トッズ(TOD’S)の2019年春夏コレクションが、イタリア・ミラノで2018年9月21日(金)に発表された。レザーへの探求心をよりディープにレザーへの探求心を深め、一つの素材から多彩な表情を引き出すブランド・トッズ。今季もその表現力の高さとふり幅の大きさに驚かされることになる。フォーマルな場にふさわしいパンツスーツ、休日のおでかけにぴったりなワンピース、パーティーで纏いたいミニスカート。生活の様々なシーンを想起させてくれるワードローブはすべてレザー仕立てだ。しかし、ハードな印象は全く抱かせず、長袖シャツやシャツワンピース風のドレスは、コットンのようにソフトな印象であり、サイドライン入りのパンツは、ナイロン素材で仕上げたときのように軽快さを保っている。カラー&装飾でより表情豊かに同じレザーでも、オレンジやウォームピンクに染めれば、女性らしさを引き出し、鮮やかなブルーであればクールに決まる。さらにジップディテールをあしらえば、タフな雰囲気に変化するし、ステッチを施せば温もりを感じさせる。パッチワークが生む多彩な表情さらに、数種類のレザーをミックスすると変幻自在に表情を変える。パイソンなどのエキゾチックレザーとカラーレザー、スウェードをミックス。ストライプ模様のように組み合わせれば男性的に映るし、幾何学的にパッチワークすればアーティーな印象をも与えてくれる。異素材MIXコーデで際立つ個性最もレザーの魅力が引き立つのが、異素材とのミックスコーディネート。光沢のあるシルクプリントパンツやデニムパンツ、コットンTシャツと合われば、レザー本来が持つ温もりがより際立って見える。
2018年09月24日グッチ(GUCCI)が、クリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレによる2019年春夏ウィメンズ&メンズコレクションショーを、9月25日2時30分(現地時間9月24日19時30分)よりライブストリーミング配信する。ショーの様子はこちらから放映(※会場の状況により開始が遅れる場合あり)。グッチオフィシャルサイト(www.gucci.com)でも配信される。
2018年09月24日エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)の2019年春夏コレクションが、プレゼンテーション形式でイタリア・ミラノで発表された。テーマは「カリブ海への旅」今季のテーマは「カリブ海への旅」。大きく広がった砂浜と澄んだ海、キラキラと輝く太陽を味方につけた青空、そんなビーチシーンを容易に想起できるサマールックが満載だ。さらと一枚で着られるロングドレスや、リラックスできるワイドパンツ、快活なブラトップなどが登場している。着回しアレンジができる洋服たち一つひとつのピースは、新しいアイデアのもと、着回しができるように製作。アシンメトリーにしたり、ボリュームをもたせたりして、他のピースとのレイヤードを楽しめるようにデザインしている。プリーツ加工を施したロングドレスは、単体で着るのはもちろんのこと、前ボタンを全開にしてインナーをレイヤードすることで、ロングジレ風に。なめらかなシャツドレスも、一枚で纏えばエレガントに、パンツと組み合わせてシャツに変身させ、シティライクに楽しむこともできるようにした。ジューシーカラーで作る“プッチ柄”パレットは、イエロー、レッド、グリーン、ライトブルーなど、果物のようにジューシーなカラーを厳選。エミリオ・プッチのコードである“プッチ柄”はこれまでよりも少ないカラーで作り上げ、各々のカラーが持つパワーを楽しんでいる。
2018年09月24日モスキーノ(MOSCHINO)の2019年春夏ウィメンズコレクションが、2018年9月20日(木)イタリア・ミラノで発表された。デザイナーアトリエから生まれる新作ピース“トゥルルル…”電話の着信音がショーの始まりの合図。ランウェイに光が灯されると、中央にはファッションデザイナーのアトリエ風空間が。大きなデスクと壁一面に並んだ書籍、そしてデスクの前にはデッサン画が張り付けられている。書き起こしたばかりの新作ピースは、まるで紙から飛び出してきたかのように、ランウェイに勢いよく現れた。ファッションピースが生まれる過程真っ白なキャンバスで仕立てた、ジャケットやベアドレス、トレンチコート、パンツスーツ。シルエットはどれもクラシックであるのに、その上にのった色彩は“ぐちゃぐちゃ”とラフにかかれた線である。初めは白紙にブラックラインだけだったものが、ピンクになり黄色になり、上から格子柄の模様を描いたり、複数の色を重ねたり複雑になる。その移ろいは『この色がいいかな、やっぱりこっちの方がいいか』と、デザイナーがデッサン画を書きながら悩む姿を想起させる。時の流れとともに、モスキーノベアや苺の模様、ピースマークのゴールドアクセサリーなどのモチーフまで、テキスタイルの上に登場し、それらは塗り絵のように色付けされている。色、柄が進化したころには、装いそのものにも変化が。クラシック一辺倒から、大振りリボンをあしらったデコラティブなドレスが現れたり、タンクトップ・ショートパンツといったスポーティなピースが起用されたり、スイムウェアが登場したり、多様性に富んでくる。ファンションにまつわるものは何でもドレスに変わるラストにかけてはモスキーノ流のドレススタイルが登場。「モスキーノ クチュール」と名付けられたドレス群は、どれもノーマルではない個性派な印象だ。米袋のような素朴な素材で仕立てたベアドレスは、本来見えてはいけないはずのクリノリン風の格子状パーツが裾から顔を出している。また、メジャーや針、ハサミ、巻き布など、洋服を仕立てる上で必要な“デザイナーのお供”もファッションに転身。ドレスやアクセサリー、帽子などに姿を変えてランウェイの上に現れている。ウェディングでショーは閉幕フィナーレは、結婚行進曲とともに。ぷっくりと膨らんだミニドレスに、スーパーロングなヴェールを組み合わせて。ふわふわと揺れ動くヴェールの上には、カラフルな蝶々が飛び回り、おとぎ話のようなドリーミーなムードが広がっている。
2018年09月24日スポーツマックス(SPORTMAX)の2019年春夏コレクションが、イタリア・ミラノで2018年9月21日(金)に発表された。サーフィンをキーワードに掲げた今シーズンは、その着想源の通り「海」を想起させる要素に溢れている。ビーチの開放感を受け継ぐアイデアピースロングドレスは、従来の女性的なイメージを払拭。ラッシュガードのようにボディフィットなスタイルで、胸元にはスポーツウェアのような三角形の大きなパッチがついている。メンズのスイムウェアを想起させるショートパンツ。ラフでゆったりとしたサイズ感のボトムスには、スパッツをレイヤードして、マリンスポーツ的なアクティブさを増幅させた。止水テープとドローコードが幾重にもぶら下がったベアドレスは、そのスポーティなディテールだけでなく、インナーに水着風トップを重ねることで、さらに快活に昇華。スキューバ素材風のハーフスリーブドレスの腰元には、アームのようなテキスタイルがくっついていて、海から沖へ上がってラッシュガードを下すサーファーのスタイルを想起させる。波のように勢いのある配色また、深い青、明るい青といったビーチを象徴するカラーに、レッド、ホワイト、ブラックなどを差し込み、それらの色彩をランダムに配置。規則性がなく、流れるように大胆に配置されたカラーブロックは、波の動きやしぶきを想起させるほど、パワフルである。海と都会の融合そして、今季のスポーツマックスを象徴するのが、これらマリン風ウェアとテーラードの融合だ。紳士服さながらのクールなテーラードジャケット、ピンストライプでマスキュリンに決めたティアードスカートをミックス。そのアンバラスさは、サンダルやシェルのアクセサリーで作り上げたリゾート感をやわらげ、新しい形のマリンスタイルを構築しているように映る。
2018年09月24日フェンディ(FENDI)の2019年春夏ウィメンズコレクションが、2018年9月20日(木)イタリア・ミラノで発表された。ポケットぎっしりで高機能フェンディ特有の“スーパーロング”なランウェイ。垂直に細く伸びたショーの舞台に、最初に足を踏み入れたのは、透明のスタンドカラーコートだった。中に合わせたホワイトのフリルドレスをほんのり透かせたアウターは、そのボディ全体の個性はさておき、大きなポケットが特徴的だ。レザー仕立てのポケットは、よく見ると細かく分かれていて、それぞれにジップやボタンが付いている。荷物の仕分けも簡単そうで、まさにバッグ要らずの機能的なコート。モデルが手にしたワンハンドルバッグも、コート同様に外側に便利な小分けポーチがぎっしりで使い勝手がよさそうだ。洗練さと機能面の両立このファーストルックが象徴するように、今季のフェンディは「機能性」が一つのキーワードとなっている。レザーのジャケット、パンツスーツ、ロングコート、あらゆるピースに起用されたのは、収納力抜群の立体ポケットだ。ワイドシルエットのデニムパンツには、前後左右あらゆるところにポケットが縫い付けられている。新作アクセサリーは、ウエストバッグやクロスボディなどで、どれも両手が自由になるデザインである。コーディネートはテキストMIX機能面に特化させながらも、ファッションをポップに楽しむのがフェンディスタイル。プリーツスカートやフリルドレス、FFロゴ入りのタイトスカートといった、フェミニンなウェアには、相反する要素を溶け込ませてアンバランスを楽しむ。袖にギャザーを入れたビッグサイズのブルゾンやフーディジャケット、スポーティなブラトップ&スパッツと一緒にコーディネートするのだ。立体的ディテールでドレスも個性的にまた、タイトなノースリーブドレスや軽やかなプリントドレスなど“一枚で決める”勝負ピースには、デザインアクセントを。ブラトップのように見える立体的な胸元や、トレンチコートのアンブレラヨークのような襟元など、立体的なディテールを添えている。
2018年09月23日アンテプリマ(ANTEPRIMA)の2019年春夏コレクションが、イタリア・ミラノで2018年9月20日(木)に発表された。テーマは「スウィング(SWING)」。新しい夏に出会ったら「スウィング」しよう澄んだ夏風、青い空、漂流中の夏雲--その情景がまぶたに浮かび、新しい夏の訪れが待ち遠しくなるポップな言葉が散りばめられた、今季のコレクションノート。仲良く並んだプレイフルなワードは、デザイナー荻野いづみの頭にすでに新しい季節が鮮明に浮かんでいることを物語っているようだ。海で街で全力で遊び回るサマールック彼女が描いた、新しい春夏シーズンは独創的で躍動感にあふれている。スイムウェアやガウンコートなど、ビーチが似合うサマールックに、ブランドロゴを入れてチャーミングに仕上げたスポーツユニフォーム。夏の陽射しを浴びてぐんと伸びたひまわりは、モチーフとして新たな命を授かり、プリントドレスやトップスとなって登場する。夏の透明感をPVC素材で表現この季節ならではの透明感、キラキラとしていてピュアなこの独特な感覚は、PVC素材によって表現される。フード付きベスト、ハーフスリーブトップスの一部分となり、装いにフレッシュさをもたらすもの。また、スカートのウエスト部分から顔を出すクリア素材は、タックインした中のストライプシャツを映し出し、トートバッグとなったクリア素材は、中にひそめたブランドのアイコン・ワイヤーバッグの姿を露わにする。PVC素材の上にフラワーモチーフをのせれば、新しい発見に遭遇。インナーにホワイトシャツをあわせてみれば、くっきりと花模様を浮かび上がらせ、装いをよりドラマティックにみせてくれるのだ。
2018年09月23日マックスマーラ(Max Mara)の2019年春夏ウィメンズコレクションが、2018年9月20日(木)イタリア・ミラノで発表された。クラシックをリデザイン今シーズンは、マックスマーラらしいエレガントでクラシックな佇まいはそのままに、装飾・着こなし・素材・丈感などに新しいエッセンスを投影して、フレッシュなスタイルを作り出している。特に、スーツ・トレンチコートといった、現代のスタンダードワードローブをアレンジするのが主流だ。トレンチコートは、アームや裾に立体的なフリルをあしらったり、全面にドット柄を散りばめたりしてフェミニンにアレンジ。また、紙のように薄くハリのある素材で、マント風シルエットに変化させたものや、襟元を2重にしてスカーフを巻いているように変形させたものもある。スーツは、ボトムスをクロップド丈にしアクティブな印象に。Mロゴのボタン付きダブルジャケットも、フリル付きアームのテーラードも、上半身は肩を張り出したボックスシルエットに整えられている。+個性派アクセサリーでワンランクUPコーデ楽し気にリデザインされたクラシックピースは、そのポップな雰囲気を引き継ぐように、自由な発想でコーディネートされる。ヒールまでフリルのついたパンプスと合わせたり、シースルーのグローブとミックスさせたり…と。マックスマーラ流アドベンチャースタイルこれらの装いと並んで登場したのが、マックスマーラ流アドベンチャースタイルだ。ハーフパンツに、足をプロテクトするためのレッグカバーをレイヤードさせた“新しい冒険者たち”は、いずれも大きなクロスボディバッグを背負い、頭にスカーフをきゅっと巻いて、民族的なムードを取り入れたアクティブな着こなしで登場している。
2018年09月23日ヌメロ ヴェントゥーノ(N°21)の2019年春夏コレクションが、ミラノ・ファッションウィーク初日の2019年9月19日(水)に発表された。赤い光に包み込まれた会場からショーはスタート情熱や愛、様々なキーワードの象徴として使用される赤。ヌメロ ヴェントゥーノの新作コレクションは、この“赤”一色に染まった会場を起点にスタートする。ブランドがこの赤い光に込めたメッセージは定かではないが、その色彩が持つエネルギーを存分に浴びたピースは、個性的で、何かを主張するかのような力強さを持っているように映る。“色気”にフォーカス一つのキーワードとして挙げられるのは、色気。きゅっとくびれたウエストや長く伸びた脚。そういった女性のセクシーなパーツを強調させるシルエットが主流だ。スカートはレッグラインにフィットするようにタイトで、ドレスも身幅を絞ってコンパクトにまとめ、ほとんどのワンピースは脚全体を露わにしたスーパーミニ丈となっている。足元に合わせられたのも、華奢なミュールだ。素材・装飾・カラーにこだわり個性的にセンシュアルな魅力は、妖艶に打ち出されるのではなく、素材・装飾・カラーに個性を持たせることで、味のあるスタイルへと変化する。タイトスカートは、光沢のあるビニルのような素材で作られ、キャミソールドレスは総ビーズ刺繍によって飾られる。本来は上品であるはずのリトルブラックドレスも、ふくらはぎの辺りまで伸びたビックリボンで一工夫。ノースリーブのドレスの上には、フェザーたっぷりのベストを重ねてデコラティブに仕上げた。カラーは、発色のよいピンクやライトグリーンなどがセレクトされ、個性という名のスパイスをふりかけている。相反するものの掛け合わせ女性らしいピースに交えて登場するのは、男性性を感じさせるアイテム。フーディジャケットやショートパンツといったアクティブウェアを筆頭に、身幅・アームラインを大きくとったドロップドショルダーのジャケットなど、フェミニニティの中にマスキュリンな要素をほどよく溶け込ませるのが、ヌメロ ヴェントゥーノらしいアプローチである。
2018年09月23日アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)の2019年春夏コレクションが、ミラノ・ファッションウィーク初日の2019年9月19日(水)に発表された。レトロ×機能性を+α、新エレガンスプリーツのロングドレス、レースのミニ丈ワンピース、カラーグラデーションの美しいシースルーワンピース、シフォンとレースを掛け合わせたトップスなど、ブランドらしいエレガンスとフェミニニティを象徴するピースは健在ながら、今季は機能性やレトロシックなテイストを交え、新しい女性像を提案する。コーディネートは懐かしさ&アクティブがキーワードカットレースをあしらったブラウスには、ミリタリーパンツを、ミニ丈ドレスにはデニムのシャツとバックパック、光沢あるサテンのキャミソールにはショートパンツを合わせて、可愛さの中にアクティブな要素をプラスする。トップスはタックイン、シャツは腰巻き。どこか懐かしく、温かみのある着こなしが特徴だ。イーグルスの名曲と共鳴するカラーパレット会場を包み込むのは、イーグルスの名曲「ホテルカリフォルニア」。哀愁漂うメロディとドン・ヘンリーの少し掠れた歌声が作り出す切なさは、カラーパレットに落とし込まれた。ピンクやイエロー、ライトブルーなど、本来明るくパワーのある色彩も、褪せ、かすれ、切ないサウンドと共鳴しあう。バッグはBIGサイズ!コレクションのアクセントとなるのは、ビックサイズのバッグたち。モデルたちが華奢な背中に背負うのは、ヒップラインを隠すほど大きなバックパックであり、細く伸びた腕の近くには巨大なクロスボディバッグが存在している。
2018年09月23日ジル・サンダー(JIL SANDER)の2019年春夏ウィメンズコレクションが、ミラノ・ファッションウィーク初日の2018年9月19日(水)に発表された。夏のように陽気な気候のミラノで新作ランウェイショー9月下旬に差し掛かったとは思えないほど、陽気な気候のイタリア・ミラノ。ジル・サンダーのランウェイショー当日は、少し歩くと汗ばむほど温暖で、まばゆい陽射しが降り注いでいた。ショー会場は、この朗らかな天候を予測していたかのような特別な空間。イタリアの伝統的な菓子パン・パネットーネの工場だという建物は、天井が抜かれ、上から明るい陽射しが差し込んでいる。ランウェイの至るところには植物が飾られ、開放的な雰囲気が広がっていた。会場を包み込むムードとリンクするように、ジル・サンダーの新作はのびのびとした印象。風にのって流れるように動き回るロングドレス、ふわりと広がったミニ丈のワンピース、ボクシーシルエットのシャツなど、シルエットの緩急が激しく、各々がそのテキスタイルの長所を楽しむようにデザインされた個性的なピースが揃っている。女性の服はいまどうあるべきか?今季の一つのテーマとなったのは、女性服の根本的な見直しだ。現代女性に必要なものは何か、立ち止まって考えなおすことで生まれたのは、相反するものの融合。フレアなミニスカートとワークシャツのコンビ、スキューバ着想のスポーティーなファブリックで仕立てたセットアップ。一見交わることのないものたちが、そのアンバランスさを楽しむようにミックスされている。こだわりのテキスタイルはどれも個性的ファブリックは、ルーシー&ルーク・メイヤーの勤勉さが垣間見える、厳選素材を使用。過去には、新作を作るため約200通りの生地を作って試すほど、テキスタイルにこだわりを持つ彼らは、今回イタリアと日本の工場でテキスタイルを作り出した。ボックスシルエットを容易に描き出すハリ感のある素材や、ボディにそっと寄り添うニット地、製品が出来上がった後に染めるガーメントダイを繰り返したオーガンザなどを用意している。キーワードはデフォルメ一方で、彼らのポップなアイデアは、各ピースのディテールに反映。特に、ルーシーがお気に入りだという拡大された袖口が印象的、シャツやワンピースなど繰り返し登場している。また、前と後ろを逆転させたアンバランスなデザインも起用。前から見るとプレーンなデザインなのに、後ろをみるとボタンが並んでいたり、大きくVの字にカッティングされていたり、肩甲骨手前くらいまでジップが配されていたり…と、バッグスタイルに意外性を持たせたデザインも多く取り入れられていた。女性のドローイングモチーフをアイコンに今シーズンのアイコンとなるのは、女性を描いたドローイングのモチーフ。「女性服の見直し」を一つの起点とした今季らしいアイコンは、女性のヌードをあらゆる角度から捉えたものだという。彼らの遊び心によって、ビックサイズのニットにパッチのように張られたり、前身頃に大きくあしらわれたり、シャツの上に刺繍で装飾されていたりと、様々な形で表現されていた。“厚底下駄”でオリジナルコーデしかし、最もパンチが効いていたのは“厚底下駄”の登場だ。日本からインスピレーションを受けて、太い鼻緒に分厚いソールを組み合わせた下駄は、プラットフォームサンダル風に変身している。オープントゥのレッグカバーとミックスされ、新しいフットウェアのコーディネートを提案していた。
2018年09月23日エトロ(ETRO)の2019年春夏ウィメンズコレクションが、2018年9月21日(金)イタリア・ミラノで発表された。ヴェロニカ・エトロが太平洋の隅々で視野を広げ、各国のビーチからインスピレーションを得たという今季のテーマは「パシフィック ゼン(PACIFIC ZEN)」。世界のリゾート地を巡る旅ヴェロニカ・エトロの心を揺さぶるクリエーションの旅は、アメリカ・カリフォルニアから始まった。サンサンと輝く太陽が似合う街からはサーフカルチャーのアイデアをゲット。そこから、世界有数のリゾート地・ベニスへ向かい、豊かな自然にあふれたハワイを通り、終着点の日本へとエトロ号は進行を進める。ブランドのDNAと旅先の思い出を融合旅先での思い出は、ペイズリー、パッチワーク、繊細なエンブロイダリーといったエトロならではのデザインコードと交わり、その国境が曖昧になるほど自然に溶け込んでいる。ハワイで見つけたハイビスカスの葉やヤシの木、脳裏に焼き付くほど美しくサンセットもモチーフとして溶け込ませた。カリフォルニアのサーファーたちからもらったアイデアは、素材に反映。ウェットスーツ風のミニドレスやスリムフィットのニットスーツを生んだほか、防水性の高いネオプレンのボレロも作り出した。日本文化満載!また、ゴール地点の日本からのインスピレーションは、長旅の締めくくりとして色濃く反映。着物スタイルのキルティングローブ、下駄を想起させるトングサンダル、着物でみるようなオリエンタルな花模様。そして、最も色濃くジャパニーズカルチャーが反映されているのが帯ベルトだ。ゆったりとしたシルエットのアウターをコンパクトにまとめあげ、コーディネートのアクセントとなっている。海の色、旅の思い出を反映した、移ろいゆくカラーカラーパレットも、旅路を追うかのように美しく移ろい行く。海を想起させるインディゴとサンゴを想起させるコーラル。この2色をキーカラーとしてショーは始まり、イタリアの大地を想起させるようなレモン・ライム・オレンジといったシトラスカラーへバトンタッチ。ラストは日没の海を象徴しているようなダークカラーや、書が発展している日本ならではのブラック&ホワイトの配色などが起用されている。
2018年09月22日ブルマリン(Blumarine)2019年春夏コレクションが、日本時間2018年9月21日(金)17:30より、イタリア・ミラノで発表される。ファッションプレスでは、その模様をライブ配信。前シーズンの2018-19年秋冬コレクションでは、透け感のあるワンピースとパンツのセットアップを基軸にコレクションを展開。シフォン素材のワンピースには、ファーなどの立体的な素材で仕立てたアウターを合わせたり、カジュアルに寄せたパンツのセットアップには、襟元にフェザーを装飾したりと、相反するファブリックを共存させるクリエーションが目を惹いた。今シーズンはどのようなピースで魅了してくれるのか、期待が高まる。【詳細】ブルマリン 2019年春夏コレクション日本時間:2018年9月21日(金)17:30現地時間:2018年9月21日(金)10:30
2018年09月21日モスキーノ(MOSCHINO)2019年春夏コレクションが、日本時間2018年9月21日(金)午前3:00より、イタリア・ミラノで発表される。ファッションプレスは、その模様をライブ配信。前シーズンの2018-19年秋冬コレクションでは、前半はスーツ、後半はドレス・イブニングで構成したランウェイショーを展開。レッド、オレンジ、蛍光グリーン、パープルなど力強いカラーを基調としたスーツや、スパンコールやクリスタルなど立体装飾を施したドレスが目を惹いた。ジェレミー・スコット率いるモスキーノが、今シーズンはどんなクリエーションで楽しませてくれるのか、注目したい。【詳細】モスキーノ2019年春夏コレクション日本時間:2018年9月21日(金)3:00現地時間:2018年9月20日(木)20:00
2018年09月21日ロンドン・ファッションウィーク3日目の9月16日、マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)が2019年春夏コレクションを発表した。過去数シーズン、メンズ・ウィメンズを統合したショーを開催し、シーズンを追う毎に性差の境界線はぼやけてきた。そして今季は特に、何の疑いもなくワードローブを共有する男女の像が浮かび上がる。ファーストルックに登場したのはオリーブグリーンのレインコートに、それを際立たせる真っ白なシャツドレスを纏った女性。同じレインコートを男性は、オリーブグリーンのニットと白のテーパードでよりクラシックな印象を受けるが、共通しているのは気負わない粋なアティチュードだ。ボリュームを与えてひらひらと揺れるスリーブのシャツ、プリーツのミニスカート、サルエルパンツや軽いニット素材のトップスなど、軽快さを持ったアイテムは爽やかな春風を誘う。そして季節は徐々に夏へシフトしていく。セーラー風の襟のシャツやインディゴブルーのデニムと白の組み合わせ、マリン風キャスケットが多く登場し、軽やかな足取りで海へと向かう。ミズノ(MIZUNO)とのコラボレーションのスイムスイーツのルックはヘアスタイルもウェット気味に、海から出てきたばかりの演出のようだった。さらに、イギリス発のスポーツウェアブランド、フレッド・ペリー(FRED PERRY)とのコラボレーションも果たし、ポロシャツやボンバーなど極めてカジュアルなアイテムが、マーガレット・ハウエルらしい品性によっていつの時代も色褪せることのないエフォートレスなスタイルへとアップデートされている。
2018年09月21日ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)が、ロンドンファッションウィークにて2019年春夏コレクションを発表。
2018年09月18日ラフ・シモンズ(Raf Simons)によるカルバン・クライン(CALVIN KLEIN 205W39NYC)がニューヨークで2019年春夏メンズ&ウィメンズコレクションを発表した。
2018年09月18日バーバリー(BURBERRY)の2019年春夏コレクションが、日本時間2018年9月18日(火)1:00よりイギリス・ロンドンで発表される。ファッションプレスは、その模様をライブ配信。先シーズンは、長きに渡ってクリエイティブ・ディレクターとしてバーバリーのブランドイメージを刷新してきたクリストファー・ベイリーによるラストショーとなった。アイコニックなバーバリーチェックを一掃することで新しいイメージを構築してきたクリストファー・ベイリーが、あえてコラージュのようにしてバーバリーチェックをピックアップ。多様性を讃える文化やカウンターカルチャーと組み合わせたアイテムの数々は、ポジティブで自由な精神を主張した。そして、今シーズンは、新チーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任したリカルド・ティッシのデビュー・コレクション。ショーに登場した一部アイテムが、ショー直後の24時間限定でSNS経由で販売されるなど、すでに新たな兆しを見せている。どんなコレクションが繰り広げられるのか、注目が高まるところだ。【詳細】バーバリー 2019年春夏コレクション ライブ配信日本時間:2018年9月18日(火) 午前1:00ロンドン現地時間:2018年9月17日(月) 17:00
2018年09月15日アカネウツノミヤ(AKANE UTSUNOMIYA)が2019年春夏コレクションを発表した。
2018年09月15日ポーツ 1961(PORTS 1961)の2019年春夏コレクションが、日本時間2018年9月15日(土)20:00よりイギリス・ロンドンにて発表される。ファッションプレスはその模様をライブ配信。前回の2018年秋冬ウィメンズコレクションには、裏表で柄の違うアニマル柄のロングアウターや、光沢を施したコートなど、素材感にひねりを加えたオーバーサイズのピースが登場。首から膝下まで続くロングフリンジやアシンメトリーといった、様々なフォルムと素材を合わせた変化のあるコレクションは、観る人を楽しませた。2019年春夏コレクションでは、どのようなルックで魅了してくれるのか、注目したい。【詳細】ポーツ 1961 2019年春夏コレクション日本時間:2018年9月15日(土) 20:00~現地時間:2018年9月15日(土) 12:00~
2018年09月14日サポートサーフェス(support surface)の2019年春夏コレクションが、2018年9月10日(月)、上野・東京国立博物館 表慶館で発表された。テーマは「Motion 軌跡のデザイン」。東京国立博物館 表慶館の内部に現れたランウェイ。重要文化財にも指定されている、この特別な場所での開催は、デザイナー研壁宣男がその建造物としての美しさに惹かれ、10年以上前から切望していたという。「布の軌跡」をデザインしたフォルム今シーズンを紐解く鍵となるのは、布を纏った女性の"所作"。研壁は、人が動作することによって動く布の"余韻"を捉え、布の軌跡をデザインする感覚で制作を進めたと語る。"静"に焦点を当てた2018-19年秋冬コレクションとは対称的に、軽やかで上品な"動"に着目したピースを展開していく。ドレープをたっぷりとったキャミソールブラウスや、サイドに深く切り込みを入れたスプリングコート、大きくタックの入ったパンツは、モデルである女性たちが歩くたび、肉体に寄り添うかのように美しく揺れ動く。ハリ感、落ち感、軽やかさ、そのすべてを兼ね備えたピースを完成させるため、テキスタイルの選択にもこだわった。エレガンスの中に光るスポーティー上品なムードが漂うコレクションにアクセントを加えるのは、アクティブでスポーティーな要素。スポーツウェアをファッションとして取り入れることが当たり前の時代に、スポーツブランドでは成し得ないスポーティーなエレガントウェアを生み出したい、という研壁の強い想いが込められた。男性用の作業着であるニッカポッカにインスピレーションを得たボリューミーなボトムスには、軽やかな素材を採用することで品格ある佇まいに。スポーティーなジャンパーにはパフスリーブを取り入れることで、フェミニンな印象に仕上げている。足元には一貫して、クラシカルな靴の作りを持ちながら、スニーカーに見られる蛍光色を配した、存在感溢れるシューズを合わせた。リズムを生む多彩なパターンショーが中盤に差し掛かると、鮮やかなパターンに彩られたピースが続々と登場し、コレクション全体にリズムを生んでいく。爽やかな水玉模様のシャツワンピースや、オレンジを基調とした花柄のジャケット、ラメプリントが印象的なロングスカート、光沢感のあるストライプパンツ...洋服のフォルムや素材感を引き立てる鮮やかなパターンが、ショーを見る者を最後まで惹きつけ、魅了していた。
2018年09月13日エズミ(EZUMi)の2019年春夏コレクションが発表された。テーマは「Untitled:1618」。昨シーズンに引き続き、あえて"無題"とすることで、奥行きのある世界観を見せていく。トッド・マクレランの作品に着想創作のインスピレーション源となったのは、現代アーティスト、トッド・マクレラン。ガジェットをはじめ既に完成されたプロダクトをあえて分解し、すべてのパーツを規則正しく並べた彼の写真作品「Disassembly(分解)シリーズ」に着想を得て、デザイナー・江角泰俊が得意とする構築的なピースを展開していく。パーツごとに分解し再構築用意されたのは、アイテムを一旦パーツごとに分解し、別のアイテムと共に再構築したかのようなピースたち。たとえばデニムパンツのウエストやサイドに注目すると、淡いブルーのデニムをパーツごとに切り分け、インディゴブルーのデニムに張り付けたかのようなディテールが見て取れる。カーキとブラックのカラーブロックが印象的なジャケットは、エポーレット付きの軍服を切り取り、スタンドカラーのミリタリージャケットにドッキングしたかのようなデザインに仕上げた。ファスナーやスナップボタン、複数のポケットなどミリタリーアイテムの優れた機能性は残しつつも、形の異なる2つのジャケットを再構築することでデザイン性を高めている。前から見るとフロントのボタンを開けたデニムシャツワンピースを羽織っているかのようなピースも、背面にはトレンチコートなどに見られるベルト風ディテールが現れる。さらに、バックスタイルには、江角が得意とする美しいプリーツもプラスした。ストライプのオリジナルテキスタイルブラックやベージュ、カーキといったベーシックカラーが主流のコレクションにリズムを生むのは、繊細なマルチストライプのテキスタイル。上品な光沢のあるキュプラを用いたこのオリジナルテキスタイルは、フリルをたっぷりとあしらったブラウスや、ウエストのレースアップが印象的なワンドパンツなどに採用され、コレクション全体に漂う落ち着いたムードにアクセントを加える。
2018年09月11日イザベル マラン エトワール(SABEL MARANT ÉTOILE)が2019年春夏コレクションを発表。
2018年09月01日ファイブノット(5-knot.....)は、2019年春夏コレクションを2018年8月28日(火)に東京・原宿で発表。キューバへの旅からインスパイアクラクションカーのエンジン音から幕を開けたコレクションのインスピレーション源は、キューバ。実際にデザイナーが旅をして刺激を得たのは、キューバのカラフルなストリートアートやコロニアル建築、ラテン音楽に身を委ねる人々の陽気さに加え、路地裏に入った時の生活の様子や、タイルやコンクリートを再利用して建てられた建物に残る痕跡。土地や歴史に根付いた文化や空気感を、ウェアに落とし込んだ。グラフィティやウイスキーボトルのプリント注目したいのは多彩なプリントのファブリック。街中の壁に描かれたカラフルな落書きをイメージしたウォールグラフィティモチーフは、プリント及び刺繍で表現され、オールインワンやロングスカート、ジャケットにあしらわれている。その他、キューバンフラワープリントや、ウイスキーの瓶を並べたボトル柄ジャカード、キューバの首都・ハバナの街並みを描いたプリントなど賑やかでプレイフルなテキスタイルを揃える。リラックスしたシルエットアイテムは、リゾートを思わせるリラックスしたシルエットのワンピースやワイドパンツ、ロングスカートなどが散見された。暖かなイエローのフラワープリントワンピースは、バルーンスリーブで浮遊感のある仕上がりに。なめらかなドレープのティアードスカートや、細かいギャザーと布の分量感でエレガントに仕上げたカラフルなワイドパンツなど、キューバの温暖な気候を投影したかのように晴れやかなピースが展開されている。軽やかな素材シルエットに加え、軽やかな素材を使うことでより一層開放的な雰囲気に。しなやかなレーヨンや、先染めリネン、リネンナイロンなど涼しげな素材が多用されている。スイムウェアの上に羽織ったアロハシャツは、トロピカルなムードとともに、レーヨンのハリ感と光沢によって上品な雰囲気を演出する。ファイブノット初のスイムウェアブランド初となるスイムウェアは、米・カリフォルニア発のサーフブランド、オーシャンパシフィック(Ocean Pacific)とのコラボレーションアイテム。スイムウェアの他にも、レインボーカラーがポイントのカットソーや、ロゴTシャツ、ワンピースなども披露された。また、ハットは、全ての工程を手作業で行うブランド・Kohsuke Inaba Hat Makerとのコラボレーションによるものだ。
2018年08月31日鬼澤瑛菜と西野岳人によるファイブノット(5-knot)が8月28日、東京・原宿で2019年春夏コレクションを発表した。テーマは、「キューバの旅へ」。29日から9月2日に開催する展示会の前にコレクションを開催するため、ニューヨークやパリなど海外のファッションウィークに先駆けてランウェーショーを行った今回。登場したのは、キューバの旅からインスピレーションを受けたデザイン。キューバの太陽インスパイアされたようなオレンジのグラデーションを使ったトップスやロングシャツと、まぶしい光を感じさせるピンク、イエロー、グリーンなどをつないだボーダー柄のロングスカート。南カリフォルニアのサーフブランド、オーシャン パシフィック(Ocean Pacific)とのコラボレーションによる、レインボーカラーをポイントにしたカットソーやロゴTシャツに同ブランドとしては初めてとなる水着。プリントも華やかなキューバの花やハバナの街並みなどを描いたもの。また、鮮やかな色や柄とは対照的な裏道の壁や砂のような色とムードを取り入れたワンピースや、Kohsuke Inabaによるハンドメイドのハットなどもアクセントになっている。西野は「前回までは展示会を先に行い、最後にコレクションをしていたが、今回は8月の展示会の前にコレクションをしたかった。ニューヨークの前ということは意識していない。次回の開催時期についても、まだ決まっていない。これから検討したい」と話した。
2018年08月29日堀内太郎によるタロウホリウチ(TARO HORIUCHI)が2019年春夏コレクションを発表した。画家ジョージア・オキーフ(Georgia O’Keeffe)が描いた淡く強い花や骨、風景の美しさや、ミニマル画家として知られるアグネス・マーティン(Agnes Martin)が描く淡々と並び連ねる線の重なりといった、女性アーティストが表現する強さや繊細さ、危うさのグラデーションをインスピレーションとした今シーズン。ロシア生まれでシンガポール在住のアーティスト、ユリヤ・グリャノヴァ(Yuliya Gryaznova)ともコラボレーションし、彼女が本コレクションのために書き下ろした鮮やかな作品のプリントを施したワンピースや、スカートなどがラインアップする。
2018年08月18日エンジニアド ガーメンツ(ENGINEERED GARMENTS)は、2019年メンズ&ウィメンズ春夏コレクションを発表。1950年代リゾート&1970年代アウトドア今シーズンは、1950年代のリゾートスタイル、また1970年代のアウトドア、アスレチックテイストの素材やカラーを落とし込んだコレクションを展開。これまでFWK バイ エンジニアド ガーメンツ(FWK BY ENGINEERED GARMENTS)として発表していたウィメンズのピースも、エンジニアド ガーメンツのネームを配して展開。サイジングもXXSからXLまで、幅広いレンジを設ける。メッシュやコットン、ポリエステルなど豊かな素材注目したいのは豊かな素材感。光沢感のあるポリエステルのパーカー軽やかなメッシュ、肌になじむような綿素材など、幅広い素材を自在に駆使しながら、エンジニアド ガーメンツならではの、活動的でアメリカンなスタイルを作り上げた。多彩な素材で表現された様々な形の服を組み合わせ、オープンなマインドでコーディネートを楽しめるようなピースが登場する。エスニック調の柄に織られたテキスタイルのジャケットとタイパンツに、あえてインナーとして組み合わせたツヤ感のあるポリエステルパーカーは、スタイリングのアクセントとして斬新なイメージをもたらす。一方、同じポリエステル素材で仕立てたショート丈のオールインワン、ベストで統一したスタイリングはモードな雰囲気を漂わせる。レッド、ブルー、ネイビーなどのラインが交わるマドラスチェックや、1950年代リゾートの雰囲気を彷彿させるトロピカルなボタニカル柄のウェアも同様に、スタイリングの主役としても、ポイントとしても使うことができるアイテムだ。ボタニカル柄をあしらった、オーセンティックなテーラードジャケットとパンツは、奔放な華やかさがありながらも気品のある仕上がりとなっている。異素材やカラーブロックのパッチワークまた、異素材や異なる色彩のパッチワークも散見されたディテール。前後の見頃をメッシュとコットンで切り替えたベストや、チノとコーデュロイのパッチワーク、粒の異なるドット柄を組み合わせたパッチワークなど、クラフト感のあるウェアが揃う。パッチワークで仕立てたデニムジャケットは、トーンの異なるインディゴのカラーブロックが明るく爽やかな印象。ゆったりとしたデニムパンツと組み合わせることでラフさが増し、親しみやすいスタイリングが完成する。ソフトな色彩の刺繍ジャケットライトブルー、ライトベージュ、カーキなどの柔らかな色彩もまた、親近感や肌なじみの良さを演出する。ソフトな色味のデニム地に黄色の花を刺繍したジャケットは、刺繍ならではのノスタルジックな表情が魅力。マドラスチェックのシャツ、パッチワークデニムのショートパンツ、真っ白なスニーカーを合わせて、軽やかに着こなすことができる。
2018年08月14日今回は異なる雰囲気のオープンカラーシャツを6点ご紹介。まだ持っていない方も、もう一枚欲しいという方もこの機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。 ニット素材で大人の雰囲気 cleaveland - 「Jolted in a rocker」 op/cardigan ¥12,960(税込)丈夫でハリがあり、通気性の良いラミー地を用いた一枚。ニット素材でワンランク上の大人のお洒落を楽しめます。変わり編地と天竺編みによってシンプルながらも表情があり、穏やかな雰囲気が印象的。ユニセックスなのでゆったり着こなすことができます。 ヴィンテージライクで今年らしく nest Robe - リネンコットンオープンカラーシャツ ¥20,520(税込)フレンチスリーブの女性らしい雰囲気と、夏らしいオープンカラーのバランスが目を惹く一着。襟の開き具合は控えめなのですっきりとカジュアルな印象に。シワ感も雰囲気があり、薄くて軽いさらっとした素材感も特徴です。ヴィンテージライクの色合いが今年っぽく、一枚でお洒落に決まります。 カジュアルでもオフィスでも使える一着 inner mind chronology - Open collar shirts ¥22,680(税込)柔らかでさらっとした上質なシルク混の生地を使用しており、品のある一枚です。カジュアルにもオフィスにも春から夏まで着回せる万能アイテム。一枚ではもちろん、前開きで羽織としても幅広くコーディネートに愛用できるシルエットとデザインが特徴です! 短めの着丈でレイヤードコーデにぴったり roundabout - L/S OPEN COLLAR WIDE SHIRTS ¥21,060(税込)。 落ち感のあるレーヨンとコットンを使用したシャツ。光沢があるので上品でキレイめな印象も与えてくれます。ドロップショルダーで全体的にゆったりとしたシルエットが特徴。着丈が短いデザインなのでインナー次第で何通りものコーディネートができる優秀アイテムです。一枚で主役になれるリラックスシルエットのシャツ HAVERSACK - ラミーオープンカラーシャツ ¥20,520(税込)適度な光沢感と涼し気な素材感で上品さも兼ねた生地感は夏にぴったり。ワイドなシルエットとドロップショルダーで全体的にリラックスした印象に。程良い着丈でロングスカートやワイドなボトムスと合わせても今年らしくお洒落に着こなせます。大きめのフラップ付きのポケットがアクセントとなり、シンプルながらも一枚で主役になれるシャツです! 2way利用できる万能アイテム FILL THE BILL/フィルザビル - See Through Cachecoeur Shirts ¥16,200(税込)透け感と落ち感のあるシースルー素材が特徴のオープンカラーシャツ。独特の素材感を生かしてTシャツやブラトップの上から羽織って着こなすのがおすすめです!開襟シャツとしてもカシュクールのようにも2wayの着回しができる万能アイテム。着回し力抜群で様々なコーデが楽しめます。 今回はこの夏おすすめのオープンカラーシャツをご紹介しました。着回し力抜群のオープンカラーシャツは、普段のコーデに加えるだけでお洒落度がアップすること間違いなし!今年の夏はオープンカラーシャツコーデで大人レディのこなれ感を手に入れましょう。 text : FACY LADY 編集部 【関連記事】※使い勝手もデザイン性も捨てられないなら「パール付きキャンバスバッグ」をオススメします!※おしゃれは楽していいんです!「ゆったりワンピース」で作る都会のリラックススタイル※特別な日のワンピースは、気がつけばいつも『LOKITHO』
2018年08月07日リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)が、2019年春夏コレクションを発表。"魔女"をテーマとした連作をスタート戦前、戦中、戦後の女性たちにインスパイアされた2017年春夏・秋冬、そして2018年春夏シーズンの一連のストーリーに区切りをつけ、今季から連作で取り組むテーマは「For witches」。デザイナーの山縣良和は「"いつの時代も社会は魔女性を必要とする"という考え方に基づき、社会構造や歴史、そして魔女性を持った女性と向き合いながら、現代に生きる魔女のために衣服を創りたいと思い制作をスタートさせた」と綴っている。山縣が幼い頃から想像力を掻き立てられる存在だったという"魔女"。歴史を紐解くと、負の要素を内包する魔女、物語の世界にのみ存在する魔女など様々なものが存在するが、山縣が生み出すピースには、女性の生き方が大きく変容した近現代を生きる魔女の、不思議なオーラや謎めいた魅力を映し出していくという。魔女の服といえばダークな印象を抱きがちだが、2019年春夏コレクションには、魔女の結婚をイメージしたという真っ白なピースが並ぶ。一際目を惹くのは渦を巻いたようなデザインの模様を大胆に配した、ボリューミーなケープ。模様の一部がカットされており、そこから腕を出して着用する。また、エリザベスカラーに着想を得た贅沢なプリーツの襟や、まるでジレのような長い付け襟など、シンプルなワンピースなどに重ねて多様なスタイルを楽しめるアイテムも充実している。山縣による魔女のイラスト入りTシャツもベーシックラインのリトゥン バイには、ホワイトのTシャツやスウェットを用意。Tシャツには「For witches」のロゴや、山縣による魔女のイラストが配されている。展示受注会を開催なお、これらのアイテムは2018年7月21日(土)・22日(日)に東京・品川で開催されるリトゥンアフターワーズおよびリトゥン バイの2019年春夏展示受注会で先行して手に入れることができる。同会場では、近代の結婚制度や家庭生活の中に入り込んだ魔女のプライベート空間を創造した、山縣によるインスタレーションおよびアート作品も展示・販売される。【詳細】リトゥンアフターワーズ 2019年春夏コレクション「For Witches」展開時期:2019年1月頃(予定)■展示受注会&インスタレーションの展示・販売開催日:2018年7月21日(土)~7月22日(日)会場:URANO(東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 3F)
2018年07月22日エムシーエム(MCM)が、ピッティ・イマージネ・ウオモ94(PITTI IMMAGINE UOMO94)で、新たなデザインチームによるブランド初となる2019年春夏ルフト コレクション(Luft Collection)を発表した。スカイダイビングをモチーフに、パラシュート素材などハイテク機能素材をスポーツアイテムに落とし込み、ラグジュアリーストリートに向けて新たなブランドイメージを構築した。Text: Tatsuya Noda
2018年07月20日