10年使い込んだ揚げ鍋をそろそろ買い替えようと、長いこと揚げ鍋を探し続けていたわが家。「忙しい平日に揚げ物をするなんて、ハードルが高い。」「揚げ物はデリおかずで十分。」そんな家事の見切りも必要ですが、5人家族男の子3人のわが家はそうも行きません。お腹いっぱい満腹感を味わえる揚げ物料理は、子供たちの大好物。なんとか揚げ物料理のハードルを下げるために、「次に使うものはもっと便利で簡単なものを!」と意気込んでいたのでした。今回は、しばらく揚げ鍋難民だったわが家が辿り着いた揚げ鍋「油ターン20㎝」をご紹介いたしますね。揚げ物料理の工程そのものを簡単にしてくれる。新しく道具を迎える時は、「せっかく新しいものに変えるなら、今より家事が楽しくなるものを」と、徹底的にリサーチします。そして辿り着いた「油ターン」。サイズは、少量向けの14㎝と、家族が多い方向けの20㎝の2サイズ。5人家族のわが家は20㎝サイズをお迎えしました。直径約24㎝と6人分の揚げ物を作れる大きめサイズ。トンカツ用の豚肉なども1枚を十分に揚げられると分かり、わが家の理想サイズに合格◎「油ターン」はステンレス製で、金物産地で知られる新潟県燕市で作られた良質なもの。ガスコンロでもIHコンロ、どちらでも使うことができますよ。本体は4つの構造。揚げ物をする時は、なにかと道具を広げすぎて、後で洗い物がたくさん!…なんてことはありませんか?「油ターン」には、油ハネガードと受け皿が付いていて、それらが油こしの役割も担ってくれるという優れもの。揚げ鍋1つで、揚げ物調理の工程を油こしまで全て解決してくれるというアイテムなのです。あれこれ道具を出すことがなく、これ1つで家事が収まる効率の良さ。これは使うのが楽しみ。道具を最小限に、流れるように作業が進む。早速、大好物の油淋鶏を作ります。「油ターン20㎝」は、市販のサラダ油1000gがぴったり。使い切れるから、キッチンにモノが溢れず効率も上がります。隣のコンロでタレをつくっている間に、「油ターン」で油を温めます。自分の好きな台所道具が並ぶ心地よさ。台所の光景にお気に入りが並ぶだけで、家事が楽しくなるから不思議。下味をつける工程は、ジップ袋で洗い物の手間を省く工夫を。1つ1つの作業をラクにすることで、調理全体にかかる時間を大幅にカットします。もう「忙しいから揚げ物はしない」なんて言わないで。おいしいものをつくる作業そのものを簡単にすることで、暮らしを豊かにするという方法もアリですよね。揚げる作業の傍らには、「油ターン」のフタ、受け皿をスタンバイ。受け皿は、油ハネガードとしても活用できるので、後の掃除の手間を省くための強い味方になるのです。唐揚げ8個分を、スペースに余裕をもって揚げられました。キッチンペーパーで油をきってお皿に乗るのを心待ちにする唐揚げたち。なんともおいしそう。次々揚がってくる唐揚げたちに押され、流れるようにお皿に移動。これはバットに上げる工程が省けて便利!「油ターン」とお皿だけの移動で済むので、洗い物が増えません◎いつもより簡単に、油淋鶏の完成〜!使った後は油をこして、そのまま保管。揚げ終わったら、しばらく油を冷ましておきます。5人家族のわが家は、揚げ物料理のメニューによっては、このまま凝固剤で固めて処分することもあるのですが、今回はまだまだキレイで使えそう。「油ターン」で油をろ過して、再利用することに。鍋と網を重ねたままの状態のもう片方の鍋に、油を流し込んでろ過します。オイルポットに比べて間口が広いので、こぼれる失敗もなくスムーズ。油カスをキレイに取り除くことができました。網を避けて洗い物へ。洗った揚げ鍋をフタとして被せれば、オイルポットとしての役目に早変わり。以前までの古い揚げ鍋は、ぴったり合うフタがなかったため、アルミホイルを被せて応急処置をしていたわが家。これからは、見た目もスッキリ保管。「きれいになった油で、もう1回揚げ物をしてから処分しよう。」「次は子供たちが好きなポテトにしょうかな。」と、気軽に揚げ物メニューを増やす楽しみも。何より、洗い物が激減することにびっくり!十分に使った油は、凝固剤で固めて処分。きれいに洗った「油ターン」は、コンロ下の引き出しに収納しています。無印良品の「ファイルボックス・ワイド」に立ててぴったり収まる心地よさ。そのまま置けるスペースがある方は、こした油を保管したまま収納することもできますよね。暮らしがラクになる予感。いかがでしたか?大変な家事も、やり方次第で作業工程をシンプルに。ちょっと大掛かりに感じる揚げ物料理が、簡単でおいしく戴けるものになればいいなぁと思うのです。 【ご紹介したアイテム】揚げもの料理を簡単にする揚げ鍋、「油ターン」。使った油をこしてそのまま保管できる、オイルポットの役目も果たしてくれます。⇒ 油ターン20cmオイルポットがそのまま揚げ鍋に! ■食のはなし nami sasaki整理収納アドバイザー。夫と三兄弟と5人暮らし。毎日の暮らしを楽しむ工夫探しが好き。収納で暮らしを心地よく。
2001年12月05日1台でマルチに使えるマルチポット。「茹でる・沸かす・炒める・煮る・揚げる・炊く・和える」と7つの調理ができるので、手狭なキッチンでも調理の幅が広がることで人気です。⇒ トゥーメイ ドルチェ IH対応マルチポットMサイズ/To May dolce 我が家でもマルチポットは常に出しっぱなしで大活躍。2個使いすれば無敵?と思えるほどのマルチポットですが、唯一苦手だったのが、「焼く」ということ。マルチポットの仲間として登場した“マルチパン”は、「焼く・煮る・茹でる・蒸す・揚げる・炒める・湯切り」と7つの役割を網羅。「脚付きザル」がセットになっていて、マルチポット&マルチパンさえ揃えておけば、もう他のフライパンや鍋は必要ない?と思えるほどの強力タッグ。マルチパンで出来る&得意なことをご紹介します。広い面で焼く・炒めるが楽々マルチパンは24センチの深型フライパンの形状。家族分のおかずもしっかりと調理することが可能です。深さがあるので、たっぷりチャーハンのあおり炒めもこぼれにくく、油はねもしっかりカバー。炒めものを頻繁にすると、コンロ周りの掃除が大変ですが、マルチパンなら飛び散りも少なくすみます。麻婆豆腐や、炒め煮をするおかずの調理にも向いていますよ。家族全員分の蒸し料理も一度に完成マルチパンの大きな特徴は脚付きザルがセットになっていること。蒸し料理ができることもマルチポットとの大きな違いです。シュウマイや肉まん、電子レンジでも調理はできますが、たっぷりのお湯を貼った鍋で蒸されたものは、美味しさが違いますよね。フライパン全体を使う大きめザルは、家族全員分の蒸し物も可能。冷凍食品のあんまん、肉まんもたっぷりの蒸気で蒸せば、フッカフカの仕上がりに。これまで蒸し料理には、フライパンで使える「蒸しザル」を使っていたのですが、1〜2人分しか一度に調理できないことが少し不満で。マルチパンなら、家族全員分の蒸し野菜も一度に調理可能です。旬の野菜を堪能するには抜群の調理法。お気に入りのドレッシングや、バーニャカウダソースを準備しておけば、とびきりのご馳走になってくれますよ。深型マルチパンなら炒め揚げにも家族の大好きな揚げ物。マルチポットは油ハネが少なくすむので、揚げ物にも適していましたが、一度に沢山の揚げ物をするならマルチパンが断然便利。面が広く深型なので、少ない油で炒め揚げをするのにもむいています。脚付きザルは、揚げ物の油切りとしても活躍してくれます。大きなザルで湯切りも簡単取っ手のついたザルは湯切りにも活躍。「ザルを入れたまま茹でて、ザルをあげればお湯を捨てることなく、連続して違うものを茹でることも可能?」と喜んで挑戦してみたのですが、ザルの足の高さがあるので、お湯をたっぷり入れても、ザルの中にはあまり具材をいれることができませんでした。※パスタでいうと1人分ぐらい。マルチパンで湯がくときはザルなしがベター。その後、ザルを使って湯切りするのがおすすめです。蓋をすれば沸騰までの時間も早く、麺類も入れやすいですよ。フッ素コーティングでお手入れも簡単。スポンジでさっと洗えば、汚れもスルッと落ちます。マルチポット&マルチパンで叶うシンプルライフ大きさ、深さによって複数のフライパンを使い分けていましたが、マルチパンならちょっとした炒めものも、たっぷりの蒸し料理もこれひとつでOK。麺類を湯がく時も大きな鍋を出す必要もありません。買い替えはもちろん、これから一人暮らしを始める、そんな場合にもピッタリのアイテム。日々のご飯づくりをもっとシンプルにしたい方におすすめです。 【ご紹介したアイテム】焼く・煮る・茹でる・蒸す・揚げる・炒める・湯切りの1台7役。24cmサイズの深型フライパンと、ぴったり合う足つきザルとガラスの蓋がセットになったマルチパンです。⇒ トゥーメイ ドルチェ IH対応マルチパン24cm/To May dolce 大西佳葉アンジェ編集部。フードコーディネーター。夫と娘の3人暮らし。家族が笑顔になるレシピを考案中。今日も美味しく、楽しく過ごせますように。
2001年12月05日