ゆうべファミリー治療院(所在地:兵庫県明石市)の院長である夕部智廣は、この度、書籍『刺さない小児はり ベビーてい鍼』を、2024年7月20日に静風社(所在地:東京都千代田区、代表:岡村静夫)から出版いたします。子どもへの鍼灸「小児はり」。もしかすると、どこかで名前くらいは聞いたことがあるかもしれません。「小児はり」は、一説には江戸時代から続くといわれる歴史ある療法です。しかし、その内容やどのようなときに利用すれば良いのかは、多くの方にあまり知られていない現状があります。そこで、著者の夕部智廣は、古くから日本に伝わる小児はりの技法をベースに、現代の子どもの体質や保護者の価値観に合う方法として『ベビーてい鍼(R)』を開発し、その内容を本書にまとめました。書籍の表紙■歴史は古いが、あまり知られていない『小児はり』世の中に子どもへの施術方法は色々ありますが、小児はりは0歳児でも施術が可能な軽微な刺激で、国家資格の鍼灸師か医師のみに許可された施術です。そのため、繊細な子どもの心身をアプローチするにあたっては、より安全面でも優れている施術だと言えます。明治時代や昭和初期の大阪では、小児はりは夜泣きやかんしゃくをはじめとする子どもの日常の不調によく利用されていたようです。しかし、現在は全国的に見ると、小児はりのできる鍼灸師は増えつつありますが、一般の子育て世代にはまだあまり広くは浸透していません。その背景には、小児はりについての文献や書籍が少ないことなども、要因のひとつだと考えられます。そこで、著者の夕部智廣は、鍼灸師はもちろん保護者にも役立つ書籍として『刺さない小児はり ベビーてい鍼』を執筆しました。刺さない小児はり ベビーてい鍼■実は、現在の子育て問題へのニーズが高い小児はり育児ノイローゼや児童虐待が深刻化しやすいひとつの問題点として、保護者に「相談できる相手がいない」「相談できる場所がわからない・知らない」という背景が考えられます。そんな中でも、小児はりのできる鍼灸院は、子育ての負担や不安に悩んでいる保護者にとって、一度来院してみると比較的敷居が低く、心身の不調から育児や生活の悩みまで相談しやすい場所として機能しています。なぜなら小児はりは、0歳児から施術可能で、子どもの食べる、寝る、便を出す、機嫌が良くなる、自律神経を整える、といった心身の状態を健やかに保つことの強化を目的としているからです。つまり保護者のご相談で多い、夜泣き・かんしゃく・肌荒れ・便秘・食べムラ・チック・おねしょ・不登校など、病気未満の不調(未病)全般のサポートに役立つということです。このような困りごとは、病院だけでは改善の見通しが立ちにくいことや、「様子を見て」と言われて処置をしてもらえないことなどもあり、病気ではないにしても、保護者にとっては解決の道筋が見えにくく、子育ての負担や不安が大きくなることがよくあります。特に近年では不登校や成長発達の悩みをきっかけに、保護者が小児はりを知るケースも増えています。小児はりのやさしく繊細な技術と東洋医学ならではの視点で、病気未満の不調(未病)をサポートすることで、保護者の子育ての負担や不安の軽減になり、育児ノイローゼの予防にもつながります。小児への施術風景■本書は、子育て中の保護者にも役立つ内容本書の内容は、一見すると鍼灸師向けですが、子育て中の保護者の方が読んでも役立つように、わかりやすい表現で書いています。例えば、・小児はり鍼灸院を選ぶ基準・何を目的にどのような施術をしているのか・子どもの不調とどのように付き合えば良いのか・子どもの心理学・家庭での養生法など、保護者をはじめ、子どもに関わる全ての人に役立つ内容をお伝えしています。ベビーてい鍼の講座風景■大人にも適応する施術本書で紹介している『ベビーてい鍼』は、乳幼児はもちろん大人への施術にも適応します。大人でも刺す鍼が苦手な方、アーティストやアスリートなど繊細な感覚をお持ちの方には、刺す鍼以上に良い反応が得られることも多いです。刺す鍼が苦手な方も、本書を読んで、刺さない鍼の理解を深めていただくと体や心のケアをする際の選択肢が広がります。大人への刺さない鍼施術■まず知ることからはじめてみませんか大切なわが子に、よくわからない施術をさせたくないのは、子どもを守るための自然な親心と重要なリスクマネジメントだと思います。本書を通して、小児はりへの理解が深まり、悩みの解決につながりそうであれば、小児はりを子育ての一部に取り入れる選択肢のひとつに加えてみてください。少しでも今の育児の負担や不安が減ることを願っています。■著者 夕部智廣(ゆうべともひろ)ゆうべファミリー治療院 代表鍼灸師・公認心理師・保育士・登録販売者・3児の父親現在、兵庫県明石市で、ゆうべファミリー治療院の代表として、大人や乳幼児への施術の提供を行う傍ら、鍼灸学校の神戸東洋医療学院で小児はりの授業を担当する。また、刺さない小児鍼『ベビーてい鍼(R)』を考案し、ベビーてい鍼の講習会を全国各地の鍼灸師に向けて行っている。さらに、公認心理師で、NLP(神経言語プログラミング)のトレーナーであり、NLPリレーションシップラボを主催し、医療職や支援職のための対人コミュニケーションの勉強会などを開催している。『ママが楽になるとアトピーが治る』(サンルクス)、『夜泣き・かんしゃくがおさまる!魔法のねんねタッチ』(秀和システム)、『親子のミスコミュニケーションを防ぐ 効果的なNLPのテクニックと五行気質分類』(柘植書房新社)といった子育て関連の書籍を出版している。著者近影■書誌情報タイトル:『刺さない小児はり ベビーてい鍼』【目次】序章 病院と家庭の中間的存在として第1章 小児はりとは第2章 子どもの身体特性と子どもへの対応第3章 ベビーてい鍼 子どもへの検査法第4章 ベビーてい鍼の道具と家庭のセルフケア第5章 ベビーてい鍼の手技第6章 主な症状別注意点第7章 保護者への対応第8章 小児はり鍼灸院の作り方著者 :夕部智廣 発行 :静風社 定価 :2,860円(税込)判型 :A5判頁数 :204頁ISBN :978-4-9912952-9-4発行日:2024年7月20日Amazon販売ページ: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年07月17日幸せな家庭生活を望む上で、夫の言動によって家庭内の雰囲気が悪くなることは避けたい状況です。今回は、夫のネガティブな行動に対処し、家庭内の平和を保つための方法を紹介します。距離を置いてみる「夫との喧嘩後は、一定の距離を置くようにしています。少し時間が経つと、お互いに冷静になれるので、誤解が解けやすくなります」(32歳/女性)相手の行動に振り回されずに済むよう、一時的な距離を置くことが効果的です。喧嘩直後ではなく、冷静に話せるタイミングを見計らうことが大切です。不満は明確に伝える「夫の何気ない一言に心を痛めることがあります。それを伝えたところ、夫も気をつけるようになりました」(29歳/女性)夫とのコミュニケーションで大切なのは、不満や要望をはっきりと伝えること。自分の感情を正直に伝えることで、相互理解が深まることもあるでしょう。自己成長の機会と捉える「夫の厳しい言葉にいつも落ち込んでいましたが、それを自分を見つめ直す機会と捉えるようになりました」(30歳/女性)相手の言動に一喜一憂せず、それを自己成長のきっかけと捉えることも一つの方法です。自らを成長させることで、夫婦関係にも前向きな変化が現れるかもしれません。解決法を試してみる「夜泣きが酷かった息子に対して…『うるさい!明日も仕事だ!』と、夫が大激怒。その怒鳴り声で夜泣きはエスカレートして、本当に苦労しました。それからは、夫と寝室をわけるようになりました…。」(35歳/女性)夫の言動によって家庭内でストレスを感じることは、誰にとっても辛いこと。今回、紹介したアプローチを試すことで、家庭内の平和を取り戻すことができるかもしれません。(Grapps編集部)
2024年07月13日結婚や出産には興味ナシ、子どもも苦手な20代の有村。職場ではパートさんたちが子どもの事情で休むたびに負担がのしかかり、不満を抱えていた。そんな彼女のライブ配信「アリーの酔いどれ通信」を聴いていたのは……。誰に向けるでもなく、深夜の一人語りを続けていた有村。ただいつも1人だけ視聴者がいることが、気になっていました。呼びかけてみると、「子どもの夜泣きで起こされて」という答えに驚きます。やがて有村の配信は徐々に「この声を聴いていると子どもが泣き止む」と話題になっていくのですが……インフルエンザで寝込んだ有村のところに、支援物資を届けてくれたのはーーー。つづきはこちらから最後までお読みいただけます!読む▶よなきごや第11話「子どもが泣き止む配信」「よなきごや」がラジオドラマになります夜泣きで眠れないあなたへ、深夜3時間の生放送。マンガを元に、作者のかねもとさんが書き下ろした新たな物語を、ラジオドラマでお楽しみください。■放送日6月27日(木) 23時NHKラジオ第一「ラジオ深夜便」~28日(金)深夜「よなきごやへようこそ」▼詳しくはこちら「よなきごやへようこそ」漫画家かねもと漫画家で、東北在住の2児の親。在宅ワーカー歴=長男の歳と同じ年数。著書に『世界一役に立たない育児書』(白泉社)、『伝説のお母さん』『伝説のお母さん つづきから』『私の息子が異世界転生したっぽい』(KADOKAWA)、原作担当書に『私の息子が異世界転生したっぽい フルver.』(小学館)がある。→記事一覧へ編集者・ライター大西まお出版社にて雑誌・PR誌・書籍の編集をしたのち、独立。現在は、WEB記事のライティングおよび編集、書籍の編集をしている。主な担当書に、森戸やすみ 著『小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK』、名取宏 著『「ニセ医学」に騙されないために』など。特に子育て、教育、医療、エッセイなどの分野に関心がある。→記事一覧へ
2024年07月05日里帰り出産をして、母に手助けしてもらいながら初めての育児に奮闘する八重。「何もしていない」のに授乳だけで疲れ果ててしまいます。先輩ママの友人と比べて、自分だけがちゃんと母親の役割をできていないことに落ち込んで家を飛び出した八重は……。3人の子どもをしっかり育てている同級生を尊敬しつつ、自分のダメさ加減が嫌になってしまった八重。東京にいる夫は「俺も手伝うから」「教えてくれたら」と、どこか他人事で頼りになりません。不安から弱音を吐く八重に、母は……。ついカッとなった八重は実家を飛び出してーーー。つづきはこちらから最後までお読みいただけます!読む▶よなきごや第10話「ふつうのお母さん」「よなきごや」がラジオドラマになります夜泣きで眠れないあなたへ、深夜3時間の生放送。マンガを元に、作者のかねもとさんが書き下ろした新たな物語を、ラジオドラマでお楽しみください。■放送日6月27日(木) 23時NHKラジオ第一「ラジオ深夜便」~28日(金)深夜「よなきごやへようこそ」▼詳しくはこちら「よなきごやへようこそ」漫画家かねもと漫画家で、東北在住の2児の親。在宅ワーカー歴=長男の歳と同じ年数。著書に『世界一役に立たない育児書』(白泉社)、『伝説のお母さん』『伝説のお母さん つづきから』『私の息子が異世界転生したっぽい』(KADOKAWA)、原作担当書に『私の息子が異世界転生したっぽい フルver.』(小学館)がある。→記事一覧へ編集者・ライター大西まお出版社にて雑誌・PR誌・書籍の編集をしたのち、独立。現在は、WEB記事のライティングおよび編集、書籍の編集をしている。主な担当書に、森戸やすみ 著『小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK』、名取宏 著『「ニセ医学」に騙されないために』など。特に子育て、教育、医療、エッセイなどの分野に関心がある。→記事一覧へ
2024年07月01日これまで家庭のことは専業主婦の妻・仁菜に任せっきりで、子どもができても変わらずに何よりも仕事を優先してきた会社員の戸田。ところがある日、第二子妊娠中の妻が入院してしまい、一人で家事と育児も担うことに。初めてワンオペで仕事・家事・育児をして知ったこととは?なんとか預け先を見つけ、職場に戻った戸田ですが、以前のように働くことが難しい現状にイラだちを募らせます。しかも自分が取ってきた仕事を代わりにやっているのは、あのイクメン・寺谷さん。もどかしい気持ちに追い打ちをかけるように、無慈悲な電話が鳴り響きました。つづきはこちらから最後までお読みいただけます!読む▶よなきごや第7話「俺が育児するなんて!」「よなきごや」がラジオドラマになります夜泣きで眠れないあなたへ、深夜3時間の生放送。マンガを元に、作者のかねもとさんが書き下ろした新たな物語を、ラジオドラマでお楽しみください。■放送日6月27日(木) 23時NHKラジオ第一「ラジオ深夜便」~28日(金)深夜「よなきごやへようこそ」▼詳しくはこちら「よなきごやへようこそ」漫画家かねもと漫画家で、東北在住の2児の親。在宅ワーカー歴=長男の歳と同じ年数。著書に『世界一役に立たない育児書』(白泉社)、『伝説のお母さん』『伝説のお母さん つづきから』『私の息子が異世界転生したっぽい』(KADOKAWA)、原作担当書に『私の息子が異世界転生したっぽい フルver.』(小学館)がある。→記事一覧へ編集者・ライター大西まお出版社にて雑誌・PR誌・書籍の編集をしたのち、独立。現在は、WEB記事のライティングおよび編集、書籍の編集をしている。主な担当書に、森戸やすみ 著『小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK』、名取宏 著『「ニセ医学」に騙されないために』など。特に子育て、教育、医療、エッセイなどの分野に関心がある。→記事一覧へ
2024年06月24日あなたがまだ幼かった頃、直接言葉を交わすことができない『友達』がいたことでしょう。それは、ぬいぐるみであったり、人形であったりと、さまざま。きっと、寝るにも遊びに行くにも、ずっと一緒だったはずです。小さくて愛らしい『友達』は、幼い子供にとって、かけがえのない存在といえます。3歳娘が落としてしまった、ぬいぐるみ2児の父親である、とむせん(@tomtom_e_n_t)さん一家は、ある日トラブルに見舞われてしまいました。3歳の娘さんが、外出をした際にずっと大切にしていたぬいぐるみを失くしてしまったのです。『まんじゅう』と名前を付けて、ぬいぐるみをかわいがっていた、娘さん。大切な『友達』とはぐれてしまい、悲しみに暮れてしまいました。しかしその後、とむせんさん一家は、まんじゅうちゃんを発見!その時の光景を見て、感謝の気持ちを伝えるべく、Xに投稿しました。「雨で濡れない場所に、ぬいぐるみを置いてくれた人がいた」確かにぬいぐるみは『物』です。しかし、持ち主にとっては、楽しい時も、悲しい時も一緒にいてくれる、大切な友達といっても過言ではありません。また、出会った時の喜びや、思い出も詰まっているはず。大好きな友達が突然いなくなってしまった時の、娘さんの心情は、察するに余りあるでしょう。偶然この場を通りがかった人は、持ち主の気持ちを想像したのかもしれません。雨に濡れないよう、まんじゅうちゃんを安全な場所に移動させてくれたようです。見知らぬ心優しい人によって、無事に再会を果たすことができた、娘さんとまんじゅうちゃん。心が温まるエピソードは拡散され、多くの人から反響が上がりました。・自分も同じ経験をしたことがある!安全な場所にぬいぐるみが置かれていて、感動したなあ。・こういうエピソードを知ると「日本も捨てたもんじゃない」と思える。・涙が出た。娘ちゃんとまんじゅうちゃん、また会えてよかったね!まんじゅうちゃんは、とむせんさんにとっても、心を癒してくれる大切な存在なのだとか。温かい家に帰ったまんじゅうちゃんは、『家族』とたくさんハグをしたことでしょう![文・構成/grape編集部]
2024年06月23日毎日のように続く夜泣きがつらくても、夫にひどいことを言われても、涙をこらえてがんばってきた母・達子。娘の苑子も子どもを産み、達子はかわいい孫の成長を喜んでいるものの、夫は相変わらずで……。そんな達子が泣けるようになった理由とは。医師から入院を宣告された達子。病気のことを告げられると夫は「俺の飯は」「娘に世話させよう」と騒ぎ出して……夫の身勝手な言い分に、愕然。娘にだけは、同じ思いをさせたくないーーー。達子が取った行動とは?つづきはこちらから最後までお読みいただけます!読む▶よなきごや第6話「おばあちゃんと夜泣き」「よなきごや」がラジオドラマになります夜泣きで眠れないあなたへ、深夜3時間の生放送。マンガを元に、作者のかねもとさんが書き下ろした新たな物語を、ラジオドラマでお楽しみください。■放送日6月27日(木) 23時NHKラジオ第一「ラジオ深夜便」~28日(金)深夜「よなきごやへようこそ」▼詳しくはこちら「よなきごやへようこそ」漫画家かねもと漫画家で、東北在住の2児の親。在宅ワーカー歴=長男の歳と同じ年数。著書に『世界一役に立たない育児書』(白泉社)、『伝説のお母さん』『伝説のお母さん つづきから』『私の息子が異世界転生したっぽい』(KADOKAWA)、原作担当書に『私の息子が異世界転生したっぽい フルver.』(小学館)がある。→記事一覧へ編集者・ライター大西まお出版社にて雑誌・PR誌・書籍の編集をしたのち、独立。現在は、WEB記事のライティングおよび編集、書籍の編集をしている。主な担当書に、森戸やすみ 著『小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK』、名取宏 著『「ニセ医学」に騙されないために』など。特に子育て、教育、医療、エッセイなどの分野に関心がある。→記事一覧へ
2024年06月22日この10年で発達支援を受けることが身近になった医療機関や、児童発達支援、放課後等デイサービスなどで、作業療法士(OT)による支援を受けたことがあるお子さん、保護者の方も多いのではないでしょうか。今回は、日本作業療法士協会で常務理事を務める酒井康年さんにインタビュー。酒井さんは、特別支援学校(当時は養護学校)の教員時代に重度障害のある子どもたちと関わる中で、ご自身の力不足を自覚するとともに、作業療法士が持つ専門性の高さを知り、資格を取得して現場で力を発揮したいと考えたそうです。インタビューでは、協会の活動や発達支援の現場で感じる変化、作業療法のゴール、保護者の方が作業療法を受ける際に意識するといいことなどをお聞きしました。Upload By 専門家インタビュー――2012年に改正児童福祉法が施行されてから10年以上が経ちます。どのような変化を感じているでしょうか。酒井常務理事(以下、酒井):大きな変化として、「支援の量」が満たされるようになってきたのではないでしょうか。つまり、都市部を中心に通所事業所が増え、お子さんが発達支援を受けることがとても身近にとらえられるようになったと思います。ここ数年、保護者の方とお話しをすると、「わが子に必要なことは、なんでもやりたい」というスタンスの人が増えたように感じています。以前は特別な支援を受けることに抵抗が強い人が多くいらっしゃったことと比較すると、ある意味、合理的な考え方になってきているのではないかと感じています。一方で、「訓練」が注目されがちでもあります。不器用さがあるから作業療法士の訓練を受ける。歩行が困難だから作業療法士や理学療法士の訓練を受ける。それは大切なことですが、「どの訓練を受けさせるか」ではなく、「子どもをどう育てるか」が重要だと考えています。――ここ数年、国でも障害児通所支援の基本的な考え方について議論が重ねられてきました。どのように受け止めていますか。酒井:2021年に「障害児通所支援の在り方に関する検討会」、2022~2023年に「障害児通所支援に関する検討会」という大きな検討会が開かれました。広範囲に渡り深く議論いただき、最終的に「障害児通所支援に関する検討会」で児童発達支援・放課後等デイサービスにおいて、総合的な支援を行う重要性が改めて確認されたことに安堵しています。厚生労働省|障害児通所支援に関する検討会報告書(概要)・総合的な支援を行い、その上でこどもの状態に合わせた特定の領域への専門的な支援(理学療法等)を重点的に行う支援が考えられる。 その際には、アセスメントを踏まえ、必要性を丁寧に判断し、障害児支援利用計画等に位置づける等、計画的に実施されることが必要。――総合的な支援を行うことは、「子どもをどう育てるか」という視点とつながりますね。保護者の方も、支援者の皆さんと一緒に考えていく必要がありそうです。酒井:そうですね。繰り返しになりますが、訓練を受けさせることだけが、子どもを育てることではありません。もちろん、保護者の方にとって専門家に相談し、お子さんの困りごとにストレートに答えてもらえるのは分かりやすく、安心感もあるでしょう。そのお気持ちは否定されるものではありません。どちらかというと、私たち支援者が、「総合的な支援」の大切さを意識し、自分たちが行う訓練は「その一部である」と忘れないことが必要です。目指すのは「人々の健康と幸福」であり、「障害の克服」ではないUpload By 専門家インタビュー――酒井さんは、日本作業療法士協会が主催する「児童福祉領域の作業療法意見交換会」での講演をはじめ、作業療法士のあるべき姿について啓発活動をされていますね。酒井:まさに今、力を入れている活動です。日本作業療法士協会では、「作業療法は、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である。作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指す。」という作業療法の定義を定めています。特に注目したいのが、「人々の健康と幸福を促進するために」という部分です。一般社団法人 日本作業療法士協会――大目的は「人々の健康と幸福を促進する」ことだと。酒井:そうですね。私たちが目指すのは、「障害の克服」ではないということです。これは、国の「令和6年度障害福祉サービス等報酬改定における主な改定内容」において、「ウェルビーイング」という言葉で表現されていますが、とても近いと感じています。私自身も、「子どもと家族がハッピーでなければいけない」といつも言っています。例えば「運動ができるようになる」ことはプロセスの一つとしてもちろん大事だけれど、ゴールではない。「ハッピーに過ごせる」ことがゴール。そのために、作業療法士として何ができるかという視点を持つ重要性を、伝えるようにしています。――作業療法士の皆さんは、そのような視点を持ち、どのような活動に落とし込まれていくのでしょうか。酒井:ICFと呼ばれる国際生活機能分類(WHO)の概念では「活動・参加」と示されていますが、作業療法士は「活動・参加」を支援する専門職です。医学的な知識、活動分析・作業分析というスキル、人・環境・作業の3要素によって情報をとりまとめるPEOモデルなどを駆使して、子どもの「活動・参加」において何ができて何が課題になっているのか、どこにどういうアプローチをすればいいかを考えて、「ハッピー」につなげていこうと話しています。――「活動・参加」は、具体的にイメージするのが難しいケースもありそうです。酒井:障害が重度になればなるほど、参加を想定するのが難しく、その手前である機能面へのアプローチにとどまってしまうように思います。先日も難病のお子さんを訪問看護している作業療法士や理学療法士に、「社会参加をどう考えていますか?」と聞いてみました。難病があると感染リスクがあって学校に行ってはいけないと言われていると。もちろん、命を守ることが第一です。では、「放課後に行くというトライはできないのか」「日曜日の校舎を借りてトライができないのか」。では、買い物は?小学生が買い物に行く機会がない、これは一般的にはそうそう起こりにくい事態ですよね。そういった事態であると認識し、医学的な知識を役立て、支援者同士でアイデアを出し合うのです。そうすれば、社会参加に向けて違ったさまざまなアプローチが出てくるでしょう。難しいことは重々承知ですが、制限があると社会参加しなくてよいわけではなく、制限がある中でどのように前に進めるのか、なのです。――以前からそのような意識で取り組まれてきたのでしょうか。酒井:2022年9月の「障害者権利条約」における政府報告に関する国連総括所見で、「人権モデル」という言葉に出合ったことが大きいです。人権モデルは、一言でいうと「なによりも人権を尊重することを最優先にする」というもの。どんな理由があっても、人権が損なわれてはいけないというスタンスで物事を考えることです。先ほどのケースでは、難病がある=外に出られなくても仕方がない、ではいけない。ほかにも、強度行動障害がある=身体拘束をしても仕方ない、ではだめなのです。現状はそうせざるをえないのかもしれませんが、極めて懸念される事態であり、なんとかしなくてはいけないという認識を持つことが大事ということです。この学びによって、自分の中でより「活動・参加」に沿って考えられるようになりました。――「仕方がない」「諦めて当然」ではないのだと。酒井:私たち支援者が諦めたら誰がやるのか。この子たちを知っている支援に携わる人間が、今の限界にしっかり気づき、仕方ないではなく子どもが権利侵害を受けている認識がないと前に進むことができません。少し難しい話になってしまいましたが、分かりやすく言うと「子どもの可能性を形にする」です。目の前にいる子どもの可能性を、小さいことでも形にできるか。保護者の方が「無理じゃないか」「そんなことできると思わなかった」を、「うちの子、できるんですか!」につなげていく。それは、重度心身障害のお子さんが指を一本動かせることかもしれない、重度知的障害のお子さんが名前を呼ばれた時に立ち止まれることかもしれない。保護者の方にお子さんの可能性を見せていくことを大事にしていきたいですね。「意見が合わない」は多職種連携の一歩――「活動・参加」を目指すために、より多職種連携が大切になりそうです。酒井:そうですね。お互いに平等であるという考え方のもと、連携を強化していく必要があります。私は、通所事業所で時々聞く、「保育士と専門職」という言い方もおかしいと思っています。保育士の方も、専門職ですよね。あくまで、専門性が違うだけですから。また、多職種連携では意見が合わなくて当たり前なのです。意見が合わないことが分かりましたというのは、残念なことではなく多職種連携の一歩を踏み出せたということ。意見を合わせることが大事なのであれば一職種でいいということです。子どもと家族のハッピーに向けて、同じ方向を見ることができればうまくいくはずなのです。作業療法士には「お子さんの全部」を話してほしい――保護者の方が作業療法を受ける際に意識するといいことはありますか。酒井:まずお伝えしたいのが、「焦らなくて大丈夫」ということです。お子さんの成長は、一人ひとり違うものです。準備が整うのを待つ、ほかのところから頑張ってみる、そんな意識で一緒に取り組んでいきましょう。そして、お子さんの「生活の全部」を教えてほしいと思います。保護者の方が心配していること、保育園・幼稚園の先生に言われたことだけではなく、ですね。思いがけないところに解決のヒントがあったりするので、最初から狭めることなく広く投げかけてほしいと思います。私が担当したあるお子さんについて、保護者の方からは「不器用さがあり、勉強が嫌い」とお聞きしていました。数ヶ月後に「最近すごくよくなったんですよ」とおっしゃるので、「何がよくなりましたか?」とお聞きすると、「夜泣きがなくなりました」「行き渋りがなくなました」と。「え、夜泣きや不登校のお困りがあったの!?」と、反省したことがあります。――保護者の方は、お悩みと作業療法が結びつかない場合、伝える情報を選んでしまいそうですよね。それでは、最後にこれからの活動について教えてください。酒井:日本作業療法士協会で特別支援教育の分野も担当しているので、特別支援教育において作業療法士がどのような役割を担えるのかを考え、発信していきたいと思います。――ありがとうございました。まとめ酒井さんは最後に、「僕は作業療法士の仕事が大好きで、今でも勉強を続けています」と笑顔で話されていました。「子どもと家族がハッピーでなければいけない」という酒井さんの言葉は、とても力強く、発達支援に携わる皆さんと一緒に目指したい、あるべき姿なのだと感じました。これから医療機関や児童発達支援、放課後等デイサービスで作業療法を受ける際は、ぜひ酒井さんのアドバイスのように、「お子さんの全部」をお話ししてみてはいかがでしょうか。Upload By 専門家インタビュー酒井康年さん大学を卒業後、都内の特別支援学校の教員として5年間勤務。その後作業療法士の資格を取得し、うめだ・あけぼの学園に就職。地域の幼稚園・保育園・小学校・特別支援学校の巡回相談や、保育所等訪問支援などを担当し、2024年4月より学園長。子どもの持つ可能性を形にすることを目指して活動中。
2024年06月21日若い頃、深夜のコンビニに赤ちゃんを連れてきているお母さんを見て「私が親なら絶対あんなことしない」と思った「私」。あれから6年後。生まれてきた赤ちゃんは、思いがけず全然寝てくれなくてボロボロになってしまい……。赤ちゃんを布団に置くと夜泣きするので、夜中も抱っこしてゆらゆら揺らす日々。さらに様々な寝かしつけ方法を試し、生活リズムを整えて、「今日こそは眠るはず」「今日こそはよくなるはず」と思うのに、むしろ夜泣きは悪化する一方。追い詰められた「私」は……。つづきはこちらから最後までお読みいただけます!読む▶よなきごや第1話「私が親なら」「よなきごや」がラジオドラマになります夜泣きで眠れないあなたへ、深夜3時間の生放送。マンガを元に、作者のかねもとさんが書き下ろした新たな物語を、ラジオドラマでお楽しみください。■放送日6月27日(木) 23時NHKラジオ第一「ラジオ深夜便」~28日(金)深夜「よなきごやへようこそ」▼詳しくはこちら「よなきごやへようこそ」漫画家かねもと漫画家で、東北在住の2児の親。在宅ワーカー歴=長男の歳と同じ年数。著書に『世界一役に立たない育児書』(白泉社)、『伝説のお母さん』『伝説のお母さん つづきから』『私の息子が異世界転生したっぽい』(KADOKAWA)、原作担当書に『私の息子が異世界転生したっぽい フルver.』(小学館)がある。→記事一覧へ編集者・ライター大西まお出版社にて雑誌・PR誌・書籍の編集をしたのち、独立。現在は、WEB記事のライティングおよび編集、書籍の編集をしている。主な担当書に、森戸やすみ 著『小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK』、名取宏 著『「ニセ医学」に騙されないために』など。特に子育て、教育、医療、エッセイなどの分野に関心がある。→記事一覧へ
2024年06月21日【関連】絶対に夜泣き対応しない夫。追い詰められた妻は■ 寝かしつけ後の夜食は…(※画像はギャル曽根さんオフィシャルブログより)ギャル曽根さんは2011年7月にテレビディレクターの男性と結婚し、2012年11月に長男、2016年1月に長女を出産。昨年11月には次女が誕生しました。産後早々に仕事復帰し、YouTubeも精力的に更新しているギャル曽根さんは、最新動画にて次女を抱っこしながらマクドナルドの新商品を食べ比べする様子を公開。ギャル曽根さんといえば「大食い」で有名ですが、それは産後も変わらないようです。通常の食事に加えて夜食を食べることがあるそうですが、夜食を楽しんでいる途中で次女の夜泣き対応に呼ばれ、そのまま一緒に寝てしまうことも。しかしその後パッと起き、再び夜食を再開するといいます。「寝ていた次女がぐずる⇒次女の様子見に行く⇒一緒に寝る⇒起きる⇒夜食を食べる」という流れだと明かしていました。寝かしつけで寝落ちした後でも夜食を食べるのは「授乳中でお腹が空いているから」という理由ではなく、単純に「食べたいものを食べたいから」。仕事で大食いをさせてもらっていても、それは「今食べたいものじゃない」のが実際のところで、その日に食べたいものを食べない限り「今日ご飯を食べたなって感じがしない」のだそうです。ちなみに、次女の離乳食は生後5カ月過ぎから始めたそうですが、すでに大食い遺伝子の片鱗がちらり。初めてつぶしがゆを与えたときから「もっともっともっともっと」とさらに食べたがり、「自分で容器を掴もうと」するほどの勢いだったそうです。大きくなったら、ギャル曽根さんのおいしい手料理をたくさん食べてくれるようになるかもしれませんね。■ 夜泣きはなぜ起こる?ギャル曽根さんは娘さんの夜泣きで夜食を中断していたようですが、そもそも「夜泣き」とはどういうものなのでしょうか。実は医学的に「夜泣き」のはっきりとした定義はありません。一般的には、夜にある程度まとまって眠るようになってから起こる、「夜間の泣き」のことを指します。そのため、「夜間に泣く」ということは同じでも、赤ちゃんに夜泣きを起こしている原因は実はいろいろあると考えられます。たとえば低月齢では、新生児期の「こま切れ睡眠」からある程度まとまって眠るパターンに移行中であることによって、睡眠が不安定になり夜泣きすることがあります。また、生後半年からそれ以降では、「〇〇しないと眠れない」という寝かしつけの習慣が原因となって夜泣きをする子がでてきます。さらに、歯が生え始めることによる不快感が夜間の睡眠を妨げ、泣くこともあります。同じころには、親と離れるのを怖がる「分離不安」も出始めるので、ひとりで眠るのを泣いて拒否するかもしれません。それ以降の赤ちゃんでも、体や心の成長が著しい時期であるがゆえの睡眠トラブルはよくあるものです。いずれにしても、夜泣きは多くの赤ちゃんに見られるもので、生活リズムが整うとともになくなっていく場合がほとんどなので、あまり不安を抱えず見守ってあげられるといいですね。参照:【医師監修】夜泣きはいつからいつまで? 新生児・乳児の夜泣き開始時期(マイナビ子育て編集部)
2024年06月18日夫は育児・家事に協力的ですが、モラハラ気質なところがあります。夫は自分自身でもいけないことだと自覚しているようで、義実家ではモラハラな姿を隠すのです。夫の行動に腹が立った私は、ついにちょっとした反撃に出ることにしました。 周りと比べて俺はえらいと思っている夫夫は私が何も言わなくともお皿を洗ってくれたり、洗濯をして干してくれたり、自分のお弁当を作って持って行ってくれたりします。育児にも協力的で、夜泣きの対応で疲れている私のために、早朝から息子の面倒を見てくれるなど助かっています。そして夫はいつも「俺、えらくない? 男でこんなに育児も家事もしてくれる人いないよね。この前また会社の人に褒められちゃった」とよく私に誇らしげに言ってくるのです。 夫の協力には本当に感謝していますが、夫の発言に私はいろいろと言いたいことがありました。モヤモヤした気持ちを抑え、「〇〇(夫)はえらいよ! いつもありがとう」と夫をいつも煽てていました。 産後、夫にモヤモヤしていること夫は一度も息子の夜の寝かしつけや夜泣きの対応をしてくれたことがありません。次の日が休みの日や正月、GWなどの大型連休でも「俺の生活リズムが崩れる」と頑なに嫌がります。さらに息子の泣き声で起こされたくないからと産後以降、寝室が完全に夫婦別になりました。 そして、産後1カ月から夫は「いつ働くの? 俺の会社の人は産後3カ月で職場復帰してるよ。その人にできてお前にできないわけがない。早く働け」と、毎日のように私に言ってきました。さらに、夫は休日に午前中から友人と遊びに出かけ、夕方帰ってきたかと思うと趣味の筋トレを始め、ひと通り自分の時間を満喫。 夜になりやっと私は息子を夫に預けお風呂に入ると、「5分で上がれ!」と夫が催促してきたこともあります。育児・家事に協力的な夫ですが、このモラハラな言動にモヤモヤしてきました。 義実家では良い顔をする夫に逆襲家の中では私に対して理不尽なことを言ってくることが日常茶飯事の夫ですが、義実家ではとてもまともな人になります。育児・家事に協力的でやさしい夫だと思っている義家族は、「〇〇(夫)は育児も家事もしてえらい。〇〇ちゃん(私)がうらやましい」など夫を褒めまくります。 義実家に行くと毎回この時間が訪れることが私は苦痛でしたが、ついに私は夫にちょっとした反撃に出ました。義姉が「私の友達の夫が~」と義姉の友人の夫がありえないというエピソードを話し始めたので、私は今だ!と思い「私の友人の夫もありえなくて……」と夫にされた理不尽なモラハラを友人の夫という形で話しました。 義家族は全員「ありえない。それはひどい」と口をそろえて言っているなか、夫は思い当たる節があるようで、俯き携帯を見ながら、ばつの悪い顔をしていました。 義実家から帰宅後、夫から「あれ俺のこと?」と聞かれましたが、違うよと私は否定しました。しかし、夫は何かを感じ取ったらしく義実家での私の反撃があって以降、しばらくモラハラな言動は落ち着いています。夫の性格は変わらないだろうと思いますが、夫のこれからに期待して日々を送っています。 著者:米久 熊代1歳児男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年06月15日主人公のはるかさんは夫と息子の3人家族。やさしい義父と少しクセのある義母と同居しています。夫とともにケーキとパンのお店『かぐら』の2号店を経営しながら、充実した日々を送っていました。ある日、赤ちゃんを連れた義姉が突然帰ってきて、はるかさん家族の居住スペースで同居することになってしまいます。困惑するはるかさん夫婦でしたが……? 朝起きると、衝撃の光景が…! ひとまず義母から、はるかさんたちの居住スペースにある空き部屋に義姉を泊まらせるよう言われてしまい、はるかさん夫婦は仕方なく義姉を受け入れることになりました。 その日の深夜、義姉のいる部屋から赤ちゃんの泣き声が響き渡ります。 はるかさんが様子を見に行くと、義姉はなんと泣き叫ぶ赤ちゃんのそばでゲームに熱中していました。 はるかさんが抱っこをすすめるも、「海外は夜泣きを放置して育てるんだって」と言って、義姉は動こうとしません。自分の息子や夫への影響も伝えたところ、義姉はようやく赤ちゃんのもとへ向かったのです。 翌朝、寝不足のなか起きると、キッチンには育児用ミルクが散乱、使用済みの哺乳瓶が放置されていました。はるかさんが片付けて1階へ降りていると、義母と義姉の会話が聞こえてきます。 「朝ごはん作ってくれるなんて……」 自分が汚したはるかさんたちのキッチンは片付けず、義母の朝ごはんを作っていた義姉の行動に衝撃を受けたはるかさんなのでした。 海外の育児は色々ありますが、実際にこの義姉のように「泣いたからといって抱っこしなくても良い」という説もあります。日本でも、夜泣きでは抱っこしなくて大丈夫という先生も割といます。ただ、「放置」ではなく「見守る」が正しいかと思いますので、抱っこはせずともそばで見守っていてあげたいですね。 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター あおば
2024年06月14日自宅でタコ焼きパーティーをすると、家族や友人で、大いに盛り上がれるでしょう。生地をタコ焼き器に流し込んだり、具材を入れてひっくり返したりなど、役割分担を決めると、より一層楽しめるかもしれませんね。タコ焼きパーティーで立候補したのは?ある日、家族でタコ焼きパーティーをすることになった、7歳と3歳の娘さんを育てる夫の、くたまる(@chapikof)さん。タコが苦手な娘たちのために、ウインナーを用意したといいます。妻の「タコ焼きパーティーするよ!」の号令の後、長女は「タコを入れる係をしたい」と立候補しました。長女に続くように、くたまるさんは『生地を流し入れる係』に、妻は『タコ以外の具材を入れる係』です。さて、次女がタコ焼きパーティーでやりたい係はというと…。「私はね…ウインナーだいちゅき係!」※写真はイメージ次女が立候補したのは『ウインナー大好き係』でした!ウインナーを食べたい気持ちが、抑えられなかったのでしょう。また、タコが苦手な自分たちのためにウインナーを用意してくれて、3歳ながらに感謝の気持ちを伝えたかったのかもしれませんね!楽しいタコ焼きパーティーの様子が伝わるエピソードに、たくさんのコメントが寄せられました。・重要な係の立候補に、激萌えです!・家族の関係性が見えるエピソードに、笑いを誘われました!・楽しいパーティーの様子が伝わってきます。・次女さんのかわいすぎる係で、思わず吹きました!・誰にも任せられない重要な任務でしょう。家族みんなで、楽しいタコ焼きパーティーの時間を過ごした、たくまるさん家。また次女は、焼く前のウインナーを口いっぱいに頬張って『ウインナー大好き係』の役割を全うしたのでした…![文・構成/grape編集部]
2024年06月11日義父とのやり取りは、家庭生活の中で思わぬ苦労を生むことがあるかもしれません。ここでは、一緒にいるときに困るかもしれない義父の特徴と、それにどう対応すればよいかを紹介します。突然の出費への備え「義父が金銭的なサポートを求めてきて、家計が圧迫されがちです。出費に対する計画がなく、将来への不安が拭えません。以前はその気前の良さが尊敬できた部分でもありましたが、結婚してからは金銭感覚の違いが明白になりました」(33歳)想定外の出費や将来の安心を確保するため、義父との金銭的な関わり方について事前に夫と話し合うことが大事です。まわりに目を向けない性格「妊娠中でもあり、朝の忙しい時間に義父のために弁当を作っているのですが、『おかずが少ない』と文句を言われてしまいました。できる限り努力しているつもりでも、なかなか理解してもらえないことがあります」(29歳)義父が自分本位の考えを持っている場合、その影響は日々の生活の中で様々な形で現れがちです。自己中心的な義父との付き合い方には、夫との協力が不可欠になります。初めての帰省で…「出産後、初めて義実家に帰省したとき深夜に息子が夜泣きをしてしまい…。なんとか寝かしつけようとしているときに怒り狂った義父に『うるさい!』と怒鳴られて、息子はさらに眠れなくなりました」(30代女性)一見、共存が難しいと感じる特徴でも、うまく対処することで家庭内の調和を保つことが可能でしょう。(愛カツ編集部)
2024年05月31日故意ではないにせよ他人に自分の車を触られたら、私はあまりいい気はしません。故意であれば尚更です。それは触るのが子どもであっても同じなのですが、ママ友は私と同じ考えではないようで……。 驚きのママ友の対応わが家の3歳の次男と同じ歳の男の子を持つママ友がいます。一緒に公園へ行くことになったのですが、帰りの駐車場で事件は起こりました。公園に止まっている他の車のナンバーをママ友の息子が次から次へと数字を確認しながら触っていたのです。 しかも、ママ友は息子を止めることもなく、逆に「3だね~5だね~」と肯定するのみ。いきなり車が動き出したら危険すぎますし、ほかの人の車を勝手に触っているのに注意しないママ友に私はとてもびっくりしました。 ママ友の言い分私は、「ねえ、他の人の車を触るのは結構まずいんじゃない? カメラとかあるし」とママ友にやんわりと注意しました。するとママ友は、「でもまあ、子どものすることだしね~。数字の勉強にもなるしいいかな~って」と言いながら、一向に息子を止めようとしません。 「ありえない」と思った私は、モヤモヤしながらもさっさと帰ることにしました。 子育てに対する考え方は人それぞれだとは思いますが、今回のママ友の行動は非常識に感じられとても驚いてしまいました。これ以上このママと仲良くはなるのは難しいかもしれない……と感じた出来事でした。これからは適度な距離感でじょうずに付き合っていきたいと思います。イラスト/ふくふく著者:鬼頭いちか
2024年05月30日私には2人の子どもがいます。下の子が生まれたとき、上の子は3歳になったばかり。まだ保育園や幼稚園には通っていませんでした。2人を連れてある施設へ行くと、職員の女性に話しかけられた上の子。そこで言われた言葉に、私はなんだかモヤモヤしてしまい……。子ども2人を連れて手続きへ2人目の里帰り出産を終え、自宅に帰って数日後、子どもに関する手続きのため、私は子どもたちを連れてとある公共施設へ行きました。施設に着いて順番を待っていると、上の子は初めての場所に落ち着かない様子。 すると手続きを担当してくれた女性が「お姉ちゃん何歳?」などと話しかけてくれました。まだ緊張しながらも指を3本立てて見せる上の子。私は微笑ましいなと思いながら見ていたのですが、次にその女性から聞こえてきたのは、「そっか、じゃあ春から2人一緒に保育園へ行くのかな?」という言葉でした。 育休中ではないのに……上の子が年少クラスの年になる春、下の子は生後8カ月。育休を終え、仕事へ復帰するタイミングとしてはちょうど良いと考える人が多いのかもしれません。しかしこのとき私は育休中ではなく、無職の状態。夫が転勤のある仕事をしているため、私は結婚後すぐに退職していたのです。 夫以外に頼れる人が近くにいないこともあり、まだ新しく仕事をするつもりはなく、上の子は春から幼稚園へ入園する予定。少しずつ準備をしながら、下の子が幼稚園に入園するころ、仕事をしようと私は考えていました。 私は普通ではない? と不安に私は「上の子は幼稚園へ通う予定なんです」と言いたかったのですが、すぐに「次はこちらですよ」と案内され、結局何も言えないまま次の窓口へ。その女性とはもう話すことはありませんでした。 職員の女性はわが家の事情を知っているわけではないし、上の子へ話しかけるために何気なく言っただけだと思います。それでも、初めて会った人に「2人で保育園かな?」と言われたことに私は少しショックを受けました。出産後1年以内に働くのが普通で、私は普通ではないんだ、おかしいのかな、という考えも頭をよぎりました。 結婚しても働くことが当たり前の世の中になり、産休や育休をとることも当たり前と考える人も増えていると思います。しかし、仕事復帰のタイミングは人それぞれ。事情があって働きたくても働けない人もいます。私は自分の選んだ道を後悔していませんが、あのときの言葉は、数年たった今でもときどき思い出します。 著者:斉藤 ひかり7歳女児、4歳男児の母。転勤族。結婚前に音楽業界で働いていた経験を生かし、主に音楽・エンタメ・子育て関連の記事を執筆中。
2024年05月30日「夫婦喧嘩は子どもにストレスを与え、トラウマになってしまう可能性がある」というネットの記事を読み、私たちは娘の前で喧嘩をしないように気をつけていました。しかしある日、ささいなことがきっかけでお互いのイライラが大爆発。我慢ができず娘の前で激しく言い合ってしまい……? 気をつけていたのに… 私には2歳の娘がいます。夫と私は意見をはっきり言うタイプのため、結婚前にもたまに喧嘩をしていましたが、出産後は慣れない育児や睡眠不足、育児の方針の違いなどさまざまなことが重なり、お互いに言い合うことが一気に増えました。そんな中、私はネットで「赤ちゃんは言葉がわからなくても、夫婦喧嘩でストレスを感じる」という記事を見つけます。その後夫とも話し合い、娘の前では大声で喧嘩をしないように気をつけようと約束。 しかし、娘が2歳になったころ。夫も私も仕事が繁忙期でぐったりしていたある日の夜のことです。リビングに脱ぎ捨ててあった夫の靴下ですべって転倒してしまった私は、仕事の忙しさでイライラしていたこともあり、「いいかげんにしてよ!」と夫に大声で怒鳴ってしまいました。ソファで寝そべっていた夫も私の言い方にカチンときたのか、「娘の前で大きな声出すなよ!」と、私よりもさらに大きな声で怒鳴り返してきました。するとリビングでひとり遊びをしていた娘が、私と夫に笑顔で抱きついてきたのです。娘の様子を見て冷静になった私たちは、いったん喧嘩をやめることに。その日、娘は普段より夜泣きが多く、数時間おきに起きてきました……。 「私たちの激しい言い合いが影響しているのかも」と思った私。翌朝、私と娘とは別の部屋で寝ていた夫に、娘の夜泣きのことを伝えました。それから、「大きな声で喧嘩してしまって、娘も怖かっただろうね……」と2人で反省します。それから、「娘に抱きつかれたとき、正気に戻ったんだよね」と話す夫。私自身も娘の笑顔を見たときに冷静に戻れたことを思い出しました。そこで私は「どうしても気持ちが抑えられないときは、娘の笑顔を思い出そう」と提案。そして、起きてきた娘に「ごめんね」と謝り抱きしめました。 気をつけようと言っていたにも関わらず、娘の前で激しく喧嘩をしてしまった私と夫。喧嘩に発展しないよう、納得できなくてもお互いの話をしっかり最後まで聞き、価値観が違って当たり前という気持ちを持って接することが必要だと痛感しました。今回の出来事をきっかけに、再度夫婦のあり方を話し合い、育児の方針や家事の分担についても見直すことに。さらに夫の仕事の繁忙期には祖父母に家事を手伝ってもらうなど、対策も立てました。子どもの前ではできるだけ喧嘩しないよう、再度注意するきっかけとなった出来事です。 作画/ひのっしー著者:はますまなこ
2024年05月27日タレントの川崎希が26日に自身のアメブロを更新。英語で会話する6歳息子と3歳娘の様子を動画で公開した。この日、川崎は「英語で話す2人」というタイトルでブログを更新。「6才と3才のおはなし」と切り出し、娘について「凄くおはなしが出来るようになってきてカゲトラと話したり、たまに反発するのも言葉で言い返すようになってきたよ笑」と説明した。続けて「2人で英語で話してる時の動画」と子ども達が英語で会話している様子を動画で公開。「もちろん日本語で話すときもあってどの言葉で話すかは気分で変えてるっぽい」と述べ「動画に翻訳つけてみたよ」とつづった。また、息子が英語とスペイン語、中国語を勉強していることを明かし「日本語と英語は同じくらい スペイン語は単語とか短い文が話せるくらいで中国語は私がわからないからどこまで話せてるのかわからない」と説明。「本人は中東が好きだからアラビア語も話してみたいらしくてアラビア語どこかで勉強してみたいんだ」とつづった。最後に、息子が国に興味があることを明かし「エジプト、ペルー、メキシコ、サウジアラビアとかの国が特に気に入ってるみたい」と説明。「色んな国に行ってみてお友達出来たらいいな」とつづり、ブログを締めくくった。
2024年05月27日出産前は「育児は2人で頑張ろう」と言ってくれていた夫。しかし、出産後に育児が始まると、無職で時間があるはずなのにワンオペを強要してきて……!?ワンオペを強要する夫出産を終え退院した直後、夫は転職の間に期間があり1カ月間無職でした。それなら育児を手伝ってもらえるとホッとしていましたが、来る日も来る日も夫は夜の早い時間に寝て昼過ぎに起き、また夜早くに寝てを繰り返す日々。夜泣きの対応なども一切してくれません。 昼はどこかに出かけていて、24時間ずっと私が子どもをみていました。あまりにも寝不足になり、少しでもいいから代わってほしいとお願いすると、なんと「僕がおらんでもいけるやろ」と言われました。どこにいけるんでしょうか。全然いけません。夢の国に行きたいのに……。出産前に「子どもの面倒は2人で見ようね」と言うと「親やねんから当たり前やろ」と答えてくれていて、そのとき感動しただけにショックが大きかったです。 「あなたがいないとだめなの」と、支えてもらいたい風のか弱い妻っぽい雰囲気を出しましたがやっぱり面倒を見てくれなかったので、保健師さんや助産師さんの訪問をお願いしてなんとか今まで育てています。助産師さんがいなければ夜泣きのひどい時期は乗り越えられませんでした。とても感謝しています。夫には育児への協力は期待せず、外で稼いできてもらおうと決めました。 作画/森田家著者:鶴多こまち
2024年05月25日猫と暮らす飼い主の悩みとして挙げられる1つが、愛猫の『夜泣き』。飼い主に何かを要求しているためなど、考えられている原因はさまざまです。深夜に喋る猫とキレる人間とドン引きする猫猫の、ぽんたくんとアルフレッドくんとの日常を描き、Xに投稿している、漫画家の鴻池剛(@TsuyoshiWood)さん。鴻池さんも多くの飼い主と同じように、愛猫の『夜泣き』に悩まされる日があるようで…。アルフレッドくんのあまりのうるささに耐えきれず、自身も猫のように叫び始めた鴻池さん。そんな鴻池さんを見て、遊んでくれていると思ったのか、アルフレッドくんはご機嫌な様子です。そして、そんな『1人』と『1匹』をクッションの上から眺める、ぽんたくん…。「何してんの?」とでもいいたげな、ぽんたくんの表情が笑いを誘う漫画には、さまざまなコメントが寄せられました。・めっちゃ分かります!うちの愛猫たちは毎日これです。・この話で、しばらく思い出し笑いすると思う。・鴻池先生の顔が、過去一番すごいことになっている…!・オチが好きすぎる。笑いすぎて鼻水が出た。鴻池さんと愛猫の三者三様なリアクションを見ていると、つらい『夜泣き』が、ほほ笑ましい日常のように思えた読者も多くいたことでしょう。これからも仲良く、時には今回のように争いながら、読者を楽しませてほしいですね![文・構成/grape編集部]
2024年05月25日娘が1歳になったころ、夜の睡眠時間も長くなり、私たちも体がラクになったねと夫と喜んでいました。そんなある夜、聞いたことのないほど激しい、娘の泣き叫ぶ声が聞こえたのです!今までと違う娘の様子いつもは夜泣きで起きてしまっても、抱っこであやすと30分もかからずに寝てくれていた娘。その日もいつもと変わらない日常を終え、いつも通り就寝しました。 そして、深夜2時半ごろのこと。今まで聞いたことのない娘の「いぎゃぁぁぁー」と泣き叫ぶ声で、夫婦ともに飛び起きました。娘は目を閉じたままで涙を流しながら泣き叫んでおり、声をかけても抱っこをしても反応せず泣き続けています。 初めての状況にうろたえつつ、どこか痛いのかと思い娘の体を確認。すると左わき腹を押さえた際に、泣き声が増すように感じました。不安になった私は夫と相談し、急いで夜間診療がある病院へ向かうことに。 医師の診断は!?病院へ着くころには娘も少し落ち着いた様子。診察室に入ると、そこには眠そうな先生と看護師さんが。私が状況を説明すると、先生が娘の体を確認してくれ、「特に問題ないですね。おそらく、夜泣きですよ」と、驚きの診断名を口にしました。 「……えっと、いつもと全然泣き方が違うし、おなかも痛そうだったんです」と再度説明しましたが、先生は「本当におなかが痛かったら泣き止まないから」とひと言。 先生の予想外の言葉に、「もしかして、夜中に起こしてしまったから適当に診察されたのではないか……」と私は内心納得できないまま、病院をあとにしました。 本当だったんだ…病院から帰宅後、何事もなかったかのようにぐっすり眠る娘。翌朝、寝不足でフラフラしている夫に全力で突進していくいつもの娘の姿を見て、本当に夜泣きだったのだと実感。 夜中に診察してくれた医師の診断を疑って申し訳ない気持ちになりました。 幸いこれほどの夜泣きはこの1回限りでしたが、あのような夜泣きがずっと続くかもしれないと考えて、ぞっとしていたのを覚えています。本当に心底びっくりした夜の出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/キヨ著者:下川 美悠監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年05月22日赤ちゃん返りをしてしまった4歳の息子(※写真はイメージです)下の娘が産まれた時の話です。当時4歳の息子はひどく赤ちゃん返りしてしまい、誰かのサポートが必要でしたが、父親である自分は育休を取ることができず、有給休暇も頻繁に取れる状態ではありませんでした。だからといって産後の妻に長男のことまで任せるわけにはいかず、義理の母に毎日のように来てもらって、上の子のお世話や妻のフォローなどをしていただきました。義母のサポートは本当に頼りになり、とても助かりました。実はそれまで、息子が生まれてから義母がしょっちゅう顔を見にくることを、正直に言えば疎ましく思っていたこともあったのですが、そんな過去の自分を反省し、気持ちを改めました。幼稚園でも問題行動を起こしていたがさらに当時、息子が通っていた幼稚園でも、息子の赤ちゃん返りによる問題行動が頻発。ほかの園児と揉めるなど、しょっちゅうトラブルが起こしてしまっていたのですが、先生方は「下のお子さんが産まれたばかりの今は、仕方ないですから」と言って息子に優しく接してくださいました。そのうえ、ほかの親御さんとの関係も取り持っていただき、とても助かったのと同時に先生方の優しさに改めて感謝しました。下の子の夜泣きがひどい時期には……(※写真はイメージです)また、当時住んでいたのは賃貸マンションだったため、下の子の夜泣きで近隣の方々に迷惑をかけてしまいました。産まれてすぐ、上下左右のお宅に菓子折りを持って挨拶に回った際も温かい言葉をかけていただき、夜泣きがひどい時期も近所でお会いすると子どもたちを可愛がってくださいました。妻と一緒に「ご近所さんに恵まれてよかった」と、胸をなでおろしたことを覚えています。あのころは多くの人たちに何かと迷惑をかけてしまうことだらけでしたが、皆さんの優しさに救われました。本当に感謝しかありません。ありがとうございました。====================※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。エピソード募集中妊娠中、子育て中に誰かに助けてもらって感謝していることはありませんか。そんな「ありがとう」の気持ちを込めたエピソードを募集しています。あなたのすてきな体験談を教えてください。投稿フォームはこちら
2024年05月18日現在3歳のこっちゃんは、この3年間とにかく泣いてばかり。夜泣き、着替え、歯磨き、入浴、お出かけなど、日常のあらゆる場面で大泣きするため、ママは毎日泣きセンサーに怯える日々でした。育児を楽しいと思えず、同年齢の子どもと比較してしまう自分にも嫌気がさし、自信を喪失してしまいます。それでも、日々こっちゃんと向き合い、育児に奮闘し、その先にあったのは? お風呂を克服し、出来る遊びも増え成長を見せるこっちゃん。それだけでなく、泣き止まず困ったときは頼りっぱなしだった動画や幼児向け番組の視聴時間が激減し生活がリズムが整います。 食事も買い物もこれまでとは一変、グズることが一気に減りスムーズに過ごせるように。こっちゃんの成長に驚くあまりママが「あの3年間で一生分泣いたのかな?」と思うほどの激変を見せるのでした。最大の敵、夜泣きは……!? そして、最大の悩みであった夜泣きはというと、3歳になり徐々に回数も減りなき続けることもなく、よしよしするとまた眠りにつくようになったのです。そして3歳6カ月、長い夜泣き生活から解放されママは心からホッとするのでした。 急成長を遂げたこっちゃんを見て、これからも頼ってもらえる親でいたい、一緒に高めあっていける親子でいたいと思うのでした。 その後、穏やかな日々を送くるのかと思いきや、この後もかんしゃくに悩まされることに…。ママはこっちゃんのかんしゃくに立ち向かうのでした。 ◇◇◇ こっちゃんの壮絶なかんしゃく、夜泣きに真摯に向き合ったママは大変だっと思いますが本当にすごいことだと思います。そして、落ち着いたこっちゃんを見ることができてママだけでなく、みなさんも安心したのではないでしょうか?ここまで頑張ったママにエールを送ります!そして、まだまだ続くかんしゃくに負けず、穏やかな日々を過ごせるよう健闘を祈ります。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター はちこ
2024年05月17日主人公の外面すみれ(30歳)は娘・ほの香(0歳)を出産し育休中。昇進のため仕事に専念したい夫・良し男は、家事育児を妻に任せきり。なのに会社ではイクメンとして振る舞い、後輩女性・ふり子と親しい様子。ある日「育児なんて楽勝」という良し男に、すみれは具体的に育児の指示を始めると良し男は疲弊していき…。「て、天使だ…!!!」 職場でふり子のかわいらしさに触れ、トキメキを隠せない良し男。なんとしても会う時間を作ろうと、その日の夜、すみれに花束を渡してある提案をします。すみれは突然の行動にびっくり。 育児はやるけど夜泣きの対応はお願いしたい、でも協力し合おう、という話を聞き、数日前の話し合いがムダではなかったとホッとします。しかし良し男は違うことを考えていて…。 「夜泣き回避!」じつは、ふり子との時間を作るための提案で いつも急いでお風呂に入るすみれさんに長風呂を勧める良し男さん。家事育児を頑張るすみれさんを気遣ってのことかと思いきや、ふり子さんと連絡を取り合う時間が欲しかっただけのよう。ふり子さんのかわいらしい言動に浮かれ、ご機嫌の様子。 みなさんは、仕事で帰りが遅くなるというパートナーの言葉はどのくらい信用できますか?もしウソだとわかった場合、どんなふうに問い詰めますか。 著者:マンガ家・イラストレーター 岡田ももえ
2024年05月16日主人公の外面すみれ(30歳)は娘・ほの香(0歳)を出産し育休中。昇進のため仕事に専念したい夫・良し男は、家事育児を妻に任せきり。なのに会社ではイクメンとして振る舞い、後輩女性・ふり子と親しい様子。ある日良し男の昼寝中に娘がギャン泣きし、病院から帰ったすみれは激怒。家事育児について話し合うと修羅場に発展し…。「俺、すみれが寝ている間オムツ替えたりミルクあげたりしたよ?」 「育児が大変ってちょっと大げさ」と言った良し男に対し、自分の行動を変えることにしたすみれ。ご飯作るから娘を見ていて、終わったら食器洗って、お風呂入れてあげて、と次々にやることを指示。 休日なのに休めなかった…と良し男は寝落ちしますが、夜泣きで起こされ朝を迎えます。娘が寝たので自分も休もうすると今度は別の家事を指示され…。 「今日の育児、終わったわけじゃないからね」すみれに釘を刺され 育児に参戦し疲れが溜まる良し男さん。娘の夜泣きに焦りますが、すみれさんが対応してくれてホッとします。疲労困憊のまま出勤すると、後輩のふり子さんと遭遇。歩きながら話せる状況ですが、ふり子さんはわざわざメッセージを送ります。 ゆっくり眠れないと出勤するのもキツいですが、良し男さんには夫婦で分担し合って育児をしてほしいものですね。みなさんの家庭ではどう分担していますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 岡田ももえ
2024年05月14日現在3歳のこっちゃんは、この3年間とにかく泣いてばかり。夜泣き、着替え、歯磨き、入浴、お出かけなど、日常のあらゆる場面で大泣きするため、ママは毎日泣きセンサーに怯える日々でした。育児を楽しいと思えず、同年齢の子どもと比較してしまう自分にも嫌気がさし、自信を喪失してしまいます。それでも、日々こっちゃんと向き合い、育児に奮闘し、その先にあったのは?水が大嫌いなこっちゃんが、楽しくお風呂に入る様子を見て感動するママ。お風呂に浮かんだり、顔をつけたりと人が変わったかのようにお風呂を楽しむのでした。 そして、かんしゃくも驚くほど激減!朝からご機嫌で、感情のコントロールができるようになり機嫌の良い時間が増えていったのでした。そして、心の変化だけでなく見た目もスッキリしお姉さんらしくなりママは憑き物でも落ちたのかと思うほどの激変を感じるのでした一生分泣いたのかな? こっちゃんの変化はまだあり、動画と幼児向けテレビ番組が大好なこっちゃん。泣き止まず困ったときは頼りっぱなしだったのですが、視聴時間が激減し生活がリズムが整います。 他にも、長時間公園遊びができるようになり、歯磨きも就寝も泣かなくなりスムーズに1日を過ごせるようになります。遊びはというと、繊細で手が汚れることを嫌っていたこっちゃんですが、砂遊びも粘土もできるように。 食事も買い物もこれまでとは一変、出来ることが一気に増えるのでした。こっちゃんの成長に驚くあまり「あの3年間で一生分泣いたのかな?」とママが思うほどの激変を見せるのでした。 ◇◇◇ これまでの激しいイヤイヤやかんしゃくが嘘のように激減し生活ががらりと変わったこっちゃんとママ。今イヤイヤ期やかんしゃくに悩むママの希望になるのではないでしょうか? 成長とともに落ち着きを見せたこっちゃんのように、時間が解決してくれるのかもしれません。泣きじゃくるわが子をなだめるのは本当に大変なことですが、これも成長過程だと思い成長を見届けたいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター はちこ
2024年05月05日今回は、人気のマンガをクイズ形式で紹介します!マンガのストーリーがどんな結末になるか考えてみてくださいね。イラスト:Yukko夫の発言に我慢の限界を感じる妻主人公は毎日家事と育児に追われていました。さらに息子が夜泣きをすると…。息子が夜泣きをすると出典:愛カツ助けてもらうことも難しく出典:愛カツここでクイズなぜ夫は疲れているのでしょうか?ヒント!帰宅した夫はご飯も食べないで寝てしまう状態でした。[nextpage title="^0[0W0_Y+0o"]帰宅した夫は出典:愛カツ正解は…正解は「仕事が忙しかったから」でした。「うるさい!早く寝かしつけてよ!」と息子の夜泣きに大激怒する夫。夫の大変さも理解できるものの、主人公も限界を感じていました。さらに息子のオムツ替えをしてからご飯を作ろうとしていると…。「まじでさぁ…早くしてくれよ!」と要求してきたのです。手が離せない状況でも文句を言う夫に、言葉を失う主人公なのでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2024年04月29日上の子が生後半年、実家から出て数カ月。 知らない土地で初めての育児をすることが不安でした。まさかの事態に!子どもの夜泣きがとても酷く困っていたとき、実母が外に出てあやしていたと聞いたことがありました。その話を思い出し、私も試してみようと夜に家の裏にあった公園へ行きブランコに乗り子どもをあやしていました。 すると警察官3名ほどが来て声をかけられました。 「あ、ごめんなさい。家出少女かと思いました、お子さんあやしてたんですね!」と言うのです。警察官の方々は少し焦った様子で、遠目で見て勘違いし話しかけてしまったようです。 ◇ ◇ ◇ 翌朝、夫に警察官とのやりとりを話すと、「家出少女って…」とクスクス笑われました。 それなら、たまには夜泣きの対応変わってよ!と内心腹立たしかったです。 作画/犬野ぽよ彦著者:井上なち20代、7歳の息子と妊娠3カ月月のプレママ。介護職
2024年04月19日今回は、人気のマンガをクイズ形式で紹介します!マンガのストーリーがどんな結末になるか考えてみてくださいね。イラスト:Yukko育児をしない夫子どもが生まれたばかりの主人公。夫は仕事が忙しく、育児をしてくれません。出典:愛カツ息子の夜泣きで…出典:愛カツ仕事で疲れている夫は、夜泣きをする子どもに「うるさい!」と怒鳴ります。主人公は誰にも頼ることができず、疲れ果てていました。ここでクイズ休日の夫はどのような様子でしょうか?ヒント!夫は休日も同じような様子でした。冷たい一言出典:愛カツ正解は…正解は「自分の睡眠や食事を優先」でした。夜もろくに眠れず、昼間は育児で手一杯な主人公。そんな主人公を見ても、夫は自分のことばかり優先します。そして休日になっても、夫の態度は変わらず「メシまだ?」と食事を要求してきて…。オムツをかえていた主人公が「ちょっと待って…」と言うと、夫は「まじでさあ…早くしてくれよ!」と衝撃の要求をしてきたのです。夫の身勝手な態度に「この状況を見て…そんなこと言える?」と言葉を失い、限界を感じる主人公なのでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2024年04月16日当時3歳の次女は食が細く、好き嫌いが多い子です。特に野菜が苦手で調理法や味付けなどいろいろと工夫をしてみるのですが、すすんで食べてくれるのはトマトぐらい。栄養面を考えてももっといろいろ食べてほしいのですが、うまくいかない日々。ある日、いつも以上に食べてくれない次女にイライラして私は爆発してしまいました。しかし、それには理由があったのです……。私は、娘にごめんねという気持ちでいっぱいになりました。いつも以上に野菜を食べない食が細く、好き嫌いが多い次女とのごはんはいつも少し憂うつ。自分が口うるさくなってしまうからです。そんな中、次女がいつも以上にごはんを食べない日が3日ほど続きました。いつもは食べるトマトも嫌がって食べず……。 「元気いっぱいになるようにちゃんと食べようね」「ごはん食べないと遊ぶ力が出ないよ」と声かけしても、「もういらない」「欲しくない」と口を開けようとしません。そんな姿を見て私は爆発。「もう! なんでちゃんとごはんを食べないの? 食べないとおやつも他に好きな物もあげないからね」と強い口調で言い、にらみつけてしまいました。 実は食べられない理由があった!?怒ったその夜に仕上げ磨きをしていたとき、口の中を見てみると唇と歯茎の間に口内炎ができているのを発見。ちょうど唇と歯茎の境目にできていたので、それまではずっと見えず、大きく白っぽくなったその日に気がついたのです。 私はようやく、ここ数日娘がいつも以上に食べず、トマトですら嫌がった理由がわかったのです。トマトはしみるよね……。食べない理由を言ってくれればよかったのにと思いましたが、幼い娘にはまだ何がどうなっていて、どう伝えたらよいかがわからなかったのかもしれません。それか、私があまりにもイライラしているから言い出せなかったのかなと思いました。 怒ってしまってごめんねその夜、一緒に寝るときに「◯◯ちゃん、お口が痛くてごはんが食べられなかったんだね。お母さん食べなさいって怒っちゃってごめんね」と謝りました。次女は「いいよ。でもお母さん怖かった」と言っていました。 次女の様子をもっとちゃんと観察してあげて、食べない理由をやさしく聞いてみればよかったです。そうすれば怒ることもなかったし、病院にも早く連れて行って、早く治すこともできたのかもしれない、と反省しました。 私はたくさん食べてほしいという思いが強すぎるあまりに必死になりすぎ、イライラが伝わってしまっていたのかもしれません。次女は病気もせず、体も大きいほうです。いつものごはんの量は次女にとって適量なのかも。今後はもっと娘の様子をきちんと観察し、楽しく食事をさせてあげられるようにしていきたいです。 著者:小川恵子8歳と5歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月16日