの白滝シロップを混ぜるなどして、その味わいを忠実に再現しているそう。定番メニューの『あずき白玉こおり水』715円『抹茶こおり水』825円『レモンこおり水』825円。他にも『コーヒーこおり水』825円、『梅酒こおり水』660円、『カルピスこおり水』660円、『カルピスぶどうこおり水』660円、『いちごこおり水』715円、『グレープフルーツこおり水』825円この日は『レモンこおり水』を頂いたのですが、ふわふわとした氷の舌触りと、さっぱりとした爽やかな味わいが暑い夏にピッタリでした。他にも、『あずき白玉こおり水』などの定番メニューに加えて、『コーヒーこおり水』や『レモンこおり水』など自家製シロップを合わせた全9種をラインナップ。店内にあるガレットの焼き台で焼き上げる『ガレット/コンプレット』990円『苺とホワイトチョコのマウンテンケーキ』869円※1日5食限定また、朝限定の嬉しいサービスも。毎朝10時半~11時までの30分間、ドリンクを注文した人のみ、「グッドモーニングセット」が無料で食べられます。セットの食事は、トースト3種(ゆで卵がついた『グッドモーニングトースト』、チーズ×蜂蜜の『ハニートースト』、毎朝変わるトッピングを楽しめる『月替わりチーズトースト』)から1種と、『ひと口デザート』、『小倉あんバター』、それに『ストロベリーヨーグルト』or『フレンチドレッシングのサラダ』が選べます。これが無料なんてとてもお得ですよね。アイスコーヒーの氷が溶けても味が薄まらない客席の目の前で注がれる、喫茶店名物のレモン水ほかにも、焙煎にこだわったコーヒーメニュー、『焼きカレー』(935円)や『煮込みスパゲティ』(935円)、『コーヒー小豆醤油ロールケーキ』(440円)や『黒澤文庫のシベリア』など、ボリューム感と手作りにこだわったオリジナルのフードメニューも数多く揃います。ショッピングの合間に、昭和レトロな文庫カフェでほんの少しの間、時間を忘れて昭和へトリップしてみてはいかがでしょうか。黒澤文庫【エリア】銀座【ジャンル】カフェ【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】1,001円~1,500円【アクセス】日本橋駅
2021年08月06日お笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜(38)の「○○じゃねーよ!」は、アレンジ自在な強みはもちろん、共演者や視聴者を巻き込めるギャグであるから毎回新しい笑いが生まれ、何年経っても飽きられることなく愛され続けている。春菜は「自分発信でできるものではなく、ツッコミなので振ってもらわないと成立しない。振ってくれる人たちがずっといることがありがたいです」と感謝。愛されキャラの春菜だからこそ人気のギャグになったのだろう。「角野卓造じゃねーよ!」をはじめ、「ステラおばさんじゃねーよ!」「シュレックじゃねーよ!」など豊富なレパートリーで知られる「○○じゃねーよ!」シリーズ。誕生してからもう16年になるそうだが、レパートリーを増やしながらいまだに人気だ。3月までMCを務めていた日本テレビ系情報番組『スッキリ』でも、視聴者が見つけた“春菜のそっくりさん”を募集し、寄せられた写真に対して春菜が「〇〇じゃねーよ!」とツッコミを入れるコーナーがあり、たくさんの笑いを生み出した。寄せられるさまざまな“春菜そっくりさん”から「じゃねーよ!」ネタの強さを改めて感じたが、春菜は「他薦でも自薦でも応募してくれる全国のみなさんの優しさがありがたい。人間だけではなく、木彫りの人形とかいろんなものを見つけてくださって。『あれ春菜っぽい』と思って、写真を撮ってコメントを書いて送ってくれるって、けっこうわざわざじゃないですか! 優しいなあと。ありがたいです」と視聴者の愛に感謝する。そして、「この人、『じゃねーよ!』って言えるんじゃないかという方が1年に1人現れるんです。角野さんをはじめ、そういう方々のおかげで我々ハリセンボンは光熱費を払えているので、本当にありがたいです」と、レパートリーとなっている著名人の皆様にも感謝。常に目を光らせているようで、「テレビで見て、『あ!』って思うんです。たぶんこの方、振っていただけるんじゃないかなと。そう思った人のことはちょっと調べます(笑)」と明かした。トーク中にいきなり振られても反応できる瞬発力も見事だが、「相手は振ってるつもりではなく、普通に『クッキーどうですか?』と勧めているだけなのに、ステラおばさんの振りかなと思ってしまったり、『緑』(シュレックの色)と聞くとビクッとなったり、もう職業病です」と笑う。振ってくれる人が必要であり、愛されキャラの春菜だからこそ成り立っている「じゃねーよ!」。春菜は「これからもずっと人から振ってもらえる存在でありたい」と願い、「自分発信で言えるものではなく、人から言ってもらって成立するものなので、初対面の人でも振ってくれるような親しみやすさでありたいなと。そのために、人とのコミュニケーションなども大事にしたい」と優しいオーラを放ちながら語ってくれた。最後に、「じゃねーよ!」ネタのためにビジュアル面で意識していることはあるのか尋ねると、「メガネは意識しています」とのこと。「太すぎるフレームなど、特徴的なものに変えると誰かに寄りすぎてしまう。だから、誰でも当てはまるような、特徴的すぎないメガネにしています」と明かした。
2021年06月06日●人に寄り添った5年間…「人は人」と受け入れられるように3月26日で日本テレビ系情報番組『スッキリ』のMCを卒業したお笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜(38)が、安定したトーク力と親しみやすいキャラクターを生かして、バラエティ番組で大活躍だ。これまでのレギュラー番組に加え、MCを務める『通販だけ生活』(テレビ朝日)が4月にスタートし、『オオカミ少年』(TBS)や『TOKIOカケル』(フジテレビ)にも定期的に出演、そのほかにも数々のバラエティ番組にゲスト出演している。新たなスタートを切った春菜にインタビューし、『スッキリ』卒業を決意した理由や『スッキリ』で学んだことを聞くとともに、今後の活動、高まっているというお笑いへの思い、また、相方・箕輪はるかとの関係性の変化について話を聞いた。――改めて『スッキリ』卒業を決意した思いをお聞かせください。約5年間、今までの芸人生活だけではできない経験をたくさんさせていただきました。そして、『スッキリ』で学んだことを生かしていろいろなことにチャレンジしたい、外の世界を見たいと思って卒業を決意しました。――「今だ」と決意した瞬間があったのでしょうか。5年やらせていただいたことや、年齢的に38歳というもあり、自分の中でまだまだやりたいことがあるなと思ったときに、ぼやっとですけど「今かな」と思いました。お芝居にもチャレンジしたいという思いや地方でライブやロケをやりたいという思い、そういったものが積み重なって決断しました。――お笑いへの思いが高まるきっかけはありましたか?徐々に積み重なっていった感じです。また、コロナ禍での自粛期間中に、友近さんのYouTubeで「アドリブ合コン」や「徳川徳男・徳子」などやらせてもらったのですが、発信しているときってめちゃくちゃ楽しいんですよね。ハリセンボンでネタをやっているときもめちゃくちゃ楽しいし、人に楽しんでもらっているのがダイレクトにわかるのが好きなんだなと改めて感じました。――インスタライブもいろいろな方とされていて話題になっていましたが、リアルタイムに視聴者のコメントが見られるのも面白いですよね。そうですね。劇場でダイレクトに笑い声が聞こえるのが一番アドレナリンが出て楽しいですが、SNSのコメントでもコミュニケーションがとれるんだなと。私も元気をもらったので、これからもSNSでも発信していきたいです。――『スッキリ』での5年間で成長できたと感じていることを教えてください。『スッキリ』に出演する前は自分の意見を求められることはほとんどなく、求められたとしても、ウケるほうを選んでいました。でも、『スッキリ』で事件などいろんなことと向き合う中で、自分は誰に寄り添いたいのか考えるように。自分と向き合い、人のことを思えた5年間だったので、心の成長があったと感じています。――自分と向き合って新たな気づきなどありましたか?相手のことが受け入れられなくてイラッとしたり、自分ってちっちゃいなと思う瞬間がありましたが、『スッキリ』でいろんな方と会ったり、いろんなお話を聞いたりすることによって、「人は人」「こういう人もいるよね」と受け入れられるようになりましたね。――芸人として成長できたと感じていることも教えてください。相方のはるかに対する思いも変わりました。はるかはおとなしいキャラなので自分からなかなか前に出られず、どうやったら2人で存在感を出せるのかというのが私の悩みでしたが、芸人の中で希少な存在で、これがいいところなのだと思えるようになりました。――生放送で鍛えられた対応力なども強みになりそうですよね。生放送でもどっしり構えられるようになったのはとても大きいです。また、いろんな方とやりとりした経験によって、トークにおいて少しは余裕ができたかもしれません。●新生活でコンビ共演の楽しさも実感「前よりも仲良し」――『スッキリ』出演時は朝5時起き生活だったそうですが、新生活はいかがですか?5年間その生活だったので、卒業して次の月曜日はパッと起きてしまうだろうなと思っていましたが、ぐっすり寝ていました(笑)。でも、午前中からお仕事の日もあるので、ダラダラはしていなくて、ちゃんとした生活をしています。『スッキリ』のときはギリギリまで寝ていましたが、今は起きたらまずカーテンを開けて太陽を浴び、「地球ありがとう」という気持ちに(笑)。そういうのを一個一個噛みしめています。――寝る時間も変わりましたか?夜更かしできるようになり、夜中2時くらいまで映画を見たりすることも。水卜(麻美)ちゃんは『ZIP!』になって2時くらいに起きるらしくて、「水卜ちゃん今起きた頃かな。頑張って」と思いながら寝るという(笑)。水卜ちゃんにそれを伝えたら、「思い浮かべてくれるだけでうれしいです」と言ってくれて。でも、「丑三つ時に水卜ちゃんのことを思い出してるよ」って言ったら、「怖い」と言われました(笑)――『スッキリ』卒業されてからも素敵な関係ですね(笑)。毎朝の生放送の緊張感がなくなり、心境的にもだいぶ違いますか?気持ちの余裕はありますね。『スッキリ』のみなさんは日々いろんなことに対応していて、離れたことによって改めてすごさを感じています。――相方のはるかさんは、リアルタイムではないけれど、『スッキリ』を毎日録画してチェックしていたそうですね。1.5倍速から2倍速で見ていたそうなので、ほとんど内容は入ってないと思いますが(笑)。この間、「私が『スッキリ』卒業してから、はるかの生活変わった?」って聞いたら、「録画はしなくなって、見なきゃいけないという義務感がなくなったから気持ちに余裕ができたし、時間も余裕ができた」と言っていて、「ツッコミどころ満載ですけど、一緒に戦ってくれていたんだな」と思いました(笑)――『スッキリ』卒業後、さまざまな番組に出演されていますが、やりがいを感じていますか?今まで視聴者として見ていた番組に呼んでいただいて、めちゃめちゃ楽しいですし、うれしいです。ネタをやるのも達成感がありますし、『スッキリ』とは違う刺激があって、日々新鮮で楽しいです!――コンビの時間も増えていると思いますが、いかがですか?以前より話すようになりました。年を重ねたというのもありますが、近所のおばちゃん同士が井戸端会議をしているような、前よりも仲良しです(笑)。18年くらい一緒にいますが、いまだに何を考えているのかわからないところもあるし、こんなの好きなんだという発見もあって、話していて楽しいです。――関係性が変わっていきているんですね。毎日顔を合わせているとしゃべることがなくなってあまりしゃべらない時期があったり、友達みたいにわざわざ連絡とってまで近況報告しなかったり、コンビって不思議な関係なんです。でも最近はよく会うし、ネタのことも一緒に考えるし、世間話もよくするようにまた戻って、お茶飲み友達みたいな感じになっています(笑)。お互い心に余裕ができたのだと思います。――結成18年。コンビ継続の秘けつとは?いい距離感は大事だと思います。干渉しすぎないけど、相手のことに興味を持って接するというか。特にはるかは読めないんです。意外なものに興味を持っていたり、ずっと新鮮でいられるのは、長く一緒にいて楽しい秘けつかもしれません。――最近ハリセンボンとしてやったことで、楽しいなと思った瞬間を教えてください。バラエティ番組ではるかが特技を披露することが多く、けん玉をやったり、重機を運転させてもらったり、アクティブなはるかを隣で見たりツッコんだりするときに、楽しいなと思います。はるかが楽しそうな姿を見て、私も「よかったね~」と。立ち位置がツッコミというよりヘルパーさんみたいな感じですが(笑)。――春菜さんのはるかさんへの愛を感じますが、はるかさんも『スッキリ』を毎日見ていたなんて春菜さんのことが大好きですよね。それは感じますね(笑)。2倍速でも、毎日録画して見るというのはなかなかできないですから、私のこと好きだなと思います(笑)●お笑いの方向性が明確に「誰かに寄り添える笑いができたら」――今後、コンビの活動により力を入れていくとのことですが、特に力を入れたいものはありますか?何かに重きを置くというより、漫才もコントもやっていきたいと思っていますし、コロナが広がる前はトークライブを毎月開催していて、落ち着いたらまたやりたいです。テレビやラジオも頑張りたいですし、いろんなことができたら。――ネタはどのように作っているのでしょうか。漫才ははるかが基礎を作って、そこに私がツッコんだりという作り方ですが、コントの場合は、お互い設定を出し合って、この設定で1回やってみようとアドリブでやってみて、いいところをとっていくという作り方です。――ハリセンボンさんらしさとして目指している方向性もお聞かせください。自分たちがやりたいことをできるのがベストだと思いますが、『スッキリ』を経験して思うことは、何かで生きづらいと思っている人たちに、私たちを見ている間だけでも嫌なことを忘れられたり、考え方をプラスに変換できたりするような、何も考えなくていい時間を作れる笑いや、これを見たら頑張れるという笑いを届けられたらと思っています。――『スッキリ』を経験され、目指すべきお笑いの方向性が明確になったのですね。そうですね。また変わるかもしれないですが(笑)。『スッキリ』に出演していたとき、自分の中でテーマにしていたのは「寄り添う」ことだったので、誰かに寄り添える笑いができたら。ハリセンボンはそうだなと思ってもらえていたらうれしいです。――今後、春菜さんやハリセンボンさんの活動が『スッキリ』で取り上げられたり、ゲストとして出演する機会もありそうですね。扱ってもらえたらうれしいです(笑)――最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。これからまた改めていろんなことに挑戦し、いろんな時間帯で見ていただけるように頑張りたいと思いますので、これからもよろしくお願いします!
2021年05月28日情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)では、MCを務める水卜麻美アナウンサーとお笑いコンビ『ハリセンボン』の近藤春菜さんの出演が、2021年3月26日の放送で最後となりました。4月から水卜アナウンサーは、情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)に異動。また、近藤さんは「新しい環境で、いろいろなことにチャレンジしたい」という理由でスッキリを離れることにしたといいます。近藤春菜、「正直逃げ出したいと思うこともあった」同番組では、以前、MCの加藤浩次さんがズボンのチャックが開いたまま登場してしまい、近藤さんはそれが心残りだったのだとか。また同じがことがないように、チャック上げマシンを開発するなど、スッキリらしい放送となりました。そして、放送終了前に2人から最後にコメントを発表。近藤さんは、涙ながらに語りました。本当に5年間ありがとうございました。私は最初戸惑うことがあってですね。正直逃げ出したいと思うこともあったんですけれども、なぜここまでやらせていただけたかというと、加藤さんをはじめとする、チームスッキリのみなさんが毎日一生懸命、いろんなことと向き合い、事実を伝える。そしていろんな視点から伝える、そして何か違うということは真摯に向き合って謝るということをやられていて。さっきのチャックみたいなバカみたいなことも一生懸命やるというチームスッキリが大好きだから、私もチームの一員として、何かできることはないかとここまでやらせていただきました。スッキリーより引用ニュースに真摯に向き合う場面もあれば、ばかばかしいことをして視聴者に笑いを届ける場面もあるのを見て、自分にできることを探したという近藤さん。視聴者には、「孤独を感じる時は引き続き番組を見てほしい」と呼びかけました。視聴者のみなさんも何か、過ごしにくい世の中で孤独を感じたりとか何か1人を感じてしまったりとか、いろんなことが嫌になることがもしあったら、引き続きスッキリを見てください。そしたら、チームスッキリはあなたを1人にすることはありません。すごく真摯に向き合って、一緒に怒ってくれたり寄り添ってくれたり、時には新しい考えを教えてくれたりします。それは、加藤浩次さんという人がこういう男だからこういうチームが本当にみなさんがそうなんです。だから私も引き続きスッキリを見ながら応援しますし、このスッキリでいただいた愛や思いやりをいろんなところに届けられる、そんな風にしたいと思います。そしてチームスッキリとしてその名を恥じぬような活動をしていって、スッキリでまたいつか私のことを取り上げていただきたいと思います。スッキリーより引用(原文ママ)最後に、これから『ZIP!』で司会を務める水卜アナウンサーにエールを送った近藤さん。また、水卜アナウンサーもこれまでを振り返り、自身の想いを明かしました。生きていると考えていかないといけない問題とか、つらいこともあるんだけれども、でも「やっぱり笑いたい」というのはこのスッキリの2時間半にギュッと詰まっていてそんなところが本当に大好きです。こんなに愛をいただいていろんなことを学ばせていただいて、これから私は見てくださるみなさんに何を返せるかということが大切だと思います。スッキリーより引用加藤浩次、近藤春菜と水卜麻美アナを絶賛加藤浩次さんは、これまでの2人を振り返り、「近藤さんには守られていた」と思ったそうです。僕が春菜を守って、やってきたと思ってたんだけど、昨日いろいろ考えてたら相当春菜に守られてたなって思って。何か俺がいったことに関して全部コメントで返してくれて。分かりづらい、言葉が足りない俺がいったようなことに対して、フォローしてくれたりとか本当に助かってた。春菜はこれからどのジャンルでも、女優でも笑いでも、当然そうですけど。多分上に上がっていく人だと思うんで、もうここからは自分の好きなこと、周りを気にせず頑張ってください。スッキリーより引用近藤さんのコメントは、ネット上でも話題になることが多くありました。時には間違っていると思ったことには、指摘をするなど視聴者に近い存在でもあったでしょう。また、加藤さんは、水卜アナウンサーの考え方を絶賛するコメントを寄せました。水卜ちゃんが一番すごいなと思ったところは、『私が』じゃなくて『番組が』って主語が自分じゃなくて、番組だって常にいってるっていうのが、昨日思い起こしたらそんなことなんだよね。なかなかこういう出役の人っていうのは、「自分なんだ」っていう人が多いんだけど『番組が』って考えてくれてたの本当に感謝しております。スッキリーより引用同月25日の放送で2人のためにライブを行った際に降った紙吹雪には、スタッフたちから2人に向けてのコメントが書かれていました。スタッフ、出演者たちから卒業祝いのコメントをもらった2人。ネット上でも、さまざまな声が寄せられています。・大好きな2人が卒業してしまうのが悲しい…!3人の掛け合いが好きだった。・2人のコメントはいろいろな人へのリスペクトを感じました。・いつも誠実に温かいスッキリが好きでした。最後のあいさつにグッときた。今まで、多くの情報を届けてきてくれた近藤さんと水卜アナ。新しい場所で活躍する姿を、応援していきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月26日